JP2020027493A - 仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理生成方法及び仮想通貨積立管理プログラム - Google Patents

仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理生成方法及び仮想通貨積立管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020027493A
JP2020027493A JP2018152579A JP2018152579A JP2020027493A JP 2020027493 A JP2020027493 A JP 2020027493A JP 2018152579 A JP2018152579 A JP 2018152579A JP 2018152579 A JP2018152579 A JP 2018152579A JP 2020027493 A JP2020027493 A JP 2020027493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cat
virtual currency
information
owner
medical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018152579A
Other languages
English (en)
Inventor
正寛 梁原
Masahiro Yanahara
正寛 梁原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinn Co Ltd
Original Assignee
Rinn Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinn Co Ltd filed Critical Rinn Co Ltd
Priority to JP2018152579A priority Critical patent/JP2020027493A/ja
Publication of JP2020027493A publication Critical patent/JP2020027493A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】将来飼猫が疾病を患ったときに備え、見込まれる医療費を仮想通貨により積立てるとともに、医療費が不足する場合には寄付を呼びかけ、会員同士のコミュニケーションや診療所との診療経過情報の共有なども視野に入れた仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理方法及び仮想通貨積立管理プログラムを提供する。【解決手段】仮想通貨積立管理システム1は、仮想通貨積立管理サーバにおいて、飼主情報、猫属性情報、猫状態情報を取得する会員登録部と、将来の猫の医療費を予測して仮想通貨の積立プランを提示する積立プラン算出部と、会員が猫のために支出を要する際、仮想通貨の譲渡を受ける譲渡受付部と、仮想通貨により決済を行う決済部と、会員又は/及び診療所が診療情報を取得する情報提供部と、コミュニケーションツールを用いて会員間のコミュニケーションを可能とするコミュニケーション部とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、猫の飼主向けに将来必要となる猫の医療費のために仮想通貨を用いて積み立てる仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理生成方法及び仮想通貨積立管理プログラムに関する。
昔から、猫は人間の身近なペットとして飼われているが、近年特に猫ブームとしてその飼育数が増えている。猫は動物であるから、体調を崩すことがあるが、疾病を患った際には治療にまとまった金額が必要となることも多く、飼主はペットの医療費を捻出するために借入れが必要となるなど経済的負担が大きい。これに対応するため、人間の医療保険と同様にペット向けの保険商品が販売されている。
例えば、特許文献1では、飼育動物の動物種及び品種、年齢並びに飼育環境に基づく疾病確率を予測し、飼育動物の保険加入時期を判定した上で、飼主に対して保険への加入を勧める保険加入支援システムが開示されている。
特開2017−224188号公報
しかし、特許文献1に開示された技術は、あくまでペットの保険に加入することを目的としているため、保険の加入要件を満たすことが必要である。さらに、ペット向けの保険商品は、利用時に保険対象のペットを特定する必要性や加入要件を満たすかどうかの判断が必要であり、例えば年に一度の更新手続時にペットの顔写真を要求されるなど、ペット向け保険特有の繁雑な手続きが発生する問題も有する。
そこで、本開示では、猫の疾病に備えた医療費の積立システムを提案することにより、保険と同様の医療費の補填という効果を、繁雑な手続きを経ず、かつペットの年齢に関係なく開始ができる猫の飼主のための仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理生成方法及び仮想通貨積立管理プログラムを提供することを目的とする。
併せて、本開示では、日常的に散歩をさせる犬のように飼い主同士のコミュニケーションが生じやすいペットと異なり、散歩の必要がない猫であっても、猫の飼主同士のコミュニケーションの場を提供する。さらに、猫の診療機関とも連携することにより、ペットの診療経過を飼主及び猫の診療機関が相互に情報提供できる仕組みを提供する。
本開示の一態様における仮想通貨積立管理システムは、猫の属性を表す猫属性情報を取得して会員登録を行う会員登録部と、猫属性情報及び猫の状態を表す猫状態情報から将来の猫の医療費を予測して仮想通貨の積立プランを提示する積立プラン算出部と、飼主が猫のために支出を要する際、他の飼主から仮想通貨の譲渡を受ける譲渡受付部と、飼主が猫のために支出を行う際、仮想通貨により決済を行う決済部と、飼主又は/及び診療所が診療情報を取得する情報提供部と、コミュニケーションツールを用いて飼主間でコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーション部を備える。
本開示の一態様における仮想通貨積立管理端末装置は、猫の属性を表す猫属性情報を取得して会員登録を行う会員登録部と、猫属性情報及び猫の状態を表す猫状態情報から将来の猫の医療費を予測して仮想通貨の積立プランを提示する積立プラン算出部と、飼主が猫のために支出を要する際、他の飼主から仮想通貨の譲渡を受ける譲渡受付部と、飼主が猫のために支出を行う際、仮想通貨により決済を行う決済部と、飼主又は/及び診療所が診療情報を取得する情報提供部と、コミュニケーションツールを用いて飼主間でコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーション部を備える。
