JP2018000545A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2018000545A
JP2018000545A JP2016131390A JP2016131390A JP2018000545A JP 2018000545 A JP2018000545 A JP 2018000545A JP 2016131390 A JP2016131390 A JP 2016131390A JP 2016131390 A JP2016131390 A JP 2016131390A JP 2018000545 A JP2018000545 A JP 2018000545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
game ball
launch
striking
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016131390A
Other languages
English (en)
Inventor
努 菊地
Tsutomu Kikuchi
努 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sanei R&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanei R&D Co Ltd filed Critical Sanei R&D Co Ltd
Priority to JP2016131390A priority Critical patent/JP2018000545A/ja
Publication of JP2018000545A publication Critical patent/JP2018000545A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】従来より遊技の多様化への対応が可能な発射操作部を備えた遊技機の提供を目的とする。【解決手段】本実施形態の遊技機10は、遊技球が流下する遊技領域R1を前面に備えた遊技盤11と、始端位置と終端位置との間で操作される操作ハンドル51と、操作ハンドル51が始端位置から離れたことに基づいて起動して、遊技球を遊技領域R1に向けて発射する発射装置30と、操作ハンドル51の位置を検出する回転位置センサ52と、操作ハンドル51の位置に応じて発射装置30による遊技球の発射強度を制御する発射制御手段とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、発射操作部の操作に応じて発射装置が、遊技盤の前面に備えた遊技領域へと遊技球を発射する遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、発射操作部の操作量に応じた発射強度で発射装置が遊技球を発射するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−144658号公報(段落[0041])
しかしながら、上記した従来の遊技機では、近年の遊技の多様化に対して発射操作部の操作では対応しきれないことがあった。本願発明は、そのような問題を解決することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、遊技球が流下する遊技領域を前面に備えた遊技盤と、始端位置と終端位置との間で移動操作される発射操作部と、前記発射操作部が前記始端位置から離れたことに基づいて起動して、遊技球を前記遊技領域に向けて発射する発射装置と、を備えた遊技機において、前記発射操作部の位置を検出する位置検出手段と、前記発射操作部の位置に応じて前記発射装置による遊技球の発射強度を制御する発射制御手段とを備える遊技機である。
請求項2の発明は、前記発射制御手段は、前記発射操作部の位置に応じた前記発射装置による遊技球の発射強度を、遊技状況に応じて変更する請求項1に記載の遊技機である。
請求項3の発明は、前記発射制御手段が前記遊技状況に応じて遊技球の発射強度を変更するアシストモードを有効にするか否かを遊技者が選択するためのモード選択手段を備える請求項2に記載の遊技機である。
請求項4の発明は、前記遊技領域の左右方向の中央に配置され、遊技球の進入を規制された流下規制領域と、遊技の進行状況に応じて、前記遊技領域のうち前記流下規制領域より左側の左流下領域に遊技球を流下させた方が遊技者にとって有利となる第1遊技状態と、前記流下規制領域より右側の右流下領域に遊技球を流下させた方が遊技者にとって有利となる第2遊技状態とに遊技状態を切り替える遊技制御手段とを備え、前記発射制御手段は、前記第1遊技状態では前記左流下領域と前記右流下領域とのうち前記左流下領域のみに遊技球が打ち込まれかつ、その際の遊技球の発射強度が前記発射操作部が前記終端位置に接近するに従って高くなるように前記発射装置を制御する一方、前記第2遊技状態では前記左流下領域と前記右流下領域とのうち前記右流下領域のみに遊技球が打ち込まれかつ、その際の遊技球の発射強度が前記発射操作部が前記終端位置に接近するに従って高くなるように前記発射装置を制御する請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の遊技機である。
