JP2017226257A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
Description
操舵力を伝達するステアリングシャフトと、
軸方向に延びるガイド溝部を備え、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するアウタコラムと、
軸方向の相対移動を可能に、車両前方側部分が前記アウタコラムに内嵌し、前記アウタコラムと共に前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するインナコラムと、
前記ガイド溝部内に収容され、前記インナコラムに取り付けられ、テレスコピック調整の際に所定の位置で固定側ストッパーに当接することでテレスコピック調整範囲を制限する可動側ストッパーと、を有し、
前記インナコラムには、径方向に貫通した第1の孔と、前記第1の孔と軸方向に並んで配置され、径方向に貫通した第2の孔とが形成されており、
前記第2の孔は、前記第1の孔に対して、前記固定側ストッパーの側に形成されており、
前記可動側ストッパーは、前記第1の孔に挿入され、前記固定側ストッパーに当接する際の荷重を前記インナコラムに伝える芯金と、前記芯金に固定され、前記芯金が前記インナコラムから外れるのを防ぐ芯金押さえとを有し、
前記芯金押さえは、径方向内側に延び、前記第2の孔に挿入された係止爪を有することを特徴とするステアリング装置を提供する。
これにより、組立が容易であり、製造コストの増加を抑えることが可能なステアリング装置を提供することができる。
これにより、インナコラムの加工が容易となる。
前記固定側ストッパーは、前記ガイド溝部に径方向に貫通して形成された第3の孔を通して前記アウタコラムの径方向外側から径方向内側に挿入された遮断部と、前記遮断部と一体に形成され、前記アウタコラムの外周面に固定された基部とを有する。
これにより、可動側ストッパーをインナコラムに取り付けるための開口部をアウタコラムに形成する必要がなくなり、アウタコラムの剛性が高まる。
これにより、芯金押さえが固定側ストッパーに当接した際に異音が発生するのを防ぐことができる。
これにより、インナコラムとアウタコラムを電気的に接続し、ステアリングホイールから車体への通電経路を確保することができる。
これにより、可動側ストッパーとアウタコラムの間のガタ詰めを行うことができ、また、通電部材が確実にアウタコラムに接触するものとなる。
これにより、部品点数を減らし、製造コストの増加を抑えることができる。
ステアリングコラムは、アウタコラム10とインナコラム11とから軸方向に伸縮可能に構成されている。アウタコラム10にはインナコラム11の外径よりも僅かに大きい内径を有する保持筒孔13が軸方向に沿って形成されており、この保持筒孔13にインナコラム11の車両前方側部分が内嵌している。
図5は本願の実施形態に係るステアリング装置2の図2に示す縦断面図のうち可動側ストッパー30周辺を拡大して示す拡大断面図である。図5に示すように、インナコラム11の前方側の上部にはアウタコラム10のガイド溝部25内に収容された可動側ストッパー30が装着されている。アウタコラム10とインナコラム11との相対回転は、ガイド溝部25の内側側面と可動側ストッパー30との係合によって阻止される。
図3に示すように、チルトブラケット12は、左右方向に延びる上板71と、この上板71の下面に溶接された左右側板72、73とを有している。上板71は、ボルト等によって車体100に締結される。左右側板72、73の間隔は、自由状態でアウタコラム10の左右方向の幅よりも若干大きく設定されている。左右側板72、73には、チルト調整用長孔72a、73aが形成されている。チルト調整用長孔72a、73aは、前述したピボットボス22を中心とする円弧状に形成されている。
図2に示すように、インナコラム11の前方側部分の下面には、スリット部26に遊嵌するアルミ合金ダイキャスト成型品のロアストッパ50が装着されている。ロアストッパ50の前端には軸方向かつ上下方向に切断した断面が略L字形状のバッファ保持部52が下方に向けて突出して形成されており、このバッファ保持部52にゴム製のバッファブロック53が保持されている。
図2に示すように、ステアリングシャフト3は、テレスコピック調整を可能とすべくステアリングコラム内で互いにスプライン結合されたロアステアリングシャフト61およびアッパーステアリングシャフト62と、トーションバー44を介してロアステアリングシャフト61と連結された出力軸39とによって構成されている。ステアリングシャフト3は、インナコラム11の後方側部分に嵌挿されたボールベアリング29と、電動アシスト機構4のハウジング5に嵌挿されたボールベアリング37、38とによって回転自在に支持されている。
図3に示すように、運転者が操作レバー82を締め付け側に回動させると、固定カム84の傾斜カム面の山に可動カム83の傾斜カム面の山が乗り上げ、締付ボルト81を左側に引っ張る一方で固定カム84を右側に押圧する。これにより、左右側板72、73がアウタコラム10のクランプ部10a、10aを左右から締め付け、ステアリングコラムのチルト方向の移動を制限するのと同時に、アウタコラム10がインナコラム11を締め付ける締付摩擦力と摩擦板85に生じる摩擦力とによってインナコラム11の軸方向の移動が制限される。
2 ステアリング装置
3 ステアリングシャフト
4 電動アシスト機構
5 ハウジング
10 アウタコラム
10a クランプ部
10c 変形抑制部
10f 前端部
10g 締付部
11 インナコラム
11b、11c 孔
11d 横断部
12 チルトブラケット
13 保持筒孔
21 カラー
22 ピボットボス
22a ボス孔
23、24 ガイド壁
25 ガイド溝部
25a、25b 内壁
25c 孔
26 スリット部
28 貫通孔
29 ボールベアリング
30 可動側ストッパー
33 固定側ストッパー
33a 基部
33b 遮断部
37、38 ボールベアリング
39 出力軸
44 トーションバー
50 ロアストッパ
51 樹脂ピン
52 バッファ保持部
53 バッファブロック
56 ボルト
58 通電部材
58a 固定部
58b、58c、58d、58e 摺接部
59 芯金
59a 板状部
59b 凸部
60 芯金押さえ
60a 囲繞部
60b 係止爪
61 ロアステアリングシャフト
61a 雄スプライン
62 アッパーステアリングシャフト
62a 雌スプライン
62b セレーション
71 上板
72 左側板
72a チルト調整用長孔
73 右側板
73a チルト調整用長孔
80 チルト・テレスコピック調整機構
81 締付ボルト
81a 雄ねじ
82 操作レバー
83 可動カム
84 固定カム
85 摩擦板
85a 長孔
86 中間摩擦板
87 押圧板
88 スラスト軸受
89 ナット
100 車体
101 ステアリングホイール
101a ボス部
102 中間シャフト
103 ステアリングギヤ
104 タイロッド
Claims (7)
- 操舵力を伝達するステアリングシャフトと、
軸方向に延びるガイド溝部を備え、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するアウタコラムと、
軸方向の相対移動を可能に、車両前方側部分が前記アウタコラムに内嵌し、前記アウタコラムと共に前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するインナコラムと、
前記ガイド溝部内に収容され、前記インナコラムに取り付けられ、テレスコピック調整の際に所定の位置で固定側ストッパーに当接することでテレスコピック調整範囲を制限する可動側ストッパーと、を有し、
前記インナコラムには、径方向に貫通した第1の孔と、前記第1の孔と軸方向に並んで配置され、径方向に貫通した第2の孔とが形成されており、
前記第2の孔は、前記第1の孔に対して、前記固定側ストッパーの側に形成されており、
前記可動側ストッパーは、前記第1の孔に挿入され、前記固定側ストッパーに当接する際の荷重を前記インナコラムに伝える芯金と、前記芯金に固定され、前記芯金が前記インナコラムから外れるのを防ぐ芯金押さえとを有し、
前記芯金押さえは、径方向内側に延び、前記第2の孔に挿入された係止爪を有することを特徴とするステアリング装置。 - 前記第1の孔と前記第2の孔は軸方向に連続した1つの孔として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
- 前記ガイド溝部は、前記アウタコラムの径方向内側で車両後方端まで形成された有底溝であり、
前記固定側ストッパーは、前記ガイド溝部に径方向に貫通して形成された第3の孔を通して前記アウタコラムの径方向外側から径方向内側に挿入された遮断部と、前記遮断部と一体に形成され、前記アウタコラムの外周面に固定された基部とを有することを特徴とする請求項1または2に記載のステアリング装置。 - 前記芯金押さえは樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のステアリング装置。
- 前記可動側ストッパーは、前記芯金または前記芯金押さえに固定され、前記芯金および前記アウタコラムに接する通電部材を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のステアリング装置。
- 前記通電部材は、弾性変形して前記ガイド溝部に所定の圧力で接触していることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のステアリング装置。
- 前記芯金押さえは前記芯金と一体成型されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のステアリング装置。
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JP2016122139A JP6759746B2 (ja) | 2016-06-20 | 2016-06-20 | ステアリング装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7363646B2 (ja) | 2019-04-25 | 2023-10-18 | 株式会社ジェイテクト | ステアリング装置 |
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-
2016
- 2016-06-20 JP JP2016122139A patent/JP6759746B2/ja active Active
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