JP2018000381A - 角度調整金具およびこれを用いたソファー - Google Patents

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Abstract

【課題】リクライニングする(傾動する)レスト部を備えた家具であっても、張地に弛み皺が発生せず、張地が常に張りのある美しい平滑面を維持できる角度調整金具を提供するにある。【解決手段】支持体10と、前記支持体10の一端部に固定した主軸13を介して揺動可能に組み付けた揺動体30と、からなり、前記主軸13の軸心X,Yに交差する支持体10の揺動面と、前記主軸13の軸心X,Yに交差する前記揺動体30の揺動面とを、所定の間隔を設けて平行に配置し、前記揺動体30の起立方向(A方向)への揺動を可能とするとともに、前記揺動体30の傾倒方向(B方向)への揺動を規制し、かつ、所望の傾斜角度を保持できる角度調整金具8である。特に、前記揺動体30の揺動角度に応じ、前記揺動体30に沿って往復移動するスライド部材85を有するスライド機構80を、設けたことを特徴とする角度調整金具8。【選択図】図6

Description

本発明は、ソファーや椅子等の家具に用いる角度調整金具に関する。
従来、ソファーや椅子等の家具に設けられたヘッドレスト、アームレスト、フットレスト等を、リクライニング可能とする角度調整金具が広く使用されている。例えば、リクライニング箇所の起立方向への揺動を可能とする一方、傾倒方向への揺動を阻止し、かつ、リクライニング箇所を所定の傾斜角度で多段階に保持できる角度調整金具がある(特許文献1参照)。
特許第4296223号公報
しかしながら、従来の角度調整金具を使用した家具としては、例えば、本願の添付図面である図41に示すように、一対の脚部2,2の間に2組の座面部3および背もたれ部4を並設したソファー1が挙げられる。そして、背もたれ部4の上端に取り付けたヘッドレスト部5を、傾倒姿勢から起立方向(A方向)へ起立させたとき、背もたれ部4とヘッドレスト部5との間に位置する張地に弛み皺9が発生することがある。特に、張地に厚い革を使用した豪華な革張りソファーでは、弛み皺9が発生し易い。同様な緩み皺9はフットレスト部6、アームレスト部7にも発生し易かった。このような弛み皺9が発生すると、使い心地(座り心地)が悪いだけでなく、意匠性が著しく損なわれるという問題点があった。
本発明は、前述の問題点に鑑み、リクライニングする(傾動する)レスト部を備えた家具であっても、張地に弛み皺が発生せず、張地が常に張りのある美しい平滑面を維持できる角度調整金具を提供することを課題とする。
本発明に係る角度調整金具は、前記課題を解決すべく、
支持体と、
前記支持体の一端部に固定した主軸を介して揺動可能に組み付けた揺動体と、からなり、
前記主軸の軸心に交差する支持体の揺動面と、前記主軸の軸心に交差する前記揺動体の揺動面とを、所定の間隔を設けて平行に配置し、
前記揺動体の起立方向への揺動を可能とするとともに、
前記揺動体の傾倒方向への揺動を規制し、かつ、所望の傾斜角度を保持できる角度調整金具であって、
前記揺動体の揺動角度に応じ、前記揺動体に沿って往復移動するスライド部材を有するスライド機構を、設けた構成としてある。
本発明によれば、揺動体が揺動する角度に応じ、スライド機構のスライド部材が揺動体に沿って変位する。例えば、ヘッドレスト部内に組み込んだ本発明の揺動体を、傾倒状態から起立方向に起立させた場合に、起立角度に応じてスライド部材が揺動体に沿ってスライド移動する。このため、ヘッドレスト部を被覆する張地に適度な引張力が付与される。この結果、ヘッドレスト部を被覆する張地に緩み皺が発生しない。
また、本発明によれば、ヘッドレスト部を傾倒させる場合であっても、スライド部材が揺動体に沿ってスライド移動する。このため、張地が突っ張ることがないので、ヘッドレスト部を容易に傾倒させることができる。
さらに、本発明によれば、支持体に主軸を介して揺動可能に支持された揺動体は、前記主軸の軸心を中心として揺動する。このため、主軸周辺近傍の直径方向の外形寸法は必要最小限度の大きさでよい。この結果、本発明に係る角度調整金具の主軸周辺近傍をソファー等に組み込む際に、大きな収納スペースを必要としないので、組付作業が容易である。
本発明の実施形態としては、前記支持体と前記揺動体との間に、スライド機構を配置しておいてもよい。
本実施形態によれば、スライド機構に家具の張地が接触しにくくなり、美麗な家具が得られる。
本発明の他の実施形態としては、前記揺動体の外向面側に、スライド機構を配置しておいてもよい。
本実施形態によれば、スライド機構の配置を選択でき、設計の自由度が広がり、設計が容易になる。
本発明の別の実施形態としては、前記スライド機構が、前記スライド部材と、前記スライド部材を駆動する複数の可動リンク部材と、からなる構成であってもよい。