請求項5の発明は、前記発射装置は、打撃位置と打撃準備位置との間を往復動すると共に、発射用弾性部材によって前記打撃位置に付勢され、前記打撃準備位置から前記打撃位置へと弾性復帰するときに遊技球を弾いて前記遊技領域へと打ち込む打撃槌と、前記打撃槌と一体回転可能に構成された回転部材と、一方向に回転して前記打撃位置の前記回転部材に当接して前記打撃準備位置まで移動し、前記打撃準備位置で前記回転部材から離間する動作を繰り返すカムと、前記カムを回転駆動する第1駆動源と、前記発射用弾性部材のうち前記打撃槌と共に移動する一端部とは反対側の他端部を移動して、前記発射用弾性部材が前記打撃槌に付与する弾発力を任意に変更する第2駆動源とを備え、前記発射制御手段は、前記発射操作部の位置に応じて前記第2駆動源にて前記発射用弾性部材の他端部の位置を変更し、遊技球の発射強度を制御する請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機である。
請求項6の発明は、前記発射操作部を前記始端位置に付勢する操作用弾性部材を備えた請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の遊技機である。
請求項1の遊技機では、発射操作部の位置を検出する位置検出手段を備え、発射操作部の位置に応じて、発射制御手段が、発射装置による遊技球の発射強度を制御する。これにより、発射操作部の操作の自由度が高くなり、従来より遊技の多様化への対応が可能になる。具体的には、請求項2の発明のように、発射操作部の位置に応じた発射装置による遊技球の発射強度を遊技状況に応じて変更する構成とすれば、遊技に不慣れな遊技者でも発射強度を大きく間違えるようなことが防がれ、遊技を十分に楽しむことができるようになると共に、遊技に不慣れな遊技者は、発射操作部の操作の煩わしさを軽減することができる。
また、請求項3の構成では、発射制御手段が遊技状況に応じて遊技球の発射強度を変更するアシストモードを有効にするか否かを遊技者が選択することができるので、遊技者の好みの多様性にも対応することができる。
また、請求項4の構成によれば、所謂、右打ちと左打ちとに打ち分ける遊技機において、遊技者が右打ちと左打ちとを間違えて、利益を大きく逃すような事態を防ぐ事ができる。しかも、右打ちと左打ちとのそれぞれの遊技において、遊技球の発射強度を細かく調整することができる。
また、発射強度を制御する構成としては、例えば、打撃槌をサーボモータで駆動し、発射操作部の位置に応じて打撃槌の移動速度を変更することで、遊技球の発射強度を制御する構成としてもよいし、請求項5のように、打撃槌に弾発力を付与する発射用弾性部材の変形量を第2駆動源にて変更することで、遊技球の発射強度を制御する構成としてもよい。
請求項6の構成のように、発射操作部を始端位置に付勢する操作用弾性部材を備えて、発射操作部の操作感を既存のものに近づけてもよいし、既存ものより重い又は軽い操作感になるように変更してもよい。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図 遊技機に取り付けられた状態の発射装置の正面図 発射装置の正面図 発射装置の背面図 遊技機の電気的な構成を示したブロック図 操作ハンドルの回転位置と発射強度との関係を示した図 発射装置の制御に係るブロック図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の遊技機10の遊技盤11の前面には、ガイドレール12に囲まれた遊技領域R1が備えられ、その遊技領域R1の中央に表示演出部13が設けられている。表示演出部13は、外縁部を装飾枠14で囲まれ、内側に液晶画面13Gを有する。また、装飾枠14の上辺部及び両側縁部は、遊技盤11の前面から突出している。これにより、遊技球の表示演出部13内(本発明の「流下規制領域」に相当する)への進入が規制されて、遊技領域R1が装飾枠14より左側の左流下領域R2と、装飾枠14より右側の右流下領域R3とに分かれている。また、ガイドレール12のうち左上端寄り位置には進入口12Aが備えられ、遊技球は、進入口12Aからガイドレール12の内面に沿って右上に向けて打ち込まれ、そのときの発射強度が、所定の中間基準強度より低いと遊技球は左流下領域R2を流下し、高いと遊技球は装飾枠14の上側を左から右へと通過して、右流下領域R3を流下する。
