JP2017502967A5 - - Google Patents

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JP2017502967A5
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上記の各実施形態において、dUTPアーゼ媒介型化学療法の非限定的な一例には、TS阻害薬、例えば、5−FUまたは5−FU含有治療薬、例えば5−FU系補助療法、およびその化学的等価体が含まれる。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
任意の立体異性体、鏡像異性体もしくはジアステレオ異性体を含めた、式(III):
Figure 2017502967

の化合物、またはその互変異性体、あるいはその各々の薬学的に受容可能な塩および/または溶媒和物であって、
式(III)において、Aは
Figure 2017502967

であり、
各Vは独立して、OまたはSであり、
11 は、水素、ハロ、R 12 または−O−R 12 であり、ここでR 12 は、1個〜3個のヒドロキシ置換基、フルオロ置換基、クロロ置換基、およびアミノ置換基で必要に応じて置換されている、C 〜C アルキル、C 〜C アルケニル、またはC 〜C アルキニルであり、
rは、1、2、または3であり、
10 は、O、S、SO、SO 、NHまたはNR 15 であるか、あるいはY 10 が窒素原子であって、L がY 10 に結合しており;
15 は、1個〜3個のC 〜C アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、およびオキソ基で必要に応じて置換されている、C 〜C アルキルであり、
−は
Figure 2017502967

であり、
は、CH 、O、Sであり、
10 は、NH、NCO 20 、O、−CO−、−CO−NH−、またはCH であり、
20 は、1個〜3個のC 〜C 10 アリール基で必要に応じて置換されている、C 〜C アルキルであり、
uは、0、1、2、3、または4であり、
は、ヒドロキシまたは水素であり、
は、C 〜C アルキルまたは水素であり、そして
該フェニレン環および該ヘテロアリーレン環は、必要に応じて置換されており、
Zは、R 基およびR 60 基で置換されている、フェニルまたは5員もしくは6員のヘテロアリールであり、ここで該R と該R 60 とは、互いに対して1,2に位置しており、
は、水素、必要に応じて置換されたC 〜C アルコキシ、またはハロであり、そして
60 は、−OR または−NHR 70 であり、
は、必要に応じて置換されたC 〜C 10 アルキル、必要に応じて置換されたC 〜C アルケニル、必要に応じて置換されたC 〜C アルキニル、必要に応じて置換されたC 〜C シクロアルキル、必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロアリール、必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロシクリル、または必要に応じて置換されたフェニルであり、そして
70 は、水素またはR である、
任意の立体異性体、鏡像異性体もしくはジアステレオ異性体を含めた、化合物、またはその互変異性体、あるいはその各々の薬学的に受容可能な塩および/またはその溶媒和物。
(項目2)

Figure 2017502967

である、項目1に記載の化合物。
(項目3)

Figure 2017502967


である、項目1に記載の化合物。
(項目4)
前記ウラシルアイソスターは:
Figure 2017502967


であり、ここでY 10 は、O、S、SO、SO 、またはNHである、項目1に記載の化合物。
(項目5)
前記ウラシルアイソスターは:
Figure 2017502967


である、項目1に記載の化合物。
(項目6)
前記ウラシルアイソスターは:
Figure 2017502967

である、項目1に記載の化合物。
(項目7)
前記ウラシルアイソスターは:
Figure 2017502967


である、項目1に記載の化合物。
(項目8)
Zは:
Figure 2017502967


から選択され、ここでR およびR の各々は独立して、上記項目1においての通りに定義され、
61 およびR 62 の各々は独立して、NまたはCHであり、ただし、R 61 およびR 62 のうちの少なくとも1つはNであり、
各R 63 は独立して、NR 70 、S、Oであり、そして
各R 64 は独立して、NまたはCHである、
項目1に記載の化合物。
(項目9)
は、項目1においての通りに定義され、
は、水素、F、Cl、OMe、またはOCF であり、そして

Figure 2017502967

であり、ここでtは、1、2、または3である、
項目1に記載の化合物。
(項目10)
任意の立体異性体、鏡像異性体もしくはジアステレオ異性体を含めた、化合物、またはその互変異性体、ならびにその各々の薬学的に受容可能な塩および/またはその溶媒和物であって、該化合物は:
Figure 2017502967

から選択される、任意の立体異性体、鏡像異性体もしくはジアステレオ異性体を含めた、化合物、またはその互変異性体、ならびにその各々の薬学的に受容可能な塩および/またはその溶媒和物。
(項目11)
式(I)または(II):
Figure 2017502967

