JP2017521731A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ Download PDF

Info

Publication number
JP2017521731A
JP2017521731A JP2017513287A JP2017513287A JP2017521731A JP 2017521731 A JP2017521731 A JP 2017521731A JP 2017513287 A JP2017513287 A JP 2017513287A JP 2017513287 A JP2017513287 A JP 2017513287A JP 2017521731 A JP2017521731 A JP 2017521731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zoom
focus
sleeve
mover
assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017513287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6378827B2 (ja
Inventor
シァォピン フー
シァォピン フー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bolymedia Holdings Co Ltd
Original Assignee
Bolymedia Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bolymedia Holdings Co Ltd filed Critical Bolymedia Holdings Co Ltd
Publication of JP2017521731A publication Critical patent/JP2017521731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6378827B2 publication Critical patent/JP6378827B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
    • G02B13/009Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras having zoom function
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/035DC motors; Unipolar motors
    • H02K41/0352Unipolar motors
    • H02K41/0354Lorentz force motors, e.g. voice coil motors
    • H02K41/0356Lorentz force motors, e.g. voice coil motors moving along a straight path
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/021Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses for more than one lens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K33/00Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

本発明に係るズームレンズは、フォーカス駆動機構、ズーム駆動機構及び対応するレンズ群を備えている。前記ズーム駆動機構は、前記フォーカス駆動機構の外部に設けられている。前記フォーカス駆動機構は、ボイスコイルモータであり、弾性接続部材(7a3)を介して接続されたフォーカス固定子アセンブリ(7a1)及びフォーカス可動子アセンブリ(7a2)を含む。フォーカス固定子アセンブリ(7a1)におけるフォーカス固定子スリーブ(7a11)及びフォーカス可動子アセンブリ(7a2)におけるフォーカス可動子スリーブ(7a21)の一方が永久磁性材料スリーブであり、他方が非磁性材料スリーブである。前記非磁性材料スリーブが属するアセンブリは、予備磁力部材(7a22)及び駆動コイル(7a23)をさらに含む。前記予備磁力部材と前記永久磁性材料スリーブとの間に予め存在する磁力により、通電されていない場合には、弾性接続部材が応力平衡状態に置かれ、より少ない電磁力で弾性接続部材の運動を実現することができ、これにより、駆動電流が減少し、消費電力が低減される。また、前記ズーム駆動機構が前記フォーカス駆動機構の外部に設けられることにより、より大きい開口を容易に実現可能であり、取付がより便利になる。【選択図】図11

Description

本発明は、レンズの技術分野に関連し、特に携帯電話のレンズとして用いられるコンパクト且つ小型のズームレンズに関する。
デジタルイメージング技術の普及に伴い、光学結像装置は、例えば携帯型及び小型の多種多様な機器に幅広く適用され、特に小型ズームレンズのような小型の光学結像装置が広く求められている。
従来の小型ズームレンズは通常、対応するレンズ群をそれぞれ移動させてフォーカス及びズームを実現するためのフォーカス駆動機構及びズーム駆動機構の2つの部分を含む。
ボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)は、比較的簡単なモータであり、中でも、直線型ボイスコイルモータは、例えば、携帯電話のカメラオートフォーカスモジュールのような工学分野において、幅広く利用されている。説明を容易にするため、以下、ボイスコイルモータにおける運動する部分をフォーカス可動子アセンブリと言い、相対的に固定されている部分をフォーカス固定子アセンブリという。
図1に示すように、ボイスコイルモータは通常、固定子1a1、可動子1a2及び弾性接続部材1a3を備えている。弾性接続部材は、可動子1a2と固定子1a1とを接続している。負荷(不図示)は、可動子1a2に固定されている。図1において、固定子は、永久磁石であり、フォーカス可動子アセンブリは、可動子に巻き付く駆動コイル1a23を含む。駆動コイルに通電した後に、可動子は、固定子の磁界作用により直線運動する。逆方向への運動は、逆電流を印加する又は弾性接続部材の復帰力を利用することにより実現されてよい。別の場合には、可動子を永久磁石として配置し、駆動コイルをフォーカス固定子アセンブリ内に含めてもよい。
上記構造が採用されたボイスコイルモータは、駆動コイルが生成した電磁力と弾性接続部材の弾力との平衡状態により、負荷の位置に対して精確な位置決め(例えば、フォーカスレンズを必要な位置に移動させる)を行う。通常、作動区間内において、弾性接続部材の弾力がその変位に比例するため、可動子の変位が大きければ大きいほど、必要な電磁力が大きくなり、駆動コイルの電流も大きくなる。可動子をある固定位置(例えば、フォーカスを実現する位置)に長時間保持する必要がある場合には、駆動コイルの電流も長時間保持しなければならないため、ボイスコイルモータは、大きな静的保持消費電力を有する。
本発明に係るズームレンズは、基板、フォーカス駆動機構、第1フォーカスレンズ群、ズーム駆動機構及び第1ズームレンズ群を備えている。前記第1フォーカスレンズ群は、前記フォーカス駆動機構により軸方向に駆動され、前記第1ズームレンズ群は、前記ズーム駆動機構により軸方向に駆動される。前記フォーカス駆動機構及び前記ズーム駆動機構は、互いに同軸に配置されたスリーブ構造であり、前記ズーム駆動機構は、前記フォーカス駆動機構の外部に設けられている。前記フォーカス駆動機構は、ボイスコイルモータであり、フォーカス固定子アセンブリ、フォーカス可動子アセンブリ及び弾性接続部材を含む。前記フォーカス固定子アセンブリは、前記基板に対して固定され、前記フォーカス可動子アセンブリは、前記弾性接続部材を介して前記フォーカス固定子アセンブリと接続されている。前記フォーカス固定子アセンブリは、フォーカス固定子スリーブを含む。前記フォーカス可動子アセンブリは、前記フォーカス固定子スリーブと入れ子構造となっているフォーカス可動子スリーブを含む。前記フォーカス固定子スリーブ及び前記フォーカス可動子スリーブのうちの一方が永久磁性材料スリーブであり、他方が非磁性材料スリーブである。前記非磁性材料スリーブが属するアセンブリは、予備磁力部材及び駆動コイルをさらに含む。前記予備磁力部材は、永久磁性材料又は磁化材料で形成され、前記非磁性材料スリーブに対して固定されている。前記駆動コイルは、前記非磁性材料スリーブに対して固定されている。前記駆動コイルが通電されていない状況において、前記予備磁力部材と前記永久磁性材料スリーブとの間に予め存在する磁力と前記弾性接続部材の弾力とは、平衡となっている。
本発明に係るズームレンズによれば、フォーカス駆動機構は、予め存在する磁力により、通電されていない場合には、弾性接続部材が応力平衡状態に置かれ、且つ当該予め存在する磁力により、より少ない電磁力で弾性接続部材の運動を実現することができ、これにより駆動電流が減少し、消費電力が低減される。また、前記ズーム駆動機構は、前記フォーカス駆動機構の外部に設けられているため、より大きい開口(アパーチャ)を容易に実現可能であり、取付がより便利になる。
以下、図面と併せて、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明する。
