JP2017211627A - 映像表示装置、映像表示システム、映像表示装置の輝度調整方法 - Google Patents

映像表示装置、映像表示システム、映像表示装置の輝度調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数台の映像表示装置を使用して複数の表示画面からなる1画面分の映像を構成する際に、各々の表示画面の特性を揃えるようにする。【解決手段】映像表示装置は、他の映像表示装置と共にループ状に接続されてマルチディスプレイ装置を構成するマスター映像表示装置であって、受信した映像信号から第1映像特徴データを抽出する映像特徴データ抽出部と、光源を制御するための共通設定値を生成し、さらに共通設定値に基づき自装置の光源を制御するコントローラと、前段の他の装置から第2映像特徴データを入力するデータ入力部と、後段の他の装置へ第1映像特徴データまたは共通設定値を出力するデータ出力部とを備える。コントローラは、抽出した第1映像特徴データを後段の他の映像表示装置へ出力し、その後、入力した第2映像特徴データに基づき共通映像設定値を算出し、共通映像設定値を後段の他の映像表示装置へ出力する。【選択図】図2

Description

本開示は、複数の表示画面により1画面分の映像を表示するマルチディスプレイ装置を構成するために複数台用いられる映像表示装置に関する。
特許文献1は、複数台の映像表示装置で入力映像信号に連動した光量制御を行なう装置を開示する。この装置は、入力映像信号の特徴を検出する手段と、検出した特徴に基づいて光量を制御する制御手段とを備え、特徴検出手段には他の映像表示装置に入力される映像信号と同一の映像信号が入力されことを特徴とする。これにより、複数の映像表示装置の光量制御を同一に動的に変化させ一体感のある表示画面を実現することができる。
特開2007-178772号公報
本開示は、複数台の映像表示装置からなるマルチディスプレイ装置を使用して複数の表示画面からなる1画面分の映像を構成する際に、各々の表示画面の特性の不揃いに起因して観察者に違和感を与えることが無いようにした。
本開示における映像表示装置は、複数の表示画面により1画面分の映像を表示するマルチディスプレイ型の映像表示システムを、他のスレーブ映像表示装置と共にループ状に接続されて構成するマスター映像表示装置であって、光源と、光源を制御する光源制御部と、光源からの光を映像信号に基づいて変調して表示画面を形成する映像光を生成する表示素子と、映像信号を受信する映像信号受信部と、映像信号受信部で受信した映像信号から、当該映像信号の特徴を示す第1映像特徴データを抽出する映像特徴データ抽出部と、自装置及び他の映像表示装置における光源を制御するための共通映像設定値を生成し、さらに、当該共通映像設定値に基づき自装置の光源を制御するコントローラと、前段の他の映像表示装置から、自装置及び他の映像表示装置の各々に対する映像信号の特徴を示す第2映像特徴データを入力するデータ入力部と、後段の他の映像表示装置へ、第1の映像特徴データまたは共通映像設定値を出力するデータ出力部とを備える。コントローラは、映像特徴データ抽出部により抽出した第1映像特徴データを、後段の他の映像表示装置へ出力し、その後、第2映像特徴データを入力したときに、入力した第2映像特徴データに基づき共通映像設定値を算出し、算出した共通映像設定値を後段の他の映像表示装置へ出力する。
本開示における他の映像表示装置は、複数の表示画面により1画面分の映像を表示するマルチディスプレイ型の映像表示システムを、マスター映像表示装置と共にループ状に接続されて構成するスレーブ映像表示装置であって、光源と、光源を制御する光源制御部と、光源からの光を映像信号に基づいて変調して表示画面を形成する映像光を生成する表示素子と、映像信号を受信する映像信号受信部と、映像信号受信部で受信した映像信号から、当該映像信号の特徴を示す第1映像特徴データを抽出する映像特徴データ抽出部と、前段の他の映像表示装置に対する映像信号の特徴を示す第2映像特徴データ、または、自装置及び他の映像表示装置における光源を制御するための共通映像設定値を入力するデータ入力部と、第3映像特徴データを算出し、さらに、共通映像設定値に基づき自装置の光源を制御するコントローラと、後段の他の映像表示装置へ、第3映像特徴データまたは共通映像設定値を出力するデータ出力部とを備える。コントローラは、前段の他の映像表示装置から第2映像特徴データを入力したときに、第1映像特徴データと第2映像特徴データから第3映像特徴データを生成し、生成した第3映像特徴データを後段の他の表示装置へ出力し、その後、前段の他の映像表示装置から共通映像設定値を入力したときに、入力した共通映像設定値を後段の他の表示装置へ出力する。
本開示における映像表示システムは、複数の表示画面により1画面分の映像を表示するマルチディスプレイ型の映像表示システムであって、互いのデータ入力部とデータ出力部を信号線で結合することによりループ状に接続されたマスター映像表示装置とスレーブ映像表示装置とを備える。マスター映像表示装置は、受信した映像信号から、当該映像信号の特徴を示す第1映像特徴データを抽出する第1映像特徴データ抽出部と、自装置及びスレーブ映像表示装置における光源を制御するための共通映像設定値を生成し、さらに、当該共通映像設定値に基づき自装置の光源を制御する第1コントローラと、前段のスレーブ映像表示装置から、自装置及びスレーブ映像表示装置の各々に対する映像信号の特徴を示す第2映像特徴データを入力する第1データ入力部と、後段のスレーブ映像表示装置へ、第1の映像特徴データまたは共通映像設定値を出力する第1データ出力部とを備える。スレーブ映像表示装置は、受信した映像信号から、当該映像信号の特徴を示す第1映像特徴データを抽出する第2映像特徴データ抽出部と、前段のマスター映像表示装置またはスレーブ映像表示装置に対する映像信号の特徴を示す第2映像特徴データ、または、マスター映像表示装置で生成された共通映像設定値を入力する第2データ入力部と、第3映像特徴データを算出し、さらに、共通映像設定値に基づき自装置の光源を制御する第2コントローラと、後段のマスター映像表示装置またはスレーブ映像表示装置へ、第3映像特徴データまたは共通映像設定値を出力する第2データ出力部とを備える。マスター映像表示装置は、第1映像特徴データ抽出部により抽出した第1映像特徴データを、後段のスレーブ映像表示装置へ出力し、その後、第1データ入力部により第2映像特徴データを入力したときに、入力した第2映像特徴データに基づき共通映像設定値を算出し、算出した共通映像設定値を後段のスレーブ映像表示装置へ出力する。スレーブ映像表示装置は、前段の映像表示装置から第2映像特徴データを入力したときに、第2映像特徴データ抽出部により抽出した第1映像特徴データと入力した第2映像特徴データとから第3映像特徴データを生成し、生成した第3映像特徴データを後段の映像表示装置へ出力し、その後、前段の映像表示装置から共通映像設定値を入力したときに、入力した共通映像設定値を後段の映像表示装置へ出力する。
本開示における映像表示装置は、複数台使用してマルチディスプレイ装置を構成し、これによって表示される複数の表示画面からなる1画面分の映像を構成する際に、各々の表示画面の特性の違いに起因した観察者に対する違和感を無くすことができる。
