JP2017221996A - 粘性食品の切断加工装置及び加工方法 - Google Patents
粘性食品の切断加工装置及び加工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017221996A JP2017221996A JP2016118411A JP2016118411A JP2017221996A JP 2017221996 A JP2017221996 A JP 2017221996A JP 2016118411 A JP2016118411 A JP 2016118411A JP 2016118411 A JP2016118411 A JP 2016118411A JP 2017221996 A JP2017221996 A JP 2017221996A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting blade
- viscous food
- cutting
- sheet
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 title claims abstract description 400
- 235000013305 food Nutrition 0.000 title claims abstract description 257
- 238000003672 processing method Methods 0.000 title description 6
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims abstract description 105
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 62
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims description 40
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 40
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 31
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 13
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 claims description 12
- 239000010703 silicon Substances 0.000 claims description 12
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 11
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 11
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 7
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 claims description 3
- 238000010008 shearing Methods 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 14
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 12
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 230000008569 process Effects 0.000 description 11
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 8
- 235000013310 margarine Nutrition 0.000 description 8
- 239000003264 margarine Substances 0.000 description 8
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 7
- 230000008859 change Effects 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 229920000715 Mucilage Polymers 0.000 description 6
- 235000014121 butter Nutrition 0.000 description 6
- 210000003097 mucus Anatomy 0.000 description 5
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 5
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- KFZMGEQAYNKOFK-UHFFFAOYSA-N Isopropanol Chemical compound CC(C)O KFZMGEQAYNKOFK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000249 desinfective effect Effects 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 3
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 3
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 3
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 2
- 238000012858 packaging process Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 2
- 241000269799 Perca fluviatilis Species 0.000 description 1
- 229920001131 Pulp (paper) Polymers 0.000 description 1
- 239000005708 Sodium hypochlorite Substances 0.000 description 1
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-L Sulfate Chemical compound [O-]S([O-])(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 1
