JP2003323558A - 幹細胞取引システム - Google Patents

幹細胞取引システム

Info

Publication number
JP2003323558A
JP2003323558A JP2002131137A JP2002131137A JP2003323558A JP 2003323558 A JP2003323558 A JP 2003323558A JP 2002131137 A JP2002131137 A JP 2002131137A JP 2002131137 A JP2002131137 A JP 2002131137A JP 2003323558 A JP2003323558 A JP 2003323558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stem cell
insurance
terminal
trading system
transaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002131137A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Senda
浩之 千田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002131137A priority Critical patent/JP2003323558A/ja
Publication of JP2003323558A publication Critical patent/JP2003323558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】幹細胞及び幹細胞に対する使用権の取引を行う
幹細胞取引システムを提供することを目的とする。 【解決手段】幹細胞又は幹細胞の使用権の取引を行う幹
細胞取引システムであって、提供者属性情報又は使用権
者属性情報を提供者端末又は使用権者端末から受信して
使用権者データベースに登録する使用権者登録手段と、
幹細胞保管会社で保管を行う幹細胞の幹細胞適用判別デ
ータと幹細胞の提供者と使用権者とを幹細胞保管会社端
末又は医療関係者端末又は提供者端末から受信して幹細
胞データベースに登録する幹細胞登録手段と、幹細胞適
用判別データと幹細胞の使用を希望する使用希望者の幹
細胞使用可能判別データとを照合する照合手段と、照合
手段に於いて幹細胞適用判別データと幹細胞使用可能判
別データとが適合した場合に、幹細胞又は幹細胞の使用
権の取引を行う取引手段とを有する幹細胞取引システム
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幹細胞及び幹細胞
に対する使用権の取引を行う幹細胞取引システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】幹細胞と呼ばれる、人間を含む動物の体
を構成する細胞に分化できる性質を有する細胞が発見さ
れ、その培養が技術的に可能となったことによって、幹
細胞の活用が医療分野に於いて活発に論議されている。
【0003】その活用方法の一つとして、人間の臍帯血
から幹細胞の一つであるES細胞を採取し、採取したE
S細胞を移植希望者に提供するという、臍帯血バンクが
存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】臍帯血バンクでは、骨
髄バンク等と同様にES細胞の提供者数の多少によって
移植を受けられる移植希望者の数が増減する為、提供者
の増加が望まれているが、どのような人に適合するES
細胞が保管されているかの情報を移植希望者が閲覧でき
るシステムの整備が不十分であるので、提供者の増加が
進まない。しかも臍帯血バンクでは、不特定多数から提
供された臍帯血から採取されたES細胞と移植希望者と
の適合性を判断して提供する制度となっている為に、提
供者自らが当該ES細胞が必要となった時に臍帯血バン
クから提供されたものが自分に適合することが保証され
ておらず、そのことも提供者の増加を妨げる一因となっ
ている。
【0005】かかる臍帯血バンクの問題点に鑑みて、予
め定められた保管料を支払うことによって、臍帯血から
採取されるES細胞を自らの為に保管し、必要となった
場合に提供した本人に返還される企業のサービスも存在
しているが、これも自らが使用しなければ、単にES細
胞の保管料を払っているにすぎず、提供者のES細胞の
有効活用が図れているとは言えない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は双方の
問題点を解決する為に、幹細胞及び幹細胞の使用権の取
引を行う幹細胞取引システム及び方法を発明した。当該
発明によって、幹細胞の有効活用が図れ、又提供者の増
加をさせることが可能となる。
【0007】請求項1の発明は、幹細胞又は幹細胞の使
用権の取引を行う幹細胞取引システムであって、幹細胞
データベースに登録している提供者から提供された幹細
胞の幹細胞適用判別データと前記幹細胞の使用を希望す
る使用希望者の幹細胞使用可能判別データとを照合する
照合手段と、前記照合手段に於いて前記幹細胞適用判別
データと前記幹細胞使用可能判別データとが適合した場
合に、前記幹細胞又は幹細胞の使用権の取引を行う取引
手段とを有する幹細胞取引システムである。
【0008】本発明によって、使用希望者と適合する幹
細胞が幹細胞保管会社に存在している場合にはその取引
を行うことが可能となる。尚、本明細書に於いて幹細胞
保管会社とは、幹細胞を保管することが可能な機関であ
れば良く、会社組織のみならず、病院等の医療機関も含
むものとする。
【0009】請求項2の発明は、幹細胞又は幹細胞の使
用権の取引を行う幹細胞取引システムであって、提供者
属性情報又は使用権者属性情報を提供者端末又は使用権
者端末から受信して使用権者データベースに登録する使
用権者登録手段と、幹細胞保管会社で保管を行う幹細胞
の幹細胞適用判別データと前記幹細胞の提供者と使用権
者とを幹細胞保管会社端末又は医療関係者端末又は提供
者端末から受信して幹細胞データベースに登録する幹細
胞登録手段と、前記幹細胞適用判別データと前記幹細胞
の使用を希望する使用希望者の幹細胞使用可能判別デー
タとを照合する照合手段と、前記照合手段に於いて前記
幹細胞適用判別データと前記幹細胞使用可能判別データ
とが適合した場合に、前記幹細胞又は幹細胞の使用権の
取引を行う取引手段とを有する幹細胞取引システムであ
る。
【0010】本発明によって、提供者が提供した幹細胞
に対して使用権者を設定することが可能となり、使用希
望者と適合する幹細胞が幹細胞保管会社に存在している
場合には使用権者と使用希望者との間でその取引を行う
ことが可能となる。
【0011】請求項3の発明は、前記取引手段は、前記
取引を行う際に、前記取引の対象となる幹細胞の全部又
は一部の使用権者の名義を使用希望者の名義に書き換え
ることによって行う幹細胞取引システムである。
【0012】請求項4の発明は、前記取引手段は、前記
取引を行う際に、前記取引の対象となる幹細胞の使用権
者の金融機関の口座番号を前記使用権者データベースか
ら抽出し、前記使用希望者の有する使用希望者端末に対
して送信する幹細胞取引システムである。
【0013】請求項5の発明は、前記取引手段は、前記
取引の対象となる幹細胞の全部又は一部の使用権者の名
義の書き換えを、前記使用権者の口座に対して何らかの
インセンティブが支払われた旨の通知を前記使用権者の
有する使用権者端末から受信した後に行う幹細胞取引シ
ステムである。
【0014】請求項3から請求項5の発明によって、使
用権者と使用希望者との間で単に取引を行わせるのでは
なく、金銭を含むインセンティブの授受を行わせること
によって、従来骨髄バンク等で懸案となっていた提供者
が少ないという問題点を回避することが可能となる。又
使用権者はその名義が使用権者として登録されているこ
とによって対抗要件とすることも可能であり、不要なト
ラブル(名義書換がされていない等)を防止することが
可能となる。
【0015】請求項6の発明は、前記幹細胞取引システ
ムは、前記照合手段に於いて前記幹細胞適用判別データ
