JP2017221410A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の興趣を向上させることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技領域21を有する遊技盤20と、遊技領域21において遊技球が流通する部分であって、予め定めた方向に遊技球を案内する案内通路21eと、案内通路21eよりも遊技球の流通方向における下流側において、遊技領域21に開口している第1大入賞口30と、第1大入賞口30を開閉する第2可変部材31と、を備え、第2可変部材31は、第1大入賞口30を開いている開放状態ST2においては、案内通路21eによって案内された遊技球の流通方向(以下、案内方向D4と示す)上に位置し、且つ案内方向D4と交差する延在方向D5に沿って延在する一方で、第1大入賞口30を閉じている状態(閉鎖状態ST1)においては、案内方向D4上に位置しない。
【選択図】図4

Description

この発明は、遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機では、大当り抽選に当選すると大当り遊技を付与している(例えば、特許文献1)。大当り遊技においては、特別入賞口が開放されるとともに、該特別入賞口に遊技球を入賞させることで、多数の遊技球を賞球として獲得できる。したがって、大当り遊技は、遊技者にとって有利な状態である。
特開2016−87154号公報
ところで、所定の入球口を狙って遊技球を発射しているのにもかかわらず、多数の遊技球が上記所定の入球口に入球しないのでは、遊技者の不満が募り、その興趣を低下させてしまう虞がある。
この発明の目的は、遊技者の興趣を向上させることができる遊技機を提供することである。
上記課題を解決する遊技機は、遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域において遊技球が流通する部分であって、予め定めた方向に遊技球を案内する案内部と、前記案内部よりも遊技球の流通方向における下流側において、前記遊技領域に開口している入球口と、前記入球口を開閉する開閉部材と、を備え、前記開閉部材は、前記入球口を開いている状態においては、前記案内部によって案内された遊技球の流通方向上に位置し、且つ前記案内部によって案内された遊技球の流通方向と交差する方向に沿って延在する一方で、前記入球口を閉じている状態においては、前記案内部によって案内された遊技球の流通方向上に位置しないことを要旨とする。
上記遊技機について、前記案内部における遊技球の流通方向と直交する平面で切断したと仮定したときに、前記案内部において遊技球が流通する空間の断面は、2球以上の遊技球が並ばない大きさである。
上記遊技機について、前記開閉部材が前記入球口を開いている状態において、前記開閉部材と他の部材との間には、遊技球が通過可能な通路が設けられる。
上記遊技機について、前記案内部に繋がる球通路と、緩衝部材と、を備え、前記球通路は、屈曲した通路である屈曲通路を備え、前記緩衝部材には、前記屈曲通路に到達する遊技球の流通方向上に配設された第1緩衝部材と、前記第1緩衝部材に接触した遊技球の流通方向上に配設された第2緩衝部材と、が含まれている。
上記遊技機について、前記案内部と、前記入球口と、前記開閉部材とは、前記遊技領域の中央よりも上側にある。
この発明によれば、遊技者の興趣を向上させることができる。
パチンコ遊技機を模式的に示す斜視図。 遊技盤を模式的に示す正面図。 遊技盤の右側部分を拡大して示す正面図。 遊技盤のうち第1大入賞口の周囲を拡大して示す正面図。
以下、パチンコ遊技機の一実施形態について説明する。この明細書における上、下、左、右、前(表)、及び後(裏)は、遊技者から見たときの各方向を示すものとする。
図1に示すように、遊技機としてのパチンコ遊技機10は、枠体11を備えている。枠体11は、遊技店などの島設備に固定される第1枠11aと、該第1枠11aに対して開閉が可能に軸支された第2枠11bと、を備えている。第2枠11bは、パチンコ遊技機10に搭載された遊技部品を保護するための保護ガラス板を備えている(図示しない)。第2枠11bは、各種の遊技部品を搭載するための枠である。パチンコ遊技機10は、枠体11の前面側に、発射ハンドル15を備えている。パチンコ遊技機10では、発射ハンドル15の操作量(回動量)に応じた強度にて、遊技媒体としての遊技球が発射される。
パチンコ遊技機10は、枠体11の前面側に、装飾ランプ16を備えている。装飾ランプ16は、演出の1つとして、内蔵された発光体を発光、点滅、及び消灯させる演出(以下、発光演出と示す)を行う。パチンコ遊技機10は、枠体11の前面側に、スピーカ17を備えている。スピーカ17は、演出の1つとして、人や動物の声、効果音、及び楽曲などの音声を出力する演出(以下、音声演出と示す)を行う。
パチンコ遊技機10は、略四角板状の部材である遊技盤20を備えている。この実施形態の遊技盤20は、透明なアクリル板であり、遊技盤20の背後にある各種の遊技部品を遊技者が視認可能である。例えば、遊技盤20は、表面にキャラクタや風景といった所定の絵柄が付されたベニヤ板であってもよい。遊技盤20は、第2枠11bに組み付けられている。遊技盤20は、前面側に、遊技球が流下(転動)する遊技領域21を備えている。遊技盤20は、遊技領域21の略中央に、遊技盤20の厚さ方向に貫通する開口部20aを備えている。
図2に示すように、遊技盤20は、第1レール22を備えている。第1レール22は、遊技球を案内する案内面として、遊技盤20の左下部分から右上部分に向かって、且つ左上方向に向かって膨らむ円弧面を有する部材である。第1レール22の先端部22aは、遊技盤20における右上部分に配置されている。遊技盤20は、第2レール23を備えている。第2レール23は、遊技球を案内する案内面として、遊技盤20の右上部分から下部分に向かって、且つ右下方向に向かって膨らむ円弧面を有する部材である。レール22,23は、金属製の帯状部材を円弧状に屈曲させることによって構成されていてもよく、上記遊技球の案内面を有する板状部材により構成されていてもよい。この実施形態において、遊技領域21は、遊技盤20の前面がレール22,23によって区画されることによって、形成されている。即ち、レール22,23は、遊技領域21を囲っており、遊技領域21の外郭を構成している。
また、遊技盤20は、第1レール22の内側に、第3レール24を備えている。第3レール24は、遊技盤20の左下部分から左上部分に向かって、且つ第1レール22に沿って延びている円弧状の部材である。遊技盤20は、発射ハンドル15の操作によって発射された遊技球が遊技領域21へと向かって通過する発射通路21bを備えている。発射通路21bは、第1レール22と第3レール24との間の空間である。遊技盤20は、第3レール24の先端部に、逆流防止弁24aを備えている。
パチンコ遊技機10は、情報表示パネル25を備えている。情報表示パネル25は、遊技盤20のうち、遊技領域21の外側であって、且つ遊技者から視認可能な位置に設けられている。情報表示パネル25では、パチンコ遊技機10の制御状態を示す各種の情報が表示により報知される。
