JP2017217001A - ブレーキングマグネットのゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリール - Google Patents

ブレーキングマグネットのゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリール Download PDF

Info

Publication number
JP2017217001A
JP2017217001A JP2017112515A JP2017112515A JP2017217001A JP 2017217001 A JP2017217001 A JP 2017217001A JP 2017112515 A JP2017112515 A JP 2017112515A JP 2017112515 A JP2017112515 A JP 2017112515A JP 2017217001 A JP2017217001 A JP 2017217001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braking
spool
magnet
dial
backlash
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017112515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6433542B2 (ja
Inventor
光昊 玄
Koko Gen
光昊 玄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Doyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Doyo Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Doyo Engineering Co Ltd filed Critical Doyo Engineering Co Ltd
Publication of JP2017217001A publication Critical patent/JP2017217001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6433542B2 publication Critical patent/JP6433542B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/0155Antibacklash devices
    • A01K89/01555Antibacklash devices using magnets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/0155Antibacklash devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/0192Frame details

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Abstract

【課題】ブレーキングマグネットのゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリールを提供する。【解決手段】本発明は、キャスティングの際に磁力を用いてスプールの回転制動力を提供するブレーキングマグネットを備えたベイトキャスティングリールにおいて、ブレーキングマグネットがスプールに接触して摩耗または破損することを防止し、部品の取替または変更することなくユーザーが制動力を任意に簡単に調整できるように、バックラッシュ防止部をスプールの軸方向に左右移動させるブレーキングダイヤルをマキシマムに回転させたときにスプールとバックラッシュ防止部とが互いに接触するように備えられ、ユーザーがブレーキングマグネットのマキシマム制動力の設定のためにスプールとバックラッシュ防止部を最小限に離隔させることによりゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリール【選択図】図7

Description

本発明は、キャスティングの際に、スプールのバックラッシュ現象が発生することを防止するように磁力を利用してスプールの回転制動力を提供するブレーキングマグネットを備えたベイトキャスティングリールにおいて、
スプールの回転軸やフリクションワッシャー(friction washer)の変形などによりブレーキングマグネットがスプールに接触して摩耗または破損することを防止し、
部品の取替や変更をすることなくユーザーがブレーキングマグネットの制動力を任意に簡単に調整して使用することができるように、
バックラッシュ防止部をスプールの軸方向に左右移動させるブレーキングダイヤルをマキシマム(最大)に回転させたときにスプールとバックラッシュ防止部とが互いに接触するように備えられ、ユーザーがブレーキングマグネットのマキシマム制動力(最高の制動力)の設定のためにスプールとバックラッシュ防止部とを最小限に離隔させることによりゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリールに関する。
一般に、釣り用ベイトキャスティングリールをキャスティングするとき、ルアーの飛行速度よりも釣り糸が繰り出されるスプールの回転速度が速くなり、ルアーの飛距離が短くなったり釣り糸が縺れたりすることをバックラッシュ(backlash)現象という。このようなバックラッシュを防止するために、ベイトキャスティングリールは、一般に、物理的な摩擦を利用する摩擦ブレーキや、磁性の引力作用を利用するマグネットブレーキを使用する。
摩擦ブレーキは、キャスティング初期に最大の回転力を有し、遠心力などによりブレーキシューがブレーキパッドに直接接触しながら摩擦が発生して次第に回転力が減り、スプールの回転速度を減速させて摩擦ブレーキの回転制動力が減少するようにするもので、マグネットブレーキよりも遠距離キャスティングには有利であるが、制動力の微調整が難しいうえ、ブレーキシューとブレーキパッドとの摩擦により摩耗が発生し易く、騒音が大きくなるなどの問題点がある。かかる問題点を解決するために、特許文献1などに開示されているマグネットブレーキは、摩擦ブレーキとは異なる非接触式ブレーキであって、リール本体に備えられた複数のブレーキングマグネットの磁性を用いて、回転するスプールに磁性の引力が作用してスプールの回転速度を減速させる。
このようなマグネットブレーキを備えたベイトキャスティングリールは、殆どのユーザーがブレーキングマグネットとスプールとの間隔を任意に調整して制動力を調整することができるようにする。つまり、ブレーキングマグネットをスプールに最大限に近接させる場合、スプールに作用する磁力が強くなって制動力がマキシマム(maximum:最高)に調整され、ブレーキングマグネットをスプールから最大限に離隔させる場合、スプールに作用する磁力が弱くなって制動力がミニマム(minimum:最小)に調整されるようにする。このようにブレーキングマグネットとスプールとの間隔の調整のためにリール本体に備えられるものをブレーキングダイヤルという。
この場合、ブレーキングマグネットの制動力を最大限に設定するためには、ブレーキングマグネットとスプールとが接触しない限度でブレーキングマグネットとスプールとが最大限に近接するように移動させなければならないが、ベイトキャスティングリールを構成する部品の変形などが発生する場合、ブレーキングマグネットとスプールとの接触が発生して部品の摩耗ないし破損が発生し易い。
そこで、このような故障などの発生防止のために、現在発売されている全種類のベイトキャスティングリールは、ブレーキングマグネットとスプールとの間隔が、本来ブレーキングマグネットの制動力がマキシマム(最高)に作用することが可能な距離よりも広く離隔している形で生産されている。
言い換えれば、スプールに釣り糸を巻き取ったとき、釣り糸の張力によってスプールまたはスプールのシャフトが変形するか、または、バックラッシュ現象の発生防止のための補助手段であるスプールロック装置を用いてスプールの回転に負荷を与えてキャスティングを行うとき、スプールシャフトが支持されるフリクションワッシャー(friction washer)などが変形する場合、
ブレーキングマグネットとスプールとの距離が狭くなって接触するので、
従来のベイトキャスティングリールは、このような部品の変形程度を勘案して、ブレーキングマグネットとスプールとの間隔を相対的に広く離隔させた形で発売されている。
したがって、前述したマグネットブレーキの利点にも拘らず、ブレーキングマグネットをスプールに最大限に近接させても制動力を最大にして使用することができない。このようなマキシマム制動力の低下により、使用されるブレーキングマグネットの数が多くなったり、スプールの適切な制動のために他の補助的な部品が追加されたりするなど、ベイトキャスティングリールの構造が複雑になるなどの問題点がある。
また、従来のベイトキャスティングリールは、ブレーキングマグネットとスプールとの間隔が所定の間隔離隔した状態で発売されるので、ブレーキングマグネットのマキシマム制動力をユーザーが任意に調整することができないだけでなく、ベイトキャスティングリールの状態変化に応じて最適化された制動力をユーザーが直接チューニングして使用することができないという問題点がある。
大韓民国特許登録第10−0949369号明細書
そこで、本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたもので、その目的は、
ブレーキングマグネットを備えたベイトキャスティングリールを使用するとき、ブレーキングマグネットの最高制動力を部品の変形ないし摩耗状態などに応じてユーザーが任意に調整して使用することができるように、
リール本体に軸設されて回転し、外周面に釣り糸が巻き取られるスプールと;
リール本体のスプールカバーの内側に備えられるブレーキングマグネットを含み、前記ブレーキングマグネットの磁力が前記スプールに作用して、前記スプールの回転速度を減速させる制動力を提供するバックラッシュ防止部と;
リール本体のスプールカバーの外側に両方向に回転可能に備えられ、両方向に回転の際に、前記バックラッシュ防止部を前記スプールの軸方向に左右移動させ、前記ブレーキングマグネットと前記スプールとの距離を調節することにより、前記ブレーキングマグネットの制動力を調節するブレーキングダイヤルと;を含んでなり、
前記ブレーキングダイヤルを最大に回転させた際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが互いに接触するように備えられ、ユーザーが前記ブレーキングマグネットによる制動力を最高に設定するために、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが最小限に離隔するようにゼロ点調整が可能であることを特徴とする、ベイトキャスティングリール、を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、別途の部品を追加設置したり取り替えたりすることなく、使用中のリールの状態変化に応じてユーザーが直接マキシマム制動力を設定し、使用に最適化されたブレーキングマグネットの制動力を適切に維持、変更することができ、制動力設定作業が容易かつ速く、使用時に発生する制動力の差をユーザーが直接ゼロ点調整によって変更可能なベイトキャスティングリールを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るベイトキャスティングリールは、
リール本体に軸設されて回転し、外周面に釣り糸が巻き取られるスプールと;
