JP2018001971A - 空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】騒音を減衰させつつ、体格の大型化を抑制するようにした送風機40を提供する。【解決手段】室内空調ユニット1は、空気を流通させる空気流路10aを形成する空調ケース10を備える。送風機40は、空調ケース10内に配置され、かつ軸線を中心として回転する羽根車41と、羽根車41を収納し、かつ軸線方向の一方側に開口する空気吸入口44を形成するブロアケース43とを有する。羽根車41が回転することにより、空気流路10a内から空気吸入口44を通して空気を吸い込んで吹き出す。導入壁50は、空調ケース10内のうちブロアケース43に対して空気流れ方向上流側に配置されて、貫通穴52を形成する壁である。ブロアケース43および壁50の間には、空気流路10aから貫通穴52を通して伝わる騒音を減衰させる消音室80が形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、空調装置に関するものである。
従来、空調装置用の送風機では、外気または内気を取り入れる吸入箱と、ブロアケースと、ブロアケース内に収納されて回転によって吸入箱内から空気を吸入して空気を吹き出す遠心多翼ファンとを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
この送風機において、吸入箱内には、ブロアケース内に連通して、かつ遠心多翼ファンを起因とする騒音を共鳴によって減衰させる消音室が設けられている。
上記送風機では、吸入箱内に消音室が設けられているため、遠心多翼ファンを起因とする騒音を減衰させることができるものの、ブロアケース、ひいては空調装置の体格の大型化を招く恐れがある。
本発明は上記点に鑑みて、騒音を減衰させつつ、体格の大型化を抑制するようにした空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、空気を流通させる空気流路(10a、10A、10B)を形成する空調ケース(10)と、
空調ケース内に配置され、かつ軸線を中心として回転する羽根車(41、41a、41b)と、羽根車を収納し、かつ軸線方向の一方側に開口する空気吸入口(44、44a、44b)を形成するブロアケース(43)とを有し、羽根車が回転することにより、空気流路内から空気吸入口を通して空気を吸い込んで吹き出す送風機(40)と、
空調ケース内のうちブロアケースに対して空気流れ方向上流側に配置されて、貫通穴(51、51a、51b)を形成する壁であって、空気流路から貫通穴を通して伝わる騒音を減衰させる消音室(80、80a、80b)をブロアケースとの間に形成する壁(50、50a、50b)と、を備える。
空調ケース内に配置され、かつ軸線を中心として回転する羽根車(41、41a、41b)と、羽根車を収納し、かつ軸線方向の一方側に開口する空気吸入口(44、44a、44b)を形成するブロアケース(43)とを有し、羽根車が回転することにより、空気流路内から空気吸入口を通して空気を吸い込んで吹き出す送風機(40)と、
空調ケース内のうちブロアケースに対して空気流れ方向上流側に配置されて、貫通穴(51、51a、51b)を形成する壁であって、空気流路から貫通穴を通して伝わる騒音を減衰させる消音室(80、80a、80b)をブロアケースとの間に形成する壁(50、50a、50b)と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、送風機に対して空気流れ上流側に形成されるデットスペースに消音室が形成されることになる。したがって、騒音を減衰させつつ、体格の大型化を抑制するようにした空調装置を提供することができる。
但し、デットスペースとは、送風機が起因して円滑な空気の流れが阻害されるため、空調ケース内の空気状態の調整する機器を配置していない領域であって、空調ケース内の空気状態の調整する上で有効活用されていない領域のことである。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に第1実施形態に係る車両空調装置の室内空調ユニット1の概略図を示す。
図1に第1実施形態に係る車両空調装置の室内空調ユニット1の概略図を示す。
本実施形態の室内空調ユニット1は、車室内最前部の計器盤(インストルメントパネル)内側部等に配設される。室内空調ユニット1は、樹脂製の空調ケース10を有し、この空調ケース10は、車室内へ向かって空気が送風される空気流路10aを構成する。
空調ケース10の空気流路10aの最上流部には、内外気切替箱20が配置されている。内外気切替箱20は、外気切替ドア23a、23bが内気導入口21と外気導入口22a、22bとのうち少なくとも一方を開けるようになっている。この内外気切替ドア23は、操作者の操作やサーボモータによって駆動される。
空調ケース10のうち内外気切替箱20の空気流れ下流側には、内気導入口21と外気導入口22a、22bとのうち少なくとも一方から導入される送風空気を冷却する第1用熱交換器をなす蒸発器30が配置されている。
