JP2017221113A - 一本釣り機 - Google Patents
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Abstract
Description
このような問題に対して、従来は、径の大きな釣り糸を使用し、釣り糸の切断を防止していた。
因みに、従来は、例えば、100号(外径:1.6mm)、200号(外径:2.3mm)程度の釣り糸を使用していた。
まず、径の大きな釣り糸を使用すると、釣り餌の動きが不自然なものとなり、動体視力が良いとされるマグロに判別されてしまい、マグロが食いつき難く、釣果をあげることができないという問題があった。
マグロは、筋力が強くかつ迅速な泳ぎ手であり、鰓蓋に筋肉がないため、口を開けて泳ぐことで、口から鰓に流入する水に含まれている酸素を鰓の表面から体内に取り込む。つまり生涯泳ぎ続ける魚であるところ、釣り針に喰いつくと、逃げようとするため、強い力で釣り糸を引張ることになる。これにより体温が上昇するため身焼けを起こす。つまり、マグロの身焼けは魚体(筋肉)ストレスによる体温上昇に起因すると言われる。
ちなみに、特許文献2は本件特許出願人によるものである。
又、請求項2による一本釣り機は、請求項1記載の一本釣り機において、巻上力1、巻上力2、巻上力3、巻上速度及び巻下速度の上記各設定値が複数通り保存されることを特徴とするものである。
又、請求項3による一本釣り機は、請求項1又は請求項2記載の一本釣り機において、上記回転ドラムの回転数が上記巻上力3基準回転数に至ったときは上記巻取トルクを巻上力3とする定トルク動作に切り替えることを特徴とするものである。
又、請求項4による一本釣り機は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の一本釣り機において、上記巻上力2基準回転数は繰出方向への逆転の所定値であることを特徴とするものである。
又、請求項5による一本釣り機は、請求項4記載の一本釣り機において、上記通常動作からリバーストルク動作に切り替った直後のトルク(上記巻上力2のトルク)を上記巻上力1のトルクより小としたことを特徴とするものである。
又、請求項6による一本釣り機は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の一本釣り機において、上記巻上力2基準回転数は「0rpm」であることを特徴とするものである。
又、請求項7による一本釣り機は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の一本釣り機において、上記巻上力2基準回転数は巻取方向への正転の所定値であることを特徴とするものである。
又、請求項8による一本釣り機は、請求項7記載の一本釣り機において、上記リバーストルク制御に切り替わってから上記回転ドラムが繰出方向に逆転するまでの間は巻取トルクを上記巻上力2で固定とすることを特徴とするものである。
又、請求項2による一本釣り機によると、請求項1記載の一本釣り機において、巻上力1、巻上力2、巻上力3、巻上速度及び巻下速度の上記各設定値が複数通り保存されるので、予め設定保存された最適な数値データを状況に応じて容易に設定することができ、釣果の向上を図ることができる。
又、請求項3による一本釣り機によると、請求項1又は請求項2記載の一本釣り機において、上記回転ドラムの回転数が上記巻上力3基準回転数に至ったときは上記巻取トルクを巻上力3とする定トルク動作に切り替えるようにしたので、マグロ等の野放図な動きを規制して速やかな引き上げを可能にすることができる。
又、請求項4による一本釣り機によると、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の一本釣り機において、上記巻上力2基準回転数は繰出方向への逆転の所定値であるので、巻上力2基準回転数とそれに対する出力トルクを設定できることにより、切替りのトルク配分を微調整することができ、釣り糸の不用意な切断防止を図ることができる。
又、請求項5による一本釣り機によると、請求項4記載の一本釣り機において、上記通常動作からリバーストルク動作に切り替った直後のトルク(上記巻上力2のトルク)を上記巻上力1のトルクより小としたので、リバーストルク動作に切り替わるときのトルクを緩和することができ、釣り糸の不用意な切断防止を図ることができる。
