JP2017226489A - シートスタック装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のサイズのシートを仕分けしてスタック可能なシートスタック装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シートスタック装置は、排出トレイと、キャリッジと、複数のスタックトレイと、幅規制カーソルと、先端規制カーソルと、を備える。キャリッジは、排出トレイの下方に設けられ、シート排出方向に沿って往復移動可能である。スタックトレイは、キャリッジに着脱可能に支持される。幅規制カーソルは、スタックトレイの収納部にスタックされるシートの側端を揃える。先端規制カーソルは、収納部にスタックされるシートの先端を揃える。スタックトレイを使用する場合、スタックトレイのいずれかをシート受け入れ位置に配置するとともに、収納部の上端に形成された受入口がシート受け入れ位置に進入するシートの先端方向を向くようにスタックトレイを傾斜させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられ、排出されたシートを保持するシートスタック装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
一般に、複写機、プリンター及びファクシミリ等の画像形成装置においては、ユーザーの使用条件の多様化により、複数のサイズの用紙が使用可能であることが要求される。特に業務用の複写機やプリンター等の場合、例えばA0、A1サイズのような大サイズの用紙からA4サイズのような小サイズの用紙まで、幅広いサイズの用紙が同時に使用される。これらの用紙は、装置内で画像形成された後、各サイズの用紙を受け入れる十分な大きさを有する排出トレイ上に積載されるが、通常、同一の排出トレイに複数のサイズの用紙が排出、積載されるため、排出トレイの形状等によっては紙詰まり等によりスムーズな排出が困難となる場合がある。
そこで、異なるサイズの用紙を揃えて積載する方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、排紙トレイに備えられ用紙の側端を規制するサイドフェンスの間隔を用紙幅よりも僅かに狭い間隔として、サイドフェンスに用紙を接触させながら用紙の印字面を凹状に反らせて落下させることにより用紙揃えを行う方法が開示されている。
特開2000−318246号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、排紙トレイが一つしか設けられていないため、排紙トレイが満載状態となった場合は排紙トレイから用紙を取り除いた後でないと次の印字が開始できないという問題点があった。また、複数のサイズの用紙を連続して排出した場合、小サイズの用紙は大サイズの用紙に隠れてしまい、正常に排出されたか否かを判断しにくく、画像形成終了後の排出トレイからの用紙の取り出しや用紙の整理も繁雑であった。
本発明は、上記問題点に鑑み、複数のサイズのシートを仕分けしてスタック可能なシートスタック装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、排出トレイと、キャリッジと、複数のスタックトレイと、幅規制カーソルと、先端規制カーソルと、を備えたシートスタック装置である。排出トレイは、画像形成装置本体の上面に設けられ、排出されるシートを積載する。キャリッジは、排出トレイの下方に設けられ、シート排出方向に沿って往復移動可能である。複数のスタックトレイは、キャリッジに着脱可能に支持され、複数枚のシートをスタックする角筒状の収納部を有する。幅規制カーソルは、収納部の内部にシート幅方向に往復移動に配置され、収納部にスタックされるシートの側端を揃える規制位置と、規制位置からシート幅方向に退避した退避位置のいずれかに選択配置される。先端規制カーソルは、収納部の内部にシート進入方向と平行に往復移動に配置され、収納部にスタックされるシートの先端を揃える規制位置と、規制位置からシート排出方向に退避した退避位置のいずれかに選択配置される。スタックトレイを使用する場合、スタックトレイのいずれかを排出トレイに形成されたシート受け入れ位置に配置するとともに、収納部の上端に形成された受入口が排出トレイの上面を通過してシート受け入れ位置に進入するシートの先端方向を向くように前記シート受け入れ位置に配置された前記スタックトレイを傾斜させる。
