JP6953472B2 - マニホールド - Google Patents
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Description
本発明は、可撓性である円管状のチューブが挿入されるチューブ挿入孔を有する継手を備えたマニホールドに関する。
例えば特許文献1に開示されているように、マニホールドは、一方向に並んで配置されるとともに内部に流路がそれぞれ形成される流路形成部材である複数のマニホールドブロックと、各マニホールドブロック上にそれぞれ搭載される複数の電磁弁と、を備えている。また、マニホールドは、各マニホールドブロックから一部分が外方へそれぞれ突出する筒状の継手をそれぞれ備えている。各継手は、各マニホールドブロックの流路にそれぞれ連通するチューブ挿入孔を有している。複数の継手は、複数のマニホールドブロックの並設方向で互いに隣り合っている。各継手のチューブ挿入孔には、例えば、可撓性である円管状のチューブがそれぞれ挿入される。
ところで、各マニホールドブロックの流路を流れる流体の流量を多くするために、流路断面積が極力大きいチューブをチューブ挿入孔に挿入することが要求されている。流路断面積が極力大きいチューブをチューブ挿入孔に挿入するためには、各継手のチューブ挿入孔の孔径を極力大きくする必要がある。ここで、例えば、各継手のチューブ挿入孔が円孔状である場合、各チューブ挿入孔の孔径を大きくすることに伴って各継手の外径もそれぞれ大きくなる。このとき、複数の継手におけるマニホールドブロックから突出する部分は、複数のマニホールドブロックの並設方向で互いに隣り合っているため、各継手の外径を大きくし過ぎると、複数のマニホールドブロックの並設方向で隣り合う継手同士が干渉してしまう。各継手の外径を大きくしても、複数のマニホールドブロックの並設方向で隣り合う継手同士が干渉しないように、隣り合うマニホールドブロック間のピッチを大きくすることも考えられるが、隣り合うマニホールドブロック間のピッチを大きくするほど、マニホールドにおける複数のマニホールドブロックの並設方向での体格が大型化してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、大型化を抑えつつも、流路を流れる流体の流量を多くすることができるマニホールドを提供することにある。
上記課題を解決するマニホールドは、一方向に並んで配置されるとともに内部に流路がそれぞれ形成される複数の流路形成部材と、前記各流路形成部材から一部分が外方へそれぞれ突出するとともに前記流路にそれぞれ連通するチューブ挿入孔を有する筒状の継手と、を備え、前記複数の継手は、前記複数の流路形成部材の並設方向で互いに隣り合っており、前記各継手の前記チューブ挿入孔に可撓性である円管状のチューブが挿入されるマニホールドであって、前記複数の継手における前記流路形成部材から突出する部分はそれぞれ長筒状であるとともに前記継手を軸線方向から見ると前記継手の短手方向が前記並設方向に一致するように配置されており、前記チューブ挿入孔の少なくとも一部分は、長孔状の小径孔であり、前記継手を軸線方向から見ると、前記小径孔の短手方向は、前記継手の短手方向と一致している。
上記マニホールドにおいて、前記チューブ挿入孔は、前記チューブ挿入孔の開口縁と前記小径孔とを繋ぐとともに前記開口縁から前記小径孔に向かうにつれて縮径していく縮径孔を有しているとよい。
上記マニホールドにおいて、前記開口縁は、前記小径孔と相似形の長孔状であるとよい。
上記マニホールドにおいて、前記継手は、前記小径孔に挿入された前記チューブ内と前記流路とを連通する連通孔と、前記小径孔と前記連通孔とを接続するとともに前記小径孔に挿入された前記チューブの先端が当接するストッパ面と、を有し、前記連通孔は、長孔状であり、前記継手を軸線方向から見ると、前記連通孔の短手方向は、前記小径孔の短手方向と一致しており、前記連通孔の短手方向の孔径は、前記小径孔の短手方向の孔径と同じであるとともに、前記連通孔の長手方向の孔径は、前記小径孔の長手方向の孔径よりも小さいとよい。
上記マニホールドにおいて、前記継手は、前記小径孔に挿入された前記チューブ内と前記流路とを連通する連通孔と、前記小径孔と前記連通孔とを接続するとともに前記小径孔に挿入された前記チューブの先端が当接するストッパ面と、を有し、前記連通孔は、長孔状であり、前記継手を軸線方向から見ると、前記連通孔の短手方向は、前記小径孔の短手方向と一致しており、前記連通孔の短手方向の孔径は、前記小径孔の短手方向の孔径と同じであるとともに、前記連通孔の長手方向の孔径は、前記小径孔の長手方向の孔径よりも小さいとよい。
上記マニホールドにおいて、前記継手は、前記連通孔を有するとともに前記流路形成部材の継手接続孔内に挿入される挿入部を有し、前記挿入部は、長筒状であるとともに、前記挿入部を軸線方向から見ると前記挿入部の短手方向が前記並設方向に一致するように配置されているとよい。
この発明によれば、大型化を抑えつつも、流路を流れる流体の流量を多くすることができる。
以下、マニホールドを具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。本実施形態のマニホールドは、複数の電磁弁を備えた電磁弁マニホールドである。
図1に示すように、電磁弁マニホールド10は、第1エンドブロック11、第2エンドブロック12、給排ブロック13、及び複数のマニホールドブロック14を備えている。第1エンドブロック11、第2エンドブロック12、給排ブロック13及び複数のマニホールドブロック14は、第1エンドブロック11、複数のマニホールドブロック14、給排ブロック13、及び第2エンドブロック12の順で、一方向に並んで配置されている。
図1に示すように、電磁弁マニホールド10は、第1エンドブロック11、第2エンドブロック12、給排ブロック13、及び複数のマニホールドブロック14を備えている。第1エンドブロック11、第2エンドブロック12、給排ブロック13及び複数のマニホールドブロック14は、第1エンドブロック11、複数のマニホールドブロック14、給排ブロック13、及び第2エンドブロック12の順で、一方向に並んで配置されている。
給排ブロック13には、供給用継手13a及び排出用継手13bが設けられている。供給用継手13aの一端は、給排ブロック13の内部に形成される図示しない集中供給流路に連通するとともに、供給用継手13aの他端は、例えば配管等を介して、図示しない流体供給源に接続されている。排出用継手13bの一端は、給排ブロック13の内部に形成された図示しない集中排出流路に連通するとともに、排出用継手13bの他端は、例えば配管等を介して、大気に連通している。
複数のマニホールドブロック14には、電磁弁20がそれぞれ搭載されている。また、電磁弁マニホールド10は、各電磁弁20に電力を供給するための給電ブロック15を備えている。給電ブロック15は、第1エンドブロック11に対してマニホールドブロック14とは反対側に配置されている。第1エンドブロック11、第2エンドブロック12、給排ブロック13、複数のマニホールドブロック14、及び給電ブロック15は、細長四角ブロック状である。隣り合うブロック同士は、互いに接触した状態で連結されている。
図2に示すように、各電磁弁20は、各マニホールドブロック14の載置面14aに載置される細長四角ブロック状の弁ボディ21を有している。弁ボディ21は、細長四角ブロック状のボディ本体22と、ボディ本体22の長手方向の一端に連結される第1連結ブロック23と、ボディ本体22の長手方向の他端に連結される第2連結ブロック24と、を有している。ボディ本体22、第1連結ブロック23、及び第2連結ブロック24は、例えば、合成樹脂材料製である。ボディ本体22は、載置面14aと対向する本体対向面22aを有している。第1連結ブロック23は、載置面14aと対向する第1対向面23aを有している。第2連結ブロック24は、載置面14aと対向する第2対向面24aを有している。