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000000645 desinfectant Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- -1 fluororesin Chemical compound 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 239000011088 parchment paper Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 235000014594 pastries Nutrition 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- SUKJFIGYRHOWBL-UHFFFAOYSA-N sodium hypochlorite Chemical compound [Na+].Cl[O-] SUKJFIGYRHOWBL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011345 viscous material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
Abstract
Description
特に特許文献1や特許文献2の粘性食品の切断加工装置において、前記横刃支持部材へ切断刃と共に長手方向に複数の横刃が配列されており、各横刃は、粘質物の吐出方向について切断刃を先頭として当該切断刃の後方に順次間隔を開けて配列されたものが示されている。
ところが、ちょっとした送りのタイミングのずれや、先行する切り取られた粘質物が速く送られない場合が生じることがあり、そのため切断刃は、この前方の切り取られた第2コンベアの粘質物の後端を押圧することになり、この先行する粘質物の形崩れを生じさせた。
振り下ろされた切断刃が粘性食品の底部へ到達する、少なくも残り0.5mmの厚み分引きちぎられて粘性食品が前後に分離しているのである。
一方、本発明の発明者が鋭意研究を重ねたところ、特許文献1や特許文献2へ示す装置において切断に使用される唯一の切断刃について、上記特許文献3へ示す切断刃のように、粘性食品へ振り下ろされる際に切断刃を揺れ動かさず、引き抜きの際に切断刃を揺れ動かすものとしても、上記引きちぎりの問題を直接解決するものではなかった。
特許文献3(図2及び図6)へ示す装置において、切断刃は前後2つ設けられ、粘性食品を所定単位に切り取って行くものであり、前方(吐出方向の下流側)の切断刃の振り降ろしと共に後方(吐出方向の上流側)の切断刃とが同時行われる。このため、所定の前後幅へ切断された粘性食品が、前方(吐出方向の下流側)のコンベアへ乗せ換えられる際に、上記の通り粘性食品は前後共に切断刃が入れられるものであり、上記下流側のコンベアの移送速度が上流側のコンベアの移送速度よりも速く粘性食品を前方(下流側)へ引っ張るものであっても、上記引っ張りに対する吐出方向についての粘性食品の自由度が1つの切断刃で1箇所を切断するものに比べて高く、切断される粘性食品が乗せ換えられるコンベアの動きに追従し易いものとなっている。このため特許文献3の装置において上記引きちぎりの問題が生じにくい。
従って、特許文献3の装置では、切断されて先行する粘性食品の後端の型崩れのみを考慮して、下流側の切断刃の引き抜きにおける揺動を確保しさえすれば良かったのである。
従って上記引き抜きの際における上記切断刃の揺動の確保では、引きちぎりの問題に対する直接の解決にはなっていない。
また特許文献1及び2へ示す装置にて、横刃や縦刃による溝が形成されても、当該溝が形成された切断刃よりも上流の粘性食品の下部は繋がり部分にて繋がっており、上記引きちぎりの問題が生じるのである。
また本発明では、前記切断刃支持部材は、前記吐出方向について前記切断刃を1箇所にのみ備え、
前記昇降装置は、切断刃支持部材の前記切断刃を、前記粘性食品の吐出方向と交差させるよう振り下ろすものであり、前記刃支持部材は、嵌合部を備え、前記切断刃の基部側は、前記嵌合部へ嵌められる被嵌合部を備え、前記被嵌合部が前記嵌合部へ遊嵌されると共に前記切断加工装置が前記刃支持部材に対し前記切断刃を前記粘性食品の吐出方向に沿って変位できるマージンを備えることにより、前記粘性食品の吐出方向について前記切断刃の基部側を中心に前記切断刃の刃先側を揺れ動かすことができる粘性食品の切断加工装置を提供できた。
更に本発明では、前記被嵌合部は、前記切断刃の基部側から突出し且つ前記粘性食品の吐出方向を軸方向とする軸部であり、前記刃支持部材は、前記切断刃の基部側を沿わせることができる切断刃取付部を備え、前記嵌合部は、前記切断刃取付部を前後に貫通し且つ前記被嵌合部を通す貫通孔であり、前記嵌合部へ通された前記被嵌合部の先端側は、前記嵌合部から突出し、前記嵌合部から突出する前記被嵌合部の先端側には、前記被嵌合部が前記嵌合部から脱落するのを阻止する当接部が取り付けられ、前記嵌合部の内径を前記被嵌合部の外径よりも大きなものとすることにて、前記遊嵌がなされ、前記当接部と前記切断刃の基部側との間の間隔を、前記切断刃取付部の前後の厚みよりも大きなものとし、前記間隔と前記厚みの差による前記切断刃取付部と前記当接部との間の隙間を前記マージンとする粘性食品の切断加工装置を提供できた。
また更に本発明では、前記切断刃支持部材を横刃支持部材とし、前記切断刃と共に長手方向に複数の横刃が配列された横溝加工部を前記横刃支持部材が備え、前記各横刃は、前記吐出方向について、前記切断刃を先頭として前記切断刃の後方に順次間隔を開けて配列され、前記昇降装置は、前記横刃支持部材を昇降するものであり、前記横溝加工部においては、前記昇降装置により前記横刃支持部材を動かして前記粘性食品の上部に横刃による横溝を形成する際に、前記横刃の下端と粘性食品の下面との間に隙間を形成しておくことで、横溝と粘性食品の下面との間には繋がり部分が形成されるものであり、これにより、粘性食品の上部には複数の横の溝が形成され、粘性食品の底部では切込が形成されずに1枚に繋がっている粘性食品を製造することができ、前記切断刃は前記横刃よりも下方に長く突出する粘性食品の切断加工装置を提供できた。
更にまた本発明では、幅方向に複数の縦刃が配列された縦溝加工部を備え、前記横溝加工部は、前記縦溝加工部の前方に配置され、前記縦溝加工部においては、粘性食品の上方に前記縦刃が配置され、前記縦刃の下端と粘性食品の下面との間に隙間が形成されることで、前記粘性食品の上部には前記縦刃による縦溝が形成されると共に、縦溝と粘性食品の下面との間には粘性食品による繋がり部分が形成されるものであり、前記前記横溝加工部と前記縦溝加工部とにより、粘性食品の上部には格子状の縦横の溝が形成され、粘性食品の底部では切込が形成されずに1枚に繋がっている粘性食品を製造することができる粘性食品の切断加工装置を提供できた。
また更に本発明は、前記他の移送面の前方に、前記切断刃による切断後の前記粘性食品を包装するための包装用移送面と、シート配置部と、シール部と、シート切断部とを備え、前記包装用移送面上にシートが載せられて移送され、前記他の移送面から前記包装用移送面に粘性食品が乗り移ることにて前記シートの上に前記粘性食品が載置され、前記シートは、プラスチックシート等のフィルムであり、前記シート配置部は、上に前記粘性食品が載置された前記シートの一部又は当該シートと別体のシートを、載置された前記粘性食品の上に配置するものであり、前記シール部は、前記包装用移送面上の前記粘性食品の少なくとも前後において上下の前記シート同士をシールするものであり、前記シート切断部は、シートを切断するシート切断刃と、前記シート切断刃を振り下ろす昇降部とを備え、前記粘性食品の間の前記シートを前後に切断するものであり、
