JP2016107138A - 遊技機 - Google Patents

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【課題】遊技の趣向性を高める新たな抽選手段を備えた遊技機を提供すること。【解決手段】遊技者が所持するまたは据え付けの挿入物3を挿入可能な挿入部2が設けられるとともに、挿入物3が挿入部2に挿入されたことを契機として、遊技に関する抽選を実行する抽選手段を備える遊技機1とする。上記挿入部2が複数設けられており、抽選手段は、挿入物3が複数の挿入部2のうちのいずれの挿入部2に挿入されたかに基づき遊技に関する抽選を実行するようにするとよい。当該抽選に当選すると、例えば演出部材4が所定位置から演出位置に移動する。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技に関する抽選を実行する抽選手段を備えた遊技機に関する。
一般的な遊技機には遊技に関する抽選を実行する種々の抽選手段が設けられる。下記特許文献1に記載されるように、所定の入賞口に遊技球が入賞したことを契機として大当たりの抽選を行う抽選手段や、下記特許文献2に記載されるように、操作手段が操作されることを契機として演出を抽選する抽選手段が公知である。
特開2010−200858号公報 特開2013−90780号公報
本発明が解決しようとする課題は、遊技の趣向性を高める新たな抽選手段を備えた遊技機を提供することである。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明にかかる遊技機は、遊技者が所持するまたは据え付けの挿入物を挿入可能な挿入部が設けられるとともに、前記挿入物が前記挿入部に挿入されたことを契機として、遊技に関する抽選を実行する抽選手段と、所定位置から演出位置に移動することが可能な演出部材と、を備え、前記挿入物が前記挿入部に挿入されたことを契機として、前記演出部材を前記進出位置から前記演出位置に移動させるか否かを決定することを特徴とする。
請求項2の発明にかかる遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記挿入部は複数設けられており、複数の前記挿入部のうちの少なくともいずれか一つを当選挿入部として設定し、当該当選挿入部に前記挿入物が挿入された場合の方が、当該当選挿入部以外の挿入部に前記挿入物が挿入された場合よりも、遊技者が受ける利益の大きさが大きくなるように設定されていることを特徴とする。
本発明にかかる遊技機は、遊技者が所持するまたは据え付けの挿入物が挿入部に挿入されたことを契機として、遊技に関する抽選を実行するものであるため、従来にない面白みのある遊技を実行することが可能となる。
また、挿入物が挿入部に挿入されたことを契機として、遊技者が受ける利益の大きさを決定されるようにすれば、演出の趣向性をさらに高めることが可能である。
本発明の一実施形態にかかる遊技機の正面図である。 遊技機の裏側を示す図である。 遊技機の制御ブロック図である。 挿入部に挿入物が挿入される様子を示した図である。 サブ制御基板が行うメイン処理のフローチャートである。 受信割り込み処理のフローチャートである。 2msタイマ割り込み処理のフローチャートである。 10msタイマ割り込み処理のフローチャートである。 メインコマンド解析処理のフローチャートである。 特図変動処理のフローチャートである。 スイッチ処理のフローチャートである
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、遊技機1の全体構成について簡単に説明する。本実施形態にかかる遊技機1は、いわゆるぱちんこ遊技機である。図1に示されるように、遊技機1は、所定の奥行きを有する額縁形状の機枠10を備える。この機枠10には前面枠12が取り付けられている。前面枠12は、その左側縁が機枠10に回動自在に支持され、前側に開閉可能である。また、前面枠12には、ガラス枠14が取り付けられている。ガラス枠14は、その左側縁が前面枠12に回動自在に支持され、前側に開閉可能である。
