JP2017503511A5 - - Google Patents

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本開示は、任意の前述の態様および実施形態の全ての組み合わせ、ならびに詳細な説明および実施例に記載の任意の実施形態との組み合わせを意図する。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(VL)ドメインおよび重鎖可変(VH)ドメインを含み;該VHドメインが、以下:
配列番号32のアミノ酸配列を有するVH CDR1;
配列番号49のアミノ酸配列を有するVH CDR2;および
配列番号34のアミノ酸配列を有するVH CDR3を含み、
これらのCDRはKabatシステムに従っており;
該VLは、以下:
配列番号35または50のアミノ酸配列を有するVL CDR1;
配列番号51のアミノ酸配列を有するVL CDR2;および
配列番号37のアミノ酸配列を有するVL CDR3を含み、
これらのCDRはKabatシステムに従っており;
該抗体または抗原結合断片がDNAに結合する、抗体または抗原結合断片。
(項目2)
抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(VL)ドメインおよび重鎖可変(VH)ドメインを含み;該VHドメインがヒト化されており、以下:
配列番号1のアミノ酸配列を有するVH CDR1;
配列番号2のアミノ酸配列を有するVH CDR2;および
配列番号3のアミノ酸配列を有するVH CDR3を含み、
これらのCDRはIMGTシステムに従っており;
該VLドメインがヒト化されており、以下:
配列番号4のアミノ酸配列を有するVL CDR1;
配列番号5のアミノ酸配列を有するVL CDR2;および
配列番号6のアミノ酸配列を有するVL CDR3を含み、
これらのCDRはIMGTシステムに従っており;
該抗体または抗原結合断片のDNA結合および/または細胞透過が、配列番号7のアミノ酸配列を有する軽鎖可変(VL)ドメインおよび配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖可変(VH)ドメインを含むマウス3E10抗体のDNA結合および/または細胞透過と比較して増加している、抗体または抗原結合断片。
(項目3)
前記VHドメインがヒト化されている、項目1に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目4)
前記VLドメインがヒト化されている、項目1または項目3に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目5)
前記V ドメインが、配列番号40に記載のアミノ酸配列、または配列番号40と比較してIMGTシステムによって定義した場合にフレームワーク領域中に全部で1、2、3、4、5、または6個のアミノ酸置換が存在することが配列番号40と異なるアミノ酸配列を含む、項目1〜項目4に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目6)
前記V ドメインが、配列番号8に記載のアミノ酸配列、または配列番号8と比較してIMGTシステムによって定義した場合にフレームワーク領域中に全部で1、2、3、4、5、または6個のアミノ酸置換が存在することが配列番号8と異なるアミノ酸配列を含む、項目1〜項目4に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目7)
前記VLが配列番号40に記載のアミノ酸配列を含む、項目4または項目5に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目8)
前記VLが配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む、項目4に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目9)
前記V ドメインが、配列番号38に記載のアミノ酸配列、または配列番号38と比較してIMGTシステムによって定義した場合にフレームワーク領域中に全部で1、2、3、4、5、または6個のアミノ酸置換が存在することが配列番号38と異なるアミノ酸配列を含む、項目1〜8のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目10)
前記V ドメインが、配列番号39に記載のアミノ酸配列、または配列番号39と比較してIMGTシステムによって定義した場合にフレームワーク領域中に全部で1、2、3、4、5、または6個のアミノ酸置換が存在することが配列番号39と異なるアミノ酸配列を含む、項目1〜8のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目11)
前記V ドメインが、配列番号10に記載のアミノ酸配列、または配列番号10と比較してIMGTシステムによって定義した場合にフレームワーク領域中に全部で1、2、3、4、5、または6個のアミノ酸置換が存在することが配列番号10と異なるアミノ酸配列を含む、項目1〜8のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目12)
前記VHが配列番号38に記載のアミノ酸配列を含む、項目9に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目13)
前記VHが配列番号39に記載のアミノ酸配列を含む、項目10に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目14)
前記VHが配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む、項目11に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目15)
抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V )ドメインおよび重鎖可変(V )ドメインを含み;該V ドメインがヒト化されており、且つ配列番号8に記載のアミノ酸配列を含み;該V ドメインが配列番号9に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、抗体または抗原結合断片。
(項目16)
抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V )ドメインおよび重鎖可変(V )ドメインを含み;該V ドメインがヒト化されており、且つ配列番号40に記載のアミノ酸配列を含み;該V ドメインが配列番号9に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、抗体または抗原結合断片。
(項目17)
抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V )ドメインおよび重鎖可変(V )ドメインを含み;該V ドメインがヒト化されており、且つ配列番号10に記載のアミノ酸配列を含み;該V ドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、抗体または抗原結合断片。
(項目18)
抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V )ドメインおよび重鎖可変(V )ドメインを含み;該V ドメインがヒト化されており、且つ配列番号38に記載のアミノ酸配列を含み;該V ドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、抗体または抗原結合断片。
(項目19)
抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V )ドメインおよび重鎖可変(V )ドメインを含み;該V ドメインがヒト化されており、且つ配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み;該V ドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、抗体または抗原結合断片。
(項目20)
前記V ドメインがヒト化されており、以下:
配列番号1のアミノ酸配列を有するVH CDR1;
配列番号2のアミノ酸配列を有するVH CDR2;および
配列番号3のアミノ酸配列を有するVH CDR3を含む、項目15または項目16に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目21)
前記V ドメインがヒト化されており、以下:
配列番号4のアミノ酸配列を有するVL CDR1;
配列番号5のアミノ酸配列を有するVL CDR2;および
配列番号6のアミノ酸配列を有するVL CDR3を含む、項目15〜19のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目22)
前記V ドメインが、配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、1つまたは複数の以下のアミノ酸の変化:V5Q、E6Q、L11V、V12I、K13Q、R18L、K19R、V37I、E42G、A49S、T63S、A75S、F80Y、T84N、S88A、M93V、T111L、またはL112Vを含む、項目1〜8、15または16または20のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目23)
前記V ドメインが、配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、1つまたは複数の以下のアミノ酸の変化:V5Q、L11V、K13Q、R18L、K19R、V37I、E42G、A49S、T63S、A75S、F80Y、T84N、M93V、T111L、またはL112Vを含む、項目22に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目24)
前記V ドメインが、配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、または少なくとも10の前記アミノ酸の変化を含む、項目22または項目23に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目25)
配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、前記V ドメイン中の少なくとも1つの変化がV5Q変化である、項目22〜24のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目26)
配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、前記V ドメイン中の少なくとも1つの変化がE6Q変化である、項目22〜25のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目27)
配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、前記V ドメイン中の少なくとも1つの変化がL11V変化である、項目22〜26のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目28)