前記シール部は、シート配置部にて上下に前記シートが配置された前記粘性食品に対し、受け部と、前記受け部と離れた位置から前記受け部へ押し付けられて前記シールを行う押圧部とを備え、前記受け部の表面はシリコン等の弾性部材で形成されたものであり、前記押圧部の表面は前記シールを行う複数の金属製の突起が設けられ、前記押圧部は、前記シート切断部が備えるシート切断刃の前後に設けられて、前記昇降部にて前記シート切断刃と共に前記シートへ向けて振り下ろされるものであり、前記シール部は、前記受け部側へ、前記シート切断刃の刃先を通す刃先挿入部を備え、前記シート切断部は、前記刃先挿入部内へ前記シート切断刃を受けて前記シートのせん断を行う受け刃を備え、前記シート切断刃の刃先が前記刃先挿入部へ挿入されて前記せん断が行われるに伴い、前記受け部へ前記押圧部が当接し前記シールを行うものである粘性食品の切断加工装置を提供できた。
更に本発明は、移送面上へ帯状に吐出される粘性食品に対し上方から切断刃を振り下ろすことにて、粘性食品を前後に切断するものであって、前記切断に伴い前記移送面から当該移送面よりも移送速度が速い他の移送面へ粘性食品を乗せ換えるものであり、前記切断刃を支持する切断刃支持部材と、前記刃支持部材の昇降装置とを用い、前記切断刃を、少なくとも前記振り下ろしにおいて前記粘性食品の吐出方向に沿って刃先を揺れ動かすことができる自由度を持って前記切断刃支持部材へ取り付け、前記昇降装置にて前記切断刃支持部材を降下させることにより、前記切断刃を振り下ろして前記切断を行う粘性食品の切断加工方法を提供する。
また、上記の手段によって、粘性食品の上部には移送方向と交差する横の溝或いは格子状の縦横の溝が形成されて粘性食品の底部では切込が形成されずに1枚に繋がっている粘性食品を製造する粘性食品の切断加工において、上記引きちぎりの問題の抑制を可能とした。
更に本発明は、板状にて搬送されてくる粘性食品を、シートによって上下から覆う包装を連続して行なう上で、よりきれいな封を可能にしたものである。特に本発明は、シートの前後の少なくとも何れか一方の封とシートの幅方向の切断とを同時に行うことができ、極めて能率的である。
この実施の形態に係る切断加工装置は、マーガリンやバターなどの粘性食品11を加工するための装置であり、図1へ示す通り、粘性食品11を吐出する吐出部1と、吐出された粘性食品11を移送する移送部5と、粘性食品11の加工・切断を行う加工切断部2と、所定単位に切断した粘性食品を包装する包装部6とを備える。
尚、移送部5には、図示した当該5つのコンベア以外のコンベアを追加して実施することを制限するものではない。
即ち、この切断加工装置は、製造工程にて製造された粘性食品11を吐出する上記吐出部1のノズル10の前方に上記第1コンベア51と第2コンベア52を配置する。
(加工切断部2)この切断加工装置は、前記加工切断部2として、ノズル10の前方に配置された縦溝加工部21と第1コンベア51の上方に配置された横溝加工部31とを備える。以下の説明では、特に断わらない限り、粘性食品11の流れ方向(長さ方向)を縦方向、流れ方向と交わる交差方向(幅方向)を横方向とする。また上記各コンベアの移送方向について下流側を上記流れ方向の前方とする。
また、この例では、ノズル10の吐出口のすぐ前に縦溝加工部21を配置し、縦溝12の形成された粘性食品11を第1コンベア51によって移送するようにしたが、第1コンベア51の移送面上に縦刃22を配置して、第1コンベア51にて移送される粘性食品11に対して、縦溝12の加工を施すようにしてもよい。
詳しくは、昇降装置37は、横刃支持部材33(ひいては横刃32)を次のように動かすものである。
この突出長さは、前述の隙間(言い換えれば横繋がり部分15の厚み)と実質的に同じとすればよい。これにより、図5(B)へ示す通り、昇降装置37によって横刃支持部材33を下降させた際、切断刃38の下端と粘性食品11の下面との間に隙間が形成されることなく、切断刃38によって粘性食品11が前後に切断される。この例では、横刃支持部材33は昇降装置37によって切断刃38を昇降可能に支持する切断刃支持部材を兼ねている。
切断刃38の上記取り付けについて更に詳しく説明する。
図5(A)及び図6(A)へ示す通り、横刃支持部材33は、嵌合部71を備える。切断刃38の基部38b側は、嵌合部71へ嵌められる被嵌合部72を備える。
この例では、図6(A)へ示す通り、被嵌合部72は、切断刃38の基部38b側から突出する軸部である。当該軸部は、粘性食品11の吐出方向をその軸方向として、当該吐出方向に沿って伸びる。尚図面の煩雑を避けるため、図6(A)において、切断刃38へ付すべきハッチングは省略している。
図6(A)へ示すように、切断刃取付部70は、横刃支持部材33の先端から上方へ略直角に立ち上がって伸びる立ち上がり部分である。
切断刃38の上記取り付けにより、切断刃取付部70の前面へ切断刃38の基部38b側後面が沿う。
図6(A)へ示す通り、嵌合部71は、切断刃取付部70を前後に貫通し且つ被嵌合部72を通す貫通孔である。貫通孔である嵌合部71へ通された被嵌合部72の先端側は、嵌合部71から切断刃取付部70の後方へ突出する。
嵌合部71から突出する被嵌合部72の先端側には、当接部73aが設けられている。当接部73aは、被嵌合部72の嵌合部71からの脱落を阻止する当たりである。この例では、被嵌合部72がなす上記軸部は雄螺子が設けられた螺子軸である。螺子軸は、嵌合部71を通じて切断刃取付部70の後方へ突出するように切断刃38へ設けられたものであればよい。図5及び図6(A)へ示す例は、切断刃38の基部38b側へ雌螺子を有する螺子穴74を設けて、螺子穴74へボルトを螺合することにより、切断刃38へボルトを固定するものであり、当該ボルトの軸を上記螺子軸とし、当該ボルトの頭部73座面を上記当接部73aとする。
上記軸部や当接部73aを提供するボルトやナットを切断刃38の取付け手段として採用することにより、切断刃38を着脱自在に横刃支持部材33へ取り付けることができ、粘性食品11の寸法や硬さに応じて適切な切断刃38に簡単に交換することができる。
但し、上記当接部73aは、ナットの座面に限定するものではなく、上記被嵌合部72である軸部へ固定することにより当接部73aを提供することができるものであれば、ナット以外の部材を取り付けて形成するものとしてもよい。
また、当接部73aと切断刃38基部38b側との間の間隔を、切断刃取付部70の前後の厚みよりも大きなものとすることにより、切断刃38の揺れ動きに必要な上記マージンとして、前記間隔と前記厚みの差による前記切断刃取付部70と前記当接部73aとの間の隙間W4を確保しておく。この隙間W4即ち切断刃取付部70と前記当接部73aとの間には、弾性部材75が介される。弾性部材75はこの例では押しバネであり、上記軸部を中心として螺旋状に伸びる。
図6(A)へ示す通り、この例では、切断刃38が切断刃支持部材即ち横刃支持部材33から下方へ突出する突出幅W1を25〜50mmとする。切断刃38の突出幅W1を上記とし、被嵌合部72の外径W3を、嵌合部71の内径W2の80〜90%とするのが好ましい。また、マージンとなる上記隙間W4については、押しバネである弾性部材75の伸縮により2mm〜5mmの範囲で変動を可能とするものが好ましい。
切断刃38の突出幅W1は特に32〜35mmとするのが好ましい。
また、上記の各寸法設定により、少なくとも振り下ろしの際切断刃38が揺動できるものとすることによって、粘性食品をきれいに切断できる
