JP2017514140A - マルチトレース定量化 - Google Patents

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Abstract

1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算するためのシステムおよび方法が提供される。1つ以上の化合物は、分離デバイスを使用して、混合物から経時的に分離される。1つ以上の化合物に対するトレースは、タンデム質量分析計を使用して、分離中、監視される。複数の強度測定が、プロセッサを使用して受信される。プロセッサを使用して、着目化合物の第1のピークプロファイルが、第1のトレースの複数の強度測定から検出され、着目化合物の1つ以上の相関ピークプロファイルが、1つ以上の他のトレースの複数の強度測定から検出される。第1のピークプロファイルの面積が、プロセッサを使用して、1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて検出される。

Description

(関連出願の引用)
本願は、米国仮特許出願第61/985,335号(2014年4月28日出願)の利益を主張し、上記出願の内容は、その全体が参照により本明細書に引用される。
抽出イオンクロマトグラム(XIC)は、一連の質量スペクトルスキャンから、単一の個別の質量値またはある質量範囲における強度値を取り込むことによって作成される。それは、時間の関数として所与の質量または質量範囲の挙動を示す。例えば、着目化合物を定量化するために、XICピークプロファイルの高さ、またはピークプロファイルの面積が使用されることができる。
しかしながら、多くの場合、複数の断片(または関連XIC)が監視される場合、2つ以上の断片は、相関XICピークプロファイルと称される同じXICを実際には有する。従来、ユーザは、誤った積分を見つけるために、そのような相関XICピークプロファイルを手動で重ね合せる。本質的に、ユーザは、関連ピークの面積比を比較する。しかしながら、いくつかの自動ピーク検出および積分プログラムは、この情報を使用しない。各XICは、互いから独立して処理され、この重要情報を無視する。
1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算するためのシステムが開示される。本システムは、分離デバイスと、タンデム質量分析計と、プロセッサとを含む。分離デバイスは、混合物から1つ以上の化合物を経時的に分離する。タンデム質量分析計は、分離中、1つ以上の化合物に対するトレースを監視し、経時的に1つ以上の化合物の複数の強度測定を生成する。
プロセッサは、複数の強度測定を受信し、第1のトレースの複数の強度測定から着目化合物の第1のピークプロファイルを検出し、かつ1つ以上の他のトレースの複数の強度測定から着目化合物の1つ以上の相関ピークプロファイルを検出する。プロセッサは、1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、第1のピークプロファイルの面積を計算する。
1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算する方法が開示される。1つ以上の化合物が、分離デバイスを使用して、混合物から経時的に分離される。分離中、1つ以上の化合物に対するトレースが、タンデム質量分析計を使用して、監視され、経時的に1つ以上の化合物の複数の強度測定を生成する。複数の強度測定は、プロセッサを使用して受信される。着目化合物の第1のピークプロファイルが、プロセッサを使用して、第1のトレースの複数の強度測定から検出される。着目化合物の1つ以上の相関ピークプロファイルが、プロセッサを使用して、1つ以上の他のトレースの複数の強度測定から検出される。第1のピークプロファイルの面積が、プロセッサを使用して、1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて検出される。
非一過性の有形コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む、コンピュータプログラム製品が開示され、記憶媒体のコンテンツは、プロセッサ上で実行される命令を伴うプログラムを含み、プロセッサは、1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算する方法を行う。本方法は、システムを提供するステップを含み、本システムは、1つ以上の別個のソフトウェアモジュールを備え、別個のソフトウェアモジュールは、測定モジュールと、分析モジュールとを備えている。
測定モジュールは、複数の強度測定を受信する。1つ以上の化合物は、分離デバイスを使用して、混合物から経時的に分離される。1つ以上の化合物に対するトレースは、タンデム質量分析計を使用して、分離中、監視され、経時的に1つ以上の化合物の複数の強度測定を生成する。分析モジュールは、第1のトレースの複数の強度測定から着目化合物の第1のピークプロファイルを検出する。分析モジュールは、1つ以上の他のトレースの複数の強度測定から着目化合物の1つ以上の相関ピークプロファイルを検出する。分析モジュールは、1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、第1のピークプロファイルの面積を計算する。
本出願者の教示のこれらおよび他の特徴が、本明細書に記載される。