本実施形態によれば、複数の可動リンク部材の形状を変更することにより、スライド部材の移動距離を必要に応じて変更できる角度調整金具が得られる。
本発明の異なる実施形態としては、前記支持体が、L字形状に屈曲され、かつ、筒状取付金具に着脱可能に挿入できる棒材であってもよい。
本実施形態によれば、筒状取付金具に支持体を着脱可能に装着できる。このため、梱包時や搬送時に筒状取付金具から支持体を分離でき、収納スペースを節約できる。
本発明に係るソファーは、前述の角度調整金具をソファー、特に、ヘッドレスト部、アームレスト部およびフットレスト部に組み込んだ構成としてある。
本発明によれば、前述の角度調整金具をヘッドレスト部に適用することにより、緩み皺が発生しない。このため、使い心地がよく、意匠性の高いソファーが得られるという効果がある。
本発明に係る角度調整金具の第1実施形態をソファーに適用した場合を示す概略斜視図である。 本発明に係る角度調整金具の第1実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る角度調整金具の第1実施形態を異なる角度から見た場合を示す斜視図である。 図2に示した角度調整金具の分解斜視図である。 図3に示した角度調整金具の分解斜視図である。 図2に示した角度調整金具の横断面図である。 図2に示した角度調整金具の縦断面斜視図である。 図2に示した角度調整金具の部分拡大正面図である。 図9Aないし図9Bは浮動くさび部材の動作を示す要部拡大図である。 第1実施形態に係る角度調整金具の操作を説明するための背面図である。 図10に続く背面図である。 図11に続く背面図である。 図12に続く背面図である。 図13に続く背面図である。 第1実施形態に係る角度調整金具の操作を説明するための正面図である。 図15に続く正面図である。 図16に続く正面図である。 図17に続く正面図である。 図18に続く正面図である。 本発明に係る角度調整金具の第2実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る角度調整金具の第2実施形態を異なる角度から見た場合を示す斜視図である。 本発明に係る角度調整金具の第3実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る角度調整金具の第3実施形態を異なる角度から見た場合を示す部分斜視図である。 図22に示した角度調整金具の分解斜視図である。 図23に示した角度調整金具の分解斜視図である。 図22に示した角度調整金具の横断面図である。 図22に示した角度調整金具の縦断面斜視図である。 図22に示した角度調整金具の部分拡大正面図である。 第3実施形態に係る角度調整金具の操作を説明するための正面図である。 図29に続く正面図である。 図30に続く正面図である。 図31に続く正面図である。 図32に続く正面図である。 第3実施形態に係る角度調整金具の操作を説明するための背面図である。 図34に続く背面図である。 図30に続く背面図である。 図36に続く背面図である。 図37に続く背面図である。 本発明に係る角度調整金具の第4実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る角度調整金具の第4実施形態を異なる角度から見た場合を示す斜視図である。 従来例を説明するための斜視図である。
本発明に係る角度調整金具の実施形態を図1ないし図40の添付図面に従って説明する。
図1ないし図19に示すように、第1実施形態に係る角度調整金具8は、ソファー1のヘッドレスト部5,アームレスト部7の両側縁部に、取付金具20を介し、取り付けられている。
ソファー1は、図1に示すように、立設した一対の脚部2,2の間に、2組の座面部3および背もたれ部4を配置した構造を有している。また、前記脚部2の外側には台座部2aをそれぞれ配置してある。そして、脚部2の上端には、角度調整金具8を介し、揺動軸心Xを中心として揺動できるアームレスト部7を配置してある。さらに、脚部2とアームレスト部7とは皮革,布地等の連続する張地で被覆されている。
前記座面部3の先端部には、角度調整金具(図示せず)を介し、揺動軸心を中心として揺動できるフットレスト部6を配置してある。また、前記背もたれ部4の上端には、角度調整金具8を介し、揺動軸心Yを中心として揺動できるヘッドレスト部5を設けてある。そして、ヘッドレスト部5、背もたれ部4、座面部3およびフットレスト部6は、皮革,布地等の連続する張地で被覆されている。
角度調整金具8は、図6に示すように、断面6角形の主軸13を介して連結された支持体10と揺動体30との間に、スライド機構80を配置してある。スライド機構80は、例えば、ヘッドレスト部5を起立方向Aに揺動させた場合に、ソファー1の張地に緩み皺が発生することを抑制する。このため、スライド機構80は表皮皺発生防止機構といえる。
