JP6041320B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技状態を示唆する遊技状態示唆要素を用いた演出が実行可能な遊技機に関する。
例えば、下記特許文献1等に記載されるように、遊技状態が高確率状態であるかどうかを、背景等の遊技状態示唆要素によって示唆する遊技機が知られている。
特開2010−17425号公報
この種の遊技機では、遊技者は遊技状態示唆要素が高確率状態である蓋然性が高まるものに変化するよう願いつつ遊技を行うことになるところ、一般的に遊技状態示唆要素が変化する蓋然性があるのは、ある当否判定結果が報知されている際であるため、遊技状態示唆要素がほとんど変化しないときには、遊技者の苛立ちを高めてしまうこともある。
本発明の目的は、遊技状態を示唆する遊技状態示唆要素を用いた演出が実行可能な遊技機において、当該演出の趣向性を高めることである。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明にかかる遊技機は、表示装置と、当否判定抽選に当選する確率が相対的に低い低確率状態または相対的に高い高確率状態のいずれかに遊技状態を設定する遊技状態設定手段と、現在の遊技状態を示唆する遊技状態示唆要素を前記表示装置に表示する第一表示制御手段と、ある当否判定結果が報知されている際に、それより後に実行される当否判定結果が報知される際の前記遊技状態示唆要素がどのようなものとなるかを前記表示装置に表示する第二表示制御手段と、を備え、前記遊技状態示唆要素として複数段階の要素が設定されており、ある当否判定結果が報知されている際に、前記第二表示制御手段によってそれより後の当否判定結果が報知される際の前記遊技状態示唆要素が現在の前記遊技状態示唆要素よりも上位の段階になることが示されたとき、実際の遊技状態が前記低確率状態であるか前記高確率状態であるかに拘わらず、当該上位の段階になることが示されたものに対応する当否判定結果が当たりである蓋然性が高まるように設定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記遊技状態示唆要素は背景画像であり、前記第二表示制御手段は、前記表示装置の表示領域の一部に当該表示領域を模した画像を表示し、この表示領域を模した画像に前記遊技状態示唆要素としての背景画像を表示することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機において、前記遊技状態示唆要素として複数段階の要素が設定されており、前記遊技状態示唆要素の段階が上位の段階になるほど前記遊技状態が前記高確率状態である蓋然性が高まるように設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明にかかる遊技機では、ある当否判定結果が報知されている際に、それより後に実行される当否判定結果が報知される際の遊技状態示唆要素がどのようなものとなるかが表示される。そのため、演出の趣向性を向上させること、遊技者の苛立ちを抑制することが可能である
また、ある当否判定結果が報知されている際に、第二表示制御手段によってそれより後の当否判定結果が報知される際の遊技状態示唆要素が現在の遊技状態示唆要素よりも上位の段階になることが示されたとき、当該上位の段階になることが示されたものに対応する当否判定結果が当たりである蓋然性が高まるように設定されていれば、遊技状態示唆要素が上位の段階になることが示されたとき、遊技者は遊技状態が高確率状態であることに対する期待だけでなく、当たりとなる期待をもって当該当否判定を見守ることができる。つまり、遊技状態および当否判定結果という、二つの要素に対して遊技者に期待を抱かせる趣向性の高い演出とすることが可能である。
請求項2に記載の発明にかかる遊技機のように、遊技状態示唆要素として背景画像を適用する場合、表示領域を模した画像に遊技状態示唆要素としての背景画像を表示することで、現在報知されている当否判定結果より後の当否判定結果が報知される際に背景画像の変化が発生することが遊技者に分かりやすい演出とすることが可能である。
請求項3に記載の発明にかかる遊技機のように、遊技状態示唆要素の段階が上位の段階になるほど遊技状態が高確率状態である蓋然性が高まるように設定される演出に適用することも可能である。