但し、切断刃38が粘性食品をきれいに切断できるように揺れ動くことができれば、上記各寸法について上述の数値の範囲外のものとしても実施できる。
通常横刃支持部材33へ固定されている横刃32の長さは変更できないため、マーガリンなど粘性食品の厚みの変更には、切断刃38の長さを変更して上記突出幅W1を変えることで対応する。従って、上記遊嵌やマージンの設定は、切断刃38の突出幅W1によって適切な揺動を確保するように調整すればよい。
この例では、第2コンベア52の移送面が、特許請求の範囲の「他の移送面」に対応する。但し、第2コンベア52を設けずに、後述する包装用移送面の一部をなす第3コンベア53の移送面を、「移送面」である第1コンベア51よりも速い「他の移送面」として実施してもよい。
また、第2コンベア52と第3コンベア53との間に第2コンベア52によりも更に移送速度の速い別途のコンベアを配置し、先行する粘性食品11と後続の粘性食品11との間隔を更に広げるものとしてもよい。
粘性食品の切断のためのみならず、切断刃38を横刃支持部33へ完全に固定せずにフリーに即ち揺動可能としておくことによって、上記の通り切断刃38を加温手段によって加温する場合に、切断刃38の熱によりコンベア表面を傷めるのを防ぐメリットもある。
以上のようにして、粘性食品11には、縦溝12及び横溝14が形成されて、搬送や梱包しやすい大きさのブロックに切断されて出荷される。
上記切断後の粘性食品11のブロック(以下、切断されたブロック単位の粘性食品11を、単に粘性食品11という)は、包装シートにて包装される。
包装を行う上記の包装部6は、シート配置部60と、シール部65と、シート切断部68とを備える。前記包装用移送面上に包装シート61(以下必要に応じて単にシート61と呼ぶ。)を載せて移送させ、前記加工切断用の移送面から包装用移送面に粘性食品11が乗り移ることにより前記シート61の上に粘性食品11が載置される(図1)。
副シート63にも、包装シートとしてシート61と同素材のフィルムを採用すればよい。但し、シート61との間のシールが適切に行えるものであれば、副シート63はシート61と異なる素材のものを採用してもよい。
シート配置部60は、図1へ示す通り、下方シート供給部60aと上方シート供給部60bと案内部60cとを備える。
下方シート供給部60aは、粘性食品11を載せる即ち粘性食品11の下に敷かれる上記シート61を供給する。
上方シート供給部60bは、粘性食品11の上に載せられ粘性食品11の上面を覆う上記副シート63を供給する。
この例では、下方シート供給部60aは、シート61のロール62を支持する支持軸である。上方シート供給部60bは、副シート63のロール62を支持する支持軸である。
この例では、シート61と副シート63上記の引き出しは、後に説明する縦方向接続部66の下方ローラ66aの自転により行われるが、別途自転するローラを設けて実施するものとしてもよい。
案内部60cは、下方シート供給部60a及び上方シート供給部60bの支持する各ロール62からのシート61,63の引き出しを案内する複数のガイド用ローラにて構成される。図面の煩雑を避けるため、図1には一部のガイド用ローラのみ示す。
案内部60cは、粘性食品11の上下夫々に上記シート61と上記副シート63とを案内すると共に粘性食品11の周囲において、シート61と副シート63が重なるように位置を合わせる。
押えローラ60dは、回動可能なアームの先端に軸止されて、アームの回転により変位することができる可動式のローラである。上記アームの基端側は、切断加工装置に軸止されて上記回動を行うことができる(図示しない)。
押えローラ60dは、上記変位にて、上方シート供給部60の保持するロール62から引き出される副シート63を粘性食品11の上面へ押さえ付ける。
具体的には、押えローラ60dは、自重と上記アームの重さで下方へ垂れ副シート63を粘性食品11の上に押さえ付ける。押えローラ60dは、副シート63と粘性食品11の移動に追従して回転する。
(縦方向接続部66)縦方向接続部66は、シート61と副シート63について粘性食品11の左右の位置を上記流れ方向に沿って縦方向にシールする。横方向接続部67は、シート61と副シート63について粘性食品11の前後の位置を上記流れ方向と交差する方向に沿って横方向にシールする。
詳しくは図1、図8(B)及び図10(A)へ示す通り、縦方向接続部66は、シート61下方へ配置される下方ローラ66aと、副シート63の上方へ配置される上方ローラ66bとを備える。
下方ローラ66aは、図10(A)へ示す通り、表面に複数の金属製の突起66cを備えたものである。この例では、下方ローラ66aは、その外周面へダイヤカット加工が施された金属製の金型ローラである。ここでいうダイヤカット加工については、下方ローラ66aの周方向に伸びる互いに平行な複数の周方向溝と、当該溝と交差する複数の横方向溝とを施すことにより、周方向と横方向の両溝にて下方ローラ66aの表面を複数の矩形の領域に区画する加工である。上記の矩形の各領域が、突起66cとして上記溝に対し相対的に下方ローラ66aの径外方向に突出する。上記溝は断面をV字型とする空間であり、上記各突起66cの夫々は上記矩形の頂部を備えた四角錐又は四角錐台である。
図示は省略するが、この他ダイヤカット加工は、下方ローラ66aの周方向に対し斜めに伸びる複数の平行な溝と、当該溝と交差する複数の溝とを施すことにより、両溝にて下方ローラ66aの表面を複数の菱形の領域に区画する加工であってもよい。厳密には、下方ローラ66aの周方向に対し斜めに伸びるというのは、下方ローラ66aの外周面を平面へ展開した状態において斜めに伸びているということであり、円柱状の下方ローラ66aの外周面においては下方ローラ66aの軸を中心にスパイラル(螺旋)状に伸びるということである。この場合、上記の菱形の各領域が、突起66cとして上記溝に対し相対的に下方ローラ66aの径外方向に突出するものであり、また上記溝は断面をV字型とする空間であり、上記各突起66cの夫々は上記菱形の頂部を備えた四角錐又は四角錐台である。
図10(A)へ示す例では、下方ローラ66aの外周面の全域に上記ダイヤカット加工が施されているが、下方ローラ66aの外周面において、上方ローラ66bの外周面と当接する領域にのみダイヤカット加工を施すものとしてもよい。
一方の上方ローラ66bと他方の上方ローラ66bの間には、粘性食品を通過させることができる間隔が開けられている。
上方ローラ66bの少なくとも外周面は、シリコンにて形成されている。
上記シールを常温で行う他、縦方向接続部66の上記金型ローラを加温してシールを行うものとすることができる。加温は、通電にて発熱する電熱線などの周知の加温手段を上記金型ローラへ設けて実施できる。
図1及び図9(A)へ示す通り、横方向接続部67は、受け部67aと押圧部67bとを備える。
受け部67aは、包装用移送面にて移動してくるシート61,63の下方に配置される。押圧部67bは、包装用移送面にて移動してくる両シート61,63の上方へ配置される。
この例では、受け部67aは切断加工装置に固定されて位置を変えない。一方横方向接続部67は、押圧部67bを受け部67aの上方へ間隔を開けて支持する昇降部を備える(図示しない)。
上記昇降部は、押圧部67bを昇降させて受け部67aに対し近接させ離反させることができる。
上記昇降部は、押圧部67bを降下させて受け部67aを押圧させる。粘性食品11の前後即ち先行する粘性食品11と後続の粘性食品11との間において、押圧部67bは、上記降下にて受け部67aとの間にシート61,63を挟んでシールを行う。