配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、前記V ドメイン中の少なくとも1つの変化がV37I変化である、項目22〜27のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目29)
前記V ドメインが、配列番号9のアミノ酸88位に対応するアミノ酸の位置にセリンを保持している、項目1〜8、15、16、20、および22〜28のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目30)
前記V ドメインが、配列番号9のアミノ酸12位に対応するアミノ酸の位置にバリンを保持している、項目1〜8、15、16、20、および22〜29のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目31)
前記V ドメインが、配列番号9のアミノ酸47位に対応するアミノ酸の位置にトリプトファンを保持している、項目1〜8、15、16、20、および22〜30のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目32)
前記V ドメインが、配列番号7のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、1つまたは複数の以下のアミノ酸の変化:V3Q、L4M、A9S、A12S、V13A、L15V、Q17D、A19V、S22T、M37L、H38A、G45E、Q46K、P47A、E59Q、A64S、H76T、N78T、H80S、P81S、V82L、E83Q、E84P、A87V、A87F、またはG104Aを含む、項目1〜4、9〜14、17〜19、および22〜31のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目33)
前記V ドメインが、配列番号7のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、1つまたは複数の以下のアミノ酸の変化:V3Q、L4M、A9S、A12S、V13A、L15V、Q17D、A19V、G45E、Q46K、P47A、E59Q、A64S、H76T、N78T、H80S、P81S、V82L、E83Q、E84P、A87V、またはG104Aを含む、項目1〜4、9〜14、17〜19、および22〜32に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目34)
前記V ドメインが、配列番号7のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11、少なくとも12、少なくとも13、少なくとも14、少なくとも15、少なくとも16、少なくとも17、または少なくとも18の前記アミノ酸の変化を含む、項目32または項目33に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目35)
前記V ドメインが、配列番号7のアミノ酸80位および81位に対応するアミノ酸の各位置にセリンを含む、項目32、33、または34に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目36)
前記V ドメインが、配列番号7のアミノ酸53位に対応するアミノ酸の位置にリジンを保持している、項目32〜35のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目37)
前記V ドメインが、以下のアミノ酸の組み合わせ:
a)それぞれ、配列番号7のアミノ酸80位および81位に対応するアミノ酸の位置のアスパラギンおよびセリン;または
b)それぞれ、配列番号7のアミノ酸80位および81位に対応するアミノ酸の位置のアスパラギンおよびグリシン;または
c)それぞれ、配列番号7のアミノ酸80位および81位に対応するアミノ酸の位置のアスパラギンおよびプロリン
のいずれも持たない、項目32〜36のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目38)
scFvである、項目1〜37のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目39)
Fab’である、項目1〜37のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目40)
F(ab’)2断片である、項目1〜37のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目41)
重鎖定常ドメインおよび軽鎖定常ドメインを含む全長抗体である、項目1〜37のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目42)
前記scFvは、VHとVLとを相互接続するリンカーを含む、項目38に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目43)
前記リンカーがグリシン−セリンリンカーである、項目42に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目44)
前記グリシン−セリンリンカーが(G S) リンカーである、項目42に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目45)
前記V ドメインが前記V ドメインのN末端である、項目42〜44のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目46)
前記V ドメインが前記V ドメインのC末端である、項目42〜44のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目47)
前記抗体または抗原結合断片がヒト化されており、マウス抗体であって、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含むV ドメインおよび配列番号9に記載のアミノ酸配列を含むV ドメインを含むマウス抗体と比較した場合に、かつ/またはオルタナティブヒト化抗体またはその抗原結合断片であって、該オルタナティブヒト化抗体または抗原結合断片が、配列番号7に記載のアミノ酸配列のCDRを含むV ドメインおよび配列番号9に記載のアミノ酸配列のCDRを含むV ドメインを含み;該オルタナティブヒト化抗体または断片が配列番号8または40のアミノ酸配列を含むV ドメインを含まず、かつ/または該オルタナティブヒト化抗体または断片が配列番号10、38、または39のいずれかのアミノ酸配列を含むV ドメインを含まない、オルタナティブヒト化抗体またはその抗原結合断片と比較した場合に、少なくとも1つの優れた生物学的性質または生理学的性質に関連する、項目1〜46のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目48)
前記ヒト化抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V )ドメインおよび重鎖可変(V )ドメインを含み;該V ドメインが配列番号8に記載のアミノ酸配列を含み;該V ドメインが配列番号9に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、項目47に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目49)
前記ヒト化抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V )ドメインおよび重鎖可変(V )ドメインを含み;該V ドメインが配列番号40に記載のアミノ酸配列を含み;該V ドメインが配列番号9に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、項目47に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目50)
前記ヒト化抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V )ドメインおよび重鎖可変(V )ドメインを含み;該V ドメインが配列番号10に記載のアミノ酸配列を含み;該V ドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、項目47に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目51)
前記ヒト化抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V )ドメインおよび重鎖可変(V )ドメインを含み;該V ドメインが配列番号38に記載のアミノ酸配列を含み;該V ドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、項目47に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目52)
前記ヒト化抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V )ドメインおよび重鎖可変(V )ドメインを含み;該V ドメインが配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み;該V ドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、項目47に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目53)
前記オルタナティブヒト化抗体またはその断片が、以下:
配列番号1のアミノ酸配列を有するVH CDR1;
配列番号2のアミノ酸配列を有するVH CDR2;
配列番号3のアミノ酸配列を有するVH CDR3;
配列番号4のアミノ酸配列を有するVL CDR1;
配列番号5のアミノ酸配列を有するVL CDR2;および
配列番号6のアミノ酸配列を有するVL CDR3を含み、
これらのCDRはIMGTシステムに従っている、項目47〜52のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目54)
前記オルタナティブヒト化抗体またはその断片が、以下:
配列番号32のアミノ酸配列を有するVH CDR1;
配列番号33のアミノ酸配列を有するVH CDR2;
配列番号34のアミノ酸配列を有するVH CDR3;
配列番号35のアミノ酸配列を有するVL CDR1;
配列番号36のアミノ酸配列を有するVL CDR2;および
配列番号37のアミノ酸配列を有するVL CDR3を含み、
