JP2017507772A5

JP2017507772A5 -

Info

Publication number: JP2017507772A5
Application number: JP2016541419A
Authority: JP
Filing date: 2014-12-11
Publication date: 2018-02-01
Anticipated expiration: 2034-12-11

Claims

炭化水素をクラッキングするための流動接触分解（ＦＣＣ）触媒組成物であって、前記ＦＣＣ触媒組成物が、非ゼオライト系成分を含むＦＣＣ適合性無機粒子、移動性ホウ素酸化物およびクラッキング粒子を含み、その際、前記非ゼオライト系成分は、アルミノケイ酸塩を含有し、かつ前記ＦＣＣ触媒組成物が、移動性ホウ素酸化物を含まないＦＣＣ触媒組成物と比較して、金属含有ＦＣＣフィードのクラッキング時のコークおよび水素の収率を低下させるのに有効であり、かつ、前記移動性ホウ素酸化物がＦＣＣ時に、高い金属含量を有するＦＣＣフィードを不動態化する、前記ＦＣＣ触媒組成物。
請求項１に記載のＦＣＣ触媒組成物であって、移動性ホウ素酸化物が該組成物の０．００５質量％〜８質量％の範囲内の量で存在する、前記ＦＣＣ触媒組成物。
クラッキング粒子が２０質量％〜９５質量％のゼオライト成分を含む、請求項２に記載のＦＣＣ触媒組成物。
クラッキング粒子が、イットリア、セリア、ランタナ、プラセオジミア、ネオジミアおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される酸化物を含む、請求項１に記載のＦＣＣ触媒組成物。
希土類成分がランタナであり、前記ランタナがＦＣＣ触媒組成物の質量を基準として酸化物ベースで０．５質量％〜約５．０質量％の範囲内で存在する、請求項４に記載のＦＣＣ触媒組成物。
クラッキング粒子がさらに、１質量％〜３５質量％の範囲内で存在する遷移アルミナ成分を含む、請求項４に記載のＦＣＣ触媒組成物。
ゼオライトが非ゼオライト系成分と連晶をなしているか、あるいはゼオライト成分が非ゼオライト系成分と混合されている、請求項１に記載のＦＣＣ触媒組成物。
移動性ホウ素酸化物がクラッキング粒子上に存在する、請求項１に記載のＦＣＣ触媒組成物。
流動接触分解条件下に炭化水素フィードをクラッキングする方法であって、前記方法が、炭化水素フィードを請求項１に記載のＦＣＣ触媒組成物と接触させることを含む、前記方法。
流動接触分解触媒（ＦＣＣ）組成物の製造方法であって、前記方法が、非ゼオライト系成分と１種以上のホウ素酸化物とを含む粒子を形成することを含む、前記方法。
１種以上のホウ素酸化物を粒子上に含浸させる、請求項１０に記載の方法。
１種以上のホウ素酸化物を非ゼオライト系成分と混合し、かつ噴霧乾燥することによって粒子を形成する、請求項１０に記載の方法。
形成された粒子がさらに分子ふるいを含む、請求項１０に記載の方法。
１種以上のホウ素酸化物を非ゼオライト系粒子上に負荷させる、請求項１０に記載の方法。
１種以上のホウ素酸化物成分を非ゼオライト系粒子の焼成時に該非ゼオライト系粒子に添加する、請求項１０に記載の方法。
非ゼオライト系材料が、カオリナイト、ハロイサイト、モンモリロナイト、ベントナイト、アタパルジャイト、カオリン、非晶質カオリン、メタカオリン、ムライト、スピネル、含水カオリン、クレー、ギブサイト（アルミナ三水和物）、ベーマイト、チタニア、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、マグネシアおよびセピオライトからなる群から選択され、かつ、粒子がさらに、遷移アルミナ、および該粒子とインサイチュで連晶をなしているゼオライト成分を含む、請求項１０に記載の方法。