の化合物または任意の立体異性体、鏡像異性体もしくはジアステレオ異性体を含めたその互変異性体、
または式(I)および(II)の、その各々の薬学的に受容可能な塩および/もしくは溶媒和物:
あるいはその互変異性体、またはその各々の薬学的に受容可能な塩であって、
式(I)および(II)において、
Figure 2017502967

は、ウラシルアイソスターであり、該ウラシルアイソスターは、−C(=V)−NH−C(=V)−部分および少なくとも別の環ヘテロ原子を含む6員複素環であり、ここでVは独立して、OまたはSであり、そして該環は、必要に応じて置換されており;
Wは、結合または必要に応じて置換された−CH −であり;
Xは、結合、O、S、NR 19 、必要に応じて置換されたC 〜C アルキレン基、必要に応じて置換されたC 〜C アルケニレン基、または必要に応じて置換されたC 〜C アルキニレン基、二価の必要に応じて置換されたC 〜C 10 芳香族炭化水素基、または二価の必要に応じて置換された飽和もしくは不飽和のC 〜C 10 複素環式基もしくは必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロアリール基であり;
19 は、水素、必要に応じて置換されたC 〜C アルキルまたは必要に応じて置換されたC 〜C シクロアルキルであり;
Yは、結合または必要に応じて置換されたC 〜C 10 アルキレンであり、該必要に応じて置換されたC 〜C 10 アルキレンはさらに、1個の炭素原子上に、シクロアルキリデン構造を必要に応じて有するか、あるいはYは、必要に応じて置換されたC 〜C アルケニレン、または必要に応じて置換されたC 〜C アルキニレン基であるか、あるいはYは、−L 10 −B −L 11 −であり;
10 およびL 11 は独立して、必要に応じて置換されたC 〜C アルキレン基、必要に応じて置換されたC 〜C アルケニレン基、または必要に応じて置換されたC 〜C アルキニレン基であり;
は、二価の必要に応じて置換されたC 〜C 10 芳香族炭化水素基、あるいは二価の必要に応じて置換された飽和もしくは不飽和のC 〜C 10 複素環式基または必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロアリール基であり;
Zは、−PO −NR 31 32 、−SO NR 31 32 、−NR PO −R 、−NR SO −R 、またはR であり、ここでR 31 およびR 32 は、同じであるかまたは異なり、そして各々が、水素原子、必要に応じてアリール基で置換された必要に応じて置換されたC 〜C アルキル基を表し、ここで該アリール基は、該R 31 またはR 32 と一緒になって、縮合二環式炭化水素を形成し得るか、あるいはR およびR は、隣接する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換されたC 〜C 10 複素環式基または必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロアリール基を形成し;
は、−PO −NR 31 32 または−(OR )P(O)−R であり、ここでR 31 およびR 32 は独立して、水素原子、必要に応じてアリール基で置換された必要に応じて置換されたC 〜C アルキル基であり、ここで該アリール基は、該R 31 またはR 32 と一緒になって、縮合二環式炭化水素を形成し得るか、あるいはR 31 およびR 32 は、隣接する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換されたC 〜C 10 複素環式基または必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロアリール基を形成し;
は、水素または必要に応じて置換されたC 〜C アルキルであり;そして
は、必要に応じて置換されたC 〜C 10 アリール、必要に応じて置換されたC 〜C 10 複素環式基、または必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロアリール基である、
化合物。
(項目12)
各R は独立して、水素またはメチルである、項目11に記載の化合物。
(項目13)
各R は水素である、項目11に記載の化合物。
(項目14)
各R はメチルである、項目11に記載の化合物。
(項目15)
各Vは独立してOである、項目11に記載の化合物。
(項目16)
各Vは独立してSである、項目11に記載の化合物。
(項目17)
前記ウラシルアイソスターAまたはA は:
Figure 2017502967


であり、ここでY 10 は、O、S、SO、SO 、NHまたはNR 15 である、項目11に記載の化合物。
(項目18)
前記ウラシルアイソスターAまたはA は:
Figure 2017502967


