JP2018001530A - インク収容装置、プリンター - Google Patents
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Abstract
【課題】インク収容装置のカバー開閉の利便性を向上する。
【解決手段】インク噴射ヘッドにインクを供給可能なインク収容装置であって、前記インクを収容可能なタンク10と、前記タンク10を覆う筐体7と、を備え、前記タンク10は、前記インクを注入可能なインク注入部45を有し、前記筐体7は、前記インク注入部45を除く前記タンク10の一部を覆う本体と、前記本体に対して脱着可能なカバー47と、を有し、前記カバー47は、前記本体に装着された状態で前記インク注入部45を覆う閉位置から変位した分離位置において、前記本体から取り外し可能に構成されている、ことを特徴とするインク収容装置。
【選択図】図4
【解決手段】インク噴射ヘッドにインクを供給可能なインク収容装置であって、前記インクを収容可能なタンク10と、前記タンク10を覆う筐体7と、を備え、前記タンク10は、前記インクを注入可能なインク注入部45を有し、前記筐体7は、前記インク注入部45を除く前記タンク10の一部を覆う本体と、前記本体に対して脱着可能なカバー47と、を有し、前記カバー47は、前記本体に装着された状態で前記インク注入部45を覆う閉位置から変位した分離位置において、前記本体から取り外し可能に構成されている、ことを特徴とするインク収容装置。
【選択図】図4
Description
本発明は、インク収容装置、プリンター等に関する。
従来、プリンターの一例として、インクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターでは、印刷用紙などの印刷媒体に、印刷ヘッドからインクを吐出させることによって、印刷媒体への印刷を行うことができる。このようなインクジェットプリンターでは、従来、インク収容装置からインクを噴射ヘッドに供給する構成が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、インク注入部を有するタンクと、タンクのインク注入部を覆う閉位置とインク注入部を露出させる開位置との間を回動可能に構成されたカバーと、を有するインク収容装置が開示されている。このインク収容装置は、インクジェットプリンターの側部に併設されている。そして、カバーの回動軸がインクジェットプリンターの側部に近い側に設けられている。
上記特許文献1に記載されたプリンターでは、インク収容装置のカバーを閉位置から開位置に向かって回動させたときの回動可能な範囲は、カバーがプリンターに当接する位置で限界になる。これは、インク収容装置において、かりにカバーがタンクに対して一回転にわたって回動可能であったとしても、カバーがプリンターに突き当たってしまうからである。上記特許文献1に記載されたプリンターでは、インク収容装置のカバーを開位置に回動させたときに、タンクのインク注入部の上方にカバーの一部が重なることが考えられる。これでは、インク注入部の上方がカバーによって遮られてしまうので、インクを注入するときに邪魔になりやすい。また、カバーの開閉に要する空間を軽減することも望まれる。このように、従来のプリンターには、利便性について改善の余地がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[適用例1]インク噴射ヘッドにインクを供給可能なインク収容装置であって、前記インクを収容可能なタンクと、前記タンクを覆う筐体と、を備え、前記タンクは、前記インクを注入可能なインク注入部を有し、前記筐体は、前記インク注入部を除く前記タンクの一部を覆う本体と、前記本体に対して脱着可能なカバーと、を有し、前記カバーは、前記本体に装着された状態で前記インク注入部を覆う閉位置から変位した分離位置において、前記本体から取り外し可能に構成されている、ことを特徴とするインク収容装置。
このインク収容装置では、本体に装着されたカバーは、閉位置から分離位置に変位した状態で本体から取り外し可能に構成されている。カバーが本体から取り外された状態において、タンクのインク注入部が露出する。これにより、インク注入部にインクを注入することができる。このとき、カバーが本体から取り外されているので、インク注入部にインクを注入するときに、カバーが邪魔になることを避けやすい。よって、インク注入部にインクを注入しやすい。これにより、利便性の向上が図られる。
[適用例2]上記のインク収容装置であって、前記インク収容装置が複数の前記インク注入部を有し、前記複数のインク注入部が並ぶ方向を配列方向と定義し、前記カバーは、前記閉位置から前記配列方向と交差する方向に変位してから前記分離位置に到達する、ことを特徴とするインク収容装置。
このインク収容装置では、カバーが閉位置から配列方向と交差する方向に変位してから分離位置に到達する。ここで、例えば、カバーが複数のインク注入部が並ぶ方向に変位する構成では、すべてのインク注入部を露出させるために要するカバーの変位量が大きくなりやすい。このような構成に比較して、カバーが配列方向と交差する方向に変位する上記のインク収容装置では、カバーの変位量を軽減することができるので、カバーが閉位置から分離位置に到達するまでの変位空間を小さくしやすい。
[適用例3]上記のインク収容装置であって、前記カバーに、手掛け部が設けられている、ことを特徴とするインク収容装置。
このインク収容装置では、カバーに手掛け部が設けられているので、例えば、カバーを閉位置から分離位置に変位させるときに、手掛け部に手を添えてカバーを変位させることができる。
[適用例4]上記のインク収容装置であって、前記カバーは、前記閉位置から前記分離位置まで変位する間に前記本体と係合する係合部を有し、前記本体は、前記係合部と係合する被係合部を有し、前記被係合部は、前記カバーが前記閉位置から前記分離位置に変位する過程で前記係合部が乗り越えることが可能な突起を、前記閉位置より前記分離位置に近い位置に有する、ことを特徴とするインク収容装置。
このインク収容装置では、カバーの係合部が本体の突起を乗り越える際にクリック感が発生する。従って、クリック感によって、カバーが閉位置から分離位置に変位していることを触感で知ることができる。
[適用例5]上記のインク収容装置であって、前記本体に対して前記カバーがスライドすることによって前記カバーが前記閉位置から前記分離位置に変位する、ことを特徴とするインク収容装置。
このインク収容装置では、本体に対してカバーをスライドさせることによってカバーを閉位置から分離位置に変位させることができる。
[適用例6]上記のインク収容装置であって、前記本体に対して前記カバーが回動することによって前記カバーが前記閉位置から前記分離位置に変位する、ことを特徴とするインク収容装置。
このインク収容装置では、本体に対してカバーを回動させることによってカバーを閉位置から分離位置に変位させることができる。
[適用例7]インク噴射ヘッドにインクを供給可能なインク収容装置であって、前記インクを収容可能なタンクと、前記タンクを覆う筐体と、を備え、前記タンクは、内部にインクを注入可能なインク注入部と、前記インク注入部が形成された壁と、前記壁と交差する方向に沿って延伸し、前記タンク内の液面を外部から視認可能な視認壁と、を備え、前記筐体は、前記インク注入部を除く前記タンクの一部を覆う本体と、前記本体に対して開閉可能に回動し、前記本体に対して閉じた閉位置で前記インク注入部を覆うことが可能で、且つ前記本体に対して開いた開位置で前記インク注入部を開放可能なカバーと、を備え、前記本体は、前記タンクの前記視認壁に対向する位置に、前記視認壁を外部から視認可能な窓部を有し、前記本体に対する前記カバーの回動中心が、前記タンクが使用されるときの姿勢において、前記窓部よりも上方に位置する、ことを特徴とするインク収容装置。