ガラス枠14の中央の開口部にはガラス板またはプラスチック板等の透明な板が設けられており、遊技者はこの透明な板を通して前側から遊技盤26を視認できる。また、ガラス枠14の下部には、払い出された遊技球を発射装置に送るまで貯めておく上皿ユニット16が設けられている。上皿ユニット16には、貯留されている遊技球を下皿ユニット20に流下させる上皿スイッチや、貸し出し可能な貸し球を払い出す球貸しスイッチ等が設けられている。また、ガラス枠14の上部左右両側には、スピーカ18が設けられている。
前面枠12の下部には、払い出された遊技球が上皿ユニット16に入りきらない場合等に遊技球を貯めることができる下皿ユニット20や、遊技球を発射操作するためのタッチスイッチを備える発射ハンドル22等が設けられている。下皿ユニット20の左側には、遊技者が押し下げ操作を行うことができる操作ボタン24が設けられている。
遊技盤26は、ほぼ正方形の合板により成形されており、前面枠12に着脱可能に取り付けられている。この遊技盤26には、発射装置から発射された遊技球をガイドする金属製の薄板からなる帯状のガイドレール28が略円弧形状となるように設けられており、このガイドレール28によって遊技領域の外郭の一部が形成されている。
遊技盤26の遊技領域には、表示装置30、始動入賞口32、普通図柄変動開始用ゲート33、大入賞口34、アウト口36などが設けられている。始動入賞口32の両側には開閉部材32a,32bが設けられており、かかる開閉部材32a,32bが開放状態となると遊技球が始動入賞口32に入賞しやすくなる。表示装置30は、例えば液晶表示装置が用いられ、表示装置30の表示画面(表示部)において当否判定結果を報知するための識別図柄(例えば数字の図柄)や普通図柄等が表示される。かかる表示装置30の表示画面は、遊技盤26に形成された開口261を通じて視認可能である。
また、遊技盤26の遊技領域には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
図2に示すように、遊技機1の背面側には、センターベースユニット38に主制御基板40、サブ制御基板42、演出制御基板44、サブドライブ基板46等の各種制御基板や、発射装置、球タンク、レール等が設けられている。サブ制御基板42は、どのような主制御基板40が行った大当たり抽選結果等に基づき、どのような演出を行うか決定する基板である。演出制御基板44は、サブ制御基板42が決定した演出を表示装置30やスピーカ18を用いて実行する基板である(図3参照)。
このような遊技機1では、発射ハンドル22の操作により、発射装置から遊技領域に遊技球を発射し、遊技領域を流下する遊技球が、始動入賞口32や大入賞口34等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
かかる遊技機1の本体側には、複数の挿入部2が設けられている。以下、かかる挿入部2およびそれを用いた演出について説明する。
図1および図4に示すように、本実施形態では、前面枠の遊技者側に複数の挿入部2が設けられている。挿入部2は、後述する挿入物3を挿入可能な部分である。本実施形態における挿入物3はカード状の部材であるため、挿入部2は前方に向かって開放する細長い穴である。挿入部2内には、挿入物3が挿入されたことを検出する図示されないセンサが設けられている。かかる挿入部2の数や配置される位置は、特定の数、位置に限定されるものではない。
挿入物3は、遊技機1の本体側に据え付けられたカード状の部材である。なお、ここでいう「据え付けられた」とは、遊技機1の本体側に据え置かれたものであり、遊技者が手に取って全ての挿入部2に挿入可能であればよい。ポケットのようなものに挿入された状態で据え置かれるものとしてもよいし、図示されるように遊技機1の本体側と紐(鎖)のようなもので繋がれた状態にあるものとしてもよい。また、挿入物3は、遊技機1の本体側に据え付けられるものではなく、遊技者個々に配布されるようなものであってもよい。挿入物3には、挿入部2に挿入されたときにそれを検出するための上記センサに検出される被検出部(磁気部等)が設けられる。
また、図1に示すように、本実施形態にかかる遊技機1は、所定位置と演出位置との間を動作可能に設けられた演出部材4(いわゆる役物)を備える。本実施形態における演出部材4は、遊技盤26に覆われて遊技者からは見えにくい所定位置(原位置)から、遊技盤26に形成された開口261を通じて視認可能となる演出位置との間を往復動可能である。かかる演出部材4の駆動機構はどのような構造であってもよいため説明を省略する。
