JP6433542B2 - ブレーキングマグネットのゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリール - Google Patents
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Description
スプールの回転軸やフリクションワッシャー(friction washer)の変形などによりブレーキングマグネットがスプールに接触して摩耗または破損することを防止し、
部品の取替や変更をすることなくユーザーがブレーキングマグネットの制動力を任意に簡単に調整して使用することができるように、
バックラッシュ防止部をスプールの軸方向に左右移動させるブレーキングダイヤルをマキシマム(最大)に回転させたときにスプールとバックラッシュ防止部とが互いに接触するように備えられ、ユーザーがブレーキングマグネットのマキシマム制動力(最高の制動力)の設定のためにスプールとバックラッシュ防止部とを最小限に離隔させることによりゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリールに関する。
そこで、このような故障などの発生防止のために、現在発売されている全種類のベイトキャスティングリールは、ブレーキングマグネットとスプールとの間隔が、本来ブレーキングマグネットの制動力がマキシマム(最高)に作用することが可能な距離よりも広く離隔している形で生産されている。
ブレーキングマグネットとスプールとの距離が狭くなって接触するので、
従来のベイトキャスティングリールは、このような部品の変形程度を勘案して、ブレーキングマグネットとスプールとの間隔を相対的に広く離隔させた形で発売されている。
ブレーキングマグネットを備えたベイトキャスティングリールを使用するとき、ブレーキングマグネットの最高制動力を部品の変形ないし摩耗状態などに応じてユーザーが任意に調整して使用することができるように、
リール本体に軸設されて回転し、外周面に釣り糸が巻き取られるスプールと;
リール本体のスプールカバーの内側に備えられるブレーキングマグネットを含み、前記ブレーキングマグネットの磁力が前記スプールに作用して、前記スプールの回転速度を減速させる制動力を提供するバックラッシュ防止部と;
リール本体のスプールカバーの外側に両方向に回転可能に備えられ、両方向に回転の際に、前記バックラッシュ防止部を前記スプールの軸方向に左右移動させ、前記ブレーキングマグネットと前記スプールとの距離を調節することにより、前記ブレーキングマグネットの制動力を調節するブレーキングダイヤルと;を含んでなり、
前記ブレーキングダイヤルを最大に回転させた際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが互いに接触するように備えられ、ユーザーが前記ブレーキングマグネットによる制動力を最高に設定するために、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが最小限に離隔するようにゼロ点調整が可能であることを特徴とする、ベイトキャスティングリール、を提供することにある。
リール本体に軸設されて回転し、外周面に釣り糸が巻き取られるスプールと;
リール本体のスプールカバーの内側に備えられるブレーキングマグネットを含み、前記ブレーキングマグネットの磁力が前記スプールに作用して、前記スプールの回転速度を減速させる制動力を提供するバックラッシュ防止部と;
リール本体のスプールカバーの外側に両方向に回転可能に備えられ、両方向に回転の際に、前記バックラッシュ防止部を前記スプールの軸方向に左右移動させて、前記ブレーキングマグネットと前記スプールとの距離を調節することにより、前記ブレーキングマグネットの制動力を調節するブレーキングダイヤルと;を含んでなり、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際(最も回転させた際)に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが互いに接触するように備えられ、ユーザーが前記ブレーキングマグネットのマキシマム制動力(最高の制動力)の設定のために、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが最小限に離隔するようにゼロ点調整が可能であることを特徴とする。
