JP2017223099A - 既設構造物直下の地盤改良方法 - Google Patents

既設構造物直下の地盤改良方法 Download PDF

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保明 根岸
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勝巳 田代
雅則 岡戸
Masanori Okado
雅則 岡戸
鈴木 亮彦
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竹史 伊藤
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健 秋間
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Abstract

【課題】車両が通行する道路などの既設構造物直下の地盤中に固結改良体を造成して地盤を改良するとき、既設構造物を早期に使用できるようにする。【解決手段】既設構造物直下の地盤中に固結改良体を造成して地盤を改良する既設構造物直下の地盤改良方法であって、管ロッド1を地表面から所定の深度まで挿入し、挿入後、管ロッド1の先端から硬化材であるセメントミルクMを地盤中に噴射して地盤と混合攪拌し、噴射したセメントミルクMと地盤との混合攪拌を管ロッド1を引き抜きながら行って地盤中に上方に向かって固結改良体Tを造成する工程と、前記工程において造成した固結改良体の上層部分又は固結改良体の上端より上の部分に、硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進する早強材Sを投入し、早強材Sによって硬化材の硬化を促進させる工程と、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、車両が通行する道路や空港の滑走路などの既設構造物直下の地盤中に固結改良体を造成して、地盤を改良する既設構造物直下の地盤改良方法に関する。
従来、車両が通行する道路などの既設構造物において、地盤の液状化を防止するため、その直下の地盤を改良している。既設構造物直下の地盤の改良は、セメントミルクなどの硬化材を既設構造物直下の地盤中に噴射し、噴射した硬化材と地盤とを混合攪拌して、そこに固結改良体を造成することで、既設構造物直下の地盤を強固なものにしている。
図16は、従来の既設構造物直下の地盤改良方法を示す説明図である。
従来の既設構造物直下の地盤改良方法は、例えば、高圧噴射攪拌工法によって行われる。高圧噴射攪拌工法による既設構造物直下の地盤改良方法は、図16に示すように、硬化材噴射口53を設けたヘッド52を管ロッド51の先端に備え、この管ロッド51を施工機械にて既設構造物直下の地盤中に挿入する。管ロッド51を所定の深度まで挿入した後、管ロッド51を回転しながらヘッド52に設けた硬化材噴射口53からセメントミルクなどの硬化材を地盤中に高速高圧で噴射し、その噴射エネルギーで地盤を切削しながら噴射した硬化材と地盤とを混合攪拌する。この噴射した硬化材と地盤との混合攪拌を、管ロッド51を引き抜きながら行うことで、既設構造物直下の地盤中に縦向き円柱状の固結改良体Tを上方に向かって造成する。この地盤中への固結改良体Tの造成を複数の場所で行うことで、既設構造物直下の地盤中に複数の固結改良体Tを造成し、これにより、既設構造物直下の地盤を強固なものへと改良できる。
ただ、従来の既設構造物直下の地盤改良方法では、硬化材を地盤中に噴射し、その噴射エネルギーで地盤を切削しながら噴射した硬化材と地盤とを混合攪拌して、地盤中に固結改良体Tを造成するため、固結改良体Tの造成直後の地盤強度は、固結改良体Tが固まっていないことから、著しく低下する。この固結改良体Tが固まって、地盤強度が上がるには、最低1日程度の時間がかかる。そのため、車両が通行する道路などの既設構造物では、1日程度使用することができなくなり、早期の使用が不可能である。
これを解決するために、地盤中に噴射する硬化材に、硬化材の硬化を促進する早強材を混ぜ合わせて、早強材を混ぜ合わせた硬化材を噴射している。早強材を混ぜ合わせることで、地盤中に噴射した硬化材を速やかに硬化させて、固結改良体Tの造成後の地盤強度が上がるのを速めることができる。これにより、車両が通行する道路などの既設構造物を早期に使用できるようにする。
