JP2017228121A - 画像形成装置、情報処理装置、画像形成システム及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、情報処理装置、画像形成システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツのプリントサービスにおいて、同一ユーザによって大量印刷されることを抑制しつつ、ユーザ認証を行う場合に比べて、より簡易にユーザが印刷を行えるようにする。【解決手段】画像形成装置100aは、コンテンツ165の印刷指示を受け付けた場合に、質問162を提示する質問提示手段11と、質問162に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には、コンテンツ165の印刷を実行せず、回答時間が予め定められた時間以上である場合には、コンテンツ165の印刷を実行する印刷制御手段20とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、情報処理装置、画像形成システム及びプログラムに関する。
従来から、コンビニエンスストア等の店舗には、多くの機能(コピー、プリント、ファックス、スキャナ等)を搭載した複合機が設置されている。近年、このような複合機は、ネットワークを介してサーバと接続され、サーバ上に登録された文書データ等を複合機にダウンロードしてプリントするネットワークプリントサービス(NPS)を提供している。
ネットワークプリントサービスは、まず、ユーザが、自らのタブレット端末等から印刷したい文書等のデータ(文書データ等)をサービスを提供しているサーバに登録する。そして、ユーザが、登録することで発行された予約番号を、店舗に設置の複合機に入力することで、サーバに登録したデータ(文書データ等)を印刷できるサービスである(例えば、特許文献1を参照)。
また、近年、ネットワークプリントサービスの別の形態として、スポンサーが自身の事業に関するコンテンツ(例えば、販売促進用のクーポンやパンフレット等)をサーバに登録し、ユーザが、無償又は安価に、そのコンテンツを複合機で印刷できるサービスも提供されている。このサービスでは、スポンサーが、ユーザが印刷を行った分の代金の全部又は一部を、ネットワークプリントサービスの運営者に支払う。
また、従来から、各種サービスのシステムへのログイン時などに使用されるユーザ認証について、様々な技術が提案されている。
特許文献2のユーザ認証の装置は、予めユーザに関する情報(ユーザ情報)をデータベースに記憶しておく。そして、ユーザがシステムにログインする時に、データベースに記憶されているユーザ情報に関する質問を提示するものである。
特許文献3の認証装置は、ユーザが、予め複数の設問と、それらの設問に対する正答と、正答率または得点(認証正答率または認証得点)を設定しておく。認証装置は、不特定のユーザからのアクセスを検知すると当該複数の設問を提示し、その正答率または得点が、予め設定しておいた認証正答率または認証得点と一致した場合に、本人であると認証する。
特開2008−117349号公報 特開2007−133754号公報 特開2012−203639号公報
ところで、スポンサーがサーバに登録したコンテンツを、ユーザが、無償又は安価に、画像形成装置で印刷できるサービスには次の課題がある。コンテンツを必要としないユーザによって悪戯に大量印刷が行われたり、少数のユーザによって大量印刷が行われる、すなわち、同一ユーザによって大量印刷が行われる可能性がある。そのような場合には、スポンサーは、コンテンツにより販売促進などの効果を得ることができない。
そこで、同一ユーザによる大量印刷を防ぐために、ユーザに事前にユーザ登録をしてもらい、コンテンツを印刷する際には、画像形成装置でユーザ認証を行うことが考えられる。ユーザ1人につき印刷できる回数や枚数を制限することで、同一ユーザによる大量印刷を防ぐことができる。
しかし、ユーザに事前にユーザ登録をしてもらい、画像形成装置でユーザ認証を求めた場合には、その認証プロセスがユーザにとって負担となる。また、ユーザ登録自体を嫌悪するユーザもいる。したがって、コンテンツが多くのユーザに印刷されず、販売促進などの機会を逸する可能性がある。また、ユーザ登録によって得られたユーザの情報を管理する必要が生じ、サービスを提供する側においても負担が生じる。
そこで、本発明は、コンテンツのプリントサービスにおいて、同一ユーザによって大量印刷されることを抑制しつつ、ユーザ認証を行う場合に比べて、より簡易にユーザが印刷を行えるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、コンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、質問を提示する質問提示手段と、前記質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には、前記コンテンツの印刷を実行せず、前記回答時間が前記予め定められた時間以上である場合には、前記コンテンツの印刷を実行する印刷制御手段と、を備える、ことを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、前記コンテンツの印刷許可を与えることができる権限を有する人物を認証するための認証手段、をさらに備え、前記印刷制御手段は、前記短回答時間の場合に、前記認証手段によって前記権限を有する人物が認証された際には、前記コンテンツの印刷を実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、前記印刷制御手段は、単位時間に前記認証がされた回数が、所定の閾値を超えている場合には、前記コンテンツの印刷を実行しない、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、前記質問提示手段は、前記短回答時間の場合に、以前に提示した前記質問よりも回答の量を多く要求する第2の質問を次に提示し、前記印刷制御手段は、前記第2の質問に対する第2の回答時間が第2の予め定められた時間よりも短い場合には、前記コンテンツの印刷を実行せず、前記第2の回答時間が前記第2の予め定められた時間以上である場合には、前記コンテンツの印刷を実行する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、コンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、質問を提示する質問提示手段、前記質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には、前記コンテンツの印刷を実行せず、前記回答時間が前記予め定められた時間以上である場合には、前記コンテンツの印刷を実行する印刷制御手段、としてコンピュータを機能させるプログラムである。