当業者は、後述の図面が、例証目的にすぎないことを理解するであろう。図面は、本教示の範囲をいかようにも制限することを意図するものではない。
図1は、本教示の実施形態が実装され得るコンピュータシステムを図示する、ブロック図である。 図2は、着目化合物が混合物から経時的に分離されるときの1つの遷移に対してタンデム質量分析計によって測定されたイオン強度値の例示的プロットである。 図3は、着目化合物が混合物から経時的に分離されるときの1つの遷移に対してタンデム質量分析計によって測定されたイオン強度値から決定される第1の抽出イオンクロマトグラム(XIC)ピークのピーク面積を示す、例示的プロットである。 図4は、着目化合物が混合物から経時的に分離されるときの1つの遷移に対してタンデム質量分析計によって測定されたイオン強度値から決定される第1のXICピークピークプロファイルに重ね合わされた、着目化合物の別の遷移の第2のXICピークプロファイルを示す、例示的プロットである。 図5は、種々の実施形態による、着目化合物が混合物から経時的に分離されるときの1つの遷移に対してタンデム質量分析計によって測定されたイオン強度値から決定され、着目化合物の別の遷移から決定される第2の相関XICピークプロファイルと一緒に積分される第1のXICピークピークプロファイルを示す、例示的プロットである。 図6は、種々の実施形態による、非負行列因子分解(NNMF)を使用した、第1の混合物からの第1の遷移に対する2つの成分によるXICピークプロファイルの再構築を示す、例示的プロットである。 図7は、種々の実施形態による、NNMFを使用した、第1の混合物からの第1の遷移に対する3つの成分によるXICピークプロファイルの再構築を示す、例示的プロットである。 図8は、種々の実施形態による、NNMFを使用した、第2の混合物からの第2の遷移に対する2つの成分によるXICピークプロファイルの再構築を示す、例示的プロットである。 図9は、種々の実施形態による、NNMFを使用した、第2の混合物からの第2の遷移に対する3つの成分によるXICピークプロファイルの再構築を示す、例示的プロットである。 図10は、種々の実施形態による、1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算するためのシステムを示す、概略図である。 図11は、種々の実施形態による、1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算する方法を示す、フローチャートである。 図12は、種々の実施形態による、1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算する方法を行う、1つ以上の別個のソフトウェアモジュールを含む、システムの概略図である。
本教示の1つ以上の実施形態を詳細に説明する前に、当業者は、本教示が、その適用において、以下の発明を行うための形態に記載され、または図面に図示される、構造、構成要素の配列、およびステップの配列の詳細に制限されないことを理解するであろう。また、本明細書で使用される表現および専門用語は、説明の目的のためであり、制限として見なされるべきではないことも理解されたい。
(コンピュータ実装システム)
図1は、本教示の実施形態が実装され得る、コンピュータシステム100を図示するブロック図である。コンピュータシステム100は、情報を通信するためのバス102または他の通信機構と、情報を処理するためにバス102と結合されたプロセッサ104とを含む。コンピュータシステム100は、プロセッサ104によって実行される命令を記憶するために、バス102に結合されるランダムアクセスメモリ(RAM)または他の動的記憶デバイスであり得るメモリ106も含む。メモリ106は、プロセッサ104によって実行される命令の実行中、一時的変数または他の中間情報を記憶するためにも使用され得る。コンピュータシステム100は、プロセッサ104のための静的情報および命令を記憶するために、バス102に結合された読み取り専用メモリ(ROM)108または他の静的記憶デバイスをさらに含む。磁気ディスクまたは光ディスク等の記憶デバイス110は、情報および命令を記憶するために提供され、バス102に結合される。
コンピュータシステム100は、情報をコンピュータユーザに表示するために、バス102を介して、ブラウン管(CRT)または液晶ディスプレイ(LCD)等のディスプレイ112に結合され得る。英数字および他のキーを含む入力デバイス114は、情報およびコマンド選択をプロセッサ104に通信するために、バス102に結合される。別のタイプのユーザ入力デバイスは、方向情報およびコマンド選択をプロセッサ104に通信し、ディスプレイ112上のカーソル移動を制御するためのマウス、トラックボール、またはカーソル方向キー等のカーソル制御116である。この入力デバイスは、典型的には、デバイスが平面において位置を指定することを可能にする2つの軸、すなわち、第1の軸(すなわち、x)および第2の軸(すなわち、y)において、2自由度を有する。
コンピュータシステム100は、本教示を行うことができる。本教示のある実装によると、結果は、メモリ106内に含まれる1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスをプロセッサ104が実行することに応答して、コンピュータシステム100によって提供される。そのような命令は、記憶デバイス110等の別のコンピュータ読み取り可能な媒体から、メモリ106内に読み込まれ得る。メモリ106内に含まれる命令のシーケンスの実行は、プロセッサ104に、本明細書に説明されるプロセスを行わせる。代替として、有線回路が、本教示を実装するためのソフトウェア命令の代わりに、またはそれと組み合わせて、使用され得る。したがって、本教示の実装は、ハードウェア回路およびソフトウェアの任意の具体的組み合わせに制限されない。
