JP2000116332A - わらび餅の成形方法とその装置 - Google Patents
わらび餅の成形方法とその装置Info
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Abstract
成形品に能率良く成形する。 【解決手段】四辺の凹曲面(47)から擬似正方形をな
す成形口(45)の複数が並列分布された成形プレート
(44)を、ホッパー(34)と連通する押出しロール
ケース(35)の底面(40)に取り付けて、そのホッ
パー(34)に投入したわらび餅の粘結塊材(M)を、
相反方向へ回転駆動される向かい合う一対の押出しロー
ル(52)により、上記成形プレート(44)の成形口
(45)から強制的に押し出して、複数の角棒型をなす
中間成形品(M1)に成形し、その複数の中間成形品
(M1)を回走駆動される搬送ベルト(28)により一
方向(F)へ搬送すると共に、その搬送中の中間成形品
(M1)を昇降作動されるカッター(106)の下降に
より、悉くほぼサイコロ型の最終成形品(M2)に細か
く切断する。
Description
とその装置に係り、殊更そのわらび餅を1個の糊状に粘
結した塊材から、高級感に富む複数のほぼサイコロ型を
なす最終成形品として、能率良く成形できるように工夫
したものである。
薯、甘薯、タピオカなどの加工澱粉を原料とし、これに
水と砂糖を加えて、混合攪拌し乍ら炊き上げたり、或い
は蒸し上げたりして得られる粘弾性に富む食品であり、
手軽な夏の菓子として、主に関西地方において親しまれ
ている。
成形するに当り、従来ではその1個の糊状に粘結した塊
材をホッパーに投入し、そのホッパーと連通する押出し
筒内の回転スクリユーにより、その複数の押出しノズル
から丸棒型の中間成形品として押し出し成形すると共
に、これを回転カッターにより細かく切断しているた
め、これにより得られる最終成形品が円盤型となり、消
費者の高級指向に対処することができない。
成形できる装置は公知であるが、その角張ったサイコロ
型の最終成形品を自動機械的に得るための成形装置は、
未だ開発されておらず、手作業によってサイコロ型に細
かく切断している現状であり、省力効果に劣る。
の解決を目的としており、そのためにわらび餅の成形方
法として、四辺の凹曲面から擬似正方形をなす成形口の
複数が並列分布された成形プレートを、ホッパーと連通
する押出しロールケースの底面に取り付けて、そのホッ
パーに投入したわらび餅の粘結塊材を、相反方向へ回転
駆動される向かい合う一対の押出しロールにより、上記
成形プレートの成形口から強制的に押し出して、複数の
角棒型をなす中間成形品に成形し、その複数の中間成形
品を回走駆動される搬送ベルトにより一方向へ搬送する
と共に、その搬送中の中間成形品を昇降作動されるカッ
ターの下降により、悉くほぼサイコロ型の最終成形品に
細かく切断することを特徴とし、
して、据付け機筐の上面に沿って前方へ回走駆動される
無端な搬送ベルトと、その搬送ベルトの搬送作用始端側
に臨む関係状態として、上記機筐の後部へ上方から取り
付けられたホッパー及びそのホッパーの下部に連通する
押出しロールケースと、その押出しロールケース内へ上
記搬送ベルト上の横断状態に軸架され、且つ相反方向へ
回転駆動される前後一対の押出しロールと、上記搬送ベ
ルトの横断方向に沿って並列分布する複数の成形口を備
え、且つ上記押出しロールケースの底面へその押出し口
と連通するように取り付けられた成形プレートと、上記
搬送ベルトの搬送作用終端側に臨む関係状態として、上
記機筐の前部へやはり上方から取り付けられた切断ユニ
ットケースと、その切断ユニットケース内へ上記搬送ベ
ルト上の横断状態に吊持され、且つその搬送ベルトに向
かって昇降作動されるカッターとから成り、
面から擬似正方形に区画形成して、上記ホッパーに投入
されたわらび餅の糊状に粘結した塊材を、上記押出しロ
ールにより成形プレートの成形口から複数の中間成形品
として角棒型に押し出し成形すると共に、その複数の中
間成形品を上記搬送ベルトによる前方への搬送過程にお
いて、上記カッターの下降により悉くほぼサイコロ型の
最終成形品として細かく切断するように定めたことを特
徴とするものである。
を説明すると、そのわらび餅の成形装置は全体として図
1〜3のように、わらび餅の糊状に粘結した塊材(M)
から複数の角棒型をなす中間成形品(M1)に押し出し
成形するための押出し成形ユニット(A)と、その複数