これらのCDRはKabatシステムに従っている、項目47〜52のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目55)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、生理学的に許容され得るキャリアにおける溶解度が増加することである、項目47〜54のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目56)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、宿主細胞中で作製された場合の発現レベルが高いことである、項目47〜55のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目57)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、細胞における毒性が低いことである、項目47〜56のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目58)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、少なくとも24時間後の生理学的に許容され得るキャリア中の凝集が減少することである、項目47〜57のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目59)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、少なくとも24時間後の生理学的に許容され得るキャリアにおける安定性が増加することである、項目47〜58のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目60)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、細胞透過が改良されることである、項目47〜59のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目61)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、DNA結合が改良されることである、項目47〜60のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目62)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、ある細胞型における産生後のグリコシル化が同一細胞型における産生後の前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して減少することである、項目47〜61のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目63)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、ある細胞型における産生後のグリコシル化が同一細胞型における産生後の前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して増加することである、項目47〜62のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目64)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、生理学的に許容され得るキャリア中の脱アミド化が低下することである、項目47〜63のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目65)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、生理学的に許容され得るキャリア中の酸化が低下することである、項目47〜64のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目66)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、ある細胞型における産生後のリピド化が同一細胞型における産生後の前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して低下することである、項目47〜65のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目67)
前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、ENT2輸送体を介した内在化が増加すること、および/またはSPRまたはQCMによって測定した場合により低いK によって示されるDNAへのより高い親和性結合である、項目47〜66のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目68)
前記抗体または抗原結合断片が異種薬剤にコンジュゲート化されている、項目1〜67のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目69)
前記抗体または抗原結合断片がコンジュゲート化された異種薬剤をさらに含む、項目1〜67のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目70)
前記異種薬剤がポリペプチドまたはペプチドである、項目68または69に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目71)
前記異種薬剤が核酸または有機小分子である、項目68または項目69に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目72)
前記抗体または抗原結合断片が前記異種薬剤のN末端である、項目68〜71のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目73)
前記抗体または抗原結合断片が前記異種薬剤のC末端である、項目68〜71のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目74)
前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤がリンカーを介して相互接続している、項目72または項目73に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目75)
前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤が、リンカーを使用しないで相互接続している、項目72または項目73に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目76)
前記抗体または断片および前記異種薬剤が化学的にコンジュゲート化している、項目72〜75のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目77)
前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤が融合タンパク質を含む、項目72〜75のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目78)
前記異種薬剤がヌクレオチド反復障害またはエクソンスプライシング障害の処置に適切な薬剤である、項目68〜77のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目79)
前記障害が筋緊張性ジストロフィである、項目78に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目80)
前記障害がハンチントン病である、項目78に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目81)
前記障害が神経線維腫症である、項目78に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目82)
前記異種薬剤が、CUG反復に結合し、そして/またはエクソンスプライシングを制御することができるMBNL1ポリペプチドまたはその断片である、項目68〜81のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目83)
前記異種薬剤が、CUG反復に結合し、そして/またはエクソンスプライシングを制御することができる、配列番号12〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むMBNL1ポリペプチドまたはその断片である、項目82に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目84)
前記異種薬剤が酵素である、項目68〜77のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目85)
前記酵素が酵素補充療法としての使用に適切である、項目84に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目86)
前記酵素補充療法が筋細管筋障害の処置のための治療法である、項目85に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目87)
前記異種薬剤が、MTM1タンパク質またはその機能的断片である、項目68〜77および84〜86のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目88)
前記MTM1タンパク質が、配列番号11に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列またはその機能的断片を含む、項目87に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目89)
前記異種薬剤が糖原貯蔵障害の処置に適切な薬剤である、項目68〜76のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目90)
前記糖原貯蔵障害がポンペ病である、項目89に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目91)
前記糖原貯蔵障害がフォーブス・コリ病である、項目90に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目92)
前記薬剤が、成熟GAAポリペプチドを含む酸性α−グルコシダーゼ(GAA)ポリペプチドである、項目68〜77および89〜90のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目93)
前記GAAポリペプチドが配列番号22のアミノ酸残基1〜56を含まない、項目92に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目94)
前記GAAポリペプチドが配列番号22のアミノ酸残基1〜57を含まない、項目92に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目95)
前記成熟GAAポリペプチドの分子量がおよそ70〜76キロダルトンである、項目92〜94のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目96)