このインク収容装置では、本体に対するカバーの回動中心が本体の窓部よりも上方に位置するため、回動中心が窓部より下方に位置する場合に比べて、カバーの小型化が可能であり、カバーの開閉に要する空間を軽減することができる。これにより、利便性の向上が図られる。
[適用例8]上記のインク収容装置であって、前記カバーは、前記開位置で前記本体から取り外し可能に構成されている、ことを特徴とするインク収容装置。
このインク収容装置では、開位置でカバーを本体から取り外すことができるため、カバーが本体から取り外された状態でインク注入部にインクを注入することができる。これにより、インク注入部にインクを注入するときに、カバーが邪魔になることを避けやすい。
[適用例9]インク噴射ヘッドを備えた印刷ユニットと、上記のインク収容装置と、を備える、ことを特徴とするプリンター。
このプリンターは、利便性の向上が図られるインク収容装置を備えている。このため、プリンターにおける利便性の向上が図られる。
実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成や部材の縮尺が異なっていることがある。
本実施形態におけるプリンター1は、図1に示すように、液体噴射装置の一例である印刷ユニット3と、印刷ユニット3の側部に併設されたインク収容装置4と、スキャナーユニット5と、を有している。印刷ユニット3は、筐体6を有している。筐体6が、印刷ユニット3の外殻を構成している。筐体6の内部には、印刷ユニット3の機構ユニット(後述する)が収容されている。インク収容装置4は、筐体7と、複数(2個又は2個を超える個数)のタンク10と、を有している。なお、本実施形態では、4つのタンク10が設けられている。筐体6と筐体7とスキャナーユニット5とが、プリンター1の外殻を構成している。なお、プリンター1としては、スキャナーユニット5を省略した構成も採用され得る。プリンター1は、インクによって、印刷用紙などの印刷媒体Pに印刷を行うことができる。印刷媒体Pは、印刷が施される媒体の一例である。
ここで、図1には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。この場合、各図におけるXYZ軸は、図1におけるXYZ軸に対応する。図1には、X軸とY軸とによって規定されるXY平面にプリンター1を配置した状態が図示されている。本実施形態では、XY平面を水平な平面に一致させた状態でプリンター1をXY平面に配置したときの状態が、プリンター1の使用状態である。水平面に一致させたXY平面にプリンター1を配置したときのプリンター1の姿勢を、プリンター1の使用姿勢と呼ぶ。
以下において、プリンター1の構成部品やユニットを示す図や説明にX軸、Y軸、及びZ軸が表記されている場合には、その構成部品やユニットをプリンター1に組み込んだ(搭載した)状態でのX軸、Y軸、及びZ軸を意味する。また、プリンター1の使用姿勢における各構成部品やユニットの姿勢を、それらの構成部品やユニットの使用姿勢と呼ぶ。そして、以下において、プリンター1や、その構成部品、ユニット等の説明では、特にことわりがないときには、それぞれの使用姿勢での説明とする。
Z軸は、XY平面に直交する軸である。プリンター1の使用状態において、Z軸方向が鉛直上方向となる。そして、プリンター1の使用状態では、図1において、−Z軸方向が鉛直下方向である。なお、XYZ軸のそれぞれにおいて、矢印の向きが+(正)の方向を示し、矢印の向きとは反対の向きが−(負)の方向を示している。なお、上述した4つのタンク10は、Y軸に沿って並んでいる。このためY軸方向は、4つのタンク10が配列する方向であるとも定義され得る。
印刷ユニット3には、排紙部21が設けられている。印刷ユニット3では、排紙部21から印刷媒体Pが排出される。印刷ユニット3において、排紙部21が設けられている面が正面22とされている。印刷ユニット3の正面22と、スキャナーユニット5の正面22とは、互いに同一の平面内に位置している。つまり、プリンター1の正面22は、印刷ユニット3の正面22と、スキャナーユニット5の正面22とを包含している。
プリンター1において、スキャナーユニット5の鉛直上向きの面が上面23とされている。インク収容装置4は、正面22及び上面23に交差する側部のうちX軸方向に面する側部に設けられている。筐体7には、窓部25が設けられている。窓部25は、筐体7において、正面26と上面27とに交差する側面28に設けられている。ここで、インク収容装置4の正面26は、プリンター1の正面22と同じ方向(本実施形態ではY軸方向)に向いている。インク収容装置4の正面26は、プリンター1の正面22と同一の平面内に位置している。つまり、インク収容装置4の正面26は、印刷ユニット3の正面22と同一の平面内に位置している。これにより、プリンター1の外観において、印刷ユニット3とインク収容装置4との間の凹凸を軽減することができるので、プリンター1を移送するときなどに周囲の環境にぶつかりにくくすることができる。
インク収容装置4において、窓部25は、光透過性を有している。そして、窓部25に重なる位置に、上述した4つのタンク10が設けられている。タンク10には、収容部29が設けられている。タンク10において、インクは、収容部29に収容される。そして、窓部25は、タンク10のうち収容部29に重なる位置に設けられている。このため、プリンター1を使用する作業者は、窓部25を介して4つのタンク10の収容部29を筐体7ごしに視認することができる。本実施形態では、窓部25は、筐体7に形成された開口として設けられている。作業者は、開口である窓部25を介して4つのタンク10を視認することができる。なお、窓部25は、開口に限定されず、例えば、光透過性を有する部材で構成されていてもよい。
本実施形態では、各タンク10の窓部25に対面する収容部29の壁の少なくとも一部が光透過性を有している。各収容部29の光透過性を有する部位から、収容部29内のインクが視認され得る。従って、作業者は、窓部25を介して4つのタンク10を視認することによって、各タンク10の収容部29におけるインクの量を視認することができる。つまり、タンク10では、窓部25に対面する部位の少なくとも一部を、インクの量を視認可能な視認部として活用することができる。よって、作業者は、窓部25を介して4つのタンク10の視認部を筐体7ごしに視認することができる。
プリンター1において、印刷ユニット3とスキャナーユニット5とは、互いに重ねられている。印刷ユニット3を使用する状態において、スキャナーユニット5は、印刷ユニット3の鉛直上方に位置している。スキャナーユニット5は、フラットベッドタイプであり、図2に示すように、開閉可能に回動する原稿カバー31と、原稿カバー31を開いた状態で露出する原稿載置面32と、を有している。なお、図2では、原稿カバー31を開いた状態が図示されている。スキャナーユニット5は、イメージセンサーなどの撮像素子(図示せず)を有している。スキャナーユニット5は、原稿載置面32に載置された用紙などの原稿に描出された画像を、撮像素子を介して画像データとして読み取ることができる。このため、スキャナーユニット5は、画像などの読み取り装置として機能する。
スキャナーユニット5は、図3に示すように、印刷ユニット3に対して回動可能に構成されている。スキャナーユニット5は、印刷ユニット3の蓋としての機能も有している。作業者は、スキャナーユニット5をZ軸方向に持ち上げることによって、スキャナーユニット5を印刷ユニット3に対して回動させることができる。これにより、印刷ユニット3の蓋として機能するスキャナーユニット5を印刷ユニット3に対して開くことができる。図3では、スキャナーユニット5を印刷ユニット3に対して開いた状態が図示されている。
