JP2017228670A - 部品実装方法 - Google Patents

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【課題】組立部品の組立て時のタクトを向上させることができる部品実装方法を提供することを目的とする。【解決手段】下段側部品2をピックアップして撮像し、その姿勢を算出して、組立ステージ16に載置する。上段側部品3をピックアップしたら、上段側部品3を撮像し、その姿勢を算出する。算出した下段側部品2の姿勢と算出した上段側部品3の姿勢とに基づいて、下段側部品2に対する上段側部品3の搭載姿勢を算出したら、その算出した下段側部品2に対する上段側部品3の搭載姿勢に基づいて、組立ステージ16に載置した下段側部品2に上段側部品3を搭載する。【選択図】図6

Description

本発明は、部品の上に部品を搭載して組み立てた組立部品を基板に装着する部品実装方法に関するものである。
従来、基板に部品を装着する部品実装装置による部品実装方法のひとつとして、部品の上に別の部品を幾段かに搭載して組み立てた組立部品を基板に装着するようにしたものが知られている(例えば、下記の特許文献1)。このような部品実装方法はスタック実装と呼ばれており、限られた基板面積に多くの部品を高密度に実装することができる。
このようなスタック実装では、先ず、相対的に下段側となる下段側部品をピックアップし、撮像装置によって下段側部品を撮像してその姿勢を算出した後、その下段側部品を予め用意した組立ステージに載置する。このとき下段側部品は、算出した姿勢に基づいて組立ステージに対する姿勢調整を行いつつ、組立ステージに載置する。下段側部品を組立ステージに載置したら、相対的に上段側となる上段側部品をピックアップし、撮像装置によって上段側部品を撮像してその姿勢を算出した後、その上段側部品を下段側部品の上に搭載する。このとき上段側部品は、算出した姿勢に基づいて組立ステージに対する姿勢調整を行いつつ、下段側部品に搭載する。これにより、組立ステージに対して姿勢調整がなされた下段側部品と、同じく組立ステージに対して姿勢調整がなされた上段側部品から成る組立部品が組み立てられ、この組み立てられた組立部品がピックアップされて、基板に搭載されることになる。
特許第4735565号公報
しかしながら、上記従来の部品実装方法では、下段側部品を組立ステージに対して姿勢調整をする工程と、上段側部品を組立ステージに対して姿勢調整をする工程との2つの姿勢調整工程が必要であり、その分、組立部品の組立て時のタクトが低下するという問題点があった。
そこで本発明は、組立部品の組立て時のタクトを向上させることができる部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装方法は、相対的に下段側となる下段側部品の上に相対的に上段側となる上段側部品を搭載することによって組立部品を組み立て、その組み立てた組立部品を基板に装着する部品実装方法であって、前記下段側部品をピックアップする下段側部品ピックアップ工程と、前記下段側部品ピックアップ工程でピックアップした前記下段側部品を組立ステージに載置する下段側部品載置工程と、前記下段側部品載置工程で前記組立ステージに載置される又は載置された前記下段側部品を撮像する下段側部品撮像工程と、前記上段側部品をピックアップする上段側部品ピックアップ工程と、前記上段側部品ピックアップ工程でピックアップした前記上段側部品を撮像する上段側部品撮像工程と、前記下段側部品撮像工程で撮像した前記下段側部品の撮像結果と前記上段側部品撮像工程で撮像した前記上段側部品の撮像結果とに基づいて、前記下段側部品に対する前記上段側部品の搭載姿勢を算出する上段側部品搭載姿勢算出工程と、前記上段側部品搭載姿勢算出工程で算出した前記下段側部品に対する前記上段側部品の搭載姿勢に基づいて、前記組立ステージに載置した前記下段側部品に前記上段側部品を搭載する上段側部品搭載工程とを含む。
本発明によれば、組立部品の組立て時のタクトを向上させることができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の要部斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装装置よる部品実装作業の手順を示すフローチャート (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置による部品実装作業の手順を説明する図 本発明の一実施の形態における部品実装装置により算出する(a)下段側部品の偏角(b)上段側部品の偏角(c)上段側部品の補正角それぞれの一例を示す図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置による部品実装作業の手順を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装方法を実行する部品実装装置1を示している。部品実装装置1は相対的に下段側となる下段側部品2の上に相対的に上段側となる上段側部品3を搭載して組立部品4を組み立て、その組み立てた組立部品4を基板5に装着する装置である。
図1において、部品実装装置1は、基台11に基板搬送機構12、部品装着機構13、部品供給部としての下段側部品供給トレイ14、上段側部品供給トレイ15、組立ステージ16、撮像部としての下段側部品撮像カメラ17及び上段側部品撮像カメラ18を備えている。ここでは説明の便宜上、作業者OPから見た部品実装装置1の左右方向をX軸方向とし、前後方向をY軸方向とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、基板搬送機構12は前後に配置された一対のコンベア12aを備えている。基板搬送機構12は、一対のコンベア12aによって基板5をX軸方向に搬送し(図中に示す矢印A)、基台11の中央部付近の作業位置に位置させる。
図1において、部品装着機構13はヘッド移動機構21と装着ヘッド22を備えている。ヘッド移動機構21は例えばXY直交ビーム機構から成り、装着ヘッド22を水平面内で移動させる。
装着ヘッド22は下方に延びた複数(ここでは3つ)の吸着(ピックアップ)用のノズル22aを備えている。3つのノズル22aはX軸方向に並んでおり、各ノズル22aは装着ヘッド22に対して個別に昇降及びZ軸回りの回転が自在である。各ノズル22aの下端には部品吸着のための部品吸着口が形成されている。装着ヘッド22は吸着機構部22bを備えており、吸着機構部22bは図示しない真空源と繋がっている。吸着機構部22bは真空源より供給される真空圧を制御することで、各ノズル22aの部品吸着口に真空吸着力を発生させる。
図1において、下段側部品供給トレイ14は基台11の後方側(作業者OPから見た奥側)の端部に設けられている。下段側部品供給トレイ14には複数の下段側部品2が整列状態で載置されている。ここでは、下段側部品2は、3つのノズル22aの並び方向に合わせてX軸方向に3つずつ、3つのノズル22aの間隔と同じ間隔で、Y軸方向に複数段に整列されて、下段側部品供給トレイ14に載置されている。
上段側部品供給トレイ15は基台11の前方側(作業者OPから見た手前側)の端部に設けられている。上段側部品供給トレイ15には複数の上段側部品3が整列状態で載置されている。ここでは、上段側部品3は、3つのノズル22aの並び方向に合わせてX軸方向に3つずつ、3つのノズル22aの間隔と同じ間隔で、Y軸方向に複数段に整列されて、下段側部品供給トレイ14に載置されている。
組立ステージ16は、基台11の後方側(作業者OPから見た奥側)に、下段側部品供給トレイ14と並んで設けられている。
図1において、下段側部品撮像カメラ17は、基台11の基板搬送機構12の奥側の領域に基板搬送機構12に隣接して設けられている。上段側部品撮像カメラ18は、基台11の基板搬送機構12の手前側の領域に基板搬送機構12に隣接して設けられている。下段側部品撮像カメラ17と上段側部品撮像カメラ18はともに、撮像視野を上方に向けている。
図2において、基板搬送機構12、ヘッド移動機構21、吸着機構部22bの各作動制御、下段側部品撮像カメラ17及び上段側部品撮像カメラ18のそれぞれの撮像動作の制御は部品実装装置1が備える制御装置30の動作制御部30aが行う。下段側部品撮像カメラ17及び上段側部品撮像カメラ18の撮像によって得られた撮像結果は制御装置30に送られ、制御装置30の画像認識部30bにおいて画像認識される。
図2において、制御装置30にはタッチパネル31が接続されている。タッチパネル31は、作業者OPが制御装置30に所要の入力を行う入力装置として機能するほか、制御装置30が部品実装装置1の状態を作業者OPに表示したり作業者OPに作業指示を与えたりする出力装置として機能する。
次に、本実施の形態における部品実装装置1による部品実装方法を、部品実装装置1により組立部品4を組み立ててその組み立てた組立部品4を基板5に装着する部品実装作業の実行手順に従って説明する。部品実装装置1による部品実装作業は、作業者OPがタッチパネル31から作業開始の操作を行うことによって開始される。
作業者OPが作業開始の操作を行うと、先ず、基板搬送機構12が制御装置30に制御されて作動し、外部から供給された基板5を受け取って搬入し、作業位置に位置決めする(図3のステップST1の基板搬入工程)。基板搬送機構12が基板5を搬入して作業位置に位置決めしたら、装着ヘッド22はヘッド移動機構21に駆動されて、下段側部品供給トレイ14の上方に移動する。そして、下段側部品供給トレイ14により供給されている複数の下段側部品2のうち、X軸方向に並んだ3つの下段側部品2を、3つのノズル22aにより同時に吸着してピックアップする(ステップST2の下段側部品ピックアップ工程)。下段側部品2は、前述したように、3つのノズル22aの並び方向に及び間隔に合致した並び方向及び間隔で下段側部品供給トレイ14に載置されているので、装着ヘッド22は3つの下段側部品2を3つのノズル22aによって同時にピックアップすることができる。
装着ヘッド22は、3つノズル22aにより3つの下段側部品2をピックアップしたら、これら3つの下段側部品2が下段側部品撮像カメラ17の上方を通過するように移動する。そして、下段側部品撮像カメラ17は、3つのノズル22aがピックアップした3つの下段側部品2(すなわち、後述する下段側部品載置工程で組立ステージ16に載置される3つの下段側部品2)をそれぞれ下方から撮像する(ステップST3の下段側部品撮像工程)。
下段側部品撮像カメラ17が下段側部品2を撮像したら、制御装置30は画像認識部30bにおいて撮像結果の画像認識を行う。そして、制御装置30は、姿勢算出部30c(図2)において、下段側部品撮像工程で撮像した各下段側部品2の撮像結果に基づいて、3つの下段側部品2それぞれの姿勢を算出し、その算出した姿勢の情報を記憶部30d(図2)に記憶する(ステップST4の下段側部品姿勢算出工程)。
制御装置30が姿勢算出部30cにおいて、各下段側部品2の姿勢を算出したら、装着ヘッド22は、3つのノズル22aによりピックアップした3つの下段側部品2を組立ステージ16に同時に載置する(ステップST5の下段側部品載置工程。図4(a)→図4(b))。このとき装着ヘッド22は、3つの下段側部品2それぞれの姿勢を特に整えることなく、そのまま、組立ステージ16に載置する。
制御装置30は、下段側部品載置工程を実行したら、下段側部品供給トレイ14から組立ステージ16へ移動させるべき下段側部品2の組立ステージ16への移動が終了しているか否かを判断する(ステップST6の第1の判断工程)。そして、その結果、下段側部品供給トレイ14から組立ステージ16へ移動させるべき下段側部品2の移動が終了していないと判断した場合にはステップST2に戻り、終了していると判断した場合には、次のステップST7に進む。
ステップST7では、装着ヘッド22が、上段側部品供給トレイ15の上方に移動する。そして、上段側部品供給トレイ15に載置されている上段側部品3のうち、X軸方向に並んだ3つの上段側部品3を、3つのノズル22aにより同時に吸着してピックアップする(上段側部品ピックアップ工程)。上段側部品3は、前述したように、3つのノズル22aの並び方向に及び間隔に合致した並び方向及び間隔で上段側部品供給トレイ15に載置されているので、装着ヘッド22は3つの上段側部品3を3つのノズル22aによって同時にピックアップすることができる。
装着ヘッド22は、3つのノズル22aにより3つの上段側部品3をピックアップしたら、これら3つの上段側部品3が上段側部品撮像カメラ18の上方を通過するように移動する。そして、上段側部品撮像カメラ18は、3つのノズル22aがピックアップした3つの上段側部品3をそれぞれ下方から撮像する(ステップST8の上段側部品撮像工程)。
上段側部品撮像カメラ18が上段側部品3を撮像したら、制御装置30は画像認識部30bにおいて画像認識を行う。そして、制御装置30は、姿勢算出部30cにおいて、上段側部品撮像工程で撮像した各上段側部品3の撮像結果に基づいて、3つの上段側部品3それぞれの姿勢を算出し、その算出した姿勢の情報を記憶部30dに記憶する(ステップST9の上段側部品姿勢算出工程)。
上記のようにして上段側部品3の姿勢を算出したら、制御装置30は姿勢算出部30cにおいて、下段側部品姿勢算出工程で算出して記憶部30dに記憶しておいた下段側部品2の姿勢の情報と、上段側部品姿勢算出工程で算出して記憶部30dに記憶しておいた上段側部品3の姿勢の情報とに基づいて、下段側部品2に対する上段側部品3の搭載姿勢を算出する(ステップST10の上段側部品搭載姿勢算出工程)。
上記ステップST10の上段側部品搭載姿勢算出工程は、下段側部品撮像工程で撮像した下段側部品2の撮像結果と上段側部品撮像工程で撮像した上段側部品3の撮像結果とに基づいて、下段側部品2に対する上段側部品3の搭載姿勢を算出するのであればよい。上記のように、下段側部品姿勢算出工程で算出した下段側部品2の姿勢と上段側部品姿勢算出工程で撮像した上段側部品3の姿勢とに基づいて、下段側部品2に対する上段側部品3の搭載姿勢を算出することによって上段側部品搭載姿勢工程を実行するのは、その一例に過ぎない。
上段側部品3の搭載姿勢の算出では、最終的には、上段側部品3のZ軸回りの補正角を求めることになる。例えば、下段側部品姿勢算出工程で算出した下段側部品2の基準方向(例えばX軸方向)からの偏角がθ1であり(図5(a))、上段側部品姿勢算出工程で算出した上段側部品3の基準方向からの偏角がθ2であった場合には(図5(b))、上段側部品3のZ軸回りの補正角ΔθはΔθ=θ2−θ1となる(図5(c))。このとき上段側部品搭載姿勢算出工程で算出する下段側部品2に対する上段側部品3の搭載姿勢は、補正角Δθ=θ2−θ1によって姿勢が補正された上段側部品3の姿勢(図5(c))となる。
制御装置30が下段側部品2に対する上段側部品3の搭載姿勢を算出したら、装着ヘッド22は、その算出した下段側部品2に対する上段側部品3の搭載姿勢に基づいて、組立ステージ16に載置した下段側部品2に上段側部品3を搭載する(ステップST11の上段側部品搭載工程。図6(a))。この上段側部品搭載工程では、3つのノズル22aによりピックアップされている3つの上段側部品3それぞれの搭載姿勢は互いに異なるので、通常は、3つの上段側部品3をひとつずつ、対応する下段側部品2に搭載することになる。これにより組立ステージ16上に、3つの組立部品4が組み立てられる(図6(a))。
制御装置30は、上段側部品搭載工程を実行したら、組立ステージ16上に載置されている全ての下段側部品2に対する上段側部品3の搭載が終了しているか否かを判断する(ステップST12の第2の判断工程)。そして、その結果、組立ステージ16上に載置されている全ての下段側部品2に対する上段側部品3の搭載が終了していないと判断した場合にはステップST7に戻り、終了していると判断した場合には、次のステップST13に進む。
