JP2017533068A - 美容用、化粧用、またはケア用の製品を睫毛および/または眉毛に塗布するためのアプリケータ - Google Patents

美容用、化粧用、またはケア用の製品を睫毛および/または眉毛に塗布するためのアプリケータ Download PDF

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Abstract

本発明は、美容用、化粧用、またはケア用の製品を睫毛および/または眉毛に塗布するための、長手方向軸(X)に沿って延びるコア(10)及びコア(10)によって担持され、複数の長手方向列(17、19、20)に配置されるスパイク(18、15、16)を有する成形されたアプリケータ部材(8)を有するアプリケータに関し、コア(10)の長手方向軸(X)周りの少なくとも2つのうち1つの長手方向列(17)内では、少なくとも1つのスパイク(16)は、その基部において補強され、補強部を有していないスパイク(15)間に延びる。

Description

本発明は、美容用、化粧用、またはケア用の製品、特にマスカラを睫毛および/または眉毛に塗布するためのアプリケータと、塗布される製品を収容する容器とアプリケータとを有するパッケージ化および塗布用具とに関する。
従来、容器には、アプリケータが容器から引き出されるとき、アプリケータのステムをしごく、しごき部材が備わっている。しごき部材の中の通過に関するアプリケータ部材の挙動は、しごき部材のリップの形状および性質、ならびにアプリケータ部材上の塗布要素の配置など、数多くの要因に左右される。
化粧を施すためのアプリケータ部材上に残される製品の量に関しては、妥協案を探らなくてはならない。アプリケータ部材を過剰にしごくと、アプリケータ部材に十分に載せられなくなり、ユーザは、容器の中にアプリケータを戻して浸すことを頻繁に強いられる。しごきが不足すると、過剰な製品が残され、取り扱いづらくなり、その結果、分離が乏しい睫毛の上に製品のダマが生じる可能性があり得る。
特許文献1、特許文献2、および特許文献3には、塗布要素がコアの一方の側にのみ位置付けられたアプリケータについて開示されており、前記塗布要素は、実質的に円柱形または円錐形の形状を有する本体によって覆われた基部から成る。
特許文献4には、アプリケータについて記載されており、ここでは、スパイクの長手方向列それぞれが、単純なスパイクと、幅広い基部を有し、かつ曲線経路に沿ってそれらの自由端に向かって狭くなるスパイクとの互い違いを有し、これらのスパイクは、コアの長手方向軸に対して垂直に延びる。
欧州特許出願公開第1070466号明細書 国際公開第01/05272号パンフレット 国際公開第01/05273号パンフレット 国際公開第2014/17442号パンフレット 国際公開第2006/090343号パンフレット
製品を睫毛および/または眉毛に塗布するためのアプリケータをさらに改善して、その性能を改善し、より具体的には製品をよりたっぷり含む範囲をアプリケータ部材上に生成するのを促進する必要があり、それにより、睫毛および/または眉毛を分離するための高い能力を維持すると同時に、容易に化粧を施すこと、ならびに睫毛および/または眉毛に迅速かつ潤沢に載せることが可能になる。
本発明は、この目的に合致することを目的とし、その態様のうちの1つによるその主題は、美容用、化粧用、またはケア用の製品を睫毛および/または眉毛に塗布するためのアプリケータであり、このアプリケータは、成形されたアプリケータ部材を有し、この成形されたアプリケータ部材は、
− 長手方向軸に沿って延びるコア、
− コアによって担持され、複数の長手方向列に配置されるスパイク
を有し、コアの長手方向軸周りの少なくとも2つのうち1つの長手方向列内では、少なくとも1つのスパイクは、その基部において補強され、補強部を有していないスパイク間に延びる。
本発明により、補強されるスパイクは、アプリケータが引き抜かれる間、曲がりにくく、これは、前記補強付きスパイクの領域においてコアのしごきを抑制するのに役立つ。これにより、アプリケータ部材において、具体的にはスパイクの列間および列におけるスパイク間のこれらの補強付きスパイク付近に、リザーバを形成する範囲を得ることが可能になり、前記範囲は、アプリケータがしごき部材を通過するときに、しごかれにくく、したがって、化粧を施すために、必要に応じて、製品の余剰分が、コアの全長に沿っておよびコアを中心として全面的に与えられる。この製品の余剰分により、睫毛および/または眉毛に、多量で満足のいく量の製品を最初の塗布から載せることが可能になる。
化粧を施す間、リザーバを形成するこれらの範囲は、睫毛および/または眉毛が前記範囲と接触するとき、その内容物が徐々に空になる。したがって、ユーザが、アプリケータを容器の中に挿入し直すことによってそのアプリケータにそれほど頻繁に載せ直さなくても、睫毛および/または眉毛には、適切に製品が載せられる。
その上、補強付きスパイクは、睫毛との追加の接触面積を生み出して、睫毛の上の製品を滑らかにし、睫毛を分離する一助となり得る。
補強部の高さおよび形状、ならびに補強付きスパイクの数および配置は、しごき後、アプリケータに製品が載せられるレベルを調整するために、アプリケータ部材の製造中に変更可能である。
「コアの長手方向軸(longitudinal axis of the core)」という表現は、コアの横断面の質量中心のすべてを結ぶ線を示す。長手方向軸は、具体的にはコアが、円形横断面または正多角形の全体形状における横断面を有するとき、コアの中心軸であっても、または対称軸であってもよい。コアの長手方向軸は、直線状であっても、または湾曲していてもよく、コアの横断面の一部、またはすべての対称平面であってもよい平面に含まれていることができる。好ましくは、コアの長手方向軸は、直線状である。
「スパイク(spike)」という用語は、睫毛および/または眉毛とかみ合うことを意図した個別化可能な突出要素を示す。