この蒸発器30は、冷凍サイクル装置を構成する要素の一つであり、低温低圧の冷媒が送風空気から吸熱して蒸発することにより送風空気を冷却する。なお、冷凍サイクル装置は周知のものであり、コンプレッサの吐出側から、凝縮器、受液器および膨張弁を介して蒸発器に冷媒が循環するように構成されている。冷媒は、冷凍サイクル装置において熱を移動させる熱媒体である。
一方、室内空調ユニット1において、蒸発器30の空気流れ方向下流側には、空調ケース10内を流れる空気を加熱する第2の熱交換器としてのヒータユニット31を配置している。このヒータユニット31は車両エンジンの冷却水(すなわち、温水)を熱源として、蒸発器30を通過した空気(冷風)を加熱する加熱用熱交換器である。冷却水は、車両エンジンとヒータユニット31との間で熱を移動させる熱媒体である。
ヒータユニット31の上側には、バイパス通路32aが形成され、ヒータユニット31の下側には、バイパス通路32bが形成されている。バイパス通路32a、32bは、蒸発器30を通過した空気をヒータユニット31をバイパスして送風機40に流す。
ヒータユニット31の空気流れ方向下流側には、エアミックスドア33a、33bが配置されている。エアミックスドア33a、33bは、ヒータユニット31を通過する空気量とバイパス通路32a、32bを通過する空気量との比率を調整する。
具体的には、エアミックスドア33aは、ヒータユニット31のうち上側を通過する空気量とバイパス通路32aを通過する空気量との比率を調整する。エアミックスドア33bは、ヒータユニット31のうち下側を通過する空気量とバイパス通路32bを通過する空気量との比率を調整する。これにより、エアミックスドア33a、33bの変位によって車室内に吹き出す空気の温度が調整されるようになっている。なお、エアミックスドア33a、33bは、操作者の操作やサーボモータによって駆動される。
送風機40は、遠心式の羽根車41を電動モータ42により駆動する遠心式送風機である。送風機40は、空調ケース10の底面11から空調ケース10の内側に突出するように配置されている。底面11は、空調ケース10の内面のうち羽根車41に対して軸線方向他方側(すなわち、天地方向下側)に位置する領域(すなわち、他方側内面部)である。
具体的には、送風機40は、羽根車41、電動モータ42以外に、ブロアケース43を備える。羽根車41は、ブロアケース43に収納されている。本実施形態の羽根車41は、その軸線方向が天地方向に一致するように配置されている。羽根車41は、回転によってその軸線方向一方側から空気を吸い込んで径方向外側に吹き出すシロッコファンである。
ブロアケース43は、空調ケース10内に配置されている。ブロアケース43は、軸線方向一方側(すなわち、天地方向上側)に開口する空気吸込口44を有している。ブロアケース43は、羽根車41から吹き出される空気を集めて空気吹出口45から吹き出す。空気吹出口45には、車室内へ向かって空気を送風するダクト70が接続されている。ブロアケース43に対して天地方向下側には、電動モータ42が配置されている。
本実施形態の電動モータ42は、その大半が空調ケース10のうちブロアケース43と底部11との間に配置されている。電動モータ42のうち下側が空調ケース10の外側に突出している。
本実施形態の空調ケース10のうちブロアケース43の空気流れ上流側には、導入壁50が配置されている。
導入壁50は、ブロアケース43の空気吸込口44と空調ケース10の底部11との間に亘って設けられている。導入壁50は、図2に示すように、空調ケース10の側壁12、13の間に亘って設けられている。導入壁50のうち空気流れ上流側には、案内面52が形成されている。案内面52は、空気流路10a内の空気を空気吸入口44に案内する。
具体的には、案内面52のうち底面11側(すなわち、天地方向下側)よりも案内面52のうち空気吸入口44側(すなわち、天地方向下側)が空気流れ方向下流側に位置するように案内面52(すなわち、導入壁50)が形成されている。
側壁12、13は、空調ケース10において、底部11とともに空気流路10aを構成するものである。側壁12、13は、底部11に交差し、かつ空気流れ方向Kaに沿うように形成されている。
空気流れ方向Kaは、内気導入口21、外気導入口22a、22bからブロアケース43の空気吸込口44に流れる複数の空気流のうち最も風量の多い主流のことである。
ブロアケース43と空調ケース10の底部11との間には、遮蔽壁60が設けられている。遮蔽壁60は、電動モータ42側と導入壁50側との間を仕切るものである。すなわち、遮蔽壁60は、空調ケース10の底部11との間において、電動モータ42と導入壁50との間を塞ぐ壁である。
本実施形態では、ブロアケース43、空調ケース10の底部11、遮蔽壁60、導入壁50、右後壁61a、および左後壁61bの間には、消音室80が形成されている。
消音室80は、空気流路10aから貫通穴51を通して伝搬される騒音・振動を共鳴によって減衰させる周知の共鳴型の消音室である。消音室80は、消音室80内の空気の共鳴振動と、貫通穴51を通して消音室80内に伝搬される騒音とが打ち消しあって消音される。