と前記幹細胞使用可能判別データとが適合した場合に、
前記使用権者に対して幹細胞の使用承諾の確認通知を送
信する使用承諾確認手段を有する幹細胞取引システムで
ある。
【0016】幹細胞は、遺伝子のパターン等の個人のプ
ライバシーを含んでいる。従ってそれが単に使用希望者
に対して適合したからという理由のみで、使用希望者と
の間で取引が為されることは好ましくない。従って一度
取引を行う前に使用権者に対してその通知を行うこと
で、使用権者のプライバシーを守ることが可能となる。
【0017】請求項7の発明は、幹細胞保険の取引を行
う幹細胞取引システムであって、幹細胞保管会社で保管
を行う幹細胞の幹細胞適用判別データと前記幹細胞の提
供者と使用権者とを幹細胞保管会社端末又は医療関係者
端末又は提供者端末から受信して幹細胞データベースに
登録する幹細胞登録手段と、前記登録した幹細胞保険の
保険料の算出を行う保険料算出手段とを有する幹細胞取
引システムである。
【0018】本発明によって幹細胞保険が可能となる。
つまり幹細胞を保管するには、幹細胞保管会社に対して
保管料を支払わなければならないが、幹細胞に基づいた
保険とすることによって、当該保険で保管料を賄うこと
が可能となる。更には保険金を保管料のみならず、当該
幹細胞を用いた移植手術等の治療行為の費用として設定
することによって、高額であり自費で賄わなければなら
ない負担を軽減することが可能となる。尚本明細書に於
いて幹細胞保険とは、幹細胞の保管料及び/又はその使
用に付随する治療行為の費用の全部又は一部を補填する
保険契約を言う。又治療行為の費用には移植手術の費用
の他、入院にかかる費用等も含んでいる。
【0019】請求項8の発明は、幹細胞保険の取引を行
う幹細胞取引システムであって、提供者属性情報又は使
用権者属性情報を提供者端末又は使用権者端末から受信
して使用権者データベースに登録する使用権者登録手段
と、幹細胞保管会社で保管を行う幹細胞の幹細胞適用判
別データと前記幹細胞の提供者と使用権者とを幹細胞保
管会社端末又は医療関係者端末又は提供者端末から受信
して幹細胞データベースに登録する幹細胞登録手段と、
前記幹細胞データベースに登録した幹細胞保険の保険料
の算出を行う保険料算出手段と、前記保険料算出手段で
算出した保険料を含む保険契約条件を保険契約の締結を
希望する使用希望者の有する使用希望者端末に対して送
信する保険契約条件通知手段と、前記保険契約の締結を
希望する提供者又は使用希望者の登録を提供者端末又は
前記使用希望者から受信し保険契約者として保険契約デ
ータベースに登録する保険契約登録手段と、前記保険契
約者たる使用権者の有する使用権者端末から前記保険契
約の履行の通知を受信する保険契約履行通知受信手段
と、前記保険契約者と前記保険契約の使用希望者との間
で幹細胞保険契約の取引を行う保険取引手段とを有する
幹細胞取引システムである。
【0020】請求項9の発明は、前記保険料算出手段
は、数1に基づいて保険料の算出を行う幹細胞取引シス
テムである。
【0021】本発明によって、効率的に保険料の算出が
可能となる。
【0022】請求項10の発明は、前記幹細胞取引シス
テムは、前記保険料算出手段で算出した保険料を含む保
険契約条件を保険契約の締結を希望する提供者の有する
提供者端末又は使用希望者の有する使用希望者端末に対
して送信する保険契約条件通知手段を有する幹細胞取引
システムである。
【0023】本発明によって、保険契約を締結する際の
保険契約の内容を提示を保険料を組み合わせた形で自動
的に提示することが可能となる。
【0024】請求項11の発明は、前記幹細胞取引シス
テムは、前記提供者端末又は前記使用希望者端末から前
記保険契約の登録を受信し保険契約者として保険契約デ
ータベースに登録する保険契約登録手段を有する幹細胞
取引システムである。
【0025】本発明によって、自動的に保険契約者とし
ての登録処理が可能となる。
【0026】請求項12の発明は、前記幹細胞取引シス
テムは、前記保険契約者たる使用権者の有する使用権者
端末から前記保険契約の履行の通知を受信する保険契約
履行通知受信手段を有する幹細胞取引システムである。
【0027】請求項13の発明は、前記保険契約履行通
知受信手段は、前記通知を受信後、前記保険契約者に対
して保険契約の履行を行う幹細胞取引システムである。
【0028】請求項14の発明は、前記保険契約履行通
知受信手段は、前記保険契約の履行の際に、保険金zと
して幹細胞の保管料又は幹細胞の移植費用を前記保険契
約者の金融機関の口座に対して支払う幹細胞取引システ
ムである。
【0029】請求項12から請求項14の発明によっ
て、保険契約者から保険契約の履行を求められた際に、
保険契約者に対して保険金の支払いを行うことが可能と
なる。保険契約の支払いを行う前に、所定の審査等を行
っても良いことは言うまでもない。
【0030】請求項15の発明は、前記幹細胞取引シス
テムは、前記保険契約者と前記保険契約の使用希望者と
の間で幹細胞保険契約の取引を行う保険取引手段を有す
る幹細胞取引システムである。
【0031】請求項16の発明は、前記保険取引手段
は、前記保険契約の取引を行う際に、前記保険契約デー
タベースに登録している保険契約者の名義を使用希望者
に書き換えることによって行う幹細胞取引システムであ
る。
【0032】請求項17の発明は、前記保険取引手段
は、前記保険契約の取引を行う際に、前記取引の対象と
なる保険契約の保険契約者の金融機関の口座番号を、前
記保険契約者データベース又は使用権者データベースか
ら抽出し、前記使用希望者の有する使用希望者端末に対
して送信する幹細胞取引システムである。
【0033】請求項18の発明は、前記保険取引手段
は、前記保険契約者の名義の書き換えを、前記保険契約
者の口座に対して何らかのインセンティブが支払われた
旨の通知を前記使用権者端末から受信した後に行う幹細
胞取引システムである。
【0034】請求項15から請求項18の発明によっ
て、保険契約者が不要となった保険契約を中途解約する
のではなく、当該保険契約を希望する第三者との間で保
険契約の取引を行うことが可能となる。又単に取引を行
わせるのではなく、金銭を含むインセンティブの授受を
行わせることによって、従来骨髄バンク等で懸案となっ
ていた提供者が少ないという問題点を回避し、流動性を
高めることが可能となる。又保険契約者(使用権者)は
その名義を登録されていることによって対抗要件とする
ことも可能であり、不要なトラブル(名義書換がされて
いない等)を防止することが可能となる。
【0035】請求項19の発明は、前記幹細胞取引シス
テムは、移植手術等が行える医療機関を提供者端末又は
使用希望者端末又は使用権者端末に通知する医療機関通
知手段を有する幹細胞取引システムである。
【0036】本発明によって、移植手術等を行う際の医
療機関を探す手間を省略することが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明のシステム構成の一例を図
1のシステム構成図に示す。尚前述の通り、本明細書に
於いて幹細胞との語句にはES細胞(胚性肝細胞)、胎
盤や成人の骨髄から取り出した骨髄性幹細胞等を含むも
のとする。
【0038】幹細胞取引システム1は、幹細胞の提供者
が有する提供者端末2と幹細胞の保管を行う幹細胞保管
会社が有する幹細胞保管会社端末4と幹細胞の使用を希
望する使用希望者端末3と幹細胞の所有権者又は使用権
者(以下、使用権者)が有する使用権者端末23との間
でネットワーク5を介してデータの送受信が可能であ
る。ネットワーク5には、インターネット等のオープン
ネットワーク、LAN等のクローズドネットワーク、そ
れらの組合せであるイントラネット等のいずれであって
も良く、有線・無線の別も問わない。幹細胞保管会社端
末4と幹細胞取引システム1とが同一のシステム上に設
けられていても良い。又提供者と使用権者が同一であっ
ても良い。尚本明細書に於いて所有権者とは幹細胞を所
有し使用する権利を有する者であり、使用権者とは幹細
胞の使用をする権利を有する者である。提供者は、つま
り原始的な所有権者であることが好適であるが、そうで
なくても良い。又使用権者が複数存在しても良く、その
場合には幹細胞の一部に対する使用権者となる。幹細胞
は培養可能であることから、このように一部のみに対す
る使用であっても問題はない。
【0039】例えば母親が提供者であってその子供の為
に幹細胞の保管等を希望する場合には、母親が原始的な
所有権者となりその子供を使用権者として登録しても良
いし、子供を所有権者として名義を書き換えても良い。
【0040】幹細胞取引システム1は、使用権者登録手
段6と幹細胞登録手段7と使用希望者登録手段8と照合
手段9と使用承諾確認手段10と使用承諾確認受信手段
11と取引手段12と使用権者データベース13と幹細
胞データベース14と使用希望者データベース15とを
有している。
【0041】使用権者登録手段6は、幹細胞の保管を幹
細胞保管会社に行わせる提供者/使用権者が、自らの属
性情報(提供者属性情報/使用権者属性情報)を提供者
端末2/使用権者端末23から登録する手段である。提
供者端末2/使用権者端末23から提供者属性情報/使
用権者属性情報を受信した使用権者登録手段6は、使用
権者データベース13に登録を行う。提供者属性情報/
使用権者属性情報の例としては、氏名、住所、電話番
号、年齢、性別、金融機関の口座番号等の提供者/使用
権者自身に関する情報がある。
【0042】幹細胞登録手段7は、提供者から提供され
幹細胞保管会社で保管を行う幹細胞の遺伝子タイプ(遺
伝子データ)等、幹細胞が使用希望者に対して使用でき
るか否かの判別を行う為のデータ(幹細胞適用判別デー
タ)の登録を幹細胞データベース14に行う手段であ
る。幹細胞適用判別データは、幹細胞の保管を行う幹細
胞保管会社端末4から受信して登録しても良いし、医療
関係者等の有する医療関係者端末(図示せず)から受信
して登録しても良いし、直接幹細胞取引システム1から
登録を行っても良い。
【0043】使用希望者登録手段8は、幹細胞の使用を
希望する使用希望者が、自らの属性情報(使用希望者属
性情報)を使用希望者端末3から登録する手段である。
使用希望者端末3から使用希望者属性情報を受信した使
用希望者登録手段8は、使用希望者データベース15に
登録を行う。使用希望者属性情報の例としては、氏名、
住所、電話番号、年齢、性別、金融機関の口座番号、幹
細胞データベース14に登録している幹細胞適用判別デ
ータに基づいて使用希望者が当該幹細胞を使用できるか
否かの判別を行う為のデータ(幹細胞使用可能判別デー
タ。例えば使用希望者の遺伝子データ)等の使用希望者
自身に関する情報がある。幹細胞適用判別データと幹細
胞使用可能判別データとはその適合性の照合が行えれば
良く、従って同一であってもよいし別であっても良い。
【0044】照合手段9は、幹細胞データベース14に
登録している幹細胞適用判別データと使用希望者データ
ベース15に登録している幹細胞使用可能判別データと
の照合を行うことによって、幹細胞保管会社に保管して
いる幹細胞を使用希望者が使用可能か否かの照合を行う
手段である。又使用希望者データベース15に登録して
いる幹細胞使用可能判別データとの照合を行うのみなら
ず、使用希望者端末3から幹細胞使用可能判別データの
受信を行い、幹細胞適用判別データとの照合を行っても
良い。
【0045】使用承諾確認手段10は、照合手段9で照
合の結果、使用希望者が使用可能な幹細胞が存在した場
合には、当該幹細胞の使用権者端末23(提供者と使用
権者が同一である場合には提供者端末2と使用権者端末
23は同一である。以下同様)に対して幹細胞の使用承
諾の確認通知を送信する手段である。
【0046】使用承諾確認受信手段11は、使用承諾確
認手段10が送信した確認通知に対する使用承諾の諾否
を使用権者端末23から受信する手段であり、使用権者
が使用に対して不承諾であった場合には、その旨を使用
希望者端末3に通知する。
【0047】取引手段12は、使用承諾確認受信手段1
1で使用権者から使用承諾を受信した場合に、使用希望
者の使用希望者端末3に対して承諾通知が為された旨を
通知すると共に、使用権者と使用希望者との間で幹細胞
の全部又は一部の所有権又は使用権(以下、使用権とす
る)の取引を行う手段である。例えば幹細胞データベー
ス14に登録している幹細胞の使用権者の名義を書き換
える、幹細胞の一部に関して使用権者の名義を書き換え
る等を行う。更には使用権者(譲渡人)に対して使用希
望者(譲受人)から何らかのインセンティブ(金銭であ
っても良い)が支払われても良い。その場合にはそのイ
ンセンティブが使用権者の使用権者データベース13に
登録され、更にそこから使用権者の金融機関の口座番号
を抽出することによって金融機関等の勘定系端末(図示
せず)にデータを送信し、使用希望者が使用権者の金融
機関の口座に対して振込み等を行っても良い。又当該イ
ンセンティブを使用権者データベース13に登録するこ
となく、使用権者の金融機関の口座番号を使用希望者の
使用希望者端末3に通知し、使用希望者が当該口座に対
して振込等を行い、その確認を使用権者が行った場合に
使用権者端末23から名義書換依頼を取引手段12が受
信し、幹細胞データベース14の使用権者の名義を書き
換えても良いし、所謂エスクローシステムを組み合わせ
ることによって、匿名で取引を行わせても良い。
【0048】取引手段12は、名義を書き換える際にそ
の使用希望者属性情報が使用希望者データベース15に
登録されている場合には、それを抽出し使用権者データ
ベース13に移動することによって、使用希望者から使
用権者に変更することが可能となる。又使用希望者デー
タベース15に登録していない場合には、使用希望者端
末3から使用権者属性情報を受信し使用権者データベー
ス13に登録する。
【0049】更に取引手段12に於いて幹細胞の使用権
者の名義が書き換えられた後、使用権者が幹細胞を実際
に使用したい場合には、その旨を幹細胞保管会社端末4
に通知し、幹細胞保管会社が幹細胞データベース14の
使用権者の確認を行うことによって、保管している幹細
胞の使用を行っても良い。
【0050】使用権者データベース13は、提供者属性
情報と使用権者属性情報を登録しているデータベースで
ある。
【0051】使用希望者データベース15は、使用希望
者属性情報を登録しているデータベースである。
【0052】幹細胞データベース14は、幹細胞保管会
社で保管している幹細胞の幹細胞適用判別データと当該
幹細胞の提供者、使用権者等を登録しているデータベー
スである。
【0053】
【実施例】次に本発明のプロセスの流れの一例を図2及
び図3のフローチャート図と図1のシステム構成図とを
用いて詳細に説明する。
【0054】幹細胞の提供・保管を希望する提供者は、
提供者端末2から幹細胞取引システム1にアクセスし、
使用権者登録手段6から提供者属性情報の登録を行う。
使用権者登録手段6で提供者属性情報を受信すると、使
用権者登録手段6は使用権者データベース13に当該受
信した提供者属性情報を登録する(S100)。
【0055】出産等によって、実際に提供者の臍帯血等
から幹細胞の採取を行うとそれを幹細胞保管会社又は提
供者、医療関係者等が幹細胞保管会社端末4から幹細胞
適用判別データの登録を行う。幹細胞保管会社端末4か
ら幹細胞適用判別データを受信した幹細胞登録手段7
は、受信した幹細胞適用判別データを幹細胞データベー
ス14に登録する(S110)。この際に幹細胞の提供
者、使用権者として提供者が登録される。この際、提供
者が使用権者として提供者以外の者(例えば提供者の血
縁者)を指定して登録しても良い。
【0056】幹細胞自体は幹細胞保管会社で保管される
(S120)。提供者、医療関係者が幹細胞適用判別デ
ータの登録を行う際には、幹細胞保管会社端末4のみな
らず各々が有するコンピュータ端末(提供者端末2、医
療関係者端末)等から行っても良いことは言うまでもな
い。
【0057】使用希望者が幹細胞取引システム1に登録
された幹細胞の使用を希望する場合には、まず使用希望
者端末3から使用希望者属性情報の登録を行う。使用希
望者端末3から使用希望者属性情報を使用希望者登録手
段8で受信すると、受信した使用希望者属性情報を使用
希望者データベース15に登録する(S200)。この
際に幹細胞使用可能判別データを登録することが好適で
ある。
【0058】使用希望者に適合する幹細胞があるか否か
の照合を使用希望者が行いたい場合には、幹細胞データ
ベース14に登録している幹細胞適用判別データと使用
希望者データベース15に登録している幹細胞使用可能
判別データとを照合手段9が照合する(S210)。こ
の際、更に使用希望者データベース15に登録している
幹細胞使用可能判別データとの照合を行うのみならず、
使用希望者端末3から幹細胞使用可能判別データの受信
を行い、幹細胞適用判別データとの照合を行っても良
い。
【0059】S210の照合の結果、適用可能な幹細胞
が幹細胞データベース14に存在しなかった場合には
(S220)、その旨を照合手段9が使用希望者端末3
に通知する。又照合の結果、適用可能な幹細胞が幹細胞
データベース14に存在した場合には(即ち使用希望者
の使用可能と思われる幹細胞が幹細胞保管会社に保管さ
れている)、使用承諾確認手段10が使用権者端末23
に対して、幹細胞の使用承諾の確認通知を送信する(S
230)。又この際に使用希望者の使用希望者属性情報
の一部又は全部を併せて使用権者に送信しても良い。
【0060】使用承諾確認手段10が送信した確認通知
に対する使用承諾の諾否を使用権者端末23端末から使
用承諾確認受信手段11が受信し(S240)、それが
使用承諾であった場合には(S250)、取引手段12
は使用希望者の使用希望者端末3に対して承諾通知が為
された旨を通知すると共に(S260)、使用権者と使
用希望者との間で幹細胞の全部又は一部の使用権の取引
を行う(S270)。例えば幹細胞データベース14に
登録している幹細胞の使用権者の名義を書き換える、幹
細胞の一部に関して使用権者の名義を書き換える等を行
う。更には名義を書き換える代償として使用権者に対し
て使用希望者から何らかのインセンティブ(金銭であっ
ても良い)が支払われても良い。その場合にはそのイン
センティブが使用権者の使用権者データベース13に登
録され、更にそこから使用権者の金融機関の口座番号を
抽出することによって金融機関等の勘定系端末(図示せ
ず)にデータを送信し、使用希望者から使用権者の金融
機関の口座に対して振込み等を行っても良い。又当該イ
ンセンティブを使用権者データベース13に登録するこ
となく、使用権者の金融機関の口座番号を使用希望者端
末3に通知し、使用希望者が当該口座に対して振込等を
行い、その確認を使用権者が行った場合に使用権者端末
23から名義書換依頼を取引手段12が受信し、幹細胞
データベース14の使用権者の名義を書き換えても良い
し、所謂エスクローシステムを組み合わせることによっ
て、匿名で取引を行わせても良い。
【0061】取引手段12は、名義を書き換える際にそ
の使用希望者属性情報が使用希望者データベース15に
登録されている場合には、それを抽出し使用権者データ
ベース13に移動することによって、使用希望者から使
用権者に変更する。使用希望者データベース15に登録
していない場合には、使用希望者端末3から使用権者登
録手段6が使用権者属性情報を受信し使用権者データベ
ース13に登録する。
【0062】又取引手段12に於いて幹細胞の使用権者
の名義が書き換えられた後、使用権者が幹細胞を実際に
使用したい場合には、その旨を幹細胞保管会社端末4に
通知し、幹細胞保管会社が幹細胞データベース14の使
用権者の確認を行うことによって、保管している幹細胞
の使用を行っても良い。
【0063】又S240に於ける使用承諾確認受信手段
11で使用権者端末23から受信した回答が、不承諾で
あった場合には、その旨を使用希望者端末3に通知す
る。
【0064】使用希望者が利用するのではなく、自らが
利用する場合には直接幹細胞保管会社の幹細胞保管会社
端末4に対してその旨の通知を行えば良い。
【0065】以上のようなプロセスの流れを経ることに
よって、単に提供者の為に幹細胞を保管するのみならず
幹細胞に対する使用権を設け、その取引を図ることによ
って、使用希望者の使用をかなえることも可能となる一
方、提供者自らによる使用も行える。又取引の際にイン
センティブを使用権者に対して支払うことによって、提
供者(使用権者)が幹細胞保管会社に対して支払う保管
料を補填することも可能となる。これによって幹細胞の
提供者を増加させることも可能となる。
【0066】又幹細胞取引システム1に更に、移植手術
等が行える医療機関を提供者端末2又は使用希望者端末
3又は使用権者端末23に通知する医療機関通知手段
(図示せず)を設けても良い。これによって移植手術を
行う医療機関を探す手間を省略することが可能となる。
【0067】
【実施例2】次に本発明の他の実施例として、幹細胞を
単に取引するのではなく、幹細胞に基づいた保管料、移
植費用等を保険金とする保険商品として取引を行う場合
の幹細胞取引システム1である場合を説明する。実施例
1の場合に於いては、使用権者は単に幹細胞の使用権を
保有しているのみであるので、移植費用等は自らが別途
調達しなければならない。しかし幹細胞に対して複数の
使用権者を設定しそれに基づいて保険商品とすることに
よって、幹細胞の移植費用や保管料等を保険で補填する
ことが可能となる。この場合、使用権者が被保険者とな
る。尚前述の通り、本明細書に於いて幹細胞保険とは、
幹細胞の保管料及び/又はその使用に付随する治療行為
の費用の全部又は一部を補填する保険契約を言う。
【0068】つまり幹細胞を基本とする保険を作成し、
その保険に対して提供者や使用希望者が保険契約者とし
て保険料を支払い、被保険者が発病等によって保険の使
用を行う場合には、保険金が支払われる。この保険は、
幹細胞毎に作成されても良いし、複数の幹細胞をまとめ
て一つの保険の対象としても良い。前者の場合には保険
契約者となれるのは、被保険者が当該幹細胞と適合する
場合であり、後者の場合には、被保険者が複数の幹細胞
の内いずれか一つの幹細胞と適合すればよい。前者の場
合の幹細胞保険の概念図を図8に示す。後者の場合の幹
細胞保険の概念図を図9に示す。従って適合者が多い幹
細胞である場合には幹細胞毎に保険を作成しても良い
が、適合者が少ない場合には複数の幹細胞を基本とする
保険を作成する方が、保険契約者の増加が見込まれる為
好適である。
【0069】幹細胞取引システム1は、使用権者登録手
段6と幹細胞登録手段7と使用希望者登録手段8と照合
手段9と保険料算出手段16と保険契約条件通知手段1
7と保険発行手段21と保険契約履行通知受信手段22
と使用権者データベース13と幹細胞データベース14
と使用希望者データベース15と保険契約データベース
20と保険料算出データベース18とを有している。尚
実施例1と同一部分については説明の簡略化の為、省略
する。幹細胞取引システム1は、提供者端末2と使用権
者端末23と使用希望者端末3と幹細胞保管会社端末4
との間でネットワーク5を介してデータの送受信が可能
である。幹細胞取引システム1は、幹細胞保管会社端末
4と同一の端末に設けられていても良いし、幹細胞保険
を発行する保険会社の有する保険会社端末(図示せず)
と同一の端末に設けられていても良い。
【0070】保険料算出手段16は、保険料算出データ
ベース18(後述)に登録された保険料を算出する為の
データ、条件に基づいて幹細胞保険の保険料の算出を行
う手段である。当該保険料を算出する際には、数1に基
づいて算出することが好適であるが、他の方法によって
も良い。ここで保険料pとは、保険契約者が一括又は分
割で支払うべき金額であり、保険金受取人数rは当該幹
細胞を使用する可能性がある人数、保険金zは幹細胞の
保管料や幹細胞の移植手術等を含む治療行為にかかる費
用、諸費用xは保険会社の契約獲得費用や人件費等の一
般的費用の他、当該保険契約の中途解約による損失予想
額が含まれても良い。又加入予想人数nは、当該保険契
約を締結する予想人数である。
【数1】
【0071】ここで保険金受取人数rは、疾病の発生確
率及び当該疾病で幹細胞が使用される確率、過去のレセ
プト分析等に基づいて算出することが可能である。
【0072】保険契約条件通知手段17は、照合手段9
に於ける照合の結果、保険契約の締結を希望する使用希
望者の使用希望者端末3に対して保険料算出手段16が
算出した保険料と併せて保険契約条件を通知する手段で
ある。
【0073】保険契約登録手段19は、保険契約の締結
を希望する提供者/使用希望者の登録を提供者端末2/
使用希望者端末3から受信し、保険契約者として保険契
約データベース20に登録する手段である。この際に保
険契約者、被保険者(使用権者)等の保険契約に必要な
情報を登録する。
【0074】保険発行手段21は、保険契約者たる提供
者/使用希望者/使用権者の提供者端末2/使用希望者
端末3/使用権者端末23に対して、保険契約に基づい
て保険契約の通知、保険契約者に対して保険証券の発行
等を行う手段である。
【0075】保険契約履行通知受信手段22は、保険契
約者たる使用権者から、当該保険契約の履行の通知を受
信する手段である。当該保険契約使用の通知を受信する
ことによって、幹細胞保管会社が保管している幹細胞保
管会社端末4に対してその旨の通知を行う。
【0076】保険料算出データベース18は、幹細胞保
険契約の保険料を算出する為に必要なデータを登録して
いるデータベースであって、その例としては数1で用い
ているデータがある。
【0077】保険契約データベース20は、幹細胞保険
契約に関する情報を登録しているデータベースであっ
て、例えば保険契約の対象となる幹細胞、保険契約者
名、被保険者(使用権者)名、保険料の納付の有無、保
険契約条件の内容等を登録している。
【0078】次に実施例2に於けるプロセスの流れの一
例を図5と図6のフローチャート図及び図4のシステム
構成図を用いて詳細に説明する。
【0079】S300からS320は実施例1と同様な
ので説明を省略する。登録した幹細胞適用判別データに
基づいて、保険料算出手段16が当該幹細胞に対する保
険契約の保険料の算出を行う(S330)。この算出に
際しては、保険料算出データベース18に登録している
データを用いて算出する。本実施例では幹細胞毎に保険
契約とする場合を説明しているが、複数の幹細胞に対す
る一つの保険契約としても同様に算出可能である。
【0080】保険料の算出後、保険契約条件通知手段1
7が提供者に対して保険契約条件の通知を行う(S34
0)。複数の幹細胞に対して一つの保険契約とする場合
であって、既に保険が存在する場合には既に保険料が算
出されているので、保険料算出を行わずに保険契約条件
の通知のみを行えばよい。
【0081】保険契約条件通知手段17から通知を提供
者端末2で受信した提供者は、当該保険契約を締結する
場合(即ち将来的に自らの幹細胞を使用し保険金の支払
を希望する場合)、当該保険料の納付を所定の方法によ
って行い(S350)、保険料の納付をした旨を提供者
端末2から幹細胞取引システム1に通知する。この通知
を受信することによって、保険契約登録手段19が提供
者を保険契約者として保険契約データベース20に登録
する。この際に保険契約者、被保険者等の保険契約に必
要な情報を登録する。
【0082】保険契約者として登録されたことによっ
て、保険発行手段21が提供者の提供者端末2に対して
保険契約に基づいて保険契約の通知、保険証券の発行等
を行う(S360)。以上のようなプロセスを経ること
によって、保険契約者として登録が行われ、同時に保険
契約の対象となる幹細胞の使用権者ともなることが出来
る。この際に使用希望者データベース15から使用権者
データベース13、保険契約データベース20に必要な
情報を移動する。
【0083】提供者が何らかの発病、事故等によって幹
細胞の使用を希望する場合には、保険契約者たる提供者
から、保険契約履行通知受信手段22が当該保険契約の
履行の旨を受信する(S370)。当該保険契約使用の
旨を受信することによって、幹細胞保管会社が保管して
いる幹細胞保管会社端末4に対してその旨の通知を行い
移植手術等が行われると共に、保険契約に基づいて治療
行為にかかる費用が被保険者たる提供者に対して支払わ
れることとなる。
【0084】次に提供者以外の第三者である使用希望者
が保険契約者となり保険契約に基づいて幹細胞の使用を
行う場合のプロセスの流れを説明する。
【0085】幹細胞取引システム1に登録された幹細胞
の使用を使用希望者が希望する場合には、まず使用希望
者端末3から使用希望者属性情報の登録を行う。使用希
望者端末3から使用希望者属性情報を使用希望者登録手
段8で受信すると、受信した使用希望者属性情報を使用
希望者データベース15に登録する(S400)。この
際に幹細胞使用可能判別データを登録することが好適で
ある。S400からS430は実施例1と同様なので説
明を省略する。
【0086】S420に於ける照合手段9の照合の結
果、適用可能なデータが幹細胞データベース14に存在
した場合には(即ち使用希望者の使用可能と思われる幹
細胞が幹細胞保管会社に保管されている)、その幹細胞
が対象となる保険契約条件を保険契約データベース20
から保険契約条件通知手段17が抽出し、使用希望者端
末3に通知する(S440)。
【0087】保険契約条件を使用希望者端末3で受信し
た使用希望者は、当該保険契約を参照し保険契約を締結
する(保険に加入)するか否かを判断し(S450)、
保険契約を締結する場合には、当該保険料の納付を所定
の方法によって行い(S460)、保険料の納付をした
旨を使用希望者端末3から幹細胞取引システム1に通知
する。この通知を受信することによって、保険契約登録
手段19が使用希望者を保険契約者として保険契約デー
タベース20に登録する。この際に保険契約者、被保険
者等の保険契約に必要な情報を登録する。
【0088】保険契約者として登録されたことによっ
て、保険発行手段21が使用希望者の使用希望者端末3
に対して保険契約に基づいて保険契約の通知、保険証券
の発行等を行う(S470)。以上のようなプロセスを
経ることによって、保険契約者として登録が行われ、同
時に保険契約の対象となる幹細胞の使用権者ともなるこ
とが出来る。これによって使用希望者は保険契約者、即
ち使用権者となる。
【0089】使用希望者(使用権者)が何らかの発病、
事故等によって幹細胞の使用を希望する場合には、保険
契約者たる使用希望者(使用権者)から、保険契約履行
通知受信手段22が当該保険契約の履行の旨を受信する
(S480)。当該保険契約使用の旨を受信することに
よって、幹細胞保管会社が保管している幹細胞保管会社
端末4に対してその旨の通知を行い移植手術等が行われ
ると共に、保険契約に基づいて治療行為にかかる費用が
使用希望者に対して支払われることとなる。
【0090】以上のようなプロセスを経ることによっ
て、幹細胞保険契約を作成することが可能となる。この
ようにすることによって、幹細胞の使用を行うことも可
能となる上に、従来幹細胞保管会社に対して支払う必要
があった保管料を、保険契約者から集めた保険金で代替
することも可能となる。更に保険金として保管料のみな
らず治療行為にかかる費用等をも加味することによっ
て、高額な費用を保険金で賄うことが可能となる。
【0091】更に保険契約者が当該保険契約が不要にな
った場合、中途解約を行わせるのみならず、当該保険契
約自体の取引を、保険取引手段24を幹細胞取引システ
ム1に更に具備することによって行わせても良い。この
場合のシステム構成図を図7に示す。保険取引手段24
は、保険契約者が幹細胞の使用権者として幹細胞データ
ベース14に登録されているので、それを保険契約の取
引が行われた際に幹細胞データベース14の使用権者、
保険契約データベース20の保険契約者名の名義書換等
を行う手段である。この際に使用権者データベース13
も書き換えることが好適である。名義書換の代償として
当該保険契約者に対して譲受人(使用希望者)から何ら
かのインセンティブ(金銭を含む)が支払われても良
い。その場合には使用権者(保険契約者)の金融機関の
口座番号を保険契約者データベース又は使用権者データ
ベース13から抽出し譲受人に通知し、譲受人が当該口
座に対して振込等を行い、その確認を保険契約者(使用
権者)が行った場合に保険契約者(使用権者)の提供者
端末2/使用権者端末23から通知を行い、使用権者デ
ータベース13又は保険契約データベース20の名義を
書き換えても良いし、所謂エスクローシステムを組み合
わせることによって、匿名で取引を行わせても良い。
【0092】又保険契約の取引には、上記のように保険
契約に於ける使用権者の取引を行わせるのみならず、保
険金受取人(即ち被保険者)の名義を取引であっても良
い。これによって、例えば保険契約の履行の通知がなか
った保険契約者にインセンティブを支払うことで、保険
契約者の健康増進を図ることが可能となる。例えば企業
の健康保険組合毎に保険契約を作成することによって、
保険契約者(この場合は組合員)の健康増進を間接的に