従来のマルチディスプレイ装置の構成を示す図 実施の形態のマルチディスプレイ装置の構成を示す図 実施の形態1にかかるプロジェクタのブロック図 実施の形態1のマルチディスプレイ装置の動作を説明するための図 実施の形態1のマルチディスプレイ装置の動作を説明するための図 APLと光量係数の関係を示す参照テーブル例を示す図 実施の形態による効果を説明するための図 実施の形態2にかかるプロジェクタのブロック図 実施の形態2のマルチディスプレイ装置の動作を説明するための図 実施の形態2のマルチディスプレイ装置の動作を説明するための図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図7を用いて、実施の形態を説明する。
図1は、従来のマルチディスプレイ装置を示しており、3台のプロジェクタ1(PJ1)、プロジェクタ2(PJ3)、プロジェクタ3(PJ3)をスクリーンに対して水平方向に並べて、1つの映像を形成するように各プロジェクタから映像を投写している状態を示している。プロジェクタ1、プロジェクタ2、プロジェクタ3は、明るいシーンでの明るさ感の不足および暗いシーンでの黒浮に対する品位改善、すなわち動的コントラストの改善のためにそれぞれに入力された映像の明るさの平均輝度レベル(以下「APL(Average Picture Level)」という)に応じて光源の明るさを制御している。ここで、プロジェクタ1とプロジェクタ3から投写される映像のAPLが0%であり、プロジェクタ2から投写される映像のAPLが15%であると、これらの映像を1つの映像として見たとき、輝度が不揃いとなってしまう。このため、1つの映像として観賞する場合、観察者に違和感を与え、映像としての表示品質を損なってしまう。
そこで、本実施の形態では、以下に述べる構成によって、かかる不都合を回避している。
図2は、本実施の形態のプロジェクタを用いたマルチディスプレイ装置10の構成を示す図である。図2に示すように、マルチディスプレイ装置10は、プロジェクタ100M、プロジェクタ100S1、プロジェクタ100S2の各々の制御情報入力部と制御情報出力部を互いに接続して、3台のプロジェクタをケーブル(信号線)でループ状に接続して構成される。
すなわち、プロジェクタ100Mの制御情報出力部102Mとプロジェクタ100S1の制御情報入力部101S1が接続される。プロジェクタ100S1の制御情報出力部102S1とプロジェクタ100S2の制御情報入力部101S2が接続される。プロジェクタ100S2の制御情報出力部102S2とプロジェクタ100Mの制御情報入力部101Mが接続される。
図2において、プロジェクタ100Mには、映像信号源から第1映像信号が入力され、この第1映像信号による映像がスクリーン300に投写される。プロジェクタ100S1には、映像信号源から第2映像信号が入力され、この第2映像信号による映像がスクリーン300に投写される。プロジェクタ100S2には、映像信号源から第3映像信号が入力され、この第3映像信号による映像がスクリーン300に投写される。これらの第1〜第3映像信号による映像がスクリーン300上に並んで、1つの映像が形成される。
図3はプロジェクタの構成を示すブロック図である。本実施の形態では、プロジェクタ100M、プロジェクタ100S1、プロジェクタ100S2は、同様の構成を有する。すなわち、プロジェクタ100M、100S1、100S2は、図3に示すプロジェクタ100と同じ構成を有する。しかし、プロジェクタ100M、100S1、100S2のいずれか1台は、他のプロジェクタと機能を異にする。具体的には、プロジェクタ100Mがマスター・プロジェクタとして機能し、プロジェクタ100S1、100S2はスレーブ・プロジェクタとして機能する(詳細は後述)。
図3に示すように、プロジェクタ100は、制御情報入力部101、制御情報出力部102、映像信号受信部103、映像表示素子駆動部104、映像表示素子105、光源輝度制御部106、光源駆動部107、光源108、画素数算出部109、コントローラ110、マスター/スレーブ設定部114、平均輝度検出部115からなる。プロジェクタ100の操作を行うリモコン200によって、マスター/スレーブ設定部114が設定される。制御情報入力部101は、データ入力部の一例であり、制御情報出力部102はデータ出力部の一例である。
プロジェクタ100に入力される映像信号は、映像信号受信部103に入力される。映像信号受信部103に入力された映像信号は、3台のプロジェクタの信号処理時の遅延による映出タイミングのずれを解消するよう所定時間遅延されて映像表示素子駆動部104に入力される。映像表示素子駆動部104は、映像信号に基づいて映像表示素子105を駆動する。映像表示素子としては、DMD(Digital Mirror Device)が使用される。
制御情報入力部101には、ループ状に接続された他のプロジェクタからの制御情報が入力される。この制御情報は、後述する有効総画素数情報、有効APL係数、平均APLの情報である。
この制御情報入力部101に入力された制御情報は、コントローラ110に入力される。このコントローラ110は、プロジェクタ100の全体の制御を司るものであって、例えば、FPGA(Field−Programmable Gate Array)によって構成される。コントローラ110は、有効APL係数算出/加算部111、画素数加算部112、光源制御量演算部113、参照テーブル119を備える。参照テーブル119は、APLの情報から、動的コントラストを高めるための光量係数を求めるときに使用される。
コントローラ110の制御によって、光源輝度制御部106が制御される。コントローラ110によって制御される光源輝度制御部106は、光源駆動部107を制御する。光源駆動部107は、光源108を光源輝度制御部106の制御に基づいて駆動する。光源108は、半導体レーザダイオード等の固体光源やメタルハライドランプ等が使用できる。この光源108からの照明光が映像表示素子105に照射され、映像表示素子105は照射される光を映像信号に基づいて変調し、表示画面を形成する映像光を生成する。この映像光は図示しない投写光学系によってスクリーンに拡大投写される。
コントローラ110には、画素数算出部109から、このプロジェクタ100の映像表示素子105の有効画素数の情報が供給される。コントローラ110は、また、マスター/スレーブ設定部114からの設定信号が入力される。
平均輝度検出部115は、入力される映像信号から平均輝度レベル(APL)を算出してコントローラ110に供給する。平均輝度検出部115は、入力される映像信号の1フレームごとの平均輝度レベルを算出する。APL(平均輝度レベル)は第1映像特徴データの一例であり、平均輝度検出部115は映像特徴データ抽出部の一例である。
コントローラ110には、制御情報入力部101から、このプロジェクタに接続される前段のプロジェクタからの制御情報(第2の映像特徴データ)が入力される。コントローラ110には、また、平均輝度検出部115からAPL情報(第1の映像特徴データ)が入力され、さらに画素数算出部109から、当該プロジェクタの有効画素の情報が入力される。コントローラ110は、これらデータに基づいて演算した結果(第3の映像特徴データ)を制御情報出力部102に出力する。制御情報出力部102は、コントローラ110からの出力データを、このプロジェクタに接続された後段のプロジェクタに出力する。コントローラ110には、映像の映出のタイミングをとるために映像信号に同期した垂直同期信号VSが供給される。有効画素の情報は映像表示装置情報の一例である。
