JP2017503523A - Nudt15遺伝子内の単一塩基多型マーカーを含むチオプリン誘導白血球減少症の発病危険予測用組成物 - Google Patents

Nudt15遺伝子内の単一塩基多型マーカーを含むチオプリン誘導白血球減少症の発病危険予測用組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、NUDT15遺伝子内の単一塩基多型マーカーを含むチオプリン誘導白血球減少症の発病危険予測用組成物に関するものであって、詳細には、NUDT15遺伝子内の単一塩基多型マーカーを含むクローン病、潰瘍性大腸炎、白血病または臓器移植患者でチオプリン誘導された白血球減少症の危険予測用組成物、危険予測キット及び危険予測方法に対するものである。本発明によれば、クローン病、潰瘍性大腸炎、白血病または臓器移植患者において、チオプリン治療過程中に発生する白血球減少症に対して、感受性が高い患者を早期に迅速に分類することができて、患者カスタマイズド治療を効率的に行うことができる。

Description

本発明は、NUDT15遺伝子内の単一塩基多型マーカーを含むクローン病、潰瘍性大腸炎、白血病または臓器移植患者でチオプリン誘導された白血球減少症の危険予測用組成物、危険予測キット及び危険予測方法に関する。
チオプリン(thiopurine)系薬物であるアザチオプリン(azathioprine;AZA)及び6−メルカプトプリン(6−mercaptopurine;6−MP)は、癌、臓器移植及び炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease;IBD)のような自己免疫疾患や炎症疾患の患者の治療に広く使われる。IBD治療に要求されるAZA容量は、2.0〜3.0mg/kg/dayであり、6−MP容量は、1.0〜1.5mg/kg/dayである。しかし、AZA/6−MP使用において、主要問題点は、前記薬物治療時に、白人IBD患者の2〜5%で発生する骨髄抑制(myelosuppression)である。したがって、骨髄抑制の危険を減少させるために、米国食品医薬品局は、チオプリン治療を始める前に、チオプリンS−メチルトランスフェラーゼ(thiopurine S−methyltransferase;TPMT)遺伝子または酵素活性を試験することを勧告している。しかし、以前の研究では、アザチオプリン治療過程で骨髄抑制を経験するIBD患者の単に1/4のみがTPMT突然変異を有したと表われたが、これは、ほとんどの患者において、骨髄抑制が他の要因によって引き起こされるということを意味する。したがって、チオプリン治療を始める前に、TPMT状態に対してあらかじめ試験することの有用性については疑問である。その上に、TPMT突然変異の頻度は、アジア人(2〜3%)が、白人(〜10%)に対比して低いにも拘らず、チオプリン治療過程で白血球減少症(leukopenia)は、白人に比べてアジア人でさらに頻繁に発生する。以前研究によれば、韓国人のクローン病(Crohn´s Disease;CD)患者のチオプリン治療過程において、31.2%で白血球減少症(白血球細胞[White Blood Cell;WBC]数が<3000/mmである場合)が観察された。白血球減少症を示すAZA容量は、約1.34mg/kg/dayであると観測された。韓国の他の多機関研究では、IBD患者の39.6%で白血球減少症(WBC<3000/mm)を表わし、前記患者でAZAの平均容量は、1.80mg/kg/dayに表われた。日本の一研究では、ほとんどの患者において、AZAの一日投与量が50mgであったにも、野生型TPMTを有した日本のIBD患者の15.8%で白血球減少症(WBC<3000/mm)を表わした。チオプリン治療過程において、白血球減少症が発生するアジア人のIBD患者の0〜5.6%のみでTMPT突然変異が見つけられることを考慮すれば、アジア人で発病する白血球減少症の遺伝的原因に対する理解は依然として不足である。
本発明の目的は、NUDT15遺伝子内の単一塩基多型マーカーを含む白血球減少症の発病危険予測用組成物を提供するところにある。