しかしながら、地盤中に噴射する前にセメントミルクなどの硬化材に早強材を混ぜ合わせると、早強材によって硬化材が速やかに硬化してしまう。
即ち、硬化材をヘッド52に設けた硬化材噴射口53から地盤中に噴射する前に、硬化材の硬化が始まり、管ロッド51内部の硬化材が流れる硬化材通路において硬化し始めた硬化材によって詰まりが発生し、硬化材を噴射することができなくなる。このような問題が起こると、地盤の改良工事の全作業を一旦停止し、管ロッド51内部の硬化材通路での詰まりを除去する作業を行わなくてはならず、地盤の改良工事が大幅に遅れてしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両が通行する道路や空港の滑走路などの既設構造物直下の地盤中に固結改良体を造成して地盤を改良するとき、早強材を使用することで、地盤中に噴射した硬化材を速やかに硬化させ、既設構造物を早期に使用できるようにすると共に、管ロッド内部の硬化材通路での硬化材の硬化による詰まりをなくして、地盤の改良工事における遅延を防止することである。
本発明は、既設構造物直下の地盤中に固結改良体を造成して地盤を改良する既設構造物直下の地盤改良方法であって、管ロッドを地表面から所定の深度まで挿入し、挿入後、管ロッドの先端から硬化材を地盤中に噴射して地盤と混合攪拌し、噴射した硬化材と地盤との混合攪拌を管ロッドを引き抜きながら行って地盤中に上方に向かって固結改良体を造成する工程と、前記固結改良体を造成する工程において造成した固結改良体の上層部分又は固結改良体の上端より上の部分に、硬化材の硬化を促進する早強材を投入し、早強材によって硬化材の硬化を促進させる工程と、を有する既設構造物直下の地盤改良方法である。
また、前記の既設構造物直下の地盤改良方法において、地盤中に硬化材を噴射するまでの硬化材の供給経路と、地盤中に早強材を投入するまでの早強材の供給経路とを別々に分けて、固結改良体を造成する工程において硬化材の供給経路を使用して硬化材を供給し、硬化材の硬化を促進させる工程において早強材の供給経路を使用して早強材を供給する既設構造物直下の地盤改良方法である。
本発明によれば、硬化材を地盤中に噴射して地盤と混合攪拌し、地盤中に固結改良体を造成し、その後、造成した固結改良体の上層部分又は固結改良体の上端より上の部分に早強材を投入することで、硬化材の硬化を促進して速やかに硬化させ、造成した固結改良体及びその周囲の地盤強度が上がるのを速めることができ、これにより、既設構造物を早期に使用することができる。
また、地盤中に硬化材を噴射するまでの硬化材の供給経路と、地盤中に早強材を投入するまでの早強材の供給経路とを別々に分けて、固結改良体を造成する工程において硬化材の供給経路を使用して硬化材を供給し、硬化材の硬化を促進させる工程において早強材の供給経路を使用して早強材を供給することで、硬化材を地盤中に噴射する前に、硬化材に早強材が混ざり合うことがなく、管ロッド内部の硬化材が流れる硬化材通路での硬化材の硬化による詰まりをなくすことができ、これにより、詰まりの除去といった作業を不要にし、地盤の改良工事における遅延を防止できる。
本発明の既設構造物直下の地盤改良方法において用いる地盤改良装置の説明図である。 本発明の既設構造物直下の地盤改良方法において用いる管ロッドの先端に備えるヘッドの内部構造を示す説明図である。 図2のA−A断面図である。 地盤中に固結改良体を造成する工程の前半部の説明図である。 地盤中に固結改良体を造成する工程の後半部の説明図である。 地盤中に固結改良体を造成する工程の別の後半部の説明図である。 硬化材の硬化を促進させる工程の説明図である。 作業完了後の既設構造物の状態を示す説明図である。 地盤中に造成する縦長壁状の固結改良体の説明図である。 地盤中に造成する縦長扇状の固結改良体の説明図である。 本発明の既設構造物直下の地盤改良方法において用いる別の管ロッドの内部構造を示す説明図である。 本発明の既設構造物直下の地盤改良方法において用いる別の管ロッドの内部構造を示す説明図である。 早強材用の管ロッド及び圧縮空気用の管ロッドの説明図である。 早強材用の管ロッド及び圧縮空気用の管ロッドの周辺の設備の説明図である。 別の硬化材の硬化を促進させる工程の説明図である。 従来の既設構造物直下の地盤改良方法を示す説明図である。
本発明の既設構造物直下における地盤改良方法を、その一実施形態について説明する。
なお、本実施形態に関わる地盤改良方法は、高圧噴射攪拌工法によって行われる。ただし、地盤改良方法は、これに限定されず、機械攪拌工法などの他の工法でもよい。また、既設構造物は、車両が通行する道路Rである。ただし、既設構造物も、これに限定されず、空港の滑走路やその他の構築物あるいは建築物などでもよい。
図1は、本実施形態の既設構造物直下の地盤改良方法において用いる地盤改良装置の説明図である。図2は、本実施形態の既設構造物直下の地盤改良方法において用いる管ロッド1の先端に備えるヘッド6の内部構造を示す説明図である。図3は、図2のA−A断面図である。
地盤改良装置は、図1に示すように、地盤中に管ロッド1を所定深度まで挿入又は引き抜くための施工機械2を備える。施工機械2は、自走可能な杭打ち機などの自走式施工機、ボーリングマシンなどの大型施工機などである。
施工機械2は、前部にマスト3を立設し、マスト3に沿って管ロッド1を縦に向けて取り付けると共に、マスト3の上部に管ロッド1を地盤中に挿入したり引き抜いたりする昇降装置4と管ロッド1を回転させる回転装置5をそれぞれ設ける。管ロッド1は、中空状の鋼管で、図2、3に示すように、その内部に、硬化材が流れる硬化材通路7、圧縮空気が流れる圧縮空気通路8、早強材が流れる早強材通路9を別々に設ける。なお、硬化材は、セメントミルクであるが、これに限定されない。また、管ロッド1の先端には、硬化材通路7に連通して硬化材であるセメントミルクを噴射する硬化材噴射口32、圧縮空気通路8に連通して圧縮空気を噴射する圧縮空気噴射口33、早強材通路9に連通して早強材を噴射する早強材噴射口34をそれぞれ設けたヘッド6を備える。
施工機械2の周辺には、施工機械2に取り付けた管ロッド1に硬化材であるセメントミルクや圧縮空気や早強材を供給するための設備を備える。管ロッド1に圧縮空気を供給する設備は、コンプレッサー11を備え、流量計12を介してコンプレッサー11から管ロッド1の内部の圧縮空気通路8に圧縮空気を供給し、さらに管ロッド1の内部の早強材通路9にも圧縮空気を供給している。
硬化材であるセメントミルクを供給する設備は、セメントサイロ13からセメント原料を流入すると共に、水中ポンプ14を有する水槽15から水を流入し、これらを混合してセメントミルクを生成する混合装置16を備え、この混合装置16にて生成したセメントミルクを、流量計17を介して高圧ポンプ18を有する硬化材供給装置19に供給し、この硬化材供給装置19から管ロッド1の内部の硬化材通路7に硬化材であるセメントミルクを供給している。
管ロッド1に早強材を供給する設備は、水中ポンプ21を有する早強材タンク22を備え、この早強材タンク22から管ロッド1の内部の早強材通路9に早強材を供給している。
なお、各装置には図示していないがそれぞれ発電機を備えている。
ヘッド6は、図2、図3に示すように、その外周面に複数のビット31を取り付けて、このビット31により地盤を掘削する。また、ヘッド6には、硬化材であるセメントミルクを横方向に噴射する硬化材噴射口32を設ける。この横方向とは、管ロッド1及びヘッド6における半径方向外向きのことである。硬化材噴射口32は、ヘッド6の側面であって、ヘッド6の軸を中心にして対称となる位置で、かつ上下方向においてずれた2ヶ所の位置に設ける。なお、硬化材噴射口32の数及び設ける位置などは前記のものに限定されるものではなく、1つあるいは3つ以上の複数にしてもよい。
また、ヘッド6には、圧縮空気を噴射する圧縮空気噴射口33を設ける。この圧縮空気噴射口33は、2つの硬化材噴射口32の周囲にそれぞれ設けるもので、硬化材噴射口32の周囲にリング状に開口した形状となり、圧縮空気噴射口33から噴射した圧縮空気によって、硬化材噴射口32から噴射するセメントミルクMを高速高圧で噴射する。
さらに、ヘッド6には、早強材Sを噴射する早強材噴射口34を設ける。早強材噴射口34は、ヘッド6の底面の2ヶ所に設けて、ここから下方に向けて早強材Sを噴射する。このとき、圧縮空気によるエアブローで早強材Sを早強材噴射口34から勢いよく噴射し、早強材Sを投入する。なお、早強材噴射口34の数などは前記のものに限定されるものではなく、1つあるいは3つ以上の複数にしてもよい。また、早強材噴射口34を設ける位置もヘッド6の底面ではなく、ヘッド6の側面に設けて早強材Sを横方向に噴射してもよい。
管ロッド1及びヘッド6の内部にあっては、硬化材であるセメントミルクMが流れる硬化材通路7と、早強材Sが流れる早強材通路9とを、即ち地盤中に硬化材であるセメントミルクMを噴射するまでの硬化材の供給経路と、地盤中に早強材Sを投入するまでの早強材の供給経路とを別々に分けている。
なお、前記管ロッド1及びヘッド6には、圧縮空気通路8と圧縮空気噴射口33を設けて、圧縮空気により硬化材であるセメントミルクMを高速高圧で噴射しているが、圧縮空気を用いないで硬化材であるセメントミルクMをそのまま噴射するようにしてもよい。この場合、管ロッド1及びヘッド6には、圧縮空気通路8及び圧縮空気噴射口33を設けない。
次に、前記地盤改良装置を用いた既設構造物直下における地盤改良方法について述べる。
既設構造物直下における地盤改良方法は、管ロッド1を地表面から所定の深度まで挿入し、挿入後、管ロッド1の先端から硬化材であるセメントミルクMを地盤中に噴射して地盤と混合攪拌し、噴射したセメントミルクMと地盤との混合攪拌を管ロッド1を引き抜きながら行って、地盤中に固結改良体Tを上方に向かって造成する工程と、前記工程において造成した固結改良体Tの上層部分又は固結改良体Tの上端より上の部分に、硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進する早強材Sを投入し、早強材Sによって硬化材であるセメントミルクMを促進させる工程と、前記工程の後、硬化材であるセメントミルクMが硬化して所定の地盤強度になっているかを確認する工程と、を有する。
図4は、地盤中に固結改良体Tを造成する工程の前半部の説明図である。図5は、地盤中に固結改良体Tを造成する工程の後半部の説明図である。図6は、地盤中に固結改良体Tを造成する工程の別の後半部の説明図である。図7は、硬化材の硬化を促進させる工程の説明図である。
地盤中に固結改良体Tを造成する工程は、施工機械2を設置し、図4に示すように、施工機械2に取り付けた管ロッド1を回転しなら地盤中に挿入する。このとき、管ロッド1の先端に備えたヘッド6にて地盤を掘削する。なお、管ロッド1の挿入を補助するため、ヘッド6に設けた硬化材噴射口32や圧縮空気噴射口33や早強材噴射口34から水や圧縮空気を噴射しながら行う。
施工機械2にて管ロッド1を地表面から所定の深度まで挿入したときは、管ロッド1を回転しながらヘッド6に設けた硬化材噴射口32から硬化材であるセメントミルクM、また圧縮空気噴射口33から圧縮空気を噴射し、セメントミルクMを横方向に高速高圧で地盤中に噴射する。このセメントミルクMの噴射エネルギーで地盤を切削しながら噴射したセメントミルクMと地盤とを混合攪拌する。このセメントミルクMと地盤との混合攪拌は、管ロッド1を引き抜きながら行う。
セメントミルクMと地盤との混合攪拌は、図5に示すように、管ロッド1の上方への移動を停止し、停止した状態で、管ロッド1を回転しながらセメントミルクMを噴射して、セメントミルクMと地盤との混合攪拌を行う。その後、管ロッド1を僅かに上方に移動し、移動後、管ロッド1の上方への移動を停止した状態で、管ロッド1を回転しながらセメントミルクMを噴射して、セメントミルクMと地盤との混合攪拌を行う。これを、繰り返し行うことで、固結改良体Tを上方に向かって段階的に造成する。
なお、固結改良体Tの造成は、前述のものに限定されない。たとえば、図6に示すように、管ロッド1の上方への移動を停止することなく、管ロッド1を上方に低速で移動し、移動している状態で、管ロッド1を回転しながらセメントミルクMを噴射して、セメントミルクMと地盤との混合攪拌を行うことで、固結改良体Tを上方に向かって連続的に造成してもよい。
このようにして、セメントミルクMと地盤との混合攪拌を、管ロッド1を引き抜きながら行い、管ロッド1の先端のヘッド6が地表面近くの所定の深度まできたときは、管ロッド1からのセメントミルクM及び圧縮空気の噴射を停止し、セメントミルクMと地盤との混合攪拌を終了する。これにより、地盤中に所定の大きさの円柱状の固結改良体Tを造成することができる。このときの地盤中に造成する固結改良体Tは、たとえば、地表面から10〜20m程度の深度から地表面から2〜5m程度の深度までとなる。
硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進させる工程は、前記地盤中に固結改良体Tを造成する工程の後、施工機械2にて管ロッド1を、造成した固結改良体Tの上層部分又は固結改良体Tの上端より上の部分に挿入する。なお、固結改良体Tの上端より上の部分は、固結改良体Tを造成する際に下方より押し上げられて排出されてきた硬化材であるセメントミルクMが含まれた排泥である。
管ロッド1を挿入した後、図7に示すように、管ロッド1を回転しながらヘッド6に設けた早強材噴射口34から圧縮空気によるエアブローで早強材Sを勢いよく噴射して投入する。この早強材Sの投入を、管ロッド1を引き抜きながら行い、地表面まできたときは、早強材Sの投入を停止する。これにより、早強材Sを造成した固結改良体Tの上層部分又は固結改良体Tの上端より上の部分に投入することで、硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進し、セメントミルクMを速やかに硬化させることができる。なお、早強材Sの投入は、造成した固結改良体Tの上層部分又は固結改良体Tの上端より上の部分であるが、これは地表面近くの地盤強度によって決定されるもので、たとえば、地表面から4〜5m程度の深度から地表面までである。
また、早強材Sを造成した固結改良体Tの上層部分又は固結改良体Tの上端より上の部分に投入するとき、管ロッド1を回転しながら行っているが、管ロッド1を回転させることなく、停止した状態で行うようにしてもよい。
硬化材であるセメントミルクMが硬化して所定の地盤強度になっているかを確認する工程は、前記硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進させる工程の後、簡易的な地盤強度試験を行って、造成した固結改良体Tの上層部分又は固結改良体Tの上端より上の部分が硬化して、地表面近くの地盤が所定の地盤強度になっているかを確認する。
簡易的な地盤強度試験は、ロッドの先端に十字状のベーンを取り付け、このベーンを地盤中に押し込み、押し込んだベーンの回転抵抗から地盤強度を求めるベーンせん断試験、あるいはロッドの先端にコーンを取り付け、このコーンを地盤中に貫入し、貫入するコーンの貫入抵抗から地盤強度を求めるコーン貫入試験である。ただし、簡易的な地盤強度試験は、このベーンせん断試験あるいはコーン貫入試験に限定されるものではない。
このように、簡易的な地盤強度試験にて地表面近くの地盤が所定の地盤強度になっていることを確認することで、既設構造物である車両が通行する道路Rを安全に使用することができる。
なお、簡易的な地盤強度試験にて地表面近くの地盤が所定の地盤強度になっていないときは、既設構造物である車両が通行する道路Rを使用することはできず、この場合、再度、早強材Sを投入し、硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進させるようにしてもよい。
次に、この早強材Sによる硬化材の硬化の促進に関する実験を行ったので、これについて説明する。
実験は、早強材Sを、造成した固結改良体Tの上層部分又は固結改良体Tの上端より上の部分、具体的には地表面から4.7mの深度から地表面(0m)までの地盤中に投入し、早強材S投入後の硬化材であるセメントミルクMの硬化による地盤強度の変化を調べる。なお、地盤強度は、換算粘着力cと換算N値の2つから求めている。また、その比較として早強材Sを投入しない場合の地盤強度の変化も調べる。
実験の結果、換算粘着力cでは、以下の表1に示すように、所定の地盤強度となる目標換算粘着力cを50kN/mとした場合、この目標換算粘着力cを超えたのが早強材S投入後約17分であった。また、換算N値では、以下の表2に示すように、所定の地盤強度となる目標換算N値を1回とした場合、この目標換算N値を超えたのが早強材S投入後約17分であった。
即ち、早強材S投入後約17分で所定の地盤強度になった。
Figure 2017223099
Figure 2017223099
一方、早強材Sを投入しない場合、換算粘着力cでは、以下の表3に示すように、140分経過しても0.0のまま変化がなく、目標換算粘着力c(50kN/m)を超えることはなかった。また、換算N値では、以下の表4に示すように、140分経過しても0.0のまま変化がなく、目標換算N値を超えることはなかった。
Figure 2017223099
Figure 2017223099
