JP2017533338A - 耐衝撃性が改良された透明なポリアミドポリマー組成物 - Google Patents

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Abstract

耐衝撃性が改良された透明なポリアミドポリマー組成物本発明は、耐衝撃性が改良されたポリアミド組成物に関する。特に、本発明は耐衝撃性が改良された多段ポリマーを含む透明なポリアミド組成物に関する。より詳細には、本発明は、透明なポリアミド組成物における耐衝撃性改良剤としての多段ポリマーの使用に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、耐衝撃性が改良されたポリアミド組成物に関する。
特に、本発明は、多段ポリマーを含む耐衝撃性が改良された透明なポリアミド組成物に関する。
より詳細には、本発明は、透明なポリアミド組成物における耐衝撃性改良剤としての多段ポリマーの使用に関する。
技術的問題
高性能ポリマーの中で、透明なポリアミドは、数多くの機械的特性、例えば、衝撃強度、引張強度及び/又は圧縮強度、外部攻撃(例えば熱、化学物質、UV照射等)への高い抵抗力、並びに透明度を呈するため、特に有利である。そのため、ポリアミドに基づく物体、例えば、眼鏡フレーム、様々なハウジング、自動車付属品、外科器具、包装材料又はスポーツ用品において見られてきた。
高い透過性を有する透明なポリアミドの分野において、ガラス転移温度のみを有する非晶質なものと、ガラス転移温度及び融点を有する微結晶性のものとの二種類のポリマーが知られている。
非晶質ポリアミド及び微結晶性ポリアミドは、改善された透明度を有するが、通常は23℃で14kJ/m2から18kJ/m2の範囲を超えないシャルピーによるノッチ付き衝撃強さを有する。
本発明の一つの目的は、向上した耐衝撃性を有するポリアミドポリマー組成物を提案することである。
本発明の別の目的は、向上した耐衝撃性を有する一方、組成物の光学的特性を依然として維持する透明なポリアミドポリマー組成物を提案することである。光学的特性は、特に、不透明度(ヘイズ)を最小化し、成形による耐衝撃性が改良されたポリアミド組成物から生産される成形品の光透過率を最大化することに関する。
本発明の別の目的はまた、向上した耐衝撃性を有する一方、その他の機械的特性を依然として維持する透明なポリアミドポリマー組成物を提供することである。その他の機械的特性は、特に、係数における重大な減少を避け、その一方、耐衝撃性が改良された透明なポリアミド組成物から生産される成形品の耐衝撃性を向上させることに関する。
特許書類EP0725101は、透明な無色の非晶質ポリアミド及び成形品を開示する。23℃でのノッチ付耐衝撃性はわずか12kJ/m2である。組成物は耐衝撃性改良剤を含まない。
特許書類EP1369447は、改善された透明度、化学物質への耐性及び高く永続的な疲労強度を有する透明なポリアミド成形材料を開示する。成形品は、エチレングリシジルメタクリレート又は無水マレイン酸グラフトポリエチレン若しくはプロピレンでできているターポリマー等の耐衝撃性改良剤を含み得る。
特許書類EP1847569は、透明なポリアミド成形組成物を開示する。成形品は、衝撃強度を増加させるために少なくとも一の透明なホモポリアミド及び/又はコポリアミド並びにポリエステルアミドを含む。比較例の一つとして、コアシェル耐衝撃性改良剤が使用される。
特許書類米国特許公開第2009/0247699号は、ニスを塗布していない、高光沢の表面を有する頑丈なケーシングに関するポリアミド成形化合物を開示する。成形化合物は、二つの非晶質コポリアミド及び少なくとも一の耐衝撃性改良剤を含む。好ましい耐衝撃性改良剤は、メタクリレート、ブタジエン及びスチレン(MBSコポリマー)に基づくコアシェル耐衝撃性改良剤である。
特許書類米国特許公開第2014/275392号は、ポリアミド成形化合物及びそれらから生産された成形品を開示する。ポリアミド成形化合物は、耐衝撃性改良剤として官能化ブロックポリマーを含む。コアシェルポリマーは、比較例のみにおいて、耐衝撃性改良剤としてその他のポリマー材料の間で使用される。
驚くべきことに、
a)透明なポリアミドPA及び
b)多段ポリマー
を含み、以下の式
Figure 2017533338
[上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族基のmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
を満たすことを特徴とするポリマー組成物は、衝撃強度の増加を有し、その一方、(厚さ2mmのシートについて)少なくとも75%の光透過率を有することが発見された。
驚くべきことに、また
a)透明なポリアミドPA及び
b)多段ポリマー
を含み、以下の式
Figure 2017533338
[上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族基のmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
を満たすことを特徴とするポリマー組成物は、衝撃強度の増加を有し、その一方、(厚さ2mmのシートについて)30%未満のヘイズを有することが発見された。
驚くべきことに、更に、
a)透明なポリアミドPA及び
b)多段ポリマー
を含み、以下の式
Figure 2017533338
[上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族基のmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
を満たすことを特徴とするポリマー組成物は、衝撃強度の増加を有し、その一方、(厚さ2mmのシートについて)30%未満のヘイズ及び少なくとも75%の光透過率を有する。ことが発見された。
驚くべきことに、また、
ポリマー組成物を製造するための方法であって、透明なポリアミドPAと多段ポリマーとをブレンドする工程を含み、以下の式
Figure 2017533338
[上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族基のmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
を満たすことを特徴とする方法は、多段ポリマーを含まない同一の組成物と比較して、衝撃強度の増加を有し、その一方、(厚さ2mmのシートについて)、少なくとも75%の光透過率を有し、また25%未満のヘイズを有するポリマー組成物をもたらすことが発見された。
第一の態様によれば、本発明は、
a)透明なポリアミド及び
b)多段ポリマー
を含み、以下の式
Figure 2017533338
[上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族基のmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
を満たすことを特徴とするポリアミドポリマー組成物に関する。
第二の態様によれば、本発明は、
a)最大でも7J/gの融解エンタルピーΔHを有する透明なポリアミド及び
b)多段ポリマー
を含み、以下の式
Figure 2017533338
[上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族基のmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
を満たすことを特徴とするポリアミドポリマー組成物に関する。
第三の態様において、本発明は、
ポリマー組成物を製造するための方法であって、透明なポリアミドPAと多段ポリマーとをブレンドする工程を含み、以下の式
Figure 2017533338
[上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族基のmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
を満たすことを特徴とする方法に関する。
使用されている用語「透明な」は、560nmで2mmの厚さのプレート上で(ISO13468−1/1996)測定された少なくとも75%の光透過率と理解される。
使用されている用語「コポリマー」は、少なくとも二の異なるモノマーからなるポリマーを表す。
