JP2017216654A - 機器管理システム、制御装置、印刷装置、サーバー、及び、機器管理システムの制御方法 - Google Patents
機器管理システム、制御装置、印刷装置、サーバー、及び、機器管理システムの制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】機器の使用環境を考慮して性能の劣化や故障を予測できるようにする。【解決手段】印刷装置7と、制御装置5と、サーバー9とが通信ネットワークGNを介して接続可能な機器管理システム1であって、印刷装置7は、印刷装置7が設置される環境を検出するセンサー15と、センサー15の検出結果に基づき検出データ121を生成する印刷装置側制御部10と、検出データ121を制御装置5を経由してサーバー9に送信する印刷装置側通信部13と、を備え、サーバー9は、検出データ911を累積的に記憶するサーバー側記憶部91と、サーバー側記憶部91が記憶する検出データ911を参照して、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測する予測処理部903とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、機器管理システム、制御装置、印刷装置、サーバー、及び、機器管理システムの制御方法に関する。
従来、家電機器やその構成部品が完全に故障に至る前に、性能劣化予測や故障予測を実施するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のシステムは、家電機器の稼働時間や性能などの内部状態を情報管理端末により監視し、情報管理端末に接続される情報管理センター装置により、性能劣化あるいは故障の予測を行う。
特許文献1の構成では、機器の稼働時間などを監視することにより、機器の劣化や故障を予測する。しかしながら、機器が正常に動作する稼働時間は、機器の使用環境の影響を受ける場合がある。例えば調理場のように、油や煙が存在し、室温の高い環境下では、通常の環境下で使用する場合と比較して、機器が正常に動作する稼働時間が短くなる可能性がある。このため、機器を使用する環境を考慮して正確な性能の劣化や故障を予測する手法が求められていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、機器の使用環境を考慮して性能の劣化や故障を予測できるようにすることを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、機器の使用環境を考慮して性能の劣化や故障を予測できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、印刷装置と、制御装置と、サーバーとが通信ネットワークを介して接続可能な機器管理システムであって、前記印刷装置は、前記印刷装置が設置される環境を検出するセンサーと、前記センサーの検出結果に基づき検出データを生成する印刷装置側制御部と、前記検出データを前記制御装置を経由して前記サーバーに送信する印刷装置側通信部と、を備え、前記サーバーは、前記検出データを累積的に記憶するサーバー側記憶部と、前記サーバー側記憶部が記憶する前記検出データを参照して、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測する予測処理部とを備える、ことを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置が設置される環境に関するセンサーの検出結果を参照してサーバーが印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を予測し、印刷装置の使用環境を考慮して性能の劣化や故障を予測できる。
本発明の構成によれば、印刷装置が設置される環境に関するセンサーの検出結果を参照してサーバーが印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を予測し、印刷装置の使用環境を考慮して性能の劣化や故障を予測できる。
また、本発明は、前記センサーは、埃センサー、油センサー、温度センサー、湿度センサー、静電気センサー、振動センサーのうち少なくとも1つのセンサーを含むことを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置が設置される使用環境における埃、油、温度、湿度、静電気、或いは振動を考慮して、印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を予測し、性能の劣化や故障を予測できる。
本発明の構成によれば、印刷装置が設置される使用環境における埃、油、温度、湿度、静電気、或いは振動を考慮して、印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を予測し、性能の劣化や故障を予測できる。
また、本発明は、前記制御装置は、前記検出データを取得して前記サーバーに送信する通信制御部を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置のセンサーの検出結果を、制御装置がサーバーに送信することにより、サーバーがセンサーの検出結果を効率よく収集できる。
本発明の構成によれば、印刷装置のセンサーの検出結果を、制御装置がサーバーに送信することにより、サーバーがセンサーの検出結果を効率よく収集できる。
また、本発明は、前記印刷装置は、前記検出データ、及び、前記印刷装置の動作記録を示すログデータを記憶する印刷装置側記憶部を有し、前記通信制御部は、前記印刷装置側記憶部に記憶された前記検出データ、及び前記ログデータを取得して前記サーバーに送信し、前記サーバー側記憶部は、前記検出データに加えて、前記ログデータを累積的に記憶し、前記予測処理部は、前記サーバー側記憶部に記憶する前記検出データ及び前記ログデータを参照して、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測することを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置が記憶する検出データ及び印刷装置の動作記録を示すログデータを制御装置が取得してサーバーに送信するので、サーバーがセンサーの検出結果と印刷装置の動作記録とを効率よく収集できる。
本発明の構成によれば、印刷装置が記憶する検出データ及び印刷装置の動作記録を示すログデータを制御装置が取得してサーバーに送信するので、サーバーがセンサーの検出結果と印刷装置の動作記録とを効率よく収集できる。
また、本発明は、前記ログデータは、前記印刷装置が印刷した累積印刷枚数、又は、前記印刷装置の累積可動時間の少なくともいずれか1つであることを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置が印刷した累積印刷枚数、又は、前記印刷装置の累積可動時間の少なくともいずれか1つであるログデータと、センサーの検出結果に基づき生成される検出データとに基づき、印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を、より高精度で予測できる。
本発明の構成によれば、印刷装置が印刷した累積印刷枚数、又は、前記印刷装置の累積可動時間の少なくともいずれか1つであるログデータと、センサーの検出結果に基づき生成される検出データとに基づき、印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を、より高精度で予測できる。
また、本発明は、前記予測処理部は、前記サーバー側記憶部が記憶する前記検出データ及び前記ログデータと、前記通信制御部が送信する前記検出データ及び前記ログデータとを比較して、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測することを特徴とする。
本発明の構成によれば、サーバーが記憶する検出データ及びログデータと、制御装置が印刷装置から取得してサーバーに送信する検出データ及びログデータとを比較する。これにより、例えば、複数の印刷装置から取得されてサーバーが記憶する検出データを利用できる。このため、印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を、より適切に予測できる。
本発明の構成によれば、サーバーが記憶する検出データ及びログデータと、制御装置が印刷装置から取得してサーバーに送信する検出データ及びログデータとを比較する。これにより、例えば、複数の印刷装置から取得されてサーバーが記憶する検出データを利用できる。このため、印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を、より適切に予測できる。
また、本発明は、前記予測処理部は、前記サーバー側記憶部が記憶する前記検出データ及び前記ログデータに基づいて、前記印刷装置が設置される環境と前記印刷装置の故障との因果関係を解析し、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測することを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置が設置される環境と印刷装置の故障との因果関係を解析して、印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を、より適切に予測できる。
本発明の構成によれば、印刷装置が設置される環境と印刷装置の故障との因果関係を解析して、印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を、より適切に予測できる。
また、本発明は、前記印刷装置、前記制御装置、及び前記サーバーの少なくともいずれかに表示部を備え、前記サーバーは、前記予測処理部により前記印刷装置の特定の状態を予測した場合、前記表示部にその旨の警告を表示させるサーバー側制御部を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、例えば印刷装置の故障や性能の劣化等、印刷装置の特定の状態を予測した場合に、表示により報知を行うことができる。
本発明の構成によれば、例えば印刷装置の故障や性能の劣化等、印刷装置の特定の状態を予測した場合に、表示により報知を行うことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、印刷装置及びサーバーに通信ネットワークを介して接続可能な制御装置であって、前記印刷装置が備えるセンサーの検出結果を示す検出データを受信し、前記サーバーに送信する通信制御部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置及びサーバーに接続可能な制御装置によって、印刷装置が設置される環境に関するセンサーの検出結果を受信して、サーバーに送信する。これにより、サーバーが印刷装置の使用環境を考慮して印刷装置の状態や印刷装置の状態変化を予測できる。