リール本体のスプールカバーの内側に備えられるブレーキングマグネットを含み、前記ブレーキングマグネットの磁力が前記スプールに作用して、前記スプールの回転速度を減速させる制動力を提供するバックラッシュ防止部と;
リール本体のスプールカバーの外側に両方向に回転可能に備えられ、両方向に回転の際に、前記バックラッシュ防止部を前記スプールの軸方向に左右移動させて、前記ブレーキングマグネットと前記スプールとの距離を調節することにより、前記ブレーキングマグネットの制動力を調節するブレーキングダイヤルと;を含んでなり、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際(最も回転させた際)に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが互いに接触するように備えられ、ユーザーが前記ブレーキングマグネットのマキシマム制動力(最高の制動力)の設定のために、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが最小限に離隔するようにゼロ点調整が可能であることを特徴とする。
また、本発明に係るベイトキャスティングリールにおいて、前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部との接触は、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部が前記スプールの方向に移動し、前記ブレーキングマグネットが前記スプールの外側壁面に接触することにより行われることを特徴とする。
また、本発明に係るベイトキャスティングリールにおいて、
前記スプールは、外側壁面に備えられるブレーキングパッドを含み、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部との接触は、
前記ブレーキングパッドが前記スプールの軸方向に沿って前記バックラッシュ防止部の方向に移動できるように備えられ、前記ブレーキングパッドが前記ブレーキングマグネットに接触することにより行われるか、または、
前記ブレーキングパッドが前記スプールの外側壁面に取替可能に備えられ、取替使用されたブレーキングパッドが前記ブレーキングマグネットに接触することにより実現されることを特徴とする。
また、本発明に係るベイトキャスティングリールにおいて、
前記バックラッシュ防止部は、
前記ブレーキングマグネットを移動体に固定させるマグネットホルダーをさらに含み、
前記マグネットホルダーは、前記スプール方向に前記ブレーキングマグネットの内側面よりも突出するように設けられ、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部との接触は、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部が前記スプール方向に移動して、前記マグネットホルダーが前記スプールの外側壁面に接触することにより行われることを特徴とする。
本発明に係るベイトキャスティングリールは、ブレーキングダイヤルをマキシマムに回転させたとき、スプールとバックラッシュ防止部とが互いに接触するように備えられ、ユーザーがブレーキングマグネットのマキシマム制動力の設定のために、スプールとバックラッシュ防止部とが最小限に離隔するようにゼロ点調整が可能であって、ブレーキングマグネットを用いた制動力を最大限に維持して使用することができ、特に使用中にリール部品の摩耗ないし変形などにより制動力の差が発生するときに、これをユーザーが容易にゼロ点調整して使用することができるため、ベイトキャスティングリールを最適な状態に維持、管理することができ、リールの状態またはユーザーに合う最適な制動力をユーザーが直接調整して使用することができるという効果がある。
本発明の第1実施例を示す側面図である。 本発明の第1実施例を示す断面図である。 本発明の第1実施例を示す側面図である。 本発明の第1実施例を示す断面図である。 本発明の第1実施例を示す側面図である。 本発明の第1実施例を示す断面図である。 本発明の第1実施例における要部のみを抜粋して示す拡大断面図である。 本発明の第2実施例を示す側面図である。 本発明の第2実施例を示す断面図である。 本発明の第2実施例を示す側面図である。 本発明の第2実施例を示す断面図である。 本発明の第2実施例を示す側面図である。 本発明の第2実施例を示す断面図である。 本発明の第2実施例における要部のみを抜粋して示す拡大断面図である。 本発明の第3実施例を示す側面図である。 本発明の第3実施例を示す断面図である。 本発明の第3実施例を示す側面図である。 本発明の第3実施例を示す断面図である。 本発明の第3実施例を示す側面図である。 本発明の第3実施例を示す断面図である。 本発明の第3実施例における要部のみを抜粋して示す拡大断面図である。 本発明の位置調節手段を概略的に示す部分断面図及び要部拡大断面図である。 本発明の位置調節手段を概略的に示す部分断面図である。
本発明は多様な変更を加えることができ、様々な形態を持つことができる。本発明の具現例(態様、aspect)(または実施例)をここに詳細に説明するが、これは本発明を特定の開示形態に限定しようとするものではなく、本発明は、その思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物または代替物を含むものと理解されなければならない。
各図面において、同一の参照符号、特に十の桁及び一の桁、または十の桁、一の桁及びアルファベットが同じ参照符号は、同一または類似の機能を持つ部材を示し、特に言及がない場合、図面の各参照符号が指す部材はこのような基準に準ずる部材と把握すればよい。
また、各図面において、構成要素は、理解の便宜などのために、大きさや厚さを誇張して大きく(または厚く)または小さく(または薄く)表現しているか単純化して表現しているが、これによって本発明の保護範囲が制限されるものと解釈されてはならない。
本明細書で使用する用語は、特定の具現例(または実施例)を説明するために使用されたもので、本発明を限定しようとするものではない。単数の表現は文脈上特に明記しない限り、複数の表現を含む。
本出願において、「含む」または「からなる」などの用語は、明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組み合わせなどの存在もしくは付加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
特に他に定義しない限り、技術用語や科学用語を含み、ここで使われるすべての用語は本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を持っている。一般的に使われる辞典に定義されている用語は、関連技術の文脈上で持つ意味と一致する意味を持つものと解釈されなければならず、本明細書で明らかに定義しない限り、理想的な意味または過度に形式的な意味に解釈されない。
本明細書において記載した「第1」、「第2」などは、互いに異なる構成要素を区分するためのものに過ぎず、製造された順序に拘らないものであり、発明の詳細な説明と請求の範囲においてその名称が一致しないこともある。
以下、本発明に係るベイトキャスティングリールを、添付図面を参照して説明する。
本発明は、キャスティングの際に釣り糸のバックラッシュ現象が発生することを防止するブレーキングマグネットのゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリールに関するもので、本発明の実施例別の側面図及び断面図を示す図1〜21の如く、
大きくは、釣り竿に結合されるリール本体10と、外周面に釣り糸が巻き取られるスプール20と、前記スプール20の回転速度を減速させる制動力を提供するブレーキングマグネット31を有するバックラッシュ防止部30と、前記ブレーキングマグネット31の制動力を調節するブレーキングダイヤル40とを含んでなる。
前記リール本体10では、本体フレーム11の両側のそれぞれにサイドカバー12、13が結合されるが、第1サイドカバー12は、本体フレーム11の一側開口部に脱着可能に結合され、スプール20の分離または取替可能に備えられる。
前記第1サイドカバー12には、ブレーキングマグネット31を有するバックラッシュ防止部30と、前記バックラッシュ防止部30をスプール20の軸方向に左右移動させるブレーキングダイヤル40とが備えられる。
他側のサイドカバー13には、スプール20を回転させるハンドル14が備えられる。
特に、前記第1サイドカバー12の内側面には、中央に軸設部15aが備えられたスプールカバー15が固定結合されており、第1サイドカバー12とスプールカバー15が一緒に本体フレーム11に着脱可能に設けられ、
第1サイドカバー12とスプールカバー15との間にバックラッシュ防止部30の移動体32が配置され、ブレーキングダイヤル40の両方向の回転に応じて前記移動体32がスプール20の軸方向に左右移動するように結合される。
前記スプールカバー15の軸設部15aには、シャフト21の回転摩擦を減少させるベアリング部材15Aが備えられ、特に軸設部15aには、シャフト21の末端が接触して支持されるフリクションワッシャー(friction washer)15Bが備えられることにより、シャフト21の回転が容易に行われる。
図面符号15bは、スプールカバー15において左右貫通して形成された貫通ホールであって、ブレーキングマグネット31が取り付けられる支持部32bが貫通孔15bに挿入され、ブレーキングマグネット31がスプール20の外側壁面20aの方向に晒されるように備えられる。
また、図面に示されていないが、リール本体10の前端には、釣り糸繰り出し部(俗称レベルワインダー)が備えられ、リール本体10の後端には、手動制動部(俗称サムバーまたはクラッチバー)が備えられ、この他に、従来のベイトキャスティングリールに備えられる他の構成を含む。
前記スプール20は、前記リール本体10に軸設されて回転し、外周面に釣り糸が巻き取られるもので、ハンドル14に連動して回転するシャフト21の両端が、リール本体10の各カバーに設けられた両側の軸設部に挿入されて結合される。
このようなスプール20は、キャスティングの際に釣り糸が繰り出されながら自由回転し、キャスティング完了後にはハンドル14によって回転して釣り糸を巻き取ったり繰り出したりしてルアーを操作することができるようにする。
前記バックラッシュ防止部30は、前記リール本体10の内側(より厳密には、前記第1サイドカバー12の内側)に備えられるブレーキングマグネット31を含んでなり、前記ブレーキングマグネット31の磁力が前記スプール20に作用して、前記スプール20の回転速度を減速させる制動力を提供する。
このようなバックラッシュ防止部30は、外側面の中央に形成された位置調節用連動部32aと、内側面から突出連結される支持部32bとを備えた移動体32と、前記支持部32bの内側端部に取り付けられるブレーキングマグネット31と、を含む。
このような移動体32は、前記連動部32aにブレーキングダイヤル40の調節部42が連動して結合され、支持部32bが前記貫通ホール15bを貫通するように、第1サイドカバー12とスプールカバー15との間に組み立てられ、
支持部32bに備えられたブレーキングマグネット31の磁力がスプール20の外側面に作用して回転速度を減速させるために使用される。
図面では、移動体32の前、後端にそれぞれ異なる長さをもって形成された支持部32bが備えられ、各支持部32bにブレーキングマグネット31が取り付けられている形態が示されているが、支持部32b及びブレーキングマグネット31の数または配置形態は異なり得る。
このようなバックラッシュ防止部30は、ブレーキングマグネット31がスプール20の外側面に最大限に近接した状態で制動力が最高(マキシマム;maximum)に維持され、ブレーキングマグネット31のスプール20の外側面から最大限に離れた状態で制動力が最低(ミニマム;minimum)に維持される。
前記ブレーキングダイヤル40は、前記バックラッシュ防止部30を前記スプール20の軸方向に左右移動させて、前記ブレーキングマグネット31と前記スプール20との距離を調節することにより、前記ブレーキングマグネット31の制動力を調節するもので、第1サイドカバー12の開口部に挿入され、前記リール本体10の外側に両方向に回転可能に結合される。
このようなブレーキングダイヤル40は、内側面の中央に形成された軸部40aが、前記スプールカバー15の外側面に形成された軸突起15cに挿入されて軸結合され、
軸部40aの周囲に沿って、前記連動部32aに連動結合される調節部42が備えられ、
ブレーキングダイヤル40を両方向に回転させたとき、バックラッシュ防止部30の移動体32がスプール20の軸方向に左右直線移動して、ブレーキングマグネット31とスプール20との離隔幅が調整されるようにする。
この際、ブレーキングダイヤル40の回転をバックラッシュ防止部30の左右直線運動に転換させるための、前記連動部32aと調節部42との連動構造は多様化できる。例えば、連動部32aの内周面と調節部42の外周面に、互いに螺合されるねじ山を形成することで、ブレーキングダイヤル40の回転に応じて移動体32が左右移動する方式などがある。
本発明は、このような構成のベイトキャスティングリールを使用するとき、シャフト21の軸変形やフリクションワッシャー15Bの摩耗などが発生するにつれて、ブレーキングマグネット31とスプール20との間隔、特にマキシマム制動力を提供する、ブレーキングマグネット31とスプール20との最小限の離隔幅が狭くなり、ブレーキングマグネット31がスプール20と接触して摩耗ないし破損することを防止できるように、
前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転の際に、前記スプール20と前記バックラッシュ防止部30とが互いに接触するように備えられ、ユーザーが前記ブレーキングマグネット31のマキシマム制動力の設定のために、前記スプール20と前記バックラッシュ防止部30とが最小限に離隔するようにゼロ点調整が可能であることを特徴とする。
すなわち、本発明は、従来のベイトキャスティングリールのように、部品の摩耗ないし変形などを勘案して、ブレーキングマグネット31とスプール20との間隔を、無条件で所定の幅以上に離隔する形で製作されるのではなく、
ブレーキングマグネット31とスプール20とが互いに接触した状態で製作され、製品を購入したユーザーが、直接ブレーキングマグネット31のマキシマム制動力(最高の制動力)が発揮されるように、ブレーキングマグネット31のマキシマム位置(最高の制動力が発揮される位置)をゼロ点調整して使用し、
部品の摩耗ないし変形などによりブレーキングマグネット31のマキシマム制動力が適切に作動しない場合、ブレーキングマグネット31とスプール20を再び接触させた状態で、離隔幅を再びセットして使用することにより、
別途部品の追加や取替なしにリールの状態変化に応じて制動力を調整してバックラッシュ防止部30の機能を最適な状態に管理、維持できるようにする。