用語「コンピュータ読み取り可能な媒体」は、本明細書で使用される場合、実行のために、命令をプロセッサ104に提供することに関与する任意の媒体を指す。そのような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含むが、それらに制限されない、多くの形態をとり得る。不揮発性媒体は、例えば、記憶デバイス110等の光学または磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、メモリ106等の動的メモリを含む。伝送媒体は、バス102を備えている配線を含む、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバを含む。
コンピュータ読み取り可能な媒体の一般的形態として、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、または任意の他の磁気媒体、CD−ROM、デジタルビデオディスク(DVD)、ブルーレイディスク、任意の他の光学媒体、サムドライブ、メモリカード、RAM、PROM、およびEPROM、フラッシュ−EPROM、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、もしくはコンピュータが読み取ることができる、任意の他の有形媒体が挙げられる。
コンピュータ読み取り可能な媒体の種々の形態は、実行のために、1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスをプロセッサ104に搬送することに関わり得る。例えば、命令は、最初は、遠隔コンピュータの磁気ディスク上で搬送され得る。遠隔コンピュータは、命令をその動的メモリ内にロードし、モデムを使用して、電話回線を介して、命令を送信することができる。コンピュータシステム100にローカルのモデムは、データを電話回線上で受信し、赤外線送信機を使用して、データを赤外線信号に変換することができる。バス102に結合された赤外線検出器は、赤外線信号で搬送されるデータを受信し、データをバス102上に配置することができる。バス102は、データをメモリ106に搬送し、そこから、プロセッサ104は、命令を読み出し、実行する。メモリ106によって受信された命令は、随意に、プロセッサ104による実行の前後に、記憶デバイス110上に記憶され得る。
種々の実施形態によると、方法を行うためにプロセッサによって実行されるように構成される命令は、コンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶される。コンピュータ読み取り可能な媒体は、デジタル情報を記憶するデバイスであることができる。例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体は、ソフトウェアを記憶するために、当技術分野において周知のように、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)を含む。コンピュータ読み取り可能な媒体は、実行されるように構成される命令を実行するために好適なプロセッサによってアクセスされる。
本教示の種々の実装の以下の説明は、例証および説明の目的のために提示されている。これは、包括的でもなく、本教示を開示される精密な形態に制限するものでもない。修正および変形例が、前述の教示に照らして可能である、または本教示の実践から取得され得る。加えて、説明される実装は、ソフトウェアを含むが、本教示は、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせとして、またはハードウェア単独において、実装され得る。本教示は、オブジェクト指向および非オブジェクト指向両方のプログラミングシステムによって実装され得る。
(マルチトレース定量化)
上で説明されるように、抽出イオンクロマトグラム(XIC)は、時間の関数としての特定の質量値の強度のプロットである。XICは、定量化のために使用される。しかしながら、多くの場合、2つ以上の質量が、相関XICピークプロファイルと呼ばれる同じXICを実際には有する。従来、ユーザは、望ましくない積分を見つけるために、そのような相関XICピークプロファイルを手動で重ね合せる。本質的に、ユーザは、関連ピークの面積比を比較する。XICピークプロファイルは、例えば、1つ以上のLCピークから作製されることができる。
図2は、着目化合物が混合物から経時的に分離されるときの1つの遷移に対してタンデム質量分析計によって測定されたイオン強度値210の例示的プロット200である。ピーク検出アルゴリズムを使用して、例えば、少なくとも1つのXICピークプロファイルの初期位置が、イオン強度値210から決定されることができる。この初期位置と着目化合物のピークモデルとを使用して、XICピークプロファイルの初期形状が決定される。形状は、例えば、幅および強度を含むことができる。XICピークプロファイル形状から、XICピークプロファイル面積は、ピーク形状にわたり積分することによって決定される。