[補強付きスパイク]
好ましくは1つおきのスパイクは、長手方向列の長さの半分よりも多くに沿ってその基部において補強される。
同様に、好ましくは1つおきの長手方向列内では、1つおきのスパイクは、好ましくはコアの遠位端に最も近いスパイクは別として、有利にはその基部において補強され、コアの遠位端に最も近いスパイクは補強部なしのままの状態とすることができる。
1つの変形形態においては、複数の補強付きスパイクは、1つの同じ長手方向列内で互いの後に続く。
長手方向列内では、補強付きスパイクの数と、この列の中のスパイクの総数との比率は、1/3から3/4の間、さらに好ましくは、3/8から5/8の間とすることができる。
補強付きスパイクに隣接するスパイクは、補強部を有さないことができ、具体的には、2つのスパイクは、補強付きスパイクが属している周方向列内で、その補強付きスパイクに隣接し、2つの最も近いスパイクは、2つの隣接する長手方向列内にある。この構成は、アプリケータ部材において、補強部を有していないスパイクの列間、および列における、補強部を有していないスパイク間のこれらの補強付きスパイク付近に、リザーバを形成する範囲を得ることを可能にし、前記範囲は、アプリケータがしごき部材を通過するときに、しごかれにくい。「スパイクの周方向列(circumferential row of spikes)」、またはスパイクのクラウンは、コアの長手方向軸において、1つの、同じ軸位置を占めるスパイクによって形成される列を意味すると理解すべきである。
有利には、1つおきの周方向列は補強付きスパイクを有する。好ましくは、コアの近位端および遠位端における周方向列は、補強付きスパイクを有していない。
有利には、補強付きスパイクは、それらの基部において補強部を有し、この補強部は、補強付きスパイクの残りとは別個の一部を形成する補強付きスパイクの高さの一部のみにわたって延びる。
補強付きスパイクはショルダを有することができ、このショルダは、補強部を、補強付きスパイクの残りから区切る。このショルダは、スパイクの延伸軸に対して垂直に延びることができる。補強付きスパイクのショルダは、睫毛との追加の接触領域を生み出して、睫毛の上の製品を滑らかにし、睫毛を分離することを可能にする。
好ましくは、補強付きスパイクは、対応する補強部より上に、半円錐形または半角柱形の本体を有し、言い換えると、たとえば、第1の平坦面と、第2の丸いまたは角柱面とを有する。1つの変形形態においては、補強付きスパイクは、対応する補強部より上に、任意の他の形状、特に六角形の基部付きの、特に、回転対称の、円柱形もしくは先細りの、たとえば、円錐形の形状、または円錐台形もしくはピラミッド形の形状を有する本体を有する。
有利には、補強付きスパイクは、直線状の延伸軸に沿って延びる。
補強付きスパイクの補強部は、細長い形状の、好ましくは、コアの長手方向軸の方向に細長い横断面を有することができる。これにより、コアの長手方向軸の方向に作用する力に関する曲げ抵抗(bending resistance)を増大させることができ、これは、アプリケータが引き抜かれている間の場合である。補強付きスパイクの補強部は、コアに向かって大きさが増加する横断面を有することができる。
補強付きスパイクの補強部は、有利にはスパイクの延伸軸に対して垂直に取られた横断面を有し、それは、実質的には、長方形で、かつそれらの横断面の長い辺がそれに沿って延びる主軸に対して垂直な方向に前面から見たとき、不等辺四辺形の形態の輪郭である。一変形形態においては、補強付きスパイクの補強部は、前面から見て、何らかの他の形状、たとえば、三角形または長方形の輪郭を有する。
好ましくは、補強付きスパイクの補強部の横断面の長い辺がそれに沿って延びる主軸は、コアの長手方向軸に対して平行に配向される。1つの変形形態においては、この主軸は、コアの長手方向軸に関して斜めにまたは垂直に配向される。
有利には、補強付きスパイクの補強部は、それらの基部において他のスパイクと結合されていない。
補強部の高さは、補強付きスパイクの全高の半分未満とすることができる。「補強部の高さ(height of a reinforcement)」という表現は、スパイクの延伸軸に沿って、補強部の上面と、補強部をコアに連結するその基部との間で測定される距離を示す。「補強付きスパイクの全高(total height of a reinforced spike)」という表現は、スパイクの延伸軸に沿って、その自由端と、補強部をコアに連結する補強部の基部との間で測定される距離を示す。
各補強部の高さと、各補強部が補強するスパイクの全高との比率は、好ましくは、0.1から1.7の間、さらに好ましくは、0.3から1.4の間である。
補強部の高さは、コアの長手方向軸に沿って一定とすることができ、具体的には0.1mmから2.5mmの間、さらに好ましくは、0.17mmから1.55mmの間である。1つの変形形態においては、補強部の高さは、コアの長手方向軸に沿って、たとえば、1つ以上の長手方向列から別の列の長手方向列内で、および/あるいは1つの長手方向列によって変わる。
有利には、補強付きスパイクは、補強部を有していないスパイクと同じ高さである。
補強部の厚さは、0.35mmから1.2mmの間、さらに好ましくは、0.45mmから1mmの間とすることができ、具体的には、約0.85mmに等しい。「補強部の厚さ(thickness of a reinforcement)」という表現は、コアの長手方向軸に垂直な断面において、補強部の最大横断方向寸法を示す。
有利には、補強部の、それらの基部における幅は、コアの長手方向軸に沿って一定である。「補強部の、その基部における幅(width of a reinforcement at its base)」という表現は、補強部がコアに取り付けられている点において、コアの長手方向軸に沿う、断面での補強部の横断方向寸法を示す。補強部の、それらの基部における幅は、0.35mmから1.5mmの間とすることができ、たとえば、約0.85mmに等しい。
