JP5958601B2 - 液体収容容器、プリンター、および、複合機 - Google Patents

液体収容容器、プリンター、および、複合機 Download PDF

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本発明は、液体収容容器、液体収容容器ユニット、液体噴射システム、液体噴射装置等
に関する。
従来、液体噴射装置の一例として、インクジェットプリンターが知られている。インク
ジェットプリンターでは、印刷用紙などの印刷媒体に、噴射ヘッドから液体の一例である
インクを吐出させることによって、印刷媒体への印刷を行うことができる。このようなイ
ンクジェットプリンターでは、従来、液体収容容器の一例であるタンクに貯留されたイン
クを噴射ヘッドに供給する構成が知られている。このタンクには、インク注入口が設けら
れている。利用者は、インク注入口からインクをタンクに補充することができる。(例え
ば、特許文献1参照)。なお、以下においては、インクジェットプリンターなどの液体噴
射装置にタンクなどの液体収容容器を付加した構成を、液体噴射システムと表現すること
がある。
特開2012−51309号公報
上記特許文献1に記載されたタンクでは、タンク本体が半透明であるので、利用者が外
部からタンク内部のインク量を視認することができる。このタンクには、タンク本体を構
成する壁部のうちの一部に上限線が設けられている。利用者は、上限線が設けられた壁部
を介してタンク内のインク量を視認しながら、インクを注入口からタンク内に注入するこ
とができる。上限線が設けられた壁部を視認部と呼ぶ。そして、利用者は、タンク内のイ
ンクの液面が上限線に達したときに、タンク内のインク量が上限に達したことを把握する
ことができる。しかしながら、上記特許文献1に記載されたタンクでは、視認部と注入口
とが近接しているため、注入口からインクをタンク内に注入するときに、注入されたイン
クがタンクの内側で視認部にかかってしまうことがある。このようなことが発生すると、
視認部の視認性が損なわれるので、利用者はタンク内のインク量を把握しにくくなる。つ
まり、従来の液体収容容器では、液体の量を把握することが困難であるという課題がある
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[形態1]
液体を吐出するヘッドに供給するための液体を収容可能な液体収容部と、
前記液体収容部の内部に前記液体を注入可能な液体注入部と、
を備えた液体収容容器であって、
前記液体収容部は、前記ヘッドに前記液体を供給する状態において、
底壁と、
前記底壁より上方に位置し、前記液体注入部が設けられた液体注入部形成壁と、
前記底壁と前記液体注入部形成壁とに交差する方向に延び、前記液体収容部内の液体を外部から視認可能な視認壁と、
前記視認壁と対向する対向壁と、
前記底壁と前記液体注入部形成壁との間に位置し、前記視認壁と交差する方向に前記対向壁に向けて延び、且つ、前記対向壁とは離れた端部を有する壁と、
を備え、
前記液体注入部は、前記対向壁より前記視認壁に近い位置に位置し、
前記壁の前記端部は、前記視認壁より前記対向壁に近い位置に位置し、
前記壁の前記端部の反対側の端部は、前記液体注入部と前記液体注入部形成壁との交差部である開口よりも前記視認壁側に位置している、
液体収容容器。
[形態2]
形態1に記載の液体収容容器であって、
前記視認壁に、前記液体収容部内の液体量の下限を示す下限マークが設けられている、液体収容容器。
[形態3]
形態1または形態2に記載の液体収容容器であって、
前記視認壁に、前記液体収容部内の液体量の上限を示す上限マークが設けられている、液体収容容器。
[形態4]
形態1から形態3までのいずれか一項に記載の液体収容容器であって、
前記視認壁は、少なくとも一部が撥液性を有する、液体収容容器。
[形態5]
形態1から形態4までのいずれか一項に記載の液体収容容器と、
前記ヘッドと、
を備えたプリンターであって、
前記液体収容容器は前記プリンターのケース内に収容され、
前記ケースは、前記液体収容容器の前記視認壁と対向する窓部を有する、
プリンター。
[形態6]
形態5に記載のプリンターであって、
前記窓部は、前記プリンターの正面に設けられている、プリンター。
[形態7]
形態5または形態6に記載のプリンターであって、
前記ケースは、前記プリンターの正面に操作パネルを有する、
プリンター。
[形態8]
形態5から形態7までのいずれか一項に記載のプリンターと、
スキャナーユニットとを備え、
前記スキャナーユニットは、前記プリンターの上方に前記ケースに対し回動可能に設けられている
複合機。
[適用例1]液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部に接続され、前記液体収
容部に前記液体を注入可能な液体注入部と、を備え、前記液体収容部は、前記液体注入部
と交差する第1壁部と、光透過性を有し、前記第1壁部に交差する第2壁部と、前記液体
注入部と前記第1壁部とが交差する交差部と前記第2壁部との間に位置する隔壁と、を有
する、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例の液体収容容器によれば、液体注入部から液体収容部内に液体を注入すると
き、液体注入部から第2壁部に向かう液体を隔壁で遮ることができる。これにより、液体
注入部から第2壁部に向かって液体が飛散しても、第2壁部に液体が付着することを低く
抑えることができる。これにより、第2壁部を介して液体収容容器内の液体の量を把握し
やすくなる。
[適用例2]上記の液体収容容器であって、前記液体収容部は、前記液体を収容した状
態において前記第1壁部よりも下方に位置する底壁を有し、前記隔壁は、前記第1壁部か
ら前記底壁に向かう方向に延在する、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例によれば、第2壁部を広い範囲にわたって液体注入部から遮りやすいので、
液体注入部から第2壁部に向かう液体を隔壁で遮りやすい。
[適用例3]上記の液体収容容器であって、前記液体収容部は、前記第1壁部及び前記
第2壁部に交差する第3壁部と、前記第1壁部及び前記第2壁部に交差する第4壁部と、
を有し、前記隔壁は、前記第3壁部から突出する突出部であり、前記隔壁の少なくとも一
部と前記第1壁部との間に隙間が形成されている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例によれば、液体注入部から液体を液体収容部内に注入したときに、第1壁部
と第2壁部と隔壁と第3壁部と第4壁部とに囲まれた空間に閉じ込められた大気が、隔壁
と第1壁部との間の隙間から逃げやすい。これにより、液体注入部から注入した液体の量
に応じて、第1壁部と第2壁部と隔壁と第3壁部と第4壁部とに囲まれた空間内の液面が
適正に上昇しやすい。このため、液体収容部内の液体の量を正確に把握しやすい。
[適用例4]上記の液体収容容器であって、前記液体収容部は、前記第1壁部及び前記
第2壁部に交差する第3壁部と、前記第1壁部及び前記第2壁部に交差する第4壁部と、
を有し、前記隔壁は、前記第3壁部から突出する突出部であり、前記隔壁の少なくとも一
部と前記第4壁部との間に隙間が形成されている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例によれば、液体注入部から液体を液体収容部内に注入したときに、第1壁部
と第2壁部と隔壁と第3壁部と第4壁部とに囲まれた空間に閉じ込められた大気が、隔壁
と第4壁部との間の隙間から逃げやすい。これにより、液体注入部から注入した液体の量
に応じて、第1壁部と第2壁部と隔壁と第3壁部と第4壁部とに囲まれた空間内の液面が
適正に上昇しやすい。このため、液体収容部内の液体の量を正確に把握しやすい。