右後壁61aは、底面11aに対して天地方向下側で、かつ導入壁50に対して空気流れ方向下流側に配置されている。右後壁61aは、ブロアケース43と側壁13との間に配置されて、車両幅方向(図2中紙面上下方向)および天地方向のそれぞれに拡がるように形成されている。
左後壁61bは、底面11aに対して天地方向下側で、かつ導入壁50に対して空気流れ方向下流側に配置されている。左後壁61bは、ブロアケース43と側壁13との間に配置されて、車両幅方向(図2中紙面上下方向)および天地方向のそれぞれに拡がるように形成されている。
このことにより、消音室80は、側壁12、13の間に亘って形成されている。すなわち、消音室80は、車両幅方向に亘って形成されていることになる。
底面11aは、空調ケース10のうち送風機40を除いた領域において導入壁50に対して空気流れ方向下流側に位置する底面である。底面11aは、底面11よりも天地方向上側に位置するものであって、導入壁50のうち空気流れ方向下流側と同一高さになっている。
本実施形態の消音室80は、消音室80の容積をV、空気流路10aのうち空気流れ方向に直交する断面の面積をS、消音室80と空気流路10aの間の貫通穴52の個数をn、貫通穴52の断面積をS0、貫通穴52の長さをt、音速をc、低減対象とする騒音の周波数をf0とすると、以下の数1、数2の式の関係を満足する形状である。
なお、消音室80の通過損失TLが数3の式で表すことができる。
次に、本実施形態の室内空調ユニット1の作動について説明する。
まず、電動モータ42が羽根車41を回転させる。これに伴い、羽根車41がブロアケース43の空気吸込口44を通して空気流路10aから吸い込んで吹き出す。これにより、内気導入口21、外気導入口22a、22bからブロアケース43の空気吸込口44に流れる空気流が発生する。
これに伴い、内気導入口21、或いは外気導入口22a、22bを導入された空気は、蒸発器30に流れる。この際に、空気は、蒸発器30内の冷媒によって冷却される。
このように蒸発器30によって冷却された冷風のうち一部は、ヒータユニット31を通過する。このため、ヒータユニット31内の温水によって空気が加熱されるため、ヒータユニット31から温風が吹き出される。蒸発器30によって冷却された冷風のうちヒータユニット31に流れる空気以外の残りの冷風は、バイパス通路32a、32bに流れる。
このとき、エアミックスドア33a、33bが、ヒータユニット31を通過する空気量とバイパス通路32a、32bを通過する空気量との比率を調整することにより、送風機50から車室内に吹き出される空気温度が調整されることになる。
一方、バイパス通路32a、32bを通過した冷風とヒータユニット31から吹き出される温風とがブロアケース43の空気吸込口44に流れる。このため、羽根車41が空気吸込口44から吸い込んだ空気を径方向外側に吹き出さす。この吹き出された空気はブロアケース43によって集められて、空気吹出口45、およびダクト70を通して車室内に吹き出される。
このとき、空気が蒸発器30やヒータユニット31を通過した際に風切り音が発生する。蒸発器30やヒータユニット31から発生した音とは騒音の原因になる。
一方、電動モータ42が羽根車41を回転させる際には、電動モータ42から騒音が発生する。
このように蒸発器30、ヒータユニット31、電動モータ42等から発生した騒音は、空気流路10aから導入壁50の貫通穴51を通して消音室80に伝搬すると、この伝搬された騒音は、消音室80内にて、共鳴によって減衰される。
以上説明した本実施形態では、室内空調ユニット1は、空気を流通させる空気流路10aを形成する空調ケース10を備える。送風機40は、空調ケース10内に配置され、かつ軸線を中心として回転する羽根車41と、羽根車41を収納し、かつ軸線方向の一方側に開口する空気吸入口44を形成するブロアケース43とを有する。羽根車41が回転することにより、空気流路10a内から空気吸入口44を通して空気を吸い込んで吹き出す。導入壁50は、空調ケース10内のうちブロアケース43に対して空気流れ方向上流側に配置されて、貫通穴52を形成する壁である。ブロアケース43および壁50の間には、空気流路10aから貫通穴52を通して伝わる騒音を減衰させる消音室80が形成されている。
以上により、送風機40に対して空気流れ上流側に形成されるデットスペースに、騒音を減衰させる消音室80が形成されることになる。したがって、騒音を減衰させつつ、体格の大型化を抑制するようにした送風機40を提供することができる。
ここで、デットスペースとは、送風機40が起因して円滑な空気流れが阻害されるため、空調ケース10内の空気状態の調整する上で有効活用されていない領域のことである。具体的には、デットスペースとは、送風機40が起因して円滑な空気流れが阻害されるため、空調ケース10内の空気状態の調整するための蒸発器30、ヒータユニット31、エアミックスドア33a、33b等を配置していない領域のことである。
