JP5453631B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、着座者の腰部をサポートすべくランバーサポートを設けた椅子に関する。
従来、着座者の腰部をサポートすべくランバーサポートを設けた椅子が種々知られている。このような椅子の一例として、例えば、左右に延伸するランバーサポートを設けているとともに、このランバーサポートの上下方向の位置を変更可能にすべく、背板の左右両端にスリットを設け、このスリット内部に取付凹部を上下方向に離間させて複数設けているとともに、前記スリットにランバーサポートの左右両取付端部を挿し通し、前記取付凹部に前記ランバーサポートの左右両取付端部に設けた突起を係り合わせることにより、背板にランバーサポートを支持する態様のものが考えられている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008−364公報
ところで、特許文献1記載の構成の椅子においては、背板をメッシュ状に形成している一方、メッシュを形成するための孔とは別に前記取付凹部を形成しているので、このような椅子の製造の工数が多くなることがある。また、ランバーサポートを設けない椅子においては、上述した背板の左右両端のスリットや取付凹部は必要でないので、ランバーサポートの有無に対応して、複数種類の背板を用意する必要があるという不具合が存在する。
本発明はこのような課題を解決すること、すなわち、少ない工数により、また最小限の設計変更により上下方向位置を変更可能なランバーサポートを有する椅子を製造できるようにすることを目的とする。
すなわち本発明に係る椅子は、前記課題を解決すべく、複数の孔を有した背板の前面にランバーサポートを着脱可能に装着することが可能な椅子であって、前記ランバーサポートが、着座者の腰部をサポートするためのランバーサポート本体と、前記孔のいずれかに選択的に挿入されて該背板に取り付けられ前記ランバーサポート本体を保持するランバーベースとを具備してなる椅子であって、前記ランバーサポートが、前記ランバーサポート本体を前記ランバーベースに上下移動可能に取り付けるための案内機構を備えていることを特徴とする。
このようなものであれば、ランバーベースを挿入する孔を変更することによりランバーサポートの上下方向位置を変更可能であるので、メッシュ状に形成したもの等複数の孔を有した背板の構成をそのまま利用してランバーサポートの上下方向位置を変更可能な椅子を実現できる。
また、前記ランバーサポートが、前記ランバーサポート本体を前記ランバーベースに上下移動可能に取り付けるための案内機構を備えているので、ランバーサポートを背板に取り付けたままランバーサポートを案内機構に案内させつつ上下移動させることができ、従ってランバーサポートの上下方向位置を容易に変更できる
ランバーサポートを背板に取り付けたままランバーサポートを複数の上下方向位置のいずれかに選択的に安定して保持できるようにするには、前記ランバーサポートが、前記ランバーサポート本体の上下移動に節度感を付与するための節度機構を備えているものが望ましい。
一方、前記案内機構を簡単に形成できる態様として、前記ランバーベースが、前記孔のいずれかを利用して前記背板の前面から突出させて設けた突起であり、前記ランバーサポート本体が、インナープレートと、このインナープレートの前面に装着したサポートパッドとを備えたものであり、前記案内機構が、前記インナープレートに形成され前記突起が相対的に上下移動可能に貫通するスリットを備えたものが挙げられる。
また、前記案内機構を簡単に形成できるとともに、ランバーサポートを背板に取り付けたままランバーサポートを複数の上下方向位置のいずれかに選択的に安定して保持できる態様として、前記ランバーベースが、前記孔のいずれかを利用して前記背板の前面から突出させて設けた突起であり、前記ランバーサポート本体が、インナープレートと、このインナープレートの前面に装着したサポートパッドとを備えたものであり、前記案内機構が、前記インナープレートに形成され前記突起が相対的に上下移動可能に貫通するスリットを備えたものであり、前記節度機構が、前記突起に形成された節度子要素と、前記スリットの縁部に形成され前記節度子要素が選択的に弾性を利用して係り合う複数の節度係合要素とを備えたものであるものが挙げられる。