押圧部67bの上記昇降部については、後のシート切断部68の説明にて触れる。
一方押圧部67bの受け部67aへ押圧する押圧面(下面)は、金属製の複数の突起67dが形成されている(図11(B))。押圧部67bの当該突起として、縦方向接続部66の下方ローラ66aの表面と同様ダイヤカット加工にて、複数の四角錐又は四角錐台を設けて実施するのが好ましい。
横方向接続部67について、上記と逆に押圧部67bの表面(押圧面)をシリコンとし、受け部67aの表面(被押圧面)を上記金属製の複数の突起を備えたものとすることも考えられるが、上記の押圧部67bの表面を上記金属製の複数の突起を備えたものとし受け部67aの表面をシリコンとするほうが、シート61,63が横方向接続部67に引っ掛かって捲れる可能性が低いことを本発明の発明者は確認しており、このように押圧部67bの表面を上記金属製の複数の突起を備えたものとし受け部67aの表面をシリコンとするのが好ましい。
横方向接続部67は、シールを常温で行う他、図11に示す金属製の押圧部67bの表面又は上記金属製の受け部67aの表面を加温してシールを行うものとすることができる。加温は、通電にて発熱する電熱線などの周知の加温手段を上記金属製の押圧部67bの表面又は上記金属製の受け部67aへ設けて実施できる。
この例では、シート切断部68へ、上記横方向接続部67の押圧部67bが設けられており、包装部6は、シート61,63の切断に伴って、上記シート61,63の横方向のシールを行う。
即ち、この例では、シート切断部68のシート切断刃68aを昇降させる昇降部は、横方向接続部67の押圧部67bを昇降させる前述の押圧部67bの昇降部を兼ね、シート切断刃68aは押圧部67bと一体に昇降する。
具体的には、前述の押圧部67bと兼用の昇降部は、先端(下端)に上記シート切断刃68aが設けられたロッドと、当該ロッドの基部(上端)側を収容するシリンダとを備え、空気圧や油圧などのシリンダ内の流体圧にて前記ロッドを上下動させることにより、シート切断刃68aを昇降させる(図示しない)。当該昇降部は、リンク機構や他の機械的な構造など、周知の機構を用いて上記昇降を行うものとしてもよい。
図9(A)へ示す通り、包装用移送面の流れ方向を横断して刃先を横方向へ伸ばすシート切断刃68aの基部の前後に一対の上記押圧部67bが設けられており、第4コンベア54と第5コンベア55との間において、前後一対の受け部67aが設けられている。両受け部67a間には間隔が開けられており、両受け部67a間がシート切断刃68aの刃先を挿入することができる刃先挿入部67cを構成している。上記受け刃68bは、刃先挿入部67c内に設けられている。受け刃68bは定位置に固定されて移動しない。この例では受け刃68bは、前後一方の受け部67aへ取り付けられている。
上記切断のために降下したシート切断刃68aの刃先が刃先挿入部67cへ挿入されて、シート切断刃68aと受け刃68bとの間でシートのせん断が行われる。当該せん断に並行して、受け部67aへ押圧部67bが当接し前記シールを行う。具体的には、受け刃68bの上端即ち受け刃68bの刃先は、刃先挿入部67c内において、受け部67aの上面よりもよりも下方に配置される。この例では、シート61,63の横方向即ち受け刃68bの刃渡り方向について、受け刃68bの刃先の高さは略一定である。このように、受け刃68bの刃先が上記横方向(横幅方向)について略水平に伸びるのに対して、上記のせん断を円滑に行うために、シート切断刃68aの刃先は上記横方向について、右側から左側或いは左側から右側へ向うに従って漸次高さが低くなるよう刃先が斜めに伸びる(図11(A))。
一体にされている押圧部67bとシート切断刃68aの降下のタイミングは、タイマーによる制御であってもよいが、第4コンベア54上に配置されたセンサ64(包装用センサ64)によって、粘性食品11を感知し、この感知に基づき、シート切断刃68aによる切断を行う。
上記の通りシート切断部68がシール部65の横方向接続部68と一体となり、横方向のシールとシート切断とが一挙に行われることにより、横方向のシール後に別途シールの切断を行う装置のような、送りラインの移送方向における、横方向のシールのためのシートの位置合わせとシート切断のための位置合わせとを別々に行う必要性をなくし、一度の位置合わせで済ませることができる。このため、装置及び工程が簡略となり、作業時間の短縮や省スペースに効を奏する。
上記の切断加工工程にて、吐出ステップと、縦溝形成ステップと、横溝形成ステップと、切断ステップとが遂行される。
図1(A)へ示す通り、この例では、吐出ステップにて製造された粘性食品11を吐出部1から第1コンベア51上へ吐出する。吐出ステップと並行し上記縦溝形成ステップにて、縦溝加工部21の縦刃22により、前記吐出と同時に粘性食品11へ上記の縦溝12が形成される。次いで上記横溝形成ステップにて、横溝加工部31の横刃32により粘性食品11へ上記の横溝14が形成される。横溝形成ステップと並行し切断ステップにて、横刃32による横溝14の形成と共に切断刃38にて所定単位の大きさに粘性食品11が切断される。また切断ステップにて、粘性食品11の上記切断に伴い、第1コンベア51から第1コンベア51よりも移送速度の速い第2コンベア52へ粘性食品11は乗せ換えられる。即ち、粘性食品11の上記切断に伴い、粘性食品11は第1コンベア51から第1コンベア51よりも移送速度の速い第2コンベア52へ乗り移る。
シート配置工程にて、第2コンベア52から第3コンベア53へ粘性食品11が乗せ換えられる。即ち、第2コンベア52から第3コンベア53へ粘性食品11が乗り移るのである。第3コンベア53へ乗せ換えられることにより、粘性食品11は、順次下方シート供給部60aから供給されるシート61の上に載置されると共に上方を上方シート供給部60bから供給される副シート63で覆われて行く。
次いで上記縦方向封止ステップにて、縦方向接続部66の下方ローラ66aと上方ローラ66bとの間を通されることにより、両シート61、63は粘性食品11の左右にて上記縦方向にシールされる。
次いで上記シート切断ステップにて、シート切断部68のシート切断刃68aが、先行する粘性食品11と後続の粘性食品11の間にて両シート61、63へ振り下ろされて、両シート61、63を前後に切断する。このシート切断ステップにおけるシート切断刃68aの振り下ろしに伴い、横方向封止ステップとして、横方向接続部67の受け部67aに向けて押圧部67bが降下し切断されるシート61、63の前後において、両シート61、63がシールされる。
以上によって、図9(B)に示すような包装状態が得られるものである。
また、ボルトの軸を螺子軸71とする他、ボルトと異なり頭部を備えない螺子軸71を採用し、ボルトの頭部の代用として当該螺子軸71へナットを螺合するものとし、当該ナットの座面を当接部73aとしてもよい。
尚、図6(B)をはじめ次に説明する図7(A)(B)の各実施の形態においても、図6(A)の実施の形態と同様、嵌合部は横刃支持部材33(切断刃支持部材)側に設けられたものを指し、被嵌合部は切断刃38側へ設けられたものを指すことに変わりはない。即ち、図6(A)では被嵌合部であるボルトの軸部に72が付され、嵌合部である切断刃取付部70の貫通孔に71が付されているのに対し、図6(B)や次の図7(A)(B)では、横刃支持部材33(切断刃支持部材)側の構成としてボルトが設けられ、切断刃38側にボルトを通す貫通孔が設けられているため、ボルトの当該軸部に71が付され、切断刃38の貫通孔に72が付されている。