請求項6に係る発明は、画像形成装置がコンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、前記画像形成装置に質問を転送する質問転送手段と、前記質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送せず、前記回答時間が前記予め定められた時間以上である場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送するコンテンツ転送手段と、を備える、ことを特徴とする情報処理装置である。
請求項7に係る発明は、画像形成装置がコンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、前記画像形成装置に質問を転送する質問転送手段、前記質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送せず、前記回答時間が前記予め定められた時間以上である場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送するコンテンツ転送手段、としてコンピュータを機能させるプログラムである。
請求項8に係る発明は、情報処理装置と、前記情報処理装置とネットワークを介して接続された画像形成装置と、を備え、前記情報処理装置は、前記画像形成装置がコンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、前記画像形成装置に質問を転送する質問転送手段と、前記質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送せず、前記回答時間が前記予め定められた時間以上である場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送するコンテンツ転送手段と、を備え、前記画像形成装置は、前記コンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、前記質問を提示する質問提示手段と、前記情報処理装置から前記コンテンツが転送されてきた場合に、前記コンテンツの印刷を実行する印刷制御手段と、を備える、ことを特徴とする画像形成システムである。
請求項1又は5〜8に係る発明によれば、コンテンツのプリントサービスにおいて、同一ユーザによって大量印刷されることを抑制しつつ、ユーザ認証を行う場合に比べて、より簡易にユーザが印刷を行えるようにすることができる。
請求項2に係る発明によれば、コンテンツの印刷を許可されるべきユーザ(例えば、コンテンツの印刷が初回であるユーザ)が、質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短かったことにより、印刷できない事態を防ぐことができる。
請求項3に係る発明によれば、コンテンツの印刷許可を与えることができる権限を有する人物が、恣意的に印刷許可を与えていると推定される場合に、当該人物の認証によって印刷が実行されることを防ぐことができる。
請求項4に係る発明によれば、以前にコンテンツの印刷を行ったことがあると推定されるユーザに対して、印刷することができるまでの過程を長くすることで、当該ユーザによる大量印刷を抑制することができる。
実施形態1における画像形成システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態1における画像形成システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態1における画像形成装置の操作パネルに表示される選択式アンケートの画面例を示す図である。 実施形態1における選択式アンケートの回答時間に基づいて印刷不許可と判定された場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態2における画像形成システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態2における選択式アンケートの回答時間に基づいて印刷不許可と判定された場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態2における画像形成装置の操作パネルに表示される記述式アンケートの画面例を示す図である。 実施形態3における画像形成システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態3における選択式アンケートの回答時間に基づいて印刷不許可と判定された場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態4における画像形成システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態4における選択式アンケートの回答時間に基づいて印刷不許可と判定された場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態4における単位時間に認証がされた回数が所定の閾値を超えていた場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1の画像形成システム400aの構成例を示すブロック図である。実施形態1の画像形成システム400aは、画像形成装置100aと、情報処理装置200aとを備えており、それらがネットワーク300を介して接続されている。
画像形成装置100aは、コンビニエンスストア等の店舗に設置されており、ユーザからの印刷指示を受け付けて、コンテンツ165の印刷を行う。情報処理装置200aは、画像形成システム400aの管理会社等に設置されており、画像形成装置100aにネットワーク300を介してコンテンツ165を提供するサーバである。ネットワーク300は、インターネット等である。
画像形成システム400aは、ユーザにコンテンツ165のプリントサービスを提供する。例えば、画像形成システム400aは、スポンサーが自身の事業に関するコンテンツ165(販売促進用のクーポンやパンフレット等)を予め情報処理装置200aに登録し、ユーザが、無償又は安価に、そのコンテンツ165を印刷できるサービスを提供するものである。このサービスでは、コンテンツ165を登録するスポンサー等が、ユーザが印刷を行った分の代金の全部又は一部を負担し、プリントサービスの運営者に支払う。以下、プリントサービスを、単にサービスと言う場合がある。なお、コンテンツ165は、プロマイド、各種の申込書(例えば、ローン、ファンクラブ、宗教、通信教育に関するもの)、入学願書、イベントのチラシ等であっても良い。
図1に示すように、画像形成装置100aは、制御部50と、記憶部70と、操作パネル80と、印刷部90と、通信部95とを備えている。
制御部50は、CPU等のプロセッサを含み、画像形成装置100aにインストールされているプログラムに従って情報処理を実行する。記憶部70は、ROM、RAM、ハードディスク等であり、制御部50が実行するプログラムや、一時的なデータ等を記憶する。操作パネル80は液晶タッチパネル等のUI(ユーザーインターフェイス)であり、ユーザが画像形成装置100aを利用するための操作画面を表示すると共に、ユーザからの操作を受け付ける。印刷部90は、電子写真方式などによって、用紙等に対してコンテンツ165を印刷する。通信部95は、例えばネットワークカードであり、ネットワーク300を介して、情報処理装置200aと通信を行う。
制御部50は、記憶部70に記憶されているプログラムに従って情報処理を実行することにより、質問提示手段11、回答時間計測手段12、印刷制御手段20等として機能する。なお、画像形成装置100aにインストールされるプログラムは、インターネット等の通信手段により提供されても良いし、光ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納して提供されても良い。
また、図1に示すように、情報処理装置200aは、制御部150と、記憶部170と、操作部180と、表示部190と、通信部195とを備えている。
制御部150は、CPU等のプロセッサを含み、情報処理装置200aにインストールされているプログラムに従って情報処理を実行する。記憶部170は、ROM、RAM、ハードディスク等であり、制御部150が実行するプログラムや、一時的なデータ等を記憶する。また、記憶部170は、スポンサー等によって登録されたコンテンツ165や後述する質問162を記憶する。操作部180は、キーボード、マウス、タッチパネルなどであり、情報処理装置200aの管理者等からの入力を受け付ける。表示部190は、ディスプレイであり、各種画面を表示する。通信部195は、例えばネットワークカードであり、ネットワーク300を介して、画像形成装置100aと通信を行う。
制御部150は、記憶部170に記憶されているプログラムに従って情報処理を実行することにより、質問転送手段111、印刷許否判定手段114、判定情報転送手段115、コンテンツ転送手段118等として機能する。なお、情報処理装置200aにインストールされるプログラムは、インターネット等の通信手段により提供されても良いし、光ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納して提供されても良い。
実施形態1の画像形成システム400aは、前述したように、スポンサー等によって、コンテンツ165が情報処理装置200aに予め登録される。例えば、スポンサーは、ネットワーク300に接続された不図示の自身の端末から、コンテンツ165登録用の専用のWebページを用いて、コンテンツ165を情報処理装置200aに登録する。登録されたコンテンツ165は、情報処理装置200aの記憶部170に格納される。なお、登録されるコンテンツ165の数は、1つでも、複数でも良い。
また、実施形態1の画像形成システム400aは、同一ユーザがコンテンツ165を大量印刷することを抑制するために、ユーザからコンテンツ165の印刷指示があった場合には、画像形成装置100aの操作パネル80に質問162を提示する。そして、ユーザがその質問162に回答する際の回答時間を計測し、その回答時間に基づいてコンテンツ165の印刷を許可するか否かの判定を行う。
質問162は、画像形成システム400aのサービスの運営者等によって予め情報処理装置200aに登録され、記憶部170に格納される。なお、質問162が登録される際に、コンテンツ165との関連付けを行い、あるコンテンツ165の印刷指示があった場合には、そのコンテンツ165に関連付けられた質問162が提示されるようにしても良い。また、登録される質問162の数は、1つであっても複数であっても良く、コンテンツ165の印刷指示があった場合に提示される質問162の数は、1つであっても複数であっても良い。
実施形態1では、質問162は選択式アンケート162aであり、ユーザからコンテンツ165の印刷指示があった場合には、複数の選択式アンケート162aが提示される。
図2は、実施形態1の画像形成システム400aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、まず、S100で、情報処理装置200aは、画像形成装置100aへ、コンテンツ165の概略情報を送信する。コンテンツ165の概略情報とは、ユーザが、画像形成装置100aでコンテンツ165を選択するために必要なコンテンツ165のタイトルや要約等の情報である。コンテンツ165の概略情報は、スポンサー等がコンテンツ165を情報処理装置200aに登録する際に一緒に登録されても良いし、情報処理装置200aがコンテンツ165のファイルの属性情報やサムネイル等から生成しても良い。
画像形成装置100aは、コンテンツ165の概略情報を受信すると、S102で、コンテンツ165の概略情報を用いて、操作パネル80にコンテンツ165の選択画面を表示する。
次に、S104で、画像形成装置100aは、ユーザから操作パネル80を介してコンテンツ165の選択を受け付ける。なお、コンテンツ165が1つのみの場合は、S102とS104とは省略されても良い。また、ユーザが、雑誌等に記されたコンテンツ165特定用の番号等を操作パネル80を介して入力したり、画像形成装置100aに設けられた読み取り機にコンテンツ165特定用のQRコード(登録商標)等をかざす等して、コンテンツ165が指定されても良い。その場合には、S100とS102とは省略されても良い。
次に、S106で、画像形成装置100aは、ユーザから操作パネル80を介してコンテンツ165の印刷指示を受け付ける。S106で印刷指示を受け付けると、S108で、画像形成装置100aは、情報処理装置200aへ、ユーザが選択したコンテンツ165を識別できる情報(コンテンツ識別情報)と、選択式アンケート162aの転送要求とを送信する。
情報処理装置200aは、コンテンツ識別情報を受信すると、そのコンテンツ識別情報を記憶部170に格納する。また、情報処理装置200aは、選択式アンケート162aの転送要求を受信すると、複数の選択式アンケート162aを記憶部170から読み出す。そして、S110で、情報処理装置200aの質問転送手段111が、画像形成装置100aへ、その複数の選択式アンケート162aを転送する。
画像形成装置100aは、情報処理装置200aから複数の選択式アンケート162aを受信すると、S112で、画像形成装置100aの質問提示手段11が、複数の選択式アンケート162aのそれぞれを操作パネル80に表示(提示)する。
図3は、画像形成装置100aの操作パネル80に表示される選択式アンケート162aの画面例を示す図である。図3(A)は1つ目の選択式アンケート162aが表示された例であり、図3(B)は2つ目の選択式アンケート162aが表示された例である。図3に示すように、選択式アンケート162aは、質問文と、その質問に対する回答である複数の選択肢とからなる質問162である。質問提示手段11は、まず、1つ目の選択式アンケート162aを操作パネル80に表示し、ユーザからの回答を促す。ユーザは、操作パネル80上に表示された選択肢のいずれか(図3(A)では選択肢1〜4のいずれか)をタッチすることで、選択式アンケート162aに回答する。1つ目の選択式アンケート162aに対する回答を受け付けた際には、次に、質問提示手段11は、2つ目の選択式アンケート162aを操作パネル80に表示し、ユーザからの回答を促す。そして、全ての選択式アンケート162aを提示し終わるまで、同様の処理を繰り返す。
画像形成装置100aの回答時間計測手段12は、1つの選択式アンケート162aが提示される度に、その選択式アンケート162aに対する回答時間を計測する(S114)。つまり、選択式アンケート162aが操作パネル80に表示された時点から、ユーザが操作パネル80に表示された選択肢のいずれかをタッチしたことにより回答を受け付けた時点までの時間(回答時間)を計測する。本実施形態では、複数の選択式アンケート162aの各々の回答時間が回答時間計測手段12により計測される。なお、このように複数の選択式アンケート162aが提示され、各々の回答時間が計測される場合には、図2のフローチャートのS112とS114とが繰り返し実行されることになる。
全ての選択式アンケート162aへの回答が終了した場合には、S116で、画像形成装置100aは、情報処理装置200aへ、選択式アンケート162aの回答時間(本実施形態では複数の選択式アンケート162aのそれぞれに対する回答時間)を転送する。
情報処理装置200aは、画像形成装置100aから選択式アンケート162aの回答時間を受信すると、S117で、情報処理装置200aの印刷許否判定手段114が、その回答時間に基づいてコンテンツ165の印刷許否判定を行う。具体的には、回答時間が予め定められた時間よりも短い場合には印刷不許可とし、回答時間が予め定められた時間以上である場合には印刷許可とする判定を行う。なお、以下では、回答時間が予め定められた時間よりも短い場合の回答時間を「短回答時間」、回答時間が予め定められた時間以上である場合の回答時間を「長回答時間」と言う。
本実施形態のように複数の選択式アンケート162aのそれぞれに対して回答時間が存在することにより複数の回答時間がある場合には、印刷許否判定手段114は、複数の回答時間のうち1つでも予め定められた時間よりも短いものがあれば印刷不許可と判定する。しかし、それ以外の判定方法であっても良い。例えば、複数の回答時間の平均値(平均回答時間)を算出し、その平均回答時間を予め定められた時間と比較することで判定する方法であっても良い。また、複数の回答時間の合計値(合計回答時間)を算出し、その合計回答時間を予め定められた時間と比較することで判定する方法あっても良い。また、複数の回答時間のうち特定の1つ又は複数個の回答時間のみ予め定められた時間と比較することで判定する方法であっても良い。また、選択式アンケート162a毎に、予め定められた時間が用意され、複数の回答時間のそれぞれに対して、異なる予め定められた時間が比較されても良い。
予め定められた時間は、例えば、事前に、不特定多数の人に選択式アンケート162aに回答してもらい、その回答時間を計測して、通常であれば回答するためにどの程度の時間が必要であるかを把握することで決定されている。そして、予め定められた時間は、例えば、情報処理装置200aの記憶部170に格納されている。
S117の印刷許否判定で「印刷許可」と判定された場合(S118:Yes)には、情報処理装置200aの判定情報転送手段115が、画像形成装置100aへ、「印刷許可」の判定結果の情報を転送する(S120)。また、情報処理装置200aは、記憶部170に格納しておいたコンテンツ識別情報を用いてユーザが選択したコンテンツ165を把握し、そのコンテンツ165を記憶部170から読み出す。そして、情報処理装置200aのコンテンツ転送手段118が、画像形成装置100aへ、そのコンテンツ165を転送する(S120)。
画像形成装置100aは、情報処理装置200aから「印刷許可」の判定結果の情報を受信すると、操作パネル80に、印刷が許可されたことを表示する(S122)。また、画像形成装置100aは、情報処理装置200aからコンテンツ165を受信すると、画像形成装置100aの印刷制御手段20が、そのコンテンツ165の印刷を実行する(S124)。
次に、S117の印刷許否判定で「印刷不許可」と判定された場合(S118:No)の処理ついて説明する。図4は、印刷許否判定で「印刷不許可」と判定された場合(S118:No)の処理の流れの一例を示すフローチャートである。S200で、情報処理装置200aの判定情報転送手段115は、画像形成装置100aへ、「印刷不許可」の判定結果の情報を転送する。そして、画像形成装置100aは、情報処理装置200aから「印刷不許可」の判定結果の情報を受信すると、操作パネル80に、コンテンツ165の印刷はできない旨のメッセージを表示する(S202)。この場合、画像形成装置100aの印刷制御手段20は、コンテンツ165の印刷を実行しない。
以上説明したように、実施形態1の画像形成システム400aは、ユーザからコンテンツ165の印刷指示を受け付けた場合に、ユーザに質問162(選択式アンケート162a)を提示する。そして、その質問162に対する回答時間が、予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合にはコンテンツ165の印刷を実行せず、予め定められた時間以上である長回答時間の場合にはコンテンツ165の印刷を実行する。
例えば、初めてコンテンツ165を印刷するユーザは、質問162への回答も初めてとなり、質問文と選択肢とを読んで回答するため、ある程度の回答時間を要すると想定できる。一方、以前にコンテンツ165を印刷したことがあるユーザは、コンテンツ165を印刷するためには質問162に回答しなくてはいけないことが分かっているため、質問文と選択肢とを読まずに適当に回答する可能性があり、回答時間が短いことが想定できる。
