JP2017225655A - トイレキット - Google Patents

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【課題】嵩張らず保管スペースを取らずに備蓄しておくことができ、用を足す際の使用快適性が良好であり、使用後に排泄物の漏れや臭いの揮散を防止し、使用後の後処理を容易に行えるトイレキットを提供する。【解決手段】トイレキット1は、便座の上面又は便器本体の開口縁部に載置するシート状本体部と、該シート状本体部の裏面に該排泄物処理袋収容用袋部が固着一体化された便座シート10、排泄物を入れるための排泄物処理袋20、バンド状部材と、該バンド状部材を挿通するバックルと、該バックルに設けられた係止爪とを備えた結束バンドと、前記バンド状部材の幅方向両端に係止歯列が形成され、双方の係止歯列の間に長孔が形成され、かつ前記バンド状部材にキー突起が形成され、前記バックルのバンド挿通孔にキー溝が設けられ、前記バックルに対する前記バンド状部材の表裏方向が規制される結束バンド30、脱臭性を備えた排泄物凝固材40を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、災害時や緊急時等の非常時に備えて家庭等で備蓄しておく、トイレキットに関する。
震災や台風等の大規模災害の際には、上下水道や電気等のライフラインが寸断され、水洗トイレは使用できなくなる。現状ではライフラインの仮復旧までにかなりの時間を要することが多いが、トイレの利用は日常生活の中で最も多い生活行動であり、人の生理現象に由来するものであるから、生活していくために避けることはできない。したがって、水洗トイレが使用不能な場合におけるトイレの問題は非常に切実な問題である。
例えば、大規模災害により水洗トイレが使用不能になった場合には、自治体等によって仮設トイレが設置されるが、設置場所等の状況によっては仮設トイレの設置自体が困難な場合がある。また、仮設トイレを設置できても、その数が不十分であったり、また、不衛生なトイレ環境から異臭の揮散や感染症の発生といった公衆衛生上の問題やトイレを我慢することによる健康上の問題が引き起こされたりする場合が少なくない。
このような仮設トイレの実態を反映してか、あるアンケートにおいて、大震災時に自宅で最も不自由であると感じたことは何かについて問うたところ、トイレの断水であるという結果が報告されている。こうした点を踏まえると、非常時に安全・安心して快適にトイレが利用できるよう、日頃から非常用の簡易トイレを家庭等で備蓄しておくことが防災対策として肝要である。
しかしながら、非常食や飲料水とは異なり、非常用の簡易トイレを前もって用意している人はごくわずかであるのが現状である。そこで、防災対策の一環として、各家庭において非常用の簡易トイレを備蓄することを自治体等は推進している。
従来、利便性のある非常用の簡易トイレとしては、各種構成のものが知られている。そのような簡易トイレの1例としては、少なくとも央部床仕上げ板と左右の側部床仕上げ板との3枚に分割された床仕上げ板と、便器とを必須部材とし、上記必須部材に、トイレ室を構成するトイレ構成部材を組み合わせてなるトイレ用キットが報告されている(特許文献1)。
その他の1例としては、折り畳み可能に構成された脚部と、その脚部の折り畳みとともに内部側に格納されるように当該脚部に取り付けられた便座兼用の座部と、上記便座兼用の座部に貫通形成された便座開口に着脱可能に取り付けられた排泄物収容部とを備えている携帯トイレが報告されている(特許文献2)。
特開2003−13620号公報 特開2004−242975号公報
しかしながら、従来知られている非常用の簡易トイレのうち、大型の構造物は、備蓄しておくのに、かなりの保管スペースを取ったり、その組立に多くの時間や手間を要したりする等の欠点があり、一方、小型の構造物は、用を足す際の使用快適性が良好とはいえず、また使用後に排泄物の漏れや臭いの揮散を有効に防止することができず、使用後の後処理も容易でない等の欠点がある。そして、これらの欠点を解消し、必要な構成部材が全てパッケージ化されたトイレキットは、未だ見当たらないのが現状である。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、嵩張らず保管スペースを取らずに備蓄しておくことができ、また、従来あるトイレを利用するため、用を足す際の使用快適性が良好であり、しかも、使用後に排泄物の漏れや臭いの揮散を簡単、確実に防止し、使用後の後処理を容易に行うことができる、トイレキットの提供を目的とする。
本発明は、少なくとも以下の構成部材一式を備えたトイレキットである。
(1)便座の上面又は便器本体の開口縁部に載置するシート状本体部と排泄物処理袋収容用袋部を備え、該シート状本体部の裏面に該排泄物処理袋収容用袋部が固着一体化されている便座シート。
(2)排泄物を入れるための排泄物処理袋。
(3)係止歯列が一体的に形成されたフレキシブルなバンド状部材と、該バンド状部材を挿通せしめるバックルと、該バックルに設けられた係止爪とを備えた結束バンドであって、前記バンド状部材の幅方向両端の縁に沿って、それぞれ係止歯列が形成されるとともに、双方の係止歯列の間に長孔が形成されており、かつ前記バンド状部材にキー突起が形成されるとともに、前記バックルのバンド挿通孔にキー溝が設けられていて、前記バックルに対する前記バンド状部材の表裏方向が規制される結束バンド。
(4)脱臭性を備えた排泄物凝固材。
本発明は、嵩張らず保管スペースを取らずに備蓄しておくことができ、また、従来あるトイレを利用するため、用を足す際の使用快適性が良好であり、さらには、使用後の後処理が簡単に行うことができ、排泄物処理袋内の排泄物の漏れや外部への臭いの揮散を有効に防止することができる。
本発明の1実施形態に係るトイレキットの構成部材一式を示した説明図である。 便座シートの1実施形態を示す説明図であって、(A)は折り畳んだ状態、(B)は広げた状態を示す。 結束バンドの1実施形態を示す平面図である。 前記実施形態の結束バンドを湾曲させて、その先端をバックルの挿通孔に対向させた状態の斜視図である。 前記実施形態の作用効果を説明するために示した図であって、(A)はバックルの挿通孔付近を表すイメージ図、(B)及び(C)はそれぞれバンド先端付近の横断面を表すイメージ図である。(D)は、(A)と(B)とを組み合わせた模式図である。 請求項4に記載の発明に係る結束バンドの1実施形態を示す平面図である。 便座シートを洋式トイレに装着した状態を示す説明図である。 便座シートを和式トイレに装着した状態を示す説明図である。
以下、本発明について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、当然のことながら、本発明は図面に示された態様に限定されるものではない。
図1は、本発明の1実施形態に係るトイレキット1の構成部材一式を示した説明図である。図1中、便座シート10、排泄物処理袋20、結束バンド30、排泄物凝固材40は必須の構成部材であり、排泄物凝固材の収納容器50、スコップ60、排泄物まとめ袋70は任意の構成部材である。便座シート10は折り畳んだ状態で示している。また、収納容器50及びスコップ60は紙材から所定の形状に切り出した平板状の展開状態で示してあり、使用時には折り曲げて立体的に組み立てて使用する。本発明のトイレキットには、その他の構成部材、例えば、使用説明書を含めることができる。これらの構成部材一式は、通常、収納ケースや収納袋(図示せず)内にまとめて収納して保管しておき、非常時に使用する際、各構成部材を取り出して使用することになる。
便座シート10は、図2に示すように、便座の上面又は便器本体の開口縁部に載置するシート状本体部11と排泄物処理袋収容用袋部12を備え、シート状本体部11の裏面に排泄物処理袋収容用袋部12が固着一体化された構造を有する。図2の(A)は折り畳んだ状態、(B)は広げた状態を示す。前記便座シート10は、平時は折り畳んで収納ケースや収納袋内に収納しておくと保管スペースの点で好ましい。便座シート10を使用するにあたっては、家庭や各種施設のトイレの便座の上面又は便器本体の開口縁部に載置して使用される。
シート状本体部11は、便座の上面又は便器本体の開口縁部を適当な範囲で被覆し、便座の上面又は便器本体の開口縁部に載置できる平板状部材である。図2に示したシート状本体部11は、左右対称の弧状に形成された2つの部分からなる一対のセパレートタイプのものである。シート状本体部11の形状は、便座の上面又は便器本体の開口縁部に載置できる限り特に限定されるものではなく、例えば、便座形状に沿った3つ以上の部分からなるセパレートタイプでもよいし、1つの部分からなるO型、U型等にしてもよい。
また、シート状本体部11の材質は、便座の上面又は便器本体の開口縁部に載置して使用できる限り特に材質は限定されず、特には弾力性のあるスポンジで形成すると着座感が良好で使用快適性の点で優れるが、紙、プラスチック、セラミクス等であっても差し支えない。
シート状本体部11の裏面には排泄物処理袋収容用袋部12が固着一体化されている。シート状本体部11の裏面に排泄物処理袋収容用袋部12を固着一体化するには、例えば、シート状本体部11の裏面の一部又は全域に接着剤や粘着剤を塗布して排泄物処理袋収容用袋部12をその開口周縁に沿って固着させる。その他、シート状本体部11に排泄物処理袋収容用袋部12を熱融着させてもよい。
排泄物処理袋収容用袋部12は、本発明に係るトイレキットを使用して用を足す際に、開いた状態の排泄物処理袋20を収容するための、一辺が開口される四角形状等の袋である。その材質は排泄物を入れた排泄物処理袋20を収容しても破損しない程度の強度及び耐水性を有する限り特に限定されず、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン、生分解性ポリマー等が挙げられる。排泄物処理袋収容用袋部12の大きさは、排泄物処理袋20を収容することができ、便器の内部に挿入できる程度の大きさが好ましい。
排泄物処理袋20は、排泄物を入れるための一辺が開口される四角形状等の袋である。その材質は排泄物を入れても破損しない程度の強度及び耐水性を有する限り特に限定されず、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン、生分解性ポリマー等が挙げられる。前述したように、本発明に係るトイレキットを使用して用を足す際に、排泄物処理袋20は開いた状態にして排泄物処理袋収容用袋部12内に収容される。排泄物処理袋20の大きさは、排便等に適した大きさであればよい。
図3は、結束バンド30の1実施形態を示す平面図である。結束バンド30は、ラチェット機構に基づき、排泄物の入った前記排泄物処理袋収容用袋部を密封するために使用されるフレキシブルなバンド状の結束具(Cable Ties)である。
本実施形態のバンド状部材は、従来一般の結束バンドが備える、平たく細長いバンド状部材よりも幅広に形成されている。また、バンド状部材31の幅方向両側の縁に沿って、それぞれ第1の係止歯列31a及び第2の係止歯列31bが形成されるとともに、双方の係止歯列の間に長孔31cが形成されている。その結果、バンド状部材31は見掛け上、平行な2本の細いバンド状部材が一体に形成された形状をなしている。ここにおいて、前記「幅広に」や「細い」は、説明の便宜上、感覚的に表現した語句であって、本発明の構成を限定するものではない。なお、本発明において「長孔」とは、長径と短径とを有する孔をいう。ただし、円孔を列設した構成も長孔と均等である。
図3において、バンド状部材31の上端にバックル32が一体成形されている。該バンド状部材の下端は、バックルに対する挿入側の端(長さ方向端部:バンド状部材がバックルに接続されていない方の自由端)である。
バックル32には、バンド状部材31を挿入するためのバンド挿通孔32aが設けられており、該挿通孔の内側に第1の係止爪32bと第2の係止爪32cとが設けられている。第1の係止爪32bは、前記第1の係止歯列31aに対応して噛合する構成部分であり、第2の係止爪32cは、前記第2の係止歯列31bに対応して噛合する構成部分である。
一般に、バンド状部材の幅寸法に別段の規制は無いが、本実施形態における前記「細いバンド状部材」の幅寸法は、周知の結束バンドと同程度の幅寸法(約6mm)である。したがって、一般の結束バンドに比して約2倍の抗張力による強力な結束強度が期待される。
結束バンド30は、一般にフレキシブルな合成樹脂によって成形され、バンド状部材31とバックル32とが一体に構成されている。合成樹脂としては、ナイロン12、ナイロン66、ポリプロピレン、フッ素樹脂、ポリアセタール、ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
結束バンド30の使用により、被結束物品の広い範囲を強固に締め付けて結束することができ、かつ格別に注意しなくてもバンドの表裏を誤る恐れが無い。その結果、結束バンドの結束信頼性、結束作業性が従来の結束バンドに比べて格段に向上する。その結果、従来の結束バンドに比べて、排泄物処理袋内の排泄物やその臭いが外に漏れ出すことをより有効に防ぐことができる。
結束バンド30には、図3に示したように、前記バンド状部材31の長さ方向端部付近に指掛孔31dを設けることができる。結束作業に際し、この孔に指先を掛けて引っ張ると、軽い力で十分な結束力が得られ、作業者の身体的負荷が軽減され、老幼婦女子でも取り扱い易い。前記指掛孔の形状は特に限定されるものではなく、例えば、円形状が挙げられる。
図3には、前記指掛孔31dの縁に沿ってキー突起31eが形成されている(このキー突起の具体的な形状は図4を参照されたい)。
一方、バックル32のバンド挿通孔32aには、前記キー突起に嵌合するキー溝32dが形成されている。
このように、結束バンドの前記バンド状部材には、キー突起31eが形成されるとともに、バックル32のバンド挿通孔にキー溝32dが設けられて、バックルに対するバンド状部材の表裏方向が規制されるようになっている。
上記の「表裏方向が規制される」とは、バックルの中へバンド状部材を差し込む際、該バンド状部材の長手方向中心線周りの回動角位置が特定されることをいう。
図3においては、前記係止爪2b、2cの先端部の位置に比して、キー溝32dは、図の下方に切り込まれた形状になっている。これにより、以下に説明するようにして、キー突起31eの通過を規制し、バンド状部材31の表裏が自動的に判別される。
図4は、バンド状部材31を湾曲させて結束姿勢にした状態を描いてあり、バンド状部材の先端がバックル32のバンド挿通孔32aに対向している。
この状態でキー突起31eは図4の上方に突出し、キー溝32dは図4の上方に向けて切り込まれた形状であるから、この相対的姿勢においてのみ選択的に挿入が許容される。(この選択的な許容については、図5を参照して以下の段落で詳細に説明する)。
キー突起31eの設置箇所は特に限定されないが、通常、前記バンド状部材の長さ方向端部付近である。図4に例示したように指掛孔31dの縁に沿わせると、該指掛孔に指先を掛けた際、指先との接触面積が広くなって人体に優しく、力が入れやすい。また、キー突起31eの設置箇所は前記バンド状部材の係止歯列が形成された面上に限定されるものではない。
図5(A)は、前掲の図2に示されたバックル32の差込側正面を描いてある。
図5(B)及び(C)は、前掲の図4に描かれていたバンド状部材31のg−g断面であって、(B)と(C)とはバンドの表裏を互いに反対方向に向けて描いてある。
図5(A)において、キー溝32dは上方に切り込まれた形状をなしている。したがって、(B)のように、キー突起31eを上方へ突出させた姿勢のバンド状部材31は挿通を許容されるが、(C)のようにキー突起31eを下方へ突出させた姿勢のバンド状部材31は挿通を阻止される。これにより作業者は、別段の注意を払わなくてもバンドの表裏を誤る恐れが無い。
図5(D)は、(A)に示したバックルに対して(B)姿勢のバンド状部材を差し入れた状態を表す模式図である。
図6は、前記と異なる実施形態を示し、請求項3に対応する。前掲の図3に比して、バンド状部材31の幅寸法が広くなっており、該幅広のバンド状部材を挿通させるため、バックル32も幅(図の左右方向)が広くなっている。
図6に示した実施形態は、バンド状部材の長さ方向の長孔31cが、2個並べて設けられ、その間に補強細バンド31fが一体に形成されている。ここで、補強細バンドの「細」とは、バンド状部材の本体に比して細いと言うほどの意味である(必然的にバンド状部材よりも細くなる)。
本実施形態によれば、図3の実施形態に比して、被結束物品の広範囲を締め付けて結束することができ、強固な結束が可能である。図示を省略するが、3個以上の長孔31cを設けるとともに、複数本の補強細バンド31fを形成することも可能である。
脱臭性を備えた排泄物凝固材40は、排泄物と接触することにより、排泄物中の水分を吸収し、アンモニア等の臭いを捕捉して、排泄物を脱臭、凝固する処理材である。排泄物凝固材40を使用することにより、排泄物中の水分を吸収し、含水率を低下させるとともに、臭いを脱臭させるため、使用後の後処理を容易かつ快適に行うことができるようになる。排泄物凝固材40としては、ベントナイト、ゼオライト、セピオライト、珪藻土等の無機多孔質物の粒状物、並びに木屑やパルプ、高吸水性ポリマー、親水性ポリマー等に脱臭力を付与した粒状物等の従来品が挙げられる。脱臭力の付与には、従来公知の脱臭材の添加も含まれる。また猫や犬等のペット用排泄物吸収材を使用することもできる。