本発明の構成によれば、印刷装置及びサーバーに接続可能な制御装置によって、印刷装置が設置される環境に関するセンサーの検出結果を受信して、サーバーに送信する。これにより、サーバーが印刷装置の使用環境を考慮して印刷装置の状態や印刷装置の状態変化を予測できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、制御装置及びサーバーに通信ネットワークを介して接続可能な印刷装置であって、前記印刷装置が設置される環境を検出するセンサーと、前記センサーの検出結果に基づき検出データを生成する印刷装置側制御部と、前記検出データを制御装置を経由して前記サーバーに送信する印刷装置側通信部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置が設置される環境に関してセンサーで検出を行い、この検出結果を示す検出データをサーバーに送信するので、例えば、サーバーが印刷装置の使用環境を考慮して印刷装置の状態や印刷装置の状態変化を予測できる。
本発明の構成によれば、印刷装置が設置される環境に関してセンサーで検出を行い、この検出結果を示す検出データをサーバーに送信するので、例えば、サーバーが印刷装置の使用環境を考慮して印刷装置の状態や印刷装置の状態変化を予測できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、印刷装置及び制御装置に通信ネットワークを介して接続可能なサーバーであって、前記印刷装置が備えるセンサーの検出結果を示す検出データを、前記制御装置から受信するサーバー側通信制御部と、前記サーバー側通信制御部により受信した検出データを記憶するサーバー側記憶部と、前記サーバー側記憶部が記憶する前記検出データを参照して、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測する予測処理部とを備える、ことを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置が備えるセンサーの検出結果を示す検出データをサーバーが記憶し、記憶した検出データを参照して、印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を予測する。このため、印刷装置の使用環境を考慮して、サーバーが印刷装置の性能の劣化や故障を予測できる。
本発明の構成によれば、印刷装置が備えるセンサーの検出結果を示す検出データをサーバーが記憶し、記憶した検出データを参照して、印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を予測する。このため、印刷装置の使用環境を考慮して、サーバーが印刷装置の性能の劣化や故障を予測できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、印刷装置と、制御装置と、サーバーとが通信ネットワークを介して接続可能な機器管理システムの制御方法であって、前記印刷装置により、前記印刷装置が設置される環境をセンサーにより検出し、前記センサーの検出結果に基づき検出データを生成し、前記生成した検出データを前記制御装置を経由して前記サーバーに送信し、前記サーバーにより、前記検出データをサーバー側記憶部に記憶し、前記サーバー側記憶部が記憶する前記検出データを参照して、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測する、ことを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置が設置される環境に関するセンサーの検出結果に基づきサーバーが印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を予測するので、印刷装置の使用環境を考慮して、印刷装置の性能の劣化や故障を予測できる。
本発明の構成によれば、印刷装置が設置される環境に関するセンサーの検出結果に基づきサーバーが印刷装置の状態又は印刷装置の状態変化を予測するので、印刷装置の使用環境を考慮して、印刷装置の性能の劣化や故障を予測できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る機器管理システム1の構成を示すブロック図である。
機器管理システム1は、サーバー9と、1または複数の拠点システム3とを通信ネットワークGNにより接続して構成される。通信ネットワークGNは、例えば遠隔地にある拠点システム3とサーバー9とを接続可能な広域通信ネットワークであり、インターネット等のオープンなネットワークであってもよいし、クローズドな通信ネットワークであってもよい。通信ネットワークGNがオープンなネットワークである場合、機器管理システム1では、VPN(Virtual Private Network)技術等を用いて、通信ネットワークGN上でセキュアな通信を実行してもよい。また、通信ネットワークGN、及び後述するローカルネットワークLNは、通信回線と、通信回線を介した通信を中継あるいは制御するルーター、ゲートウェイサーバー、スイッチ、ブリッジ等の各種ネットワーク機器を含んでもよい。また、通信ネットワークGN及びローカルネットワークLNを経由するデータ通信において使用される通信プロトコルは制限されない。
図1は、本実施形態に係る機器管理システム1の構成を示すブロック図である。
機器管理システム1は、サーバー9と、1または複数の拠点システム3とを通信ネットワークGNにより接続して構成される。通信ネットワークGNは、例えば遠隔地にある拠点システム3とサーバー9とを接続可能な広域通信ネットワークであり、インターネット等のオープンなネットワークであってもよいし、クローズドな通信ネットワークであってもよい。通信ネットワークGNがオープンなネットワークである場合、機器管理システム1では、VPN(Virtual Private Network)技術等を用いて、通信ネットワークGN上でセキュアな通信を実行してもよい。また、通信ネットワークGN、及び後述するローカルネットワークLNは、通信回線と、通信回線を介した通信を中継あるいは制御するルーター、ゲートウェイサーバー、スイッチ、ブリッジ等の各種ネットワーク機器を含んでもよい。また、通信ネットワークGN及びローカルネットワークLNを経由するデータ通信において使用される通信プロトコルは制限されない。
拠点システム3は、制御装置5と、制御装置5と同一の拠点に設置される1または複数の印刷装置7とを含む。拠点システム3は、1つの拠点に設置される制御装置5及び印刷装置7を含む。拠点システム3が設置される拠点の例としては、スーパーマーケットや、コンビニエンスストア、デパート、飲食店等、商品やサービス等を提供する店舗が挙げられる。
制御装置5は、拠点システム3を構成する印刷装置7とローカルネットワークLNにより接続され、ローカルネットワークLNを介して各種データを送受信する。また、制御装置5は、通信ネットワークGNを介してサーバー9との間で各種データを送受信可能である。ローカルネットワークLNは、拠点システム3が設置される拠点に敷設される通信ネットワークであり、有線または無線の通信回線を含む。
機器管理システム1を構成する拠点システム3及びサーバー9の数、拠点システム3における制御装置5及び印刷装置7の数は、いずれも任意である。本実施形態では一例として、複数の拠点システム3を1つのサーバー9に接続した機器管理システム1を示す。また、拠点システム3は、1つの制御装置5に複数の印刷装置7を接続した構成例を示す。
機器管理システム1を構成する拠点システム3及びサーバー9の数、拠点システム3における制御装置5及び印刷装置7の数は、いずれも任意である。本実施形態では一例として、複数の拠点システム3を1つのサーバー9に接続した機器管理システム1を示す。また、拠点システム3は、1つの制御装置5に複数の印刷装置7を接続した構成例を示す。
拠点システム3において、制御装置5は、印刷装置7に対して印刷実行を指示する制御データを送信する。印刷装置7は、制御装置5が送信する制御データを受信して、受信した制御データに従って印刷を実行する。
例えば、拠点システム3が店舗に設置される場合、制御装置5はPOS端末装置として、レジカウンターに設置され、商品またはサービスの提供に伴う会計処理を実行する。印刷装置7は、レジカウンターに設置される場合、制御装置5が実行する会計処理の結果を含むレシートや領収書を印刷(記録)する。また、印刷装置7は、食品を調理し提供する飲食店において、調理場に設置されてもよい。この場合、制御装置5は、顧客の注文を受け付けるデータ処理を実行し、顧客の注文に対応して調理を指示する帳票を印刷するための制御データを印刷装置7に出力する。調理場に設置された印刷装置7は、制御装置5から制御データを受信して、調理を指示する帳票を印刷する。
例えば、拠点システム3が店舗に設置される場合、制御装置5はPOS端末装置として、レジカウンターに設置され、商品またはサービスの提供に伴う会計処理を実行する。印刷装置7は、レジカウンターに設置される場合、制御装置5が実行する会計処理の結果を含むレシートや領収書を印刷(記録)する。また、印刷装置7は、食品を調理し提供する飲食店において、調理場に設置されてもよい。この場合、制御装置5は、顧客の注文を受け付けるデータ処理を実行し、顧客の注文に対応して調理を指示する帳票を印刷するための制御データを印刷装置7に出力する。調理場に設置された印刷装置7は、制御装置5から制御データを受信して、調理を指示する帳票を印刷する。
また、印刷装置7は、後述するようにセンサー15を備える。制御装置5は、印刷装置7が備えるセンサー15の検出結果を取得し、取得した検出結果を示す検出データをサーバー9に送信する。サーバー9は、センサー15の検出データを制御装置5から受信してサーバー側記憶部91に記憶する。そして、サーバー9は、サーバー側記憶部91に記憶した検出データをもとに、印刷装置7の稼働時間、故障時期、劣化の程度、或いは装置寿命等に関する予測を実行し、予測結果を出力する。
なお、図1では、サーバー9及び制御装置5を、それぞれ、1つのブロックによって表現するが、これらの装置が単一の装置として構成されることを意味しない。例えば、サーバー9を複数のサーバー装置で構成してもよく、制御装置5を複数の装置で構成してもよい。
サーバー9は、サーバー側制御部90と、サーバー側記憶部91と、サーバー側通信部92とを備える。
サーバー側制御部90は、図示しないCPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、サーバー9を制御する。