従来のボイスコイルモータの構成概略図である。 本発明に用いられるボイスコイルモータの等価構成概略図である。 本発明に用いられる超音波モータの等価構成概略図である。 本発明に用いられるディスクモータの等価構成概略図である。 本発明に用いられる1つのズーム可動子アセンブリの伝動構成の概略図である。 本発明に用いられるもう1つのズーム可動子アセンブリの伝動構成の概略図である。 本発明に用いられる1つの4層プリント回路の巻線方式の概略図である。 本発明に用いられるもう1つの4層プリント回路の巻線方式の概略図である。 実施形態1に係るズームレンズの構成概略図である。 実施形態2に係るズームレンズの構成概略図である。 実施形態3に係るズームレンズの構成概略図である。 実施形態4に係るズームレンズの構成概略図である。
本発明に係るズームレンズは、第1フォーカスレンズ群を軸方向に移動させるためのフォーカス駆動機構と、第1ズームレンズ群を軸方向に移動させるためのズーム駆動機構とを備えている。フォーカス駆動機構とズーム駆動機構とは、互いに同軸に配置されたスリーブ構造であり、ズーム駆動機構は、フォーカス駆動機構の外部に設けられている。本明細書では、駆動機構(モータ)における運動する部材を可動子アセンブリといい、駆動機構における相対的に固定されている部材を固定子アセンブリという。固定子アセンブリは通常、基板に対して固定されている。以下、フォーカス駆動機構及びズーム駆動機構の例示についてそれぞれ説明する。
1、フォーカス駆動機構
本発明に係るズームレンズにおいて、優れたボイスコイルモータがフォーカス駆動機構として採用され、“スーパーボイスコイルモータ”とも呼ばれる。これの原理及び構成については、PCT国際出願番号PCT/CN2014/075377明細書(発明の名称「ボイスコイルモータ及びフォーカスレンズ」)の記載を採用してよい。
図2に示すように、本発明に係るスーパーボイスコイルモータの1つの等価構成は、フォーカス固定子アセンブリ2a1、フォーカス可動子アセンブリ2a2及び弾性接続部材2a3を含む。フォーカス可動子アセンブリとフォーカス固定子アセンブリとは、弾性接続部材を介して接続されている。フォーカス固定子アセンブリ2a1は、相対的に固定され、基板(不図示)に固定可能なフォーカス固定子スリーブ2a11を含む。フォーカス可動子アセンブリ2a2は、フォーカス固定子スリーブ2a1と同軸に設けられたフォーカス可動子スリーブ2a21を含む。軸方向運動の過程において、光軸の安定性をより良好に保つために、フォーカス固定子スリーブ2a1は、フォーカス可動子スリーブ2a2と密接した入れ子構造となり、接触面が平滑面であることが好ましい。具体的に実現する際に、フォーカス固定子スリーブ2a1は、フォーカス可動子スリーブ2a2の外部に配置されてもよく、フォーカス可動子スリーブ2a2の内部に配置されてもよい。設計のニーズに応じて確定すればよい。弾性接続部材2a3として、螺旋状のばねを採用してもよく、他の形式のもの(例えば、金属エッチング工程を用いて製作された平面ばね片等)を採用してもよい。
フォーカス固定子スリーブ2a1及びフォーカス可動子スリーブ2a2の一方は永久磁性材料スリーブであり、他方は非磁性材料スリーブである。また、非磁性材料スリーブが属するアセンブリは、予備磁力部材及び駆動コイルをさらに含む。例えば、図2において、フォーカス固定子スリーブ2a1が永久磁性材料スリーブであり、フォーカス可動子スリーブ2a2が非磁性材料スリーブであるため、フォーカス可動子アセンブリ2a2は、予備磁力部材2a22及び駆動コイル2a23をさらに含む。もちろん、フォーカス固定子スリーブ2a1が非磁性材料スリーブであり、フォーカス可動子スリーブ2a2が永久磁性材料スリーブであってもよい。この場合に、フォーカス固定子アセンブリ2a1には、予備磁力部材及び駆動コイルがさらに含まれる。
予備磁力部材は、永久磁性材料又は磁化材料から形成され、非磁性材料スリーブに対して固定されている。例えば、フォーカス可動子スリーブが非磁性材料スリーブである場合には、予備磁力部材は、同軸に配置され、フォーカス可動子スリーブの一端に固定された磁石リングであってよい(図2参照)。また、フォーカス固定子スリーブが非磁性材料スリーブである場合には、予備磁力部材は、フォーカス固定子スリーブに固定されてもよく、フォーカス固定子アセンブリ内の他の部材に固定されてもよく、又は、基板に固定されてもよい。一部の実施形態において、予備磁力部材は、予め存在する磁力を永久磁性材料スリーブと協働して発生させることができる限りは、例えば、非磁性材料スリーブに間隔式で嵌め込まれ又は固定されるような、離散した形式で配置されてもよい。
駆動コイルは、非磁性材料スリーブに対して固定されている(例えば、非磁性材料スリーブの内表面又は外表面に配置されてよい。)。例えば、図2において、駆動コイルは、フォーカス可動子スリーブの外壁に配置され、フォーカス固定子スリーブの内壁に密接している。
駆動されている第1フォーカスレンズ群は通常、フォーカス可動子アセンブリに固定されている(例えば、図2に示すように、第1フォーカスレンズ群2a25が磁石リングに固定されている。)。他の実施形態において、レンズ群をレンズ支持部材に取り付け、次にレンズ支持部材をフォーカス可動子アセンブリに接続してもよい。
駆動コイルが通電されていないときに、予備磁力部材と永久磁性材料スリーブとの間の予め存在する磁力(吸引又は反発の磁力であってよい。)により、フォーカス可動子アセンブリ及びフォーカス固定子アセンブリを接続する弾性接続部材が変形する。そして、当該予め存在する磁力と、発生した弾性力とが平衡に達する。これにより、弾性接続部材は、予め応力平衡状態に置かれる。従って、弾性接続部材が予め平衡を保つ位置を弾性接続部材の作動区間の2つの端点のうちの1つ又は間に位置するように設定してよい。即ち、対応する作動状態の消費電力ゼロを維持することができる。また、弾性接続部材が当該応力平衡位置から離れる際に必要な消費電力は、“予め存在する磁力”が印加されていないときよりもさらに少ないため、光学フォーカスに用いられる際に、電力の消費量が少なく、移動の行程が長いというメリットがある。予め存在する磁力により弾性接続部材の駆動消費電力が低下することに関する詳細な理論分析について、中国特許出願(出願番号CN201310748592.0)を参考されたい。
駆動コイルが通電されているときに、コイルと永久磁性材料スリーブ及び予備磁力部材との間に作用力が発生し、さらに、“予め存在する磁力”と弾性力との平衡状態が変更され、それにより、フォーカス可動子アセンブリが軸方向に沿って運動する。以下、永久磁性材料スリーブと駆動コイルとの間の作用力の状況について概括的に説明する。
永久磁性材料スリーブの磁化方向には、2つの場合がある。1つは、径方向磁化である。即ち、スリーブの内外表面は、それぞれ南極及び北極のうちの1つであり、もう1つは、軸方向磁化である。即ち、スリーブの上下両端は、それぞれ南極及び北極のうちの1つである。
永久磁性材料スリーブの磁化方向が径方向磁化である場合には、駆動コイルが通電されているときに、コイルと永久磁性材料スリーブとの間に軸方向の電磁力(ローレンツ力)が発生し、それにより、フォーカス可動子アセンブリが押されて上下に移動する。
永久磁性材料スリーブの磁化方向が軸方向磁化である場合には、駆動コイルが通電されているときに、コイルと永久磁性材料スリーブとの間の磁界力は、径方向に沿うが、円周の対称性により相互に相殺される。しかしながら、コイルが発生させた磁界の方向が永久磁性材料スリーブの磁界の方向と同一又は反対であるため、電流が発生させた磁界は、永久磁性材料スリーブの磁界にプラスされるか相殺される。それにより、永久磁性材料スリーブと予備磁力部材との間の作用力が増大又は減少し、“予め存在する磁力”と弾性力との平衡状態が解消されることにより、フォーカス可動子アセンブリの運動が実現される。
好ましくは、弾性接続部材として、例えば、鋼又は鉄磁性材料のような磁化材料を採用してよい。これにより、永久磁性材料スリーブと予備磁力部材との間の磁力を伝送する効果が得られ、フォーカス可動子アセンブリの重量を低減することができる。
2、ズーム駆動機構
本発明に係るズームレンズについて、例えば、多面体の超音波モータ及びディスク形電磁モータのように、様々な適切なモータをズーム駆動機構として採用してよい。ズーム駆動機構は、通常ズーム固定子アセンブリ及びズーム可動子アセンブリを含む。ズーム固定子アセンブリは、基板に対して固定され、ズーム可動子アセンブリは、第1ズームレンズ群を駆動する。
本発明に用いられる超音波モータとして、中国特許出願公開第1873455号明細書(発明の名称「一体化された光学装置のフォーカス/ズームシステム」)に記載の原理及び構造を採用してよい。1つの等価構成概略図として、図3を参考されたい。図3の超音波モータは、固定子アセンブリ3b1及び可動子アセンブリ3b2を備えている。固定子アセンブリは、可動子アセンブリの内部又は外部に設けられ、固定子アセンブリと可動子アセンブリとが接合された壁は、ネジ式の協働又は円周面摩擦の方式により伝動される。固定子アセンブリと可動子アセンブリとの接触していない壁の少なくとも1つが多面体であり、各面には、圧電材料3b19が固定されている。用いられる圧電材料は、例えば、圧電セラミックスであってよく、各圧電材料には、駆動回線(不図示)が接続され、例えば、金属導線が駆動回線として接着又は溶接方式で接続されている。これらの金属導線伝達は、圧電材料を励起するための電気信号に用いられる。これらの圧電材料は、電気信号の励起により固定子又は可動子を振動させて進行波を生成する。これにより、固定子と可動子とが協働(例えば、ネジ式の協働又は円周面摩擦による協働)し、可動子を回転させる。図3において、固定子は、可動子の外側に設けられている。固定子の内壁と可動子の外壁とは、ネジ式で協働する。固定子の外壁は、多面体である。これとは逆の配置を採用してもよい。即ち、可動子が固定子の外側に設けられ、可動子の内壁と固定子の外壁とがネジ式で協働し、固定子の内壁が多面体であってもよい。圧電材料を取り付けるための固定子として、例えば、銅又はアルミニウムのような金属材質を採用してよい。一方、ネジ式で駆動される可動子としては、例えば、プラスチック又は金属、任意の材質を採用してよい。上記の多面体超音波モータの利点として、精度が高く、消費電力が低く、推力が大きく、セルフロック機能を有しているため、ズーム駆動に適している。