ボディ本体22には、弁体25が収容される円孔状の弁孔26が形成されている。弁孔26は、ボディ本体22の長手方向に延びている。弁孔26の一端は、ボディ本体22の長手方向の一端面に開口するとともに、弁孔26の他端は、ボディ本体22の長手方向の他端面に開口している。よって、弁孔26は、ボディ本体22の長手方向に貫通している。弁体25は、弁孔26内を往復動可能に弁孔26に収容されるスプール弁体である。
ボディ本体22には、供給ポート27、第1出力ポート28、第2出力ポート29、第1排出ポート30、及び第2排出ポート31が形成されている。本実施形態の電磁弁20は、5ポート電磁弁である。
供給ポート27、第1出力ポート28、第2出力ポート29、第1排出ポート30、及び第2排出ポート31は、ボディ本体22の長手方向の一端から他端に向かうにつれて、第1排出ポート30、第1出力ポート28、供給ポート27、第2出力ポート29、第2排出ポート31の順に並んでボディ本体22に形成されている。供給ポート27、第1出力ポート28、第2出力ポート29、第1排出ポート30、及び第2排出ポート31それぞれの一端は弁孔26に連通している。供給ポート27、第1出力ポート28、第2出力ポート29、第1排出ポート30、及び第2排出ポート31それぞれの他端は、ボディ本体22の本体対向面22aに開口している。
弁孔26の内周面において、供給ポート27と第1出力ポート28との間には、第1弁座32が設けられている。また、弁孔26の内周面において、第1出力ポート28と第1排出ポート30との間には、第2弁座33が設けられている。さらに、供給ポート27と第2出力ポート29との間には、第3弁座34が設けられている。また、第2出力ポート29と第2排出ポート31との間には、第4弁座35が設けられている。第1弁座32、第2弁座33、第3弁座34、及び第4弁座35は、弁孔26の内周面の一部を形成する環状である。
また、弁孔26は、第1排出ポート30に連通するとともに第2弁座33とは反対側に位置する弁孔26の一端部を形成する第1孔部26aを有している。さらに、弁孔26は、第2排出ポート31に連通するとともに第4弁座35とは反対側に位置する弁孔26の他端部を形成する第2孔部26bを有している。第1弁座32、第2弁座33、第3弁座34、第4弁座35、第1孔部26a、及び第2孔部26bの内径は同じである。
弁体25には、弁体25の軸線方向において互いに離間する第1弁部251、第2弁部252、第3弁部253、第4弁部254、第5弁部255、及び第6弁部256を有している。第1弁部251、第2弁部252、第3弁部253、第4弁部254、第5弁部255、及び第6弁部256は、弁体25の軸線方向の一端から他端に向かうにつれて、第5弁部255、第2弁部252、第1弁部251、第3弁部253、第4弁部254、及び第6弁部256の順に配列されている。第1弁部251、第2弁部252、第3弁部253、第4弁部254、第5弁部255、及び第6弁部256の外径は同じである。
弁体25は、第1弁部251と第3弁部253とを連結する第1軸部25aと、第1弁部251と第2弁部252とを連結する第2軸部25bと、第3弁部253と第4弁部254とを連結する第3軸部25cと、を有している。また、弁体25は、第2弁部252と第5弁部255とを連結する第4軸部25dと、第4弁部254と第6弁部256とを連結する第5軸部25eと、を有している。
弁体25は、第5弁部255における第4軸部25dとは反対側の端面から突出する柱状の第1突出部25fを有している。第1突出部25fは、弁体25の軸線方向の一端部である。また、弁体25は、第6弁部256における第5軸部25eとは反対側の端面から突出する柱状の第2突出部25gを有している。第2突出部25gは、弁体25の軸線方向の他端部である。
第1軸部25a、第2軸部25b、第3軸部25c、第4軸部25d、第5軸部25e、第1突出部25f、及び第2突出部25gの外径は同じである。第1弁部251、第2弁部252、第3弁部253、第4弁部254、第5弁部255、及び第6弁部256の外径は、第1軸部25a、第2軸部25b、第3軸部25c、第4軸部25d、第5軸部25e、第1突出部25f、及び第2突出部25gの外径よりも大きい。
第1弁部251の外周面には、第1弁部251が第1弁座32に着座して供給ポート27と第1出力ポート28との間をシールする第1スプールパッキン36が装着されている。第2弁部252の外周面には、第2弁部252が第2弁座33に着座して第1出力ポート28と第1排出ポート30との間をシールする第2スプールパッキン37が装着されている。第3弁部253の外周面には、第3弁部253が第3弁座34に着座して供給ポート27と第2出力ポート29との間をシールする第3スプールパッキン38が装着されている。第4弁部254の外周面には、第4弁部254が第4弁座35に着座して第2出力ポート29と第2排出ポート31との間をシールする第4スプールパッキン39が装着されている。第1スプールパッキン36、第2スプールパッキン37、第3スプールパッキン38、及び第4スプールパッキン39は、ゴム製の環状である。
第1連結ブロック23には、第1孔部26aに連通する円孔状の第1ピストン収容凹部41が形成されている。弁体25の第1突出部25fは、第1孔部26aから第1ピストン収容凹部41内に出没可能である。第1ピストン収容凹部41内には、円板状の第1ピストン42が往復動可能に収容されている。第1ピストン42は、弁体25の第1突出部25fの先端部に取り付けられている。第1ピストン42の外周面には第1リップパッキン43が装着されている。第1リップパッキン43は、第1ピストン42と第1ピストン収容凹部41の内周面との間をシールする。そして、第1ピストン42により第1ピストン収容凹部41内に第1パイロット圧作用室44が区画されている。第1パイロット圧作用室44にはパイロット流体が給排される。
第2連結ブロック24には、第2孔部26bに連通する円孔状の第2ピストン収容凹部45が形成されている。第2ピストン収容凹部45の内径は、第1ピストン収容凹部41の内径よりも小さい。弁体25の第2突出部25gは、第2孔部26bから第2ピストン収容凹部45内に出没可能である。第2ピストン収容凹部45内には、円板状の第2ピストン46が往復動可能に収容されている。第2ピストン46は、弁体25の第2突出部25gの先端部に取り付けられている。第2ピストン46の外径は、第1ピストン42の外径よりも小さい。第2ピストン46の外周面には第2リップパッキン47が装着されている。第2リップパッキン47は、第2ピストン46と第2ピストン収容凹部45の内周面との間をシールする。そして、第2ピストン46により第2ピストン収容凹部45内に第2パイロット圧作用室48が区画されている。第2パイロット圧作用室48にはパイロット流体が給排される。
第2ピストン46の外径が、第1ピストン42の外径よりも小さいため、第2ピストン46における第2パイロット圧作用室48内のパイロット流体の圧力を受ける受圧面積は、第1ピストン42における第1パイロット圧作用室44内のパイロット流体の圧力を受ける受圧面積よりも小さい。