増進させることが可能となる。又被保険者の名義の取引
であることから、何らかの発病等があって保険契約の履
行の通知が行われた場合には、保険契約者ではなく被保
険者に保険金が支払われることとなる。この場合は、保
険契約者は通常被保険者の名義を譲渡する際に何らかの
対価たるインセンティブを受領しているので、保険契約
者が保険契約の履行を通知し被保険者に保険金が支払わ
れても問題は発生しない。
【0093】又幹細胞取引システム1に更に、移植手術
等が行える医療機関を提供者端末2又は使用希望者端末
3又は使用権者端末23に通知する医療機関通知手段
(図示せず)を設けても良い。これによって移植手術を
行う医療機関を探す手間を省略することが可能となる。
【0094】尚本明細書に於いてデータの送受信との語
句には、他の電子的な手段(例えばFAX)も含むもの
とする。更に郵送、持参等であっても良い。
【0095】本発明に於ける各手段、データベースは、
その機能が論理的に区別されているのみであって、物理
上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又
データベースの代わりにデータファイルであっても良い
ことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデー
タファイルをも含んでいる。
【0096】尚、本発明を実施するにあたり本実施態様
の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した
記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュ
ータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行
することによって実現されることは当然である。
【0097】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラム自体が前記した実施態様の機能を実現することと
なり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当
然のことながら構成することになる。
【0098】プログラムを供給する為の記憶媒体として
は、例えば磁気ディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカ
ード等を使用することができる。
【0099】コンピュータが読み出したプログラムを実
行することにより、上述した実施態様の機能が実現され
るだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムな
どが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっ
て前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。
【0100】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコン
ピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発
性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプ
ログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能
拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の
一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施
態様の機能が実現される場合も含まれることは当然であ
る。
【0101】
【発明の効果】本発明によって、幹細胞の有効活用が図
れ、又提供者の増加を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシステム構成の一例を示すシステム
構成図である。
【図2】 本発明のプロセスの流れの一例を示すフロー
チャート図である。
【図3】 本発明のプロセスの流れの一例を示すフロー
チャート図である。
【図4】 本発明のシステム構成の他の例を示すシステ
ム構成図である。
【図5】 本発明のプロセスの流れの他の例を示すフロ
ーチャート図である。
【図6】 本発明のプロセスの流れの他の例を示すフロ
ーチャート図である。
【図7】 本発明のシステム構成の他の例を示すシステ
ム構成図である。
【図8】 一つの幹細胞に対する幹細胞保険の概念図で
ある。
【図9】 複数の幹細胞に対する幹細胞保険の概念図で
ある。
【符号の説明】
1:幹細胞取引システム 2:提供者端末 3:使用希望者端末 4:幹細胞保管会社端末 5:ネットワーク 6:使用権者登録手段 7:幹細胞登録手段 8:使用希望者登録手段 9:照合手段 10:使用承諾確認手段 11:使用承諾確認受信手段 12:取引手段 13:使用権者データベース 14:幹細胞データベース 15:使用希望者データベース 16:保険料算出手段 17:保険契約条件通知手段 18:保険料算出データベース 19:保険契約登録手段 20:保険契約データベース 21:保険発行手段 22:保険契約履行通知受信手段 23:使用権者端末 24:保険取引手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 318 G06F 17/60 318G 324 324

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幹細胞又は幹細胞の使用権の取引を行う幹
    細胞取引システムであって、幹細胞データベースに登録
    している提供者から提供された幹細胞の幹細胞適用判別
    データと前記幹細胞の使用を希望する使用希望者の幹細
    胞使用可能判別データとを照合する照合手段と、前記照
    合手段に於いて前記幹細胞適用判別データと前記幹細胞
    使用可能判別データとが適合した場合に、前記幹細胞又
    は幹細胞の使用権の取引を行う取引手段とを有すること
    を特徴とする幹細胞取引システム。
  2. 【請求項2】幹細胞又は幹細胞の使用権の取引を行う幹
    細胞取引システムであって、提供者属性情報又は使用権
    者属性情報を提供者端末又は使用権者端末から受信して
    使用権者データベースに登録する使用権者登録手段と、
    幹細胞保管会社で保管を行う幹細胞の幹細胞適用判別デ
    ータと前記幹細胞の提供者と使用権者とを幹細胞保管会
    社端末又は医療関係者端末又は提供者端末から受信して
    幹細胞データベースに登録する幹細胞登録手段と、前記
    幹細胞適用判別データと前記幹細胞の使用を希望する使
    用希望者の幹細胞使用可能判別データとを照合する照合
    手段と、前記照合手段に於いて前記幹細胞適用判別デー
    タと前記幹細胞使用可能判別データとが適合した場合
    に、前記幹細胞又は幹細胞の使用権の取引を行う取引手
    段とを有することを特徴とする幹細胞取引システム。
  3. 【請求項3】前記取引手段は、前記取引を行う際に、前
    記取引の対象となる幹細胞の全部又は一部の使用権者の
    名義を使用希望者の名義に書き換えることによって行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の幹細胞
    取引システム。
  4. 【請求項4】前記取引手段は、前記取引を行う際に、前
    記取引の対象となる幹細胞の使用権者の金融機関の口座
    番号を前記使用権者データベースから抽出し、前記使用
    希望者の有する使用希望者端末に対して送信することを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の幹
    細胞取引システム。
  5. 【請求項5】前記取引手段は、前記取引の対象となる幹
    細胞の全部又は一部の使用権者の名義の書き換えを、前
    記使用権者の口座に対して何らかのインセンティブが支
    払われた旨の通知を前記使用権者の有する使用権者端末