本実施形態では、導入壁50のうち空気流れ上流側には、空気流路10a内の空気を空気吸入口44に案内する案内面52が形成されている。このため、導入壁50が送風機40に対して空気流れ上流側に配置されても、空気流路10a内の空気を空気吸入口44に良好に流すことができる。
本実施形態では、消音室80は、側壁12、13の間に亘って形成されている。このため、空調ケース10内の騒音を減衰させる減衰量を増やすことができる。
本実施形態では、底面11aは、空調ケース10内において、導入壁50のうち空気流れ方向下流側(図中右側)と同一高さになっている。このため、ヒータユニット31やバイパス通路32a、32bを通過した後に導入壁50に沿って底面11aに流れた空気をブロアケース43の空気吸込口44に容易に導くことができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、ヒータユニット31に対して空気流れ方向下流側に送風機40および消音室80が配置された例について説明したが、これに代えて、蒸発器30およびヒータユニット31の間に送風機40および消音室80を配置した第2実施形態について説明する。
上記第1実施形態では、ヒータユニット31に対して空気流れ方向下流側に送風機40および消音室80が配置された例について説明したが、これに代えて、蒸発器30およびヒータユニット31の間に送風機40および消音室80を配置した第2実施形態について説明する。
図3に本実施形態の室内空調ユニット1の構成を示す。図3において、図1、図2と同一符号は同一のものを示し、その説明を省略する。
本実施形態の室内空調ユニット1では、蒸発器30およびヒータユニット31の間に送風機40および導入壁50が配置されている。このため、送風機40および消音室80が蒸発器30とヒータユニット31との間に配置されている。
さらに、空調ケース10のうち送風機40とヒータユニット31との間には、送風機40とヒータユニット31との間を仕切る仕切り壁46が設けられている。仕切り壁46は、
ブロアケース43と空調ケース10とを接続する壁である。仕切り壁46は、ブロアケース43とともに、空気吹出口45を形成する。
ブロアケース43と空調ケース10とを接続する壁である。仕切り壁46は、ブロアケース43とともに、空気吹出口45を形成する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に、送風機40に対して空気流れ上流側に形成されるデットスペースに、騒音を減衰させる消音室80が形成されることになる。したがって、騒音を減衰させつつ、体格の大型化を抑制するようにした送風機40を提供することができる。
本実施形態では、送風機40および消音室80が蒸発器30とヒータユニット31との間に配置されている。このため、送風機40等から発生した騒音のうち消音室80で消音されなかった騒音が内気導入口21を通して車室内に伝搬することが蒸発器30によって遮られる。一方、送風機40等から発生した騒音のうち消音室80で消音されなかった騒音がダクト70を通して車室内に伝搬することがヒータユニット31によって遮られる。これにより、送風機40等から発生した騒音が車室内に伝搬することをより一層妨げることができる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、ブロアケース43内に1つの羽根車41を配置した例について説明したが、これに代えて、ブロアケース43内に2つの羽根車を配置した本第3実施形態について説明する。
上記第1実施形態では、ブロアケース43内に1つの羽根車41を配置した例について説明したが、これに代えて、ブロアケース43内に2つの羽根車を配置した本第3実施形態について説明する。
図4に本実施形態の室内空調ユニット1の構成を示す。図4において、図1、図2と同一符号は同一のものを示し、その説明を省略する。
本実施形態の室内空調ユニット1では、ブロアケース43内に羽根車41a、41bを収納してなる送風機40が採用されている。本実施形態の送風機40では、羽根車41a、41bは、軸線方向に並べられている。羽根車41aが羽根車41bに対して軸線方向一方側(すなわち、天地方向上側)に配置されている。
羽根車41aは、その回転によって、矢印Kaの如く、軸線方向一方側から空気吸込口44aを通して吸い込んで径方向外側に吹き出す。空気吸込口44aは、ブロアケース43のうち軸線方向一方側に開口されている第1空気吸込口である。
羽根車41bは、その回転によって、矢印Kbの如く、軸線方向他方側から空気吸込口44bを通して吸い込んで径方向外側に吹き出す。空気吸込口44bは、ブロアケース43のうち軸線方向他方側に開口されている第2空気吸込口である。
本実施形態のブロアケース43には、羽根車41aを収納する上側領域43aと羽根車41bを収納する下側領域43bとを分割する分割壁43cが設けられている。ブロアケース43の上側領域43aは、羽根車41aから吹き出される空気を集めて空気吹出口45aから吹き出す。空気吹出口45aは、羽根車41から吹き出される空気をダクト70内の通風路71aに導く。