印刷ユニット3は、図3に示すように、機構ユニット41を有している。機構ユニット41は、印刷部42を有している。印刷ユニット3において、印刷部42は、筐体6に収容されている。これにより、印刷部42を筐体6で保護することができる。印刷部42は、搬送装置(図示せず)でY軸方向に搬送される印刷媒体Pに、インクで印刷を行う。なお、図示しない搬送装置は、印刷媒体Pを、Y軸方向に間欠的に搬送する。印刷部42は、移動装置(図示せず)によって、X軸に沿って往復移動可能に構成されている。インク収容装置4は、印刷部42にインクを供給する。なお、プリンター1では、インク収容装置4の少なくとも一部は、筐体6の外側に突出している。
ここで、X軸に沿う方向は、X軸と完全に平行な方向に限定されず、X軸に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。同様に、Y軸に沿う方向は、Y軸と完全に平行な方向に限定されず、Y軸に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。Z軸に沿う方向は、Z軸と完全に平行な方向に限定されず、Z軸に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。つまり、任意の軸や面に沿う方向は、これらの任意の軸や面に完全に平行な方向に限定されず、これらの任意の軸や面に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。
インク収容装置4は、タンク10を有している。本実施形態では、インク収容装置4が、複数の(本実施形態では4つの)タンク10を有している。複数のタンク10は、印刷ユニット3の筐体6の外側に位置している。複数のタンク10は、筐体7の内部に収容されている。これにより、タンク10を筐体7で保護することができる。筐体7は、筐体6の外側に位置している。筐体7は、筐体6に対してねじで固定されている。つまり、インク収容装置4は、印刷ユニット3に対してねじで固定されている。
なお、本実施形態では、インク収容装置4が複数(4つ)のタンク10を有している。しかしながら、タンク10の個数は4つに限定されず、3つや、3つを下回る個数、4つを超える個数も採用され得る。
さらに、本実施形態では、複数のタンク10が互いに別体で構成されている。しかしながら、液体収容体の一例であるタンク10の構成は、これに限定されない。液体収容体の構成としては、複数のタンク10を一体にして1つの液体収容体とする構成も採用され得る。この場合、1つの液体収容体に複数の液体収容部が設けられる。複数の液体収容部は、互いに個別に仕切られ、異なる種類の液体を収容可能に構成される。この場合、例えば、複数の液体収容部に、異なる色のインクを個別に収容することができる。
各タンク10には、図3に示すように、インク供給チューブ43が接続される。タンク10内のインクは、インク収容装置4からインク供給チューブ43を介して印刷部42に供給される。印刷部42には、印刷ヘッド(図示せず)が設けられている。印刷ヘッドは、インク噴射ヘッドとも呼ばれる。印刷ヘッドには、印刷媒体P側に向けられたノズル開口(図示せず)が形成されている。印刷ヘッドは、いわゆるインクジェット式の印刷ヘッドである。インク収容装置4からインク供給チューブ43を介して印刷部42に供給されたインクは、印刷ヘッドに供給される。そして、印刷部42に供給されたインクが、印刷ヘッドのノズル開口から印刷媒体Pに向けてインク滴として吐出される。
タンク10は、インク注入部45と、視認面46と、を有している。本実施形態では、インク注入部45は、タンク10に設けられた開口として定義される。タンク10では、インク注入部45を介してタンク10の外部からタンク10の内部にインクを注入することができる。なお、作業者は、筐体7のカバー47を開くことによって、筐体7の外側からタンク10のインク注入部45にアクセスすることができる。視認面46は、窓部25に対面している。作業者は、窓部25を介してタンク10の視認面46を視認することによって、各タンク10におけるインクの量を視認することができる。
なお、タンク10としては、視認面46に、上限マーク48や、下限マーク49などを付加した構成も採用され得る。作業者は、上限マーク48及び下限マーク49を目印にしてタンク10におけるインクの量を把握することができる。なお、上限マーク48は、インク注入部45からインクを注入したときにインク注入部45から溢れないようなインク量の目安を示すものである。また、下限マーク49は、インクの注入を促すときのインク量の目安を示すものである。上限マーク48及び下限マーク49の少なくとも一方をタンク10に設ける構成も採用され得る。
なお、上記の例では、印刷ユニット3とインク収容装置4とが互いに個別の構成として例示されている。つまり、上記の例では、筐体7と筐体6とが互いに別体である。しかしながら、筐体7と筐体6とが一体である構成も採用され得る。つまり、インク収容装置4を印刷ユニット3の構成に含めることもできる。筐体7と筐体6とは、互いに別体であっても一体であってもよい。筐体7と筐体6とが一体である場合、複数のタンク10は、印刷部42やインク供給チューブ43とともに筐体6の内部に収容される、ということができる。この場合、印刷ユニット3とインク収容装置4とを仕切る壁がない。筐体7と筐体6とが一体である場合、筐体6が、液体収容体と、インク噴射ヘッド(液体噴射ヘッドともいう)の一例である印刷ヘッドとを収容する外装部に相当する。
また、タンク10の配置箇所は、筐体6のX軸方向の側部側に限定されない。タンク10の配置箇所としては、例えば、筐体6のY軸方向の正面22側(前面側ともいう)も採用され得る。
上記の構成を有するプリンター1では、印刷媒体PをY軸方向に搬送させ、且つ印刷部42をX軸に沿って往復移動させながら、印刷部42の印刷ヘッドに所定の位置でインク滴を吐出させることによって、印刷媒体Pに印刷が行われる。
インクは、水性インクと油性インクのいずれか一方に限定されるものではない。また、水性インクとしては、水性溶媒に染料などの溶質が溶解した構成を有するもの、水性分散媒に顔料などの分散質が分散した構成を有するもののいずれでもよい。また、油性インクとしては、油性溶媒に染料などの溶質が溶解した構成を有するもの、油性分散媒に顔料などの分散質が分散した構成を有するもののいずれでもよい。
インク収容装置4の筐体7について、種々の実施例を説明する。なお、以下においては、筐体7を実施例ごとに識別するため、筐体7の符号に、実施例ごとに異なるアルファベット文字や記号等を付記する。
(実施例1)
実施例1の筐体7Aについて説明する。筐体7Aは、図3に示すように、第1筐体51と、第2筐体52と、を含む。第1筐体51は、複数のタンク10よりも−Z軸方向に位置している。第2筐体52は、第1筐体51よりもZ軸方向に位置しており、第1筐体51のZ軸方向から複数のタンク10を覆っている。複数のタンク10は、第1筐体51と第2筐体52とによって覆われている。
実施例1の筐体7Aについて説明する。筐体7Aは、図3に示すように、第1筐体51と、第2筐体52と、を含む。第1筐体51は、複数のタンク10よりも−Z軸方向に位置している。第2筐体52は、第1筐体51よりもZ軸方向に位置しており、第1筐体51のZ軸方向から複数のタンク10を覆っている。複数のタンク10は、第1筐体51と第2筐体52とによって覆われている。