ステップST13では、装着ヘッド22が、組立ステージ16の上方に移動する。そして、組立ステージ16に載置されている上段側部品3を3つずつ、3つのノズル22aにより同時に吸着してピックアップする(組立部品ピックアップ工程)。ステップST5の下段側部品載置工程で、3つの下段側部品2は組立ステージ16上にそのまま搭載されているので、組立ステージ16上に組み立てられた3つの組立部品4も、3つのノズル22aの並び方向に及び間隔に合致した並び方向及び間隔で組立ステージ16上に載っており、装着ヘッド22は3つの組立部品4を3つのノズル22aによって同時にピックアップすることができる。
装着ヘッド22は、3つのノズル22aにより3つの組立部品4をピックアップしたら、これら3つの組立部品4が下段側部品撮像カメラ17(上段側部品撮像カメラ18であっても構わない)の上方を通過するように移動する。そして、下段側部品撮像カメラ17は、3つのノズル22aによりピックアップされた3つの組立部品4をそれぞれ下方から撮像する(ステップST14の組立部品撮像工程)。下段側部品撮像カメラ17が組立部品4を撮像したら、制御装置30は姿勢算出部30cにおいて、組立部品撮像工程で撮像した各組立部品4の撮像結果に基づいて、3つの組立部品4それぞれの姿勢を算出する(ステップST15の組立部品姿勢算出工程)。
制御装置30が姿勢算出部30cにおいて、各組立部品4の姿勢を算出したら、装着ヘッド22は、3つのノズル22aによりピックアップした3つの組立部品4を基板5上の所定の位置(組立部品装着位置)に装着する(ステップST16の組立部品装着工程。図6(b))。この組立部品装着工程では、3つのノズル22aによりピックアップされている3つの組立部品4それぞれの姿勢は互いに異なるうえ、各組立部品4に規定されている基板5に対する装着角度は一定ではないため、通常は、3つの組立部品4をひとつずつ、基板5上の対応する組立部品装着位置に、それぞれ規定の装着角度で装着することになる。
制御装置30は、組立部品装着工程を実行したら、組立ステージ16上に載置されている(すなわちステップST2〜ステップST12の過程で組み立てられた)全ての組立部品4の基板5への装着が終了しているか否かを判断する(ステップST17の第3の判断工程)。そして、その結果、組立ステージ16上に載置されている全ての組立部品4の基板5への装着が終了していないと判断した場合にはステップST13に戻り、終了していると判断した場合には、基板搬送機構12が基板5を外部に搬出し(ステップST18の基板搬出工程)、基板5の1枚当たりの部品実装作業が終了する。
以上説明したように、本実施の形態における部品実装方法では、算出した下段側部品2の姿勢と算出した上段側部品3の姿勢とに基づいて、下段側部品2に対する上段側部品3の搭載姿勢を算出し、その算出した下段側部品2に対する上段側部品3の搭載姿勢に基づいて、組立ステージ16に載置した下段側部品2に上段側部品3を搭載するようになっており、ピックアップした下段側部品2を組立ステージ16に載置する際には、その姿勢(下段側部品2の姿勢)を特に整える必要はない。このため、下段側部品2を組立ステージ16に対して姿勢調整をする工程を省くことができ、その省いた工程分、組立部品の組立て時のタクトを向上させることができる。
また、本実施の形態における部品実装方法では、上述のように、ピックアップした下段側部品2を組立ステージ16に載置する際にその姿勢を特に整える必要がないことから、下段側部品ピックアップ工程でピックアップした複数の下段側部品2を、下段側部品載置工程で同時に組立ステージ16に載置することができ、その分、タクトを向上させることができる。これは、複数の下段側部品2をそれぞれそのまま(姿勢を特に整えることなく)載置することに起因しており、本実施の形態における部品実装方法によって得られる効果のひとつになっている。