第5弁部255の外周面には、第5弁部255と第1孔部26aとの間をシールする第1シール部材49aが装着されている。第1シール部材49aは、環状のゴム製である。そして、第1シール部材49aによって、第1排出ポート30から第1孔部26aを介した第1ピストン収容凹部41への流体の洩れが抑制されている。
第6弁部256の外周面には、第6弁部256と第2孔部26bとの間をシールする第2シール部材49bが装着されている。第2シール部材49bは、環状のゴム製である。そして、第2シール部材49bによって、第2排出ポート31から第2孔部26bを介した第2ピストン収容凹部45への流体の洩れが抑制されている。
各電磁弁20は、パイロット弁部50をそれぞれ有している。本実施形態の電磁弁20は、パイロット弁部50が一つ設けられた所謂シングルパイロット型である。パイロット弁部50は、ソレノイド部51を備えている。パイロット弁部50は、第1連結ブロック23におけるボディ本体22とは反対側の端部に連結されている。
また、弁ボディ21には、弁孔26を介して供給ポート27に連通するパイロット流体供給流路52が形成されている。パイロット流体供給流路52は、弁孔26において、弁体25の位置とは無関係に供給ポート27に連通する位置に開口している。また、パイロット流体供給流路52は、途中で分岐してパイロット弁部50と第2パイロット圧作用室48とにそれぞれ接続されている。第2パイロット圧作用室48には、供給ポート27からの流体が、パイロット流体供給流路52を介してパイロット流体として常に供給されている。
また、第1連結ブロック23には、パイロット弁部50と第1パイロット圧作用室44とを接続するパイロット流体出力流路53が形成されている。さらに、第1連結ブロック23には、パイロット流体を排出する電磁弁側パイロット流体排出流路54が形成されている。電磁弁側パイロット流体排出流路54の一端はパイロット弁部50に接続されるとともに、電磁弁側パイロット流体排出流路54の他端は、第1連結ブロック23の第1対向面23aに開口している。
各マニホールドブロック14には、供給流路60、第1出力流路61、第2出力流路62、第1排出流路63、及び第2排出流路64が形成されている。よって、供給流路60、第1出力流路61、第2出力流路62、第1排出流路63、及び第2排出流路64は、マニホールドブロック14に形成された流路である。したがって、複数のマニホールドブロック14は、一方向に並んで配置されるとともに内部に流路が形成される複数の流路形成部材である。
供給流路60、第1出力流路61、第2出力流路62、第1排出流路63、及び第2排出流路64は、載置面14aにそれぞれ開口している。供給流路60における載置面14aに開口する端部は、供給ポート27に連通している。第1出力流路61における載置面14aに開口する端部は、第1出力ポート28に連通している。第2出力流路62における載置面14aに開口する端部は、第2出力ポート29に連通している。第1排出流路63における載置面14aに開口する端部は、第1排出ポート30に連通している。第2排出流路64における載置面14aに開口する端部は、第2排出ポート31に連通している。
各マニホールドブロック14の供給流路60における載置面14aとは反対側の端部は、各マニホールドブロック14を複数のマニホールドブロック14の並設方向に貫通している。隣り合うマニホールドブロック14の供給流路60同士は互いに連通している。第1排出流路63における載置面14aとは反対側の端部、及び第2排出流路64における載置面14aとは反対側の端部は、各マニホールドブロック14を複数のマニホールドブロック14の並設方向に貫通している。隣り合うマニホールドブロック14の第1排出流路63同士は互いに連通している。また、隣り合うマニホールドブロック14の第2排出流路64同士は互いに連通している。
複数のマニホールドブロック14のうち、最も第1エンドブロック11寄りに配置されているマニホールドブロック14において、供給流路60、第1排出流路63、及び第2排出流路64における第1エンドブロック11側の端部は、第1エンドブロック11によってそれぞれ閉塞されている。
複数のマニホールドブロック14のうち、最も給排ブロック13寄りに配置されているマニホールドブロック14において、供給流路60における給排ブロック13側の端部は、給排ブロック13の集中供給流路に連通している。複数のマニホールドブロック14のうち、最も給排ブロック13寄りに配置されているマニホールドブロック14において、第1排出流路63及び第2排出流路64における給排ブロック13側の端部は、給排ブロック13の集中排出流路に連通している。
さらに、各マニホールドブロック14には、ブロック側パイロット流体排出流路65が形成されている。ブロック側パイロット流体排出流路65の一端は、載置面14aにおいて、第1連結ブロック23の第1対向面23aと対向する部分に開口するとともに電磁弁側パイロット流体排出流路54に連通している。ブロック側パイロット流体排出流路65の他端は、第1排出流路63に連通している。
電磁弁マニホールド10は、載置面14aと弁ボディ21との間をシールするガスケット70を備えている。ガスケット70は、載置面14aと弁ボディ21との間に配置されている。また、電磁弁マニホールド10は、ブロック側パイロット流体排出流路65から電磁弁側パイロット流体排出流路54への流体の流れを阻止するチェック弁71を備えている。
チェック弁71では、チェック弁71内の圧力が所定の圧力に達すると開弁する。すると、チェック弁71は、電磁弁側パイロット流体排出流路54からブロック側パイロット流体排出流路65に向けて流れる流体の流れを許容する。よって、電磁弁側パイロット流体排出流路54からチェック弁71内に流入した流体が、チェック弁71を介してブロック側パイロット流体排出流路65に流出する。また、チェック弁71では、チェック弁71内の圧力が所定の圧力よりも小さい場合、閉弁している。これにより、チェック弁71は、ブロック側パイロット流体排出流路65から電磁弁側パイロット流体排出流路54への流体の流れを阻止する。
各マニホールドブロック14の第1出力流路61における載置面14aとは反対側の端部は、各マニホールドブロック14における複数のマニホールドブロック14の並設方向とは直交する方向に位置する側面14eに開口している。各マニホールドブロック14の第2出力流路62における載置面14aとは反対側の端部は、各マニホールドブロック14の側面14eに開口している。第2出力流路62における載置面14aとは反対側の端部は、第1出力流路61における載置面14aとは反対側の端部よりも載置面14a寄りに位置している。
各マニホールドブロック14には、第1出力流路61における載置面14aとは反対側の端部に接続される筒状の第1継手81と、第2出力流路62における載置面14aとは反対側の端部に接続される筒状の第2継手82と、がそれぞれ設けられている。したがって、第1出力流路61における載置面14aとは反対側の端部は、第1継手81が接続される継手接続孔である第1継手接続孔61eになっており、第2出力流路62における載置面14aとは反対側の端部は、第2継手82が接続される継手接続孔である第2継手接続孔62eになっている。第1継手81の内側は、第1出力流路61に連通している。第2継手82の内側は、第2出力流路62に連通している。各第1継手81及び各第2継手82は、可撓性である円管状のチューブ80が挿入される筒状の継手である。
図1に示すように、複数の第1継手81は、複数のマニホールドブロック14の並設方向で互いに隣り合っている。複数の第2継手82は、複数のマニホールドブロック14の並設方向で互いに隣り合っている。各第1継手81又は各第2継手82にそれぞれ接続された各チューブ80は、図示しない流体圧機器に接続されている。