特に、前記節度機構が、前記インナープレートに設けられ前記節度係合要素を有したスリット縁部の弾性変形を助長するための変形助長部を備えているものであれば、ランバーサポートを上下に移動させる際にスリット縁部が弾性変形しやすくなるので、ランバーサポートの上下方向位置の変更をより容易に行うことができる。
また、ランバーサポートの上下方向位置の変更を容易に行えるようにするには、前記インナープレートが、ランバーサポート本体を上下移動させるための取手を備えているものが望ましい。このようなものであれば、取手を把持してランバーサポート本体を上下移動させることができるからである。
そして、複数の孔を有した背板を有する椅子の一例として、前記背板が合成樹脂製のものであって、複数の孔を設けた樹脂メッシュ領域と、孔を有しない樹脂シェル領域とを備えたものが挙げられる。
特に、前記孔が該背板に樹脂メッシュ領域を形成するためのものであれば、このような樹脂メッシュ領域を形成するための孔をランバーサポートを装着するための孔として兼用できる。
本発明に係る椅子の構成によれば、ランバーベースを挿入する孔を変更することによりランバーサポートの上下方向位置を変更可能であるので、多数の孔によってメッシュ状に形成した背板の構成をそのまま利用して、製造工数を増加させることなく、また、背板側の設計変更を行うことなく、上下方向位置を変更可能なランバーサポートを有する椅子を実現できる。
以下、本発明をシンクロチルト式の事務用回転椅子100に適用した場合の一実施形態につき、図面を参照して説明する。
この椅子100は、図1〜図3に示すように、脚1と、この脚1の上部に支持され水平旋回可能な支持基部2と、この支持基部2の上に配された座受3と、この座受3に保持された座4と、前記支持基部2に後傾動作可能に設けられた背支持体5と、この背支持体5に取り付けられた背凭れ6とを具備してなる。
前記脚1は、脚ベース11と、脚ベース11の中心部に設けられた脚支柱12とを備えてなる。前記脚ベース11は、中心部に設けたハブ11aから脚羽根11bを放射状に突出させて設けたもので、前記脚羽根11b先端にキャスター11cをそれぞれ設けている。前記脚支柱12は、ガススプリングを主体に構成されたもので、上下方向に弾性的に伸縮し、所望位置でロックすることができるようにした通常のものである。
前記支持基部2は、前記脚支柱12の上端部に取り付けられたハウジング21と、このハウジング21に剛結され前記背支持体5を後傾動作可能に支持する主軸22と、前記ハウジング21内に設けられ前記背支持体5の後傾動作に対して反発力を発生させる図示しない傾動反力発生機構とを具備してなる。前記傾動反力発生機構は、コイルスプリングやガススプリング等を用いた通常のものであるため、説明を省略する。
前記座受3は、前記座4を保持するシェル状のもので、その前端側が前記支持基部2に前後動可能に取り付けられているとともに、その後端側が前記背支持体5の基端部に支持されている。
前記背支持体5は、前記支持基部2の主軸22に後傾動作可能に支持された背支桿51と、この背支桿51の上端部に取り付けられた弾性横桿52とを具備してなる。前記背支桿51は、基端部を前記支持基部2に取り付けた下部背フレーム51bと、この下部背フレーム51bの先端に結合した上部背フレーム51aとを備えている。前記下部背フレーム51bは、金属製のもので、その外側がカバー53により覆われている。そのカバー53の外面は、前記上部背フレーム51aの外面に連続するように位置づけられている。前記上部背フレーム51aは、合成樹脂により一体成形されたもので、その上部を二股に分岐させて分岐桿部51a2を形成している。この分岐桿部51a2は、略直線状に起立している。前記弾性横桿52は、中間部二箇所を前記背支桿51の上端部、さらに具体的には各分岐桿部51a2の上端部に枢軸たる図示しない取付軸を介して支持させた板ばね状のもので、その両端部で前記背凭れ6を支えている。