である、項目11に記載の化合物。
(項目19)
前記ウラシルアイソスターは:
Figure 2017502967


である、項目11に記載の化合物。
(項目20)
前記ウラシルアイソスターは:
Figure 2017502967


である、項目11に記載の化合物。
(項目21)
−W−X−Y−は、−CH −X−SO −NH−CH(R )−、−CH −X−SO −NH−C(R −、または−CH −X−B−CH CR −であり、
Xは、必要に応じて置換されたC 〜C アルキレンであり、ここで該アルキレンの鎖内のメチレン基のうちの1つは、O原子またはS原子で必要に応じて置き換えられており、その結果、Xは、必要に応じて置換されたアルキレンまたはヘテロアルキレンであり;
Bは、必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロアリールであり;
およびR は独立して、水素または必要に応じて置換されたC 〜C アルキルであり;そして
は、水素またはヒドロキシである、
項目11に記載の化合物。
(項目22)
−W−X−Y−は
Figure 2017502967

であり、ここでY は、CH 、OまたはSであり、X 10 は、NH、NCO 20 、O、−CO−NH−、またはCH であり、そしてR は、ヒドロキシまたは水素であり、そしてR は、C 〜C アルキルまたは水素であり、そして該フェニレン環および該ヘテロアリーレン環は、必要に応じて置換されている、項目11に記載の化合物。
(項目23)
Zは:
Figure 2017502967


であり;
は、水素またはハロであり、そして
は、必要に応じて置換されたC 〜C 10 アルキル、必要に応じて置換されたC
〜C アルケニル、必要に応じて置換されたC 〜C アルキニル、必要に応じて置換されたC 〜C シクロアルキル、必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロアリール、必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロシクリル、または必要に応じて置換されたフェニルである、
項目11に記載の化合物。
(項目24)
式:
Figure 2017502967


の、項目11に記載の化合物であって、ここでAは:
Figure 2017502967


であり、
各Vは独立して、OまたはSであり、
11 は、水素、ハロ、R 12 または−O−R 12 であり、ここでR 12 は、1個〜3個のヒドロキシ置換基、フルオロ置換基、クロロ置換基、およびアミノ置換基で必要に応じて置換されている、C 〜C アルキル、C 〜C アルケニル、またはC 〜C アルキニルであり、
rは、1、2、または3であり、
10 は、O、S、SO、SO 、NHまたはNR 15 であるか、あるいはY 10 が窒素原子であって、L がY 10 に結合しており;
15 は、1個〜3個のC 〜C アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、およびオキソ基で必要に応じて置換されている、C 〜C アルキルであり;
10 は、NH、NCO 20 、O、−CO−、−CONH−、またはCH であり;
20 は、1個〜3個のC 〜C 10 アリール基で必要に応じて置換されている、C 〜C アルキルであり;
uは、0、1、2、3、または4であり;
11 は、水素、C 〜C アルキル、C 〜C アルケニル、またはC 〜C アルキニルであり、ここで各アルキル、アルケニル、およびアルキニルは、1個〜3個のヒドロキシ置換基、フルオロ置換基、クロロ置換基、およびアミノ置換基で必要に応じて置換されており;そして
rは、1、2、または3である、
化合物。
(項目25)
Aは:
Figure 2017502967


であり、ここでY 10 は、O、S、SO、SO 、NHまたはNR 15 である、項目24に記載の化合物。
(項目26)
Aは:
Figure 2017502967