前記成熟GAAポリペプチドが、配列番号22の残基122〜782または配列番号22の残基204〜782から選択されるアミノ酸配列からなる、項目92〜95のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目97)
前記薬剤がアミログルコシダーゼ(AGL)ポリペプチドまたはその機能的断片であり、該AGLポリペプチドまたは断片がアミロ−1,6−グルコシダーゼ活性および4−α−グルコトランスフェラーゼ活性を有する、項目68〜77、89、および91のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目98)
前記AGLポリペプチドが配列番号19〜21のいずれかと少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含み、コンジュゲートがアミロ−1,6−グルコシダーゼ活性および4−α−グルコトランスフェラーゼ活性を有する、項目97に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目99)
(i)項目1〜67のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合断片および(ii)該抗体または抗原結合断片に会合した異種薬剤を含むコンジュゲート。
(項目100)
前記異種薬剤がポリペプチドまたはペプチドである、項目99に記載のコンジュゲート。
(項目101)
前記異種薬剤が核酸または有機小分子である、項目99に記載のコンジュゲート。
(項目102)
前記抗体または抗原結合断片が前記異種薬剤のN末端である、項目99〜101のいずれかに記載のコンジュゲート。
(項目103)
前記抗体または抗原結合断片が前記異種薬剤のC末端である、項目99〜101のいずれかに記載のコンジュゲート。
(項目104)
前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤がリンカーを介して相互接続されている、項目102または103に記載のコンジュゲート。
(項目105)
前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤が、リンカーを使用しないで相互接続している、項目102または項目103に記載の抗体または抗原結合断片。
(項目106)
前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤が化学的にコンジュゲート化している、項目99〜105のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
(項目107)
前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤が融合タンパク質である、項目99〜105のいずれかに記載のコンジュゲート。
(項目108)
前記異種薬剤がヌクレオチド反復障害またはエクソンスプライシング障害の処置に適切な薬剤である、項目99〜107のいずれかに記載のコンジュゲート。
(項目109)
前記障害が筋緊張性ジストロフィである、項目108に記載のコンジュゲート。
(項目110)
前記障害がハンチントン病である、項目108に記載のコンジュゲート。
(項目111)
前記障害が神経線維腫症である、項目108に記載のコンジュゲート。
(項目112)
前記異種薬剤が、CUG反復に結合し、そして/またはエクソンスプライシングを制御することができるMBNL1ポリペプチドまたはその断片である、項目108〜111のいずれかに記載のコンジュゲート。
(項目113)
前記異種薬剤が、CUG反復に結合し、そして/またはエクソンスプライシングを制御することができる、配列番号12〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むMBNL1ポリペプチドまたはその断片である、項目112に記載のコンジュゲート。
(項目114)
前記異種薬剤が酵素である、項目99〜111のいずれかに記載のコンジュゲート。
(項目115)
前記酵素が酵素補充療法としての使用に適切である、項目114に記載のコンジュゲート。
(項目116)
前記酵素補充療法が筋細管筋障害の処置のための治療法である、項目115に記載のコンジュゲート。
(項目117)
前記異種薬剤がMTM1タンパク質またはその機能的断片である、項目99〜107および114〜116のいずれかに記載のコンジュゲート。
(項目118)
前記MTM1タンパク質が、配列番号11に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%のアミノ酸配列またはその機能的断片を含む、項目117に記載のコンジュゲート。
(項目119)
前記異種薬剤が糖原貯蔵障害の処置に適切な薬剤である、項目99〜107のいずれかに記載のコンジュゲート。
(項目120)
前記糖原貯蔵障害がポンペ病である、項目119に記載のコンジュゲート。
(項目121)
前記糖原貯蔵障害がフォーブス・コリ病である、項目119に記載のコンジュゲート。
(項目122)
前記異種薬剤が、成熟GAAポリペプチドを含む酸性α−グルコシダーゼ(GAA)ポリペプチドである、項目99〜107および119〜121のいずれかに記載のコンジュゲート。
(項目123)
前記GAAポリペプチドが配列番号22のアミノ酸残基1〜56を含まない、項目122に記載のコンジュゲート。
(項目124)
前記GAAポリペプチドが配列番号22のアミノ酸残基1〜57を含まない、項目122に記載のコンジュゲート。
(項目125)
前記薬剤がアミログルコシダーゼ(AGL)ポリペプチドまたはその機能的断片であり、該AGLポリペプチドまたは断片がアミロ−1,6−グルコシダーゼ活性および4−α−グルコトランスフェラーゼ活性を有する、項目99〜107、119、および121のいずれかに記載のコンジュゲート。
(項目126)
前記AGLポリペプチドが配列番号19〜21のいずれかと少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含み、前記コンジュゲートがアミロ−1,6−グルコシダーゼ活性および4−α−グルコトランスフェラーゼ活性を有する、項目125に記載のコンジュゲート。
(項目127)
項目1〜98のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合断片をコードする核酸。
(項目128)
項目99〜126のいずれかに記載のコンジュゲートをコードする核酸。
(項目129)
項目127または128に記載の核酸を含むベクター。
(項目130)
項目129に記載のベクターを含む宿主細胞。
(項目131)
前記宿主細胞が不死化細胞であるか、または前記ベクターを安定に発現する、項目130に記載の宿主細胞。
(項目132)
ポリペプチドを産生する方法であって、
項目130または131に記載の宿主細胞を提供する工程、および
適切な条件下で該宿主細胞を培養して該ポリペプチドを産生させる、培養する工程
を含む方法。
(項目133)
ヌクレオチド反復障害の処置を必要とする被験体におけるヌクレオチド反復障害を処置する方法であって、項目82または83に記載の抗体または抗原結合断片を該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目134)
前記障害が筋緊張性ジストロフィである、項目133に記載の方法。
(項目135)
前記障害がハンチントン病である、項目133に記載の方法。
(項目136)
酵素補充処置を必要とする被験体に酵素補充処置を提供する方法であって、項目84〜88のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片を該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目137)
糖原貯蔵障害の処置を必要とする被験体における糖原貯蔵障害を処置する方法であって、項目89〜98のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片を該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目138)
筋細管筋障害の処置を必要とする被験体における筋細管筋障害を処置する方法であって、項目87または88に記載の抗体または抗原結合断片を該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目139)
ポンペ病の処置を必要とする被験体におけるポンペ病を処置する方法であって、項目92〜96のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片を該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目140)
フォーブス・コリ病の処置を必要とする被験体におけるフォーブス・コリ病を処置する方法であって、項目97または98に記載の抗体または抗原結合断片を該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目141)
生理学的に許容され得るキャリア中に製剤化された、項目1〜98のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片あるいは項目99〜126のいずれかに記載のコンジュゲートを含む組成物。
(項目142)
前記組成物が発熱物質を含まない、項目141に記載の組成物。
(項目143)
細胞または組織内に異種薬剤を送達する方法であって、細胞を、項目1〜98のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片あるいは項目99〜126のいずれかに記載のコンジュゲートと接触させる工程を含む、方法。
(項目144)
前記細胞または組織が被験体内に存在し、接触させる工程が、前記抗体または抗原結合断片または前記コンジュゲートを該被験体に投与する工程を含む、項目143に記載の方法。
(項目145)
前記細胞または組織がin vitroで存在する、項目143に記載の方法。
(項目146)
前記細胞は骨格筋細胞であり、前記組織は骨格筋を含む、項目143〜145のいずれかに記載の方法。
(項目147)
前記細胞は心筋細胞であり、前記組織は心筋を含む、項目143〜145のいずれかに記載の方法。
(項目148)
前記細胞は肝細胞であり、前記組織は肝組織を含む、項目143〜145のいずれかに記載の方法。
(項目149)
前記細胞はニューロンであり、前記組織は神経組織を含む、項目143〜145のいずれかに記載の方法。
(項目150)
前記被験体がヌクレオチド反復障害またはエクソンスプライシング障害を有する被験体である、項目144または146〜149に記載の方法。
(項目151)
前記抗体または抗原結合断片を前記被験体の細胞内に送達する、項目150に記載の方法。
(項目152)
前記被験体が、酵素欠乏障害を有し、かつ酵素補充療法を必要とする被験体である、項目144または146〜149に記載の方法。
(項目153)
前記抗体または抗原結合断片を前記被験体の細胞内に送達する、項目152に記載の方法。
(項目154)
前記被験体が、糖原貯蔵障害を有する被験体である、項目144または146〜149に記載の方法。
(項目155)
前記抗体または抗原結合断片を前記被験体の細胞内に送達する、項目154に記載の方法。