図3及び図4では、第1継手81の構成について詳しく説明する。なお、第2継手82の構成は、第1継手81の構成と同じであるため、第2継手82の詳細な説明を省略する。
図3に示すように、第1継手81は、筒状の継手本体部83と、継手本体部83に取り付けられるプッシュリング84と、を備えている。プッシュリング84は、樹脂製である。プッシュリング84は、長筒状のリング本体部85と、リング本体部85の外周面からリング本体部85の径方向外側へ突出する環状のリング鍔部86と、を有している。リング鍔部86は、リング本体部85の外周面におけるリング本体部85の軸線方向の一端部に位置する部位からリング本体部85の径方向外側へ突出している。
リング本体部85の外周面は、リング周面85a、リング係止面85b、及びリング傾斜面85cを有している。リング周面85aは、リング鍔部86に連続するとともにリング本体部85の軸線方向に延びている。リング係止面85bは、リング周面85aにおけるリング鍔部86とは反対側の縁部からリング本体部85の径方向外側へ突出する環状である。リング係止面85bの外周縁は、リング鍔部86の外周面よりもリング本体部85の軸線寄りに位置している。リング傾斜面85cは、リング係止面85bの外周縁に連続するとともにリング係止面85bの外周縁からリング周面85aに対して離間する方向に延びている。リング傾斜面85cは、リング周面85aに対して離間するにつれて外径が縮径していく。したがって、プッシュリング84におけるリング鍔部86とは反対側の端部である先端部は、鉤状になっている。
図4に示すように、リング鍔部86の外周面は、プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たときに、互いに平行に延びる一対の鍔部平面86aを有している。また、リング鍔部86の外周面は、一対の鍔部平面86aの一端部同士を接続する第1鍔部湾曲面86bと、一対の鍔部平面86aの他端部同士を接続する第2鍔部湾曲面86cと、を有している。したがって、リング鍔部86の外周面は、リング鍔部86をリング本体部85の軸線方向から見たときに、長円形状になっている。
図3及び図4に示すように、リング本体部85は、第1挿入孔87及び縮径孔88を有している。第1挿入孔87は、リング本体部85の先端からリング鍔部86に向けてリング本体部85の軸線方向に延びている。図4に示すように、第1挿入孔87の内周面は、プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たときに、長孔状である。第1挿入孔87の内周面は、プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たときに、互いに平行に延びる一対の平面87aを有している。また、第1挿入孔87の内周面は、一対の平面87aの一端部同士を接続する第1湾曲面87bと、一対の平面87aの他端部同士を接続する第2湾曲面87cと、を有している。
プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たとき、一対の平面87aは、一対の鍔部平面86aに平行に延びている。また、プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たとき、第1湾曲面87bは、第1鍔部湾曲面86bに沿って延びるとともに、第2湾曲面87cは、第2鍔部湾曲面86cに沿って延びている。したがって、第1挿入孔87の内周面は、プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たときに、長円形状になっており、リング鍔部86の外周面と相似形である。
プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たとき、一対の平面87aに対して直交する方向は、第1挿入孔87の短手方向であり、一対の平面87aに沿って延びる方向は、第1挿入孔87の長手方向である。
図3に示すように、縮径孔88は、第1挿入孔87におけるリング本体部85の先端とは反対側の端縁とリング本体部85における先端部とは反対側の端面85eとを繋いでいる。図4に示すように、縮径孔88の内周面は、プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たときに、互いに平行に延びる一対の案内面88aを有している。一対の案内面88aの一方は、第1挿入孔87の一対の平面87aの一方に連続している。一対の案内面88aの他方は、第1挿入孔87の一対の平面87aの他方に連続している。また、縮径孔88の内周面は、一対の案内面88aの一端部同士を接続する第1湾曲面88bと、一対の案内面88aの他端部同士を接続する第2湾曲面88cと、を有している。縮径孔88の第1湾曲面88bは、第1挿入孔87の第1湾曲面87bに連続するとともに、縮径孔88の第2湾曲面88cは、第1挿入孔87の第2湾曲面87cに連続している。
図3に示すように、継手本体部83は、金属製である。継手本体部83は、円筒状の挿入部89と、長筒状の突出部90と、を有している。挿入部89の軸線と突出部90の軸線とは一致している。突出部90は、挿入部89に連続する第1筒部91と、第1筒部91における挿入部89とは反対側の端部に連続する第2筒部92と、を有している。第1筒部91の軸線と第2筒部92の軸線とは一致している。したがって、挿入部89、第1筒部91、及び第2筒部92それぞれの軸線は、継手本体部83の軸線を形成している。
第2筒部92の外周面は、継手本体部83を軸線方向から見たとき、プッシュリング84のリング鍔部86の外周面に重なるようにリング鍔部86の外周面に沿って延びる長円形状になっている。したがって、第2筒部92の外径は、リング鍔部86の外径と同一である。第1筒部91の外周面は、第2筒部92の外周面よりも突出部90の軸線寄りで第2筒部92の外周面に沿って延びる長円形状である。したがって、第1筒部91の外径は、第2筒部92の外径よりも一回り小さい。
突出部90は、第2挿入孔90a、第3挿入孔90b、及び第4挿入孔90cを有している。第2挿入孔90aは、第3挿入孔90b及び第4挿入孔90cよりも挿入部89寄りに位置している。第2挿入孔90aの内周面は、継手本体部83の軸線方向から見たとき、プッシュリング84の第1挿入孔87の内周面に重なるように第1挿入孔87の内周面に沿って延びる長円形状である。したがって、第2挿入孔90aの孔径は、第1挿入孔87の孔径と同一である。
第3挿入孔90bは、第2挿入孔90aに連通している。第3挿入孔90bの内周面は、第2挿入孔90aの内周面よりも突出部90の軸線から離間した位置で第2挿入孔90aの内周面に沿って延びる長円形状である。したがって、第3挿入孔90bの孔径は、第2挿入孔90aの孔径よりも一回り大きい。
第4挿入孔90cは、第3挿入孔90bにおける第2挿入孔90aとは反対側の端部に連通している。第4挿入孔90cの内周面は、第3挿入孔90bの内周面よりも突出部90の軸線から離間した位置で第3挿入孔90bの内周面に沿って延びる長円形状である。したがって、第4挿入孔90cの孔径は、第3挿入孔90bの孔径よりも一回り大きい。
挿入部89は、第2挿入孔90aに連通する連通孔89aを有している。連通孔89aは、円孔状である。図4に示すように、連通孔89aの孔径は、第2挿入孔90aの短手方向の孔径と同じである。つまり、連通孔89aの孔径は、プッシュリング84の第1挿入孔87の短手方向の孔径と同じである。