である、項目25に記載の化合物。
(項目27)
Aは:
Figure 2017502967


から選択される、項目26に記載の化合物。
(項目28)
10 は、CH 、NH、または−CO−である、項目24〜27のいずれか1項に記載の化合物。
(項目29)
uは1である、項目24〜28のいずれか1項に記載の化合物。
(項目30)
uは2である、項目24〜28のいずれか1項に記載の化合物。
(項目31)
uは3である、項目24〜28のいずれか1項に記載の化合物。
(項目32)
項目1〜31のいずれか1項に記載の化合物の、立体化学的に純粋な鏡像異性体。
(項目33)
項目1〜32のいずれか1項に記載の化合物、およびキャリアまたは賦形剤を含有する、組成物。
(項目34)
前記キャリアまたは前記賦形剤は、薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤である、項目33に記載の組成物。
(項目35)
dUTPアーゼを阻害すること、またはdUTPアーゼ指向型療法の効力を増強することのうちの1つまたは複数の方法であって、該dUTPアーゼを、項目1〜32のいずれか1項に記載の化合物または項目33もしくは34に記載の組成物と接触させる工程を包含する、方法。
(項目36)
前記dUTPアーゼをdUTPアーゼ指向型療法と接触させる工程をさらに包含する、項目35に記載の方法。
(項目37)
前記dUTPアーゼ指向型療法を接触させる工程は、項目1〜32のいずれか1項に記載の化合物または項目33もしくは34に記載の組成物との接触前、接触と同時、または接触後である、項目35に記載の方法。
(項目38)
前記dUTPアーゼはヒトdUTPアーゼである、項目35〜37のいずれか1項に記載の方法。
(項目39)
前記dUTPアーゼは、UTP−NまたはUTP−Mである、項目35〜38のいずれか1項に記載の方法。
(項目40)
前記接触させる工程は、インビトロで無細胞でか、または細胞とエキソビボでか、または細胞培養物中で行われる、項目35〜39のいずれか1項に記載の方法。
(項目41)
前記接触させる工程はインビボで行われる、項目35〜40のいずれか1項に記載の方法。
(項目42)
dUTPアーゼ指向型療法に対する抵抗性を逆転させる方法であって、前記dUTPアーゼを接触させる工程、あるいは項目1〜32のいずれか1項に記載の化合物または項目33もしくは34に記載の組成物と接触させる工程を包含する、方法。
(項目43)
前記dUTPアーゼをdUTPアーゼ指向型療法と接触させる工程をさらに包含する、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記dUTPアーゼ指向型療法を接触させる工程は、項目1〜32のいずれか1項に記載の化合物または項目33もしくは34に記載の組成物との接触の前、接触と同時、または接触後である、項目43に記載の方法。
(項目45)
前記dUTPアーゼはヒトdUTPアーゼである、項目42〜44のいずれか1項に記載の方法。
(項目46)
前記dUTPアーゼは、DUT−NまたはDUT−Mである、項目42〜45のいずれか1項に記載の方法。
(項目47)
前記接触させる工程は、インビトロで無細胞でか、または細胞とエキソビボでか、または細胞培養物中で行われる、項目42〜46のいずれか1項に記載の方法。
(項目48)
前記接触させる工程はインビボで行われる、項目42〜47のいずれか1項に記載の方法。
(項目49)
dUTPアーゼの発現または過剰発現によって処置が妨害される疾患を処置する方法であって、該処置を必要とする患者に、有効量の項目1〜32のいずれか1項に記載の化合物または項目33もしくは34に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
(項目50)
細胞サンプルまたは組織サンプルを前記患者から単離する工程、およびdUTPアーゼの発現レベルについてスクリーニングする工程をさらに包含し、ここで対照サンプルと比較した場合の、該サンプル中でのdUTPアーゼの過剰発現が、該患者を前記方法に適切
であるとして選択するための根拠として働く、項目49に記載の方法。
(項目51)
前記患者は、動物またはヒト患者である、項目49または50に記載の方法。
(項目52)
前記動物は、イヌ、ウマ、ウシ、ネコ、ヒツジ、マウス、ラットまたはサルである、項目51に記載の方法。
(項目53)
前記疾患はがんである、項目49〜52のいずれか1項に記載の方法。
(項目54)