本発明の第1の構成によれば、複数のスタックトレイのいずれかをシート受け入れ位置に配置することにより、1回の印字動作を終了した後に用紙を取り除くことなく継続して印字動作を行うことができる。また、収納部にスタックされたシートは幅規制カーソル及び先端規制カーソルで縦横が揃えられるため、手動でシートを揃えることなくシートを取り出すことができる。さらに、収納部の上端に形成された受入口が排出トレイの上面を通過してシート受け入れ位置に進入するシートの先端方向を向くようにシート受け入れ位置に配置されたスタックトレイを傾斜させることにより、受入口を介してスタックトレイの収納部内にシートを円滑に進入させることができる。
本発明のシートスタック装置40を備えた画像形成装置100の側面断面図 画像形成装置100を上方から見た平面図 本発明の一実施形態に係るシートスタック装置40の側面図 本実施形態のシートスタック装置40を構成するスタックトレイ43aの斜視図 スタックトレイ43aの収納部50を本体部50aとカバー50bとに分離した状態を示す斜視図 スタックトレイ43aを傾斜して配置した画像形成装置100の側面断面図 スタックトレイ43aからカバー50bを取り外した状態を示す平面図 スタックトレイ43a内に1枚目の用紙S1が進入した状態を示す平面図 第1カーソル60aが規制位置から退避位置に戻った状態を示す平面図 スタックトレイ43a内に2枚目の用紙S2が進入した状態を示す平面図 本体部50aに少量スタック用のカバー50bを装着した状態(図11(a))、及び大量スタック用のカバー50bを装着した状態(図11(b))を示すスタックトレイ43aの側面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のシートスタック装置40を備えた画像形成装置100の内部構造を示す側面断面図であり、図2は、画像形成装置100を上方から見た平面図である。なお、図1及び図2、並びに後述する図6においては、シートスタック装置40の構成を模式的に示しており、シートスタック装置40を構成するスタックトレイ43a〜43cのサイズや、スタックトレイ43a〜43cと排出ローラー対17、排出トレイ18との位置関係等は実際の構成とは異なる。
画像形成装置(例えばモノクロプリンター)100内には、帯電、露光、現像及び転写の各工程によりモノクロ画像を形成する画像形成部Pが配設されている。画像形成部Pには、感光体ドラム5の回転方向(図1の時計回り方向)に沿って、帯電ユニット4、露光ユニット7、現像ユニット8、転写ローラー14、クリーニング装置19、及び除電装置(図示せず)が配設されている。
画像形成動作を行う場合、帯電ユニット4により時計回り方向に回転する感光体ドラム5が一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット7からのレーザービームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピューター(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)がクリーニング装置19の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙カセット10から用紙搬送路12及びレジストローラー対13を経由して搬送され、転写ローラー14(画像転写部)により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着装置15に搬送されてトナー像が定着される。定着装置15を通過した用紙は、用紙搬送路16により装置上部に搬送され、排出ローラー対17により排出トレイ18に排出される。
排出ローラー対17の近傍には排出検知センサー23が配置されている。排出検知センサー23は、例えば発光部と受光部とを有する反射型のPI(フォトインタラプター)センサーであって、用紙が排出ローラー対17を通過しないときは発光部からの検知光は直進するため受光部の検知信号レベルはLOWとなっている。用紙が排出ローラー対17を通過するときは発光部からの検知光が用紙によって反射されて受光部に入射する。これにより、受光部の検知信号レベルがLOWからHIGHに切り替わり、排出ローラー対17からの用紙の排出を検知することができる。
また、画像形成装置100の前面側(図1の左側)上部には操作パネル25が設けられている。画像形成装置100内には画像形成装置100内の各装置に対して制御信号または入力信号の送受信を行う制御部30が設けられている。
画像形成装置100には、排出された用紙を揃えてスタックするシートスタック装置40が設けられている。排出トレイ18には開口部18aを形成するための蓋部材18bが設けられており、図2に示すように、シートスタック装置40を使用する場合は蓋部材18bをスライドさせて開口部18aを形成する。このとき、シートスタック装置40のスタックトレイ43aのみが開口部18aから露出しており、他のスタックトレイ43b、43cは排出トレイ18の下方に配置されている。