本発明に用いられるディスク形電磁モータとして、中国特許出願公告第201310677074.4号明細書(発明の名称「電磁モータ」)に記載の原理及び構造を採用してよい。1つの等価構成概略図として、図4を参考されたい。ディスク形電磁モータは、固定子アセンブリ4b1及び可動子アセンブリ可動子4b2を備えている。固定子アセンブリは、可動子アセンブリの内部又は外部(図4では、可動子アセンブリは、固定子アセンブリの外部に設けられ、固定子アセンブリを中心に回転可能であり、他の実施形態において、可動子アセンブリは、固定子アセンブリの内部に設けられてもよく、ズーム駆動機構とフォーカス駆動機構の固定子アセンブリとは、隣接する場合に同一の固定スリーブを共用してよい。)に設けられ、少なくとも1組の可動子の磁極4b27(図4では4つ設けられ、うちの1つが隠されている。)が可動子アセンブリの底部に設けられ、少なくとも2つの固定子コイル4b13(図4では4つ設けられ、うちの1つが隠されている。)が基板46に設けられている。
ディスク形電磁モータの可動子は、中空の鉄筒であってよい。この場合、可動子の磁極を鉄筒の壁に容易に嵌めることができる。可動子は、プラスチック等の非磁性材料から構成されてもよい。この場合、可動子の磁極は、非磁性材料の表面に取り付けられ、又は、非磁性材料内に嵌め込まれる。可動子は、2つの部分から構成されてもよい。可動子の底部は、磁極リング(磁極が嵌められた磁性又は非磁性材料から作られたリング)であり、可動子の上部は、磁性材料又は磁化材料から構成されたスリーブであってよい。磁極が端面から突出する必要はなく、1つのカバーを追加し、磁極が、カバーの端面の高さと同じか、カバーの端面から若干後退した位置にあってよい。一定の規則に沿って固定子巻線に交流又は直流の電流を供給すると、固定子巻線と可動子の磁極との間に回転磁界が生成される。当該磁界は、磁極を介して可動子を回転させる。上記のディスク形電磁モータは、推力が大きく、セルフロックという利点を有し、従って、ズーム駆動に適している。本発明に用いられるディスク形電磁モータには、ステッピング制御方式を採用することが好ましい。これにより、可動子の移動を測定しなくとも精確な変位制御を実現することができる。
以下、一部の好ましい設定について説明する。
1、ズーム運動の測定
ズーム駆動機構における可動子アセンブリの位置を精確に測定するために、ホール磁石リング及びホール感知デバイスをさらに配置してよい。ホール磁石リング及びホール感知デバイスの一方がズーム可動子アセンブリに対して固定され、他方がズーム固定子アセンブリに対して固定され又は軸方向のみに沿って移動する。ホール感知デバイスが出力する測定信号は、ホール磁石リングがホール感知デバイスに対する回転角度を表示するために用いられる。可動子の回転と可動子により駆動されるレンズ支持部材の軸方向への移動とは、対応関係を有する。従って、可動子の回転を測定することにより、レンズ支持部材の位置を確定することができる。当該測定データは、ホスト機に提供されて、関連する光学計算及び/又はレンズ群の移動を制御するために用いられてよい。ディスク形電磁モータは、ステッピング制御方式で精確な移動を実現するのに適している。そのため、ステッピング制御方式が用いられたディスク形電磁モータをズームモータとして使用する際には、ホール位置測定システムを省いてもよい。好ましくは、伝動磁石リングをズーム駆動機構の伝動方式として採用する際に(詳細について後述参照)、ホール磁石リングは、伝動磁石リングと一体として統合されてよい。
2、ズーム駆動機構の伝動方式
本発明に用いられるズーム駆動機構の可動子アセンブリに関して、様々な適切な伝動構造を採用してズームレンズ群を軸方向へ移動させてよい。通常、レンズ群は、例えば鏡筒のような対応するレンズ支持部材に固定される。可動子は、レンズ支持部材を伝動することによりレンズ群を運動させる。レンズ支持部材が径方向に固定され、例えば、レンズ支持部材を軸方向にのみ移動するように制限するための位置決め滑り棒又はスライド溝を設けることにより、レンズ群は、軸方向にのみ移動することができる。位置決め滑り棒がレンズ支持部材の側壁を貫通することにより、レンズ支持部材は、滑り棒に沿って軸方向にスライドすることができる。或いは、レンズ支持部材の側壁に軸方向に延在する凹溝又は突起を設け、レンズ支持部材と対応する固定部材とが協働することにより、レンズ支持部材が軸方向にのみ移動するように制限することができる。可動子が螺旋又は直線運動軌道を有する場合には、ズームレンズ群は、可動子アセンブリに直接に固定されてもよい。
可動子と可動子により駆動されるレンズ支持部材とは、設定圧力を印加することにより接触が保たれている。設定圧力の提供については、様々な実現可能な方式を採用してよい。1つの実施形態において、ばね弾性力を採用してよい。例えば、ばねを用いてレンズ支持部材と可動子とが接触していない一端に圧力を印加する。もう1つの実施形態において、磁力を採用してよい。例えば、可動子とレンズ支持部材とが接触している一端に伝動磁石リングを接着し、また、少なくとも一部が磁性材料又は磁化材料からなるレンズ支持部材を採用し、磁気吸引力により可動子と可動子により駆動されるレンズ支持部材との接触が保たれる。
以下、いくつかの可動子がレンズ支持部材を伝動する方式を列挙する。
(1)支持ピンと凹凸エッジとが協働する伝動方式
このような伝動方式において、可動子(例えば、ディスク形電磁モータ又は超音波モータの可動子)は、螺旋又は円周運動軌道を有する。可動子及び可動子により駆動されるレンズ支持部材の一方の端面には、軸方向に延在する支持ピンが固定され、他方の端面は、凹凸エッジを有する。支持ピンの自由端と凹凸エッジとは、接触が保たれている。これにより、レンズ支持部材は、可動子の螺旋又は円周運動を介して軸方向に移動する。このような伝動方式によれば、レンズ支持部材の凹凸エッジの形状を設計することによって、レンズの運動曲線要求が満たされ、且つ支持ピンの回転範囲が制限される。例えば、回転範囲における2つの端点に突起を配置することにより、支持ピンの移動が停止される。
1つの例として、図5を参照されたい。レンズ支持部材としての鏡筒S21の端面は、光学設計に基づいて2セクションの曲線から構成された凹凸エッジを有する。ここで、S22は、鏡筒の収縮終点であり、S23は、ズームの起点であり、S24は、ズームの終点である。図5における曲線形状は概略を示すものにすぎず、具体的には光学設計に基づいて確定すればよい。鏡筒の内壁には、鏡筒を軸方向にのみ移動するように制限するための位置決め滑り棒S29がさらに配置されている。これにより、可動子の回転運動が鏡筒の軸方向への直線運動に変換される。可動子S25には、2つの対称な支持ピンS26が固定されている。これと対応するように、鏡筒の支持ピンS26と接触する凹凸エッジも、対称に設計されている。これによって、構造全体がより安定する。また、鏡筒の移動を測定するために、可動子の表面にホール磁石リングS27が粘着され、鏡筒にホール感知デバイスS28が対応するように固定されている。ここで、ホール磁石リングは、鏡筒(鋼質)と可動子との磁気接続を提供するためにも用いられる。加工を容易にするために、鏡筒を2つの部分に分けて製作し、製作後に2つの部分を組み合わせてもよい。例えば、凹凸エッジを有する部分として、プラスチック材料を採用し、円筒状の部分として、磁性材料又は磁化材料を採用してよい。
(2)接続ロッドと曲線状のスライド溝とが協働する伝動方式
このような伝動方式において、可動子は、螺旋又は円周運動軌道を有する。可動子及び可動子により駆動されるレンズ支持部材の一方には、外側へ延在する接続ロッドが固定され、他方の側壁は、曲線状のスライド溝を有する。接続ロッドの自由端が当該スライド溝内に嵌め込まれることにより、レンズ支持部材は、可動子の螺旋又は円周運動を介して軸方向に移動する。
1つの例として、図6を参照されたい。レンズ支持部材としての鏡筒S31の外壁(又は内壁)は、光学設計に基づく曲線状のスライド溝を有する。ここで、S32は、伸縮セクションであり、S33は、ズームセクションである。図6における曲線形状は、概略を示すものにすぎず、S33の末端が上方に反ることは、当該レンズの光学設計が変曲点を有することを示す。具体的な曲線形状は、光学設計に基づいて確定してよい。鏡筒の内壁には、鏡筒を軸方向にのみ移動するように制限するための位置決め滑り棒S35がさらに配置されている。可動子(不図示)に固定された接続ロッドS34の自由端は、スライド溝内に嵌め込まれている。このような伝動方式によれば、スライド溝の起点及び終点を簡単に設けることで接続ロッドの回転範囲を限定することができるため、可動子又は鏡筒の位置決め機構を追加的に配置する必要がない。他の実施形態において、2つの接続ロッド及び2つのスライド溝を対称に設けて、より安定した構造を実現してもよい。
図5及び図6は、ズーム駆動機構の可動子がレンズ支持部材を駆動する2つの好ましい方式を示す。ここで、凹凸エッジ又はスライド溝の形状は、ズームレンズ群の伸縮運動及びズーム運動にそれぞれ対応する2セクションの曲線を含む。これにより、レンズの伸縮過程及びズーム過程を一体的に実現することができる。
(3)直接接触伝動方式