ブロアケース43の下側領域43bは、羽根車41bから吹き出される空気を集めて空気吹出口45bから吹き出す。空気吹出口45bは、羽根車41aから吹き出される空気をダクト70内の通風路71bに導く。
通風路71a、71bは、車室内に連通している。ダクト70内には、通風路71a、71bを分割する分割壁71が設けられている。
本実施形態の室内空調ユニット1では、消音室80に代えて消音室80a、80bが設けられている。
消音室80aは、ブロアケース43、仕切壁90、導入壁50A、側壁12、13(図5中省略)、右後壁(図示省略)、および左後壁(図示省略)の間に形成されている。消音室80bは、ブロアケース43、仕切壁90、導入壁50B、右後壁(図示省略)、および左後壁(図示省略)の間に形成されている。消音室80aは、消音室80bに対して軸線方向一方側に配置されている。
導入壁50A、50Bは、それぞれ、ブロアケース43に対して空気流れ上流側に配置されている。導入壁50Aは、仕切壁90に対して軸線方向一方側に配置されている。導入壁50Bは、仕切壁90に対して軸線方向他方側に配置されている。
導入壁50Aは、仕切壁90および空気吸入口44aの間に設けられて空気流路10a内の空気を空気吸入口44aに案内する案内面52aを有する。導入壁50Bは、仕切壁90および空気吸入口44bの間に設けられて空気流路10a内の空気を空気吸入口44bに案内する案内面52bを有する。
ここで、案内面52aのうち仕切壁90側よりも案内面52aのうち空気吸入口44a側が空気流れ方向下流側に位置するように案内面52aが形成されている。このことにより、案内面52aが空気流路10a内の空気を空気吸入口44aに案内することになる。
案内面52bのうち仕切壁90側よりも案内面52bのうち空気吸入口44b側が空気流れ方向下流側に位置するように案内面52bが形成されている。このことにより、案内面52bが空気流路10a内の空気を空気吸入口44bに案内することになる。
右後壁は、図2中の右後壁61aに代わる壁であって、導入壁50A、50Bに対して空気流れ方向下流側に配置されている。右後壁は、ブロアケース43と側壁13との間に配置されて、車両幅方向(図2中紙面上下方向)および天地方向のそれぞれに拡がるように形成されている。
左後壁は、図2中の左後壁61bに代わる壁であって、導入壁50A、50Bに対して空気流れ方向下流側に配置されている。左後壁は、ブロアケース43と側壁13との間に配置されて、車両幅方向(図2中紙面上下方向)および天地方向のそれぞれに拡がるように形成されている。
このことにより、消音室80a、80bは、図1、図2の消音室80と同様に、側壁12、13の間に亘って形成されている。
以上説明した本実施形態では、室内空調ユニット1は、導入壁50Aは、空調ケース10内のうちブロアケース43に対して空気流れ方向上流側に配置されて、貫通穴52aを形成する壁である。ブロアケース43、仕切壁90、および壁50Aの間には、空気流路10aから貫通穴52aを通して伝わる騒音を減衰させる消音室80aが形成されている。
導入壁50Bは、空調ケース10内のうちブロアケース43に対して空気流れ方向上流側に配置されて、貫通穴52bを形成する壁である。ブロアケース43、仕切壁90、および壁50Bの間には、空気流路10aから貫通穴52bを通して伝わる騒音を減衰させる消音室80aが形成されている。
以上により、送風機40に対して空気流れ上流側に形成されるデットスペースに、騒音を減衰させる消音室80a、80bが形成されることになる。したがって、騒音を減衰させつつ、体格の大型化を抑制するようにした送風機40を提供することができる。
本実施形態では、空調ケース10内のうち導入壁50Aのうち空気流れ上流側には、空気流路10a内の空気を空気吸入口44に案内する案内面52aが形成されている。このため、空気流路10a内の空気を空気吸入口44aに良好に流すことができる。
空調ケース10内のうち導入壁50Bのうち空気流れ上流側には、空気流路10a内の空気を空気吸入口44に案内する案内面52bが形成されている。このため、空気流路10a内の空気を空気吸入口44bに良好に流すことができる。
(第4実施形態)
本第4実施形態では、上記第3実施形態の室内空調ユニット1において、仕切壁91が追加された例について説明する。
本第4実施形態では、上記第3実施形態の室内空調ユニット1において、仕切壁91が追加された例について説明する。
図5に本実施形態の室内空調ユニット1の構成を示す。図5において、図4と同一符号は同一のものを示し、その説明を省略する。
本実施形態の室内空調ユニット1では、仕切壁91が空調ケース10内に配置されている。仕切壁91は、空調ケース10のうち天地方向上側の空気流路10Aと天地方向下側の空気流路10Bとに分離する。
空気流路10Aは、内気導入口21、外気導入口22a、22bからブロアケース43の空気吸込口44aに空気を流通させる第1空気流路である。空気流路10Bは、内気導入口21、外気導入口22a、22bからブロアケース43の空気吸込口44bに空気を流通させる第2空気流路である。消音室80aは、貫通穴52aを通して空気流路10Aに開口されている。消音室80bは、貫通穴52bを通して空気流路10Bに開口されている。