サーバー側制御部90は、通信制御部901(サーバー側通信制御部)、応答部902、及び、予測処理部903を備える。これら機能ブロックは、CPUが、対応するプログラム(例えば、所定のサーバーソフトウェア上で動作する専用のプログラム)を読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの連携により処理を実行する。これら機能ブロックの機能、及び、機能に基づく処理については後述する。
サーバー側記憶部91は、図示しないハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。サーバー側記憶部91は、検出データ911、ログファイル912(ログデータ)、及び、参照データ913を記憶する。
サーバー側通信部92は、サーバー側制御部90の制御で、通信ネットワークGNにアクセスし、通信ネットワークGNと接続する機器(制御装置5を含む)と通信する。
サーバー側制御部90は、図示しないCPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、サーバー9を制御する。
サーバー側制御部90は、通信制御部901(サーバー側通信制御部)、応答部902、及び、予測処理部903を備える。これら機能ブロックは、CPUが、対応するプログラム(例えば、所定のサーバーソフトウェア上で動作する専用のプログラム)を読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの連携により処理を実行する。これら機能ブロックの機能、及び、機能に基づく処理については後述する。
サーバー側記憶部91は、図示しないハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。サーバー側記憶部91は、検出データ911、ログファイル912(ログデータ)、及び、参照データ913を記憶する。
サーバー側通信部92は、サーバー側制御部90の制御で、通信ネットワークGNにアクセスし、通信ネットワークGNと接続する機器(制御装置5を含む)と通信する。
印刷装置7は、記録媒体としての紙または樹脂製のシートに、文字や画像を印刷(記録)する。本実施形態の印刷装置7は、記録媒体として感熱ロール紙を収容し、印刷ヘッド111によって感熱ロール紙にドットを形成することにより画像を印刷するラインサーマルプリンターである。
印刷装置7は、印刷装置側制御部10(制御部)、印刷部11、印刷装置側記憶部12、印刷装置側通信部13、センサー15、及び、表示部16を備える。
印刷装置側制御部10は、図示しないCPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、印刷装置7を制御する。
印刷装置側制御部10は、通信制御部101、印刷制御部102、検出制御部103、及び、ログ管理部104を備える。これら機能ブロックは、CPUが、対応するプログラム(例えば、ファームウェアや、サーバー9のサーバーソフトウェアに対応するクライアントソフトウェア)を読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの連携により処理を実行する。これら機能ブロックの機能、及び、機能に基づく処理については後述する。
印刷装置側制御部10は、図示しないCPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、印刷装置7を制御する。
印刷装置側制御部10は、通信制御部101、印刷制御部102、検出制御部103、及び、ログ管理部104を備える。これら機能ブロックは、CPUが、対応するプログラム(例えば、ファームウェアや、サーバー9のサーバーソフトウェアに対応するクライアントソフトウェア)を読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの連携により処理を実行する。これら機能ブロックの機能、及び、機能に基づく処理については後述する。
印刷部11は、発熱素子を直線状に配置したラインサーマルヘッドである印刷ヘッド111と、印刷ヘッド111に駆動電流を与えて感熱ロール紙にドットを形成させる印刷駆動回路112とを備える。また、印刷部11は、印刷制御部102の制御に従って印刷駆動回路112を動作させる印刷制御回路113を備える。なお、印刷部11は、感熱ロール紙を搬送する図示しない搬送機構を備える。また、印刷部11は、印刷ヘッド111により印刷された感熱ロール紙を切断するカッター(図示略)を備えてもよい。
印刷装置側記憶部12は、不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。印刷装置側記憶部12は、検出データ121、及び、ログファイル122(ログデータ)を記憶する。検出データ121は、印刷装置側制御部10が、センサー15の検出結果を取得し、取得した検出結果に基づき生成するデータである。ログファイル122は、印刷装置側制御部10が印刷部11を動作させたログ(動作記録)を含むデータである。言い換えれば、ログファイル122は、印刷動作に関する印刷装置7の動作記録を示すデータである。
印刷装置側通信部13は、印刷装置側制御部10の制御により、ローカルネットワークLNにアクセスし、ローカルネットワークLNに接続された機器(制御装置5)と通信する。
印刷装置側通信部13は、印刷装置側制御部10の制御により、ローカルネットワークLNにアクセスし、ローカルネットワークLNに接続された機器(制御装置5)と通信する。
センサー15は、印刷装置7が備える複数のセンサーの総称であり、例えば、埃センサー151、油センサー152、温度センサー153、湿度センサー154、静電気センサー155、及び、振動センサー156を含む。
埃センサー151は、印刷装置7が設置された環境における大気中の塵埃を検出するセンサーである。例えば、埃センサー151は、検出光を発する発光部と、検出光を受光する受光部とを備える光センサーであってもよい。この場合、埃センサー151は、受光部の受光状態を検出することにより、発光部と受光部との間に存在する塵埃の数及び/又は量(例えば、空気中の単位容積あたりの塵埃数及び/又は塵埃量)を検出する。また、埃センサー151は、大気中に露出する電極を備え、電極の静電容量を検出する静電容量センサーであってもよい。この場合、埃センサー151は、電極の静電容量を検出することにより、電極に付着した異物(塵埃を含む)の量を検出する。
また、埃センサー151は、印刷装置7の筐体の外側、或いは印刷装置7の筐体に収容される各部に蓄積する異物(塵埃を含む)の量を検出するセンサーであってもよい。印刷装置7の筐体に収容される各部は、例えば、印刷装置側制御部10を構成するCPU、ROM、RAM等が実装される制御基板、印刷駆動回路112や印刷制御回路113を実装する回路基板、印刷ヘッド111、或いは図示しない搬送部等である。埃センサー151は、印刷装置7の筐体に収容される各部のうち検出対象部分に蓄積する異物(塵埃を含む)の量を検出する。この場合の埃センサー151の具体的な構成は、例えば、検出対象部分に対して検出光を発する発光部と、検出対象部分で反射する検出光を受光する受光部とを備える光センサーであってもよい。この場合、埃センサー151は、受光部の受光状態を検出することにより、検出対象部分に付着した異物(塵埃を含む)の量を検出する。また、埃センサー151は、検出対象部分の静電容量を検出する静電容量センサーであってもよい。この場合、埃センサー151は、静電容量を検出することにより、検出対象部分に付着した異物(塵埃を含む)の量を検出する。
油センサー152は、印刷装置7が設置された環境における大気中を浮遊する油滴(いわゆるオイルミストを含み、サイズは制限されない)を検出するセンサーである。例えば、油センサー152は、検出光を発する発光部と、検出光を受光する受光部とを備える光センサーであってもよい。この場合、油センサー152は、受光部の受光状態を検出することにより、発光部と受光部との間に存在する油滴の数及び/又は量(例えば、空気中の単位容積あたりの油滴数及び/又は油滴量)を検出する。また、油センサー152は、大気中に露出する電極を備え、電極の静電容量を検出する静電容量センサーであってもよい。この場合、油センサー152は、電極の静電容量を検出することにより、電極に付着した油性の異物(油成分を含む異物)の量を検出する。
また、油センサー152は、印刷装置7の筐体の外側、或いは印刷装置7の筐体に収容される各部に蓄積する油性の異物の量を検出するセンサーであってもよい。印刷装置7の筐体に収容される各部は、例えば、印刷装置側制御部10を構成するCPU、ROM、RAM等が実装される制御基板、印刷駆動回路112や印刷制御回路113を実装する回路基板、印刷ヘッド111、或いは図示しない搬送部等である。油センサー152は、印刷装置7の筐体に収容される各部のうち検出対象部分に蓄積する油性の異物の量を検出する。この場合の油センサー152の具体的な構成は、例えば、検出対象部分に対して検出光を発する発光部と、検出対象部分で反射する検出光を受光する受光部とを備える光センサーであってもよい。この場合、油センサー152は、受光部の受光状態を検出することにより、油性の異物の量を検出する。また、油センサー152は、検出対象部分の静電容量を検出する静電容量センサーであってもよい。この場合、油センサー152は、静電容量を検出することにより、検出対象部分に付着した油性の異物の量を検出する。
温度センサー153は、印刷装置7が設置された環境における温度を検出するセンサーであり、印刷装置7の内部の温度を検出する構成であってもよい。
湿度センサー154は、印刷装置7が設置された環境における温度を検出するセンサーである。
湿度センサー154は、印刷装置7が設置された環境における温度を検出するセンサーである。
静電気センサー155は、印刷装置7の筐体または筐体に収容される各部に影響する静電気を検出するセンサーである。静電気センサー155は、例えば、印刷装置7の筐体の外部に露出し、或いは、印刷装置7の内部空間に設置される表面電位センサーであってもよい。また、静電気センサー155は、印刷装置7の筐体に収容される各部のうち検出対象部分に帯電する静電気を検出するセンサーであってもよい。印刷装置7の筐体に収容される各部は、例えば、印刷装置側制御部10を構成するCPU、ROM、RAM等が実装される制御基板、印刷駆動回路112や印刷制御回路113を実装する回路基板、印刷ヘッド111、或いは図示しない搬送部等である。
振動センサー156は、印刷装置7の筐体に加わる振動を検出するセンサーである。振動センサー156は、例えば、印刷装置7の内部に設置される加速度センサーとすることができる。
