JP2017512752A5 - - Google Patents

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JP2017512752A5
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図9に言及すると、様々な4負荷および8負荷されたADCの活性を、単回用量マウス異種移植片研究において試験した。このモデルにおいて、h1F6−17、h1F6−20、h1F6−24およびh1F6−29の8負荷されたADCは、4負荷されたカウンターパートより大きな活性を示した。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)

Figure 2017512752

を有する親水性薬物−リガンドコンジュゲート化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、
式中、
Lは、標的に特異的に結合するリガンドであり、
は、リガンド結合構成要素であり、
は、任意選択で分枝鎖状である親水性リンカーであり、L の各枝は、式
−AA −R L1 −R L2 −R L3
を有し、
式中、
AA は、それが結合しているD と切断可能な結合を形成する親水性アミノ酸であり、
L1 は任意選択であり、そして、R L1 が存在しかつR L2 およびR L3 が存在しないとき、L と原子を共有し得る親水性アミノ酸または任意選択で置換されているアルキレンであり、
L2 は任意選択であり、そして、R L2 が存在しかつR L3 が存在しないとき、L と原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
L3 は任意選択であり、そして、R L3 が存在するとき、L と原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
添え字pは、約4〜約20の整数であり、
添え字p’は、1〜4の整数であり、
各D は、式
Figure 2017512752

を有するアウリスタチン、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であり、
式中、
およびR のそれぞれは、水素(H)および任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から独立に選択され、ただし、R およびR 3’ の両方がHでない場合を除いて、R およびR の両方がHであることはなく、
は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択され、
3’ は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択され、
およびR 3’ の少なくとも一つは、Hではなく、
は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択され、
は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択されるか、
またはR およびR は、炭素環式環を一緒に形成し、式−(CR −(式中、R およびR は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から独立に選択され、nは、2、3、4、5および6からなる群から選択される)を有し、
は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択され、
は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択され、
各R は、H、−OH、任意選択で置換されている−C 〜C アルキル、および任意選択で置換されている−O−(C 〜C アルキル)からなる群から独立に選択され、
12 は、トレオニン、セリン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、ホモセリン、ヒドロキシバリン、フリルアラニン、トレオニン(PO )、ピラゾリルアラニン、トリアゾリルアラニンおよびチアゾリルアラニン、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物からなる群の側鎖から選択され、
の左および右のラインは、それぞれ、D 単位およびL への共有結合を示し、
前記薬物−リガンドコンジュゲートは、2未満の親水性インデックスを有する、親水性薬物−リガンドコンジュゲート化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目2)

Figure 2017512752

を有する薬物−リンカー化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、
式中、
は、リガンド結合構成要素であり、
は、式
−AA −R L1 −R L2 −R L3
を有する任意選択で分枝鎖状である親水性リンカーであり、
式中、
AA は、それが結合しているD 単位と切断可能な結合を形成する親水性アミノ酸であり、
L1 は任意選択であり、そして、R L3 およびR L3 が存在しないとき、L と原子を共有し得る親水性アミノ酸または任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
L2 は任意選択であり、そして、R L2 が存在しかつR L3 が存在しないとき、L と原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
L3 は任意選択であり、そして、R L3 が存在するとき、L と原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
は、リガンド結合構成要素であり、
添え字p’は、1〜4の整数であり、
各D は、式
Figure 2017512752

を有するアウリスタチン(Aur)、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であり、
式中、
およびR のそれぞれは、水素(H)および任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から独立に選択され、ただし、R およびR 3’ の両方がHでない場合を除いて、R およびR の両方がHであることはなく、
は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択され、
3’ は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択され、
およびR 3’ の少なくとも一つは、Hではなく、
は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択され、
は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択されるか、
またはR およびR は、炭素環式環を一緒に形成し、式−(CR −(式中、R およびR は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から独立に選択され、nは、2、3、4、5および6からなる群から選択される)を有し、
は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択され、
は、Hおよび任意選択で置換されている−C 〜C アルキルからなる群から選択され、
各R は、H、−OH、任意選択で置換されている−C 〜C アルキル、および任意選択で置換されている−O−(C 〜C アルキル)からなる群から独立に選択され、
12 は、トレオニン、セリン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、ホモセリン、ヒドロキシバリン、フリルアラニン、トレオニン(PO )、ピラゾリルアラニン、トリアゾリルアラニンおよびチアゾリルアラニン、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物からなる群の側鎖から選択され、
の左および右のラインは、それぞれ、D 単位およびL への共有結合を示す、薬物−リンカー化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目3)
が、修飾されたペプチドを含み、少なくとも一つのR L1 、R L2 およびR L3 が、その側鎖上の反応性基によって隣接する基に共有結合的に連結されているアミノ酸である、先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目4)
12 が、L−トレオニンの側鎖である、先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目5)
前記薬物−リガンドコンジュゲートのpが、少なくとも8である、項目1および3から4のいずれかに記載の薬物−リガンドコンジュゲート化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目6)
前記薬物−リガンドコンジュゲートのpが、少なくとも10である、項目5に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目7)
前記薬物−リガンドコンジュゲートのpが、少なくとも16である、項目5に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目8)
が、スクシンイミドまたは加水分解されたスクシンイミドである、先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目9)

(a) (L p’ −L
を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物
(式中、
は、任意選択で分枝鎖状である親水性リンカーであり、L の各枝は、式
−AA −R L1 −R L2 −R L3
を有し、
は、リガンド結合構成要素であり、
p’は、1〜4の整数であり、
の左および右のラインは、それぞれ、D 単位およびL に対する結合部位を示す)、あるいは、式
(b) ([L p’ −L −L
を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物
(式中、
Lは、標的に特異的に結合するリガンドであり、
は、任意選択で分枝鎖状である親水性リンカーであり、L の各枝は、式
−AA −R L1 −R L2 −R L3
を有し、
は、リガンド結合構成要素であり、
添え字pは、約4〜20の整数であり、
添え字p’は、1〜4の整数であり、
の左および右のラインは、それぞれ、D 単位およびL への結合部位を示す)であって、
ここで、(a)または(b)において、
AA は、それが結合しているとき、D 単位と共に切断可能な結合を形成することができる親水性アミノ酸であり、
L2 およびR L3 が存在しないとき、R L1 は、L と原子を共有し得る親水性アミノ酸または任意選択で置換されているアルキレンであり、
L2 は任意選択であり、そして、R L2 が存在しかつR L3 が存在しないとき、L と原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
L3 は任意選択であり、そして、R L3 が存在するとき、L と原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目10)
(a)AA が、グリシン、ならびにアスパルテート、グルタメート、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、リシン、アルギニン、セリンおよびアラニンのL型からなる群から選択される親水性アミノ酸であり、
(b)R L1 が存在するとき、それは、
グリシン;アスパルテート、グルタメート、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、リシン、アルギニン、セリンおよびアラニンのL型またはD型;−NH−CH(R )−CO−;ならびに−NH−CH(COOH)−R −(式中、R は、−CH NH 、−CH CH NH 、−CH CH CH NH 、−CH CH CH CH NH 、−CH CH OH、−CH CH CH CO H、−CH CH CH CO Hおよび−CH CH CH CH CO Hから選択され、R は、−CH NH−、−CH CH NH−、−CH CH CH NH−、−CH CH CH CH NH−、−CH CH CO−、−CH CH CH CO−、−CH CH CH CO−および−CH CH CH CH CO−から選択される);ならびに
−NH−、−C(O)−、−COOH、−N(C 〜C アルキル)、−NH または−NH(C 〜C アルキル)から選択される1〜4個の置換基で任意選択で置換されているC 〜C アルキレン
からなる群から選択され、
(c)R L2 が存在するとき、それは、
グリシン;アスパルテート、グルタメート、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、リシン、アルギニン、セリンおよびアラニンのL型またはD型;−NH−CH(R )−CO−;ならびに−NH−CH(COOH)−R −(式中、R は、−CH NH 、−CH CH NH 、−CH CH CH NH 、−CH CH CH CH NH 、−CH CH OH、−CH CH CH CO H、−CH CH CH CO Hおよび−CH CH CH CH CO Hから選択され、R は、−CH NH−、−CH CH NH−、−CH CH CH NH−、−CH CH CH CH NH−、−CH CH CO−、−CH CH CH CO−、−CH CH CH CO−および−CH CH CH CH CO−から選択される);ならびに
−NH−、−C(O)−、−COOH、−N(C 〜C アルキル)、−NH または−NH(C 〜C アルキル)から選択される1〜4個の置換基で任意選択で置換されているC 〜C アルキレン
からなる群から選択され、
(d)R L3 が存在するとき、それは、
グリシン;アスパルテート、グルタメート、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、リシン、アルギニン、セリンおよびアラニンのL型またはD型;−NH−CH(R )−CO−;ならびに−NH−CH(COOH)−R −(式中、R は、−CH NH 、−CH CH NH 、−CH CH CH NH 、−CH CH CH CH NH 、−CH CH OH、−CH CH CH CO H、−CH CH CH CO Hおよび−CH CH CH CH CO Hから選択され、R は、−CH NH−、−CH CH NH−、−CH CH CH NH−、−CH CH CH CH NH−、−CH CH CO−、−CH CH CH CO−、−CH CH CH CO−および−CH CH CH CH CO−から選択される);ならびに
−NH−、−C(O)−、−COOH、−N(C 〜C アルキル)、−NH または−NH(C 〜C アルキル)から選択される1〜4個の置換基で任意選択で置換されているC 〜C アルキレン
からなる群から選択される、
先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目11)
(a)AA が存在し、R L1 、R L2 およびR L3 が存在しないか、
(b)AA が存在し、R L1 が存在し、R L2 およびR L3 が存在しないか、
(c)AA が存在し、R L1 が存在し、R L2 が存在し、R L3 が存在しないか、
(d)AA が存在し、R L1 が存在し、R L2 が存在し、R L3 が存在するか、
(e)AA が存在し、R L1 、R L2 およびR L3 の少なくとも一つが存在し、かつ任意選択で置換されているアルキレンであるか、
(f)AA が、グルタメートであり、R L1 、R L2 およびR L3 の少なくとも一つが存在し、かつ任意選択で置換されているアルキレンであるか、
(g)AA が、グルタメートであり、R L1 が、親水性アミノ酸であり、R L2 およびR L3 の少なくとも一つが存在し、かつ任意選択で置換されているアルキレンであるか、(h)AA およびR L1 が、親水性アミノ酸であり、R L2 およびR L3 の少なくとも一つが存在し、かつ任意選択で置換されているアルキレンであるか、
(i)AA が、親水性アミノ酸であり、R L1 および任意選択でR L2 が、任意選択で置換されているアルキレンであるか、
(j)AA が存在し、R L1 、R L2 およびR L3 の少なくとも一つが存在し、かつエチレンジアミン、−NH−CH(COOH)−CH −NH−および−CO−CH(CH NH )−からなる群から選択される任意選択で置換されているアルキレンであるか、(k)AA が、グルタメートであり、R L1 が、親水性アミノ酸であり、R L2 およびR L3 の少なくとも一つが存在し、かつエチレンジアミン、−NH−CH(COOH)−CH −NH−および−CO−CH(CH NH )−からなる群から選択される任意選択で置換されているアルキレンであるか、
(l)AA およびR L1 が、親水性アミノ酸であり、R L2 およびR L3 の少なくとも一つが存在し、かつエチレンジアミン、−NH−CH(COOH)−CH −NH−および−CO−CH(CH NH )−からなる群から選択される任意選択で置換されているアルキレンであるか、または
(m)AA が、親水性アミノ酸であり、R L1 および任意選択でR L2 が、エチレンジアミン、−NH−CH(COOH)−CH −NH−および−CO−CH(CH NH )−からなる群から選択される任意選択で置換されているアルキレンである、
先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目12)
−L −が、式
Figure 2017512752

を有し、式中、
21 は、−CH NH 、−CH CH NH 、−CH OH、−CH CH OH、−CH CO H、−CH CH CO H、−CH CH CH CO H、および−CH CH CH CH CO Hからなる群から選択され、
22 は、−CH NH 、−CH CH NH 、−CH OHからなる群から選択され、
左および右の波線は、それぞれ、D 、Hまたは保護基、およびL への結合を示す、先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目13)
−L −が、式
Figure 2017512752

を有し、式中、R 22 は、−CH NH 、−CH CH NH 、−CH OH、および−CH CH OHから選択され、左および右の波線は、それぞれ、D 、Hまたは保護基、およびL への結合を示す、先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目14)
−L −が、
Figure 2017512752
Figure 2017512752

からなる群から選択される式を有し、
式中、左および右の波線は、それぞれ、D 、Hまたは保護基、およびL への結合を示す、先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目15)
(a)前記薬物−リンカー化合物のL −L が、式
Figure 2017512752

を有し、
式中、各R 31 は、−CH NH 、−CH CH NH 、−CH OH、−CH CH OH、−CH CO H、−CH CH CO H、−CH CH CH CO H、および−CH CH CH CH CO Hからなる群から独立に選択され、前記バーのそれぞれは、D 単位に対する結合部位を示すか、または
(b)(a)のL −L であって、前記マレイミド基が、リガンド単位のチオール基に共有結合している、
先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目16)
前記薬物−リンカー化合物のL −L が、式
Figure 2017512752

を有し、
前記バーのそれぞれが、D 単位に対する結合部位を示し、前記マレイミド基が、リガンド単位のチオール基に任意選択で共有結合している、先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目17)
前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物の−L −L が、式
Figure 2017512752

を有し、式中、
21 は、−CH NH 、−CH CH NH 、−CH OH、−CH CH OH、−CH CO H、−CH CH CO H、−CH CH CH CO H、および−CH CH CH CH CO Hからなる群から選択され、
22 は、−CH NH 、−CH CH NH 、−CH OHからなる群から選択され、
左および右の波線は、それぞれ、D および前記リガンド単位(L)への結合を示し、前記硫黄原子は、前記リガンド単位由来のものである、先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目18)
前記薬物−リガンドコンジュゲートまたは前記リガンド−リンカー化合物の前記リガンド単位(L)が、タンパク質、ポリペプチドまたはペプチドである、先行する項目のいずれかに記載の化合物。
(項目19)
前記薬物−リガンドコンジュゲートまたは前記リガンド−リンカー化合物の前記リガンド単位(L)が、抗体である、先行する項目のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目20)
が、マレイミドまたはマレイミドジアミノプロピオン酸からなる群から選択される、先行する項目のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目21)
Figure 2017512752

から選択される式を有する項目1に記載の親水性薬物−リガンドコンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、
式中、Sは、前記リガンドの硫黄原子である、親水性薬物−リガンドコンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
(項目22)
それを必要とする患者を処置する方法であって、前記方法は、先行する項目のいずれかに記載の薬物−リガンドコンジュゲート化合物を前記患者に投与することを含み、前記患者が、がん、自己免疫疾患または感染症を有し、前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物の前記リガンドが、前記がん、自己免疫疾患または感染症と関連する標的細胞に特異的に結合する、方法。
(項目23)
前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物が、0.1〜10mg/kgの用量で投与される、項目22に記載の方法。
(項目24)
(a)pが、少なくとも8であり、前記患者に投与される前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物の用量が、同じ薬物リンカーを有する2負荷されたコンジュゲートの用量と同じであるか、またはそれ未満であり、
(b)pが、少なくとも8であり、前記患者に投与される前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物の用量が、同じ薬物リンカーを有する4負荷されたコンジュゲートの用量と同じであるか、またはそれ未満であり、
前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物および前記2負荷または4負荷されたコンジュゲートが、匹敵するスケジュールで投与される、項目22から23のいずれかに記載の方法。
(項目25)
前記患者が、ヒトである、項目22から24のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
有効量の項目1および2から21のいずれかに記載の薬物−リガンドコンジュゲート化合物、またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される賦形剤、担体または添加剤を含む医薬組成物。
(項目27)
任意選択で、
(a)前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物が、単位投与量の注射剤形態で製剤され、
(b)患者に投与される薬物−リガンドコンジュゲート化合物の量が、約0.1〜約10mg/kg前記患者の体重の範囲であるか;または
(c)前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物が、静脈内に投与される、
がん、自己免疫疾患または感染症の処置方法において使用するための、項目26に記載の医薬組成物。

Claims (27)


  1. Figure 2017512752
    を有する親水性薬物−リガンドコンジュゲート化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、
    式中、
    Lは、標的に特異的に結合するリガンドであり、
    は、リガンド結合構成要素であり、
    は、任意選択で分枝鎖状である親水性リンカーであり、Lの各枝は、式
    −AA−RL1−RL2−RL3
    を有し、
    式中、
    AAは、それが結合しているDと切断可能な結合を形成する親水性アミノ酸であり、
    L1は任意選択であり、そして、RL1が存在しかつRL2およびRL3が存在しないとき、Lと原子を共有し得る親水性アミノ酸または任意選択で置換されているアルキレンであり、
    L2は任意選択であり、そして、RL2が存在しかつRL3が存在しないとき、Lと原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
    L3は任意選択であり、そして、RL3が存在するとき、Lと原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
    添え字pは、約4〜約20の整数であり、
    添え字p’は、1〜4の整数であり、
    各Dは、式
    Figure 2017512752
    を有するアウリスタチン、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であり、
    式中、
    およびRのそれぞれは、水素(H)および任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から独立に選択され、ただし、RおよびR3’の両方がHでない場合を除いて、RおよびRの両方がHであることはなく、
    は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択され、
    3’は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択され、
    およびR3’の少なくとも一つは、Hではなく、
    は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択され、
    は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択されるか、
    またはRおよびRは、炭素環式環を一緒に形成し、式−(CR−(式中、RおよびRは、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から独立に選択され、nは、2、3、4、5および6からなる群から選択される)を有し、
    は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択され、
    は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択され、
    各Rは、H、−OH、任意選択で置換されている−C〜Cアルキル、および任意選択で置換されている−O−(C〜Cアルキル)からなる群から独立に選択され、
    12は、トレオニン、セリン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、ホモセリン、ヒドロキシバリン、フリルアラニン、トレオニン(PO)、ピラゾリルアラニン、トリアゾリルアラニンおよびチアゾリルアラニン、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物からなる群の側鎖から選択され、
    の左および右のラインは、それぞれ、D単位およびLへの共有結合を示し、
    前記薬物−リガンドコンジュゲートは、2未満の親水性インデックスを有する、親水性薬物−リガンドコンジュゲート化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。

  2. Figure 2017512752
    を有する薬物−リンカー化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、
    式中、
    は、リガンド結合構成要素であり、
    は、式
    −AA−RL1−RL2−RL3
    を有する任意選択で分枝鎖状である親水性リンカーであり、
    式中、
    AAは、それが結合しているD単位と切断可能な結合を形成する親水性アミノ酸であり、
    L1は任意選択であり、そして、RL3およびRL3が存在しないとき、Lと原子を共有し得る親水性アミノ酸または任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
    L2は任意選択であり、そして、RL2が存在しかつRL3が存在しないとき、Lと原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
    L3は任意選択であり、そして、RL3が存在するとき、Lと原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
    は、リガンド結合構成要素であり、
    添え字p’は、1〜4の整数であり、
    各Dは、式
    Figure 2017512752
    を有するアウリスタチン(Aur)、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であり、
    式中、
    およびRのそれぞれは、水素(H)および任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から独立に選択され、ただし、RおよびR3’の両方がHでない場合を除いて、RおよびRの両方がHであることはなく、
    は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択され、
    3’は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択され、
    およびR3’の少なくとも一つは、Hではなく、
    は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択され、
    は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択されるか、
    またはRおよびRは、炭素環式環を一緒に形成し、式−(CR−(式中、RおよびRは、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から独立に選択され、nは、2、3、4、5および6からなる群から選択される)を有し、
    は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択され、
    は、Hおよび任意選択で置換されている−C〜Cアルキルからなる群から選択され、
    各Rは、H、−OH、任意選択で置換されている−C〜Cアルキル、および任意選択で置換されている−O−(C〜Cアルキル)からなる群から独立に選択され、
    12は、トレオニン、セリン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、ホモセリン、ヒドロキシバリン、フリルアラニン、トレオニン(PO)、ピラゾリルアラニン、トリアゾリルアラニンおよびチアゾリルアラニン、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物からなる群の側鎖から選択され、
    の左および右のラインは、それぞれ、D単位およびLへの共有結合を示す、薬物−リンカー化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  3. が、修飾されたペプチドを含み、少なくとも一つのRL1、RL2およびRL3が、その側鎖上の反応性基によって隣接する基に共有結合的に連結されているアミノ酸である、請求項1または2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  4. 12が、L−トレオニンの側鎖である、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  5. 前記薬物−リガンドコンジュゲートのpが、少なくとも8である、請求項1および3から4のいずれかに記載の薬物−リガンドコンジュゲート化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  6. 前記薬物−リガンドコンジュゲートのpが、少なくとも10である、請求項5に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  7. 前記薬物−リガンドコンジュゲートのpが、少なくとも16である、請求項5に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  8. が、スクシンイミドまたは加水分解されたスクシンイミドである、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。

  9. (a) (Lp’−L
    を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物
    (式中、
    は、任意選択で分枝鎖状である親水性リンカーであり、Lの各枝は、式
    −AA−RL1−RL2−RL3
    を有し、
    は、リガンド結合構成要素であり、
    p’は、1〜4の整数であり、
    の左および右のラインは、それぞれ、D単位およびLに対する結合部位を示す)、あるいは、式
    (b) ([Lp’−L−L
    を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物
    (式中、
    Lは、標的に特異的に結合するリガンドであり、
    は、任意選択で分枝鎖状である親水性リンカーであり、Lの各枝は、式
    −AA−RL1−RL2−RL3
    を有し、
    は、リガンド結合構成要素であり、
    添え字pは、約4〜20の整数であり、
    添え字p’は、1〜4の整数であり、
    の左および右のラインは、それぞれ、D単位およびLへの結合部位を示す)であって、
    ここで、(a)または(b)において、
    AAは、それが結合しているとき、D単位と共に切断可能な結合を形成することができる親水性アミノ酸であり、
    L2およびRL3が存在しないとき、RL1は、Lと原子を共有し得る親水性アミノ酸または任意選択で置換されているアルキレンであり、
    L2は任意選択であり、そして、RL2が存在しかつRL3が存在しないとき、Lと原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択され、
    L3は任意選択であり、そして、RL3が存在するとき、Lと原子を共有し得る親水性アミノ酸および任意選択で置換されているアルキレンから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  10. (a)AAが、グリシン、ならびにアスパルテート、グルタメート、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、リシン、アルギニン、セリンおよびアラニンのL型からなる群から選択される親水性アミノ酸であり、
    (b)RL1が存在するとき、それは、
    グリシン;アスパルテート、グルタメート、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、リシン、アルギニン、セリンおよびアラニンのL型またはD型;−NH−CH(R)−CO−;ならびに−NH−CH(COOH)−R−(式中、Rは、−CHNH、−CHCHNH、−CHCHCHNH、−CHCHCHCHNH、−CHCHOH、−CHCHCHCOH、−CHCHCHCOHおよび−CHCHCHCHCOHから選択され、Rは、−CHNH−、−CHCHNH−、−CHCHCHNH−、−CHCHCHCHNH−、−CHCHCO−、−CHCHCHCO−、−CHCHCHCO−および−CHCHCHCHCO−から選択される);ならびに
    −NH−、−C(O)−、−COOH、−N(C〜Cアルキル)、−NHまたは−NH(C〜Cアルキル)から選択される1〜4個の置換基で任意選択で置換されているC〜Cアルキレン
    からなる群から選択され、
    (c)RL2が存在するとき、それは、
    グリシン;アスパルテート、グルタメート、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、リシン、アルギニン、セリンおよびアラニンのL型またはD型;−NH−CH(R)−CO−;ならびに−NH−CH(COOH)−R−(式中、Rは、−CHNH、−CHCHNH、−CHCHCHNH、−CHCHCHCHNH、−CHCHOH、−CHCHCHCOH、−CHCHCHCOHおよび−CHCHCHCHCOHから選択され、Rは、−CHNH−、−CHCHNH−、−CHCHCHNH−、−CHCHCHCHNH−、−CHCHCO−、−CHCHCHCO−、−CHCHCHCO−および−CHCHCHCHCO−から選択される);ならびに
    −NH−、−C(O)−、−COOH、−N(C〜Cアルキル)、−NHまたは−NH(C〜Cアルキル)から選択される1〜4個の置換基で任意選択で置換されているC〜Cアルキレン
    からなる群から選択され、
    (d)RL3が存在するとき、それは、
    グリシン;アスパルテート、グルタメート、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、リシン、アルギニン、セリンおよびアラニンのL型またはD型;−NH−CH(R)−CO−;ならびに−NH−CH(COOH)−R−(式中、Rは、−CHNH、−CHCHNH、−CHCHCHNH、−CHCHCHCHNH、−CHCHOH、−CHCHCHCOH、−CHCHCHCOHおよび−CHCHCHCHCOHから選択され、Rは、−CHNH−、−CHCHNH−、−CHCHCHNH−、−CHCHCHCHNH−、−CHCHCO−、−CHCHCHCO−、−CHCHCHCO−および−CHCHCHCHCO−から選択される);ならびに
    −NH−、−C(O)−、−COOH、−N(C〜Cアルキル)、−NHまたは−NH(C〜Cアルキル)から選択される1〜4個の置換基で任意選択で置換されているC〜Cアルキレン
    からなる群から選択される、
    求項1〜9のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  11. (a)AAが存在し、RL1、RL2およびRL3が存在しないか、
    (b)AAが存在し、RL1が存在し、RL2およびRL3が存在しないか、
    (c)AAが存在し、RL1が存在し、RL2が存在し、RL3が存在しないか、
    (d)AAが存在し、RL1が存在し、RL2が存在し、RL3が存在するか、
    (e)AAが存在し、RL1、RL2およびRL3の少なくとも一つが存在し、かつ任意選択で置換されているアルキレンであるか、
    (f)AAが、グルタメートであり、RL1、RL2およびRL3の少なくとも一つが存在し、かつ任意選択で置換されているアルキレンであるか、
    (g)AAが、グルタメートであり、RL1が、親水性アミノ酸であり、RL2およびRL3の少なくとも一つが存在し、かつ任意選択で置換されているアルキレンであるか、(h)AAおよびRL1が、親水性アミノ酸であり、RL2およびRL3の少なくとも一つが存在し、かつ任意選択で置換されているアルキレンであるか、
    (i)AAが、親水性アミノ酸であり、RL1および任意選択でRL2が、任意選択で置換されているアルキレンであるか、
    (j)AAが存在し、RL1、RL2およびRL3の少なくとも一つが存在し、かつエチレンジアミン、−NH−CH(COOH)−CH−NH−および−CO−CH(CHNH)−からなる群から選択される任意選択で置換されているアルキレンであるか、(k)AAが、グルタメートであり、RL1が、親水性アミノ酸であり、RL2およびRL3の少なくとも一つが存在し、かつエチレンジアミン、−NH−CH(COOH)−CH−NH−および−CO−CH(CHNH)−からなる群から選択される任意選択で置換されているアルキレンであるか、
    (l)AAおよびRL1が、親水性アミノ酸であり、RL2およびRL3の少なくとも一つが存在し、かつエチレンジアミン、−NH−CH(COOH)−CH−NH−および−CO−CH(CHNH)−からなる群から選択される任意選択で置換されているアルキレンであるか、または
    (m)AAが、親水性アミノ酸であり、RL1および任意選択でRL2が、エチレンジアミン、−NH−CH(COOH)−CH−NH−および−CO−CH(CHNH)−からなる群から選択される任意選択で置換されているアルキレンである、
    求項1〜10のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  12. −L−が、式
    Figure 2017512752
    を有し、式中、
    21は、−CHNH、−CHCHNH、−CHOH、−CHCHOH、−CHCOH、−CHCHCOH、−CHCHCHCOH、および−CHCHCHCHCOHからなる群から選択され、
    22は、−CHNH、−CHCHNH、−CHOHからなる群から選択され、
    左および右の波線は、それぞれ、D、Hまたは保護基、およびLへの結合を示す、求項1〜11のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  13. −L−が、式
    Figure 2017512752
    を有し、式中、R22は、−CHNH、−CHCHNH、−CHOH、および−CHCHOHから選択され、左および右の波線は、それぞれ、D、Hまたは保護基、およびLへの結合を示す、求項1〜11のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  14. −L−が、
    Figure 2017512752
    Figure 2017512752
    からなる群から選択される式を有し、
    式中、左および右の波線は、それぞれ、D、Hまたは保護基、およびLへの結合を示す、求項1〜11のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  15. (a)前記薬物−リンカー化合物のL−Lが、式
    Figure 2017512752
    を有し、
    式中、各R31は、−CHNH、−CHCHNH、−CHOH、−CHCHOH、−CHCOH、−CHCHCOH、−CHCHCHCOH、および−CHCHCHCHCOHからなる群から独立に選択され、前記バーのそれぞれは、D単位に対する結合部位を示すか、または
    (b)(a)のL−Lであって、前記マレイミド基が、リガンド単位のチオール基に共有結合している、
    求項1〜14のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  16. 前記薬物−リンカー化合物のL−Lが、式
    Figure 2017512752
    を有し、
    前記バーのそれぞれが、D単位に対する結合部位を示し、前記マレイミド基が、リガンド単位のチオール基に任意選択で共有結合している、求項1〜14のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  17. 前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物の−L−Lが、式
    Figure 2017512752
    を有し、式中、
    21は、−CHNH、−CHCHNH、−CHOH、−CHCHOH、−CHCOH、−CHCHCOH、−CHCHCHCOH、および−CHCHCHCHCOHからなる群から選択され、
    22は、−CHNH、−CHCHNH、−CHOHからなる群から選択され、
    左および右の波線は、それぞれ、Dおよび前記リガンド単位(L)への結合を示し、前記硫黄原子は、前記リガンド単位由来のものである、求項1〜14のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  18. 前記薬物−リガンドコンジュゲートまたは前記リガンド−リンカー化合物の前記リガンド単位(L)が、タンパク質、ポリペプチドまたはペプチドである、求項1〜17のいずれかに記載の化合物。
  19. 前記薬物−リガンドコンジュゲートまたは前記リガンド−リンカー化合物の前記リガンド単位(L)が、抗体である、求項1〜18のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  20. が、マレイミドまたはマレイミドジアミノプロピオン酸からなる群から選択される、求項1〜19のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  21. Figure 2017512752
    から選択される式を有する請求項1に記載の親水性薬物−リガンドコンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物であって、
    式中、Sは、前記リガンドの硫黄原子である、親水性薬物−リガンドコンジュゲート、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  22. 処置を必要とする患者を処置するための組成物であって、前記組成物、請求項1〜21のいずれかに記載の薬物−リガンドコンジュゲート化合物を含み、前記患者が、がん、自己免疫疾患または感染症を有し、前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物の前記リガンドが、前記がん、自己免疫疾患または感染症と関連する標的細胞に特異的に結合する、組成物
  23. 前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物が、0.1〜10mg/kgの用量で投与される、請求項22に記載の組成物
  24. (a)pが、少なくとも8であり、前記患者に投与される前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物の用量が、同じ薬物リンカーを有する2負荷されたコンジュゲートの用量と同じであるか、またはそれ未満であり、
    (b)pが、少なくとも8であり、前記患者に投与される前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物の用量が、同じ薬物リンカーを有する4負荷されたコンジュゲートの用量と同じであるか、またはそれ未満であり、
    前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物および前記2負荷または4負荷されたコンジュゲートが、匹敵するスケジュールで投与される、請求項22から23のいずれかに記載の組成物
  25. 前記患者が、ヒトである、請求項22から24のいずれか一項に記載の組成物
  26. 有効量の請求項1および2から21のいずれかに記載の薬物−リガンドコンジュゲート化合物、またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される賦形剤、担体または添加剤を含む医薬組成物。
  27. 任意選択で、
    (a)前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物が、単位投与量の注射剤形態で製剤され、
    (b)患者に投与される薬物−リガンドコンジュゲート化合物の量が、約0.1〜約10mg/kg前記患者の体重の範囲であるか;または
    (c)前記薬物−リガンドコンジュゲート化合物が、静脈内に投与される、
    がん、自己免疫疾患または感染症の処置方法において使用するための、請求項26に記載の医薬組成物。
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