補強部の、それらの上面における幅は、0.3mmから1.2mmの間とすることができ、たとえば、約0.7mmに等しい。「補強部の、その上面における幅(width of a reinforcement at its top)」という表現は、補強部が補強するスパイクの残りに補強部が取り付けられている点において、コアの長手方向軸に沿う断面での補強部の横断方向寸法を示す。
[コアおよびスパイク]
有利には、スパイクは、コアから、コアの辺り一面に延びる。長手方向列の数は偶数とすることができる。スパイクの長手方向列は、総計で少なくとも8、特に16の列が存在し得、そのうちの8の長手方向列が補強付きスパイクを有する。
好ましくは、長手方向列は、直線状である。好ましくは、各長手方向列の軸は、コアの長手方向軸に対して平行である。
好ましくは、各長手方向列は、続く長手方向列に対して軸方向にオフセットされる。「長手方向列を軸方向にオフセットする(axially offset longitudinal rows)」という表現は、これらの列における同じ階層のスパイクが、コアの長手方向軸に沿って同じ位置を占めないことを意味すると理解すべきである。
補強付きスパイクを有していない長手方向列における同じ階層のスパイクはすべて、コアの長手方向軸に沿って同じ軸位置を占めることができる。
補強付きスパイクを有する長手方向列における同じ階層の補強付きスパイクはすべて、コアの長手方向軸に沿って同じ軸位置にあってよい。
2つの隣接する長手方向列におけるスパイクは、それらの基部において、結合されていなくてよい。
1つの、同じ長手方向列内では、階層nとn+1との2つのスパイク間の間隔は、2つのスパイクの2つのそれぞれの中央平面間で、列の長手方向軸に沿って測定され、0.5mmから2.5mmmの間、さらに好ましくは、1mmから2mmの間とすることができ、特に約1.7mmに等しい。
補強付きスパイクを有する1つの同じ長手方向列内では、一方が補強され他方が補強されていない階層nとn+1の2つのスパイク間の隔たりは、補強部の基部と、隣接するスパイクの基部との間の列の長手方向軸に沿って測定され、0.3mmから2mmの間、さらに好ましくは、0.7mmから1.4mmの間とすることができ、具体的には、約1mmに等しい。
補強付きスパイクを有していない1つの同じ長手方向列内では、階層nとn+1の2つのスパイク間の隔たりは、互いに向き合うスパイクの2つの基部間の列の長手方向軸に沿って測定され、0.3mmから2mmの間、さらに好ましくは、0.9mmから1.7mmの間とすることができ、特に約1.2mmに等しい。
スパイクの埋込みは、スパイクの2つの連続したクラウンのスパイク間のコアの長手方向軸に関する角度オフセットαが非ゼロになるように、好ましくは、1つの同じクラウンの中の2つの連続したスパイク間の角度ピッチβの半分に等しくなるようにすることができる。
少なくとも1つのスパイクは、スパイクがコアに取り付けられる点において、コアの表面に垂直な延伸軸に沿ってコアから延び得る。好ましくは、スパイクはそれぞれ、スパイクがコアに取り付けられる点において、コアの表面に垂直な延伸軸に沿ってコアから延びる。この延伸軸は、放射状とすることができる。スパイクが取り付けられているコアの表面は、回転対称の表面とすることができる。
一変形形態においては、スパイクの延伸軸は、スパイクがコアに取り付けられる点において、コアの表面と90°以外の角度を形成する。
少なくとも1つのスパイク、さらに好ましくは、各スパイクまたは大多数のスパイクの高さはコアから測定され、0.5mmから3.5mmの間、さらに好ましくは0.75mmから2mmの間とすることができる。
好ましくは、スパイクの高さは、たとえばコアの長手方向軸に沿って単調な形で変動する。1つの長手方向列内では、好ましくは、スパイクの高さは、コアの遠位端の方向に、具体的にはアプリケータ部材の可視長の少なくとも半分に沿って減少する。1つの変形形態においては、スパイクの高さは、コアの長手方向軸に沿って一定である。
有利には、補強部を有していない長手方向列におけるスパイクは、円錐形の形状を有する。変形形態においては、前記スパイクは、任意の形状、具体的には六角形の基部付きの、具体的には円柱形または先細り形、半円錐形、円錐台形、またはピラミッド形の形状を有する。さらなる変形形態においては、スパイクは前面から見て非対称の形状および外側に凸状の縁部を有し、コアから離れるその高さの少なくとも一部にわたって細くなり、前記凸状縁部に向かって減少する幅を有する。
補強部を有していない長手方向列におけるスパイクの横断面は、実質的には、円形、半円形(半月形と称される)、楕円形もしくは半楕円形の形状を有することができ、またはたとえば、多角形、特に六角形であってもよい。
補強部を有しておらず、補強付きスパイクを有する長手方向列に属するスパイクは、有利には、その列における前記補強付きスパイクの、補強部より上の本体と同じ全体形状を有し、具体的には、半円錐形の形状を有する。
補強部を有しておらず、補強付きスパイクを有する長手方向列に属するスパイクの横断面は、有利には、半円形の形状(半月形と称される)を有する。
補強付きスパイクを有する長手方向列内では、これらの列内のスパイクがすべて、半円錐形の形状を有する場合においては、有利には、各スパイクの平坦面は、コアの長手方向軸周りの同じ周方向に配向される。
少なくとも1つのスパイクは、丸い、具体的には半球形の自由端によって終端され得、その曲率半径は、0.05mmから0.2mmの間とすることができ、たとえば、約0.15mmに等しい。
アプリケータ上のいくつかのスパイク、具体的には、補強部を有していない長手方向列に属するスパイクは、0.2mmから0.85mmの間、さらに好ましくは、0.45mmから0.75mmの間の厚さを有することができ、前記厚さは、具体的には、約0.5mmに等しい。「スパイクの厚さ(thickness of a spike)」という表現は、スパイクの延伸軸およびコアの長手方向軸に垂直な断面において、スパイクの最大横断方向寸法を示す。