支持体10は、図4に示すように、丸棒材を略L字形状に屈曲した形状を有し、後述する取付金具20に組み付け可能である。そして、支持体10は、その下端部に抜け止め用の細首部11を有する。また、支持体10は、その水平端部に設けた六角形の貫通孔12(図4)に、断面6角形の主軸13を挿入,固定してある。主軸13は、その先端部から抜け止め軸14を同一軸心上に突設してある。抜け止め軸14は、その先端面にスリット15を設けてある。
取付金具20は、図3に示すように、筒状の取付金具本体21と、取付金具本体21の外表面に形成した雄ねじ部21aに螺合するナット23と、取付金具本体21に設けた切り欠き部21cに係合する抜け止めピン25と、で形成されている。そして、取付金具本体21の上端開口縁部には、環状リブ21bが一体化されている。このため、環状リブ21bと、座金24およびナット23とでソファー1の芯材(図示せず)を挟持することにより、取付金具20をソファー1に固定できる。そして、取付金具20の取付金具本体21に角度調整金具8の支持体10を挿入し、切り欠き部21cに抜け止めピン25を係合することにより、支持体10を抜け止めできる。
したがって、本実施形態では、取付金具20に角度調整金具8を着脱可能に組み付けできる。このため、前記取付金具20を利用すれば、梱包および搬送する際に、角度調整金具8を分離できる。この結果、収納スペースを節約でき、使い易い角度調整金具8が得られるという利点がある。
揺動体30は、図4に示すように、揺動体本体31と、揺動体本体31の一端部の表裏面にそれぞれ固定された一対の壁体40,41と、壁体40,41に設けた貫通孔42に挿通され、かつ、前記壁体40,41に挟持されるギヤ部材50と、前記壁体40,41に設けたくさび形窓部43に嵌合する浮動くさび部材60と、復帰ばね70と、で形成されている。
揺動体本体31は、長手方向に沿ってガイド溝32を設けてあるとともに、前記ガイド溝32の一端側の縁部近傍に、揺動支点となるカシメ穴33を設けてある。前記カシメ穴33と、前記壁体40,41に設けた貫通孔42との間にくさび形窓部43が位置している。また、図8に示すように、揺動体本体31の一端側の先端部に、板ばね36を位置決めするための位置決め突起34,35を設けてある。板ばね36は、後述する浮動くさび部材60の当接面61に圧接し、浮動くさび部材60をギヤ部材50に付勢する。
壁体40,41は、ギヤ部材50を嵌合できる貫通孔42(図4)を有するとともに、前記貫通孔42の近傍にくさび形窓部43を設けてある。くさび形窓部43は、図9Aに示すように、円弧状のくさび面43aを有している。前記くさび面43aは、後述するギヤ部材50のギヤ部53に次第に接近するように形成されている。また、前記くさび形窓部43は、浮動くさび部材60をギヤ部53から離間させた状態で収納するための退避空間43bを有している。そして、前記くさび形窓部43は、前記退避空間43bに連続する誘導勾配面43cを形成してある。さらに、壁体40,41は、図8に示すように、その外周縁部に沿って位置決め用切欠き部44を設けてある。後述するカバー72,73を位置決めするためである。
ギヤ部材50は、図7に示すように、主軸13が挿通される六角形の軸孔51を有している。また、ギヤ部材50は、前記軸孔51の開口縁部に沿って環状段部52を形成してある。さらに、ギヤ部材50は、図8に示すように、その円弧状外周縁部に、例えば、中心角100°〜120°の範囲でギヤ部53を形成してある。そして、前記ギヤ部53の始端部には押下げ用突起部54が設けられている。さらに、前記ギヤ部53の終端部には押上げ用突起部55が設けられている。
そして、ギヤ部材50は、図6および図7に示すように、その表裏面に形成した環状段部52,52を壁体40,41の貫通孔42,42にそれぞれ嵌合することにより、一対の壁体40,41に揺動可能に挟持される。さらに、支持体10に一体化した主軸13を軸孔51に挿通することにより、ギヤ部材50は支持体10と一体に揺動する。
浮動くさび部材60は、図8に示すように、一面側が当接面61とされ、他面側が歯面62とされている。前記当接面61は、図9に示すように、壁体40,41に形成されたくさび形窓部43のくさび面43aに当接する。また、前記歯面62には歯が形成されている。このため、当接面61がくさび面43aに当接し、かつ、歯面62がギヤ部材50のギヤ部53に噛合すると、くさび作用により、揺動体30の傾倒方向へ揺動を阻止できる。
なお、図9には、説明の便宜上、歯面62の歯数を5本とした浮動くさび部材60と、これに噛合するギヤ部材50のギヤ部53を図示している。しかし、例えば、浮動くさび部材60の歯面62に13本〜20本の歯を形成し、ギヤ部材50に40本以上の歯、より好ましくは45本〜65本の歯を形成してもよい。これにより、角度調整段数を40段以上とすることが可能である。