この実験の結果から、早強材Sを使用することで、硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進し、セメントミルクMを速やかに硬化させることができ、地盤強度が上がるのを速められることが分かる。
図8は、本実施形態における作業完了後の既設構造物の状態を示す説明図である。
本実施形態によれば、硬化材であるセメントミルクMを地盤中に噴射して地盤と混合攪拌し、地盤中に所定の大きさの固結改良体Tを造成し、その後、早強材Sを地盤中に造成した固結改良体Tの上層部分又は固結改良体Tの上端より上の部分に投入することで、セメントミルクMの硬化を促進して速やかに硬化させることができる。造成した固結改良体T及びその周囲の地盤強度が上がるのを速めることで、図8に示すように、既設構造物である車両が通行する道路Rを早期に使用することができる。
また、管ロッド1及びヘッド6の内部において、硬化材であるセメントミルクMが流れる硬化材通路7と、早強材Sが流れる早強材通路9とを別々に設け、地盤中に硬化材であるセメントミルクMを噴射するまでの硬化材の供給経路と、地盤中に早強材Sを投入するまでの早強材の供給経路とを別々に分けて、固結改良体を造成する工程において硬化材通路7及び硬化材の供給経路を使用して硬化材であるセメントミルクMを供給し、硬化材の硬化を促進させる工程において早強材通路9及び早強材の供給経路を使用して早強材Sを供給することで、硬化材であるセメントミルクMを地盤中に噴射する前に、セメントミルクMに早強材Sが混ざり合うことがなく、管ロッド1及びヘッド6内部のセメントミルクMが流れる硬化材通路7でのセメントミルクMの硬化による詰まりの問題を解消することができる。
また、早強材Sの地盤中への投入では、圧縮空気によるエアブローで早強材Sを勢いよく噴射することから、早強材Sを広範囲に投入させることができ、硬化材であるセメントミルクMを極めて良好に硬化させることができる。
また、前述した実施形態では、地盤中に造成する固結改良体Tは、管ロッド1を回転しながらセメントミルクMを噴射し、セメントミルクMと地盤との混合攪拌を行うことで、地盤中に円柱状の固結改良体Tを造成するようにしているが、固結改良体Tの形状は、これに限定されるものではない。たとえば、固結改良体Tの形状は、縦長壁状あるいは縦長扇状でもよい。
図9は、地盤中に造成する縦長壁状の固結改良体Tの説明図である。図10は、地盤中に造成する縦長扇状の固結改良体Tの説明図である。
縦長壁状の固結改良体Tは、図9に示すように、地盤中に貫入した管ロッド1を回転することなく、硬化材であるセメントミルクMを横方向に高速高圧で噴射し、これを管ロッド1を上方に引き抜きながら行うことで、地盤中に縦長壁状の固結改良体Tを造成する。また、縦長扇状の固結改良体Tは、図10に示すように、地盤中に貫入した管ロッド1を水平に僅かに揺動させながら、硬化材であるセメントミルクMを横方向に高速高圧で噴射し、これを管ロッド1を上方に引き抜きながら行うことで、地盤中に縦長扇状の固結改良体Tを造成する。
また、管ロッド1は、中空状の鋼管とし、その内部に、硬化材が流れる硬化材通路7、圧縮空気が流れる圧縮空気通路8、早強材Sが流れる早強材通路9をそれぞれ設けているが、これに限定されるものではなく、管ロッド1を同芯状の多重管構造にしてもよい。
図11、図12は、本実施形態において用いる別の管ロッドの内部構造を示す説明図である。
管ロッド1は、たとえば、図11に示すように、管ロッド1を同芯状の三重管にし、例えばその一番内側を硬化材であるセメントミルクMが流れる硬化材通路7に、その外側を圧縮空気が流れる圧縮空気通路8に、一番外側を早強材Sが流れる早強材通路9にしてもよい。
また、図12に示すように、管ロッド1を二重管にし、例えばその内側を硬化材であるセメントミルクMが流れる硬化材通路7に、その外側を圧縮空気と早強材Sが流れる圧縮空気通路8と早強材通路9の兼用にしてもよい。なお、管ロッド1を二重管にしたものは、内側を硬化材であるセメントミルクMが流れる硬化材通路7、外側を圧縮空気が流れる圧縮空気通路8とした既存の管ロッドを使用することができ、これにより、専用の管ロッドを新たに製作する必要がなくなり、地盤の改良工事におけるコストを安価にすることができる。
次に、前述した既設構造物直下における地盤改良方法の別の実施形態について説明する。