使用されている「多段ポリマー」は、マルチステージ重合法によって順次形成されるポリマーを表す。好ましいのは、組成物中に異なる少なくとも二のステージを有し、第一のポリマーが第一ステージポリマーであり、第二のポリマーが第二ステージポリマーである、すなわち第二のポリマーが第一のエマルションポリマーの存在下で乳化重合により形成される、マルチステージ乳化重合法である。
使用されている用語「(メタ)アクリル」は、アクリル及びメタクリルモノマーのすべての種類を表す。
使用されている用語「(メタ)アクリルポリマー」は、(メタ)アクリルポリマーの50重量%以上を構成する(メタ)アクリルモノマーを含むポリマーを本質的に含む(メタ)アクリルポリマーを表す。
本発明の組成物のポリアミドに関しては、非晶質又は微結晶性ポリアミドである。
ポリアミドは、20K/分の加熱速度でのISO11357−3/2011に従った動的示差走査熱量測定(示差走査熱量測定、DSC)において、最大でも7J/g、好ましくは3J/g、より好ましくは最大でも1J/gの融解エンタルピーΔHを示す場合、非晶質と称される。
ポリアミドは、動的示差走査熱量測定(示差走査熱量測定、DSC)において、ガラス転移温度Tg及び少なくとも7J/gの融解エンタルピーΔHを有する融点を示す場合、且つ透明である場合、微結晶と称される。
本発明による組成物のポリアミドは、少なくとも100℃のガラス転移温度Tgを有する。Tgは、ISO11357−2/2013に従った動的示差走査熱量測定(示差走査熱量測定、DSC)で測定される。ISO11357−2/2013に従って測定されるポリアミドのガラス転移温度Tgは、好ましくは108℃から192℃、より好ましくは118℃から172℃である。
本発明による組成物のポリアミドは透明である。透明とは、560nm(ISO13468−1/1996)で測定された厚さ2mmのシートの光透過率が少なくとも75%、より好ましくは少なくとも80%、有利には少なくとも85%及び特に好ましくは少なくとも90%であることを意味する。
本発明の組成物のポリアミド(PA)は、ホモポリアミド又はコポリアミドから選択される。
本発明の組成物のホモポリアミドは、ラクタム又はアミノカルボン酸からは作製されない。本発明のホモポリアミドは、ジアミン及びジカルボン酸から作製される。このホモポリアミドの一般的な式(1)は、
PA XX.YY(1)
[上式中、XXはジアミンを表し、YYはジカルボン酸(単に二酸とも呼ばれる)を表す。]
である。
ジアミンXXは、直鎖状であるかそうではない脂肪族ジアミン、又は脂環式ジアミン、又は部分的な芳香族構造を有するジアミンである。好ましくは、ジアミンは脂肪族分岐状又は脂環式である。
XXジアミンは脂環式ジアミンであり得る。脂環式ジアミンの中でも、二環を含むものが好まれる。それらは特に以下の一般式:
Figure 2017533338
[上式中、R1からR4は、水素原子又は1から6個の炭素原子のアルキル基から選択される同一の又は異なる基を表し、Xは単結合であるか又は:
− 1から10個の炭素原子を含む直鎖状又は分岐状脂肪族鎖
− 6から12個の炭素原子の脂環式基
− 6から8個の炭素原子の脂環式基で置換されている1から10個の炭素原子の直鎖状若しくは分岐状脂肪族鎖又は
− シクロヘキシル若しくはベンジル基を含む直鎖状又は分岐状ジアルキルで構成される8から12個の炭素原子の基
で構成される二価基を表す。]
に相当する。
より好ましくは、本発明によるポリアミドの脂環式ジアミンは、ビス(3,5−ジアルキル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3,5−ジアルキル−4−アミノシクロヘキシル)エタン、ビス(3,5−ジアルキル−4−アミノシクロヘキシル)プロパン、ビス(3,5−ジアルキル−4−アミノシクロヘキシル)ブタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン(BMACM又はMACM)、p−ビス(アミノシクロヘキシル)メタン(PACM)、及びイソプロピリデンジ(シクロヘキシルアミン)(PACP)から選択される。
脂環式ジアミンの非網羅的なリストが、記事「Cycloaliphatic Amines」(Encyclopaedia of Chemical Technology、Kirk-Othmer, 4th Edition(1992), pp. 386-405)で見られる。
より好ましくは、透明なコポリアミドを得ることを目的として、脂環式ジアミンは、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)(BMACM又はMACM)、p−ビス(アミノシクロヘキシル)メタン(PACM)及びイソプロピリデンジ(シクロヘキシルアミン)(PACP)から選択される。
XXジアミンは部分的な芳香族構造を有し得る。芳香族ジアミンの中では、1,3−キシレンジアミン(メタ−キシレンジアミン又はMXDAとしても知られる)、1,4−キシレンジアミン(パラ−キシレンジアミン又はPXDAとしても知られる)及びそれらの混合物が挙げられる。
式(1)のジアミンXXは、脂肪族及び直鎖状であり得、一般式H2N−(CH2)a−NH2を有する。好ましくは、XXジアミンは、ブタンジアミン(a=4)、ペンタンジアミン(a=5)、ヘキサンジアミン(a=6)、ヘプタンジアミン(a=7)、オクタンジアミン(a=8)、ノナンジアミン(a=9)、デカンジアミン(a=10)、ウンデカンジアミン(a=11)、ドデカンジアミン(a=12)、トリデカンジアミン(a=13)、テトラデカンジアミン(a=14)、ヘキサデカンジアミン(a=16)、オクタデカンジアミン(a=18)、オクタデセンジアミン(a=18)、エイコサンジアミン(a=20)、ドコサンジアミン(a=22)、及びダイマー脂肪二酸から得られるジアミンの中から選択される。
式(1)のXXジアミンは、脂肪族及び分岐状であり得る。好ましくは、XXジアミンは、2−メチル−1,5−ペンタメチレンジアミン、トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、及びそれらの異性体又はそれらの混合物の中から選択される。
式(1)の二酸は、脂肪族ジカルボン酸、又は芳香族ジカルボン酸、又は脂環式二酸である。
YYジカルボン酸は、脂肪族及び直鎖状であり得、一般式HOOC−(CH2)b−COOHを有する。好ましくは、4から36個の炭素原子を有する。より好ましくは、セバシン酸(b=8、10個の炭素原子)、ドデカン二酸(b=10、12個の炭素原子)、テトラデカン二酸(b=12、14個の炭素原子)、オクタデカン二酸(b=16、18個の炭素原子)、及びb=34(36個の炭素原子)を有するダイマー脂肪二酸の中から選択され得る。
上述の脂肪酸ダイマーは、特に文献、特許書類EP0471566に記載のような、長い炭化水素鎖を含む不飽和一塩基脂肪酸(例えばリノール酸及びオレイン酸)のオリゴマー化又は重合により得られるダイマー化脂肪酸である。
YYジカルボン酸は芳香族であり得る。好ましくは、テレフタル酸、イソフタル酸、置換された芳香族ジカルボン酸、例えば2,6−ナフタレンジカルボン酸及び5−t−ブチルイソフタル酸の中から選択される。
YYジカルボン酸は、少なくとも一のシクロヘキサン環を有する脂環式であり得る。好ましくは、この脂環式二酸は、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、又は1,2−シクロヘキサンジカルボン酸である。
式(1)のXXジアミンのモル比及びYY二酸のモル比は、好ましくは化学量論的である。
式(1)によるホモポリアミドに関して想定される組合せの中で、文字Bでビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン(BMACM)を、文字Pでp−ビス(アミノシクロヘキシル)メタン(PACM)を、文字MPMDで2−メチル−1,5−ペンタメチレンジアミンを、ジアミンXXとして文字TMDでトリメチル−1,6−ヘキサンジアミンを;及び二酸の炭素原子に関してy+2の数字でyメチレン基を含む一般式HOOC−(CH2)y−COOHを有する二酸又は二酸YYとして文字Iでイソフタル酸を象徴し、以下のホモポリアミドは特に関心のあるものであると発表される:TMD.T、TMD.I、TMD.18、TMD.14、TMD.12、TMD.10、MPMD.T、MPMD.I、MPMD.18、MPMD.14、MPMD.12、MPDM.10、B.10、B.11、B.12、B.13、B.14、B.16、B.18、B.19、B.20、B.21、B.I、P.10、P.11、P.12、P.13、P.14、P.16、P.18、P.19、P.20、P.I、及びP.21。好ましくは、ホモポリアミドは、TMD.T、TMD.I、MPMD.T、MPMD.I、B.12、B.14、B.18、P.12、P.14、及びP.18、より好ましくはTMD.T、TMD.I、MPMD.T、MPMD.I、B.12、B.14、P.12、及びP.14から選択される。