の中間成形品(M1)を捕捉して一方向(前方)へ搬送
作用するための搬送ユニット(B)と、その搬送作用中
にある上記中間成形品(M1)を悉くほぼサイコロ型の
最終成形品(M2)に細かくカットするための切断ユニ
ット(C)とから成り立っている。
えば、その全体を示した図1〜3において、(10)は
鋼材から前後方向に細長い平面視の長方形として枠組み
立体化された据付け機筐であり、その下面の四隅位置に
は移動用の自在車輪(11)と据付け高さ調整用の脚座
(12)とが設置されている。
一定長さだけ連続的に張り出しており、その延長両端部
には各々ベルト駆動軸(13)とベルト従動軸(14)
を介して、ベルト駆動ロール(15)とベルト従動ロー
ル(16)との前後一対が水平な横断状態に支架されて
いる。
さ位置に取り付け固定されたベルト駆動モーターであっ
て、その出力軸(18)上の駆動スプロケツト(19)
と上記ベルト駆動軸(13)上の伝動スプロケツト(2
0)との相互間には、無端な伝動チェン(21)が捲き
掛けられており、後述の搬送ベルトをその駆動モーター
(17)によって回走させるようになっている。
ール(15)とベルト従動ロール(16)との前後相互
間に介在する水平な横断状態として、やはり機筐(1
0)へ軸架された前後一対のベルトガイドロール、(2
4)はその両ベルトガイドロール(22)(23)にお
ける前後相互間の下方に位置する対応関係として、同じ
く機筐(10)の中途高さ位置へ水平な横断状態に軸架
されたベルトテンシヨンロールであり、その左右両端部
の軸受け台(25)が調整ネジハンドル(26)の回動
操作によって、向かい合う前後一対づつの昇降ガイドレ
ール(27)に沿い昇降し、後述する搬送ベルトの係脱
と緊張を行なえるようになっている。
の鎖線で示すように、上記ベルト駆動ロール(15)か
ら前側のベルトガイドロール(22)、ベルトテンシヨ
ンロール(24)並びに後側のベルトガイドロール(2
3)を蛇行的に経由して、上記ベルト従動ロール(1
6)へ捲き掛けられており、そのベルト駆動モーター
(17)によって図1の矢印(F)で示す前方へ回走駆
動されるようになっているのである。(29)はその搬
送ベルト(28)の垂れ下がりを防ぐ中間支持プレート
であり、言うまでもなく上記機筐(10)の上面に沿っ
て取り付け固定されている。
の円周面に対しては、その斜め下方から接線をなす如く
にスクレーパー(30)が臨まされており、これによっ
て上記搬送ベルト(28)の回走方向(F)と対抗する
方向から、その搬送ベルト(28)に付着したわらび餅
の切り屑やその他の残留物を自づと掻き取ることができ
るようになっている。
4〜6に抽出する如く、これよりも長い支軸(31)へ
着脱・交換自在に取り付け固定されていると共に、その
支軸(31)が上記機筐(10)へ水平な横断状態に軸
受けされている。しかも、その支軸(31)が機筐(1
0)から張り出す左右両端部には、バネ受けピン(3
2)が一体的に突設されており、そのバネ受けピン(3
2)と機筐(10)との向かい合う相互間には、上記ス
クレーパー(30)の鋭利な先端部を常時ベルト駆動ロ
ール(15)の円周面に向かって、弾圧付勢するための
引張りコイルバネ(33)が連繋掛架されているのであ
る。
棒型の中間成形品(M1)に押し出し成形する押出し成
形ユニット(A)を説明すると、これは上記搬送ユニッ
ト(B)を形作る搬送ベルト(28)の搬送作用始端側
に臨む関係状態として、上記機筐(10)の後部へ偏倚
した位置に上方から取り付けられている。
した図7〜20において、(34)はわらび餅の糊状に
粘結した塊材(M)を投入するためのホッパーであり、
その下部に組付け固定された押出しロールケース(3
5)との内部連通状態にある。(36)はその着脱自在
な組付け金具の左右一対であり、押出しロールケース
(35)から上方へホッパー(34)を抜き取ることに
よって、その押出しロールケース(35)の内部を便利
良く清掃作業することもできるようになっている。
その下部に連通する押出しロールケース(35)は、言
うまでもなく上記搬送ベルト(28)の帯幅(W)とほ
ぼ同一の開口幅を備えており、その押出しロールケース
(35)から連続的に垂下する四角枠型の取付け脚板
(37)が、上記機筐(10)の上面へ複数のボルト
(38)などによって取り付け固定されている。
面は、図7や図12から明白なように、後述する押出し
ロールの円周面と対応する凸曲面(39)として造形さ
れており、その向かい合う間隙に粘結塊材(M)が引き