このような伝動方式において、可動子は螺旋又は直線運動軌道を有する。例えば、ディスク形電磁モータ又は超音波モータの可動子は、固定子とのネジ式での協働により、螺旋軌道を生成することができる。ボイスコイルモータの可動子は、直線運動軌道を有し、可動子の端面と可動子により駆動されるレンズ支持部材の一端との接触が保たれることにより、レンズ支持部材を軸方向に直接に移動させる。
ズーム駆動機構に追加の位置決め機構をさらに配置してよい。例えば、当該位置決め機構をズーム固定子アセンブリ又は基板に配置することにより、ズーム可動子アセンブリの活動範囲(例えば、回転運動の範囲)が制限される。
ズームモータの可動子が2つ以上のズームレンズ群(例えば、2つ以上の密接に入れ子構造となっているズームレンズ鏡筒、つまり、レンズ支持部材により支持されているズームレンズ群)を同時に伝動する必要がある場合、当該可動子は、同様の伝動方式を同時に採用してもよく、異なる伝動方式を混合して採用してもよい。例えば、可動子は、直接の接触を介して1つの鏡筒を伝動し、同時に、接続ロッドを介して当該鏡筒の外にスリーブされたもう1つの鏡筒を伝動する。或いは、可動子は、可動子のそれぞれの異なる径方向において、支持ピン(又は凹凸エッジ)を配置し、それぞれ口径が支持ピンの位置に相応する鏡筒を伝動する。或いは、可動子は、支持ピンを介して1つの鏡筒を伝動し、同時に、接続ロッドを介して当該鏡筒の外にスリーブされたもう1つの鏡筒を伝動する。或いは、可動子は、異なる接続ロッドを介して、入れ子となっている2つの鏡筒をそれぞれ同時に伝動する。
3、コイルと電気回路との製造方法
1つの好ましい実現方法として、本発明に用いられるフォーカスフォーカス駆動機構及び/又はズーム駆動機構におけるコイル若しくはコイルが位置する部分は、プリント回路(例えば、ボイスコイルモータの駆動コイル、ディスクモータの固定子コイル及び超音波モータの駆動回線等)によって製作される。従来の絶縁被覆巻線を採用してもよいが、プリント回路で巻線を代替することにより、巻線の困難さ(特に通常光学フォーカスに用いられるボイスコイルモータの寸法は大きくない。)が解消され、取付がより簡単になる。プリント回路は、例えばプリント回路基板(PCB:Print Circuit Board)のような硬板で形成されてもよく、例えばフレキシブルプリント回路基板(FPC:Flexi ble Printed Circuit)のような軟性板で形成されてもよい。PCB又はFPCは、単層回路を有してもよく、多層回路(2層以上の回路。例えば、2層、4層、6層、8層、10層又は12層等の回路)から構成されてもよい。プリント回路を採用してコイルを構成することで、繊細な小型モータの巻線作業の困難さが根本的に解消されると共に、巻線がプリントされたプリント回路基板又はフレキシブルプリント回路基板をズームレンズの基板とし、感光チップ及び制御回路等を基板に配置することができ、これによりレンズの構造がよりコンパクトになる。
成熟したプリント回路の製作技術に基づいて、所定のコイル構成に従ってプリント回路の構造に対して配列し、全体(1枚のPCB又はFPC)又は複数枚を取り付ける(端部に接続が必要な回線を溶接する。)方式で必要な巻線を実現することができる。図7及び図8は、2つの典型的なプリント回路の配列方式を示す。図中の矢印は、電流方向の例であり、コイルに必要な構造に基づいてプリント回路の配列及び/又は取付方式を対応するように設計してよいことは、当業者であれば容易に理解できるであろう。図7は、光軸方向に多層に重なる平面螺旋巻線の方式を示す。まず、単層において螺旋巻線を行い、その後、穿孔を介して別の層に入り、螺旋巻線を行い続ける。各層の螺旋回路は、1枚の単層のプリント回路基板又はフレキシブルプリント回路基板であってもよいし、層間が導電貫通孔を介して接続された複数層のプリント回路基板又はフレキシブルプリント回路基板のうちの1層であってもよい(以下同様)。図8は、径方向に多層設けられた立体螺旋巻線の方式を示す。まず、異なる層間において螺旋巻線を行い、次に、内部から外部へ(又は外部から内部へ)立体螺旋巻線を行う。このような方式は、直径が異なる複数の縦式コイルのネスティングと見なされてよい。これらのプリント回路は、超電導材料で製作されることが好ましく、これにより、モータの銅損傷及び発熱が大幅に低下し、モータの性能及び信頼性が向上する。
上述したように、本発明に係るズームレンズの構造は、様々に変更可能である。例えば、フォーカス固定子スリーブとフォーカス可動子スリーブとの相対的位置を交換してよい。また、永久磁性材料スリーブの磁化方向は、径方向でも軸方向でもよい。また、予備磁力部材は、フォーカス固定子アセンブリに配置されてもよく、フォーカス可動子アセンブリに配置されてもよい。これらの変更を互いに組み合わせて、種々の異なる具体的な実現方式を取得することができる。以下、具体的な実施形態を介して、本発明に係るズームレンズについて説明する。
<実施形態1>
実施形態1において、図9に示すように、本発明に係るズームレンズは、基板56、フォーカス駆動機構、第1フォーカスレンズ群5a25、ズーム駆動機構及び第1ズームレンズ群5b25を備えている。光学設計に基づいて、実施形態1は、第1フォーカスレンズ群と基板との間に配置された1つの静止状態の第2フォーカスレンズ群5a15をさらに含む。第2フォーカスレンズ群5a15は、基板に対して固定(例えば、フォーカス固定子スリーブ5a11に固定されている。)されている。他の実施形態では、追加配置された固定スリーブに固定されてもよい。実施形態1において、よりコンパクトな構成を取得し、電気的接続を簡素化するために、基板は、感光チップ54がさらに取付可能なプリント回路基板であることが好ましい。
フォーカス駆動機構として、ボイスコイルモータが採用され、フォーカス固定子アセンブリ5a1、フォーカス可動子アセンブリ5a2及び弾性接続部材5a3を備えている。フォーカス固定子アセンブリ5a1は、基板に固定され、永久磁性材料スリーブであるフォーカス固定子スリーブ5a11を含む。フォーカス可動子アセンブリ5a2は、非磁性材料スリーブであるフォーカス可動子スリーブ5a21、予備磁力磁石リング5a22及び駆動コイル5a23を含む。フォーカス可動子スリーブは、内外表面が滑らかな円筒状のスリーブであり、フォーカス固定子スリーブ内にこれと同軸に密接して設けられている。フォーカス可動子スリーブの中間部には、駆動コイルを配置するための凹溝が設けられている。駆動コイルの電気コネクタは、溝の底に設けられた貫通孔を貫通して、レンズのベースとしてのプリント回路基板と接続されてよい。弾性接続部材は、フォーカス可動子スリーブと基板との間に接続され、予備磁力磁石リングは、フォーカス可動子スリーブにおける基板から離れた一端に固定されている。実施形態1において、予備磁力磁石リングは、第1フォーカスレンズ群のレンズ支持部材としても用いられる。他の実施形態では、非磁性レンズ支持部材及び予備磁力磁石リングをそれぞれ配置してもよい。
予備磁力磁石リングと永久磁性材料スリーブ(実施形態1では、フォーカス固定子スリーブである。)とは、相互に吸引する。予備磁力(圧力)は、弾性接続部材に印加され、駆動コイルが通電される前に、弾性接続部材の弾力との平衡が保たれ、ボイスコイルモータが当該平衡点付近で動作する際に、比較的少ない電流でより長い駆動行程を実現することができる。
取り付ける際に、駆動コイルが通電されていないときに弾性接続部材の応力平衡位置におけるレンズの焦点距離を調整しやすくするために、レンズ支持部材(実施形態1では、予備磁力磁石リングである。)とフォーカス可動子スリーブとには、ネジ式の協働を採用することが好ましく、これにより、第1フォーカスレンズ群を取り付ける際に、焦点距離に対して調整を行うことができる。
実施形態1において、ズーム駆動機構として、多面体超音波モータが採用される。固定子アセンブリは、ズーム固定子スリーブ5b11を含む。可動子アセンブリ5b2は、ズーム可動子スリーブ5b21、第1ズームレンズ群のレンズ支持部材5b24、及び、ズーム可動子スリーブ5b21とそれにより駆動されるレンズ支持部材との接触を保つための伝動磁石リング5b26を含む。ズーム固定子スリーブ5b11は、内表面がネジ山であり、外表面が多面体であり、各面には、例えば、圧電セラミックスのような圧電材料(不図示)が固定されている。ズーム可動子スリーブ5b21として、強磁性材料(例えば、鋼)が採用され、内表面は、滑らかな円筒面であり、外表面は、固定子スリーブと協働するネジ山面であり、従って、螺旋軌道を有する。伝動磁石リング5b26は、レンズ支持部材5b24(鏡筒)の一端に固定され、これにより、当該鏡筒と可動子スリーブとは、相対的にスライド可能であり、且つ軸方向への密接性(磁気接続)が保たれる。鏡筒5b24の内表面又は外表面には、位置決め滑り棒5bs1が設けられ、これにより、第1ズームレンズ群は、軸方向にのみ直線運動することができる。また、ズーム可動子スリーブの運動範囲を限定するための位置決め機構(例えば、軸方向位置決め機構5bs2及び回転位置決め機構5bs3)がさらに設けられている。
実施形態1では、超音波モータについて、ネジ式連結による駆動方式を採用しているが、他の実施形態では、円周面摩擦連結等の駆動方式を採用してもよい。
<実施形態2>