蒸発器30は、空気流路10A、10Bを跨ぐように配置されている。蒸発器30のうち天地方向上側の熱交換部は、空気流路10A内の空気流と低温低圧の冷媒と熱交換させて冷媒によって空気流を冷却する。蒸発器30のうち天地方向下側の熱交換部は、空気流路10B内の空気流と低温低圧の冷媒と熱交換させて冷媒によって空気流を冷却する。
ヒータユニット31は、空気流路10A、10Bを跨ぐように配置されている。ヒータユニット31のうち天地方向上側の熱交換部は、空気流路10A内の空気流と車両エンジンの冷却水と熱交換させて車両エンジンの冷却水によって空気流を加熱する。ヒータユニット31のうち天地方向下側の熱交換部は、空気流路10B内の空気流と車両エンジンの冷却水と熱交換させて車両エンジンの冷却水によって空気流を加熱する。
以上説明した本実施形態では、室内空調ユニット1において、空調ケース10内のうちブロアケース43に対して空気流れ方向上流側には、消音室80a、80bが形成されている。消音室80aは、空気流路10Aに対応し、消音室80bは、空気流路10Bに対応する。消音室80aは、空気流路10Aから伝搬した騒音を減衰させることができる。消音室80bは、空気流路10Bから伝搬した騒音を減衰させることができる。したがって、空気流路10A、10Bに伝搬する騒音に応じて消音室80a、80bを独立して調整することができる。このため、騒音を良好に減衰させることができる。
(第5実施形態)
上記第1〜4実施形態では、空調ケース10のうち送風機40を除いた領域において導入壁50に対して空気流れ方向下流側の底面11aを底面11よりも天地方向上側に配置した例について説明したが、これに限らず、図6に示すように、空調ケース10のうち送風機40を除いた領域において導入壁50に対して空気流れ方向下流側の底面11aを底面11と同一高さにしてもよい。
上記第1〜4実施形態では、空調ケース10のうち送風機40を除いた領域において導入壁50に対して空気流れ方向下流側の底面11aを底面11よりも天地方向上側に配置した例について説明したが、これに限らず、図6に示すように、空調ケース10のうち送風機40を除いた領域において導入壁50に対して空気流れ方向下流側の底面11aを底面11と同一高さにしてもよい。
すなわち、本実施形態の底面11aは、空調ケース10内において、導入壁50のうち空気流れ方向下流側よりも天地方向下側に配置されている。
(第6実施形態)
上記第1〜5実施形態では、空調ケース10のうち送風機40に対して空気流れ方向上流側に消音室80を配置した例について説明したが、図7に示すように、消音室80を送風機40に対して周方向に亘って設けてもよい。
上記第1〜5実施形態では、空調ケース10のうち送風機40に対して空気流れ方向上流側に消音室80を配置した例について説明したが、図7に示すように、消音室80を送風機40に対して周方向に亘って設けてもよい。
すなわち、本実施形態では、消音室80は、送風機40のうち空気流れ下流側を除く部分を囲む形成されている。消音室80は、送風機40の軸線を中心とするほぼ環状に形成されている。
(他の実施形態)
(1)上記第1〜第6実施形態では、本発明の空調装置を車両用空調装置とした例について説明したが、これに代えて、本発明の空調装置を、自動車以外の列車、電車、飛行機等の移動体に適用される空調装置としてもよい。或いは、本発明の空調装置を、ビル用空調装置や住宅用空調装置等の設置型の空調装置としてもよい。
(他の実施形態)
(1)上記第1〜第6実施形態では、本発明の空調装置を車両用空調装置とした例について説明したが、これに代えて、本発明の空調装置を、自動車以外の列車、電車、飛行機等の移動体に適用される空調装置としてもよい。或いは、本発明の空調装置を、ビル用空調装置や住宅用空調装置等の設置型の空調装置としてもよい。
(2)上記第1〜第6実施形態では、消音室として共鳴型の消音室80(80a、80b)を用いた例について説明したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
例えば、貫通穴51を通して消音室80内に伝搬される騒音・振動が消音室80内で反射されて騒音・振動が低減される空洞型の消音室を構成する。或いは、消音室80内に吸音材を配置した吸音ダクト型の消音室80を構成する。さらには、貫通穴51を通して消音室80内に伝搬される騒音・振動が互いに干渉して騒音・振動が消音する干渉型消音室を構成してもよい。
(3)上記第1〜第5実施形態では、消音室80(80a、80b)を、ブロアケース43に対して空気流れ上流側だけでなく、側壁12、13の間に亘って形成した例について説明したが、これに代えて、導入壁50をブロアケース43に対して空気流れ上流側だけに形成して、消音室80(80a、80b)を、ブロアケース43に対して空気流れ上流側だけに形成してもよい。
