JP2017219541A - 体外診断薬 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、第1の実施形態に係る体外診断薬が用いられる検体測定装置10の構成例を示す模式図である。図1に示される検体測定装置10は、センサデバイス20、及び検査試薬30を用い、被検体から採取した試料に含まれる被検物質を測定する装置である。第1の実施形態では、センサデバイス20が体外診断薬に相当する。
上記第1の実施形態では、ブロッキング剤B2を含むコーティング剤Cを、光導波路22に形成される物質層の表面に被覆し、コーティング剤Cが被覆された光導波路22を乾燥させる例を説明した。しかしながら、これに限定されない。ブロッキング剤B2を脂質膜等により内包したブロッキング剤B3を生成し、このブロッキング剤B3を含むコーティング剤Cを、光導波路22に形成される物質層の表面に被覆する。そして、このコーティング剤Cが被覆された光導波路22を乾燥させるようにしてもよい。図7は、本変形例に係るブロッキング剤B3の構造の例を模式的に示す。図7に示される脂質膜は、カプセル状の構造を形成する、例えば、脂質二分子膜構造のリポソームである。皮質膜の内部には、例えば、液状のブロッキング剤B2が内包される。
まず、作成者は、液状のブロッキング剤B2に、例えば、レシチン等のリン脂質を溶かすことでブロッキング剤B3を生成する。また、作成者は、化学修飾した支持体(光導波路22)を準備する。
第2の実施形態では、図1に示される、センサデバイス20へ収容させる測定液を生成するための器具である検査試薬30が体外診断薬に相当する場合を説明する。
注入具32は、嵌着部321、つば322、及び吐出口324を有する。嵌着部321は、外径が容器33の内径と略同一となるように形成されている。嵌着部321は、注入具32を容器33に挿入する際に、容器33の内壁面333に嵌合する。
つば322は、外径が容器33の外径よりも大径に形成されている。注入具32を容器33に挿入する際、つば322の下面と、容器33の上面332とが当接する。注入具32は、嵌着部321とつば322とにより容器33に嵌着し、蓋として容器33を密閉する。
吐出口324は、液体を吐出させるための筒口である。吐出口324は、センサデバイス20の孔23aから、測定液を流入可能なように形成されている。なお、注入具32には、嵌着部321の内周壁に内接されるように、フィルタが装填されていてもよい。このとき、試薬保持部323は、フィルタと、吐出口324との間に設けられる。
まず、作成者は、乾燥重量が所定の重量のn倍の重量となる試薬成分31を溶解した液状の試薬を準備する。また、作成者は、所定量の液状のブロッキング剤B2を準備する。また、作成者は、例えば、ポリエチレンにより構成され、面積が注入具32の嵌着部321の内側断面積のn倍となるシート状の第1及び第2の部材を準備する。なお、試薬保持部323を嵌着部321に圧入する場合には、第1及び第2の部材の面積は、嵌着部321の内側断面積のn倍以上となる。また、作成者は、底面が平らな容器を準備する。
上記第2の実施形態では、試薬保持部323が、乾燥させたブロッキング剤B2を保持する例を説明した。しかしながら、これに限定されない。ブロッキング剤B2を脂質膜等により内包したブロッキング剤B3を生成し、試薬保持部323がこのブロッキング剤B3を保持させるようにしてもよい。ブロッキング剤B3の構造は、図7に示されるものと同様である。
図16に示される試薬保持部323は、第4のシート3234を有する。第4のシート3234は、孔の内部に被検物質と特異的に反応する試薬成分31を格納している。すなわち、第4のシート3234は、被検物質と特異的に反応する物質を格納する格納部である。第4のシート3234の開口方向の表面には、ブロッキング剤B3が被覆されている。
図18に示される試薬保持部323は、第6及び第7のシート3236,3237を有する。第6のシート3236は、孔の内部に試薬成分31を格納している。すなわち、第6のシート3236は、被検物質と特異的に反応する物質を格納する格納部である。第7のシート3237は、孔の内部にブロッキング剤B3を格納している。なお、第6及び第7のシート3236,3237は上下の順序が逆であっても構わない。
まず、作成者は、試薬成分31を溶解した液状の試薬を準備する。また、作成者は、液状のブロッキング剤B2に、リン脂質を溶かすことでブロッキング剤B3を生成する。また、作成者は、液状の試薬と、ブロッキング剤B3とを混和させた混和液を準備する。また、作成者は、シート状の部材を準備する。
続いて、図18に示される試薬保持部323の製造工程の一例を説明する。
まず、作成者は、試薬成分31を溶解した液状の試薬を準備する。また、作成者は、液状のブロッキング剤B2に、リン脂質を溶かすことでブロッキング剤B3を生成する。また、作成者は、シート状の第1及び第2の部材を準備する。
Claims (14)
- 被検体から採取した試料に含まれる被検物質が含まれる液体が収容される収容部と、
前記被検物質と特異的に反応する物質を格納する格納部と、
前記収容部と前記格納部とを隔てるように配置されるブロッキング剤と
を具備する体外診断薬。 - 支持体と、
水溶性のコーティング剤、及び前記ブロッキング剤を含む乾燥膜と
をさらに具備し、
前記格納部は、前記支持体の表面に結合される前記物質により形成される物質層であり、
前記乾燥膜は、前記物質層の表面を被覆する請求項1記載の体外診断薬。 - 前記ブロッキング剤は、前記乾燥膜に含まれる水溶性のコーティング剤中に分散されている請求項2記載の体外診断薬。
- 前記ブロッキング剤は、脂質膜により内包され、前記乾燥膜に含まれる水溶性のコーティング剤中に分散されている請求項2記載の体外診断薬。
- 前記ブロッキング剤は、脂質膜により内包され、前記乾燥膜本体の表面に付着されている請求項2記載の体外診断薬。
- 前記支持体は、光導波路である請求項2乃至5のいずれかに記載の体外診断薬。
- 前記ブロッキング剤は、測定項目に応じて選択される請求項2乃至6のいずれかに記載の体外診断薬。
- 前記収容部は、前記試料と所定の水溶液が混和された混和液を収容するための容器であり、
前記格納部は、前記物質を格納する第1のシートであり、
前記第1のシートが装填され、前記第1のシートに接触した前記混和液を吐出させるための吐出口を有する注入具をさらに具備する請求項1記載の体外診断薬。 - 前記ブロッキング剤は、前記第1のシートの表面を被覆する請求項8記載の体外診断薬。
- 前記ブロッキング剤は、脂質膜により内包される請求項9記載の体外診断薬。
- 前記ブロッキング剤を格納し、前記第1のシートが前記吐出口との間に配置されるように前記注入具に装填される第2のシートをさらに具備する請求項8記載の体外診断薬。
- 前記ブロッキング剤は、脂質膜により内包される請求項11記載の体外診断薬。
- 前記ブロッキング剤は、脂質膜により内包され、前記第1のシートに格納される請求項8記載の体外診断薬。
- 前記ブロッキング剤は、測定項目に応じて選択される請求項8乃至13のいずれかに記載の体外診断薬。
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