情報表示パネル25は、特別図柄表示部25aを備えている。特別図柄表示部25aは、所定の図柄を変動表示させるとともに、最終的に特別図柄を確定停止表示させる特別図柄変動ゲームを表示する。以下の説明では、図柄が確定的に停止表示することを、「図柄を導出する」と示す場合がある。特別図柄表示部25aにて導出が可能な特別図柄には、大当り図柄と、はずれ図柄とが少なくともある。この実施形態では、内部抽選(所謂、大当り抽選)に当選すると、特別図柄変動ゲームにおいて大当り図柄が導出されたのち、該大当りの特別図柄変動ゲームの終了後に、大当り遊技が付与される。詳しくは後述するが、大当り遊技は、遊技者が多数の賞球やその他の特典を獲得し得るため、遊技者にとって極めて有利な状態である。
情報表示パネル25は、特別保留表示部25bを備えている。特別保留表示部25bは、始動条件が成立したが未だ実行条件が成立していないことで、その実行が保留されている特別図柄変動ゲームの回数を認識可能に表示する。以下の説明では、保留中の特別図柄変動ゲームの回数を特別保留数と示す。例えば、特別保留数の最大値は4である。
情報表示パネル25は、普通図柄表示部25cを備えている。普通図柄表示部25cは、所定の図柄を変動表示させるとともに、最終的に普通図柄を導出させる普通図柄変動ゲームを表示する。普通図柄表示部25cに導出が可能な普通図柄には、普通当り図柄と、普通はずれ図柄とが少なくともある。この実施形態では、内部抽選(所謂、普通図柄の当り抽選)に当選すると、普通図柄変動ゲームにおいて普通当り図柄が導出されたのち、該普通当りの普通図柄変動ゲームの終了後に、普通当り遊技が付与される。普通当り遊技は、遊技者が特別図柄変動ゲームの始動条件を成立させ易くなることから、遊技者にとって有利な状態である。
情報表示パネル25は、普通保留表示部25dを備えている。普通保留表示部25dは、始動条件が成立したが未だ実行条件が成立していないことで、その実行が保留されている普通図柄変動ゲームの回数を認識可能に表示する。また、情報表示パネル25は、右打ち表示部25eを備えている。右打ち表示部25eは、遊技球の発射強度に関する情報(この実施形態では、右打ち情報)を表示する。なお、上述した複数の表示部は、同じ情報表示パネル25にある必要はなく、この実施形態とは異なる部分に別々に設けられていてもよい。
パチンコ遊技機10は、遊技領域21の略中央に、センター枠40を備えている。センター枠40は、開口部40aを備えており、その全体が枠状の部材である。センター枠40は、各種のキャラクタなどを模した装飾が施されていてもよい。センター枠40は、単一の部材として構成されていてもよく、複数の部材を組み合わせて環状に構成されていてもよい。センター枠40は、遊技者から見たときに、センター枠40の開口部40aと遊技盤20の開口部20aとが重なった状態で、遊技盤20に組み付けられている。
センター枠40は、遊技盤20の表面20bに沿って延びる環状のフランジ41を備えている。フランジ41は、ネジなどを用いて遊技盤20の表面20bに固定されている。即ち、フランジ41は、遊技盤20の表面20bとともに、遊技領域21の後壁を構成している。この実施形態において、遊技盤20の表面20b及びフランジ41と、保護ガラス板の内面との離間距離は、2球以上の遊技球が並ばない距離である。例えば、センター枠40は、フランジ41のうち左上部分において、前方に向かって突出する複数の障害壁41aを備えていてもよい。障害壁41aは、遊技領域21を流下する遊技球の挙動に変化を与える。
また、センター枠40は、開口部40aの下縁部において、左右方向に沿って延びているステージ42を備えている。ステージ42は、遊技球を左右方向に沿って転動させる。センター枠40は、遊技領域21のうち、センター枠40よりも左側の領域を流下する遊技球を、ステージ42へと案内するワープ路43を備えている。
センター枠40は、開口部40aの下縁部において左右方向に沿って延びている第1区画壁44を備えている。例えば、第1区画壁44は、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂など、背後にある遊技部品を視認可能となるように、透明な樹脂材料を用いて形成されている。第1区画壁44は、ステージ42の後端部から上方へ向かって延びている板状の後壁板44aと、該後壁板44aの上端部から前方(遊技者側)へ向かって延びている天板44bと、を備えている。天板44bの先端部は、図示しない保護ガラス板の内面と、遊技球の直径以上の隙間を設けることなく近接している。即ち、第1区画壁44は、ステージ42を転動する遊技球が跳ね上がって開口部40aの内部に侵入することを抑制している。
また、センター枠40は、開口部40aのうち左下部分から右下部分に向かって、且つ上方に向かって膨らむ円弧状に延びている第2区画壁45を備えている。例えば、第2区画壁45は、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂など、背後にある遊技部品を視認可能となるように、透明な樹脂材料を用いて形成されている。第2区画壁45は、フランジ41から前方に向かって突出している壁状の部材である。第2区画壁45の先端部は、図示しない保護ガラス板の内面と、遊技球の直径以上の隙間を設けることなく近接している。即ち、第2区画壁45は、遊技領域21を流下する遊技球が開口部40aの内部に侵入することを抑制している。
センター枠40の開口部40aは、第1区画壁44及び第2区画壁45によって、遊技球の直径以上の隙間を設けることなく、全周にわたって囲われている。したがって、この実施形態において、発射ハンドル15の操作によって発射された遊技球は、遊技領域21のなかでも、上述したレール22〜24と、区画壁44,45とによって挟まれた領域内を流下するようになっている。
パチンコ遊技機10は、演出表示装置26を備えている。例えば、演出表示装置26は、液晶ディスプレイである。演出表示装置26は、センター枠40の開口部40aを介して、遊技者が表示領域を視認可能となるように、遊技盤20に組み付けられている。演出表示装置26は、演出の1つとして、所定のキャラクタや文字を模した絵柄を表示する演出(以下、表示演出と示す)を行う。例えば、演出表示装置26は、表示演出の1つとして、演出図柄を複数列で変動表示させるとともに、最終的に演出図柄の組み合わせを導出させる演出図柄変動ゲームを実行可能である。また、演出図柄変動ゲームでは、リーチ演出や予告演出といった表示演出が行われる場合がある。
パチンコ遊技機10は、センター枠40の下方において、遊技領域21に開口している第1始動入賞口27を備えている。パチンコ遊技機10は、第1始動入賞口27に入賞した遊技球を検知する第1始動センサを備えている(図示しない)。なお、この明細書において「入賞」とは、遊技球が入賞口へ入球することである。
パチンコ遊技機10は、センター枠40の下方において、遊技領域21に開口している第2始動入賞口28を備えている。パチンコ遊技機10は、第2始動入賞口28に入賞した遊技球を検知する第2始動センサを備えている(図示しない)。この実施形態では、第1,第2始動センサによって遊技球が検知されると、特別図柄変動ゲームの始動条件が成立し得る。パチンコ遊技機10は、第2始動入賞口28を開閉する第1可変部材29を備えている。第1可変部材29は、遊技球が第2始動入賞口28へ入賞し易い開状態と、遊技球が第2始動入賞口28に入賞し難い、又は入賞できない閉状態と、に動作可能である。第1可変部材29は、上述した普通当り遊技において開状態に動作される。