本発明の一実施形態にかかる遊技機の正面図である。 遊技機の裏側を示す図である。 遊技機の制御ブロック図である。 サブ制御基板が行うメイン処理(サブ制御メイン処理)のフローチャートである。 受信割り込み処理のフローチャートである。 2msタイマ割り込み処理のフローチャートである。 10msタイマ割り込み処理のフローチャートである。 メインコマンド解析処理のフローチャートである。 背景選択処理のフローチャートである。 背景開示予告設定処理のフローチャートである 背景設定処理のフローチャートである。 背景先読み演出の具体例を説明するための模式図である。 背景先読み演出の具体例を説明するための模式図であって、図12の段階で報知されていた当否判定結果の報知が終了した後の状態を示した図である。
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、遊技機1の全体構成について簡単に説明する。図1に示されるように、遊技機1は、所定の奥行きを有する額縁形状の機枠10を備える。この機枠10には前面枠12が取り付けられている。前面枠12は、その左側縁が機枠10に回動自在に支持され、前側に開閉可能である。また、前面枠12には、ガラス枠14が取り付けられている。ガラス枠14は、その左側縁が前面枠12に回動自在に支持され、前側に開閉可能である。
ガラス枠14の中央の開口部にはガラス板またはプラスチック板等の透明な板が設けられており、遊技者はこの透明な板を通して前側から遊技盤26を視認できる。また、ガラス枠14の下部には、払い出された遊技球を発射装置に送るまで貯めておく上皿ユニット16が設けられている。上皿ユニット16には、貯留されている遊技球を下皿ユニット20に流下させる上皿スイッチや、貸し出し可能な貸し球を払い出す球貸しスイッチ等が設けられている。また、ガラス枠14の上部左右両側には、スピーカ18が設けられている。
前面枠12の下部には、払い出された遊技球が上皿ユニット16に入りきらない場合等に遊技球を貯めることができる下皿ユニット20や、遊技球を発射操作するためのタッチスイッチを備える発射ハンドル22等が設けられている。下皿ユニット20の左側には、遊技者が押し下げ操作を行うことができる操作ボタン24が設けられている。
遊技盤26は、ほぼ正方形の合板により成形されており、前面枠12に着脱可能に取り付けられている。この遊技盤26には、発射装置から発射された遊技球をガイドする金属製の薄板からなる帯状のガイドレール28が略円弧形状となるように設けられており、このガイドレール28によって遊技領域の外郭の一部が形成されている。
遊技盤26の遊技領域には、表示装置30、始動入賞口32、普通図柄変動開始用ゲート33、大入賞口34、アウト口36などが設けられている。始動入賞口32の両側には開閉部材32a,32bが設けられており、かかる開閉部材32a,32bが開放状態となると遊技球が始動入賞口32に入賞しやすくなる。表示装置30は、例えば液晶表示装置が用いられ、表示装置30の表示画面(表示部)において当否判定結果を報知するための識別図柄(例えば数字の図柄)や普通図柄等が表示される。かかる表示装置30の表示画面は、遊技盤26に形成された開口を通じて視認可能である。
また、遊技盤26の遊技領域には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
図2に示すように、遊技機1の背面側には、センターベースユニット38に主制御基板40、サブ制御基板42、演出制御基板44、サブドライブ基板46等の各種制御基板や、発射装置、球タンク、レール等が設けられている。サブ制御基板42は、どのような主制御基板40が行った大当たり抽選結果等に基づき、どのような演出を行うか決定する基板である。演出制御基板44は、サブ制御基板42が決定した演出を表示装置30やスピーカ18を用いて実行する基板である(図3参照)。
このような遊技機1では、発射ハンドル22の操作により、発射装置から遊技領域に遊技球を発射し、遊技領域を流下する遊技球が、始動入賞口32や大入賞口34等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