(項目156)
前記抗体または抗原結合断片を細胞質内に送達する、項目154に記載の方法。
(項目157)
ヌクレオチド反復障害の処置を必要とする被験体におけるヌクレオチド反復障害を処置する方法であって、項目108〜113のいずれかに記載のコンジュゲートを該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目158)
前記障害が筋緊張性ジストロフィである、項目157に記載の方法。
(項目159)
前記障害がハンチントン病である、項目157に記載の方法。
(項目160)
酵素補充処置を必要とする被験体に酵素補充処置を提供する方法であって、項目114〜126のいずれかに記載のコンジュゲートを該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目161)
糖原貯蔵障害の処置を必要とする被験体における糖原貯蔵障害を処置する方法であって、項目119〜126のいずれかに記載のコンジュゲートを該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目162)
筋細管筋障害の処置を必要とする被験体における筋細管筋障害を処置する方法であって、項目117または118に記載のコンジュゲートを該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目163)
ポンペ病の処置を必要とする被験体におけるポンペ病を処置する方法であって、項目122〜124のいずれかに記載のコンジュゲートを該被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目164)
フォーブス・コリ病の処置を必要とする被験体におけるフォーブス・コリ病を処置する方法であって、項目122〜126のいずれかに記載のコンジュゲートを該被験体に投与する工程を含む、方法。

Claims (164)

  1. 抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(VL)ドメインおよび重鎖可変(VH)ドメインを含み;該VHドメインが、以下:
    配列番号32のアミノ酸配列を有するVH CDR1;
    配列番号49のアミノ酸配列を有するVH CDR2;および
    配列番号34のアミノ酸配列を有するVH CDR3を含み、
    これらのCDRはKabatシステムに従っており;
    該VLは、以下:
    配列番号35または50のアミノ酸配列を有するVL CDR1;
    配列番号51のアミノ酸配列を有するVL CDR2;および
    配列番号37のアミノ酸配列を有するVL CDR3を含み、
    これらのCDRはKabatシステムに従っており;
    該抗体または抗原結合断片がDNAに結合する、抗体または抗原結合断片。
  2. 抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(VL)ドメインおよび重鎖可変(VH)ドメインを含み;該VHドメインがヒト化されており、以下:
    配列番号1のアミノ酸配列を有するVH CDR1;
    配列番号2のアミノ酸配列を有するVH CDR2;および
    配列番号3のアミノ酸配列を有するVH CDR3を含み、
    これらのCDRはIMGTシステムに従っており;
    該VLドメインがヒト化されており、以下:
    配列番号4のアミノ酸配列を有するVL CDR1;
    配列番号5のアミノ酸配列を有するVL CDR2;および
    配列番号6のアミノ酸配列を有するVL CDR3を含み、
    これらのCDRはIMGTシステムに従っており;
    該抗体または抗原結合断片のDNA結合および/または細胞透過が、配列番号7のアミノ酸配列を有する軽鎖可変(VL)ドメインおよび配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖可変(VH)ドメインを含むマウス3E10抗体のDNA結合および/または細胞透過と比較して増加している、抗体または抗原結合断片。
  3. 前記VHドメインがヒト化されている、請求項1に記載の抗体または抗原結合断片。
  4. 前記VLドメインがヒト化されている、請求項1または請求項3に記載の抗体または抗原結合断片。
  5. 前記Vドメインが、配列番号40に記載のアミノ酸配列、または配列番号40と比較してIMGTシステムによって定義した場合にフレームワーク領域中に全部で1、2、3、4、5、または6個のアミノ酸置換が存在することが配列番号40と異なるアミノ酸配列を含む、請求項1〜請求項4に記載の抗体または抗原結合断片。
  6. 前記Vドメインが、配列番号8に記載のアミノ酸配列、または配列番号8と比較してIMGTシステムによって定義した場合にフレームワーク領域中に全部で1、2、3、4、5、または6個のアミノ酸置換が存在することが配列番号8と異なるアミノ酸配列を含む、請求項1〜請求項4に記載の抗体または抗原結合断片。
  7. 前記VLが配列番号40に記載のアミノ酸配列を含む、請求項4または請求項5に記載の抗体または抗原結合断片。
  8. 前記VLが配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む、請求項4に記載の抗体または抗原結合断片。
  9. 前記Vドメインが、配列番号38に記載のアミノ酸配列、または配列番号38と比較してIMGTシステムによって定義した場合にフレームワーク領域中に全部で1、2、3、4、5、または6個のアミノ酸置換が存在することが配列番号38と異なるアミノ酸配列を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  10. 前記Vドメインが、配列番号39に記載のアミノ酸配列、または配列番号39と比較してIMGTシステムによって定義した場合にフレームワーク領域中に全部で1、2、3、4、5、または6個のアミノ酸置換が存在することが配列番号39と異なるアミノ酸配列を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  11. 前記Vドメインが、配列番号10に記載のアミノ酸配列、または配列番号10と比較してIMGTシステムによって定義した場合にフレームワーク領域中に全部で1、2、3、4、5、または6個のアミノ酸置換が存在することが配列番号10と異なるアミノ酸配列を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  12. 前記VHが配列番号38に記載のアミノ酸配列を含む、請求項9に記載の抗体または抗原結合断片。
  13. 前記VHが配列番号39に記載のアミノ酸配列を含む、請求項10に記載の抗体または抗原結合断片。
  14. 前記VHが配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む、請求項11に記載の抗体または抗原結合断片。
  15. 抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V)ドメインおよび重鎖可変(V)ドメインを含み;該Vドメインがヒト化されており、且つ配列番号8に記載のアミノ酸配列を含み;該Vドメインが配列番号9に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、抗体または抗原結合断片。
  16. 抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V)ドメインおよび重鎖可変(V)ドメインを含み;該Vドメインがヒト化されており、且つ配列番号40に記載のアミノ酸配列を含み;該Vドメインが配列番号9に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、抗体または抗原結合断片。
  17. 抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V)ドメインおよび重鎖可変(V)ドメインを含み;該Vドメインがヒト化されており、且つ配列番号10に記載のアミノ酸配列を含み;該Vドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、抗体または抗原結合断片。
  18. 抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V)ドメインおよび重鎖可変(V)ドメインを含み;該Vドメインがヒト化されており、且つ配列番号38に記載のアミノ酸配列を含み;該Vドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、抗体または抗原結合断片。
  19. 抗体または抗原結合断片であって、該抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V)ドメインおよび重鎖可変(V)ドメインを含み;該Vドメインがヒト化されており、且つ配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み;該Vドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、抗体または抗原結合断片。
  20. 前記Vドメインがヒト化されており、以下:
    配列番号1のアミノ酸配列を有するVH CDR1;
    配列番号2のアミノ酸配列を有するVH CDR2;および
    配列番号3のアミノ酸配列を有するVH CDR3を含む、請求項15または請求項16に記載の抗体または抗原結合断片。
  21. 前記Vドメインがヒト化されており、以下:
    配列番号4のアミノ酸配列を有するVL CDR1;
    配列番号5のアミノ酸配列を有するVL CDR2;および
    配列番号6のアミノ酸配列を有するVL CDR3を含む、請求項15〜19のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  22. 前記Vドメインが、配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、1つまたは複数の以下のアミノ酸の変化:V5Q、E6Q、L11V、V12I、K13Q、R18L、K19R、V37I、E42G、A49S、T63S、A75S、F80Y、T84N、S88A、M93V、T111L、またはL112Vを含む、請求項1〜8、15または16または20のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  23. 前記Vドメインが、配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、1つまたは複数の以下のアミノ酸の変化:V5Q、L11V、K13Q、R18L、K19R、V37I、E42G、A49S、T63S、A75S、F80Y、T84N、M93V、T111L、またはL112Vを含む、請求項22に記載の抗体または抗原結合断片。
  24. 前記Vドメインが、配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、または少なくとも10の前記アミノ酸の変化を含む、請求項22または請求項23に記載の抗体または抗原結合断片。