込まれないようになっている。
凸曲面(39)と連続する厚肉のフラットな底面(4
0)は、上記取付け脚板(37)の中途高さ位置を仕切
る水平状態にあり、その底面(40)の中央部には押出
し口(41)が上記搬送ベルト(28)の幅方向(機筐
の左右方向)へ延在する細長い長方形として開口形成さ
れている。しかも、その押出し口(41)の周辺部から
は複数の成形プレート用係止ピン(42)が、前側の長
辺に沿う並列分布状態として一体的に垂下されている。
その各係止ピン(42)の下端部は、成形プレート脱落
防止用の径大ヘッド(43)として張り出し形成されて
もいる。
5)の底面(40)に開口する押出し口(41)と連通
する小さな成形口(45)の複数を備えた成形プレート
であって、ステンレス鋼板や高強度な合成樹脂板などか
ら上記押出し口(41)よりも大きい長方形に作成され
ており、その上記係止ピン(42)と対応位置する前側
の長辺に付与された複数の差込み切欠(46)が、上記
押出しロールケース(35)の係止ピン(42)へ下方
から抜き差し自在に差し込み係止されるようになってい
る。
に抽出する如く、搬送ベルト(28)の幅方向(機筐の
左右方向)に沿って並列する点在状態に開口分布されて
おり、その複数によってホッパー(34)へ投入された
1個の糊状に粘結したわらび餅の塊材(M)から、複数
の中間成形品(M1)を一挙同時に押し出し成形し得る
ようになっている。
の凹曲面(47)から区画される擬似正方形に打ち抜か
れており、これを通じて強制的に押し出された上記わら
び餅の粘結塊材(M)が、その粘弾的な復元変形によっ
て膨張し、自づと図18のようなほぼ正方形の角棒状態
をなす中間成形品(M1)となるように予定されている
のである。
合には、その成形プレート(44)の成形口(45)を
形作る凹曲面(47)の弯曲度が大きく、同じく塊材
(M)の粘弾性が低い場合には、その凹曲面(47)の
弯曲度が小さく各々設定されることとなる。
する成形口(45)の大きさや個数も、中間成形品(M
1)の希望する太さや個数に応じた各種として作成準備
しておき、その成形プレート(44)を上記押出しロー
ルケース(35)の係止ピン(42)へ、着脱・交換自
在に取り付け使用することができる。
しロールケース(35)の底面(40)へ下方から固定
するための押えアーム(48)と、その起伏的な回動操
作用のクランクレバー(49)とが、図7のように上記
押出しロールケース(35)の下部周辺に枢着されてお
り、そのクランクレバー(49)を同図の鎖線で示唆す
る如く、下方へ押し廻した時には、これと連動する押え
アーム(48)が、成形プレート(44)から下方へ退
避するようになっている。その結果、その成形プレート
(44)を上記押出しロールケース(35)の係止ピン
(42)から抜き取ることができるのである。
先端部に垂立された調整ネジ杆、(51)はその締結固
定用のナットであり、調整ネジ杆(50)を昇降調整す
ることによって、上記成形プレート(44)における差
込み切欠(46)と向かい合う後側の長辺を、押出しロ
ールケース(35)の底面(40)へ確固に安定良く押
え付けることができるようになっている。
挟む前後一対の水平な並列状態として、その押出しロー
ルケース(35)の内部に設置された中空の押出しロー
ルであり、図7〜11から明白なように、何れも左右両
端部に圧入固定された軸受けボス(53)が、各々キー
ピン(54)を介してロール支軸(55)と一体回転し
得るように嵌め付けられている。
に同一構成であって、その何れの円周面も上記粘結塊材
(M)との高い摩擦力を発揮するスプライン形態やその
他の凹凸粗面(56)として刻成されており、しかも一
定の前後相互間隙(S)を保って並列している。
向に沿って貫通する両ロール支軸(55)の一端部は、
その押出しロールケース(35)から一定長さだけ張り
出し延長されている。(57)はその延長先端部を各々
軸受けするピローブロックであり、上記機筐(10)の
上面から一体的に垂立する共通の支持脚(58)に取り
付け固定されている。(59)は各ロール支軸(55)
の延長中途部を軸受けするボールベアリング、(60)
は同じく両ロール支軸(55)の延長基端部を共通に支
持するスペーサープレートであり、上記押出しロールケ
ース(35)の対応する一端部を施蓋するサイドカバー
(61)に固定されている。
共通の軸受けプレート(62)によって支持されてい
る。(63)は押出しロールケース(35)の対応する