次に、遊技機1の制御処理について説明する。主制御基板40は、主に大当たりの抽選を行う。大当たりの抽選は、遊技球が始動入賞口32に入賞したときに実行する。その抽選方法は、公知の遊技機と同様の構成が適用できるため説明を省略する。本実施形態にかかる遊技機1は、最大四つの当否判定結果を記憶(保留)しておくことができるものである。保留された当否判定結果は、その前の当否判定結果が報知された後に報知される。主制御基板40で実行される当否判定結果およびこの当否判定結果を報知する識別図柄の変動態様に関するコマンド(変動コマンド)や、始動入賞口32に遊技球が入賞したことおよびそれを契機とした当否判定結果を示すコマンド(入賞コマンド)は、メインコマンドとしてサブ制御基板42に送られる。
以下、サブ制御基板42が行う制御処理について説明する。サブ制御基板42が行うサブ制御メイン処理(S200)では、図4に示すように、まずCPU初期化処理が行われる(S201)。詳しくは、スタックの設定、CPUの設定、SIO、CTCの設定等が行われる。そして、電源断信号がONで、かつ、サブ制御基板42のRAMの内容が正常であるか否かの処理が行われる(S202)。電源断信号がONでない、または、RAMの内容が正常でない場合には、RAMの初期化を行う(S203)。その後、ウォッチドッグタイマカウンタ1(2ms用)ウォッチドッグタイマカウンタ2(10ms用)の初期化を行う(S204)。ウォッチドッグタイマカウンタの初期化後、割り込みを禁止した上で(S205)、各種演出や各種図柄乱数等の更新処理を行う(乱数シード更新;S206)。更新処理後、割り込みを許可して(S207)ループ処理が行われる。このループ処理では、受信割り込み処理(S300)、2msタイマ割り込み処理(S400)、および10msタイマ割り込み処理(S500)が行われる。
図5に示す受信割り込み処理(S300)は、主制御基板40からのコマンド(制御信号)を受信するための処理である。受信割り込み処理(S300)では、まず上記主制御基板40からのストローブ(STB)信号がONか確認され(S301)、ストローブ信号がON、すなわち外部INT入力部にストローブ信号が入力されると、上記主制御基板40から出力されたコマンド(制御信号)の受信およびRAMへの格納が行われる(S302)。ここで主制御基板40から受信するコマンドには、各種大当たりに対応した演出を実行するための上記変動コマンド等が含まれる。一方、ストローブ信号がONになっていなければ、その時点でこの受信割り込み処理(S300)が終了する。
図6に示す2msタイマ割り込み処理(S400)は、10msタイマ割り込み処理より優先して行われる。入出力制御処理(S401)では、外部データ(ランプデータ、操作スイッチデータ等)の入出力制御を行う。入力データ処理(S402)では、操作スイッチや駆動物(役物)を駆動する駆動機構の原点センサの入力データ作成(2ms用)を行う。駆動処理(S403)では、駆動物を駆動するための制御データを作成して出力する。ウォッチドッグタイマカウンタ1初期化処理(S404)では、ウォッチドッグタイマ1を初期化する。
図7に示す10msタイマ割り込み処理(S500)では、まず、入力データ処理(S501)として操作スイッチや駆動物(役物)を駆動する駆動機構の原点センサの入力データ作成(10ms用)を行う。その後、メインコマンド解析処理(S502)を行う(詳細は後述)。メインコマンド解析処理(S502)の後、ランプや駆動物(役物)等、演出関連の各種制御処理(S503)や、その他の処理(S504)を行って、10msタイマ割り込み処理(S500)を終了する。
図8に示すメインコマンド解析処理(S502)は、10msタイマ割り込み処理で主制御基板40から受信したコマンド(制御信号)を解析し、コマンドに対応した処理を行うものである。上述したように、サブ制御基板42が主制御基板40から受信するコマンドには、入賞コマンドや変動コマンドが含まれる。以下では、本実施形態にかかる遊技機1に搭載された一の演出である「背景先読み演出」に関する処理のみについて説明する。サブ制御基板42が実行するその他の演出の決定処理については、どのような構成であってもよいため説明を省略する。
メインコマンド解析処理では、まず主制御基板40から受信したコマンドが入賞コマンドであるかどうかが判断される(S502−1)。受信したコマンドが入賞コマンドである場合(S502−1「Yes」)には、背景選択処理を実行する(S600)。一方、主制御基板40から受信したコマンドが入賞コマンドでない場合(S502−1「No」)には、受信したコマンドが変動コマンドであるかどうかが判断される(S502−2)。受信したコマンドが変動コマンドである場合(S502−2「Yes」)には、背景開示予告設定処理(S700)および背景設定処理(S800)を実行する。主制御基板40から受信したコマンドが入賞コマンドでも変動コマンドでもない場合(S502−2「No」)には、当該コマンドに応じたその他の処理を実行する(S502−3)。