また、遊技領域R1のうち表示演出部13の下方における左右方向の中央には、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bとが上下方向に間隔を空けて設けられると共に、第1及び第2の始動入賞口14Aの左側に複数の一般入賞口20が設けられ、右側に大入賞口15が設けられている。さらに、第1の大入賞口15Aの右側には、サイド入賞口21が備えられている。また、右流下領域R3には始動ゲート18が備えられる一方、左流下領域R2には風車19が備えられている。さらには、遊技領域R1の最下部に複数のアウト口16が設けられている。
第1の始動入賞口14Aは、上側に開放したポケット構造になっている一方、第2の始動入賞口14Bは、前方に開放し、開閉扉14Tにより開閉される。開閉扉14Tは、通常は、第2の始動入賞口14Bを閉塞する閉位置に配置され、始動ゲート18を遊技球が通過したときに行われる普通図柄当否判定で当りとなったことを起因にして、第2の始動入賞口14Bを開放する開位置に配置される。
ここで、本実施形態の遊技機10においては、通常遊技状態では、普通図柄の当否判定が当りとなる確率は低く設定されており、遊技状態が後述する「特典遊技」状態に移行した場合には、普通図柄の当否判定が当たりとなる確率が高くなる。従って、本実施形態の遊技機10では、通常遊技状態においては、第1の始動入賞口14Aを狙った方が遊技者に有利となり、特典遊技状態においては、第2の始動入賞口14Bを狙った方が遊技者に有利となる。即ち、本実施形態の遊技機10では、通常遊技状態では、左流下領域R2に遊技球を流下させた方が遊技者に有利な左打有利状態(本発明の「第1遊技状態」に相当する)になっていて、「特典遊技」状態では、右流下領域R3に遊技球を流下させた方が遊技者に有利な右打有利状態(本発明の「第2遊技状態」に相当する)になっている。
第1と第2の始動入賞口14A,14Bの何れかの始動入賞口に遊技球が入球(入賞)すると、特別図柄当否判定が行われる。特別図柄当否判定の判定結果は、液晶画面13Gにて報知される。特別図柄当否判定の結果が大当りとなると、大当り遊技状態となり、大当り遊技が実行される。大当りには、「特典付き大当り」と「特典無し大当り」との2種類が設けられ、「特典付き大当り」となった場合には、「大当り遊技」後の遊技状態が、通常遊技状態よりも普通図柄又は特別図柄変動時間が短い時短遊技や通常遊技状態よりも大当りになる確率が高い確変遊技となる「特典遊技」状態に移行する一方、「特典無し大当り」となった場合には、「大当り遊技」後の遊技状態が、通常遊技状態が継続される。一方、特別図柄当否判定の結果が外れであると、通常遊技状態が続く。
大入賞口15は、横長矩形状をなし、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、遊技状態が大当り遊技状態となって大当り遊技が実行されると、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒される。すると、大入賞口15が前方に開放し、可動扉15Tを案内にして大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能となる。ここで、大入賞口15は、遊技領域R1のうち、右流下領域R3の下端寄り位置に配置されているので、右流下領域R3から大入賞口15を狙った方が遊技球が入賞し易い構成となっている。即ち、本実施形態の遊技機10では、大当り遊技状態では、右打有利状態となっている。このように、本実施形態の遊技機10では、通常遊技状態では左打有利状態、特典遊技状態及び大当り遊技状態では右打有利状態となっていて、遊技の進行状況に応じて、左打有利状態又は右打有利状態に切り替わるようになっている。
図3には、遊技球を遊技領域R1に打ち込むための発射装置30が示されている。発射装置30は、ベース板31の前面に、打撃槌32と遊技球供給装置33と助走レール34と第1モータ35とを有し、図2に示すように、遊技機10の右下部分に内蔵されている。
図3に示すように、助走レール34は、ベース板31の上端寄り位置に配置されて、左上がりに傾斜している。そして、図示しないが、ガイドレール12のうち遊技領域R1の外側で進入口12Aより下方に延びた部分が湾曲して遊技領域R1の下方に右下がりに傾斜して延び、そのガイドレール12の延長線上に助走レール34が配置されている。
遊技球供給装置33は、助走レール34の前面側に配置されている。遊技球供給装置33は、遊技機10の前面に設けられた上皿26(図1参照)と図示しない流入路を介して連絡し、上皿26に貯留された遊技球を取り込んで1つずつ助走レール34の下端部手前位置に排出する。また、助走レール34の右下下端部には、図示しない遊技球ストッパが備えられて、その遊技球ストッパに止まった遊技球を打撃槌32が右下から弾いて遊技球が進入口12Aへと発射される。