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部が前記スプールの方向に移動し、前記ブレーキングマグネットが前記スプールの外側壁面に接触することにより行われることを特徴とする。
前記スプールは、外側壁面に備えられるブレーキングパッドを含み、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部との接触は、
前記ブレーキングパッドが前記スプールの軸方向に沿って前記バックラッシュ防止部の方向に移動できるように備えられ、前記ブレーキングパッドが前記ブレーキングマグネットに接触することにより行われるか、または、
前記ブレーキングパッドが前記スプールの外側壁面に取替可能に備えられ、取替使用されたブレーキングパッドが前記ブレーキングマグネットに接触することにより実現されることを特徴とする。
前記バックラッシュ防止部は、
前記ブレーキングマグネットを移動体に固定させるマグネットホルダーをさらに含み、
前記マグネットホルダーは、前記スプール方向に前記ブレーキングマグネットの内側面よりも突出するように設けられ、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部との接触は、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部が前記スプール方向に移動して、前記マグネットホルダーが前記スプールの外側壁面に接触することにより行われることを特徴とする。
また、各図面において、構成要素は、理解の便宜などのために、大きさや厚さを誇張して大きく(または厚く)または小さく(または薄く)表現しているか単純化して表現しているが、これによって本発明の保護範囲が制限されるものと解釈されてはならない。
本出願において、「含む」または「からなる」などの用語は、明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組み合わせなどの存在もしくは付加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
本明細書において記載した「第1」、「第2」などは、互いに異なる構成要素を区分するためのものに過ぎず、製造された順序に拘らないものであり、発明の詳細な説明と請求の範囲においてその名称が一致しないこともある。
以下、本発明に係るベイトキャスティングリールを、添付図面を参照して説明する。
大きくは、釣り竿に結合されるリール本体10と、外周面に釣り糸が巻き取られるスプール20と、前記スプール20の回転速度を減速させる制動力を提供するブレーキングマグネット31を有するバックラッシュ防止部30と、前記ブレーキングマグネット31の制動力を調節するブレーキングダイヤル40とを含んでなる。
前記第1サイドカバー12には、ブレーキングマグネット31を有するバックラッシュ防止部30と、前記バックラッシュ防止部30をスプール20の軸方向に左右移動させるブレーキングダイヤル40とが備えられる。
他側のサイドカバー13には、スプール20を回転させるハンドル14が備えられる。
特に、前記第1サイドカバー12の内側面には、中央に軸設部15aが備えられたスプールカバー15が固定結合されており、第1サイドカバー12とスプールカバー15が一緒に本体フレーム11に着脱可能に設けられ、
第1サイドカバー12とスプールカバー15との間にバックラッシュ防止部30の移動体32が配置され、ブレーキングダイヤル40の両方向の回転に応じて前記移動体32がスプール20の軸方向に左右移動するように結合される。
図面符号15bは、スプールカバー15において左右貫通して形成された貫通ホールであって、ブレーキングマグネット31が取り付けられる支持部32bが貫通孔15bに挿入され、ブレーキングマグネット31がスプール20の外側壁面20aの方向に晒されるように備えられる。
また、図面に示されていないが、リール本体10の前端には、釣り糸繰り出し部(俗称レベルワインダー)が備えられ、リール本体10の後端には、手動制動部(俗称サムバーまたはクラッチバー)が備えられ、この他に、従来のベイトキャスティングリールに備えられる他の構成を含む。
このようなスプール20は、キャスティングの際に釣り糸が繰り出されながら自由回転し、キャスティング完了後にはハンドル14によって回転して釣り糸を巻き取ったり繰り出したりしてルアーを操作することができるようにする。
このようなバックラッシュ防止部30は、外側面の中央に形成された位置調節用連動部32aと、内側面から突出連結される支持部32bとを備えた移動体32と、前記支持部32bの内側端部に取り付けられるブレーキングマグネット31と、を含む。