図3は、本発明の一実施形態に係るシートスタック装置40の側面図である。シートスタック装置40は、画像形成装置100本体に設けられた上キャリッジ41a、下キャリッジ41bと、上キャリッジ41a及び下キャリッジ41bに着脱可能に装着されるスタックトレイ43a〜43cと、スタックトレイ43a〜43cの傾きを切り替えるリンク部材45とを備える。なお、上キャリッジ41a及び下キャリッジ41bは、スタックトレイ43a〜43cの幅方向両側を支持するために画像形成装置100本体の前後方向(図1の紙面と垂直な方向)の側面にそれぞれ一対ずつ設けられている。
図4は、本実施形態のシートスタック装置40を構成するスタックトレイ43aの斜視図であり、図5は、スタックトレイ43aの収納部50を本体部50aとカバー50bとに分離した状態を示す斜視図である。以下、スタックトレイ43aの構成について説明するが、スタックトレイ43b、43cについても全く同様の構成である。スタックトレイ43aは、用紙をスタックする直方体状の収納部50を有する。収納部50は、本体部50aと、本体部50aに対して着脱可能なカバー50bとで構成される。本体部50aの左右の側面には、円柱状の第1係合軸51a、第2係合軸51bがそれぞれ一対ずつ突設されている。収納部50の上面には用紙を受け入れる受入口53が形成されている。
図3に示すように、本体部50aの上方に設けられた第1係合軸51aは、上キャリッジ41aに形成された第1係合孔に揺動可能に係合している。本体部50aの下方に設けられた第2係合軸51bは、リンク部材45に形成された第2係合孔に揺動可能に係合している。また、リンク部材45は支軸45aによって下キャリッジ41bに揺動可能に連結されている。上キャリッジ41a及び下キャリッジ41bは、画像形成装置100本体の前後方向の側板に設けられたガイドレール(図示せず)に摺動可能に支持されている。上キャリッジ41a及び下キャリッジ41bは、互いの相対位置(距離)を一定に維持した状態で駆動機構(図示せず)により用紙排出方向(矢印A方向)と平行に往復移動可能となっている。
図4に示すように、本体部50aには、受入口53の幅方向両端縁に沿って垂直に突出する一対のガイドリブ55が形成されている。ガイドリブ55の内面側にはガイド部材57が付設されている。ガイド部材57は、受入口53に進入する用紙の紙面方向(図4の紙面と垂直な方向)から見て円弧状に形成されている。ガイド部材57の最小間隔w(図7参照)は、最大サイズの用紙幅と略同一に形成されている。排出ローラー対17から排出された用紙はガイド部材57の円弧形状により受入口53aの幅方向中央部に誘導され、受入口53aを介して収納部50内に進入する。なお、最大サイズよりも小さい用紙を受け入れるときは、用紙が幅方向にずれている場合にいずれかの側端縁を一方のガイド部材57に接触させながら受入口53aの略中央部に誘導される。
次に、本発明のシートスタック装置40を用いた用紙のスタック手順について説明する。先ず、スタックトレイ43a〜43cの第1係合軸51a、第2係合軸51bを上キャリッジ41a及びリンク部材45の係合孔に係合させることにより、画像形成装置100にスタックトレイ43a〜43cを装着する。なお、ここでは3つのスタックトレイ43a〜43cを装着しているが、スタックトレイ43aのみ、或いはスタックトレイ43a、43bのみを装着することもできる。
次に、印字動作に先立ってスタックトレイ43aの使用を指示する。スタックトレイ43aを使用するか否かの指示は、パーソナルコンピューターから印字命令と共に入力しても良いし、画像形成装置100の操作パネル25(図1参照)から入力しても良い。例えば、印字枚数が少なく用紙を揃える手間がかからない場合等はスタックトレイ43a〜43cを使用しない旨の指示を行う。スタックトレイ43a〜43cを使用しない場合は排出トレイ18上に用紙が排出される。
また、スタックトレイ43aの使用が指示された場合は、パーソナルコンピューターのモニター画面、或いは画像形成装置100の操作パネル25にスタックトレイ43a〜43cの使用確認画面を表示することが好ましい。これにより、印字枚数が少ないにも係わらず、ユーザーが誤ってスタックトレイ43a〜43cの使用の指示を入力してしまった場合に使用確認画面から使用をキャンセルすることができる。また、スタックトレイ43a〜43cが装着されていない状態でスタックトレイ43aの使用が指示された場合は、パーソナルコンピューターのモニター画面、或いは画像形成装置100の操作パネル25にスタックトレイ43a〜43cが未装着であることを示すエラー画面を表示することが好ましい。