また、本発明の他の目的は、前記NUDT15遺伝子内の単一塩基多型マーカーの遺伝子型を確認する段階を含む白血球減少症の発病危険予測方法を提供するところにある。
また、本発明のさらに他の目的は、前記NUDT15遺伝子内の単一塩基多型マーカーを含むポリヌクレオチドに特異的に結合するプローブ、または前記ポリヌクレオチドを増幅するためのプライマーを含む白血球減少症の発病危険予測キットを提供するところにある。
前記課題の解決のために、本発明は、配列番号1の101番目のヌクレオチド及び配列番号1の102番目のヌクレオチドのうち何れか1つ以上の単一塩基多型(SNP)マーカーを含む10〜100個の連続したDNA配列で構成されるポリヌクレオチドまたはその相補的ポリヌクレオチドを含む白血球減少症の発病危険予測用組成物を提供する。
また、本発明は、配列番号1の101番目のヌクレオチドまたは配列番号1の102番目のヌクレオチドの遺伝子型を確認する段階を含む白血球減少症の発病危険予測方法を提供する。
また、本発明は、前記ポリヌクレオチドに特異的に結合するプローブ、または前記ポリヌクレオチドを増幅するためのプライマーを含む白血球減少症の発病危険予測キットを提供する。
本発明は、NUDT15遺伝子内の単一塩基多型マーカーを含むクローン病、潰瘍性大腸炎、白血病または臓器移植患者でチオプリン誘導された白血球減少症の危険予測用組成物、危険予測キット及び危険予測方法に関するものである。本発明によれば、クローン病、潰瘍性大腸炎、白血病または臓器移植患者において、チオプリン治療過程中に発生する白血球減少症に対して、感受性が高い患者を早期に迅速に分類することができて、患者カスタマイズド治療を効率的に行うことができる。
韓国のソウル峨山病院でチオプリンを使った1191人のクローン病(CD)患者を実験対象とした分析模式図を示す。 野生型または突然変異NUDT15で形質感染させた後、7.5uM 6−MP処理したJurkat細胞の感受性を表わした結果である。図2Aは、野生型または突然変異NUDT15で形質感染させたJurkat細胞でのNUDT15 mRNAレベルを表わすが、RT−PCR分析によって測定した。図2Bは、NUDT15−形質感染された突然変異細胞の生存数は、野生型−形質感染対照群細胞に比べて減少した結果である。図2Cは、annexin V及びpropidium iodide染色で細胞毒性を測定した結果であって、野生型NUDT15で形質感染された細胞に比べて、突然変異NUDT15で形質感染された場合の細胞が6−MPにさらに敏感であるということを表わした。結果は、3回の独立した実験結果を平均±標準偏差で表わした。
本発明者らは、クローン病、潰瘍性大腸炎、白血病または臓器移植患者において、チオプリン治療過程中に発生する白血球減少症と関連した感受性遺伝子を確認するために、免疫チップ(immunochip)を用いた大規模関連分析(large−scale association analysis)を行い、本発明を完成した。
本発明は、配列番号1の101番目のヌクレオチド及び配列番号1の102番目のヌクレオチドのうち何れか1つ以上の単一塩基多型(SNP)マーカーを含む10〜100個の連続したDNA配列で構成されるポリヌクレオチドまたはその相補的ポリヌクレオチドを含む白血球減少症の発病危険予測用組成物を提供する。
詳細には、前記配列番号1の101番目のヌクレオチドの対立遺伝子型は、C/Tであり、前記配列番号1の102番目のヌクレオチドの対立遺伝子型は、A/Gであり得る。
詳細には、前記白血球減少症は、チオプリンによって誘導されるものであり得る。より詳細には、前記組成物は、チオプリンを投与したクローン病、潰瘍性大腸炎、白血病または臓器移植患者の白血球減少症の発病危険を予測するために使われることが望ましいが、これに制限されるものではない。
詳細には、前記チオプリンは、アザチオプリン(AZA)または6−メルカプトプリン(6−MP)が望ましいが、これに制限されるものではない。
前記配列番号1の101番目のヌクレオチドを含むポリヌクレオチドで多型SNP変異は、rs116855232に表示して記載することができる。前記rs116855232は、13q14上のNUDT15内に存在し、対立遺伝子型はC/Tである。前記配列番号1の101番目のヌクレオチドは、多重塩基記載方式によって作成したが、CまたはTであり得るので、“y”であると記載した。
前記配列番号1の102番目のヌクレオチドを含むポリヌクレオチドで多型SNP変異は、rs147390019に表示して記載することができる。前記rs147390019は、13q14上のNUDT15内に存在し、対立遺伝子型はA/Gである。前記配列番号1の102番目のヌクレオチドは、多重塩基記載方式によって作成したが、AまたはGであり得るので、“r”であると記載した。
前記NUDT15タンパク質(NCBI accession no.NP_060753.1)は、164個のアミノ酸からなり、アミノ酸配列は、配列番号2に記載した。
前記配列番号1の101番目のヌクレオチドがCである場合に、NUDT15タンパク質(配列番号2)の139番目のアミノ酸は、アルギニン(R)であり、Tである場合には、システイン(C)である。
前記配列番号1の102番目のヌクレオチドがGである場合に、NUDT15タンパク質(配列番号2)の139番目のアミノ酸は、アルギニン(R)であり、Aである場合には、ヒスチジン(H)である。
本発明の多型(polymorphism)は、単一遺伝子座位に2種以上の対立遺伝子が存在する場合を意味し、‘多型部位(polymorphic site)’とは、前記対立遺伝子が存在する遺伝子座位を意味する。多型部位のうち、ヒトによって単一塩基のみが異なることを‘単一塩基多型’、すなわち、SNP(Single Nucleotide Polymorphism)と言う。
本発明の連鎖不平衡(Linkage Disequilibrium)とは、集団遺伝学で必ず同一染色体上に存在する2つ以上の遺伝子座(loci)での対立遺伝子の非無作為的関連(non−random association)を意味する。
本発明は、試料からDNAを抽出する段階と、前記抽出したDNAから配列番号1の101番目のヌクレオチドまたは配列番号1の102番目のヌクレオチドの遺伝子型を確認する段階と、前記確認された遺伝子型で白血球減少症の発病危険を予測する段階と、を含む白血球減少症の発病危険予測方法を提供する。
詳細には、前記白血球減少症の発病危険を予測する段階は、前記配列番号1の101番目のヌクレオチドの遺伝子型がT、または前記配列番号1の102番目のヌクレオチドの遺伝子型がAである場合、白血球減少症の発病危険が高いものとして予測することができる。
詳細には、前記白血球減少症は、チオプリンによって誘導されるものであり、より詳細には、前記チオプリンは、アザチオプリン(AZA)または6−メルカプトプリン(6−MP)が望ましいが、これに制限されるものではない。
前記試料からDNAを抽出する段階で、DNAは、対象の血液、皮膚細胞、粘膜細胞及び毛髪などあらゆる細胞から分離される。当該細胞からDNAを抽出する方法は、特に限定されず、当業者に公知の技術または販売されているDNA抽出用キットを使うことができる。
前記遺伝子型を確認する段階では、遺伝子配列分析が行われる。配列分析は、当業者に公知の方法をいずれも利用でき、具体的には、これに制限されるものではないが、自動塩基配列分析器を使うか、パイロシーケンシング(pyrosequencing)、PCR−RFLP法(Restriction Fragment Length Polymorphism)、PCRSSCP法(Single Strand Conformation Polymorphism)、PCR−SSO法(Specific Sequence Oligonucleotide)、PCR−SSO法とドットハイブリッド化法とを組み合わせたASO(Allele Specific Oligonucleotide)ハイブリッド化法、TaqMan−PCR法、MALDI−TOF/MS法、RCA法(Rolling Circle Amplification)、HRM(High Resolution Melting)法、プライマー伸張法、サザンブロットハイブリッド化法及びドットハイブリッド化法などの公知の方法のうち、選択された何れか1つ以上を使うことができる。