上記挿入部2および挿入物3を利用して、遊技に関する抽選およびその結果を利用した演出(以下、「挿入演出」と称することもある)を実行する。本実施形態では、サブ制御基板42が当該抽選およびその結果を利用した演出の制御を行う。サブ制御基板42は、主制御基板40から受信した信号(コマンド)に基づき、各種処理を行う。主制御基板40は、主に大当たりの抽選を行う。大当たりの抽選(後述する挿入抽選と区別するため、以下、当該抽選を当否判定抽選と称することもある)は、遊技球が始動入賞口32に入賞したときに実行する。当否判定抽選の方法は、公知の遊技機と同様の構成が適用できるため説明を省略する。主制御基板40で実行された当否判定結果およびこの当否判定結果を報知する識別図柄の変動態様に関するコマンド(変動コマンド)や、始動入賞口32に遊技球が入賞したことおよびそれを契機とした当否判定結果を示すコマンド(入賞コマンド)は、メインコマンドとしてサブ制御基板42に送られる。
サブ制御基板42が行うサブ制御メイン処理(S200)では、図5に示すように、まずCPU初期化処理が行われる(S201)。詳しくは、スタックの設定、CPUの設定、SIO、CTCの設定等が行われる。そして、電源断信号がONで、かつ、サブ制御基板42のRAMの内容が正常であるか否かの処理が行われる(S202)。電源断信号がONでない、または、RAMの内容が正常でない場合には、RAMの初期化を行う(S203)。その後、ウォッチドッグタイマカウンタ1(2ms用)ウォッチドッグタイマカウンタ2(10ms用)の初期化を行う(S204)。ウォッチドッグタイマカウンタの初期化後、割り込みを禁止した上で(S205)、各種演出や各種図柄乱数等の更新処理を行う(乱数シード更新;S206)。更新処理後、割り込みを許可して(S207)ループ処理が行われる。このループ処理では、受信割り込み処理(S300)、2msタイマ割り込み処理(S400)、および10msタイマ割り込み処理(S500)が行われる。
図6に示す受信割り込み処理(S300)は、主制御基板40からのコマンド(制御信号)を受信するための処理である。受信割り込み処理(S300)では、まず上記主制御基板40からのストローブ(STB)信号がONか確認され(S301)、ストローブ信号がON、すなわち外部INT入力部にストローブ信号が入力されると、上記主制御基板40から出力されたコマンド(制御信号)の受信およびRAMへの格納が行われる(S302)。ここで主制御基板40から受信するコマンドには、各種大当たりに対応した演出を実行するための上記変動コマンド等が含まれる。一方、ストローブ信号がONになっていなければ、その時点でこの受信割り込み処理(S300)が終了する。
図7に示す2msタイマ割り込み処理(S400)は、10msタイマ割り込み処理より優先して行われる。入出力制御処理(S401)では、外部データ(ランプデータ、操作スイッチデータ等)の入出力制御を行う。入力データ処理(S402)では、操作スイッチや駆動物(役物)を駆動する駆動機構の原点センサの入力データ作成(2ms用)を行う。駆動処理(S403)では、駆動物を駆動するための制御データを作成して出力する。ウォッチドッグタイマカウンタ1初期化処理(S404)では、ウォッチドッグタイマ1を初期化する。
図8に示す10msタイマ割り込み処理(S500)では、まず、入力データ処理(S501)として操作スイッチや駆動物(役物)を駆動する駆動機構の原点センサの入力データ作成(10ms用)を行う。その後、メインコマンド解析処理(S502)を行う(詳細は後述)。メインコマンド解析処理(S502)の後、ランプや駆動物(役物)等を制御するスイッチ処理(S503)を実行する。その後、その他の処理(S504)を行って、10msタイマ割り込み処理(S500)を終了する。