前記疾患はがんであり、そして該がんは、結腸がん、結腸直腸がん、胃のがん、食道がん、頭頚部がん、乳がん、肺がん、胃がん、肝臓がん、胆嚢がん、もしくは膵臓がんまたは白血病から選択される、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記化合物または組成物は、dUTPアーゼ指向型療法の投与に対する第二選択療法、第三選択療法、または第四もしくはその後の選択療法のうちの1つまたは複数として投与される、項目53に記載の方法。
(項目56)
前記dUTPアーゼ指向型療法は、代謝拮抗物質もしくはフルオロピリミジン療法、またはその等価物である、項目55に記載の方法。
(項目57)
前記dUTPアーゼ指向型療法は、5−FU、5−FU系補助療法、テガフール、ギメラシル、オテラシルカリウム、カペシタビン、5−フルオロ−2’−デオキシウリジン、メトトレキサート、ラルチトレキセドもしくはペメトレキセドまたはその各々の等価物のうちの1つまたは複数である、項目55に記載の方法。
(項目58)
がん細胞の増殖を阻害する方法であって、該細胞を、有効量の項目1〜32のいずれか1項に記載の化合物または項目33もしくは34に記載の組成物、および有効量のdUTPアーゼ指向型治療剤と接触させる工程を包含し、これによって、該がん細胞の増殖を阻害する、方法。
(項目59)
前記dUTPアーゼ指向型療法を接触させる工程は、項目1〜32のいずれか1項に記載の化合物または項目33もしくは34に記載の組成物との接触前、接触と同時、または接触後である、項目58に記載の方法。
(項目60)
前記dUTPアーゼはヒトdUTPアーゼであり、そして前記細胞はヒト細胞である、項目58または59に記載の方法。
(項目61)
前記dUTPアーゼは、DUT−NまたはDUT−Mである、項目58〜60のいずれか1項に記載の方法。
(項目62)
前記接触させる工程は、インビトロで無細胞でか、または細胞とエキソビボでか、または細胞培養物中で行われる、項目58〜61のいずれか1項に記載の方法。
(項目63)
前記接触させる工程はインビボで行われる、項目58〜61のいずれか1項に記載の方法。
(項目64)
前記接触させる工程は、インビトロまたはインビボにおいてであり、そして前記細胞は、dUTPアーゼを過剰発現する、項目58〜61のいずれか1項に記載の方法。
(項目65)
前記細胞は、動物細胞またはヒト細胞である、項目58〜64のいずれか1項に記載の方法。
(項目66)
前記動物細胞は、イヌ、ウマ、ウシ、ネコ、ヒツジ、マウス、ラット、およびサルの群の種の細胞である、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記がん細胞は、結腸がん細胞、結腸直腸がん細胞、胃のがん細胞、頭頚部がん細胞、乳がん細胞、肺がん細胞または血球から選択される、項目58〜66のいずれか1項に記載の方法。
(項目68)
前記化合物または組成物は、dUTPアーゼ指向型療法の投与に対する第二選択療法、第三選択療法、または第四もしくはその後の選択療法のうちの1つまたは複数として投与される、項目67に記載の方法。
(項目69)
前記dUTPアーゼ指向型療法は、代謝拮抗物質もしくはフルオロピリミジン療法、5−FU系補助療法またはその等価物である、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記dUTPアーゼ指向型療法は、5−FU、テガフール、ギメラシル、オテラシルカリウム、カペシタビン、5−フルオロ−2’−デオキシウリジン、メトトレキサート、ラルチトレキセドもしくはペメトレキセドまたはその化学的等価物のうちの1つまたは複数である、項目67または68に記載の方法。
(項目71)
項目1〜32のいずれか1項に記載の化合物または項目33もしくは34に記載の組成物、ならびにさらに1つのdUTPアーゼ療法剤および抗腫瘍剤の投与についての指示書を備える、キット。
(項目72)
dUTPアーゼの発現または過剰発現によって処置が妨害される患者において、疾患を処置する方法であって:
a.該患者から単離された細胞サンプルまたは組織サンプルをスクリーニングする工程;
b.該サンプル中でのdUTPアーゼの発現レベルを決定する工程、
c.そのサンプルがdUTPアーゼの過剰発現を示す患者に、有効量の項目1〜32のいずれか1項に記載の化合物または項目33もしくは34に記載の組成物を投与する工程
を包含する、方法。
(項目73)
前記疾患はがんである、項目72に記載の方法。
(項目74)
前記がんは、結腸がん、結腸直腸がん、胃のがん、食道がん、頭頚部がん、乳がん、卵巣がん、肺がん、胃がん、肝臓がん、胆嚢がん、もしくは膵臓がんまたは白血病を含むものからなる群より選択される、項目73に記載の方法。