次に、図2、及び図3に示したプロジェクタを使用してシステムとして構成し、マルチディスプレイ装置を設定するためのステップを説明する。
まず、プロジェクタ100M、プロジェクタ100S1、プロジェクタ100S2の最も明るい投写映像のシーンで設定される光量が、互いに同じになるように調整される。プロジェクタ個々において、光量を下げる調整はできるが最大光量を超えるように光量を調整することはできないので、これら3台のプロジェクタのうち最大光量が一番小さいものに光量を揃える。この調整は、リモコンを使用してコントローラに指示して、画面の輝度を目視して調整することができる。また、目視による調整以外に、投写画像をカメラで撮影して、その撮像画像をパーソナルコンピュータ(PC)で処理して、PCの制御によって各プロジェクタの最大光量を調整できる。
次に、プロジェクタ100を図2のようにループ状にケーブルで接続する。
プロジェクタ100をループ状に接続した後、3台のプロジェクタのうちの1つをマスター、他の2台をスレーブとなるように設定をする。この設定は、各プロジェクタに対して、OSD(オンスクリーン・ディスプレイ)の連動動作のオン・オフメニューにおいて、リモコン200で連動動作をオンにし、マスター/スレーブ設定部114をマスターとするかスレーブとするかの選択をすることによって行われる。本実施の形態では、プロジェクタ100Mをマスターとして設定し、プロジェクタ100S1とプロジェクタ100S2をスレーブとして設定している。
ここで、プロジェクタ100Mの映像表示素子の有効画素数を縦が100画素、横が100画素の10000画素とし、プロジェクタ100S1の映像表示素子の有効画素数を縦が90画素、横が100画素の9000画素とし、プロジェクタ100S2の映像表示素子の有効画素数を縦が100画素、横が100画素の10000画素としている。これら、プロジェクタの画素数は、説明の簡略化のため、少ない画素数にしている。
このように、ケーブルで各映像表示装置をループ状に接続してマルチディスプレイ装置10として構成されると、各プロジェクタに対して映像信号が供給される。
ここで、あるタイミングにおいて、図4に示すようにプロジェクタ100MにAPLが10%の第1映像信号が入力され、プロジェクタ100S1にAPLが20%の第2映像信号が入力され、プロジェクタ100S2にAPLが60%の第3映像信号が入力される場合について説明する。
プロジェクタ100M、100S1、100S2は、映像信号の1フレーム毎に、2回のループ処理を行う。第1ループ処理では、プロジェクタ100M、100S1、100S2にそれぞれ入力される第1〜第3映像信号が示す映像のAPLを加算して累積することにより、これらのプロジェクタ100M、100S1、100S2によって投写される映像全体のAPLの累積値を求める。次に、第2ループ処理では、APLの累積値に基づいて映像全体の平均APLを求め、この平均APLをプロジェクタ100M、100S1、100S2で共有する。各プロジェクタ100M、100S1、100S2は共通の平均APLに基づいて光源の光量の制御を行う。以下、これらのループ処理を詳細に説明する。
(第1ループ処理)
まず、マスター・プロジェクタ100Mは、その平均輝度検出部115でAPLのレベル(10%)を検出し、その値をコントローラ110に入力する。コントローラ110は、画素数算出部109から、プロジェクタ100Mの有効画素数(10000)を取得し、有効APL係数算出/加算部111において、APLのレベル(10%)と有効画素数(10000)を掛け合わせて有効APL係数(1000)を算出する。このようにして算出された有効APL係数はプロジェクタ100Mの有効画素数(有効総画素数)とともに、制御情報出力部102Mからスレーブ・プロジェクタ100S1の制御情報入力部101S1に入力される。
スレーブ・プロジェクタ100S1は、その平均輝度検出部115でAPLのレベル(20%)を検出し、その値をコントローラ110に入力する。コントローラ110は、画素数算出部109から、プロジェクタ100S1の有効画素数(9000)を取得し、有効APL係数算出/加算部111において、APLのレベル(20%)と有効画素数(9000)を掛け合わせて有効APL係数(1800)を算出する。このようにして算出された有効APL係数(1800)は、有効APL係数算出/加算部111において、プロジェクタ100Mからの有効APL係数(1000)が加算されて、累積された有効APL係数(2800)が得られる。
また、画素数加算部112において、プロジェクタ100S1の有効画素数(9000)とプロジェクタ100Mの有効画素数(10000)とが加算され、累積された有効総画素数(19000)が得られる。有効APL係数(2800)は、有効総画素数(19000)とともに、プロジェクタ100S1の制御情報出力部102S1からスレーブ・プロジェクタ100S2の制御情報入力部101S2に入力される。
スレーブ・プロジェクタ100S2は、その平均輝度検出部115でAPLのレベル(60%)を検出し、その値をコントローラ110に入力する。コントローラ110は、画素数算出部109から、プロジェクタ100S2の有効画素数(10000)を取得し、有効APL係数算出/加算部111において、APLのレベル(60%)と有効画素数(10000)を掛け合わせて有効APL係数(6000)を算出する。このようにして算出された有効APL係数(6000)は、有効APL係数算出/加算部111において、プロジェクタ100S1からの有効APL係数(2800)が加算されて、累積された有効APL係数(8800)が得られる。
また、画素数加算部112において、プロジェクタ100S2の有効画素数(10000)とプロジェクタ100S1からの有効総画素数(19000)とが加算され、累積された有効総画素数(29000)が得られる。有効APL係数(8800)は、有効総画素数(29000)とともに、プロジェクタ100S2の制御情報出力部102S2からマスター・プロジェクタ100Mの制御情報入力部101Mに入力される。以上のようにして、第1ループ処理では、プロジェクタ100M、100S1、100S2によって投写される映像全体のAPLの累積値が求められる。
(第2ループ処理)
次に、マスター・プロジェクタ100Mは、図5に示すようにコントローラ110の光源制御量演算部113において、制御情報入力部101Mに入力された有効APL係数(8800)を有効総画素数(29000)で除して、平均APL(30.3%)を得る。この後、マスター・プロジェクタ100Mは、コントローラ110に設けられた参照テーブル119を参照する。参照テーブル119には図6に示すようなAPLと光量係数の関係を示すデータが格納されている。マスター・プロジェクタ100Mは、この参照テーブルにより、平均APL(30.3%)の時に設定される光量係数(51%)を得て、この光量係数(51%)に基づき光源輝度制御部106を制御することにより、光源の光量を設定する。平均APLは、共通映像設定値、または共通平均輝度情報の一例である。
マスター・プロジェクタ100Mで得られた平均APL(30.3%)は、制御情報出力部102Mからスレーブ・プロジェクタ100S1の制御情報入力部101S1に入力される。スレーブ・プロジェクタ100S1は、コントローラ110に設けられた参照テーブル119を参照し、平均APL(30.3%)の時に設定される光量係数(51%)を得て、この光量係数(51%)に基づき光源輝度制御部106を制御することにより、光源の光量を設定する。
