JP2017528662A - 媒体を調量して分配する装置用のケーシングならびにケーシングにおいて使用するための調量ユニット - Google Patents

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Abstract

実施の形態は、材料としてプラスチックを有している、媒体を調量して分配する装置用のケーシング(1)に関する。

Description

態様は、媒体を調量して分配する装置用のケーシングならびにケーシングにおいて使用するための調量ユニットに関する。
技術の多くの分野において、媒体を調量して分配する装置が使用される。このような媒体は、液体または気体、たとえば圧縮空気、潤滑剤、洗剤、インク、液圧媒体および/または等々であってよい。相応する装置は、たとえば潤滑システム、充填機、クリーニングシステム、液圧システム、空圧システムおよび/または等々であってよい。装置の別の例は、中央潤滑システムの慣用的にピストン分配器とも呼ばれる計量弁(Zumessventil)である。
従来のピストン分配器または計量弁は、大抵の場合、たとえば亜鉛またはアルミニウム、鋼、真鍮または混合された成分から成るダイカスト材料または押出し異形材、半製品等から成っており、製造プロセスにおいて数多くの必要な加工ステップを有している。この加工ステップには、大抵の場合、シリンダ面の精密加工ならびに多数のねじ山の切削が含まれる。これらの加工ステップは今日、高度に自動化されて行われるが、製造は比較的手間のかかるものであり得る。この従来のコンセプトでは、場合によっては、実証された調量技術を維持しつつ製造コストをさらに減じることはもはや可能ではない。さらに変形加工プロセスに続く加工ステップは頻繁に、発生する切り屑およびばりを確実に排出するために、高められたクリーニング手間を必要とする。
これらの難点は、別の媒体を調量して分配する装置においても発生し得る。
さらには、調量して分配する従来の装置は、しばしば高い重量を有している。可動の機械、たとえば農耕機および建造機械における使用時に、中央潤滑システムの総重量の減少は、達成すべきCO2削減に関して大概の場合に期待されている。
したがって、媒体を調量して分配する装置の製造を改善すると同時に、比較可能な構造サイズにおいて装置の重量を減じる需要が生じている。独立請求項に記載のケーシングならびに調量ユニットはこの需要を考慮している。
態様は、媒体を調量して分配する装置用のケーシングに関する。この場合、ケーシングは材料としてプラスチックを有している。材料としてプラスチックが使用されることにより、幾つかの態様では、ケーシングは比較可能な構造サイズにおいて、小さな重量を有することができ、場合によっては簡単な形式で製造され得る。
補足的には、ケーシングが、幾つかの態様において少なくとも1つの流入部を有している。この流入部は、媒体が、ポンプをも含み得るリザーバからケーシング内に流入することができるように、形成されている。ケーシングは、たとえば計量弁として働く場合や別の場合でも、圧力を形成するための装置および/または圧力を減じるための装置に接続されていてよい。これらの装置は、たとえば流入管路を介してケーシングに接続されていてよい。これらの装置は、たとえば圧力リリーフ弁を備えたポンプであってよい。たとえば単に重力を介した、たとえば落下する油としてのリザーバからの流入は、たとえば十分でないことがある。流入部は、たとえばカートリッジ、貯蔵容器またはポンプを有しないリザーバとは異なっていてよい。補足的にまたは択一的には、流入部がたとえば流入管路に接続可能であってよい。したがって、幾つかの態様では、ケーシングまたは計量弁が、媒体のための分配システム、たとえば少なくとも1つのポンプ、メイン管路とも呼ばれ得る少なくとも1つの流入管路および/または媒体管路とも呼ばれ得る少なくとも1つの潤滑管路を備えた中央潤滑システムまたは別のシステム内に統合されるか、または挿入されてよいことが可能にされ得る。この場合、ケーシングもしくは計量弁は、ポンプ、メイン管路および/または潤滑管路に流体技術的に接続されていてよい。この場合、潤滑管路は、場合によってはケーシングに、かつ媒体が吐出または分配されるべき箇所に接続されていてよい。補足的にまたは択一的には、メイン管路は、ケーシングをポンプに結合することができる。この場合、結合は、別の構成要素または媒体消費器なしに直接に、または間接的に、つまり別の構成要素の介在を伴って行われ得る。たとえば、複数のケーシングまたは計量弁が均等にまたは不均等に、メイン管路の長さに沿って分配されて、該メイン管路に結合されていてよい。メイン管路または流入管路は、たとえば少なくとも0.1m,0.2m,0.3m,0.5m,1m,1.5m,2m,2.5m,3m,3.5m,4m,4.5m,5m,5.5m,6m,6.5mおよび/または10m,20m,30mまでの長さであってよい。流入管路には、場合によっては少なくとも2個および/または5個,10個,15個,18個,20個,22個,25個または30個までのケーシングまたは分配箇所が接続されていてよい。潤滑箇所は、たとえば媒体が吐出されるべき箇所であってよい。各潤滑箇所において、幾つかの態様では、場合によっては別の潤滑箇所における媒体の部分量とは異なる媒体の部分量が吐出され得る。同様に、当然ながら種々異なる箇所において媒体の同一の部分量が吐出され得る。
補足的にまたは択一的には、ケーシングが少なくとも1つの調量ユニットのための少なくとも1つの収容部を有していてよい。流入部は、収容部に管路システムを介して接続されている。したがって幾つかの態様では、媒体がケーシング内の管路システムにより、調量ユニットのための収容部にガイドされ得ることが可能にされてよい。したがってたとえば、ケーシング全体ではなく、管路システムのみが媒体に関して密であれば十分であり得る。管路システムは、この場合、たとえばケーシング自体よりも小さな直径を有していてよい。管路システムは、少なくともケーシングの幅の0.2,0.25,0.5,0.75または1の値を占める長さを有していてよい。
たとえば、ケーシング自体、ケーシングの収容部および/または流入部がねじ山なしに形成されていてよい。幾つかの態様では、媒体を調量して分配する従来の装置の分配原理がプラスチックに合った構造に移行され得る。たとえば、プラスチックにおいて大抵は手間をかけて形成され、不都合な場合には狭いねじ山フランクの結果として固着現象をもたらすねじ山を回避することにより、後加工が不要な構成が可能にされてよい。流入部および収容部において、場合によっては別の構成要素の接続がねじ山なしに取付け手段を介して行われ得る。たとえばケーシングまたは計量弁は、完全にねじ山を有していなくてよく、かつケーシングまたはそのプラスチックに接触する、ねじ山に整合するねじも有していなくてよい。言い換えると、幾つかの態様では、ケーシング内に係合するねじ山を有する接続部材および/または取付けねじが省略され得る。当然ながら、幾つかの態様では、ねじ、またはねじ山を備えるかまたは金属から成る構成要素が、ケーシングに配置されている構成要素において配置されていてよい。