本開示の一態様における仮想通貨積立管理方法は、猫の属性を表す猫属性情報を取得して会員登録を行う会員登録ステップと、猫属性情報及び猫の状態を表す猫状態情報から将来の猫の医療費を予測して仮想通貨の積立プランを提示する積立プラン算出ステップと、飼主が猫のために支出を要する際、他の飼主から仮想通貨の譲渡を受ける譲渡受付ステップと、飼主が猫のために支出を行う際、仮想通貨により決済を行う決済ステップと、飼主又は/及び診療所が診療情報を取得する情報提供ステップとコミュニケーションツールを用いて飼主間でコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーションステップとを備える。
本開示の一態様における仮想通貨積立管理プログラムは、猫の属性を表す猫属性情報を取得して会員登録を行う会員登録ステップと、猫属性情報及び猫の状態を表す猫状態情報から将来の猫の医療費を予測して仮想通貨の積立プランを提示する積立プラン算出ステップと、飼主が猫のために支出を要する際、他の飼主から仮想通貨の譲渡を受ける譲渡受付ステップと、飼主が猫のために支出を行う際、仮想通貨により決済を行う決済ステップと飼主又は/及び診療所が診療情報を取得する情報提供ステップとコミュニケーションツールを用いて飼主間でコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーションステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本開示によれば、猫の飼主は、繁雑な手続きを経ず、また、猫の年齢を気にすることなく、将来の飼猫の疾病に対し経済的に備えることが可能となる。また、猫同士のコミュニティを通じて、飼主同士で情報交換を行うことが可能となる。猫の診療機関と会員が情報を共有することにより、猫は診療経過を簡単に確認することが可能となり、診療機関は、過去の診療経過を把握して現在担当している猫の治療に役立てることの他、流行りの疾病を把握して治療に役立てることが可能となる。
本開示に係る仮想通貨積立管理システムの構成の一例を示す図である。 本開示に係る会員情報DB111のデータ構成の一例を示す図である。 本開示に係る仮想通貨DB112のデータ構成の一例を示す図である。 本開示に係る診療情報DB113のデータ構成の一例を示す図である。 仮想通貨積立管理サーバの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、本開示の実施形態に係る仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理方法及び仮想通貨積立管理プログラムについて図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態で説明される構成の全てが、本開示の必須構成要件であるとは限らない。また、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
図1は、本開示にかかる仮想通貨積立管理システム1の全体構成を示す図である。以下、これを参照して、仮想通貨積立管理システム1の構成について説明する。
(構成)
仮想通貨積立管理サーバ100は、会員登録部101と、積立プラン算出部102と、譲渡受付部103と、決済部104と、情報提供部105と、コミュニケーション部106と、会員情報DB111と、仮想通貨DB112と、診療情報DB113とを有する。仮想通貨積立管理サーバ100はネットワークNWを介して、会員端末200−1〜200−N及び/又は診療所端末201−1〜201−Mと接続し、情報の送受信が可能である。仮想通貨積立管理サーバ100は、コンピュータにプログラムを実装することにより実現する。なお、仮想通貨積立管理サーバ100を構成する各部は、複数のコンピュータに分散して実現されていても構わない。また、会員情報DB111、仮想通貨DB112及び診療情報DB113は仮想通貨積立管理サーバ外に存在しても構わない。
会員端末200−1〜200−Nは、会員(猫の飼主)が操作し、仮想通貨積立管理サーバ100と通信し、情報の入力や取得、仮想通貨の操作を行う端末である。例えば、会員端末200−1〜200−Nでは、会員登録の際に、飼主の情報を入力する他、猫の種類、生年月日、飼育環境、位置情報、疾病履歴などの猫属性情報や、身体情報や猫の外見情報などの猫状態情報の入力を行う。また、仮想通貨を積立てて購入し、猫の医療費の支払いに仮想通貨を利用するなど、仮想通貨の操作を行う。さらに、猫の診療情報を閲覧するなど、仮想通貨積立管理サーバ100が提供する情報の閲覧を行う。
診療所端末201−1〜201−Mは、猫の診療を行う診療所が操作し、仮想通貨積立管理サーバ100と通信し、情報の入力や取得、仮想通貨の操作を行う端末である。例えば、診療所端末201−1〜201−Mでは、仮想通貨積立管理サーバ100が保有する診療予定の猫の過去の診療情報の取得、診療した猫の診療情報の入力等を行う。また、診療した会員に対する仮想通貨による医療費の決済を行う。
会員登録部101は、ネットワークNWを介して、会員端末200−1〜200−Nから飼主情報の他、猫属性情報及び猫状態情報を取得する。飼主情報は、ID、飼主(会員)の氏名、メールアドレス、電話番号、住所などの情報であり、会員登録時に会員が入力する。猫属性情報は、猫の種類、生年月日、飼育環境(室内での飼育か屋外での飼育かなど)、位置情報、疾病履歴などの情報であり、会員登録時に会員が入力する他、その後情報が追加されてもよい。猫状態情報は、猫の外見情報(例えば画像データで取得する等)、体長や体重の他、心拍などの生体情報などであり、会員登録時及びその後に情報が入力されることが考えられる。なお、ネットワークNWはインターネットなどのネットワークを示す。飼主情報を取得することで、仮想通貨の権利者を確定することが可能となり、また、猫属性情報や猫状態情報の取得により、当該猫が将来必要となる医療費を予測するための一情報として活用することが可能となる。
また、会員登録部101で取得する情報は、会員が入力する他、猫にセンサを取り付け、センサからの情報を取得することも可能である。例えば、猫属性情報における位置情報は、猫にGPSを取り付けることで取得する他、猫状態情報における心拍などの生体情報は猫にセンサを取りつけて取得することが可能である。これらの情報を取得することで、猫の将来の疾病確率の予測に役立てることが可能となる。
会員情報DB111は、IDや飼主の連絡先などの飼主情報、猫の種類、生年月日、飼育環境、位置情報、疾病履歴などの猫属性情報、猫の体長、体重、外観情報、生体情報などの猫状態情報を要素としたデータベースである。
図2に会員情報DB111が保有する各会員のデータの具体例を示す。会員情報DB111は、ID、メールアドレス、猫の種類、生年月日、飼育環境、位置情報、疾病履歴、体長、体重、写真(外見)などからなる。飼育環境は、室内又は室外のいずれかで飼育しているかなどの情報を示す。位置情報は、GPSなどを用いて定期的に猫の位置情報を取得し、時間(年月日時間)と位置(緯度経度)の組合せで情報を保有することで、一日の移動距離などを把握することができる。また、写真等の画像データにより、猫の外見情報を保有することも可能である。会員情報DB111が保有するデータはこれらに限られず、例えば飼主の電話番号、住所、生年月日などや、猫の性別、生体情報などを要素とすることも可能である。これらの会員情報により、会員及びその飼猫を特定することが可能となるとともに、猫の将来の疾病確率を予測する情報となる。
積立プラン算出部102は、会員情報DB111の情報から、会員に対し、将来の猫の診療に必要な費用を予測した上で、それに備えうる費用の積立プランを提案する。会員の任意の判断ではなく、積立プランを提案することで、会員に対して積立の判断を支援し、また、合理的に予測される将来の医療費を積み立てることで十分な備えを実現することが可能となる。なお、本開示でいう医療費とは、診療所における診療費の他、薬剤の費用など診療に伴い発生する費用も含む概念である。
将来、猫の診療に必要な費用は、将来いかなる疾病を患う可能性があるかという確率と、その疾病を治療するのに要する費用とを考慮して算出することが可能である。例えば、1年後に疾病Aを患う可能性がPAであり、そのときの治療に要する費用がCAであるとすれば、1年後に要する医療費はPA×CAという形で算出できる。その他にも、疾病B(PB×CB)や疾病C(PC×CC)など、猫が患う可能性のある疾病につき、これらを加算していけば、将来の医療費を見積もることが可能である。
将来の疾病確率及びその疾病を治療するのに要する医療費をもとに将来の医療費を予測することで、確率論からは将来必要となる医療費を合理的に算出することが可能となり、会員全体としてみれば、将来の医療費が適切に算出されることとなる。
また、同じ疾病であっても、猫の種類や年齢、飼育環境、一日の運動量などによって、疾病を患う確率にも変動があるため、これらを考慮して疾病確率を算出することが有益である。例えば、疾病Aに対して、猫属性情報や猫状態情報を踏まえ、疾病確率がPaだけ補正されるとすれば、疾病Aについて要する医療費は、(PA+Pa)×CAとして算出される。
このように、猫一般としての将来の医療費の予測に留まらず、個別的な事情も加味して計算を行うことで、より現実に近く精度の高い予測を可能とすることが期待できる。
猫の将来の診療に必要な費用の予測については、例えば、一般的に猫が病気にかかりやすい年齢を想定し、その時点の医療費を見込むことが考えられる。その他に、1年後、2年後など、各年について予測される医療費を算出し、これらをカバーできるような見積プランを提案することも可能である。
積立プラン算出部102における積立プランに対して、会員が同積立プランを選択し、積立を行う際には、仮想通貨を用いて積立を行う。すなわち、会員は、猫の医療費の支払いに充てることが可能な仮想通貨を購入して積立て、猫が治療を要した際には、保有する仮想通貨を用いて医療費に充てることができる。
仮想通貨を用いることにより、金銭を積み立てることとは異なり、目的外の用途に使用することはできないから、途中で積立を切り崩す心配もなく、確実に猫の疾病に備えることが可能となる。
なお、仮想通貨は、猫の医療費にのみ利用可能とすることもできるが、もう少し目的を広げ、猫の餌やおもちゃなど、猫用品の購入にも利用可能とすることも可能である。
会員は、積立プラン算出部102によって算出された積立プランを選択して積立を行うことも可能であるし、これを参考にして、積立額を増やしたり減らしたりすることも可能である。また、既に積立を開始した後に、積立額を増減させることも可能である。会員は、積立を行うことで、仮想通貨を購入し、これにより仮想通貨が発行されることとなる。
仮想通貨DB112は、仮想通貨の発行、譲渡、決済などの履歴を保有するデータベースである。
図3に、仮想通貨DB112が保有するデータの具体例を示す。仮想通貨の操作は、会員が購入する「発行」、会員間で譲渡する「譲渡」、会員が仮想通貨を利用して決済を行う「決済」がある。例えば、図3の1行目のように、ID=00001の会員が1万円で1万コインを購入した場合には、発行操作としてその内容が時間とともに記録される。次に図3の3行目のように、会員ID=00031から会員ID=00001に対して1万コインの譲渡が行われた場合には、譲渡操作として、その内容が時間とともに記録される。さらに図3の4行目のように、会員ID=00001がClinic=00002にて診療を受け、その医療費として10万コインを支払った場合には、決済操作として、その内容が時間とともに記録される。
会員毎の仮想通貨の残高のみではなく、仮想通貨の各操作を仮想通貨DB112に記憶しておくことで、各会員がどれだけの仮想通貨を保有するか把握可能であるし、特定の仮想通貨の操作を取り消すことも容易となる。
仮想通貨DB112は、仮想通貨積立管理サーバ100の機能の一部として構築することは必須ではなく、ブロックチェーン技術を用いて、分散管理することも可能である。このように分散管理を行うことで、ハッキングなどのセキュリティに対する脅威を軽減することが可能となる。
譲渡受付部103は、会員が他の会員から仮想通貨の寄付を呼びかけ、これに応じた会員から仮想通貨を譲渡する処理を行う。例えば、ある会員が飼猫の診療を行う際に、自ら積み立てた仮想通貨では、医療費を賄うのに不足する場合が生じる。一方で、仮想通貨の積立を行ってきたものの、既に飼猫が死亡してしまった場合には、飼主は使い道のない仮想通貨を保有することになる。そこで、会員間で仮想通貨の譲渡を可能とし、また、寄付を呼びかけることを可能とすることで、会員間で仮想通貨を有効に活用し、ペット保険と同様に新たな金銭の支出を行うことなく医療費を賄うなどの効果を得ることが期待できる。なお、仮想通貨の譲渡は、寄付を呼びかけることは必須ではなく、親族や知人などから譲り受けることや、ある会員がある飼猫のために積み立てた仮想通貨を他の飼猫のために引き継ぐことも可能である。
譲渡受付部103は、例えば、会員が飼猫の診療を行うのに自ら積み立てた仮想通貨のみでは不足する場合に、他の会員に宛てて、寄付を呼びかける機能を有する。これにより、既に仮想通貨の使途を失った会員や、十分な積立を行っている会員が任意に譲渡を行うことが期待できる。
他の会員に対して、漫然と仮想通貨の譲渡を呼びかけるのみでは、実際にこれに応じる会員が少なく、必要とされる医療費を満たすまで寄付が集まらないことも考えられる。そこで、譲渡受付部103は、各会員の予測される医療費と現在の積立状況を比較して、積立に余剰のある会員(既に飼猫の死亡等により将来の医療費が見込まれない会員を含む)に対して特に寄付を促したり、現在の積立状況のレポートを付記して寄付を呼びかけることも考えられる。これにより、寄付の募集を受けた会員は、自らの積立状況を把握することにより、寄付を行う動機づけとなり、寄付を必要とする会員に対して適切に寄付が行われる可能性が向上する効果が期待できる。
さらに、譲渡受付部103は、寄付の募集がなくとも、事前に会員から寄付の登録をしておくことも可能である。例えば、既に飼猫が死亡し、仮想通貨の使途を失った会員が、その保有する仮想通貨について、予め寄付の登録を行い、仮想通貨をプールしておくことで、他の会員が不足する医療費を募集する際に、仮想通貨プールから自由に譲渡を受け利用することが可能である。これにより、医療費が不足する会員は円滑に他の会員から寄付を受けることで、新たな金銭の支出を行うことなく、飼猫の診療を行うことが可能となる。
なお、譲渡受付部103は、会員間の仮想通貨の譲渡を処理するのみならず、会員が飼猫の医療費を負担するに際して、主催者(仮想通貨の発行者)から、会員に対して、一定の仮想通貨の譲渡を行うことも可能である。この譲渡については、医療費が発生する際には一律に仮想通貨を譲渡することや、仮想通貨の積立額が会員に対しては譲渡額を増額するなど、積立額に応じて譲渡額を変動させることも可能である。
決済部104は、会員が飼猫の診療を行う際に、診療機関に対し、仮想通貨を用いて医療費の決済を行う。診療が終了した際には、診療機関において医療費を計算し、会員は医療費に見合う支払を仮想通貨により行う。また、診療機関は、会員から仮想通貨を受け取り、これを換金することで、医療費に見合う現金を受領することが可能となる。本件の仮想通貨は、猫の医療費のために積み立てることを目的としているため、積立を行うことで原資を有する会員の猫を診療対象とすることで、猫の診療所からすれば、医療費の不払いを防ぐという効果を享受することが可能となる。
さらに、決済部104は、会員が診療所の予約をした時点で、診療所は医療費を見積り、当該見積額に応じた仮想通貨については、会員の口座から移動できないようロックすることも可能である。これにより、診療所からすれば、医療費の不払いを防ぐことが可能となる。なお、診療の予約が解除された場合には、ロックも解除する。
診療情報DB113は、各会員の飼猫の診療記録をデータベースとして保有する。各診療所が会員の飼猫の診療を行った際には、その診療経過を診療情報DB113に保存する。診療情報DB113は、会員ID、診療所で診療を受けた日、疾病名、診療内容を保存する。なお、データベースの要素はこれらに限られるものではなく、診療機関名、担当獣医などの情報を保有することも可能である。
図4に診療情報DB113が保有するデータの具体例を示す。例えば、1行目のように、会員ID=00001の会員が、2017年5月1日に飼猫の診療を受け、その疾病は疾病Aと判断されたことが示されている。また、疾病Aと判断された経緯や、薬剤Cを投与したという診療経過など、診療の具体的な内容が記録されることとなる。その後も治療が継続された際には、2行目や3行目のように診療内容が追加される。
診療情報DB113のように、診療情報をデータベースとして管理することで、会員や他の診療機関との共有を図ることも可能となり、情報を有効活用することが可能となる。
情報提供部105は、会員に対して飼猫の診療情報を提供し、又は/及び診療所に対して、診療対象の診療情報を提供する。例えば、会員が、飼猫の診療経過を確認したい際には、情報提供部105は、診療情報DB113から、会員の診療情報を取得し、これを提供する。会員は、会員端末を通して、いつでも飼猫の診療経過を確認することが可能である。また、診療所は、診療予定または診療を行った猫の診療情報を取得して閲覧することが可能であり、過去の病歴も踏まえて、診療に役立てることが可能となる。
さらに、情報提供部105は、診療機関に対し、診療予定または診療を行った猫以外の診療情報についても、これを一般化して情報提供することも可能である。例えば、最近1ヶ月で新たに治療を要することとなった疾病のランキング情報を、特定の会員を特定することなく提供することにより、会員のプライバシーを配慮する一方で、診療所は流行の疾病を把握することが可能となり、診療に役立てることができる。
コミュニケーション部106は、文字、音声、映像、メール、チャットまたはSNSサイトなどのコミュニケーションツールを用いて、会員間のコミュニケーションを可能とする。例えば、会員に対し、外部のSNSアカウントを登録させ、または、文字、音声、映像、メール、チャットなどを用いて会員間でコミュニケーションを取ることを可能とする機能及び会員検索など他の会員にアプローチするための機能を提供することで、会員を猫に関するコミュニティに招待し、会員間のコミュニケーションを図ることも可能である。ペットとして最も身近なのは犬と猫であるが、犬は公園などを散歩することで、飼主間のコミュニティを構築しやすいのに対し、猫は公園などを散歩しないため、飼主間のコミュニティを構築しにくい。したがって、猫の飼主を対象とした本仮想通貨積立管理システムを通して、猫の飼主のコミュニティを構築することで、会員は、新たな人間関係を構築することが可能となる。
会員情報DB111及び/又は診療情報DB113は、仮想通貨積立管理サーバ100の機能の一部として構築することは必須ではなく、ブロックチェーン技術を用いて、分散管理することも可能である。このように分散管理を行うことで、ハッキングや情報漏洩などのセキュリティに対する脅威を軽減することが可能となる。
積立プラン算出部102における仮想通貨の発行、譲渡受付部103における仮想通貨の譲渡、決済部104における仮想通貨による医療費の決済等は、スマートコントラクトにより実現することも可能である。すなわち、予め会員等が決めた契約条件(期限も含む)を定義しておき、その条件が実現された際には、自動的に契約を実行する。例えば、会員が毎月25日に仮想通貨を5000円で5000コインを購入する積立プランを契約していれば、毎月25日が到来した時点で、自動的に5000円の支払いと引換えに5000コインを発行することが可能である。これにより、速やかに契約内容を実現することが可能となる。
以上のように、本発明により、猫の年齢などに拘わらず、将来の猫の医療費のためにいつでも備えを開始することが可能となり、万が一医療費が不足する場合には、他の会員から支援を受けることで、保険と同じ効果が期待できる。さらに、保険と比較すると、加入手続に際しても繁雑な手続きなく加入が可能となる。さらに、会員間のコミュニティ形成を支援し、診療機関との情報を共有することで、会員は他の猫の飼主と情報交換をし、診療内容を容易に確認可能とするなど、猫に関する情報を簡単に取得することが可能となる。
(具体例)
本開示における具体的な処理イメージを説明する。まず、猫用の仮想通貨を購入しようとする者、すなわち会員となろうとする者は、会員端末200−1〜200−Nより、ID、メールアドレスなどの飼主の情報、猫の種類、生年月日、飼育環境、疾病履歴などの猫属性情報や、猫の外見情報などの猫状態情報の入力を行い、会員登録部101はこれらの情報を取得する。このとき、センサなどを用いて、GPSなどの位置情報や心拍などの生体情報を入力してもよい。
会員登録部101で取得した情報は、会員情報DB111に記憶される。図2は会員情報DBに記憶するデータの例である。例えば、あるユーザが会員登録する。このとき、ID=00001、メールアドレス=mikeneko@cat.comとして入力される。次に、猫属性情報として、猫の種類=三毛猫、猫の生年月日=2015.3.5(2015年3月5日)、飼育環境=室内、疾病履歴=N/A(なし)等と入力される。さらに、猫状態情報として、体長=260mm、体重=3500gと入力され、猫の外観情報が画像データとして保存される(ここでは、画像のファイル名が00001.jpgとされている)。また、GPSを用いて位置情報を取得する場合には、位置情報が記憶されていく。位置情報は、例えば、定期的に取得していく。ここでは、2018年1月1日14時00分00秒には、北緯35.650002度、東経139.701655Eにいたこと(20180101140000=35.650002N,139.701655E)、2018年1月1日14時01分00秒には、北緯35.650030度、東経139.701655度にいたこと(20180101140100=35.650030N,139.701655E)、2018年1月1日14時02分00秒には、北緯35.650031度、東経139.701658度にいたこと(20180101140200=35.650031N,139.701658E)を記録する。
積立プラン算出部102は、会員に対し、猫の将来の医療費に備えた積立プランを算出する。積立プランの算出に際しては、猫種ごとの疾病確率及びその疾病の診療に要する医療費を用いて計算する他、会員情報DB111が保有する猫の年齢、飼育環境、体長、体重、移動距離なども用いて計算を行う。移動距離の計算に際しては、時間毎の位置情報から、猫が歩いた又は走ったと思われる速さの情報を抽出し(あまりに高速で移動しているものは飼主が自動車などで移動していると考えられるのでこれを含まない)、移動距離を算出する。これらを用いて、例えば、将来、疾病Dを患う可能性がPDであり、そのときの治療に要する費用がCDであるとすれば、見積もられる医療費はPD×CDという形で算出できる。その他にも、疾病E(PE×CE)や疾病F(PF×CF)など、猫が患う可能性のある疾病につき、これらを加算していけば、将来の医療費を見積もることが可能である。
積立プラン算出部102において、例えば、5年後に要する治療費が60万円と見積もられた場合には、会員に対して、毎月1万円を積み立てるプランを提案する。ここで、仮想通貨1コインを1円と設定すれば、毎月1万コインを積み立てるプランとなる。
積立プラン算出部102が提案する積立プランは、会員が積立を行う上での参考であり、会員は、余裕を見て毎月1万5000コインを積み立ててもよいし、毎月5000コインを積み立てることとしてもよい。
例えば、会員(ID=00001)が、2018年5月1日13時00分00秒に1万コインを1万円で購入し、積み立てた場合には、仮想通貨DB112には、図3の1行目のように記録される。
会員は、将来の猫の医療費に備えて積立を行うが、実際の医療費が積立に満たない場合も考えられる。一方で、飼猫が不幸にも死んでしまった場合に、積み立てた仮想通貨を利用しない会員もいる。そこで、譲渡受付部103では、例えば、既に利用の可能性がなくなった会員に対しては、予め保有する仮想通貨の譲渡の予約を登録し、自らが積み立てた仮想通貨では医療費を賄うのに不足する会員が現れた場合には、自動的に譲渡することが可能である。
また、仮想通貨の予約登録がない場合には、他の会員に対して仮想通貨の譲渡を呼びかける。譲渡受付部103では、例えば、仮想通貨の譲受を希望する会員がある場合に、他の仮想通貨の積立状況から、積立が十分な会員に対して特に呼びかけることが可能である。例えば、Gという会員は予測される医療費50万円に対して既に70万コインを積立てて、Hという会員は、予測される医療費30万円に対して10万コインしか積み立てていない場合には、十分な積立を行っているGという会員に対して、呼びかけを行う。
例えば、ID=00001の会員は、既に9万コインの積立を行っているが、医療費には1万円不足する場合には、譲渡受付部103によって、他の会員に仮想通貨の譲渡を呼びかけ、これに応じる会員が現れた場合には、1万コインが譲渡される。この取引の履歴は、仮想通貨DB112において、図3の3行目のように記録される。
会員が診療所にて診療を行った際には、仮想通貨を用いて決済を行う。決済部104は、例えば医療費が10万円であった場合に、会員が保有する10万コインを用いて決済を行う。この取引は、仮想通貨DB112において、図3の4行目のように記録される。
診療所が行った診療記録は、診療情報DB113に記録される。会員は、診療所の診療において、どのような診療を行ったかその経過を会員端末200−1〜200−Nにより情報提供部105を通して確認することが可能である。例えば、図4のような診療情報が存在する場合、ID=00001の会員は、2017年5月1日、疾病Aで00001の診療所にて診療を受け、Bという症状から疾病Aと判断され、薬剤Cの投与を受けたことが確認できる。さらに、同月8日には、症状が改善されたが、再度薬剤Cの投与を受けたこと、同月15日には治癒と判断され診療が終了したことが確認できる。
診療記録は、会員端末200−1〜200−Nだけでなく、診療所端末201−1〜201−Mにおいても確認が可能である。例えば、Clinic=00002の診療所がID=00001の会員の猫の診療にあたる際には、自らの診療経過のみではなく、図4の1〜3行目の記載のように、Clinic=00001で過去に行われた診療についても参照することが可能である。これにより、過去にどのような疾病を患ったかを確認したり、薬剤のアレルギーなども確認することが可能となり、診療に役立てることが可能となる。
コミュニケーション部106では、例えば、共通事項を有する会員間でコミュニティを形成し(例えばベンガルの飼主のコミュニティ等)、会員が近況を投稿すると他の会員にその情報が共有され、他の会員が投稿に対し返信を行うことを可能とすることで、会員間のコミュニケーションを図ることが可能となる。
(処理の流れ)
図5は、本開示における仮想通貨積立管理システムの処理の流れを示す。
会員登録部101は、飼主情報、猫属性情報及び猫状態情報を取得する。飼主情報は、ID、飼主(会員)の氏名、メールアドレス、電話番号、住所などの情報であり、会員登録時に会員が入力する。猫属性情報は、猫の種類、生年月日、飼育環境(室内での飼育か屋外での飼育かなど)、位置情報、疾病履歴などの情報であり、会員登録時に会員が入力する他、その後情報が追加されてもよい。猫状態情報は、猫の外見情報(例えば画像データで取得する等)、体長や体重の他、心拍などの生体情報などであり、会員登録時及びその後に情報が入力されることが考えられ。これらの情報は、会員情報DB111に記録される(ステップS1)。
積立プラン算出部102は、会員に対し、猫の将来の医療費に備えた積立プランを算出する。積立プランの算出に際しては、猫種ごとの疾病確率及びその疾病の診療に要する医療費を用いて計算する他、会員情報DB111が保有する猫の年齢、飼育環境、体長、体重、移動距離なども用いて計算を行う(ステップS2)。
譲渡受付部103は、会員が飼猫の診療を行うのに自ら積み立てた仮想通貨のみでは不足する場合に、他の会員が予め譲渡の予約をした仮想通貨に対して、譲渡を行い、さらに不足する場合には、他の会員に宛てて、寄付を呼びかける(ステップS3)。
決済部104は、会員が飼猫の診療を行った際に、診療機関に対し、仮想通貨を用いて医療費の決済を行う(ステップS4)。
情報提供部105は、会員に対して飼猫の診療情報を提供し、又は/及び診療所に対して、診療対象の診療情報を提供する(ステップS5)。
コミュニケーション部106は、コミュニケーションツールを用いて会員間でコミュニケーションをとることを可能とする(ステップS6)。
<プログラム>
図6は、コンピュータ801の構成を示す概略ブロック図である。コンピュータ801は、CPU802、主記憶装置803、補助記憶装置804、インタフェース805を備える。
ここで、仮想通貨積立管理システム1を構成する各機能を実現するためのプログラムの詳細について説明する。
仮想通貨積立管理システム1は、コンピュータ801に実装される。そして、仮想通貨積立管理システム1の各構成要素の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置804に記憶されている。CPU802は、プログラムを補助記憶装置804から読み出して主記憶装置803に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU802は、プログラムに従って、上述した記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置803に確保する。
当該プログラムは、具体的には、コンピュータ801において、飼主情報、猫属性情報、猫状態情報を取得して会員登録を行う会員登録ステップと、猫属性情報及び猫の状態を表す猫状態情報から将来の猫の医療費を予測して仮想通貨の積立プランを提示する積立プラン算出ステップと、会員が猫のために支出を要する際、他の会員から仮想通貨の譲渡を受ける譲渡受付ステップと、会員が猫のために支出を行う際、仮想通貨により決済を行う決済ステップと、会員又は/及び診療所が診療情報を取得する診療情報提供ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
なお、補助記憶装置804は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース805を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read−Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムがネットワークを介してコンピュータ801に配信される場合、配信を受けたコンピュータ801が当該プログラムを主記憶装置803に展開し、上記処理を実行してもよい。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置804に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本開示の実施形態について説明したが、設計上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれるものとする。
1…仮想通貨積立管理システム、100…仮想通貨積立管理サーバ、101…会員登録部、102…積立プラン算出部、103…譲渡受付部、104…決済部、105…情報提供部、106…コミュニケーション部、111…会員情報DB、112…仮想通貨DB、113…診療情報DB、200−1〜200−N…会員端末、201−1〜201−M…診療所端末、801…コンピュータ、802…CPU、803…主記憶装置、804…補助記憶装置、805…インタフェース、NW…ネットワーク

Claims (15)

  1. 猫の飼主のための仮想通貨積立管理システムであって、
    飼主から飼猫の属性を表す猫属性情報を取得して会員登録を行う会員登録部と、
    前記猫属性情報及び前記飼猫の状態を表す猫状態情報を取得して将来必要となる前記飼猫の医療費を予測して仮想通貨の積立プランを提示する積立プラン算出部と、
    前記飼主が前記飼猫のために支出を行う際、前記仮想通貨により決済を行う決済部とを備える仮想通貨積立管理システム。
  2. 前記猫属性情報とは、猫の種類、生年月日、飼育環境、位置情報、疾病履歴を含む請求項1に記載の仮想通貨積立管理システム。
  3. 前記猫状態情報は、前記飼猫の身体情報及び外見から把握できる情報を含む請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の仮想通貨積立管理システム。
  4. 前記飼主が前記飼猫のために支出を要する際、他の飼主から前記仮想通貨の譲渡を受ける譲渡受付部をさらに備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の仮想通貨積立管理システム。
  5. 前記譲渡受付部は、飼主の飼猫の疾病確率と保有する仮想通貨に基づき十分な仮想通貨の積立を有する飼主に仮想通貨の譲渡を促す請求項4に記載の仮想通貨積立管理システム。
  6. 前記譲渡受付部は、飼主の飼猫の疾病確率と保有する仮想通貨に基づき飼主に対し積立状況を提示して仮想通貨の譲渡を促す請求項4から請求項5のいずれか一項に記載の仮想通貨積立管理システム。
  7. 飼猫の診療情報を診療機関に提供する情報提供部をさらに備える請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の仮想通貨積立管理システム。
  8. 前記情報提供部は、飼猫の診療情報を飼主に提供する請求項7に記載の仮想通貨積立管理システム。