本発明の組成物のコポリマーポリアミドとも呼ばれるコポリアミドは、少なくとも二の異なる反復単位を含み、これらの異なる単位は二つの対応するモノマー又はコモノマーから形成される。コポリアミドはこのように二以上のモノマー又はアミノ酸、ラクタム、ジカルボン酸及びジアミンから選択されるコモノマーから調製される。
本発明によるコポリアミドは、少なくとも二の単位(それぞれ「Z」及び「XX.YY」と表される)を含み、以下の一般式(2):
PA Z/ XX.YY(2)
[上式中、ZはラクタムL及び/又はアミノ酸Aを表し、XXはジアミンを表し、YYはジカルボン酸を表す。]
に相当する(つまり、少なくとも含む)。
ジアミンは、直鎖状であるかそうではない脂肪族ジアミン、又は脂環式ジアミン、又は部分的な芳香族構造を有するジアミンである。好ましくは、ジアミンは脂肪族分岐状又は脂環式である。
二酸は、脂肪族ジカルボン酸、又は芳香族ジカルボン酸、又は脂環式二酸である。
好ましくは、本発明の組成物中の式(2)によるコポリアミドは、モル含有量が6mol%から82mol%であるZ、モル含有量が9mol%から47mol%であるジアミンXX、及びモル含有量が9mol%から47mol%である二酸YYを有する。より好ましくは、Zのモル含有量は8mol%から40mol%、ジアミンXXのモル含有量は30mol%から46mol%、及び二酸YYのモル含有量は30mol%から46mol%である。
このようなモル含有量の選択は、大部分の場合において、高い光透過率を有するコポリアミドを得ることを可能にする。
ラクタムLは、γ−ピロリドン(ラクタム4)、ピペリジノン(ラクタム5)、ε−カプロラクタム(ラクタム6)、エナントラクタム(ラクタム7)、カプリロラクタム(ラクタム8)、ペラルゴラクタム(ラクタム9)、デカノラクタム(ラクタム10)ウンデカノラクタム(ラクタム11)及びラウロラクタム(ラクタム12)、好ましくはラウロラクタムから選択される。
アミノカルボン酸Aは、9−アミノノナン酸、10−アミノデカン酸、12−アミノドデカン酸並びに11−アミノウンデカン酸及びその誘導体、特にN−ヘプチル−11−アミノウンデカン酸の中から、好ましくは12−アミノドデカン酸及び11−アミノウンデカン酸から選択される。
一アミノ酸A又はラクタムLの代わりに、二、三若しくはそれ以上のアミノ酸及び/又はラクタムが想定されることも可能である。しかしながら、形成されるコポリアミドは、その場合、それぞれ三、四又はそれ以上の単位を含み得る。三又はそれ以上の異なる単位を含むそのようなコポリアミドの特定の場合は、式(2)に記載されることが明記される。
式(2)のXXジアミンは、式(1)に与えられるジアミンと同一のジアミンの中から選択される。
式(2)のYY二酸は、式(1)に与えられる二酸と同一の二酸の中から選択される。
式(2)のXXジアミンのモル比及びYY二酸のモル比は、好ましくは化学量論的である。
一般式(2)のコポリアミドに関して想定され得る組み合わせの中で、11−アミノウンデカン酸により生じる単位は数字11で象徴され、ラウロラクタムにより生じる単位は数字12で象徴され、テレフタル酸により生じる単位は文字Tで象徴され、以下のコポリアミドは、特に関心のあるものであると発表される:11/B.I、11/B.T、12/B.I、12/B.T、11/B.10、12/B.10、11/P.10、12/P.10、11/B.12、12/B.12、11/P.12、12/P.12、11/B.14、12/B.14、11/P.14、12/P.14、11/B.18、12/B.18、11/P.18、及び12/P.18。
好ましくは、式(2)のコポリアミドは、11/B.I、11/B.T、12/B.I、12/B.T、11/B.10、11/P.10、11/B.12、12/B.12、11/P.12、12/P.12及び11/B.14、より好ましくは11/B.I、12/B.I、11/B.10、11/P.10、11/B.12、12/B.12から選択される。
本発明の組成物のポリアミドの第三の別の形態によれば、(コ)モノマー又はコポリアミドPA Z/XX.YYの一般式(2)中の単位Zは、式(3a):
VV.WW(3a)
に相当する単位であり、コポリアミドは式(3b)
VV.WW/XX.YY(3b)
[上式中、VVはジアミンを表し、WWはジカルボン酸を表す。]
に相当する。
ジアミンは、直鎖状であるかそうではない脂肪族ジアミン、又は脂環式ジアミン、又は部分的な芳香族構造を有するジアミンである。
二酸は、脂肪族ジカルボン酸、又は芳香族ジカルボン酸、又は脂環式二酸である。
非常に明確なことに、XX.YY及びVV.WWコモノマー又は単位が厳密に同一である特定の場合は、これはすでに式(1)のホモポリアミドであるため、式(3a)及び(3b)からは除外される。
VVジアミンは脂環式ジアミンであり得る。XX.YYコモノマー又は単位のジアミンに関して脂環式ジアミンとして上に記載されたものが挙げられる。
VVジアミンは部分的な芳香族構造を有し得る。XX.YYコモノマー又は単位のジアミンに関して部分的な芳香族ジアミンとして上に記載されたものが挙げられる。
ジアミンVVは、脂肪族及び直鎖状であり得、一般式H2N−(CH2)a−NH2を有する。好ましくは、XXジアミンは、ブタンジアミン(a=4)、ペンタンジアミン(a=5)、ヘキサンジアミン(a=6)、l’ヘプタンジアミン(a=7)、オクタンジアミン(a=8)、ノナンジアミン(a=9)、デカンジアミン(a=10)、ウンデカンジアミン(a=11)、ドデカンジアミン(a=12)、トリデカンジアミン(a=13)、テトラデカンジアミン(a=14)、ヘキサデカンジアミン(a=16)、オクタデカンジアミン(a=18)、オクタデセンジアミン(a=18)、エイコサンジアミン(a=20)、ドコサンジアミン(a=22)、及びダイマー脂肪二酸から得られるジアミンの中から選択される。
VVジアミンは、脂肪族及び分岐状であり得る。好ましくは、VVジアミンは、2−メチル−1,5−ペンタメチレンジアミン、トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、及びそれらの異性体又はそれらの混合物の中から選択される。
WWジカルボン酸は、脂肪族及び直鎖状であり得、一般式HOOC−(CH2)b−COOHを有する。好ましくは、4から36個の炭素原子を有する。より好ましくは、セバシン酸(b=8、10個の炭素原子)、ドデカン二酸(b=10、12個の炭素原子)、テトラデカン二酸(b=12、14個の炭素原子)、オクタデカン二酸(b=16、18個の炭素原子)、及びb=34(36個の炭素原子)を有するダイマー脂肪二酸の中から選択され得る。
WWジカルボン酸は芳香族であり得る。好ましくは、テレフタル酸、イソフタル酸、置換された芳香族ジカルボン酸、例えば2,6−ナフタレンジカルボン酸及び5−t−ブチルイソフタル酸の中から選択される。
WWジカルボン酸は、少なくとも一のシクロヘキサン環を有する脂環式であり得る。好ましくは、この脂環式二酸は、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、又は1,2−シクロヘキサンジカルボン酸である。
式(3a)中のVV.WWコモノマー又は単位のWW二酸の好ましい選択に関して、式(2)に記載されるXX.YYコモノマー又は単位のYY二酸に関する好ましい二酸として上に記載されたものについての言及がなされる。
式(3a)及び式(3b)のVVジアミンのモル比及びWW二酸のモル比は、好ましくは化学量論的である。