Claims (15)

  1. 任意の立体異性体、鏡像異性体もしくはジアステレオ異性体を含めた、式(III):
    Figure 2017502967
    の化合物、またはその互変異性体、あるいはその各々の薬学的に受容可能な塩および/または溶媒和物であって、
    式(III)において、Aは
    Figure 2017502967

    であり、
    各Vは独立して、OまたはSであり、
    11は、水素、ハロ、R12または−O−R12であり、ここでR12は、1個〜3個のヒドロキシ置換基、フルオロ置換基、クロロ置換基、およびアミノ置換基で必要に応じて置換されている、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、
    rは、1、2、または3であり、
    10は、O、S、SO、SO、NHまたはNR15であるか、あるいはY10が窒素原子であって、LがY10に結合しており;
    15は、1個〜3個のC〜Cアルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、およびオキソ基で必要に応じて置換されている、C〜Cアルキルであり、
    −は
    Figure 2017502967

    であり、
    は、CH、O、Sであり、
    10は、NH、NCO20、O、−CO−、−CO−NH−、またはCHであり、
    20は、1個〜3個のC〜C10アリール基で必要に応じて置換されている、C〜Cアルキルであり、
    uは、0、1、2、3、または4であり、
    は、ヒドロキシまたは水素であり、
    は、C〜Cアルキルまたは水素であり、そして
    該フェニレン環および該ヘテロアリーレン環は、必要に応じて置換されており、
    Zは、R基およびR60基で置換されている、フェニルまたは5員もしくは6員のヘテロアリールであり、ここで該Rと該R60とは、互いに対して1,2に位置しており、
    は、水素、必要に応じて置換されたC〜Cアルコキシ、またはハロであり、そして
    60は、−ORまたは−NHR70であり、
    は、必要に応じて置換されたC〜C10アルキル、必要に応じて置換されたC〜Cアルケニル、必要に応じて置換されたC〜Cアルキニル、必要に応じて置換されたC〜Cシクロアルキル、必要に応じて置換されたC〜C10ヘテロアリール、必要に応じて置換されたC〜C10ヘテロシクリル、または必要に応じて置換されたフェニルであり、そして
    70は、水素またはRである、
    任意の立体異性体、鏡像異性体もしくはジアステレオ異性体を含めた、化合物、またはその互変異性体、あるいはその各々の薬学的に受容可能な塩および/またはその溶媒和物。

  2. Figure 2017502967
    または

    Figure 2017502967
    である;あるいは
    前記ウラシルアイソスターは:
    Figure 2017502967

    であり、ここでY 10 は、O、S、SO、SO 、またはNHである;あるいは
    前記ウラシルアイソスターは:
    Figure 2017502967

    Figure 2017502967
    または
    Figure 2017502967

    である;あるいは
    Zは:
    Figure 2017502967

    から選択され、ここでR およびR の各々は独立して、上記請求項1においての通りに定義され、
    61 およびR 62 の各々は独立して、NまたはCHであり、ただし、R 61 およびR 62 のうちの少なくとも1つはNであり、
    各R 63 は独立して、NR 70 、S、Oであり、そして
    各R 64 は独立して、NまたはCHである;あるいは
    は、請求項1においての通りに定義され、
    は、水素、F、Cl、OMe、またはOCF であり、そして

    Figure 2017502967

    であり、ここでtは、1、2、または3である、
    請求項1に記載の化合物、互変異性体、あるいは薬学的に受容可能な塩および/または溶媒和物。
  3. 任意の立体異性体、鏡像異性体もしくはジアステレオ異性体を含めた、化合物、またはその互変異性体、あるいはその各々の薬学的に受容可能な塩および/またはその溶媒和物であって、該化合物は:
    Figure 2017502967
    から選択される、任意の立体異性体、鏡像異性体もしくはジアステレオ異性体を含めた、化合物、またはその互変異性体、あるいはその各々の薬学的に受容可能な塩および/またはその溶媒和物。
  4. 式(I)または(II):
    Figure 2017502967
    の化合物または任意の立体異性体、鏡像異性体もしくはジアステレオ異性体を含めたその互変異性体、
    あるいは式(I)または(II)の、その各々の薬学的に受容可能な塩および/もしくは溶媒和物:
    あるいはその互変異性体、またはその各々の薬学的に受容可能な塩であって、
    式(I)または(II)において、
    Figure 2017502967
    は、ウラシルアイソスターであり、該ウラシルアイソスターは、−C(=V)−NH−C(=V)−部分および少なくとも別の環ヘテロ原子を含む6員複素環であり、ここでVは独立して、OまたはSであり、そして該環は、必要に応じて置換されており;
    Wは、結合または必要に応じて置換された−CH−であり;
    Xは、結合、O、S、NR19、必要に応じて置換されたC〜Cアルキレン基、必要に応じて置換されたC〜Cアルケニレン基、または必要に応じて置換されたC〜Cアルキニレン基、二価の必要に応じて置換されたC〜C10芳香族炭化水素基、または二価の必要に応じて置換された飽和もしくは不飽和のC〜C10複素環式基もしくは必要に応じて置換されたC〜C10ヘテロアリール基であり;
    19は、水素、必要に応じて置換されたC〜Cアルキルまたは必要に応じて置換されたC〜Cシクロアルキルであり;
    Yは、結合または必要に応じて置換されたC〜C10アルキレンであり、該必要に応じて置換されたC〜C10アルキレンはさらに、1個の炭素原子上に、シクロアルキリデン構造を必要に応じて有するか、あるいはYは、必要に応じて置換されたC〜Cアルケニレン、または必要に応じて置換されたC〜Cアルキニレン基であるか、あるいはYは、−L10−B−L11−であり;
    10およびL11は独立して、必要に応じて置換されたC〜Cアルキレン基、必要に応じて置換されたC〜Cアルケニレン基、または必要に応じて置換されたC〜Cアルキニレン基であり;
    は、二価の必要に応じて置換されたC〜C10芳香族炭化水素基、あるいは二価の必要に応じて置換された飽和もしくは不飽和のC〜C10複素環式基または必要に応じて置換されたC〜C10ヘテロアリール基であり;
    Zは、−PO−NR3132、−SONR3132、−NRPO−R、−NRSO−R、またはRであり、ここでR31およびR32は、同じであるかまたは異なり、そして各々が、水素原子、必要に応じてアリール基で置換された必要に応じて置換されたC〜Cアルキル基を表し、ここで該アリール基は、該R31またはR32と一緒になって、縮合二環式炭化水素を形成し得るか、あるいはR およびR は、隣接する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換されたC〜C10複素環式基または必要に応じて置換されたC〜C10ヘテロアリール基を形成し;
    は、−PO−NR3132または−(OR)P(O)−Rであり、ここでR31およびR32は独立して、水素原子、必要に応じてアリール基で置換された必要に応じて置換されたC〜Cアルキル基であり、ここで該アリール基は、該R31またはR32と一緒になって、縮合二環式炭化水素を形成し得るか、あるいはR31およびR32は、隣接する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換されたC〜C10複素環式基または必要に応じて置換されたC〜C10ヘテロアリール基を形成し;
    は、水素または必要に応じて置換されたC〜Cアルキルであり;そして
    は、必要に応じて置換されたC〜C10アリール、必要に応じて置換されたC〜C10複素環式基、または必要に応じて置換されたC〜C10ヘテロアリール基である、
    化合物。
  5. 各R は独立して、水素またはメチルである;あるいは
    各Vは独立してOまたはSである;あるいは
    前記ウラシルアイソスターAまたはA は:
    Figure 2017502967