打撃槌32は、上下方向に延びかつ上端部にL字形に屈曲したヘッド部32Tを備えている。また、ベース板31の下端部を前後に貫通して回転可能に支持されたシャフト32Sに、打撃槌32の下端部が一体回転可能に固定されている。そして、ベース板31の前面に備えた位置決ストッパ36に打撃槌32の長手方向の中間部が当接して打撃槌32が打撃位置に位置決めされ、打撃槌32が右上がりの傾斜姿勢になってヘッド部32Tが助走レール34上の遊技球と当接するようになっている。
図4に示すように、ベース板31の後面には、第1モータ35(本発明の「第1駆動源」に相当する)によって回転駆動されるセンターギヤ37と、そのセンターギヤ37に上側から噛合した第1サブギヤ38と、センターギヤ37に下側から噛合した第2サブギヤ39とが備えられている。センターギヤ37は、第1モータ35によって図4における反時計回りに一定速度で回転駆動される。
第1サブギヤ38には、第1カム38Aが一体に備えられている。また、ベース板31の上部には貫通孔31Aが形成され、遊技球供給装置33に備えた従動片33Rがベース板31の後方に突出している。その従動片33Rは、上下動して第1カム38Aの回転領域に対して進退すると共に、下端位置へと付勢されていて、その下端位置で第1カム38Aの回転領域内に配置されるようになっている。そして、第1カム38Aが、下端位置の従動片33Rと当接し、上端位置まで移動してから離間する動作を繰り返し、これにより遊技球供給装置33が一定周期で遊技球を助走レール34上に供給する。
第2サブギヤ39には、第2カム39Aが一体に備えられている。また、前述した打撃槌32のシャフト32Sは、ベース板31の後方に突出していて、そのシャフト32Sに第1円盤41が回転可能に挿通され、さらに、第1円盤41の後方に第2円盤42(本発明の「回転部材」に相当する)が配置されてシャフト32Sに一体回転可能に固定されている。そして、第2円盤42から側方に張り出した摺動レバー43が、第2カム39Aの回転領域に対して進退するように配置されている。第2円盤42は、前述した打撃槌32と位置決ストッパ36との当接により、打撃位置に位置決めされると共に、第1円盤41との間に備えたトーションコイルバネ44(本発明の「発射用弾性部材」に相当する)によって打撃位置に付勢され、その打撃位置で摺動レバー43が第2カム39Aの回転領域内に配置されるようになっている。そして、第2カム39Aが、打撃位置の摺動レバー43と当接し、その打撃位置から図4における反時計回り方向に離れた打撃準備位置まで摺動レバー43を移動してから離間する動作を繰り返す。これにより、打撃槌32が遊技球供給装置33と同期して打撃位置と打撃準備位置との間を往復する動作を繰り返し、遊技球が助走レール34から遊技領域R1内へと発射される。
前述のトーションコイルバネ44の一端部は第1円盤41に固定される一方、他端部は第2円盤42に固定されている。そして、第2円盤42を図4の反時計回り方向に回転するとトーションコイルバネ44の弾性変形量が増し、第1円盤41を図4の時計回り方向に回転してもトーションコイルバネ44の弾性変形量が増すようになっている。これにより、第2円盤42の回転位置によってトーションコイルバネ44の弾発力を変更して、打撃槌32が打撃準備位置から打撃位置へと移動する移動速度を変えることができる。
その第2円盤42の位置を変更するために、第2円盤42の側方には、パイロット円盤45が回転可能に支持され、パイロット円盤45の外周面と第2円盤42の外周面とにワイヤー46の両端が固定されている。また、ワイヤー46の両端部は、第2円盤42とパイロット円板45の外周面に沿わせた状態になっている。さらには、ベース板31の後面には、パイロット円盤45を後方から覆った門形のブラケット45Kが備えられ、そのブラケット45Kの後面に第2モータ47(例えば、ステッピングモータ。本発明の「第2駆動源」に相当する)が取り付けられている。そして、第2モータ47の回転出力軸がパイロット円盤45に連結されて、パイロット円盤45の回転位置が第2モータ47で制御されるようになっている。
図3に示すように、ベース板31の前面の右下部分には、ハンドル支持シャフト48を回転可能に支持する回転支持台49が備えられている。ハンドル支持シャフト48の先端部は断面D形をなし、遊技機10の前面カバー50(図1及び図2参照)に挿通されている。そして、そのハンドル支持シャフト48の前端部に図1に示した操作ハンドル51(本発明の「発射操作部」に相当する)が一体回転可能に固定されている。また、操作ハンドル51は、回転支持台49内に備えた図示しないストッパとハンドル支持シャフト48と一体回転する図示しない回動片との当接によって回動範囲を規制され、図1の反時計回り方向に操作ハンドル51を回動すると、本発明に係る始端位置に操作ハンドル51が位置決めされ、図1の時計回り方向に操作ハンドル51を回動すると、本発明に係る終端位置に操作ハンドル51が位置決めされる。また、操作ハンドル51は、図示しないトーションコイルバネ(本発明の「操作用弾性部材」に相当する)によって始端位置に付勢されている。さらには、操作ハンドル51の回転位置が、回転位置センサ52(図5参照、本発明の「位置検出手段」に相当する)によって検出されるようになっている。