第2筐体52は、図4に示すように、本体52Aと、カバー47と、を含む。本体52Aは、タンク10のインク注入部45を除いた部分の少なくとも一部を覆っている。本体52Aは、筐体の一例である。カバー47は、図3に示すように、第2筐体52のX軸方向の端部に位置している。カバー47は、X軸方向に面する側面28の一部を構成している。カバー47は、図4に示すように、第2筐体52の本体52Aに対して回動可能に構成されている。図3及び図4には、カバー47が第2筐体52の本体52Aに対して開かれた状態が図示されている。カバー47が第2筐体52の本体52Aに対して開かれると、複数のタンク10のインク注入部45が露呈する。これにより、作業者は、筐体7Aの外側からタンク10のインク注入部45にアクセスすることができる。なお、インク注入部45は、キャップ部材(図示せず)で封止されている。タンク10にインクを注入するとき、キャップ部材をインク注入部45から外してインク注入部45を開放してからインクが注入される。なお、プリンター1では、使用姿勢において、インク注入部45が水平方向よりも上方に向く。
第2筐体52の本体52Aに対するカバー47の回動は、図4に示すヒンジ部55によって達成され得る。ヒンジ部55は、第2筐体52の上面27に設けられている。本実施例では、2つのヒンジ部55が設けられている。2つのヒンジ部55は、Y軸に沿って並んでいる。以下において、2つのヒンジ部55のそれぞれを識別する場合に、2つのヒンジ部55は、それぞれ、ヒンジ部55A及びヒンジ部55Bと表記される。ヒンジ部55は、カバー47と第2筐体52の本体52Aとの間に設けられている。なお、ヒンジ部55Aは、ヒンジ部55BよりもY軸方向に位置している。ヒンジ部55Aと、ヒンジ部55Bとは、XZ平面に対して互いに対称な構造を有している。
ヒンジ部55は、図5に示すように、ヒンジ軸56と、軸受57とを含む。本実施例では、ヒンジ軸56がカバー47に設けられ、軸受57が本体52Aに設けられている。しかしながら、ヒンジ部55の構成は、これに限定されず、ヒンジ軸56が本体52Aに設けられ、軸受57がカバー47に設けられた構成も採用され得る。ヒンジ軸56は、Y軸に沿って延在している。ヒンジ部55Aにおいて、ヒンジ軸56は、カバー47からY軸方向に突出している。また、ヒンジ部55Bにおいて、ヒンジ軸56は、カバー47から−Y軸方向に突出している。軸受57は、ヒンジ軸56を挿入可能に構成されている。
カバー47を本体52Aに対して閉じた状態において、すなわち使用姿勢の状態において、ヒンジ軸56は、カバー47のZ軸方向の端部に設けられている。軸受57は、本体52AのZ軸方向の端部に設けられている。ヒンジ部55Aのヒンジ軸56がヒンジ部55Aの軸受57に挿入され、ヒンジ部55Bのヒンジ軸56がヒンジ部55Bの軸受57に挿入されている。これにより、第2筐体52では、図4に示すように、回動軸58を回動中心として、カバー47が本体52Aに対して回動可能に構成されている。
第2筐体52の本体52Aは、図4に示すように、被覆部71を有している。被覆部71は、カバー47を本体52Aに対して閉じた状態でカバー47によって覆われる部分である。被覆部71は、X軸方向に面する壁72と、壁72に交差する方向に面する壁73と、を含む。壁72は、図5に示すように、側面28よりも−X軸方向に位置している。壁73は、上面27よりも−Z軸方向に位置している。被覆部71には、4つの開口部74が形成されている。4つの開口部74は、図4に示すように、それぞれ、タンク10の配置に対応して形成されている。開口部74は、壁72と壁73との交差部をまたいで壁72と壁73とにかかる位置に形成されている。タンク10のインク注入部45は、開口部74を介して本体52Aから露出している。
図4に示すように、タンク10を第2筐体52の本体52A内に収容した状態で、開口部74からタンク10のインク注入部45が露呈する。そして、図1に示すように、カバー47を本体52Aに対して閉じた状態で、本体52Aの被覆部71及びタンク10のインク注入部45(図4)がカバー47によって覆われる。なお、カバー47を本体52Aに対して閉じた状態、すなわち本体52Aの被覆部71及びタンク10のインク注入部45(図4)がカバー47によって覆われた状態におけるカバー47の本体52Aに対する位置は、閉位置と表記される。
図5中のA部の拡大図である図6に示すように、軸受57には、スリット75が形成されている。スリット75は、軸受57の外周から軸受57の内部に貫通している。軸受57に形成されているスリット75を介してヒンジ軸56を軸受57内に装着することができる。ヒンジ軸56は、部分的に太さが細くなっている。ヒンジ軸56の細い部分は、スリット75の幅寸法よりも細い。ヒンジ軸56の細い部分をスリット75に−Z軸方向に挿入することによって、ヒンジ軸56が軸受57内に挿入され得る。これにより、ヒンジ軸56を軸受57内に装着することができる。また、ヒンジ軸56の細い部分をスリット75に合わせた状態でヒンジ軸56をスリット75からZ軸方向に引き抜くことによって、ヒンジ軸56が軸受57から抜き出され得る。これにより、ヒンジ軸56を軸受57から取り外すことができる。つまり、カバー47は、本体52Aに対して着脱可能に構成されている。
本実施例では、図7に示すように、ヒンジ部55を中心にしてカバー47を本体52Aに対して180度の角度R1又は180度を超える角度R1に開くことができる。図7には、ヒンジ部55を通るXZ平面で切断したときの第2筐体52の断面が示されている。カバー47を閉位置から、ヒンジ部55を中心にして本体52Aに対して180度の角度R1又は180度を超える角度R1に開いた位置に変位させると、カバー47の上面27や側面28も、180度の角度又は180度を超える角度で回動した位置に変位する。
なお、本実施例では、カバー47を本体52Aに対して全開したとき、図7中のB部の拡大図である図8に示すように、カバー47の上面27が本体52Aの上面27に当接する。これにより、カバー47の上面27は、カバー47を本体52Aに対して開いていったときの度当たりとしての機能を有する。カバー47が本体52Aに対して全開になった状態で、図8に示すように、前述したヒンジ軸56の細い部分76がスリット75に合う。つまり、カバー47を本体52Aに対して全開にすることによって、ヒンジ軸56の細い部分76をスリット75に合わせることができる。これにより、ヒンジ軸56が軸受57から抜き出され得る。
なお、ヒンジ軸56を軸受57から抜き出すことができるのは、カバー47が本体52Aに対して全開になった状態に限定されない。カバー47を本体52Aに対して全開にした状態での角度R1を角度R1Aと表記し、角度R1Aから所定の角度だけカバー47を閉じた状態での角度R1を角度R1Bと表記する。このとき、角度R1Bから角度R1Aの範囲にわたってヒンジ軸56を軸受57から抜き出し可能に設定することもできる。これは、スリット75の幅寸法とヒンジ軸56の細い部分76の寸法との設定によって実現され得る。
そして、角度R1が角度R1Aと角度R1Bとの間にあるときのカバー47の位置が分離位置である。つまり、本実施例では、カバー47は、本体52Aに装着された状態でインク注入部45(図4)を覆う閉位置から変位した分離位置において、本体52Aから取り外し可能に構成されている。換言すれば、分離位置は、本体52Aに装着されたカバー47を本体52Aから取り外し可能なカバー47の位置である。本実施例では、本体52Aに対してカバー47が回動することによってカバー47が閉位置から分離位置に変位する。カバー47が本体52Aから取り外された状態において、タンク10のインク注入部45が露出する。これにより、インク注入部45にインクを注入するとき、カバー47が本体52Aから取り外されているので、カバー47が邪魔になることを避けやすい。よって、インク注入部45にインクを注入しやすい。そして、インク注入部45にインクを注入した後に、作業者は、分離位置においてカバー47を本体52Aに装着することができる。