この図7(A)へ示す通り、切断刃38の基部38b側へ切断刃38と一体に取付板38cを固定して実施することもできる。図示の通り、取付板38cは、切断刃取付部70の上面に沿って切断刃38の基部38b側から後方に向け水平へ伸びるものとする。この取付板8cへ被嵌合部72として上下に貫通する貫通孔を形成し、嵌合部71として切断刃取付部70の上面に上方へ突出する軸部を設けて、被嵌合部72を嵌合部71へ遊嵌するのである。取付板38cは、ろう付けなどの周知の固定手段にて切断刃38へ固定すればよい。図7(A)へ示す場合もボルトを利用して上記軸部や当接部73aを形成することができる。
上記において、取付板38cの前方部38dと切断刃取付部70との間隔よりも切断刃38の基部38b側の前後の厚みを小さいものとして隙間を確保するものとすればよい。
尚図7(A)へ示す例は、嵌合部71と被嵌合部72の径差にて、嵌合部71と被嵌合部72の遊嵌のみならず特許請求の範囲でいうマージンをも確保するものである。
図6(B)及び図7(A)(B)の変更例において、図6(A)の例で示す弾性部材75は備えない。但し、図6(B)及び図7(A)(B)の変更例においても、切断刃38を適切に揺動させることが可能であれば、図6(A)と同様の弾性部材75を設けるものとしても実施できる。また図6(A)の実施の形態においても、嵌合部や被嵌合部などの寸法設定により切断刃38を適切に揺動させることが可能であれば、弾性部材75を設けずに実施できる。
図7(B)へ示す例も、嵌合部71と被嵌合部72の径差にて、嵌合部71と被嵌合部72の遊嵌のみならず特許請求の範囲でいうマージンを確保するものである。
図6(B)及び図7(A)(B)の変更例においても特に言及しなかった事項については、図1〜図5及び図6(A)へ示す実施の形態と同様である。
図10(B)へ示す例は、上記突起66cをピラミッド型即ち四角錐としたものであり、下方ローラ66aの周方向と軸方向の夫々に沿って各突起66cを配列している。また、この図10(B)へ示す例では、上方ローラ66bの外周面はシリコンにて形成されている。
上方ローラ66bについても、下方ローラ66aと上方ローラ66bとの間にシート61,63を挟んで通過させることにより、両シート61,63を適切に封ずる即ちシールすることができれば、シリコン以外にウレタンや更に他の弾力性を備えた素材即ち弾性部材を用いて実施することができる。尚、ここでいう弾性部材とは、力を受けることによって凹み当該力から解放されることにより元の形状に復元する性質を備えたものである。また、上方ローラ66bの素材についての上記変更と同様の変更を、横方向接続部67の受け部67aについて行ってもよい。
上記のシールとシート切断を別々に行う場合、シート切断部68を上記横方向接続部67と別に設けて、上記横方向接続装置67による横方向のシール後に当該横方向のシール位置を切断するものとすることができる。例えは、特許第4701058号公報(特許文献4)の図10へ示す副封止機構を上記横方向接続装置67として採用することができる。
また、縦方向接続部66や横方向接続部67の突起による封止の方法と具体的構造については、特許文献4に記載のものを用いることが好ましいが、ヒートシールや接着剤などの他の封止手段を用いることもできる。
上記の三方をシールするものとする場合、上記上方シート供給部60bや副シート63に代えて、特開2013−179886号公報(特許文献2)の持ち上げ部材を用いて上記シート61の先端側を持ち上げて粘性食品11の上面を覆う、シート61によるオーバーラップを行うものとしても実施できる(特許文献2の段落番号0037及び図5)。
横溝14のみ設けない場合や、縦溝12と横溝14の双方を設けない場合は、上記の横刃支持部材33は横刃14を備えない切断刃支持部材として形成すればよい。
また、粘性食品11へ横溝14を設ける場合において、横刃32を備えた横刃支持部材33とは別に切断刃38を備えた切断刃支持部材と昇降装置を設けて、横溝14の形成とは別工程で粘性食品11の切断を行うものとしても実施できる。
2 加工切断部
5 移送部
6 包装部
10 ノズル
11 粘性食品
12 縦溝
13 縦繋がり部分
14 横溝
15 横繋がり部分
21 縦溝加工部
22 縦刃
23 縦刃支持部材
31 横溝加工部
32 横刃
33 横刃支持部材
37 昇降装置
38 切断刃
39 加工用センサ
40 消毒用ノズル
51 第1コンベア
52 第2コンベア
53 第3コンベア
54 第4コンベア
55 第5コンベア
60 シート配置部
60a 下方シート供給部
60b 上方シート供給部
60c 案内部
61 シート
62 ロール
63 副シート
64 包装用センサ
65 シール部
66 縦方向接続部
66a 下方ローラ
66b 上方ローラ
66c 突起
67 横方向接続部
67a 受け部
67b 押圧部
67c 刃先挿入部
68 シート切断部
68a シート切断刃
70 切断刃取付部
71 嵌合部
72 被嵌合部
73 当接部
Claims (7)
- 移送面上へ帯状に吐出される粘性食品に対し上方から切断刃を振り下ろすことにて、粘性食品を前後に切断するものであって、前記切断に伴い前記移送面から当該移送面よりも移送速度が速い他の移送面へ粘性食品を乗せ換えるものであり、
前記切断刃を支持する切断刃支持部材と、前記切断刃支持部材の昇降装置とを備え、
前記昇降装置にて前記切断刃支持部材を降下させることにより、前記切断刃を振り下ろすことができ、
前記切断刃は、少なくとも前記振り下ろしにおいて前記粘性食品の吐出方向に沿って刃先を揺れ動かすことができる自由度を持って前記切断刃支持部材へ取り付けられたものである粘性食品の切断加工装置。 - 前記切断刃支持部材は、前記吐出方向について前記切断刃を1箇所にのみ備え、
前記昇降装置は、切断刃支持部材の前記切断刃を、前記粘性食品の吐出方向と交差させるよう振り下ろすものであり、
前記刃支持部材は、嵌合部を備え、
前記切断刃の基部側は、前記嵌合部へ嵌められる被嵌合部を備え、
前記被嵌合部が前記嵌合部へ遊嵌されると共に前記切断加工装置が前記刃支持部材に対し前記切断刃を前記粘性食品の吐出方向に沿って変位できるマージンを備えることにより、前記粘性食品の吐出方向について前記切断刃の基部側を中心に前記切断刃の刃先側を揺れ動かすことができるものである請求項1記載の粘性食品の切断加工装置。 - 前記被嵌合部は、前記切断刃の基部側から突出し且つ前記粘性食品の吐出方向を軸方向とする軸部であり、
前記刃支持部材は、前記切断刃の基部側を沿わせることができる切断刃取付部を備え、
前記嵌合部は、前記切断刃取付部を前後に貫通し且つ前記被嵌合部を通す貫通孔であり、
前記嵌合部へ通された前記被嵌合部の先端側は、前記嵌合部から突出し、
前記嵌合部から突出する前記被嵌合部の先端側には、前記被嵌合部が前記嵌合部から脱落するのを阻止する当接部が取り付けられ、
前記嵌合部の内径を前記被嵌合部の外径よりも大きなものとすることにて、前記遊嵌がなされ、
前記当接部と前記切断刃の基部側との間の間隔を、前記切断刃取付部の前後の厚みよりも大きなものとし、前記間隔と前記厚みの差による前記切断刃取付部と前記当接部との間の隙間を前記マージンとする請求項2記載の粘性食品の切断加工装置。 - 前記切断刃支持部材を横刃支持部材とし、前記切断刃と共に長手方向に複数の横刃が配列された横溝加工部を前記横刃支持部材が備え、