図5に示すように、遊技機10には、メイン制御基板60と、サブ制御基板61と、発射制御基板62、音声制御基板63、ランプ制御基板64等の複数の制御基板を備えている。そして、メイン制御基板60が、各入賞口14A,14B,15等に対する遊技球の入賞に基づいて上述した各種の当否判定を行うと共に、それら当否判定結果に基づいて遊技状態の切り替えを行う等の遊技の全体を制御して、各制御基板に制御信号を付与する。そして、サブ制御基板61が、メイン制御基板60から受けた制御信号に基づいて表示演出部13の液晶画面13Gに表示する演出画面を制御すると共に、音声制御基板63、ランプ制御基板64等に制御信号を付与して、音、光、映像の遊技演出を制御する。
さて、発射制御基板62は、回転位置センサ52から操作ハンドル51の回転位置データD1(図7参照)を取得すると共に、メイン制御基板60から遊技状態が、左打有利状態か右打有利状態かの何れかを意味する状態判別データD2(図7参照)を取得して、それら回転位置データD1と状態判別データD2とに基づいて発射装置30を制御する。
具体的には、発射制御基板62は、CPU70とRAM71とROM72とを備え、ROM72には、左打遊技用データテーブルT1と、右打遊技用データテーブルT2とが記憶されている(図7参照)。これら左打遊技用及び右打遊技用のデータテーブルT1,T2には、図6(A)及び図6(B)に示すように、それぞれ操作ハンドル51の始端位置から終端位置までの間の各回転位置に対応するパイロット円盤45の回転位置θが記憶され、操作ハンドル51の回転位置が大きくなるに従って、パイロット円盤45が図4における反時計回り方向に回転して、トーションコイルバネ44の弾性変形量が多くなるように設定されている。また、各データテーブルT1,T2においては、始端位置から僅かにずれた位置には、第1モータ35を始動させる始動位置が設定されている。そして、左打遊技用データテーブルT1においては、操作ハンドル51を終端位置まで回転させてトーションコイルバネ44の弾性変形量が最大になっていても、その状態で発射装置30から発射される遊技球が、装飾枠14の上方を乗り超えず、必ず左流下領域R2を流下するように設定されている。一方、右打遊技用データテーブルT2においては、操作ハンドル51が始端位置となってトーションコイルバネ44の弾性変形量が最小になっていても、その状態で発射装置30から発射される遊技球が、装飾枠14の上方を乗り超えて必ず右流下領域R3を流下するように設定されている。
発射制御基板62のCPU70は、ROM72に記憶された発射制御プログラムを実行することで、図7のブロック図で示した制御系を構成する。即ち、回転位置データD1と状態判別データD2とを取り込むと、状態判別部80が、状態判別データD2に基づいて、左打有利状態か右打有利状態かの何れかを判別し、左打有利状態であれば左打遊技用データテーブルT1が選択されるように第1スイッチ81をセットし、右打有利状態であれば右打遊技用データテーブルT2が選択されるように第1スイッチ81をセットする。弾発力決定部82が、選択された左打遊技用データテーブルT1又は右打遊技用データテーブルT2を使用して、回転位置データD1に対応したパイロット円盤45の回転位置θを決定し、回転位置制御部84に付与する。すると、その回転位置θにパイロット円盤45が保持されるように回転位置制御部84が第2モータ47の位置制御を行う。また、始動判別部85は、回転位置データD1が始動位置を超えた値である否かを判別し、回転位置データD1が始動位置を超えた値であれば、第1モータ35をモータ電源に接続して、一定速度で第1モータ35の回転出力軸を回転させる。以上により、遊技状態に応じた発射強度で遊技球が発射される。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。なお、発射制御プログラムを実行する発射制御基板62のCPU70が本発明の「発射制御手段」に相当する。また、各入賞口14A,14B,15等に対する遊技球の入賞に基づいて各種の当否判定を行い、それら当否判定結果に基づいて遊技状態の切り替えを行うメイン制御基板60のCPUが本発明の「遊技制御手段」に相当する。
次に本実施形態の遊技機10の作用効果について説明する。本実施形態の遊技機10では、通常遊技状態において、遊技領域R1を流下した遊技球のうちのいくつかが第1の始動入賞口14Aに入賞して、その入賞に基づく特別図柄当否判定の結果が、例えば、「特典無し大当り」となると、大当り遊技が実行される。すると、これに伴い、遊技状態が、「左打有利状態」から「右打有利状態」に切り替わる。そして、その後、大当り遊技が終了すると、再び、「左打有利状態」に切り替わる。