上記の各種センサーはセンサー15の例示にすぎず、センサー15は、その他のセンサーを備える構成であってもよい。また、センサー15の埃センサー151、油センサー152、温度センサー153、湿度センサー154、静電気センサー155、振動センサー156、及びその他のセンサーのうち複数のセンサーをモジュール化して印刷装置7に設定してもよい。また、センサー15は、複数のセンサーの機能を統合した統合センサーモジュールを備えてもよい。また、センサー15は、複数のセンサーの機能を有する多機能センサーを備えてもよいし、単一のセンサーにより上述の各種センサーのうち複数のセンサーを代替してもよい。さらに、センサー15は、上述の各種センサーのうちいずれか1のセンサーの検出値を、複数のセンサーの検出値から、いわゆるセンサーフュージョンにより求める構成であってもよい。
また、センサー15は、上記の各種センサーに対して検出用の電力を供給する電力供給部(図示略)や、各種センサーの検出値をデジタルデータに変換するA(Analog)/D(Digital)コンバーターに接続されてもよい。
また、センサー15は、上記の各種センサーに対して検出用の電力を供給する電力供給部(図示略)や、各種センサーの検出値をデジタルデータに変換するA(Analog)/D(Digital)コンバーターに接続されてもよい。
表示部16は、液晶ディスプレイパネル、有機EL(OLED:Organic Electroluminescence Display)パネル等の表示パネルを備え、印刷装置側制御部10の制御に従って各種情報を表示する。
制御装置5は、制御部30と、制御装置側記憶部31と、制御装置側通信部32とを備える。
制御部30は、図示しないCPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、制御装置5を制御する。
制御部30は、通信制御部301、データ処理部302、及び、記録制御部303を備える。これら機能ブロックは、CPUが、対応するプログラム(例えば、所定のサーバーソフトウェア上で動作する専用のプログラム)を読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの連携により処理を実行する。これら機能ブロックの機能、及び、機能に基づく処理については後述する。
制御部30は、図示しないCPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、制御装置5を制御する。
制御部30は、通信制御部301、データ処理部302、及び、記録制御部303を備える。これら機能ブロックは、CPUが、対応するプログラム(例えば、所定のサーバーソフトウェア上で動作する専用のプログラム)を読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの連携により処理を実行する。これら機能ブロックの機能、及び、機能に基づく処理については後述する。
制御装置側記憶部31は、図示しないハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。制御装置側記憶部31は、検出データ311、及び、ログファイル312(ログデータ)を記憶する。検出データ311及びログファイル312は、制御部30によって印刷装置7から取得したデータ、或いは、取得したデータに基づき生成したデータである。
制御装置側通信部32は、制御部30の制御で、通信ネットワークGNにアクセスし、通信ネットワークGNと接続する機器(サーバー9を含む)と通信する。
また、制御装置側通信部32は、制御部30の制御に従って、ローカルネットワークLNに接続して、ローカルネットワークLNに接続する装置(印刷装置7を含む)と通信する。
また、制御装置側通信部32は、制御部30の制御に従って、ローカルネットワークLNに接続して、ローカルネットワークLNに接続する装置(印刷装置7を含む)と通信する。
図1の構成では、制御装置側通信部32は、ローカルネットワークLNと、通信ネットワークGNとの両方に接続される。制御装置側通信部32は、例えば、ローカルネットワークLNに接続するネットワークインターフェースと、通信ネットワークGNに接続するネットワークインターフェースとを備えてもよい。
また、図1の構成では、制御装置5が直接、通信ネットワークGNに接続される構成を示すが、例えば、通信ネットワークGNに接続するルーター(図示略)を拠点システム3に設けてもよい。この場合、制御装置側通信部32は通信ネットワークGNに直接接続されず、ローカルネットワークLNを介してルーターに接続する。ルーターは、ローカルネットワークLNを通信ネットワークGNに接続する。すなわち、ルーターは、通信ネットワークGNに接続される装置(サーバー9を含む)と、ローカルネットワークLNに接続される装置(制御装置5を含む)との間のデータ通信を中継する。このように、機器管理システム1では、サーバー9と制御装置5とが相互にデータ通信可能であれば、具体的なネットワーク構成等は制限されない。
制御装置5は、上述したように店舗に設置されて会計処理等を実行し、会計処理の結果を含むレシートや領収書を印刷するための制御データを生成して、印刷装置7に出力する。拠点システム3が複数の印刷装置7を含む場合、制御装置5は、いずれかの印刷装置7を選択して制御データを出力できる。また、制御装置5は、調理を指示する帳票を印刷するための制御データを印刷装置7に出力してもよい。制御装置5が出力する制御データは、送信先の印刷装置7を指定するデータのほか、印刷実行を指示するコマンド、及び、印刷する画像の画像データや印刷する文字を示すテキストデータ等を含む。
図2は、機器管理システム1の機能的構成を示す機能ブロック図である。具体的には、印刷装置7の印刷装置側制御部10が備える機能ブロック、制御装置5の制御部30が備える機能ブロック、及び、サーバー9のサーバー側制御部90が備える機能ブロックを、付随するデータと共に示す図である。図2を参照して、機器管理システム1の各部の動作と送受信されるデータについて説明する。
制御装置5が備えるデータ処理部302は、上述した会計処理を行うためのアプリケーションプログラムや、注文の入力を受け付けて、入力された注文に対応する帳票を印刷させるアプリケーションプログラムを実行する。データ処理部302は、印刷装置7により印刷するレシート或いは帳票の印刷形態、及び印刷されるデータを含むデータを生成して、記録制御部303に出力する。データ処理部302が出力するデータは、レシート或いは帳票の種類やサイズを指定するデータ、及び、印刷される画像や文字のデータを含み、印刷を実行する印刷装置7を指定するデータを含んでもよい。
記録制御部303は、データ処理部302から入力されるデータに基づき、印刷装置7が実行するコマンドと、印刷される画像データやテキストデータとを含む制御データD11を生成する。通信制御部301は、記録制御部303が生成した制御データD11に、送信先の印刷装置7を指定するデータ等を付加した制御データD12を生成し、印刷装置7に送信する。
記録制御部303は、データ処理部302から入力されるデータに基づき、印刷装置7が実行するコマンドと、印刷される画像データやテキストデータとを含む制御データD11を生成する。通信制御部301は、記録制御部303が生成した制御データD11に、送信先の印刷装置7を指定するデータ等を付加した制御データD12を生成し、印刷装置7に送信する。
印刷装置7の通信制御部101は、制御装置5が送信する制御データD12を受信して、印刷制御部102に制御データD13を出力する。通信制御部101は、制御装置5が送信する制御データD12から、送信先の印刷装置7を指定するデータを除外して、制御データD13を生成する。ここで、通信制御部101は、制御装置5から受信する制御データD12をそのまま印刷制御部102に出力してもよい。
印刷制御部102は、制御データD13に含まれるコマンドを実行し、印刷部11によってレシート或いは帳票の印刷を実行させる。
また、印刷制御部102は、印刷部11の動作状態を含む情報を取得してログ管理部104に出力し、ログ管理部104は、印刷装置7の動作のログを含むログファイルD31(ログデータ)を生成する。ログ管理部104は、生成したログファイルD31により、印刷装置側記憶部12が記憶するログファイル122を更新する。
また、印刷制御部102は、印刷部11の動作状態を含む情報を取得してログ管理部104に出力し、ログ管理部104は、印刷装置7の動作のログを含むログファイルD31(ログデータ)を生成する。ログ管理部104は、生成したログファイルD31により、印刷装置側記憶部12が記憶するログファイル122を更新する。
ログファイル122は、印刷装置7の動作の記録とみなされるログのデータを含む。ログファイル122は、例えば、印刷ヘッド111が形成したライン数の累積値(累積ライン数)、印刷部11により出力したレシート或いは帳票の累積枚数(累積印刷枚数)、印刷装置7の累積稼働時間等を含む。累積ライン数や累積印刷枚数は印刷制御部102がカウントする。また、ログファイル122は、印刷装置7において発生したエラーの記録(エラーログ)を含む。エラーには、例えば、印刷部11における用紙切れ、用紙詰まり、制御データ異常、印刷ヘッド111の温度異常等がある。これらのエラーが発生した場合、ログ管理部104は、発生したエラーの種類と発生日時とを含むエラーログを含むログファイルD31を生成し、ログファイル122を更新する。
印刷装置7では、検出制御部103が、センサー15の検出結果を取得し、取得した検出結果を示す検出データD21を生成する。例えば、検出制御部103は、センサー15の埃センサー151、油センサー152、温度センサー153、湿度センサー154、静電気センサー155、及び振動センサー156のそれぞれの検出値を取得する。検出制御部103は、検出値に関するデータ処理が必要なセンサーについては、適宜、データ処理を実行する。検出制御部103は、各センサーの検出結果を示すデータを含む検出データD21を生成する。
検出制御部103は、センサー15のそれぞれのセンサーに対して予め設定されたサンプリング周期で、検出値を取得する。検出制御部103は、それぞれのセンサーの検出値を個別に取得し、検出値を取得する毎に検出データD21を生成してもよい。この場合、検出データD21は、他のセンサーよりもサンプリング周期が長い時間に設定された一部のセンサーの検出結果を示すデータを含まないことがある。また、検出制御部103は、センサー15の全てのセンサーの検出値を取得した後で検出データD21を生成してもよい。この場合、検出データD21は、全てのセンサーの検出結果を示すデータを含む。検出データD21は最もサンプリング周期が長いセンサーのサンプリング周期に従って、生成される。
検出制御部103は、生成した検出データD21により、印刷装置側記憶部12が記憶する検出データ121を更新する。検出データ121は、センサー15の検出結果を取得した日時と、検出結果を示すデータとを対応付けて含む。検出データD21が一部のセンサーの検出結果を示すデータを含まない場合、検出制御部103は、検出データD21に検出結果が含まれる一部のセンサーについて、検出データ121を更新する。