図3は、着目化合物が混合物から経時的に分離されるときの1つの遷移に対してタンデム質量分析計によって測定されたイオン強度値210から決定されるXICピークプロファイル320のピーク面積330を示す、例示的プロット300である。XICピークプロファイル320の位置は、イオン強度値210から決定される。この位置および着目化合物のピークモデルを使用して、XICピークプロファイル320の形状が決定される。ピーク面積330は、XICピークプロファイル320の形状にわたり積分することによって決定される。ピーク面積330は、任意の他のピークと独立して計算される。従来、1つ以上の相関XICピークプロファイルが、ピーク面積330およびXICピークプロファイル320の形状を手動で調節するためにXICピークプロファイル320の上に重ね合わせられる。
図4は、着目化合物が混合物から経時的に分離されるときの1つの遷移に対してタンデム質量分析計によって測定されたイオン強度値210から決定されるXICピークピークプロファイル320に重ね合わされた、着目化合物の別の遷移のXICピークプロファイル440を示す例示的プロット400である。XICピークプロファイル440の位置は、複数の強度値(図示せず)から決定される。この位置および着目化合物のピークモデルを使用して、XICピークプロファイル440の形状が決定される。ピーク面積450は、XICピークプロファイル440の形状にわたり積分することによって決定される。ピーク面積450は、任意の他のピークと独立して計算される。XICピークプロファイル440は、例えば、そのサンプリング時間がプロット400のものと合致するように、プロット400の中で図式的に配置される。
XICピークプロファイル440とXICピークプロファイル320とを手動で比較することは、XICピークプロファイル440および/またはXICピークプロファイル320の計算にいくらかの誤差があることを示す。例えば、面積460において、XICピークプロファイル320は、XICピークプロファイル440より高い強度を有する。これは、XICピークプロファイル440およびXICピークプロファイル320が同じ着目化合物によってもたらされており、XICピークプロファイル440がより大量のイオンであるので、それはあり得ない。より大量のイオンは、いかなる時点でもそれほど大量ではないイオンよりも低い強度を有することはできない。従来、XICピークプロファイル440およびXICピークプロファイル320のパラメータは、XICピークプロファイル440およびXICピークプロファイル320が正しい物理的な意味を有するまで調節される。現在のピーク検出プログラムは、XICピークプロファイルが相関XICピークプロファイルと手動で比較され、これらの相関XICピークプロファイルに基づいて手動で相関されることを可能にするが、これらのプログラムは、XICピークプロファイルの面積が、1つ以上の相関XICピークプロファイルに基づいて自動的に計算されることを可能にしない。
種々の実施形態では、システムおよび方法は、1つ以上の相関XICピークプロファイルに基づいて、XICピークプロファイルの面積を自動的に計算するように提供される。本質的に、XICピークプロファイルの面積は、1つ以上の相関XICピークプロファイルに基づいて積分される。
図5は、種々の実施形態による、XICピークピークプロファイル520を示す例示的プロット500であり、XICピークピークプロファイル520は、着目化合物が混合物から経時的に分離されるときの1つの遷移に対してタンデム質量分析計によって測定されたイオン強度値210から決定され、その着目化合物の別の遷移から決定される相関XICピークプロファイル540と一緒に積分される。種々の実施形態では、XICピークプロファイル520の初期位置は、ピーク検出プログラムを使用して、イオン強度値210から決定される。同様に、XICピークプロファイル540の初期位置は、複数のイオン強度値(図示せず)から決定される。
分析モデルが、XICピークプロファイル520およびXICピークプロファイル540の初期形状を見出すために使用される。次いで、XICピークプロファイル520およびXICピークプロファイル540の形状を画定するパラメータは、XICピークプロファイル520の形状がXICピークプロファイル540の形状と比較して最適化されるまで、反復して変更される。XICピークプロファイル520のピーク面積530は、XICピークプロファイル520の最終最適化形状から積分され、XICピークプロファイル540のピーク面積550は、XICピークプロファイル540の最終最適化形状から積分される。このように、XICピークプロファイル520およびXICピークプロファイル540の面積は、一緒に積分される。次いで、ピーク面積530および550は、例えば、定量化のために使用される。図5は、2つの相関XICピークプロファイルのみを示すが、当業者は、3つ以上の相関XICの面積が同様に一緒に積分され得ることを理解することができる。
XICピークプロファイル520の形状は、多くの異なる方法でXICピークプロファイル540の形状と比較して最適化されることができる。種々の実施形態では、相関XICピークプロファイルの開始および終了時間が制約される。
種々の実施形態では、最適化基準は、全ての相関トレースに対する誤差の総和である。例えば、誤差の総和Fは、以下に示されるように計算される。
Figure 2017514140
は、強度と同等である。それは、例えば、各時点jの1つの値を伴う適合された強度である。
誤差の総和Fは、以下に示されるように最小化される。
Figure 2017514140