  25. 配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、前記Vドメイン中の少なくとも1つの変化がV5Q変化である、請求項22〜24のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  26. 配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、前記Vドメイン中の少なくとも1つの変化がE6Q変化である、請求項22〜25のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  27. 配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、前記Vドメイン中の少なくとも1つの変化がL11V変化である、請求項22〜26のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  28. 配列番号9のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、前記Vドメイン中の少なくとも1つの変化がV37I変化である、請求項22〜27のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  29. 前記Vドメインが、配列番号9のアミノ酸88位に対応するアミノ酸の位置にセリンを保持している、請求項1〜8、15、16、20、および22〜28のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  30. 前記Vドメインが、配列番号9のアミノ酸12位に対応するアミノ酸の位置にバリンを保持している、請求項1〜8、15、16、20、および22〜29のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  31. 前記Vドメインが、配列番号9のアミノ酸47位に対応するアミノ酸の位置にトリプトファンを保持している、請求項1〜8、15、16、20、および22〜30のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  32. 前記Vドメインが、配列番号7のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、1つまたは複数の以下のアミノ酸の変化:V3Q、L4M、A9S、A12S、V13A、L15V、Q17D、A19V、S22T、M37L、H38A、G45E、Q46K、P47A、E59Q、A64S、H76T、N78T、H80S、P81S、V82L、E83Q、E84P、A87V、A87F、またはG104Aを含む、請求項1〜4、9〜14、17〜19、および22〜31のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  33. 前記Vドメインが、配列番号7のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、1つまたは複数の以下のアミノ酸の変化:V3Q、L4M、A9S、A12S、V13A、L15V、Q17D、A19V、G45E、Q46K、P47A、E59Q、A64S、H76T、N78T、H80S、P81S、V82L、E83Q、E84P、A87V、またはG104Aを含む、請求項1〜4、9〜14、17〜19、および22〜32に記載の抗体または抗原結合断片。
  34. 前記Vドメインが、配列番号7のアミノ酸配列に関して比較し、ナンバリングした場合に、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11、少なくとも12、少なくとも13、少なくとも14、少なくとも15、少なくとも16、少なくとも17、または少なくとも18の前記アミノ酸の変化を含む、請求項32または請求項33に記載の抗体または抗原結合断片。
  35. 前記Vドメインが、配列番号7のアミノ酸80位および81位に対応するアミノ酸の各位置にセリンを含む、請求項32、33、または34に記載の抗体または抗原結合断片。
  36. 前記Vドメインが、配列番号7のアミノ酸53位に対応するアミノ酸の位置にリジンを保持している、請求項32〜35のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  37. 前記Vドメインが、以下のアミノ酸の組み合わせ:
    a)それぞれ、配列番号7のアミノ酸80位および81位に対応するアミノ酸の位置のアスパラギンおよびセリン;または
    b)それぞれ、配列番号7のアミノ酸80位および81位に対応するアミノ酸の位置のアスパラギンおよびグリシン;または
    c)それぞれ、配列番号7のアミノ酸80位および81位に対応するアミノ酸の位置のアスパラギンおよびプロリン
    のいずれも持たない、請求項32〜36のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  38. scFvである、請求項1〜37のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  39. Fab’である、請求項1〜37のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  40. F(ab’)2断片である、請求項1〜37のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  41. 重鎖定常ドメインおよび軽鎖定常ドメインを含む全長抗体である、請求項1〜37のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  42. 前記scFvは、VHとVLとを相互接続するリンカーを含む、請求項38に記載の抗体または抗原結合断片。
  43. 前記リンカーがグリシン−セリンリンカーである、請求項42に記載の抗体または抗原結合断片。
  44. 前記グリシン−セリンリンカーが(GS)リンカーである、請求項42に記載の抗体または抗原結合断片。
  45. 前記Vドメインが前記VドメインのN末端である、請求項42〜44のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  46. 前記Vドメインが前記VドメインのC末端である、請求項42〜44のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  47. 前記抗体または抗原結合断片がヒト化されており、マウス抗体であって、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含むVドメインおよび配列番号9に記載のアミノ酸配列を含むVドメインを含むマウス抗体と比較した場合に、かつ/またはオルタナティブヒト化抗体またはその抗原結合断片であって、該オルタナティブヒト化抗体または抗原結合断片が、配列番号7に記載のアミノ酸配列のCDRを含むVドメインおよび配列番号9に記載のアミノ酸配列のCDRを含むVドメインを含み;該オルタナティブヒト化抗体または断片が配列番号8または40のアミノ酸配列を含むVドメインを含まず、かつ/または該オルタナティブヒト化抗体または断片が配列番号10、38、または39のいずれかのアミノ酸配列を含むVドメインを含まない、オルタナティブヒト化抗体またはその抗原結合断片と比較した場合に、少なくとも1つの優れた生物学的性質または生理学的性質に関連する、請求項1〜46のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  48. 前記ヒト化抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V)ドメインおよび重鎖可変(V)ドメインを含み;該Vドメインが配列番号8に記載のアミノ酸配列を含み;該Vドメインが配列番号9に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、請求項47に記載の抗体または抗原結合断片。
  49. 前記ヒト化抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V)ドメインおよび重鎖可変(V)ドメインを含み;該Vドメインが配列番号40に記載のアミノ酸配列を含み;該Vドメインが配列番号9に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、請求項47に記載の抗体または抗原結合断片。
  50. 前記ヒト化抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V)ドメインおよび重鎖可変(V)ドメインを含み;該Vドメインが配列番号10に記載のアミノ酸配列を含み;該Vドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、請求項47に記載の抗体または抗原結合断片。
  51. 前記ヒト化抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V)ドメインおよび重鎖可変(V)ドメインを含み;該Vドメインが配列番号38に記載のアミノ酸配列を含み;該Vドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、請求項47に記載の抗体または抗原結合断片。
  52. 前記ヒト化抗体または抗原結合断片が軽鎖可変(V)ドメインおよび重鎖可変(V)ドメインを含み;該Vドメインが配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み;該Vドメインが配列番号7に記載のアミノ酸配列の3つのCDRを含み、該抗体または抗原結合断片がDNAに結合し、細胞を透過する、請求項47に記載の抗体または抗原結合断片。
  53. 前記オルタナティブヒト化抗体またはその断片が、以下:
    配列番号1のアミノ酸配列を有するVH CDR1;
    配列番号2のアミノ酸配列を有するVH CDR2;
    配列番号3のアミノ酸配列を有するVH CDR3;
    配列番号4のアミノ酸配列を有するVL CDR1;
    配列番号5のアミノ酸配列を有するVL CDR2;および
    配列番号6のアミノ酸配列を有するVL CDR3を含み、
    これらのCDRはIMGTシステムに従っている、請求項47〜52のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  54. 前記オルタナティブヒト化抗体またはその断片が、以下:
    配列番号32のアミノ酸配列を有するVH CDR1;
    配列番号33のアミノ酸配列を有するVH CDR2;
    配列番号34のアミノ酸配列を有するVH CDR3;
    配列番号35のアミノ酸配列を有するVL CDR1;
    配列番号36のアミノ酸配列を有するVL CDR2;および
    配列番号37のアミノ酸配列を有するVL CDR3を含み、