また、ログ管理部104は、印刷装置側記憶部12が記憶する検出データ121、及びログファイル122を読み出して、制御装置5に送信する機能を有する。ログ管理部104は、例えば、制御装置5によって検出データの送信が要求された場合に、この要求に従って、検出データ121及びログファイル122を読み出して、通信制御部101に出力する。通信制御部101は、ログ管理部104から入力される検出データ121及びログファイル122に基づき、検出データD22及びログファイルD32(ログデータ)を生成して、制御装置5に送信する。検出データD22は、例えば、検出データ121に、送信先である制御装置5を指定するデータ、及び、送信元の印刷装置7を識別するデータを付加したデータである。検出データD22が、検出データ121と同一のデータであってもよい。ログファイルD32は、例えば、ログファイル122に、送信先である制御装置5を指定するデータ、及び、送信元の印刷装置7を識別するデータを付加したデータである。ログファイルD32が、ログファイル122と同一のデータであってもよい。
制御装置5の通信制御部301は、通信制御部101から検出データD22及びログファイルD32を受信して、制御装置側記憶部31に記憶した検出データ311及びログファイル312を更新する。検出データ311は、例えば、検出データD22から、送信先として制御装置5を指定するデータを除いたデータである。また、ログファイル312は、例えば、ログファイルD32から、送信先として制御装置5を指定するデータを除いたデータである。
通信制御部301は、制御装置側記憶部31が記憶する検出データ311、及びログファイル312を読み出して、送信用の検出データD23及びログファイルD33(ログデータ)を生成し、サーバー9に送信する。例えば、通信制御部301は、予め設定された送信周期に従って、検出データD23及びログファイルD33を送信する。検出データD23は、例えば、検出データ311に、送信元の制御装置5を識別するデータ、及び、送信先であるサーバー9を指定するデータを付加したデータである。ログファイルD33は、例えば、ログファイル312に、送信元の制御装置5を識別するデータ、及び、送信先であるサーバー9を指定するデータを付加したデータである。検出データD23が、検出データ311と同一のデータであってもよい。また、ログファイルD33が、ログファイル312と同一のデータであってもよい。
通信制御部901は、通信制御部301から検出データD23及びログファイルD33を受信して応答部902に出力する。応答部902は、検出データD23及びログファイルD33に基づき、サーバー側記憶部91の検出データ911及びログファイル912を更新する。
サーバー9は、制御装置5から検出データD23及びログファイルD33を何度も受信し、応答部902は、検出データD23及びログファイルD33を受信する毎に、サーバー側記憶部91の検出データ911及びログファイル912を更新する。サーバー側記憶部91が記憶する検出データ911及びログファイル912のデータ形式は任意であるが、検出データ911は、通信制御部901が受信した検出データD23を累積したデータとすることができる。すなわち、検出データ911は、通信制御部901が過去に受信した複数の検出データD23を累積的に含むデータ、或いは、受信した複数の検出データD23を累積して演算処理した結果等を含むデータである。また、ログファイル912は、通信制御部901が受信したログファイルD33を累積して統合したデータとすることができる。すなわち、ログファイル912は、通信制御部901が過去に受信した複数のログファイルD33を累積的に含むデータ、或いは、受信した複数のログファイルD33を累積して演算処理した結果を含むデータである。このように、サーバー側記憶部91は、検出データ及びログファイルを累積的に記憶する。
図3は、検出データ911の構成例を示す模式図である。
検出データ911には、例えば図3に示すように、拠点識別情報、印刷装置識別情報、センサー識別情報、センサー種別情報、日時情報、及び検出値を示すデータがそれぞれ含まれる。拠点識別情報は、制御装置5或いは拠点システム3を識別する情報であり、例えば、予め制御装置5に付与された固有のID等である。印刷装置識別情報は印刷装置7を識別する情報であり、例えば、予め印刷装置7に付与された固有のIDであるが、拠点システム3において印刷装置7を特定できる情報であればよい。センサー識別情報は、センサー15が有するセンサーを識別する情報である。例えば、センサー15に含まれる埃センサー151、油センサー152、温度センサー153、湿度センサー154、静電気センサー155、及び振動センサー156のそれぞれに、固有のIDが付されている場合、このIDを、センサー識別情報として利用できる。センサー15が本実施形態で例示する以外のセンサーを備える場合、このセンサーに対応するセンサー識別情報が設定される。センサー識別情報は、印刷装置7のセンサー15においてそれぞれのセンサーを識別できる情報であればよい。センサー種別情報はセンサーの種類を示す情報であり、日時情報は検出結果(検出値)を検出制御部103が取得した日時を示す情報である。このように、検出データ911は、拠点システム3、印刷装置7及び印刷装置7が備えるセンサーを特定できる情報と、このセンサーの検出結果とを含む。
図3に示す形式では、1つの検出データ911が1つのセンサーの1回の検出結果を含む構成であるが、検出データ911のファイル形式は図3の形式に限定されない。例えば、1つのセンサーの1回の検出結果を含むレコードを、センサー毎に統合したファイルであってもよいし、印刷装置7が備える各センサーの1回の検出結果を含むレコードを、印刷装置7毎に統合したファイルであってもよい。
検出データ911には、例えば図3に示すように、拠点識別情報、印刷装置識別情報、センサー識別情報、センサー種別情報、日時情報、及び検出値を示すデータがそれぞれ含まれる。拠点識別情報は、制御装置5或いは拠点システム3を識別する情報であり、例えば、予め制御装置5に付与された固有のID等である。印刷装置識別情報は印刷装置7を識別する情報であり、例えば、予め印刷装置7に付与された固有のIDであるが、拠点システム3において印刷装置7を特定できる情報であればよい。センサー識別情報は、センサー15が有するセンサーを識別する情報である。例えば、センサー15に含まれる埃センサー151、油センサー152、温度センサー153、湿度センサー154、静電気センサー155、及び振動センサー156のそれぞれに、固有のIDが付されている場合、このIDを、センサー識別情報として利用できる。センサー15が本実施形態で例示する以外のセンサーを備える場合、このセンサーに対応するセンサー識別情報が設定される。センサー識別情報は、印刷装置7のセンサー15においてそれぞれのセンサーを識別できる情報であればよい。センサー種別情報はセンサーの種類を示す情報であり、日時情報は検出結果(検出値)を検出制御部103が取得した日時を示す情報である。このように、検出データ911は、拠点システム3、印刷装置7及び印刷装置7が備えるセンサーを特定できる情報と、このセンサーの検出結果とを含む。
図3に示す形式では、1つの検出データ911が1つのセンサーの1回の検出結果を含む構成であるが、検出データ911のファイル形式は図3の形式に限定されない。例えば、1つのセンサーの1回の検出結果を含むレコードを、センサー毎に統合したファイルであってもよいし、印刷装置7が備える各センサーの1回の検出結果を含むレコードを、印刷装置7毎に統合したファイルであってもよい。
一方、ログファイル912は、ログファイル122に含まれる情報に、拠点識別情報及び印刷装置識別情報のように、拠点システム3及び印刷装置7を特定できる情報を含む。
ここで、検出データ911に、ログファイル122に含まれる情報を付加してサーバー側記憶部91に記憶することも可能である。この場合の検出データ911の構成例を図4に示す。
ここで、検出データ911に、ログファイル122に含まれる情報を付加してサーバー側記憶部91に記憶することも可能である。この場合の検出データ911の構成例を図4に示す。
図4は、検出データ911の別の構成例である検出データ911Aの模式図である。
検出データ911Aは、例えば図3に示した検出データ911に含まれる各種情報に対応付けて、ログを含む。ログの内容は、図4に示すように、エラーログ、累積ライン数、累積印刷枚数、累積稼働時間を含む。検出データ911Aを、印刷装置7が備えるセンサー毎にレコードを有する構成として、複数のレコードに対し共通のログを対応付けてもよい。
検出データ911Aは、例えば図3に示した検出データ911に含まれる各種情報に対応付けて、ログを含む。ログの内容は、図4に示すように、エラーログ、累積ライン数、累積印刷枚数、累積稼働時間を含む。検出データ911Aを、印刷装置7が備えるセンサー毎にレコードを有する構成として、複数のレコードに対し共通のログを対応付けてもよい。
図2に戻り、サーバー側記憶部91は、参照データ913を記憶する。参照データ913は、予測処理部903が、複数の印刷装置7の検出データ911に基づく統計処理、解析処理を行うことにより生成したデータである。
詳細には、予測処理部903は、複数の印刷装置7について、それぞれの印刷装置7が備えるセンサー15の検出結果を含む検出データ911と、それぞれの印刷装置7のエラーログを含むログファイル912とを読み出す。予測処理部903は、印刷装置7のエラーログに基づき、印刷装置7のエラーの種類毎に、エラーが発生したときの累積ライン数、累積印刷枚数、及び稼働時間の少なくともいずれかとの相関を求める。この相関を複数の印刷装置7について求め、統計処理を行うことにより、例えば、印刷装置7においてエラーが発生するまでの累積ライン数、累積印刷枚数、及び稼働時間の平均値、分散、標準偏差が求められる。さらに、それぞれの印刷装置7でエラーが発生するまでの累積ライン数、累積印刷枚数、及び稼働時間の偏差値等を求め、各印刷装置7のエラー発生状況を相対化する指標値が得られる。
詳細には、予測処理部903は、複数の印刷装置7について、それぞれの印刷装置7が備えるセンサー15の検出結果を含む検出データ911と、それぞれの印刷装置7のエラーログを含むログファイル912とを読み出す。予測処理部903は、印刷装置7のエラーログに基づき、印刷装置7のエラーの種類毎に、エラーが発生したときの累積ライン数、累積印刷枚数、及び稼働時間の少なくともいずれかとの相関を求める。この相関を複数の印刷装置7について求め、統計処理を行うことにより、例えば、印刷装置7においてエラーが発生するまでの累積ライン数、累積印刷枚数、及び稼働時間の平均値、分散、標準偏差が求められる。さらに、それぞれの印刷装置7でエラーが発生するまでの累積ライン数、累積印刷枚数、及び稼働時間の偏差値等を求め、各印刷装置7のエラー発生状況を相対化する指標値が得られる。