本発明は、配列番号1の101番目のヌクレオチドまたは配列番号1の102番目のヌクレオチドの単一塩基多型(SNP)マーカーを含む10〜100個の連続したDNA配列で構成されるポリヌクレオチドまたはその相補的ポリヌクレオチドに特異的に結合するプローブ、または前記ポリヌクレオチドを増幅するためのプライマーを含む白血球減少症の発病危険予測キットを提供する。前記キットは、PCRキットまたはDNAチップキットが望ましいが、これに制限されるものではない。
前記“プローブ”は、mRNA外特異的に結合を成しうる短くは数塩基ないし長くは数百塩基に該当するRNAまたはDNAなどの核酸断片を意味し、レーベリングされており、特定のmRNAの存否、発現量を確認することができる。プローブは、オリゴヌクレオチド(oligonucleotide)プローブ、一本鎖DNA(Single Strand DNA)プローブ、二本鎖DNA(Double Strand DNA)プローブ、RNAプローブなどの形態で製作することができる。適切なプローブの選択及び混成化条件は、当該技術分野において公知の技術によって適切に選択することができる。
前記“プライマー”は、短い自由3−末端水酸化基(free 3´ hydroxyl group)を有する核酸配列で相補的なテンプレート(template)と塩基対を形成し、テンプレート鎖コピーのための開始地点として作用する短い核酸配列を言う。プライマーは、適切な緩衝溶液及び温度で重合反応のための試薬(すなわち、DNAポリメラーゼまたは逆転写酵素)及び異なる4種のヌクレオシドトリホスフェートの存在下でDNA合成を開始することができる。PCR条件、センス及びアンチセンスプライマーの長さは、当業者に公知の技術によって適切に選択されうる。
以下、本発明の理解を助けるために、実施例を挙げて詳細に説明する。但し、下記の実施例は、本発明の内容を例示するものであり、本発明の範囲が、下記の実施例に限定されるものではない。本発明の実施例は、当業者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
<実験例>
下記の実験例は、本発明によるそれぞれの実施例に共通して適用される実験例を提供するためのものである。
1.実験対象
韓国のソウル峨山病院でチオプリンを使った1191人のクローン病(CD)患者のうち、978人の患者を本発明に含ませた(図1、表1)。213人の患者は、十分ではないチオプリン治療を受けたと判断されて、本発明から除外した。白血球減少症の発病はなかったが、多様な理由でAZAを8週以上、1mg/kg/day以上に投与されることができなかった患者は、不十分な治療を受けたと判断した。978人の患者のうち、66人からチオプリン治療後、初めの8週内に白血球減少症が発病し[初期白血球減少症(early leukopenia)患者ケース]、280人から初めの8週後に白血球減少症が発病し[後期白血球減少症(late leukopenia)患者ケース]、632人からは、AZAを8週以上、1mg/kg/day以上に投与したが、白血球減少症が発病していない[対照群]。本発明に参加したあらゆる参加者は、韓国人であった。クローン病の診断は、既存の臨床的判断、放射線検査、内視鏡検査及び病理組織学的検査の基準に基づいた。本研究は、峨山病院臨床試験審査委員会の承認を受け、あらゆる参加者から事前同意を得た。
2.チオプリンの使用
チオプリンの処方は、AZAまたは6−MPのうち1つを低容量で始め、体重に基づいた目的容量まで数ヶ月にわたって徐々に投薬を増加させた。本発明者らは、チオプリン治療を始める前にTPMT遺伝子型や酵素活性は確認していない。異常反応(adverse events)によるチオプリン薬物の容量修正または中断に対しては、責任のある医者がケース別に決定した。
3.白血球減少症の判断
各患者に対する過去の医療記録は検討され、容量、治療期間及び白血球減少症の発病時期及び程度を含むチオプリン治療についての情報は、遺伝子型分析結果が分からない3人の医者のうち、2人によって独立して評価された。