補強部を有しておらず、補強付きスパイクを有する長手方向列に属するスパイクの厚さは、具体的には、補強部を有しておらず、補強付きスパイクを有する長手方向列に属するスパイクが半円錐形の形状を有する場合においては、補強部を有していない長手方向列に属するスパイクの厚さの半分に等しくてよい。
補強部を有していないスパイクは、0.2mmから0.8mmの間、さらに好ましくは、0.35mmから0.65mmの間の幅を有することができ、前記幅は、具体的には、約0.5mmに等しい。「スパイクの幅(width of a spike)」という表現は、コアの長手方向軸に沿う断面において、スパイクの最大横断方向寸法を示す。
アプリケータ部材のスパイクの自由端は、アプリケータ部材の包絡表面を画定し、この包絡表面は、たとえば、その長さの少なくとも一部に沿う回転円柱の形態にある。
アプリケータ部材の包絡表面は、アプリケータ部材の長さの少なくとも一部に沿って、具体的にはスパイクを担持するコアの半分を超える一部に沿って、実質的に一定である最大横断方向寸法を有することができる。
包絡表面はまた、アプリケータ部材の長さのすべてまたは一部に沿って変動する横断面を有することができる。包絡表面の横断面は、たとえば、1つまたは複数の極点、たとえば、少なくとも1つの局所最小点と2つの局所最大点とを有することができる。最小高さのスパイクの上面を通る包絡表面の直径は、4mmから7.5mmの間とすることができ、たとえば、約5.5mmに等しい。最大高さのスパイクの上面を通るアプリケータ部材の包絡表面の直径は、6.5mmから12mmの間とすることができ、たとえば、約7.7mmに等しい。
コアは、任意の、具体的には円形の形状を有する、その長手方向軸に垂直に取られる横断面を有することができる。コアの最大横断面、つまり、コアの横断面が円形の形状を有する場合におけるその直径は、1.8mmから3.2mmの間とすることができ、具体的には約2.8mmに等しい。
コア、スパイク、および補強部と、補強付きスパイクの本体とは、1つの、同じ材料から成形され得、または一変形形態においては、それらは、少なくとも2つの相異なる材料から作製され得る。
好ましくは、コアならびに/またはスパイクおよび/もしくは補強部は、熱可塑性材料、具体的にはエラストマ熱可塑性材料で作製される。
[アプリケータ]
アプリケータは、第1の端部においてアプリケータ部材を担持しており、第2の端部において把持部材に固定されている、ステムを有することができる。
コアは、中実とすることができ、たとえば、アプリケータのステムに固定するための端部片とともに成形される。
アプリケータ部材は、スナップ留め、接着剤接合、溶着、圧着、加圧、ステープリング、圧力嵌め、低温状態での嵌合、または高温状態での嵌合によって、たとえば、ステムの中の筐体に実装されるアプリケータ部材の端部片によって、ステムに固定され得る。一変形形態においては、ステムは、コアに設けられる筐体において受け入れられる。
また、ステムおよびアプリケータ部材を、一体に、同じ熱可塑性材料から成形することも、または成形しないことも可能である。
スパイクおよび/またはその補強部は、コアが取り付けられているアプリケータのステムを製作するのに使用される材料よりも高剛性または低剛性の材料で作製され得る。
コアは、長手方向軸に沿って延びることができ、その長手方向軸は、その長さに沿って少なくとも1つの点において、コアが固定されるステムの長手方向軸と非ゼロ角度を形成する。アプリケータ部材は、ステムへのその取付け時に角度付けされ得る。
ステムは、第1の剛性部分を有することができ、この第1の剛性部分は、アプリケータ部材を担持する、たとえばエラストマ製の、第2のより可撓性を有する部分によって遠位側において延びている。
アプリケータ部材の可視長は、15mmから35mmの間、さらに好ましくは、22mmから29mmの間とすることができ、たとえば、約24.5mmに等しい。
アプリケータは、108個から600個のスパイク、たとえば、128個から256個のスパイクを有することができる。
ステムを起点とするコアの長手方向軸に沿って最初のスパイクは、コアの近位端から非ゼロ、具体的には0.2mmから0.7mmの間の距離において配置され得る。ステムを起点とするコアの長手方向軸に沿って最後のスパイクは、コアの遠位端から非ゼロ、具体的には0.25mmから0.9mmの間の距離において配置され得る。
[塗布用具]
本発明のさらなる主題は、製品をパッケージ化し、睫毛および/または眉毛に塗布するための用具であり、この用具は、上に定義される、本発明によるアプリケータと、塗布されることになる製品を収容する容器とを有する。
アプリケータの把持部材は、容器を閉じるためのキャップを形成することができる。
好ましくは、容器は、ステムおよびアプリケータ部材をしごくのに適している、しごきリップを有するしごき部材を有する。
コアの長手方向軸をその中心として有しており、コアの長手方向軸に垂直な横断面において補強部の上面を通る、外接円の直径と、しごき部材のリップによって画定される開口部の直径との比率は、0.7から1.45の間とすることができる。
好ましくは、製品は、マスカラである。
本発明は、その限定していない実装形態例の以下の詳細な説明を読むことにより、および添付の図面を参照すると、より良く理解され得る。
本発明により製作される例示的なパッケージ化/塗布用具の、部分的に長手方向断面における概略的立面図である。 図1からのアプリケータ部材の、それ自体における透視図である。 図2からのアプリケータ部材の詳細を示す図である。 図2からのアプリケータ部材の詳細を示す図である。 図2からのアプリケータ部材の詳細のIII〜IIIに沿った断面図である。 図2からのアプリケータ部材の詳細のIV〜IVに沿った断面図である。 図2からのアプリケータ部材のV〜Vに沿った断面図である。 本発明のよるアプリケータ部材のコアの表面におけるスパイクのうちの一部の配置を示す平面展開図である。
