JP2017519879A - 向上した振動絶縁性と耐熱性を有する熱可塑性エラストマー組成物およびこれから形成された成形品 - Google Patents

向上した振動絶縁性と耐熱性を有する熱可塑性エラストマー組成物およびこれから形成された成形品 Download PDF

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Abstract

本発明は、熱可塑性エラストマー組成物およびこれから形成された成形品に関する。本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物は、向上した振動絶縁性と耐熱性を有する。それによって、前記熱可塑性エラストマー組成物は、人が感じる振動周波数領域で、優れた振動絶縁性を示すことができ、高温環境に長時間さらされても優れた機械的物性を維持することができる。このような熱可塑性エラストマー組成物を用いて形成された成形品は、各種生活用品、医療用品、自動車用部品、自動車用内外装材、建築物用内装材など、多様な分野に好適に使用できる。

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2014年6月26日付の韓国特許出願第10−2014−0078942号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として含まれる。
本発明は、向上した振動絶縁性と耐熱性を有する熱可塑性エラストマー組成物およびこれから形成された成形品に関する。
熱可塑性ゴムとも称される熱可塑性エラストマーは、熱可塑性と弾性を同時に有する共重合体または重合体の混合物である。熱硬化性を有する一般的なエラストマーに比べて、熱可塑性エラストマーは相対的に加工が容易で、押出成形、発泡成形などによる成形品の製造が可能である。
このような熱可塑性エラストマーの製造には、一般に、エチレン−プロピレン−ジエン(モノマー)ゴム(EPDM)成分とオレフィン系樹脂を含む組成物が使用されている。しかし、一般に、熱可塑性エラストマーは耐熱性が弱く、高温環境に長時間さらされる場合、機械的物性が急激に低下する問題がある。
また、一般的な熱可塑性エラストマーは、人が感じる振動周波数領域で十分でない振動絶縁性を示すことから、特に、貯蔵弾性率といった機械的物性についての補完が求められている。
そして、最近の産業発展の傾向に伴い、樹脂成形品の機械的または化学的な物性だけでなく、触感および匂いといった感性的な物性の向上に関心が高まっており、この傾向に合わせて多様な種類の熱可塑性エラストマーが提案されている。しかし、これまで提案された熱可塑性エラストマーは、上述のような多様な物性のバランスが取れておらず、これに対する補完が依然として求められている。
本発明は、向上した振動絶縁性と耐熱性を有する熱可塑性エラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、前記熱可塑性エラストマー組成物を用いて形成された成形品を提供する。
本発明によれば、
オレフィン系ゴム10〜85重量%;
0.8〜1.2g/10min(200℃、2.16kg)のメルトフローインデックス値を有し、スチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体およびスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体からなる群より選択された1種以上のスチレン系ブロック共重合体5〜50重量%;
オイル0.1〜50重量%;
4.6kgf/cm2の荷重下にて、120〜135℃の熱変形温度と1.0×105〜1.0×107poiseの伸長粘度を有する高溶融張力ポリプロピレン1〜50重量%;
無機充填剤0.1〜15重量%;および
架橋剤0.1〜10重量%を含む熱可塑性エラストマー組成物が提供される。
前記熱可塑性エラストマー組成物は、20℃の温度および100MHzの振動周波数の下で、16MPa以下の貯蔵弾性率(storage modulus)を有することができる。
前記熱可塑性エラストマー組成物は、20℃の温度および0〜100MHzの振動周波数範囲で、7.5MPa以下の最小値であり37MPa以下の最大値である貯蔵弾性率を有することができる。
前記熱可塑性エラストマー組成物は、20℃の温度および100MHzの振動周波数の下で、30MPa以上の損失弾性率(loss modulus)を有することができる。
前記熱可塑性エラストマー組成物は、ISO37規定による630%以上の伸び率を有することができる。
そして、本発明によれば、前記熱可塑性エラストマー組成物に含まれるオレフィン系ゴムは、ブタジエンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、イソブチレン−イソプレンゴム、およびエチレン−プロピレン−ジエン(モノマー)ゴムからなる群より選択された1種以上のゴムであるとよい。
また、本発明によれば、前記オレフィン系ゴムは、4.5〜10重量%のエチリデンノルボルネンと50〜80重量%のエチレンを含有し、45〜70のムーニー粘度(Mooney viscosity、ML1+8、125℃)を有するエチレンプロピレンジエン(モノマー)ゴムであり得る。