制御部30(図1参照)からの制御信号によってスタックトレイ43aの使用が指示された場合、駆動機構(図示せず)によって蓋部材18bがスライドし、排出トレイ18に開口部18aが形成される。スタックトレイ43aが連結されたリンク部材45を、駆動機構(図示せず)によって支軸45aを支点として時計回り方向に回動させる。これにより、図6に示すように、リンク部材45に連結されたスタックトレイ43aの下端部が持ち上げられ、スタックトレイ43aは第1係合軸51aを支点として図6の時計回り方向に揺動する。これにより、スタックトレイ43aは排出トレイ18上を通過して開口部18aに進入するシートの先端方向に受入口53を向けた状態で開口部18a内に傾斜して配置される。この状態で、排出ローラー対17から排出された用紙は排出トレイ18に沿って摺動し、用紙の先端が開口部18aの端縁から受入口53に誘導される。そして、受入口53を通過して収納部50内に受け入れられる。
図7は、スタックトレイ43aからカバー50bを取り外した状態を示す平面図である。図7を用いてスタックトレイ43aの内部構造について説明する。本体部50a内には受入口53から進入する用紙の側端の位置決めを行う幅規制カーソル60と、受入口53から進入する用紙の先端の位置決めを行う先端規制カーソル61とが設けられている。幅規制カーソル60は、用紙の進入方向上流側に配置される一対の第1カーソル60aと、進入方向下流側に配置される一対の第2カーソル60bとで構成されている。
本体部50aの内壁面には用紙検知センサー70が設けられている。用紙検知センサー70は、排出検知センサー23と同様の反射型PIセンサーであって、用紙がスタックされているときは発光部からの検知光が用紙によって反射されて受光部に入射するため受光部の検知信号レベルはHIGHとなっている。スタックされた用紙が除去されると、発光部からの検知光は直進するため受光部の検知信号レベルがHIGHからLOWに切り替わり、スタックトレイ43aからの用紙の取り出しを検知することができる。
第1カーソル60a及び第2カーソル60bは、ステッピングモーター(図示せず)によりそれぞれ独立して用紙の幅方向(図7の矢印B方向)に往復移動可能となっている。先端規制カーソル61は、ステッピングモーター(図示せず)により用紙の進入方向と平行な方向(図7の矢印C方向)に往復移動可能となっている。収納部50への用紙の受け入れが指示されていない状態では、第1カーソル60a、第2カーソル60b、及び先端規制カーソル61は図7に示す本体部50aの内壁面に沿った位置(退避位置)に配置されている。
図8は、スタックトレイ43a内に1枚目の用紙S1が進入した状態を示す平面図である。図8に示すように、1枚目の用紙S1がガイド部材57を通過して幅規制カーソル60に差し掛かったタイミング、より詳しくは、用紙S1の先端が第1カーソル60aに差し掛かったタイミングで第1カーソル60a、第2カーソル60b、先端規制カーソル61が退避位置から本体部50aの内壁面から離間する方向に移動し、用紙S1の幅方向及び長手方向の位置決めを行う位置(規制位置)に配置される。そして、用紙S1の側端が第1カーソル60a、第2カーソル60bに当接し、用紙S1の先端が先端規制カーソル61に当接して用紙S1の位置決めが行われる。
用紙S1の先端が第1カーソル60aに差し掛かるタイミングは、排出検知センサー23による用紙S1の検知タイミング、用紙S1の搬送速度、及び排出ローラー対17から受入口53までの距離に基づいて算出される。
第1カーソル60a、第2カーソル60b、及び先端規制カーソル61の規制位置(退避位置からの移動量)は、収納部50内に受け入れられる用紙S1のサイズによって決定される。例えば画像形成装置100が図1に示したようなプリンターである場合、パーソナルコンピューターから入力される印字命令において選択され、制御部30に送信された用紙サイズ、或いは給紙カセット10内の用紙サイズを検知する用紙サイズ検知機構(図示せず)から制御部30に送信された用紙サイズによって決定される。また、画像形成装置100がコピー機能を有する場合は、画像読取部にセットされた原稿サイズによって決定することもできる。
1枚目の用紙S1の受け入れが完了すると、図9に示すように、第1カーソル60aが規制位置から退避位置に戻る。そして、図10に示すように、2枚目の用紙S2がガイド部材57を通過して第1カーソル60aに差し掛かったタイミングで、再び第1カーソル60aが規制位置に移動する。用紙S2の先端が第1カーソル60aに差し掛かるタイミングは1枚目の用紙S1の場合と同様に算出される。2枚目の用紙S2の受け入れが完了すると、第1カーソル60aは規制位置から退避位置に戻る。3枚目以降の用紙の受け入れも同様に実行され、用紙を幅方向及び排出方向に揃えた状態で収納部50内にスタックすることができる。
上述したように、第1カーソル60aは、受入口53からガイド部材57を通過して進入する用紙を収納部50内に円滑に受け入れるために、用紙を1枚受け入れる毎に退避位置と規制位置とを往復移動する。一方、第2カーソル60b、先端規制カーソル61は、受け入れが完了した用紙の位置を保持する機能を有するために、1枚目の用紙S1を受け入れる際に規制位置に移動した後は移動しない。
スタックトレイ43aが満杯状態になった場合は、収納部50から用紙を取り出して再び用紙を受け入れ可能な状態とするか、スタックトレイ43bまたは43cを使用するかを選択することができる。スタックトレイ43aが満杯状態であるか否かは、排出検知センサー23からの検知信号を制御部30に送信してカウントされる排出枚数がスタックトレイ43aの容量を超えたか否かで判断される。
収納部50から用紙を取り出す場合は、図9に示すように、収納部50にスタックされた用紙の上端が受入口53から突出するように先端規制カーソル61の規制位置が調整されるため、用紙の上端を把持してスタックされた用紙の幅方向、長手方向がずれないように取り出すことができる。また、収納部50への用紙のスタックが終了した後、先端規制カーソル61を規制位置からさらに上方に移動させてスタックされた用紙の上端を開口部18aから排出トレイ18よりも上方に突出させることにより、用紙の取り出しがより一層容易になる。また、スタックトレイ43aを画像形成装置100本体から取り外した後、カバー50bを外して取り出すことも可能である。
スタックトレイ43bを使用する場合は、上キャリッジ41a及び下キャリッジ41bを用紙排出方向(図6の矢印A方向)に移動させてスタックトレイ43bをスタックトレイ43aがあった位置(開口部18aに対向するシート受け入れ位置)に配置する。そして、リンク部材45を回動させてスタックトレイ43bを傾斜させ、用紙の排出が継続して行われる。また、画像形成装置100の左側面側に設けられた側面カバー80(図6参照)を開放した状態でスタックトレイ43aを元の位置から用紙排出方向(図6の矢印A方向)に移動させることにより、スタックトレイ43aが画像形成装置100から突出するため、上キャリッジ41a及びリンク部材45からの取り外しが容易となる。なお、スタックトレイ43aには第1カーソル60a、第2カーソル60b、及び先端規制カーソル61を移動させるためのステッピングモーター(図示せず)や用紙検知センサー70との間で電力や信号を送受信するためのケーブルが接続される。そのため、スタックトレイ43aを着脱する際はコネクター(ドロワー)の着脱も同時に行う必要がある。
また、図11(a)、図11(b)に示すように、カバー50bを付け替えることで収納部50のスタック可能枚数(容量V)を変更できる。図11(a)は少量スタック用(100枚スタック可能)のカバー50bを装着した状態、図11(b)は大量スタック用(200枚スタック可能)のカバー50bを装着した状態のスタックトレイ43aを下方向(受入口53と反対側)から見た側面図である。スタックトレイ43a〜43cに異なるカバー50bを装着することで、各スタックトレイ43a〜43cのスタック可能枚数を変更し、用途に応じてスタックトレイ43a〜43cを使い分けることができる。
また、連続印字が終了した後、スタックトレイ43aに用紙がスタックされたままである場合は、通常は同じスタックトレイ43aは使用されず、スタックトレイ43bが使用される。但し、ユーザーによってスタックトレイ43aを使用する旨の指示がなされている場合は、収納部50のスタック可能枚数に到達するまでスタックトレイ43aを継続して使用することができる。スタックトレイ43aの収納部50内にスタックされた用紙の枚数は、制御部30によってカウントされた印字枚数を、パーソナルコンピューターのモニター画面、或いは画像形成装置100の操作パネル25に表示することで確認できる。
本実施形態のシートスタック装置40によれば、3つのスタックトレイ43a〜43cを備えるため、1回の印字動作(タスク)を終了した後に用紙を取り除くことなく継続して印字動作を行うことができる。また、画像形成装置100が複数のパーソナルコンピューター(外部端末)に接続されている場合、予め各パーソナルコンピューターから受信した印字情報に対してスタックトレイ43a〜43cのいずれかを割り当てておけば、印字命令を受信したパーソナルコンピューターに割り当てられたスタックトレイ43a〜43cをシート受け入れ位置に配置して用紙がスタックされる。従って、スタックされた用紙の仕分けが容易となる。
また、印字動作を開始する前にスタックトレイ43a〜43cを使用するか否かを選択することができるため、印字枚数が少ない場合はスタックトレイ43a〜43cの使用を指示しないことで、蓋部材18bがスライドせず開口部18aも形成されないため、用紙を排出トレイ18上に排出することができる。スタックトレイ43a〜43cは画像形成装置100に対して着脱可能であるため、使用しないときはスタックトレイ43a〜43cを取り外しておくことで画像形成装置100の設置スペースも小さくなる。
また、スタックトレイ43a〜43cの受入口53から収納部50内に受け入れられた用紙は、第1カーソル60a及び第2カーソル60bから成る幅規制カーソル60、及び先端規制カーソル61によって幅方向、長手方向が揃えられた状態でスタックされるため、用紙を手で揃える必要がなくなる。さらに、スタックトレイ43a〜43c内にスタックされた用紙を取り除く場合は、受入口53から突出する用紙の上端を把持することで用紙を揃えた状態で簡単に取り出すことができる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、カイフドリブ55から内側に円弧状に突出するガイド部材57を付設しているが、例えば受入口53aに向かって幅狭となるテーパー形状等の他の形状のガイド部材を用いることもできる。
また、上記実施形態では、上キャリッジ41a、下キャリッジ41b、リンク部材45を用いてスタックトレイ43a〜43cの配置及び傾きを変更しているが、従来公知の他の駆動機構を用いてスタックトレイ43a〜43cの配置及び傾きを変更することもできる。
また、本発明のシートスタック装置40は図1に示したようなモノクロプリンターに限らず、カラープリンター、モノクロ及びカラー複写機、デジタル複合機、或いはファクシミリ等の他のタイプの画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、排出されたシートを保持するシートスタック装置に利用可能である。本発明の利用により、複数のサイズのシートを仕分けしてスタック可能なシートスタック装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
17 排出ローラー対(シート排出部)
18 排出トレイ
18a 開口部(シート受け入れ位置)
18b 蓋部材
23 排出検知センサー
25 操作パネル
30 制御部
40 シートスタック装置
41a 上キャリッジ
41b 下キャリッジ
43a〜43c スタックトレイ
45 リンク部材
45a 支軸
50 収納部
50a 本体部
50b カバー
51a 第1係合軸
51b 第2係合軸
53 受入口
55 ガイドリブ
57 ガイド部材
60 幅規制カーソル
60a 第1カーソル
60b 第2カーソル
61 先端規制カーソル
70 用紙検知センサー
100 画像形成装置

Claims (12)

  1. 画像形成装置本体の上面に設けられ、排出されるシートを積載する排出トレイと、
    前記排出トレイの下方に設けられ、シート排出方向に沿って往復移動可能なキャリッジと、
    該キャリッジに着脱可能に支持され、複数枚のシートをスタックする角筒状の収納部を有する複数のスタックトレイと、
    前記収納部の内部にシート幅方向に往復移動可能に配置され、前記収納部にスタックされる前記シートの側端を揃える規制位置と、前記規制位置からシート幅方向に退避した退避位置のいずれかに選択配置される幅規制カーソルと、
    前記収納部の内部にシート進入方向と平行に往復移動可能に配置され、前記収納部にスタックされる前記シートの先端を揃える規制位置と、前記規制位置からシート排出方向に退避した退避位置のいずれかに選択配置される先端規制カーソルと、
    を備え、
    前記スタックトレイを使用する場合、前記スタックトレイのいずれかを前記排出トレイに形成されたシート受け入れ位置に配置するとともに、前記収納部の上端に形成された受入口が前記排出トレイの上面を通過して前記シート受け入れ位置に進入するシートの先端方向を向くように前記シート受け入れ位置に配置された前記スタックトレイを傾斜させることを特徴とするシートスタック装置。
  2. 前記先端規制カーソルは、前記収納部へのシートのスタックが終了した後、前記規制位置から上方に移動することにより前記収納部にスタックされたシートの上端を前記シート受け入れ位置から前記排出トレイよりも上方に突出させることを特徴とする請求項1に記載のシートスタック装置。
  3. 前記キャリッジは、前記スタックトレイの両側端下部に回動可能に連結される一対のリンク部材を介して前記スタックトレイの両側端下部を揺動可能に支持しており、
    前記キャリッジを水平移動させることにより前記シート受け入れ位置に配置される前記スタックトレイを切り替えるとともに、
    前記リンク部材を所定量回動させることにより前記シート受け入れ位置に配置された前記スタックトレイを傾斜させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシートスタック装置。
  4. 前記幅規制カーソルは、シートの進入方向上流側に配置される一対の第1カーソルと、シートの進入方向下流側に配置される一対の第2カーソルと、を有し、
    前記収納部に1枚目のシートをスタックする場合、前記1枚目のシートの先端が前記第1カーソルを通過し始めたときに前記第1カーソル、前記第2カーソル及び前記先端規制カーソルを前記退避位置から前記規制位置に移動させるとともに、前記1枚目のシートのスタックが完了した後に前記第1カーソルのみを前記退避位置に戻し、
    前記収納部に2枚目以降のシートをスタックする場合、前記2枚目以降のシートの先端が前記第1カーソルを通過し始めたときに前記第1カーソルを前記退避位置から前記規制位置に移動させるとともに、前記2枚目以降のシートのスタックが完了した後に前記第1カーソルを前記退避位置に戻すことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシートスタック装置。
  5. 前記収納部は、前記開口部の幅方向両端から垂直に突出する一対のガイドリブと、該ガイドリブの内面側に付設され、前記受入口に進入するシートの面方向から見て円弧状である一対のガイド部材と、を備え、
    前記一対のガイド部材の最小間隔は、前記収納部にスタックされる最大サイズの用紙幅と略同一であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシートスタック装置。
  6. 前記収納部は、本体部と、該本体部に対し選択的に装着可能な複数種のカバーとで構成されており、
    前記本体部に装着する前記カバーを変更することで前記収納部のスタック可能枚数を変更可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシートスタック装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のシートスタック装置と、
    該シートスタック装置にシートを排出するシート排出部と、
    前記シートスタック装置を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、印字動作開始前に前記スタックトレイの使用が指示された場合は前記キャリッジを移動させて前記スタックトレイのいずれかを前記シート受け入れ位置に配置することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記スタックトレイを使用するか否かの確認を行う使用確認画面を表示可能な操作パネルを備え、
    前記制御部は、印字動作開始前に前記スタックトレイの使用が指示された場合は前記操作パネルに前記使用確認画面を表示し、前記スタックトレイの使用が確認された後に前記キャリッジを移動させて前記スタックトレイのいずれかを前記シート受け入れ位置に配置することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記シート排出部から排出されるシートサイズ情報に基づいて前記幅規制カーソル及び前記先端規制カーソルの規制位置を決定することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、印字動作が終了した後にシートがスタックされた前記スタックトレイを前記シート受け入れ位置から移動させるとともに、他の前記スタックトレイのいずれかを前記シート受け入れ位置に配置することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、複数の外部端末から印字情報を受信可能である場合、予め前記各外部端末から受信した印字情報に対して使用する前記スタックトレイを割り当てておき、
    いずれかの前記外部端末から印字情報を受信したときは当該外部端末に割り当てられた前記スタックトレイを前記シート受け入れ位置に配置してシートをスタックすることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記シート排出部から排出されるシートを検知する排出検知センサーを備え、
    前記制御部は、印字動作が終了した後に前記排出検知センサーにより検知されたシート排出枚数が前記スタックトレイのスタック可能枚数を超えない場合、前記制御部に送信された指示に基づいて当該スタックトレイへのシートのスタックを継続するか、前記シート受け入れ位置に配置される前記スタックトレイを他の前記スタックトレイに切り替えるかを選択することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
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