この場合、側壁13に代わる右壁と側壁12に代わる左壁とを用いて消音室80を構成する。右壁は、導入壁50に対して車両幅方向右側に配置されている。左壁は、導入壁50に対して車両幅方向左側に配置されている。
(4)上記第2実施形態では、送風機40および消音室80を蒸発器30とヒータユニット31との間に配置した例について説明したが、これに代えて、上記第2実施形態と上記第3実施形態とを組み合わせて、上記第3実施形態における送風機40および消音室80a、80bを蒸発器30とヒータユニット31との間に配置してもよい。
(5)上記第1〜第6実施形態では、羽根車41として、シロッコファンを用いた例について説明したが、これに限らず、シロッコファン以外のターボファンやラジアルファンを用いてもよい。
(6)なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記第1〜第6実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、
第1の観点によれば、空気を流通させる空気流路を形成する空調ケースと、空調ケース内に配置され、かつ軸線を中心として回転する羽根車と、羽根車を収納し、かつ軸線方向の一方側に開口する空気吸入口を形成するブロアケースとを有し、羽根車が回転することにより、空気流路内から空気吸入口を通して空気を吸い込んで吹き出す送風機と、空調ケース内のうちブロアケースに対して空気流れ方向上流側に配置されて、貫通穴を形成する壁であって、空気流路から貫通穴を通して伝わる騒音を減衰させる消音室をブロアケースとの間に形成する壁と、を備える。
上記第1〜第6実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、
第1の観点によれば、空気を流通させる空気流路を形成する空調ケースと、空調ケース内に配置され、かつ軸線を中心として回転する羽根車と、羽根車を収納し、かつ軸線方向の一方側に開口する空気吸入口を形成するブロアケースとを有し、羽根車が回転することにより、空気流路内から空気吸入口を通して空気を吸い込んで吹き出す送風機と、空調ケース内のうちブロアケースに対して空気流れ方向上流側に配置されて、貫通穴を形成する壁であって、空気流路から貫通穴を通して伝わる騒音を減衰させる消音室をブロアケースとの間に形成する壁と、を備える。
第2の観点によれば、送風機は、空調ケースの内面から空調ケースの内側に突出する配置されている。
第3の観点によれば、壁は、空気流路を流れる空気を空気吸入口側に案内する案内面を有する。
これにより、空気流路内の空気を空気吸入口側に円滑に流入させることができる。
第4の観点によれば、ブロアケースは、軸線方向の一方側に開口する空気吸入口としての第1空気吸入口と、軸線方向の他方側に開口する第2空気吸入口を形成しており、送風機は、軸線を中心とする回転によって空気流路内から第1空気吸入口を通して空気を吸い込んで吹き出す羽根車としての第1羽根車と、軸線を中心とする回転によって空気流路内から第2空気吸入口を通して空気を吸い込んで吹き出す第2羽根車とを備える。
第5の観点によれば、空調ケースのうちブロアケースと壁との間に配置されている仕切部を備え、仕切部は、ブロアケースと壁との間のうち軸線方向の一方側に形成されている消音室としての第1消音室と、ブロアケースと壁との間のうち軸線方向の他方側に形成されている第2消音室との間を仕切り、壁は、空気流路と第1消音室との間を連通する貫通穴としての第1貫通穴と、空気流路と第2消音室との間を連通する貫通穴としての第2貫通穴とを形成している。
これにより、空気流路のうち第1空気吸入口側に伝搬する騒音を第1消音室で消音する。これに加えて、空気流路のうち第2空気吸入口側に伝搬する騒音を第2消音室で消音することができる。
第6の観点によれば、壁は、空気流路内の空気を仕切部側から第1空気吸入口に案内する第1案内面と、空気流路内の空気を仕切部側から第2空気吸入口に案内する第2案内面とを有する。これにより、空気流路内の空気を第1空気吸入口および第2空気吸入口のそれぞれに円滑に流入させることができる。
第7の観点によれば、空調ケース内に配置されている熱交換器と、ケース仕切壁と、を備え、空調ケースは、第1空気吸入口に向けて空気が流れる空気流路としての第1空気流路と、空調ケースのうち第2空気吸入口に向けて空気が流れる第2空気流路とを形成しており、ケース仕切壁は、第1空気流路と第2空気流路とを仕切るものであり、熱交換器は、第1空気流路と第2空気流路とを跨ぐように配置されて、第1空気流路を流れる空気と熱媒体とを熱交換させるとともに、第2空気流路を流れる空気と熱媒体とを熱交換させる。
第8の観点によれば、空調ケースのうち空気流路の空気流れ方向にオフセットして配置されて、空気流路を流れる空気と熱媒体とを熱交換させる第1、第2の熱交換器を備え、送風機および消音室が、第1熱交換器と第2熱交換器との間に配置されている。
これにより、送風機等から発生した騒音のうち消音室で消音されなかった騒音が車室内に伝搬することが第1、第2の熱交換器で遮ることができる。
1 室内空調ユニット