図9に示す背景選択処理(S600)は、ある当否判定結果が報知される際の背景をどの背景とするか、背景先読み演出を実行するかどうかを決定する処理である。ここで、本実施形態における背景先読み演出の詳細について説明する。
本実施形態における遊技機1は、遊技状態として大当たりに当選する確率が相対的に低い低確率状態(通常状態)と、大当たりに当選する確率が相対的に高い高確率状態(確率変動状態)が設定されている(かかる遊技状態を設定する手段が、本発明における遊技状態設定手段に相当する)。高確率状態のうちの少なくとも一部は、遊技者の見た目上は高確率状態であるかどうかを判別することが困難な状態(いわゆる潜伏確変(確率変動)状態)である。背景先読み演出は、遊技者の見た目上、低確率状態か高確率状態かを判別することが困難な状態(特殊モード)において実行される。当該特殊モードには、いわゆる潜伏確変となる大当たりに当選した場合、潜伏確変となる大当たりに当選したのではないかと見せかける擬似的な当たり(いわゆる小当たり)に当選した場合に突入する。
本実施形態では、当否判定結果を報知する各種演出や変動する識別図柄の背景(以下、後述する予告背景52と区別するため実背景54と称することもある)として背景1〜背景4の四つが設定されている(かかる背景が本発明における遊技状態示唆要素に相当する。また、実背景54を制御する手段が本発明における第一表示制御手段に相当する)。つまり、四段階の背景(背景1が最も低い段階であり、背景4が最も高い段階である)が設定されている。高確率状態である場合であれば、低確率状態である場合に比して、背景が高段階の背景となりやすい。つまり、遊技者は、高段階の背景となることを願いつつ、遊技を行うこととなる。なお、背景の段階数等は適宜変更可能である。また、本実施形態では、色によって各背景を区別することができるように設定されているが、遊技者が容易に各背景を区別できるものであれば各背景の差異はどのようなものであってもよい。また、本実施形態では、背景の段階が上がるだけでなく、下がること(いわゆる格下げ)もあるように構成されているが、下がることがないように構成されていてもよい。
本実施形態では、表示装置の表示領域の一部に当該表示領域を模した画像を表示し、当該表示領域を模した画像の背景として予告背景52(背景画像)を表示する。具体的には、本実施形態では、当否判定結果を現在報知されている当否判定結果(変動中の当否判定結果)を除いて最大四つまで保留することができるところ、背景先読み演出はその保留されている当否判定結果が報知される際の背景がどの背景となるかが先に表示されることがあるものである。
図12および図13に示すように、本実施形態では、保留されている当否判定結果の数を示す保留図柄50が表示される。この保留図柄50に対応するように、表示領域を模した四角の枠に囲まれた予告領域51が表示され、当該領域に予告背景52が表示される(この予告背景52の表示を制御する手段が第二表示制御手段に相当する)。背景先読み演出が保留されているある当否判定結果に対して実行されることが決定した場合、当該当否判定結果が報知されるときの背景として選択された背景が背景1の場合は背景1を、背景2の場合には背景2を、背景3の場合には背景3を、背景4の場合には背景4を、当該当否判定結果に対応する保留図柄50の上に表示する。なお、背景先読み演出を実行しないとされた当否判定結果については、予告背景52が表示されない。例えば、図示するように表示領域を模した四角の枠に囲まれた予告領域51内に「???」といった表示をする。後述するように、このような場合であっても、当該当否判定結果が報知される場合に背景が変化する可能性がある。
このような背景先読み演出が実行されることにより、遊技者は、現在報知されている当否判定結果よりも後の当否判定結果が報知されるときに、背景が変化することを認識する。かかる背景先読み演出を実行するための制御処理が、背景選択処理、背景開示予告設定処理および背景設定処理である。なお、各処理を示すフローにおいて、ONにした(セットした)フラグをOFFにする処理は省略してある。