峨山病院から測定されたWBCの正常範囲は、4,000〜10,000/mmであった。本発明で、白血球減少症とは、WBC数が3000/mmよりも低い場合を意味するが、米国国立癌研究所の異常反応評価基準(National Cancer Institute´s Common Terminology Criteria for Adverse Events;NCI−CTCAE)version 4.0によれば、grade 2は、2,000〜3,000/mm、grade 3は、1,000〜2,000/mm3、及びgrade 4は、1,000/mm以下である。3,000〜4,000/mmのWBC数(NCI−CTCAE grade 1)は、白血球減少症と判断しなかったが、白血球減少症の境界であると判断した。白血球減少症が数回発病した患者は、最初の発病時の最も低いWBC数によって白血球減少症の段階を決定した。6−MPの容量は、6−MP容量に2.08を乗算してAZA当量で調整した。
4.単一塩基多型の遺伝子型及び関連分析
チオプリン治療によって白血球減少症が発病した197人の患者(初期33人及び後期164人)及び白血球減少症が発病していない307人の対照群患者に対する発掘分析(discovery analysis)を先に行ったが、P<10−の如何なるシグナルも見つけることができなかった。初期白血球減少症を有した患者が、後期白血球減少症を有した患者よりも遺伝的変異において、さらに大きな効果があるという予測に基づいて、初期白血球減少症に焦点を合わせて分析した。発掘コホート(discovery cohort)として、初期白血球減少症を有した33人の患者及び307人の対照群で免疫チップを使って発掘分析を行った。発掘分析から選択されたSNPsに対する1段階再現分析は、再現コホート(replication cohort)として、追加的な初期白血球減少症を有した33人の患者及び325人の対照群でTaqMan SNP genotyping assaysを用いて行った。次いで、発掘及び1段階再現分析から確認されたSNPsに対して、発掘及び再現コホートとして、後期白血球減少症を有した280人の患者及び632人の対照群を用いて2段階再現分析で検証した(図1)。また、本発明者らは、あらゆる参加者に対してTPMT遺伝子型(rs1142345)を決定した。
5.置換法(Imputation)
遺伝的変異の適用範囲を改善するために、発掘サンプルから決定されていない遺伝型は、1,000 Genomes Project databases(Feb 2012 release)及びIMPUTE(v2.0)を通じてAsian reference panel(Japanese in Tokyo and Han Chinese in Beijing)を使って置き換えた。
6.NUDT15の形質感染及び細胞死滅の分析
チオプリン−誘導細胞毒性効果に対するNUDT15コーディング変異(R139C)の機能的役割を調べるために、本発明者らは、NUDT1野生型または突然変異の形質感染後、6−MPに対するJurkat細胞感受性を測定した。
リポフェクタミン2000(Invitrogen、Carlsbad、CA)を使って、NUDT15野生型(139R)またはNUDT15突然変異(139C)の1つでJurkat細胞を形質感染させた。形質感染後、7.5uM 6−MP(Sigma Aldrich、St.Louis、MS)を処理する前に、細胞は24時間、5% CO、37℃で回復された。7.5uM 6−MPに対する細胞感受性は、細胞生存及び細胞死滅の分析を通じて測定した。細胞生存を評価するために、細胞は、培地に4x希釈し、トリパンブルー生存染色液に2x希釈した。生存細胞は、100x倍率顕微鏡を用いて血球計算器(hemocytometer)で計数した。FITC Annexin V/Dead Cell Apoptosis Kit(Invitrogen、Carlsbad、CA)が細胞死滅の分析のために使われた。細胞は、PBSで洗い落とし、100ul 1x annexin−binding buffer(10mM HEPES、140mM NaCl、2.5mM CaCl2、pH7.4)に再懸濁した(〜1x10cells/mL)。次いで、1ulのヨウ化プロピジウム(propidium iodide)(100ug/mL、diluted in 1x annexin−binding buffer)及び5ulのFITC annexin Vで常温で15分間反応させた後、400ulの1x annexin−binding bufferを添加した。薬物処理による細胞死滅は、annexin V及びヨウ化プロピジウム染色を用いてBD FACS Canto II(BD Biosciences、San Jose、CA)によって測定した。データは、Student´s t testで分析し、P<0.05が統計学的有意性があるように判断された。