もう1つの実施形態について、図10を参照されたい。本発明に係るズームレンズは、プリント回路基板66、フォーカス駆動機構、第1フォーカスレンズ群6a25、ズーム駆動機構及び第1ズームレンズ群6b25を備えている。感光チップ64は、プリント回路基板に取り付けられている。光学設計に基づいて、より良好な焦点調整機能を実現するため、実施形態2は、静止状態の第2フォーカスレンズ群6a15及び静止状態の第2ズームレンズ群6b15をさらに含む。第2フォーカスレンズ群は、第1フォーカスレンズ群と基板との間に取り付けられ、レンズ支持部材は、基板に固定されたスリーブ6a14であり、スリーブ6a14は、フォーカス可動子スリーブの位置決めとしても用いられる。第2ズームレンズ群は、第1ズームレンズ群と第1フォーカスレンズ群との間に取り付けられ、基板に対して固定され、例えば、フォーカス固定子スリーブ6a11(ズーム固定子スリーブ6b11)に固定されている。実施形態2において、フォーカス固定子スリーブとズーム固定子スリーブとを一体化されたものとみなしてよく、フォーカス可動子スリーブ6a21及びズーム可動子スリーブ6b21は、それぞれ当該固定子スリーブの内表面及び外表面に位置し、これにより、構造が充分にコンパクトになる。
フォーカス駆動機構として、ボイスコイルモータが採用される。フォーカス可動子アセンブリ6a2におけるフォーカス可動子スリーブは、内外表面が滑らかな円柱形永久磁性材料スリーブであり、従って、フォーカス固定子アセンブリ6a1は、予備磁力磁石リング6a12及び駆動コイル6a13を含む。第1フォーカスレンズ群は、レンズ支持部材6a24(非磁性材料であってよい)を介してフォーカス可動子スリーブにネジによる協働方式で取り付けられている。予備磁力磁石リングは、基板(レンズのベース)に固定され、一部が基板内に嵌め込まれてよい。弾性接続部材6a3(例えば、ばね片)は、フォーカス可動子スリーブと予備磁力磁石リングとの間に接続されている。
ズーム駆動機構として、多面体超音波モータが採用される。ズーム固定子スリーブ(フォーカス固定子スリーブと一体として統合され、非磁性材料が採用される。)は、外表面がネジ山であり、内表面の上部が、フォーカス可動子スリーブと密接して設けられた滑らかなスリーブであり、内表面の下部が凹溝を有する。凹溝の表面は、多面体であり、各面には、圧電セラミックスが接着されている。ズーム固定子スリーブとして、例えば、アルミニウム又は鋼等のような圧電セラミックスと剛性係数が整合する材料を採用してよい。フォーカス駆動機構の駆動コイル又は一部の駆動コイルも、多面体のキャビティ内に収容され、他の部分は、プリント回路基板に配置されてよい。超音波モータを駆動するための回線(不図示)及び駆動コイル6a13として、FPCコイルを採用して一体として統合されてよい。ズーム可動子スリーブ6b21として、スチールリングを採用してよい。伝動磁石リング6b26は、第1ズームレンズ群における鏡筒6b24の一端に固定され、これにより、当該鏡筒と可動子スリーブとは、相対的にスライド可能であり、且つ軸方向への密接性(磁気接続)が保たれる。実施形態1と同様に、鏡筒には、軸方向にのみ移動可能な位置決め機構(不図示)が配置されてよい。ズーム運動を測定するため、ホール磁石リングを伝動磁石リングとして採用してよく、この場合には、ホール測定装置(不図示)は、ズーム可動子スリーブに固定されてよい。逆に、強磁性材料を鏡筒6b24として採用する場合、伝動磁石リングは、可動子スリーブに固定されてもよく、この場合には、ホール測定装置は、鏡筒に固定されてよい。実施形態2では、圧電セラミックスは、ズーム可動子スリーブの外表面に配置されてもよい。
実施形態2では、実施形態1との主な相違点として、4つのレンズ群が採用され、超音波モータおける可動子の位置と固定子の位置とが交換され、フォーカス可動子スリーブは、永久磁性材料スリーブであり、これにより、予備磁力磁石リング及び駆動コイルの配置方式が変更される。
図10において、N及びSは、それぞれフォーカス可動子スリーブの代替方式である磁極の方向を示す。図10に示すように、フォーカス固定子スリーブの磁化方向は、径方向(フォーカス可動子スリーブの内外表面は、それぞれ南極又は北極である。)であってもよく、軸方向(フォーカス可動子スリーブの上端及び下端は、それぞれ南極又は北極である。)であってもよい。
<実施形態3>
もう1つの実施形態について、図11を参考されたい。本発明に係るズームレンズは、プリント回路基板76、フォーカス駆動機構、第1フォーカスレンズ群7a25、ズーム駆動機構及び第1ズームレンズ群7b25を備えている。感光チップ74は、プリント回路基板に取り付けられている。光学設計に基づいて、より良好な焦点調整機能を実現するため、実施形態3は、静止状態の第2フォーカスレンズ群7a15及び静止状態の第2ズームレンズ群7b15をさらに含む。第2フォーカスレンズ群は、第1フォーカスレンズ群と基板との間に取り付けられている。レンズ支持部材は、基板に固定されたスリーブ7a14であり、当該スリーブは、フォーカス可動子スリーブに対する位置決めにも用いられることができる。第2ズームレンズ群は、第1ズームレンズ群と第1フォーカスレンズ群との間に取り付けられている。レンズ支持部材は、基板に固定されたスリーブ7b14である。
フォーカス駆動機構として、ボイスコイルモータが採用されている。フォーカス固定子アセンブリ7a1におけるフォーカス固定子スリーブ7a11は、基板に固定された永久磁性材料スリーブである。フォーカス可動子スリーブ7a21は、フォーカス固定子スリーブ内に密接して設けられ、先端部に雄ネジを有する非磁性材料スリーブであり、従って、フォーカス可動子アセンブリ7a2は、予備磁力磁石リング7a22及び駆動コイル7a23を含む。実施形態3では、予備磁力磁石リングは、第1フォーカスレンズ群のレンズ支持部材としても用いられ、雌ネジを有し、フォーカス可動子スリーブの先端部にある雄ネジと協働している。フォーカス可動子スリーブの外側には、駆動コイルを配置するための凹溝が設けられている。駆動コイルの電気コネクタは、溝の底に設けられた貫通孔を貫通して、弾性接続部材7a3に接続され、レンズのベースとしてのプリント回路基板とさらに接続されてもよく、プリント回路基板と直接に接続されてもよい。弾性接続部材7a3は、フォーカス可動子スリーブと基板との間に接続されている。
ズーム駆動機構として、多面体超音波モータが採用される。静止状態の第2ズームレンズ群におけるスリーブ7b14をフォーカス固定子スリーブの外部に設けられるように支持し、ズーム可動子スリーブ7b21は、当該固定されたスリーブの外部に密接して設けられている。ズーム可動子スリーブは、内表面が滑らかな円筒面であり、外表面がズーム固定子スリーブ7b11の内表面と密接に協働するねじ山面である。ズーム固定子スリーブの外表面は、多面体であり、各面には、圧電セラミックスが接着されている。実施形態2に類似するように、ズーム可動子スリーブは、第1ズームレンズ群における鏡筒7b24の一端に接着された伝動磁石リング7b26を介して第1ズームレンズ群を軸方向に移動させる。伝動磁石リングとして、ホール磁石リングを採用してよい。
実施形態3では、静止状態のレンズスリーブが追加されることにより、径方向の寸法が増大され、レンズ加工の複雑さが軽減される。
<実施形態4>
もう1つの実施形態について、図12を参考されたい。本発明に係るズームレンズは、プリント回路基板86、フォーカス駆動機構、第1フォーカスレンズ群8a25、ズーム駆動機構及び第1ズームレンズ群8b25を備えている。感光チップ84は、プリント回路基板に取り付けられている。実施形態4では、光学設計に基づいて、静止状態の第2フォーカスレンズ群8a15、静止状態の第2ズームレンズ群8b15及びズーム駆動機構により駆動される第3ズームレンズ群8b25’という3つの追加レンズ群が採用されている。5つのレンズ群を用いることにより、高性能のズームレンズが実現される。第2フォーカスレンズ群は、第1フォーカスレンズ群と基板との間に取り付けられている。レンズ支持部材は、基板に固定されたスリーブ8a14であり、スリーブ8a14は、フォーカス可動子スリーブに対する位置決めにも用いられる。第2ズームレンズ群は、第1ズームレンズ群と第1フォーカスレンズ群との間に取り付けられ、基板に対して固定(例えば、フォーカス固定子スリーブ8a11に固定)されている。
フォーカス駆動機構として、ボイスコイルモータが採用される。フォーカス固定子スリーブは、非磁性材料(例えば、プラスチック)から形成され、フォーカス可動子アセンブリ8a2におけるフォーカス可動子スリーブ8a21は、先端部に雌ネジを有する永久磁性材料スリーブであり、従って、フォーカス固定子アセンブリ8a1は、予備磁力磁石リング8a12及び駆動コイル8a13を含む。フォーカス固定子スリーブは、基板に固定され、フォーカス可動子スリーブの外部に密接して設けられ、内側の下部には、駆動コイルを配置するための凹溝が設けられている。駆動コイルの電気コネクタは、溝の底に設けられた貫通孔を貫通してプリント回路基板と接続されてよい。第1フォーカスレンズ群は、雄ネジを有するレンズ支持部材8a24(非磁性材料であってよい)を介してフォーカス可動子スリーブにネジによる協働方式で取り付けられている。予備磁力磁石リングは、基板(レンズのベース)に固定されている。弾性接続部材8a3(例えば、ばね片)は、フォーカス可動子スリーブと予備磁力磁石リングとの間に接続されている。
ズーム駆動機構として、ディスク形電磁モータが採用される。固定子コイル(不図示)は、プリント回路基板に配置されてよい(例えば、プリント回路の方式で実現)。ズーム可動子スリーブ8b21は、フォーカス固定子スリーブ8a11の外部に密接して設けられ、従って、ズーム固定子スリーブとフォーカス固定子スリーブとは、一体として統合されているとみなされてよい。ズーム可動子スリーブとして、磁性材料が採用され、原位置でのみ回転運動する(軸方向に運動しない)。伝動磁石リング8b26は、ズーム可動子スリーブに固定されている。伝動磁石リングは、端面に設けられた支持ピンS26を介して第1ズームレンズ群における鏡筒8b24の端面の凹凸フランジと協働し、第1ズームレンズ群を軸方向に運動させる。凹凸フランジは、2セクションに分かれ、第1セクションは、伸縮セクションであり、第2セクションは、ズームセクションである。鏡筒8b24には、軸方向にのみ運動可能な位置決め機構が配置されてよい。また、伝動磁石リングは、接続ロッドS34を介して第3ズームレンズ群における鏡筒8b24’をさらに駆動する。鏡筒8b24’は、第1ズームレンズ群における鏡筒の外部に密接して設けられている。ズーム可動子スリーブとして、ホール磁石リングを採用してもよい。対応するホール測定装置(不図示)は、基板に固定されてよい。