パチンコ遊技機10は、センター枠40の右上方において、遊技領域21に開口している第1大入賞口30を備えている。第1大入賞口30は、所謂上アタッカである。パチンコ遊技機10は、第1大入賞口30を開閉する第2可変部材31を備えている。第2可変部材31は、所謂大入賞口扉である。第2可変部材31は、大当り遊技において開放状態に動作される。詳しくは後述するが、この実施形態では、第1大入賞口30の周辺構造に特徴がある。
図3に示すように、パチンコ遊技機10は、センター枠40の右下方において、遊技領域21に開口している第2大入賞口32を備えている。第2大入賞口32は、所謂下アタッカ(Vアタッカ)である。この実施形態において、第2大入賞口32は、左右方向に沿って延びている四角形の開口部である。第2大入賞口32の左右方向に沿った長さL32は、第2大入賞口32の直ぐ上流側部分における第2レール23と第2区画壁45との離間距離Laの1倍以下であって、例えば0.5倍以上であり、好ましくは0.7倍以上であり、より好ましくは0.8倍以上である。
図3において、破線で示すように、パチンコ遊技機10は、第2大入賞口32に入賞した遊技球を機外に排出するための通路として、第1通路32aと、該第1通路32aから分岐する第2通路32bと、を備えている。パチンコ遊技機10は、通路32a,32bの分岐部32cに、第2大入賞口32に入賞した遊技球を通路32a,32bの何れかに振り分ける振分部材32dを備えている。振分部材32dは、遊技球が第1通路32aに流入可能な第1状態と、遊技球が第1通路32aではなく第2通路32bに流入可能な第2状態と、に動作可能である。パチンコ遊技機10は、第2大入賞口32に入賞した全ての遊技球を検知する一般センサSE1を備えている。例えば、一般センサSE1は、第2大入賞口32と分岐部32cとの間にある。パチンコ遊技機10では、一般センサSE1によって遊技球が検知されると、予め定めた個数の遊技球が賞球として払い出される。
パチンコ遊技機10は、第1通路32aに流入した遊技球を検知する特定センサSE2を備えている。この実施形態のパチンコ遊技機10では、特定センサSE2によって遊技球が検知されると、予め定めた特典が遊技者に付与される。詳しくは後述するが、この実施形態における特典は、遊技者に有利な有利遊技状態としての高確率状態(確率変動状態)である。例えば、特定センサSE2は、遊技球の流通方向における振分部材32dの下流側に配設されている。特定センサSE2が配設された部分は、所謂Vゾーンである。以下の説明において、単に「上流」や「下流」と示す場合には、遊技球の流通方向における「上流」と「下流」とをそれぞれ示すものとする。
パチンコ遊技機10は、第2大入賞口32を開閉する第3可変部材33を備えている。第3可変部材33は、所謂大入賞口扉である。第3可変部材33は、前方に傾動することにより、遊技球が第2大入賞口32に入賞できる開状態と、遊技盤20の表面20bに沿って略直立することにより、遊技球が第2大入賞口32に入賞できない閉状態と、に動作可能である。第3可変部材33は、大当り遊技において開状態に動作される。パチンコ遊技機10は、第3可変部材33を動作させるためのアクチュエータとして、例えばソレノイドなどを備えている(図示しない)。
パチンコ遊技機10は、遊技領域21のうち、センター枠40の右方において、遊技球が通過(入球)可能なゲート34を備えている。ゲート34は、遊技球の流通方向における第1大入賞口30と第2大入賞口32の間にある。この実施形態では、遊技球がゲート34を通過すると、普通図柄変動ゲームの始動条件が成立し得る。パチンコ遊技機10は、アウト口35を備えている。この実施形態では、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球は、アウト口35から機外へと排出される。なお、パチンコ遊技機10は、入賞口27,28,30,32とは異なる入賞口を備えていてもよい。また、パチンコ遊技機10は、釘や風車など、遊技領域21を流下する遊技球の挙動に変化を与えるための部材を備えている。
次に、第1大入賞口30と、その周辺構造について詳しく説明する。
図4に示すように、パチンコ遊技機10は、遊技領域21の上部分に、遊技領域21の外周に沿って延びる上部通路21cを備えている。上部通路21cは、第1レール22と第2区画壁45との間にある空間である。上部通路21cのうち最も細い部分において、第1レール22と第2区画壁45との離間距離(幅)L21cは、遊技球の直径の例えば5倍未満であり、好ましくは遊技球の直径の3倍未満である。
パチンコ遊技機10は、遊技領域21の右上部分に、上部通路21cに繋がる通路であって、クランク状に屈曲している屈曲通路21dを備えている。パチンコ遊技機10は、屈曲通路21dのうち、上部通路21cにおける遊技球の流通方向D1の延長線上にある壁面に、第1緩衝部材46を備えている。即ち、第1緩衝部材46は、屈曲通路21dに到達する遊技球の流通方向D1の延長線上に配設されている。第1緩衝部材46は、第1レール22の先端部22aに隣接しており、且つ第1レール22よりも遊技領域21の内側の部分に配設されている。例えば、第1緩衝部材46は、ブチルゴムやウレタンゴムなど、ゴム弾性を有する軟質な材料から形成されている。第1緩衝部材46は、第1レール22に沿って飛来した遊技球の球威を減殺する。緩衝部材は、上部通路21cを流通する遊技球が衝突するときの衝撃を緩和するための部材である。
また、パチンコ遊技機10は、屈曲通路21dを挟んで、第1緩衝部材46の反対側に第2緩衝部材47を備えている。第2緩衝部材47は、第1緩衝部材46に比して、硬く、且つ滑り性が高い材料から形成されている。例えば、第2緩衝部材47は、ポリエチレンなどから形成されている。第2緩衝部材47は、第1緩衝部材46に接触した遊技球の流通方向D2の延長線上に配設されている。第2緩衝部材47は、屈曲通路21dに面しており、第2区画壁45の一部を構成している。また、この実施形態の第2緩衝部材47は、第2緩衝部材47を覆っている飾り板47aを取り外すことで、交換が可能に構成されている。
パチンコ遊技機10は、遊技領域21の右上部分に、屈曲通路21dに繋がる通路であって、屈曲通路21dから受け入れた遊技球を下方へと案内する案内通路21eを備えている。即ち、この実施形態において、上部通路21c、及び屈曲通路21dは、案内通路21eに繋がる球通路を構成している。案内通路21eは、第2緩衝部材47に接触した遊技球の流通方向D3の延長線上に延びている。ここで、センター枠40のフランジ41は、遊技領域21の右上部分であって、第1緩衝部材46の下方部分に、前方へ向かって突出する突出壁41bを備えている。案内通路21eは、この突出壁41bと第2区画壁45との間にある空間である。また、遊技球の流通方向に沿った案内通路21eの長さは、例えば遊技球の直径の0.5倍を超えて5倍未満であり、好ましくは0.5倍を超えて2倍未満である。