<実施例1>初期白血球減少症において発掘関連分析
本発明者らは、初期白血球減少症を有した33人の患者及び307人の対照群で96,048遺伝子型SNPsの発掘関連分析を行い、過度なP数値が分位−分位分布(quantile−quantile distribution)のしっぽ部分から観測されたが、全体的な分布では、集団の階層化(population stratification)による如何なる膨張(inflation)の徴候も表われなかった(λGC=1.041)。発掘分析では、P<10−5で4個の関連性が表われたが、これらは、3p25.1上rs9843344(FBLN2)、6p22.3上rs1986731(CMAHP−pseudogene)、8q24.22上rs2945770(ST3GAL1)及び14q31.1上rs17109616(NRXN3)であった。また、TPMT遺伝座位(locus)内のrs1142345(TPMT3C)(odds ratio、7.11;P=1.61x10−4)SNPで示唆的関連性を見つけた(表2)。また、発掘分析において、遺伝的変異の適用範囲を改善するために、本発明者らは、453,532個の置き換えられたSNPsに対する関連性分析を行い、P<10−5である1q32、8q22、13q14及び14q31の追加的な4個の遺伝座位を見つけた。ただ13q14上のSUCLA2/NUDT15/MED4部位のみが、P<10−19の多重シグナルを表わしたが(rs79076357、rs1168552132、rs142829497、rs73481212)、rs142829497(odds ratio、24.2;P=2.36x10−23)が最も上位であった。また、rs142829497に追加的に、NUDT15の139番の位置でアミノ酸置換(塩基性アルギニンが極性システインに変更)を引き起こすrs116855232が、検証のために選択された。
<実施例2>再現分析(Replication analysis)
発掘分析から選択されたSNPsを検証するために、本発明者らは、追加的な初期白血球減少症を有した33人の患者及び325人の対照群から発掘された10個のSNPsに対して優先的に遺伝子型を分析した。Rs73481212は、分析失敗によって今後の分析から排除されたrs142829497の代わりをした。13q14上SUCLA2/NUDT15/MED4部位内の2個のSNPsが誘電体全般にわたった有意性があると確認された(表2)。nonsynonymous SNPであるrs116855232(R139C)が免疫チップ及び検証分析を総合した結果、最も有意性が高く、強力な関連性を表わした(odds ratio、35.6;combined P=4.88x10−94)(表3)。他のSNPであるrs73481212は、1.92x10−70の組合わせP valueを示した(表2)。Rs 73481212は、rs116855232と連鎖不平衡(LD)であり、関連性は、rs116855232(R139C)と独立していない。また、よく知られたTPMT3C対立遺伝子(allele)(rs1142345)は、検証サンプルでは一貫した関連性を示したが(P<0.05)、組合わせサンプルからの結果は、誘電体全般にわたった有意性を示していない(P value of 2.95x10−5)(表2)。
rs116855232は、SUCLA2、NUDT15及びMED4を含む〜185 kb LD部位内に位置するので、本発明者らは、韓国人のSUCLA2/NUDT15/MED4部位でnonsynonymous SNPsを探索した。追加的な2個のnonsynonymous SNPsであるSUCLA2内のrs7320366及びNUDT15内のrs186364861が確認されたが、これは、rs116855232と低いLDを示した(それぞれr=0.33、0)。しかし、rs7320366のみが有意性を示したが、白血球減少症との関連性は強くなかった(odds ratio、5.03;combined P=3.55x10−20)。次いで、条件付きロジスティック回帰分析(conditional logistic regression analysis)では、SUCLA2内のrs7320366の関連性が先頭SNPであるNUDT15内のrs116855232の関連性と独立していない。