支持部32bに備えられたブレーキングマグネット31の磁力がスプール20の外側面に作用して回転速度を減速させるために使用される。
図面では、移動体32の前、後端にそれぞれ異なる長さをもって形成された支持部32bが備えられ、各支持部32bにブレーキングマグネット31が取り付けられている形態が示されているが、支持部32b及びブレーキングマグネット31の数または配置形態は異なり得る。
このようなブレーキングダイヤル40は、内側面の中央に形成された軸部40aが、前記スプールカバー15の外側面に形成された軸突起15cに挿入されて軸結合され、
軸部40aの周囲に沿って、前記連動部32aに連動結合される調節部42が備えられ、
ブレーキングダイヤル40を両方向に回転させたとき、バックラッシュ防止部30の移動体32がスプール20の軸方向に左右直線移動して、ブレーキングマグネット31とスプール20との離隔幅が調整されるようにする。
前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転の際に、前記スプール20と前記バックラッシュ防止部30とが互いに接触するように備えられ、ユーザーが前記ブレーキングマグネット31のマキシマム制動力の設定のために、前記スプール20と前記バックラッシュ防止部30とが最小限に離隔するようにゼロ点調整が可能であることを特徴とする。
ブレーキングマグネット31とスプール20とが互いに接触した状態で製作され、製品を購入したユーザーが、直接ブレーキングマグネット31のマキシマム制動力(最高の制動力)が発揮されるように、ブレーキングマグネット31のマキシマム位置(最高の制動力が発揮される位置)をゼロ点調整して使用し、
部品の摩耗ないし変形などによりブレーキングマグネット31のマキシマム制動力が適切に作動しない場合、ブレーキングマグネット31とスプール20を再び接触させた状態で、離隔幅を再びセットして使用することにより、
別途部品の追加や取替なしにリールの状態変化に応じて制動力を調整してバックラッシュ防止部30の機能を最適な状態に管理、維持できるようにする。
第1実施例において、前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転の際に、前記スプール20と前記バックラッシュ防止部30との接触は、
前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部30が前記スプール20の方向に移動して、前記ブレーキングマグネット31が前記スプール20の外側面に接触することにより行われる。
使用中にマキシマム制動力が正常に作動しない場合、ブレーキングマグネット31をスプール20に接触するように移動させた状態で、前記ゼロ点調整作業を再び実施し、マキシマム制動力位置を再調整して使用することができる。
本発明の第2実施例において、前記スプール20は、外側壁面20aに備えられるブレーキングパッド22を含み、
前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転の際に、前記スプール20と前記バックラッシュ防止部30との接触は、
前記ブレーキングパッド22が前記スプール20の軸方向に沿って前記バックラッシュ防止部30の方向に移動可能に備えられ、前記ブレーキングパッド22が前記ブレーキングマグネット31に接触することにより行われるか、または、
前記ブレーキングパッド22が前記スプール20の外側面に取替可能に備えられ、取替使用されたブレーキングパッド22が前記ブレーキングマグネット31に接触することにより行われる。
スプール20の外側壁面20aに別途備えられたブレーキングパッド22の位置調節またはブレーキングパッド22の取替によってゼロ点調整が行われる。
したがって、ユーザーは、製品を最初に購入したときにブレーキングダイヤル40をマキシマム位置に回転させた状態で、ブレーキングパッド22をブレーキングマグネット31の方向に移動させて接触するようにし、または、適切な厚さのブレーキングパッド22をスプール20に装着して接触するようにした後、
ブレーキングダイヤル40を用いてブレーキングマグネット31をブレーキングパッド22と非接触するように少しずつ微移動させた後、キャスティングの練習によって、自分に合う最適なマキシマム制動力位置をゼロ点調整して使用する。
使用中にマキシマム制動力が正常に作動しない場合、ブレーキングパッド22をブレーキングマグネット31に接触するように移動させるか、または、厚さが異なる未使用のブレーキングパッド22を取替装着した状態で、前記ゼロ点調整作業を再び実施し、マキシマム制動力位置を再調整して使用することができる。