なお、本実施例では、図4に示すように、回動軸58がY軸の延在方向に沿っている。よって、本体52Aに対するカバー47の変位方向は、Y軸と交差するX軸に沿った成分が含まれる。このため、本実施例では、カバー47は、閉位置から分離位置に向かう過程で、本体52Aに対してX軸に沿った方向に変位するとみなされる。そして、本実施例では、プリンター1の使用姿勢においてプリンター1を鉛直方向に平面視したときに、複数のインク注入部45がY軸に沿って並んでいる。このため、カバー47は、本体52Aに対して、閉位置から分離位置に変位するときに、複数のインク注入部45の配列方向と交差する方向に変位してから分離位置に到達する。つまり、カバー47は、閉位置からY軸と交差する方向に変位してから分離位置に到達する。本実施例では、X軸に沿った方向が第1方向に対応し、Y軸に沿った方向が第2方向に対応している。また、Y軸に沿った方向は、複数のインク注入部45が並ぶ配列方向に対応している。
ここで、例えば、カバー47が複数のインク注入部45の配列方向、すなわちカバー47がY軸方向に変位する構成では、すべてのインク注入部45を露出させるのに要するカバー47の変位量が大きくなりやすい。この場合、少なくとも4つのインク注入部45がY軸に沿って配列する距離にわたってカバー47を変位させる必要がある。これに対して、本実施例では、少なくとも1つのインク注入部45のX軸に沿った占有距離を変位させれば複数のインク注入部45を露出させることができる。このため、本実施例では、カバー47が閉位置から分離位置に到達するまでの変位空間を小さくしやすい。
(実施例2)
実施例2の筐体7Bについて説明する。なお、実施例2において、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施例2の筐体7Bは、図9に示すように、第1筐体51と、第2筐体82と、を有している。第2筐体82は、本体83と、カバー84と、を含む。カバー84は、図10に示すように、本体83に対して脱着可能に構成されている。実施例2では、本体83に対するカバー84の変位の態様が、実施例1と異なっている。実施例1では、本体52Aに対するカバー47の変位の態様が、回動による変位(回動変位とも表現される)である。他方で、実施例2では、本体83に対するカバー84の変位の態様は、スライドによる変位(スライド変位とも表現される)である。
実施例2の筐体7Bについて説明する。なお、実施例2において、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施例2の筐体7Bは、図9に示すように、第1筐体51と、第2筐体82と、を有している。第2筐体82は、本体83と、カバー84と、を含む。カバー84は、図10に示すように、本体83に対して脱着可能に構成されている。実施例2では、本体83に対するカバー84の変位の態様が、実施例1と異なっている。実施例1では、本体52Aに対するカバー47の変位の態様が、回動による変位(回動変位とも表現される)である。他方で、実施例2では、本体83に対するカバー84の変位の態様は、スライドによる変位(スライド変位とも表現される)である。
実施例2においても、実施例1と同様に、図11に示すように、カバー84の閉位置で本体83の被覆部71及びタンク10(図10)のインク注入部45がカバー84によって覆われる。カバー84を閉位置からZ軸方向にスライドさせることによって、図12に示すように、本体83の被覆部71及びタンク10(図10)のインク注入部45が露出する。そして、カバー84を閉位置からZ軸方向にスライド変位させると、図13に示すように、カバー84を本体83から取り外すことができる。つまり、カバー84は、本体83に対して着脱可能に構成されている。本実施例においても、X軸に沿った方向が第1方向に対応し、Y軸に沿った方向が第2方向に対応している。また、Y軸に沿った方向は、複数のインク注入部45が並ぶ配列方向に対応している。つまり、本実施例においても、カバー84は、本体83に対して、閉位置から分離位置に変位するときに、複数のインク注入部45の配列方向と交差する方向に変位してから分離位置に到達する。つまり、カバー47は、閉位置からY軸と交差する方向に変位してから分離位置に到達する。
つまり、本実施例では、カバー84は、本体83に装着された状態でインク注入部45を覆う閉位置(図11)から変位した分離位置(図12)において、本体83から取り外し可能に構成されている。カバー84が本体83から取り外された状態において、タンク10のインク注入部45が露出する。これにより、インク注入部45にインクを注入するとき、カバー84が本体83から取り外されているので、カバー84が邪魔になることを避けやすい。よって、インク注入部45にインクを注入しやすい。そして、インク注入部45にインクを注入した後に、作業者は、分離位置においてカバー84を本体83に装着することができる。
本実施例では、図14に示すように、カバー84に手掛け部85が設けられている。手掛け部85は、カバー84のうち側面28に設けられている。手掛け部85は、カバー84の側面28に凹状に設けられた凹部として構成されている。手掛け部85は、カバー84の側面28から−X軸方向に凹となる向きに設けられている。作業者は、凹状に設けられた手掛け部85に手指を掛けた状態でカバー84をスライド変位させることができる。凹状に設けられた手掛け部85によって、カバー84を本体83に対してスライド変位させやすい。
本実施例では、図14中のC部の拡大図である図15に示すように、本体83に係合溝87が設けられている。係合溝87は、本体83の被覆部71に設けられている。係合溝87は、被覆部71のうちY軸方向に向いている面88に設けられている。面88に設けられた係合溝87は、面88から−Y軸方向に凹となる向きに設けられている。ここで、本体83及びカバー84は、それぞれ、XZ平面に対して対称な形状及び構造を有している。このため、本体83において、XZ平面に対して面88に対称な位置にも係合溝87が設けられている。つまり、本実施例では、本体83の2箇所に係合溝87が設けられている。面88に対称な位置に設けられた係合溝87は、Y軸方向に凹となる向きに設けられている。
本体83の壁72には、図15に示すように、アクセス部91が形成されている。アクセス部91は、壁72を切り欠いた形態を有している。アクセス部91は、壁72を貫通して係合溝87の内部に通じている。本体83のX軸方向の位置からアクセス部91を介して係合溝87の内部にアクセスすることができる。なお、アクセス部91も、係合溝87に対応して本体83の2箇所に設けられている。係合溝87は、アクセス部91によって係合溝87Aと係合溝87Bとに分断されている。係合溝87Aは、係合溝87Bよりも−Z軸方向に位置している。
また、本実施例では、図16に示すように、カバー84に4つの凸壁92が設けられている。4つの凸壁92は、それぞれ、YZ平面に沿って延伸している。4つの凸壁92のうちの2つの凸壁92は、カバー84の壁93に設けられている。4つの凸壁92のうちの残りの2つの凸壁92は、カバー84の壁94に設けられている。壁93と壁94とは、それぞれXZ平面に沿って延伸しており、互いにY軸に沿って対向している。壁93は、壁94よりもY軸方向に位置している。
壁93に設けられた2つの凸壁92は、壁93のうちの−Y軸方向に向いた面に設けられている。壁93に設けられた2つの凸壁92は、壁93から−Y軸方向に突出している。壁93において、凸壁92A及び凸壁92Bは、Z軸に沿って並んでいる。また、壁94に設けられた2つの凸壁92は、壁94のうちのY軸方向に向いた面に設けられている。壁94に設けられた2つの凸壁92は、壁94からY軸方向に突出している。壁94において、凸壁92A及び凸壁92Bは、Z軸に沿って並んでいる。壁93及び壁94のそれぞれにおいて、2つの凸壁92を互いに識別する場合に、2つの凸壁92は、それぞれ、凸壁92A及び凸壁92Bと表記される。
