JP2017224188A - 飼育動物の保険加入支援システム、飼育支援システム、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】飼育動物の特性に応じて、保険加入時期を明確かつ的確に飼い主に通知することが可能な保険加入支援システムを提供する。【解決手段】ペット保険加入支援システム1を、サーバ10及びデータベース20を有する保険加入支援部3、携帯端末30、通信ネットワーク2を有して構成する。保険加入支援部3は、基本情報受信部11、疾病確率計算部12、加入時期判定部13と、加入時期送信部14を有する。基本情報受信部11が携帯端末30から基本情報を受信する。疾病確率計算部12は基本情報とデータベース20の品種別情報記憶部21、年齢別情報記憶部22、飼育環境別情報記憶部23の疾病情報に基づいて疾病確率を計算する。加入時期判定部13は、疾病確率に基づいて、保険の加入時期を判定する。加入時期送信部14は、判定結果を携帯端末30に送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、飼育動物の保険加入支援システム、飼育支援システム、及びプログラムに関する。
近年、犬や猫等のペットが家族の重要な一員として、その存在価値が高まるにつれて、動物病院では人間と同様の診療が望まれるようになるとともに、ペット用美容院やホテル等のサービス業も発展している。また、ペットフード、ペット用玩具、ケア用品、衛生用品等、ペット関連商品が数多く上市されようになり、ペット産業は著しい成長を遂げている。
このようなペットに関する医療情報やサービスや製品の広告情報等を、インターネット等の通信回線網を利用して、飼い主に提供する情報提供システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、ペット等が病気や怪我をした場合、人間のような公的な健康保険制度がないため、治療費は飼い主の全額負担となっている。そのため、治療費は飼い主にとって大きな負担となっている。
そこで、近年では、治療費をカバーするためのペット保険が開発され、市場に出回るようになった。ペット保険に加入することで、治療費の一部が保険で補償され、自己負担額を低減できるとともに、治療方法の選択肢も増えることから、飼い主はより安心してペットに治療を受けさせられるようになった。
特許第3586224号公報
しかしながら、ペットの種類や個体差、年齢、飼育環境等によって、罹患し易い病気や怪我等も異なるため、実際に罹患する病気と保険が適用される病気との間にずれがあり、必要のない保険への加入等による保険料の無駄又は高額化を招いてしまっていた。また、保険を契約しても、数週間から数か月の待機期間があるため、待機期間中に発病した場合は保険の適用外となることや、待機期間の経過を待って治療した場合に手遅れとなってしまうことがあった。また、獣医師によっていったん病気の診断が下されると、その後はペット保険に加入できなくなってしまう場合もある。そのため、ペット保険の加入時期の判断やペットの特性に対応した保険を選択することは、リスク回避やコスト面で重要であるが、従来技術では、保険の適切な加入時期等の情報を提供するような発明は未だなされていない。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、飼育動物の特性に応じて、保険加入時期を明確かつ的確に飼い主に通知することを可能とするものである。
上記の目的を達成するため、本願に係る飼育動物の保険加入支援システムは、ユーザ端末と、保険加入支援部と、を備え、前記ユーザ端末と前記保険加入支援部とが通信ネットワークを介して互いに接続され、前記ユーザ端末は、飼育動物に関する基本情報を前記保険加入支援部に送信し、前記保険加入支援部から保険加入支援情報を受信する情報送受信部と、前記保険加入支援情報を表示部に表示する情報表示部と、を有し、前記保険加入支援部は、前記飼育動物ごとに疾病情報が予め記憶された記憶部と、前記ユーザ端末から受信した前記基本情報及び前記記憶部の前記疾病情報に基づいて、当該飼育動物の保険加入時期を判定し、判定結果を前記保険加入支援情報として前記ユーザ端末に送信する処理部と、を有していることを特徴とする。
また、本願に係る飼育支援システムは、上述のような保険加入支援システムを備えたことを特徴とする。また、本願に係るプログラムは、コンピュータを、飼育動物ごとに疾病情報を記憶する記憶手段と、前記飼育動物の基本情報を取得する手段と、前記基本情報及び前記記憶部の前記疾病情報に基づいて、当該飼育動物の保険加入時期を判定し、判定結果を保険加入支援情報として出力する手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、飼育動物の特性に応じて、保険加入時期を明確かつ的確に飼い主に通知することができる。
本発明の実施例1に係るペット保険加入支援システムの全体構成を示す概略図である。 図1に示すペット保険加入支援システムのハードウェア構成例を示す図であり、(a)はサーバのハードウェア構成例を示し、(b)は携帯端末のハードウェア構成例を示す。 図1に示すペット保険加入支援システムの機能構成例を示すブロック図である。 データベースの各記憶部のデータ構造例であり、(a)は品種別情報記憶部のデータ構造例を示し、(b)は齢別情報記憶部のデータ構造例を示し、(c)は飼育環境別情報記憶部のデータ構造例を示す。 実施例1のペット保険加入支援システムで実行される保険加入支援処理の流れを示すフローチャートである。 携帯端末のモニタに表示される画面の一例を示す概略図であって、(a)は初期画面の概略図であり、(b)は入力画面の概略図であり、(c)は結果表示画面の概略図である。 本発明の実施例2に係る保険加入支援システムを備えた飼育支援システムの全体構成を示す概略図である。 図7に示す飼育支援システムの機能構成例を示すブロック図である。 データベースの各記憶部のデータ構造例であり、(a)は会員情報記憶部のデータ構造例を示し、(b)はカルテ情報記憶部のデータ構造例を示し、(c)は飼育ログ情報記憶部のデータ構造例を示し、(d)は保険情報記憶部のデータ構造例を示す。 実施例2の飼育支援システムで実行される飼育支援処理の流れを示すフローチャートである。 図10の保険加入支援処理の流れを示すフローチャートである。 携帯端末のモニタに表示される画面の一例を示す概略図であって、(a)は初期画面の概略図であり、(b)は入力画面の概略図であり、(c)は結果表示画面の概略図である。
(実施例1)
以下に、本願に係る飼育動物の保険加入支援システム(保険加入支援装置)の一例であるペット保険加入支援システムの一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施例1に係るペット保険加入支援システム1の全体構成を示す概略図である。図1に示すように、実施例1に係るペット保険加入支援システム1は、処理部としてのサーバ10及び記憶部としてのデータベース20を有する保険加入支援部3と、飼い主が持つユーザ端末としての携帯端末30とを備えて構成されている。サーバ10と携帯端末30とは、通信ネットワーク2を介して互いに接続されている。
実施例1のペット保険加入支援システム1は、ペットの飼い主(ユーザ)が携帯端末30によってサーバ10にアクセスし、ペット(飼育動物)に関する基本情報を入力することで、ペット保険へ加入する時期等の保険加入支援情報が提供されるシステムである。なお、本明細書では、犬、猫等の家庭で飼育されるペット、豚、牛、鶏等の家畜等、人間に飼育されている動物を総称して「飼育動物」という。
保険加入支援部3のサーバ10とデータベース20は、本実施例ではクラウドコンピューティングサービス(以下、単に「クラウド」という)を利用している。しかし、本発明がこれに限定されることはなく、自社サーバ上に構築することもできる。また、図1では携帯端末30を3つ例示しているが、3つに限定されることはなく、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。
次に、図2を用いてサーバ10、携帯端末30のハードウェア構成例を説明する。サーバ10は、パーソナルコンピュータ(PC)等の演算装置からなり、図2(a)に示すように、サーバ10全体の動作を制御するCPU101、CPU101が実行するプログラムが記憶されるROM102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103、ペット保険加入支援プログラム、各種データが記憶されるハードディスク装置やフラッシュメモリ等の不揮発性ストレージ104、有線又は無線で通信ネットワーク2に接続するためのネットワークI/F105、液晶ディスプレイ等のモニタ106、キーボードやマウス等の入力部107等を備えて構成される。これらの構成要素は、バス108によって電気的に接続されている。この他にも、サーバ10はCD−ROMドライブや外部機器I/F等、サーバとして一般的に備える構成部品を備えている。なおサーバ10がPCに限定されることはなく、汎用大型コンピュータ(メインフレーム)等を用いることもできる。
飼い主が携帯する携帯端末30は、本実施例ではスマートフォンを用いているが、本発明がこれに限定されることはなく、携帯電話、モバイル端末、ノート型PCとすることもできる。また、必ずしも携帯する必要もなく、飼い主が情報の入力や参照ができるのであれば、ディスクトップ型PCとすることもできる。
スマートフォンからなる携帯端末30は、例えば、図2(b)に示すように、CPU301、ROM302、RAM303、不揮発性ストレージ304、データ読み出し又は書き込みを行うEEPROM305、被写体を撮像するカメラ306、電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサ307、現在日時情報を出力するRTC(Real Time Clock)308、マイク309、スピーカ310、アンテナ311、基地局との通信や無線LAN通信、Wi−Fi等の近距離無線通信を行う通信I/F312、液晶ディスプレイ等のモニタ313、液晶ディスプレイ上に搭載されたタッチパネルや操作ボタン等からなる入力部314等を備えて構成される。これらの構成要素は、バス315によって電気的に接続されている。
データベース20としては、クラウドプロバイダ等で提供される大容量ストレージサービス等を用いることができる。また、サーバ10が備える不揮発性ストレージ104をデータベース20に含めることもできる。
次に、実施例1のペット保険加入支援システム1の機能構成について、図3の機能ブロック図を用いて説明する。
図3に示すように、携帯端末30は、情報送受信部31と情報表示部32とを有している。情報送受信部31は、飼い主により入力部314から入力される動物種、種別、年齢、飼育環境等のペットに関する基本情報を保険加入支援部3に送信する機能と、保険加入支援部3から送信される保険加入時期等の保険加入支援情報を受信する機能を有する。情報表示部32は、情報送受信部31で受信した保険加入支援情報を適宜編集してモニタ313等の表示部に表示する機能を有する。
携帯端末30は、例えば、各種ブラウザソフトや、ペット保険加入支援のサービスを利用するために予め作成され、携帯端末30にインストールされたアプリケーションソフト等を用いて、サーバ10にアクセスする。
保険加入支援部3は、サーバ10上に設けられた基本情報受信部11、疾病確率計算部12、加入時期判定部13及び加入時期送信部14と、データベース20上に設けられた品種別情報記憶部21、年齢別情報記憶部22及び飼育環境別情報記憶部23と、を有している。
基本情報受信部11は、携帯端末30から送信されるペットの動物種、品種、飼育環境等の情報を受信する機能を有する。疾病確率計算部12は、基本情報受信部11で受信した動物種、品種及び飼育環境と、品種別情報記憶部21、年齢別情報記憶部22及び飼育環境別情報記憶部23に予め記憶された疾病情報に基づいて、当該ペットの疾病確率を計算する機能を有する。疾病確率とは、ペットが所定の疾病に罹患する確率をいう。本実施例では、疾病確率を百分率で表しているが、割合で表してもよいし、点数で表してもよく、疾病に罹患し易いか否かを定量的に表せるものであれば何れのものであってもよい。
加入時期判定部13は、疾病確率計算部12で計算された疾病確率に基づいて、疾病のジャンルごと及び総合的に、保険の加入時期を判定する機能を有する。加入時期送信部14は、加入時期判定部13での判定結果を携帯端末30に送信する機能を有する。
品種別情報記憶部21は、疾病情報として動物種、品種別の疾病確率が予め記憶されている。年齢別情報記憶部22は、疾病情報として年齢別の疾病確率が予め記憶されている。飼育環境別情報記憶部23は、疾病情報として飼育環境別の疾病確率が予め記憶されている。各記憶部21〜23に記憶される疾病情報は、管理者等が、入力部107のキーボード等から直接入力することができる。または、通信ネットワーク2を介して外部からダウンロードしたり、フラッシュメモリ等からコピーしたりして、データベース20に格納することもできる。
品種別情報記憶部21は、図4(a)に示されるように、例えば動物種と、品種と、疾病ごとの疾病確率とが紐付けされたデータ構造を有している。動物種や品種によって、罹患する疾病や確率は様々である。例えば、バーニーズマウンテンドッグは、誤飲し易いため、消化器疾患の確率が高いという特性がある。また、テリア系の犬種やフレンチブルドッグ等の短頭種の場合は、アレルギー性皮膚炎等の皮膚疾患の疾病確率が高いという特性がある。そのため、動物種や品種ごとの疾病確率を参照することで、より的確に保険加入時期を判定することができる。
動物種としては、家庭で飼育されるペットや、畜産業者によって飼育される家畜等の名称が挙げられる。具体的には、例えば、犬、猫、うさぎ、ハムスター、鳥類、爬虫類、牛、馬、羊、等が挙げられる。品種としては、例えば、犬の場合は、バーニーズマウンテンドッグ、フレンチブルドッグ、柴、シーズー等が挙げられる。猫の場合は、ロシアンブルー、アメリカンショートヘア、ペルシャ等が挙げられる。動物種や品種が、これらに限定されることはなく、より的確な疾病確率を取得するべく、ペット業界や畜産業界で扱われるできるだけ多くの動物種や品種及びその疾病確率を記憶しておくことが望ましい。また、オス、メス等の性別による疾病確率を記憶することも望ましい。
疾病確率を設定する疾病のジャンルとしては、例えば、消化器疾患、肝・胆道疾患、生殖器疾患、神経疾患、眼の疾患、耳の疾患、歯・口腔疾患、筋骨格系疾患、皮膚疾患、血液・免疫疾患、内分泌疾患、感染症、寄生虫症、損傷、腫瘍疾患等が挙げられる。しかしながら、本発明がこれに限定されることはなく、アレルギー性皮膚炎、骨折、ガン等、より具体的な疾病ごとに疾病確率を設定することもできるし、これら以外の手法で疾病を分類し、疾病確率を設定することもできる。以下の年齢別情報記憶部22、飼育環境別情報記憶部23でも同様である。
年齢別情報記憶部22は、図4(b)に示されるように、例えば年齢と疾患ごとの疾患確率とが紐付けされたデータ構造を有している。年齢によっても、罹患し易い疾病や疾病確率は異なる。例えば、高齢になるほど心疾患の疾病確率は高くなる。また、年令が低いほど誤飲の疾病確率は高くなる。年齢別の疾病情報は、例えば、動物種ごと、品種ごと、性別ごと等に分類して記憶しておくことがより望ましく、ペットの個性に対応して、より的確に保険加入時期を判定することができる。
飼育環境別情報記憶部23は、図4(c)に示されるように、例えば飼育環境と疾患確率とが紐付けされたデータ構造を有している。飼育環境によっても、罹患し易い疾病や疾病確率は異なる。例えば、室内で飼育する場合は、肥満による内臓疾患の疾病確率が高く、室外で飼育する場合は、誤飲による消化器疾患等の疾病確率が高い。飼育環境別の疾患情報も、動物種ごと、品種ごと、性別ごと等に分類して記憶しておくことがより望ましく、ペットの特性に対応して、より的確に保険加入時期を判定することができる。
なお、図4(a)〜(c)に示す各記憶部21〜23のデータ構造は、一例であり、これらのデータ構造に限定されることはない。疾病確率を計算又は取得することができれば、他の異なるデータ構造とすることができる。また、春先にアレルギー性皮膚炎が多発する、クリスマス等のイベントの多い時期に誤飲が起こり易い等、季節や時期によっても疾病確率が変化する。そのため、データベース20には、季節別、月別等で疾病確率を記憶した季節別記憶部、月別記憶部等をさらに備えることもでき、より的確に保険加入時期を判定することができる。
以下、上述のような実施例1に係るペット保険加入支援システム1によるペット保険加入支援処理(飼育動物保険加入支援方法)の動作について、図5のフローチャート及び図6の画面例を参照しながら説明する。
まず、飼い主は、携帯端末30からブラウザ等を介してサーバ10にアクセスして、保険加入支援のウェブサイトに接続する。または、サーバ10で予め用意した保険加入支援用アプリケーションをダウンロードし、該アプリケーションを立ち上げておく。
携帯端末30のモニタ313には、例えば、図6(a)に示すようなアイコンa1を有する初期画面Aが表示される。このアイコンa1をクリックすることで、図6(b)に示されるように、ペットの基本情報を入力する入力画面Bが表示される。本実施例では、基本情報として、動物種、品種、年齢、飼育環境、心配ごとといったペットの特性を入力する。なお、年齢は、直接に年齢を入力させるものであってもよいし、生年月日を入力させて年齢を計算するものであってもよい。
飼い主は、入力画面Bのそれぞれの記入欄b1〜b4に、それぞれ動物種、品種、年齢、飼育環境、心配ごとを入力し、送信アイコンb5をクリックする。すると、情報送受信部31が、入力された基本情報を送信形式に編集して、通信ネットワーク2を介して保険加入支援部3のサーバ10に送信する。
以下、図5を用いて、保険加入支援部3で実行される処理を説明する。まず、基本情報受信部11が、携帯端末30から送信される動物種・品種情報、年齢情報、飼育環境情報、心配ごと情報を取得(受信)する(ステップS1)。次に、疾病確率計算部12が、取得した動物種・品種情報及び品種別情報記憶部21に基づいて、該動物種・品種情報に対応する疾病確率をジャンルごとに計算する(ステップS2)。また、取得した年齢情報及び年齢別情報記憶部22に基づいて、該年齢情報に対応する疾病確率をジャンルごとに計算する(ステップS3)。さらに、取得した飼育環境情報及び飼育環境別情報記憶部23に基づいて、該飼育環境情報に対応する疾病確率をジャンルごとに計算する(ステップS4)。
本実施例では、動物種・品種ごと、年齢ごと、飼育環境ごとに、各種疾病の疾病確率を予め計算して各記憶部21〜23に記憶している。そのため、取得した動物種・品種情報、年齢情報、飼育環境等の基本情報をキーとして、各記憶部21〜23から対応する疾病確率をジャンルごとに簡単に抽出することができる。
次に、疾病確率計算部12は、動物種・品種、年齢及び飼育環境に対応するジャンルごとの疾病確率に基づいて、これらを統合したジャンルごとの疾病確率を計算する(ステップS5)。
この計算には、適宜の演算ツールを用いることができる。例えば、あるジャンルで、動物種・品種による疾病確率が20%の場合は、1.2とし、年齢による疾病確率が10%の場合は1.1とし、飼育環境による疾病確率が5%なら1.05とする。これらをすべて乗算したもの(1.2*1.1*1.05=1.386)を係数とする。この係数から1を引き、100倍したものを、そのジャンルの最終的な疾病確率(%)とする((1.38−1)*100=38%)。
なお、疾病確率の計算が、このような乗算によって確率を算出する方式に限定されることはなく、例えば、疾病確率を加算によって算出する方式を用いることもできる。また、疾病ごとに予め点数を設定し、ペットの基本情報等に応じて点数を加算等し、この点数を疾病確率とする方式とすることもできる。四則演算、微分、積分、統計、平均、標準偏差、確率等、適宜の演算を1つ又は組み合わせて疾病確率を計算することができる。
また、必要に応じてステップS6に進む。ここでは、疾病確率計算部12が、心配ごと情報等に基づいて、疾病確率を補正する。例えば、心配ごとが「おしっこの色が黄色い」等の場合は、細菌性膀胱炎の疑いがあるため、感染症の疾病確率を適宜割増しする。
加入時期判定部13は、上述のように計算されたジャンルごとの疾病確率に基づいて、加入時期(要否)又は加入の可否を判定する(ステップS7)。本実施例では、加入時期や加入の可否を青、黄、赤の信号色で飼い主に知らせるため、疾病確率に応じて、下記のように信号色を決定する。また、信号色の意味を下記に示す。
青信号:疾病確率0〜20%
加入可能だが現時点では保険に加入する必要がない
黄信号:疾病確率20〜50%
近々発病する可能性があるため(未病)、保険への加入が望ましい
赤信号:疾病確率50%以上
罹患しているため、又は年齢制限等により、保険に加入できない
以上の判定及び信号色の決定を、疾病のジャンルごとに行うとともに、各ジャンルの判定結果に基づいて、総合的な判定及び信号色の決定も行う。
加入時期送信部14は、判定結果に基づいて送信用の保険加入支援情報を生成し、携帯端末30に送信する(ステップS8)。
携帯端末30では、情報送受信部31から保険加入支援情報である判定結果を受信する。この判定結果に基づいて、情報表示部32が、保険加入時期を知らせる信号が描かれた表示画像を生成し、モニタ313に表示する。例えば、図6(c)に示すように、表示領域c1に、総合的な加入時期の判定結果を示す信号表示と、表示領域c2に、ジャンルごとの加入時期の判定結果を示す信号表示がされた結果表示画面Cをモニタ313に表示する。なお、結果表示画面C中の信号の画像において、紙面左側から順に、青信号、黄信号、赤信号を示す。信号色での表示は、該当する信号色を他の信号色よりも鮮明に表示してもよいし、該当する信号色を点滅させてもよく、飼い主が一目で保険加入時期を知ることができる。
このような信号表示によって、飼い主に自身のペットが保険に加入できるか否か、加入時期か否か等を明確かつ的確に通知することができる。また、総合的な信号表示だけでなく、ジャンルごとに信号表示することで、飼い主は保険で担保すべき疾病を容易に把握させることができる。
このとき、青信号の表示とともに「病気にかかる心配がないため、現時点では保険に加入する必要はありません」等と表示することも望ましい。また、黄信号の表示とともに「近い将来発病する可能性があるため、保険に加入することをお勧めします」等と表示することも望ましい。また、赤信号の表示とともに「罹患しているので保険に加入することはできません」等と表示することも望ましい。このような文字によるメッセージを表示することで、飼い主により明確に保険加入時期を知らせることができる。また、これらのメッセージを、ジャンルごとに表示してもよく、飼い主が保険で担保すべき疾病を容易に把握することができる。
以上、実施例1のペット保険加入支援システム1によれば、飼い主はペットの動物種・品種、年齢、飼育環境等の基本情報を入力するだけで、自分のペットが保険に加入できるか否か、加入時期であるか否かを明確かつ的確に知ることができる。そのため、飼い主に、保険加入の有効な判断材料を提供することができる。また、ジャンルごとに保険の加入時期を表示することで、罹患の可能性が高い疾病をカバーする保険のみ加入すればよく、飼い主はペットの特性により適した保険を選択することができるとともに、保険料の削減を図ることができる。
(実施例2)
以下に、本願に係る保険加入支援システム(保険加入支援部)を備えた飼育支援システムの一実施例について、図面を参照しながら説明する。図7は、実施例2に係る飼育支援システム100の全体構成を示す概略図である。図7に示すように、実施例2に係る飼育支援システム100は、サーバ10A及びデータベース20Aを有する飼育支援部4と、飼い主が持つ携帯端末30と、動物病院等に設置された獣医師側の情報端末40と等を備えて構成されている。
飼育支援システム100は、ペットの飼い主(ユーザ)が会員登録し、該会員が携帯端末30によってサーバ10Aにアクセスすることで、ペットの飼育に関する支援サービスが提供されるものである。ペットの飼育に関する支援サービスとしては、ペットの保険の加入時期等を飼い主に知らせる保険加入支援サービスを少なくとも有している。その他にも、ペットの体調等について獣医師への相談する質疑応答サービス、ペットの飼育者同士での意見交換する情報交換サービス、動物病院やペットショップ等の紹介サービス、ペット用品の紹介サービス、販売サービス等が挙げられる。これらの支援サービスは、会員に対して有料で提供するものであってもよいし、無料で提供するものであってもよい。また、支援サービスの種類、会員のランク、会員登録の有無等によって有料か無料かを設定することもできる。
飼育支援部4のサーバ10A及びデータベース20Aは、実施例1と同様にクラウドを利用しているが、自社サーバ等を利用することもできる。また、図7では、携帯端末30、情報端末40を1つのみ表示しているが、1つに限定されるものではない。実際は、複数の飼い主の携帯端末30と、複数の獣医師の情報端末40が通信ネットワーク2に接続されている。
サーバ10Aは、図2(a)に示す実施例1のサーバ10と同様のハードウェア構成とすることができる。携帯端末30についても、図2(b)に示す実施例1の携帯端末30と同様のハードウェア構成とすることができる。そのため、サーバ10A及び携帯端末30のハードウェア構成の詳細な説明は省略する。また、病院側に設置される情報端末40は、PC等からなり、図1に示すサーバ10と同様に、CPU、ROM、RAM、不揮発性ストレージ、ネットワークI/F、モニタ406、入力部407(図7参照)等を備えて構成されるため、詳細な説明は省略する。なお、情報端末40がPCに限定されることはなく、スマートフォン(図2(b)参照)やタブレット端末等を用いることもできる。
次に、実施例3の飼育支援システム100の機能構成について、図8の機能ブロック図を用いて説明する。
図8に示すように、携帯端末30は、情報送受信部31と情報表示部32とを有している。情報送受信部31は、実施例1の情報送受信部31と同様の機能を有するとともに、会員情報、飼育ログ情報、質問、回答等の各種情報を、飼育支援部4に対して送受信する機能を有している。情報表示部32は、実施例1の情報表示部32と同様の機能を有するとともに、情報送受信部31で受信した各種情報をモニタ313に表示する機能を有する。
会員情報とは、飼育支援サービスを受けるための会員ID、パスワード、更には、ペットの名前や動物種、品種、年齢、性別等の情報である。飼育ログ情報とは、飼い主が携帯端末30から入力するペットの日々の飼育の記録情報(ログ)をいう。具体的には、おしっこやうんちの回数や量や色等、散歩の有無、食欲の状態等が挙げられる。質問とは、飼い主が獣医等に対して投げかけるペットの体調等、ペットに関する相談内容である。回答とは、飼い主がした質問に対して、獣医がした回答結果である。
情報端末40は、情報送受信部41と情報表示部42とを有している。情報送受信部41は、飼育支援部4からペットに関する質問を受信するとともに、質問に対する回答を飼育支援部4に送信する機能を有する。情報表示部42は、情報送受信部41で受信した質問等、各種情報をモニタ406に表示する機能を有する。
サーバ10Aは、保険加入支援部3Aと、会員情報管理部16と、飼育ログ情報管理部17と、質疑応答部18と、情報交換部19と、を有している。この他にも、サーバ10Aには、物病院やペットショップやペットシッター等の紹介機能やマッチング機能、ペット用品の紹介機能や販売の機能等を設けることもできる。
保険加入支援部3Aは、基本情報受信部11と、疾病確率計算部12と、加入時期判定部13と、加入時期送信部14と、保険情報管理部15と、を有している。基本情報受信部11、疾病確率計算部12及び加入時期判定部13は、実施例1のこれらと基本的には同様の機能を有している。
保険情報管理部15は、加入時期判定部13での判定結果に基づいて、後述する保険情報記憶部27から、当該ペットに最適な保険情報を抽出する機能を有する。加入時期送信部14は、保険加入時期の判定結果と、保険情報管理部15で抽出した保険情報を、保険加入支援情報として携帯端末30に送信する機能を有する。
会員情報管理部16は、携帯端末30から送信される会員ID及びパスワードに基づく会員認証、会員情報の登録、削除、修正等、会員情報の管理を行う機能を有する。飼育ログ情報管理部17は、携帯端末30から飼い主が入力するペットの日々の飼育記録(日記)を管理する機能を有する。質疑応答部18は、携帯端末30から飼い主が入力するペットに関する質問を受信し、獣医師側の情報端末40へ送信する機能を有する。また、獣医師が情報端末40から入力する回答を受信し、飼い主側の携帯端末30へ送信する機能を有する。情報交換部19は、飼い主である会員同士の交流をサポートする機能を有する。情報交換部19は、飼い主が携帯端末30から入力する投稿メッセージや画像等を受信し、飼育支援システム100に所属する会員の一部又は全部に対して送信する等、会員間の情報の送受信を行う。
データベース20Aは、図8に示すように、品種別情報記憶部21と、年齢別情報記憶部22と、飼育環境別情報記憶部23と、飼い主である会員の情報が記憶される会員情報記憶部24と、会員のペットのカルテ情報が記憶されるカルテ情報記憶部25と、会員のペットの日々の飼育記録が記憶される飼育ログ情報記憶部26と、各種のペット保険情報が記憶される保険情報記憶部27とを有している。
品種別情報記憶部21、年齢別情報記憶部22及び飼育環境別情報記憶部23は、それぞれ実施例1と同様に、図4(a)〜(c)に示されるようなデータ構造を有しているため、詳細な説明は省略する。以下では、会員情報記憶部24、カルテ情報記憶部25、飼育ログ情報記憶部26及び保険情報記憶部27のデータ構造について説明する。
会員情報記憶部24は、図9(a)に示されるように、例えば飼い主である会員の会員IDと、パスワード及び会員が飼育するペットに関する各種情報とが紐付けされたデータ構造を有している。会員IDとしては、メールアドレスや会員番号等が挙げられる。ペットに関する情報としては、会員により携帯端末30から入力される情報と、飼育支援システム100側で記憶する情報とがある。
会員により入力される情報としては、特に限定されることはないが、例えば会員が飼育するペットの動物種、品種、名前、性別、生年月日(年齢)、コメント等が挙げられる。この他にも、会員のハンドルネームやニックネーム等、会員自身の情報を入力させ、会員情報記憶部24に記憶することもできる。
飼育支援システム100側で記憶する情報としては、特に限定されることはないし、必要がなければ記憶しなくともよい。本実施例では、例えば、保険加入支援部3Aが導き出した保険加入時期の判定結果(例えば、青、黄、赤の信号色)を記憶するようにしている。
カルテ情報記憶部25は、図9(b)に示されるように、例えば会員ID及びペットの名前と、会員のペットの通院の記録(カルテ情報)とが紐付けされたデータ構造を有している。キーとなる情報は、会員IDやペットの名前に限定されることはなく、いずれか一方のみであってもよいし、これら以外の情報を用いてもよい。
カルテ情報としては、特に限定されることはないが、例えばかかりつけの病院、体重、体温、既往歴等が挙げられる。カルテ情報は、会員が入力するものであってもよいし、獣医師が使用するカルテ管理システムと連携し、カルテ情報を管理するデータベースから、開示が可能な情報のみを提供してもらい、飼育支援システム100側でカルテ情報記憶部25に記憶するものであってもよい。
飼育ログ情報記憶部26は、図9(c)に示されるように、例えば会員ID及びペットの名前と、日々の飼育記録(ログ)が紐付けされたデータ構造を有している。飼育記録は、会員によって散歩の際等に携帯端末30から入力され、飼育ログ情報記憶部26に記憶される。飼育記録情報としては、特に限定されることはないが、例えばおしっこの色や回数等、おしっこに関するおしっこログ、うんちの色や回数等、うんちに関するうんちログ、食欲等、飼い主(ママ)が気づいたことを入力するママのコメント等が挙げられる。これらが、飼育ログ情報記憶部26に日付ごとに記憶される。
保険情報記憶部27は、図9(d)に示されるようなデータ構造を有し、各種保険会社のペット保険に関する保険情報が予め記憶されている。保険情報は、管理者等が、入力部107から直接入力してもよいし、保険会社等の外部からのダウンロードやフラッシュメモリ等からのコピーにより、データベース20に格納してもよい。
保険情報としては、特に限定されることはないが、例えば、保険会社名、補償期間、てん補割合、保険適用範囲(手術、入院、通院等),保険料、保険対象の動物の種類(犬、猫等)、保険適用年齢等が挙げられる。
以下、上述のような実施例2に係る飼育支援システム100による飼育支援処理(飼育支援方法)の動作について、図10、図11のフローチャート及び図12の画面例を参照しながら説明する。
ここでは、飼い主が飼育支援システム100から提供される飼育支援用アプリケーションをダウンロードし、携帯端末30に予めインストールし、会員登録を実行したものとして説明する。会員登録は、携帯端末30が飼育支援用アプリケーションを用いて飼育支援システム100にアクセスすることで、会員情報管理部16によって実行される。
会員登録により、会員に会員IDやパスワードが付与され、携帯端末30に送信されるとともに、会員情報記憶部24に記憶される。会員IDとパスワードは、通常は携帯端末30に記憶され、その後のログインの際には、会員が会員ID等を入力しなくても、飼育支援システム100に送信され、自動でログインできる。なお、会員登録は必ずしもする必要もなく、会員登録しなくてもゲストとして飼育支援システム100の各種サービスを利用できるように構成することもできる。また、ゲストが利用できるサービスを制限するように構成することもできる。
飼育支援サービスを受けるべく、会員が飼育支援用アプリケーションを立ち上げると、必要に応じて会員情報管理部16によって会員認証が実行される(ステップS10)。その後、携帯端末30のモニタ313に、例えば、図12(a)に示すような複数のサービスメニューを有する初期画面A’が表示される(ステップS11)。会員が、受けたいサービスのアイコンa11〜a15をクリックすることで、その情報が情報送受信部31によって送信され、飼育支援部4によって各種サービスが実行される。
なお、初期画面の構成(デザイン)が図12(a)に示される初期画面A’に限定されることはなく、他のいずれの構成であってもよい。また、飼育支援システム100で提供されるサービスが以下で説明するサービスに限定されることもない。
例えば、会員がアイコンa11をクリックすると、会員情報登録サービスが選択され、会員情報管理部16によって、会員情報登録処理が実行される(ステップS12)。例えば、会員が携帯端末30から上述したようなペットの名前等のペットに関する各種情報を入力することで、これらの情報が会員情報記憶部24に記憶される。また、既に入力した情報を変更(更新)したり、削除したりすることもできる。
会員がアイコンa13をクリックすると、飼育ログ情報登録サービスが選択され、飼育ログ情報管理部17によって飼育ログ情報管理処理が実行される(ステップS13)。例えば、会員が携帯端末30から上述したような日々の飼育記録を入力することで、これらの情報が飼育ログ情報記憶部26に記憶される。これらの情報は、例えば、獣医側の情報端末40に送信し、獣医側でペットの体調を判断するための資料として使用することができる。
また、会員がアイコンa12をクリックすると、質疑応答サービスが選択され、質疑応答部18によって質疑応答処理が実行される(ステップS14)。例えば、会員が携帯端末30からペットの体調や心配ごと等の質問を入力すると、この質問を質疑応答部18が受信して、獣医側の情報端末40にメールやメッセージにより送信する。この質問を受信した獣医が、情報端末40により回答を入力すると、質疑応答部18が回答を受信して、メールやメッセージにより会員の携帯端末30に送信する。これにより、会員はペットに関する疑問を解消することができる。
また、会員がアイコンa14をクリックすると、情報交換サービスが選択され、情報交換部19によって情報交換処理が実行される(ステップS15)。例えば、複数の会員が情報交換部19を介して、メッセージや画像のやり取りを行うことができ、会員同士の交流や情報交換を行うことができる。
また、会員がアイコンa15をクリックすると、保険加入支援サービスが選択され、保険加入支援部3Aによる保険加入支援処理が実行される(ステップS16)。保険加入支援処理の詳細を、図11のフローチャートを参照しながら説明する。なお、ステップS21〜S27の処理は、実施例1における図5に示すステップS1〜S7の処理とほぼ同様の処理を行うため、詳細な説明は省略し、異なる処理について主に説明する。
会員がアイコンa15をクリックすることで、図12(b)に示されるように、ペットの動物種、品種、年齢、飼育環境、心配ごと等の基本情報を入力する入力画面Bがモニタ313に表示される。飼い主が携帯端末30から入力された基本情報は、基本情報受信部11により受信される(ステップS21)。この基本情報及び品種別情報記憶部21、年齢別情報記憶部22、飼育環境別情報記憶部23に基づいて、疾病確率計算部12が、動物種・品種による疾病確率の計算(ステップS22)、年齢による疾病確率の計算(ステップS23)、飼育環境による疾病確率の計算(ステップS24)を、それぞれジャンルごとに実行する。
次に、疾病確率計算部12が、動物種・品種、年齢及び飼育環境に対応するジャンルごとの疾病確率に基づいて、上記実施例1と同様の計算式等により、これらを統合したジャンルごとの最終的な疾病確率を計算する(ステップS25)。
次に、疾病確率計算部12が、心配ごと情報、カルテ情報記憶部25から読み出した当該ペットのカルテ情報、飼育ログ情報記憶部26から読み出した当該ペットの飼育記録等に基づいて、疾病確率を補正する(ステップS26)。例えば、心配ごとや記憶ログに「おしっこの色が黄色い」等の表現があった場合は、細菌性膀胱炎の疑いがあるため、感染症の疾病確率を適宜割増しする。また、カルテ情報の既往歴等に応じて、対応するジャンルの疾病確率を増減すること等もできる。
なお、心配ごと情報、カルテ情報、飼育ログ情報のすべてを考慮して補正する必要はない。少なくともいずれか1つを考慮して疾病確率を補正することで、計算速度を速めつつ、精度よく保険加入時期を判定できる。しかし、これらすべてを考慮して疾病確率を補正することで、より高精度に保険加入時期を判断することが可能となる。必要に応じて適宜の情報を考慮することができる。
次に、加入時期判定部13が、加入時期(要否)や加入の可否を判定する(ステップS27)。本実施例でも、実施例1で説明したように、疾病確率に応じて、加入時期の信号色(青、黄、赤)を決定する。
次いで、実施例2では、加入時期判定部13での判定結果に応じて、保険情報管理部15が、当該ペットに好適なペット保険を抽出する(ステップS28)。例えば、加入時期判定部13によって、黄、すなわち保険に加入する時期であると判定された場合、保険情報管理部15は、当該ペットの種類、年齢、疾病確率等に基づいて、保険情報記憶部27から好適な保険情報を1つ又は複数抽出する。
その後、加入時期送信部14が、送信用の判定結果情報と送信用の保険情報とを生成し、保険加入時期情報として携帯端末30に送信する(ステップS29)。この保険加入時期情報を受信した携帯端末30では、情報表示部32が、モニタ313に、例えば図12(c)に示すような結果表示画面C’を表示する。結果表示画面C’では、表示領域c1に、総合的な加入時期の判定結果が信号表示され、表示領域c2に、ジャンルごとの加入時期の判定結果が信号表示される。また、アイコンc3をクリックすることで、ペットに適した保険情報が表示される。
以上、実施例2の飼育支援システム100は、保険加入支援部3Aを備えることにより、飼い主に対して自分のペットが保険に加入できるか否か、加入時期であるか否かを明確かつ的確に通知することができる。また、ペットの保険加入時期に応じた好適な保険情報を提供することができる。よって、飼い主はペットの特性に応じた保険を選択して加入したり、必要十分な保険項目のみを選択して加入したりすることができるとともに、保険料の削減を図ることができる。
なお、実施例2の飼育支援システム100は、保険加入支援部3Aを備えることで、ペットに応じた保険情報も提供するように構成されているが、本願がこれに限定されることはない。実施例1のような保険加入支援部3を備え、保険加入時期の判定のみを行うものであってもよい。
また、実施例2では、保険情報を抽出して飼い主に示しているが、本願がこれに限定されることはない。飼い主が携帯端末30のアイコン等を操作することで、抽出した保険情報を提供する保険会社のサイトに移動するようなシステムとすることもできる。また、保険会社のシステムと連携して、保険料の算出、申込みの申請代行等を行うシステムとすることもできる。
なお、上記各実施例では、保険加入時期を信号表示で飼い主に通知しているが、本願がこれに限定されることはない。例えば、カラータイマーを有するヒーローの画像を表示し、加入時期に応じてカラータイマーを青、黄、赤に変化させて通知することもできる。また、晴れ(加入不要)、晴れ曇り(そろそろ加入時期)、曇り(加入時期)、雨(加入困難)、大雨(加入不能)等、加入時期に応じた天気の画像を表示することもできる。また、○、△、×等の記号を表示することもできる。また、SNSのスタンプを利用して、加入不要の場合はキャラクターが手で〇を表現したスタンプや笑った表情のスタンプを表示し、加入を勧める場合は緊急度合に応じて困った表情、悲壮な表情のスタンプを表示し、加入不能の場合は泣いているキャラクターを表示することもできる。
また、保険加入時期を、百分率(%)、点数、タイマー表示(カウントダウン)等の数値で通知することもできる。また、円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ、車のメーター(例えば、加入不可はレッドッゾーンで表す)等のグラフ表示で通知することもできる。また、画像や文字による通知に限定されることもなく、スピーカ310からサイレン音、効果音、メッセージを発する等、音で知らせることや、携帯端末30に付属のLEDランプ等を色別に点滅して通知することもできる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記各実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1 ペット保険加入支援システム(飼育動物の保険加入支援システム)
2 通信ネットワーク 3,3A 保険加入支援部
4 飼育支援部 10,10A サーバ(処理部)
20,20A データベース(記憶部) 21 品種別情報記憶部
22 年齢別情報記憶部 23 飼育環境別情報記憶部
30 携帯端末(ユーザ端末) 100 飼育支援システム
313 モニタ(表示部) 310 スピーカ(表示部)

Claims (7)

  1. ユーザ端末と、保険加入支援部と、を備え、
    前記ユーザ端末と前記保険加入支援部とが通信ネットワークを介して互いに接続され、
    前記ユーザ端末は、
    飼育動物に関する基本情報を前記保険加入支援部に送信し、前記保険加入支援部から保険加入支援情報を受信する情報送受信部と、
    前記保険加入支援情報を表示部に表示する情報表示部と、を有し、
    前記保険加入支援部は、
    前記飼育動物ごとに疾病情報が予め記憶された記憶部と、
    前記ユーザ端末から受信した前記基本情報及び前記記憶部の前記疾病情報に基づいて、当該飼育動物の保険加入時期を判定し、判定結果を前記保険加入支援情報として前記ユーザ端末に送信する処理部と、を有していることを特徴とする飼育動物の保険加入支援システム。
  2. 前記処理部は、前記疾病情報に基づいて、前記飼育動物が疾病に罹患する疾病確率を計算し、前記疾病確率に基づいて、前記飼育動物の保険加入時期を判定することを特徴とする請求項1に記載の飼育動物の保険加入支援システム。
  3. 前記基本情報は、前記飼育動物の動物種及び品種、年齢並びに飼育環境を含み、
    前記記憶部は、前記動物種及び前記品種ごとに疾病の種別及び疾病確率が記憶された品種別情報記憶部と、前記年齢ごとに疾病の種別及び疾病確率が記憶された年齢別情報記憶部と、前記飼育環境ごとに疾病の種別及び疾病確率が記憶された飼育環境別情報記憶部とを有して構成され、
    前記処理部は、前記飼育動物の動物種及び品種、年齢並びに飼育環境に基づいて、前記品種別情報記憶部、前記年齢別情報記憶部及び飼育環境別情報記憶部から当該飼育動物に関する前記疾病の種別及び前記疾病確率を取得し、所定のジャンルごとに疾病確率を計算するとともに、前記ジャンルごとの前記疾病確率に基づいて、総合的な疾病確率を計算し、当該飼育動物の保険加入時期を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の飼育動物の保険加入支援システム。
  4. 前記情報表示部は、前記保険加入支援情報に基づいて、画像、文字、音及び光の何れか1つ又は複数の組み合わせによって前記保険加入時期を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の飼育動物の保険加入支援システム。
  5. 前記記憶部は、前記飼育動物に関する保険情報が記憶された保険情報記憶部を有し、
    前記処理部は、前記飼育動物の前記保険加入時期の判定結果に対応する前記保険情報を前記保険情報記憶部から抽出し、抽出した前記保険情報を、前記保険加入時期の判定結果とともに前記保険加入支援情報として前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の飼育動物の保険加入支援システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の飼育動物の保険加入支援システムを備えたことを特徴とする飼育支援システム。
  7. コンピュータを、
    飼育動物ごとに疾病情報を記憶する記憶手段と、
    前記飼育動物の基本情報を取得する手段と、
    前記基本情報及び前記記憶部の前記疾病情報に基づいて、当該飼育動物の保険加入時期を判定し、判定結果を保険加入支援情報として出力する手段として機能させるためのプログラム。
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