    から受信した後に行うことを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれかに記載の幹細胞取引システム。
  6. 【請求項6】前記幹細胞取引システムは、前記照合手段
    に於いて前記幹細胞適用判別データと前記幹細胞使用可
    能判別データとが適合した場合に、前記使用権者に対し
    て幹細胞の使用承諾の確認通知を送信する使用承諾確認
    手段を有することを特徴とする請求項1から請求項5の
    いずれかに記載の幹細胞取引システム。
  7. 【請求項7】幹細胞保険の取引を行う幹細胞取引システ
    ムであって、幹細胞保管会社で保管を行う幹細胞の幹細
    胞適用判別データと前記幹細胞の提供者と使用権者とを
    幹細胞保管会社端末又は医療関係者端末又は提供者端末
    から受信して幹細胞データベースに登録する幹細胞登録
    手段と、前記登録した幹細胞保険の保険料の算出を行う
    保険料算出手段とを有することを特徴とする幹細胞取引
    システム。
  8. 【請求項8】幹細胞保険の取引を行う幹細胞取引システ
    ムであって、提供者属性情報又は使用権者属性情報を提
    供者端末又は使用権者端末から受信して使用権者データ
    ベースに登録する使用権者登録手段と、幹細胞保管会社
    で保管を行う幹細胞の幹細胞適用判別データと前記幹細
    胞の提供者と使用権者とを幹細胞保管会社端末又は医療
    関係者端末又は提供者端末から受信して幹細胞データベ
    ースに登録する幹細胞登録手段と、前記幹細胞データベ
    ースに登録した幹細胞保険の保険料の算出を行う保険料
    算出手段と、前記保険料算出手段で算出した保険料を含
    む保険契約条件を保険契約の締結を希望する使用希望者
    の有する使用希望者端末に対して送信する保険契約条件
    通知手段と、前記保険契約の締結を希望する提供者又は
    使用希望者の登録を提供者端末又は前記使用希望者から
    受信し保険契約者として保険契約データベースに登録す
    る保険契約登録手段と、前記保険契約者たる使用権者の
    有する使用権者端末から前記保険契約の履行の通知を受
    信する保険契約履行通知受信手段と、前記保険契約者と
    前記保険契約の使用希望者との間で幹細胞保険契約の取
    引を行う保険取引手段とを有することを特徴とする幹細
    胞取引システム。
  9. 【請求項9】前記保険料算出手段は、数1に基づいて保
    険料の算出を行うことを特徴とする請求項7又は請求項
    8に記載の幹細胞取引システム。 【数1】
  10. 【請求項10】前記幹細胞取引システムは、前記保険料
    算出手段で算出した保険料を含む保険契約条件を保険契
    約の締結を希望する提供者の有する提供者端末又は使用
    希望者の有する使用希望者端末に対して送信する保険契
    約条件通知手段を有することを特徴とする請求項7又は
    請求項9に記載の幹細胞取引システム。
  11. 【請求項11】前記幹細胞取引システムは、前記提供者
    端末又は前記使用希望者端末から前記保険契約の登録を
    受信し保険契約者として保険契約データベースに登録す
    る保険契約登録手段を有することを特徴とする請求項
    7、請求項9又は請求項10のいずれかに記載の幹細胞
    取引システム。
  12. 【請求項12】前記幹細胞取引システムは、前記保険契
    約者たる使用権者の有する使用権者端末から前記保険契
    約の履行の通知を受信する保険契約履行通知受信手段を
    有することを特徴とする請求項7、請求項9から請求項
    11のいずれかに記載の幹細胞取引システム。
  13. 【請求項13】前記保険契約履行通知受信手段は、前記
    通知を受信後、前記保険契約者に対して保険契約の履行
    を行うことを特徴とする請求項8又は請求項12に記載
    の幹細胞取引システム。
  14. 【請求項14】前記保険契約履行通知受信手段は、前記
    保険契約の履行の際に、保険金zとして幹細胞の保管料
    又は幹細胞の移植費用を前記保険契約者の金融機関の口
    座に対して支払うことを特徴とする請求項12又は請求
    項13に記載の幹細胞取引システム。
  15. 【請求項15】前記幹細胞取引システムは、前記保険契
    約者と前記保険契約の使用希望者との間で幹細胞保険契
    約の取引を行う保険取引手段を有することを特徴とする
    請求項7から請求項14のいずれかに記載の幹細胞取引
    システム。
  16. 【請求項16】前記保険取引手段は、前記保険契約の取
    引を行う際に、前記保険契約データベースに登録してい
    る保険契約者の名義を使用希望者に書き換えることによ
    って行うことを特徴とする請求項7から請求項15のい
    ずれかに記載の幹細胞取引システム。
  17. 【請求項17】前記保険取引手段は、前記保険契約の取
    引を行う際に、前記取引の対象となる保険契約の保険契
    約者の金融機関の口座番号を、前記保険契約者データベ
    ース又は使用権者データベースから抽出し、前記使用希
    望者の有する使用希望者端末に対して送信することを特
    徴とする請求項7から請求項16のいずれかに記載の幹
    細胞取引システム。
  18. 【請求項18】前記保険取引手段は、前記保険契約者の
    名義の書き換えを、前記保険契約者の口座に対して何ら
    かのインセンティブが支払われた旨の通知を前記使用権
    者端末から受信した後に行うことを特徴とする請求項7
    から請求項17のいずれかに記載の幹細胞取引システ
    ム。
  19. 【請求項19】前記幹細胞取引システムは、移植手術等
    が行える医療機関を提供者端末又は使用希望者端末又は
    使用権者端末に通知する医療機関通知手段を有すること
    を特徴とする請求項1から請求項18のいずれかに記載
    の幹細胞取引システム。
JP2002131137A 2002-05-07 2002-05-07 幹細胞取引システム Pending JP2003323558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002131137A JP2003323558A (ja) 2002-05-07 2002-05-07 幹細胞取引システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002131137A JP2003323558A (ja) 2002-05-07 2002-05-07 幹細胞取引システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003323558A true JP2003323558A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29543896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002131137A Pending JP2003323558A (ja) 2002-05-07 2002-05-07 幹細胞取引システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003323558A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072927A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Hitachi Medical Corp 保存細胞管理システム
WO2005097190A3 (en) * 2004-03-26 2006-07-20 Celgene Corp Systems and methods for providing a stem cell bank
JP2007087270A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Tsukuba Brains Kk 再生医療支援システム