第3実施例において、前記バックラッシュ防止部30は、前記ブレーキングマグネット31を移動体32に固定させるマグネットホルダー33をさらに含む。
前記マグネットホルダー33は、前記スプール20の方向に前記ブレーキングマグネット31の内側面よりも突出するように設けられ、
前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転の際に、前記スプール20と前記バックラッシュ防止部30との接触は、
前記ブレーキングダイヤル40のマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部30が前記スプール20の方向に移動して、前記マグネットホルダー33が前記スプール20の外側壁面20aに接触することにより行われる。
すなわち、本発明の第3実施例は、第1実施例とは、バックラッシュ防止部30の移動によってスプール20に接触するという点で同じであるが、但し、接触する主体がブレーキングマグネット31とスプール20ではなく、ブレーキングマグネット31が収容されるホルダー33とスプール20であるという点で相違する。
したがって、ユーザーは、製品を最初に購入したとき、ブレーキングダイヤル40をマキシマム位置に回転させ、マグネットホルダー33とスプール20とが接触した状態で、マキシマム制動力位置を設定してそのまま使用するか、または、ブレーキングダイヤル40を用いてマグネットホルダー33をスプール20と非接触するように少しずつ微移動させた後、キャスティング練習によって、自分に合う最適なマキシマム制動力位置をゼロ点調整して使用する。
使用中にマキシマム制動力が合わないか、またはホルダー33の摩耗によりブレーキングマグネット31とスプール20との摩擦が発生する場合、ホルダー33を取り替えた後、前記ゼロ点調整作業を再び実施することによりマキシマム制動力位置を再調整して使用することができる。
前記ゼロ点表示ダイヤル50は、外側面にゼロ点表示がマーキングされているもので、ゼロ点調整作業の後、ブレーキングダイヤル40が指すマキシマム制動力位置にマーキング部51を回転移動させて表示することができ、ゼロ点表示ダイヤル50を用いてキャスティング中に自分に合う最適な制動力位置を表示して使用することができる。
前記ゼロ点表示ダイヤル50は、回転時にクリック音が発生するように備えられる。
このようなゼロ点表示ダイヤル50は、前記第1ないし第3実施例のいずれにも適用可能であり、特にブレーキングダイヤル40によってバックラッシュ防止部30が直接位置調整される第1及び第3実施例に適用されるときにその効用性が大きい。
そこで、本発明は、図22及び図23に示すように、ブレーキングダイヤル40によるバックラッシュ防止部30(より厳密には、移動体32)の位置調整がより正確かつ安全に行われるようにする位置調節手段60を含む。
前記ブレーキングダイヤル40の調節部42の内側端部の高さが一方向に傾斜するように形成された第1円形斜面部61と、
前記第1円形斜面部61に対応して互いに接するように、前記移動体32の連動部32aの外側端部の高さが他の方向に傾斜するように形成された第2円形斜面部63と、
前記第1円形斜面部61に沿って凹設されたガイド溝62と、
前記第2円形斜面部63に突設され、前記ガイド溝62に摺動係合されるガイド突起64と、
前記ガイド溝62の底面に沿って高さの段差を有するように形成された鋸歯部62Aと、
前記ガイド突起64から外側へ弾性支持されるように備えられ、前記鋸歯部62Aの凹部62aに係止される係止部64aと、
前記凹部62aに内蔵されており、前記ブレーキングダイヤル40の加圧と連動して前記凹部62aから引き出されるように備えられ、前記凹部62aに係止された係止部64aを前記鋸歯部62Aの凸部62bへ離脱するように加圧する加圧部62Bとを含む。
すなわち、第1円形斜面部61における相対的に高さの高い面部位は、第2円形斜面部63における相対的に高さの低い面部位に接し、第1円形斜面部61における相対的に高さの低い面部位は、第2円形斜面部63における相対的に高さの高い面部位に接するようになり、移動体32に備えられたブレーキングマグネット31がスプール20(またはブレーキングパッド22)から離れる方向に移動する。