前記各横刃は、前記吐出方向について、前記切断刃を先頭として前記切断刃の後方に順次間隔を開けて配列され、
前記昇降装置は、前記横刃支持部材を昇降するものであり、
前記横溝加工部においては、前記昇降装置により前記横刃支持部材を動かして前記粘性食品の上部に横刃による横溝を形成する際に、前記横刃の下端と粘性食品の下面との間に隙間を形成しておくことで、横溝と粘性食品の下面との間には繋がり部分が形成されるものであり、
これにより、粘性食品の上部には複数の横の溝が形成され、粘性食品の底部では切込が形成されずに1枚に繋がっている粘性食品を製造することができ、
前記切断刃は前記横刃よりも下方に長く突出することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の粘性食品の切断加工装置。 - 幅方向に複数の縦刃が配列された縦溝加工部を備え、
前記横溝加工部は、前記縦溝加工部の前方に配置され、
前記縦溝加工部においては、粘性食品の上方に前記縦刃が配置され、前記縦刃の下端と粘性食品の下面との間に隙間が形成されることで、前記粘性食品の上部には前記縦刃による縦溝が形成されると共に、縦溝と粘性食品の下面との間には粘性食品による繋がり部分が形成されるものであり、
前記前記横溝加工部と前記縦溝加工部とにより、粘性食品の上部には格子状の縦横の溝が形成され、粘性食品の底部では切込が形成されずに1枚に繋がっている粘性食品を製造することができる請求項4に記載の粘性食品の切断加工装置。 - 前記他の移送面の前方に、前記切断刃による切断後の前記粘性食品を包装するための包装用移送面と、シート配置部と、シール部と、シート切断部とを備え、
前記包装用移送面上にシートが載せられて移送され、前記他の移送面から前記包装用移送面に粘性食品が乗り移ることにて前記シートの上に前記粘性食品が載置され、前記シートは、プラスチックシート等のフィルムであり、
前記シート配置部は、上に前記粘性食品が載置された前記シートの一部又は当該シートと別体のシートを、載置された前記粘性食品の上に配置するものであり、
前記シール部は、前記包装用移送面上の前記粘性食品の少なくとも前後において上下の前記シート同士をシールするものであり、
前記シート切断部は、シートを切断するシート切断刃と、前記シート切断刃を振り下ろす昇降部とを備え、前記粘性食品の間の前記シートを前後に切断するものであり、
前記シール部は、シート配置部にて上下に前記シートが配置された前記粘性食品に対し、受け部と、前記受け部と離れた位置から前記受け部へ押し付けられて前記シールを行う押圧部とを備え、
前記受け部の表面はシリコン等の弾性部材で形成されたものであり、前記押圧部の表面は前記シールを行う複数の金属製の突起が設けられ、
前記押圧部は、前記シート切断部が備えるシート切断刃の前後に設けられて、前記昇降部にて前記シート切断刃と共に前記シートへ向けて振り下ろされるものであり、
前記シール部は、前記受け部側へ、前記シート切断刃の刃先を通す刃先挿入部を備え、
前記シート切断部は、前記刃先挿入部内へ前記シート切断刃を受けて前記シートのせん断を行う受け刃を備え、
前記シート切断刃の刃先が前記刃先挿入部へ挿入されて前記せん断が行われるに伴い、前記受け部へ前記押圧部が当接し前記シールを行うものである請求項1乃至5の何れかに記載の粘性食品の切断加工装置。 - 移送面上へ帯状に吐出される粘性食品に対し上方から切断刃を振り下ろすことにて、粘性食品を前後に切断するものであって、前記切断に伴い前記移送面から当該移送面よりも移送速度が速い他の移送面へ粘性食品を乗せ換えるものであり、
前記切断刃を支持する切断刃支持部材と、前記刃支持部材の昇降装置とを用い、
前記切断刃を、少なくとも前記振り下ろしにおいて前記粘性食品の吐出方向に沿って刃先を揺れ動かすことができる自由度を持って前記切断刃支持部材へ取り付け、
前記昇降装置にて前記切断刃支持部材を降下させることにより、前記切断刃を振り下ろして前記切断を行う粘性食品の切断加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016118411A JP6710834B2 (ja) | 2016-06-14 | 2016-06-14 | 粘性食品の切断加工装置及び加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016118411A JP6710834B2 (ja) | 2016-06-14 | 2016-06-14 | 粘性食品の切断加工装置及び加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017221996A true JP2017221996A (ja) | 2017-12-21 |
JP6710834B2 JP6710834B2 (ja) | 2020-06-17 |
Family
ID=60687441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016118411A Active JP6710834B2 (ja) | 2016-06-14 | 2016-06-14 | 粘性食品の切断加工装置及び加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6710834B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108890704A (zh) * | 2018-07-23 | 2018-11-27 | 武威市津威环境科技有限责任公司 | 一种组合式自动切菜刀 |
JP2021506688A (ja) * | 2018-01-05 | 2021-02-22 | インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー | 調整なしで可食物を包装すること |
CN113635362A (zh) * | 2021-08-09 | 2021-11-12 | 蚌埠学院 | 一种藕夹自动切片开口、灌馅装置及藕夹生产设备 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49111297U (ja) * | 1973-01-21 | 1974-09-24 | ||
JP2590052Y2 (ja) * | 1993-04-19 | 1999-02-10 | 卓 中崎 | 揺動自在の刃を有する粘質物切断装置 |
JP2000116332A (ja) * | 1998-10-09 | 2000-04-25 | Nakai:Kk | わらび餅の成形方法とその装置 |
JP2000343481A (ja) * | 1999-06-04 | 2000-12-12 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光ファイバの切断装置及び光ファイバの製造方法 |
JP2003020003A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-21 | Sansasu:Kk | 自動包装機 |
JP4701058B2 (ja) * | 2005-10-04 | 2011-06-15 | 卓 中崎 | 梱包方法及びその梱包装置 |