JP2014501411A (ja) * 2010-12-23 2014-01-20 ジーニウス バイオテクノロジー インベストメンツ リミテッド ライアビリティ カンパニー 臨床転帰依存的な医療行為費用償還システム
US8969315B2 (en) 2010-12-31 2015-03-03 Anthrogenesis Corporation Enhancement of placental stem cell potency using modulatory RNA molecules
US9040035B2 (en) 2011-06-01 2015-05-26 Anthrogenesis Corporation Treatment of pain using placental stem cells
JP2017138868A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 落合 琢 はげ頭保険システム
JP2017211743A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 落合 琢 疾病保険システム
WO2018155570A1 (ja) * 2017-02-27 2018-08-30 アイ ピース, インコーポレイテッド 保険管理システム及びその方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005097190A3 (en) * 2004-03-26 2006-07-20 Celgene Corp Systems and methods for providing a stem cell bank
JP2007531116A (ja) * 2004-03-26 2007-11-01 セルジーン・コーポレーション 幹細胞バンクを提供するためのシステム及び方法
JP2006072927A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Hitachi Medical Corp 保存細胞管理システム
JP4528584B2 (ja) * 2004-09-06 2010-08-18 国立大学法人名古屋大学 保存細胞管理システム
JP2007087270A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Tsukuba Brains Kk 再生医療支援システム
JP2014501411A (ja) * 2010-12-23 2014-01-20 ジーニウス バイオテクノロジー インベストメンツ リミテッド ライアビリティ カンパニー 臨床転帰依存的な医療行為費用償還システム
US8969315B2 (en) 2010-12-31 2015-03-03 Anthrogenesis Corporation Enhancement of placental stem cell potency using modulatory RNA molecules
US9040035B2 (en) 2011-06-01 2015-05-26 Anthrogenesis Corporation Treatment of pain using placental stem cells
US11090339B2 (en) 2011-06-01 2021-08-17 Celularity Inc. Treatment of pain using placental stem cells
JP2017138868A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 落合 琢 はげ頭保険システム
JP2017211743A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 落合 琢 疾病保険システム
WO2018155570A1 (ja) * 2017-02-27 2018-08-30 アイ ピース, インコーポレイテッド 保険管理システム及びその方法
JPWO2018155570A1 (ja) * 2017-02-27 2019-02-28 アイ ピース,インコーポレイテッド 保険管理システム及びその方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Carrin et al. Community‐based health insurance in developing countries: a study of its contribution to the performance of health financing systems
US8660855B2 (en) System and method using extended authorization hold period
JP4514783B2 (ja) 健康管理データ通信システム
US8412540B2 (en) Healthcare eligibility transactions
US20070233525A1 (en) Methods and systems for adjudication and processing of claims
JP6830719B1 (ja) 高信頼データ取引システム、および高信頼データ取引方法
US20050026117A1 (en) System and method for the management of genomic data
US20030187695A1 (en) ACSAS (automated claims settlement acceleration system)
CA2553394A1 (en) System and method for collecting payments from service recipients
US20090055225A1 (en) Systems and methods of processing health care claims over a network
BRPI0613950A2 (pt) sistema e método para seleção por usuário de regras de detecção de fraude
TW200907844A (en) Omaha-user price incentive model
US20110313946A1 (en) Systems and methods for administering college savings plans
US8666775B2 (en) Business method and system for providing a health security organization for procuring and financing healthcare products and services
JP2003323558A (ja) 幹細胞取引システム
JP7045259B2 (ja) 決済管理システムおよび決済管理方法
US20120143624A1 (en) m-ERP system
JP5809407B2 (ja) デメリット投票への振替機能付き寄付先投票券配信及び集計システム
KR20220150807A (ko) 블록체인 기반 의료데이터 거래 시스템 및 방법
KR20080058307A (ko) 기한의 이익에 따른 산업재산권투자시스템 및 그 방법
JPH11154183A (ja) サービス給付を取り扱う装置及びシステム
KR20240041651A (ko) 블록체인 기반 의료데이터 nft 거래 시스템 및 방법
JP2002041649A (ja) 保険手続きシステム及び保険手続きシステムの制御方法
JP2005084994A (ja) 資産運用システム
US20100318453A1 (en) Business method and system for providing a health security organization for procuring and financing healthcare products and services

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050315