つまり、ブレーキングダイヤル40によって第1円形斜面部61が同伴回転するのに対し、移動体32の第2円形斜面部63は回転しないように備えられる。よって、第1円形斜面部61が回転するにつれて、第1円形斜面部61における相対的に高さの高い面部位が第2円形斜面部63に乗って移動しながら、第2円形斜面部63における相対的に高さの高い面部位と接するようになり、これにより移動体32が加圧されてブレーキングマグネット31がスプール20(またはブレーキングパッド22)に近接する方向に移動して接触する。
逆に凹部62aと凸部62bとの高さ差があまり大きい場合には、係止部64aが凹部62aから容易に離脱することができないため、ブレーキングダイヤル40の回転が不可能であるおそれがある。
このため、前記ブレーキングダイヤル40の加圧に連動して前記凹部62aから内方(係止部64aの方向)に引き出される加圧部62Bを用いて、凹部62aから前記係止部64aを離脱させて凸部62bの高さまで移動させることにより、ブレーキングダイヤル40の回転を可能にする。
ブレーキングダイヤル40の加圧に連動して加圧部62Bが凹部62aの内方に引き出されながら凹部62aに挿入された係止部64aを押して、係止部64aが装着溝64A内に引き込まれ、この状態では係止部64aの末端部が凸部62bの高さに配置されるので、凹部62aと係止部64aとの係止構造が解除されるから、ブレーキングダイヤル40を自由に回転させてブレーキングマグネット31の位置を調整することができる。
ブレーキングダイヤル40を押す圧力が作用しない限り、凹部62aと係止部64aとの係止構造が解除されないので、意図しない外力によってブレーキングダイヤル40が回転すること、すなわちブレーキングマグネット31の位置が変わることを防止することができる。
11 本体フレーム
12 第1サイドカバー
13 第2サイドカバー
14 ハンドル
15 スプールカバー
15a 軸設部
15b 貫通ホール
15c 軸突起
15A ベアリング部材
15B フリクションワッシャー
20 スプール
20a 外側壁面
21 シャフト
22 ブレーキングパッド
30 バックラッシュ防止部
31 ブレーキングマグネット
32 移動体
32a 連動部
32b 支持部
33 ホルダー
40 ブレーキングダイヤル
40a 軸部
41 ハンドル
42 調節部
50 ゼロ点表示ダイヤル
51 マーキング部
60 位置調節手段
61、63 円形斜面部
62 ガイド溝
62A 鋸歯部
62a 凹部
62b 凸部
62B 加圧部
64 ガイド突起
64A 装着溝
64a 係止部
64b スプリング
Claims (1)
- リール本体に軸設されて回転し、外周面に釣り糸が巻き取られるスプールと;
リール本体のスプールカバーの内側に備えられるブレーキングマグネットを含み、前記ブレーキングマグネットの磁力が前記スプールに作用して、前記スプールの回転速度を減速させる制動力を提供するバックラッシュ防止部と;
リール本体のスプールカバーの外側に両方向に回転可能に備えられ、両方向に回転の際に、前記バックラッシュ防止部を前記スプールの軸方向に左右移動させて、前記ブレーキングマグネットと前記スプールとの距離を調節することにより、前記ブレーキングマグネットの制動力を調節するブレーキングダイヤルと;を含んでなり、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが互いに接触するように備えられ、ユーザーが前記ブレーキングマグネットのマキシマム制動力の設定のために、前記スプールと前記バックラッシュ防止部とが最小限に離隔するようにゼロ点調整が可能であり、
前記リール本体の本体フレームの一側開口部に脱着可能に結合される第1サイドカバーとスプールカバーとの間にバックラッシュ防止部の移動体が配置され、ブレーキングダイヤルの両方向の回転に応じて前記移動体がスプールの軸方向に左右移動するように結合され、
前記バックラッシュ防止部は、前記ブレーキングマグネットを前記移動体に固定させるマグネットホルダーをさらに含み、
前記マグネットホルダーは、前記スプール方向に前記ブレーキングマグネットの内側面よりも突出するように設けられ、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転の際に、前記スプールと前記バックラッシュ防止部との接触は、
前記ブレーキングダイヤルのマキシマム回転によって前記バックラッシュ防止部が前記スプール方向に移動して、前記マグネットホルダーが前記スプールの外側壁面に接触することにより行われることを特徴とする、ベイトキャスティングリール。
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