そこで、実施形態1の画像形成システム400aのように、回答時間が予め定められた時間以上である場合、すなわち、コンテンツ165の印刷が初めてであると推定されるユーザの場合には、コンテンツ165の印刷を実行する。また、回答時間が予め定められた時間よりも短い場合、すなわち、以前にコンテンツ165を印刷したことがあると推定されるユーザの場合には、コンテンツ165の印刷を実行しない。このようにコンテンツ165の印刷を制御することで、同一ユーザによってコンテンツ165が大量印刷されることを抑制することができる。
また、実施形態1の画像形成システム400aは、コンテンツ165を印刷する為にユーザ認証などを行わないので、ユーザは、簡易にコンテンツ165を印刷することが可能である。よって、多くのユーザにコンテンツ165が印刷されることになり、スポンサー等は十分に販売促進の機会を得ることができる。また、ユーザ認証のシステム等を導入することによって生じるユーザ情報の管理等を行う必要がないので、画像形成システム400aのサービスの運営者等の負担も少なくできる。
(実施形態2)
図5は、実施形態2の画像形成システム400bの構成例を示すブロック図である。図1の実施形態1の画像形成システム400aとの違いは、情報処理装置200bの記憶部170に、質問162として記述式アンケート162bが追加されている点であり、その他の構成は同じである。図5では、図1と同一の構成要素には、同一の符号を付してあり、説明を省略する。
実施形態1の画像形成システム400aでは、選択式アンケート162aの回答時間が予め定められた時間よりも短いことによって、「印刷不許可」と判定された場合には、コンテンツ165の印刷はできない旨のメッセージを表示し、処理を終了した。しかし、実施形態2の画像形成システム400bでは、選択式アンケート162aの回答時間によって「印刷不許可」と判定された場合に、さらに記述式アンケート162bをユーザに提示し、その回答時間に基づいて再び印刷許否判定を行う。
図6は、実施形態2の画像形成システム400bの処理の流れの一例を示すフローチャートである。図6では、S117以前の処理(選択式アンケート162aの回答時間による印刷許否判定までの処理)については、実施形態1と同じであるため省略されており、それについては説明を省略する。同様に、S118がYesの場合の処理(選択式アンケート162aの回答時間によって「印刷許可」と判定された場合の処理)についても、実施形態1と同じであるため省略されており、それについても説明を省略する。
図6に示すように、選択式アンケート162aの回答時間によって「印刷不許可」と判定された場合(S118:No)には、S300へ進む。S300で、情報処理装置200bは、複数の記述式アンケート162bを記憶部170から読み出し、情報処理装置200bの質問転送手段111が、画像形成装置100bへ、その複数の記述式アンケート162bを転送する。
画像形成装置100bは、情報処理装置200bから複数の記述式アンケート162bを受信すると、S302で、画像形成装置100bの質問提示手段11が、複数の記述式アンケート162bのそれぞれを操作パネル80に表示(提示)する。
図7は、画像形成装置100bの操作パネル80に表示される記述式アンケート162bの画面例を示す図である。図7(A)は1つ目の記述式アンケート162bが表示された例であり、図7(B)は2つ目の記述式アンケート162bが表示された例である。図7に示すように、記述式アンケート162bは、質問文のみを有しており、回答はユーザから単語などの入力を受け付ける形式のアンケートである。記述式アンケート162bは、選択式アンケート162aに比べて、ユーザに回答の量を多く要求する質問162(第2の質問162)である。よって、ユーザは、記述式アンケート162bに回答する為に、選択式アンケート162aに比べて、より多くの回答時間、より多くの入力量が必要となる。図7(A)、(B)では、操作パネル80のキーボード表示領域504にキーボードが表示され(図7(A)、(B)ではキーボード表示の詳細は省略されている)、ユーザはそのキーボードを用いて回答を入力する。入力した内容は回答欄502に表示される。ユーザは、回答の入力が完了した後、回答完了ボタン506をタッチすることで、1つの記述式アンケート162bの回答を終了することができる。
1つ目の記述式アンケート162bに対する回答を受け付けた際には、次に、質問提示手段11は、2つ目の記述式アンケート162bを操作パネル80に表示し、ユーザからの回答を促す。そして、全ての記述式アンケート162bを提示し終わるまで、同様の処理を繰り返す。
画像形成装置100bの回答時間計測手段12は、選択式アンケート162aの場合と同様に、1つの記述式アンケート162bが提示される度に、記述式アンケート162bに対する回答時間(第2の回答時間)を計測する(S304)。つまり、記述式アンケート162bが操作パネル80に表示された時点から、ユーザが操作パネル80に表示された回答完了ボタン506をタッチしたことにより回答を受け付けた時点までの時間(回答時間)を計測する。本実施形態では、複数の記述式アンケート162bの各々の回答時間が回答時間計測手段12により計測される。なお、このように複数の記述式アンケート162bが提示され、各々の回答時間が計測される場合には、図6のフローチャートのS302とS304とが繰り返し実行されることになる。
全ての記述式アンケート162bへの回答が終了した場合には、S306で、画像形成装置100bは、情報処理装置200bへ、記述式アンケート162bの回答時間(本実施形態では複数の記述式アンケート162bのそれぞれに対する回答時間)を転送する。
情報処理装置200bは、画像形成装置100bから記述式アンケート162bの回答時間を受信すると、S308で、情報処理装置200bの印刷許否判定手段114が、その回答時間に基づいてコンテンツ165の印刷許否判定を行う(S308)。この印刷許否判定は、実施形態1で説明した選択式アンケート162aの場合と同様である。すなわち、記述式アンケート162bの回答時間(第2の回答時間)が第2の予め定められた時間よりも短い場合には印刷不許可とし、回答時間(第2の回答時間)が第2の予め定められた時間以上である場合には印刷許可とする判定を行う。
S308の印刷許否判定で「印刷許可」と判定された場合(S310:Yes)には、情報処理装置200bの判定情報転送手段115は、画像形成装置100bへ、「印刷許可」の判定結果の情報を転送する(S312)。また、情報処理装置200bは、記憶部170に格納しておいたコンテンツ識別情報を用いてユーザが選択したコンテンツ165を把握し、そのコンテンツ165を記憶部170から読み出す。そして、情報処理装置200bのコンテンツ転送手段118は、画像形成装置100bへ、そのコンテンツ165を転送する(S312)。