図1は、本発明により製作されるパッケージ化/塗布用具1を示し、このパッケージ化/塗布用具1は、アプリケータ2と、睫毛および/または眉毛に塗布されることになる製品P、たとえば、マスカラまたはケア用製品を収容する関連の容器3とを有する。
容器3は、本例においては、ねじ山付きネック4を有し、アプリケータ2は、容器3をそれが使用されていないときに封止された形で閉じるようにするために、ネック4において固定されるように設計されているクロージャキャップ5を有し、クロージャキャップ5はまた、アプリケータ2に対する把持部材を形成する。
アプリケータ2は、長手方向軸Yのステム7を有し、このステム7は、その上方端においてクロージャキャップ5に、およびその下方端においてアプリケータ部材8に取り付けられている。アプリケータ部材8は、コア10を有し、このコア10は、コア10から、コア10を中心として全面的に延びるスパイク18、15および16を担持する。図2においてわかるように、ステム7を起点とするコア10の長手方向軸Xに沿って最初のスパイク18は、コアの近位端11から非ゼロ、たとえば、約0.51mmに等しい距離dにおいて配置される。ステム7を起点とするコア10の長手方向軸Xに沿って最後のスパイク15は、コア10の遠位端12から非ゼロ、たとえば、約0.55mmに等しい距離dにおいて配置される。
容器3はまた、ネック4の中に挿入されるしごき部材6を有する。
このしごき部材6は、任意の適切なタイプのものとすることができ、本例においては、アプリケータ2が容器3から引き出されるとき、ステム7およびアプリケータ部材8をしごくように設計されているリップを有する。リップは、直径をステム7の直径に適合させたしごき開口部6aを画定する。しごき部材6は、エラストマで作製され得る。しごき開口部6aは、たとえば、円形の形状を有する。
しごき開口部6aの直径φaは、通常、3mmから5.5mmの間であり、たとえば、約4.5mmまたは5mmである。
示されている例においては、ステム7は、円形の横断面を有するが、ステム7が何らかの他の断面を有する場合には、これは、本発明の範囲から逸脱するものではなく、必要に応じて、ねじ締め以外の何らかのやり方で、容器3上のキャップ5を固定することが可能である。しごき部材6は、適宜、ステム7の形状およびアプリケータ部材8の形状に適合される。
好ましくは、本例のように、ステム7の長手方向軸Yは直線状であり、アプリケータ2がその上の定位置にあるときには、容器3の長手方向軸と一致するが、ステム7が直線状ではなく、たとえば、エルボを形成する場合、これは、本発明の範囲から逸脱するものではない。
必要であれば、ステム7は、格納中にしごき部材6に過度に機械的応力を加えないために、しごき部材6のリップに対向して位置決めされるその部分において、環状の狭窄部を有することができる。
図2に示されているように、アプリケータ部材8は、ステム7の対応する筐体にそれを固定するための端部片9を有することができる。
アプリケータ部材8は、任意の手段によって、具体的には圧力嵌め、スナップ留め、接着剤結合、溶着、ステープリング、または圧着によって、ステム7のこの筐体に固定され得る。
図2を参照すると、コア10は、説明される例においては直線状である長手方向軸Xに沿って長細い形状を有することがわかる。長手方向軸Xは、例示されているように、中心にあることができる。
アプリケータ部材8の可視長Hは、たとえば、24.5mmに等しい。
示されている例においては、スパイク18、15および16はそれぞれ、スパイクがコア10に取り付けられている点において、コアの表面に垂直な延伸軸Wに沿ってコア10から延びる。
具体的には図2においてわかるように、1つおきの長手方向列17内では、1つおきにスパイク16が、補強部なしのままの状態であるコア10の遠位端12に最も近いスパイクは別として、その基部において補強され、補強部を有していない2つのスパイク15間に延びる。有利には、コア10の近位端11および遠位端12に位置付けられた周方向列は、補強付きスパイク16を有していない。
図6においてわかるように、補強付きスパイク16は、このように有利には補強部を有していない6つのスパイク18、15によって取り囲まれ、2つのスパイク15は、補強付きスパイクが属するスパイクのクラウン21内で補強付きスパイクに隣接し、2つのスパイク18はそれぞれ、2つの隣接する長手方向列19および20に属する。
好ましくは、説明されている例にあるように、スパイクの1つおきのクラウン21は、補強付きスパイク16を有する。
スパイク18、15および16は、図2および図6においてわかるように、複数の直線状の長手方向列17、19、20に、アプリケータ部材8において配置され得、スパイクの各長手方向列17は、隣接する長手方向列19に対して軸方向にオフセットされる。
補強部を有していない、各長手方向列におけるスパイク18は、有利にはすべて、図6に例示されているように、たとえば、長手方向列19と20との間のコア10の長手方向軸Xに沿って同じ軸位置を占める。補強付きスパイクを有する1つおきの長手方向列における補強付きスパイク16はすべて、コア10の長手方向軸Xに沿って同じ軸位置にあってよい。
当該例においては、長手方向列の数は、偶数であり、たとえば、16に等しく、そのうちの8の長手方向列は、補強付きスパイク16を有する。
好ましくは、補強付きスパイク16は、直線状の延伸軸Wに沿って延び、有利には、それらの高さの一部のみにわたって延びるそれらの基部16aにおいて、補強部13を有する。
有利には、補強付きスパイク16は、補強部13を、補強付きスパイクの残りと境界付けするショルダ16eを有する。
図面からわかるように、補強付きスパイク16は、対応する補強部13より上に半円錐形の形状を有する本体16bを有する。