他端部を施蓋するサイドカバーであり、その押出しロー
ルケース(35)へボルト(64)などによって固定さ
れている。(65)はそのボルト(64)などを兼用し
て、上記サイドカバー(63)からの張り出し状態に取
り付けられた把手である。
ールケース(35)から張り出す延長中途部には図8、
9から明白な通り、互いに噛合する伝動ギヤ(66)の
前後一対が各々キー(67)を介して嵌め付けられてい
る。しかも、その何れか一方をなす後側のロール支軸
(55)には、伝動スプロケツト(68)も上記キー
(67)によって嵌め付け一体化されている。
機筐(10)内の後部へ偏倚した位置には押出しロール
駆動モーター(69)が取り付け固定されており、その
出力軸(70)上の駆動スプロケツト(71)と上記ロ
ール支軸(55)上の伝動スプロケツト(68)との相
互間には、無端な伝動チェン(72)が捲き掛けられて
いるのである。尚、押出しロール駆動モーター(69)
はインバーターにより変速制御されるようになってい
る。
9)により上記両ロール支軸(55)上の噛合する伝動
ギヤ(66)を介して、前後一対の押出しロール(5
2)が図7の矢印(R)で示す相反方向へ回転駆動され
ることとなり、上記ホッパー(34)内の粘結塊材
(M)を押出し口(41)に向かって押し出し作用す
る。
口(41)と上記成形プレート(44)の成形口(4
5)を通じて、1個の大きな粘結塊材(M)から複数の
角棒型に押し出し成形された中間成形品(M1)は、何
れも上記搬送ユニット(B)の搬送ベルト(28)上に
垂れ下がり、その悉く搬送ベルト(28)により捕捉さ
れて、図7の矢印(F)で示す前方へ連続的に搬送され
ることとなる。
形口(45)から搬送ベルト(28)上に垂れ下がる過
程での中間成形品(M1)を検知する透過型の光電スイ
ッチであって、その組をなす投光器と受光器との複数づ
つが、図7、8から明白な通り、上記押出しロールケー
ス(35)の取付け脚板(37)に切り欠かれた左右一
対の窓(74)を通じて、向かい合うように臨まされて
いる。図19、20の符号(75)はその光電スイッチ
(73)の取付け金具、(76)はその共通の取付け
軸、(77)は同じく機筐(10)への取付け台、(7
8)は上記窓(74)を各々施蓋する透明カバーを示し
ている。
品(M1)を検知した出力信号に基き、上記押出しロー
ル(52)の駆動モーター(69)を変速制御して、そ
の押出しロール(52)の回転速度(粘結塊材の押出し
作用速度)を上記搬送ベルト(28)の回走速度(中間
成形品の搬送作用速度)と同調させ得るようになってい
るのである。
図示実施形態のような合計3組として、前後方向への並
列状態に取り付けた理由は、上記中間成形品(M1)の
検知精度を向上させるためであり、その中間成形品(M
1)が前側の光電スイッチ(73)のみに検知された場
合は、搬送ベルト(28)の回走速度に比して押出しロ
ール(52)の回転速度が遅いことを意味するため、そ
の押出しロール(52)の回転速度を速く制御し、他方
中間成形品(M1)が後側の光電スイッチ(73)のみ
に検知された場合は、同じく搬送ベルト(28)の回走
速度に比して押出しロール(52)の回転速度が速きに
過ぎることを意味するため、その押出しロール(52)
の回転速度を遅く制御することになる。
ッチ(73)のみに検知された場合は、搬送ベルト(2
8)の回走速度と押出しロール(52)の回転速度は同
調している意味であるため、その押出しロール(52)
の回転速度を現状維持とするわけである。
(52)の回転速度を自動制御する代りに、上記光電ス
イッチ(73)の検知信号に基いて、搬送ベルト(2
8)の駆動モーター(17)を自動的に変速制御し、そ
の搬送ベルト(28)の回走速度を押出しロール(5
2)の回転速度と同調させるように設定しても勿論良
い。上記光電スイッチ(73)としても、その透過型以
外の反射型やその他の型式を採用することができる。
から最終成形品(M2)へ細かくカットするための切断
ユニット(C)について説明すると、これは上記搬送ユ
ニット(B)を形作る搬送ベルト(28)の搬送作用終
端側に臨む関係状態として、上記機筐(10)の前部へ
偏倚した位置にやはり上方から取り付られている。
図21〜31において、(79)は鋼材から上記搬送ベ
ルト(28)を跨ぐほぼ門字型に枠組み一体化された切
断ユニットケースであり、その下面が上記機筐(10)
の上面へ複数のボルト(80)などによって固定されて