これにより、リールの状態変化が発生しても、ユーザーは、これに応じてブレーキングマグネット31のマキシマム制動力位置を変更して使用することができるため、従来のようにリールのメーカー別に統一されたマキシマム制動力が適用される方法から脱皮して、ユーザーの個性に合わせてリールをオーダーメイドで使用することができる。
以下、前述した構造を用いた本発明の具体的な実施例を説明する。
まず、図1、図2、図3、図4、図5、図6及び図7は、本発明の第1実施例を示すものである。
第1実施例において、前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転の際に、前記スプール20と前記バックラッシュ防止部30との接触は、
前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部30が前記スプール20の方向に移動して、前記ブレーキングマグネット31が前記スプール20の外側面に接触することにより行われる。
したがって、ユーザーは、製品を最初に購入したとき、ブレーキングダイヤル40をマキシマム位置に回転させてブレーキングマグネット31とスプール20とが接触した状態で、ブレーキングダイヤル40を用いてブレーキングマグネット31をスプール20と非接触するように少しずつ微移動させた後、キャスティング練習によって、自分に合う最適なマキシマム制動力位置(マキシマム制動力を発揮する位置)をゼロ点調整して使用する。
使用中にマキシマム制動力が正常に作動しない場合、ブレーキングマグネット31をスプール20に接触するように移動させた状態で、前記ゼロ点調整作業を再び実施し、マキシマム制動力位置を再調整して使用することができる。
次に、図8、図9、図10、図11、図12、図13及び図14は本発明の第2実施例を示すものである。
本発明の第2実施例において、前記スプール20は、外側壁面20aに備えられるブレーキングパッド22を含み、
前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転の際に、前記スプール20と前記バックラッシュ防止部30との接触は、
前記ブレーキングパッド22が前記スプール20の軸方向に沿って前記バックラッシュ防止部30の方向に移動可能に備えられ、前記ブレーキングパッド22が前記ブレーキングマグネット31に接触することにより行われるか、または、
前記ブレーキングパッド22が前記スプール20の外側面に取替可能に備えられ、取替使用されたブレーキングパッド22が前記ブレーキングマグネット31に接触することにより行われる。
すなわち、第2実施例は、第1実施例のようにゼロ点調整の際にバックラッシュ防止部30をスプール20に接触するように移動させてセットするのではなく、
スプール20の外側壁面20aに別途備えられたブレーキングパッド22の位置調節またはブレーキングパッド22の取替によってゼロ点調整が行われる。
したがって、ユーザーは、製品を最初に購入したときにブレーキングダイヤル40をマキシマム位置に回転させた状態で、ブレーキングパッド22をブレーキングマグネット31の方向に移動させて接触するようにし、または、適切な厚さのブレーキングパッド22をスプール20に装着して接触するようにした後、
ブレーキングダイヤル40を用いてブレーキングマグネット31をブレーキングパッド22と非接触するように少しずつ微移動させた後、キャスティングの練習によって、自分に合う最適なマキシマム制動力位置をゼロ点調整して使用する。
使用中にマキシマム制動力が正常に作動しない場合、ブレーキングパッド22をブレーキングマグネット31に接触するように移動させるか、または、厚さが異なる未使用のブレーキングパッド22を取替装着した状態で、前記ゼロ点調整作業を再び実施し、マキシマム制動力位置を再調整して使用することができる。
次に、図15、図16、図17、図18、図19、図20及び図21は、本発明の第3実施例を示すものである。
第3実施例において、前記バックラッシュ防止部30は、前記ブレーキングマグネット31を移動体32に固定させるマグネットホルダー33をさらに含む。
前記マグネットホルダー33は、前記スプール20の方向に前記ブレーキングマグネット31の内側面よりも突出するように設けられ、
前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転の際に、前記スプール20と前記バックラッシュ防止部30との接触は、
前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部30が前記スプール20の方向に移動して、前記マグネットホルダー33が前記スプール20の外側壁面20aに接触することにより行われる。
すなわち、本発明の第3実施例は、第1実施例とは、バックラッシュ防止部30の移動によってスプール20に接触するという点で同じであるが、但し、接触する主体がブレーキングマグネット31とスプール20ではなく、ブレーキングマグネット31が収容されるホルダー33とスプール20であるという点で相違する。
第3実施例は、ホルダー33によってブレーキングマグネット31とスプール20との離隔幅が、マキシマム制動力が発揮されるゼロ点になり、前記ホルダー33がスプール20の外側壁面20aに点接触するので、使用中にブレーキングマグネット31がスプール20に直接接触することを防止し、摩擦による回転抵抗及び騒音の発生を最小限に抑えることができる。
図16の拡大断面図の如く、前記ホルダー33を、高さの異なる複数の取替型に製作すると、ユーザーが必要なホルダー33を選択して、マキシマム制動力が設定される位置を任意に選択することができる。
したがって、ユーザーは、製品を最初に購入したとき、ブレーキングダイヤル40をマキシマム位置に回転させ、マグネットホルダー33とスプール20とが接触した状態で、マキシマム制動力位置を設定してそのまま使用するか、または、ブレーキングダイヤル40を用いてマグネットホルダー33をスプール20と非接触するように少しずつ微移動させた後、キャスティング練習によって、自分に合う最適なマキシマム制動力位置をゼロ点調整して使用する。
使用中にマキシマム制動力が合わないか、またはホルダー33の摩耗によりブレーキングマグネット31とスプール20との摩擦が発生する場合、ホルダー33を取り替えた後、前記ゼロ点調整作業を再び実施することによりマキシマム制動力位置を再調整して使用することができる。
さらに、本発明は、前記ブレーキングダイヤル40の周りに沿って両方向に回転するように結合され、前記ブレーキングダイヤル40を用いたゼロ点調整位置を表示することができるゼロ点表示ダイヤル50をさらに含む。
前記ゼロ点表示ダイヤル50は、外側面にゼロ点表示がマーキングされているもので、ゼロ点調整作業の後、ブレーキングダイヤル40が指すマキシマム制動力位置にマーキング部51を回転移動させて表示することができ、ゼロ点表示ダイヤル50を用いてキャスティング中に自分に合う最適な制動力位置を表示して使用することができる。
前記ゼロ点表示ダイヤル50は、回転時にクリック音が発生するように備えられる。
このようなゼロ点表示ダイヤル50は、前記第1ないし第3実施例のいずれにも適用可能であり、特にブレーキングダイヤル40によってバックラッシュ防止部30が直接位置調整される第1及び第3実施例に適用されるときにその効用性が大きい。
一方、前述したようにブレーキングダイヤル40と移動体32との螺合によってブレーキングマグネット31の位置調整が可能であるが、この場合、ねじ山が破損すると、バックラッシュ防止部30の位置調整が不可能になるおそれがある。
