JP2017517632A5 - - Google Patents

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1つの実施形態において、新規な7xxアルミニウム鋳造合金は、7xxシェイプ鋳造部品(shape-cast part)に鋳造される。その際、鋳造工程は、低圧金型鋳造、重力永久鋳型鋳造、半永久鋳型鋳造、スクイーズ鋳造、砂型鋳造、及びスピン/遠心鋳造であってもよい。鋳造後、新規な7xx鋳造合金は、例えば、溶体化熱処理、次いで焼入れ、次いで自然時効又は人工時効などによって焼戻しされてもよい。好適な焼戻しは、例えば、T4、T5、T6、及びT7焼戻しを含む。
7xxシェイプ鋳造部品は、例えば、数ある中でも特に、自動車、航空宇宙、産業用又は商業用輸送用途など、任意の好適な用途で使用することができる。1つの実施形態において、7xxシェイプ鋳造部品は、自動車部品(例えば、ホワイトボディ(BIW)部品、サスペンション部品)である。1つの実施形態において、7xxシェイプ鋳造部品は、自動車内に含まれる。1つの実施形態において、7xxシェイプ鋳造部品は、航空宇宙部品である。1つの実施形態において、7xxシェイプ鋳造部品は、航空宇宙機に含まれる。1つの実施形態において、7xxシェイプ鋳造部品は、産業用部品である。1つの実施形態において、7xxシェイプ鋳造部品は、商業用輸送部品である。1つの実施形態において、7xxシェイプ鋳造部品は、商業用輸送車両に含まれる。
新規な7xx合金は、シェイプ鋳造合金として記載されてきたが、本明細書に記載した合金組成物は、展伸(wrought)製品の製造においてもまた有用であり得ることが予想される。例えば、本明細書に記載された合金は、(例えば、インゴット又はビレットとして)鋳造され、次いで均質化され、次いで熱間加工(例えば、熱間加工が中間形態をもたらすときは熱間加工後に冷間加工)して中間形態又は最終形態としてもよい。1つの実施形態において、熱間加工は、鍛造である。1つの実施形態において、鍛造は、例えば、ホイール製品などのシェイプ製品をもたらす。別の実施形態において、熱間加工は、圧延又は押出加工である。熱間加工(及び任意選択的な冷間加工)後に、新規合金は、例えば、溶体化熱処理、次いで焼入れ、次いで自然時効又は人工時効などによって焼戻しされてもよい。好適な焼戻しは、例えば、T4、T5、T6、及びT7焼戻しを含む。1つの実施形態において、本明細書に記載された新規合金組成物は、その全体が参照によって本明細書に援用される、同一所有者の米国特許出願公開第2006/0000094号に記載された加工法によって鍛造ホイール製品に加工される。
鋳造後、合金は、約2時間かけて室温から約515.6℃(960°F)まで加熱し、約515.6℃(960°F)で6時間保持し、次いで沸騰水中で急冷することによって溶体化熱処理をした。次いで、合金は、約12〜24時間自然時効され、次いで約50分かけて約204℃(400°F)まで加熱し、約204℃(400°F)で約10分間保持し、約15分かけて182℃(360°F)まで冷却し、182℃(360°F)で約4時間保持し、次いで室温まで空冷することによって人工時効した。

Claims (19)

  1. シェイプ鋳造アルミニウム合金部品であって、
    (a)3.0〜8.0重量%のZnと、
    (b)1.0〜2.75重量%のMgと
    (c)0.35〜1.0重量%のCuと、
    但し、該重量%のMgは、該重量%のCuを超え、
    (d)0.05〜0.30重量%のVと、
    (e)0.01〜1.0重量%の少なくとも1種の二次元素であって、該少なくとも1種の二次元素は、Mn、Cr、Zr、Ti、B、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、
    存在する場合、該シェイプ鋳造アルミニウム合部品は、二次元素として0.50重量%以下のMnを含み、
    存在する場合、該シェイプ鋳造アルミニウム合部品は、二次元素として0.40重量%以下のCrを含み、
    存在する場合、該シェイプ鋳造アルミニウム合部品は、二次元素として0.25重量%以下のZrを含み、
    存在する場合、該シェイプ鋳造アルミニウム合部品は、二次元素として0.25重量%以下のTiを含み、
    存在する場合、該シェイプ鋳造アルミニウム合部品は、二次元素として0.05重量%以下のBを含む、二次元素と、
    (f)最大で0.50重量%のFeと、
    (g)最大で0.25重量%のSiと、
    (h)残部がアルミニウム及び他の元素であって、前記他の元素は、各元素が0.05重量%以下で、合計量が0.15重量%以下である
    シェイプ鋳造アルミニウム合部品
  2. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、7.5重量%以下のZnを含む、請求項1に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  3. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、7.0重量%以下のZnを含む、請求項1に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  4. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、6.0重量%以下のZnを含む、請求項1に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  5. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、5.0重量%以下のZnを含む、請求項1に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  6. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、少なくとも3.5重量%のZnを含む、請求項5に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  7. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、少なくとも4.0重量%のZnを含む、請求項5に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  8. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、2.5重量%以下のMgを含む、請求項5に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  9. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、2.0重量%以下のMgを含む、請求項5に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  10. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、1.8重量%以下のMgを含む、請求項5に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  11. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、少なくとも1.2重量%のMgを含む、請求項9に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  12. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、少なくとも1.4重量%のMgを含む、請求項10に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合部品
  13. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、低圧金型鋳造、重力永久鋳型鋳造、半永久鋳型鋳造、スクイーズ鋳造、砂型鋳造、又はスピン/遠心力鋳造によって製造される、請求項1に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合金部品。
  14. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、自動車部品である、請求項1に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合金部品。
  15. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、航空宇宙部品である、請求項1に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合金部品。
  16. シェイプ鋳造アルミニウム合金部品であって、
    (a)4.0〜5.0重量%のZnと、
    (b)1.3〜1.8重量%のMgと、
    (c)0.40〜0.80重量%のCuと、
    (d)0.07〜0.18重量%のVと、
    (e)0.01〜1.0重量%の少なくとも1種の二次元素であって、該少なくとも1種の二次元素は、Mn、Cr、Zr、Ti、B、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、
    存在する場合、該シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、二次元素として0.01〜0.07重量%のMnを含み、
    存在する場合、該シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、二次元素として0.05重量%未満のCrを含み、
    存在する場合、該シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、二次元素として0.07〜0.18重量のZrを含み、
    存在する場合、該シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、二次元素として0.01〜0.10重量%のTiを含み、
    存在する場合、該シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、二次元素として0.05重量%以下のBを含む、二次元素と、
    (f)最大で0.10重量%のFeと、
    (g)最大で0.10重量%のSiと、を含み、
    (h)残部がアルミニウム及び他の元素であって、前記他の元素は、各元素が0.05重量%以下で、合計量が0.15重量%以下である、
    シェイプ鋳造アルミニウム合金部品
  17. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、低圧金型鋳造、重力永久鋳型鋳造、半永久鋳型鋳造、スクイーズ鋳造、砂型鋳造、又はスピン/遠心力鋳造によって製造される、請求項16に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合金部品。
  18. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、自動車部品である、請求項16に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合金部品。
  19. 前記シェイプ鋳造アルミニウム合金部品は、航空宇宙部品である、請求項16に記載のシェイプ鋳造アルミニウム合金部品。
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