ここで、従来の遊技機では、「左打有利状態」から「右打有利状態」又は「右打有利状態」から「左打有利状態」に遊技状態が切り替わるときには、遊技者が操作ハンドル51の操作量を調整して遊技球の発射強度を変更する必要があった。しかしながら、例えば、遊技に不慣れな遊技者は、遊技状態が切り替わったことに気付かず又は気付くのが遅くなり、多くの利益を逃してしまうという問題があった。これに対し、本実施形態の遊技機10では、遊技機10側が「左打有利状態」か「右打有利状態」かを判別して、左打有利状態の場合には、左流下領域R2のみに遊技球が打ち込まれる発射強度に設定し、右打有利状態の場合には、右流下領域R3のみに遊技球が打ち込まれる発射強度に設定するので、遊技状態が切り替わるときに遊技者が操作ハンドル51の操作量を調整しなくても、遊技者に有利となる流下領域側に遊技球が打ち込まれる。これにより、遊技者が利益を大きく逃がすような事態を防ぐことが可能となる。
また、本実施形態では、遊技に不慣れな遊技者でも発射強度を大きく間違えるようなことが防がれ、遊技を十分に楽しむことができるようになると共に、遊技に不慣れな遊技者において、操作ハンドル51の操作の煩わしさを軽減することができる。さらに、本実施形態では、操作ハンドル51を始動位置まで回転すれば、遊技球が遊技領域R1に到達する発射強度となるので、発射装置30にて発射された遊技球が遊技領域R1に到達せずに戻ってくる逆流を低減することが可能となる。
また、本実施形態では、遊技球の発射強度が右打遊技用及び左打遊技用の何れに設定されていても、操作ハンドル51を操作することで、右打遊技用又は左打遊技用の発射強度の範囲内で発射強度を細かく調整することができるので、遊技状況に応じて発射強度を変更したり、遊技者の好みに対応することが可能となる。
このように、本実施形態の遊技機10では、遊技機10側が「左打有利状態」か「右打有利状態」かを判別して、その判別結果に応じて遊技球の発射強度を制御する。これにより、例えば、通常遊技状態、大当り遊技状態、確変遊技状態、時短遊技状態等、遊技状態の度に「左打有利状態」又は「右打有利状態」に切り替わる、換言すれば、遊技球の発射強度を変更しなければならない複雑な遊技性の遊技機であっても、各遊技状態を消化することができので、操作ハンドル51の操作の自由度が高くなり、従来より遊技の多様化への対応が可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、操作ハンドル51を始端位置に付勢する操作用弾性部材(トーションコイルバネ)を備えた構成になっていたが、操作用弾性部材を備えない構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、トーションコイルバネを用いて操作ハンドル51を始端位置に付勢していたが、例えば、モータによって操作ハンドル51を始端位置に付勢してもよい。
(3)上記実施形態では、操作ハンドル51の回転位置を規制するストッパ及び回動片が設けられていたが、これらストッパ及び回動片を設けずに、例えば、操作用弾性部材にて操作ハンドル51の始端位置と終端位置とを位置決めする構成であってもよい。
(4)上記実施形態では、図1に示すように、操作ハンドル51が遊技機10の前面右下角部に設けられていたが、例えば、遊技機10の前面から突出した上皿26の縁部上面に設けられていてもよい。
(5)上記実施形態では、発射制御プログラムが、常に遊技状況に応じて遊技球の発射強度を変更する構成になっていたが、発射制御プログラムを有効にするか否かを遊技者側が選択可能な構成としてもよい。具体的には、発射制御プログラムが有効な状態を「アシストモード」とし、この「アシストモード」のオンオフを、例えば、遊技設定を行う設定画面に設けたり、専用のボタンを設けたりして、切り替え可能な構成とすればよい。このような構成にすれば、遊技者の好みの多様性にも対応することが可能となる。
10 遊技機
11 遊技盤
30 発射装置
32 打撃槌
35 第1モータ(第1駆動源)
39A 第2カム(カム)
42 第2円盤(回転部材)
44 トーションコイルバネ(発射用弾性部材)
47 第2モータ(第2駆動源)
51 操作ハンドル(発射操作部)
52 回転位置センサ(位置検出手段)
R1 遊技領域
R2 左流下領域
R3 右流下領域

Claims (6)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を前面に備えた遊技盤と、
    始端位置と終端位置との間で移動操作される発射操作部と、
    前記発射操作部が前記始端位置から離れたことに基づいて起動して、遊技球を前記遊技領域に向けて発射する発射装置と、を備えた遊技機において、
    前記発射操作部の位置を検出する位置検出手段と、
    前記発射操作部の位置に応じて前記発射装置による遊技球の発射強度を制御する発射制御手段とを備える遊技機。