この実施形態において、案内通路21eにおける遊技球の流通方向(以下、案内方向D4と示す)と直交する仮想平面S1で切断したと仮定したときに、案内通路21eにおいて遊技球が流通する空間の断面は、2球以上の遊技球が並ばない大きさである。即ち、この実施形態の案内通路21eは、遊技球が1球ずつ通過する通路である。このように、この実施形態の案内通路21eは、遊技領域21において遊技球が流通する部分であって、予め定めた方向に遊技球を案内する案内部に相当する。
パチンコ遊技機10は、遊技領域21の右上部分に、案内通路21eに繋がる通路であって、案内通路21eよりも幅広な通路(空間)である右上部通路21fを備えている。右上部通路21fは、屈曲通路21d及び案内通路21eの下方にある。右上部通路21fは、第2レール23と第2区画壁45との間にある空間である。以下の説明では、右上部通路21fに開口する案内通路21eの開口部を球出口21gと示す。
右上部通路21fの左側部には、上述した第1大入賞口30が開口している。なお、図4においては、第1大入賞口30の前面側を覆っている飾り板47bの図示が省略されている。この実施形態において、第1大入賞口30は、案内通路21eよりも遊技球の流通方向における下流側において、遊技領域21に開口している入球口に相当する。パチンコ遊技機10は、第1大入賞口30に入球した遊技球を機外へと排出するための排出通路30aを備えている。排出通路30aは、センター枠40に形成された通路であって、フランジ41と、飾り板47bと、フランジ41及び飾り板47bを繋ぐ一対の壁47c,47cとに囲まれた空間である。排出通路30aは、第1大入賞口30に繋がっているとともに、下方へ向かって延びたのち、遊技盤20の裏側に向かって延びている。パチンコ遊技機10は、排出通路30aに、遊技球を検知する一般センサSE3を備えている。パチンコ遊技機10では、一般センサSE3によって遊技球が検知されると、予め定めた個数の遊技球が賞球として払い出される。
また、右上部通路21fには、第1大入賞口30を開閉する上述の第2可変部材31が配設されている。したがって、案内通路21eと、第1大入賞口30と、第2可変部材31とは、遊技領域21の中央よりも上側にある。第2可変部材31は、遊技球を受けるための球受面31aを備えている。この実施形態の球受面31aは、僅かに湾曲した面であるが、平面であってもよい。また、第2可変部材31は、第1大入賞口30の下端部に位置する回動軸31bを備えている。第2可変部材31は、回動軸31bを中心として回動可能に組み付けられている。パチンコ遊技機10は、第2可変部材31を動作させるためのアクチュエータとして、例えばソレノイドなどを備えている(図示しない)。
この実施形態において、第2可変部材31は、回動軸31bを中心として、上下方向に沿って略直立した状態(以下、閉鎖状態ST1と示す)に動作されることで、第1大入賞口30に遊技球が入球不能となるように、第1大入賞口30を閉鎖する。第2可変部材31は、回動軸31bを中心として、右方へと傾いた状態(以下、開放状態ST2と示す)に動作されることで、第1大入賞口30に遊技球が入球可能となるように、第1大入賞口30を開放する。この実施形態において、第2可変部材31は、第1大入賞口30を開閉する開閉部材に相当する。そして、閉鎖状態ST1は、入球口としての第1大入賞口30を閉じている状態に相当し、開放状態ST2は、第1大入賞口30を開いている状態に相当する。
図4において実線で示すように、第2可変部材31は、閉鎖状態ST1に動作されている場合、右上部通路21fには突出せず、且つ案内通路21eによる遊技球の案内方向D4の延長線上にも位置していない。したがって、第2可変部材31が閉鎖状態ST1に動作されている場合、案内通路21eを通過した遊技球は、第2可変部材31に受け止められることなく第1大入賞口30の下流側へと右上部通路21fを通過する。即ち、第2可変部材31が閉鎖状態ST1に動作されている場合、遊技球は、第1大入賞口30に入賞しない。
その一方で、図4において二点鎖線で示すように、第2可変部材31は、開放状態ST2に動作されている場合、右上部通路21fに突出し、且つ案内通路21eによる遊技球の案内方向D4の延長線上に位置する。そして、開放状態ST2に動作されている場合、第2可変部材31は、案内通路21eによって案内された遊技球の案内方向D4と交差する方向(以下、延在方向D5と示す)に沿って延在している。したがって、開放状態ST2に動作されている場合、案内通路21eを通過した遊技球の殆どは、第2可変部材31の球受面31aによって受け止められる。また、第2可変部材31が開放状態ST2に動作されている場合、第2可変部材31と球出口21gとは近接している。第2可変部材31が開放状態ST2に動作されている場合において、第2可変部材31と、第2区画壁45及び突出壁41bのうち球出口21gが開口している部分との離間距離は、遊技球の直径の10倍以下であり、好ましくは5倍以下であり、より好ましくは3倍以下である。
また、開放状態ST2において、第2可変部材31は、第1大入賞口30側へ傾いている。そして、第2可変部材31が開放状態ST2に動作されている場合、球受面31aは、第1大入賞口30に近接するほど下方へと下がる。このため、第2可変部材31の球受面31aによって受け止められた遊技球は、第1大入賞口30に入賞するように案内される。即ち、第2可変部材31が開放状態ST2に動作されている場合、案内通路21eを通過した遊技球の殆どは、第1大入賞口30に入賞するようになっている。
以上のように、閉鎖状態ST1において、案内通路21eによって案内された遊技球が流通する経路を通常の流通経路と仮定したときに、第2可変部材31は、開放状態ST2においては、上記通常の流通経路を横切るように延在する。その一方で、閉鎖状態ST1においては、上記通常の流通経路を横切らないように延在することとなる。なお、通常の流通経路は、案内方向D4に沿った遊技球の流通経路である。
また、第2可変部材31が開放状態ST2に動作されている状態において、第2可変部材31の先端部と他の部材に相当する第2レール23との間には、遊技球が通過可能な通路としての球抜け通路31cが設けられる。開放状態ST2にある第2可変部材31の延在方向D5において、第2可変部材31の先端部と第2レール23との離間距離L31は、遊技球の直径の例えば1倍を超えて3倍以下であり、好ましくは1倍を超えて2倍以下であり、好ましくは1倍を超えて2倍未満である。したがって、この実施形態において、遊技球は、第2可変部材31が開放状態ST2に動作されていても、第2可変部材31の右側方にある球抜け通路31cを通過することで、第1大入賞口30に入賞しない可能性がゼロではない。
パチンコ遊技機10は、遊技領域21の右部分に、右上部通路21fに繋がる通路であって、右上部通路21fよりも幅狭な通路である右部通路21hを備えている。右部通路21hは、右上部通路21fの下方にある。ここで、フランジ41は、フランジ41から前方へ向かって突出する外壁48を備えている。外壁48は、上下方向に沿って延びている第2区画壁45の右方において、該第2区画壁45に沿って略平行に延びている。右部通路21hは、第2区画壁45と外壁48との間の空間である。この実施形態において、右部通路21hは、左右方向に交互に屈曲したジグザグの通路である。したがって、右部通路21hに流入した遊技球の球威は、さらに減殺されるようになっている。