[適用例5]上記の液体収容容器であって、前記隔壁のうち前記交差部側の一端と前記
第2壁部との間の距離が、前記隔壁のうち前記交差部側とは反対側の他端と前記第2壁部
との距離よりも小さい、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例によれば、隔壁は、交差部側の一端から他端に向かって第2壁部から遠ざか
っていく。このため、液体注入部から注入された液体を第2壁部から遠ざけやすいので、
第2壁部に液体が付着することを一層抑えやすい。
[適用例6]上記の液体収容容器であって、前記液体を前記液体注入部に注入するとき
の状態において、前記交差部の鉛直下方に前記隔壁の少なくとも一部が位置する、ことを
特徴とする液体収容容器。
この適用例によれば、液体注入部から注入された液体が交差部から鉛直下方に垂れ落ち
たときに、液体の落下にかかる衝撃を隔壁で緩和することができるので、落下による液体
の飛散を軽減することができる。この結果、第2壁部に液体が付着することを一層抑える
ことができる。
[適用例7]上記の液体収容容器であって、前記隔壁は、筒状構造を構成し、前記筒状
構造は、前記交差部から延伸する、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例によれば、液体収容容器内に液体を注入するとき、筒状構造によって液体が
第2壁部に向かって飛散することを抑えやすい。この結果、第2壁部に液体が付着するこ
とを一層抑えることができる。
[適用例8]上記の液体収容容器であって、前記第2壁部の内壁に、前記液体に対する
撥液性を有する物質が塗布されている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例によれば、第2壁部に液体が付着しても、第2壁部から液体をはじきやすい
ので、第2壁部の視認性を維持しやすい。これにより、第2壁部を介して液体収容容器内
の液体の量を一層把握しやすくすることができる。
[適用例9]蓋部と、支持部と、前記蓋部と前記支持部との間に配置される、請求項1
から8までのいずれか一項に記載の液体収容容器と、を備える、ことを特徴とする液体収
容容器ユニット。
この適用例によれば、液体収容容器が蓋部と支持部との間に配置された液体収容容器ユ
ニットにおいて、液体収容容器内の液体の量を把握しやすくすることができる。
[適用例10]上記の液体収容容器ユニットと、液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置
と、前記液体収容容器ユニットの前記液体収容容器から前記液体噴射ヘッドに液体を供給
可能なチューブと、を備え、前記液体収容容器ユニットは、前記液体噴射装置の外周に固
定される、ことを特徴とする液体噴射システム。
この適用例によれば、液体収容容器ユニットと液体噴射装置とチューブとを備える液体
噴射システムにおいて、液体収容容器内の液体の量を把握しやすくすることができる。
[適用例11]蓋部と、支持部と、前記蓋部と前記支持部との間に配置される、上記の
液体収容容器と、前記蓋部と前記支持部との間に配置される液体噴射ヘッドと、前記蓋部
と前記支持部との間に配置され、前記液体収容容器から前記液体噴射ヘッドに液体を供給
可能なチューブと、を備える、ことを特徴とする液体噴射装置。
この適用例によれば、液体収容容器と液体噴射ヘッドとチューブとを備える液体噴射装
置において、液体収容容器内の液体の量を把握しやすくすることができる。
第1実施形態における液体噴射システムを示す斜視図。 第1実施形態における液体噴射システムを示す斜視図。 第1実施形態における液体噴射システムを示す斜視図。 第1実施形態におけるプリンターの機構ユニットを示す斜視図。 実施例1におけるタンクを示す分解斜視図。 実施例1におけるタンクをシート部材側から見たときの側面図。 実施例1におけるケースを示す斜視図。 実施例1におけるケースを示す斜視図。 実施例1のタンクにおけるインク注入部及び大気連通口をXZ平面で切断したときの断面図。 実施例1におけるタンクをシート部材側から見たときの側面図。 実施例2におけるタンクを示す分解斜視図。 実施例2のタンクにおけるインク注入部及び大気連通口をXZ平面で切断したときの断面図。 実施例1及び実施例2におけるタンクの第3壁を示す図。 実施例1及び実施例2におけるタンクの第3壁を示す図。 実施例1及び実施例2におけるタンクの第3壁を示す図。 実施例1及び実施例2におけるタンクの第3壁を示す図。 第2実施形態における複合機を示す斜視図。 第2実施形態における複合機を示す斜視図。 第2実施形態におけるプリンターを示す斜視図。 第2実施形態におけるプリンターの機構ユニットを示す斜視図。
液体噴射装置の一例であるインクジェットプリンター(以下、プリンターと呼ぶ)を含
む液体噴射システムを例に、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図
面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成や部材の縮尺
が異なっていることがある。
(第1実施形態)
第1実施形態における液体噴射システム1は、図1に示すように、液体噴射装置の一例
であるプリンター3と、タンクユニット5と、を有している。プリンター3は、第1ケー
ス6を有している。第1ケース6が、プリンター3の外殻を構成している。タンクユニッ
ト5は、第2ケース7と、複数(2個以上)のタンク9と、を有している。第1ケース6
と第2ケース7とが、液体噴射システム1の外殻を構成している。タンク9は、液体収容
容器の一例である。液体噴射システム1は、液体の一例であるインクによって、印刷用紙
などの印刷媒体Pに印刷を行うことができる。
なお、図1には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示
す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。XYZ軸のそれぞれにおいて、矢
印の向きが+方向(正方向)を示しており、矢印の向きとは逆向きが−方向(負方向)を
示している。液体噴射システム1が使用される状態において、液体噴射システム1は、X
軸とY軸とによって規定される水平な平面に配置される。液体噴射システム1の使用状態
において、Z軸は、水平な平面に直交する軸であり、−Z軸方向が鉛直下方向となる。
第1ケース6には、プリンター3の機構ユニット10(図4)が収容されている。機構
ユニット10は、プリンター3において、印刷動作を実行する機構部分である。機構ユニ
ット10の詳細については、後述する。複数のタンク9は、図1に示すように第2ケース
7内に収容されており、それぞれ、印刷に供するインクを収容している。本実施形態では
、4つのタンク9が設けられている。4つのタンク9では、インクの種類がタンク9ごと
に異なる。本実施形態では、インクの種類として、ブラック、イエロー、マゼンタ、シア
ンの4種類が採用されている。そして、ブラックのインクを収容するタンク9と、イエロ
ーのインクを収容するタンク9と、マゼンタのインクを収容するタンク9と、シアンのイ
ンクを収容するタンク9とが、1つずつ設けられている。液体噴射システム1では、複数
のタンク9が、第1ケース6の外側に設けられている。このため、液体噴射システム1で
は、複数のタンク9は、機構ユニット10を覆う第1ケース6に内蔵されていない。
また、プリンター3には、排紙部11が設けられている。プリンター3では、排紙部1
1から印刷媒体Pが排出される。プリンター3において、排紙部11が設けられている面
が正面13とされている。また、プリンター3は、正面13に交差する上面15に操作パ
ネル17を有している。操作パネル17には、電源ボタン18Aや、その他の操作ボタン