  2. 前記発射制御手段は、前記発射操作部の位置に応じた前記発射装置による遊技球の発射強度を、遊技状況に応じて変更する請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記発射制御手段が前記遊技状況に応じて遊技球の発射強度を変更するアシストモードを有効にするか否かを遊技者が選択するためのモード選択手段を備える請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技領域の左右方向の中央に配置され、遊技球の進入を規制された流下規制領域と、
    遊技の進行状況に応じて、前記遊技領域のうち前記流下規制領域より左側の左流下領域に遊技球を流下させた方が遊技者にとって有利となる第1遊技状態と、前記流下規制領域より右側の右流下領域に遊技球を流下させた方が遊技者にとって有利となる第2遊技状態とに遊技状態を切り替える遊技制御手段とを備え、
    前記発射制御手段は、前記第1遊技状態では前記左流下領域と前記右流下領域とのうち前記左流下領域のみに遊技球が打ち込まれかつ、その際の遊技球の発射強度が前記発射操作部が前記終端位置に接近するに従って高くなるように前記発射装置を制御する一方、前記第2遊技状態では前記左流下領域と前記右流下領域とのうち前記右流下領域のみに遊技球が打ち込まれかつ、その際の遊技球の発射強度が前記発射操作部が前記終端位置に接近するに従って高くなるように前記発射装置を制御する請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  5. 前記発射装置は、
    打撃位置と打撃準備位置との間を往復動すると共に、発射用弾性部材によって前記打撃位置に付勢され、前記打撃準備位置から前記打撃位置へと弾性復帰するときに遊技球を弾いて前記遊技領域へと打ち込む打撃槌と、
    前記打撃槌と一体回転可能に構成された回転部材と、
    一方向に回転して前記打撃位置の前記回転部材に当接して前記打撃準備位置まで移動し、前記打撃準備位置で前記回転部材から離間する動作を繰り返すカムと、
    前記カムを回転駆動する第1駆動源と、
    前記発射用弾性部材のうち前記打撃槌と共に移動する一端部とは反対側の他端部を移動して、前記発射用弾性部材が前記打撃槌に付与する弾発力を任意に変更する第2駆動源とを備え、
    前記発射制御手段は、前記発射操作部の位置に応じて前記第2駆動源にて前記発射用弾性部材の他端部の位置を変更し、遊技球の発射強度を制御する請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  6. 前記発射操作部を前記始端位置に付勢する操作用弾性部材を備えた請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の遊技機。
JP2016131390A 2016-07-01 2016-07-01 遊技機 Pending JP2018000545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016131390A JP2018000545A (ja) 2016-07-01 2016-07-01 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016131390A JP2018000545A (ja) 2016-07-01 2016-07-01 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018000545A true JP2018000545A (ja) 2018-01-11

Family

ID=60946832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016131390A Pending JP2018000545A (ja) 2016-07-01 2016-07-01 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018000545A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021003313A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021003312A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1043369A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Takeya Co Ltd パチンコ球発射装置、パチンコ機、パチンコ球発射棒及び発射棒回動速度検出装置
JP2001079168A (ja) * 1999-09-10 2001-03-27 Asama Seisakusho:Kk パチンコ機用打球力調整装置