図9に示すメインコマンド解析処理(S502)は、10msタイマ割り込み処理で主制御基板40から受信したコマンド(制御信号)を解析し、コマンドに対応した処理を行うものである。上述したように、サブ制御基板42が主制御基板40から受信するコマンドには、入賞コマンドや変動コマンドが含まれる。以下では、挿入部2および挿入物3を利用した「挿入演出」に関する処理のみ詳細に説明する。サブ制御基板42が実行するその他の演出の決定処理については、どのような構成であってもよいため詳細な説明を省略する。
本実施形態における「挿入演出」の流れは次の通りである。まず、遊技者に対し、複数の挿入部2のいずれかに挿入物3(カード)を差し込むべきである旨の表示が表示装置30に表示される。具体的には、挿入物3がいずれかの挿入部2に挿入されたことが演出上反映される時間(挿入時間)が設定される。かかる挿入時間も合わせて表示装置30に表示されるようにするとよい。これを見た遊技者が、挿入物3を一の挿入部2に差し込み、挿入物3が挿入された挿入部2が、「当選」が割り当てられた挿入部2であった場合、演出部材4が所定位置から演出位置に移動する。一方、挿入物3が挿入された挿入部2が、「はずれ(非当選)」が割り当てられた挿入部2であった場合、演出部材4は所定位置から演出位置に移動しない(以下、当該抽選を「挿入抽選」と称することもある)。つまり、挿入物3を挿入部2に挿入することで、自らが演出部材4を移動させたかのような印象を遊技者が受ける演出である。
メインコマンド解析処理では、まず主制御基板40からコマンドを受信したかどうかが判断され(S502−1)、受信している場合には当該コマンドが変動コマンドであるかどうかが判断される(S502−2)。受信したコマンドが変動コマンドである場合(S502−2「Yes」)には、特図変動処理を実行する(S600)。一方、主制御基板40から受信したコマンドが変動コマンドでない場合(S502−1「No」)には、受信したその他のコマンドに対応する処理を実行して本処理を終了する(S502−3)。
図10に示す特図変動処理(S600)は、主制御基板40から受信した変動コマンドに基づき、当否判定結果を報知するための一連の演出を設定する処理である。まず、当該演出の少なくとも一部として挿入演出を実行するか否かが判断される(S601)。挿入演出を実行することが決定された場合には、当選となる挿入部2の位置が抽選により決定される(S602)。具体的には、複数の挿入部2のうちの少なくともいずれか一以上の挿入部2が当選となる挿入部2として設定され、それ以外の挿入部2がはずれ(非当選)となる挿入部2として設定される。そして、挿入演出が開始されるように設定する(S603)。最後に、その他の処理が必要な場合には実行されることもある(S604)。
メインコマンド解析処理後に実行されるスイッチ処理(S503)では、図11に示すように、まず挿入演出が実行されているかどうかが判断される(S503−1)。挿入演出が実行されている場合には、挿入部2に挿入物3が挿入されたことが演出上有効となる挿入時間が経過したかどうかが判断される(S503−2)。挿入時間が経過している場合(S503−2「Yes」)には、それに合わせた演出を実行する(S503−3)。その内容はどのようなものであってもよい。例えば、挿入時間の経過とともに所定の当選確率で自動的に抽選を行い、当該抽選に当選した場合には演出部材4を演出位置に移動させ、はずれた場合には演出部材4を移動させないようにしてもよい。また、演出部材4が必ず所定位置に位置したままとなるようにしてもよい。
挿入時間が未だ経過していない場合には、挿入物3(カード)がいずれかの挿入部2に挿入されたか否かが判断される(S503−4)。挿入物3がいずれかの挿入部2に挿入された場合(S503−4「Yes」)には、当該挿入物3が挿入された挿入部2が、上記S602で設定された当選位置かどうかが判断される(S503−5)。当選位置である場合(S503−5「Yes」)には、演出部材4を演出位置に移動させる(S503−6)。はずれ(非当選位置)である場合(S503−5「No」)には、演出部材4が所定位置に位置したままとする(S503−7)。