上述の実施の形態では、組立部品は下段側部品の上に上段側部品が搭載された2段の部品で構成されるものであったが、これは一例であり、組立部品は、相対的に下段側となる下段側部品の上に相対的に上段側となる上段側部品を搭載することによって組み立てられるものであればよく、3段以上の部品で構成されるものであってもよい。このように組立部品が3段以上の部品で構成される場合であっても本願発明を適用することができ、上述の2段の部品の場合と同様の効果を得ることができる。
また、上述の実施の形態では、下段側部品撮像工程及び下段側部品姿勢算出工程を下段側部品載置工程の前に行っていたが、下段側部撮像工程及び下段側部品姿勢算出工程を、下段側部品載置工程の後(但し上段側部品搭載工程の前)に行うようにしてもよい。すなわち下段側部品撮像工程は、下段側部品載置工程で組立ステージ16に載置される又は載置された下段側部品2を撮像するのであればよい。下段側部品撮像工程を下段側部品載置工程の後に行う場合には、例えば、装着ヘッド22に備えられた下方を撮像するヘッドカメラ22C(図1)によって、下段側部品2を上方から撮像するようにする。
上述の実施形態において示した下段側部品供給トレイ14、上段側部品供給トレイ15及び組立ステージ16の配置は一例に過ぎず、基台11上における配置の制限は特にない。2つの基板搬送機構12がY軸方向に平行に並んで配置されているような場合には、基板5を搬送する側とは反対の側の基板搬送機構12によって組立ステージ16を作業位置に位置決めし、組立ステージ16を基板5の隣に位置させるにようにすることも可能である。
組立部品の組立て時のタクトを向上させることができる部品実装方法を提供する。
2 下段側部品
3 上段側部品
4 組立部品
5 基板
16 組立ステージ

Claims (3)

  1. 相対的に下段側となる下段側部品の上に相対的に上段側となる上段側部品を搭載することによって組立部品を組み立て、その組み立てた組立部品を基板に装着する部品実装方法であって、
    前記下段側部品をピックアップする下段側部品ピックアップ工程と、
    前記下段側部品ピックアップ工程でピックアップした前記下段側部品を組立ステージに載置する下段側部品載置工程と、
    前記下段側部品載置工程で前記組立ステージに載置される又は載置された前記下段側部品を撮像する下段側部品撮像工程と、
    前記上段側部品をピックアップする上段側部品ピックアップ工程と、
    前記上段側部品ピックアップ工程でピックアップした前記上段側部品を撮像する上段側部品撮像工程と、
    前記下段側部品撮像工程で撮像した前記下段側部品の撮像結果と前記上段側部品撮像工程で撮像した前記上段側部品の撮像結果とに基づいて、前記下段側部品に対する前記上段側部品の搭載姿勢を算出する上段側部品搭載姿勢算出工程と、
    前記上段側部品搭載姿勢算出工程で算出した前記下段側部品に対する前記上段側部品の搭載姿勢に基づいて、前記組立ステージに載置した前記下段側部品に前記上段側部品を搭載する上段側部品搭載工程とを含むことを特徴とする部品実装方法。
  2. 前記下段側部品撮像工程で撮像した前記下段側部品の撮像結果に基づいて、前記下段側部品の姿勢を算出する下段側部品姿勢算出工程と、
    前記上段側部品撮像工程で撮像した前記上段側部品の撮像結果に基づいて、前記上段側部品の姿勢を算出する上段側部品姿勢算出工程とを含み、
    前記上段側部品搭載姿勢工程は、前記下段側部品姿勢算出工程で算出した前記下段側部品の姿勢と前記上段側部品姿勢算出工程で撮像した前記上段側部品の姿勢とに基づいて、前記下段側部品に対する前記上段側部品の搭載姿勢を算出することを特徴とする請求項1に記載の部品実装方法。
  3. 前記下段側部品ピックアップ工程で複数の前記下段側部品をピックアップし、
    前記下段側部品載置工程で前記複数の下段側部品を同時に前記組立ステージに載置することを特徴とする請求項1又は2に記載の部品実装方法。
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