パラメータベクトルParameterVectorは、全てのピーク候補の位置、強度、および幅から成る。最適化問題を単純化するために、幅は、例えば、全てのピーク候補について同じであると仮定されることができる。各トレースまたは遷移jにおける1つのピーク候補は、全てのトレースまたは遷移に対して共通である。この制約は、共通着目ピークの位置を制御し、共通ピークが全ての遷移にわたって同じLCプロファイルを有することを確実にする。
種々の実施形態では、XICピークプロファイル520およびXICピークプロファイル540の初期位置および形状は、ピーク形状制約を伴うブラインドデコンボリューションアルゴリズムを使用して決定される。各混合物がソース化合物の各々の異なる量を含むことができる、同じソース化合物の複数の混合物の場合、ブラインドデコンボリューションアルゴリズムは、これらの混合物を作成した元のソース化合物およびその量を抽出することができる。ソース化合物の数は、把握されていない場合があり、各対応する混合物中の各ソース化合物の量も、把握されていない場合がある。ソース化合物のXICピークプロファイルの形状も、概して、未知であるが、形状へのいくつかの制約が示唆され得る。
ブラインドデコンボリューションアルゴリズムは、例えば、非負行列因子分解(NNMF)を含むことができる。NNMFは、非負解を保証する。非負解は、質量分析データの非負性質に適合する。NNMFを使用して、いくつかの反復が、1からnに変更されるソース化合物またはピーク成分の数を用いて行われる。例えば、最良適合(二乗誤差の最小総和)を提供する解が承認される。
図6は、種々の実施形態による、NNMFを使用した、第1の混合物からの第1の遷移に対する2つの成分によるXICピークプロファイル650の再構築を示す、例示的プロット600である。2つのXICピークプロファイル成分620および630が、NNMFを使用して、強度値610に対して見出される。XICピークプロファイル成分620および630は、一緒になって、再構築されたXICピークプロファイル650を形成する。
図7は、種々の実施形態による、NNMFを使用した、第1の混合物からの第1の遷移に対する3つの成分によるXICピークプロファイル750の再構築を示す、例示的プロット700である。3つのXICピークプロファイル成分720、730、および740が、NNMFを使用して、強度値610に対して見出される。XICピークプロファイル成分720、730、および740は、一緒になって、再構築されたXICピークプロファイル650を形成する。
図8は、種々の実施形態による、NNMFを使用した、第2の混合物からの第2の遷移に対する2つの成分によるXICピークプロファイル850の再構築を示す、例示的プロット800である。2つのXICピークプロファイル成分820および830が、NNMFを使用して、強度値810に対して見出される。XICピークプロファイル成分820および830は、一緒になって、再構築されたXICピークプロファイル850を形成する。
図9は、種々の実施形態による、NNMFを使用した、第2の混合物からの第2の遷移に対する3つの成分によるXICピークプロファイル950の再構築を示す、例示的プロット900である。3つのXICピークプロファイル成分920、930、および940が、NNMFを使用して、強度値810に対して見出される。XICピークプロファイル成分920、930、および940は、一緒になって、再構築されたXICピークプロファイル650を形成する。
図6のXICピークプロファイル成分を図8と比較することによって、NNMFアルゴリズムは、例えば、図8のXICピークプロファイル成分820が第2の混合物中で有意であるが、図6の類似XICピークプロファイル成分620が第1の混合物中で有意ではないことを決定することができる。これは、第2の混合物における第2の遷移が別のソース化合物からの干渉を受けていることを示唆する。図7のXICピークプロファイル成分を図9と比較することにより、同じ結果を生じる。
図6のXICピークプロファイル成分を図7と比較することによって、NNMFアルゴリズムは、イオン強度値610が2つの異なるソース化合物の結果よりも単一のソース化合物の結果である可能性が高いことを決定することができる。まず第1に、図8との図6の比較により、XICピークプロファイル成分620が有意ではないことが把握される。同様に、図7を図9と比較することによって、XICピークプロファイル成分720が有意ではないことが示され得る。
したがって、図6の1つのXICピークプロファイル成分630がイオン強度値610のより良好な再構築を提供するか、または図7の2つのXICピークプロファイル成分730および740がイオン強度値610のより良好な再構築を提供するかが決定されることのみ必要である。換言すると、イオン強度値610への図6の再構築されたXICピークプロファイル650の適合は、イオン強度値610への図7の再構築されたXICピークプロファイル750の適合と比較される。この比較は、図6の単一のXICピークプロファイル成分630が、図7の2つのXICピークプロファイル成分730および740よりもイオン強度値610の良好な再構築を提供することを示す。
種々の実施形態では、ブラインドデコンボリューションアルゴリズムは、相関XICピークプロファイルの形状によって制約されることができる。例えば、図6のXICピークプロファイル成分630は、第1の混合物の1つ以上の相関成分(図示せず)に基づいて、NNMFアルゴリズムによって計算されることができる。
図2−9は、XICピークプロファイルおよびイオン強度測定を説明するが、種々の実施形態は、特定のタイプのピークプロファイルまたは強度測定に限定されない。加えて、図2−9は、1つ以上の化合物の遷移を説明する。種々の実施形態では、1つ以上の化合物の遷移は、1つ以上の断片を生成するだけの遷移に限定されないが、1つ以上の化合物の任意のトレースまたは時間プロファイルを含むことができる。
(ピークプロファイルの面積を計算するためのシステム)
図10は、種々の実施形態による、1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算するためのシステム1000を示す、概略図である。システム1000は、分離デバイス1010と、タンデム質量分析計1020と、プロセッサ1030とを含む。分離デバイス1010は、液体クロマトグラフィ、ガスクロマトグラフィ、キャピラリー電気泳動、またはイオン移動度を含むが、それらに限定されない、分離技法を行うことができる。分離デバイス1010は、混合物から1つ以上の化合物を経時的に分離する。
タンデム質量分析計1020の質量分析器は、飛行時間(TOF)、四重極、イオントラップ、線形イオントラップ、オービトラップ、またはフーリエ変換質量分析器を含むことができるが、それらに限定されない。タンデム質量分析計1020は、分離中、1つ以上の化合物に対するトレースを監視し、経時的に1つ以上の化合物の複数の強度測定を生成する。
プロセッサ1030は、コンピュータ、マイクロプロセッサ、またはタンデム質量分析計1020から制御信号およびデータを送受信し、データを処理することが可能な任意のデバイスであり得るが、それらに限定されない。プロセッサ1030は、例えば、図1のコンピュータシステム100であり得る。種々の実施形態では、プロセッサ1030は、タンデム質量分析計1020および分離デバイス1010と通信する。
プロセッサ1030は、複数の強度測定を受信する。プロセッサ1030は、第1のトレースの複数の強度測定から着目化合物の第1のピークプロファイルを検出する。プロセッサ1030は、1つ以上の他のトレースの複数の強度測定から着目化合物の1つ以上の相関ピークプロファイルを検出する。プロセッサ1030は、1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、第1のピークプロファイルの面積を計算する。
種々の実施形態では、トレースは、生成イオンへの前駆体イオンの断片化を含む。代替として、種々の実施形態では、トレースは、着目化合物の内部標準からの標識の分離を含む。
種々の実施形態では、プロセッサ1030は、第1のピークプロファイルに対する初期位置を選択し、1つ以上の相関ピークプロファイルの各々に対する初期位置を選択することによって、第1のピークプロファイルを検出し、1つ以上の相関ピークプロファイルを検出する。
種々の実施形態では、プロセッサ1030は、以下のステップを行うことによって、1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、第1のピークプロファイルの面積を計算する。プロセッサ1030は、着目化合物のピークモデルに基づいて、第1のピークプロファイルに対する初期幅および初期強度を選択する。プロセッサ1030は、ピークモデルに基づいて、1つ以上の相関ピークプロファイルの各々に対する初期幅および初期強度を選択する。プロセッサ1030は、数理最適化基準が満たされるまで、第1のピークプロファイルおよび1つ以上の相関ピークプロファイルの各々に対する位置、幅、および強度の値を反復して変化させる。最終的に、プロセッサ1030は、ピークモデルを使用して、第1のピークプロファイルの最終位置、幅、および強度から第1のピークプロファイルの面積を計算する。
種々の実施形態では、数理最適化基準は、より大量のピークが、任意のそれほど大量ではないピークよりも低い強度を有することがないように、第1のピークプロファイルと1つ以上の相関ピークプロファイルの各々との位置を制約することを含む。
種々の実施形態では、プロセッサ1030は、ブラインドデコンボリューション方法を行うことによって、第1のピークプロファイルを検出し、1つ以上の相関ピークプロファイルを検出する。ブラインドデコンボリューション方法は、例えば、非負行列因子分解(NNMF)を含む。
種々の実施形態では、プロセッサ1030は、着目化合物の形状に基づいてデコンボリューション方法を制約することによって、1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、第1のピークプロファイルの面積を計算する。
(ピークプロファイルの面積を計算する方法)
図11は、種々の実施形態による、1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算する方法1100を示す、フローチャートである。
方法1100のステップ1110では、1つ以上の化合物が、分離デバイスを使用して、混合物から経時的に分離される。
ステップ1120では、1つ以上の化合物に対するトレースが、タンデム質量分析計を使用して、分離中、監視され、経時的に1つ以上の化合物の複数の強度測定を生成する。
ステップ1130では、複数の強度測定が、プロセッサを使用して受信される。
ステップ1140では、プロセッサを使用して、着目化合物の第1のピークプロファイルが、第1のトレースの複数の強度測定から検出され、着目化合物の1つ以上の相関ピークプロファイルが、1つ以上の他のトレースの複数の強度測定から検出される。
ステップ1150では、第1のピークプロファイルの面積が、プロセッサを使用して、1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて計算される。
(ピークプロファイルの面積を計算するためのコンピュータプログラム製品)
種々の実施形態では、コンピュータプログラム製品は、そのコンテンツが、1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算する方法を行うよう、プロセッサ上で実行される命令を伴うプログラムを含む、有形コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む。本方法は、1つ以上の別個のソフトウェアモジュールを含むシステムによって行われる。
図12は、種々の実施形態による、1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算する方法を行う、1つ以上の別個のソフトウェアモジュールを含む、システムの概略図である。システム1200は、測定モジュール1210と、分析モジュール1220とを含む。
測定モジュール1210は、複数の強度測定を受信する。1つ以上の化合物は、分離デバイスを使用して、混合物から経時的に分離される。1つ以上の化合物に対するトレースは、タンデム質量分析計を使用して、分離中、監視され、経時的に1つ以上の化合物の複数の強度測定を生成する。
分析モジュール1220は、第1のトレースの複数の強度測定から着目化合物の第1のピークプロファイルを検出する。分析モジュール1220は、1つ以上の他のトレースの複数の強度測定から着目化合物の1つ以上の相関ピークプロファイルを検出する。分析モジュール1220は、1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、第1のピークプロファイルの面積を計算する。
本教示は、種々の実施形態と併せて説明されるが、本教示が、そのような実施形態に制限されることを意図するものではない。対照的に、本教示は、当業者によって理解されるように、種々の代替、修正、および均等物を包含する。
さらに、種々の実施形態の説明において、本明細書は、ステップの特定のシーケンスとして、方法および/またはプロセスを提示し得る。しかしながら、方法またはプロセスが本明細書に記載されるステップの特定の順序に依拠しない程度において、方法またはプロセスは、説明されるステップの特定のシーケンスに制限されるべきではない。当業者が理解するであろうように、ステップの他のシーケンスも可能であり得る。したがって、本明細書に記載されるステップの特定の順序は、請求項に関する制限として解釈されるべきでない。加えて、方法および/またはプロセスを対象とする請求項は、そのステップの実施を書かれた順序に制限されるべきではなく、当業者は、シーケンスが、変動され得、依然として、種々の実施形態の精神および範囲内にあることを容易に理解することができる。

Claims (15)

  1. 1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算するためのシステムであって、
    混合物から1つ以上の化合物を経時的に分離する分離デバイスと、
    前記分離中、前記1つ以上の化合物に対するトレースを監視し、前記1つ以上の化合物の複数の強度測定を経時的に生成するタンデム質量分析計と、
    プロセッサと
    を備え、
    前記プロセッサは、
    前記複数の強度測定を受信することと、
    第1のトレースの前記複数の強度測定から着目化合物の第1のピークプロファイルを検出し、かつ1つ以上の他のトレースの前記複数の強度測定から前記着目化合物の1つ以上の相関ピークプロファイルを検出することと、
    前記1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、前記第1のピークプロファイルの面積を計算することと
    を行う、システム。
  2. トレースは、生成イオンへの前駆体イオンの断片化を含む、請求項1のシステム。
  3. トレースは、前記着目化合物の内部標準からの標識の分離を含む、請求項1〜2の任意の組み合わせのシステム。
  4. 前記プロセッサは、第1のピークプロファイルの初期位置を選択することと、1つ以上の相関ピークプロファイルの各々の初期位置を選択することとによって、前記第1のピークプロファイルを検出し、かつ前記1つ以上の相関ピークプロファイルを検出する、請求項1〜3の任意の組み合わせのシステム。
  5. 前記プロセッサは、
    前記着目化合物のピークモデルに基づいて、前記第1のピークプロファイルに対する初期幅および初期強度を選択することと、
    前記ピークモデルに基づいて、前記1つ以上の相関ピークプロファイルの各々に対する初期幅および初期強度を選択することと、
    数理最適化基準が満たされるまで、前記第1のピークプロファイルおよび前記1つ以上の相関ピークプロファイルの各々に対する位置、幅、および強度の値を反復して変化させることと、
    前記ピークモデルを使用して、前記第1のピークプロファイルの最終位置、幅、および強度から前記第1のピークプロファイルの面積を計算することと
    によって、前記1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、前記第1のピークプロファイルの面積を計算する、
    請求項1〜4の任意の組み合わせのシステム。
  6. 前記数理最適化基準は、より大量のピークが、任意のそれほど大量ではないピークよりも低い強度を有することがないように、前記第1のピークプロファイルおよび前記1つ以上の相関ピークプロファイルの各々の前記位置を制約することを含む、請求項1〜5の任意の組み合わせのシステム。
  7. 前記プロセッサは、ブラインドデコンボリューション方法を行うことによって、第1のピークプロファイルを検出し、かつ1つ以上の相関ピークプロファイルを検出する、請求項1〜6の任意の組み合わせのシステム。
  8. 前記プロセッサは、前記着目化合物の形状に基づいて前記デコンボリューション方法を制約することによって、前記1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、前記第1のピークプロファイルの面積を計算する、請求項1〜7の任意の組み合わせのシステム。
  9. 前記デコンボリューション方法は、非負行列因子分解(NNMF)を含む、請求項1〜8の任意の組み合わせのシステム。
  10. 1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算する方法であって、
    分離デバイスを使用して、混合物から1つ以上の化合物を経時的に分離することと、
    タンデム質量分析計を使用して、前記分離中、前記1つ以上の化合物に対するトレースを監視し、前記1つ以上の化合物の複数の強度測定を経時的に生成することと、
    プロセッサを使用して、前記複数の強度測定を受信することと、
    前記プロセッサを使用して、第1のトレースの前記複数の強度測定から着目化合物の第1のピークプロファイルを検出し、かつ1つ以上の他のトレースの前記複数の強度測定から前記着目化合物の1つ以上の相関ピークプロファイルを検出することと、
    前記プロセッサを使用して、前記1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、前記第1のピークプロファイルの面積を計算することと
    を含む、方法。
  11. 第1のピークプロファイルを検出し、かつ1つ以上の相関ピークプロファイルを検出することは、前記第1のピークプロファイルの初期位置を選択することと、前記1つ以上の相関ピークプロファイルの各々の初期位置を選択することとを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、前記第1のピークプロファイルの面積を計算することは、
    前記着目化合物のピークモデルに基づいて、前記第1のピークプロファイルに対する初期幅および初期強度を選択することと、
    前記ピークモデルに基づいて、前記1つ以上の相関ピークプロファイルの各々に対する初期幅および初期強度を選択することと、
    数理最適化基準が満たされるまで、前記第1のピークプロファイルおよび前記1つ以上の相関ピークプロファイルの各々に対する位置、幅、および強度の値を反復して変化させることと、
    前記ピークモデルを使用して、前記第1のピークプロファイルの最終位置、幅、および強度から前記第1のピークプロファイルの前記面積を計算することと
    を含む、請求項10〜11の任意の組み合わせの方法。
  13. 第1のピークプロファイルを検出し、かつ1つ以上の相関ピークプロファイルを検出することは、ブラインドデコンボリューション方法を行うことを含む、請求項10〜12の任意の組み合わせの方法。
  14. 前記1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、前記第1のピークプロファイルの面積を計算することは、前記着目化合物の形状に基づいて前記デコンボリューション方法を制約することを含む、請求項10〜13の任意の組み合わせの方法。
  15. 非一過性の有形コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えているコンピュータプログラム製品であって、前記記憶媒体のコンテンツは、プロセッサ上で実行される命令を伴うプログラムを含み、前記プロセッサは、1つ以上の相関ピークプロファイルからの情報を使用して、ピークプロファイルの面積を計算する方法を行い、前記方法は、
    システムを提供することであって、前記システムは、1つ以上の別個のソフトウェアモジュールを備え、前記別個のソフトウェアモジュールは、測定モジュールと、分析モジュールとを備えている、ことと、
    前記測定モジュールを使用して、複数の強度測定を受信することであって、1つ以上の化合物が、分離デバイスを使用して混合物から経時的に分離され、前記分離中、タンデム質量分析計を使用して、前記1つ以上の化合物に対するトレースが監視され、前記1つ以上の化合物の前記複数の強度測定を経時的に生成する、ことと、
    前記分析モジュールを使用して、第1のトレースの前記複数の強度測定から着目化合物の第1のピークプロファイルを検出し、かつ1つ以上の他のトレースの前記複数の強度測定から前記着目化合物の1つ以上の相関ピークプロファイルを検出することと、
    前記分析モジュールを使用して、前記1つ以上の相関ピークプロファイルに基づいて、前記第1のピークプロファイルの面積を計算することと
    を含む、コンピュータプログラム製品。
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