いる。そのユニットケース(79)の左右何れか一端部
は図21のように、伝動室(81)として区画細分され
ている。
の上部中央位置に取り付け固定されたクラッチ・ブレー
キ付きのカッター駆動モーターであり、そのクラッチが
タイマーによって断続作用されるようになっている。
(83)はその出力軸(84)に嵌め付け一体化された
駆動スプロケツトであり、上記伝動室(81)内に臨ん
でいる。
(79)内の中途高さ位置へ水平な横断状態に並列され
た第1伝動軸と第2伝動軸との前後一対であり、その何
れも左右両端部がピローブロック(87)を介してユニ
ットケース(79)に支持されている。更に、前側の第
1伝動軸(85)は上記ユニットケース(79)内の水
平な中間仕切り壁(88)から垂立する別な左右一対の
ピローブロック(89)によって、その中途部も安定良
く支持されている。
(81)内へ臨む一端部には、比較的径大な伝動スプロ
ケツト(90)と径小な動力分配スプロケツト(91)
とが並列状態に嵌め付け一体化されており、上記カッタ
ー駆動モーター(82)における出力軸(84)上の駆
動スプロケツト(83)と、その径大な伝動スプロケツ
ト(90)との上下相互間には無端な伝動チェン(9
2)が捲き掛けられている。
(86)との中途部には、各々中間伝動スプロケツト
(93)(94)が嵌め付けられていると共に、その両
中間伝動スプロケツト(93)(94)の前後相互間に
は無端な中間伝動チェン(95)が捲き掛けられてもい
る。
軸(86)との前後一対は上記カッター駆動モーター
(82)により、伝動チェン(92)や中間伝動チェン
(95)を介して互いに同一方向へ回転駆動されること
となる。
部に嵌め付け一体化された左右一対のクランクアーム、
(97)は作用長さの調整可能な昇降ロッドの左右一対
であり、その上端部がクランクアーム(96)の先端部
へ各々枢支ピン(98)を介して連結されている。後述
のカッターは上記第1伝動軸(85)の中途部から左右
一対の昇降ロッド(97)を介して吊持されており、そ
の両昇降ロッド(97)の作用長さを調整することによ
って、カッターの下端部を上記搬送ベルト(28)へ正
しく接触させることができるようになっているのであ
る。
の下部位置に向かい合う左右一対として取り付け固定さ
れた昇降ガイドレール、(100)はその両ガイドレー
ル(99)に沿って正しく昇降し得る水平なハンガーバ
ーであり、これから前向き一体的に張り出す左右一対の
支持ステー(101)が、その上端部において上記両昇
降ロッド(97)の下端部へ、各々枢支ピン(102)
によって連結されている。
における前面の上部位置に付与されたカッター逃し切欠
であり、後述するカッターの上端部を逃し入れる。同じ
く各支持ステー(101)における前面の下部位置は、
後述のカッターを垂立状態に保持するカッター受け止め
面(104)としてフラット化されている。
降するハンガーバー(100)から張り出す両支持ステ
ー(101)の下端部には、カッター支軸(105)が
水平に貫通されている。(106)は上記搬送ユニット
(B)の搬送ベルト(28)を言わば可動まな板とし
て、その搬送ベルト(28)による搬送作用中の上記角
棒型中間成形品(M1)を、角張ったほぼサイコロ型に
細かく切断するためのギロチン式カッターであり、その
後面に裏当て一体化された左右一対の取付けボス(10
7)が、上記カッター支軸(105)への套嵌状態に固
定されている。
26から明白なように、水平なカッター支軸(105)
を中心として起伏的に回動し得る枢支状態にある。しか
も、そのカッター支軸(105)には蔓巻きバネ(10
8)の左右一対が捲き付けられており、その蔓巻きバネ
(108)の一端部が上記ハンガーバー(100)の前
面へ、同じく他端部がカッター(106)の上端部へ後
方から各々係止されている。
巻きバネ(108)の弾圧付勢力を受けて、常時上記搬
送ベルト(28)とほぼ直角な垂立状態を保つようにな
っており、その状態が両支持ステー(101)のカッタ
ー受け止め面(104)によって安定良く維持されるの
である。(109)は各蔓巻きバネ(108)を上記ハ
ンガーバー(100)の支持ステー(101)と相俟っ
て、横移動しないように挟む位置決めストッパーであ
り、カッター支軸(105)に取り付け固定されてい
る。
臨む位置関係として、上記ユニットケース(79)にお
ける伝動室(81)の下端部へ水平に軸受けされた羽根
支軸であり、その先端部に嵌め付け一体化された蹴り上