    これらのCDRはKabatシステムに従っている、請求項47〜52のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  55. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、生理学的に許容され得るキャリアにおける溶解度が増加することである、請求項47〜54のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  56. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、宿主細胞中で作製された場合の発現レベルが高いことである、請求項47〜55のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  57. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、細胞における毒性が低いことである、請求項47〜56のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  58. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、少なくとも24時間後の生理学的に許容され得るキャリア中の凝集が減少することである、請求項47〜57のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  59. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、少なくとも24時間後の生理学的に許容され得るキャリアにおける安定性が増加することである、請求項47〜58のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  60. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、細胞透過が改良されることである、請求項47〜59のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  61. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、DNA結合が改良されることである、請求項47〜60のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  62. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、ある細胞型における産生後のグリコシル化が同一細胞型における産生後の前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して減少することである、請求項47〜61のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  63. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、ある細胞型における産生後のグリコシル化が同一細胞型における産生後の前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して増加することである、請求項47〜62のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  64. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、生理学的に許容され得るキャリア中の脱アミド化が低下することである、請求項47〜63のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  65. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、生理学的に許容され得るキャリア中の酸化が低下することである、請求項47〜64のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  66. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、ある細胞型における産生後のリピド化が同一細胞型における産生後の前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して低下することである、請求項47〜65のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  67. 前記優れた生物学的性質または生理学的性質が、前記マウス抗体またはオルタナティブ抗体と比較して、ENT2輸送体を介した内在化が増加すること、および/またはSPRまたはQCMによって測定した場合により低いKによって示されるDNAへのより高い親和性結合である、請求項47〜66のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  68. 前記抗体または抗原結合断片が異種薬剤にコンジュゲート化されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合断片。
  69. 前記抗体または抗原結合断片がコンジュゲート化された異種薬剤をさらに含む、請求項1〜67のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合断片。
  70. 前記異種薬剤がポリペプチドまたはペプチドである、請求項68または69に記載の抗体または抗原結合断片。
  71. 前記異種薬剤が核酸または有機小分子である、請求項68または請求項69に記載の抗体または抗原結合断片。
  72. 前記抗体または抗原結合断片が前記異種薬剤のN末端である、請求項68〜71のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  73. 前記抗体または抗原結合断片が前記異種薬剤のC末端である、請求項68〜71のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  74. 前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤がリンカーを介して相互接続している、請求項72または請求項73に記載の抗体または抗原結合断片。
  75. 前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤が、リンカーを使用しないで相互接続している、請求項72または請求項73に記載の抗体または抗原結合断片。
  76. 前記抗体または断片および前記異種薬剤が化学的にコンジュゲート化している、請求項72〜75のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  77. 前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤が融合タンパク質を含む、請求項72〜75のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  78. 前記異種薬剤がヌクレオチド反復障害またはエクソンスプライシング障害の処置に適切な薬剤である、請求項68〜77のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  79. 前記障害が筋緊張性ジストロフィである、請求項78に記載の抗体または抗原結合断片。
  80. 前記障害がハンチントン病である、請求項78に記載の抗体または抗原結合断片。
  81. 前記障害が神経線維腫症である、請求項78に記載の抗体または抗原結合断片。
  82. 前記異種薬剤が、CUG反復に結合し、そして/またはエクソンスプライシングを制御することができるMBNL1ポリペプチドまたはその断片である、請求項68〜81のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  83. 前記異種薬剤が、CUG反復に結合し、そして/またはエクソンスプライシングを制御することができる、配列番号12〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むMBNL1ポリペプチドまたはその断片である、請求項82に記載の抗体または抗原結合断片。
  84. 前記異種薬剤が酵素である、請求項68〜77のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  85. 前記酵素が酵素補充療法としての使用に適切である、請求項84に記載の抗体または抗原結合断片。
  86. 前記酵素補充療法が筋細管筋障害の処置のための治療法である、請求項85に記載の抗体または抗原結合断片。
  87. 前記異種薬剤が、MTM1タンパク質またはその機能的断片である、請求項68〜77および84〜86のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  88. 前記MTM1タンパク質が、配列番号11に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列またはその機能的断片を含む、請求項87に記載の抗体または抗原結合断片。
  89. 前記異種薬剤が糖原貯蔵障害の処置に適切な薬剤である、請求項68〜76のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  90. 前記糖原貯蔵障害がポンペ病である、請求項89に記載の抗体または抗原結合断片。
  91. 前記糖原貯蔵障害がフォーブス・コリ病である、請求項90に記載の抗体または抗原結合断片。
  92. 前記薬剤が、成熟GAAポリペプチドを含む酸性α−グルコシダーゼ(GAA)ポリペプチドである、請求項68〜77および89〜90のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  93. 前記GAAポリペプチドが配列番号22のアミノ酸残基1〜56を含まない、請求項92に記載の抗体または抗原結合断片。
  94. 前記GAAポリペプチドが配列番号22のアミノ酸残基1〜57を含まない、請求項92に記載の抗体または抗原結合断片。
  95. 前記成熟GAAポリペプチドの分子量がおよそ70〜76キロダルトンである、請求項92〜94のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  96. 前記成熟GAAポリペプチドが、配列番号22の残基122〜782または配列番号22の残基204〜782から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項92〜95のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  97. 前記薬剤がアミログルコシダーゼ(AGL)ポリペプチドまたはその機能的断片であり、該AGLポリペプチドまたは断片がアミロ−1,6−グルコシダーゼ活性および4−α−グルコトランスフェラーゼ活性を有する、請求項68〜77、89、および91のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  98. 前記AGLポリペプチドが配列番号19〜21のいずれかと少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含み、コンジュゲートがアミロ−1,6−グルコシダーゼ活性および4−α−グルコトランスフェラーゼ活性を有する、請求項97に記載の抗体または抗原結合断片。