    であり、ここでY 10 は、O、S、SO、SO 、NHまたはNR 15 である;あるいは
    前記ウラシルアイソスターAまたはA は:
    Figure 2017502967

    または
    Figure 2017502967

    である;あるいは
    −W−X−Y−は、−CH −X−SO −NH−CH(R )−、−CH −X−SO −NH−C(R −、または−CH −X−B−CH CR −であり、
    Xは、必要に応じて置換されたC 〜C アルキレンであり、ここで該アルキレンの鎖内のメチレン基のうちの1つは、O原子またはS原子で必要に応じて置き換えられており、その結果、Xは、必要に応じて置換されたアルキレンまたはヘテロアルキレンであり;
    Bは、必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロアリールであり;
    およびR は独立して、水素または必要に応じて置換されたC 〜C アルキルであり;そして
    は、水素またはヒドロキシである;あるいは
    −W−X−Y−は
    Figure 2017502967

    であり、ここでY は、CH 、OまたはSであり、X 10 は、NH、NCO 20 、O、−CO−NH−、またはCH であり、そしてR は、ヒドロキシまたは水素であり、そしてR は、C 〜C アルキルまたは水素であり、そして該フェニレン環および該ヘテロアリーレン環は、必要に応じて置換されている;あるいは
    Zは:
    Figure 2017502967

    であり;
    は、水素またはハロであり、そして
    は、必要に応じて置換されたC 〜C 10 アルキル、必要に応じて置換されたC
    〜C アルケニル、必要に応じて置換されたC 〜C アルキニル、必要に応じて置換されたC 〜C シクロアルキル、必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロアリール、必要に応じて置換されたC 〜C 10 ヘテロシクリル、または必要に応じて置換されたフェニルである、
    請求項に記載の化合物、互変異性体、あるいは薬学的に受容可能な塩および/もしくは溶媒和物
  6. 式:
    Figure 2017502967

    の、請求項に記載の化合物、互変異性体、あるいは薬学的に受容可能な塩および/もしくは溶媒和物であって、ここでAは:
    Figure 2017502967

    であり、
    各Vは独立して、OまたはSであり、
    11は、水素、ハロ、R12または−O−R12であり、ここでR12は、1個〜3個のヒドロキシ置換基、フルオロ置換基、クロロ置換基、およびアミノ置換基で必要に応じて置換されている、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、
    rは、1、2、または3であり、
    10は、O、S、SO、SO、NHまたはNR15であるか、あるいはY10が窒素原子であって、LがY10に結合しており;
    15は、1個〜3個のC〜Cアルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、およびオキソ基で必要に応じて置換されている、C〜Cアルキルであり;
    10は、NH、NCO20、O、−CO−、−CONH−、またはCHであり;
    20は、1個〜3個のC〜C10アリール基で必要に応じて置換されている、C〜Cアルキルであり;
    uは、0、1、2、3、または4であり;
    11は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで各アルキル、アルケニル、およびアルキニルは、1個〜3個のヒドロキシ置換基、フルオロ置換基、クロロ置換基、およびアミノ置換基で必要に応じて置換されており;そして
    rは、1、2、または3である;あるいは
    Aは:
    Figure 2017502967