つまり、4つの凸壁92のうち2つの凸壁92が凸壁92Aであり、4つの凸壁92のうち残りの2つの凸壁92が凸壁92Bである。壁93及び壁94のそれぞれにおいて、凸壁92Aは、凸壁92Bよりも−Z軸方向に位置している。カバー84において、壁93と壁94とは、XZ平面に対して対称に配置されている。そして、壁93に設けられた2つの凸壁92と、壁94に設けられた2つの凸壁92とは、XZ平面に対して対称に配置されている。
凸壁92Aは、本体83とカバー84とを図14中のD−D線で切断したときの断面図である図17に示すように、本体83のアクセス部91の範囲内に収まる大きさ及び形状を有している。なお、図17には、凸壁92Aを本体83のアクセス部91に−X軸方向に対向させたときのカバー84及び本体83の断面が図示されている。つまり、凸壁92Aをアクセス部91に−X軸方向に対向させたときに、凸壁92Aは、アクセス部91の範囲内に収まる大きさ及び形状を有している。また、凸壁92Aをアクセス部91に−X軸方向に対向させたとき、図17に示すように、凸壁92Bは、本体83の係合溝87BよりもZ軸方向に位置する。
凸壁92Aをアクセス部91に対向させた状態で、カバー84を本体83に向けて−X軸方向に変位させると、図18に示すように、凸壁92Aがアクセス部91に挿入され、凸壁92と係合溝87とがZ軸に沿って整合する。凸壁92と係合溝87とがZ軸に沿って整合するとは、凸壁92と係合溝87とがZ軸に沿って整列する状態を指す。そして、凸壁92と係合溝87とがZ軸に沿って整列した状態で、カバー84を本体83に対して−Z軸方向に変位させると、図19に示すように、凸壁92が係合溝87に挿入される。
これにより、凸壁92が係合溝87に係合し、カバー84が本体83に固定され得る。カバー84を本体83に対して突き当たるまで−Z軸方向に変位させると、カバー84の閉位置となる。上記により、本実施例では、本体83に対してカバー84をスライドさせることによってカバー84を分離位置から閉位置に変位させることができる。逆に、本体83に対してカバー84をスライドさせることによってカバー84を閉位置から分離位置に変位させることもできる。なお、凸壁92は係合部の一例であり、係合溝87は被係合部の一例である。
ここで、凸壁92Aには、図18中のE部の拡大図である図20に示すように、突起95が設けられている。また、係合溝87Aの内壁97には、突起98が設けられている。突起95は、凸壁92AのうちX軸方向を向く面99に設けられている。面99は、YZ平面に沿って延伸している。突起95は、面99からX軸方向に突出している。係合溝87Aの内壁97は、係合溝87Aの内側に向いており、YZ平面に沿って延伸している。内壁97は、−X軸方向を向いている。突起98は、内壁97から−X軸方向に突出している。
凸壁92Aが係合溝87Aに挿入されるとき、突起95が突起98に当接する。突起95と突起98とが当接した状態から、突起95が突起98を−Z軸方向に乗り越えると、凸壁92Aが係合溝87Aに挿入され得る。つまり、突起95が突起98を−Z軸方向に乗り越えてから、凸壁92Aが係合溝87Aに挿入される。このとき、突起95が突起98を−Z軸方向に乗り越えるときに、カバー84を支持する手指にクリック感が伝わる。つまり、作業者は、カバー84を本体83に固定するときに、カバー84を介して手指にクリック感を感じることができる。これは、凸壁92Aを係合溝87Aから引き抜くときも同様である。つまり、本実施例では、インク収容装置4は、カバー84が閉位置から分離位置に変位する過程でクリック感を発する。これにより、作業者は、カバー84を本体83に対して開いたり閉じたりするごとに、手指にクリック感を感じることができる。この結果、カバー84が閉位置から分離位置に変位していることや、カバー84が分離位置から閉位置に変位していることを触感で知ることができる。なお、本実施形態では、閉位置よりも分離位置に近い位置において、突起95が突起98を乗り越える。つまり、突起98は、閉位置よりも分離位置に近い位置に設けられている。
なお、実施例2において、本体83に対するカバー84のスライド変位の方向は、Z軸に沿った方向に限定されない。本体83に対するカバー84のスライド変位の方向としては、例えば、X軸に沿った方向も採用され得る。さらに、本体83に対するカバー84のスライド変位の方向としては、例えば、XZ平面内においてX軸及びZ軸の双方に対して傾斜する方向も採用され得る。
また、実施例1では、カバー47を本体52Aに対して回動させることによってカバー47を閉位置から分離位置に変位させる例が示されている。また、実施例2では、カバー84を本体83に対してスライドさせることによってカバー84を閉位置から分離位置に変位させる例が示されている。しかしながら、閉位置から分離位置への変位を達成する動作は、回動のみや、スライドのみに限定されない。閉位置から分離位置への変位を達成する動作としては、例えば、回動とスライドとを組み合わせた動作も採用され得る。
(実施例3)
実施例3について説明する。なお、実施例3において、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施例3の筐体7は、図21に示すように、カバー301を有している。ここで、実施例3の筐体7は、プリンター1000に適用され得る。プリンター1000は、印刷ユニット3と、インク収容装置4と、スキャナーユニット5と、を有している。実施例3では、タンク10が印刷ユニット3の筐体6に収容されている。つまり、実施例3の筐体7は、筐体6に一体的に含まれている。換言すれば、実施例3の筐体7は、本体としての筐体6と、筐体6に対して回動可能に設けられたカバー301と、を含む。カバー301は、回動中心302を中心として、筐体6に対して開閉可能に回動する。なお、筐体6とカバー301との回動は、実施例1におけるヒンジ部55(図4)によって実現され得る。
実施例3について説明する。なお、実施例3において、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施例3の筐体7は、図21に示すように、カバー301を有している。ここで、実施例3の筐体7は、プリンター1000に適用され得る。プリンター1000は、印刷ユニット3と、インク収容装置4と、スキャナーユニット5と、を有している。実施例3では、タンク10が印刷ユニット3の筐体6に収容されている。つまり、実施例3の筐体7は、筐体6に一体的に含まれている。換言すれば、実施例3の筐体7は、本体としての筐体6と、筐体6に対して回動可能に設けられたカバー301と、を含む。カバー301は、回動中心302を中心として、筐体6に対して開閉可能に回動する。なお、筐体6とカバー301との回動は、実施例1におけるヒンジ部55(図4)によって実現され得る。
図21に示すように、プリンター1000では、複数のタンク10がX軸に沿って配列している。このため、プリンター1000では、X軸方向は、複数のタンク10が配列する方向である。
筐体6には、窓部25が設けられている。窓部25は、筐体6において、正面22に設けられている。窓部25は、光透過性を有している。そして、窓部25に重なる位置に、タンク10が設けられている。このため、プリンター1000を使用する作業者は、窓部25を介してタンク10を視認することができる。本実施形態では、窓部25は、筐体6に形成された開口として設けられている。そして、開口として設けられた窓部25は、光透過性を有する部材303で塞がれている。このため、作業者は、開口である窓部25を介してタンク10の視認壁305を視認することができる。なお、窓部25を塞ぐ部材303を省略した構成も採用され得る。窓部25を塞ぐ部材303が省略されていても、作業者は、開口である窓部25を介してタンク10の視認壁305を視認することができる。
