JP2017525343A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. ヒトインターロイキン−２（ｈＩＬ−２）特異的モノクローナル抗体（ｍＡｂ）又はその抗原結合フラグメントであり、該抗体のｈＩＬ−２への結合は、ｈＩＬ−２のＣＤ２５への結合を阻害し、かつ該抗体又はその抗原結合フラグメントは、
   ａ．ｈＩＬ−２への結合が解離定数（Ｋ_Ｄ）≦７．５ｎｍｏｌ／Ｌ、≦５ｎｍｏｌ／Ｌ、≦３ｎｍｏｌ／Ｌ、≦２ｎｍｏｌ／Ｌ、又は≦１．５ｎｍｏｌ／Ｌであり、及び
   ｂ．ｈＩＬ−２への結合が解離速度（Ｋ_ｏｆｆ）≦１ｘ１０^−４ｓ^−１、≦８ｘ１０^−５ｓ^−１、≦６ｘ１０^−５ｓ^−１、≦４ｘ１０^−５ｓ^−１、≦３ｘ１０^−５ｓ^−１、又は≦２．１ｘ１０^−５ｓ^−１であるパラメータによって特徴付けられる、前記ヒトインターロイキン−２（ｈＩＬ−２）特異的モノクローナル抗体（ｍＡｂ）又はその抗原結合フラグメント。
2. 前記抗体又はその抗原結合フラグメントがマウスＩＬ−２への測定可能な交差反応性を示さない、請求項１に記載のヒトインターロイキン−２（ｈＩＬ−２）特異的モノクローナル抗体又はその抗原結合フラグメント。
3. 配列番号７に記載のＨＣＤＲ１、配列番号８に記載のＨＣＤＲ２、配列番号９に記載のＨＣＤＲ３、配列番号１０に記載のＬＣＤＲ１、配列番号１１に記載のＬＣＤＲ２、配列番号１２に記載のＬＣＤＲ３を含むことを特徴とする請求項１又は２に記載のヒトインターロイキン−２（ｈＩＬ−２）特異的モノクローナル抗体又はその抗原結合フラグメント。
4. 請求項１〜３のいずれか一項に記載のヒトインターロイキン−２（ｈＩＬ−２）特異的モノクローナル抗体又はその抗原結合フラグメントをコードする核酸分子。
5. 請求項４に記載の核酸分子を含む細胞、又は請求項４に記載の核酸分子を発現する細胞。
6. 請求項１から４に記載のヒトインターロイキン−２（ｈＩＬ−２）特異的モノクローナル抗体（ｍＡｂ）又はその抗原結合フラグメントが産生可能である細胞。
7. 前記生産される抗体が請求項１から４の抗体であることを特徴とするモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ細胞株。
8. 薬剤としての使用するための、
   ａ．請求項１から４のいずれか一項に記載のｈＩＬ−２モノクローナル抗体（ｍＡｂ）及び／又は
   ｂ．ヒトインターロイキン−２
   を含む、治療製剤。
9. 癌又はウイルス感染症の治療で使用するための薬剤の製造における、請求項１から４のいずれか一項に記載の抗体又は分子の使用。
10. 薬剤として使用するための、
    ａ．ｈＩＬ−２結合ポリペプチドフラグメントであり、ここで前記ポリペプチドは、
    ｉ．前記ポリペプチドフラグメントのｈＩＬ−２へのｈＩＬ−２結合が解離定数（Ｋ_Ｄ）≦７．５ｎｍｏｌ／Ｌ、≦５ｎｍｏｌ／Ｌ、≦３ｎｍｏｌ／Ｌ、≦２ｎｍｏｌ／Ｌ、又は≦１．５ｎｍｏｌ／Ｌであり、及び
    ｉｉ．前記ｈＩＬ−２結合ポリペプチドフラグメントのｈＩＬ−２への該結合が解離速度≦１ｘ１０^−４ｓ^−１、≦８ｘ１０^−５ｓ^−１、≦６ｘ１０^−５ｓ^−１、≦４ｘ１０^−５ｓ^−１、≦３ｘ１０^−５ｓ^−１、又は≦２．１ｘ１０^−５ｓ^−１ であるパラメータによって特徴付けられる、前記ｈＩＬ−２結合ポリペプチドフラグメント、
    ｂ．配列番号００１に対して≧８５％、≧９０％、≧９２％、≧９３％、≧９４％、≧９５％、≧９６％、≧９７％、又は≧９８％の同一性を有する、ヒトＩＬ−２ポリペプチドフラグメント
    を含む融合タンパク質を含有する、治療製剤。
11. 癌又はウイルス感染症の治療で使用するための薬剤の製造における、請求項１０に記載の治療製剤の使用。
12. ヒトインターロイキン−２（ｈＩＬ−２）エピトープへ結合し、該エピトープがアミノ酸Ｋ５２、Ｐ５４、Ｋ５５、Ｔ５７、Ｒ５８、Ｔ６１、Ｆ６２、Ｋ６３、Ｑ９４及びＫ９６を含む、単離された抗体又はその抗原結合フラグメント。
13. 該エピトープがさらにアミノ酸Ｎ５０、Ｎ５３、Ｎ９１、Ｌ９２、Ａ９３、Ｎ９７のいずれか一つ以上を含む、請求項１２に記載の単離された抗体又はその抗原結合フラグメント。
14. エピトープ認識特性を有する抗原認識表面を含み、該エピトープ認識特性がＩＬ−２結合及びＩＬ−２及びＣＤ２５の間の相互作用の阻害について請求項１から４に記載の抗体又は分子のものと同等である、単離された抗体又はその抗原結合フラグメント。