復帰ばね70は、図4に示すように、長尺な帯状ばね材を渦巻き状に巻回した形状を有する渦巻きばねである。そして、復帰ばね70は、その一端部70aを主軸13のスリット15に係合するとともに、その他端部70bを後述するカバー73の係止用突部73bに係止する。このため、復帰ばね70のばね力により、常時、揺動体30に捩りモーメントが作用する。
なお、本実施形態によれば、復帰ばね70として渦巻きばねを使用しているので、主軸13の軸心に沿う方向の外形寸法を小さくできる。このため、コンパクトな角度調整金具8が得られるという利点がある。
また、壁体40と復帰ばね70との間には、隔離板71が配置されている。浮動くさび部材60が円滑に動作するように、復帰ばね70と浮動くさび部材60との接触を防止するためである。なお、前記隔離板71には、主軸13の抜け止め軸14およびカバー73の係止用突部73bが挿通されている。
前記壁体40,41と復帰ばね70とは、相互に嵌合する一対のカバー72,73で被覆されている。カバー72,73の内周面縁部には、前記壁体40,41の切り欠き部44に係合する位置決め突起72a(図4),73a(図8)が形成されている。
また、カバー73は、その内向面から突出し、カバー72の内向面に嵌合する係止用突部73bを設けてある。前記係止用突部73bに前記復帰ばね70の他端部70bを係止させるためである。
スライド機構80は、図4に示すように、固定リンク部材81と、第1可動リンク部材82と、第2可動リンク部材83と、第3可動リンク部材84と、揺動体本体31のガイド溝32に沿ってスライド移動可能に支持されたスライド部材85と、で構成されている。
固定リンク部材81は、主軸13が挿通される六角形の貫通孔81aを有している。そして、固定リンク部材81は、貫通孔81aを主軸13に挿通することにより、フランジ87aを備えた筒状スペーサ87と支持体10とで挟持される(図7)。そして、第1可動リンク部材82の一端部が、前記貫通孔81aの近傍に設けた貫通孔81bに、カシメ部材90を介して揺動可能に連結されている。
第1可動リンク部材82は略S字形状に屈曲した形状を有する。そして、第1可動リンク部材82は、その他端部を第2可動リンク部材83の中間部に、カシメ部材91を介して揺動可能に連結されている。
前記第2可動リンク部材83は短冊形状である。そして、第2可動リンク部材83は、その一端部が揺動体本体31のカシメ穴33にスペーサ89(図5),カシメ部材92を介して揺動可能に連結され、その他端部が第3可動リンク部材84の一端部にカシメ部材93を介して揺動可能に連結されている。
第3可動リンク部材84は円弧状であり、その他端部をスライド部材85にスペーサ88,カシメ部材94を介して揺動可能に連結されている。特に、カシメ部材94は後述する緩衝体86を貫通し、かつ、揺動体本体31のガイド溝32に沿ってスライド移動可能となっている。
スライド部材85は揺動体本体31に嵌合可能な断面逆U字であり、その片側の下端縁部から側方に取付部85aを延在している。そして、スライド部材85は、揺動体本体31のガイド溝32に嵌合した緩衝体86を挟持するように組み付けられている。さらに、スライド部材85は、一対のカシメ部材94,95を介し、揺動体本体31にスライド移動可能に組み付けられている。
なお、本実施形態では、カシメ部材を介して揺動可能に連結する場合について説明したが、カシメ部材に限らず、他の連結手段、例えば、ボルト・ナットで固定してもよい。また、カシメ部材および他の連結手段を併用してもよいことは勿論である。
緩衝体86は、揺動体本体31とスライド部材85との摩擦抵抗を低減し、スライド部材85を円滑にスライド移動させるためのものである。また、緩衝体86は、揺動体本体31とスライド部材85との間のガタツキをなくし、スライド部材85がスライド移動する際の摺動音の発生を低減する。
本発明に係る角度調整金具の第2実施形態は、図20および図21に示すように、第1実施形態とほぼ同様であり、異なる点は第1実施形態と線対称となるように構成された点である。このため、第1実施形態と同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
なお、第1,第2実施形態に係る角度調整金具8は、図1に示すように、ヘッドレスト部5およびアームレスト部7の両側縁部に左右対称にそれぞれ取り付けられている。
次に、前述の角度調整金具8の使用方法を、図9ないし図19の添付図面に従って説明する。なお、説明の便宜上、図1に示した角度調整金具8のうち、ヘッドレスト部5の右側に位置する角度調整金具8(第1実施形態)に着目して説明する。
なお、ヘッドレスト部5の左側に位置する角度調整金具8(第2実施形態)には、第1実施形態の角度調整金具8と同様な操作を行うので、第2実施形態に係る角度調整金具8の操作,動作説明は省略する。
まず、ヘッドレスト部5を最終傾倒状態まで傾倒させた場合には、ヘッドレスト部5を被覆する張地は適度に引き伸ばされた状態にある。このため、背もたれ部4とヘッドレスト部5との間に緩み皺は発生しておらず、ヘッドレスト部5の表面を被覆する張地は平滑で美麗な曲線を描いている。このとき、図10に示すように、ヘッドレスト部5内に組み込まれた角度調整金具8のスライド部材85は、主軸13に最も接近した位置にある。
また、復帰ばね70は最も緩んだ状態にあるが、揺動体30を最終傾倒位置で保持できるように復帰ばね70が揺動体30を傾倒方向に付勢している。そして、図9Aに示すように、浮動くさび部材60の歯面62がギヤ部材50のギヤ部53に噛合している。ついで、使用者がソファー1に腰かけると、座面部3の張地が沈み込み、背もたれ部4の張地が座面部3側に引っ張られ、ヘッドレスト部5を被覆する張地に引張力が作用する。しかし、復帰ばね70のばね力に基づく捩じりモーメントが、ヘッドレスト部5の起立方向Aへの揺動を抑制し、ヘッドレスト部5を最終傾倒位置で保持し続ける。
そして、使用者がヘッドレスト部5を、復帰ばね70のばね力に基づく捩じりモーメントに抗し、最終傾倒位置から起立方向(A方向)へ所望の角度だけ引き起こすと、揺動体30のギヤ部材50が揺動する。このため、図9Bないし図9Dに示すように、付勢ばね36で付勢されている浮動くさび部材60が、付勢方向と逆方向に押し戻される。この結果、浮動くさび部材60の歯面62とギヤ部材50のギヤ部53とが噛み合った状態解除が解除される(図9C)。そして、浮動くさび部材60の歯面62がギヤ部材50のギヤ部53にカチカチ音を発生しつつ、乗り越える。
ついで、ヘッドレスト部5の引き起こし操作を停止すると、付勢ばね36のばね力で浮動くさび部材60がギヤ部材50のギヤ部53側に付勢されているので、浮動くさび部材60の歯面62がギヤ部材50のギヤ部53に噛合する。ついで、ヘッドレスト部5を傾倒方向に押圧すると、浮動くさび部材60の当接面61が、壁体40,41に設けたくさび形窓部43のくさび面43aに当接し、くさび効果により、ヘッドレスト部5が傾倒方向に傾くことなく、所望の傾斜角度が保持される。
前述のようにヘッドレスト部5を起立方向に引き起こすにつれて、揺動体30が揺動する。このため、図10ないし図19に示すように、固定リンク部材81に連結された第1可動リンク部材82が揺動し、第2可動リンク部材83を駆動する。このため、第2可動リンク部材83が揺動し、第3可動リンク部材84を駆動する。この結果、第3可動リンク部材84がスライド部材85を押し出すので、スライド部材85が揺動体本体31のガイド溝32に沿ってスライド移動する。そして、スライド部材85の取付部85aに取り付けられたヘッドレスト部5が同時にスライド移動することにより、ヘッドレスト部5を被覆する張地が引っ張られる。
したがって、従来例であれば、ヘッドレスト部5が起立方向に引き起こされるにつれて、ヘッドレスト部5を被覆する張地が緩み、緩み皺が発生し始める。しかし、本実施形態によれば、ヘッドレスト部5が起立するにつれて、スライド部材85が揺動体本体31のガイド溝32に沿って揺動体本体31の先端側にスライド移動する。このため、ヘッドレスト部5がスライド部材85によって揺動体本体31に沿って引き上げられる。この結果、ヘッドレスト部5および背もたれ部4を被覆する張地が適度に引っ張られ、ヘッドレスト部5および背もたれ部4との間に緩み皺は発生しない。このため、使用者がヘッドレスト部5を起立方向(A方向)へ所定の角度まで引き起こしている間、緩み皺を発生させることなく、ヘッドレスト部5を起立させることができる。
そして、ヘッドレスト部5を所定の角度以上に引き起こすと、図9Eに示すように、揺動体30と一体に揺動するギヤ部材50の押下げ用突起部54が、浮動くさび部材60を押し下げる。このため、浮動くさび部材60は誘導勾配面43cを滑って退避空間43bに退避し、浮動くさび部材60の歯面62とギヤ部材50のギヤ部53との噛合状態が解除される。この結果、揺動体30に対する浮動くさび部材60の位置規制がなくなる。このため、復帰ばね70のばね力に基づく捩じりモーメントにより、ヘッドレスト部5は最終傾倒位置に自動的に復帰する。
また、ヘッドレスト部5が最終傾倒位置に復帰すると、スライド機構80のスライド部材85が揺動体本体31のガイド溝32に沿ってスライド移動し、元の位置に復帰する。このため、ヘッドレスト部5が最終傾倒位置に復帰する際に、ヘッドレスト部5と背もたれ部4との間に位置する張地が突っ張ることがない。このため、ヘッドレスト部5がスムーズに最終傾倒位置に自動的に復帰する。この結果、図9Fに示すように、ギヤ部材50の押上げ用突起部55が、退避空間43bに退避している浮動くさび部材60を誘導勾配面43cにまで押し上げる。このとき、付勢ばね36が浮動くさび部材60をギヤ部材50側に常に付勢している。このため、浮動くさび部材60の歯面62がギヤ部材50のギヤ部53に再び噛み合い、図9Aに示す状態に復帰する。そして、最終傾倒位置にあるヘッドレスト部5を傾倒方向に押圧しても、浮動くさび部材60の当接面61がくさび形窓部43のくさび面43aに圧接する。このため、浮動くさび部材60のくさび作用により、ヘッドレスト部5が更に傾倒することはない。