  9. 前記仮想通貨の積立、譲渡及び決済等について、ブロックチェーンを用いて管理する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の仮想通貨積立管理システム。
  10. 前記飼猫の診療情報について、ブロックチェーンを用いて管理する請求項7から請求項8のいずれか一項に記載の仮想通貨積立管理システム。
  11. 前記仮想通貨の積立、譲渡及び決済について、スマートコントラクトを用いて自動的に契約を実行する請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の仮想通貨積立管理システム。
  12. コミュニケーションツールを用いて飼主間でコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーション部をさらに備える請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の仮想通貨積立管理システム。
  13. 猫の飼主のための仮想通貨積立管理端末装置であって、
    飼主から飼猫の属性を表す猫属性情報を取得して会員登録を行う会員登録部と、
    前記猫属性情報及び前記飼猫の状態を表す猫状態情報を取得して将来必要となる前記飼猫の医療費を予測して仮想通貨の積立プランを提示する積立プラン算出部と、
    前記飼主が前記飼猫のために支出を行う際、前記仮想通貨により決済を行う決済部とを備える仮想通貨積立管理端末装置。
  14. 猫の飼主のための仮想通貨積立管理方法であって、
    飼主から飼猫の属性を表す猫属性情報を取得して会員登録を行う会員登録ステップと、
    前記猫属性情報及び前記飼猫の状態を表す猫状態情報を取得して将来必要となる前記飼猫の医療費を予測して仮想通貨の積立プランを提示する積立プラン算出ステップと、
    前記飼主が前記飼猫のために支出を行う際、前記仮想通貨により決済を行う決済ステップとを備える仮想通貨積立管理方法。
  15. 猫の飼主のための仮想通貨積立管理プログラムであって、
    飼主から飼猫の属性を表す猫属性情報を取得して会員登録を行う会員登録ステップと、
    前記猫属性情報及び前記飼猫の状態を表す猫状態情報を取得して将来必要となる前記飼猫の医療費を予測して仮想通貨の積立プランを提示する積立プラン算出ステップと、
    前記飼主が前記飼猫のために支出を行う際、前記仮想通貨により決済を行う決済ステップをコンピュータに実行させる仮想通貨積立管理プログラム。

JP2018152579A 2018-08-14 2018-08-14 仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理生成方法及び仮想通貨積立管理プログラム Pending JP2020027493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018152579A JP2020027493A (ja) 2018-08-14 2018-08-14 仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理生成方法及び仮想通貨積立管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018152579A JP2020027493A (ja) 2018-08-14 2018-08-14 仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理生成方法及び仮想通貨積立管理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020027493A true JP2020027493A (ja) 2020-02-20

Family

ID=69620136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018152579A Pending JP2020027493A (ja) 2018-08-14 2018-08-14 仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理生成方法及び仮想通貨積立管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020027493A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021199144A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07
JP2022037176A (ja) * 2020-03-30 2022-03-08 株式会社Peco 動物患者用電子カルテの提供方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004021955A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Univ Waseda ペット遺言執行方法およびそのシステム、遺言執行サーバ、並びにプログラム
KR20050009921A (ko) * 2003-07-18 2005-01-26 주식회사 비앤에스솔루션 애완동물 의료보험과 관리 서비스 방법 및 그 시스템
JP2005050210A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Mitsui Sumitomo Insurance Co Ltd 医療費予測システム、医療費予測サーバ、医療費予測方法、及びプログラム
JP2005050380A (ja) * 2004-10-29 2005-02-24 Mitsui Sumitomo Insurance Co Ltd 医療費予測システム、医療費予測サーバ、医療費予測方法、及びプログラム
KR20060115837A (ko) * 2005-05-07 2006-11-10 엘지전자 주식회사 냉장고 저장칸의 냉기공급장치
JP2006318325A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Mitsubishi Electric Corp ペット用健康分析装置
US20090254402A1 (en) * 2007-11-26 2009-10-08 Thomas Beall Method for accessing veterinary health care information and financing veterinary health care services
JP2017224188A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 アニドック株式会社 飼育動物の保険加入支援システム、飼育支援システム、及びプログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004021955A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Univ Waseda ペット遺言執行方法およびそのシステム、遺言執行サーバ、並びにプログラム
KR20050009921A (ko) * 2003-07-18 2005-01-26 주식회사 비앤에스솔루션 애완동물 의료보험과 관리 서비스 방법 및 그 시스템
JP2005050210A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Mitsui Sumitomo Insurance Co Ltd 医療費予測システム、医療費予測サーバ、医療費予測方法、及びプログラム
JP2005050380A (ja) * 2004-10-29 2005-02-24 Mitsui Sumitomo Insurance Co Ltd 医療費予測システム、医療費予測サーバ、医療費予測方法、及びプログラム
KR20060115837A (ko) * 2005-05-07 2006-11-10 엘지전자 주식회사 냉장고 저장칸의 냉기공급장치
JP2006318325A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Mitsubishi Electric Corp ペット用健康分析装置
US20090254402A1 (en) * 2007-11-26 2009-10-08 Thomas Beall Method for accessing veterinary health care information and financing veterinary health care services
JP2017224188A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 アニドック株式会社 飼育動物の保険加入支援システム、飼育支援システム、及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021199144A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07
WO2021199144A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 株式会社Peco 動物患者用電子カルテの提供方法
JP2022037176A (ja) * 2020-03-30 2022-03-08 株式会社Peco 動物患者用電子カルテの提供方法
JP7082442B2 (ja) 2020-03-30 2022-06-08 株式会社Peco 動物患者用電子カルテの提供方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102085294B1 (ko) 애완동물 건강관리 및 상조 서비스 시스템
JP6771306B2 (ja) 介護情報システム
KR20140014968A (ko) 애완동물 관리 서비스 시스템 및 방법
JP2020027493A (ja) 仮想通貨積立管理システム、仮想通貨積立管理端末装置、仮想通貨積立管理生成方法及び仮想通貨積立管理プログラム
KR102192160B1 (ko) 온라인 애완동물 공동양육 방법, 서버 및 시스템
Adachi et al. Economics of malaria prevention in US travelers to West Africa
Durand-Zaleski et al. International Study of Health Care Organization and Financing for end-stage renal disease in France
JP2019197306A (ja) 決済管理システムおよび決済管理方法
US11455342B2 (en) Systems and methods for service opportunity management and volunteer management
KR102211345B1 (ko) 사람과 반려동물 간의 사회적 통합시스템
JP5132173B2 (ja) 医療費控除申請支援プログラム、該装置、該方法
Bodsworth Making work pay and making income support work
Mathauer Setting health insurance remuneration rates of private providers in Kenya: the role of costing, challenges and implications
JP2003323558A (ja) 幹細胞取引システム
Wallack et al. A plan for rewarding efficient HMOs
KR20230080879A (ko) 블록체인 기반 신체 활동 보상 시스템 및 방법
US10719881B2 (en) Subscription healthcare coverage system and method
JP6539790B2 (ja) 保険管理システム及びその方法
KR20200091577A (ko) 애견돌봄서비스 및 애견돌봄이 매칭시스템 및 방법
KR101139961B1 (ko) 온라인 기부 방법, 및 그 시스템
KR20200113855A (ko) 유기동물 후원 어플리케이션 및 이를 포함하는 유기동물 후원 시스템
JP7432582B2 (ja) 血漿献血者の契約のためのシステム及び方法
Ranjani et al. G-GET: All In One Donation App
US20210103992A1 (en) Transplantation methods
Saulnier A Living Wage for St. John's, Newfoundland and Labrador

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210512

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210922

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220314