    であり、ここでY 10 は、O、S、SO、SO 、NHまたはNR 15 である;あるいは
    Aは:
    Figure 2017502967

    または
    Figure 2017502967
    である;あるいは
    10 は、CH 、NH、または−CO−である;あるいは
    uは1である;あるいは
    uは2である;あるいは
    uは3である、請求項4に記載の化合物、互変異性体、あるいは薬学的に受容可能な塩および/もしくは溶媒和物。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の化合物の、立体化学的に純粋な鏡像異性体。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の化合物、互変異性体、あるいは薬学的に受容可能な塩および/もしくは溶媒和物、あるいは立体化学的に純粋な鏡像異性体、およびキャリアまたは賦形剤を含有する、組成物。
  9. dUTPアーゼを阻害すること、またはdUTPアーゼ指向型療法の効力を増強すること、またはdUTPアーゼ指向型療法に対する抵抗性を逆転させることのうちの1つまたは複数のための、請求項8に記載の組成物または請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、互変異性体、あるいは薬学的に受容可能な塩および/もしくは溶媒和物、あるいは立体化学的に純粋な鏡像異性体を含む組成物であって、該組成物が該dUTPアーゼ接触されることを特徴とする組成物
  10. 前記dUTPアーゼは、dUTPアーゼ指向型療法と接触される;あるいは
    前記dUTPアーゼは、ヒトdUTPアーゼである;あるいは
    前記dUTPアーゼは、UTP−NまたはUTP−Mである;あるいは
    前記接触は、インビトロで無細胞でか、または細胞とエキソビボでか、または細胞培養物中で行われる;あるいは
    前記接触はインビボで行われる、請求項に記載の組成物
  11. dUTPアーゼの発現または過剰発現によって処置が妨害される疾患の患者を処置するための、請求項8に記載の組成物あるいは請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、互変異性体、または薬学的に受容可能な塩および/もしくは溶媒和物または立体化学的に純粋な鏡像異性体を含む組成物
  12. 前記患者が、対照サンプルと比較して、該患者から単離された細胞サンプルまたは組織サンプル中でdUTPアーゼの過剰発現を有するか;あるいは
    前記患者が、動物またはヒト患者であるか;あるいは
    前記疾患が、がんである、請求項11に記載の組成物
  13. がん細胞の増殖を阻害するための、請求項8に記載の組成物または請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、互変異性体、あるいは薬学的に受容可能な塩および/もしくは溶媒和物または立体化学的に純粋な鏡像異性体を含む組成物であって、該組成物が、該細胞と接触されること、および該細胞が有効量のdUTPアーゼ指向型治療剤と接触されることを特徴とする組成物
  14. 前記dUTPアーゼ指向型治療剤との接触は、前記組成物との接触前、接触と同時、または接触後である;あるいは
    前記dUTPアーゼはヒトdUTPアーゼであり、そして前記細胞はヒト細胞である;あるいは
    前記dUTPアーゼは、DUT−NまたはDUT−Mである;あるいは
    前記接触は、インビトロで無細胞でか、または細胞とエキソビボでか、または細胞培養物中で行われる;あるいは
    前記接触はインビボで行われる;あるいは
    前記接触は、インビトロまたはインビボにおいてであり、そして前記細胞は、dUTPアーゼを過剰発現する;あるいは
    前記細胞は、動物細胞またはヒト細胞である;あるいは
    前記がん細胞は、結腸がん細胞、結腸直腸がん細胞、胃のがん細胞、頭頚部がん細胞、乳がん細胞、肺がん細胞または血球から選択される、請求項13に記載の組成物。
  15. 請求項1〜のいずれか1項に記載の化合物、互変異性体、あるいは薬学的に受容可能な塩および/もしくは溶媒和物または請求項に記載の組成物、ならびにさらに1つのdUTPアーゼ療法剤および抗腫瘍剤の投与についての指示書を備える、キット。
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