本発明によれば、前記スチレン系ブロック共重合体は、28〜35重量%のスチレンブロックを含有し、50,000〜150,000の重量平均分子量を有するスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体であり得る。
本発明によれば、前記オイルは、40℃で、90〜180cStの動粘度を有するパラフィンオイルであり得る。
本発明によれば、前記高溶融張力ポリプロピレンは、200,000〜500,000の重量平均分子量を有するものであり得る。
本発明によれば、前記無機充填剤は、1〜30μmの数平均粒径を有し、カオリン、タルク、クレー、またはこれらの混合物を含むことができる。
一方、本発明によれば、前記熱可塑性エラストマー組成物を用いて形成された成形品が提供される。
以下、本発明の実施形態に係る熱可塑性エラストマー組成物およびこれから形成された成形品について説明する。
それに先立ち、本明細書に使用される専門用語は、単に特定の実施形態を言及するためのものであり、本発明を限定することを意図しない。そして、ここで使用される単数形態は、文章がこれと明らかに反対の意味を示さない限り、複数形態も含む。また、明細書で使用される「含む」の意味は、特定の特性、領域、整数、段階、動作、要素または成分を具体化し、他の特定の特性、領域、整数、段階、動作、要素または成分の付加を除外させるものではない。
I.熱可塑性エラストマー組成物
発明の一実施形態によれば、
オレフィン系ゴム10〜85重量%;
0.8〜1.2g/10min(200℃、2.16kg)のメルトフローインデックス値を有し、スチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体およびスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体からなる群より選択された1種以上のスチレン系ブロック共重合体5〜50重量%;
オイル0.1〜50重量%;
4.6kgf/cm2の荷重下にて、120〜135℃の熱変形温度と1.0×105〜1.0×107poiseの伸長粘度を有する高溶融張力ポリプロピレン1〜50重量%;
無機充填剤0.1〜15重量%;および
架橋剤0.1〜10重量%を含む熱可塑性エラストマー組成物が提供される。
本発明者らの継続した研究の結果、オレフィン系ゴムとともに、特定の物性を満たすスチレン系ブロック共重合体と高溶融張力ポリプロピレンを特定の含有量比で含む組成物は、機械的物性に優れていながらも、特に向上した振動絶縁性と耐熱性を有する成形品の提供を可能にすることが確認された。
つまり、前記組成物を用いて形成された成形品は、人が感じる振動周波数領域(例えば、100MHz)で優れた振動絶縁性を示すだけでなく、高温環境に長時間露出しても優れた機械的物性を維持することができる。
以下、前記熱可塑性エラストマー組成物に含まれる成分および組成物の物性について説明する。
オレフィン系ゴム
前記オレフィン系ゴムは、本発明の属する技術分野で知られた汎用のオレフィン系ゴムであり得る。好ましくは、前記オレフィン系ゴムは、ブタジエンゴム(BR)、ニトリル−ブタジエンゴム(NR)、イソブチレン−イソプレンゴム(IIR)、およびエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)からなる群より選択された1種以上のゴムであり得る。前記例の中で、組成物の成形性および均一性などを勘案して、前記オレフィン系ゴムは、EPDMであることが有利であり得る。
前記EPDMは、少なくとも2種以上のモノオレフィンモノマー(炭素数2〜10、好ましくは2〜4)、および少なくとも1種以上のポリ−不飽和オレフィン(炭素数5〜20)から誘導される三元重合体(terpolymer)の一種である。前記モノオレフィンモノマーは、いずれも、CH2=CH−R(Rは、Hまたは炭素数1〜12のアルキル基)であり得、好ましくは、エチレンまたはプロピレンであり得る。少なくとも2種以上のモノオレフィンモノマーによる、好ましい繰り返し単位は、EPDMの全重量を基準として90〜99.6重量%含まれ得る。前記ポリ−不飽和オレフィンは、直鎖状(straight chained)、枝状(branched)、環状(cyclic)、二環状(bicyclic)、架橋環状(bridged ring)などであり得、好ましくは、非共役ジエン(nonconjugated diene)であり得る。このようなポリ−不飽和オレフィンは、EPDMの全体重量を基準として0.4〜10重量%含まれ得る。
そして、前記EPDMは、エチリデンノルボルネン(ethylidene norbornene、ENB)の含有量が4.5重量%以上、好ましくは4.5〜10重量%、より好ましくは4.5〜9重量%であり;エチレン(ethylene)の含有量が50重量%以上、好ましくは50〜80重量%、より好ましくは60〜75重量%であり;ムーニー粘度(Mooney viscosity、ML1+8、125℃)が45以上、好ましくは45〜70、より好ましくは45〜60である、ということが、成形性および均一性の確保に有利であり得る。