そして、画像形成装置100bは、情報処理装置200bから「印刷許可」の判定結果の情報を受信すると、操作パネル80に、印刷が許可されたことを表示する(S314)。また、画像形成装置100bは、情報処理装置200bからコンテンツ165を受信すると、画像形成装置100bの印刷制御手段20が、そのコンテンツ165の印刷を実行する(S316)。
一方、S308の印刷許否判定で「印刷不許可」と判定された場合(S310:No)には、実施形態1において図4を用いて説明した処理と同じ処理を行う。すなわち、情報処理装置200bから画像形成装置100bへ、「印刷不許可」の判定結果の情報が転送され、それを受けて画像形成装置100bは、操作パネル80に、コンテンツ165の印刷はできない旨のメッセージを表示する。また、この場合、画像形成装置100bの印刷制御手段20は、コンテンツ165の印刷を実行しない。
以上説明した実施形態2の画像形成システム400bは、選択式アンケート162aで「印刷不許可」と判定された場合に、さらにユーザに記述式アンケート162bを提示する。したがって、選択式アンケート162aで「印刷不許可」となったユーザ、すなわち、以前にコンテンツ165の印刷を行ったことがあると推定されるユーザに対して、印刷することができるまでの過程を長くすることで、当該ユーザによる大量印刷を抑制することができる。また、コンテンツ165の印刷を許可されるべきユーザ(例えば、コンテンツ165の印刷が初回であるユーザ)が、選択式アンケート162aで誤って「印刷不許可」となってしまった場合に、当該ユーザにコンテンツ165を印刷する機会を与えることができる。
(実施形態3)
図8は、実施形態3の画像形成システム400cの構成例を示すブロック図である。図1の実施形態1の画像形成システム400aとの違いは、画像形成装置100cの制御部50に認証手段14が追加されている点であり、その他の構成は同じである。図8では、図1と同一の構成要素には、同一の符号を付してあり、説明を省略する。
実施形態1の画像形成システム400aでは、選択式アンケート162aの回答時間が予め定められた時間よりも短いことによって、「印刷不許可」と判定された場合には、コンテンツ165の印刷はできない旨のメッセージを表示し、処理を終了した。しかし、実施形態3の画像形成システム400cでは、選択式アンケート162aで「印刷不許可」と判定された場合に、コンテンツ165の印刷許可を与えることができる権限を有する人物の認証を要求する。そして、画像形成装置100cの認証手段14により、コンテンツ165の印刷許可を与えることができる権限を有する人物の認証がされた際には、コンテンツ165の印刷が許可される。
図9は、実施形態3の画像形成システム400cの処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9では、S117以前の処理(選択式アンケート162aの回答時間による印刷許否判定までの処理)については、実施形態1と同じであるため省略されており、それについては説明を省略する。同様に、S118がYesの場合の処理(選択式アンケート162aの回答時間によって「印刷許可」と判定された場合の処理)についても、実施形態1と同じであるため省略されており、それについても説明を省略する。
図9に示すように、選択式アンケート162aの回答時間によって「印刷不許可」と判定された場合(S118:No)には、S400で、情報処理装置200cの判定情報転送手段115は、画像形成装置100cへ、「印刷不許可」の判定結果の情報を転送する。
そして、画像形成装置100cは、情報処理装置200cから「印刷不許可」の判定結果の情報を受信すると、S402の表示を行う。具体的には、画像形成装置100cは、操作パネル80に、コンテンツ165の印刷許可を与えることができる権限を有する人物(本実施形態では、画像形成装置100cが設置された店舗の店員)を呼んでほしい旨のメッセージを表示する(S402)。また、そのメッセージと共に、操作パネル80に、コンテンツ165の印刷許可を与えることができる権限を有する人物(本実施形態では店舗店員)の認証を要求する画面を表示する。
ユーザが、操作パネル80の画面に従って、店舗店員を呼び出し、店舗店員が印刷を許可すべきと判断した場合には、店舗店員は認証作業を画像形成装置100cで行う。認証作業は、例えば、画像形成装置100cに設けられた読み取り機に、店舗店員のIDカードなどに記されているバーコードやQRコード(登録商標)などをかざすことで行う。また、店舗店員が操作パネル80に暗証番号等を入力して行っても良い。画像形成装置100cの認証手段14は、店舗店員の認証作業によって入力された情報を用いて、認証を行う。
一方、ユーザが、操作パネル80の画面に従わず店舗店員を呼び出さない場合、または、店舗店員を呼び出したが、店舗店員が認証作業を行わない場合には、処理を終了させる(不図示)。例えば、店舗店員を呼んでほしい旨のメッセージを操作パネル80に表示してから、所定時間経過した場合には、コンテンツ165の印刷はできない旨のメッセージを表示して、処理を終了させる。
画像形成装置100cの認証手段14により店舗店員の認証がされた場合(S404)には、画像形成装置100cは、情報処理装置200cへ、コンテンツ165の転送要求を送信する(S406)。
情報処理装置200cは、画像形成装置100cからコンテンツ165の転送要求を受信すると、記憶部170に格納しておいたコンテンツ識別情報を用いてユーザが選択したコンテンツ165を把握し、そのコンテンツ165を記憶部170から読み出す。そして、情報処理装置200cのコンテンツ転送手段118は、画像形成装置100cへ、そのコンテンツ165を転送する(S408)。
画像形成装置100cは、情報処理装置200cからコンテンツ165を受信すると、印刷制御手段20が、そのコンテンツ165の印刷を実行する(S410)。
以上説明した実施形態3の画像形成システム400cは、選択式アンケート162aで「印刷不許可」と判定された場合に、コンテンツ165の印刷許可を与えることができる権限を有する人物(店舗店員等)の認証を要求する。よって、ユーザはコンテンツ165の印刷を行いたい場合には店舗店員等を呼び出す必要があり、ユーザと店舗店員等とは直接対面することになる。これにより、例えば、店舗店員等は、ユーザが、以前に何度もコンテンツ165を印刷したことがありそうなユーザなのか、それとも、初回のユーザなのかを判断し、それに応じて印刷許可を与える(認証を行う)か否かを決定することが可能である。
例えば、以前に何度もコンテンツ165の印刷を行ったことがあると推定されるユーザに対しては、店舗店員等がコンテンツ165の印刷はできない旨をユーザに伝え、印刷許可を与えない(認証を行わない)ことにより、そのようなユーザによる大量印刷を抑制することが可能である。一方、コンテンツ165の印刷を許可されるべきユーザ(例えば、コンテンツ165の印刷が初回であるユーザ)が、選択式アンケート162aで誤って「印刷不許可」となってしまった場合に、店舗店員等が印刷許可を与える(認証を行う)ことで、当該ユーザによるコンテンツ165の印刷が可能となる。
(実施形態4)
図10は、実施形態4の画像形成システム400dの構成例を示すブロック図である。図8の実施形態3の画像形成システム400cとの違いは、画像形成装置100dの制御部50に認証ログ記録手段15と、認証回数判定手段16とが追加されている点であり、その他の構成は同じである。図10では、図8と同一の構成要素には、同一の符号を付してあり、説明を省略する。
実施形態3の画像形成システム400cでは、コンテンツ165の印刷許可を与えることができる権限を有する人物(店舗店員等)の判断によって、自由に印刷許可を与えることが可能であった。しかし、店舗店員等の印刷許可の権限を、特定の条件により制限しても良い。実施形態4の画像形成システム400dは、単位時間に店舗店員等の認証がされた回数が所定の閾値を超えている場合には、店舗店員等の印刷許可の権限を制限する。
図11は、実施形態4の画像形成システム400dの処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11では、S117以前の処理(選択式アンケート162aの回答時間による印刷許否判定までの処理)については、実施形態1と同じであるため省略されており、それについては説明を省略する。同様に、S118がYesの場合の処理(選択式アンケート162aの回答時間によって「印刷許可」と判定された場合の処理)についても、実施形態1と同じであるため省略されており、それについても説明を省略する。
図11において、選択式アンケート162aの回答時間によって「印刷不許可」と判定された場合(S118:No)のS500、S502及びS504の処理は、実施形態3における処理(図9のS400、S402及びS404)と同じである。すなわち、選択式アンケート162aの回答時間によって「印刷不許可」と判定された場合(S118:No)には、情報処理装置200dが、画像形成装置100dへ、「印刷不許可」の判定結果の情報を転送する(S500)。それを受けて画像形成装置100dは、操作パネル80に、店舗店員を呼んでほしい旨のメッセージを表示する(S502)。そして、画像形成装置100dの認証手段14が、店舗店員の認証を行う(S504)。
S504で店舗店員の認証がされた場合、S506で、画像形成装置100dの認証回数判定手段16が、単位時間(例えば、1週間)に認証がされた回数が所定の閾値以下か否か、を判定する。
単位時間に認証がされた回数は、例えば、次のようにして取得される。認証ログ記録手段15が、店舗店員の認証がされる度に、認証がされた日時を含む認証ログを記録する。認証ログは、例えば、画像形成装置100dの記憶部70に記憶される。そして、認証回数判定手段16によって判定が行われる際に、直近の単位時間(例えば、1週間)における認証ログを読み出し、その認証ログの数を数えることによって、単位時間に認証がされた回数が取得される。
また、所定の閾値は、コンテンツ165を登録したスポンサー等や、画像形成システム400dのサービスの運営者等によって事前に決定され、例えば、画像形成装置100dの記憶部70に記憶されている。
S506で、単位時間に認証がされた回数が所定の閾値以下の場合(S506:Yes)には、実施形態3の場合と同様の処理が行われる。すなわち、画像形成装置100dは、情報処理装置200dへ、コンテンツ165の転送要求を送信し(S508)、それを受けて情報処理装置200dのコンテンツ転送手段118は、画像形成装置100dへ、コンテンツ165を転送する(S510)。そして、画像形成装置100dは、コンテンツ165を受信すると、印刷制御手段20が、そのコンテンツ165の印刷を実行する(S512)。
次に、S506で、単位時間に認証がされた回数が所定の閾値を超えている場合(S506:No)の処理について説明する。図12は、単位時間に認証がされた回数が所定の閾値を超えていた場合(S506:No)の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、S600で、画像形成装置100dは、操作パネル80に、コンテンツ165の印刷はできない旨のメッセージを表示する。そして、S602で、以降、選択されたコンテンツ165の印刷ができないように印刷制限が行われる。
S602で印刷制限が行われると、以降、ユーザからの印刷指示があっても、また、印刷許可を与えることができる権限を有する人物(店舗店員等)の認証があっても、選択されていたコンテンツ165の印刷が実行されなくなる。
なお、印刷制限は、選択されていたコンテンツ165に限らず、全てのコンテンツ165の印刷が実行されない制限であっても良い。また、印刷制限は、ユーザによるコンテンツ165の印刷指示があった場合は通常通り印刷が行えるようにし、店舗店員の認証による印刷許可のみが制限されても良い。また、店舗店員が複数いる場合には、店舗店員ごとに単位時間に認証がされた回数を取得し、印刷制限は、認証がされた回数が所定の閾値を超えている店舗店員のみに対して行われるものであっても良い。
以上説明したように、実施形態4の画像形成システム400dは、単位時間に店舗店員の認証がされた回数が所定の閾値を超えている場合には、店舗店員の認証がされた場合であっても、コンテンツ165の印刷を実行しない。
単位時間に認証がされた回数が所定の閾値を超えている、すなわち、印刷許可を与えることができる権限を有する人物(店舗店員等)によって頻繁に印刷許可を与えている場合には、当該人物が、恣意的に印刷許可を与えている可能性がある。例えば、スポンサーや画像形成システム400dのサービスの運営者の意に反して、店舗店員自身や身内、友人などのためにコンテンツ165の印刷許可を与えている可能性がある。よって、実施形態4のように印刷制限を行うことで、そのような人物(店舗店員等)によって、コンテンツ165が大量印刷されることを抑制することができる。
以上説明した実施形態4の画像形成システム400dでは印刷制限が行われたが、この印刷制限の解除は、例えば、画像形成システム400dのサービスの運営者が行う。また、スポンサー等によって、印刷制限の解除がされる形態であっても良い。
以上説明した実施形態1〜4では、情報処理装置200と画像形成装置100とが協調して動作する画像形成システム400により、プリントサービスが提供されていた。しかし、画像形成装置100のみで、プリントサービスが提供されても良い。その場合には、コンテンツ165と質問162とを画像形成装置100の記憶部70に記憶し、印刷許否判定手段114を画像形成装置100の制御部50が備えることになる。
また、画像形成装置100はUI(ユーザインターフェイス)機能と、印刷機能のみを有する装置とし、情報処理装置200が画像形成装置100を制御することによって、プリントサービスが提供されても良い。その場合には、回答時間計測手段12、認証手段14、認証ログ記録手段15、認証回数判定手段16などを情報処理装置200の制御部150が備えることになる。
また、以上説明した実施形態1〜4は、組み合わされて実行されても良い。例えば、実施形態2の記述式アンケート126bで「印刷不許可」と判定された場合(図6のS310:No)に、実施形態3の店舗店員等の認証を要求する(図9のS402、S404)ようにしても良い。
11 質問提示手段、12 回答時間計測手段、14 認証手段、15 認証ログ記録手段、16 認証回数判定手段、20 印刷制御手段、50 制御部、70 記憶部、80 操作パネル、90 印刷部、95 通信部、100,100a,100b,100c,100d 画像形成装置、111 質問転送手段、114 印刷許否判定手段、115 判定情報転送手段、118 コンテンツ転送手段、150 制御部、162 質問、162a 選択式アンケート、162b 記述式アンケート、165 コンテンツ、170 記憶部、180 操作部、190 表示部、195 通信部、200,200a,200b,200c,200d 情報処理装置、300 ネットワーク、400,400a,400b,400c,400d 画像形成システム、502 回答欄、504 キーボード表示領域、506 回答完了ボタン。

Claims (8)

  1. コンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、質問を提示する質問提示手段と、
    前記質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には、前記コンテンツの印刷を実行せず、前記回答時間が前記予め定められた時間以上である場合には、前記コンテンツの印刷を実行する印刷制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記コンテンツの印刷許可を与えることができる権限を有する人物を認証するための認証手段、をさらに備え、
    前記印刷制御手段は、
    前記短回答時間の場合に、前記認証手段によって前記権限を有する人物が認証された際には、前記コンテンツの印刷を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷制御手段は、
    単位時間に前記認証がされた回数が、所定の閾値を超えている場合には、前記コンテンツの印刷を実行しない、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記質問提示手段は、
    前記短回答時間の場合に、以前に提示した前記質問よりも回答の量を多く要求する第2の質問を次に提示し、
    前記印刷制御手段は、
    前記第2の質問に対する第2の回答時間が第2の予め定められた時間よりも短い場合には、前記コンテンツの印刷を実行せず、前記第2の回答時間が前記第2の予め定められた時間以上である場合には、前記コンテンツの印刷を実行する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. コンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、質問を提示する質問提示手段、
    前記質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には、前記コンテンツの印刷を実行せず、前記回答時間が前記予め定められた時間以上である場合には、前記コンテンツの印刷を実行する印刷制御手段、
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
  6. 画像形成装置がコンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、前記画像形成装置に質問を転送する質問転送手段と、
    前記質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送せず、前記回答時間が前記予め定められた時間以上である場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送するコンテンツ転送手段と、を備える、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 画像形成装置がコンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、前記画像形成装置に質問を転送する質問転送手段、
    前記質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送せず、前記回答時間が前記予め定められた時間以上である場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送するコンテンツ転送手段、
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
  8. 情報処理装置と、
    前記情報処理装置とネットワークを介して接続された画像形成装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記画像形成装置がコンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、前記画像形成装置に質問を転送する質問転送手段と、
    前記質問に対する回答時間が予め定められた時間よりも短い短回答時間の場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送せず、前記回答時間が前記予め定められた時間以上である場合には前記コンテンツを前記画像形成装置に転送するコンテンツ転送手段と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記コンテンツの印刷指示を受け付けた場合に、前記質問を提示する質問提示手段と、
    前記情報処理装置から前記コンテンツが転送されてきた場合に、前記コンテンツの印刷を実行する印刷制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成システム。
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