又、請求項6による一本釣り機によると、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の一本釣り機において、上記巻上力2基準回転数は「0rpm」であるので、釣り糸の不用意な切断防止を図ることができる。
又、請求項7による一本釣り機によると、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の一本釣り機において、上記巻上力2基準回転数は巻取方向への正転の所定値であるので、糸ふけによる釣り糸の切断を確実に防止することができる。
又、請求項8による一本釣り機によると、請求項7記載の一本釣り機において、上記リバーストルク制御に切り替わってから上記回転ドラムが繰出方向に逆転するまでの間は巻取トルクを上記巻上力2で固定とするので、釣り糸の切断を確実に防止することができる。
尚、上記ターンテーブル3には操作ハンドル4が設置されており、この操作ハンドル4を把持して全体を回転させることができる構成になっている。
上記螺旋シャフト19は、あやふりの動作をし、同時に主軸35が回転することにより、回転ドラム37に釣り糸41が均等に巻回される。
尚、パウダークラッチ13はあくまで電子クラッチの一例でありそれに限定されるものではない。
又、上記表示手段55は、各種設定値、深度を表示する。又、その表示の切り替えは、巻上力1設定キー71、巻上力2設定キー73、巻上力3設定キー75、巻上速度設定キー77、巻下速度設定キー79、水深キー81によって行う。
尚、上記前面パネル52は裏カバー54に被覆され、図示しないパッキング等により、密閉構造に構成される。
尚、図7中符号56は表示用基板、58はCPU用基板、110はパワー用基板、113、115はロック付パッチン錠である。
さらに、オプションとして、既に述べた遠隔操作ユニット131が設置されている。この遠隔操作ユニット131には、巻上力1設定ダイヤル133、巻上力2設定ダイヤル135、下げ釦137、上げ釦139、止め釦141が設置されている。
図17の場合には、上記「巻上力2」は上記「巻上力1」より大きな値として設定されている。
まず、巻上力2設定キー73を押しながらメインスイッチ111を操作して電源を投入する。それによって、表示手段55に、既に説明した3種類の運転モードの何れかが表示される。その状態で、カウントキー91、93を操作することにより、所望の運転モードを選択する。最後に、ファンクションキー95を押すことにより確定する。
即ち、「−1rpm」の場合、釣り針に掛かったマグロに引張られ巻取方向に回転している回転ドラム37が繰出方向に1rpmまで減速されるとリバーストルク動作に切り替わり、「0rpm」の場合、同回転ドラム37が停止するとリバーストルク動作に切り替わり、「2rpm」の場合、同巻取方向に2rpmまで減速されるとリバーストルク動作に切り替わり、「10rpm」の場合、同巻取方向に10rpmまで減速されるとリバーストルク動作に切り替わる。
なお、工場出荷時は設定値「−1」となっている。
ここで、「−100rpm」はマグロに引張られ、回転ドラム37が繰出方向に100rpmで逆転していることを意味し、「−150rpm」は同繰出方向に150rpmで逆転していることを意味し、「−200rpm」は同繰出方向に200rpmで逆転していることを意味し、「−250rpm」は同繰出方向に250rpmで逆転していることを意味している。
かくして保存された特定の設定値は、海況等の状況に応じてプリセットキー83、85、87、89を操作することにより呼出し、リバーストルク動作を実行させる。4通りのプリセットの各設定値が保存されているので、海況等の状況に応じてワンタッチでプリセット1からプリセット4までのいずれかに切り替えることができる。よって漁具、餌、海況等刻々変化する船上作業において、迅速に対応することができる。なお、プリセットキー83、85、87、89は、巻下動作、巻上動作、止動作の実行も操作できる。
プリセットは巻取動作中、繰出動作中、止め動作中に切り替えることができる。切替のタイミングは、例えば(ア)漁獲過程の初期段階、即ち、マグロを発見後餌の投入時、(イ)漁獲過程の初期乃至中期段階、即ち、マグロが掛かり遊泳したとき、(ウ)漁獲過程の後期段階、即ち、掛かったマグロが弱ったときであり、漁獲過程の各段階において、予め設定された特定の設定値にワンタッチで切り替えることができる(図12)。
まず、図12及び図13を参照して、現場におけるマグロ一本釣りの作業手順、それら作業手順において自動制御される部分について説明する。
図12は現場におけるマグロ一本釣りの作業手順を示すフローチャートであり、まず、電源を投入する。但し、機械は止め状態とする。次いで、プリセット1乃至3に設定値を入力する。次いで、プリセット1に切り替える。次に、マグロを発見したか否かを判断する。現場作業員がマグロを発見した場合には釣り糸41を海に放り込む。そして、押し釦ユニット121の下げ釦123を押圧・操作して釣り糸41を繰り出す。その後、マグロが掛かった否かを判別する。現場作業員によりマグロが掛かったと判断した場合には、釣り糸41の張り具合を微調整する。次いで、押し釦ユニット121の上げ釦125を押圧・操作する。これによって機械は後述する巻上動作に入り自動制御される。次いで、現場作業員によりマグロが弱ってきたか否かを判断し、弱ってきたと判断した場合にはプリセット3に切り替える。そして、マグロを引き上げて一連の作業を終了する。
次に、ステップS4に移行して、回転ドラム37の回転数が予め設定された巻上力3基準回転数に至ったか否かが判別される。巻上力3基準回転数に至ったと判別された場合には巻上力3による巻取動作に移行する(ステップS5)。これに対して、未だ至っていないと判別された場合には、リバーストルク動作が継続される(ステップS6)。リバーストルク動作については後述する。
そして、ステップS7に移行して、巻取動作が終了したか否かが判別される。終了したと判別された場合には終了する。これに対して、未だ終了していないと判別された場合には、ステップS4に戻る。
まず、図14を参照し、「運転モード1」が選択されている場合であって、巻上力2基準回転数が「−1rpm」に設定されている場合、すなわち、回転ドラム37が繰出方向に「1rpm」で逆転し始めたとき、通常動作の領域Nからリバーストルク動作の領域Rに切り替える場合について説明する。
巻取トルクの増減の比率は、前述したように、予め設定された上記「巻上力2」のトルクbと、予め設定された最大トルク(「巻上力3」)cと、巻上力3に達する巻上力3基準回転数gとから決定される。即ち、動作領域切替り点fにおけるトルクb’から予め設定された最大トルクcである巻上力3基準回転数gのトルクに至るまでのトルク上昇線dにより決定される。トルク上昇線dは回転ドラム37の回転数xとパウダークラッチ13の出力値yの一次関数として直線状に示される。例えば回転ドラム37の実回転数が繰出方向にx=−50rpmになったとき、回転ドラム37の巻上力yはトルク上昇線d上のh値のトルクで動作する。
そして、回転ドラム37の回転数が巻上力3基準回転数gに至ったら、巻上力3のトルクcによる一定トルク動作に移行する。
「バックラッシュ」とは、回転ドラム37の回転と釣り糸(テグス)の繰り出しが対応せず、釣り糸がでないにもかかわらず、慣性力により、回転ドラム37が回転され、回転ドラム37内で釣り糸が絡む現象をいう。マグロが高速大トルクで遊泳し逃げる場合、回転ドラム37が強い外力で回されるため、バックラッシュとなることがあり、かかる場合、釣り糸が過度に繰り出される「糸ふけ」となり、釣り糸41が絡まる原因となる。釣り糸が絡まると、釣り糸の切断という最悪の事態となることもある。
図15において、当初は、「巻上力1」での巻取動作が行われている。その後釣り針に掛かったマグロの引張りにより負荷が増大してくにしたがって、回転ドラム37の巻取方向への正転の回転数は減少していき、やがて、「0rpm」、すなわち、停止した状態になる。その状態で、リバーストルク動作に切り替わる。
リバーストルク動作の内容は上記した通りである。
図16において、当初は、「巻上力1」aでの巻取動作が行われている。その後釣り針に掛かったマグロの引張りにより負荷が増大してくにしたがって、回転ドラム37の巻取方向への正転の回転数は減少していき、やがて、「10rpm」又は「2rpm」の状態になる。その状態で、リバーストルク動作に切り替わる。
リバーストルク動作の内容は上記した通りである。
尚、この場合には、図16に示すように、回転ドラム37が繰出方向に逆転し始めるまで、即ち、f点からe点まで、トルクbに設定された「巻上力2」での巻取動作が行われる。
図17も、横軸xに巻取ドラム37の実際の回転数をとり、縦軸yに巻取トルクをとり、巻取トルクの回転数変化を示す特性図である。
図17において、当初は、「巻上力1」aでの巻取動作が行われている。その後釣り針に掛かったマグロの引張りにより負荷が増大してくにしたがって、回転ドラム37の正転方向の回転数は減少していき停止し、動作領域切替り点f点に至って逆転し始めた場合に、トルクbに設定された「巻上力2」での巻取動作に移行する。運転モード2は大きな負荷(獲物)により回転ドラム37が繰出方向に逆転した時に切り替える運転モードである。
図18も、横軸xに巻取ドラム37の実際の回転数をとり、縦軸yに巻取トルクをとり、巻取トルクの回転数変化を示す特性図である。
運転モード3はドラムの正回転・逆回転にかかわらず、常に「巻上力1」aでの巻取りが行われる運転モードである。この場合には、巻上力2、巻上力3は使用されない。なお、本例では「巻上力1」aの設定値は0rpmとなっている。
まず、運転モード1を選択し、海況等の状況に応じた最適な数値データを用いることができるので、釣り針に掛かったマグロの動きに即応させることができる。これは、回転ドラム37が繰出方向に逆転しているときに、速度が速くなればなる程巻取トルクが自動的に増加し、速度が遅くなればなる程巻取トルクが自動的に減少していく、という制御を実行することにより実現される。その結果、釣り糸41の不用意な切断を防止することができる。
船上では海況により陸上のように作業が一定しない。まして捕獲対象がマグロの場合、高速かつ強い力で餌に喰い付き逃げ遊泳をするため、海況だけでなく、漁具、餌等、種々の状況に対応して釣果作業をしなければならない。大海原での釣果作業は漁師(ユーザ)同士の情報交換が必要であるところ、従来においては感覚的な情報交換であったので、良い釣果を得た漁師の情報を他のユーザに伝達するのが困難であった。しかしながら本発明によれば、この点を改善することができる。
また、釣り機本体の機械構成は図示したものに限定されない。例えば、動力の伝達は、スプロケット・チェーン、ギア群、その他の機構、何れでも良い。
又、前記一実施の形態においては、電磁クラッチとしてパウダークラッチを使用したが、それに限定されるものではない。
その他、各部の構成はあくまで一例である。
3 ターンテーブル
4 操作ハンドル
5 本体ケース
7 駆動モータ
9 減速機
13 パウダークラッチ
13a 駆動側回転子
13b 従動側回転子
15 スプロケット
17 チェーン
19 螺旋シャフト
20 軸受
21 螺旋ギア
23 主軸ギア
25 ギアプレート
27 ギアプレート
29 締結具
31 爪ホルダ
33 螺旋爪
35 主軸
37 回転ドラム
39 軸受パイプ
40 軸受パイプ
41 釣り糸
43 エンコーダブラケット
45 エンコーダ
47 エンコーダチェーン
51 制御部
52 前面パネル
53 入力手段
54 裏カバー
55 表示手段
56 表示用基板
57 CPU
58 CPU用基板
59 ROM
61 RAM
63 回転数検出手段
65 回転方向検出手段
67 トルク増減率算出手段
69 電磁クラッチ制御手段
71 巻上力1設定キー
73 巻上力2設定キー
75 巻上力3設定キー
77 巻上速度設定キー
79 巻下速度設定キー
81 水深キー
83 プリセットキー
85 プリセットキー
87 プリセットキー
89 プリセットキー
91 カウントキー
93 カウントキー
95 ファンクションキー
101 外機器接続端子部
103 外機器接続端子部
105 外機器接続端子部
107 外機器接続端子部
109 電源接続部
110 パワー用基板
111 メインスイッチ
113 ロック付パッチン錠
115 ロック付パッチン錠
121 押釦ユニット
123 下げ釦
125 上げ釦
127 止め釦
131 遠隔操作ユニット
133 巻上力1設定ダイヤル
135 巻上力2設定ダイヤル
137 下げ釦
139 上げ釦
141 止め釦
マグロは、筋力が強くかつ迅速な泳ぎ手であり、鰓蓋に筋肉がないため、口を開けて泳ぐことで、口から鰓に流入する水に含まれている酸素を鰓の表面から体内に取り込む。つまり、マグロは、生涯泳ぎ続ける魚であるところ、釣り針に喰いつくと、逃げようとするため、強い力で釣り糸を引張ることになり、これにより体温が上昇するため身焼けを起こす。つまり、マグロの身焼けは魚体(筋肉)ストレスによる体温上昇に起因すると言われる。
又、上記表示手段55は、各種設定値、深度を表示する。又、その表示の切り替えは、巻上力1設定キー71、巻上力2設定キー73、巻上力3設定キー75、巻上速度設定キー77、巻下速度設定キー79、水深キー81によって行う。
尚、上記前面パネル52は裏カバー54にて被覆され、図示しないパッキング等により、密閉構造に構成される。