図3に示すように、継手本体部83は、継手本体部83の軸線方向に対して直交する方向に延びるとともに第2挿入孔90aの内周面と連通孔89aの内周面とを接続する環状の第1段差面831を有している。また、継手本体部83は、継手本体部83の軸線方向に対して直交する方向に延びるとともに第2挿入孔90aの内周面と第3挿入孔90bの内周面とを接続する環状の第2段差面832を有している。さらに、継手本体部83は、継手本体部83の軸線方向に対して直交する方向に延びるとともに第3挿入孔90bの内周面と第4挿入孔90cの内周面とを接続する環状の第3段差面833を有している。
第1継手81は、環状のシール部材93を備えている。シール部材93は、第3挿入孔90bの内周面に装着されている。シール部材93は、ゴム部材である。また、第1継手81は、環状の抜け止め部材94を備えている。抜け止め部材94は、第4挿入孔90cの内周面に嵌め込まれている。抜け止め部材94は、第3段差面833に当接した状態で第4挿入孔90cの内周面に嵌め込まれている。抜け止め部材94の内周面は、第3挿入孔90bの内周面よりも継手本体部83の軸線寄りであって、且つ第2挿入孔90aの内周面よりも継手本体部83の軸線から離間した位置に配置されている。そして、シール部材93は、第2段差面832と抜け止め部材94とに挟み込まれることにより、第3挿入孔90bの内側で位置決めされた状態で第3挿入孔90bの内周面に固定されている。抜け止め部材94は、シール部材93における第3挿入孔90bからの抜けを防止している。
第1継手81は、チャック金具95を備えている。チャック金具95は、第4挿入孔90cの内側に配置されている。チャック金具95は、環状のチャック本体95aと、チャック本体95aの内周面から突出する複数のチャック爪95bと、を有している。複数のチャック爪95bは、チャック本体95aの周方向に等間隔置きに配置されている。複数のチャック爪95bは、チャック本体95aの内周面から離間するにつれてチャック本体95aの軸線方向に向かって延びるように湾曲する薄板状である。
さらに、第1継手81は、筒状のカラー部材96を備えている。カラー部材96は、第4挿入孔90cの内側に挿入されている。カラー部材96は、筒状のカラー本体部96a、及びカラー本体部96aの内周面におけるカラー本体部96aの軸線方向の一端部から径方向内側へ突出する環状のカラー係止部96bを有している。カラー本体部96aの外周面は、第4挿入孔90cの内周面に沿って延びている。そして、カラー本体部96aの外周面が第4挿入孔90cの内周面に嵌め込まれることにより、カラー部材96が第4挿入孔90cに装着されている。カラー本体部96aの内周面は、継手本体部83の軸線方向から見たとき、第3挿入孔90bの内周面に重なるように第3挿入孔90bの内周面に沿って延びる長円形状である。
カラー本体部96aにおけるカラー係止部96bとは反対側の端部は、抜け止め部材94と共にチャック金具95のチャック本体95aの外周部を挟み込んでいる。よって、チャック金具95は、チャック本体95aが抜け止め部材94とカラー本体部96aとによって挟み込まれることにより、第4挿入孔90cの内側に固定されている。チャック金具95は、複数のチャック爪95bが、シール部材93に向かって湾曲するように第4挿入孔90cの内側に配置されている。複数のチャック爪95bの先端は、抜け止め部材94の内側に位置している。また、図4に示すように、複数のチャック爪95bの先端は、継手本体部83の軸線方向から見たとき、複数のチャック爪95bが弾性変形する前の状態では、第2挿入孔90aの内周面よりも継手本体部83の軸線寄りに位置している。
図3に示すように、カラー係止部96bの内径は、プッシュリング84のリング周面85aの外径よりも大きく、且つリング係止面85bの外周縁の外径よりも小さい。そして、プッシュリング84は、リング本体部85をカラー部材96の内側に強制的に押し込むことにより、リング傾斜面85cがカラー係止部96bを乗り越えて、リング周面85aがカラー係止部96bの内側に位置するようにカラー部材96を介して継手本体部83に取り付けられている。
プッシュリング84が継手本体部83に取り付けられている状態において、リング本体部85の先端は、複数のチャック爪95bと継手本体部83の軸線方向で対向している。プッシュリング84は、リング係止面85bがカラー係止部96bに当接することにより、継手本体部83からの抜けが防止されている。そして、プッシュリング84は、リング鍔部86がカラー部材96に当接するまで継手本体部83の内側に押し込むことが可能になっている。
リング係止面85bがカラー係止部96bに当接している状態では、リング本体部85の先端は、複数のチャック爪95bから離間している。リング鍔部86がカラー部材96に当接するまでプッシュリング84が継手本体部83の内側に押し込まれると、リング本体部85の先端部が複数のチャック爪95bに当接する。そして、複数のチャック爪95bがリング傾斜面85cに接触しながら、複数のチャック爪95bの先端が継手本体部83の軸線から離間するように弾性変形する。
第1継手81は、継手本体部83の挿入部89が第1継手接続孔61e内に挿入されることにより第1継手接続孔61eに接続されている。そして、第1継手81において、継手本体部83の突出部90、カラー部材96、及びプッシュリング84は、マニホールドブロック14の側面14eから突出する長筒状の部分を構成している。したがって、複数の第1継手81は、各マニホールドブロック14から一部分が外方へそれぞれ突出している。そして、複数の第1継手81における各マニホールドブロック14から突出する部分はそれぞれ長筒状である。
チューブ80の一部分は、縮径孔88、第1挿入孔87、第4挿入孔90c、第3挿入孔90b、及び第2挿入孔90aそれぞれの内側に位置している。したがって、縮径孔88、第1挿入孔87、第4挿入孔90c、第3挿入孔90b、及び第2挿入孔90aは、チューブ80が挿入されるチューブ挿入孔97を形成している。チューブ挿入孔97は、連通孔89aを介して第1出力流路61に連通している。したがって、チューブ挿入孔97は、マニホールドブロック14の内部に形成される流路に連通している。
図4では、変形前のチューブ80の外周面を仮想円C1で示している。図4に示すように、第1挿入孔87の長手方向の孔径、及び第2挿入孔90aの長手方向の孔径は、変形前のチューブ80の外径よりも大きい。また、第1挿入孔87の短手方向の孔径、及び第2挿入孔90aの短手方向の孔径は、変形前のチューブ80の外径よりも小さい。したがって、第1挿入孔87及び第2挿入孔90aは、短手方向の孔径が、変形前のチューブ80の外径よりも小さい長孔状の小径孔98を構成している。よって、本実施形態において、チューブ挿入孔97の一部分は、長孔状の小径孔98である。
縮径孔88の開口縁は、チューブ挿入孔97の開口縁である。したがって、チューブ挿入孔97は、チューブ挿入孔97の開口縁と小径孔98とを繋ぐとともにチューブ挿入孔97の開口縁から小径孔98に向かうにつれて縮径していく縮径孔88を有している。本実施形態において、チューブ挿入孔97の開口縁は、小径孔98と相似形の長孔状である。
図3に示すように、連通孔89aは、小径孔98に挿入されたチューブ80内と第1出力流路61とを連通している。第1段差面831は、第2挿入孔90aに挿入されたチューブ80の先端が当接するストッパ面になっている。
第1挿入孔87の短手方向及び第2挿入孔90aの短手方向は、第1継手81の短手方向であり、第1挿入孔87の長手方向及び第2挿入孔90aの長手方向は、第1継手81の長手方向である。したがって、第1継手81を軸線方向から見ると、小径孔98の短手方向は、第1継手81の短手方向と一致している。
図1に示すように、複数の第1継手81は、第1継手81を軸線方向から見ると第1継手81の短手方向が複数のマニホールドブロック14の並設方向に一致するように配置されている。複数の第2継手82は、第2継手82を軸線方向から見ると第2継手82の短手方向が複数のマニホールドブロック14の並設方向に一致するように配置されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
小径孔98の短手方向の孔径よりも外径が大きいチューブ80が各第1継手81のチューブ挿入孔97に挿入される場合、チューブ挿入孔97の開口縁から挿し込まれたチューブ80は、縮径孔88の一対の案内面88aに案内されながら第1挿入孔87に向かって挿入される。
小径孔98の短手方向の孔径よりも外径が大きいチューブ80が各第1継手81のチューブ挿入孔97に挿入される場合、チューブ挿入孔97の開口縁から挿し込まれたチューブ80は、縮径孔88の一対の案内面88aに案内されながら第1挿入孔87に向かって挿入される。
図5に示すように、第1挿入孔87に挿入されたチューブ80は、第1挿入孔87の内周面における第1挿入孔87の短手方向の両側に位置する部分である一対の平面87aに押し潰される。そして、チューブ80は、第1挿入孔87における長手方向の両側に位置する第1湾曲面87b側の空間及び第2湾曲面87c側の空間へと変形が許容されながら第1挿入孔87の内側に挿し込まれる。その結果、チューブ80は、第1挿入孔87の内周面に倣って弾性変形する。
図3に示すように、チューブ80は、複数のチャック爪95bの先端に接触するとともに複数のチャック爪95bを押し退けながらチャック金具95の内側を通過する。また、チューブ80は、シール部材93の内周面に接触しながらシール部材93の内側を通過するとともに、チューブ80の先端が第1段差面831に当接するまで第2挿入孔90aの内側に挿入される。これにより、チューブ80内が連通孔89aを介して第1出力流路61に連通する。なお、各第2継手82のチューブ挿入孔97に挿入されるチューブ80も、各第1継手81のチューブ挿入孔97に挿入されるチューブ80と同様に、チューブ80の先端が第1段差面831に当接するまで第2挿入孔90aの内側に挿入される。これにより、第2継手82のチューブ挿入孔97に挿入されるチューブ80内が連通孔89aを介して第2出力流路62に連通する。
シール部材93の外周面は、第3挿入孔90bの内周面に密着するとともに、シール部材93の内周面は、チューブ80の外周面に密着している。よって、チューブ80の外周面とチューブ挿入孔97との間を介した外部への流体の洩れがシール部材93により抑制されている。また、チューブ80の先端が第1段差面831に当接するまでチューブ挿入孔97に挿入されたチューブ80は、各チャック爪95bが、チューブ80に押し退けられる前の原形状に復帰しようとして、各チャック爪95bの先端がチューブ80の外周面に食い込むことにより、チューブ挿入孔97からの抜けが防止されている。
チューブ80をチューブ挿入孔97から引き抜く場合には、リング鍔部86がカラー部材96に当接するまでプッシュリング84を継手本体部83の内側に押し込む。すると、リング本体部85の先端部が複数のチャック爪95bに当接して、複数のチャック爪95bの先端がチューブ80の外周面から離間するように、複数のチャック爪95bが弾性変形する。これにより、各チャック爪95bの先端におけるチューブ80の外周面に対する食い込みが解除され、チューブ80をチューブ挿入孔97から引き抜くことが可能となる。
図2に示すように、パイロット弁部50は、ソレノイド部51への電力の供給が行われると、パイロット流体供給流路52とパイロット流体出力流路53とを連通させるとともに、パイロット流体出力流路53と電磁弁側パイロット流体排出流路54との連通を遮断する。すると、流体供給源からの流体が、配管を介して供給用継手13a、給排ブロック13の集中供給流路、供給流路60、供給ポート27、パイロット流体供給流路52、及びパイロット流体出力流路53を介して、パイロット流体として第1パイロット圧作用室44に供給される。
このとき、第2ピストン46における第2パイロット圧作用室48内のパイロット流体の圧力を受ける受圧面積が、第1ピストン42における第1パイロット圧作用室44内のパイロット流体の圧力を受ける受圧面積よりも小さいことから、弁体25が、第2ピストン収容凹部45に向けて移動する。その結果、供給ポート27と第1出力ポート28とが連通するとともに第2出力ポート29と第2排出ポート31とが連通する。また、供給ポート27と第2出力ポート29との間が第3弁部253の第3スプールパッキン38によってシールされるとともに、第1出力ポート28と第1排出ポート30との間が第2弁部252の第2スプールパッキン37によってシールされる。
そして、流体供給源からの流体が、配管を介して供給用継手13a、給排ブロック13の集中供給流路、供給流路60、供給ポート27、第1出力ポート28、第1出力流路61、第1継手81の連通孔89a、第1継手81に接続されているチューブ80を介して流体圧機器に供給される。また、流体圧機器からの流体が、第2継手82に接続されているチューブ80、第2継手82の連通孔89a、第2出力流路62、第2出力ポート29、第2排出ポート31、第2排出流路64、給排ブロック13の集中排出流路、排出用継手13b、及び配管を介して大気に排出される。
パイロット弁部50は、ソレノイド部51への電力の供給が停止されると、パイロット流体出力流路53と電磁弁側パイロット流体排出流路54とを連通させるとともに、パイロット流体供給流路52とパイロット流体出力流路53との連通を遮断する。すると、流体供給源から、配管、供給用継手13a、給排ブロック13の集中供給流路、供給流路60、供給ポート27、パイロット流体供給流路52、及びパイロット流体出力流路53を介したパイロット流体としての流体の第1パイロット圧作用室44への供給が遮断される。そして、第1パイロット圧作用室44内の流体が、パイロット流体出力流路53、電磁弁側パイロット流体排出流路54、ブロック側パイロット流体排出流路65、第1排出流路63、給排ブロック13の集中排出流路、排出用継手13b、及び配管を介して大気に排出される。これにより、弁体25が、第1ピストン収容凹部41に向けて移動する。その結果、供給ポート27と第2出力ポート29とが連通するとともに、第1出力ポート28と第1排出ポート30とが連通する。また、供給ポート27と第1出力ポート28との間が第1弁部251の第1スプールパッキン36によってシールされるとともに、第2出力ポート29と第2排出ポート31との間が第4弁部254の第4スプールパッキン39によってシールされる。
そして、流体供給源からの流体が、配管を介して供給用継手13a、給排ブロック13の集中供給流路、供給流路60、供給ポート27、第2出力ポート29、及び第2出力流路62、第2継手82の連通孔89a、第2継手82に接続されているチューブ80を介して流体圧機器に供給される。また、流体圧機器からの流体が、第1継手81に接続されているチューブ80、第1継手81の連通孔89a、第1出力流路61、第1出力ポート28、第1排出ポート30、第1排出流路63、給排ブロック13の集中排出流路、排出用継手13b、及び配管を介して大気に排出される。