本実施形態では、タンク10の視認壁305の少なくとも一部が光透過性を有している。視認壁305の光透過性を有する部位から、タンク10内のインクが視認され得る。つまり、視認壁305の光透過性を有する部位から、タンク10内の液面を視認することができる。従って、作業者は、窓部25を介して4つのタンク10を視認することによって、各タンク10におけるインクの量を視認することができる。つまり、タンク10では、視認壁305の光透過性を有する部位を、インクの量を視認可能な視認部として活用することができる。なお、視認壁305の全体が光透過性を有する構成も採用され得る。
プリンター1000では、回動中心302がX軸に沿って延在している。そして、プリンター1000では、回動中心302は、窓部25よりもZ軸方向の位置に位置している。つまり、カバー301の回動中心302が、タンク10が使用されるときの姿勢において、窓部25よりも上方に位置する。
本実施例におけるタンク10では、図22に示すように、インク注入部45は、壁306に設けられている。壁306は、プリンター1000の使用姿勢において、傾斜している。壁306は、−Z軸方向からZ軸方向に向かうにつれて−Y軸方向に向かう向きに傾斜している。このため、壁306は、鉛直方向と交差する方向に向いている。前述した視認壁305は、壁306に交差する方向に延伸している。
プリンター1000では、筐体6とカバー301とを示す断面図である図23に示すように、カバー301が窓部25よりも上方に位置している。カバー301には、手掛け部307が設けられている。本実施例では、手掛け部307は、カバー301に形成された凹部として設けられている。なお、図23では、筐体6とカバー301とをYZ平面で切断したときの断面図が模式的に図示されている。
なお、カバー301の構成としては、これに限定されず、カバー301に形成された凸部を手掛け部307とした構成も採用され得る。手掛け部307に手指を引っ掛けた状態でカバー301を回動させることによって、作業者は、容易にカバー301を筐体6に対して開閉することができる。前述したように、プリンター1000では、回動中心302が窓部25よりも上方に位置しているので、カバー301を筐体6に対して開閉しても、静止した状態が維持される。つまり、カバー301を筐体6に対して開閉しても、窓部25は静止したままとなる。
図23では、筐体6に対してカバー301が閉じられた閉位置においてカバー301が実線で図示されている。他方で、筐体6に対してカバー301が開かれた開位置においてカバー301が二点鎖線で図示されている。閉位置では、タンク10のインク注入部45は、カバー301によって覆われる。開位置では、インク注入部45が開放される。
換言すれば、カバー301を開位置にすると、タンク10のインク注入部45が露呈する。このため、作業者は、カバー301を開位置にすることによって、筐体6の外側からタンク10のインク注入部45にアクセスすることができる。そして、カバー301の開位置において、作業者は、ボトルなどに収容されているインクをインク注入部45からタンク10内に注入することができる。このとき、作業者は、視認壁305を通してタンク10内のインクの量を確認しながらインクをインク注入部45に注入することができる。
上述したように、プリンター1000では、回動中心302が窓部25よりも上方に位置している。このため、例えば、比較例を示す模式断面図である図24に示すように、回動中心302が本実施例よりも下方に位置している場合に比較して、カバー301を小型化することができる。これにより、利便性の向上が図られる。また、プリンター1000では、図24に示す例に比較して、カバー301の開閉に必要な空間を軽減することができる。この結果、プリンター1000の設置面積を軽減することができるので、利便性の向上が図られる。
なお、上述したプリンター1000において、カバー301を筐体6に対して着脱可能にした構成も採用され得る。例えば、カバー301を開位置において筐体6から分離可能に構成することができる。これは、実施例1のヒンジ部55の構成をプリンター1000に適用することによって、実現され得る。この場合、カバー301の開位置が分離位置に相当する。この構成によれば、カバー301を分離位置で筐体6から取り外すことができるので、インク注入部45にインクを注入するとき、カバー301が邪魔になることを避けやすい。よって、インク注入部45にインクを注入しやすくなるので、利便性が一層向上する。そして、インク注入部45にインクを注入した後に、作業者は、分離位置においてカバー301を筐体6に装着することができる。
このとき、前述したように、プリンター1000では、複数のタンク10がX軸に沿って配列している。このため、複数のインク注入部45もX軸に沿って配列している。よって、プリンター1000では、X軸に沿った方向が、複数のインク注入部45が並ぶ配列方向に対応している。そして、プリンター1000においても、カバー301は、閉位置から分離位置に変位するときに、複数のインク注入部45の配列方向と交差する方向に変位してから分離位置に到達する。
また、プリンター1000において、図23に示すように、視認壁305のうち上限マーク48の上方に位置する箇所に、インク吸収材308などを配置する構成も採用され得る。これにより、インクをインク注入部45に注入する際などにインク注入部45から垂れ落ちたインクをインク吸収材308で受け留めることができる。これにより、視認壁305や窓部25がインクで汚れることを防ぎやすくすることができる。
(実施例4)
実施例2では、カバー84がZ軸に沿ってスライド変位可能に構成されている。しかしながら、カバー84がスライド変位可能な方向はZ軸に沿った方向に限定されない。例えば、図25に示すように、カバー84をX軸に沿った方向にスライド変位可能に構成することもできる。カバー84がX軸に沿ってスライド変位可能である構成を実施例4として説明する。なお、実施例4において、実施例2と同様の機能を有する構成については、実施例2と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施例2では、カバー84がZ軸に沿ってスライド変位可能に構成されている。しかしながら、カバー84がスライド変位可能な方向はZ軸に沿った方向に限定されない。例えば、図25に示すように、カバー84をX軸に沿った方向にスライド変位可能に構成することもできる。カバー84がX軸に沿ってスライド変位可能である構成を実施例4として説明する。なお、実施例4において、実施例2と同様の機能を有する構成については、実施例2と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施例4のカバー84は、上壁401を有している。上壁401のうちZ軸方向に向く面は、上面27の一部を構成している。上壁401のうちY軸方向に向く側部と、−Y軸方向に向く側部には、それぞれ、X軸に沿って延在する凸レール402が設けられている。また、本体83において、カバー84の凸レール402に対面する部分には、係合溝403が設けられている。凸レール402は、係合溝403に係合可能に構成されている。カバー84は、凸レール402と係合溝403との係合によって、X軸に沿ってスライド変位することができる。
作業者は、インク注入部45にインクを注入するとき、カバー84を本体83に対してX軸方向にスライド変位させることによって、インク注入部45を露出させてからインクの注入を行う。実施例4においても、実施例2と同様に、カバー84の閉位置でタンク10のインク注入部45がカバー84によって覆われる。カバー84を閉位置からX軸方向にスライドさせることによって、図25に示すように、タンク10のインク注入部45が露出する。そして、カバー84を閉位置からX軸方向にスライド変位させると、図26に示すように、カバー84を本体83から取り外すことができる。
つまり、カバー84は、本体83に対して着脱可能に構成されている。本実施例においても、X軸に沿った方向が第1方向に対応し、Y軸に沿った方向が第2方向に対応している。また、Y軸に沿った方向は、複数のインク注入部45が並ぶ配列方向に対応している。つまり、本実施例においても、カバー84は、本体83に対して、閉位置から分離位置に変位するときに、複数のインク注入部45の配列方向と交差する方向に変位してから分離位置に到達する。つまり、カバー47は、閉位置からY軸と交差する方向に変位してから分離位置に到達する。なお、実施例4において、凸レール402を本体52Aに設け、且つ係合溝403をカバー84に設けた構成も採用され得る。
本実施例では、図26に示すように、カバー84の上面27に手掛け部405を設けた構成が採用され得る。手掛け部405は、上面27からZ軸方向に突出したストライプ状の凸部として設けられている。手掛け部405に手指を添えた状態でカバー84をスライドさせることによって、手指が手掛け部405に引っ掛かりやすいので、作業者は、容易にカバー84を本体52Aに対して開閉することができる。なお、手掛け部405としては、上面27から−Z軸方向に凹となる凹部として構成することもできる。
さらに、手掛け部405は、−Z軸方向に平面視したときに三角状の外観を有している。そして、三角の頂点の向きがX軸方向に向いている。これにより、作業者は、カバー84を開くときの向きを直感的に理解しやすい。これにより、インク収容装置4やプリンター1の利便性を向上させることができる。
また、手掛け部405としては、図27に示すように、上面27からZ軸方向に突出する1つの凸部や、上面27から−Z軸方向に凹となる1つの凹部として構成することもできる。
上記各実施形態、各実施例において、液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したり塗布したりして消費する液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置で消費させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては、上記各実施形態で説明したようなインクの他、液晶等も挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。更に、インクとして、昇華転写インクを用いることができる。昇華転写インクは、例えば昇華性染料のような昇華性の色材を含むインクである。印刷方法は、そのような昇華転写インクを液体噴射装置により転写媒体に噴射し、その転写媒体を被印刷物に接触させ加熱して色材を昇華させて被印刷物に転写させる。被印刷物はTシャツやスマートフォン等である。このように、昇華性の色材を含むインクであれば、多様な被印刷物(印刷媒体)に印刷を行うことができる。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態や実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1,1000…プリンター、3…印刷ユニット、4…インク収容装置、5…スキャナーユニット、6…筐体、7,7A,7B…筐体、10…タンク、21…排紙部、22…正面、23…上面、25…窓部、26…正面、27…上面、28…側面、29…収容部、31…原稿カバー、32…原稿載置面、41…機構ユニット、42…印刷部、43…インク供給チューブ、45…インク注入部、46…視認面、47…カバー、48…上限マーク、49…下限マーク、51…第1筐体、52…第2筐体、52A…本体、55,55A,55B…ヒンジ部、56…ヒンジ軸、57…軸受、58…回動軸、71…被覆部、72…壁、73…壁、74…開口部、75…スリット、76…部分、82…第2筐体、83…本体、84…カバー、85…手掛け部、87,87A,87B…係合溝、88…面、91…アクセス部、92,92A,92B…凸壁、93…壁、94…壁、95…突起、97…内壁、98…突起、99…面、301…カバー、302…回動中心、303…部材、305…視認壁、306…壁、307…手掛け部、308…インク吸収材、401…上壁、402…凸レール、403…係合溝、405…手掛け部、P…印刷媒体。
Claims (9)
- インク噴射ヘッドにインクを供給可能なインク収容装置であって、
前記インクを収容可能なタンクと、
前記タンクを覆う筐体と、を備え、
前記タンクは、前記インクを注入可能なインク注入部を有し、
前記筐体は、
前記インク注入部を除く前記タンクの一部を覆う本体と、
前記本体に対して脱着可能なカバーと、を有し、
前記カバーは、前記本体に装着された状態で前記インク注入部を覆う閉位置から変位した分離位置において、前記本体から取り外し可能に構成されている、
ことを特徴とするインク収容装置。 - 請求項1に記載のインク収容装置において、
前記インク収容装置が複数の前記インク注入部を有し、
前記複数のインク注入部が並ぶ方向を配列方向と定義し、
前記カバーは、前記閉位置から前記配列方向と交差する方向に変位してから前記分離位置に到達する、
ことを特徴とするインク収容装置。 - 請求項1又は2に記載のインク収容装置において、
前記カバーに、手掛け部が設けられている、
ことを特徴とするインク収容装置。 - 請求項1から3までのいずれか一項に記載のインク収容装置において、
前記カバーは、前記閉位置から前記分離位置まで変位する間に前記本体と係合する係合部を有し、
前記本体は、前記係合部と係合する被係合部を有し、
前記被係合部は、前記カバーが前記閉位置から前記分離位置に変位する過程で前記係合部が乗り越えることが可能な突起を、前記閉位置より前記分離位置に近い位置に有する、
ことを特徴とするインク収容装置。 - 請求項1から4までのいずれか一項に記載のインク収容装置において、
前記本体に対して前記カバーがスライドすることによって前記カバーが前記閉位置から前記分離位置に変位する、
ことを特徴とするインク収容装置。 - 請求項1から4までのいずれか一項に記載のインク収容装置において、
前記本体に対して前記カバーが回動することによって前記カバーが前記閉位置から前記分離位置に変位する、
ことを特徴とするインク収容装置。 - インク噴射ヘッドにインクを供給可能なインク収容装置であって、
前記インクを収容可能なタンクと、
前記タンクを覆う筐体と、を備え、
前記タンクは、
内部にインクを注入可能なインク注入部と、
前記インク注入部が形成された壁と、
前記壁と交差する方向に沿って延伸し、前記タンク内の液面を外部から視認可能な視認壁と、を備え、
前記筐体は、
前記インク注入部を除く前記タンクの一部を覆う本体と、
前記本体に対して開閉可能に回動し、前記本体に対して閉じた閉位置で前記インク注入部を覆うことが可能で、且つ前記本体に対して開いた開位置で前記インク注入部を開放可能なカバーと、を備え、
前記本体は、前記タンクの前記視認壁に対向する位置に、前記視認壁を外部から視認可能な窓部を有し、
前記本体に対する前記カバーの回動中心が、前記タンクが使用されるときの姿勢において、前記窓部よりも上方に位置する、
ことを特徴とするインク収容装置。 - 請求項7に記載のインク収容装置において、
前記カバーは、前記開位置で前記本体から取り外し可能に構成されている、
ことを特徴とするインク収容装置。 - インクを噴射可能な印刷ヘッドを備えた印刷ユニットと、
請求項1から8までのいずれか一項に記載のインク収容装置と、を備える、
ことを特徴とするプリンター。
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