さらに、予測処理部903は、各印刷装置7のエラー発生状況を相対化する指標値と、それぞれの印刷装置7が備えるセンサー15の検出結果との相関を求める。これにより、センサー15の検出結果が、印刷装置7のエラーの発生状況に与える影響を求めることができる。予測処理部903は、これらの統計的な解析の結果を示す参照データ913を生成する。また、予測処理部903は、予め設定された期間毎に、或いは、サーバー側記憶部91の検出データ911、ログファイル912が更新される毎に、参照データ913を更新する。
このようにして得られる参照データ913は、センサー15の検出結果が、印刷装置7のエラーの発生状況に与える影響に関するデータであり、例えば、センサー15の検出結果から、印刷装置7の状態変化、例えば印刷装置7の故障発生までの稼働時間を求めるための指標である。また、例えば、予測処理部903は、予測処理において、印刷装置7の状態、例えば印刷装置7の劣化の程度を予測してもよい。予測処理部903は、複数の印刷装置7に関する検出データ911及びログファイル912を解析することにより、センサー15の検出結果と印刷装置7の故障との因果関係を求める処理を行うこともできる。さらに、予測処理部903は、検出データ911、ログファイル912、及び参照データ913の少なくともいずれかと、サーバー9が外部から取得する解析用の外部データとを用いて、解析を行っても良い。例えば、印刷装置7が劣化あるいは故障の頻発により廃棄された場合に、廃棄されるまでの稼働時間等に関するデータを、外部データとしてサーバー9に与えることが考えられる。
予測処理部903は、検出データ911が更新される毎に、サーバー側記憶部91が記憶する参照データ913を更新してもよい。
予測処理部903は、通信制御部901により制御装置5から受信した検出データD23を取得し、サーバー側記憶部91から参照データ913を取得し、検出データD23と参照データ913とに基づいて、印刷装置7の状態、又は、印刷装置7の状態変化を予測する予測処理を行う。予測処理は、印刷装置7が設置される環境と印刷装置7の故障との因果関係を解析し、印刷装置7の状態、又は、印刷装置7の状態変化を予測する処理である。予測処理では、参照データ913に基づき、検出データD23に該当する印刷装置7の稼働時間を予測する。具体的には、印刷装置7において次回の故障が発生するまでの稼働時間を求める。予測処理部903は、予測処理の結果が、報知を行うべき条件に該当する場合は、予測処理の結果を含む予測データD51を生成して、通信制御部901に出力する。予測データD51は、印刷装置7において故障発生が予測されるまでの残り稼働時間や、故障発生に注意を促すメッセージ等を表示するためのデータである。
予測処理部903は、予測処理において、検出データD23及び参照データ913に加え、ログファイル912を参照して、印刷装置7の状態、又は、印刷装置7の状態変化を予測してもよい。
通信制御部901は、予測処理部903が出力した予測データD51に送信先の制御装置5を示すデータを付加して制御装置5に送信する。
予測処理部903は、通信制御部901により制御装置5から受信した検出データD23を取得し、サーバー側記憶部91から参照データ913を取得し、検出データD23と参照データ913とに基づいて、印刷装置7の状態、又は、印刷装置7の状態変化を予測する予測処理を行う。予測処理は、印刷装置7が設置される環境と印刷装置7の故障との因果関係を解析し、印刷装置7の状態、又は、印刷装置7の状態変化を予測する処理である。予測処理では、参照データ913に基づき、検出データD23に該当する印刷装置7の稼働時間を予測する。具体的には、印刷装置7において次回の故障が発生するまでの稼働時間を求める。予測処理部903は、予測処理の結果が、報知を行うべき条件に該当する場合は、予測処理の結果を含む予測データD51を生成して、通信制御部901に出力する。予測データD51は、印刷装置7において故障発生が予測されるまでの残り稼働時間や、故障発生に注意を促すメッセージ等を表示するためのデータである。
予測処理部903は、予測処理において、検出データD23及び参照データ913に加え、ログファイル912を参照して、印刷装置7の状態、又は、印刷装置7の状態変化を予測してもよい。
通信制御部901は、予測処理部903が出力した予測データD51に送信先の制御装置5を示すデータを付加して制御装置5に送信する。
最も単純な予測処理としては、予測処理部903は、過去に受信した検出データD23に相当する検出データ911と、通信制御部901で受信した検出データD23とを比較して、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測できる。これに対し、本実施形態では、過去に受信して記憶した検出データ911に基づき生成される参照データ913と、検出データD23とを比較する。参照データ913は、過去に受信した検出データD23に相当するデータということができ、より高精度で適切な予測処理を行うために加工された検出データといえる。本実施形態のように、参照データ913と、検出データD23とを比較することで、より詳細に印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測することができる。
予測処理で予測される印刷装置7の状態とは、例えば、印刷装置7の劣化、汚れ、消耗部品の消耗の程度、耐久性を有する部品の劣化の程度等である。また、印刷装置7の状態変化の予測とは、例えば、印刷装置7において故障やエラーが発生する時期の予測である。
また、予測処理において、印刷装置7の劣化の程度を予測する場合、予測処理部903は、印刷装置7の劣化の程度を示す予測結果を求めることができ、例えば、印刷装置7の劣化の程度を段階的に示す予測結果を、予測データD51として出力してもよい。
また、予測処理において、印刷装置7の劣化の程度を予測する場合、予測処理部903は、印刷装置7の劣化の程度を示す予測結果を求めることができ、例えば、印刷装置7の劣化の程度を段階的に示す予測結果を、予測データD51として出力してもよい。
通信制御部301は、サーバー9から予測データD51を受信して、印刷装置7に送信する。通信制御部101は、制御装置5から受信した予測データD51を表示部16に出力し、表示部16により表示させる。
参照データ913は、予測処理部903が生成してサーバー側記憶部91に記憶させる形態のほか、サーバー9が他の装置から受信してサーバー側記憶部91に記憶させる形態としてもよい。つまり、印刷装置7の機種毎に用意された参照データ913を、サーバー9が、他の装置からダウンロードして記憶してもよい。例えば、印刷装置7の機種毎に標準的な参照データ913が、印刷装置7の製造事業者から提供される場合に、この参照データ913を用いることで、統一された基準に基づき印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測できるという利点がある。
図5は、印刷装置7の動作を示すフローチャートであり、印刷に係る動作を示す。
印刷装置側制御部10は、制御装置5から制御データを受信すると(ステップS11)、受信した制御データに含まれるコマンド、及び、画像データまたはテキストデータを含む印刷用のデータを解析する(ステップS12)。印刷装置側制御部10は、印刷部11により印刷を実行するための印刷データを生成し(ステップS13)、生成した印刷データに基づき印刷部11を動作させて、レシート或いは帳票を印刷する(ステップS14)。印刷装置側制御部10は、印刷部11を動作させた結果に基づき、印刷装置側記憶部12が記憶するログファイル122を更新する(ステップS15)。
図5に示す動作は、印刷装置7の電源がオンになっている間、制御装置5から制御データを受信する毎に実行される。
印刷装置側制御部10は、制御装置5から制御データを受信すると(ステップS11)、受信した制御データに含まれるコマンド、及び、画像データまたはテキストデータを含む印刷用のデータを解析する(ステップS12)。印刷装置側制御部10は、印刷部11により印刷を実行するための印刷データを生成し(ステップS13)、生成した印刷データに基づき印刷部11を動作させて、レシート或いは帳票を印刷する(ステップS14)。印刷装置側制御部10は、印刷部11を動作させた結果に基づき、印刷装置側記憶部12が記憶するログファイル122を更新する(ステップS15)。
図5に示す動作は、印刷装置7の電源がオンになっている間、制御装置5から制御データを受信する毎に実行される。
図6は、印刷装置7の動作を示すフローチャートであり、センサー15の検出結果の取得に係る動作を示す。
印刷装置側制御部10は、予め設定されたサンプリング周期に基づきセンサー15の検出タイミングになったか否かを判定し(ステップS31)、検出タイミングになっていない場合(ステップS31;No)は待機する。検出タイミングになった場合(ステップS31;Yes)、印刷装置側制御部10は、センサー15の検出値を取得する(ステップS32)。印刷装置側制御部10は、取得した検出値に基づき検出データを生成し、印刷装置側記憶部12に検出データ121として記憶させる(ステップS33)。
印刷装置側制御部10は、予め設定されたサンプリング周期に基づきセンサー15の検出タイミングになったか否かを判定し(ステップS31)、検出タイミングになっていない場合(ステップS31;No)は待機する。検出タイミングになった場合(ステップS31;Yes)、印刷装置側制御部10は、センサー15の検出値を取得する(ステップS32)。印刷装置側制御部10は、取得した検出値に基づき検出データを生成し、印刷装置側記憶部12に検出データ121として記憶させる(ステップS33)。
印刷装置側制御部10は、制御装置5から検出データの送信を求めるリクエストを受信したか否かを判定する(ステップS34)。リクエストを受信した場合(ステップS34;Yes)、印刷装置側制御部10は、印刷装置側記憶部12が記憶する検出データ121及びログファイル122に印刷装置を識別する情報を付加した検出データ及びログファイル(図2の検出データD22及びログファイルD32)を、制御装置に送信して(ステップS35)、本処理を終了する。また、リクエストを受信していない場合(ステップS34;No)、印刷装置側制御部10は、そのまま本処理を終了する。
図6に示す動作は、印刷装置7の電源がオンになっている間、サンプリング周期が経過する毎に実行される。また、印刷装置側制御部10は、制御装置5からリクエストを受信した場合に、この受信に応じて、割り込み処理によりステップS35の動作を実行してもよい。また、印刷装置側制御部10は、図6の動作を、図5の動作と並行して実行してもよいし、図5の印刷を実行する間はセンサー15の検出値の取得を一時停止してもよい。
図6に示す動作は、印刷装置7の電源がオンになっている間、サンプリング周期が経過する毎に実行される。また、印刷装置側制御部10は、制御装置5からリクエストを受信した場合に、この受信に応じて、割り込み処理によりステップS35の動作を実行してもよい。また、印刷装置側制御部10は、図6の動作を、図5の動作と並行して実行してもよいし、図5の印刷を実行する間はセンサー15の検出値の取得を一時停止してもよい。
図7は、制御装置5の動作を示すフローチャートである。
制御部30は、予め設定された検出周期に基づき、印刷装置7の検出データを取得するタイミングになったか否かを判定し(ステップS51)、検出タイミングになっていない場合(ステップS51;No)は待機する。検出タイミングになった場合(ステップS51;Yes)、制御部30は、印刷装置7に対して検出データの送信を求めるリクエストを送信する(ステップS52)。
制御部30は、予め設定された検出周期に基づき、印刷装置7の検出データを取得するタイミングになったか否かを判定し(ステップS51)、検出タイミングになっていない場合(ステップS51;No)は待機する。検出タイミングになった場合(ステップS51;Yes)、制御部30は、印刷装置7に対して検出データの送信を求めるリクエストを送信する(ステップS52)。
制御部30は、リクエストを送信した印刷装置7から応答があったか否かを判定し(ステップS53)、応答がない場合(ステップS53;No)は待機する。応答があった場合(ステップS53;Yes)、制御部30は、印刷装置7から検出データとログファイルとを受信し(ステップS54)、制御装置側記憶部31に記憶する(ステップS55)。その後、制御部30は、制御装置側記憶部31に記憶した検出データ、及びログファイルに、制御装置5を識別する情報を付加して、サーバー9に送信する(ステップS56)。
制御部30は、制御装置5に接続されたそれぞれの印刷装置7に対して、個別に、図7に示す動作を実行する。複数の印刷装置7に対し、図7の動作を並行して実行してもよい。
制御部30は、制御装置5に接続されたそれぞれの印刷装置7に対して、個別に、図7に示す動作を実行する。複数の印刷装置7に対し、図7の動作を並行して実行してもよい。
図8は、サーバー9の動作を示すフローチャートである。
サーバー側制御部90は、制御装置5から検出データ及びログファイルを受信し(ステップS71)、受信した検出データ及びログファイルに基づき検出データ911及びログファイル912をサーバー側記憶部91に記憶する(ステップS72)。
サーバー側制御部90は、制御装置5から検出データ及びログファイルを受信し(ステップS71)、受信した検出データ及びログファイルに基づき検出データ911及びログファイル912をサーバー側記憶部91に記憶する(ステップS72)。
その後、サーバー側制御部90は、予測処理を行う印刷装置7を設定し(ステップS73)、設定した印刷装置7に対応する検出データ911と、参照データ913とをサーバー側記憶部91から取得する(ステップS74)。サーバー側制御部90は、取得した検出データ911及び参照データ913に基づいて、印刷装置7の稼働時間や故障時期など、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測する処理を実行する(ステップS75)。ここで、サーバー側制御部90は、検出データ911及び参照データ913に加え、ログファイル912を参照して、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測してもよい。サーバー側制御部90は、予測処理の結果が、報知を行う条件に該当するか否かを判定する(ステップS76)。報知を行う条件は、例えば、故障が発生する可能性が所定以上となる稼働時間までの残り稼働時間が、予め設定された時間以下であること、等である。また、予測処理の結果が、印刷装置7の劣化の程度を示すデータである場合には、全ての予測処理の結果を報知するように、報知を行う条件を設定してもよいし、劣化の程度が所定値以上である場合、すなわち、印刷装置7が設定されたレベルよりも劣化している場合に、報知を行うように、条件を設定してもよい。予測処理の結果が、報知を行う条件に該当すると判定した場合(ステップS76;Yes)、サーバー側制御部90は、報知用の予測データを生成し、制御装置5を経由して印刷装置7に送信する(ステップS77)。また、予測処理の結果が報知を行う条件に該当しないと判定した場合(ステップS76;No)、サーバー側制御部90は、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る機器管理システム1は、印刷装置7と、制御装置5と、サーバー9とが通信ネットワークGNを介して接続可能なシステムである。印刷装置7は、印刷装置7が設置される環境を検出するセンサー15と、センサー15の検出結果に基づき検出データ121を生成する印刷装置側制御部10と、検出データ121を制御装置5を経由してサーバー9に送信する印刷装置側通信部13と、を備える。サーバー9は、検出データ911を記憶するサーバー側記憶部91と、サーバー側記憶部91が記憶する検出データ911を参照して、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測する予測処理部903とを備える。
本発明を適用した機器管理システム1、及び、機器管理システム1の制御方法によれば、印刷装置7が設置される環境に関するセンサー15の検出結果を参照して、サーバー9が印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測する。これにより、印刷装置7の使用環境を考慮して性能の劣化や故障を予測できる。
また、本実施形態のように、センサー15は、例えば、埃センサー151、油センサー152、温度センサー153、湿度センサー154、静電気センサー155、振動センサー156のうち少なくとも1つのセンサーを含む構成とすることができる。これにより、印刷装置7が設置される使用環境における埃、油、温度、湿度、静電気、或いは振動を考慮して、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測し、性能の劣化や故障を予測できる。
また、制御装置5は、検出データ121を取得してサーバー9に送信する通信制御部301を備える。これにより、印刷装置7のセンサー15の検出結果を、制御装置5がサーバー9に送信することにより、サーバー9がセンサー15の検出結果を効率よく収集できる。
また、印刷装置7は、検出データ121、及び、印刷装置7の動作記録を示すログファイル122を記憶する印刷装置側記憶部12を有する。通信制御部301は、印刷装置側記憶部12に記憶された検出データ121及びログファイル122を取得してサーバー9に送信する。これにより、印刷装置7が記憶する検出データ121を制御装置5が取得してサーバー9に送信するので、サーバー9がセンサー15の検出結果及び印刷装置7の動作のログを効率よく収集できる。
また、ログファイルは、印刷装置7が印刷した累積印刷枚数、又は、印刷装置7の累積可動時間の少なくともいずれか1つを示すデータを含む。これにより、印刷装置7が印刷した累積印刷枚数、又は、印刷装置7の累積可動時間の少なくともいずれか1つと、センサー15の検出結果とに基づき、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を、より高精度で予測できる。
また、予測処理部903は、サーバー側記憶部91が記憶する検出データ911或いは検出データ911に基づき生成される参照データ913、及び、サーバー側記憶部91が記憶するログファイル912と、通信制御部301が送信する検出データD23及びログファイルD33とを比較して、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測する。つまり、サーバー9が過去に受信した検出データ及びログファイルと、制御装置5が印刷装置7から取得してサーバー9に送信する検出データ及びログファイルとを比較する。これにより、例えば、複数の印刷装置7から取得されてサーバー9が記憶する検出データ及びログファイルを利用できる。このため、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を、より適切に予測できる。また、予測処理部903は、検出データ911に基づき生成される参照データ913と、通信制御部901で受信した検出データD23とを比較することにより、より高精度で適切な予測を行える。
また、予測処理部903は、サーバー側記憶部91が記憶する検出データ911及びログファイル912に基づいて、印刷装置7が設置される環境と印刷装置7の故障との因果関係を解析し、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を予測する。これにより、印刷装置7が設置される環境と印刷装置7の故障との因果関係を解析して、印刷装置7の状態又は印刷装置7の状態変化を、より適切に予測できる。
また、印刷装置7、制御装置5、及びサーバー9の少なくともいずれかに表示部を備え、サーバー9は、予測処理部903により印刷装置7の特定の状態を予測した場合、表示部にその旨の警告を表示させるサーバー側制御部90を備える。これにより、例えば印刷装置7の故障や性能の劣化等、印刷装置7の特定の状態を予測した場合に、表示により報知を行うことができる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、図3及び図4を参照して説明したように、検出データ911、911Aのデータ形式は任意の形式とすることができ、検出データ121、311及び検出データD21、D22、D23も同様である。また、印刷装置7の動作のログを含むログファイル122、312、912及びログファイルD31、D32、D33のデータ形式も任意とすることができる。検出データ及びログファイルは、それぞれ独立したファイルを構成してもよいし、検出データ及びログファイルを統合した1つのファイルであってもよい。また、検出データ121、311、911及びログファイル122、312、912は複数のレコードを含むテーブル或いはデータベースとして構成してもよい。この場合、検出データD21、D22、D23及びログファイルD31、D32、D33は、それぞれ、データベースのレコードとなるデータであってもよい。