このようなオレフィン系ゴムは、組成物の全重量に対して10〜85重量%、または15〜80重量%、または25〜80重量%、または30〜60重量%含まれ得る。つまり、熱可塑性エラストマー組成物に要求される適切な弾性の発現のために、前記オレフィン系ゴムは、組成物の全重量に対して10重量%以上で含まれることが好ましい。ただし、オレフィン系ゴムの過剰添加時、粘度の急激な上昇によって流れ性および成形性が低下することがある。したがって、前記オレフィン系ゴムは、組成物の全体重量に対して85重量%以下で含まれることが好ましい。
スチレン系ブロック共重合体
前記スチレン系ブロック共重合体は、少なくとも1つのスチレン系繰り返し単位を含むブロック共重合体である。
発明の実施形態に係る熱可塑性エラストマー組成物には、上述したオレフィン系ゴムとともに、前記スチレン系ブロック共重合体が特定の含有量比で含まれることによって、特に人が感じる振動周波数領域で優れた振動絶縁性を示すことができる。特に、このような物性向上の効果は、特定範囲のメルトフローインデックス(MFI)値を有するスチレン系ブロック共重合体を適用することによってより良く発現できる。
前記スチレン系ブロック共重合体としては、スチレン−ブチレン−スチレン(SBS)ブロック共重合体およびスチレン−エチレン/ブチレン−スチレン(SEBS)ブロック共重合体からなる群より選択された1種以上のブロック共重合体が使用できる。なかでも、前記SEBSブロック共重合体は、化学的架橋なしでも優れた伸び率を示し、ゴム特有の匂いがせず、調色性および触感に優れた特性を有し、より好ましく使用できる。
前記スチレン系ブロック共重合体の含有量は、上述したオレフィン系ゴムとのコンパウンディングによって示すことが可能な物性、特に、適切な弾性を維持しながらも、向上した振動絶縁性を示すことが可能な範囲で決定できる。
例えば、前記スチレン系ブロック共重合体は、組成物の全重量に対して5〜50重量%、または10〜35重量%、または15〜30重量%含まれ得る。つまり、前記オレフィン系ゴムとスチレン系ブロック共重合体のコンパウンディングによる物性向上の効果が十分に発現できるようにするために、前記スチレン系ブロック共重合体は、組成物の全体重量に対して5重量%以上で含まれることが好ましい。ただし、スチレン系ブロック共重合体の過剰添加時、組成物および成形品の耐熱性が低下することがある。したがって、前記スチレン系ブロック共重合体は、組成物の全体重量に対して50重量%以下で含まれることが好ましい。
特に、前記スチレン系ブロック共重合体は、0.8〜1.2g/10min、または0.8〜1.0g/10min、または1.0〜1.2g/10min(200℃、2.16kg)のメルトフローインデックス(MFI)値を有することが好ましい。
つまり、オレフィン系ゴムとのコンパウンディングによる弾性および伸び率を維持しながらも、向上した振動絶縁性を示すことができるようにするために、前記スチレン系ブロック共重合体は、0.8g/10min(200℃、2.16kg)以上のMFI値を有することが好ましい。
ただし、スチレン系ブロック共重合体のMFI値が大きすぎる場合、組成物の貯蔵弾性率が高くなり、損失弾性率が低くなるなど、振動絶縁性の確保が困難になり得る。また、スチレン系ブロック共重合体のMFI値が大きすぎる場合、組成物の成形性が低下することがある。例えば、MFI値が大きすぎるスチレン系ブロック共重合体は、溶融張力(melt tension;メルトテンション)が低く、押出成形時、押出機のダイ部分で樹脂が垂れることがあり、分配が円滑に行われずに外観が均一でないことがある。特に、振動絶縁特性が重視される自動車素材分野の場合、押出ブロー成形が主に適用されるため、前記スチレン系ブロック共重合体のMFI値が重要な要素として作用し得る。そのため、前記スチレン系ブロック共重合体は、1.2g/10min(200℃、2.16kg)以下のMFI値を有することが好ましい。
そして、前記スチレン系ブロック共重合体として前記SEBSブロック共重合体が使用される場合、前記SEBSブロック共重合体は、少なくとも28重量%、または28〜35重量%、または28〜33重量%、または29〜32重量%のスチレンブロックを含有することが、上述した物性の発現に有利であり得る。
また、同様の理由から、前記SEBSブロック共重合体は、50,000〜150,000、または80,000〜120,000、または100,000〜120,000の重量平均分子量を有することが好ましい。そして、前記SEBSブロック共重合体は、50,000〜150,000、または80,000〜120,000、または100,000〜120,000の数平均分子量を有することが好ましいことがある。さらに、前記SEBSブロック共重合体に含まれているスチレンブロックは、9,000〜12,000、または10,000〜11,000の数平均分子量を有することが好ましく、エチレン−ブチレンブロックは、45,000〜55,000、または50,000〜54,000の数平均分子量を有することが好ましい。
オイル
一方、前記オレフィン系ゴムとスチレン系ブロック共重合体は、粘度が大きいほど弾性などのゴム性質が向上するのに対し、流れ性が減少して、エラストマーの製造工程上、困難があり得る。つまり、前記オレフィン系ゴムとスチレン系ブロック共重合体自体だけでは粘度が高いため、流動性と成形性の確保が要求される。それによって、前記一実施形態に係る熱可塑性エラストマー組成物には、前記オレフィン系ゴムおよびスチレン系ブロック共重合体と相溶性を有するオイルが含まれる。
前記オイルとしては、プロセスオイルとして通常使用されるパラフィンオイルが適用可能である。ただし、本発明で要求される組成物の物性を維持しながらも、流動性と成形性を確保するために、前記パラフィンオイルは、40℃で、90cSt以上、または90〜180cSt、または100〜150cStの動粘度を有することが好ましいことがある。
そして、前記オイルは、組成物の用意・調製および成形品の製造に適した程度の含有量で含まれ、好ましくは、組成物の全重量に対して0.1〜50重量%、または1〜50重量%、または5〜40重量%、または10〜25重量%含まれ得る。ここで、前記オイルが過剰に含まれる場合、吸収されなかったオイルが成形品の外部に溶出したり、成形品の機械的物性を低下させることがある。そのため、前記オイルの含有量は、上述した範囲内で調節されることが好ましい。そして、前記オレフィン系ゴムおよびスチレン系ブロック共重合体としてオイルの含有された市販品(commercial product)が使用される場合、市販品に含まれているオイルの含有量を勘案して、組成物に含まれるオイルの含有量が、上述した範囲内で調節されることが好ましい。
高溶融張力ポリプロピレン
一方、一実施形態に係る熱可塑性エラストマー組成物には、高溶融張力ポリプロピレン(High Melt Strength Polypropylene、以下、「HMS−PP」という)が含まれる。
前記HMS−PPは、高溶融張力ポリオレフィン(high melt strength polyolefin)または長鎖分岐ポリオレフィン(long−chain branched polyolefin)の一種であって、一実施形態の組成物に熱可塑性を付与し、さらには、優れた成形性、耐熱性、引張強度、引裂強度などを付与することができる。
前記HMS−PPは、高分子鎖の成形構造によって、溶融張力が低い一般的なポリプロピレンの欠点を補完したものであり、分子量を高くしたり、分子量分布(MWD)を広げたり、分岐(branched)した高分子鎖の含有量を高くするなどの方法により製造できる。例えば、前記HMS−PPは、ポリプロピレンの骨格(back bone)に長鎖分枝(long chain branch)を導入して、溶融張力を高めるという方法で得られるのであり、このために、ポリプロピレンの骨格を切断した後、二次的な再配列(re−arrangement)により、分枝(branch)を導入するという方法が適用可能である。
このようなHMS−PPは、一般的なポリプロピレンに比べて高い溶融張力を有し、一実施形態の熱可塑性エラストマー組成物に含まれて、引張強度、屈曲強度、屈曲弾性率、耐熱性などが向上した成形品の提供を可能にする。特に、一般的なポリプロピレンの場合、伸長粘度が、時間の増加に応じて一定部分だけ増加後に飽和する挙動を示すのであるが、長鎖構造を有するHMS−PPは、一般的なポリプロピレンの伸長粘度が飽和する時点でも伸長粘度が増加するという様相を示すことができる。
それによって、このような物性のHMS−PPと、上述したオレフィン系ゴムおよびスチレン系ブロック共重合体を特定の含有量比で含む熱可塑性エラストマー組成物は、優れた機械的物性(特に振動絶縁性)と、向上した耐熱性を示すことができ、高温環境に長時間露出する場合にも優れた物性を維持することができる。
一実施形態によれば、本発明で要求される物性が満たされるようにするために、前記HMS−PPは、0.12〜0.9Nの溶融張力を有することが有利であり得る。また、前記HMS−PPは、2.0〜3.0g/10min、または2.3〜2.5g/10minのメルトフローインデックスを有することが有利であり得る。そして、前記HMS−PPは、0.890〜0.910g/cm3の密度;350〜450kgf/cm2の引張強度;50〜70%の破断伸び率;18,000〜25,000kgf/cm2、または19,000〜23,000kgf/cm2の屈曲弾性率;5〜15kgf cm/cm、または10〜15kgf cm/cmの衝撃強度を有することが有利であり得る。
特に、一実施形態によれば、本発明で要求される物性が満たされるようにするために、前記HMS−PPは、4.6kgf/cm2の荷重下にて、120℃以上、または120〜135℃、または125〜135℃、または125〜130℃の熱変形温度を有することが好ましい。
さらには、前記HMS−PPは、1.0×105〜1.0×107poise、または1.0×106〜1.0×107poiseの伸長粘度を有することが、耐熱性の向上に、より有利であり得る。
また、前記HMS−PPは、200,000〜500,000、または250,000〜450,000、または300,000〜400,000、または300,000〜350,000の重量平均分子量を有することが、機械的物性の確保に、より有利であり得る。
そして、このようなHMS−PPは、組成物の全重量に対して1〜50重量%、または5〜50重量%、または5〜40重量%、または10〜35重量%含まれ得る。つまり、本発明で要求される物性(特に振動絶縁性および耐熱性の向上)が発現できるようにするために、前記HMS−PPは、組成物の全重量に対して1重量%以上で含まれることが好ましい。ただし、前記HMS−PPが過剰に含まれる場合、適切な弾性と機械的物性が確保できないことがある。したがって、前記HMS−PPは、組成物の全重量に対して50重量%以下で含まれることが好ましい。
無機充填剤
一方、一実施形態に係る熱可塑性エラストマー組成物には、無機充填剤(inorganic filler)が含まれる。
前記無機充填剤は、成形品の耐熱性および機械的物性を補強するために添加できるものであって、本発明の属する技術分野における通常のものが、特別な制限なく適用可能である。非制限的な例として、前記無機充填剤としては、タルク、クレー、炭酸カルシウム、ウォラストナイト、硫酸カルシウム、酸化マグネシウム、カルシウムステアレート、マイカ、ケイ酸カルシウム、カーボンブラックなどが使用でき;そのうち、カオリン、タルク、クレーなどが、より好適に使用できる。そして、無機充填剤の分散性確保のために、必要に応じて、有機改質された無機充填剤が使用できる。有機改質された無機充填剤の場合、相対的に少量を添加しても一般的な充填剤と同等程度の効果が発現できて、組成物の比重を低くするのに、より好適に使用できる。
そして、前記無機充填剤の形状は特に制限されない。ただし、無機充填剤の分散性と組成物の押出成形時の作業性などを考慮して、前記無機充填剤は、1〜30μm、または1〜20μm、または5〜20μmの数平均粒径を有することが好ましいことがある。
また、無機充填剤の添加による物性向上の効果、組成物の比重および成形性などを考慮して、前記無機充填剤は、組成物の全重量に対して0.1〜15重量%、または1〜15重量%、または5〜15重量%含まれ得る。
架橋剤
前記熱可塑性エラストマーの製造には、ソフトセグメントであるゴム部分を架橋させるための架橋剤が添加されるが、押出機などを用いて動的に架橋させて、ゴムのような粘性と弾性が発現できる。
前記架橋剤として使用可能なものは、本発明の属する技術分野における通常のものから選択可能であり、好ましくは、フェノール樹脂架橋剤、パーオキサイド架橋剤、シラン架橋剤などが使用できる。非制限的な例として、前記架橋剤は、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、イソブチリルパーオキサイド、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタンなどであり得る。
前記架橋剤は、組成物の全重量に対して0.1〜10重量%、または1〜10重量%、または1〜5重量%含まれる。つまり、架橋が十分に行われずに成形品の物性が低下するのを防止するために、前記架橋剤は、組成物の全重量に対して0.1重量%以上含まれることが好ましい。そして、架橋剤の過剰添加時、成形品の表面に突起、ゲル(gel)、黒点といった異物が観察され得、製品のカラーに影響を及ぼすことがあり、急激な架橋反応によって成形性が低下することがある。したがって、前記架橋剤は、組成物の全体重量に対して10重量%以下で含まれることが好ましい。
ここで、必要に応じて、架橋助剤がさらに使用できる。前記架橋助剤としては、メタルオキサイド(metal oxide)、メタルハライド(metal halide)などといった化合物が使用され得、具体的には、ZnO、SnCl2、ステアリン酸(steric acid)、ステアリン酸亜鉛(zinc stearate)などを例に挙げることができる。このような架橋助剤も、前記架橋剤と同様の理由から、組成物の全体重量に対して0.05〜5重量%含まれ得る。
反応終結剤
一方、一実施形態に係る熱可塑性エラストマー組成物には、反応終結剤がさらに含まれ得る。
前記反応終結剤は、組成物の成形時、架橋反応を適切に終結させて物性の低下を防止するために添加できる。このような反応終結剤としては、通常のフェノール系酸化安定剤、リン系酸化安定剤、ホスファイト系熱安定剤などが使用できる。
そして、前記反応終結剤の添加による効果と、過剰添加時に発生し得る成形品表面のブルーミング(blooming)現象などを勘案して、前記反応終結剤は、組成物の全重量に対して0.05〜5重量%含まれ得る。
物性
上述した成分を含む熱可塑性エラストマー組成物は、特に人が感じる振動周波数領域(例えば、100MHz)で、向上した振動絶縁性を示しつつも、高温環境に長時間さらされても優れた機械的物性を維持するなど、より優れた耐熱性を示すことができる。
一実施形態によれば、振動絶縁性は、組成物の貯蔵弾性率(storage modulus)および損失弾性率(loss modulus)といった物性により評価できる。例えば、貯蔵弾性率が相対的に高い場合、反発弾性が高く、外部から加えられる衝撃の吸収率が低いことを意味する。そして、損失弾性率が相対的に高い場合、反発弾性が低く、衝撃の吸収率が高いことを意味する。したがって、相対的に低い貯蔵弾性率または高い損失弾性率を有する場合、優れた振動絶縁性を有すると解釈できる。
この点を考慮するとき、前記熱可塑性エラストマー組成物は、20℃の温度および100MHzの振動周波数の下で、16MPa以下、または5〜16MPa、または9〜15.5MPa、または9.5〜15.5MPaの貯蔵弾性率を有することが、振動絶縁性の発現の面で好ましい。
そして、前記熱可塑性エラストマー組成物は、20℃の温度および0〜100MHzの振動周波数範囲で、貯蔵弾性率の最小値が7.5MPa以下、または7MPa以下、または2〜7MPaであることが好ましく;貯蔵弾性率の最大値が37MPa以下、または30〜37MPa、または32〜37MPaであることが、振動絶縁性の発現の面で好ましい。
また、前記熱可塑性エラストマー組成物は、20℃の温度および100MHzの振動周波数の下で、30MPa以上、または30〜35MPaの損失弾性率を有することが、振動絶縁性の発現の面で好ましい。
さらに、前記熱可塑性エラストマー組成物は、優れた振動絶縁性を有するとともに、優れた機械的物性を満たすことができる。例えば、前記熱可塑性エラストマー組成物は、50以上、または50〜70、または55〜65のShore A硬度を示すことができる。特に、前記組成物は、ISO37規定による630%以上、または630〜660%の伸び率を有することができる。
前記熱可塑性エラストマー組成物は、高温環境に長時間さらされても、上述した各物性について大きな変化なく維持することが可能な優れた耐熱性を示すことができる。
II.成形品
一方、発明の他の実施形態によれば、上述した一実施形態の熱可塑性エラストマー組成物を用いて形成された成形品が提供される。
前記成形品は、上述した熱可塑性エラストマー組成物を用いて形成されることによって、人が感じる振動周波数領域で、向上した振動絶縁性を示しつつも、高温環境に長時間さらされても優れた機械的物性を維持するなど、より向上した耐熱性を示すことができる。
このような成形品は、上述した熱可塑性エラストマー組成物を用いて形成されることを除いて、押出成形などの通常の方法によって得られうる。
そして、このような成形品は、上述した特性が要求される多様な分野に適用可能である。例えば、前記成形品は、自動車用部品、自動車用内外装材、建築物用内装材などはもちろん、各種生活用品と医療用品など、多様な分野に好適に使用できる。
[発明の効果]
本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物は、向上した振動絶縁性と耐熱性を有する。それによって、前記熱可塑性エラストマー組成物は、人が感じる振動周波数領域で優れた振動絶縁性を示すことができ、高温環境に長時間さらされても優れた機械的物性を維持することができる。このような熱可塑性エラストマー組成物を用いて形成された成形品は、各種生活用品、医療用品、自動車用部品、自動車用内外装材、建築物用内装材など多様な分野に好適に使用できる。
以下、本発明の理解のために好ましい実施例を提示する。しかし、下記の実施例は本発明を例示するためのものに過ぎず、本発明をこれらにのみ限定するものではない。
下記表1に示す組成比の成分を用いて、実施例および比較例による熱可塑性エラストマー組成物をそれぞれ得た。この際、インターナルミキサー(internal mixer)と押出機(extruder)が備えられており、長さ(L)/外径(D)の比が52である二軸押出機(twin screw extruder)が用いられたのであり、反応温度は160〜220℃に調節された。
Figure 2017519879
実施例1
EPDM(製造会社:KUMHO POLYCHEM、製品名:KEP−960NF、ENB含有量:5.7重量%、エチレン含有量:70重量%、ムーニー粘度(ML1+8、125℃):49)を、純EPDMの含有量が組成物全体に対して30重量%となるように添加した。
つまり、前記EPDM製品(KEP−960NF)は、パラフィンオイルの含有量が50PHR(Part per Hundred Resin)の製品であって、前記製品を、全体組成物に対して純EPDMの含有量が30重量%となるように添加するが、前記製品に基本的に含まれているパラフィンオイルの含有量を勘案して、組成物全体に含まれるパラフィンオイルの含有量が15重量%となるように調節した。この際、追加的に添加したパラフィンオイルは、美昌石油工業(Michang Oil Ind. Co., Ltd.)の製品(製品名:W−1900H、動粘度(40℃):137cSt)を使用した。
そして、(1) 15重量%のSEBSブロック共重合体(約29重量%のスチレンブロック含有量;約1.0g/10min(200℃、2.16kg)のメルトフローインデックス;約112,368g/molの重量平均分子量;約100,943g/molの数平均分子量;スチレンブロック=約10,300g/molの数平均分子量;エチレン−ブチレンブロック=約53,300g/molの数平均分子量;約50Pa・s in Toluene at 25℃の粘度;Kraton社製造[Kraton G1651]);
(2) 20重量%のHMS−PP((株)ロッテケミカル製造[SMS−514F];約130℃(4.6kgf/cm2)の熱変形温度;約1.0×106poiseの伸長粘度;約330,000の重量平均分子量;約2.4g/10minのメルトフローインデックス;約0.905g/cm3の密度;約400kgf/cm2の引張強度;約60%の破断伸び率;約19,000kgf/cm2の屈曲弾性率;約10kgf cm/cmの衝撃強度);
(3) 3.5重量%の架橋剤(ジメチロールフェノール樹脂;dimethylol phenolic resin);
(4) 13重量%のタルク(数平均粒径約4.0μm、製造会社:KCM、製品名:KCM−6300);および
(5) 3.5重量%の反応終結剤(フェノール系の1次、2次複合酸化安定剤、製品名:TCMB−2300)が使用された。
実施例2
前記表1のように、EPDM、SEBS、およびパラフィンオイルの含有量を調節したことを除いて、前記実施例1と同様の方法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。
比較例1および比較例2
前記表1のように、EPDMとパラフィンオイルの含有量を調節し、SEBSおよびHMS−PPを添加しておらず、HMS−PPの代わりに、ポリプロピレンホモ重合体((株)ロッテケミカル製造[Y−130];約116℃(4.6kgf/cm2)の熱変形温度;約4.0g/10minのメルトフローインデックス;約0.90g/cm3の密度;約350kgf/cm2の引張強度;約16,000kgf/cm2の屈曲弾性率;約4.0kgf cm/cmの衝撃強度)を使用したことを除いて、前記実施例1と同様の方法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。
比較例3
前記表1のように、SEBSとパラフィンオイルの含有量を調節し、EPDMおよびHMS−PPを添加しておらず、HMS−PPの代わりに、ポリプロピレンホモ重合体((株)ロッテケミカル製造[Y−130];約116℃(4.6kgf/cm2)の熱変形温度;約4.0g/10minのメルトフローインデックス;約0.90g/cm3の密度;約350kgf/cm2の引張強度;約16,000kgf/cm2の屈曲弾性率;約4.0kgf cm/cmの衝撃強度)を使用したことを除いて、前記実施例1と同様の方法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。
比較例4および比較例5
前記表1のように、EPDM、SEBS、およびパラフィンオイルの含有量を調節し、HMS−PPの代わりに、ポリプロピレンホモ重合体((株)ロッテケミカル製造[Y−130];約116℃(4.6kgf/cm2)の熱変形温度;約4.0g/10minのメルトフローインデックス;約0.90g/cm3の密度;約350kgf/cm2の引張強度;約16,000kgf/cm2の屈曲弾性率;約4.0kgf cm/cmの衝撃強度)、または、エチレン−プロピレンブロック共重合体((株)ロッテケミカル製造[B−310];約100℃(4.6kgf/cm2)の熱変形温度;約0.5g/10minのメルトフローインデックス;約0.9g/cm3の密度;約290kgf/cm2の引張強度;約12,000kgf/cm2の屈曲弾性率;約4.5kgf cm/cmの衝撃強度)を使用したことを除いて、前記実施例1と同様の方法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。
実施例3
0.8g/10min(200℃、2.16kg)のメルトフローインデックスを有するSEBSを使用したことを除いて、前記実施例1と同様の方法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。
実施例4
1.2g/10min(200℃、2.16kg)のメルトフローインデックスを有するSEBSを使用したことを除いて、前記実施例1と同様の方法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。
比較例6
0.6g/10min(200℃、2.16kg)のメルトフローインデックスを有するSEBSを使用したことを除いて、前記実施例1と同様の方法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。
比較例7
1.5g/10min(200℃、2.16kg)のメルトフローインデックスを有するSEBSを使用したことを除いて、前記実施例1と同様の方法で熱可塑性エラストマー組成物を得た。
試験例
実施例および比較例により得られた熱可塑性エラストマー組成物に対して、常温(約20℃)下、次のような方法で物性を測定し、その結果を下記表2〜表5に示した。
1)密度:ISO1183規定の方法により、横10mm、縦10mm、および厚さ2.0mmの試験片に対して密度(g/cm3)を測定した。
2)硬度(Shore A):アナログ式ショア硬さ計(Analogue Shore Hardness Tester)を用いて、ISO868規定の方法により硬度を測定した。
3)溶融指数(Melt Index):ISO1133規定の方法により、230℃および10kgの荷重下、溶融指数を測定した。
4)引張強度、引裂強度および伸び率:万能材料試験機(Universal materials testing machine)を用いて、ISO37規定の方法により、引張強度、引裂強度および伸び率を測定した。