スレーブ・プロジェクタ100S1は、マスター・プロジェクタ100Mから出力される平均APL(30.3%)を、制御情報出力部102S1からスレーブ・プロジェクタ100S2の制御情報入力部101S2に入力する。スレーブ・プロジェクタ100S2は、コントローラ110に設けられた参照テーブル119を参照し、平均APL(30.3%)の時に設定される光量係数(51%)を得て、この光量係数(51%)に基づき光源輝度制御部106を制御することにより、光源の光量を設定する。スレーブ・プロジェクタ100S1、100S2は、例えば、マスター・プロジェクタ100Mによって生成されて制御情報入力部101S1、101S2に入力されるデータのヘッダ情報により、平均APLが入力されたことを認識する。
この後、スレーブ・プロジェクタ100S2は、マスター・プロジェクタ100Mから出力される平均APL(30.3%)を、制御情報出力部102S2からマスター・プロジェクタ100Mの制御情報入力部101Mに入力する。マスター・プロジェクタ100Mは、スレーブ・プロジェクタ100S2から平均APL(30.3%)を受けると、スレーブ・プロジェクタ100S1と、スレーブ・プロジェクタ100S2が所定の平均APLに設定されたと認識し、設定を終了する。尚、このマスター・プロジェクタ100Mがスレーブ・プロジェクタ100S2から平均APL(30.3%)を受け取った認識は、制御情報の伝達が正しく行なわれたかの確認として利用できるが必須ではない。上記の一連の動作は、映像信号の1フレーム毎に行われる。
ここで、上述したように、図1に示すような従来のマルチディスプレイ装置のように、各プロジェクタ1〜3のそれぞれが個々に光源の明るさを制御すると、プロジェクタ1〜3の映像を1つの映像として見たときに、輝度が不揃いとなってしまう。例えば、APLと光量係数が図6に示す関係であり、プロジェクタ1の映像のAPLが10%であり、プロジェクタ2の映像のAPLが20%であり、プロジェクタ3の映像のAPLが60%である場合、プロジェクタ1では光量係数20%で光源の光量が制御され、プロジェクタ2では光量係数40%で光源の光量が制御され、プロジェクタ3では光量係数は90%で光源の光量が制御される。この場合、プロジェクタ1〜3の映像を1つの映像として見たときに、輝度が不揃いとなってしまい、観察者に違和感を与えてしまう。
これに対して、本実施の形態では、図7に示すように、マスター・プロジェクタ100M、スレーブ・プロジェクタ100S1、及びスレーブ・プロジェクタ100S2のAPLが1フレーム毎に同じ値(30.3%)に揃えられ、1つの映像として合成したときに、輝度の不揃いがなくなり、観察者に違和感を与えることがなくなる。
以上のように、本実施の形態において、マルチディスプレイ装置10は、互いのデータ入力部とデータ出力部を信号線で結合することによりループ状に接続されたマスター・プロジェクタ100Mとスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2とを備える。
マスター・プロジェクタ100Mは、光源108と、光源輝度制御部106と、映像表示素子105と、映像信号受信部103と、平均輝度検出部115と、コントローラ110と、制御情報入力部101と、制御情報出力部102とを備える。光源輝度制御部106は、光源108を制御する。映像表示素子105は、光源108からの光を映像信号に基づいて変調して表示画面を形成する映像光を生成する。映像信号受信部103は、映像信号を受信する。平均輝度検出部115は、映像信号受信部103で受信した映像信号から、当該映像信号の平均輝度レベルを示すAPLを抽出する。コントローラ110は、自装置及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2における光源を制御するための平均APLを生成し、さらに、平均APLに基づき自装置の光源108を制御する。制御情報入力部101は、前段のスレーブ・プロジェクタ100S2から、自装置及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2の各々に対する映像信号の平均輝度レベルを示す有効APL係数の累積値を入力する。制御情報出力部102は、後段のスレーブ・プロジェクタ100S1へ、APLまたは平均APLを出力する。コントローラ110は、平均輝度検出部115により抽出したAPLを後段のスレーブ・プロジェクタ100S1へ出力し、その後、前段のスレーブ・プロジェクタ100S2から有効APL係数の累積値を入力したときに、入力した有効APL係数の累積値に基づき平均APLを算出し、算出した平均APLを後段のスレーブ・プロジェクタ100S1へ出力する、
スレーブ・プロジェクタ100S1、100S2は、光源108と、光源輝度制御部106と、映像表示素子105と、映像信号受信部103と、平均輝度検出部115と、コントローラ110と、制御情報入力部101と、制御情報出力部102とを備える。光源輝度制御部106は、光源108を制御する。映像表示素子105は、光源108からの光を映像信号に基づいて変調して表示画面を形成する映像光を生成する。映像信号受信部103は、映像信号を受信する。平均輝度検出部115は、映像信号受信部103で受信した映像信号から、当該映像信号の平均輝度レベルを示すAPLを抽出する。制御情報入力部101は、前段のプロジェクタに対する映像信号の平均輝度レベルを示す有効APL係数、または、自装置及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2における光源を制御するための平均APLを入力する。コントローラ110は、有効APL係数を算出し、さらに、平均APLに基づき自装置の光源を制御する。制御情報出力部102は、後段のプロジェクタへ、有効APL係数または平均APLを出力する。コントローラ110は、前段のプロジェクタから有効APL係数を入力したときに、自装置のAPLと前段のプロジェクタの有効APL係数から有効APL係数の累積値を生成し、生成した有効APL係数の累積値を後段のプロジェクタへ出力し、その後、前段のプロジェクタから平均APLを入力したときに、入力した平均APLを後段のプロジェクタへ出力する。
上記したように、マスター・プロジェクタ100Mは、自装置の映像信号の平均輝度レベルを示すAPLを後段のスレーブ・プロジェクタ100S1に出力する。その後、マスター・プロジェクタ100Mは、スレーブ・プロジェクタ100S2から戻る自装置及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2の各々に対する映像信号の平均輝度レベルを示す有効APL係数の累積値に基づいて、自装置及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2における光源を制御するための平均APLを生成し、スレーブ・プロジェクタ100S1に出力する。これにより、マスター・プロジェクタ100M及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2は、平均APLに基づいて光源の光量を同一に制御することができる。そのため、マスター・プロジェクタ100M及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2によって表示される複数の表示画面からなる1画面分の映像を構成する際に、輝度の不揃いがなくなり、観察者に違和感を与えることがなくなる。