前記背凭れ6は、背板61を主体に構成されたものである。前記背板61は、背板本体61aとこの背板本体61aの左右両側部に設けた側端取付部61cと、前記背板本体61aの下端部に設けた下端取付部61bとを具備してなるもので、前記側端取付部61cを前記弾性横桿52の両端部に接続するとともに、前記下端取付部61bを前記背支桿51の下部背フレーム51bに取り付けている。前記背板本体61aは、合成樹脂により作られたもので、孔61dを有しない周縁枠部61a1と、この周縁枠部61a1に囲まれた中間面部61a2とを具備してなる。前記中間面部61a2は、複数の孔61dを設けた樹脂メッシュ領域Mと、孔61dを有しない樹脂シェル領域Sとを備えたもので、その樹脂メッシュ領域Mと樹脂シェル領域Sとを交互に配置している。具体的には、前記中間面部61a2の樹脂シェル領域Sは、水平なベルト状のもので前記周縁枠部61a1の対向部位を連結するように配されている。ベルト状をなす前記樹脂シェル領域Sは、上下方向に間隔を開けて複数本平行に配されており、これら樹脂シェル領域S間及び樹脂シェル領域Sと周縁枠部61a1との間に前記樹脂メッシュ領域Mがそれぞれ形成されている。前記樹脂メッシュ領域Mは、前記樹脂シェル領域Sよりも薄肉に形成されており、多数の孔61dを有している。前記樹脂シェル領域Sの前面と前記樹脂メッシュ領域Mの前面とは面一に形成されている。また、前記樹脂メッシュ領域Mの背面は、前記樹脂シェル領域Sの背面よりも凹んで設けられている。一方、前記周縁枠部61a1の前面と前記中間面部61a2との境界には、段部61a3が形成されている。換言すれば、前記段部61a3を境にして、前記中間面部61a2が前記周縁枠部61a1よりも前方にせり出すような形態をなしている。また、本実施形態では、この背板61の前方に外装材62を取り付け可能にしている。この外装材62は、背凭れ6の前面を形成する張地及びこの張地と背板との間に配されるクッションを有する外装材本体62aと、この外装材62を背板61の係止縁部すなわち上縁部に係わり合わせるための上縁取付部62bと、この外装材を背板の下縁部に係わり合わせるための下縁取付部62cとを具備する。なお、図中では、この外装材62は想像線で示している。
さらに、本実施形態では、背凭れ6の上方にヘッドレスト8を設けている。
しかして、この椅子は、前記背板61の前面にランバーサポート7を着脱可能に装着可能である。
このランバーサポート7は、着座者の腰部をサポートするためのランバーサポート本体71と、前記孔61dのいずれかに選択的に挿入されて背板61に取り付けられ前記ランバーサポート本体71を保持するランバーベース72とを具備してなる。また、このランバーサポート7は、前記ランバーサポート本体71を前記ランバーベース72に上下移動可能に取り付けるための案内機構73と、前記ランバーサポート本体71の上下移動に節度感を付与するための節度機構74とを備えている。
具体的には、前記ランバーサポート本体71は、インナープレート71aと、このインナープレート71aの前面に装着したサポートパッド71bとを具備する。前記インナープレート71aには、その左右両端部に、前記背凭れ6の外装材62の左右両側端より外側に延伸する取手71a1を設けている。そして、これら左右の取手71a1間の部位の前方に前記サポートパッド71bを取り付けるようにしている。さらに詳述すると、前記サポートパッド71bの背面には雌ねじ部71b1を形成している。一方、インナープレート71aにはねじ通過孔71a2を設けている。そして、前記ねじ通過孔71a2に雄ねじ部材71cを挿し通し、この雄ねじ部材71cを前記雌ねじ部71b1にねじ止めすることにより前記インナープレート71aと前記サポートパッド71bとを連結するようにしている。
一方、前記ランバーベース72は、前記孔61dのいずれかを利用して前記背板61の前面から突出させて設けた突起を有する。さらに詳述すると、このランバーベース72は、前記背板61の孔61dを通過して前方に突出しているとともに雌ねじ孔72a1を内部に有する軸部72a2及びこの軸部72a2の前端部を拡開させて設けた頭部72a3を有するTナット72aと、このTナット72aの雌ねじ孔72a1に背板61の後方からねじ止め可能な雄ねじ部材72bと、前記雄ねじ部材72bの頭部と背板61の背面との間に配してなるねじ用台座72cとを具備する。ここで、前記Tナット72aが、前記突起としての機能を有する。
また、前記案内機構73は、前記インナープレート71aに形成され前記ランバーベース72のTナット72aの軸部72a2が相対的に上下移動可能に貫通するスリット73aと、このスリット73aに隣接する部位に設けられ前記Tナット72aの頭部72a3を上下移動可能かつ左右方向への移動は規制した状態で収納する案内溝73bとを備えている。すなわち、このスリット73aに前記Tナット72aの軸部72a2を挿入し、前記案内溝73bに前記Tナット72aの頭部72a3を収納した状態を保ちつつ、これらスリット73a及び案内溝73bの延伸方向に沿ってランバーサポート本体71を移動可能にしている。
一方、前記節度機構74は、前記Tナット72aの軸部72a2に形成された節度子要素74aと、前記スリット73aの縁部に形成され前記節度子要素74aが選択的に弾性を利用して係り合う複数の節度係合要素74bと、前記インナープレート71aに設けられ前記節度係合要素74bを有したスリット73aの縁部の弾性変形を助長するための変形助長部74cとを備えている。具体的には、前記スリット73aの縁部には、該スリット73aの幅寸法を拡開させて、前記Tナット72aの軸部72a2を略又は完全に隙間なく収納可能な形状の節度係合要素74bを間欠的に複数設けている。一方、前記節度子要素74aは、前記Tナット72aの軸部72a2の外縁を利用して形成している。そして、前記変形助長部74cは、本実施形態では、前記スリット73aの外側に該スリット73aと平行ないし略平行に延伸する補助スリットであり、前記Tナット72aと前記スリット73aとの相対位置が変更する際に、この変形助長部74cの開口幅が一時的に小さくなるようにインナープレート71aが弾性変形するよう構成している。
このようなランバーサポート7は、以下のようにして背板61に取り付けるようにしている。
まず、前記Tナット72aの軸部72a2をインナープレート71aに形成したスリット73aのいずれかの節度係合要素74bに挿し通し、インナープレート71aの後方に突出させる。次いで、前記案内溝73bに前記Tナット72aの頭部72a3を収納させる。その後、雄ねじ部材71cをサポートパッド71bの雌ねじ部71b1にねじ止めしてこれらインナープレート71aとサポートパッド71bとを連結する。それから、前記Tナット72aの軸部72a2を背板61の孔61dに挿し通し、ランバーサポート本体71を所望の高さ位置に位置決めする。そして、雄ねじ部材72bを前記Tナット72aの雌ねじ孔72a1にねじ止めすることにより、ランバーサポート本体71をランバーベース72に保持させる。
また、このランバーサポート7の上下位置の変更操作は、インナープレート71aの取手71a1を把持した状態で、ランバーサポート7に上下方向の操作力を加えることにより行う。その際、まず、前記スリット73aの節度係合要素74b間の位置に前記Tナット72aの軸部72a2が配され、前記スリット73aと前記変形助長部74cとの間の部位が弾性変形して前記変形助長部74c側に移動する。そして、ランバーサポート7に上下方向の操作力をさらに加え、前記スリット73aの節度係合要素74bの高さ方向位置と前記Tナット72aの軸部72a2の高さ方向位置が一致すると、弾性変形した状態が解除され、前記節度係合要素74bと前記Tナット72aの軸部72a2の外縁とが係り合い、ランバーサポート本体71が再びランバーベース72に保持される。
以上に述べたように、本実施形態に係る椅子の構成によれば、複数の孔61dを有した背板61の前面にランバーサポート7を着脱可能に装着可能であって、前記ランバーサポート7が、着座者の腰部をサポートするためのランバーサポート本体71と、前記孔61dのいずれかに選択的に挿入されて該背板61に取り付けられ前記ランバーサポート本体71を保持するランバーベース72とを具備してなるので、ランバーベース72を挿入する孔61dを変更することによりランバーサポート7の上下方向位置を変更可能である。従って、メッシュ状に形成した背板61の構成をそのまま利用してランバーサポート7の上下方向位置を変更可能な椅子を実現できる。すなわち、製造工数を増加させることなく、また、背板61側の設計変更を行うことなく、ランバーサポート7の上下方向位置を変更可能な椅子を実現できる。
また、前記ランバーサポート7が、前記ランバーサポート本体71を前記ランバーベース72に上下移動可能に取り付けるための案内機構73を備えているので、ランバーサポート7を背板61に取り付けたままランバーサポート7を案内機構73に案内させつつ上下移動させることができ、従ってランバーサポート7の上下方向位置をより容易に変更できる。
さらに、前記ランバーサポート7が、前記ランバーサポート本体71の上下移動に節度感を付与するための節度機構74を備えているので、ランバーサポート7を背板61に取り付けたままランバーサポート7を複数の上下方向位置のいずれかに選択的に安定して保持できる。
また、前記ランバーベース72が、前記孔61dのいずれかを利用して前記背板61の前面から突出させて設けた軸部72a2を有し、前記ランバーサポート本体71が、インナープレート71aと、このインナープレート71aの前面に装着したサポートパッド71bとを備えたものであり、前記案内機構73が、前記インナープレート71aに形成され前記軸部72a2が相対的に上下移動可能に貫通するスリット73aを備えたものであるので、前記案内機構73を簡単に形成できる。
加えて、前記節度機構74が、前記軸部72a2の外縁に形成された節度子要素74aと、前記スリット73aの縁部に形成され前記節度子要素74aが選択的に弾性を利用して係り合う複数の節度係合要素74bとを備えたものであるので、節度機構74も簡単な構成で実現できる。
さらに、前記節度機構74が、前記インナープレート71aに設けられ前記節度係合要素74bを有したスリット73aの縁部の弾性変形を助長するための変形助長部74cを備えているので、ランバーサポート7を上下に移動させる際にスリット73aの縁部が弾性変形しやすくなり、従って、ランバーサポート7の上下方向位置の変更をより容易に行うことができる。
加えて、前記インナープレート71aが、ランバーサポート本体71を上下移動させるための取手71a1を備えているので、取手71a1を把持してランバーサポート本体71を上下移動させることができ、この点からもランバーサポート7の上下方向位置の変更を容易に行うことができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
例えば、上述した実施形態に係るランバーサポート7に替えて、図6に示すようなランバーサポートA7を利用してもよい。このランバーサポートA7も、上述した実施形態に係るランバーサポート7と同様に、ランバーサポート本体A71と、ランバーベースA72とを有する。ランバーサポート本体A71は、上述した実施形態に係るランバーサポート7のランバーサポート71と略同様の構成を有する。すなわち、このランバーサポート本体A71の左右両端部には取手A71aを設けている。しかしてこのランバーサポートA7のランバーベースA72は、背板61の前方に設けてなるランバーベース本体A72aと、このランバーベース本体A72aの前方からランバーベース本体A72aに挿し通してなるTナットA72cと、背板61の後方からこのTナットA72cにねじ止め可能な雄ねじ部材A72bと、この雄ねじ部材A72bと背板の背面との間に位置付けてなるねじ用台座A72dとを具備する。この実施形態では、前記雄ねじ部材A72bを複数利用していて、各雄ねじ部材A72bをそれぞれ背板61の孔61dに挿し通している。すなわち、この実施形態では、複数の孔61dを利用してランバーベースA72を背板61に取り付けている。また、この実施形態では、前記ランバーベース本体A72aから側方に突出させて節度子要素A74aを設けるとともに、ランバーサポート本体A71にスリットA73aを設け、このスリットA73aに前記節度子要素A72a1と係り合い可能な節度係合要素A74bを複数間欠的に設けている。この実施形態では、前記スリットA73aを前記ランバーベース本体A72aが上下移動可能に貫通しているとともに、このスリットA73aに前記ランバーベース本体A72aが衝き当たることによりランバーサポート本体A71の左右方向への移動を規制するようにしている。このような構成を採用しても、上述した実施形態における主な効果は全て得ることができる。
一方、ここまでに述べた実施の形態では、ランバーサポートを上下移動可能に構成しているが、ランバーサポートは必ずしも上下移動可能でなくてもよい。また、ランバーサポートが上下移動可能でない椅子や、背板が前方空間に露出する椅子においては、ランバーサポートに取手を設ける必要はない。
さらに、前記ランバーサポートに節度機構を備える必要はなく、ランバーサポート本体の上下方向位置を無段階調整可能なタイプのものであってもよい。
また、ランバーサポート本体が、インナープレートに相当する部分と、サポートパッドに相当する部分とを一体に有するものであってもよい。
加えて、インナープレートを弾性係数が小さい材質で形成したものであれば、前記インナープレートから変形助長部を省略してもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
本発明の一実施形態に係る椅子を示す斜視図。 同実施形態に係る椅子を示す側面図。 同実施形態に係る椅子の表装材を取り外した状態を示す斜視図。 同実施形態に係る椅子のランバーサポートの取付態様を示す分解斜視図。 同実施形態に係る椅子のランバーサポートの取付態様を示す要部縦断面図。 本発明の他の実施形態に係るランバーサポートの取付態様を示す分解斜視図。
符号の説明
100…椅子
61…背板
61d…孔
7、A7…ランバーサポート
71、A71…ランバーサポート本体
72、A72…ランバーベース

Claims (8)

  1. 複数の孔を有した背板の前面にランバーサポートを着脱可能に装着することが可能であり、前記ランバーサポートが、着座者の腰部をサポートするためのランバーサポート本体と、前記孔のいずれかに選択的に挿入されて該背板に取り付けられ前記ランバーサポート本体を保持するランバーベースとを具備してなる椅子であって、
    前記ランバーサポートが、前記ランバーサポート本体を前記ランバーベースに上下移動可能に取り付けるための案内機構を備えていることを特徴とする椅子。
  2. 前記ランバーサポートが、前記ランバーサポート本体の上下移動に節度感を付与するための節度機構を備えている請求項1記載の椅子。
  3. 前記ランバーベースが、前記孔のいずれかを利用して前記背板の前面から突出させて設けた突起を有するものであり、前記ランバーサポート本体が、インナープレートと、このインナープレートの前面に装着したサポートパッドとを備えたものであり、前記案内機構が、前記インナープレートに形成され前記突起が相対的に上下移動可能に貫通するスリットを備えたものである請求項記載の椅子。
  4. 前記ランバーベースが、前記孔のいずれかを利用して前記背板の前面から突出させて設けた突起を有するものであり、前記ランバーサポート本体が、インナープレートと、このインナープレートの前面に装着したサポートパッドとを備えたものであり、前記案内機構が、前記インナープレートに形成され前記突起が相対的に上下移動可能に貫通するスリットを備えたものであり、前記節度機構が、前記突起に形成された節度子要素と、前記スリットの縁部に形成され前記節度子要素が選択的に弾性を利用して係り合う複数の節度係合要素とを備えたものである請求項2記載の椅子。
  5. 前記節度機構が、前記インナープレートに設けられ前記節度係合要素を有したスリット縁部の弾性変形を助長するための変形助長部を備えている請求項記載の椅子。
  6. 前記インナープレートが、ランバーサポート本体を上下移動させるための取手を備えている請求項3、4又は5記載の椅子。
  7. 前記背板が合成樹脂製のものであって、複数の孔を設けた樹脂メッシュ領域と、孔を有しない樹脂シェル領域とを備えたものである請求項記載の椅子。
  8. 前記背板に設けた複数の孔が該背板に樹脂メッシュ領域を形成するためのものである請求項記載の椅子。
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