5)弾性率:動的機械分析(Dynamic mechanical analysis(DMA)装置を用いて、100MHzの振動周波数下にて、貯蔵弾性率(storage modulus)および損失弾性率(loss modulus)を測定した。そのうち、貯蔵弾性率は、0〜100MHzの振動周波数領域での最大値および最小値を併せて測定した。
6)耐熱性:熱可塑性エラストマー組成物を、それぞれ、約125℃下にて168時間保管した後、上述した引張強度、引裂強度および伸び率を測定した。
Figure 2017519879
Figure 2017519879
Figure 2017519879
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前記表2〜表5を参照すれば、実施例による熱可塑性エラストマーは、常温条件下、比較例のエラストマーと同等またはそれ以上の機械的物性を示しつつも、向上した振動絶縁性を有するということが確認された。そして、高温での老化後の物性において、実施例による熱可塑性エラストマーは、初期の優れた物性が、大きな変化なしに維持され、優れた耐熱性を有することが確認された。

Claims (12)

  1. オレフィン系ゴム10〜85重量%;
    0.8〜1.2g/10min(200℃、2.16kg)のメルトフローインデックス値を有し、スチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、およびスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体からなる群より選択された1種以上のスチレン系ブロック共重合体5〜50重量%;
    オイル0.1〜50重量%;
    4.6kgf/cm2の荷重下にて、120〜135℃の熱変形温度と、1.0×105〜1.0×107poiseの伸長粘度を有する高溶融張力ポリプロピレン1〜50重量%;
    無機充填剤0.1〜15重量%;および
    架橋剤0.1〜10重量%を含む熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 20℃の温度および100MHzの振動周波数の下で、16MPa以下の貯蔵弾性率を有する、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 20℃の温度および0〜100MHzの振動周波数範囲で、7.5MPa以下の最小値で37MPa以下の最大値である貯蔵弾性率を有する、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  4. 20℃の温度および100MHzの振動周波数の下で、30MPa以上の損失弾性率を有する、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  5. ISO37規定による630%以上の伸び率を有する、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  6. 前記オレフィン系ゴムは、ブタジエンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、イソブチレン−イソプレンゴム、およびエチレン−プロピレン−ジエンゴムからなる群より選択された1種以上のゴムである、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  7. 前記オレフィン系ゴムは、4.5〜10重量%のエチリデンノルボルネンと、50〜80重量%のエチレンを含有し、45〜70のムーニー粘度(Mooney viscosity、ML1+8、125℃)を有するエチレンプロピレンジエンモノマーゴムである、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  8. 前記スチレン系ブロック共重合体は、28〜35重量%のスチレンブロックを含有し、50,000〜150,000の重量平均分子量を有するスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体である、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  9. 前記オイルは、40℃で、90〜180cStの動粘度を有するパラフィンオイルである、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  10. 前記高溶融張力ポリプロピレンは、200,000〜500,000の重量平均分子量を有する、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  11. 前記無機充填剤は、1〜30μmの数平均粒径を有し、カオリン、タルク、クレー、またはこれらの混合物を含む、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  12. 請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物を用いて形成された成形品。
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