本発明に係るトイレキットには、その他の構成部材として、排泄物凝固材40の収納容器50やスコップ60を含めることができる。収納容器50は、前記トイレキットを使用する際、前記脱臭凝固材を入れておくために使用する。スコップ60は、前記収容容器等に入れた排泄物凝固材をすくい取るために使用する。プラスチック等からなる収納容器やスコップの成形物は、サイズが大きくなり保管スペースを取るため、未使用時は所定形状の展開形状で保存しておき、使用時に立体的に組み立てて前記収容容器やスコップを形成するようにすることが好ましい。
さらに、その他の構成部材として、排泄物まとめ袋70を本発明に係るトイレキットに含めることができる。排泄物まとめ袋70は、使用済みの複数の排泄物処理袋20を入れておくための袋である。排泄物まとめ袋70を利用することにより、使用済みの複数の排泄物処理袋20をまとめて廃棄することができる。
本発明に係るトイレキットを使用する場合は、例えば、以下のようにして行う。収納ケースや収納袋から、前記便座シートと前記排泄物処理袋を取り出し、該排泄物処理袋を該便座シートの排泄物処理袋収容用袋部内に開いた状態にして挿入し、収容させる。一方、前記排泄物凝固材は必要に応じて前記収容容器内に入れておく。次いで、洋式トイレの場合は、前記便座シートのシート状本体部11の裏面を便座の上面又は便器本体の開口縁部の上面に載置し、前記排泄物処理袋収容用袋部12を便器の内部に挿入、垂下させる(図7参照)。あるいは、便器本体の開口縁部の上面に載置する場合は、まず便座を上げた状態にて前記便座シートのシート状本体部11を載置し、前記排泄物処理袋収容用袋部12を便器の内部に挿入、垂下させ、その後、便座を便器本体上に下ろして、便座と便器本体の間にシート状本体部11が挟持されるようにする。これにより、前記便座シートの位置ずれを防止して確実に装着することができる。和式トイレの場合は、前記便座シートのシート状本体部11の裏面を便器本体の開口縁部の上面に載置し、前記排泄物処理袋収容用袋部12を便器の内部に挿入、垂下させて装着する(図8参照)。
このように前記便座シートを装着して用を足した後、排泄物処理袋収容用袋部内から排泄物処理袋を取り出す。そして、前記排泄物凝固材を排泄物にまぶすようにふりかけて付着させ、水分吸収による凝固、及び脱臭を行わせる。なお、排泄を行う前に予め前記排泄物凝固材を排泄物処理袋収容用袋部の底部に入れておいてもよい。最後に、排泄物処理袋の開口端部を前記結束バンドで封止し、廃棄物として処理する。前記便座シートは繰り返し使用される。
1…トイレキット
10…便座シート
11…シート状本体部
12…排泄物処理袋収容用袋部
20…排泄物処理袋
30…結束バンド
31…バンド状部材
31a…第1の係止歯列
31b…第2の係止歯列
31c…長孔
31d…指掛孔
31e…キー突起
31f…補強細バンド
32…バックル
32a…バンド挿通孔
32b…第1の係止爪
32c…第2の係止爪
32d…キー溝
g…断面を示す符号
40…排泄物凝固材
50…収納容器
60…スコップ
70…排泄物まとめ袋

Claims (4)

  1. 少なくとも以下の構成部材一式を備えたトイレキット。
    (1)便座の上面又は便器本体の開口縁部に載置するシート状本体部と排泄物処理袋収容用袋部を備え、該シート状本体部の裏面に該排泄物処理袋収容用袋部が固着一体化されている便座シート。
    (2)排泄物を入れるための排泄物処理袋。
    (3)係止歯列が一体的に形成されたフレキシブルなバンド状部材と、該バンド状部材を挿通せしめるバックルと、該バックルに設けられた係止爪とを備えた結束バンドであって、前記バンド状部材の幅方向両端の縁に沿って、それぞれ係止歯列が形成されるとともに、双方の係止歯列の間に長孔が形成されており、かつ前記バンド状部材にキー突起が形成されるとともに、前記バックルのバンド挿通孔にキー溝が設けられていて、前記バックルに対する前記バンド状部材の表裏方向が規制される結束バンド。
    (4)脱臭性を備えた排泄物凝固材。
  2. さらに、前記排泄物凝固材の収納容器及びスコップを含む請求項1に記載のトイレキット。
  3. 前記バンド状部材の長さ方向端部付近に指掛孔が設けられている、請求項1又は2に記載のトイレキット。
  4. 前記長孔が複数個設けられていて、隣接する2個の該長孔の間に補強細バンドが形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の結束バンド。
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