  99. (i)請求項1〜67のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合断片および(ii)該抗体または抗原結合断片に会合した異種薬剤を含むコンジュゲート。
  100. 前記異種薬剤がポリペプチドまたはペプチドである、請求項99に記載のコンジュゲート。
  101. 前記異種薬剤が核酸または有機小分子である、請求項99に記載のコンジュゲート。
  102. 前記抗体または抗原結合断片が前記異種薬剤のN末端である、請求項99〜101のいずれかに記載のコンジュゲート。
  103. 前記抗体または抗原結合断片が前記異種薬剤のC末端である、請求項99〜101のいずれかに記載のコンジュゲート。
  104. 前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤がリンカーを介して相互接続されている、請求項102または103に記載のコンジュゲート。
  105. 前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤が、リンカーを使用しないで相互接続している、請求項102または請求項103に記載の抗体または抗原結合断片。
  106. 前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤が化学的にコンジュゲート化している、請求項99〜105のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片。
  107. 前記抗体または抗原結合断片および前記異種薬剤が融合タンパク質である、請求項99〜105のいずれかに記載のコンジュゲート。
  108. 前記異種薬剤がヌクレオチド反復障害またはエクソンスプライシング障害の処置に適切な薬剤である、請求項99〜107のいずれかに記載のコンジュゲート。
  109. 前記障害が筋緊張性ジストロフィである、請求項108に記載のコンジュゲート。
  110. 前記障害がハンチントン病である、請求項108に記載のコンジュゲート。
  111. 前記障害が神経線維腫症である、請求項108に記載のコンジュゲート。
  112. 前記異種薬剤が、CUG反復に結合し、そして/またはエクソンスプライシングを制御することができるMBNL1ポリペプチドまたはその断片である、請求項108〜111のいずれかに記載のコンジュゲート。
  113. 前記異種薬剤が、CUG反復に結合し、そして/またはエクソンスプライシングを制御することができる、配列番号12〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むMBNL1ポリペプチドまたはその断片である、請求項112に記載のコンジュゲート。
  114. 前記異種薬剤が酵素である、請求項99〜111のいずれかに記載のコンジュゲート。
  115. 前記酵素が酵素補充療法としての使用に適切である、請求項114に記載のコンジュゲート。
  116. 前記酵素補充療法が筋細管筋障害の処置のための治療法である、請求項115に記載のコンジュゲート。
  117. 前記異種薬剤がMTM1タンパク質またはその機能的断片である、請求項99〜107および114〜116のいずれかに記載のコンジュゲート。
  118. 前記MTM1タンパク質が、配列番号11に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%のアミノ酸配列またはその機能的断片を含む、請求項117に記載のコンジュゲート。
  119. 前記異種薬剤が糖原貯蔵障害の処置に適切な薬剤である、請求項99〜107のいずれかに記載のコンジュゲート。
  120. 前記糖原貯蔵障害がポンペ病である、請求項119に記載のコンジュゲート。
  121. 前記糖原貯蔵障害がフォーブス・コリ病である、請求項119に記載のコンジュゲート。
  122. 前記異種薬剤が、成熟GAAポリペプチドを含む酸性α−グルコシダーゼ(GAA)ポリペプチドである、請求項99〜107および119〜121のいずれかに記載のコンジュゲート。
  123. 前記GAAポリペプチドが配列番号22のアミノ酸残基1〜56を含まない、請求項122に記載のコンジュゲート。
  124. 前記GAAポリペプチドが配列番号22のアミノ酸残基1〜57を含まない、請求項122に記載のコンジュゲート。
  125. 前記薬剤がアミログルコシダーゼ(AGL)ポリペプチドまたはその機能的断片であり、該AGLポリペプチドまたは断片がアミロ−1,6−グルコシダーゼ活性および4−α−グルコトランスフェラーゼ活性を有する、請求項99〜107、119、および121のいずれかに記載のコンジュゲート。
  126. 前記AGLポリペプチドが配列番号19〜21のいずれかと少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含み、前記コンジュゲートがアミロ−1,6−グルコシダーゼ活性および4−α−グルコトランスフェラーゼ活性を有する、請求項125に記載のコンジュゲート。
  127. 請求項1〜98のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合断片をコードする核酸。
  128. 請求項99〜126のいずれかに記載のコンジュゲートをコードする核酸。
  129. 請求項127または128に記載の核酸を含むベクター。
  130. 請求項129に記載のベクターを含む宿主細胞。
  131. 前記宿主細胞が不死化細胞であるか、または前記ベクターを安定に発現する、請求項130に記載の宿主細胞。
  132. ポリペプチドを産生する方法であって、
    請求項130または131に記載の宿主細胞を提供する工程、および
    適切な条件下で該宿主細胞を培養して該ポリペプチドを産生させる、培養する工程
    を含む方法。
  133. ヌクレオチド反復障害の処置を必要とする被験体におけるヌクレオチド反復障害を処置するための組成物であって、請求項82または83に記載の抗体または抗原結合断片を含む、組成物
  134. 前記障害が筋緊張性ジストロフィである、請求項133に記載の組成物
  135. 前記障害がハンチントン病である、請求項133に記載の組成物
  136. 酵素補充処置を必要とする被験体に酵素補充処置を提供するための組成物であって、請求項84〜88のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片を含む、組成物
  137. 糖原貯蔵障害の処置を必要とする被験体における糖原貯蔵障害を処置するための組成物であって、請求項89〜98のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片を含む、組成物
  138. 筋細管筋障害の処置を必要とする被験体における筋細管筋障害を処置するための組成物であって、請求項87または88に記載の抗体または抗原結合断片を含む、組成物
  139. ポンペ病の処置を必要とする被験体におけるポンペ病を処置するための組成物であって、請求項92〜96のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片を含む、組成物
  140. フォーブス・コリ病の処置を必要とする被験体におけるフォーブス・コリ病を処置するための組成物であって、請求項97または98に記載の抗体または抗原結合断片を含む、組成物
  141. 生理学的に許容され得るキャリア中に製剤化された、請求項1〜98のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片あるいは請求項99〜126のいずれかに記載のコンジュゲートを含む組成物。
  142. 前記組成物が発熱物質を含まない、請求項141に記載の組成物。
  143. 細胞または組織内に異種薬剤を送達するための組成物であって、該組成物は、請求項1〜98のいずれかに記載の抗体または抗原結合断片あるいは請求項99〜126のいずれかに記載のコンジュゲートを含み、該組成物は細胞と接触させられることを特徴とする、組成物
  144. 前記細胞または組織が被験体内に存在し、前記組成物が該被験体に投与されることを特徴とする、請求項143に記載の組成物
  145. 前記細胞または組織がin vitroで存在する、請求項143に記載の組成物
  146. 前記細胞は骨格筋細胞であり、前記組織は骨格筋を含む、請求項143〜145のいずれかに記載の組成物
  147. 前記細胞は心筋細胞であり、前記組織は心筋を含む、請求項143〜145のいずれかに記載の組成物
  148. 前記細胞は肝細胞であり、前記組織は肝組織を含む、請求項143〜145のいずれかに記載の組成物
  149. 前記細胞はニューロンであり、前記組織は神経組織を含む、請求項143〜145のいずれかに記載の組成物
  150. 前記被験体がヌクレオチド反復障害またはエクソンスプライシング障害を有する被験体である、請求項144または146〜149に記載の組成物
  151. 前記組成物が、前記被験体の細胞内に送達されることを特徴とする、請求項150に記載の組成物
  152. 前記被験体が、酵素欠乏障害を有し、かつ酵素補充療法を必要とする被験体であることを特徴とする、請求項144または146〜149に記載の組成物
  153. 前記組成物が、前記被験体の細胞内に送達されることを特徴とする、請求項152に記載の組成物
  154. 前記被験体が、糖原貯蔵障害を有する被験体である、請求項144または146〜149に記載の組成物
  155. 前記組成物が、前記被験体の細胞内に送達されることを特徴とする、請求項154に記載の組成物
  156. 前記組成物が、細胞質内に送達されることを特徴とする、請求項154に記載の組成物
  157. ヌクレオチド反復障害の処置を必要とする被験体におけるヌクレオチド反復障害を処置するための組成物であって、請求項108〜113のいずれかに記載のコンジュゲートを含む、組成物
  158. 前記障害が筋緊張性ジストロフィである、請求項157に記載の組成物
  159. 前記障害がハンチントン病である、請求項157に記載の組成物
  160. 酵素補充処置を必要とする被験体に酵素補充処置を提供するための組成物であって、請求項114〜126のいずれかに記載のコンジュゲートを含む、組成物
  161. 糖原貯蔵障害の処置を必要とする被験体における糖原貯蔵障害を処置するための組成物であって、請求項119〜126のいずれかに記載のコンジュゲートを含む、組成物
  162. 筋細管筋障害の処置を必要とする被験体における筋細管筋障害を処置するための組成物であって、請求項117または118に記載のコンジュゲートを含む、組成物
  163. ポンペ病の処置を必要とする被験体におけるポンペ病を処置するための組成物であって、請求項122〜124のいずれかに記載のコンジュゲートを含む、組成物
  164. フォーブス・コリ病の処置を必要とする被験体におけるフォーブス・コリ病を処置するための組成物であって、請求項122〜126のいずれかに記載のコンジュゲートを含む、組成物
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