組成物VV.WW/XX.YYのコポリアミドに関して想定され得る組み合わせの中で、WW二酸はwの数字でw炭素原子を含み、その選択は、特に、6.10/B.I、6.10/B.T、10.10/B.I、10.10/B.T、6.12/B.I、6.12/B.T、10.12/B.I、10.12/B.T、6.10/P.I、6.10/P.T、10.10/P.I、10.10/P.T、6.12/P.I、6.12/P.T、10.12/P.I、10.12/P.T、6.10/B.10、6.10/B.12、6.10/B.14、6.10/B.18、10.10/B.10、10.10/B.12、10.10/B.14、10.10/B.18、10.12/B.10、10.12/B.12、10.12/B.14、10.12/B.18、6.10/P.10、6.10/P.12、6.10/P.14、6.10/P.18、10.10/P.10、10.10/P.12、10.10/P.14、10.10/P.18、10.12/P.10、10.12/P.12、10.12/P.14、10.12/P.18、B.10/P.10、B.12/P.12、及びB.14/P.14、より好ましくはB.12/P.12、B.10/P.10、B.14/P.14、10.10/B.I、10.12/B.I、10.10/B.10、10.10/P.10、10.10/B.12、10.10/P.12、10.12/P.12、10.12/B.12、10.12/B.10、及び10.12/P.10好ましくは10.10/B.I、10.10/B.T、10.12/B.I、10.12/B.T、10.10/P.I、10.10/P.T、10.12/P.I、10.12/P.T、6.10/B.10、10.10/B.10、10.12/B.10、6.10/P.10、10.10/P.10、10.12/P.10、10.10/B.12、及び10.12/B.12、より好ましくは10.10/B.I、10.12/B.I、10.10/B.10、10.10/P.10、10.10/B.12、10.10/P.12、10.12/P.12及び10.12/B.12から選択される式の一つに相当するコポリアミドよりなされる。
本発明の追加の態様によれば、式(2)及び/又は式(3)で記載されるコポリアミドは、式(4):
Z/ XX.YY/UU.TT(4)
[上式中、UUはジアミンを表し、TTはジカルボン酸を表し、ZはラクタムL及び/又はアミノ酸Aを表す。]
中でUU.TTとして下に表される少なくとも一の第三の単位を追加で含む。
式(4)のXXジアミンは、式(1)に与えられるジアミンと同一のジアミンの中から選択される。
式(4)のYY二酸は、式(1)に与えられる二酸と同一の二酸の中から選択される。
式(4)のジアミンUUは、直鎖状であるかそうではない脂肪族ジアミン、又は脂環式ジアミン、又は部分的な芳香族構造を有するジアミンである。好ましくは、ジアミンUUは脂肪族分岐状又は脂環式である。
二酸TTは、脂肪族ジカルボン酸、又は芳香族ジカルボン酸、又は脂環式二酸である。好ましくは、式(4)の少なくとも一の二酸YY又はTTは、芳香族ジカルボン酸である。
式(4)中のZに関するラクタムL及び/又はアミノ酸Aは、前述のものと同一である。
非常に明確なことに、XX.YY及びUU.TTコモノマー又は単位が厳密に同一である特定の場合は除外される。
本発明の有利なバージョンにおいて、Zのモル含有量は10mol%から82mol%、ジアミン混合物XX+UUのモル含有量は9mol%から45mol%、及び二酸混合物YY+TTのモル含有量は9mol%から45mol%である。
本発明の好ましいバージョンにおいて、Zのモル含有量は10mol%から46mol%、ジアミンXXのモル含有量は27mol%から45mol%、及び二酸YYのモル含有量は27mol%から45mol%である。
このようなモル含有量の選択は、大部分の場合において、高い光透過率を有するコポリアミドを得ることを可能にする。
式(4)のUUジアミンのモル比及びTT二酸のモル比は、好ましくは化学量論的である。
式(2)及び(4)の本発明の記載において、用語「少なくとも」とは、明示された式を含む本発明によるコポリアミドを意味し、それぞれ2及び第一の2単位を含む3の単位を有するが、この2単位の式又は3単位の式は、その他の異なる単位を更に追加で含むコポリアミドの式に含まれ得る。本発明によるコポリアミドは、少なくとも2単位Z/XX.YY又は3単位Z/XX.YY/UU.TTを含むことを条件として、このように、4、5、又は6等の異なる単位を含み得る。
組成物Z/XX.YY/UU.TTのコポリアミドに関して想定され得る組み合わせの中で、TT二酸はtの数字でt炭素原子を含み、その選択は特に、12/B.I/B.T、11/B.I/B.T、12/P.I/P.T、11/P.I/P.T、12/B.10/B.I、12/B.10/B.T、11/B.10/B.I、11/B.10/B.T、12/B.12/B.I、12/B.12/B.T、11/B.12/B.I、11/B.12/B.T、12/P.10/P.I、12/P.10/P.T、11/P.10/P.I、11/P.10/P.T、12/P.12/P.I、12/P.12/P.T、11/P.12/P.I、11/P.12/P.T、11/B.10/B.14、11/P.10/P.14、11/B.12/B.14、11/P.12/P.14、12/B.10/B.14、12/P.10/P.14、12/B.12/B.14、12/P.12/P.14、11/B.10/B.12、11/P.10/P.12、12/B.10/B.12、12/P.10/P.12、11/P.12/B.12、12/P.12/B.12、11/P.10/B.10、及び12/P.10/B.10、好ましくは12/B.I/B.T、11/B.I/B.T、12/P.I/P.T、11/P.I/P.T、12/B.10/B.I、11/B.10/B.I、12/B.10/B.T、11/B.10/B.T、11/B.10/B.12、11/P.10/P.12、12/B.10/B.12、12/P.10/P.12、12/P.10/P.T、11/P.10/P.I、12/P.10/P.I、及び11/P.10/P.T、より好ましくは12/B.I/B.T、11/B.I/B.T、12/P.I/P.T、11/P.I/P.T、12/B.10/B.I、11/B.10/B.I、12/B.10/B.T、及び11/B.10/B.Tから選択される式の一つに相当するコポリアミドよりなされる。
好ましい一実施態様において、式(1)、又は式(2)及び/又は式(3b)、又は式(4)に従った透明度PAは、芳香族官能基を含まない。
式(1)、又は式(2)及び/又は式(3b)、又は式(4)に従った透明度PAの組成物は、少なくとも一の第二のポリマーを追加で含み得る。
有利には、この第二のポリマーは、半結晶性ポリアミド、非晶質ポリアミド、半結晶性コポリアミド、非晶質コポリアミド、ポリエーテルアミド、ポリエステルアミド及びそれらのブレンドから選択され得る。
本発明による組成物の多段ポリマーは、そのポリマー組成において異なる少なくとも二のステージを有する。多段ポリマーは、芳香族基を含む0から50重量%のモノマーを含む。
多段ポリマーは、好ましくは球状のポリマー粒子の形態である。これらの粒子は、コアシェル粒子又はコアシェルポリマーとも呼ばれる。第一のステージはコアを、第二又は続くすべてのステージは各シェルを形成する。
球状のポリマー粒子に関しては、20nmから500nmの間の重量平均粒径を有する。該ポリマーの重量平均粒径は、好ましくは20nmから400nmの間、さらに好ましくは20nmから350nmの間、有利には20nmから300nmの間である。
ポリマー粒子は、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む少なくとも一の層(A)及び60℃を超えるガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む別の層(B)を含むマルチステージ構造を有する。好ましくは、60℃を超えるガラス転移温度を有するポリマー(B1)は、マルチステージ構造を有するポリマー粒子の外層である。
本発明によるポリマー粒子は、二又は三ステージ又はより多くのステージといったマルチステージ法により得られる。
好ましくは、層(A)中の0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)は、マルチステージ法の第一のステージで作製され、多層構造を有するポリマー粒子のコアを形成する。好ましくは、ポリマー(A1)は−5℃未満、より好ましくは−15℃未満、有利には−25℃未満のガラス転移温度を有する。
より好ましくは、60℃を超えるガラス転移温度を有するポリマー(B1)は、マルチステージ法の最終ステージで作製され、多層構造を有するポリマー粒子の外層を形成する。
中間ステージ(複数可)で得られる追加の中間層(複数可)があってもよい。
多段ポリマーのガラス転移温度Tgは、例えば熱機械分析のような動的な方法により推定することができる。
ポリマー(A1)及び層(A)は、芳香族基を有する0重量%から50重量%未満のモノマーを含む。ポリマー(B1)及び層(B)は、芳香族基を有する0重量%から50重量%未満のモノマーを含む。
一実施態様において、ポリマー(B1)及び層(B)は、芳香族基を有するモノマーを含まない。
0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)に関しては、イソプレン又はブタジエン由来のポリマー単位を少なくとも50重量%含み、ステージ(A)は、多層構造を有するポリマー粒子の最も内側の層である。言い換えれば、ポリマー(A1)を含むステージ(A)は、ポリマー粒子のコアである。
例として、コアのポリマー(A1)は、イソプレンホモポリマー又はブタジエンホモポリマー、イソプレン−ブタジエンコポリマー、最大でも98重量%の別のビニルモノマー(複数可)を含むイソプレンのコポリマー及び最大でも98重量%の別のビニルモノマー(複数可)を含むブタジエンのコポリマーが挙げられる。ポリマー(A1)が芳香族基を有する50重量%未満のモノマーを含む限り、ビニルモノマーは、スチレン、アルキルスチレン、アクリロニトリル、アルキル(メタ)アクリレート、又はブタジエン若しくはイソプレン又はその混合物である。
ポリマー(A1)は架橋され得る。本発明において有用な架橋モノマー又は架橋剤は、芳香族多官能ビニル化合物、例えばジビニルベンゼン及びジビニルトルエン、多価アルコール、例えばエチレングリコールジメタクリレート及び1,3−ブタンジオールジアクリレート、トリメタクリレート、トリアクリレート、アリルカルボキシレート、例えばアリルアクリレート及びアリルメタクリレート、及びジアリル化合物及びトリアリル化合物、例えばジアリルフタレート、ジアリルセバケート、及びトリアリルトリアジンを含むが、これらに限定されない。
一実施態様において、ポリマー(A1)で作製されたコアは、ブタジエンホモポリマーである。
別の実施態様において、ポリマー(A1)で作製されたコアは、ブタジエン−スチレンコポリマーである。
好ましい一実施態様において、ポリマー(A1)はスチレン又はその他の芳香族モノマーを含まず、後者は架橋剤を除外する。
イソプレン又はブタジエン由来のポリマー単位を少なくとも50重量%含むポリマー(A1)のガラス転移温度Tgは、より好ましくは−100℃から10℃の間、さらにより好ましくは−80℃から0℃の間、有利には−70℃から−20℃の間である。
ポリマー(B1)に関しては、ビニルモノマー及び/又は二重結合を有するモノマーを含むホモポリマー並びにコポリマーが挙げられる。好ましくは、ポリマー(B1)は(メタ)アクリルポリマーである。
好ましくは、ポリマー(B1)は、C1からC12のアルキル(メタ)アクリレートから選択される、少なくとも70重量%のモノマーを含む。さらにより好ましくは、ポリマー(B1)は、少なくとも80重量%の、C1からC4のアルキルメタクリレートモノマー及び/又はC1からC8のアルキルアクリレートモノマーを含む。
ポリマー(B1)のアクリルモノマー又はメタクリルモノマーは、ポリマー(B1)が少なくとも60℃のガラス転移温度を有する限り、最も好ましくはメチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、及びこれらの混合物から選択される。
ポリマー(B1)は、グリシジル(メタ)アクリレート、アクリル酸又はメタクリル酸、これらの酸に由来するアミド、例えばジメチルアクリルアミド、2−メトキシエチルアクリレート又はメタクリレート、2−アミノエチルアクリレート又はメタクリレート及びその混合物から選択される官能基モノマーを含み得る。
ポリマー(B1)は架橋され得る。本発明において有用な架橋モノマー又は架橋剤は、芳香族多官能ビニル化合物、例えばジビニルベンゼン及びジビニルトルエン、多価アルコール、例えばエチレングリコールジメタクリレート及び1,3−ブタンジオールジアクリレート、トリメタクリレート、トリアクリレート、アリルカルボキシレート、例えばアリルアクリレート及びアリルメタクリレート、及びジアリル化合物及びトリアリル化合物、例えばジアリルフタレート、ジアリルセバケート、及びトリアリルトリアジンを含むが、これらに限定されない。
ポリマー(B1)は、有利にはメチルメタクリレート由来の、少なくとも70重量%のモノマー単位を含む。
好ましい一実施態様において、ポリマー(B1)はスチレン又はその他の芳香族モノマーを含まず、後者は架橋剤を除外する。
好ましくは、ポリマー(B1)のガラス転移温度Tgは60℃から150℃の間である。ポリマー(B1)のガラス転移温度は、さらに好ましくは80℃から150℃の間、有利には90℃から150℃の間、さらに有利には100℃から150℃の間である。
好ましくは、ポリマー(B1)は、先のステージにおいて作成されたポリマーに移植される。
特定の実施態様において、ポリマー(B1)は架橋されている。
本発明による組成物中の多段ポリマーは、少なくとも二のステージを含むマルチステージ法により得られる。そのような方法は、例えば、特許書類米国特許公開第2009/0149600号又はEP0722961に記載される。
好ましくは、ステージ(A)間で作製される0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A)は、マルチステージ法の第一のステージである。
好ましくは、ステージ(B)間で作製される60℃を超えるガラス転移温度を有するポリマー(B1)は、マルチステージ法のステージ(A)の後に作製される。
より好ましくは、ステージ(B)間で作製される60℃を超えるガラス転移温度を有するポリマー(B1)は、多層構造を有するポリマー粒子の外層である。
ステージ(A)及びステージ(B)間に追加の中間ステージがあってもよい。
各ポリマー(A1)及び(B1)の試料を得るために、各ステージの各ポリマーの個々のガラス転移温度Tgをより容易に推測して測定することに関し、それらは単独で、マルチステージ法によらずに調製され得る。
全多段ポリマーに対するステージ(A)中に含まれる層のポリマー(A1)の重量比rbは、少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも70重量%、より好ましくは少なくとも75重量%である。
全多段ポリマーに対するステージ(B)中に含まれる外層のポリマー(B1)の重量比rbは、少なくとも5重量%、好ましくは少なくとも6重量%、より好ましくは少なくとも7重量%である。
本発明によれば、全多段ポリマーに対するポリマー(B1)を含む外ステージ(B)の比rbは、最大でも30w%である。
好ましくは、ポリマー(B1)の比は、全多段ポリマーを考慮し、5重量%から30重量%の間である。
本発明の更なる態様は、透明なポリアミドに関する耐衝撃性改良剤として上に記載された多段ポリマーの使用である。
本発明によるポリアミドポリマー組成物に関しては、
a)透明なポリアミド及び
b)多段ポリマー
を含み、以下の式
Figure 2017533338
[上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族基のmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]を満たすことを特徴とする。
好ましくは、tは最大でも7、より好ましくは最大でも5、更により好ましくは最大でも3、有利には最大でも1である。
本発明によるポリアミドポリマー組成物は、1重量%から80重量%、好ましくは2重量%から70重量%、より好ましくは3重量%から50重量%、有利には3重量%から30重量%、より有利には3重量%から25重量%の多段ポリマーを含む。
透明なポリアミドは、式(1)、又は式(2)及び/又は式(3b)、又は式(4)に従って選択される。
好ましくは、本発明によるポリアミドポリマー組成物は、
a)透明なポリアミド及び
B)0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む一のステージ(A)及び少なくとも60℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む一のステージ(B)を含み、
以下の式
Figure 2017533338
[上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族基のmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
を満たすことを特徴とする。
透明なポリアミドは、式(1)、又は式(2)及び/又は式(3b)、又は式(4)に従って選択される。
0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む一のステージ(A)及び少なくとも60℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む一のステージ(B)を含む多段ポリマーは、マルチステージ法により得られる。
好ましくは、ステージ(A)間で作製される0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A)は、マルチステージ法の第一のステージである。
好ましくは、ステージ(B)間で作製される60℃を超えるガラス転移温度を有するポリマー(B1)は、マルチステージ法のステージ(A)の後に作製される。
より好ましくは、ステージ(B)間で作製される60℃を超えるガラス転移温度を有するポリマー(B1)は、多層構造を有するポリマー粒子の外層である。
多段ポリマー及びマルチステージ法により得られるポリマーを製造するための方法の好ましくかつ有利な変形例は、前述の通りである。
ポリマー(A1)及び(B1)をそれぞれ含む各ステージ(A)及び(B)は、前述の通りである。
本発明によるポリアミドポリマー組成物は、23℃で少なくとも30kJ/m、好ましくは少なくとも40kJ/m、より好ましくは少なくとも50kJ/mのシャルピーによるノッチ付き衝撃強さを有する。
本発明によるポリアミドポリマー組成物は、厚さ2mmのシートについて560nmで少なくとも75%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも88%の光透過率を有する。
本発明によるポリアミドポリマー組成物は、厚さ2mmのシートについて最大でも30%、好ましくは最大でも20%、より好ましくは最大でも10%のヘイズを有する。
本発明の別の態様は、ポリマー組成物を製造するための方法であって、透明なポリアミドPAと多段ポリマーとをブレンドする工程を含み、以下の式
Figure 2017533338
[上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族基のmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
を満たすことを特徴とする方法である。
透明なポリアミドは、式(1)、又は式(2)及び/又は式(3b)、又は式(4)に従って選択される。
本発明の方法により製造されたポリマー組成物は、マルチステージ法により得られる1重量%から80重量%、好ましくは2重量%から70重量%、より好ましくは3重量%から50重量%、有利には3重量%から30重量%、より有利には3重量%から25重量%の多段ポリマーを含む。
本発明によるポリアミドポリマー組成物は制限されない。むしろ、ポリアミド組成物に関する現在の全ての添加剤が添加され得る。好ましくは、添加剤は、無機及び有機安定剤、特に抗酸化剤、オゾン劣化防止剤、光線保護剤、UV安定剤、UV吸収剤又はUV遮断剤、潤滑剤、着色剤、マーキング剤、顔料、カーボンブラック、グラファイト、二酸化チタン、硫化亜鉛、酸化亜鉛、硫酸バリウム、カーボンファイバー、ガラスファイバー、ガラスビーズ、カーボンナノチューブ、フォトクロミック剤、静電気防止剤、離型剤、光学的光沢剤、ハロゲン含有難燃剤、ハロゲンフリー難燃剤、天然層状ケイ酸塩、合成層状ケイ酸塩並びにそれらの混合物からなる群から選択される。
本発明の更なる態様は、透明な物品を生産するためのポリアミドポリマー組成物の使用である。
本発明の更なる態様は、耐衝撃性が改良された射出成形化合物のためのポリアミドポリマー組成物の使用である。
本発明の追加の態様は、上に記載されたポリアミドポリマー組成物で構成される少なくとも一の領域又は一の層を有する透明な物品である。これは、特に、好ましくは、成形物、フォイル、プロファイル、管、中空体、又は光学的可変フィルター、又は光学レンズであり、好ましくは眼科用レンズであり、特に好ましくはスペクトルフィルター作用を備えた要素、例えば眼鏡レンズ、太陽レンズ、矯正レンズ、光学フィルター、検査用メガネ、スポーツゴーグル若しくはスキーゴーグル、バイザー、安全眼鏡、写真記録、貫通流計測器、バースティングディスク、ディスプレイ、光学式データメモリ、ハウジング若しくはハウジング部品の形態のもの、特にシェービング装置、脱毛器具、測定機器、又は建物若しくは自動車の窓のためのものであるか、又は、装飾的要素又は構造的要素であるもの、例えば眼鏡フレーム若しくは眼鏡イヤピース、玩具の形態のもの、又はスポーツシューズの部品、又はゴルフ用品、特にゴルフボール、又はカバー、特に携帯電話ケースの形態のもの、電子装置の部品、メモリ媒体、赤外線キー、可搬型再生機器、携帯情報端末、スマートフォン、コーティング、特に包装材料、装飾品、又はスポーツ用品のコーティング、又はクラッディング、好ましくは自動車部門におけるクラッディングの形態のものである。
物品は、色彩、特に、色のグラデーション、反射防止コーティング、傷防止コーティング、光学フィルターコーティング、偏光コーティング、酸素バリアコーティング、又はこれらのコーティングの組合せを有し得る。
本発明は、上に記載されたポリアミドポリマー組成物の調製のための方法も提供する。方法は、特に、ペレットの形態のホモポリアミド及び/又はコポリアミドを、また、粉末、顆粒、圧縮粉末又はマスターバッチの形態の多段ポリマーを混合すること、220℃から350℃の範囲の溶融温度で押出機中でそれらを成形して押出物を得ること、並びに適切なペレタイザーを用いて刻んでペレットを得ること、好ましくは押出機上で溶融フィルターを使用して透明な成形品に関して成形組成物から混入物を除去し、適切な溶融フィルターがシートの形態又はキャンドルフィルターの形態のふるいから組み立てることができ、成形組成物の改良に望ましい添加剤、例えば加工安定剤、着色顔料、UV吸収剤、熱安定剤、難燃剤、その他透明なポリアミドを追加することの可能性を成形過程中に有することを含むものである。
本発明は、上に記載されたポリアミドポリマー組成物の調製のための方法も提供する。
ポリアミド成形化合物の生産について、成分は通常の成形機、例えば一軸若しくは二軸押出機又はスクリュー型混練機で混合される。成分はそれにより個別にフィード中に測定されるか又は乾燥ブレンドの形態で供給される。方法は、特に、ペレットの形態のホモポリアミド及び/又はコポリアミドを、また、粉末、顆粒、圧縮粉末又はマスターバッチの形態の多段ポリマーを混合することを含むものである。
添加剤は、直接又はマスターバッチの形態で使用され得る。マスターバッチのキャリア材料は、好ましくはポリオレフィン又はポリアミドに関係する。ポリアミドの中で、特にPA6、PA12、PA11、又は本発明に記載されるポリアミド若しくはコポリアミドが適している。
乾燥ブレンドの生産について、乾燥した顆粒及び/又は場合により更なる添加剤が共に混合される。この混合物はタンブルミキサー、ドラムフープミキサー又はタンブル乾燥機により10−40分かけて均質化される。吸湿を避けるために、これは乾燥した保護ガス下で実現され得る。
成形は、二軸押出機COPERION ZSK 26 MC上で220℃から310℃の設定されたシリンダー温度で実現される。ノズルの前に真空空間を用いることができ、大気中で脱ガスが生じ得る。溶融物は押し出され、冷却され、適切なペレタイザーで、好ましくは押出機上で溶融フィルターを使用して、透明な成形物に関する成形組成物から混入物を除去し、適切な溶融フィルターはシートの形態又はキャンドルフィルターの形態のふるいから組み立てられ得る。顆粒は、窒素下又は含水量が0.1重量パーセント未満になるように、真空中120℃で12−24時間乾燥させる。
本発明は、物品を得るために押出過程で、射出ブロー成形過程で、射出成形過程で、又は型内成形コーティング過程で、上に記載されたポリアミド成形組成物を成形することを含む、上に記載された物品を生産するための方法を更に提供する。
方法
本発明に記載されるポリアミドポリマー組成物からの試験試料は、射出成形機ENGEL VC 500/160 TECHで生産された。270℃から300℃のシリンダー温度を使用した。成形温度は65℃であった。光透過率の測定及びヘイズの測定に使用されるプレートの場合、研磨された成形物が使用された。
ポリアミドのガラス転移温度
ポリアミドのガラス転移温度Tgは、ISO規格11357−2/2013に従って、20K/分の加熱率で、TA Q2000装置を使用してペレット上で測定された。
多段ポリマーのガラス転移温度
多段ポリマーのガラス転移点(Tg)は、熱機械分析を実現することができる機器で測定される。Rheometrics社により提案されているRDAII 「RHEOMETRICS DYNAMIC ANALYSER」が使用されている。この熱機械分析は、適用される温度、ひずみ又は変形の関数としての試料の粘弾性変化を正確に測定する。この装置は、温度変化の制御プログラムの間中、ひずみを固定したまま、試料の変形を継続的に記録する。結果は、温度、弾性率(G’)、損失弾性率、及びタン・デルタの関数として、図面により得られる。Tgは、タン・デルタの導関数がゼロに等しい場合、タン・デルタ曲線から読み取られる、比較的高い温度値である。
ポリアミド組成物の引張係数は、ISO規格527−2/2012に従って、ISO試験片:ISO/CD 3167、タイプA1、170x20/10x4mm上、23℃で測定された。
シャルピーによるノッチ付き衝撃強さは、ISO規格179−2/1997/*eAに従って、ISO試験片:ISO/CD 3167、タイプB1、80x10x4mm上、23℃及び−30℃で測定された。
光透過率
光透過率は、ASTM規格D 1003/1997に従って、厚さ2mmの100x100mmプレート上、560nmでの光源D65を用いて、分光測色計コニカミノルタCM−3610Aで測定された。光透過率は、照射光量%で示される。
ヘイズ
ヘイズ値は、ASTM規格D 1003/1997に従って、厚さ2mmの100x100mmプレート上、分光測色計コニカミノルタCM−3610Aで測定された。ヘイズ値は、照射光量%で示される。
原材料
PA1は、モル比10/90で式(2)に基づき、150℃のTgを有するコポリアミドPA 11/B.10である。PA1は芳香族単位を含まない。
PA2は、170℃のTgを有し、モル比35/20/45で式(4)に基づくコポリアミドPA 12/B.I/B.Tである。
多段耐衝撃性改良剤(IM)は、米国特許公開第2009/149600号又はEP0722961に従って合成され得る。
実施例1及び2の第一の多段耐衝撃性改良剤は、米国特許公開第2009/149600号に記載される合成に従って作製される。多段ポリマーは、スチレン及び芳香族モノマー単位を含まない多段ポリマーMBS1を得るために、第一ステージとして米国特許公開第2009/149600号の実施例1に従って、第二ステージとしてその実施例6に従って合成される。
実施例の第二の多段耐衝撃性改良剤は、約33重量%のスチレン又は芳香族モノマー単位を含む多段ポリマーMBS2を得るために、EP0722961に従って作製される。
比較のための実施例1は、耐衝撃性が改良されていないコポリアミドPA2である。
実施例1は、PA1中に5重量%のMBS1を含む化合物である。
実施例2は、PA1中に10重量%のMBS1を含む化合物である。
実施例3は、PA1中に15重量%のMBS1を含む化合物である。
比較のための実施例2は、耐衝撃性が改良されていないコポリアミドPA2である。
実施例4は、PA2中に5重量%のMBS2を含む化合物である。
実施例5は、PA2中に10重量%のMBS2を含む化合物である。
実施例6は、PA2中に15重量%のMBS2を含む化合物である。
Figure 2017533338
本発明による実施例1、2及び3の耐衝撃性はかなり増加し、その一方、係数、光透過率及びヘイズの低下は許容範囲である。
Figure 2017533338
本発明による実施例4、5及び6の耐衝撃性はかなり増加し、その一方、係数、光透過率及びヘイズの低下は許容範囲である。

Claims (34)

  1. a)透明なポリアミドPA及び
    b)多段ポリマー
    を含み、
    以下の式
    Figure 2017533338
    [上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族モノマーのmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
    を満たすことを特徴とするポリアミドポリマー組成物。
  2. パラメータtが最大でも1であることを特徴とする、請求項1に記載のポリマー組成物。
  3. ポリアミドPAが7J/g未満の融解エンタルピーを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のポリマー組成物。
  4. ポリアミドPAが最大でも3J/gの融解エンタルピーを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のポリマー組成物。
  5. ポリアミドPAが式(1):
    PA XX.YY(1)
    [上式中、XXはジアミンを表し、YYは二酸を表す。]
    又は式(2):
    PA Z/XX.YY(2)
    [上式中、ZはラクタムL及び/又はアミノ酸Aを表し、XXはジアミンを表し、YYはジカルボン酸を表す。]
    又は式(3b)
    PA VV.WW/XX.YY(3b)
    [上式中、VV及びXXはジアミンを表し、WW及びYYはジカルボン酸を表す。]
    又は式(4)
    PA Z/ XX.YY/UU.TT(4)
    [上式中、ZはラクタムL及び/又はアミノ酸Aを表し、XX及びUUはジアミンを表し、YY及びTTはジカルボン酸を表す。]
    のいずれかで表されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  6. ポリアミドPAが式(1):
    PA XX.YY(1)
    [上式中、XXはジアミンを表し、YYは二酸を表す。]
    で表されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  7. ポリアミドPAが式(2):
    PA Z/XX.YY(2)
    [上式中、ZはラクタムL及び/又はアミノ酸Aを表し、XXはジアミンを表し、YYはジカルボン酸を表す。]
    で表されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  8. ポリアミドPAが式(3):
    PA VV.WW/XX.YY(3b)
    [上式中、VV及びXXはジアミンを表し、WW及びYYはジカルボン酸を表す。]
    で表されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  9. ポリアミドPAが式(4):
    PA Z/XX.YY/UU.TT(4)
    [上式中、ZはラクタムL及び/又はアミノ酸Aを表し、XX及びUUはジアミンを表し、YY及びTTはジカルボン酸を表す。]
    で表されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  10. ラクタムLが、γ−ピロリドン、ピペリジノン、ε−カプロラクタム、エナントラクタム、カプリロラクタム、ペラルゴラクタム、デカノラクタム、ウンデカノラクタム及びラウロラクタムから、好ましくはラウロラクタムから選択されることを特徴とする、請求項5又は7又は9に記載のポリマー組成物。
  11. アミノカルボン酸Aが、9−アミノノナン酸、10−アミノデカン酸、12−アミノドデカン酸並びに11−アミノウンデカン酸及びその誘導体、特にN−ヘプチル−11−アミノウンデカン酸の中から、好ましくは12−アミノドデカン酸及び11−アミノウンデカン酸から選択されることを特徴とする、請求項5又は7又は9に記載のポリマー組成物。
  12. ジアミンXX、VV及びUUが、直鎖状であるかそうではない脂肪族ジアミン、又は脂環式ジアミン、又は部分的な芳香族構造を有するジアミンから選択されることを特徴とする、請求項5から11のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  13. 二酸が、脂肪族ジカルボン酸、又は芳香族ジカルボン酸、又は脂環式酸から選択されることを特徴とする、請求項5から11のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  14. 式(1)により表されるポリアミドPAが、TMD.T、TMD.I、TMD.18、TMD.14、TMD.12、TMD.10、MPMD.T、MPMD.I、MPMD.18、MPMD.14、MPMD.12、MPDM.10、B.10、B.11、B.12、B.13、B.14、B.16、B.18、B.19、B.20、B.21、B.I、P.10、P.11、P.12、P.13、P.14、P.16、P.18、P.19、P.20、P.I、及びP.21から選択されることを特徴とする、請求項5から13のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  15. 式(2)により表されるポリアミドPAが、11/B.I、11/B.T、12/B.I、12/B.T、11/B.10、12/B.10、11/P.10、12/P.10、11/B.12、12/B.12、11/P.12、12/P.12、11/B.14、12/B.14、11/P.14、12/P.14、11/B.18、12/B.18、11/P.18、及び12/P.18から選択されることを特徴とする、請求項5から13のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  16. 式(3b)により表されるポリアミドPAが、6.10/B.I、6.10/B.T、10.10/B.I、10.10/B.T、6.12/B.I、6.12/B.T、10.12/B.I、10.12/B.T、6.10/P.I、6.10/P.T、10.10/P.I、10.10/P.T、6.12/P.I、6.12/P.T、10.12/P.I、10.12/P.T、6.10/B.10、6.10/B.12、6.10/B.14、6.10/B.18、10.10/B.10、10.10/B.12、10.10/B.14、10.10/B.18、10.12/B.10、10.12/B.12、10.12/B.14、10.12/B.18、6.10/P.10、6.10/P.12、6.10/P.14、6.10/P.18、10.10/P.10、10.10/P.12、10.10/P.14、10.10/P.18、10.12/P.10、10.12/P.12、10.12/P.14、10.12/P.18、B.10/P.10、B.12/P.12、及びB.14/P.14から選択されることを特徴とする、請求項5から13のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  17. 式(4)により表されるポリアミドPAが、12/B.I/B.T、11/B.I/B.T、12/P.I/P.T、11/P.I/P.T、12/B.10/B.I、12/B.10/B.T、11/B.10/B.I、11/B.10/B.T、12/B.12/B.I、12/B.12/B.T、11/B.12/B.I、11/B.12/B.T、12/P.10/P.I、12/P.10/P.T、11/P.10/P.I、11/P.10/P.T、12/P.12/P.I、12/P.12/P.T、11/P.12/P.I、11/P.12/P.T、11/B.10/B.14、11/P.10/P.14、11/B.12/B.14、11/P.12/P.14、12/B.10/B.14、12/P.10/P.14、12/B.12/B.14、12/P.12/P.14、11/B.10/B.12、11/P.10/P.12、12/B.10/B.12、12/P.10/P.12、11/P.12/B.12、12/P.12/B.12、11/P.10/B.10、及び12/P.10/B.10から選択されることを特徴とする、請求項5から13のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  18. 透明なPAが非芳香族性官能基を含むことを特徴とする、請求項1から17のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  19. 少なくとも一の第二のポリマーを含むことを特徴とする、請求項1から18のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  20. 第二のポリマーが、半結晶性ポリアミド、非晶質ポリアミド、半結晶性コポリアミド、非晶質コポリアミド、ポリエーテルアミド、ポリエステルアミド及びそれらのブレンドから選択され得ることを特徴とする、請求項19に記載のポリマー組成物。
  21. 多段ポリマーが、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む一のステージ(A)及び少なくとも60℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む一のステージ(B)を含んでいることを特徴とする、請求項1から20のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  22. 60℃を超えるガラス転移温度を有するポリマー(B1)が、マルチステージ法の最終ステージで作製され、多層構造を有するポリマー粒子の外層を形成することを特徴とする、請求項21に記載のポリマー組成物。
  23. ポリマー(A1)が、イソプレン又はブタジエンに由来する少なくとも50重量%のポリマー単位を含むことを特徴とする、請求項21又は22に記載のポリマー組成物。
  24. ポリマー(B1)が(メタ)アクリルポリマーであることを特徴する、請求項21から23のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  25. ポリマー(B1)が、C1からC12のアルキル(メタ)アクリレートから選択される少なくとも70重量%のモノマーを含み、さらに好ましくはポリマー(B1)が、少なくとも80重量%のC1からC4のアルキルメタクリレートモノマー及び/又はC1からC8のアルキルアクリレートモノマーを含むことを特徴とする、請求項10から13のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  26. ポリマー(B1)のガラス転移温度Tgが60℃から150℃の間であることを特徴とする、請求項21から25のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  27. ポリマー(A1)がブタジエンホモポリマーであることを特徴する、請求項21から26のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  28. ポリマー(A1)がブタジエン−スチレンコポリマーであることを特徴する、請求項21から26のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  29. ポリマー(B1)がスチレン又はその他の芳香族モノマーを含まないことを特徴する、請求項21から26のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  30. 透明なポリアミドポリマー組成物を製造するための方法であって、透明なポリアミドPAと多段ポリマーとをブレンドする工程を含み、以下の式
    Figure 2017533338
    [上式中、kはポリアミドPA中の芳香族基のmol比%を示し、lは多段ポリマー中の芳香族モノマーのmol比%を示し、且つパラメータtは最大でも10である。]
    を満たすことを特徴とする方法。
  31. パラメータtが最大でも1であることを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  32. 請求項1から29のいずれか一項に記載のポリマー組成物、又は請求項30若しくは31に記載の方法により得られるポリマー組成物の、耐衝撃性が改良された透明なポリアミド組成物に関する射出成形化合物としての使用。
  33. 少なくとも一の領域又は一の層において請求項1から29のいずれか一項に記載の組成物を含む物品。
  34. 成形物、フォイル、プロファイル、管、中空体、又は光学的可変フィルター、又は光学レンズであり、好ましくは眼科用レンズであり、特に好ましくはスペクトルフィルター作用を備えた要素、例えば眼鏡レンズ、太陽レンズ、矯正レンズ、光学フィルター、検査用メガネ、スポーツゴーグル若しくはスキーゴーグル、バイザー、安全眼鏡、写真記録、貫通流計測器、バースティングディスク、ディスプレイ、光学式データメモリ、ハウジング若しくはハウジング部品の形態のもの、特にシェービング装置、脱毛器具、測定機器、又は建物若しくは自動車の窓のためのものであるか、又は、装飾的要素又は構造的要素であるもの、例えば眼鏡フレーム若しくは眼鏡イヤピース、玩具の形態のもの、又はスポーツシューズの部品、又はゴルフ用品、特にゴルフボール、又はカバー、特に携帯電話ケースの形態のもの、電子装置の部品、メモリ媒体、赤外線キー、可搬型再生機器、携帯情報端末、スマートフォン、コーティング、特に包装材料、装飾品、又はスポーツ用品のコーティング、又はクラッディング、好ましくは自動車部門におけるクラッディングの形態のものであることを特徴とする、請求項33に記載の物品。
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