JP2007151621A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2007275433A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2010075255A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機、及びパチンコ遊技システム
JP2010178848A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Olympia:Kk 弾球遊技機の発射ハンドル装置
JP2013000256A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Heiwa Corp 弾球遊技機
JP2015144630A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 株式会社大一商会 遊技機
JP2015181577A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 京楽産業.株式会社 遊技機

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1043369A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Takeya Co Ltd パチンコ球発射装置、パチンコ機、パチンコ球発射棒及び発射棒回動速度検出装置
JP2001079168A (ja) * 1999-09-10 2001-03-27 Asama Seisakusho:Kk パチンコ機用打球力調整装置
JP2007151621A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2007275433A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2010075255A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機、及びパチンコ遊技システム
JP2010178848A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Olympia:Kk 弾球遊技機の発射ハンドル装置
JP2013000256A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Heiwa Corp 弾球遊技機
JP2015144630A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 株式会社大一商会 遊技機
JP2015181577A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 京楽産業.株式会社 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021003313A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021003312A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006296592A (ja) 弾球遊技機
JP5489357B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5357717B2 (ja) 可動役物装置
JP6034247B2 (ja) 遊技機
JP2018000545A (ja) 遊技機
JP4151970B2 (ja) スロットマシン
JP5797410B2 (ja) 役物動作ユニットおよび遊技機
JP5516669B2 (ja) 遊技機
JP2017006164A (ja) 遊技機
JP2009119283A (ja) 遊技機
JP7110161B2 (ja) 弾球遊技機
JP7110160B2 (ja) 弾球遊技機
JP2006223474A (ja) 遊技機
JPH04332578A (ja) 弾球遊技機
JP2002165991A (ja) 弾球遊技機
JP7371928B2 (ja) 遊技機
JP6002081B2 (ja) 遊技機
JP5353912B2 (ja) 遊技機
JP2004113667A (ja) 遊技機
JP6283886B1 (ja) 遊技機
JP2016107138A (ja) 遊技機
JP2022098031A (ja) 遊技機
JP5454633B2 (ja) 遊技機
JP5433454B2 (ja) 遊技機
JP5544473B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180306