入賞コマンドを受信したとき、つまり、新たに当否判定が実行されるときに実行される背景選択処理(S600)では、まず現在の遊技状態が高確率状態であるか低確率状態に基づき、背景(実背景54)の抽選(選択)を行う(S601)。上述したように、高確率状態である方が低確率状態であるときよりも高段階の背景になりやすい抽選態様であれば、その具体的な態様はどのようなものであってもよい。また、本実施形態における背景選択のための抽選の項目には、背景を維持する、という項目が含まれており、かかる項目が一番選ばれやすい設定とされている。背景を選択した後、その背景を背景先読み演出において開示するかどうかが判断される(S602)。ここで背景先読み演出において開示することが決定された場合(S602「Yes」)には、上記予告領域51内に選択された背景が予告背景52として表示されることとなる。つまり、選択された背景を予告背景52とするフラグ(予告背景フラグ)を設定する(S603)。一方、背景先読み演出において開示されないことが決定された場合(S602「No」)には、当該当否判定結果に対しては、予告背景52が表示されないことが決定する。最後に、選択された背景を、当該当否判定結果が報知される際の実背景54としてセットするための実背景フラグが設定され(S604)、背景選択処理が終了する。
主制御基板40から受信したコマンドが変動コマンドである場合には、背景開示予告設定処理および背景設定処理を実行する。図10に示す背景開示予告設定処理(S700)は、背景選択処理で予告背景52が選択されたとき、当該背景をセットするための処理である。背景開示予告設定処理では、まず予告背景フラグがONとなっているかどうかを確認する(S701)。つまり、上記背景選択処理において、背景先読み演出を実行することが決定されているかどうかを確認する。予告背景フラグがONとなっている場合(S701「Yes」)には、ONとなっている予告背景フラグの種類(背景の種類)を判別し、当該背景を予告背景52として設定する(S702)。つまり、選択された背景を予告背景52として対応する予告領域51内に表示する。これにより、遊技者は、当該当否判定結果が報知される際の背景の種類を認識する。一方、予告背景フラグがONとなっていない場合(S701「No」)には、対応する予告領域51内に「???」を表示する(S703)。つまり、遊技者は、当該当否判定結果が報知される際の背景の種類を前もって知ることはできない。
なお、本実施形態では、一の当否判定結果が報知され、それに伴って保留図柄50の位置が変化した(保留消化順が一つ上がった)場合には、それに伴って予告領域51(予告背景52)の位置も変化する(図12および図13参照)。つまり、保留図柄50とともに予告領域51の位置が変化する。これにより、遊技者は各保留図柄50(保留されている各当否判定結果)に対応する背景を容易に認識することが可能である。
図11に示す背景設定処理(S800)は、ある当否判定結果が報知される際の実際の背景(実背景54)を設定する処理である。まず、受信した変動コマンドに対応する実背景フラグの種類(背景の種類)を確認する(S801)。つまり、今から報知されようとする当否判定結果に対応する実背景フラグの種類を確認する。かかるフラグの種類、つまり設定されるべき実背景54の種類が、現在の実背景54の種類と同じであれば(S801「Yes」)、そのまま当該実背景54が維持される(S802)。一方、設定されるべき実背景54の種類が現在の実背景54と異なっていれば(S801「No」)、実背景フラグの種類に応じた背景を実背景54(現在報知されている当否判定結果に対応する実背景54)として設定する(S803)。
このような背景選択処理、背景開示予告設定処理および背景設定処理によって、背景先読み演出が実行される。かかる保留先読み演出は、ある当否判定結果が報知されている際に、それより後に実行される当否判定結果が報知される際の遊技状態示唆要素がどのようなものとなるかが表示される。そのため、演出の趣向性を向上させること、遊技者の苛立ちを抑制することが可能である。
このようにしてメインコマンド解析処理は終了する。なお、このメインコマンド解析処理においては、その他の処理(その他のコマンドに対する処理)を行ってもよい。
上記本発明の一実施形態にかかる遊技機1の変形例について説明する。なお、以下では、上記遊技機1と異なる点についてのみ説明する。