このように、本実施形態にかかる遊技機1は、挿入物3が挿入部2に挿入されたことを契機として、遊技に関する抽選(演出部材4を演出位置に移動させるか否か)を実行するものであるため、従来にない面白みのある遊技を実行することが可能となる。特に、本実施形態にかかる遊技機1は、挿入物3が挿入部2に挿入されたことを契機とする抽選に当選した場合に、演出部材4が進出位置から演出位置に移動するものであるから、玩具のような面白みのある演出を実行することが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。具体的には、以下のような変形例(改良例)が考えられる。なお、以下に示す例は、複数の例を組み合わせて用いてもよい。
・第一例
遊技機1の本体側に設けられる挿入部2は一つであってもよい。この場合、挿入部2に挿入物3が挿入されたタイミングによって挿入抽選を実行するようにすればよい。また、複数の挿入部2が設けられる構成であっても、挿入部2に挿入物3が挿入されるタイミングが、挿入抽選の当否を決定する少なくとも一つの要素として設定されるものとしてもよい。例えば、複数の挿入部2それぞれに対応する当選確率がその都度設定され、挿入部2に挿入物3が挿入されるタイミングに基づき、当該当選確率で抽選を実行するようにしてもよい。
・第二例
挿入抽選に当選した場合の結果は、演出部材4の移動に限られない。遊技に関するものであればどのようなものであってもよい。例えば、表示装置30において所定の画像が表示される、といった映像上の変化が生ずるようにしてもよい。また、抽選の結果が、遊技者が実際に得られる利益に影響を与えるように構成してもよい。具体的には次の通りである。
大当たり遊技が実行されるか否かの当否判定抽選に当選した場合、大入賞口34が頻繁に開放する大当たり遊技が実行されることにより、遊技者は多くの遊技球(出玉)を獲得することができる。当該獲得できる遊技球の大小を挿入抽選により決定する。例えば、獲得できる遊技球の量(期待値)として複数段階が設定されている(複数種の大当たり(いわゆるラウンド数が異なる複数種の大当たり)が設定されている)場合において、当否判定抽選に当選したとき、挿入物3を挿入部2に挿入したことを契機とする抽選に基づき、実行される大当たり遊技の種類が決定されるように構成するとよい。
複数の挿入部2が設けられる構成の場合には、少なくともいずれか一つを当選挿入部2として設定し、当該当選挿入部2に前記挿入物3が挿入された場合の方が、当該当選挿入部2以外の挿入部2に挿入物3が挿入された場合よりも、獲得できる遊技球の量(利益)が大きくなるようにしてもよい。また、演出が開始される前に、複数の挿入部2それぞれに対して各種大当たりが割り当てられ、挿入物3が挿入部2に挿入されたとき、当該挿入部2に割り当てられた大当たり遊技が実行されるようにしてもよい。また、一の挿入部2が設けられる場合には、挿入部2に挿入物3が挿入されたタイミングによって獲得できる遊技球の量(大当たりの種類)が決定されるようにするとよい。
このように、挿入抽選が、遊技者の直接的な利益に影響を与えるように構成してもよい。
・第三例
上記実施形態のように、挿入抽選に当選した場合に、演出部材4が演出位置に移動する構成である場合、大当たりか否かを判断する当否判定抽選の結果に基づき、挿入抽選に当選する確率が設定されるようにしてもよい。具体的には、当否判定抽選の結果が当選である場合には、当否判定抽選の結果がはずれである場合よりも、挿入抽選に当選する確率が高くなるように設定されているとよい。例えば、当否判定抽選の結果が当選である場合には、挿入抽選の当選確率が80%に設定され、当否判定抽選の結果が非当選である場合には、挿入抽選の当選確率が20%に設定される。
このようにすれば、挿入演出に当選(成功)し、演出部材4が演出位置に移動したとき(または、それ以外の成功演出が発生したとき)には、当否判定抽選に当選している蓋然性が高まるということになる。つまり、挿入抽選に当選するか否かが、当否判定抽選の結果を示唆する趣向性の高い演出とすることが可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
手段1にかかる遊技機は、遊技者が所持するまたは据え付けの挿入物を挿入可能な挿入部が設けられるとともに、前記挿入物が前記挿入部に挿入されたことを契機として、遊技に関する抽選を実行する抽選手段を備えることを特徴とする。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記挿入部は複数設けられており、前記抽選手段は、前記挿入物が前記複数の挿入部のうちのいずれの挿入部に挿入されたかに基づき遊技に関する抽選を実行することを特徴とする。