上述した実施形態におけるレンズ群及びスリーブ(鏡筒)のすべては、同心同軸である。レンズの取り付け順としては、内側から外側へ徐々に完成するようになっている。従って、良好な作業性を有する。上記の好ましい実施形態は、ズーム倍率が大きくない大半のレンズによる構造上の要求をほぼ満たすことができる。小型化された多段式伸縮の高倍率であるズームレンズを実現する場合には、上記の実施形態に基づいて、レンズの外周に鏡筒及び伝動構造(接続ロッド)をさらに追加するか1つのモータを追加すればよい。
以上、具体的な例を用いて本発明の原理及び実施形態について詳述したが、上記の実施形態は、本発明の理解を深めるためのものにすぎず、本発明を限定するものではない。当業者は、本発明の思想に基づいて、上記の具体的な実施形態を変更することができる。

Claims (11)

  1. 基板(56、66、76、86)、フォーカス駆動機構、第1フォーカスレンズ群(5a25、6a25、7a25、8a25)、ズーム駆動機構及び第1ズームレンズ群(5b25、6b25、7b25、8b25)を備え、
    前記第1フォーカスレンズ群は、前記フォーカス駆動機構により軸方向に駆動され、前記第1ズームレンズ群は、前記ズーム駆動機構により軸方向に駆動され、
    前記フォーカス駆動機構及び前記ズーム駆動機構は、両方とも同軸に配置されたスリーブ構造であり、前記ズーム駆動機構は、前記フォーカス駆動機構の外部に設けられ、
    前記フォーカス駆動機構は、ボイスコイルモータであり、フォーカス固定子アセンブリ(2a1、5a1、6a1、7a1、8a1)、フォーカス可動子アセンブリ(2a2、5a2、6a2、7a2、8a2)及び弾性接続部材(5a3、6a3、7a3、8a3)を含み、前記フォーカス固定子アセンブリは、前記基板に対して固定され、前記フォーカス可動子アセンブリは、前記弾性接続部材を介して前記フォーカス固定子アセンブリと接続され、
    前記フォーカス固定子アセンブリは、フォーカス固定子スリーブ(5a11、6a11、7a11、8a11)を含み、
    前記フォーカス可動子アセンブリは、前記フォーカス固定子スリーブと入れ子構造となるように設けられたフォーカス可動子スリーブ(5a21、6a21、7a21、8a21)を含み、
    前記フォーカス固定子スリーブ及び前記フォーカス可動子スリーブの一方が永久磁性材料スリーブ(5a11、6a21、7a11、8a21)であり、他方が非磁性材料スリーブ(5a21、6a11、7a21、8a11)であり、
    前記非磁性材料スリーブが属するアセンブリは、
    永久磁性材料又は磁化材料で形成され、前記非磁性材料スリーブに対して固定された予備磁力部材(5a22、6a12、7a22、8a12)、及び、
    前記非磁性材料スリーブに対して固定された駆動コイル(5a23、6a13、7a23、8a13)を含み、
    前記駆動コイルが通電されていない状況において、前記予備磁力部材と前記永久磁性材料スリーブとの間に予め存在する磁力と、前記弾性接続部材の弾性力とが、平衡状態になっていることを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記永久磁性材料スリーブの磁化方向は、径方向又は軸方向であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記固定子フォーカス固定子スリーブと前記フォーカス可動子スリーブとは、密接嵌合され、接触面が平滑面であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1フォーカスレンズ群と前記基板との間に取り付けられ、前記基板に対して固定された第2フォーカスレンズ群(5a15、6a15、7a15、8a15)、及び、
    前記第1ズームレンズ群と前記第1フォーカスレンズ群との間に取り付けられ、前記基板に対して固定された第2ズームレンズ群(6b15、7b15、8b15)の少なくともいずれか一方をさらに含み、好ましくは、前記基板に対して固定されたレンズ群のレンズ支持部材は、取付の際に焦点距離を調整するためのネジ山を有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  5. 前記第1ズームレンズ群のレンズ支持部材には、前記レンズ支持部材を軸方向にのみ移動するように制限するための位置決め滑り棒(S29)又はスライド溝が設けられ、
    前記ズーム駆動機構は、前記基板に対して固定されたズーム固定子アセンブリ(3b1、4b1)及びズーム可動子アセンブリ(3b2、4b2)を含み、
    前記ズーム可動子アセンブリが螺旋又は円周運動軌道を有し、前記ズーム可動子アセンブリ及び前記ズーム可動子アセンブリにより駆動される前記レンズ支持部材の一方の端面には、軸方向に延在する支持ピン(S26)が固定され、他方の端面は、凹凸エッジを有し、前記支持ピンの自由端と前記凹凸エッジとの接触が保たれることにより、前記レンズ支持部材は、前記ズーム可動子アセンブリの螺旋又は円周運動を介して軸方向に移動し、或いは、
    前記ズーム可動子アセンブが螺旋又は円周運動軌道を有し、前記ズーム可動子アセンブリ及び前記ズーム可動子アセンブリにより駆動される前記レンズ支持部材の一方の端面には、外部に延在する接続ロッド(S34)が固定され、他方の側壁は、曲線状のスライド溝を有し、前記接続ロッドの自由端は、前記曲線状のスライド溝内に嵌め込まれることにより、前記レンズ支持部材は、前記ズーム可動子アセンブの螺旋又は円周運動を介して軸方向に移動し、或いは、
    前記ズーム可動子アセンブリは、螺旋又は円周運動軌道を有し、前記ズーム可動子アセンブリの端面と前記ズーム可動子アセンブリにより駆動される前記レンズ支持部材の一端とは、磁力により接触が保たれ、前記レンズ支持部材を軸方向に直接に移動させることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  6. 前記ズーム駆動機構は、前記支持ピン又は前記接続ロッドの伝動方式を採用したものであり、前記凹凸エッジ又は前記スライド溝の形状は、前記第1ズームレンズ群の伸縮運動及びズーム運動にそれぞれ対応する2セクションの曲線を含むことを特徴とする請求項5に記載のズームレンズ。
  7. 第3ズームレンズ群(8b25’)をさらに含み、前記第3ズームレンズ群のレンズ支持部材(8b24’)は、前記レンズ支持部材を軸方向にのみ移動するように制限するための位置決め滑り棒又はスライド溝を有し、前記第1ズームレンズ群におけるレンズ支持部材の外部に密接して設けられ、前記ズーム駆動機構は、前記支持ピン又は前記接続ロッドの伝動方式で前記第3ズームレンズ群を軸方向に移動させることを特徴とする請求項5に記載のズームレンズ。
  8. 前記ズーム駆動機構は、ホール磁石リング(S27)及びホール感知デバイス(S28)をさらに含み、前記ホール磁石リング及び前記ホール感知デバイスのうち、一方が前記ズーム可動子アセンブリに対して固定され、他方が前記ズーム固定子アセンブリに対して固定又は軸方向に沿って移動するようにされ、前記ホール感知デバイスは、前記ホール磁石リングが前記ホール感知デバイスに対する回転角度を表示するための測定信号を出力し、好ましくは、前記ホール磁石リングと伝動磁石リングとは、一体として統合され、前記伝動磁石リングは、前記ズーム可動子アセンブリの端面又は前記ズーム可動子アセンブリにより駆動されたレンズ支持部材の一端に固定され、前記ズーム可動子アセンブリと前記ズーム可動子アセンブリにより駆動されたレンズ支持部材との接触維持に磁力を提供するために用いられることを特徴とする請求項5に記載のズームレンズ。
  9. 前記ズーム駆動機構の駆動方式は、多面体超音波モータによる駆動であり、前記ズーム駆動機構の固定子アセンブリは、前記可動子アセンブリの内部又は外部に設けられ、前記固定子アセンブリと前記可動子アセンブリとの接合された壁は、ネジ式の協働又は円周面摩擦の方式により伝動され、前記固定子アセンブリと前記可動子アセンブリとの接触していない壁の少なくとも1つが多面体であり、各面には、駆動回線が接続された圧電材料が固定され、好ましくは、前記圧電材料は、圧電セラミックスであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 前記ズーム駆動機構の駆動方式は、ディスク形電磁モータによる駆動であり、前記ズーム駆動機構の固定子アセンブリは、前記可動子アセンブリの内部又は外部に設けられ、少なくとも1組の可動子の磁極が前記可動子アセンブリの底部に設けられ、少なくとも2つの固定子コイルが前記基板に設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 前記フォーカス駆動機構及び前記ズーム駆動機構の少なくともいずれか一方のコイル又はコイルが位置する部分は、プリント回路基板(PCB)又はフレキシブルプリント回路基板(FPC)に形成されたプリント回路から構成され、前記プリント回路基板又は前記フレキシブルプリント回路基板は、1層又は2層以上の電気回路から構成され、前記プリント回路基板又は前記フレキシブルプリント回路基板におけるプリント回路は、多層が軸方向に重なる平面螺旋巻線の方式、及び/又は、多層が径方向に嵌合された立体螺旋巻線方式が採用され、好ましくは、前記プリント回路として、超電導材料が採用されることを特徴とする請求項10に記載のズームレンズ。