さらに、オプションとして、既に述べた遠隔操作ユニット131が設置されている。この遠隔操作ユニット131には、巻上力1設定ダイヤル133、巻上力2設定ダイヤル135、下げ釦137、上げ釦139、止め釦141が設置されている。
まず、図12及び図13を参照して、現場におけるマグロ一本釣りの作業手順、それら作業手順において自動制御される部分について説明する。
図12は現場におけるマグロ一本釣りの作業手順を示すフローチャートであり、まず、電源を投入する。但し、機械は止め状態とする。次いで、プリセット1乃至3に設定値を入力する。次いで、プリセット1に切り替える。次に、マグロを発見したか否かを判断する。現場作業員がマグロを発見した場合には釣り糸41を海に放り込む。そして、押し釦ユニット121の下げ釦123を押圧・操作して釣り糸41を繰り出す。その後、マグロが掛かった否かを判別する。現場作業員によりマグロが掛かったと判断した場合には、釣り糸41の張り具合を微調整する。次いで、押し釦ユニット121の上げ釦125を押圧・操作し、プリセット2に切り替える。これによって機械は後述する巻上動作に入り自動制御される。次いで、現場作業員によりマグロが弱ってきたか否かを判断し、弱ってきたと判断した場合にはプリセット3に切り替える。そして、マグロを引き上げて一連の作業を終了する。
Claims (8)
- 釣り糸が巻回され巻取方向及び繰出方向に正転/逆転可能な回転ドラムと、
上記回転ドラムを駆動する駆動モータと、
上記回転ドラムと上記駆動モータとの間に介挿され負荷が伝達トルクに達するまでは上記駆動モータの回転を上記回転ドラムに伝達して回転ドラムを巻取方向に正転させ負荷が伝達トルクを越えると上記回転ドラムの繰出方向への逆転を許容する電磁クラッチと、
上記回転ドラムの回転方向及び回転数を検出するエンコーダと、
上記エンコーダからの信号に基づいて上記電磁クラッチを制御する制御部と、
を具備し、
上記制御部は、当初は巻取トルクを巻上力1による通常動作を行なわせ、負荷が増大して上記回転ドラムの回転が予め設定された巻上力2基準回転数になったとき、巻取トルクを上記巻上力1との関係で設定された巻上力2とするとともに、上記回転ドラムの回転数の増減に合わせて巻取トルクを増減させるリバーストルク動作に切り替える運転モード(運転モード1)を実行するものであり、上記リバーストルク動作の巻取トルクの増減の比率は、上記巻上力2と、予め設定された最大トルクである巻上力3と、上記巻上力3に達する巻上力3基準回転数と、から決定されるものであり、予め各設定された巻上力1、巻上力2、巻上力3、巻上速度及び巻下速度の設定値をワンタッチキーにより保存しまた呼び出して動作可能としたことを特徴とする一本釣り機。 - 請求項1記載の一本釣り機において、
巻上力1、巻上力2、巻上力3、巻上速度及び巻下速度の上記各設定値が複数通り保存されることを特徴とする一本釣り機。 - 請求項1又は請求項2記載の一本釣り機において、
上記回転ドラムの回転数が上記巻上力3基準回転数に至ったときは上記巻取トルクを巻上力3とする定トルク動作に切り替えることを特徴とする一本釣り機。 - 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の一本釣り機において、
上記巻上力2基準回転数は繰出方向への逆転の所定値であることを特徴とする一本釣り機。 - 請求項4記載の一本釣り機において、
上記通常動作からリバーストルク動作に切り替った直後のトルク(上記巻上力2のトルク)を上記巻上力1のトルクより小としたことを特徴とする一本釣り機。 - 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の一本釣り機において、
上記巻上力2基準回転数は「0rpm」であることを特徴とする一本釣り機。 - 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の一本釣り機において、
上記巻上力2基準回転数は巻取方向への正転の所定値であることを特徴とする一本釣り機。 - 請求項7記載の一本釣り機において、
上記リバーストルク制御に切り替わってから上記回転ドラムが繰出方向に逆転するまでの間は巻取トルクを上記巻上力2で固定とすることを特徴とする一本釣り機。
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