げ羽根(111)が、上記カッター(106)を後方か
ら蔓巻きバネ(108)の付勢力に抗して、図25の鎖
線で示す如く蹴り上げるようになっている。その下端部
から蹴り上げられるカッター(106)の上端部は、上
記支持ステー(101)の前面に付与されたカッター逃
し切欠(103)内へ逃し入れられることとなる。
途部に嵌め付け一体化された入力スプロケツトであり、
その入力スプロケツト(112)と上記第2伝動軸(8
6)上の径小な動力分配スプロケツト(91)との上下
相互間には、図21、23のように無端な動力分配チェ
ン(113)が捲き掛けられている。
ター駆動モーター(82)から分配された動力を受け
て、回転駆動されることとなり、その先端部の蹴り上げ
羽根(111)によってカッター(106)が前方へ蹴
り上げられ、延いてはほぼサイコロ型に細かく切断され
た最終成形品(M2)が、そのカッター(106)自身
によって残りの中間成形品(M1)から一定間隔(D)
だけ引き離されるのであり、再度粘結してしまうおそれ
がない。
用とその蹴り上げ羽根(111)の回動作用とは同調す
るように関係設定されており、その最終成形品(M2)
として細かく切断される一定長さが、上記カッター駆動
モーター(82)のタイマーによって設定されるように
なっている。そのため、そのタイマーの設定時間によっ
て、最終成形品(M2)の切断長さを調整することもで
きる。尚、上記最終成形品(M2)を引き離す間隔
(D)は、例えば約10mmである。
をユニットケース(79)の伝動室(81)に軸受けす
る左右一対のボールベアリング、(115)は上記門字
型ユニットケース(79)の前後両面を開閉する一対の
透明な安全カバーであり、左右一対づつの蝶番(11
6)によって枢着されている。
て、わらび餅の成形作業を行なうに当っては、予じめわ
らび餅の原料となるタピオカなどの加工澱粉−約100
重量部に、水−約400重量部と砂糖−約200重量部
を加えて、その全体を透明な糊状になるまで混合攪拌し
乍ら炊き上げ準備し、その1個の糊状に粘結した大きな
塊材(M)を上記押出し成形ユニット(A)のホッパー
(34)へ投入すれば良い。
図32から明白なように、相反方向(R)へ回転駆動さ
れる向かい合う一対の押出しロール(52)により、押
出しロールケース(35)の押出し口(41)から成形
プレート(44)の成形口(45)を通じて下方へ強制
的に押し出し成形され、その真下位置の搬送ベルト(2
8)上へ垂れ下がることになる。
凹曲面(47)から擬似正方形をなす成形口(45)の
複数が、上記搬送ベルト(28)を横断する関係状態に
並列分布しているため、これらから押し出し成形された
複数の中間成形品(M1)は、悉く角棒型として図8の
ように搬送ベルト(28)上へ並列する。
用終端側には、上方から切断ユニット(C)のカッター
(106)が横断状態に臨まされているため、上記搬送
ベルト(28)により図7、8の矢印(F)で示す前方
へ搬送されてきた中間成形品(M1)の複数は、そのカ
ッター(106)の下降作動により一挙同時に細かく切
断され、ほぼサイコロ型の最終成形品(M2)として量
産的に成形されることとなる。
1)を切断し終ると同時に、その後方から蹴り上げ羽根
(111)によって蹴り上げられ、上記最終成形品(M
2)を残りの中間成形品(M1)から分離する如く、前
方へすばやく移動させることになり、そのため最終成形
品(M2)の隣り合う相互が再度粘結してしまうおそれ
はない。
2)は、その後図外の捕集ケースに収納され、これには
きな粉などの手粉がまぶし付けられる。そして、わらび
餅の包装商品として販売に供されるのである。尚、上記
最終成形品(M2)を搬送し終えた搬送ベルト(28)
に付着した切り屑やその他の残留物は、そのスクレーパ
ー(30)によって掻き取られることとなる。
(10)の上面に沿って前方(F)へ回走駆動される無
端な搬送ベルト(28)と、その搬送ベルト(28)の
搬送作用始端側に臨む関係状態として、上記機筐(1
0)の後部へ上方から取り付けられたホッパー(34)
及びそのホッパー(34)の下部に連通する押出しロー
ルケース(35)と、その押出しロールケース(35)
内へ上記搬送ベルト(28)上の横断状態に軸架され、
且つ相反方向(R)へ回転駆動される前後一対の押出し
ロール(52)と、上記搬送ベルト(28)の横断方向
に沿って並列分布する複数の成形口(45)を備え、且
つ上記押出しロールケース(35)の底面(40)へそ
の押出し口(41)と連通するように取り付けられた成
形プレート(44)と、上記搬送ベルト(28)の搬送
作用終端側に臨む関係状態として、上記機筐(10)の
前部へやはり上方から取り付けられた切断ユニットケー
ス(79)と、その切断ユニットケース(79)内へ上
記搬送ベルト(28)上の横断状態に吊持され、且つそ
の搬送ベルト(28)に向かって昇降作動されるカッタ
ー(106)とから成り、
5)を四辺の凹曲面(47)から擬似正方形に区画形成
して、上記ホッパー(34)に投入されたわらび餅の糊
状に粘結した塊材(M)を、上記押出しロール(52)
により成形プレート(44)の成形口(45)から複数
の中間成形品(M1)として角棒型に押し出し成形する
と共に、その複数の中間成形品(M1)を上記搬送ベル
ト(28)による前方(F)への搬送過程において、上
記カッター(106)の下降により悉くほぼサイコロ型
の最終成形品(M2)として細かく切断するように定め
てあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を抜本的に解
決することができ、わらび餅の糊状に粘結した大きな塊
材(M)から、高級感に富む複数のほぼサイコロ型最終
成形品(M2)を量産的に、しかも省力的に得られる効
果がある。
る。
る。
である。
面図である。
る。
ある。
図である。
である。
である。
ある。
ある。
図である。
ある。
る。
示す斜面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】四辺の凹曲面(47)から擬似正方形をな
す成形口(45)の複数が並列分布された成形プレート
(44)を、ホッパー(34)と連通する押出しロール
ケース(35)の底面(40)に取り付けて、 そのホッパー(34)に投入したわらび餅の粘結塊材
(M)を、相反方向へ回転駆動される向かい合う一対の
押出しロール(52)により、上記成形プレート(4
4)の成形口(45)から強制的に押し出して、複数の
角棒型をなす中間成形品(M1)に成形し、 その複数の中間成形品(M1)を回走駆動される搬送ベ
ルト(28)により一方向(F)へ搬送すると共に、そ
の搬送中の中間成形品(M1)を昇降作動されるカッタ
ー(106)の下降により、悉くほぼサイコロ型の最終
成形品(M2)に細かく切断することを特徴とするわら
び餅の成形方法。 - 【請求項2】複数の中間成形品(M1)をカッター(1
06)の下降により悉くほぼサイコロ型の最終成形品
(M2)に細かく切断し終ると同時に、そのカッター
(106)を蹴り上げることによって、上記最終成形品
(M2)を残りの中間成形品(M1)から一定間隔
(D)だけ分離させることを特徴とする請求項1記載の
わらび餅の成形方法。 - 【請求項3】成形プレート(44)の成形口(45)か
ら押し出されて搬送ベルト(28)上に垂れ下がるわら
び餅の中間成形品(M1)を検知する光電スイッチ(7
3)により、押出しロール(52)の回転速度と搬送ベ
ルト(28)の回走速度とを同調させるべく、その押出
しロール駆動モーター(69)又は搬送ベルト駆動モー
ター(17)を変速制御するように定めたことを特徴と
する請求項1記載のわらび餅の成形方法。 - 【請求項4】カッター(106)の昇降作動用モーター
(82)をクラッチ・ブレーキ付きとして、そのクラッ
チの断続作用を設定するタイマーにより、最終成形品
(M2)の切断長さを調整できるように定めたことを特
徴とする請求項1記載のわらび餅の成形方法。 - 【請求項5】据付け機筐(10)の上面に沿って前方
(F)へ回走駆動される無端な搬送ベルト(28)と、 その搬送ベルト(28)の搬送作用始端側に臨む関係状
態として、上記機筐(10)の後部へ上方から取り付け
られたホッパー(34)及びそのホッパー(34)の下
部に連通する押出しロールケース(35)と、その押出
しロールケース(35)内へ上記搬送ベルト(28)上
の横断状態に軸架され、且つ相反方向(R)へ回転駆動
される前後一対の押出しロール(52)と、 上記搬送ベルト(28)の横断方向に沿って並列分布す
る複数の成形口(45)を備え、且つ上記押出しロール
ケース(35)の底面(40)へその押出し口(41)
と連通するように取り付けられた成形プレート(44)
と、 上記搬送ベルト(28)の搬送作用終端側に臨む関係状
態として、上記機筐(10)の前部へやはり上方から取
り付けられた切断ユニットケース(79)と、その切断
ユニットケース(79)内へ上記搬送ベルト(28)上
の横断状態に吊持され、且つその搬送ベルト(28)に
向かって昇降作動されるカッター(106)とから成
り、 上記成形プレート(44)の各成形口(45)を四辺の
凹曲面(47)から擬似正方形に区画形成して、上記ホ
ッパー(34)に投入されたわらび餅の糊状に粘結した
塊材(M)を、上記押出しロール(52)により成形プ
レート(44)の成形口(45)から複数の中間成形品
(M1)として角棒型に押し出し成形すると共に、 その複数の中間成形品(M1)を上記搬送ベルト(2
8)による前方(F)への搬送過程において、上記カッ
ター(106)の下降により悉くほぼサイコロ型の最終
成形品(M2)として細かく切断するように定めたこと
を特徴とするわらび餅の成形装置。 - 【請求項6】カッター(106)を常時中間成形品(M
1)の搬送ベルト(28)とほぼ直角な垂立状態となる
ように弾圧付勢すると共に、 上記カッター(106)の昇降作用と同調して回動作用
する蹴り上げ羽根(111)を、そのカッター(10
6)の後面へ臨む位置関係として切断ユニットケース
(79)へ軸支させ、 複数の中間成形品(M1)を上記カッター(106)の
下降により悉くほぼサイコロ型の最終成形品(M2)と
して細かく切断し終ると同時に、そのカッター(10
6)を上記蹴り上げ羽根(111)により後方から蹴り
上げて、上記最終成形品(M2)を残りの中間成形品
(M1)から一定間隔(D)だけ分離させるように定め
たことを特徴とする請求項5記載のわらび餅の成形装
置。 - 【請求項7】円周面にスプライン形態やその他の凹凸粗
面(56)が刻成された前後一対の押出しロール(5
2)を、その押出しロールケース(35)内へ一定の相
互間隙(S)を保つ並列状態に軸架させると共に、 上記押出しロールケース(35)の底面(40)へ成形
プレート(44)を着脱・交換自在に取り付けたことを
特徴とする請求項5記載のわらび餅の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10303325A JP2975016B1 (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | わらび餅の成形方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10303325A JP2975016B1 (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | わらび餅の成形方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2975016B1 JP2975016B1 (ja) | 1999-11-10 |
JP2000116332A true JP2000116332A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17919623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10303325A Expired - Lifetime JP2975016B1 (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | わらび餅の成形方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2975016B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017221996A (ja) * | 2016-06-14 | 2017-12-21 | 三陽化工機株式会社 | 粘性食品の切断加工装置及び加工方法 |
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CN105105302A (zh) * | 2015-07-28 | 2015-12-02 | 田林县安圆食品有限公司 | 一种可控米浆流槽 |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP10303325A patent/JP2975016B1/ja not_active Expired - Lifetime
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