そこで、本発明は、図22及び図23に示すように、ブレーキングダイヤル40によるバックラッシュ防止部30(より厳密には、移動体32)の位置調整がより正確かつ安全に行われるようにする位置調節手段60を含む。
本発明の位置調節手段60は、
前記ブレーキングダイヤル40の調節部42の内側端部の高さが一方向に傾斜するように形成された第1円形斜面部61と、
前記第1円形斜面部61に対応して互いに接するように、前記移動体32の連動部32aの外側端部の高さが他の方向に傾斜するように形成された第2円形斜面部63と、
前記第1円形斜面部61に沿って凹設されたガイド溝62と、
前記第2円形斜面部63に突設され、前記ガイド溝62に摺動係合されるガイド突起64と、
前記ガイド溝62の底面に沿って高さの段差を有するように形成された鋸歯部62Aと、
前記ガイド突起64から外側へ弾性支持されるように備えられ、前記鋸歯部62Aの凹部62aに係止される係止部64aと、
前記凹部62aに内蔵されており、前記ブレーキングダイヤル40の加圧と連動して前記凹部62aから引き出されるように備えられ、前記凹部62aに係止された係止部64aを前記鋸歯部62Aの凸部62bへ離脱するように加圧する加圧部62Bとを含む。
まず、前記第1円形斜面部61と前記第2円形斜面部63は、ブレーキングダイヤル40の回転方向に沿って円形に互いに接するように備えられているが、互いに反対方向に傾斜するように形成されている。
図22はブレーキングダイヤル40のミニマム制動力回転状態を部分的に示す断面図であり、この状態では、各円形斜面部61と63の高さ差が相殺されて移動体32がリール本体10の外側へ移動し、ブレーキングマグネット31はスプール20(またはブレーキングパッド22)に接触していない状態になる。
すなわち、第1円形斜面部61における相対的に高さの高い面部位は、第2円形斜面部63における相対的に高さの低い面部位に接し、第1円形斜面部61における相対的に高さの低い面部位は、第2円形斜面部63における相対的に高さの高い面部位に接するようになり、移動体32に備えられたブレーキングマグネット31がスプール20(またはブレーキングパッド22)から離れる方向に移動する。
図23はブレーキングダイヤル40のマキシマム制動力回転状態を部分的に示す断面図である。図22に示された矢印の如くブレーキングダイヤル40をマキシマム方向(制動力が最高になる方向)に回転させると、図23の如く第1円形斜面部61が第2円形斜面部63を加圧して移動体32がスプール20の方向に移動する。
つまり、ブレーキングダイヤル40によって第1円形斜面部61が同伴回転するのに対し、移動体32の第2円形斜面部63は回転しないように備えられる。よって、第1円形斜面部61が回転するにつれて、第1円形斜面部61における相対的に高さの高い面部位が第2円形斜面部63に乗って移動しながら、第2円形斜面部63における相対的に高さの高い面部位と接するようになり、これにより移動体32が加圧されてブレーキングマグネット31がスプール20(またはブレーキングパッド22)に近接する方向に移動して接触する。
この状態でブレーキングマグネット31のマキシマム制動力の設定またはブレーキングマグネット31の制動力の調節のためにブレーキングダイヤル40をミニマム方向(制動力が低くなる方向)に回転させると、図22の右側上部断面図の如く、各円形斜面部61、63に備えられたガイド溝62とガイド突起64との係合構造により、移動体32が外側のブレーキングダイヤル40の方向に移動してブレーキングマグネット31がスプール20から離隔するように調整される。
このようにブレーキングダイヤル40を回転させるとき、図22の右側中間及び下部断面図の如く、ガイド突起64に備えられた係止部64aは、ガイド溝62に備えられた鋸歯部62Aの凹部62a及び凸部62bを通り過ぎながら、装着溝64Aに対して引き込み/引き出しが行われてブレーキングダイヤル40の回転が可能であり、ブレーキングダイヤル40の回転が止まると、係止部64aがスプリング64bによって凹部62aに挿入されてブレーキングダイヤル40の回転が停止する。
この場合、凹部62aと凸部62bとの高さ差があまり小さい場合には、ブレーキングダイヤル40に弱い外圧が加わっても係止部64aが凹部62aから離脱してブレーキングダイヤル40が回転するおそれがあり、
逆に凹部62aと凸部62bとの高さ差があまり大きい場合には、係止部64aが凹部62aから容易に離脱することができないため、ブレーキングダイヤル40の回転が不可能であるおそれがある。
このため、前記ブレーキングダイヤル40の加圧に連動して前記凹部62aから内方(係止部64aの方向)に引き出される加圧部62Bを用いて、凹部62aから前記係止部64aを離脱させて凸部62bの高さまで移動させることにより、ブレーキングダイヤル40の回転を可能にする。
すなわち、ブレーキングダイヤル40の回転が必要であるとき、ユーザーはブレーキングダイヤル40のハンドル41を掴んでブレーキングダイヤル40を内方に押した状態で回転させると、
ブレーキングダイヤル40の加圧に連動して加圧部62Bが凹部62aの内方に引き出されながら凹部62aに挿入された係止部64aを押して、係止部64aが装着溝64A内に引き込まれ、この状態では係止部64aの末端部が凸部62bの高さに配置されるので、凹部62aと係止部64aとの係止構造が解除されるから、ブレーキングダイヤル40を自由に回転させてブレーキングマグネット31の位置を調整することができる。
ブレーキングマグネット31の位置調整が完了した後、ブレーキングダイヤル40から手を放すと、ブレーキングマグネット31の復帰動作によって加圧部62Bが凹部62aに再び引き込まれ、加圧部62Bの加圧が解除されながら、係止部64aはスプリング64bの弾性力によって装着溝64Aの外方に引き出されて該当位置の凹部62aに挿入されることにより、ブレーキングマグネット31の回転が停止する。
このような位置調節手段60を適用すると、係止部64aの引き出し/引き込みに応じて発生するクリック音から、ブレーキングダイヤルの回転が所望の位置に正確に停止したのかを容易に確認することができ、
ブレーキングダイヤル40を押す圧力が作用しない限り、凹部62aと係止部64aとの係止構造が解除されないので、意図しない外力によってブレーキングダイヤル40が回転すること、すなわちブレーキングマグネット31の位置が変わることを防止することができる。
以上で本発明を説明するにあたり、添付図面を参照して、特定の形状と構造を持つベイトキャスティングリールを中心に説明したが、本発明は、当業者によって様々な修正、変更及び置換が可能であり、それらの修正、変更及び置換も本発明の保護範囲に属するものと解釈されるべきである。
10 リール本体
11 本体フレーム
12 第1サイドカバー
13 第2サイドカバー
14 ハンドル
15 スプールカバー
15a 軸設部
15b 貫通ホール
15c 軸突起
15A ベアリング部材
15B フリクションワッシャー
20 スプール
20a 外側壁面
21 シャフト
22 ブレーキングパッド
30 バックラッシュ防止部
31 ブレーキングマグネット
32 移動体
32a 連動部
32b 支持部
33 ホルダー
40 ブレーキングダイヤル
40a 軸部
41 ハンドル
42 調節部
50 ゼロ点表示ダイヤル
51 マーキング部
60 位置調節手段
61、63 円形斜面部
62 ガイド溝
62A 鋸歯部
62a 凹部
62b 凸部
62B 加圧部
64 ガイド突起
64A 装着溝
64a 係止部
64b スプリング