JP2017513287A 2014-05-30 2014-05-30 ズームレンズ Expired - Fee Related JP6378827B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CN2014/078898 WO2015180121A1 (zh) 2014-05-30 2014-05-30 变焦镜头

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017521731A true JP2017521731A (ja) 2017-08-03
JP6378827B2 JP6378827B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=54697899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017513287A Expired - Fee Related JP6378827B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 ズームレンズ

Country Status (13)

Country Link
US (1) US9739982B2 (ja)
EP (1) EP3139204B1 (ja)
JP (1) JP6378827B2 (ja)
KR (1) KR101961732B1 (ja)
CN (1) CN106461906B (ja)
AU (1) AU2014395889B2 (ja)
CA (1) CA2950634C (ja)
MX (1) MX2016015424A (ja)
MY (1) MY178803A (ja)
NZ (1) NZ726603A (ja)
RU (1) RU2648006C1 (ja)
WO (1) WO2015180121A1 (ja)
ZA (1) ZA201608882B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102435025B1 (ko) * 2017-09-25 2022-08-23 삼성전자주식회사 다른 자기장의 방향을 갖는 복수의 구동부를 포함하는 카메라 모듈
CN107947415B (zh) * 2018-01-04 2023-10-27 沈阳工业大学 一种双直线永磁电机
CN112824947B (zh) * 2019-11-21 2023-06-20 玉晶光电(厦门)有限公司 光学成像镜头模块
CN113067964B (zh) * 2019-12-31 2023-01-13 中芯集成电路(宁波)有限公司 一种压电驱动器和成像模组
CN114915709B (zh) * 2021-02-10 2023-09-19 宁波舜宇光电信息有限公司 套筒式光学致动器及相应的摄像模组和终端设备
CN115103086B (zh) * 2021-03-04 2023-04-18 宁波舜宇光电信息有限公司 套筒组件及相应的可伸缩摄像模组的组装方法
CN112987224A (zh) * 2021-03-31 2021-06-18 维沃移动通信有限公司 镜头模组及电子设备
CN113098224B (zh) * 2021-04-09 2023-02-24 深圳谦腾科技有限公司 一种柔性供料的音圈电机
CN113633899B (zh) * 2021-08-04 2023-12-08 四川泰猷科技有限公司 连续变焦低强度聚焦超声换能器
CN114545719B (zh) * 2022-02-22 2024-02-09 深圳市火乐科技发展有限公司 自动调焦装置、投影设备及自动调焦方法
CN117318432B (zh) * 2023-11-29 2024-02-20 湖南天友精密技术有限公司 一种动磁型永磁电机及控制方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63163311A (ja) * 1986-12-25 1988-07-06 Toshiba Corp オ−トフオ−カス装置とそのレンズ駆動機構
JP2000131586A (ja) * 1998-10-29 2000-05-12 Toshiba Corp 電磁モータ内蔵カメラ装置
JP2004064876A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Canon Inc ステッピングモータ及び光学装置
JP2004254357A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 中空ステッピングモータ及びこれを備えた電子カメラモジュール
JP2005266521A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Miyota Kk レンズ駆動装置
JP2005292799A (ja) * 2004-03-09 2005-10-20 Pentax Corp 像ブレ補正装置
JP2006072294A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd カメラモジュールのレンズ移送装置
JP2007114748A (ja) * 2005-09-22 2007-05-10 Nec Tokin Corp レンズモジュール
JP2010511897A (ja) * 2006-12-01 2010-04-15 フレックストロニクス エーピー エルエルシー 駆動型ステッピングレンズカメラモジュール
JP2010271622A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Canon Inc レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
JP2011102824A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Nidec Sankyo Corp レンズ駆動装置
WO2013107342A1 (en) * 2012-01-17 2013-07-25 Boly Media Communications (Shenzhen) Co., Ltd. Zoom lens apparatus with focus adjusting and optical imaging device therewith

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0785124B2 (ja) * 1986-07-14 1995-09-13 オリンパス光学工業株式会社 自動焦点調節装置
JPH0338609A (ja) 1989-07-06 1991-02-19 Toshiba Corp 内視鏡プローブ
JP2775521B2 (ja) * 1990-11-09 1998-07-16 コニカ株式会社 ズームレンズ鏡胴
CN2189796Y (zh) 1994-05-17 1995-02-15 曾立敏 印制螺旋形绕组直流电机
JPH11146258A (ja) 1997-11-11 1999-05-28 Toshiba Corp 超音波モータを用いたカメラ装置
JP2000352656A (ja) 1999-06-11 2000-12-19 Toshiba Corp モータ内蔵カメラ装置
CN100431243C (zh) 1999-07-20 2008-11-05 皇家菲利浦电子有限公司 电动机和包括这种电动机的数据存储单元
EP1564864A4 (en) 2002-11-18 2006-12-13 Seiko Epson Corp STATOR OF A BRUSHLESS MOTOR, BRUSHLESS ENGINE WITH IT AND COIL STRUCTURE
JP4250409B2 (ja) * 2002-12-04 2009-04-08 日本電産サンキョー株式会社 レンズ駆動装置
JP2006017923A (ja) 2004-06-30 2006-01-19 Mitsumi Electric Co Ltd 小型カメラ
JP2006154373A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Sharp Corp レンズ駆動装置およびカメラモジュールおよび携帯電子機器
US20070097530A1 (en) 2005-11-03 2007-05-03 Industrial Technology Research Institute Optical devices
CN100438307C (zh) * 2005-11-18 2008-11-26 清华大学 螺纹驱动多面体超声电机
CN1992483B (zh) 2005-12-30 2011-11-02 财团法人工业技术研究院 具有弹性联结部的轴向致动装置
TWI293130B (en) * 2006-01-19 2008-02-01 Asustek Comp Inc Camera module and electric device using the same
CN100394238C (zh) 2006-04-14 2008-06-11 博立码杰通讯(深圳)有限公司 一种一体化光学设备调焦/变焦系统
TWI317202B (en) 2006-07-28 2009-11-11 Ind Tech Res Inst Actuator
TWM325524U (en) 2007-03-20 2008-01-11 Tricore Corp Improvement of driving and positing assignment for focusing actuator