18Bなどが設けられている。タンクユニット5は、第1ケース6において、正面13と
上面15とに交差する側部19に設けられている。第2ケース7には、窓部21が設けら
れている。窓部21は、第2ケース7において、正面23と上面25とに交差する側部2
7に設けられている。窓部21は、光透過性を有している。そして、窓部21に重なる位
置に、上述した4つのタンク9が設けられている。このため、液体噴射システム1を使用
する作業者は、窓部21を介して4つのタンク9を視認することができる。本実施形態で
は、窓部21は、第2ケース7に形成された開口として設けられている。作業者は、開口
である窓部21を介して4つのタンク9を視認することができる。なお、窓部21は、開
口に限定されず、例えば、光透過性を有する部材で構成されていてもよい。
本実施形態では、各タンク9の窓部21に対面する部位の少なくとも一部が光透過性を
有している。各タンク9の光透過性を有する部位から、タンク9内のインクが視認され得
る。従って、作業者は、窓部21を介して4つのタンク9を視認することによって、各タ
ンク9におけるインクの量を視認することができる。つまり、タンク9では、窓部21に
対面する部位の少なくとも一部を、インクの量を視認可能な視認部として活用することが
できる。各タンク9には、窓部21に対面する部位に、インクの量の上限を示す上限マー
ク28と、インクの量の下限を示す下限マーク29とが設けられている。作業者は、上限
マーク28及び下限マーク29を目印にして各タンク9におけるインクの量を把握するこ
とができる。なお、第1ケース6と第2ケース7とは、互いに別体で構成されている。こ
のため、本実施形態では、図2に示すように、第2ケース7を第1ケース6から分離する
ことができる。第2ケース7は、取付けビス31によって第1ケース6に結合されている
。また、図2に示すように、第2ケース7は、4つのタンク9の例えば正面、上面、側面
のように、少なくとも一部を覆っている。
また、タンクユニット5は、支持フレーム32を有している。4つのタンク9は、支持
フレーム32に支持されている。支持フレーム32は、第1ケース6とは別体で構成され
ている。このため、本実施形態では、図3に示すように、支持フレーム32を第1ケース
6から分離することができる。支持フレーム32は、取付けビス33によって第1ケース
6に結合されている。このように、本実施形態では、タンクユニット5(図1)は、第1
ケース6の外側に取り付けられている。
プリンター3は、機構ユニット10を示す斜視図である図4に示すように、印刷部41
と、供給チューブ43と、を有している。印刷部41は、キャリッジ45と、印刷ヘッド
47と、4つの中継ユニット49と、を有している。印刷ヘッド47と4つの中継ユニッ
ト49とは、キャリッジ45に搭載されている。供給チューブ43は、可撓性を有してお
り、タンク9と中継ユニット49との間に設けられている。タンク9内のインクは、供給
チューブ43を介して中継ユニット49に送られる。中継ユニット49は、タンク9から
供給チューブ43を介して供給されたインクを印刷ヘッド47に中継する。印刷ヘッド4
7は、供給されたインクをインク滴として吐出する。
また、プリンター3は、媒体搬送機構(図示せず)と、ヘッド搬送機構(図示せず)と
、を有している。媒体搬送機構は、図示しないモーターからの動力によって搬送ローラー
51を駆動することによって、印刷媒体PをY軸方向に沿って搬送する。ヘッド搬送機構
は、モーター53からの動力をタイミングベルト55を介してキャリッジ45に伝達する
ことによって、キャリッジ45をX軸方向に沿って搬送する。印刷ヘッド47は、キャリ
ッジ45に搭載されている。このため、印刷ヘッド47は、ヘッド搬送機構によって、キ
ャリッジ45を介してX軸方向に搬送され得る。なお、印刷ヘッド47は、印刷媒体Pに
対面した状態でキャリッジ45に支持されている。媒体搬送機構及びヘッド搬送機構によ
って、印刷媒体Pに対する印刷ヘッド47の相対位置を変化させながら、印刷ヘッド47
からインクを吐出することによって印刷媒体Pに印刷が施される。
タンク9について種々の実施例を説明する。なお、以下においては、タンク9を実施例
ごとに識別するため、タンク9の符号に、実施例ごとに異なるアルファベット文字を付記
する。
(実施例1)
実施例1におけるタンク9Aについて説明する。タンク9Aは、図5に示すように、タ
ンク本体の一例であるケース61Aと、シート部材63と、を有している。ケース61A
は、例えば、ナイロンやポリプロピレン等の合成樹脂により構成されている。また、シー
ト部材63は、合成樹脂(例えば、ナイロンや、ポリプロピレン等)によりフィルム状に
形成され、可撓性を有する。本実施形態では、シート部材63は、光透過性を有している
。タンク9Aは、ケース61Aとシート部材63とを接合した構成を有している。ケース
61Aには、接合部64が設けられている。図5では、構成をわかりやすく示すため、接
合部64にハッチングが施されている。ケース61Aの接合部64にシート部材63が接
合されている。本実施形態では、溶着によってケース61Aとシート部材63とが接合さ
れている。
タンク9Aは、図6に示すように、収容部65と、連通部67と、を有している。連通
部67は、大気室68と、連通路73と、を有している。タンク9Aでは、収容部65内
にインクが収容される。なお、図6では、シート部材63側からタンク9Aを見た状態が
示されており、シート部材63越しにケース61Aが図示されている。収容部65と、大
気室68と、連通路73とは、接合部64によって相互に仕切られている。ケース61A
は、第1壁81と、第4壁84と、第5壁85と、第2壁82と、第3壁83と、第6壁
86と、第7壁87と、第8壁88と、を有している。第5壁85の収容部65側とは反
対側に、大気室68と、連通路73の一部と、が配置されている。第1壁81をシート部
材63側から平面視したときに、収容部65は、第4壁84と、第5壁85と、第2壁8
2と、第3壁83とによって囲まれている。なお、第3壁83が、第2ケース7の窓部2
1に対面する。つまり、タンク9Aでは、第3壁83に、光透過性を有する部位が含まれ
ている。
また、第1壁81をシート部材63側から平面視したときに、大気室68が、第5壁8
5と、第6壁86と、第7壁87と、第8壁88とによって囲まれている。なお、収容部
65の第1壁81と、大気室68の第1壁81とは、互いに同一の壁である。つまり、本
実施形態では、収容部65と、大気室68とが、第1壁81を共有している。第4壁84
、第5壁85、第2壁82、及び第3壁83は、図7に示すように、それぞれ、第1壁8
1に交差している。第5壁85は、第4壁84よりもZ軸方向側に位置している。第4壁
84と第5壁85とは、第1壁81を挟んで互いに対向している。第3壁83は、第2壁
82よりもX軸方向側に位置している。第2壁82と第3壁83とは、第1壁81を挟ん
で互いに対向している。第2壁82は、第4壁84及び第5壁85のそれぞれに交差して
いる。第3壁83も、第4壁84及び第5壁85のそれぞれに交差している。
第4壁84と、第5壁85と、第2壁82と、第3壁83とは、第1壁81から−Y軸
方向に突出している。これにより、第1壁81を主壁として、主壁から−Y軸方向に伸び
る第4壁84と、第5壁85と、第2壁82と、第3壁83とによって凹部91が構成さ
れる。凹部91は、Y軸方向に向かって凹となる向きに構成されている。凹部91は、−
Y軸方向に向かって、すなわちシート部材63(図5)側に向かって開口している。換言
すれば、凹部91は、Y軸方向に向かって、すなわちシート部材63(図5)側とは反対
側に向かって凹となる向きに設けられている。そして、ケース61Aにシート部材63が
接合されると、凹部91がシート部材63によって塞がれて、収容部65が構成される。
なお、第1壁81〜第8壁88は、それぞれ、平坦な壁に限られず、凹凸を含むものであ