再度、ヘッドレスト部5を起立方向に起立させる操作を行っても、スライド機構80のスライド部材85が揺動体本体31のガイド溝32に沿ってスライド移動する。このため、ヘッドレスト部5と背もたれ部4との間に位置する張地を適度に引っ張るので、緩み皺が発生することはない。
以後、前述と同様な操作を繰り返すことにより、緩み皺を発生させることなく、ヘッドレスト部5を最適な角度に調整できる。
以上の説明から明らかなように、揺動体30を起立方向に揺動させると、スライド部材85は、ガイド溝32の軸心に沿って平行にスライド移動し、主軸13から遠ざかる。このため、スライド部材85がヘッドレスト部5および背もたれ部4と間に位置する張地を適度に引っ張るので、緩み皺が発生しない。特に、スライド部材85がガイド溝32に沿って平行にスライド移動するので、張地に当たることがなく、張地を膨らませることはない。
また、揺動体30を傾倒方向に揺動させても、スライド部材85がガイド溝32の軸心に沿って平行にスライド移動し、主軸13に接近する。このため、スライド部材85がヘッドレスト部5および背もたれ部4と間に位置する張地の引張力を緩め、張地が突っ張ることがない。この結果、ヘッドレスト部5をスムーズに傾倒させることができる。
第3実施形態に係る角度調整金具8は、図22ないし図40に示すように、基本的構成は前述の第1実施形態とほぼ同様である。両者が大きく異なる点は、揺動体30の外向面側にスライド機構80を配置した点である(図26)。
支持体10は、図24に示すように、第1実施形態とほぼ同様であり、丸棒材を略L字形状に屈曲した形状を有し、後述する取付金具20に組み付け可能である。そして、支持体10は、その下端部に抜け止め用の細首部11を有している。また、支持体10は、その水平端部に設けた星形の貫通孔12(図24)に断面6角形の主軸13を挿入し、溶接一体化してある。主軸13は、その軸心に沿う貫通したねじ孔16を有する。
取付金具20は、図22に示すように、第1実施形態と同一である。このため、第1実施形態と同一部分に同一番号を附し、説明を省略する。
揺動体30は、図24に示すように、揺動体本体31と、揺動体本体31の一端部に一体化されたギヤ部材50と、ギヤ部材50の軸孔51に嵌合し、かつ、前記ギヤ部材50を表裏面から挟持する一対の壁体40,41と、前記壁体40,41に設けたくさび形窓部43に嵌合する浮動くさび部材60と、復帰ばね70と、で形成されている。
揺動体本体31は、長手方向に沿ってガイド溝32を設けてあるとともに、前記ガイド溝32の一端側の縁部近傍に、揺動支点となるカシメ穴33を設けてある。
ギヤ部材50は、図24および図25に示すように、主軸13が挿通される軸孔51を有している。また、ギヤ部材50は、図24に示すように、その一端側の円弧状外周縁部に、例えば、中心角100°〜120°の範囲でギヤ部53を形成してある。そして、前記ギヤ部53の始端部には押下げ用突起部54が設けられている。さらに、前記ギヤ部53の終端部には押上げ用突起部55が設けられている。
壁体40,41は、図24および図25に示すように、主軸13を挿通できる六角形の貫通孔42を有するとともに、前記貫通孔42の近傍にくさび形窓部43を設けてある。くさび形窓部43は、図28に示すように、円弧状のくさび面43aを有している。前記くさび面43aは、後述するギヤ部材50のギヤ部53に次第に接近するように形成されている。また、前記くさび形窓部43は、浮動くさび部材60をギヤ部53から離間させた状態で収納するための退避空間43bを有している。そして、前記くさび形窓部43は、前記退避空間43bに連続する誘導勾配面43cを形成してある。
また、壁体40,41は、図26および図27に示すように、前記貫通孔42の対向面側の開口縁部に環状リブ45,45をそれぞれ設けてある。環状リブ45,45はギヤ部材50の軸孔51に嵌合可能な外形形状を有している。
さらに、壁体40,41は、その対向面に、板ばね36を位置決めするため、位置決め突起40a,40bおよび41a,41bを突出し加工でそれぞれ突設してある。
板ばね36は、図20,図25および図28に示すように、帯状ばね材を略U字形状に屈曲した形状を有する。そして、板ばね36を壁体40(41)の位置決め突起40a(41a)に組み付けることにより、その一端部が位置決め突起40b(41b)係合するとともに、その他端部が浮動くさび部材60の当接面に圧接する。このため、板ばね36は、浮動くさび部材60をギヤ部材50のギヤ部53側に付勢する。
浮動くさび部材60は、図28に示すように、第1実施形態とほぼ同様である。そして、浮動くさび部材60は、その一面側が当接面61とされ、その他面側が歯面62とされている。前記当接面61は、第1実施形態と同様、図9および図28に示すように、壁体40,41に形成されたくさび形窓部43のくさび面43aに当接する。また、前記歯面62には歯が形成されている。このため、当接面61がくさび面43aに当接し、かつ、歯面62がギヤ部材50のギヤ部53に噛合する場合に、くさび作用により、支持体10に対する揺動体30の傾倒方向へ揺動を阻止する。