手段3にかかる遊技機は、手段1または手段2に記載の遊技機において、前記導電性部材に所定位置から演出位置に移動することが可能な演出部材を備え、前記挿入物が前記挿入部に挿入されたことを契機として、前記演出部材を前記所定位置から前記演出位置に移動させるか否かを決定する演出が実行可能であることを特徴とする。
手段4にかかる遊技機は、手段3に記載の遊技機において、前記装飾部は、前前記複数の挿入部のうちの少なくともいずれか一つを当選挿入部として設定し、当該当選挿入部に前記挿入物が挿入された場合に、前記演出部材を前記所定位置から前記演出位置に移動させる演出が実行可能であることを特徴とする。
手段5にかかる遊技機は、手段1から手段4のいずれかに記載の遊技機において、前記挿入物が前記挿入部に挿入されたことを契機として、遊技者が受ける利益の大きさが決定されることを特徴とする。
手段6にかかる遊技機は、手段2を引用する手段5に記載の遊技機において、前記複数の挿入部のうちの少なくともいずれか一つを当選挿入部として設定し、当該当選挿入部に前記挿入物が挿入された場合の方が、当該当選挿入部以外の挿入部に前記挿入物が挿入された場合よりも、遊技者が受ける利益の大きさが大きくなるように設定されていることを特徴とする。
手段7にかかる遊技機は、手段1から手段6のいずれかに記載の遊技機において、大当たり遊技が実行されるか否かを判断する当否判定抽選の結果が大当たりである場合の方が、はずれである場合よりも前記挿入物が前記挿入部に挿入されたことを契機とする抽選に当選する確率が高くなるように設定される演出が実行可能であることを特徴とする。
手段1にかかる遊技機は、遊技者が所持するまたは据え付けの挿入物が挿入部に挿入されたことを契機として、遊技に関する抽選を実行するものであるため、従来にない面白みのある遊技を実行することが可能となる。
手段2にかかる遊技機に、挿入物が複数の挿入部のうちのいずれの挿入部に挿入されたかに基づき遊技に関する抽選を実行するようにすれば、抽選への遊技者の関与の割合をさらに高めることが可能である。
手段3や手段4にかかる遊技機のように、挿入物が挿入部に挿入されたことを契機として、演出部材が所定位置から演出位置に移動することがあるように構成すれば、玩具のような面白みのある演出を実行することが可能である。
手段5や手段6にかかる遊技機のように、挿入物が挿入部に挿入されたことを契機として、遊技者が受ける利益の大きさを決定する演出が実行可能であれば、演出の趣向性をさらに高めることが可能である。
手段7にかかる遊技機のように、大当たり遊技が実行されるか否かを判断する当否判定抽選の結果により、挿入物が挿入部に挿入されたことを契機とする抽選に当選する確率が変化するようにすれば、挿入物が挿入部に挿入されたことを契機とする抽選に当選した場合には大当たりとなる蓋然性が高まることとなるから、演出の趣向性をさらに高めることが可能となる。
1 遊技機
2 挿入部
3 挿入物
4 演出部材
26 遊技盤
261 開口
30 表示装置
32 始動入賞口
34 大入賞口
40 主制御基板
42 サブ制御基板

Claims (2)

  1. 遊技者が所持するまたは据え付けの挿入物を挿入可能な挿入部が設けられるとともに、前記挿入物が前記挿入部に挿入されたことを契機として、遊技に関する抽選を実行する抽選手段を備え、
    前記挿入物が前記挿入部に挿入されたことを契機として、遊技者が受ける利益の大きさが決定されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記挿入部は複数設けられており、
    複数の前記挿入部のうちの少なくともいずれか一つを当選挿入部として設定し、当該当選挿入部に前記挿入物が挿入された場合の方が、当該当選挿入部以外の挿入部に前記挿入物が挿入された場合よりも、遊技者が受ける利益の大きさが大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。

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