上記したように、スレーブ・プロジェクタ100S1、100S2は、前段のプロジェクタからの有効APL係数と自装置のAPLとに基づいて有効APL係数の累積値を生成して後段のプロジェクタに出力する。これにより、マスター・プロジェクタ100M及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2の全ての映像信号の有効APL係数の累積値をマスター・プロジェクタ100Mに戻すことができる。そのため、マスター・プロジェクタ100Mは、この有効APL係数の累積値に基づいて、マスター・プロジェクタ100M及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2の光源を制御するための平均APLを生成することができる。その後、スレーブ・プロジェクタ100S1、100S2は、マスター・プロジェクタ100Mからの平均APLに基づいて光源を制御する。これにより、マスター・プロジェクタ100M及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2は、平均APLに基づいて光源の光量を同一に制御することができる。そのため、マスター・プロジェクタ100M及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2によって表示される複数の表示画面からなる1画面分の映像を構成する際に、輝度の不揃いがなくなり、観察者に違和感を与えることがなくなる。
(実施の形態2)
図8〜図10及び図6を参照しつつ、実施の形態2を説明する。
図8は実施の形態2にかかるプロジェクタ100aの構成を示すブロック図である。この実施の形態2のプロジェクタ100aでは、図3に示す実施の形態1のプロジェクタ100と比較して、コントローラ116の内部構成が異なる。すなわち、コントローラ116は平均輝度加算部117と、台数情報加算部118と、光源制御量演算部113とを含む。また、プロジェクタ100a内には、画素数算出部109は設けられていない。尚、図8のプロジェクタ100aにおいて、図3の実施の形態1のプロジェクタ100と同一構成部分には同一符号を付して、重複説明は省略する。
図9は、本実施の形態のプロジェクタ100aを用いたマルチディスプレイ装置10を示す図である。かかるマルチディスプレイ装置10は、実施の形態1と同様に、プロジェクタ100aM、プロジェクタ100aS1、プロジェクタ100aS2の各々の制御情報入力部と制御情報出力部とを互いに接続して、3台のプロジェクタをケーブルでループ状に接続している。
すなわち、プロジェクタ100aMの制御情報出力部102aMとプロジェクタ100S1の制御情報入力部101aS1が接続される。プロジェクタ100S1の制御情報出力部102aS1とプロジェクタ100S2の制御情報入力部101aS2が接続される。プロジェクタ100S2の制御情報出力部102aS2とプロジェクタ100Mの制御情報入力部101aMが接続される。
図9において、プロジェクタ100aMには、映像信号源から第1映像信号が入力され、この第1映像信号による映像がスクリーン300に投写される。プロジェクタ100aS1には、映像信号源から第2映像信号が入力され、この第2映像信号による映像がスクリーン300に投写される。プロジェクタ100aS2には、映像信号源から第3映像信号が入力され、この第3映像信号による映像がスクリーン300に投写される。これら第1〜第3映像信号による映像がスクリーン300上に並んで、1つの映像が形成される。
図8に戻って、制御情報入力部101には、ループ状に接続されたプロジェクタからの制御情報が入力される。この制御情報は、APL情報や、プロジェクタの接続台数情報、平均APL情報である。
この制御情報入力部101に入力された制御情報は、コントローラ116に入力される。このコントローラ116は、プロジェクタ100aの全体の制御を司るものであって、この実施の形態においても、FPGAによって構成される。コントローラ116は、上述したように平均輝度加算部117、台数情報加算部118、光源制御量演算部113を備える。
次に、図8に示したプロジェクタを使用して、マルチディスプレイ装置を設定するためのステップを説明する。
まず、プロジェクタ100aM、プロジェクタ100aS1、プロジェクタ100aS2の最も明るい投写映像のシーンで設定される光量が、互いに同じになるように調整される。この設定の詳細は実施の形態1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
次に、プロジェクタ100aを図9のようにループ状にケーブルで接続する。
プロジェクタ100aをループ状に接続したら、3台のプロジェクタのうちの1つをマスター、他の2台をスレーブとなる設定をする。この設定の詳細についても実施の形態1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
このように、ケーブルで各映像表示装置をループ状に接続してマルチディスプレイ装置10として構成されると、各プロジェクタに対して映像信号が供給される。
ここで、あるタイミングにおいて、図9に示すようにプロジェクタ100aMにAPLが10%の第1映像信号が入力され、プロジェクタ100aS1にAPLが20%の第2映像信号が入力され、プロジェクタ100aS2にAPLが60%の第3映像信号が入力される場合について説明する。
(第1ループ処理)
まず、マスター・プロジェクタ100aMは、その平均輝度検出部115でAPLのレベル(10%)を検出し、その値をコントローラ116に入力する。コントローラ116は、平均輝度加算部117によって「0」にAPLのレベル(10%)が加算された累積値であるAPL(10%)を制御情報出力部102aMから出力し、プロジェクタ100aS1の制御情報入力部101aS1に入力する。マスター・プロジェクタ100aMのコントローラ116は、台数情報加算部118によって「0」に自身の台数をカウントする数「1」が加算された累積値である「1」を制御情報出力部102aMから出力し、スレーブ・プロジェクタ100aS1の制御情報入力部101aS1に入力する。
スレーブ・プロジェクタ100aS1は、その平均輝度検出部115でAPLのレベル(20%)を検出し、その値をコントローラ116に入力する。コントローラ116は、平均輝度加算部117によって、制御情報入力部101aS1に入力されたAPLの値(10%)にAPLのレベル(20%)が加算された累積値であるAPL(30%)を制御情報出力部102aS1から出力し、スレーブ・プロジェクタ100aS2の制御情報入力部101aS2に入力する。スレーブ・プロジェクタ100aS1のコントローラ116は、台数情報加算部118によって、制御情報入力部101aS1に入力された台数情報「1」に自身の台数をカウントする数「1」が加算された累積値である「2」を制御情報出力部102aS1から出力し、スレーブ・プロジェクタ100aS2の制御情報入力部101aS2に入力する。
スレーブ・プロジェクタ100aS2は、その平均輝度検出部115でAPLのレベル(60%)を検出し、その値をコントローラ116に入力する。コントローラ116は、平均輝度加算部117によって、制御情報入力部101aS2に入力されたAPLの値(30%)にAPLのレベル(60%)が加算された累積値であるAPL(90%)を制御情報出力部102aS2から出力し、マスター・プロジェクタ100aMの制御情報入力部101aMに入力する。スレーブ・プロジェクタ100aS2のコントローラ116は、台数情報加算部118によって、制御情報入力部101aS2に入力された台数情報「2」に自身の台数をカウントする数「1」が加算された累積値である「3」を制御情報出力部102aS2から出力し、マスター・プロジェクタ100aMの制御情報入力部101aMに入力する。
(第2ループ処理)
次に、マスター・プロジェクタ100aMは、図10に示すようにコントローラ116の光源制御量演算部113において、制御情報入力部101aMに入力されたAPLの累積値(90%)を台数情報(総台数3)で除して、平均APL(30%)を得る。この後、マスター・プロジェクタ100aMは、コントローラ116に設けられた参照テーブル119を参照する。参照テーブル119には図6に示すようなAPLと光量係数の関係を示すデータが格納されており、この参照テーブルにより、平均APL(30%)の時に設定される光量係数(50%)を得て、この光量係数(50%)に基づき光源輝度制御部106を制御する。
マスター・プロジェクタ100Mで得られた平均APL(30%)は、制御情報出力部102aMからスレーブ・プロジェクタ100aS1の制御情報入力部101aS1に入力される。スレーブ・プロジェクタ100aS1は、コントローラ116に設けられた参照テーブル119を参照し、平均APL(30%)の時に設定される光量係数(50%)を得て、この光量係数(50%)に基づき光源輝度制御部106を制御する。
スレーブ・プロジェクタ100aS1は、マスター・プロジェクタ100Mから出力される平均APL(30%)を、制御情報出力部102aS1からスレーブ・プロジェクタ100aS2の制御情報入力部101aS2に入力する。スレーブ・プロジェクタ100aS2は、コントローラ116に設けられた参照テーブル119を参照し、平均APL(30%)の時に設定される光量係数(50%)を得て、この光量係数(50%)に基づき光源輝度制御部106を制御する。
この後、スレーブ・プロジェクタ100aS2は、マスター・プロジェクタ100aMから出力される平均APL(30%)を、制御情報出力部102aS2からマスター・プロジェクタ100aMの制御情報入力部101aMに入力する。マスター・プロジェクタ100aMは、スレーブ・プロジェクタ100aS2から平均APL(30%)を受けると、スレーブ・プロジェクタ100aS1と、スレーブ・プロジェクタ100aS2が所定の平均APLに設定されたと認識し、設定を完了する。このマスター・プロジェクタ100aMがスレーブ・プロジェクタ100aS2から平均APL(30%)を受け取った認識は、制御情報の伝達が正しく行なわれたかの確認として利用できるが必須ではない。上述の一連の動作を映像信号の1フレーム毎に行われる。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様の利点を得ることができる。マスター・プロジェクタ100aMは、自装置の映像信号の平均輝度レベルを示すAPLを後段のスレーブ・プロジェクタ100aS1に出力する。その後、マスター・プロジェクタ100aMは、スレーブ・プロジェクタ100aS2から戻る自装置及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2の各々に対する映像信号の平均輝度レベルを示すAPLの累積値に基づいて、自装置及びスレーブ・プロジェクタ100aS1、100aS2における光源を制御するための平均APLを生成し、スレーブ・プロジェクタ100aS1に出力する。これにより、マスター・プロジェクタ100aM及びスレーブ・プロジェクタ100aS1、100aS2は、平均APLに基づいて光源の光量を同一に制御することができる。そのため、マスター・プロジェクタ100aM及びスレーブ・プロジェクタ100aS1、100aS2によって表示される複数の表示画面からなる1画面分の映像を構成する際に、輝度の不揃いがなくなり、観察者に違和感を与えることがなくなる。
また、スレーブ・プロジェクタ100aS1、100aS2は、前段のプロジェクタからのAPLと自装置のAPLとに基づいてAPLの累積値を生成して後段のプロジェクタに出力する。これにより、マスター・プロジェクタ100aM及びスレーブ・プロジェクタ100aS1、100aS2の全ての映像信号のAPLの累積値をマスター・プロジェクタ100aMに戻すことができる。そのため、マスター・プロジェクタ100aMは、このAPLの累積値に基づいて、マスター・プロジェクタ100aM及びスレーブ・プロジェクタ100aS1、100aS2の光源を制御するための平均APLを生成することができる。その後、スレーブ・プロジェクタ100aS1、100aS2は、マスター・プロジェクタ100aMからの平均APLに基づいて光源を制御する。これにより、マスター・プロジェクタ100aM及びスレーブ・プロジェクタ100aS1、100aS2は、平均APLに基づいて光源の光量を同一に制御することができる。そのため、マスター・プロジェクタ100aM及びスレーブ・プロジェクタ100aS1、100aS2によって表示される複数の表示画面からなる1画面分の映像を構成する際に、輝度の不揃いがなくなり、観察者に違和感を与えることがなくなる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
(1)すなわち、本開示では、例示的に3台のプロジェクタを接続しているが、2台以上のプロジェクタであれば、2台以上のプロジェクタをループ状に接続する場合に適用できる。
(2)コントローラはFPGAで構成しているが、マイクロコンピュータによっても構成できる。
(3)映像表示装置として、プロジェクタを使用しているが、一例であって、これに限定されず、液晶表示装置、LED(Light Emitting Diode)表示装置であっても良い。
(4)また、本実施の形態では、3台のプロジェクタによって投写される映像全体の平均APL(平均輝度レベル)を求め、この平均APLに基づいて光源の光量を制御した。しかし、本開示はこれに限定されず、複数のプロジェクタによって投写される映像全体の平均APLに加えて映像全体のピーク輝度を求め、これらの平均APL及びピーク輝度に基づいて光源の光量を制御してもよい。以下、この思想を実施の形態1に適用する一例を説明するが、同様に、実施の形態2にもこの思想を適用可能である。
例えば、実施の形態1において、平均輝度検出部115は、入力される映像信号が示す映像のピーク輝度(第1映像特徴データ)を検出する。コントローラ110は、平均輝度検出部115からのピーク輝度と、制御情報入力部101に入力される前段のプロジェクタからのピーク輝度(第2映像特徴データ)とを比較して、大きい方を選択し、選択したピーク輝度(第3映像特徴データ)を制御情報出力部102を介して後段のプロジェクタに出力する。すなわち、第1映像特徴データは、上述したAPLに加えてピーク輝度を含み、第2及び第3映像特徴データは、上述した平均APLに加えてピーク輝度を含む。
より具体的には、第1のループ処理において、マスター・プロジェクタ100Mは、平均輝度検出部115によって自身に入力される映像信号が示す映像のピーク輝度を検出する。マスター・プロジェクタ100Mのコントローラ110は、平均輝度検出部115で検出したピーク輝度を制御情報出力部102Mを介してスレーブ・プロジェクタ100S1に出力する。スレーブ・プロジェクタ100S1は、平均輝度検出部115によって自身に入力される映像信号が示す映像のピーク輝度を検出する。スレーブ・プロジェクタ100S1のコントローラ110は、平均輝度検出部115で検出したピーク輝度と、制御情報入力部101S1を介してプロジェクタ100Mから入力されるピーク輝度とを比較して、大きい方のピーク輝度を制御情報出力部102S1を介してスレーブ・プロジェクタ100S2に出力する。スレーブ・プロジェクタ100S2は、平均輝度検出部115によって自身に入力される映像信号が示す映像のピーク輝度を検出する。スレーブ・プロジェクタ100S2のコントローラ110は、平均輝度検出部115で検出したピーク輝度と、制御情報入力部101S2を介してプロジェクタ100S1から入力されるピーク輝度とを比較して、大きい方のピーク輝度を制御情報出力部102S2を介してマスター・プロジェクタ100Mに出力する。これより、マスター・プロジェクタ100Mは、映像全体におけるピーク輝度を知ることができる。
次に、第2のループ処理において、マスター・プロジェクタ100Mは、上記したように映像全体の平均APLに基づいて光源の光量を設定する際に、ピーク輝度を考慮する。例えば、マスター・プロジェクタ100Mは、ピーク輝度が所定値よりも高い場合、予め設定された所定値よりも低い平均APLを設定しないようにする。これにより、例えば夜空の映像のようにAPLが低い映像において、光源の光量を絞り過ぎて映像における星が暗くなってしまうことを回避することができる。
(5)また、本開示では、複数のプロジェクタによって投写される映像全体の平均APL(平均輝度レベル)に代えて映像全体の明るさのヒストグラム(例えば、輝度分布)を求め、このヒストグラムに基づいて光源の光量を制御してもよい。以下、この思想を実施の形態1に適用する一例を説明するが、同様に、実施の形態2にもこの思想を適用可能である。
例えば、実施の形態1において、検出部115は、入力される映像信号が示す映像の輝度分布(第1映像特徴データ)を検出する。例えば、輝度分布は、輝度が0%以上25%未満、25%以上50%未満、50%以上75%未満、75%以上100%以下である4つの領域それぞれの映像全体に対する割合を含む。コントローラ110は、検出部115からの輝度分布と、制御情報入力部101に入力される前段のプロジェクタからの輝度分布(第2映像特徴データ)とを、4つの輝度領域ごとに加算して、累積した平均輝度分布(第3映像特徴データ)を制御情報出力部102を介して後段のプロジェクタに出力する。すなわち、第1映像特徴データは、上述したAPLに代えて輝度分布を含み、第2及び第3映像特徴データは、上述した平均APLに代えて平均輝度分布を含む。
より具体的には、第1のループ処理において、マスター・プロジェクタ100Mは、検出部115によって自身に入力される映像信号が示す映像の輝度分布を検出する。マスター・プロジェクタ100Mのコントローラ110は、検出部115で検出した輝度分布を制御情報出力部102Mを介してスレーブ・プロジェクタ100S1に出力する。スレーブ・プロジェクタ100S1は、検出部115によって自身に入力される映像信号が示す映像の輝度分布を検出する。スレーブ・プロジェクタ100S1のコントローラ110は、検出部115で検出した輝度分布と、制御情報入力部101S1を介してプロジェクタ100Mから入力される輝度分布とを4つの輝度領域ごとに加算して、累積した平均輝度分布を制御情報出力部102S1を介してスレーブ・プロジェクタ100S2に出力する。スレーブ・プロジェクタ100S2は、検出部115によって自身に入力される映像信号が示す映像の輝度分布を検出する。スレーブ・プロジェクタ100S2のコントローラ110は、検出部115で検出した輝度分布と、制御情報入力部101S2を介してプロジェクタ100S1から入力される輝度分布とを4つの輝度領域ごとに加算して、累積した平均輝度分布を制御情報出力部102S2を介してマスター・プロジェクタ100Mに出力する。これより、マスター・プロジェクタ100Mは、映像全体における平均輝度分布を知ることができる。
次に、第2のループ処理において、マスター・プロジェクタ100Mは、映像全体の平均輝度分布に基づいて、光源の光量の共通設定値を設定する。マスター・プロジェクタ100M及びスレーブ・プロジェクタ100S1、100S2は、この共通設定値に基づいて自身の光源の光量を設定する。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、プロジェクタ等の映像表示装置に適用可能である。
10 マルチディスプレイ装置
1、2、3、100、100a プロジェクタ
100M、100aM プロジェクタ
100S1、100aS1 プロジェクタ
100S2、100aS2 プロジェクタ
101 制御情報入力部
101M、101S1、101S2 制御情報入力部
101aM、101aS1、101aS2 制御情報入力部
102M、102S1、102S2 制御情報出力部
102aM、102aS1、102aS2 制御情報出力部
102 制御情報出力部
103 映像信号受信部
104 映像表示素子駆動部
105 映像表示素子
106 光源輝度制御部
107 光源駆動部
108 光源
109 画素数算出部
110 コントローラ
111 有効APL係数算出/加算部
112 画素数加算部
113 光源制御量演算部
114 マスター/スレーブ設定部
115 平均輝度検出部
116 コントローラ
117 平均輝度加算部
118 台数情報加算部
119 参照テーブル
200 リモコン

Claims (10)

  1. 複数の表示画面により1画面分の映像を表示するマルチディスプレイ型の映像表示システムを、他のスレーブ映像表示装置と共にループ状に接続されて構成するマスター映像表示装置であって、
    光源と、
    前記光源を制御する光源制御部と、
    前記光源からの光を映像信号に基づいて変調して表示画面を形成する映像光を生成する表示素子と、
    前記映像信号を受信する映像信号受信部と、
    前記映像信号受信部で受信した映像信号から、当該映像信号の特徴を示す第1映像特徴データを抽出する映像特徴データ抽出部と、
    自装置及び他の映像表示装置における光源を制御するための共通映像設定値を生成し、さらに、当該共通映像設定値に基づき自装置の光源を制御するコントローラと、
    前段の他の映像表示装置から、自装置及び他の映像表示装置の各々に対する映像信号の特徴を示す第2映像特徴データを入力するデータ入力部と、
    後段の他の映像表示装置へ、前記第1映像特徴データまたは前記共通映像設定値を出力するデータ出力部と、を備え、
    前記コントローラは、
    前記映像特徴データ抽出部により抽出した前記第1映像特徴データを、後段の他の映像表示装置へ出力し、
    その後、前記第2映像特徴データを入力したときに、入力した前記第2映像特徴データに基づき前記共通映像設定値を算出し、算出した前記共通映像設定値を後段の他の映像表示装置へ出力する、映像表示装置。
  2. 前記第1及び第2映像特徴データは、映像信号から得られる平均輝度情報であり、
    前記共通映像設定値は、各映像表示装置の平均輝度情報の累積値を、各映像表示装置の表示素子の有効画素数の累積値で除して得られる共通平均輝度情報であり、
    前記コントローラは、前記共通平均輝度情報によって、前記光源制御部を制御する、請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記第1及び第2映像特徴データは、映像信号から得られる平均輝度情報であり、
    前記共通映像設定値は、各映像表示装置の平均輝度情報の累積値を、映像表示装置の総台数で除して得られる共通平均輝度情報であり、
    前記コントローラは、前記共通平均輝度情報によって、前記光源制御部を制御する、請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 複数の表示画面により1画面分の映像を表示するマルチディスプレイ型の映像表示システムを、マスター映像表示装置と共にループ状に接続されて構成するスレーブ映像表示装置であって、
    光源と、
    前記光源を制御する光源制御部と、
    前記光源からの光を映像信号に基づいて変調して表示画面を形成する映像光を生成する表示素子と、
    前記映像信号を受信する映像信号受信部と、
    前記映像信号受信部で受信した映像信号から、当該映像信号の特徴を示す第1映像特徴データを抽出する映像特徴データ抽出部と、
    前段の他の映像表示装置に対する映像信号の特徴を示す第2映像特徴データ、または、自装置及び他の映像表示装置における光源を制御するための共通映像設定値を入力するデータ入力部と、
    第3映像特徴データを算出し、さらに、前記共通映像設定値に基づき自装置の光源を制御するコントローラと、
    後段の他の映像表示装置へ、前記第3映像特徴データまたは前記共通映像設定値を出力するデータ出力部と、を備え、
    前記コントローラは、
    前段の他の映像表示装置から前記第2映像特徴データを入力したときに、前記第1映像特徴データと前記第2映像特徴データから前記第3映像特徴データを生成し、生成した前記第3映像特徴データを後段の他の表示装置へ出力し、
    その後、前段の他の映像表示装置から前記共通映像設定値を入力したときに、入力した前記共通映像設定値を後段の他の表示装置へ出力する、映像表示装置。
  5. 前記第1〜第3映像特徴データは、映像信号から得られる平均輝度情報であり、
    前記共通映像設定値は、各映像表示装置の平均輝度情報の累積値を、各映像表示装置の表示素子の有効画素数の累積値で除して得られる共通平均輝度情報であり、
    前記コントローラは、前記共通平均輝度情報によって、前記光源制御部を制御する、請求項4に記載の映像表示装置。
  6. 前記第1〜第3映像特徴データは、映像信号から得られる平均輝度情報であり、
    前記共通映像設定値は、各映像表示装置の平均輝度情報の累積値を、映像表示装置の総台数で除して得られる共通平均輝度情報であり、
    前記コントローラは、前記共通平均輝度情報によって、前記光源制御部を制御する、請求項4に記載の映像表示装置。
  7. 複数の表示画面により1画面分の映像を表示するマルチディスプレイ型の映像表示システムであって、
    互いのデータ入力部とデータ出力部を信号線で結合することによりループ状に接続されたマスター映像表示装置とスレーブ映像表示装置とを備え、
    前記マスター映像表示装置は、
    受信した映像信号から、当該映像信号の特徴を示す第1映像特徴データを抽出する第1映像特徴データ抽出部と、
    自装置及びスレーブ映像表示装置における光源を制御するための共通映像設定値を生成し、さらに、当該共通映像設定値に基づき自装置の光源を制御する第1コントローラと、
    前段の前記スレーブ映像表示装置から、自装置及び前記スレーブ映像表示装置の各々に対する映像信号の特徴を示す第2映像特徴データを入力する第1データ入力部と、
    後段の前記スレーブ映像表示装置へ、前記第1映像特徴データまたは前記共通映像設定値を出力する第1データ出力部と、を備え、
    前記スレーブ映像表示装置は、
    受信した映像信号から、当該映像信号の特徴を示す第1映像特徴データを抽出する第2映像特徴データ抽出部と、
    前段の前記マスター映像表示装置または前記スレーブ映像表示装置に対する映像信号の特徴を示す第2映像特徴データ、または、前記マスター映像表示装置で生成された前記共通映像設定値を入力する第2データ入力部と、
    第3映像特徴データを算出し、さらに、前記共通映像設定値に基づき自装置の光源を制御する第2コントローラと、
    後段の前記マスター映像表示装置または前記スレーブ映像表示装置へ、前記第3映像特徴データまたは前記共通映像設定値を出力する第2データ出力部と、を備え、
    前記マスター映像表示装置は、
    前記第1映像特徴データ抽出部により抽出した前記第1映像特徴データを、後段のスレーブ映像表示装置へ出力し、
    その後、第1データ入力部により前記第2映像特徴データを入力したときに、入力した前記第2映像特徴データに基づき前記共通映像設定値を算出し、算出した前記共通映像設定値を後段のスレーブ映像表示装置へ出力し、
    前記スレーブ映像表示装置は、
    前段の映像表示装置から前記第2映像特徴データを入力したときに、前記第2映像特徴データ抽出部により抽出した前記第1映像特徴データと入力した前記第2映像特徴データとから前記第3映像特徴データを生成し、生成した前記第3映像特徴データを後段の映像表示装置へ出力し、
    その後、前段の映像表示装置から前記共通映像設定値を入力したときに、入力した前記共通映像設定値を後段の映像表示装置へ出力する、映像表示システム。
  8. 前記第1〜第3映像特徴データは、映像信号から得られる平均輝度情報であり、
    前記共通映像設定値は、各映像表示装置の平均輝度情報の累積値を、各映像表示装置の表示素子の有効画素数の累積値で除して得られる共通平均輝度情報である、請求項7に記載の映像表示システム。
  9. 前記第1〜第3映像特徴データは、映像信号から得られる平均輝度情報であり、
    前記共通映像設定値は、各映像表示装置の平均輝度情報の累積値を、映像表示装置の総台数で除して得られる共通平均輝度情報である、請求項7に記載の映像表示システム。
  10. 複数台の映像表示装置をループ状に信号線で接続し、これら複数台の映像表示装置の任意の一つを、マスター映像表示装置とし、その他の映像表示装置をスレーブ映像表示装置として設定し、
    入力される映像信号の平均輝度レベルをマスター映像表示装置側から順次積算して出力し、
    前記マスター映像表示装置は、スレーブ映像表示装置から入力される積算された映像表示装置の平均輝度レベルを、前記マスターおよびスレーブ映像表示装置の各々の画素数を累積した累積画素数で割ることにより光源制御情報を生成し、この生成した光源制御情報を前記マスターおよびスレーブ映像表示装置に設定する、映像表示装置の輝度調整方法。
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