前記壁体40,41は、図24に示すように、相互に嵌合する一対のカバー72,73で被覆される。そして、支持体10の主軸13にカバー73を挿通し、ついで、揺動体30を挿通した後、カバー73にカバー72を組み付ける。そして、主軸13のねじ孔16にねじ96を螺合することにより、カバー72,73が主軸13に一体化されている。このため、壁体40,41の六角形の貫通孔42,42に、断面六角形の主軸13が嵌合する。この結果、支持体10と壁体40,41とが常に一体に揺動する。
復帰ばね70は、長尺な線状ばね材を螺旋状に巻回して形成したコイルばねである。そして、図26に示すように、主軸13の一端面に溶接一体化した円柱形状のナット75に、復帰ばね70を嵌合する。さらに、座金76を介してねじ77をナット75に螺合することにより、復帰ばね70がナット75に抜け止めされる。ついで、復帰ばね70は、その一端部70aを支持体10に係止する一方、復帰ばね70の他端部70bを揺動体本体31に係止する。このため、復帰ばね70のばね力により、常時、揺動体30に捩りモーメントが作用する。なお、前記ナット75の軸心は、前記主軸13の軸心と同一直線上に位置する。
スライド機構80は、図24に示すように、第1可動リンク部材82と、第2可動リンク部材83と、第3可動リンク部材84と、揺動体本体31のガイド溝32に沿ってスライド移動可能に支持されたスライド部材85と、で構成されている。
第1可動リンク部材82は略C字形状に屈曲した形状を有する。そして、第1可動リンク部材82は、その一端部をカバー72にカシメ部材90を介して揺動可能に連結するとともに、その他端部を第2可動リンク部材83の中間部にカシメ部材91を介して揺動可能に連結してある。
第2可動リンク部材83は、短冊形状である。そして、第2可動リンク部材83は、その一端部を揺動体本体31のカシメ穴33にスペーサ88,カシメ部材92を介して揺動可能に連結され、その他端部を第3可動リンク部材84の一端部にカシメ部材93を介して揺動可能に連結されている。
第3可動リンク部材84は円弧状であり、その他端部をスライド部材85にカシメ部材94で揺動可能に連結してある。特に、カシメ部材94はスライド部材85を貫通し、かつ、揺動体本体31のガイド溝32に沿ってスライド移動可能となっている。
スライド部材85は、揺動体本体31に馬乗り可能な断面形状を有し、その片側の下端縁部から側方に取付部85aを延在している。そして、スライド部材85は、揺動体本体31を挟持するように組み付けられ、一対のカシメ部材94,95を介し、揺動体本体31にスライド移動可能に組み付けられている。
なお、本実施形態では、カシメ部材によって揺動可能に連結する場合について説明したが、カシメ部材に限らず、他の連結手段、例えば、ボルト・ナットで固定してもよい。また、カシメ部材および他の連結手段を併用してもよいことは勿論である。
本発明に係る角度調整金具8の第4実施形態は、図39および図40に示すように、第3実施形態とほぼ同様であり、異なる点は第3実施形態と線対称となるように構成された点である。このため、第3実施形態と同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
本実施形態に係る角度調整金具8の使用方法は、図29ないし図38に示すように、前述の第1実施形態とほぼ同様に変位する。
例えば、第3実施形態に係る角度調整金具8を組み込んだアームレスト部7を、起立方向(A方向)および傾倒方向(B方向)に揺動させると、支持体10に対して揺動体30が揺動する。このため、第1実施形態と同様、図9に示すように、浮動くさび部材60が壁体40,41のくさび形窓部43内で変位する。そして、揺動体30の揺動操作に対応してスライド機構80の第1,第2,第3可動リンク部材82,83,84が駆動する。この結果、揺動体30の揺動に伴ってスライド部材85が揺動体本体31に沿って往復移動する。この結果、揺動体30を組み込んだアームレスト部7が揺動体本体31に沿って往復移動するので、アームレスト部7を被覆する張地に緩み皺が発生しない。この結果、使い心地が良く、意匠性の高いソファーが得られるという利点がある。
他は前述の第1実施形態と同様であるので、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
第3,第4実施形態では、第1可動リンク部材82は円弧状であり、両端に位置する揺動支点の支点間距離が短い。このため、スライド部材85の移動距離が短い角度調整金具8が得られる。この結果、適用するレスト部の必要に応じて移動距離の異なる角度調整金具を提供できるという利点がある。
前述の実施形態では、図10および図34に示すように、支持体10の水平部の軸心を通過する面と、揺動体30の軸心を通過する面とが同一面上に位置している。このため、角度調整金具8がL字形の支持体10を使用する場合であっても、揺動体30の高さ寸法Zが小さい。この結果、ヘッドレスト部5あるいはアームレスト部7に、本実施形態に係る揺動体本体31を取り付けるために必要な取付寸法が小さくなる。この結果、本実施形態に係る角度調整金具8を組み付けるヘッドレスト部5、あるいは、アームレスト部7等を薄くできるという利点がある。
前述の実施形態では、浮動くさび部材とギヤ部材との組み合わせで傾斜角度を調整できる角度調整金具について説明した。しかし、必ずしも前述の実施形態にかぎらず、揺動体の揺動操作が可能で、かつ、揺動体を所望の傾斜角度で保持できる他の角度調整金具に適用しても良いこと勿論である。
前述の実施形態では、支持体として略L字形状に屈曲した棒材を使用する場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、真直な棒材を使用してもよい。
また、支持体は、棒材で形成する場合に限らず、略L字形状の板状材あるいは真直な短冊状の板状材で形成してもよい。
前述の実施形態では、支持体を、筒状取付金具を介し、ソファー等の芯材に取り付ける場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、直接、取り付けてもよい。例えば、棒状の支持体に雄ねじ部を形成し、座金,ナットを介し、ソファー等の芯材に直接、取り付けてもよい。また、板状材からなる支持体を芯材に直接、ねじ止めしてもよいことは勿論である。
本発明に係る角度調整金具は、前述のソファーに適用するだけでなく、椅子,折り畳み式ベッド等の家具にも適用してもよい。また、ヘッドレスト部、アームレスト部だけでなく、フットレスト部に適用してもよいことは勿論である。
1 ソファー
3 座面部
4 背もたれ部
5 ヘッドレスト部(レスト部)
6 フットレスト部(レスト部)
7 アームレスト部(レスト部)
8 角度調整金具
10 支持体
11 細首部
12 貫通孔
13 主軸
16 ねじ孔
20 取付金具
30 揺動体
31 揺動体本体
32 ガイド溝
40 壁体
41 壁体
42 貫通孔
43 くさび形窓部
43a くさび面
43b 退避空間
43c 誘導勾配面
50 ギヤ部材
53 ギヤ部
54 押下げ用突起部
55 押上げ用突起部
60 浮動くさび部材
61 当接面
62 歯面
70 復帰ばね
70a 一端部
70b 他端部
71 隔離板
72 カバー
73 カバー
80 スライド機構
81 固定リンク部材
82 第1可動リンク部材
83 第2可動リンク部材
84 第3可動リンク部材
85 スライド部材
86 緩衝体
A 起立方向
B 傾倒方向
X 主軸の軸心(揺動軸心)
Y 主軸の軸心(揺動軸心)

Claims (6)

  1. 支持体(10)と、
    前記支持体(10)の一端部に固定した主軸(13)を介して揺動可能に組み付けた揺動体(30)と、からなり、
    前記主軸(13)の軸心(X,Y)に交差する支持体(10)の揺動面と、前記主軸(13)の軸心(X,Y)に交差する前記揺動体(30)の揺動面とを、所定の間隔を設けて平行に配置し、
    前記揺動体(30)の起立方向(A方向)への揺動を可能とするとともに、
    前記揺動体(30)の傾倒方向(B方向)への揺動を規制し、かつ、所望の傾斜角度を保持できる角度調整金具(8)であって、
    前記揺動体(30)の揺動角度に応じ、前記揺動体(30)に沿って往復移動するスライド部材(85)を有するスライド機構(80)を、設けたことを特徴とする角度調整金具(8)。
  2. 前記支持体(10)と前記揺動体(30)との間に、スライド機構(80)を配置したことを特徴とする請求項1に記載の角度調整金具(8)。
  3. 前記揺動体(30)の外向面側に、スライド機構(80)を配置したことを特徴とする請求項1に記載の角度調整金具(8)。
  4. 前記スライド機構(80)が、前記スライド部材(85)と、前記スライド部材(85)を駆動する複数の可動リンク部材(82,83,84)と、からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の角度調整金具(8)。
  5. 前記支持体(10)が、L字形状に屈曲され、かつ、筒状取付金具に着脱可能に挿入できる棒材からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の角度調整金具(8)。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の角度調整金具(8)を組み込んだことを特徴とするソファー(1)。
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