よって、本実施形態の電磁弁20は、供給ポート27に供給された流体の一部を第1パイロット圧作用室44及び第2パイロット圧作用室48に供給する内部パイロット式である。そして、電磁弁20においては、弁体25がパイロット流体により弁孔26内を往復動することによって各ポート間の連通が切り換えられる。
例えば、チューブ挿入孔97が円孔状であり、チューブ挿入孔97の孔径が、小径孔98の短手方向の孔径と同じである場合に比べると、チューブ挿入孔97に挿入されるチューブ80の流路断面積が極力大きくなっている。したがって、マニホールドブロック14の内部の流路を流れる流体の流量が多くなるため、流体圧機器への流体の供給量、及び流体圧機器からの流体の排出量が多くなり、流体圧機器の動作の応答性が向上する。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)第1継手81及び第2継手82におけるマニホールドブロック14から突出する部分はそれぞれ長筒状であるとともに第1継手81及び第2継手82を軸線方向から見ると第1継手81及び第2継手82の短手方向がマニホールドブロック14の並設方向に一致するように配置されている。チューブ挿入孔97の一部分は、長孔状の小径孔98であり、第1継手81及び第2継手82を軸線方向から見ると、小径孔98の短手方向は、第1継手81及び第2継手82の短手方向と一致している。
(1)第1継手81及び第2継手82におけるマニホールドブロック14から突出する部分はそれぞれ長筒状であるとともに第1継手81及び第2継手82を軸線方向から見ると第1継手81及び第2継手82の短手方向がマニホールドブロック14の並設方向に一致するように配置されている。チューブ挿入孔97の一部分は、長孔状の小径孔98であり、第1継手81及び第2継手82を軸線方向から見ると、小径孔98の短手方向は、第1継手81及び第2継手82の短手方向と一致している。
小径孔98の短手方向の孔径よりも外径が大きいチューブ80がチューブ挿入孔97に挿入される場合を考える。この場合、チューブ80は、小径孔98の内周面における小径孔98の短手方向の両側に位置する部分に押し潰されるとともに、小径孔98における長手方向の両側に位置する空間へと変形が許容されながら小径孔98の内側に挿し込まれる。したがって、チューブ80における変形前の外径が、小径孔98の短手方向の孔径よりも大きいチューブ80をチューブ挿入孔97に挿入することができる。よって、例えば、チューブ挿入孔97が円孔状であり、チューブ挿入孔97の孔径が、小径孔98の短手方向の孔径と同じである場合に比べると、チューブ挿入孔97に挿入されるチューブ80の流路断面積を極力大きくすることができる。したがって、第1継手81及び第2継手82におけるマニホールドブロック14から突出する部分の外径を、マニホールドブロック14の並設方向に大きくせずに、流路断面積が極力大きいチューブ80をチューブ挿入孔97に挿入することができる。よって、複数のマニホールドブロック14の並設方向で隣り合う第1継手81同士又は第2継手82同士が干渉しないように、隣り合うマニホールドブロック14間のピッチを大きくする必要が無い。したがって、電磁弁マニホールド10の大型化を抑えつつも、流路を流れる流体の流量を多くすることができる。
(2)チューブ挿入孔97は、チューブ挿入孔97の開口縁と小径孔98とを繋ぐとともにチューブ挿入孔97の開口縁から小径孔98に向かうにつれて縮径していく縮径孔88を有している。これによれば、チューブ挿入孔97の開口縁から挿し込まれたチューブ80は、縮径孔88に案内されながら小径孔98に向かって挿入されるため、チューブ80を小径孔98に対して挿入し易くすることができる。
(3)チューブ挿入孔97の開口縁は、小径孔98と相似形の長孔状である。これによれば、例えば、チューブ挿入孔97の開口縁が、小径孔98の長手方向の孔径と同じ孔径である円孔状である場合に比べると、第1継手81又は第2継手82の短手方向の両側に位置する肉厚を厚くすることができるため、第1継手81又は第2継手82の強度を確保し易くすることができる。
(4)マニホールドブロック14の内部の流路を流れる流体の流量を多くすることができるため、流体圧機器への流体の供給量、及び流体圧機器からの流体の排出量が多くなり、流体圧機器の動作の応答性を向上させることができる。
(5)隣り合うマニホールドブロック14間のピッチを大きくすることなく、流路断面積が極力大きいチューブ80をチューブ挿入孔97に挿入することができるため、電磁弁マニホールド10の大型化が抑えられ、電磁弁マニホールド10の省スペース化を図ることができる。
(6)円管状のチューブ80を用いて、マニホールドブロック14の流路を流れる流体の流量を多くすることができるため、チューブ80の流路断面積を大きくするために、チューブ80の形状を変更する必要が無く、既存の円管状のチューブ80を使用することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ 図6に示すように、連通孔89aが長孔状であってもよい。第1継手81を軸線方向から見ると、連通孔89aの短手方向は、小径孔98の短手方向と一致している。連通孔89aの短手方向の孔径は、小径孔98の短手方向の孔径と同じであるとともに、連通孔89aの長手方向の孔径は、小径孔98の長手方向の孔径よりも小さい。これによれば、例えば、連通孔89aが、小径孔98の短手方向の孔径と同じ孔径である円孔状である場合に比べると、連通孔89aの流路断面積を大きくすることができるため、マニホールドブロック14の流路を流れる流体の流量をさらに多くすることができる。
・ 実施形態において、チューブ挿入孔97が、縮径孔88を有していなくてもよく、例えば、第1挿入孔87におけるリング鍔部86側の端縁が、チューブ挿入孔97の開口縁を形成する構成であってもよい。
・ 実施形態において、チューブ挿入孔97の全体が、長孔状の小径孔98であってもよい。要は、チューブ挿入孔97の少なくとも一部分が、長孔状の小径孔であればよい。
・ 実施形態において、チューブ挿入孔97の開口縁が、小径孔98と相似形ではない長孔状であってもよい。
・ 実施形態において、チューブ挿入孔97の開口縁が、小径孔98と相似形ではない長孔状であってもよい。
・ 図7に示すように、チューブ挿入孔97の開口縁が、例えば、小径孔98の長手方向の孔径よりも大きい孔径である円孔状であってもよい。チューブ挿入孔97の開口縁が、円孔状である場合、開口縁の孔径は、変形前のチューブ80の外径よりも大きい。
・ 実施形態において、リング鍔部86の外周面が、リング鍔部86をリング本体部85の軸線方向から見たときに、例えば、一対の鍔部平面86aを有していない楕円形状であってもよい。また、リング鍔部86の外周面が、リング鍔部86をリング本体部85の軸線方向から見たときに、例えば、長四角形状であってもよい。リング鍔部86の外周面が、リング鍔部86をリング本体部85の軸線方向から見たときに、長四角形状である場合、リング鍔部86をリング本体部85の軸線方向から見たときの四つの角部が、R面取りされていたり、C面取りされていたりしてもよい。そして、第2筒部92の外周面が、継手本体部83を軸線方向から見たとき、リング鍔部86の外周面に重なるようにリング鍔部86の外周面に沿って延びる楕円形状であったり、長四角形状であったりしてもよい。