補足的にまたは択一的に、ケーシング自体、ケーシングの収容部および/または流入部が、金属なしに形成されていてよい。したがって幾つかの態様では、たとえば流入部および/または収容部の領域における金属スリーブまたは別の構成要素の注入が省略され得る。
収容部は、たとえば取付け構造を有していてよい。この取付け構造は、調量ユニットの対向取付け構造と協働するために形成されているので、調量ユニットは少なくとも媒体の流れ方向で収容部に位置固定されている。したがって幾つかの態様では、場合によっては、調量ユニットが、調量すべき媒体によりケーシングから押し出されることは阻止され得る。補足的には、取付け構造および対向取付け構造が、調量ユニットを流れ方向とは反対方向でケーシングにおいて移動に対して位置固定するために形成されていてもよい。場合によっては、対向取付け構造に対する取付け構造の回転自由度が許容され得る。この回転自由度は、場合によっては別の手段により制限されていてよい。さらに、調量ユニットと収容部との間に、少なくとも1つのシールエレメントが配置されていてよい。これにより、調量ユニットを搬送すべき媒体に対して密に結合することができる。場合によっては、調量ユニットは、調量すべき部分量の大きさに応じて交換可能であってよい。
補足的にまたは択一的には、ケーシングはフロントカバーを有していてよい。フロントカバーは、少なくとも1つの収容部が配置され、かつ/または流入部が配置されている、ケーシング体とも呼ばれ得るケーシングのケーシングシェルを、少なくとも部分的に、かつ/または完全に閉じるために形成されていてよい。幾つかの態様では、フロントカバーは、調量ユニットのうちの少なくとも1つを収容部に対する回動に対して固定するために形成されていてよい。場合によっては、別の取付け装置が省略され得る。
補足的にまたは択一的には、フロントカバーは、少なくとも1つの組付け開口を有していてよい。この組付け開口は、ケーシングの少なくとも1つの組付け開口に対応する。両方の組付け開口を通じてガイドされる取付けエレメントを介してフロントカバーがケーシングに取り付けられ得る。幾つかの場合、ケーシングは、これによりホルダにも取り付けられ得る。したがって幾つかの態様では、ケーシングをホルダまたは別の構造部分に組み付けるための別の組付け開口、取付けエレメントおよび構造空間が省略され得る。
補足的にまたは択一的には、ケーシングに、幾つかの態様において、誤組付けが認識可能であるようにしてケーシングの誤組付けを困難にする手段が設けられている。したがって幾つかの態様では、誤組付けの虞が少なくとも減じられていてよい。
場合によっては、流入部は、ねじ山なしに流入部に挿入されている接続部分を介して流入管路に接続可能であってよい。この場合、接続部分は、たとえばクランプ結合部、ねじ結合部および/または差込み結合部を介して接続管路に結合され得る。流入管路は、たとえば、流入部の直径に一致する直径を有していてよい。場合によっては、直径は、1%,2%,3%,5%,6%,7%,8%,9%,10%,12%または15%までだけ互いに対して異なっていてもよい。
補足的にまたは択一的には、ケーシングは少なくとも1つの軸方向ストッパを有していてよい。この軸方向ストッパは、接続部分を媒体の流れ方向で流入部に位置固定するために形成されている。したがって幾つかの態様では、接続部分が媒体の流れ方向および/または流れ方向とは逆方向でケーシングに保持されることが可能にされ得る。
幾つかの態様では、接続部分がケーシングの流入部内に回転可能に挿入されている。したがって、場合によっては、接続部分に作用するトルクが、ケーシングに伝達されることが阻止され得る。このことはたとえば、接続部分が、接続管路のねじ山に結合される雌ねじ山を有している場合に重要であり得る。
態様は、上述の少なくとも1つの態様によるケーシングにおいて使用するための調量ユニットにも関する。この場合、少なくとも1つの調量ユニットは、プラスチックから製造された調量体および/またはプラスチックから製造されたピストンを有している。たとえば、既に説明した製造の簡略化および重量の減少は調量ユニットのためにも達成され得る。場合によっては、調量ユニットは、プラスチックから製造された閉鎖エレメントを有していてもよい。場合によっては、使用されるばねまたはばねエレメントは、ばね鋼および/または同様にプラスチックから製造されていてよい。ケーシングと同様に、場合によっては調量ユニットも完全にねじ山なしに製造されているか、または単に収容部のための接続箇所においてのみねじ山なしに製造されていてよい。
有利な別の態様は、以下に図面に示された実施の形態につき詳しく説明するが、実施の形態はこれに制限されるものではない。図面は、以下の視点で概略的に示されている。
部分的に組み付けられた状態で調量ユニットを備える、1つの実施の形態によるケーシングの斜視図を概略的に示す図である。 組み付けられた状態で調量ユニットを備える、1つの実施の形態によるケーシングの斜視図を概略的に示す図である。 組み付けられた状態で調量ユニットを備える、1つの実施の形態によるケーシングの正面を概略的に示す図である。 組み付けられた状態で調量ユニットを備える、1つの実施の形態によるケーシングの側面を概略的に示す図である。 組み付けられた状態で調量ユニットを備える、1つの実施の形態によるケーシングを上から見た平面で概略的に示す図である。 1つの実施の形態によるケーシングのための接続部分の断面を概略的に示す図である。 1つの実施の形態によるケーシングのための別の接続部分の断面を概略的に示す図である。
添付の図面の以下の説明では、同一の参照符号は同一の構成要素または比較可能な構成要素を示している。さらに、複数の構成要素および対象物のために包括的な参照符号が使用され、この参照符号は、1つの実施の形態または図面において複数回表れるが、1つまたは複数の特徴に関して一緒に説明される。同一のまたは包括的な参照符号で説明される構成要素または対象物は、個別の特徴、複数の特徴または全ての特徴に関して、たとえばその寸法設計に関して同一に形成されていてよく、しかし場合によっては、説明から異なって明示または暗示されない限りは、互いに異なって構成されていてもよい。
図1は、部分的に組み付けられた状態の調量ユニット2を備えるケーシング1の斜視図を示す概略図である。媒体を調量して分配する装置用のケーシング1は、プラスチックから製造されている。
媒体を調量して分配する装置は、場合によっては、媒体の第1の部分量を第1の箇所に、かつ媒体の第2の部分量を第2の箇所に吐出するために形成されているあらゆる装置、たとえばピストン分配器または計量弁であってよい。分配は、たとえば、装置を運動させることなしに行われ得る。たとえば、第1の部分量は第1の調量ユニットを介して、かつ第2の部分量は第2の調量ユニットを介して吐出され得る。この場合、部分量は、たとえばそれぞれ予め規定された大きさを有していてよい。この大きさは、たとえば使用される調量ユニットおよび/または圧送間隔により規定されていてよい。部分量の分配は、たとえば、両方の部分量が、小分けされて行われる吐出後に、互いに分離されたままであるように行われ得る。小分けまたは調量は、この場合、たとえば予め規定されたまたは予め設定された容量を有する媒体の部分量の吐出であってよい。
媒体は、場合によっては液体および/または気体、たとえば圧縮空気、洗剤、インク、液圧媒体、潤滑媒体および/または等々であってよい。潤滑媒体は、場合によっては種々異なる粘性を有していてよく、たとえば潤滑液、潤滑油および/または潤滑グリースであってよい。
プラスチックはたとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオキシメチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタレートおよび/または等々のような熱可塑性物質であるか、または熱硬化性物質、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂および/または等々であってよい。ケーシング1および/またはケーシング1の個別の構成要素は、たとえばプラスチック射出成形部分として製造されていてよい。別の可能な製造方法として、押出成形、ブロー成形、熱成形および/または発泡が考えられる。
幾つかの実施の形態において、ケーシング1は、プラスチックを唯一の材料として有していてよい。ケーシング1は、金属なしに形成されている。別の実施の形態ではケーシングが、たとえば安定化のために、別の材料を有していてよい。ケーシング1は、一部分から成るプラスチック射出成形部分として製造されている。別の実施の形態では、ケーシングは、個別の部分から組み立てられていてもよい。ケーシングがプラスチックから製造可能であることを可能にするために、ケーシングは、場合によってはねじ山なしに製造されていてよい。ねじ山はプラスチックから、またはプラスチック射出成形部分においては、大抵の場合極めて手間をかけてのみ、場合によっては後加工を伴って製造可能である。ケーシング1を備えた装置では、個別構成の要素の後加工、特にケーシング1の後加工が省略され得る。個別の構成要素は、場合によっては直接に工具から取り出して組み付けられ得る。
ケーシング1は、ケーシングシェル4と、フロントカバー5とを有している。このフロントカバー5は、後でさらに詳しく説明する。ケーシングシェル4は直方体状であり、開いた側を有している。この開いた側は、フロントカバー5により閉じられ得る。ケーシング1は、第1の流入部6と第2の流入部7とを有している。これらの流入部6,7を通じて分配すべき媒体がケーシング1内に流入する。メイン管路接続部とも呼ばれ得る流入部6,7は、それぞれ反対の側に位置する側壁8,9に配置されている。メイン管路10を介して、流入部6および流入部7は互いに流体技術的に接続されている。メイン管路10は、ケーシングシェル4の底部11に対してほぼ平行に配置されている管である。このメイン管路10から5つの分配器管路12,13,14,15,16が分岐する。これらの分配器管路12,13,14,15,16は、同様に管として形成されている。分配器管路12,13,14,15,16は、ケーシングシェル4内に、かつそれぞれ側壁8,9に対して平行に配置されている。各分配器管路12,13,14,15,16は、メイン管路10とは反対の側に位置する端部において、それぞれ1つの調量ユニット2のための収容部17内で終端している。この調量ユニット2を介して媒体が調量されて分配される。つまり調量ユニット2のうちの1つから第1の部分量が吐出され、別の調量ユニットから別の部分量が吐出される。したがって流入部6,7は収容部17に、メイン管路10および分配器管路12,13,14,15,16を有する管路システムを介して接続されている。
ケーシングシェル4内には、中間壁18が配置されている。この中間壁18は、両方の側壁8,9の間に、ケーシング1のカバー面19に対して平行に延びている。分配器管路12,13,14,15,16は、それぞれ中間壁18において終端している。中間壁18は、カバー面19に、複数のウェブ20,21,22,23を介して結合されている。この場合、各ウェブは、常に2つの分配器管路の間に配置されている。ウェブおよび中間壁は、安定化のために役立つ。場合によっては、この構造部分は、図示しない別の実施の形態では、少なくとも部分的にまたは完全に省略されてもよい。
ケーシングシェル4内に配置された構造部分、つまりメイン管路10、収容部17、中間壁18、分配器管路12,13,14,15,16およびウェブ20,21,22,23は、それぞれ一体的に製造されていてよいが、個別の部分として組み立てられてケーシングを形成していてもよい。図示しない幾つかの別の実施の形態では、ケーシングは、唯1つの流入部および/または分配器管路を有しているか、または多数の流入部および/または分配器管路を有していてよい。場合によっては、これらの流入部および分配器管路は、異なって配置されていてもよい。ケーシングは、別の実施の形態では、別の形状を有していてもよい。ケーシングは、一体的に、つまりワンピースに形成されているか、または複数の部分から形成されていてよい。幾つかの場合、ケーシングは、少なくとも1つのハーフシェルを有していてよい。ハーフシェルは、場合によっては部分的に開いたままである、かつ/または別の構成部分を介して少なくとも部分的にまたはそれどころか完全に閉じられていてよい。
カバー面19は、複数の開口24を有している。これらの開口のうちそれぞれ1つの開口が、分配器管路12,13,14,15および16のうちの1つの分配器管路に対して同心的に配置されている。開口24と分配器管路12,13,14,15および16とは、それぞれ同一の直径を有している。図示しない幾つかの別の実施の形態では、開口および分配器管路は、互いに異なる直径を有していてもよい。円形の開口24には、それぞれ2つの切欠き25,26が接続する。これらの切欠き25,26は、バヨネットファスナの部分である。このバヨネットファスナにより調量ユニット2が収容部17に固定される。切欠き25,26は、互いに反対の側に位置して配置されている。
調量ユニット2またはその構成部分も、説明された材料から、かつ説明された方法で製造されていてよい。調量ユニット2は、構成部分として調量体3を有している。この場合、この調量体3の内部容積は、場合によっては、調量ユニット2により調量もしくは小分けにされる量を規定することができる。調量体3内には、ピストン(図示せず)が挿入されている。ピストンは調量体3内に媒体を圧送する。別の構成部分として、調量ユニット2は、調量体3のための閉鎖エレメント(図示せず)も有していてよい。この閉鎖エレメントはたとえば逆止弁として働き、これにより、調量ユニット2から吐出された媒体が再び調量ユニット2内に戻るように流れることを阻止することができる。
場合によっては、ばねまたはばねエレメント(図示せず)がばね鋼および/または同様にプラスチックから製造されていてよい。調量ユニット2は、計量弁である。吐出または調量されるべき量を変更するために、場合によっては調量ユニット2が別の内部容積を有する調量ユニットに交換され得る。
図示しない幾つかの別の実施の形態では、別の機能原理に基づく調量ユニットも使用され得る。たとえば圧送量または小分けにされた部分量の容量は、調量ユニットの閉鎖および/または開放を介して規定され得る。
ケーシング1のように、調量ユニット2もねじ山なしに形成されている。ケーシング1に設けられた収容部17との調量ユニット2の結合は、後でさらに詳しく説明するねじ山を有しない取付け手段を介して行われる。図示しない幾つかの別の実施の形態では、調量ユニット2は、たとえば媒体が調量される管路との結合のためにねじ山を有していてもよい。
調量体3は、分配器管路12〜16の直径よりも小さな直径を有する区分を有している。この区分は、少なくとも部分的に分配器管路12〜16のうちの1つの分配器管路内に配置されてよい。さらに、調量ユニット2は、突起28,29を有している。これらの突起28,29は、調量ユニット2におけるバヨネットファスナの一部を形成する。突起28,29は、やはり互いに反対の側に位置して配置されている。調量ユニット2は外周面に環状に延びる溝30を有している。この溝30には、調量ユニット2を、該調量ユニット2が挿入されている分配器管路に対してシールするために、シールリングが配置され得る。媒体の流れ方向で突起28,29と同一の高さにおいて、調量ユニット2は切欠き31を有している。この切欠き31の機能は後でさらに詳しく説明する。切欠き31は、四角形の形状を有している。この場合切欠き31は、調量体3の壁部を完全には貫通していない。
媒体が調量されて導入される管路との結合のために、調量ユニット2は、管路接続部32を有している。この管路接続部32は、クランプ接続部として形成されている。このためには管路接続部32は、図5から判るように、C字形の形状を有している。2つの脚部33,34が、円弧部35を介して結合されている。円弧部35に対してほぼ同心的に、管路、たとえば潤滑剤管路が配置され得る。両方の脚部33,34は、ねじ結合部36を介して一緒に締め付けられ得る。ねじ結合部36は、場合によってはねじおよびナット(図示せず)であってよい。場合によっては、管路接続部32には、たとえばナットのための回動防止部として六角凹部が設けられていてよい。当然ながら、この凹部は別の多角形形状を有していてもよい。幾つかの実施の形態では潤滑剤管路接続部とも呼ばれ得る管路接続部32は、調量体3と一体的に製造されている。場合によっては、管路接続部として、それぞれ1つの同一の部分、つまり構造同一の構造部分が各調量ユニット2において使用され得る。択一的には、管路接続部32は、媒体が調量される管路(図示せず)と共に、たとえばクランプジョー(Klemmfaust)のような調量体3にクランプされ得る。管路接続部32を媒体の流れ方向でかつ当然ながら別の方向でも位置固定するために、位置固定リングおよび対応する溝が設けられていてよい。これらの溝は、この場合、調量体および/または管路接続部32に設けられていてよい。
調量ユニット2を収容部17に結合するために、調量ユニット2は開口24を介して、突起28,29が溝24,25に整合するように、位置決めされる。次いで調量ユニット2は、突起28,29が媒体の流れ方向で中間壁18とカバー面19との間に位置するまで、収容部17内に沈められる。次いで調量ユニット2は、媒体の流れ方向に対して平行に配置されている軸線を中心として収容部17に対して回動させられる。突起28,29は、もはや溝24,25に対して整合して配置されていない。これにより、調量ユニット2は、媒体の流れ方向で位置固定されている。突起28,29および溝24,25は、それぞれ方形の形状を有している。幾つかの別の実施の形態では、突起および/または溝が、バヨネットファスナのための構造もしくは対向構造として働き得る別の形状を有していてもよい。たとえば、突起の代わりに、複数のピン等が設けられていてもよい。これらのピンは、相応する対向構造を貫通してガイドされ得る。調量ユニット2はそれぞれ、たとえば交換またはクリーニングするために、回動されて引き出され得る。したがって、調量の簡単な交換が可能にされていてよい。潤滑管路接続部とも呼ばれ得る調量ユニット2は、つまり以下の機能を有している:潤滑管路(クランプジョー)の収容、シール、組付け開口の閉鎖および調量ストロークの制限を介した計量量の規定(調量)。
フロントカバー5は、プレートとして形成されている。このプレートは実質的にケーシングシェル4の側面のサイズを有している。フロントカバー5を介して、ケーシングシェル4は閉鎖され得る。このためには、係止部とも呼ばれ得る係止結合部が設けられている。組み付けられた状態で調量ユニット2に面している内面37に、フロントカバー5は複数の係止突起38〜44を有している。これらの係止突起38〜44は、ケーシングシェル4の相応する係止開口45〜48に係合する。図示しない幾つかの別の実施の形態では、係止突起は少なくとも部分的に、または完全にケーシングシェルに設けられていてよい。場合によっては、フロントカバーおよびケーシングシェルは、ヒンジを介して結合されていてもよい。
プラスチックケーシングとしてのケーシング1は、構造に合わせて、材料堆積部なしに、つまり均一な壁厚で構成される。この前提では、装置の幾何学形状は、場合によっては比較的に凸凹していてよい。カバーとしての機能を有するフロントカバー5は、幾つかの実施の形態では、場合によっては製品群または製造ラインの再認のためのデザイン技術的な特徴を形成する可能性を備えた、滑らかで容易にクリーニングされ得る外側輪郭(いわゆるクリーンデザイン)を提供する。
図示しない幾つかの別の実施の形態では、フロントカバーは、ケーシングの複数の面を閉鎖するために形成されていてよく、たとえばフロントカバーは、このためにほぼ山形状を有していてよい。図示しない幾つかの別の実施の形態では、フロントカバーは、ケーシングを側方で、背面で、上方から、かつ/または下方からも閉鎖することができる。
さらに、フロントカバー5は、その内面37に、各調量ユニット2のために複数のロック体49〜53を有している。これらのロック体49〜53のうちの各ロック体は、組み付けられた状態で、調量ユニット2の、閉鎖開口とも呼ばれ得る切欠き31内に係合するために、形成されている。ラッチとも呼ばれ得るロック体49〜53は、調量ユニット2を形状接続式に回動しないように位置固定する。ロック体49〜53のそれぞれは、ドアロックと同様に、潤滑管路接続部とも呼ばれ得る調量ユニット2の切欠き31内に突入する。これにより、調量ユニット2が収容部17から滑り出ることができるように、調量ユニット2が回動し、突起28,29が溝24,25に重なり得ることが阻止される。したがって、フロントカバー5は、機械的な位置固定機能も引き受ける。調量ユニット2の回動および脱落に対する位置固定が行われる。プラスチックの性質に特に注目すると、ケーシング1において、ねじ山のような構造エレメントを使用せず、プラスチックに合った構造が実現されている。調量ユニット2は、バヨネットロックによりケーシング1に係止され、幾つかの実施の形態ではばねエレメント(図示せず)および緊締斜面に依存して、回動ひいては解除に対する比較的に小さなセルフロックを有している。しかし、トルクは接続された管路(図示せず)、たとえば潤滑管路を介して、不都合な設置または潤滑箇所の運動により、調量ユニット2へ作用し得る。
フロントカバー5をケーシングシェル4に結合するためには、フロントカバー5における係止部の他に、組付け開口55,56とも呼ばれ得る取付け穴が設けられている。ケーシングシェル4は、このためには対応する組付け開口57,58を有している。組付け開口55,56および57,58はそれぞれ楕円形の横断面を有している。
図示しない幾つかの別の実施の形態では、組付け開口は別の形状、たとえば円形または方形を有していてよい。補足的にまたは択一的には、別の個数の組付け開口が設けられていてもよい。この場合、組付け開口57は、最も外側の分配器管路12と、それに隣接する分配器管路13と、メイン管路10との間に配置されている。組付け開口58は、同様に最も外側の分配器管路16と、それに隣接する分配器管路15と、メイン管路10との間に配置されている。組付け開口57,58は、貫通開口として形成されているので、該貫通開口を介して組み立てられたケーシング1は、ホルダにも取り付けられ得る。このためには、取付け手段(図示せず)が組付け開口55〜58を通じてガイドされ得る。取付けエレメントはたとえばねじ結合部、ねじ、爪、ピンおよび/または等々であってよい。ホルダは、この場合、たとえば、装置またはケーシングが運転のために取り付けられる構造部分、たとえば機械および/または車両のフレーム、ハウジング、またはケーシングのために特別に設けられたホルダまたは懸架部であってよい。
さらに、幾つかの実施の形態では計量弁ケーシングとも呼ばれ得るケーシング1には、誤組付けが認識可能であることでケーシング1の誤組付けを困難にする手段が設けられている。ケーシングシェル4は、このためには、組付け開口57,58の領域において、誤組付け表示手段としてそれぞれ1つの突起59,60を有している。これらの突起59,60は、それぞれ周辺の面を越えて隆起している。相応して、フロントカバー5は、組付け開口55,56の領域において、突起切欠き61,62を有している。これらの突起切欠き61,62は、誤組付け表示手段収容部として働き、この突起切欠き61,62内には、フロントカバー5が組み付けられた場合に、突起59,60が係合するもしくは入り込む。これにより、フロントカバー5は、突起59,60があるにも拘わらず、ケーシングシェル4において正しく載置することができる。突起59,60は、たとえば、ケーシング1がフロントカバー5なしに組み付けられる虞を阻止するか、または少なくとも部分的に減じることができる。ケーシングシェル4がフロントカバー5なしに組み付けられた場合、ねじまたはねじ頭は平らな当付け面を見つけることができない。ねじは孔に対して斜めに組み付けられる。したがって誤組付けは明らかとなる。
図示しない幾つかの別の実施の形態では、組付け開口の近傍でケーシングに別の誤組付け表示手段が設けられていてよく、この誤組付け表示手段は、組付け開口に対して同心的な取付けエレメントの組付けを阻止するために形成されている。図示しない幾つかの別の実施の形態では、誤組付け表示手段が別の形状を有していてもよく、たとえば、フロントカバーに設けられた対応する傾斜した対向構造に組み合わせられ得る、斜面の形態の傾斜した平面を有していてよい。誤組付け表示手段および誤組付け表示手段収容部とは、組み付けられた状態で互いに相補してたとえば円筒状の取付けスリーブを形成することができる。
つまりフロントカバー5は、装置の誤った使用を阻止する機能も有している。装置は、幾つかの実施の形態において、組み付けられた状態で、誤用を阻止されている。フロントカバー5は、このためにはケーシングシェル4内に係止され、適切なレバー工具(たとえばドライバ)を用いて除去可能である。計量弁のような幾つかの装置のためには、規定された壁面設置が規定されている。懸架式の設置、つまり管路においてのみ懸架される設置は、たとえば事故の虞、管路破断等を阻止するために許容し得ない。取付けねじまたは別の取付け手段は、フロントカバー5およびケーシングシェル4を通じてガイドされ得る。これによりケーシング1を壁にまたは別のホルダに位置固定することができる。フロントカバー5の取外しは、装置が壁または別のホルダに組み付けられている場合には不可能である。フロントカバー5を有しない装置の組付けは、取付け開口または組付け開口に設けられた両方の突起59,60により困難にされ、誤組付けは明らかに表示される。
つまりフロントカバー5は、幾つかの実施の形態では、3つの役割を満たすことができる。フロントカバー5は、プラスチックに合った構造の実現を、機能確実性および外観の制限なしに可能にすることができ、したがって、ケーシングのデザインにとって重要である。さらに、フロントカバー5は、カバーとして、かつ機械的な保護部として働くことができ、組み付けられた状態において誤用を阻止することができる。
流入部6,7はそれぞれクランプ接続部として形成されている接続部分63,64を介してメイン接続管路(図示せず)に結合されている。このメイン接続管路を介して媒体がケーシング1へと圧送される。接続部分63,64はそれぞれ、すでに調量ユニット2のために説明したようなクランプジョーとして形成されている。メイン接続管路(図示せず)はシール、たとえばOリングと一緒にメイン管路10内に導入される。ケーシングシェル4の側壁8,9には、それぞれ外側で、両流入部の領域においてポケット65,66が配置されている。これらのポケット65,66は、内部に位置固定リング(図示せず)のための少なくとも1つの軸方向ストッパ(図示せず)を有している。これにより、メイン接続管路は、媒体の流れ方向およびこの流れ方向とは逆の方向でケーシング1に取り付けられ得る。たとえば図2および図3から判るように、接続部分63,64は、六角形の横断面を有する開口68を有している。図示しない幾つかの別の実施の形態では、開口はそれぞれ別の形状、たとえば円形、方形、正方形等を有していてもよい。開口68内には、ねじ67とナット(図示せず)が挿入されていて、これにより接続部分63もしくは64の脚部を互いに接近するように締め付けることができる。開口内にナットが挿入されているので、開口はナットのための回動防止部として六角形の横断面を有している。図示しない幾つかの別の実施の形態では、開口は、開口内に挿入されたナットまたはねじ結合部のための回動防止部として働く形状を有していてよい。
管路接続部32および接続部分63,64は、複数の機能を引き受け、同様にプラスチックからねじ山なしに製造されている。潤滑管路または調量ユニット2に接続する別の管路およびメイン接続管路は、場合によっては、設置に応じて運動を一緒に行う必要があり、したがってモーメントおよび引っ張り力が接続システムに作用し得る。
潤滑管路およびメイン管路のための従来の計量弁における従来の接続技術として、大抵は、接続継手のためのケーシング内のねじ山、たとえばDIN3862によるコニカルリングを備えた圧着式の管継手(クランプリング継手)、たとえばDIN ISO8434−1によるカッティングリングを備えた圧着式の管継手(カッティングリング管継手)またはクロープライヤ(Krallzange)を備えた差込みコネクタが使用される。接続継手は相応して、解除に対するセルフロック(緊張状態)を達成するために固く締められる必要がある。コニカルリングまたはカッティングリング継手も、リングのための必要となる変形力を生ぜしめ、解除に対するセルフロック(緊張状態)を達成するために、相応する緊締モーメントが必要である。差込みコネクタは、構造に応じて、管路を介してトルクを伝達しないが、回転運動はシールを負荷する。引っ張り力は、クロープライヤにより受け止められなければならず、差込みコネクタ自体は、存在するねじ山内にねじ込まれなければならない。全ての上述の従来の結合部のためには、ねじ山、コニカルリング、カッティングリング、クロープライヤ等のような比較的高い負荷を加えられる箇所において、金属を材料として使用することが推奨される。上述の全てのシステムもしくは可能性は、多かれ少なかれ多数の個別部分から構成される。
これに対して、プラスチックから成る潤滑管路およびメイン管路のための、ケーシングが潤滑システムにおいて使用される実施の形態における接続部は、プラスチックに適したクランプ技術で構成される。プラスチックに適したクランプ技術は、中央潤滑技術において通常である全ての管路タイプのために適していてよい。液圧的なシールは、Oリングを介して行われ、モーメントおよび引っ張り力は、管路接続部32および接続部分63もしくはプラスチックから成るクランプジョーを介して受け止められる。Oリングは、この場合、単に静的にシールし、したがって小さな摩耗しか有しないか、それどころか全く摩耗を有しないことができる。クランプ力は、市販のねじ/ナット結合部により生ぜしめられ、かつ維持される。
図6および図7は、1つの実施の形態によるケーシング1−aのための接続部分102,161の断面を示す概略図を示している。ケーシング1−aは、ケーシング1とほぼ同様に形成されていてよく、流入部は、説明される結合アセンブリ100,160の一方を介してメイン接続管路に接続されていてよい。
媒体をガイドする管路のための結合アセンブリ100は、少なくとも1つの孔101を備えたケーシング1−aを有している。孔101は、流入部として働く。孔101内には、接続部分102が、中心軸線Mを中心として回転可能に、かつ管路内でガイドされている媒体に関して密に配置されている。インサートとも呼ばれ得る接続部分102は、ケーシング1−aとは別の材料から製造されている。接続部分102は、少なくとも1つのスリーブ状の区分を有している。
孔101内における接続部分102の回転可能な配置は、この場合、たとえば、接続部分102が孔101内で中心軸線Mを中心として、一回転の少なくとも4分の1、半分、または完全な一回転または複数回転だけ回転され得るように行われ、この場合に、回転がケーシング1−aまたは接続部分102の損傷をもたらすことはない。このために接続部分102に加えられるトルクは、ケーシング1−aに伝達されない。場合によっては、限界トルクが設定され得る。この限界トルクを越えるまで、接続部分102は孔101内で摩擦接続式に保持される。この限界トルクを越えるとようやく、接続部分102は孔101内で回転させられる。さらに、ケーシング1−aと、接続部分102を介してケーシング1−aに接続されている管路との間の結合部は、接続部分102が孔101内で回転させられる場合でも、密であってよい。
接続部分102は、貫通孔103を有している。この貫通孔103を通じて媒体が接続部分102を通って侵入することができる。貫通孔103は、スリーブ状の区分104により取り囲まれていて、該スリーブ状の区分104に対して同心的に配置されている。貫通孔103は、段付き孔として、3つの互いに異なる直径を有して形成されている。中間の直径を有する領域は、軸方向で最大の直径を有する領域と、最小の直径を有する領域との間に配置されている。これにより、半径方向内側で、接続部分102において、第1の段部105および第2の段部106が生じる。接続部分102は、最大の直径を有する領域がケーシング1−aから突出するように、ケーシング1−aにおいて配置されている。
半径方向外方に向けられた外周面107において、接続部分102は、少なくとも部分的に、孔101の内径との遊び嵌めが生じる直径を有していてよく、これにより、接続部分102は孔101内で回転することができる。さらに、接続部分102は、その半径方向外方に向いた外周面107に保持面108を有している。この保持面108において、接続部分102は、場合によっては工具により保持され得る。図2および図4から判るように、保持面108は2つの平坦な区分を有している。このためには、仮想の円筒状の外周面107からそれぞれ1つの円セグメントが取り除かれている。保持面108は、接続部分102の、組み付けられた状態でケーシング1−aから突出する軸方向の一端部に配置されている。保持面108は、接続部分102の、該接続部分102の端面109が接続する前方のエッジにおいて終端する。
図示しない幾つかの別の実施の形態では、保持面が省略されるか、または別の形状を有していてもよい。場合によっては、保持面は、接続部分を工具で把持するために形成されていてよい。工具は、たとえばスパナであってよい。相応して保持面は多角形状、たとえば六角形状を有していてよい。補足的にまたは択一的に、保持面は凹設部、たとえば孔であってよく、この孔内で工具により係合され得る。同様に、保持面は、プライヤにより把持され得るために形成されている表面を有していてよい。場合によっては、表面は、隆起部および/または凹設部を備えた構造を有していてよい。保持面は、接続エレメントに対向モーメントを作用させるために形成されていてよい。この場合、対向モーメントは、接続部分と管路、または管路のための結合部材との結合のために作用するトルクとは反対に向けられていてよい。
軸方向では、保持面108に隣接して、段部110が配置されている。この段部110には、保持面108の領域におけるよりも大きな直径を有する区分が接続する。図示しない幾つかの別の実施の形態では、この段部および段部により生じた外径変化は省略されてもよい。段部110の、保持面108とは反対に向けられた側で、接続部分102は、その半径方向外方に向いた外周面107において溝111を有している。溝111は、周方向で環状に配置されており、シール112の収容のために働く。シール112は、組み付けられた状態において、ケーシング1−aの壁部113との軸方向のオーバラップ部分に位置している。ケーシング1−aの壁部113は、この場合、ケーシング1−aが平均的な壁厚を有している領域である。壁部113は、たとえば保護被覆体であってよい。この保護被覆体は、ケーシング1−aの内室を周囲に対して遮蔽する。壁部113は、たとえばケーシング1−aの延在長さに比べて薄くてよい。ケーシングは、平均的な壁厚が延びる方向と同一の方向で、少なくとも壁厚よりも4倍,5倍,8倍,10倍,15倍,20倍,25倍,30倍,50倍,100倍,150倍だけ大きな延在長さを有している。シール112は、たとえば弾性的な材料を有しているか、または弾性的な材料から製造されていてよい。たとえば、シール112は、溝111内に挿入されたリングまたはストリップであってよい。シール112は、半径方向で、溝111よりも大きな延在長さを有しているので、シール112は、溝111から突出していて、これにより、外部からケーシング1−a内に侵入する汚れおよび湿分に対するシールを生ぜしめることができる。ケーシング1−a内には、多くの使用事例において、保護すべき電気的および/または機械的な構成要素が位置していてよい。
さらに、接続部分102は、シール収容溝116も有している。このシール収容溝116も、周方向で環状に外周面107に配置されている。シール収容溝116は、接続部分102の、保持面108とは反対に向けられた軸方向の一端部の近傍に位置している。シール収容溝116は、軸方向で、接続部分102が先細りし比較的小さな外径を有している区分内に配置されている。接続部分102が先細りしていることによって、場合によっては、ケーシング1−a内への導入が容易にされ得る。シール収容溝116内には、シール117が配置されている。シール117はOリングとして形成されている。これにより接続部分102は、ケーシング1−aに関して、通常は圧力下にある搬送すべき媒体に対するシール機能をも引き受ける。
図示しない幾つかの別の実施の形態では、接続部分が別の形状を有していてよい。スリーブ状の区分は、たとえば外壁を通過して媒体を進入させ得るために形成されているあらゆる構成部分であってよい。たとえば、この構成部分は、このために孔を有していてよい。スリーブ状の区分の孔および/または外周面は、あらゆる可能な形状、たとえば円形、方形、多角形等を有していてよい。孔は、外周面に対して同心的に配置されていてよい。スリーブ状の区分は、円筒状に形成されているか、またはその形状および/またはサイズは軸方向で変化することができる。
図面の実施の形態では、内部に媒体が導入される図1から図5のメイン管路10とほぼ同様に、ケーシング1−aの壁部113にポケット118を介して管路10−aが接続している。ケーシング1−aの壁部113、ポケット118および管路10−aは、一体的に製造されている。接続部分102はしたがって部分的に軸方向でオーバラップして管路10−aの半径方向内側に配置されている。シール117は、したがって半径方向で接続部分102と管路10−aとの間に配置されていて、軸方向でポケット118にオーバラップしている。管路10−aは、この場合、ポケット118の領域で、その平均的な管路開口横断面よりも大きな直径を有している。ポケット118は、実質的に、補強部および材料堆積部である。ケーシング1−aは、したがって相応する力を吸収するために形成されかつ寸法設計されていてよい。
ポケット118は、さらに軸方向の間隙119を有している。この間隙119は、壁部113の内面と、ポケット118のショルダ120との間に生じている。さらに接続部分102は、その外周面107に周方向で環状に延びる位置固定リング溝114を有している。この位置固定リング溝114は、位置固定リング115を収容するために役立つ。位置固定リング115を介して、接続部分102は、軸方向Mでケーシング1−aに位置固定され得る。このためには、位置固定リング115は、ケーシング1−aの壁部113の内面に当て付けられる。位置固定リング115は、ケーシング1−aに軸方向で作用する力を吸収もしくは伝達するために役立つ。この軸方向の力の主要部分は通常、圧力下にある媒体によって生ぜしめられる。位置固定リング115は、半月リングの形状を有していて、接続部分102を孔からの引出しに対して位置固定する。間隙119の軸方向の延在長さに沿って、位置固定リング115、ひいては接続部分102は、軸方向で運動することができる。ショルダ120は、この場合、半径方向外方に向かって、管路10−aから離れる方向に突出し、軸方向で位置固定リング115のための別のストッパを成す。壁部113の内面は、反対に向いた軸方向で位置固定リング115のための軸方向のストッパを成す。
ショルダ120からの力の伝達および媒体に対するシールは、つまりポケット118を介して行われ得る。図示しない幾つかの別の実施の形態では、位置固定リングが別の形状を有していてよく、ケーシングの溝内に挿入される、かつ/または単に段部に対して支持されていてよい。
ポケット118は、環状に延びているのではなく、単に部分的に孔101または接続部分102の周囲に延びている。このためには、ポケット118は、互いに対してほぼ平行に配置された2つの脚部を有している。これらの脚部は、孔101をその間に収容する。ポケット118は、半径方向で少なくとも部分的に、ケーシング1−a内の孔103よりも大きな延在長さを有している。さらにポケット118は、軸方向で、ケーシング1−aにより少なくとも部分的に取り囲まれている内室に向けられている。ポケット118の軸方向の延在長さは、ケーシング1−aの平均的な壁厚よりも大きい。ポケット118はつまりケーシング1−a内に配置されていて、内側に位置決めされているので、外部からは見ることができない。したがって、ケーシング1−aの外側輪郭は滑らかに、突起または窪みなしに形成され得る。
図示しない幾つかの別の実施の形態では、ポケットが別の形状を有していてもよく、省略されるか、またはケーシングの外面に配置されていてもよい。場合によってはポケットがケーシング壁の両側に配置されていてもよい。場合によっては、ポケット内にシールを収容するための溝が配置されていてもよい。場合によっては、位置固定リングおよびシールのような全ての構成部分がケーシングに配置されていてもよい。したがって、幾つかの実施の形態では、接続部分が単にケーシングの孔内に導入されればよい場合に、できるだけ組付けが簡略化され得る。
材料として、接続部分102は、金属またはプラスチックとは異なる別の材料を有している。ケーシング1−aは、プラスチックから製造されている。半径方向内側で、差込みインサートとも呼ばれ得る接続部分102は、媒体がガイドされる管路(図示せず)に結合されるために形成されている。管とも呼ばれ得る管路の位置固定およびシールは、管継手として形成されていてよい。この場合、一般的な管継手またはDIN規格、たとえばDIN3862、DIN3852、DIN EN ISO8434等による管継手であってよい。
管路のための接続部は、組み付けられるべき1つよりも多い部分、すなわち接続部分102に結合され得る結合部材125を有している。結合部材125は、少なくとも部分的に軸方向でオーバラップして、半径方向で接続部分102内に挿入される。接続部分102は、このためにはその半径方向内方に向いた面に、最も大きな内径を有する領域においてねじ山124を有している。図示しない幾つかの別の実施の形態では、ねじ山が別の区分に設けられていてもよい。結合部材125は、その半径方向外方に向いた面に、雄ねじ山を有している。この雄ねじ山は、ねじ山124に結合されるように形成されている。ねじ被せられた差込みコネクタとも呼ばれ得る結合部材125は、実質的にスリーブ状に形成されている。特に、結合部材125がねじ山を介して、つまり回転により接続部分102に結合される実施の形態では、接続部分102に保持面108を設けることは重要であり得る。
図7は、結合アセンブリ160を示している。この結合アセンブリ160は、結合アセンブリ100にほぼ類似して構成されている。異なる特徴は、接続部分161が、差込みコネクタを収容するために形成されていることである。管の位置固定およびシールは、いわゆるクイックコネクタまたは差込みコネクタを介して行われ得る。ケーシング1−a内における接続部分161の配置は、図6のために説明したものと同様に行われる。クイックコネクタとして、結合部材162が使用される。この結合部材162は、接続部分161の内面においてクランプするために形成されている。結合部材162を媒体に関して接続部分161に対してシールするためには、第1のシールリング163が半径方向で結合部材162と接続部分161との間に配置されている。第2のシールリング164は、結合部材162の軸方向の端部と、接続部分161の軸方向のストッパとの間に配置されている。結合部材162を接続部分161と結合するためにトルクを作用させる必要がないので、保持面は省略され得る。
幾つかの実施の形態では、接続部分は回転可能にケーシングの流入部内に挿入されている。場合によっては、接続部分に作用するトルクがケーシングに伝達されることが阻止され得る。このことは、たとえば、接続部分が、接続管路のねじ山に結合される雌ねじ山を有している場合に重要であり得る。
図面に示した実施の形態によるケーシング1および調量ユニット2は、場合によってはあらゆる可能な潤滑システムおよび潤滑用途において、たとえば製造システム、搬送装置または農耕機、作業車両、建築現場車両のような車両および/または等々において使用され得る。これは、たとえば、メイン管路およびサブ管路のための統合された接続技術を備えた中央潤滑システムのための、プラスチック構成の計量弁であってよい。さらに、ケーシングおよび調量ユニットは場合によっては別の媒体の調量された分配のために、たとえば充填システム、クリーニング装置、液圧システム、空圧システムおよび/または等々において使用され得る。
上述の説明、以下の特許請求の範囲および添付の図面において開示された実施の形態ならびにその個別の特徴は、個別でも、任意の組合せでも、種々異なる態様において実施の形態を実現するために重要であり、実用化され得る。
1 ケーシング
2 調量ユニット
3 調量体
4 ケーシングシェル
5 フロントカバー
6 流入部
7 流入部
8 側壁
9 側壁
10 メイン管路
11 底部
12 分配器管路
13 分配器管路
14 分配器管路
15 分配器管路
16 分配器管路
17 収容部
18 中間壁
19 カバー面
20 ウェブ
21 ウェブ
22 ウェブ
23 ウェブ
24 開口
25 切欠き
26 切欠き
28 突起
29 突起
30 溝
31 切欠き
32 管路接続部
33 脚部
34 脚部
35 円弧部
36 取付け手段
37 内面
38 係止突起
39 係止突起
40 係止突起
41 係止突起
42 係止突起
43 係止突起
44 係止突起
45 係止開口
46 係止開口
47 係止開口
48 係止開口
49 ロック体
50 ロック体
51 ロック体
52 ロック体
53 ロック体
55 組付け開口
56 組付け開口
57 組付け開口
58 組付け開口
59 突起
60 突起
61 突起収容部
62 突起収容部
63 接続部分
64 接続部分
65 ポケット
66 ポケット
67 ねじ
68 開口
100 結合アセンブリ
101 孔
102 接続部分
103 貫通孔
104 スリーブ状の区分
105 第1の区分
106 第2の区分
107 外周面
108 保持面
109 端面
110 段部
111 溝
112 シール
113 壁部
114 位置固定リング溝
115 位置固定リング
116 シール収容溝
117 シール
118 ポケット
119 間隙
120 ショルダ
124 ねじ山
125 結合部材
160 結合アセンブリ
161 接続部分
162 結合部材
163 シール
164 シール
M 回転軸線

Claims (10)

  1. 媒体を調量して分配する装置用のケーシング(1)であって、該ケーシング(1)が少なくとも1つの流入部(6)を有していて、該流入部(6)が、前記媒体をリザーバから前記ケーシング(1)内に流入させるために形成されており、前記流入部(6)が、流入管路に結合可能であり、前記ケーシング(1)が材料としてプラスチックを有していることを特徴とする、媒体を調量して分配する装置用のケーシング(1)。
  2. 少なくとも1つの調量ユニット(2)用の少なくとも1つの収容部(17)をさらに有しており、前記流入部(6)が、前記少なくとも1つの収容部(17)に管路システム(10,16)を介して接続されている、請求項1記載のケーシング。
  3. 前記収容部および/または前記流入部(6)が、前記ケーシング(1)内でねじ山なしにかつ/または金属なしに形成されている、請求項2記載のケーシング。
  4. 前記収容部(17)は、取付け構造(24)を有しており、該取付け構造(24)は、前記調量ユニット(2)の対向取付け構造(28)と協働するために形成されており、これにより前記調量ユニット(2)が、少なくとも前記媒体の流れ方向で前記収容部(17)に位置固定されている、請求項2または3記載のケーシング。
  5. フロントカバー(5)をさらに有しており、該フロントカバー(5)は、前記調量ユニット(2)のうちの少なくとも1つの、前記収容部(17)に対する回動を固定するために形成されており、かつ/または前記フロントカバー(5)は、少なくとも1つの組付け開口(56)を有しており、該組付け開口(56)は前記ケーシング(1)の少なくとも1つの組付け開口(58)に対応し、両方の組付け開口(56,58)は、取付けエレメントを収容するために形成されており、これにより前記ケーシング(1)が保持体に取付け可能である、請求項2から4までのいずれか1項記載のケーシング。
  6. 前記ケーシング(1)に、少なくとも1つの誤組付け表示手段(60)が設けられており、該誤組付け表示手段(60)は、誤組付けを認識可能にすることで、前記ケーシング(1)の誤組付けを困難にする、請求項1から5までのいずれか1項記載のケーシング。
  7. 前記流入部(6)が、ねじ山なしに前記流入部(6)に挿入されている接続部分(63)を介して流入管路に接続可能であり、前記接続部分(63)は、クランプ結合部、ねじ結合部および/または差込み結合部を介して前記接続管路に結合可能である、請求項2から6までのいずれか1項記載のケーシング。
  8. 前記ケーシング(1)が、少なくとも1つの軸方向ストッパを有しており、該軸方向ストッパは、前記接続部分(63)を前記媒体の流れ方向で前記流入部(6)に位置固定するために形成されている、請求項7記載のケーシング。
  9. 前記接続部分(100)は、前記ケーシング(1)の前記流入部(6)内に回転可能に挿入されている、請求項7または8記載のケーシング。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項記載のケーシング(1)において使用する調量ユニット(2)であって、前記少なくとも1つの調量ユニット(2)が、プラスチックから製造された調量体(3)および/またはプラスチックから製造されたピストンを有していることを特徴とする、ケーシング(1)において使用する調量ユニット(2)。
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