10 空調ケース
10a 空気流路
11 底部
20 内外気切替箱
30 蒸発器
31 ヒータユニット
32a、32b バイパス通路
33a、33b エアミックスドア
40 送風機
41 羽根車
42 電動モータ
43 ブロアケース
50 導入壁
52 案内面
60 遮蔽壁
80 消音室
10 空調ケース
10a 空気流路
11 底部
20 内外気切替箱
30 蒸発器
31 ヒータユニット
32a、32b バイパス通路
33a、33b エアミックスドア
40 送風機
41 羽根車
42 電動モータ
43 ブロアケース
50 導入壁
52 案内面
60 遮蔽壁
80 消音室
Claims (8)
- 空気を流通させる空気流路(10a、10A、10B)を形成する空調ケース(10)と、
前記空調ケース内に配置され、かつ軸線を中心として回転する羽根車(41、41a、41b)と、前記羽根車を収納し、かつ軸線方向の一方側に開口する空気吸入口(44、44a、44b)を形成するブロアケース(43)とを有し、前記羽根車が回転することにより、前記空気流路内から前記空気吸入口を通して空気を吸い込んで吹き出す送風機(40)と、
前記空調ケース内のうち前記ブロアケースに対して空気流れ方向上流側に配置されて、貫通穴(51、51a、51b)を形成する壁であって、前記空気流路から前記貫通穴を通して伝わる騒音を減衰させる消音室(80、80a、80b)を前記ブロアケースとの間に形成する壁(50、50a、50b)と、
を備える空調装置。 - 前記送風機は、前記空調ケースの内面(11)から前記空調ケースの内側に突出するように配置されている請求項1に記載の空調装置。
- 前記壁は、前記空気流路を流れる空気を前記空気吸入口側に案内する案内面(52)を有する請求項1または2に記載の空調装置。
- 前記ブロアケースは、前記軸線方向の一方側に開口する前記空気吸入口としての第1空気吸入口(44a)と、前記軸線方向の他方側に開口する第2空気吸入口(44b)を形成しており、
前記送風機は、
前記軸線を中心とする回転によって前記空気流路内から前記第1空気吸入口を通して空気を吸い込んで吹き出す前記羽根車としての第1羽根車(41a)と、
前記軸線を中心とする回転によって前記空気流路内から前記第2空気吸入口を通して空気を吸い込んで吹き出す第2羽根車(41b)と、
を備える請求項1または2に記載の空調装置。 - 前記空調ケースのうち前記ブロアケースと前記壁との間に配置されている仕切部(90)を備え、
前記仕切部は、前記ブロアケースと前記壁との間のうち前記軸線方向の一方側に形成されている前記消音室としての第1消音室(80a)と、前記ブロアケースと前記壁との間のうち前記軸線方向の他方側に形成されている第2消音室(80b)との間を仕切り、
前記壁は、前記空気流路と前記第1消音室との間を連通する前記貫通穴としての第1貫通穴(51a)と、前記空気流路と前記第2消音室との間を連通する前記貫通穴としての第2貫通穴(51b)とを形成している請求項4に記載の空調装置。 - 前記壁は、前記空気流路内の空気を前記仕切部側から前記第1空気吸入口に案内する第1案内面(52a)と、前記空気流路内の空気を前記仕切部側から前記第2空気吸入口に案内する第2案内面(52b)とを有する請求項5に記載の空調装置。
- 前記空調ケース内に配置されている熱交換器(30、31)と、
ケース仕切壁(91)と、を備え、
前記空調ケースは、前記第1空気吸入口に向けて空気が流れる前記空気流路としての第1空気流路(10A)と、前記空調ケースのうち前記第2空気吸入口に向けて空気が流れる第2空気流路(10B)とを形成しており、
前記ケース仕切壁は、前記第1空気流路と前記第2空気流路とを仕切るものであり、
前記熱交換器は、前記第1空気流路と前記第2空気流路とを跨ぐように配置されて、前記第1空気流路を流れる空気と熱媒体とを熱交換させるとともに、前記第2空気流路を流れる空気と熱媒体とを熱交換させる請求項4ないし6のいずれか1つに記載の空調装置。 - 前記空調ケースのうち前記空気流路の空気流れ方向にオフセットして配置されて、前記空気流路を流れる空気と熱媒体とを熱交換させる第1熱交換器(30)および第2熱交換器(31)を備え、
前記送風機および前記消音室が、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器との間に配置されている請求項1ないし6のいずれか1つに記載の空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016131787A JP2018001971A (ja) | 2016-07-01 | 2016-07-01 | 空調装置 |
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- 2016-07-01 JP JP2016131787A patent/JP2018001971A/ja active Pending
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