Claims (4)

  1. リール本体に軸設されて回転し、外周面に釣り糸が巻き取られるスプールと;
    リール本体のスプールカバーの内側に備えられるブレーキングマグネットを含み、前記ブレーキングマグネットの磁力が前記スプールに作用して、前記スプールの回転速度を減速させる制動力を提供するバックラッシュ防止部と;
    リール本体のスプールカバーの外側に両方向に回転可能に備えられ、両方向に回転の際に、前記バックラッシュ防止部を前記スプールの軸方向に左右移動させて、前記ブレーキングマグネットと前記スプールとの距離を調節することにより、前記ブレーキングマグネットの制動力を調節するブレーキングダイヤルと;を含んでなり、
    前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが互いに接触するように備えられ、ユーザーが前記ブレーキングマグネットのマキシマム制動力の設定のために、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが最小限に離隔するようにゼロ点調整が可能であることを特徴とする、ベイトキャスティングリール。
  2. 前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部との接触は、
    前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部が前記スプールの方向に移動し、前記ブレーキングマグネットが前記スプールの外側壁面に接触することにより行われることを特徴とする、請求項1に記載のベイトキャスティングリール。
  3. 前記スプールは、外側壁面に備えられるブレーキングパッドを含み、
    前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部との接触は、
    前記ブレーキングパッドが前記スプールの軸方向に沿って前記バックラッシュ防止部の方向に移動できるように備えられ、前記ブレーキングパッドが前記ブレーキングマグネットに接触することにより行われるか、または、
    前記ブレーキングパッドが前記スプールの外側壁面に取替可能に備えられ、取替使用されたブレーキングパッドが前記ブレーキングマグネットに接触することにより実現されることを特徴とする、請求項1に記載のベイトキャスティングリール。
  4. 前記バックラッシュ防止部は、前記ブレーキングマグネットを移動体に固定させるマグネットホルダーをさらに含み、
    前記マグネットホルダーは、前記スプール方向に前記ブレーキングマグネットの内側面よりも突出するように設けられ、
    前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部との接触は、
    前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部が前記スプール方向に移動して、前記マグネットホルダーが前記スプールの外側壁面に接触することにより行われることを特徴とする、請求項1に記載のベイトキャスティングリール。
JP2017112515A 2016-06-08 2017-06-07 ブレーキングマグネットのゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリール Active JP6433542B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020160070883A KR101790778B1 (ko) 2016-06-08 2016-06-08 브레이킹 마그넷의 영점 조절이 가능한 베이트 캐스팅 릴
KR10-2016-0070883 2016-06-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017217001A true JP2017217001A (ja) 2017-12-14
JP6433542B2 JP6433542B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=60300785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017112515A Active JP6433542B2 (ja) 2016-06-08 2017-06-07 ブレーキングマグネットのゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリール

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10080356B2 (ja)
JP (1) JP6433542B2 (ja)
KR (1) KR101790778B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190080726A (ko) * 2017-12-28 2019-07-08 가부시키가이샤 시마노 베어링 수용 구조 및 양 베어링 릴
JP2019208505A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社ドヨエンジニアリング 可変式スプールプレートを備えたベイトキャスティングリール

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6979789B2 (ja) * 2017-05-18 2021-12-15 株式会社シマノ 両軸受リール
CN107926880B (zh) * 2017-12-25 2023-03-17 宁波海伯集团有限公司 一种摇轮的线轮新阻尼结构
US11363806B1 (en) * 2020-11-30 2022-06-21 Allen Fly Fishing, LLC Fishing reel with braking assembly
US11864543B2 (en) 2021-01-25 2024-01-09 Cary Hogan JONES Fly fishing reel with brake assembly and methods

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942830A (ja) * 1982-06-11 1984-03-09 ア−ベ−ウ−・アクチエボラ−グ 磁気ブレ−キ
JP2002125544A (ja) * 2000-10-25 2002-05-08 Shimano Inc 両軸受リールのスプール制動装置
JP2005245365A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Doyo Engineering:Kk 釣り用ベイトリールのスプールバックラッシュ防止装置用制動構造

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE442809B (sv) * 1984-06-05 1986-02-03 Abu Ab Magnetbroms med automatisk reglering avsedd for spinnsporulle
US4830308A (en) * 1984-07-25 1989-05-16 Brunswick Corporation Multiple cam mag brake adjustment for bait cast reel
KR200151236Y1 (ko) 1996-06-15 1999-07-15 정종오 양베어링 릴의 백래시 방지장치
JP3505341B2 (ja) 1997-03-21 2004-03-08 ダイワ精工株式会社 魚釣用リール
JP3474757B2 (ja) 1997-10-28 2003-12-08 ダイワ精工株式会社 魚釣用リールの磁気制動装置
KR200345066Y1 (ko) 2003-12-24 2004-03-19 주식회사 도요엔지니어링 낚시용 베이트 릴의 스풀 백 래시 방지장치용 스풀 커버조립체
KR100949369B1 (ko) 2007-02-14 2010-03-25 주식회사 다원이엔지 베이트 릴의 스풀 백래시 방지장치
JP2009027975A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リール
JP5944742B2 (ja) * 2012-05-17 2016-07-05 株式会社シマノ 両軸受リールのスプール制動装置、及び両軸受リール
JP6351433B2 (ja) * 2014-08-08 2018-07-04 株式会社シマノ スプール制動装置および魚釣用リール
JP6093844B1 (ja) * 2015-12-18 2017-03-08 株式会社シマノ 両軸受リール及び両軸受リールのスプール

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942830A (ja) * 1982-06-11 1984-03-09 ア−ベ−ウ−・アクチエボラ−グ 磁気ブレ−キ
JP2002125544A (ja) * 2000-10-25 2002-05-08 Shimano Inc 両軸受リールのスプール制動装置
JP2005245365A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Doyo Engineering:Kk 釣り用ベイトリールのスプールバックラッシュ防止装置用制動構造

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
マグネット(オプション品、純正互換品), JPN6018023248, 29 January 2016 (2016-01-29) *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190080726A (ko) * 2017-12-28 2019-07-08 가부시키가이샤 시마노 베어링 수용 구조 및 양 베어링 릴
JP2019118266A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社シマノ 軸受収容構造および両軸受リール
KR102583875B1 (ko) 2017-12-28 2023-10-04 가부시키가이샤 시마노 베어링 수용 구조 및 양 베어링 릴
JP2019208505A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社ドヨエンジニアリング 可変式スプールプレートを備えたベイトキャスティングリール

Also Published As

Publication number Publication date
US10080356B2 (en) 2018-09-25
US20170354133A1 (en) 2017-12-14
JP6433542B2 (ja) 2018-12-05
KR101790778B1 (ko) 2017-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6433542B2 (ja) ブレーキングマグネットのゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリール
TWI656838B (zh) 捲筒制動裝置及釣魚用捲線器
KR102061077B1 (ko) 듀얼 베어링 릴의 스풀 제동 장치, 및 듀얼 베어링 릴
EP2853159B1 (en) Fishing spinning reel
EP2756753B1 (en) Fishing reel
KR20130124235A (ko) 정밀 원심 제동시스템을 구비한 낚시릴
JP3955725B2 (ja) 魚釣用両軸受型リール
US3093340A (en) Fixed-drum type fishing reel
JP2014103930A (ja) 魚釣用リール
JP6813624B2 (ja) 可変式スプールプレートを備えたベイトキャスティングリール
JP5305227B2 (ja) 繰り出し機構
KR102148720B1 (ko) 낚시용 스피닝 릴 및 그 로터 제동 장치의 제동 조작 레버
KR101893472B1 (ko) 분리형 플레이트판을 구비한 낚시 릴용 스풀
JP6538001B2 (ja) 魚釣用リール
JP2016086679A (ja) 魚釣用リールの発音装置
JP2007151410A (ja) 魚釣用スピニングリール
JP2004298006A (ja) 魚釣用リール
JP7446635B2 (ja) スプールの軸方向と交差する円周方向に配列されたマグネットを有する釣り用リール
JP2006034195A (ja) 魚釣用リール
JP2022011647A (ja) 電動リール
JP2022104912A (ja) 渦電流を用いたスプール制動装置及びこれを備えた釣り用リール
JP2021073955A (ja) 魚釣用リール
KR102207977B1 (ko) 낚시용 스피닝 릴 및 그 로터 제동 장치의 제동 조작 레버
JP5366642B2 (ja) 魚釣用リール
JP2014212754A (ja) 片軸受リール

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6433542

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250