前述した実施形態では、1つの管ロッド1によって、固結改良体を造成する工程において硬化材であるセメントミルクMを地盤中に噴射して地盤と混合攪拌して地盤中に固結改良体Tを造成すると共に、硬化材の硬化を促進させる工程において早強材Sを投入して硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進している。しかし、本実施形態では、硬化材が流れる硬化材通路7を設ける硬化材用の管ロッドと、早強材Sが流れる早強材通路9を設ける早強材用の管ロッド41とを別々に用意し、固結改良体を造成する工程において硬化材用の管ロッドを使用し、硬化材の硬化を促進させる工程において早強材用の管ロッド41を使用する。即ち、固結改良体を造成する工程と硬化材の硬化を促進させる工程では、別々の管ロッドを使用して作業を行う。また、硬化材の硬化を促進させる工程において早強材用の管ロッド41と共に使用する圧縮空気が流れる圧縮空気通路8を設ける圧縮空気用の管ロッド42も用意する。
硬化材用の管ロッドは、たとえば、前述の実施形態で示した管ロッド1で、早強材Sが流れる早強材通路9を設けず、硬化材が流れる硬化材通路7と圧縮空気が流れる圧縮空気通路8のみを設ける。なお、圧縮空気を用いないで硬化材であるセメントミルクMをそのまま噴射する場合は、圧縮空気通路8を設ける必要がなくなり、管ロッド1に単管パイプを使用することができる。
図13は、早強材用の管ロッド及び圧縮空気用の管ロッドの説明図である。図14は、早強材用の管ロッド及び圧縮空気用の管ロッドの周辺の設備の説明図である。
早強材用の管ロッド41は、図13に示すように、硬化材用の管ロッドより細い単管パイプを使用し、その内部を早強材Sが流れる早強材通路9にする。この早強材用の管ロッド41の先端に早強材Sを噴射する早強材噴射口43を設ける。なお、早強材噴射口43を設ける位置や数などは前記のものに限定されるものではない。また、圧縮空気用の管ロッド42は、図13に示すように、細い単管パイプを使用し、その内部を圧縮空気が流れる圧縮空気通路8にする。この圧縮空気用の管ロッド42の先端に圧縮空気を噴射する圧縮空気噴射口44を設ける。なお、圧縮空気噴射口44を設ける位置や数などは前記のものに限定されるものではない。
早強材用の管ロッド41及び圧縮空気用の管ロッド42の周辺の設備は、図14に示すように、水中ポンプ21を有する早強材タンク22を備え、この早強材タンク22から早強材用の管ロッド41の内部の早強材通路9に早強材Sを供給し、また、コンプレッサー11を備え、このコンプレッサー11から圧縮空気用の管ロッド42の内部の圧縮空気通路8に圧縮空気を供給している。
地盤中に固結改良体Tを造成する工程は、硬化材用の管ロッドを使用し、前述の実施形態と同様、施工機械2にて管ロッドを地表面から所定の深度まで挿入し、挿入後、管ロッドの先端から硬化材であるセメントミルクMを地盤中に噴射して地盤と混合攪拌し、噴射したセメントミルクMと地盤との混合攪拌を管ロッドを引き抜きながら行うことで、地盤中に上方に向かって所定の大きさの円柱状の固結改良体Tを造成する。
図15は、本実施形態での硬化材の硬化を促進させる工程の説明図である。
硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進させる工程は、前記地盤中に固結改良体Tを造成する工程の後、図15に示すように、早強材用の管ロッド41及び圧縮空気用の管ロッド42をそれぞれ挿入し、早強材用の管ロッド41の早強材噴射口43から早強材Sを噴射すると共に、圧縮空気用の管ロッド42の圧縮空気噴射口44から圧縮空気を噴射して、この圧縮空気によるエアブローにより、早強材Sを造成した固結改良体Tの上層部分又は固結改良体Tの上端より上の部分に広範囲に投入する。この早強材Sの投入を早強材用の管ロッド41及び圧縮空気用の管ロッド42を引き抜きながら行い、地表面まできたときは、早強材Sの投入を停止する。これにより、硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進させることで、セメントミルクMを速やかに硬化させ、造成した固結改良体T及びその周囲の地盤強度が上がるのを速める。
本実施形態によれば、硬化材であるセメントミルクMを地盤中に噴射するための硬化材用の管ロッドと、早強材Sを投入するための早強材用の管ロッド41とを別々に用意することで、硬化材用の管ロッドを、硬化材であるセメントミルクMが流れる硬化材通路7と圧縮空気が流れる圧縮空気通路8とを設けた既存の管ロッドを用いることができ、これと共に、早強材用の管ロッド41を、早強材Sが流れる早強材通路9のみを設ける単純な単管パイプを用いることができる。これにより、それぞれの管ロッドを安価に提供できる。
また、本実施形態では、硬化材であるセメントミルクMの硬化を促進させる工程において、早強材用の管ロッド41及び圧縮空気用の管ロッド42の挿入及び引き抜きを、施工機械2を使用して行うようにしてもよいし、あるいは作業者が手作業で行うようにしてもよい。
なお、前記実施形態では、硬化材の硬化を促進させる工程のときに使用する早強材用の管ロッド41と圧縮空気用の管ロッド42とを別々にしているが、これを一つにして、即ち早強材兼圧縮空気用の管ロッドにして、その内部に早強材Sが流れる早強材通路9と圧縮空気が流れる圧縮空気通路8を設けるようにしてもよい。
1…管ロッド、2…施工機械、3…マスト、4…昇降装置、5…回転装置、6…ヘッド、7…硬化材通路、8…圧縮空気通路、9…早強材通路、11…コンプレッサー、12…流量計、13…セメントサイロ、14…水中ポンプ、15…水槽、16…混合装置、17…流量計、18…高圧ポンプ、19…硬化材供給装置、21…水中ポンプ、22…早強材タンク、31…ビット、32…硬化材噴射口、33…圧縮空気噴射口、34…早強材噴射口、41…管ロッド、42…管ロッド、43…早強材噴射口、44…圧縮空気噴射口、51…管ロッド、52…ヘッド、53…硬化材噴射口。

Claims (6)

  1. 既設構造物直下の地盤中に固結改良体を造成して地盤を改良する既設構造物直下の地盤改良方法であって、
    管ロッドを地表面から所定の深度まで挿入し、挿入後、管ロッドの先端から硬化材を地盤中に噴射して地盤と混合攪拌し、噴射した硬化材と地盤との混合攪拌を管ロッドを引き抜きながら行って地盤中に上方に向かって固結改良体を造成する工程と、
    前記固結改良体を造成する工程において造成した固結改良体の上層部分又は固結改良体の上端より上の部分に、硬化材の硬化を促進する早強材を投入し、早強材によって硬化材の硬化を促進させる工程と、を有することを特徴とする既設構造物直下の地盤改良方法。
  2. 請求項1に記載された既設構造物直下の地盤改良方法において、
    地盤中に硬化材を噴射するまでの硬化材の供給経路と、地盤中に早強材を投入するまでの早強材の供給経路とを別々に分けて、固結改良体を造成する工程において硬化材の供給経路を使用して硬化材を供給し、硬化材の硬化を促進させる工程において早強材の供給経路を使用して早強材を供給することを特徴とする既設構造物直下の地盤改良方法。
  3. 請求項2に記載された既設構造物直下の地盤改良方法において、
    硬化材が流れる硬化材通路と早強材が流れる早強材通路とを管ロッドの内部に別々に設け、固結改良体を造成する工程において硬化材通路を使用して硬化材を流し、硬化材の硬化を促進させる工程において早強材通路を使用して早強材を流すことを特徴とする既設構造物直下の地盤改良方法。
  4. 請求項2に記載された既設構造物直下の地盤改良方法において、
    硬化材が流れる硬化材通路を設ける硬化材用の管ロッドと、早強材が流れる早強材通路を設ける早強材用の管ロッドとを別々に用意し、固結改良体を造成する工程において硬化材用の管ロッドを使用して硬化材を流し、硬化材の硬化を促進させる工程において早強材用の管ロッドを使用して早強材を流すことを特徴とする既設構造物直下の地盤改良方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された既設構造物直下の地盤改良方法において、
    硬化材の硬化を促進させる工程において、早強材をエアブローで地盤中に投入することを特徴とする既設構造物直下の地盤改良方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載された既設構造物直下の地盤改良方法において、
    硬化材の硬化を促進させる工程の後、硬化材が硬化して所定の地盤強度になっているかを確認する工程、を有することを特徴とする既設構造物直下の地盤改良方法。
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