本変形例にかかる遊技機1は、上記図9に示した背景選択処理のS601における背景の選択が、対応する当否判定結果が大当たりかどうかによって変化するものである。具体的には、対応する当否判定結果(受信した入賞コマンドに対応する当否判定結果)が大当たりである場合には、はずれである場合よりも上位の背景が選ばれやすく設定されているものである。本実施形態では、当否判定結果が大当たりである場合の方が、はずれである場合よりも、現在表示されている実背景54よりも背景の段階が上位の段階になりやすく(ステップアップしやすく)設定されている。
さらに、S602において、選択された背景(実背景54)を背景先読み演出において開示するかどうかの選択が、対応する当否判定結果が大当たりかどうかによって変化するものである。具体的には、対応する当否判定結果(受信した入賞コマンドに対応する当否判定結果)が大当たりである場合には、はずれである場合よりも開示される確率が高く設定されているものである。例えば、大当たりである場合には90%の確率で開示され、はずれである場合には30%の確率で開示されるように設定される。
このような構成とすれば、背景先読み演出において予告背景52が開示され、当該予告背景52が現在の実背景54よりも上位の段階になるものであるとき、当該予告背景52が開示された保留に対応する当否判定結果は、予告背景52が開示されなかった(本実施形態では「???」が表示された)保留に対応する当否判定結果よりも大当たりとなる蓋然性が高まる。つまり、予告背景52が表示され、その予告背景52の段階が現在の実背景54よりも上位の段階の背景であれば、遊技状態が高確率状態であることに対する期待だけでなく、当該予告背景52が開示された保留に対応する当否判定結果が大当たりとなる期待をもって当該当否判定を見守ることができる。すなわち、遊技状態および当否判定結果という、二つの要素に対して遊技者に期待を抱かせる趣向性の高い演出とすることが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態では、各保留図柄50に対応するように予告領域51が設定され、当該予告領域51に予告背景52が表示されることがあることを説明したが、全ての保留図柄50に対応する予告領域51が設定されていなくてもよい。例えば、現在報知されている(現在変動中である)当否判定結果の次の当否判定結果と、さらにその次の当否判定結果に対応する予告背景52のみを表示する、といったように、保留されている一部の当否判定結果に対応する予告背景52のみが表示される構成としてもよい。また、予告領域51を表示する位置やその形状は適宜変更可能である。
上記実施形態では、現在の遊技状態を示唆する遊技状態示唆要素が背景であることを説明したが、これはあくまで一例である。遊技者が違いを認識できるものであればどのようなものであってもよい。その他の遊技状態示唆要素としては、文字等が例示できる。
上記実施形態では、予告背景52が表示されない(予告領域51内に「???」が表示される)場合があることを説明したが、必ず全ての予告領域51内に予告背景52が表示されるような構成としてもよい。
上記実施形態では、予告背景52は実背景54が表示される表示装置に表示されることを説明したが、予告背景52が表示される表示装置を別に設けた構成としてもよい。
上記実施形態における各制御は、遊技機1内に設けられた基板によって実行されるものであれば、どのような基板によって実行されるものであってもよい。各制御が一の基板によって実行される構成としてもよいし、各制御が複数の基板によって実行される構成としてもよい。
以下、上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を列挙する。
手段1にかかる遊技機は、表示装置と、当否判定に当選する確率が相対的に低い低確率状態または相対的に高い高確率状態のいずれかに遊技状態を設定する遊技状態設定手段と、現在の遊技状態を示唆する遊技状態示唆要素を前記表示装置に表示する第一表示制御手段と、ある当否判定結果が報知されている際に、それより後に実行される当否判定結果が報知される際の前記遊技状態示唆要素がどのようなものとなるかを前記表示装置に表示する第二表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記遊技状態示唆要素は背景画像であり、前記第二表示制御手段は、前記表示装置の表示領域の一部に当該表示領域を模した画像を表示し、この表示領域を模した画像に前記遊技状態示唆要素としての背景画像を表示することを特徴とする。
手段3にかかる遊技機は、手段1または手段2に記載の遊技機において、前記遊技状態示唆要素として複数段階の要素が設定されており、前記遊技状態示唆要素の段階が上位の段階になるほど前記遊技状態が前記高確率状態である蓋然性が高まるように設定されていることを特徴とする。
手段4にかかる遊技機は、手段1から手段3のいずれかに記載の遊技機において、前記遊技状態示唆要素として複数段階の要素が設定されており、ある当否判定結果が報知されている際に、前記第二表示制御手段によってそれより後の当否判定結果が報知される際の前記遊技状態示唆要素が現在の前記遊技状態示唆要素よりも上位の段階になることが示されたとき、当該上位の段階になることが示されたものに対応する当否判定結果が当たりである蓋然性が高まるように設定されていることを特徴とする。
手段1にかかる遊技機では、ある当否判定結果が報知されている際に、それより後に実行される当否判定結果が報知される際の遊技状態示唆要素がどのようなものとなるかが表示される。そのため、演出の趣向性を向上させること、遊技者の苛立ちを抑制することが可能である。
手段2にかかる遊技機のように、遊技状態示唆要素として背景画像を適用する場合、表示領域を模した画像に遊技状態示唆要素としての背景画像を表示することで、現在報知されている当否判定結果より後の当否判定結果が報知される際に背景画像の変化が発生することが遊技者に分かりやすい演出とすることが可能である。
手段3にかかる遊技機のように、遊技状態示唆要素の段階が上位の段階になるほど遊技状態が高確率状態である蓋然性が高まるように設定される演出に適用することも可能である。
手段4にかかる遊技機のように、ある当否判定結果が報知されている際に、第二表示制御手段によってそれより後の当否判定結果が報知される際の遊技状態示唆要素が現在の遊技状態示唆要素よりも上位の段階になることが示されたとき、当該上位の段階になることが示されたものに対応する当否判定結果が当たりである蓋然性が高まるように設定されていれば、遊技状態示唆要素が上位の段階になることが示されたとき、遊技者は遊技状態が高確率状態であることに対する期待だけでなく、当たりとなる期待をもって当該当否判定を見守ることができる。つまり、遊技状態および当否判定結果という、二つの要素に対して遊技者に期待を抱かせる趣向性の高い演出とすることが可能である。
1 遊技機
30 表示装置
50 保留図柄
51 予告領域
52 予告背景
54 実背景

Claims (3)

  1. 表示装置と、
    当否判定抽選に当選する確率が相対的に低い低確率状態または相対的に高い高確率状態のいずれかに遊技状態を設定する遊技状態設定手段と、
    現在の遊技状態を示唆する遊技状態示唆要素を前記表示装置に表示する第一表示制御手段と、
    ある当否判定結果が報知されている際に、それより後に実行される当否判定結果が報知される際の前記遊技状態示唆要素がどのようなものとなるかを前記表示装置に表示する第二表示制御手段と、
    を備え、
    前記遊技状態示唆要素として複数段階の要素が設定されており、
    ある当否判定結果が報知されている際に、前記第二表示制御手段によってそれより後の当否判定結果が報知される際の前記遊技状態示唆要素が現在の前記遊技状態示唆要素よりも上位の段階になることが示されたとき、実際の遊技状態が前記低確率状態であるか前記高確率状態であるかに拘わらず、当該上位の段階になることが示されたものに対応する当否判定結果が当たりである蓋然性が高まるように設定されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技状態示唆要素は背景画像であり、
    前記第二表示制御手段は、前記表示装置の表示領域の一部に当該表示領域を模した画像を表示し、この表示領域を模した画像に前記遊技状態示唆要素としての背景画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 記遊技状態示唆要素の段階が上位の段階になるほど前記遊技状態が前記高確率状態である蓋然性が高まるように設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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