補強付きスパイク16の補強部13は、具体的には、図6において見て取れる、細長く、実質的には、長方形の形状を有する横断面を有することができる。それらの横断面の長い辺13aがそれに沿って延びる軸Zに対して垂直な方向に前面から見たとき、補強部13は、図3において見て取れる、不等辺四辺形の形態の輪郭を有し、それらの横断面は、コア10に向かって大きさが増加する。好ましくは、補強付きスパイク16の補強部13の横断面の長い辺13aがそれに沿って延びる軸Zは、コア10の長手方向軸Xに対して平行に配向される。
図2Bにおいてわかるように、補強部13を前面から見たとき、補強部13の横方向側面13gは、丸み部13bによって、補強部の前面13fに取り付けられ得る。横方向側面13gは、前面13fのように平坦である。
図6に示されているように、各補強付きスパイク16の本体16bは、補強部13と一致して、かつスパイク16の平坦面16dの側における補強部13より上に延びることができる。反対側においては、本体16bは、補強部13より上に補強部13との入れ込み幅dを形成することができる。幅dは、たとえば、0.05mmから0.65mmの間である。1つの変形形態においては、補強付きスパイク16の本体16bは、補強部13より上に補強部13との入れ込みを形成しない。
当該例においては、補強部13の高さhは、図3において示されているように、補強付きスパイク16の全高hの半分未満である。
各補強部13の高さと、補強部13が補強するスパイク16の全高との比率h/hは、0.1から1.7の間、さらに好ましくは、0.3から1.4の間である。
補強部13の高さhは、説明されている例のように、コア10の長手方向軸Xに沿って一定であり、たとえば、0.1mmから2.5mmの間、さらに好ましくは、0.17mmから1.55mmの間とすることができる。図示していない一変形形態においては、補強部13の高さhは、コア10の長手方向軸Xに沿って、たとえば、1つまたは複数の長手方向列17内で、および/あるいはある長手方向列ごとに変わる。
有利には、補強付きスパイク16は、補強部を有していないスパイク18、15と同じ高さである。
図6に見て取れる補強部13の厚さeは、0.45mmから1.5mmの間とすることができ、たとえば、約0.85mmに等しい。
有利には、補強部13の、それらの基部13aにおける幅lは、コア10の長手方向軸Xに沿って一定である。補強部13の、それらの基部13aにおける幅lは、0.35mmから1.5mmの間とすることができ、たとえば、約0.85mmに等しい。
補強部13の、それらの上面13cにおける幅lは、0.3mmから1.2mmの間とすることができ、たとえば、約0.7mmに等しい。
コア10の長手方向軸Xをその中心として有しており、補強部13の上面13cを通る、外接円の直径φと、しごき部材6のリップによって画定される開口部6aの直径φとの比率φ/φは、0.7から1.45の間とすることができる。
スパイク18および15は、様々な形状を有することができる。当該例において、かつ、特に図4においてわかるように、補強部を有していない長手方向列に属するスパイク18は、円錐形の形状を有する。特に図2においてわかるように、補強部を有しておらず、補強付きスパイク16を有する長手方向列に属するスパイク15は半円錐形の形状を有し、有利には、各スパイクの平坦面は同じ周方向に配向される。
2つの隣接する長手方向列17、19におけるスパイク18、15、および16は、図2Aにおいてわかるように、それらの基部において結合されていなくてよい。有利には、補強付きスパイク16の補強部13のうちのどれも、それらの基部において結合されていない。
図2においてわかるように、スパイク18、15および16の高さは、コア10の長手方向軸Xに沿って変動することができる。高さは、コア10の遠位端12に向かって減少して、容器3への挿入を容易にすることができる。
補強部を有していないスパイク18、15の高さhは、0.5mmから3.5mmの間、さらに好ましくは、0.75mmから2mmの間とすることができる。
図5を参照すると、最小高さのスパイク18、15および16によって形成される包絡表面の直径φは、4mmから7.5mmの間とすることができ、たとえば、約5.5mmに等しい。最大高さのスパイク18、15および16によって形成されるアプリケータ部材8の包絡表面の直径φは、6.5mmから12mmの間とすることができ、たとえば、約7.7mmに等しい。
補強部を有していない長手方向列に属するスパイク18の厚さeは、0.45mmから0.75mmの間とすることができ、当該例にあるように、たとえば、約0.5mmに等しい。
補強部を有しておらず、補強付きスパイク16を有する長手方向列に属するスパイク15の厚さeは、具体的には、補強部を有しておらず、補強付きスパイク16を有する長手方向列に属するスパイク15が半円錐形の形状を有する場合には、補強部を有していない長手方向列に属するスパイク18の厚さeの半分に等しくてよい。
補強部を有していないスパイク18、15の幅lは、0.2mmから0.65mmの間とすることができ、たとえば、約0.5mmに等しい。
図5においてわかるように、スパイク18、15および16の埋込みは、スパイク18、15および/または16の2つの連続したクラウン21と22であって、それぞれがコア10の長手方向軸X上の1つの、同じ軸位置を占めるスパイク18、15および/または16によって形成されるクラウン21と22との間のコア10の長手方向軸Xに関する角度αが非ゼロになるように、たとえば、クラウンの中の2つの連続したスパイク間の角度ピッチβの半分に等しくなるようにすることができる。
1つの、同じ長手方向列17または19内では、2つの連続したスパイク18または15および16間の間隔Sは、1mmから2mmの間とすることができ、たとえば、説明されている例のように、1.7mmに等しい。
補強部13を有するスパイク16を有する1つの、同じ長手方向列17内では、一方の16が補強部13を有し、他方の15が補強部13を有していない、階層nとn+1の2つのスパイク間の隔たりSは、補強部13の基部13aと、隣接するスパイク15の基部15aとの間で測定され、0.7mmから1.4mmの間とすることができ、たとえば、約1mmに等しい。
補強部を有するスパイクを有していない1つの、同じ長手方向列19内では、階層nとn+1の2つのスパイク18間の隔たりSは、互いに向き合うスパイク18の2つの基部18a間で測定され、0.9mmから1.7mmの間とすることができ、たとえば、約1.2mmに等しい。
本例においては、スパイク18、15および16の自由端28は、アプリケータ部材8の包絡表面Sを画定し、この包絡表面Sは、コア10の長手方向軸Xと一致している直線状の長手方向軸を有し、前記軸Xを中心として回転対称である。
スパイク18、15、16および補強部13は、本例においては、熱可塑性材料を成形することによってコア10と一体に作製される。
アプリケータ部材8を成形するには、相対的に高剛性であってもまたはなくてもよい任意の熱可塑性材料、たとえば、SEBS、シリコーン、ラテックス、滑りを改善した材料、ブチル、EPDM、ニトリル、熱可塑性エラストマ、ポリエステルエラストマ、ポリアミドエラストマ、ポリエチレンエラストマ、またはビニルエラストマ、PEもしくはPP、PVC、EVA、PS、SEBS、SIS、PET、POM、PU、SAM、PAもしくはPMMAなどのポリオレフィンを用いることができる。また、たとえばアルミナベースのセラミック、たとえばユリアホルムアルデヒドタイプの樹脂、および可能性としては、フィラーとしてグラフファイトを含んだ材料を使用することも可能である。具体的にはTeflon(登録商標)、Hytrel(登録商標)、Cariflex(登録商標)、Alixine(登録商標)、Santoprene(登録商標)、Pebax(登録商標)、およびPollobas(登録商標)という商標名の下、知られている材料を使用することが可能であり、このリストは、限定的ではない。
用具1を使用するには、ユーザは、クロージャキャップ5を捩じって外し、容器3からアプリケータ部材8を引き出す。
一旦、アプリケータ部材8がしごき部材6を通過すると、特定の量の製品Pが、補強部13を有するスパイク16の周りに残存し、それにより、補強付きスパイク16は、しごき部材6を通過中、それらの基部において曲がらず、コア10の全長に沿って、すべての側面において製品Pのリザーバが生まれ、製品Pを睫毛および/または眉毛に満足のいく形で載せることが可能になる。
もちろん、本発明は、説明したばかりの例示的な実施形態に限定するものではない。
アプリケータ部材8は、振動可能であってよく、言い換えれば、たとえば、特許文献5に記載されているように、製品Pの塗布、コーミング、または取出しの間、それに振動を加えることが可能である。
さらなる変形形態においては、アプリケータ部材8は、回転可能であってよく、言い換えれば、たとえば、製品Pの塗布、コーミング、または取出しの間、コア10の長手方向軸Xを中心として回転運動を行うように作製され得る。
さらなる変形形態においては、アプリケータ部材8は、加温されてもよく、言い換えれば、ケラチン繊維、睫毛および/もしくは睫毛、ならびに/またはアプリケータ部材8のスパイク18、15、16および/もしくはコア10および/もしくは補強部13を加温するための加温要素を有することが可能である。
また、アプリケータ部材8は、振動可能、回転可能、および加温可能にすること、または振動可能および回転可能にのみすること、または振動可能および加温可能にのみすること、または回転可能および加温可能にのみすること、または振動可能にのみすること、もしくは回転可能にのみすること、もしくは加温可能にのみすることも可能である。
アプリケータ部材8は、銀塩、銅塩、保存料、および製品Pについての少なくとも1つの保存料などの任意の殺菌剤を含むことができる。
さらには、コア10および/またはスパイク18、15、16および/または補強部13は、粒子、たとえば、フィラー、具体的には磁気性、静菌性、または水分を吸収する化合物、そうでなければスパイク18、15、16のおよび/または補強部13の表面に粗さを作り出すこと、または睫毛および/もしくは眉毛がスパイクおよび/もしくは補強部に対して滑らかに動くのを助けることを意図した化合物を含むことができる。コア10およびスパイク18、15、16および補強部13のうちの少なくとも一方は、植毛加工され、または任意の熱もしくは機械的な処理を受けることが可能である。
「1つを有する(having a)」という表現は、「少なくとも1つを有する(having at least one)」と同義であると理解すべきであり、「間(between)」は、逆に指定されない限り、境界値を含んでいると理解される。
1 パッケージ化/塗布用具
2 アプリケータ
3 容器
4 ネック
5 クロージャキャップ
6 しごき部材
6a しごきオリフィス
7 ステム
9 端部片
8 アプリケータ部材
10 コア
11 近位端
12 遠位端
13 補強部
13a 基部、辺
13b 丸み部
13c 上面
13g 横方向側面
13f 前面
15 スパイク
15a 基部
16 補強付きスパイク、スパイク
16a 基部
16b 本体
16d 平坦面
16e ショルダ
17、19、20 長手方向列
18 スパイク
18a 基部
21、22 クラウン
高さ
高さ
全高
/h 比率
φ/φ 比率
φ 直径
φ 直径
φ 直径
φ 直径
入れ込み幅
距離
距離
厚さ
厚さ



α 角度
β 角度ピッチ
H 可視長
P 製品
S 包絡表面
隔たり
間隔
隔たり
W 延伸軸
X 長手方向軸
Y 長手方向軸
Z 軸

Claims (18)

  1. 美容用、化粧用、またはケア用の製品(P)を睫毛および/または眉毛に塗布するためのアプリケータ(2)であって、
    −長手方向軸(X)に沿って延びるコア(10)、および
    −前記コア(10)によって担持され、複数の長手方向列(17、19、20)に配置されるスパイク(18、15、16)
    を有する成形されたアプリケータ部材(8)を備えるアプリケータ(2)において、
    前記コア(10)の前記長手方向軸(X)周りの少なくとも2つのうち1つの長手方向列(17)内では、少なくとも1つのスパイク(16)が、前記スパイク(16)の基部(16a)において補強されるとともに、補強部を有していないスパイク(15)間に延びる、アプリケータ(2)。
  2. 2つのうち1つのスパイク(16)が、前記長手方向列(17)の長さの半分よりも多くに沿って、前記スパイク(16)の基部において補強される、請求項1に記載のアプリケータ。
  3. 補強付きスパイク(16)に隣接する前記スパイクが、補強部を有しておらず、特に、2つの隣接するスパイク(15)は、前記補強付きスパイク(16)が属するスパイクのクラウン(21)内にあり、2つの最も近いスパイク(18)は、前記2つの隣接する長手方向列(19、20)内にある、請求項1または2に記載のアプリケータ。
  4. 前記補強付きスパイク(16)の補強部(13)が、細長い形状の、特に前記コア(10)の前記長手方向軸(X)の方向に細長い横断面を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  5. 前記補強付きスパイク(16)の前記補強部(13)が、前記コア(10)に向かって大きさが増加する横断面を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  6. 前記補強付きスパイク(16)の前記補強部(13)が、前記補強付きスパイク(16)の高さ(h)の一部のみにわたって延びる、請求項1から5のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  7. 前記補強付きスパイク(16)が、対応する前記補強部(13)より上に半円錐形の本体を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  8. 前記補強付きスパイク(16)が、前記補強部(13)を、前記補強付きスパイクの残りと区切るショルダを有する、請求項1から7のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  9. 前記補強部(13)の高さ(h)が、前記補強付きスパイク(16)の全高(h)の半分未満である、請求項1から8のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  10. 各補強部の高さと、前記各補強部が補強する前記スパイクの全高との比率(h/h)は、0.1から1.7の間、さらに好ましくは、0.3から1.4の間である、請求項1から9のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  11. 前記補強部(13)の高さ(h)が、前記コア(10)の前記長手方向軸(X)に沿って一定であり、特に、0.1mmから2.5mmの間、さらに好ましくは、0.17mmから1.55mmの間である、請求項1から10のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  12. 前記補強付きスパイク(16)が、補強部を有していない前記スパイク(18、15)と同じ高さである、請求項1から11のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  13. 補強部を有していない前記長手方向列における前記スパイク(18)が、円錐形の形状を有する、請求項1から12のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  14. 1つの長手方向列(17、19、20)内では、前記スパイク(18、15、16)の高さは、前記コア(10)の遠位端(12)の方向に、特に前記アプリケータ部材(8)の長さの少なくとも半分に沿って減少する、請求項1から13のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  15. 前記スパイク(18、15、16)は、前記スパイク(18、15、16)が前記コア(10)に取り付けられる点において、前記コア(10)の表面に対して垂直な延伸軸(W)に沿って、前記コア(10)から延びる、請求項1から14のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  16. 前記補強付きスパイク(16)の前記補強部(13)が、前記コア(10)と共に成形され、かつ前記コア(10)と同じ材料から成形される、請求項1から15のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  17. 前記スパイク(18、15、16)が、スパイクのクラウン(21、22)に沿って、前記コア(10)の前記長手方向軸(X)を中心として配置され、前記コア(10)の前記長手方向軸(X)に沿う2つの連続したクラウン(21、22)が、非ゼロの、具体的には、クラウンの前記スパイク(18)間の角度ピッチ(β)の半分に等しい角度(α)によって角度的にオフセットされる、請求項1から16のいずれか一項に記載のアプリケータ。
  18. 製品(P)をパッケージ化し、睫毛および/または眉毛に塗布するための用具(1)であって、請求項1から17のいずれか一項に記載のアプリケータ(2)と、前記製品(P)を収容する容器(3)とを有する、用具。
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