rs116855232のT対立遺伝子が、初期白血球減少症の発生に主な役割を行うことが明確になることによって、本発明者らは、後期白血球減少症の場合にも、rs116855232の関連性分析を行った。表4で示すように、後期白血球減少症との関連性は、初期白血球減少症よりも遥かに緩和された。
<実施例3>白血球減少症に対する危険予測子としてNUDT15 R139C
発掘及び再現の分析結果に基づいて、本発明者らは、NUDT15 139C対立遺伝子が全体白血球減少症患者の42.5%(147/346)及び対照群の6.8%(43/632)で存在するということを明らかにしたが(表5)、これは、NUDT15 139Cの存在が曲線下面積(Area Under the Curve;AUC)数値0.68であって、あらゆる白血球減少症に対する危険予測子として42.5%(147/346)の感受性及び93.2%(589/632)の特異性を有するということを意味する。予想されるチオプリン−誘導白血球減少症に対するNUDT15 139C対立遺伝子の陽性及び陰性の予測数値は、それぞれ77.4%(147/190)及び74.7%(589/788)であった。
初期白血球減少症に範囲を狭めれば、NUDT15 139C対立遺伝子は、初期白血球減少症患者の89.4%(59/66)で存在したが、対照群及び後期白血球減少症患者の組合わせでは、14.4%(131/912)のみが存在すると表われた(表5)。これは、NUDT15 139Cの存在が曲線下面積(AUC)数値0.89であって、初期白血球減少症に対する危険予測子として89.4%(59/66)の感受性及び85.6%(781/912)の特異性を有するということを意味する。予想されるチオプリン−誘導白血球減少症に対するNUDT15 139C対立遺伝子の陽性及び陰性の予測数値は、それぞれ31.1%(59/190)及び99.1%(781/788)であった。
前記結果によれば、NUDT15 139C対立遺伝子を有していない対象と比較した時、1コピー(copy)を有した対象は、チオプリン−誘導初期白血球減少症が発病する危険が88倍高いものと表われた(heterozygous odds ratio)(表5)。対照群は、いずれも139C対立遺伝子に対してホモ接合性(homozygous)ではないと表われた。また、NUDT15 139C対立遺伝子のコピー数が増加すれば、白血球減少症を誘発するチオプリンの容量が低くなり、チオプリン治療開始から白血球減少症が誘発される間隔が短くなり、白血球減少症の段階がさらに高くなった(表6)。
一方、TPMT3C対立遺伝子は、初期白血球減少症患者の12.1%(8/66)で表われたが、対照群及び後期白血球減少症患者の組合わせでは、単に2.2%(20/912)のみが表われたが、これは、TPMT3C対立遺伝子の存在が初期白血球減少症に対する危険予測子であって、12.1%(8/66)の感受性及び97.8%(892/912)の特異性を有するということを意味する。初期及び後期白血球減少症の組合わせ分析で、TPMT3C対立遺伝子は、あらゆる白血球減少症患者の3.8%(13/346)及び対照群の2.4%(15/632)で表われたが、これは、TPMT3C対立遺伝子の存在があらゆる白血球減少症に対する危険予測子であって、3.8%(13/346)の感受性及び97.6%(617/632)の特異性を有するということを意味する。
<実施例4>rs116855232の生物機能的結果
24時間6−MPを処理した後、突然変異NUDT15で形質感染された生存細胞の数は、野生型−形質感染された対照群細胞に比べて減少した(p<0.001)(図2)。また、細胞死滅マーカーである表面Annexin4は、野生型−形質感染された対照群細胞に比べて、突然変異−形質感染された細胞で有意性があるように増加したが(P=0.02)、これは、チオプリン−誘導細胞毒性に対する突然変異NUDT15の役割を裏付ける。
<実施例5>白血球減少症に対する危険予測子としてNUDT15 R139H
本発明者らは、NUDT15 139C対立遺伝子を有していない初期白血球減少症患者7人のうち、追加分析で2人が、139番目のアミノ酸がシステインではないヒスチジンを有していることを確認し、後期白血球減少症患者及び対照群をいずれも分析した結果、後期白血球減少症患者でも、4人が139番目のアミノ酸ヒスチジンを有していることを確認した(表7ないし表9)
以上、本発明の特定の部分を詳しく記述したところ、当業者において、このような具体的技術は、単に望ましい実施例であり、これにより、本発明の範囲が制限されるものではないということは明白である。したがって、本発明の実質的な範囲は、特許請求の範囲と、それらの等価物とによって定義される。
本発明は、NUDT15遺伝子内の単一塩基多型マーカーを含むチオプリン誘導白血球減少症の発病危険予測用組成物関連の分野に適用可能である。

Claims (12)

  1. 配列番号1の101番目のヌクレオチド及び配列番号1の102番目のヌクレオチドのうち何れか1つ以上の単一塩基多型(SNP)マーカーを含む10〜100個の連続したDNA配列で構成されるポリヌクレオチドまたはその相補的ポリヌクレオチドを含む白血球減少症の発病危険予測用組成物。
  2. 前記配列番号1の101番目のヌクレオチドの対立遺伝子型は、C/Tであり、前記配列番号1の102番目のヌクレオチドの対立遺伝子型は、A/Gであることを特徴とする請求項1に記載の白血球減少症の発病危険予測用組成物。
  3. 前記白血球減少症は、チオプリンによって誘導されることを特徴とする請求項1に記載の白血球減少症の発病危険予測用組成物。
  4. 前記組成物は、チオプリンを投与したクローン病、潰瘍性大腸炎、白血病または臓器移植患者の白血球減少症の発病危険を予測するために使われることを特徴とする請求項3に記載の白血球減少症の発病危険予測用組成物。
  5. 前記チオプリンは、アザチオプリン(AZA)または6−メルカプトプリン(6−MP)であることを特徴とする請求項3または4に記載のチオプリン誘導白血球減少症の発病危険予測用組成物。
  6. 試料からDNAを抽出する段階と、
    前記抽出したDNAから配列番号1の101番目のヌクレオチドまたは配列番号1の102番目のヌクレオチドの遺伝子型を確認する段階と、
    前記確認された遺伝子型で白血球減少症の発病危険を予測する段階と、
    を含む白血球減少症の発病危険予測方法。
  7. 前記白血球減少症の発病危険を予測する段階は、前記配列番号1の101番目のヌクレオチドの遺伝子型がT、または前記配列番号1の102番目のヌクレオチドの遺伝子型がAである場合、白血球減少症の発病危険が高いものとして予測することを特徴とする請求項6に記載の白血球減少症の発病危険予測方法。
  8. 前記白血球減少症は、チオプリンによって誘導されることを特徴とする請求項6に記載の白血球減少症の発病危険予測方法。
  9. 前記チオプリンは、アザチオプリン(AZA)または6−メルカプトプリン(6−MP)であることを特徴とする請求項8に記載の白血球減少症の発病危険予測方法。
  10. 配列番号1の101番目のヌクレオチドまたは配列番号1の102番目のヌクレオチドの単一塩基多型(SNP)マーカーを含む10〜100個の連続したDNA配列で構成されるポリヌクレオチドまたはその相補的ポリヌクレオチドに特異的に結合するプローブ、または前記ポリヌクレオチドを増幅するためのプライマーを含む白血球減少症の発病危険予測キット。
  11. 前記白血球減少症は、チオプリンによって誘導されることを特徴とする請求項10に記載の白血球減少症の発病危険予測キット。
  12. 前記チオプリンは、アザチオプリン(AZA)または6−メルカプトプリン(6−MP)であることを特徴とする請求項11に記載の白血球減少症の発病危険予測キット。
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