ってもよい。
第6壁86は、図6に示すように、第5壁85から、第5壁85の第4壁84側とは反
対側、すなわち第5壁85の+Z軸方向側に向かって突出している。第7壁87は、第5
壁85から、第5壁85の第4壁84側とは反対側、すなわち第5壁85の+Z軸方向側
に向かって突出している。第7壁87は、第6壁86よりもX軸方向側に位置している。
第6壁86と、第7壁87とは、大気室68を挟んで互いに対峙する位置に設けられてい
る。第8壁88は、第5壁85よりもZ軸方向側に位置している。第5壁85と第8壁8
8とは、大気室68を挟んで互いに対峙する位置に設けられている。第6壁86は、第5
壁85及び第8壁88のそれぞれに交差している。第7壁87も、第5壁85及び第8壁
88のそれぞれに交差している。
第6壁86と、第7壁87と、第8壁88とは、第1壁81から−Y軸方向に突出して
いる。これにより、第1壁81を主壁として、主壁から−Y軸方向に伸びる第5壁85と
、第6壁86と、第7壁87と、第8壁88とによって凹部99が構成される。凹部99
は、Y軸方向に向かって凹となる向きに構成されている。凹部99は、−Y軸方向に向か
って、すなわちシート部材63(図5)側に向かって開口している。換言すれば、凹部9
9は、Y軸方向に向かって、すなわちシート部材63(図5)側とは反対側に向かって凹
となる向きに設けられている。そして、ケース61Aにシート部材63が接合されると、
凹部99がシート部材63によって塞がれて、大気室68が構成される。なお、第2壁8
2〜第8壁88の第1壁81からの突出量は、相互に同じ突出量に設定されている。
第2壁82と第6壁86とは、段差を有している。第2壁82は、第6壁86よりも第
3壁83側、すなわち第6壁86よりもX軸方向側に位置している。また、第3壁83と
第7壁87とは、段差を有している。第7壁87は、第3壁83よりも第2壁82側、す
なわち第3壁83よりも−X軸方向側に位置している。そして、第1壁81をシート部材
63側から平面視した状態で、第3壁83と第7壁87との間にインク注入部101が設
けられている。インク注入部101は、第5壁85に設けられている。
図7に示すように、ケース61Aには、張り出し部105が設けられている。連通路7
3は、張り出し部105に設けられている。張り出し部105は、第5壁85のうち第7
壁87よりもX軸方向側の領域において、凹部91の開口の縁に沿って第5壁85からZ
軸方向側に向かって張り出した部位105Aを有する。部位105Aは、第7壁87にお
いて、凹部99の開口の縁に沿って第7壁87からX軸方向側に向かって張り出してもい
る。また、張り出し部105は、第8壁88からZ軸方向側に向かって張り出した部位1
05Bを有する。また、張り出し部105は、第6壁86において、凹部99の開口の縁
に沿って第6壁86から−X軸方向側に向かって張り出した部位105Cを有する。また
、張り出し部105は、第2壁82において、凹部91の開口の縁に沿って第2壁82か
ら−X軸方向側に向かって張り出した部位105Dを有する。連通路73は、張り出し部
105に、シート部材63(図5)側とは反対側に向かって凹となる向きに設けられた溝
108として構成されている。
ここで、図7に示すように、凹部91内には、凹部109が設けられている。凹部10
9は、第9壁111と、第10壁112と、第11壁113と、第3壁83とによって囲
まれている。凹部109は、第4壁84から第4壁84の第5壁85側とは反対側に向か
って、すなわち第4壁84から−Z軸方向側に向かって凹となる向きに設けられている。
第9壁111及び第10壁112は、それぞれ、第4壁84に設けられており、第4壁8
4から第4壁84の第5壁85側とは反対側に向かって、すなわち第4壁84から−Z軸
方向側に向かって突出している。
第9壁111は、第3壁83と第2壁82との間に位置しており、第11壁113を挟
んで第3壁83に対向している。第10壁112は、第1壁81とシート部材63(図5
)との間に位置しており、第11壁113を挟んでシート部材63に対向している。第1
1壁113は、第4壁84よりも第5壁85側とは反対側、すなわち第4壁84よりも−
Z軸方向側に位置している。第11壁113は、第5壁85に対向している。第9壁11
1は、第4壁84と第10壁112と第11壁113とに交差している。第10壁112
は、第4壁84と第3壁83と第11壁113とに交差している。第11壁113は、第
3壁83に交差している。
図7に示すように、凹部109を囲む第9壁111と、第10壁112と、第11壁1
13と、第3壁83とが供給部114を構成する。供給部114には、接続部115が設
けられている。接続部115は、第9壁111に設けられている。接続部115は、第9
壁111の凹部109側とは反対側に設けられている。接続部115は、第9壁111か
ら凹部109側とは反対側に向かって、すなわち第9壁111から第2壁82側に向かっ
て突出している。接続部115は、図8に示すように、筒状に形成されている。接続部1
15には、供給口116が形成されている。供給口116は、接続部115に形成された
開口であり、タンク9Aからのインクの出口である。接続部115には、供給チューブ4
3(図4)が接続される。タンク9Aに収容されたインクは、接続部115から供給口1
16を経て供給チューブ43に送出される。供給チューブ43に送出されたインクは、供
給チューブ43によって印刷ヘッド47に導かれる。
また、図7に示すように、第8壁88には、大気連通部117が設けられている。大気
連通部117には、大気連通口118が設けられている。大気連通口118は、大気連通
部117に形成された開口であり、大気連通部117からタンク9Aの外側に向かって開
口している。大気連通部117は、第8壁88から、第8壁88の第5壁85側とは反対
側、すなわち第8壁88のZ軸方向側に突出している。大気連通口118は、第8壁88
を平面視したときに、すなわち第8壁88をXY平面で平面視したときに、凹部99に重
なる位置に設けられている。大気連通口118は、ケース61Aの外側と凹部99の内側
とを連通させる。大気連通口118は、ケース61Aの外側の大気を凹部99の内側に導
入可能な大気の通路である。なお、ケース61Aにおいて、接合部64は、凹部91、凹
部99、凹部109、及び連通路73のそれぞれの輪郭に沿って設けられている。
シート部材63は、図5に示すように、第2壁82〜第8壁88を挟んで第1壁81に
対面している。シート部材63は、平面視で、凹部91、凹部99、凹部109及び張り
出し部105(図7)を覆う大きさを有している。シート部材63は、接合部64に溶着
されている。これにより、凹部91、凹部99、凹部109、及び連通路73が、シート
部材63によって封止される。このため、シート部材63は、ケース61Aに対する蓋で
あるともみなされ得る。
連通路73は、図6に示すように、連通口121と、連通口122と、を有している。
連通口121は、大気室68の内側に向かって開口する開口部である。連通口122は、
収容部65の内側に向かって開口する開口部である。大気室68は、連通口121から連
通路73を介して連通口122を経て収容部65に通じている。上記により、収容部65
は、連通路73、大気室68、及び大気連通口118を介してタンク9Aの外部に通じて
いる。つまり、連通部67は、大気連通口118と収容部65との間を連通させている。
大気連通口118から大気室68内に流入した大気は、連通路73を介して収容部65内
に流入する。
インク注入部101は、第5壁85に設けられている。インク注入部101は、図7に
示すように、第7壁87と張り出し部105と第3壁83と第1壁81とによって囲まれ
た凹部131内に設けられている。前述したように、張り出し部105は、第5壁85よ
りも第8壁88側に突出している。また、第7壁87も、第5壁85よりも第8壁88側
に突出している。同様に、本実施形態では、第1壁81及び第3壁83も、それぞれ、第
5壁85よりも第8壁88側に突出している。そして、張り出し部105は、第7壁87
及び第3壁83の双方に交差している。また、第1壁81は、第3壁83及び第7壁87
の双方に交差している。このため、第5壁85のうち第7壁87よりも第3壁83側の領
域は、第7壁87と張り出し部105と第3壁83と第1壁81とによって囲まれた凹部
131を構成している。凹部131は、第5壁85側から第4壁84側に向かって凹とな
る向きに設けられている。
上記の構成により、インク注入部101は、第7壁87と張り出し部105と第3壁8
3と第1壁81とによって囲まれている。換言すれば、第5壁85のうち第7壁87と張
り出し部105と第3壁83と第1壁81とによって囲まれた領域内にインク注入部10
1が設けられている。そして、凹部131は、インク受け部の機能を有する。インク受け
部は、例えば、インク注入部101から溢れたインクや、注入の際に垂れ落ちたインクを
受けることができる。このように、凹部131は、インクを受けるインク受け部としての
機能を有する。
ここで、収容部65内には、図5に示すように、隔壁125が設けられている。タンク
9Aでは、隔壁125は、第1隔壁125Aと、第2隔壁125Bとに区分され得る。第
1隔壁125Aと、第2隔壁125Bとは、屈曲部127において互いにつながっている
。第1隔壁125Aは、第3壁83と第2壁82との間に位置しており、Z軸に沿って延
在している。第1隔壁125Aは、屈曲部127側とは反対側において、第5壁85につ
ながっている。第1隔壁125Aは、第2壁82側よりも第3壁83側に位置している。
第2隔壁125Bは、第5壁85と第4壁84との間に位置しており、屈曲部127から
第2壁82側に向かって延在している。第2隔壁125Bは、屈曲部127側から第2壁
82側に向かうにつれて第4壁84に近づく向きに傾斜している。
隔壁125は、図6に示すように、第1壁81に設けられており、第1壁81からシー
ト部材63(図4)側に向かって、すなわち−Y軸方向側に向かって突出している。隔壁
125には、切欠き部128と、切欠き部129とが設けられている。切欠き部128及
び切欠き部129は、それぞれ、隔壁125の第1壁81側とは反対側、すなわちシート
部材63(図4)側の端部に設けられている。切欠き部128及び切欠き部129は、そ
れぞれ、シート部材63(図4)側から第1壁81側に向かって凹となる向きに形成され
ている。切欠き部128は、第1隔壁125Aに設けられている。
切欠き部129は、第2隔壁125Bに設けられている。切欠き部128は、図5に示
すように、第1隔壁125Aにおいて、第5壁85側から第4壁84側に向かって延在し
ている。切欠き部128は、第5壁85につながっている。切欠き部129は、第2隔壁
125Bにおいて、屈曲部127と、屈曲部127側とは反対側の端部との間に設けられ
ている。隔壁125において、切欠き部128と切欠き部129との間の領域に、接合部
64が設けられている。また、隔壁125において、切欠き部129よりも第2壁82側
の領域に接合部64が設けられている。シート部材63は、隔壁125における接合部6
4にも接合される。そして、接合部64にシート部材63が接合されると、切欠き部12
8及び切欠き部129のそれぞれにおいて、シート部材63と隔壁125との間に隙間が
形成される。切欠き部128では、第5壁85と隔壁125の少なくとも一部との間に隙
間が形成される。また、切欠き部129では、シート部材63と隔壁125の少なくとも
一部との間に隙間が形成される。
インク注入部101は、インク注入部101及び大気連通口118をXZ平面で切断し
たときの断面図である図9に示すように、開口132と、側壁133と、を有している。
開口132は、第5壁85に設けられた貫通孔である。開口132は、インク注入部10
1と収容部65の交差する交差部でもある。開口132は、第5壁85において収容部6
5と交差している。インク注入部101の構成としては、側壁133が収容部65の内側
に突出している構成も採用され得る。側壁133が収容部65の内側に突出している構成
においても、インク注入部101と収容部65の交差する交差部を開口132と定義する
。凹部91は、貫通孔である開口132を介して凹部91の外側に通じている。側壁13
3は、第5壁85の第4壁84側とは反対側に設けられており、開口132の周囲を囲み
、インク注入路を形成している。側壁133は、第5壁85から第4壁84側とは反対側
に向かって突出している。なお、本実施形態では、側壁133は、第1壁81及び第3壁
83のそれぞれよりも第4壁84側とは反対側に突出している。側壁133によって、凹
部131に溜まったインクが開口132に流入することを妨げることができる。
タンク9Aでは、タンク9Aをシート部材63側から見たときの側面図である図10に
示すように、収容部65の内部にインク141が収容される。図10では、構成をわかり
やすく示すため、シート部材63の図示が省略され、且つ接合部64にハッチングが施さ
れている。収容部65内のインク141は、接続部115に形成された供給口116(図
8)から印刷ヘッド47に供給される。本実施形態では、液体噴射システム1を印刷に使
用する状態において、供給口116に供給チューブ43が接続され、インク注入部101
にキャップ143がされる。収容部65内のインク141は、中継ユニット49を介して
供給チューブ43内を吸引することによって、供給口116から印刷ヘッド47に到達す
る。
印刷ヘッド47による印刷にともなって収容部65内のインク141が印刷ヘッド47
側に送られる。このため、印刷ヘッド47による印刷にともなって、収容部65内の圧力
が大気圧よりも低くなる。収容部65内の圧力が大気圧よりも低くなると、大気室68内
の大気が連通路73を通って収容部65内に流入する。これにより、収容部65内の圧力
が大気圧に保たれやすい。上記により、タンク9内のインク141が印刷ヘッド47に供
給される。タンク9における収容部65内のインク141が消費され、インク141の残
量が少なくなると、作業者は、インク注入部101から新たなインクを収容部65内に補
充することができる。
ここで、前述したように、収容部65内に隔壁125が設けられている。このため、イ
ンク注入部101から収容部65内に注入されたインクは、隔壁125によって、第3壁
83から遠ざかる向きに、すなわち第3壁83側から第2壁82側に向かって誘導される
。これにより、インク注入部101から収容部65内に注入されたインクが第3壁83に
直接に降り注ぐことを避けやすい。このため、インク注入部101から収容部65内にイ
ンクを注入するときに、第3壁83の光透過性を高く維持することができる。この結果、
インク注入部101から収容部65内にインクを注入するときに、収容部65内のインク
の液面が第3壁83正確に反映される。よって、インク注入部101から収容部65内に
インクを注入するときに、収容部65内のインクの液面を正確に把握しやすい。
また、隔壁125の第1隔壁125Aは、図9に示すように、インク注入部101と第
5壁85との交差部である開口132よりも第3壁83側に位置している。このため、隔
壁125の少なくとも一部が、インク注入部101と第5壁85との交差部である開口1
32と第3壁83との間に位置している。このため、インク注入部101から収容部65
内にインクを注入するとき、インク注入部101から第3壁83に向かうインクを隔壁1
25で遮ることができる。これにより、インク注入部101から第3壁83に向かってイ
ンクが飛散しても、第3壁83にインクが付着することを低く抑えることができる。この
ため、インク注入部101から収容部65内にインクを注入するときに、第3壁83の光
透過性を高く維持することができる。この結果、インク注入部101から収容部65内に
インクを注入するときに、収容部65内のインクの液面が第3壁83に正確に反映される
。よって、インク注入部101から収容部65内にインクを注入するときに、収容部65
内のインクの液面を正確に把握しやすい。
なお、実施例1において、収容部65が液体収容部に対応し、インク注入部101が液
体注入部に対応し、第5壁85が第1壁部に対応し、第3壁83が第2壁部に対応し、第
4壁84が底壁に対応し、第1壁81が第3壁部に対応し、シート部材63が第4壁部に
対応している。
また、タンク9Aでは、切欠き部128において、第5壁85と隔壁125の少なくと
も一部との間に隙間が形成されている。これにより、インク注入部101から収容部65
内にインクを注入するときに、第5壁85と第3壁83と第1壁81とシート部材63と
によって囲まれた空間に閉じ込められた大気が、第5壁85と隔壁125の少なくとも一
部との間の隙間から逃げやすい。このため、インク注入部101から収容部65内にイン
クを注入するときに、第5壁85と第3壁83と第1壁81とシート部材63とによって
囲まれた空間内のインクの液面が適正に上昇することができる。よって、インク注入部1
01から収容部65内にインクを注入するときに、収容部65内のインクの液面を正確に
把握しやすい。この結果、収容部65内のインクの量を正確に把握しやすい。
また、タンク9Aでは、切欠き部129において、シート部材63と隔壁125の少な
くとも一部との間に隙間が形成されている。これにより、インク注入部101から収容部
65内にインクを注入するときに、第5壁85と第3壁83と第1壁81とシート部材6
3とによって囲まれた空間に閉じ込められた大気が、シート部材63と隔壁125の少な
くとも一部との間の隙間から逃げやすい。このため、インク注入部101から収容部65
内にインクを注入するときに、第5壁85と第3壁83と第1壁81とシート部材63と
によって囲まれた空間内のインクの液面が適正に上昇することができる。よって、インク
注入部101から収容部65内にインクを注入するときに、収容部65内のインクの液面
を正確に把握しやすい。この結果、収容部65内のインクの量を正確に把握しやすい。
また、タンク9Aでは、図9に示すように、隔壁125のうち第5壁85側の一端と第
3壁83との間の距離が、隔壁125のうち第5壁85側とは反対側の他端と第3壁83
との間の距離よりも小さい。このため、隔壁125は、第5壁85側の一端から他端に向
かって第3壁83から遠ざかっていく。これにより、インク注入部101から収容部65
内に注入されたインクを第3壁83から遠ざけやすい。この結果、インク注入部101か
ら収容部65内に注入されたインクが第3壁83に直接に降り注ぐことを避けやすい。
また、タンク9Aでは、図9に示すように、隔壁125のうち第2隔壁125Bが、イ
ンク注入部101と第5壁85との交差部である開口132の鉛直下方に位置している。
つまり、開口132を−Z軸方向に平面視したときに、第2隔壁125Bの少なくとも一
部が、開口132に重なっている。このため、インク注入部101から収容部65内に注
入されたインクが開口132から鉛直下方に垂れ落ちたときに、インクの落下にかかる衝
撃を隔壁125で緩和することができるので、落下によるインクの飛散を軽減することが
できる。これにより、落下によって飛散したインクが第3壁83に付着することを抑えや
すい。この結果、インク注入部101から収容部65内にインクを注入するときに、収容
部65内のインクの液面が第3壁83に一層正確に反映される。よって、インク注入部1
01から収容部65内にインクを注入するときに、収容部65内のインクの液面を一層正
確に把握しやすい。
なお、切欠き部128と切欠き部129とが形成される位置は、シート部材63側の端
部に限られない。切欠き部128と切欠き部129とは、第1壁81側に設けられていて
もよい。切欠き部128は、インク注入部101からインクが注入されたとき、第3壁8
3と隔壁125との間に閉じ込められた大気を、切欠き部128を介してインク注入部1
01へ移動できる機能を有するものであれば、位置は限定されない。
また、隔壁125は、インク注入部101から収容部65内にインクを注入するとき、
インク注入部101から第3壁83に向かうインクを隔壁125で遮ることができるもの
であれば、第1隔壁125Aと、第2隔壁125Bとに区分される形態に限られない。隔
壁125の形態としては、例えば、第1隔壁125Aのみの形態も採用され得る。
(実施例2)
実施例2におけるタンク9Bについて説明する。タンク9Bは、実施例1におけるタン
ク9Aの隔壁125の構成が異なることを除いて、実施例1のタンク9Aと同様の構成を
有している。このため、以下において、タンク9Bの構成のうちタンク9Aと同様の構成
については、実施例1と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。タンク9Bは、図
11に示すように、タンク本体の一例であるケース61Bと、シート部材63と、を有し
ている。ケース61Bは、例えば、ナイロンやポリプロピレン等の合成樹脂により構成さ
れている。シート部材63は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
ケース61Bには、収容部65内に隔壁151が設けられている。隔壁151は、イン
ク注入部101に一連しており、筒状に設けられている。隔壁151は、インク注入部及
び大気連通口をXZ平面で切断したときの断面図である図12に示すように、インク注入
部101と収容部65とが交差する交差部153からZ軸に沿って延在している。筒状の
隔壁151は、第5壁85につながっており、第5壁85から第4壁84側に向かって延
伸している。筒状の隔壁151は、インク注入部101の開口132を囲んでいる。交差
部153は、第5壁85に設けられた開口132であるとも定義され得る。
なお、タンク9Bでは、側壁133と隔壁151とが互いに一連した構成が採用されて
いるが、隔壁151の構成は、これに限定されない。隔壁151としては、例えば、開口
132よりも外側から開口132を囲んだ構成も採用され得る。この場合、側壁133と
隔壁151との間に段差が形成される。
実施例2におけるタンク9Bによれば、インク注入部101から収容部65内にインク
を注入するときに、インク注入部101から第3壁83に向かってインクが飛散すること
を、筒状の隔壁151によって抑えやすい。これにより、第3壁83にインクが付着する
ことを低く抑えることができる。このため、インク注入部101から収容部65内にイン
クを注入するときに、第3壁83の光透過性を高く維持することができる。この結果、イ
ンク注入部101から収容部65内にインクを注入するときに、収容部65内のインクの
液面が第3壁83に正確に反映される。よって、インク注入部101から収容部65内に
インクを注入するときに、収容部65内のインクの液面を正確に把握しやすい。
なお、実施例2において、収容部65が液体収容部に対応し、インク注入部101が液
体注入部に対応し、第5壁85が第1壁部に対応し、第3壁83が第2壁部に対応し、第
4壁84が底壁に対応し、第1壁81が第3壁部に対応し、シート部材63が第4壁部に
対応している。また、第1実施形態において、タンクユニット5が液体収容容器ユニット
に対応している。
上記の実施例1及び実施例2では、それぞれ、収容部65の内側において第3壁83の
インクに対する撥液性を高めた構成も採用され得る。この構成によれば、インク注入部1
01から収容部65内にインクを注入するときに、飛散したインクが第3壁83に付着し
ても、第3壁83からインクがはじかれやすい。このため、インク注入部101から収容
部65内にインクを注入するときに、第3壁83の光透過性を一層高く維持することがで
きる。この結果、インク注入部101から収容部65内にインクを注入するときに、収容
部65内のインクの液面が第3壁83に一層正確に反映される。よって、インク注入部1
01から収容部65内にインクを注入するときに、収容部65内のインクの液面を一層正
確に把握しやすい。
インクに対する撥液性を高める構成としては、例えば、インクに対する撥液性を発揮す
る材料でケース61Aやケース61Bを形成する方法が挙げられる。また、インクに対す
る撥液性を高める構成としては、例えば、収容部65の内側から第3壁83に、インクに
対する撥液性を有する物質(以下、撥液物質と呼ぶ)を塗布する方法も採用され得る。こ
のような撥液物質としては、例えば、フッ素樹脂やフッ素化合物を含有する塗料が挙げら
れる。撥液物質を塗布する領域としては、第3壁83の全域や、第3壁83の一部だけの
いずれも採用され得る。
撥液物質を第3壁83の一部だけに塗布する場合、例えば、図13に示すように、第3
壁83のY軸に沿った幅のうちの一部の領域155だけに塗布する方法が挙げられる。こ
の場合、例えば、上限マーク28と下限マーク29との間にわたって撥液物質を塗布すれ
ば、インク量の上限から下限にわたってインクの液面を視認しやすくすることができる。
また、第3壁83に1つの領域155を設ける方法に限られず、Y軸に沿って第3壁83
に複数の領域155を並べて設ける方法も採用され得る。
撥液物質を第3壁83の一部だけに塗布する方法としては、例えば、図14に示すよう
に、第3壁83のZ軸に沿った高さのうちの一部の領域157だけに塗布する方法が挙げ
られる。図14に示す例では、複数の領域157をZ軸に沿って並べた構成が示されてい
る。この構成において、Z軸に沿って並ぶ複数の領域157の間隔は、均等であっても、
不均一であってもよい。
また、第3壁83のZ軸に沿った高さのうちの一部の領域157だけに塗布する場合、
例えば、図15に示すように、複数の領域157のZ軸に沿った高さ寸法H1が、複数の
領域157で均等であっても、不均一であってもよい。図15に示す例では、高さ寸法H
1が複数の領域157で不均一である例が示されている。
また、第3壁83のZ軸に沿った高さのうちの一部の領域157だけに塗布する方法と
しては、例えば、図16に示すように、上限マーク28を含む領域157Aと、下限マー
ク29を含む領域157Bとに塗布する方法も採用され得る。この方法によれば、少なく
とも、インク量の上限と下限とを正確に把握しやすくすることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、複数のタンク9は、機構ユニット10を覆う第1ケース6に内蔵さ
れていない。つまり、第1実施形態では、複数のタンク9を第1ケース6の外側に配置し
た構成が採用されている。しかしながら、複数のタンク9を第1ケース6に内蔵した構成
も採用され得る。以下に、複数のタンク9をケース内に内蔵した構成について、液体噴射
システムの一例である複合機を例に第2実施形態として説明する。
本実施形態における複合機500は、図17に示すように、プリンター503と、スキ
ャナーユニット505と、を有している。複合機500において、プリンター503とス
キャナーユニット505とは、互いに重ねられている。プリンター503を使用する状態
において、スキャナーユニット505は、プリンター503の鉛直上方に位置している。
なお、図17には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示
す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。図17におけるXYZ軸、及び図
17以降におけるXYZ軸は、図1におけるXYZ軸に準じている。また、複合機500
において、液体噴射システム1や液体噴射システム100と同様の構成については、液体
噴射システム1や液体噴射システム100における符号と同一の符号を付して詳細な説明
を省略する。
スキャナーユニット505は、フラットベッドタイプであり、イメージセンサーなどの
撮像素子(図示せず)と原稿台と蓋とを有している。スキャナーユニット505は、用紙
などの媒体に記録された画像などを、撮像素子を介して画像データとして読み取ることが
できる。このため、スキャナーユニット505は、画像などの読み取り装置として機能す
る。スキャナーユニット505は、図18に示すように、プリンター503のケース50
7に対して回動可能に構成されている。そして、スキャナーユニット505の原稿台のプ
リンター503側の面は、プリンター503のケース507を覆い、プリンター503の
蓋としての機能も有している。
プリンター503は、液体の一例であるインクによって、印刷用紙などの印刷媒体Pに
印刷を行うことができる。プリンター503は、図19に示すように、ケース507と、
液体収容容器の一例である複数のタンク9と、を有している。ケース507は、プリンタ
ー503の外殻を構成している一体成形された部品であり、プリンター503の機構ユニ
ット511を収容している。複数のタンク9は、ケース507内に収容されており、それ
ぞれ、印刷に供するインクを収容している。プリンター503では、4つのタンク9が設
けられている。4つのタンク9は、相互にインクの種類が異なる。プリンター503では
、インクの種類として、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4種類が採用されてい
る。そして、相互にインクの種類が異なる4つのタンク9が、1つずつ設けられている。
また、プリンター503は、操作パネル512を有している。操作パネル512には、
電源ボタン513や、その他の操作ボタン514などが設けられている。プリンター50
3を操作する作業者は、操作パネル512に対面した状態で、電源ボタン513や操作ボ
タン514を操作することができる。プリンター503では、操作パネル512が設けら
れている面が正面とされている。プリンター503の正面には、ケース507に窓部51
5が設けられている。窓部515は、光透過性を有している。そして、窓部515に重な
る位置に、上述した4つのタンク9が設けられている。このため、作業者は、窓部515
を介して4つのタンク9を視認することができる。
プリンター503では、各タンク9の窓部515に対面する部位が光透過性を有してい
る。各タンク9の光透過性を有する部位から、タンク9内のインクが視認され得る。従っ
て、作業者は、窓部515を介して4つのタンク9を視認することによって、各タンク9
におけるインクの量を視認することができる。プリンター503では、窓部515がプリ
ンター503の正面に設けられているので、作業者は、操作パネル512に対面した状態
で、窓部515から各タンク9を視認することができる。このため、作業者は、プリンタ
ー503を操作しながら、各タンク9におけるインクの残量を把握することができる。
プリンター503は、機構ユニット511を示す斜視図である図20に示すように、印
刷部41と、供給チューブ43と、を有している。印刷部41及び供給チューブ43は、
それぞれ、液体噴射システム1や液体噴射システム100における印刷部41及び供給チ
ューブ43と同様の構成を有している。プリンター503においても、液体噴射システム
1や液体噴射システム100と同様に、媒体搬送機構が、図示しないモーターからの動力
によって搬送ローラー51を駆動することによって、印刷媒体PをY軸方向に沿って搬送
する。また、プリンター503においても、液体噴射システム1や液体噴射システム10
0と同様に、ヘッド搬送機構が、モーター53からの動力をタイミングベルト55を介し
てキャリッジ45に伝達することによって、キャリッジ45をX軸方向に沿って搬送する
。印刷ヘッド47は、キャリッジ45に搭載されている。このため、印刷ヘッド47は、
ヘッド搬送機構によって、キャリッジ45を介してX軸方向に搬送され得る。媒体搬送機
構及びヘッド搬送機構によって、印刷媒体Pに対する印刷ヘッド47の相対位置を変化さ
せながら、印刷ヘッド47からインクを吐出することによって印刷媒体Pに印刷が施され
る。
上記各実施形態において、液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出し
たり塗布したりして消費する液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小
量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含
むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置で消費させることができるような
材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高
い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状
金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体の
みならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は
混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては、上記各実施形態で説
明したようなインクの他、液晶等も挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク
及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含する
ものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレク
トロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に
用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射
装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、
精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイク
ロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイント
で潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レン
ズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装
置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチン
グ液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
1,100…液体噴射システム、3…プリンター、5…タンクユニット、6…第1ケー
ス、7…第2ケース、9…タンク、10…機構ユニット、11…排紙部、13…正面、1
5…上面、17…操作パネル、18A…電源ボタン、18B…操作ボタン、19…側部、
21…窓部、23…正面、25…上面、27…側部、28…上限マーク、29…下限マー
ク、31…取付けビス、32…支持フレーム、33…取付けビス、41…印刷部、43…
供給チューブ、45…キャリッジ、47…印刷ヘッド、49…中継ユニット、51…搬送
ローラー、53…モーター、55…タイミングベルト、61…ケース、63…シート部材
、64…接合部、65…収容部、67…連通部、68…大気室、73…連通路、81…第
1壁、82…第2壁、83…第3壁、84…第4壁、85…第5壁、86…第6壁、87
…第7壁、88…第8壁、91…凹部、99…凹部、101…インク注入部、105…張
り出し部、105A,105B,105C,105D…部位、108…溝、109…凹部
、111…第9壁、112…第10壁、113…第11壁、115…接続部、116…供
給口、117…大気連通部、118…大気連通口、121,122…連通口、125…隔
壁、125A…第1隔壁、125B…第2隔壁、127…屈曲部、128…切欠き部、1
29…切欠き部、131…凹部、132…開口、133…側壁、141…インク、143
…キャップ、151…隔壁、153…交差部、155…領域、157,157A,157
B…領域、500…複合機、503…プリンター、505…スキャナーユニット、507
…ケース、511…機構ユニット、512…操作パネル、513…電源ボタン、514…
操作ボタン、515…窓部、P…印刷媒体。

Claims (8)

  1. 液体を吐出するヘッドに供給するための液体を収容可能な液体収容部と、
    前記液体収容部の内部に前記液体を注入可能な液体注入部と、
    を備えた液体収容容器であって、
    前記液体収容部は、前記ヘッドに前記液体を供給する状態において、
    底壁と、
    前記底壁より上方に位置し、前記液体注入部が設けられた液体注入部形成壁と、
    前記底壁と前記液体注入部形成壁とに交差する方向に延び、前記液体収容部内の液体を外部から視認可能な視認壁と、
    前記視認壁と対向する対向壁と、
    前記底壁と前記液体注入部形成壁との間に位置し、前記視認壁と交差する方向に前記対向壁に向けて延び、且つ、前記対向壁とは離れた端部を有する壁と、
    を備え、
    前記液体注入部は、前記対向壁より前記視認壁に近い位置に位置し、
    前記壁の前記端部は、前記視認壁より前記対向壁に近い位置に位置し、
    前記壁の前記端部の反対側の端部は、前記液体注入部と前記液体注入部形成壁との交差部である開口よりも前記視認壁側に位置している、
    液体収容容器。
  2. 請求項1に記載の液体収容容器であって、
    前記視認壁に、前記液体収容部内の液体量の下限を示す下限マークが設けられている、液体収容容器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体収容容器であって、
    前記視認壁に、前記液体収容部内の液体量の上限を示す上限マークが設けられている、液体収容容器。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の液体収容容器であって、
    前記視認壁は、少なくとも一部が撥液性を有する、液体収容容器。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の液体収容容器と、
    前記ヘッドと、
    を備えたプリンターであって、
    前記液体収容容器は前記プリンターのケース内に収容され、
    前記ケースは、前記液体収容容器の前記視認壁と対向する窓部を有する、
    プリンター。
  6. 請求項5に記載のプリンターであって、
    前記窓部は、前記プリンターの正面に設けられている、プリンター。
  7. 請求項5または請求項6に記載のプリンターであって、
    前記ケースは、前記プリンターの正面に操作パネルを有する、
    プリンター。
  8. 請求項5から請求項7までのいずれか一項に記載のプリンターと、
    スキャナーユニットとを備え、
    前記スキャナーユニットは、前記プリンターの上方に前記ケースに対し回動可能に設けられている
    複合機。
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