さらに、第1挿入孔87の内周面が、プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たときに、例えば、一対の平面87aを有していない楕円形状であってもよい。また、第1挿入孔87の内周面が、プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たときに、例えば、長四角形状であってもよい。第1挿入孔87の内周面が、プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たときに、長四角形状である場合、プッシュリング84をリング本体部85の軸線方向から見たときの四つの角部が、R面取りされていたり、C面取りされていたりしてもよい。そして、第2挿入孔90aの内周面は、継手本体部83の軸線方向から見たとき、プッシュリング84の第1挿入孔87の内周面に重なるように第1挿入孔87の内周面に沿って延びる楕円形状であったり、長四角形状であったりする。
要は、小径孔98は、長孔状であって、継手の軸線方向から見ると、小径孔98の短手方向が、継手の短手方向と一致していればよい。そして、複数の継手におけるマニホールドブロック14から突出する部分がそれぞれ長筒状であればよい。
・ 図8に示すように、継手本体部83の挿入部89が長筒状であってもよい。挿入部89は、挿入部89の外周面が、第1筒部91の外周面よりも突出部90の軸線寄りで第1筒部91の外周面に沿って延びる長筒状である。したがって、挿入部89の外径は、第1筒部91の外周面よりも一回り小さい。挿入部89は、挿入部89を軸線方向から見ると、挿入部89の短手方向がマニホールドブロック14の並設方向に一致するように配置されている。そして、この場合、挿入部89が挿入される第1継手接続孔61e又は第2継手接続孔62eは、挿入部89の外周面に沿った長孔状である。これによれば、挿入部89の外径を、マニホールドブロック14の並設方向に大きくせずに、連通孔89aの流路断面積を大きくすることができるため、電磁弁マニホールド10の大型化を抑えつつも、マニホールドブロック14の流路を流れる流体の流量をさらに多くすることができる。なお、挿入部89の外周面は、挿入部89の軸線方向から見たときに、楕円形状であったり、長四角形状であったりしてもよい。
・ 実施形態において、プッシュリング84は、金属製であってもよい。
・ 実施形態において、継手本体部83は、樹脂製であってもよい。
・ 実施形態において、継手の一部分が、例えば、電磁弁20の弁ボディ21から外方へ突出し、チューブ挿入孔97が弁ボディ21の内部に形成される流路に連通している構成であってもよい。この場合、複数の電磁弁20の弁ボディ21は、一方向に並んで配置されるとともに内部に流路がそれぞれ形成される複数の流路形成部材に相当する。
・ 実施形態において、継手本体部83は、樹脂製であってもよい。
・ 実施形態において、継手の一部分が、例えば、電磁弁20の弁ボディ21から外方へ突出し、チューブ挿入孔97が弁ボディ21の内部に形成される流路に連通している構成であってもよい。この場合、複数の電磁弁20の弁ボディ21は、一方向に並んで配置されるとともに内部に流路がそれぞれ形成される複数の流路形成部材に相当する。
・ 実施形態において、電磁弁20は、例えば、3ポート電磁弁であってもよい。
・ 実施形態において、電磁弁20は、第1ピストン42の外径と第2ピストン46の外径とが同じであり、第2ピストン収容凹部45内に、弁体25を第1ピストン収容凹部41に向けて付勢する付勢ばねが収容されている構成であってもよい。そして、例えば、第1パイロット圧作用室44内の圧力が、付勢ばねの付勢力に抗することにより、弁体25が第2ピストン収容凹部45に向けて移動するようにしてもよい。
・ 実施形態において、電磁弁20は、第1ピストン42の外径と第2ピストン46の外径とが同じであり、第2ピストン収容凹部45内に、弁体25を第1ピストン収容凹部41に向けて付勢する付勢ばねが収容されている構成であってもよい。そして、例えば、第1パイロット圧作用室44内の圧力が、付勢ばねの付勢力に抗することにより、弁体25が第2ピストン収容凹部45に向けて移動するようにしてもよい。
・ 実施形態において、供給ポート27とは別の外部から供給された流体を第1パイロット圧作用室44及び第2パイロット圧作用室48に供給する外部パイロット式であってもよい。
・ 実施形態において、電磁弁20は、パイロット弁部50が二つ設けられた所謂ダブルパイロット型であってもよい。
・ 実施形態において、マニホールドは、複数のマニホールドブロック14に電磁弁20がそれぞれ搭載されているものでなくてもよい。要は、マニホールドは、電磁弁20を備える電磁弁マニホールド10に限定されるものではなく、一方向に並んで配置されるとともに内部に流路がそれぞれ形成される複数の流路形成部材を備えるものであればよい。
・ 実施形態において、マニホールドは、複数のマニホールドブロック14に電磁弁20がそれぞれ搭載されているものでなくてもよい。要は、マニホールドは、電磁弁20を備える電磁弁マニホールド10に限定されるものではなく、一方向に並んで配置されるとともに内部に流路がそれぞれ形成される複数の流路形成部材を備えるものであればよい。
10…マニホールドである電磁弁マニホールド、14…流路形成部材であるマニホールドブロック、61e…継手接続孔である第1継手接続孔、62e…継手接続孔である第2継手接続孔、80…チューブ、81…継手である第1継手、82…継手である第2継手、88…縮径孔、89…挿入部、89a…連通孔、97…チューブ挿入孔、98…小径孔、831…ストッパ面である第1段差面。
Claims (5)
- 一方向に並んで配置されるとともに内部に流路がそれぞれ形成される複数の流路形成部材と、
前記各流路形成部材から一部分が外方へそれぞれ突出するとともに前記流路にそれぞれ連通するチューブ挿入孔を有する筒状の継手と、を備え、
前記複数の継手は、前記複数の流路形成部材の並設方向で互いに隣り合っており、
前記各継手の前記チューブ挿入孔に可撓性である円管状のチューブが挿入されるマニホールドであって、
前記複数の継手における前記流路形成部材から突出する部分はそれぞれ長筒状であるとともに前記継手を軸線方向から見ると前記継手の短手方向が前記並設方向に一致するように配置されており、
前記チューブ挿入孔の少なくとも一部分は、長孔状の小径孔であり、
前記継手を軸線方向から見ると、前記小径孔の短手方向は、前記継手の短手方向と一致していることを特徴とするマニホールド。 - 前記チューブ挿入孔は、前記チューブ挿入孔の開口縁と前記小径孔とを繋ぐとともに前記開口縁から前記小径孔に向かうにつれて縮径していく縮径孔を有していることを特徴とする請求項1に記載のマニホールド。
- 前記開口縁は、前記小径孔と相似形の長孔状であることを特徴とする請求項2に記載のマニホールド。
- 前記継手は、
前記小径孔に挿入された前記チューブ内と前記流路とを連通する連通孔と、
前記小径孔と前記連通孔とを接続するとともに前記小径孔に挿入された前記チューブの先端が当接するストッパ面と、を有し、
前記連通孔は、長孔状であり、
前記継手を軸線方向から見ると、前記連通孔の短手方向は、前記小径孔の短手方向と一致しており、
前記連通孔の短手方向の孔径は、前記小径孔の短手方向の孔径と同じであるとともに、前記連通孔の長手方向の孔径は、前記小径孔の長手方向の孔径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のマニホールド。 - 前記継手は、前記連通孔を有するとともに前記流路形成部材の継手接続孔内に挿入される挿入部を有し、
前記挿入部は、長筒状であるとともに、前記挿入部を軸線方向から見ると前記挿入部の短手方向が前記並設方向に一致するように配置されていることを特徴とする請求項4に記載のマニホールド。
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