CN201063067Y (zh) 2007-06-18 2008-05-21 华宏新技股份有限公司 镜头致动装置
US8084969B2 (en) * 2007-10-01 2011-12-27 Allegro Microsystems, Inc. Hall-effect based linear motor controller
JP2009100595A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Hongyou Science & Technol Co Ltd 板バネ及びこれを用いた音声コイルモーター
CN101425762B (zh) 2008-07-30 2011-10-12 博立码杰通讯(深圳)有限公司 超声直线电机及其驱动的自动对焦/变焦系统
CN101738702B (zh) 2008-11-26 2011-08-10 吉佳科技股份有限公司 利用导磁壳体实现省电效果的音圈马达
CN101951467B (zh) * 2009-07-10 2013-08-28 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 相机模组
CN102043225A (zh) 2009-10-13 2011-05-04 大立光电股份有限公司 摄影模组
CN102088235B (zh) 2009-12-03 2014-12-10 三星电机株式会社 线性振子
TW201134060A (en) 2010-03-25 2011-10-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Voice coil motor actuator and camera module
US9217841B2 (en) * 2011-01-25 2015-12-22 Hong Kong Applied Science & Technology Research Institute Company, Limited Compact camera module with zoom and auto-focus actuators sharing the same rotating annular magnet with alternating thick and thin poles
CN102820759B (zh) 2011-06-08 2016-01-06 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 音圈马达及取像模组
CN103529534A (zh) 2012-07-02 2014-01-22 全球微型光学有限公司 光学镜头组件
CN103066782A (zh) 2012-11-01 2013-04-24 北京理工大学 磁电式微发电机
CN104716766A (zh) 2013-12-13 2015-06-17 博立码杰通讯(深圳)有限公司 电磁电机
CN104753303B (zh) 2013-12-31 2018-10-02 博立码杰通讯(深圳)有限公司 驱动装置及器件制作方法
CN103777305B (zh) 2014-02-19 2016-09-07 南昌欧菲光电技术有限公司 相机模组及其音圈马达
AU2014391067B2 (en) 2014-04-15 2017-04-13 Bolymedia Holdings Co. Ltd. Voice coil motor and focusing lens

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63163311A (ja) * 1986-12-25 1988-07-06 Toshiba Corp オ−トフオ−カス装置とそのレンズ駆動機構
JP2000131586A (ja) * 1998-10-29 2000-05-12 Toshiba Corp 電磁モータ内蔵カメラ装置
JP2004064876A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Canon Inc ステッピングモータ及び光学装置
JP2004254357A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 中空ステッピングモータ及びこれを備えた電子カメラモジュール
JP2005292799A (ja) * 2004-03-09 2005-10-20 Pentax Corp 像ブレ補正装置
JP2005266521A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Miyota Kk レンズ駆動装置
JP2006072294A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd カメラモジュールのレンズ移送装置
JP2007114748A (ja) * 2005-09-22 2007-05-10 Nec Tokin Corp レンズモジュール
JP2010511897A (ja) * 2006-12-01 2010-04-15 フレックストロニクス エーピー エルエルシー 駆動型ステッピングレンズカメラモジュール
JP2010271622A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Canon Inc レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
JP2011102824A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Nidec Sankyo Corp レンズ駆動装置
WO2013107342A1 (en) * 2012-01-17 2013-07-25 Boly Media Communications (Shenzhen) Co., Ltd. Zoom lens apparatus with focus adjusting and optical imaging device therewith
JP2015503775A (ja) * 2012-01-17 2015-02-02 ボリーメディアコミュニケーションズ(シンチェン)カンパニーリミテッドBoly Media Communications (Shenzhen)Co., Ltd 可変焦点レンズ装置及び光学結像装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3139204B1 (en) 2020-12-16
AU2014395889B2 (en) 2018-07-26
CN106461906B (zh) 2019-05-07
RU2648006C1 (ru) 2018-03-21
KR101961732B1 (ko) 2019-03-25
KR20170012419A (ko) 2017-02-02
MX2016015424A (es) 2017-01-05
WO2015180121A1 (zh) 2015-12-03
EP3139204A1 (en) 2017-03-08
NZ726603A (en) 2017-07-28
JP6378827B2 (ja) 2018-08-22
CA2950634C (en) 2018-08-28
EP3139204A4 (en) 2018-01-10
CA2950634A1 (en) 2015-12-03
AU2014395889A1 (en) 2016-12-08
CN106461906A (zh) 2017-02-22
US9739982B2 (en) 2017-08-22
MY178803A (en) 2020-10-20
ZA201608882B (en) 2018-05-30
US20170097492A1 (en) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6378827B2 (ja) ズームレンズ
JP2017502356A (ja) ズームレンズ駆動装置及びこれを備えたズームレンズ
JP6316431B2 (ja) ズームフォーカス手段及びズームレンズ
Wu et al. High-powered voice coil actuator for fast steering mirror
JP2017507643A (ja) 駆動装置及びその製造方法
JP7321688B2 (ja) 振動波アクチュエータ及びそれを用いた撮像装置、ステージ装置
TWI275891B (en) An electromagnetic actuated adjusting device for camera lens
Hsieh et al. Design of a voice coil motor actuator with L-Shape coils for optical zooming smartphone cameras
JP6346963B2 (ja) ボイスコイルモータ及びフォーカスレンズ
CN109304694B (zh) 一种电磁应力驱动的三自由度定位机构及控制方法
JP2013085331A (ja) 電磁駆動装置
WO2022143651A1 (zh) 压电马达、摄像模组及电子设备
JP2010109224A (ja) ステージ装置
JP2007248684A (ja) カメラモジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6378827

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees