JP2017533365A - 雨除け付き屋根トラスの組み立て方法および雨除け付き屋根トラス束 - Google Patents

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Abstract

本発明は、建物の上部における屋根トラスの設置方法に関する。屋根トラスパッケージは、建物の対向する壁の上部に存在する上側ランナー(6)の上に装着される互いに離間した複数のトラス(3)を含む。本方法は、個々のトラス(3)が束(1)の中に横並びに配置され、かつトラス束の上にプリーツ状に存在する雨除け(2)が前もって装備されたプレハブの屋根トラスパッケージを使用する工程を含む。トラスに含まれるブレース部材(4、5)によって隣接するトラス(3)が互いにある距離をおいて固定状態になると同時に、雨除け(2)が広がってトラスおよびその間の空間を覆うように束(1)を建築現場で広げる。最後に個々のトラスをその外縁部により上側ランナー(6)に締結する。本発明は、雨除けが装備されたプレハブの屋根トラスパッケージにも関する。【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルに記載されている雨除け付き屋根トラスの設置方法、および請求項4のプリアンブルに記載されている雨除け付き屋根トラスパッケージに関する。
新しい一戸建住宅および連棟住宅を建築する場合の主要な問題の1つは、十分に早い段階で構造物のために雨除けを設ける方法である。従来通りにプレハブ部材から住宅を建築する場合、壁部材の組み立てに約半日を要するため、さらに数日を要し得る雨除けのための屋根の設置のための十分な時間はその日に残らない。これにより水による損傷が生じ、それにより最近では非常に一般的となったカビ問題が生じることがある。また、現在の建築実務に従う屋根トラスの設置は、何度も屋根に登ったり降りたりすることが必要であるため労働安全の面で要件が厳しくなっている。その設置作業は非常に遅いプロセスでもある。
本出願に記載されている発明は、屋根トラス、屋根板および切妻部材の設置のための現在の実務および従来の公知の技術よりも包括的に効率的な解決法に関する。
本発明を使用することにより、以前よりも著しく迅速かつ効率的に建物(例えば、全ての小型住宅すなわち一家族用住宅、一戸建住宅、連棟住宅、別荘など)のための永久的屋根構造物の建築と共に雨除けを設置することができ、同時に屋根葺き作業の安全を実質的に高め、建築時の水による損傷の発生を防止し、かつ様々な気候条件下での屋根葺き作業も可能にする。本発明に係る解決法の設置後に、例えば屋根の棟板および覆いの設置により、建築作業をいつも通りに継続することができる。
本発明の目的は、雨除け付き屋根トラスの改善された設置方法を提供することにある。この目的を達成するために、本発明に係る方法は、個々のトラスが束のために横並びに配置され、かつトラス束の上にプリーツ状に存在する雨除けが前もって装備されたプレハブの屋根トラスパッケージを使用する工程と、隣接するトラスがそのトラスに含まれるブレース部材によって互いにある距離をおいて固定されると同時に雨除けが開いてトラスおよびその間の空間を覆うように、当該束を建築現場で広げる工程と、最後に個々のトラスをその外縁部により上側ランナーに締結する工程とを含むことを特徴とする。他方、本発明に係る屋根トラスパッケージは、屋根トラスパッケージに製造工場でトラスに取り付けられた雨除けが装備されており、屋根トラスパッケージは束のために並べられたそのトラスを有し、その中で雨除けはプリーツ状であり、かつ当該束を広げた際に隣接するトラスを互いにある距離をおいて固定することができるブレース部材がトラスに装備されていることを特徴とする。本出願の文脈では、雨除けは、天候からの保護を与え、かつその後に完成される屋根構造物のための屋根板および/または圧縮板としても同時に機能する任意の種類の構造物または材料に関して一般に使用される用語である。トラスのための材料は好ましくは木であるが、本発明は単に木製トラスに限定されない。
本発明を使用することにより、以前よりも著しく迅速かつ効率的に建物(例えば、全ての小型住宅すなわち一家族用住宅、一戸建住宅、連棟住宅、別荘など)のための永久的屋根構造物の建築と共に雨除けを設置することができ、同時に屋根葺き作業の安全を実質的に高め、建築時の水による損傷の発生を防止し、かつ様々な気候条件下での屋根葺き作業も可能にする。本発明に係る解決法の設置後に、例えば屋根の棟板および覆いの設置により、建築計画をいつも通りに継続することができる。
本発明に係る解決法により、頑強なプレハブの雨除け付き屋根トラスの製造および迅速な設置が可能となる。屋根トラスの従来の設置と比較して、本発明に係る解決法により、雨除け付き屋根の設置においてかなり時間が節約され、さらには最大約90%も速く設置が行われ、屋根に登る必要性が少なくなるため労働安全が高まる。本発明に記載されているような雨除けされた状態での屋根構造物の設置をたった1〜2時間程度で行うことさえできる。建築時の湿気により構造物に生じるカビ問題は実質的に軽減される。従来の建築作業における屋根建築の品質は建築業者の技能次第であったが、本発明の解決法を用いた場合、作業をしている人に関わらず出来栄えは高水準のままであり、かつ一貫している。
本発明により、屋根建築期間を減らし、かつ内装作業の開始を早めることができるため、建物の総完成時間が実質的に削減される。また、本発明により材料および輸送ならびに総費用も節約される。
本特許出願に記載されている発明には従来の公知の技術よりも数多くの利点があり、その利点のいくつかを以下に簡単に説明する。
商業的に入手可能な標準構成部材の利用
本特許出願に示されている発明、すなわち「屋根トラスの設置のための解決法」は、制御条件下で材料効率的な方法で工業的に製造することができる組立体として、屋根トラス、屋根板および切妻部材を含む「雨除け束」を含む。
「雨除け束」の実施は、トラス、屋根板および切妻部材として商業的に入手可能な構成部材を用いることにより本発明に係る作業を可能にする、革新的かつ所望であれば再利用可能な構成部材および解決法によって可能になる。従って、その問題は、追加費用が発生する追加の構造物(例えば、建築中の住宅の永久的部分ではない建物の周りのテントまたは雨除けを設置するために必要な他の構造物)なしに建築期間中の雨除けが達成されるという意味で、全ての従来の公知の技術とは異なる業界全体を利用する包括的発明に関するものである。
当該業界において雨除け問題がまだ解決されていないという事実は、労働者および材料費が増加する傾向がある従来の公知の解決法が原因であるとみなすことができる。この実務に関わる事実は、本明細書に示されている本発明の革新的な品質を強く実証している。
建築時の水による損傷の発生の減少
建築における主要なリスクはカビによる損傷の発生である。カビおよび水による損傷の発生は国家経済の面で重大な問題である。カビによる損傷の発生の大部分は建築作業中の湿気への曝露が原因である。実際には、屋外構造物における水による損傷の発生は、その構造物(壁など)が他の永久的構造物(屋根など)が設置される前に湿気に曝露される状況で最も頻繁に生じる。
従って、空気が湿気を含んでいる条件下および/または例えばそれ以外に様々な季節において変動する気象条件下では、建築期間は具体策がなければ、建築時に構造物を損傷するリスクを最小限に抑えて設置計画を実施することができる季節に通常は限定される。実際にはこれにより、例えば特に雨や雪が降っている時にその構造物がそれ程までに雨に耐えられないため、屋根葺き作業を最小限の時間に制限する必要がある。屋根葺き作業は住宅建築計画において中心的役割を占めるため、屋根葺き作業を行うことができず、それによりその構造物が風雨から保護されない(言い換えると「雨除けされない」)限り、建物の他の建築作業はそれぞれ遅れてしまう。従って、例えば1年を通じて雨が少なくもなく温かくもないフィンランドおよび数多くの他の国々では、効果的かつ安全な建物の建築季節は1年のうちたった数ヶ月に限定される。
気候によって課される建築季節に対する制限により、個々の建築業者および開発業者の両方ならびにより広範囲には建設業界に大きな課題が生じる。これらの制限により、建築が遅くなるだけでなく、その影響は特に建築部門の生産性および建築作業員が入手できる仕事にまでも及ぶ。
環境省の要求に応じ、かつ大学との協力により、建設業界は長年、建築期間中のこれらの水による損傷の発生を防止するための建築時の方策を定める規格(いわゆる「雨除け規格」)を作成する努力をしてきた。雨除け規格の目的は、水による損傷事例およびそれにより生じる主要な財政および健康に関連する問題を引き起こさない建築時の保護を構造物に保証することである。当局による長年の努力にも関わらず、雨除け問題に対する解決法は本発明を思い付くまで発見されなかった。
現在用いられている方法は、例えば建築期間中に建物の上に「テント」を構築することにより、建物とは別個の覆いで建物を保護することに基づいている。そのような解決法は、実際の構造物に固定されておらず、建物を保護するために別個に構築しなければならない。別個の保護覆いの構築により建築作業の開始が延期されると共に建築費が実質的に上昇する。「テント」を使用する場合、別個の保護覆いの構築後に、従来の方法を用いて従来のスケジュールで実際の屋根建築作業が行われる。他方、本特許出願に係る発明を用いた場合、屋根トラスの設置を行っている間に、別個の手順なしに(別個の防水シートを設置することなく)雨除けを確立することができる。本発明を用いた場合、従来の方法よりも平均して最大90%も速く屋根トラスの設置を行うことができるため、かなり早く構造物に雨除けが設けられ、従って、水による損傷の発生のリスクは著しく軽減される。本特許出願に示されている発明を用いた場合、建築時の雨除けは、従来の公知の競合方法(別個の「テント」/防水シートシステム)を用いた場合よりもかなり速く、かつ費用効率よく達成される。本発明を利用する場合、屋根トラスの設置後に棟板および屋根表面材の最終設置までより速く進めることができ、それにより、最終の完成した屋根構造物、ひいてはその最終条件下での建築のための保護もより速く達成される。本発明は、住宅を注文した顧客に雨除けの迅速な設置を文書で証明できるように、建築方法の証明書も提出することができる。これは建築品質ならびに顧客の安全を促進する別の態様である。
本特許出願に示されている発明により屋根トラスおよび雨除けを以前から知られているものよりもかなり速く設置することができるため、従来の公知の技術よりも大きな利点が得られる。
労働安全の改善
既に上に指摘したように、本発明は、屋根構造物すなわち雨除け付き屋根トラスの改善された設置方法を提供するという目的を有し、かつその使用により上記目的を達成することができる革新的な屋根トラスパッケージを提供するという目的を有する。本特許出願に係る発明により建築時の水による損傷が発生する危険性が著しく減少し、屋根の設置を早め、かつ建築作業を様々な天候条件下で継続することもできるという事実に加えて、建築作業の安全を顕著に高めるために本特許出願に係る発明を使用することができる。
他の業界と比較した場合、フィンランドで最も労働災害が起こる場所は建築部門である。建設業界における労働災害の1年間の件数は約17000〜19000件であり、建設業界における労働災害の発生率は次に最も事故が起きやすい部門の約2倍も高い。
建設業界内では、他の部門よりも建築部門で労働災害が頻繁に起き、後者における労働災害のリスクは他の業界と比較して2〜4倍高い。建設業界における最も典型的な労働災害としては落下、滑落、飛び降りおよび踏み外しが挙げられる。
建設業界は最も致命的な労働災害が起きる場所でもある。建設業界における致命的な労働災害の最も一般的な原因は高所からの落下である。
建設業界では、労働災害のリスクは屋根作業において特に顕著である。屋根で行われる作業は特に高所からの落下のリスクを伴い、そのため、屋根作業現場のための落下保護は建築作業の安全に関する国策会議規則(Council of State Ordinance)において特に規制されている。従って、屋根作業の危険性を軽減する方策は建設業界において大いに意義がある。
本特許出願に係る発明を使用することにより、屋根作業に費やされる時間を顕著に減らし、リスクの高い屋根作業量を減らし、屋根の最後の仕上げに必要な安全方策を早め、かつ促進し、それにより屋根建築作業の安全を包括的に高めることができる。
第一に、屋根トラスの従来の設置は、その完成が上に示したように天候条件に依存する非常に時間のかかる作業である。他方、本特許出願の方法を用いる屋根トラスの設置および本特許出願に係る屋根トラスパッケージの使用の両方により、従来の方法に対して顕著により速く屋根トラスが設置される。すなわち、本出願に記載されている発明を用いた場合、屋根トラスの設置を本発明の前に知られていた技術よりも約90%も速く行うことに成功することができる。単に屋根構造物の設置時間が顕著に減少するだけで、労働災害発生の確率における顕著な減少が生じる。
第二に、従来の解決法を用いた場合、上に述べた「テント」を雨除けとして使用するか否かに関わらず、屋根トラスは建物の外側から手作業で設置される。従来の技術を用いた場合、外側からの屋根トラスの設置は、設置を行う際に非常に危険な屋根トラスの上に登る行為がやはり必要である。また、外側からの屋根トラスの設置はホイストおよび足場の設置および使用が必要であり、これは時間がかかり、高価であり、かつ同様に労働安全の観点からリスクを伴う。代わりに、本発明に係る屋根トラスの設置方法は、屋根トラスパッケージを住宅の切妻の一方またはどこか他の始点に配置した後に、建物の中から手作業で行うことができる。従って、本設置では従来の技術とは対照的に危険な屋根トラスの上に登る行為が必要でないため、本特許出願に係る発明を使用することにより、屋根トラスの設置プロセスにおいて労働災害のリスクを顕著に減らすことができる。
第三に、屋根板の完成後に、屋根建築作業は、特に棟板および屋根表面材の設置などの屋根仕上げ作業に従来通りに進む。この作業には安全手すりおよび他の安全設備の設置が必要であり、その一部において労働安全リスクが高まる。本特許出願に係る発明を使用する場合、工場で屋根トラス束に、屋根葺き(例えば、棟板および金属屋根葺き、瓦葺または他の屋根葺きなど)の設置に必要な安全手すりを予め装着することができる。これらにより、屋根仕上げ作業のために現場で安全機能を設置する必要がなくなるため、屋根葺きの設置は早められ、かつ労働安全が著しく高められる。
屋根作業量の減少、屋根作業の性質の変化ならびに本発明の効果を容易にする安全機能の使用および実質的にそれらの結果としての労働安全の改善は、それ自体で先行技術およびその長年の問題に関して非常に顕著な革新および顕著な改善となる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明について説明する。
設置の開始段階における本発明の方法で使用される1つの屋根トラスパッケージを示す。 部分的に設置された状態の図1の屋根トラスパッケージを示す。 図3aおよび図3bは本発明の屋根トラスにおける1つの細部を示す。 本発明の屋根トラスの等角図である。
屋根トラスを設置するプロセスでは、ホイストで屋根の上まで持ち上げられ、住宅の一方の切妻またはどこか他の所望の始点に置かれ、かつ最外側のトラス3から直立位置にブレースで固定されるのは、束の形態の屋根トラスパッケージである。図1に示す例示的な事例では、束1は、建物の一方の切妻において建物の対向する壁7の上部ランナー6の上までホイストで建物の上部に持ち上げられている。上部ランナーは、荷重を受ける壁の直立の柱の上に位置するように装着されている。
図1は、軒部12および切妻壁部13を含む屋根切妻部材の例示的な一実施形態も示し、前記切妻部材は、工場でその両端において屋根トラスとの取付部に予め装着されていることが好ましい。この文脈におけるプレハブとは、製造が自動化または機械化されているか手作業で行われる製造であるかに関わらず、工場建物または同様の保護された空間で行われる製造を指す。軒部12は鼻隠板18および下端板19を含む。切妻壁部13は、束1の最外側のトラス3に締結され、かつそこに防風板15が締結される間柱14を含む。防風板の上には、外壁パネル17がそこに締結された状態で間柱16が装着されている。
この後、設置台(図示せず)の助けを借りて当該束を動かすことにより、屋根に沿って当該束を広げ、当該束は一度に1つのトラスを解放する。図2は部分的に広げられた状態の束を示す。例えばウィンチまたはホイストを用いて、この広げる工程を行うことができる。好ましくは、設置台を作動させるウィンチを操作するための遠隔制御装置を用いて、この設置を建物の中から行う。トラスを互いに所定の距離をおいて固定することができる下側ブレース部材4および上側ブレース部材5をトラスに装着して、第1のトラス以外の個々のトラスを建物のフレーム構造の上に別々に支持する必要のない前もって支持された構造物を得る。ブレース部材4および5のそれぞれの数は1つのトラス当たり少なくとも2つである。
図3aおよび図3bは、原理の概略図においてより近い状態で下側ブレース部材4の好ましい一実施形態を示す。図3aは開始状態を示し、図3bは、切妻トラス3の次のトラス3’をブレース部材4によって画定される距離まで切妻トラスから移動させた状態を示す。示されている例示的な実施形態では、ブレース部材4は、その一端においてトラス3および3’のそれぞれに摺動可能に接続され、かつその他端においてトラス3、3’の間に距離を画定しながら支持アームを互いに固定することができる関節継ぎ手4cにより互いに接続された、第1および第2の支持アーム4a、4bを有する2部構成の支持体からなる。上側ブレース部材5は2部構成のユニットと同様に設計されている。ブレース部材4および5の数は典型的には各トラス内空間に4〜6個である。ブレース部材には、トラス束をそのまま維持し、緩められると次のトラス内空間のブレース部材を解放してトラス束が前進するにつれて広がるようにする締結部材が付属されていることが好ましい。ブレース部材の材料は、例えば金属製、プラスチック製または木製あるいはそれらの各種組み合わせであってもよい。
広げる工程後に、トラス束が風で上側ランナーの上から外れるのを防止するために、締結手段を有するその外縁部によってトラスを上側ランナー6に取り付ける。締結手段は、例えば山形鋼などを含んでいてもよい。屋根トラス束には工場で雨除け2が前もって装備されており、これは、当該束を広げるにつれて雨除けが真っ直ぐに広がり隣接するトラス間の空間を覆うような、束1の上でトラスに取り付けられた状態となるプリーツ状のものである。当該束を完全に広げると屋根は即座に雨除け状態になる。雨除けは2つ以上の層を有していてもよく、それにより、それらの吸収/通気性または絶縁性の面でより進歩した新しい材料の使用が容易になる。
あるいは、本発明の屋根トラスは、輸送車の荷台の上、格納式のレールの上または地面の上でも前もって広げることができ、次いでホイストで屋根の上まで持ち上げることができ、それにより屋根の上で必要な作業はトラスを上側ランナーに締結することだけとなる。
図4は、部分的に広げられた状態の屋根トラスの概略的等角図である。雨除け2はこの例では通気リブ11によって個々のトラスに締結されている。雨除けは、輸送のためにそれをプリーツ状にすることできるように、屋根の両斜面に別々に設けられている。屋根の先端にある通気リブ11の上には、完成した屋根構造物において効果的な通気が可能になり、かつその先端で発生する雨除け2の通気溝を保護する別個の雨除けストリップ(図示せず)が設けられる。屋根トラスが完全に広げられた状態でのその設置を容易にするために、上記ストリップを斜面の一方の雨除け2の通気リブ11の上に前もって装着することができる。

Claims (4)

  1. 屋根トラスが建物の対向する壁の上部に存在する上側ランナー(6)の上に装着される互いに離間した複数のトラス(3)を含み、前記屋根トラスが屋根板として機能する、建物の上部における屋根トラスの設置方法であって、前記個々のトラス(3)が束(1)のために横並びに配置され、かつ前記トラス束の上にプリーツ状に存在する雨除け(2)が前もって装備されたプレハブの屋根トラスパッケージを使用する工程と、前記トラスに含まれるブレース部材(4、5)によって前記隣接するトラス(3)が互いにある距離をおいて固定状態になると同時に、前記雨除け(2)が広がって前記トラスおよびその間の空間を覆うように前記束(1)を建築現場で広げる工程と、最後に前記個々のトラスをその外縁部により前記上側ランナー(6)に締結する工程とを含むことを特徴とする方法。
  2. 最初に前記束(1)を前記屋根の上までホイストで持ち上げる工程と、前記上側ランナー(6)に沿ってそれを広げる工程を開始する所望の設置点においてそれを直立位置まで突っ張る工程とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前もって前記束(1)を広げる工程と、前記トラス(3)を互いにある距離をおいて固定する工程と、次いで、完成した屋根トラスとしてそれを前記屋根の上までホイストで持ち上げる工程と、それを前記上側ランナー(6)に締結する工程とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 互いに離間し、かつ建物の対向する壁の上部に存在する上側ランナー(6)の上に装着されるように構成された複数のトラス(3)を含み、前記トラスはそのような設置状態で屋根板として機能する屋根トラスパッケージであって、前記屋根トラスパッケージに製造工場で前記トラス(3)に取り付けられた雨除け(2)が装備されており、前記屋根トラスパッケージは束(1)のために配置されたそのトラス(3)を有し、その中で前記雨除け(2)はプリーツ状であり、かつ前記束を広げた際に互いにある距離をおいて前記隣接するトラス(3)を固定することができるブレース部材(4、5)が前記トラス(3)に装備されていることを特徴とする屋根トラスパッケージ。
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