例えば、上記実施形態において、図3及び図4を参照して説明したように、検出データ911、911Aのデータ形式は任意の形式とすることができ、検出データ121、311及び検出データD21、D22、D23も同様である。また、印刷装置7の動作のログを含むログファイル122、312、912及びログファイルD31、D32、D33のデータ形式も任意とすることができる。検出データ及びログファイルは、それぞれ独立したファイルを構成してもよいし、検出データ及びログファイルを統合した1つのファイルであってもよい。また、検出データ121、311、911及びログファイル122、312、912は複数のレコードを含むテーブル或いはデータベースとして構成してもよい。この場合、検出データD21、D22、D23及びログファイルD31、D32、D33は、それぞれ、データベースのレコードとなるデータであってもよい。
例えば、上述した機器管理システム1の制御方法は、機器管理システム1が備える各装置が有するコンピューター、又は、各装置に接続される外部装置を用いて実現できる。この場合、本発明を、当該通信制御方法を実現するためにコンピューターが実行するプログラム、このプログラムをコンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体、或いは、このプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成してもよい。上記記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray(登録商標)Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型の、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、上記記録媒体は、機器管理システム1が備える各装置や、各装置に接続された外部装置が備える内部記憶装置であるRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、印刷装置7が表示部16を備え、予測処理部903の予測結果に基づいて表示部16で報知を行う構成としたが、制御装置5に表示部を設けて報知を行ってもよい。また、表示部16または制御装置5が備える表示部は、表示パネルのほか、LED(発光ダイオード)の点灯状態により各種情報を表示する構成であってもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、制御装置5がローカルネットワークLNを介して複数の印刷装置7に接続される構成としたが、制御装置5と印刷装置7とが1対1で接続される構成であってもよい。具体的には、印刷装置7が制御装置5に対し、USB(Universal Serial Bus)接続されてもよいし、RS-232Cインターフェイス、パラレルインターフェイス等により接続されてもよい。また、制御装置5の機能と印刷装置7の機能とを統合した多機能印刷装置を印刷装置7に代えて備える構成としてもよい。また、制御装置5には、印刷装置7のほか、バーコードスキャナー、キャッシュドロアー、カードリーダー等の各種機器が接続される構成であってもよい。また、印刷装置7は、印刷装置のほか、印刷機能と、スキャナー等の機能とを備えた複合機であってもよく、インクジェット式等の印刷方式を採用した印刷装置であってもよい。また例えば、上述した実施形態における各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
また、例えば、上述した実施形態では、制御装置5がローカルネットワークLNを介して複数の印刷装置7に接続される構成としたが、制御装置5と印刷装置7とが1対1で接続される構成であってもよい。具体的には、印刷装置7が制御装置5に対し、USB(Universal Serial Bus)接続されてもよいし、RS-232Cインターフェイス、パラレルインターフェイス等により接続されてもよい。また、制御装置5の機能と印刷装置7の機能とを統合した多機能印刷装置を印刷装置7に代えて備える構成としてもよい。また、制御装置5には、印刷装置7のほか、バーコードスキャナー、キャッシュドロアー、カードリーダー等の各種機器が接続される構成であってもよい。また、印刷装置7は、印刷装置のほか、印刷機能と、スキャナー等の機能とを備えた複合機であってもよく、インクジェット式等の印刷方式を採用した印刷装置であってもよい。また例えば、上述した実施形態における各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
1…機器管理システム、3…拠点システム、5…制御装置、7…印刷装置、9…サーバー、10…印刷装置側制御部、11…印刷部、12…印刷装置側記憶部、13…印刷装置側通信部、15…センサー、30…制御部、31…制御装置側記憶部、32…制御装置側通信部、90…サーバー側制御部、91…サーバー側記憶部、92…サーバー側通信部、101…通信制御部、102…印刷制御部、103…検出制御部、104…ログ管理部、111…印刷ヘッド、112…印刷駆動回路、113…印刷制御回路、121…検出データ、122…ログファイル(ログデータ)、151…埃センサー、152…油センサー、153…温度センサー、154…湿度センサー、155…静電気センサー、156…振動センサー、301…通信制御部、302…データ処理部、303…記録制御部、311…検出データ、312…ログファイル(ログデータ)、901…通信制御部(サーバー側通信制御部)、902…応答部、903…予測処理部、911…検出データ、912…ログファイル(ログデータ)、913…参照データ、GN…通信ネットワーク、LN…ローカルネットワーク。
Claims (12)
- 印刷装置と、制御装置と、サーバーとが通信ネットワークを介して接続可能な機器管理システムであって、
前記印刷装置は、
前記印刷装置が設置される環境を検出するセンサーと、前記センサーの検出結果に基づき検出データを生成する印刷装置側制御部と、前記検出データを前記制御装置を経由して前記サーバーに送信する印刷装置側通信部と、を備え、
前記サーバーは、
前記検出データを累積的に記憶するサーバー側記憶部と、前記サーバー側記憶部が記憶する前記検出データを参照して、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測する予測処理部とを備える、
ことを特徴とする機器管理システム。 - 前記センサーは、埃センサー、油センサー、温度センサー、湿度センサー、静電気センサー、振動センサーのうち少なくとも1つのセンサーを含むことを特徴とする請求項1に記載の機器管理システム。
- 前記制御装置は、前記検出データを取得して前記サーバーに送信する通信制御部を備えることを特徴とする請求項1または2記載の機器管理システム。
- 前記印刷装置は、前記検出データ、及び、前記印刷装置の動作記録を示すログデータを記憶する印刷装置側記憶部を有し、
前記通信制御部は、前記印刷装置側記憶部に記憶された前記検出データ、及び前記ログデータを取得して前記サーバーに送信し、
前記サーバー側記憶部は、前記検出データに加えて、前記ログデータを累積的に記憶し、前記予測処理部は、前記サーバー側記憶部に記憶する前記検出データ及び前記ログデータを参照して、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測する、
ことを特徴とする請求項3記載の機器管理システム。 - 前記ログデータは、前記印刷装置が印刷した累積印刷枚数、又は、前記印刷装置の累積可動時間の少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項4に記載の機器管理システム。
- 前記予測処理部は、前記サーバー側記憶部が記憶する前記検出データ及び前記ログデータと、前記通信制御部が送信する前記検出データ及び前記ログデータとを比較して、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測することを特徴とする請求項4又は5に記載の機器管理システム。
- 前記予測処理部は、前記サーバー側記憶部が記憶する前記検出データ及び前記ログデータに基づいて、前記印刷装置が設置される環境と前記印刷装置の故障との因果関係を解析し、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測することを特徴とする請求項6に記載の機器管理システム。
- 前記印刷装置、前記制御装置、及び前記サーバーの少なくともいずれかに表示部を備え、
前記サーバーは、前記予測処理部により前記印刷装置の特定の状態を予測した場合、前記表示部にその旨の警告を表示させるサーバー側制御部を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の機器管理システム。 - 印刷装置及びサーバーに通信ネットワークを介して接続可能な制御装置であって、
前記印刷装置が備えるセンサーの検出結果を示す検出データを受信し、前記サーバーに送信する通信制御部と、を備える、
ことを特徴とする制御装置。 - 制御装置及びサーバーに通信ネットワークを介して接続可能な印刷装置であって、
前記印刷装置が設置される環境を検出するセンサーと、
前記センサーの検出結果に基づき検出データを生成する印刷装置側制御部と、
前記検出データを制御装置を経由して前記サーバーに送信する印刷装置側通信部と、を備える、
ことを特徴とする印刷装置。 - 印刷装置及び制御装置に通信ネットワークを介して接続可能なサーバーであって、
前記印刷装置が備えるセンサーの検出結果を示す検出データを、前記制御装置から受信するサーバー側通信制御部と、
前記サーバー側通信制御部により受信した検出データを記憶するサーバー側記憶部と、
前記サーバー側記憶部が記憶する検出データを参照して、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測する予測処理部とを備える、
ことを特徴とするサーバー。 - 印刷装置と、制御装置と、サーバーとが通信ネットワークを介して接続可能な機器管理システムの制御方法であって、
前記印刷装置により、
前記印刷装置が設置される環境をセンサーにより検出し、前記センサーの検出結果に基づき検出データを生成し、前記生成した検出データを前記制御装置を経由して前記サーバーに送信し、
前記サーバーにより、
前記検出データをサーバー側記憶部に記憶し、前記サーバー側記憶部が記憶する前記検出データを参照して、前記印刷装置の状態又は前記印刷装置の状態変化を予測する、
ことを特徴とする機器管理システムの制御方法。
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JP2016110706A JP2017216654A (ja) | 2016-06-02 | 2016-06-02 | 機器管理システム、制御装置、印刷装置、サーバー、及び、機器管理システムの制御方法 |
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