パチンコ遊技機10は、遊技領域21の右下部分に、右部通路21hに繋がる通路であって、右部通路21hよりも幅広な通路である右下部通路21iを備えている。右下部通路21iは、右部通路21hの下方にある。右下部通路21iは、第2レール23と第2区画壁45との間の空間である。右下部通路21iには、前述した第2始動入賞口28、第2大入賞口32、ゲート34、及びアウト口35が配設されている。
次に、パチンコ遊技機10の遊技状態について説明する。
パチンコ遊技機10は、大当り確率が異なる遊技状態として、低確率状態と高確率状態とを備えている。大当り確率は、内部抽選(大当り抽選)において大当りに当選する確率である。高確率状態は、低確率状態に比して、大当り確率が高い遊技状態である。高確率状態では、大当り抽選に当選する可能性が低確率状態に比して高まることから、遊技者にとって有利な遊技状態となる。高確率状態は、所謂「確率変動状態(確変状態)」である。
パチンコ遊技機10は、遊技球の発射個数に対する賞球個数の割合が異なる遊技状態として、低ベース状態と高ベース状態とを備えている。高ベース状態は、低ベース状態に比して、遊技球が第2始動入賞口28に入賞する確率が高い遊技状態である。高ベース状態は、所謂「電サポ状態」であり、低ベース状態は、所謂「非電サポ状態」である。高ベース状態では、遊技球が第2始動入賞口28に入賞する確率が高まることから、遊技者にとって有利な遊技状態(入球容易状態)となる。
例えば、高ベース状態は、次に説明する3つの制御のうち任意に選択された1の制御を行うことにより、又は複数の制御を組み合わせて行うことにより実現できる。第1の制御は、普通図柄変動ゲームの変動時間を、低ベース状態のときよりも短くする普通図柄の変動時間短縮制御である。第2の制御は、普通図柄の当り抽選に当選する確率(普通当り確率)を、低ベース状態のときよりも高確率に変動させる普通図柄の確率変動制御である。第3の制御は、1回の普通当り遊技における第1可変部材29の合計開放時間を、低ベース状態のときよりも長くする開放時間延長制御である。なお、開放時間延長制御としては、1回の普通当り遊技における第1可変部材29の開放回数を、低ベース状態のときよりも多くする制御、及び普通当り遊技における第1可変部材29の1回の開放時間を、低ベース状態のときよりも長くする制御のうち、少なくとも一方の制御を行うとよい。また、高ベース状態は、次に説明する第4の制御を組み合わせて実現してもよい。第4の制御は、特別図柄変動ゲームの変動時間(例えば平均の変動時間)を、低ベース状態のときよりも短くなり易くする特別図柄の変動時間短縮制御である。特別図柄の変動時間短縮制御を行う場合、高ベース状態は、所謂「変動時間短縮状態」となる。
次に、パチンコ遊技機10における大当りについて説明する。
この実施形態のパチンコ遊技機10は、特別図柄の大当り図柄として、複数種類の大当り図柄を備えている。複数種類の大当り図柄には、それぞれ大当り遊技の種類が定められている。なお、複数種類の大当り図柄には、大当り遊技の終了後の遊技状態が定められていてもよい。即ち、この実施形態において、大当り図柄は、遊技者に付与する特典を定めた大当りの種類に相当する。
大当り遊技では、大当り遊技の開始を報知するオープニング演出が行われたのち、大入賞口30,32の何れかを開放するラウンド遊技が行われる。ラウンド遊技は、予め定めた上限回数を上限として行われる。1回のラウンド遊技において、大入賞口30,32の何れかは、予め定めた上限個数の遊技球が入賞する第1条件、又は予め定めた上限時間が経過する第2条件のうち何れかの条件が成立する迄の間にわたって開放される。ラウンド遊技では、所定の演出が行われる。そして、大当り遊技では、最終回のラウンド遊技が終了すると、大当り遊技の終了を報知するエンディング演出が行われる。大当り遊技は、エンディング演出の終了に伴って終了される。
次に、この実施形態のパチンコ遊技機10における遊技性について説明する。
図2に示すように、パチンコ遊技機10は、遊技領域21において、遊技球が流下する経路として、遊技球の発射強度に応じた複数通りの経路を備えている。この実施形態では、センター枠40の左側を通ってアウト口35へと至る第1経路R1と、センター枠40の右側を通ってアウト口35へと至る第2経路R2と、が形成されている。第2経路R2は、上部通路21c、屈曲通路21d、案内通路21e、右上部通路21f、右部通路21h、及び右下部通路21iを通る経路である。
第1経路R1には、第1始動入賞口27がある。第2経路R2には、第1大入賞口30、ゲート34、第2大入賞口32、及び第2始動入賞口28がある。遊技球の発射強度のうち、遊技球が第1経路R1を流下するように発射される発射強度は、第1発射強度に相当し、遊技球が第2経路R2を流下するように発射される発射強度は、第2発射強度に相当する。この実施形態において、第1発射強度で遊技球を発射することは、所謂「左打ち」であり、第2発射強度で遊技球を発射することは、所謂「右打ち」である。
そして、低ベース状態において、遊技球が右打ちされた場合には、第2経路R2を流下する遊技球がゲート34を通過しても、第2始動入賞口28へ遊技球が入球し難く、且つ第1始動入賞口27へも入球し難い。その一方で、低ベース状態において、遊技球が左打ちされた場合には、第1経路R1を流下する遊技球が少なくとも第1始動入賞口27へ入賞し得る。一方、高ベース状態において、遊技球が右打ちされた場合、第2経路R2を流下する遊技球がゲート34を通過することにより、第2始動入賞口28へと遊技球が容易に入球する。また、大当り遊技では、遊技球を右打ちしなければ、第1大入賞口30や第2大入賞口32に遊技球を入賞させることができない。
次に、パチンコ遊技機10の電気的構成について説明する。
図2に示すように、パチンコ遊技機10は、機裏側に、主制御基板50を備えている。主制御基板50は、CPU(処理手段)と、メモリ(記憶手段)と、を備えている。メモリは、CPUによる処理結果に関するデータやCPUに所定の処理を行わせるためのプログラムを記憶している。主制御基板50は、所定の処理を行い、該処理の結果に応じて制御情報としての制御信号(制御コマンド)を出力する。主制御基板50は、情報表示パネル25、センサSE1〜SE3、及び各種のアクチュエータと接続されている。主制御基板50は、情報表示パネル25や各種のアクチュエータを駆動させたり、センサSE1〜SE3から遊技球の検知信号を取り込むことができる。
パチンコ遊技機10は、機裏側に、副制御基板60を備えている。副制御基板60は、CPU(処理手段)と、メモリ(記憶手段)と、を備えている。メモリは、CPUによる処理結果に関するデータやCPUに所定の処理を行わせるためのプログラムを記憶している。副制御基板60は、主制御基板50が出力する制御信号に基づき所定の処理を行う。副制御基板60は、装飾ランプ16、スピーカ17、及び演出表示装置26と接続されている。例えば、副制御基板60は、装飾ランプ16による発光演出、スピーカ17による音声演出、及び演出表示装置26による表示演出を実行させるための処理を行う。副制御基板60は、装飾ランプ16、スピーカ17、及び演出表示装置26を駆動できる。
次に、主制御基板50が行う処理について説明する。
主制御基板50は、始動入賞口27,28に入賞した遊技球が図示しない第1,第2始動センサにより検知されたことを契機として乱数を取得するとともに、該乱数を用いて大当り抽選を行う。主制御基板50は、大当り抽選の結果に基づいて特別図柄表示部25aを制御し、特別図柄変動ゲームを実行させる。主制御基板50は、大当り抽選に当選した場合、特別図柄変動ゲームにおいて大当り図柄を導出させる一方で、大当り抽選に当選していない場合、特別図柄変動ゲームにおいてはずれ図柄を導出させる。なお、主制御基板50は、大当り抽選に当選した場合には、特別図柄変動ゲームにおいて導出させる大当り図柄を、乱数を用いた抽選により決定する。この実施形態において、特別図柄の大当り図柄には、特定図柄と、非特定図柄と、が含まれている。また、主制御基板50は、演出図柄変動ゲームの実行を指示する制御情報としてゲーム実行コマンドを生成し、副制御基板60に出力する。
主制御基板50は、大当り抽選に当選した場合、特別図柄変動ゲームにおいて大当り図柄を導出させたのち、大当り遊技を付与する制御を行う。この実施形態において、主制御基板50は、特定図柄を決定した場合、特定大当り遊技を付与する制御を行う一方で、非特定図柄を決定した場合、非特定大当り遊技を付与する制御を行う。
具体的に、主制御基板50は、何れの大当り遊技であっても、予め定めた特定のラウンド遊技(例えば、5回目のラウンド遊技)において、第2大入賞口32が開放されるように、第3可変部材33用の図示しないアクチュエータを制御する。ここで、主制御基板50は、特定大当り遊技における特定のラウンド遊技では、第1時間(例えば、25秒)を上限時間として第2大入賞口32を開放させる。主制御基板50は、非特定大当り遊技における特定のラウンド遊技では、第1時間よりも短い第2時間(例えば、0.1秒)を上限時間として第2大入賞口32を開放させる。第2時間は、実質的に遊技球が入球不能な時間に設定するとよい。なお、主制御基板50は、第2大入賞口32に入賞した遊技球が第1通路32aに流入可能となるように、振分部材32dを動作させる。主制御基板50は、大当り遊技中、第1通路32aに流入した遊技球が特定センサSE2にて検知されると、所定の演出(後述するV入賞演出)の実行を指示する制御情報としてV演出コマンドを生成し、副制御基板60に出力する。第1通路32aに流入した遊技球が特定センサSE2にて検知されることは、所謂V入賞である。
また、主制御基板50は、何れの大当り遊技であっても、特定のラウンド遊技とは異なる非特定のラウンド遊技(例えば、1回目〜4回目、及び6回目〜16回目のラウンド遊技)において、第1大入賞口30が開放されるように、第2可変部材31用の図示しないアクチュエータを制御する。ここで、主制御基板50は、何れの大当り遊技であっても、非特定のラウンド遊技において、第3時間(例えば、25秒)を上限時間として第1大入賞口30を開放させる。なお、第3時間は、第1時間と同じ時間であってもよく、異なる時間であってもよい。なお、主制御基板50は、オープニング演出の実行を指示する制御情報や、エンディング演出の実行を指示する制御情報を生成し、副制御基板60に出力してもよい。
そして、主制御基板50は、大当り遊技が終了すると、該大当り遊技中に遊技球が特定センサSE2によって検知されたか否かに応じて、大当り遊技の終了後の遊技状態を制御する。即ち、主制御基板50は、大当り遊技中に遊技球が特定センサSE2によって検知されている場合、大当り遊技の終了後に、高ベース状態と、遊技者に有利な有利遊技状態としての高確率状態とを付与する。その一方で、主制御基板50は、大当り遊技中に遊技球が特定センサSE2によって検知されていない場合、大当り遊技の終了後に、高ベース状態と、低確率状態と、を付与する。即ち、主制御基板50は、V入賞が発生していない場合には、有利遊技状態としての高確率状態を付与しない。
次に、副制御基板60が行う処理について説明する。
副制御基板60は、ゲーム実行コマンドを入力すると、演出表示装置26を制御して演出図柄変動ゲームを実行させる。副制御基板60は、主制御基板50から入力した制御情報に基づいて、大当り遊技中に演出表示装置26を制御し、オープニング演出、ラウンド演出、及びエンディング演出を実行させる。
また、図2に示すように、副制御基板60は、大当り遊技中、主制御基板50からV演出コマンドを入力すると、演出表示装置26を制御し、特定センサSE2によって遊技球が検知されたこと、即ち、今回の大当り遊技の終了後に有利遊技状態として高確率状態が付与されることを報知するV入賞演出を実行させる。例えば、V入賞演出は、英字の「V」を模した画像Gvを演出表示装置26に表示する態様により行われる。したがって、パチンコ遊技機10において、遊技者は、V入賞演出を視認することにより、V入賞の発生を確定的に認識し得る。
次に、上記のように構成したパチンコ遊技機10の作用について説明する。
図4に示すように、発射ハンドル15の操作によって右打ちされた遊技球は、上部通路21c内を第1レール22に沿って、流通方向D1へ向かって通過する。遊技球は、第1緩衝部材46に接触して球威が減殺されるとともに、第2緩衝部材47へ向かって流通方向D2に跳ね、さらに第2緩衝部材47に接触する。このとき、第2緩衝部材47は硬質で且つ滑り性が高いことから、第2緩衝部材47に接触した遊技球は、下方向である流通方向D3に沿って滑り落ちる。そして、遊技球は、案内通路21eへと流入するとともに、該案内通路21eによって右上部通路21fへと向かう案内方向D4に沿って案内される。
そして、図中において二点鎖線で示すように、非特定のラウンド遊技において、第2可変部材31が開放状態ST2に動作されると、第2可変部材31は、案内方向D4の延長線上に位置するとともに、該案内方向D4と直交する延在方向D5に沿って延在する。このため、球出口21gから右上部通路21fへと流入した遊技球は、その殆ど全てが第2可変部材31の球受面31aによって受け止められ、第1大入賞口30に入賞するように案内される。即ち、第1大入賞口30を開放する非特定のラウンド遊技では、遊技球のこぼれ球の発生が抑制される。
この実施形態において、遊技球が右打ちされ、第1大入賞口30がある右上部通路21fへと至るまでの通路には、遊技釘が存在せず、ほぼ一本道である。したがって、この実施形態において、非特定のラウンド遊技では、こぼれ球が殆ど発生することなく第1大入賞口30へと遊技球を入賞させ、速やかに非特定のラウンド遊技を消化できるようになっている。
また、この実施形態において、第2可変部材31が開放状態ST2に動作されている状態において、第2可変部材31の先端部と他の部材に相当する第2レール23との間には、遊技球が通過可能な通路として球抜け通路31cが設けられる。したがって、例えば、第2可変部材31が開放状態ST2に動作するタイミングと、遊技球が右上部通路21fに流入するタイミングとが略一致することによって、第2可変部材31の先端部と遊技球とが接触した場合であっても、遊技球が第2可変部材31の先端部と第2レール23との間で移動不能に挟まってしまうことが抑制される。仮に、第2可変部材31の先端部と第2レール23との間に遊技球が挟まってしまった場合には、連続的に遊技球が発射されることで、右上部通路21fに多数の遊技球が滞留してしまい、遊技性を損ねてしまう虞がある。この実施形態では、このような問題が発生することを好適に抑制できる。
また、第2可変部材31が開放状態ST2に動作されている場合、第2可変部材31の球受面31aは、第1大入賞口30に近接するほど下方へと下がるように傾斜している。したがって、第2可変部材31の球受面31aによって受け止められた遊技球は、第1大入賞口30に入賞するように速やかに案内される。
そして、図3に示すように、特定のラウンド遊技においては、第1大入賞口30に代わって第2大入賞口32が開放される。この実施形態では、第2大入賞口32に入球した遊技球が第1通路32aに流入し、特定センサSE2によって検知されることによって、遊技者に有利な有利遊技状態(高確率状態)の付与条件が成立する。即ち、V入賞の発生により、遊技者には特典が付与される。
ここで、この実施形態において、第2大入賞口32は、第1大入賞口30よりも下流側にある。さらに、第1大入賞口30がある右上部通路21fと、第2大入賞口32がある右下部通路21iとを繋ぐ右部通路21hは、左右方向に交互に屈曲したジグザグの通路である。したがって、この実施形態において、第1大入賞口30に入賞しなかった遊技球が、第2大入賞口32に到達する迄には、所定の時間Tを要する。したがって、非特定のラウンド遊技が終了して特定のラウンド遊技へと移行する際に、遊技球が第2大入賞口32に入賞するか否かに注目する時間的な余裕を遊技者に与えることができる。例えば、さらにこのような時間Tを利用して、主制御基板50が演出表示装置26を制御し、第2大入賞口32に注目することを促す演出を実行させるとよい。このような演出によれば、V入賞の発生、即ち有利遊技状態の獲得に期待する遊技者の興趣を向上させることが可能になる。
また、この実施形態において、第2大入賞口32の左右方向に沿った長さL32は、第2大入賞口32の直ぐ上流側部分における第2レール23と第2区画壁45との離間距離Laの1倍以下であって、例えば0.5倍以上であり、好ましくは0.7倍以上であり、より好ましくは0.8倍以上である。即ち、第2大入賞口32は、右下部通路21iに対して十分に幅広である。したがって、第2大入賞口32が開放されておれば、右下部通路21iを流下する遊技球の殆どを第2大入賞口32に入賞させることができる。したがって、この実施形態では、大当り遊技中、右打ちされた遊技球の殆どを何れかの大入賞口へと入賞させ、アウト口35へと至ることが抑制されている。
したがって、この実施形態のパチンコ遊技機10は、次の効果を奏する。
(1)この実施形態によれば、第2可変部材31は、第1大入賞口30を開いている開放状態ST2においては、案内通路21eによって案内された遊技球の案内方向D4(流通方向)上に位置し、且つ案内通路21eによって案内された遊技球の流通方向と交差する延在方向D5に沿って延在する。このため、案内通路21eによって案内された遊技球は、第2可変部材31によって効率よく第1大入賞口30へと取り込まれる。したがって、この実施形態では、遊技球の取りこぼしを低減し、遊技者の興趣を向上できる。
(2)案内通路21eは、遊技球が1球ずつしか通過できないため、案内通路21eによる案内後の遊技球の流通経路を狭い範囲とすることができる。このため、第2可変部材31による遊技球の取り込みをさらに効率よくできる。したがって、遊技球の取りこぼしを低減し、遊技者の興趣を向上できる。
(3)この実施形態によれば、遊技球が第2可変部材31と他の部材(この実施形態では第2レール23)との間に挟まってしまうことに起因して、第2可変部材31の周辺に遊技球が積み重なってしまう状態(所謂、ぶどう)が発生し、却って遊技球が入球し難くなることを抑制できる。
(4)この実施形態によれば、第1緩衝部材46と第2緩衝部材47とによって遊技球の運動状態を均一化した上で、案内通路21eによって遊技球を案内できるため、案内後の遊技球の流通経路を安定化できる。このため、第2可変部材31による遊技球の取り込みをさらに効率よくできる。したがって、遊技球の取りこぼしを低減し、遊技者の興趣を向上できる。
(5)この実施形態によれば、第1大入賞口30が遊技領域21内においても上流側にあることから、第1大入賞口30へ速やかに遊技球を入球させることができる。
(6)この実施形態によれば、第2大入賞口32が第1大入賞口30の下流側にあることから、第1大入賞口30で取りこぼした遊技球を第2大入賞口32に入賞させることが可能になる。特に、この実施形態の第2大入賞口32は、右下部通路21iに対して十分に幅広であることから、さらに遊技球の取りこぼしを抑制できる。
(7)この実施形態によれば、V入賞させることで有利遊技状態を獲得するチャンスとなる特定のラウンド遊技については、第1大入賞口30よりも下流側にある第2大入賞口32を開放させる。したがって、遊技球が第2大入賞口32に入賞するか否かに注目する時間的な余裕を生み出すことができる。したがって、有利遊技状態の付与に期待する遊技者の興趣を向上できる。
(8)この実施形態では、特定のラウンド遊技においてV入賞が発生すると、V入賞演出が行われる。したがって、遊技球が第2大入賞口32に入賞するか否かに注目する時間的な余裕をもたせたうえで、さらにV入賞演出を行うことで、該V入賞演出に注目させ易くできる。したがって、遊技者の興趣をさらに向上できる。
(9)この実施形態によれば、第2緩衝部材47は、飾り板47aを取り外せば交換可能に構成されている。したがって、第2緩衝部材47が摩耗した場合などのメンテナンスが容易になる。
(10)この実施形態によれば、開放状態ST2において球受面31aは、第1大入賞口30に向かって傾斜している。したがって、球受面31aで受け止めた遊技球を効率的に第1大入賞口30へと案内できる。
例えば、上述した実施形態は、次のような別の実施形態に変更してもよい。
・第2緩衝部材47は、センター枠40に対して交換不能に固定されていてもよい。
・屈曲通路21dには、3つ以上の緩衝部材が配置されていてもよい。
・第1緩衝部材46及び第2緩衝部材47のうち、少なくとも一方を省略してもよい。但し、遊技球の運動状態を均一化するためには、緩衝部材46,47のうち少なくとも一方を備えていることが好ましく、緩衝部材46,47の両方を備えていることがより好ましい。
・案内通路21eが延びる方向は、適宜変更できる。即ち、案内通路21eによる遊技球の案内方向D4は、適宜変更できる。そして、第2可変部材31は、開放状態ST2において、案内方向D4の延長線上に位置し、且つ案内方向D4と交差する延在方向D5に沿って延在すれば、どのような位置に配設されていてもよい。
・案内通路21e、第1大入賞口30、及び第2可変部材31の位置は、変更してもよい。例えば、案内通路21e、第1大入賞口30、及び第2可変部材31のうちの一部又は全部は、遊技領域21の中央よりも下方にあってもよい。
・案内通路21eを仮想平面S1で切断したと仮定したときの断面は、2球以上の遊技球が並ぶ大きさ及び形状であってもよい。但し、遊技球の流下経路を狭い範囲に纏めるためには、上述した実施形態のように構成することが好ましい。
・案内通路21eは、屈曲通路21dを備えない球通路に繋がる通路であってもよい。
・案内通路21eの長さは適宜変更できる。例えば、ごく薄い板状部材に設けられた孔を案内通路21eとする場合のように、案内通路21eの長さがごく短い場合であっても、この明細書に示す「通路」に含む意図である。即ち、遊技球の通路は、遊技球が通過可能であればよく、長さや形状などを問わない。
・第1大入賞口30は、案内通路21eによる遊技球の案内方向D4の延長線上に配置されていてもよい。
・第1大入賞口30や第2可変部材31は、センター枠40に設けられていなくてもよい。即ち、第1大入賞口30は、遊技領域21に開口しておればよい。
・第2可変部材31は、閉鎖状態ST1において、遊技球が入賞不能に第1大入賞口30を閉じなくてもよい。例えば、閉鎖状態ST1であっても、開放状態ST2であるときよりも、遊技球が第1大入賞口30に入賞し難いだけであり、第1大入賞口30に入賞が可能であってもよい。
・第2可変部材31の形状や動作態様を変更してもよい。例えば、第2可変部材31は、板状の部材であって、遊技盤20の表面20bから遊技領域21に突出しない埋没位置(閉鎖状態ST1に相当する)と、遊技盤20の表面20bから遊技領域21に突出する突出位置(開放状態ST2に相当する)と、に動作可能であってもよい。また、第2可変部材31は、第3可変部材33のように、扉状の部材であって、前後方向に傾動して第1大入賞口30を開閉可能に構成されていてもよい。
・第1大入賞口30は、第2大入賞口32のように第1通路32a、第2通路32b、分岐部32c、振分部材32d、及び特定センサSE2を備えていてもよい。即ち、第1大入賞口30は、所謂Vアタッカであってもよい。
・第1大入賞口30は、大当り遊技中に開放される入賞口としたが、普通当り遊技中に開放される入賞口に変更してもよい。即ち、上記実施形態における第1大入賞口30を第2始動入賞口(入球口)とし、第2可変部材31を第1可変部材(開閉部材)としてもよい。
・第1大入賞口30は、入賞により所定の賞(遊技価値)としての賞球の払出しが付与される入球口であったが、賞が付与されない入球口に変更してもよい。例えば、遊技球が入球したことを契機として、所定の演出が行われる入球口であってもよい。この場合、主制御基板50は、遊技球の入球が検知されると所定の制御情報を副制御基板60へと出力し、該制御情報に基づいて、副制御基板60は、所定の演出を実行させる。この所定の演出としては、演出表示装置26を用いた演出であってもよく、装飾ランプ16やスピーカ17を用いた演出であってもよい。
・特別図柄変動ゲームは、演出表示装置26にて表示してもよい。この場合、演出ゲームを表示しないようにしてもよい。
・パチンコ遊技機10は、特別図柄変動ゲームとして、第1特別図柄変動ゲームと第2特別図柄変動ゲームとを実行可能であってもよい。この場合、第1始動入賞口27への遊技球の入球を契機に第1特別図柄変動ゲームを行い、第2始動入賞口28への遊技球の入球を契機に、第2特別図柄変動ゲームを行うとよい。第1特別図柄変動ゲームと第2特別図柄変動ゲームとは、保留順に実行してもよく、交互に実行してもよい。
・主制御基板50の機能は、複数の基板に分割して実現してもよい。
・副制御基板60の機能は、複数の基板に分割して実現されていてもよい。例えば、パチンコ遊技機10は、演出表示装置26を専門に制御する表示基板、装飾ランプ16を専門に制御するランプ基板、及び装飾ランプ16を専門に制御する音声基板を備えていてもよく、これらの基板群を統括的に制御する統括基板をさらに備えていてもよい。
次に示す技術的思想は、上述した実施形態から把握できる。
(イ)遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域において遊技球が流通する部分であって、予め定めた方向に遊技球を案内する案内部と、前記案内部よりも遊技球の流通方向における下流側において、前記遊技領域に開口している入球口と、前記入球口を開閉する開閉部材と、を備え、前記開閉部材が前記入球口を閉じている状態において、前記案内部によって案内された遊技球が流通する経路を通常の流通経路と仮定したときに、前記開閉部材は、前記入球口を開いている状態においては、前記通常の流通経路を横切るように延在する一方で、前記入球口を閉じている状態においては、前記通常の流通経路を横切らないように延在する。
D1〜D3…流通方向、D4…案内方向(流通方向)、D5…延在方向(交差する方向)、S1…仮想平面、ST1…閉鎖状態、ST2…開放状態、10…パチンコ遊技機、20…遊技盤、21…遊技領域、21c…上部通路(球通路)、21d…屈曲通路(球通路)、21e…案内通路(案内部)、31c…球抜け通路、30…第1大入賞口(入球口)、31…第2可変部材(開閉部材)、46…第1緩衝部材、47…第2緩衝部材。

Claims (5)

  1. 遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技領域において遊技球が流通する部分であって、予め定めた方向に遊技球を案内する案内部と、
    前記案内部よりも遊技球の流通方向における下流側において、前記遊技領域に開口している入球口と、
    前記入球口を開閉する開閉部材と、を備え、
    前記開閉部材は、前記入球口を開いている状態においては、前記案内部によって案内された遊技球の流通方向上に位置し、且つ前記案内部によって案内された遊技球の流通方向と交差する方向に沿って延在する一方で、前記入球口を閉じている状態においては、前記案内部によって案内された遊技球の流通方向上に位置しないことを特徴とする遊技機。
  2. 前記案内部における遊技球の流通方向と直交する平面で切断したと仮定したときに、前記案内部において遊技球が流通する空間の断面は、2球以上の遊技球が並ばない大きさである請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記開閉部材が前記入球口を開いている状態において、前記開閉部材と他の部材との間には、遊技球が通過可能な通路が設けられる請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記案内部に繋がる球通路と、
    緩衝部材と、を備え、
    前記球通路は、屈曲した通路である屈曲通路を備え、
    前記緩衝部材には、前記屈曲通路に到達する遊技球の流通方向上に配設された第1緩衝部材と、
    前記第1緩衝部材に接触した遊技球の流通方向上に配設された第2緩衝部材と、が含まれている請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記案内部と、前記入球口と、前記開閉部材とは、前記遊技領域の中央よりも上側にある請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の遊技機。
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