JP2017531659A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 血液因子と、生体適合性親水性ポリマーで誘導体化された０．５〜２０モル％の両親媒性脂質を含有するコロイド粒子と、を含み、
   前記血液因子が前記コロイド粒子に封入されていない、皮下投与用医薬組成物。
2. 前記コロイド粒子が実質的に中性であり、および前記ポリマーが実質的に正味の電荷を有さない、請求項１に記載の医薬組成物。
3. 前記コロイド粒子が、０．０３〜０．４ミクロン（μｍ）の平均粒径を有する、請求項１または２に記載の医薬組成物。
4. 前記両親媒性脂質が天然源または合成源由来のリン脂質である、請求項１〜３のいずれかに記載の医薬組成物。
5. 前記両親媒性脂質がカルバメート結合非荷電性リポポリマーである、請求項１〜３のいずれかに記載の医薬組成物。
6. 前記コロイド粒子が、天然源または合成源のいずれかから得られた第２の両親媒性脂質をさらに含む、請求項１〜５のいずれかに記載の医薬組成物。
7. 前記コロイド粒子が、パルミトイル−オレオイルホスファチジルコリン（ＰＯＰＣ）および１，２−ジステアロイル−ｓｎ−グリセロ−３−ホスホエタノール−アミン（ＤＳＰＥ）を、（ＰＯＰＣ：ＤＳＰＥ）＝８５〜９９：１５〜１の比で含む、請求項６に記載の医薬組成物。
8. コレステロールが前記組成物に補充される、請求項６に記載の医薬組成物。
9. 前記生体適合性親水性ポリマーが、ポリアルキルエーテル、ポリ乳酸およびポリグリコール酸からなる群より選択される、請求項１〜８のいずれか１項に記載の医薬組成物。
10. 前記ポリエチレングリコールが５００〜５０００ダルトンの分子量を有する、請求項９に記載の医薬組成物。
11. 前記誘導体化された両親媒性脂質が、１，２−ジステアロイル−ｓｎ−グリセロ−３−ホスホエタノール−アミン−Ｎ−［ポリ−（エチレングリコール）］である、請求項９または１０に記載の医薬組成物。
12. 前記血液因子タンパク質またはポリペプチドが、第ＶＩＩＩ因子、第ＶＩＩａ因子、第ＶＩＩ因子、第ＩＸ因子、第Ｘ因子、第Ｘａ因子、第ＸＩ因子、第Ｖ因子、第ＸＩＩ因子、第ＸＩＩＩ因子、フォン・ヴィレブランド因子（ｖＷＦ）、プロトロンビンもしくはプロテインＣおよび／またはそれらのフラグメントからなる群より選択される、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の医薬組成物。
13. 前記組成物が、他の治療的に活性な化合物をさらに含む、請求項１〜１２のいずれか１項に記載の医薬組成物。
14. 血液凝固疾患または外傷の治療のために使用される、請求項１〜１３のいずれか１項に記載の医薬組成物。
15. 血液因子に対する抗体ができている患者に皮下投与されることによって使用される、請求項１４に記載の医薬組成物。