US20130205961A1 (en) * | 2012-02-14 | 2013-08-15 | Albert Handtmann Maschinenfabrik Gmbh & Co. Kg | Method and device for separating products |
JP2013179886A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Taku Nakasaki | 粘性食品の切断加工装置及び加工方法 |
-
2016
- 2016-06-14 JP JP2016118411A patent/JP6710834B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49111297U (ja) * | 1973-01-21 | 1974-09-24 | ||
JP2590052Y2 (ja) * | 1993-04-19 | 1999-02-10 | 卓 中崎 | 揺動自在の刃を有する粘質物切断装置 |
JP2000116332A (ja) * | 1998-10-09 | 2000-04-25 | Nakai:Kk | わらび餅の成形方法とその装置 |
JP2000343481A (ja) * | 1999-06-04 | 2000-12-12 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光ファイバの切断装置及び光ファイバの製造方法 |
JP2003020003A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-21 | Sansasu:Kk | 自動包装機 |
JP4701058B2 (ja) * | 2005-10-04 | 2011-06-15 | 卓 中崎 | 梱包方法及びその梱包装置 |
US20130205961A1 (en) * | 2012-02-14 | 2013-08-15 | Albert Handtmann Maschinenfabrik Gmbh & Co. Kg | Method and device for separating products |
JP2013179886A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Taku Nakasaki | 粘性食品の切断加工装置及び加工方法 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021506688A (ja) * | 2018-01-05 | 2021-02-22 | インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー | 調整なしで可食物を包装すること |
JP7241754B2 (ja) | 2018-01-05 | 2023-03-17 | インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー | 調整なしで可食物を包装すること |
US11877583B2 (en) | 2018-01-05 | 2024-01-23 | Intercontinental Great Brands Llc | Packaging a comestible without conditioning |
JP7457064B2 (ja) | 2018-01-05 | 2024-03-27 | インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー | 調整なしで可食物を包装すること |
CN108890704A (zh) * | 2018-07-23 | 2018-11-27 | 武威市津威环境科技有限责任公司 | 一种组合式自动切菜刀 |
CN113635362A (zh) * | 2021-08-09 | 2021-11-12 | 蚌埠学院 | 一种藕夹自动切片开口、灌馅装置及藕夹生产设备 |
CN113635362B (zh) * | 2021-08-09 | 2022-09-02 | 蚌埠学院 | 一种藕夹自动切片开口、灌馅装置及藕夹生产设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6710834B2 (ja) | 2020-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6660643B2 (ja) | 豆腐生地の切断装置 | |
JP2017221996A (ja) | 粘性食品の切断加工装置及び加工方法 | |
TWI587789B (zh) | Food billet extension device and food billet extension method | |
AU2005256101A8 (en) | Bag making and packaging system | |
CN101331064A (zh) | 封套填充装置 | |
US20150202831A1 (en) | Packaging Machine for Food Product | |
JP2021501700A (ja) | シートを連続ストリップに変換するための装置および方法 | |
CN104340412A (zh) | 用于旋转多裁切机平台系统的卷轴安装组件和相关系统及方法 | |
ITMI20110091A1 (it) | Apparato e metodo per realizzare sbozzati | |
CN105102191B (zh) | 旋转切割设备的张紧装置 | |
JP2013179886A (ja) | 粘性食品の切断加工装置及び加工方法 | |
JP6298587B2 (ja) | 自動包装機の超音波しごき機構 | |
JP2006288273A (ja) | 麺皮類の製造システム | |
RU2671031C2 (ru) | Режущее устройство с переменным углом конусности | |
JP2004041051A (ja) | 食品成形方法及びその装置 | |
CN201640363U (zh) | 直条米线生产线多刀切断装置 | |
KR200402716Y1 (ko) | 물청소가 용이한 김밥 절단기 | |
KR20190097517A (ko) | 면봉 이송 장치 | |
JP2731346B2 (ja) | 切断用送給装置 | |
JP5386383B2 (ja) | 整形装置及び包装装置 | |
JP2015066615A (ja) | パン等の食品カット装置における搬送ベルト | |
JP2006333750A (ja) | 麺皮成形装置 | |
KR200426305Y1 (ko) | 삼각 김밥용 김 포장기계 | |
JP7105424B2 (ja) | 超音波フィルム巻き包装機 | |
JP4478078B2 (ja) | 食パン切断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190611 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200424 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6710834 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |