JP2018072760A - 表示装置、表示システム及び表示装置の制御方法 - Google Patents

表示装置、表示システム及び表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 撮像装置で映像に重畳された補助画像に影響されずに、光源の発光量を制御することが可能な表示装置、表示システム及び表示装置の制御方法を提供する。【解決手段】 本発明の表示装置は、撮像装置により補助画像が重畳された重畳映像の第1映像データと、撮像装置により補助画像が重畳されていない非重畳映像の第2映像データとを、撮像装置から入力する入力手段と、第1映像データに基づき、重畳映像を表示する表示手段と、第2映像データに基づき、表示手段に光を照射する光源の発光量を制御する制御手段と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、光源の発光量を制御可能な表示装置、表示システム及び表示装置の制御方法に関する。
近年、映像製作分野では、高解像度の画像が得られる撮像センサを備えた撮像装置が使用されるようになってきている。撮像装置のElectronic View Finder(以下、EVF)や、撮像装置に付属されている小型の表示装置では、画面が小さいので合焦状態を確認し難いことがある。そこで、大型のリファレンス用の表示装置を撮像装置に接続し、撮影中の映像をリファレンス用の表示装置に表示しながら合焦状態を確認して、撮影作業を行うことがある。
リファレンス用の表示装置では、撮像装置から入力される映像データの輝度に応じて、液晶パネルに光を照射するバックライト光源の発光量を制御するディミング処理が行われることがある。このようなディミング処理により、表示装置の高コントラスト化や低消費電力化が実現できる。
特許文献1には、表示装置で生成したOSD(On Screen Display)画像を入力映像に重畳して表示する場合に、入力映像の特徴量(輝度レベル等)に関わらず、バックライト光源の発光輝度を一定にすることが開示されている。
特開2005−321424号公報
撮像装置で生成したOSD画像等の補助画像を映像に重畳して表示装置に入力した場合、表示装置は補助画像が重畳された映像に基づいてバックライト光源のディミング処理を行うため、映像単体を表示したときと表示状態が異なってしまうという課題があった。
特許文献1は、表示装置内で生成したOSD画像等の補助画像を入力映像に重畳する場合を想定しており、撮像装置で生成した補助画像を撮影映像に重畳して表示装置に入力する場合は想定されていない。
そこで、本発明は、撮像装置で映像に重畳された補助画像に影響されずに、光源の発光量を制御することが可能な表示装置、表示システム及び表示装置の制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る表示装置は、撮像装置に接続された表示装置であって、撮像装置により補助画像が重畳された重畳映像の第1映像データと、撮像装置により補助画像が重畳されていない非重畳映像の第2映像データとを、撮像装置から入力する入力手段と、第1映像データに基づき、重畳映像を表示する表示手段と、第2映像データに基づき、表示手段に光を照射する光源の発光量を制御する制御手段と、を備える。
本発明の他の実施形態に係る表示装置は、撮像装置に接続された表示装置であって、撮像装置により補助画像が重畳された重畳映像の映像データであって、補助画像が重畳されていない非重畳映像の輝度データが付加された映像データを、撮像装置から入力する入力手段と、映像データに基づき、重畳映像を表示する表示手段と、輝度データに基づき、表示手段に光を照射する光源の発光量を制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、撮像装置で映像に重畳された補助画像に影響されずに、光源の発光量を制御することが可能となる。
実施の形態1に係る表示システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示した表示システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態1による効果を説明するための図である。 実施の形態2に係る表示システムの全体構成を示すブロック図である。 図4に示した表示システムの動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3に係る表示システムの全体構成を示すブロック図である。 図6に示した表示システムの動作を説明するためのフローチャートである。 補助画像が重畳されていない非重畳映像を表示させた画面例を示す図である。 補助画像が重畳されていない非重畳映像のmラインからnラインまでの映像データと、補助画像が重畳された重畳映像のmライン目の映像データを説明するための図である。 各ラインの疑似輝度データを生成する処理について説明するための図である。 実施の形態4に係る表示システムの全体構成を示すブロック図である。 図11に示した表示システムの動作を説明するためのフローチャートである。 補助画像が重畳されていない非重畳映像のmラインからnラインまでの映像データと、補助画像が重畳された重畳映像のmライン目とm+1ライン目の映像データを説明するための図である。 ODDラインとEVENラインの疑似輝度データを生成する処理について説明するための図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定され、以下に例示する実施形態によって限定されるものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが本発明に必須とは限らない。本明細書および図面に記載の内容は例示であって、本発明を制限するものと見なすべきではない。本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
なお、以下の説明で使用する用語「映像データ」は、動画像データ、映像信号、映像ストリーム等に読み替えてもよい。また、「輝度データ」は、輝度信号、輝度情報等に読み替えてもよいし、「輝度情報」は、輝度データ、輝度信号等に読み替えてもよい。
(実施の形態1)
まず、撮像装置100と表示装置200とで構成される表示システムの全体構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る表示システムの全体構成を示すブロック図である。撮像装置100は、例えば、被写体を撮影して得られた映像データを出力するビデオカメラである。表示装置200は、撮像装置100から入力された映像データに基づく映像を画面に表示する。
撮像装置100は、撮像部101、画像処理部102、補助画像重畳部103及び出力端子104,105を備える。撮像部101は、撮像により得られた映像データを画像処理部102に出力する。具体的には、撮像部101は、撮像を行うためのCMOSセンサと、CMOSセンサからのアナログ値をデジタル値に変換するA/D変換部と、A/D変換部からのデジタル値を映像データに変換する処理部とを含む。画像処理部102は、撮像部101からの映像データにガンマ補正などの階調補正処理、ノイズ低減処理、エッジ強調処理などの画像処理を施す。画像処理部102からの映像データは、補助画像重畳部103と出力端子105に出力される。
補助画像重畳部103は、ユーザ指示に応じてメニュー画面等のユーザ操作を補助するためのOSD画像を生成したり、合焦点枠などの撮影を補助するためのOSD画像を生成したりする。これらのユーザ操作や撮影を補助するためのOSD画像は、補助画像重畳部103内のグラフィック生成部で生成されるグラフィック画像であり、補助画像と呼ぶ。補助画像重畳部103は、ユーザ指示に応じて、画像処理部102からの映像データに補助画像を重畳した重畳映像の映像データ、又は画像処理部102からの映像データに補助画像を重畳していない非重畳映像の映像データを出力端子104に出力する。撮像装置100から表示装置200に出力される映像データは、例えば、米国映画テレビ技術者協会(以下、SMPTE)で定められたSDI(Serial Digital Interface)の伝送フォーマットを有する。補助画像重畳部103は、補助画像を重畳したことを示す付加データをSDI信号のアンシラリ領域に付加する。
表示装置200は、アンシラリ検出部201、選択部202、輝度取得部203、バックライト制御部204、表示パネル部205、バックライト206及び入力端子207,208を備える。撮像装置100の出力端子104と、表示装置200の入力端子207とはSDIケーブルで接続され、撮像装置100の出力端子105と、表示装置200の入力端子208はSDIケーブルで接続される。このように、撮像装置100と表示装置200とは2本のSDIケーブルで接続され、2つの独立した伝送経路で2つの映像データが伝送される。入力端子207には、撮像装置100による撮像で得られた映像に補助画像が重畳された重畳映像の映像データ、又は撮像装置100による撮像で得られた映像に補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データが入力される。また、入力端子208には、撮像装置100による撮像で得られた映像に補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データが入力される。
撮像装置100から伝送される映像データは、例えば、非圧縮のRAW形式の動画ストリームであってもよいし、MPEG(Moving Picture Expert Group)等の圧縮形式の動画ストリームであってもよい。
アンシラリ検出部201は、入力端子207から入力された映像データのアンシラリ領域の付加データを検出し、アンシラリ検出結果を選択部202へ送る。また、アンシラリ検出部201は、入力端子207から入力された映像データを表示パネル部205に出力する。表示パネル部205は、例えば、アンシラリ検出部201からの映像データに従って液晶を駆動し、映像データに基づく映像を画面に表示する液晶パネルである。
選択部202は、アンシラリ検出部201から送られたアンシラリ検出結果に基づいて、入力端子207から入力された映像データと、入力端子208から入力された映像データのいずれか一方を選択して、輝度取得部203に出力する。具体的には、入力端子207から入力された映像データに補助画像を重畳したことを示す付加データが検出された場合には、入力端子208から入力された補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データを選択して、輝度取得部203に出力する。また、入力端子207から入力された映像データに補助画像を重畳したことを示す付加データが検出されない場合には、入力端子207から入力された補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データを選択して、輝度取得部203に出力する。つまり、いずれの場合でも、選択部202は、補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データを選択する。
輝度取得部203は、選択部202で選択された、補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データに基づき、バックライト206の複数の制御領域に対応する画面の複数の分割領域の各々に対応する映像の輝度(最大輝度、又は平均輝度)情報を取得する。バックライト206は、複数の制御領域に分割されており、複数の制御領域に対応する複数の光源を備えており、制御領域毎に光源の発光量を制御するローカルディミングを行うことができるものとする。バックライト206は、複数の光源からの光を表示パネル部205に照射する。輝度取得部203は、選択部202で選択された、補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データに基づき、例えば、画面の各分割領域に対応する映像の輝度成分を抽出して、各分割領域に対応する映像の輝度情報を取得する。ただし、映像データのアンシラリ領域に、各分割領域に対応する映像の輝度(最大輝度、又は平均輝度)情報が付加されている場合は、輝度成分を抽出する必要は無い。
バックライト制御部204は、輝度取得部203により取得された各制御領域の輝度情報に基づき、各制御領域の光源の制御値を決定し、決定した制御値で各制御領域の光源を発光させ、表示パネル部205に光源からの光を照射させる。
なお、バックライト206は、制御領域が1つしかないグローバルディミングを行うものであってもよい。その場合、輝度取得部203は、選択部202選択部202で選択された、補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データに基づき、画面に表示される映像全体の輝度(最大輝度、又は平均輝度)情報を取得する。そして、バックライト制御部204は、輝度取得部203により取得された映像全体の輝度情報に基づき、複数の光源全ての制御値を決定し、決定した制御値で複数の光源全てを発光させる。
図2は、図1に示した表示システムの動作を説明するためのフローチャートである。図2(A)は、撮像装置100の動作を説明するためのフローチャートであり、図2(B)は、表示装置200の動作を説明するためのフローチャートである。
撮像装置100は、ユーザ指示に従って、電源オン状態となり、被写体の撮像を開始したタイミングで動作を開始する。まず、ステップS100で、撮像装置100は、図示しない操作部(ボタン)のユーザ操作に応じて、被写体の撮像により得られた映像にメニュー画面や合焦点枠などの補助画像(グラフィック画像)を重畳するか否かを判定する。重畳すると判定された場合は、ステップS100からステップS101に進み、重畳しないと判定された場合は、ステップS100からステップS102を省略して終了する。
ステップS101では、補助画像重畳部103は、画像処理部102からの映像データに補助画像を重畳した重畳映像の出力端子104に出力する。その際に、映像データのアンシラリ領域の付加データのデータビット値を1にする。データビット値1のときは、補助画像が重畳されていることを示し、データビット値0のときは、補助画像が重畳されていないことを示すものとする。補助画像重畳部103は、画像処理部102からの映像データに補助画像を重畳しない場合には、映像データのアンシラリ領域の付加データのデータビット値を0のままにする。
ステップS200では、表示装置200のアンシラリ検出部201は、入力端子207から入力された映像データのアンシラリ領域の付加データを検出する。そして、入力端子207から入力された映像データのアンシラリ領域の付加データのデータビット値が1の場合(補助画像が重畳されている場合)は、ステップS200からステップS201に進む。また、データビット値が0の場合(補助画像が重畳されていない場合)は、ステップS200からステップS202に進む。
ステップS201では、選択部202は、入力端子207からの補助画像が重畳された重畳映像の映像データと、入力端子208からの補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データのうち、入力端子208からの非重畳映像の映像データを選択する。ステップS202では、選択部202は、入力端子207からの補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データと、入力端子208からの補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データのうち、入力端子207からの映像データを選択する。つまり、いずれの場合でも、選択部202は、補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データを選択する。そして、選択部202は、選択した映像データを輝度取得部203に出力する。
ステップS203では、輝度取得部203は、選択部202で選択された補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データから輝度成分のみを抽出する。そして、抽出した非重畳映像の映像データの輝度成分から、バックライト206の複数の制御領域に対応する画面の複数の分割領域の各々に対応する映像の輝度(最大輝度、又は平均輝度)情報を取得する。最大輝度値を取得する場合は、画面の複数の分割領域の各々に対応する映像の輝度値の最大値を特定すればよい。平均輝度値を取得する場合は、画面の複数の分割領域の各々に対応する映像の各画素の輝度値を合算した後、画素数で割り算をすることで、平均輝度値を算出すればよい。
ステップS204では、バックライト制御部204は、輝度取得部203により取得された各分割領域に対応する映像の輝度(最大輝度、又は平均輝度)情報に基づき、各制御領域の光源の制御値を決定する。バックライト制御部204は、映像の輝度値と、光源の制御値(1周期毎の点灯期間と消灯期間との比を示すデューティ比等)とを対応付けたLUT(Look Up Table)を内部のメモリに予め保持している。そして、上記LUTを読み出して、輝度取得部203により取得された各分割領域の輝度値(最大輝度値、又は平均輝度値)に対応する制御値を決定する。ここでは、制御値が示すデューティ比が大きいほど、光源の発光量が大きくなるものとする。
ステップS205では、表示パネル部205は、アンシラリ検出部201からの補助画像が重畳された重畳映像の映像データに従って液晶を駆動し、重畳映像を画面に表示する。また、バックライト制御部204は、ステップS204で決定した制御値で各制御領域の光源を発光させる。
図3は、本実施の形態1による効果を説明するための図である。図3(A)は、本発明を適用した場合の表示画面例を示す図であり、図3(B)は、本発明を適用しない場合の表示画面例を示す比較のための図である。本発明を適用しない場合は、図3(B)に例示しているように、メニューの補助画像(グラフィック画像)が明るいため、メニューの補助画像が表示される分割領域に対応するバックライト206の制御領域の光源の発光量が明るくなる。そのため、メニューの補助画像の周辺に黒浮きが発生している。また、撮像している映像が記録中であることを示す文字「REC」の補助画像(グラフィック画像)が明るいため、文字「REC」が表示される分割領域に対応するバックライト206の制御領域の光源の発光量が明るくなる。そのため、文字「REC」の補助画像の周辺に黒浮きが発生している。
しかし、本発明を適用した場合は、補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データに基づき、バックライト206の各制御領域の光源の発光量が制御される。このため、図3(A)に例示しているように、メニューの補助画像の周辺にも、文字「REC」の補助画像の周辺にも、黒浮きが発生しない。
本実施の形態1によれば、撮像装置で補助画像が映像に重畳された場合に、表示装置は、補助画像が重畳された重畳映像を画面に表示しつつ、補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データに基づきバックライトの発光量を制御することができる。したがって、撮像装置で補助画像が映像に重畳された場合であっても、撮像装置で映像に重畳された補助画像に影響されずに、表示装置の光源の発光量を制御することが可能となる。
なお、バックライトの光源は、LED(Light Emitting Diode)を用いてもよいし、有機EL素子を用いてもよい。表示パネルは、液晶素子以外の素子(バックライトからの光の透過率を制御可能な素子)を有する表示パネルであってもよい。また、スクリーンに画像を投影する液晶プロジェクター等にも適用可能である。
また、動画像の映像データを伝送する場合について説明したが、静止画像の画像データを伝送する場合にも適用可能である。
(実施の形態2)
実施の形態1では、撮像装置100と表示装置200とが2本のSDIケーブルで接続された表示システムの例を説明した。この実施の形態2では、撮像装置300と表示装置400とが1本のSDIケーブルで接続された表示システムの例を説明する。
図4は、実施の形態2に係る表示システムの全体構成を示すブロック図である。図4において、図1と同一の構成要素ついては同一の符号を付し、その詳細な説明は繰り返さない。図4を参照して、図1と異なっている点は、撮像装置300がαデータ付加部301を備えている点、表示装置400の選択部401,輝度取得部402が表示装置200の選択部202,輝度取得部203から置き換わっている点である。また、図1の出力端子105と入力端子208が削除されている。以下、実施の形態1との差分について詳細に説明する。
画像処理部102からαデータ付加部301へ、撮像で得られた映像に補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データ(y,cb,cr,α)が入力される。また、補助画像重畳部103からからαデータ付加部301へ、撮像で得られた映像に補助画像が重畳された重畳映像の映像データ(y’,cb’,cr’,α’)が入力される。SMPTEで定められた3G−SDIフォーマットでは、画素毎のY,Cb,Crの3チャンネルのデータ、又は画素毎のR,G,Bの3チャンネルのデータに、αチャンネルのデータを加えた、合計4チャンネルの映像データが伝送可能である。
αデータ付加部301は、重畳映像の映像データ(y’,cb’,cr’,α’)のαチャンネルに、非重畳映像の映像データ(y,cb,cr,α)の輝度データyを付加する。この結果、αデータ付加部301から出力端子104へ、映像データ(y’,cb’,cr’,y)が出力される。
表示装置400の入力端子207から、アンシラリ検出部201と選択部401に、撮像装置300からSDIケーブルを介して伝送された映像データ(y’,cb’,cr’,y)が入力される。また、アンシラリ検出部201から選択部401に、補助画像を重畳したことを示す付加データが検出されたか否かを示すアンシラリ検出結果が送られる。
選択部401は、アンシラリ検出部201から送られたアンシラリ検出結果に基づいて、Yチャンネルの輝度データy’と、αチャンネルの輝度データyのいずれか一方を選択して、輝度取得部203に出力する。具体的には、入力端子207から入力された映像データに補助画像を重畳したことを示す付加データが検出された場合には、αチャンネルの輝度データyを選択して、輝度取得部203に出力する。また、入力端子207から入力された映像データに補助画像を重畳したことを示す付加データが検出されない場合には、Yチャンネルの輝度データy’を選択して、輝度取得部203に出力する。
輝度取得部402は、選択部401で選択された輝度データ(y又はy’)に基づき、バックライト206の複数の制御領域に対応する画面の複数の分割領域の各々に対応する映像の輝度(最大輝度、又は平均輝度)情報を取得する。
図5は、図4に示した表示システムの動作を説明するためのフローチャートである。図5において、図2と同一の動作ステップについては同一の符号を付し、その詳細な説明は繰り返さない。図5(A)を参照して、図2(A)と異なっている点は、ステップS300が追加されている点である。図5(B)を参照して、図2(B)と異なっている点は、ステップS201−S203がステップS400−S402に置き換わっている点である。以下、実施の形態1との差分について詳細に説明する。
ステップS300では、αデータ付加部301は、重畳映像の映像データ(y’,cb’,cr’,α’)のαチャンネルに、非重畳映像の映像データ(y,cb,cr,α)の輝度データyを付加する。この結果、αデータ付加部301から出力端子104へ、映像データ(y’,cb’,cr’,y)が出力される。
ステップS400では、選択部401は、撮像装置300からSDIケーブルを介して伝送された映像データ(y’,cb’,cr’,y)のαチャンネルの輝度データyを選択して、輝度取得部203に出力する。ステップS401では、選択部401は、撮像装置300からSDIケーブルを介して伝送された映像データ(y’,cb’,cr’,y)のYチャンネルの輝度データy’を選択して、輝度取得部203に出力する。ステップS402では、輝度取得部402は、選択部401で選択された輝度データ(y又はy’)に基づき、バックライト206の複数の制御領域に対応する画面の複数の分割領域の各々に対応する映像の輝度(最大輝度、又は平均輝度)情報を取得する。
図5(A)(B)のステップS100,S101,S200,S204,S205の動作は、図2(A)(B)のステップS100,S101,S200,S204,S205の動作と同様である。
本実施の形態2によれば、撮像装置で補助画像が映像に重畳された場合に、表示装置は、補助画像が重畳された重畳映像を画面に表示しつつ、補助画像が重畳されていない非重畳映像の輝度データに基づきバックライトの発光量を制御することができる。したがって、撮像装置で補助画像が映像に重畳された場合であっても、撮像装置で映像に重畳された補助画像に影響されずに、表示装置の光源の発光量を制御することが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態2では、αチャンネルに輝度データを付加する例を説明したが、αチャンネルを含む伝送フォーマットに限られていた。この実施の形態3では、αチャンネルを含まない伝送フォーマットでも、実施の形態2と同様の効果を得るための例について説明する。
図6は、実施の形態3に係る表示システムの全体構成を示すブロック図である。図6において、図4と同一の構成要素ついては同一の符号を付し、その詳細な説明は繰り返さない。図6を参照して、図4と異なっている点は、撮像装置500のアンシラリデータ重畳部501が撮像装置300のαデータ付加部301から置き変わっている点である。また、表示装置600のアンシラリ検出部601と選択部602が表示装置400のアンシラリ検出部201と選択部401から置き換わっている点も異なっている。以下、実施の形態2との差分について詳細に説明する。
画像処理部102からアンシラリデータ重畳部501へ、撮像で得られた映像に補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データが入力される。また、補助画像重畳部103からからアンシラリデータ重畳部501へ、撮像で得られた映像に補助画像が重畳された重畳映像の映像データが入力される。
アンシラリデータ重畳部501は、非重畳映像の有効映像範囲の輝度データを図示しない内蔵メモリに書き込んでから、各分割領域に対応する映像の輝度値(最大輝度または平均輝度値)を輝度情報(輝度データと呼んでもよい)として取得する。そして、アンシラリデータ重畳部501は、重畳映像の映像データのアンシラリ領域に、非重畳映像の有効映像範囲の輝度データから取得した各分割領域に対応する映像の輝度値(最大輝度または平均輝度値)を輝度情報として重畳する。非重畳映像の有効映像範囲の輝度データから取得した各分割領域に対応する映像の輝度値を輝度情報として重畳することで、重畳される1回当たりデータ量が少なくてすみ、有効映像領域よりも小さいアンシラリ領域に輝度情報を重畳することができる。なお、分割領域よりも小さい単位領域毎に、映像の輝度値を輝度情報として重畳してもよいし、分割領域よりも大きい単位領域毎に、映像の輝度値を輝度情報として重畳してもよい。アンシラリデータ重畳部501から出力端子104へ、重畳映像の映像データであって、そのアンシラリ領域に非重畳映像の有効映像範囲の輝度データが重畳された映像データが出力される。
表示装置600の入力端子207から、アンシラリ検出部601と選択部602に、撮像装置500からSDIケーブルを介して伝送された映像データが入力される。アンシラリ検出部601は、入力端子207から入力された映像データのアンシラリ領域の付加データを検出し、補助画像を重畳したことを示す付加データが検出されたか否かを示すアンシラリ検出結果を選択部602へ送る。また、アンシラリ検出部601は、入力端子207から入力された映像データを表示パネル部205に出力する。アンシラリ検出部601は、補助画像を重畳したことを示す付加データ(データビット値が1)を検出した場合、重畳映像の映像データのアンシラリ領域に重畳された非重畳映像の輝度情報に基づき、疑似輝度データを生成して、選択部602へ送る。アンシラリ検出部601は、入力端子207から入力された映像データのアンシラリ領域の付加データのデータビット値が0の場合(補助画像が重畳されていない場合)は、疑似輝度データを生成しない。
選択部602は、アンシラリ検出部601からのアンシラリ検出結果に基づき、入力端子207からの映像データの有効映像範囲の輝度データと、アンシラリ検出部601で生成された疑似輝度データのいずれか一方を選択して、輝度取得部402に出力する。具体的には、入力端子207から入力された映像データに補助画像を重畳したことを示す付加データが検出された場合には、アンシラリ検出部601により生成された疑似輝度データを選択して、輝度取得部402に出力する。また、入力端子207からの映像データに補助画像を重畳したことを示す付加データが検出されない場合には、入力端子207からの補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データ有効映像範囲の輝度データを選択して、輝度取得部402に出力する。
図7は、図6に示した表示システムの動作を説明するためのフローチャートである。図7において、図5と同一の動作ステップについては同一の符号を付し、その詳細な説明は繰り返さない。図7(A)を参照して、図5(A)と異なっている点は、ステップS300がステップS500に置き換わっている点である。図7(B)を参照して、図5(B)と異なっている点は、ステップS400がステップS600,S601に置き換わり、ステップS401がステップS602に置き換わっている点である。以下、実施の形態2との差分について詳細に説明する。
ステップS500では、アンシラリデータ重畳部501は、補助画像が重畳されていない非重畳映像の有効映像範囲の輝度データから、各分割領域に対応する映像の輝度値(最大輝度または平均輝度値)を輝度情報を取得する。そして、アンシラリデータ重畳部501は、重畳映像の映像データのアンシラリ領域に、非重畳映像の有効映像範囲の輝度データから取得した各分割領域に対応する映像の輝度値(最大輝度または平均輝度値)を輝度情報として重畳する。アンシラリデータ重畳部501から出力端子104へ、重畳映像の映像データであって、そのアンシラリ領域に非重畳映像の輝度情報が重畳された映像データが出力される。
図8は、補助画像が重畳されていない非重畳映像を表示させた画面例を示す図である。図8中の斜線部分の各分割領域は、mラインからnラインまでの範囲がrサンプル毎に分割されている。1グループからpグループまでの各々の映像の輝度値(最大輝度値又は平均輝度値)が、輝度情報として、補助画像が重畳された重畳映像のアンシラリ領域に重畳される。図9は、補助画像が重畳されていない非重畳映像のmラインからnラインまでの映像データと、補助画像が重畳された重畳映像のmライン目の映像データを説明するための図である。アンシラリデータ重畳部501は、非重畳映像のmライン目からnライン目までの映像データを内蔵するメモリに記録して、各ラインの有効映像範囲をrサンプル毎の点線で囲んだp個のグループに分けて、各グループの輝度値を算出する。そして、アンシラリデータ重畳部501は、重畳映像のmライン目のアンシラリ領域に、p個のグループに分けた輝度情報であることを示すデータIDと、算出したp個のグループの輝度値(最大輝度値又は平均輝度値)を輝度情報として重畳する。重畳映像の映像データのm+1ラインからnラインまでのアンシラリ領域には何も重畳しない。nラインの次のラインn+1ラインからまた同様の処理を行う。
ステップS600では、アンシラリ検出部601は、重畳映像の映像データのアンシラリ領域に重畳された非重畳映像の輝度情報に基づき、疑似輝度データを生成する。ステップS601では、選択部602は、アンシラリ検出部601により非重畳映像の輝度情報に基づき生成された疑似輝度データを選択して、輝度取得部402に出力する。
図10は、重畳映像の映像データのアンシラリ領域に重畳された非重畳映像の輝度情報に基づき、各ラインの疑似輝度データを生成する処理について説明するための図である。アンシラリ検出部601は、重畳映像のmライン目の映像データのアンシラリ領域に重畳された、非重畳映像のp個の各グループの輝度値(最大輝度値又は平均輝度値)を、m+1ライン目からnライン目までコピーすることで、疑似輝度データを生成する。アンシラリ検出部601で生成された疑似輝度データは、選択部602に送られる。
ステップS602では、選択部602は、入力端子207から入力された補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データの有効映像範囲の輝度データを選択して、輝度取得部402に出力する。
本実施の形態3によれば、αチャンネルを含まない伝送フォーマットでも、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。具体的には、撮像装置で補助画像が映像に重畳された場合に、表示装置は、補助画像が重畳された重畳映像を画面に表示しつつ、補助画像が重畳されていない非重畳映像の輝度データに応じてバックライトの発光量を制御することができる。したがって、撮像装置で補助画像が映像に重畳された場合であっても、撮像装置で映像に重畳された補助画像に影響されずに、表示装置の光源の発光量を制御することが可能となる。
(実施の形態4)
SMPTEで定められているSDI伝送フォーマットにおいて、1つの映像データを分割して2本以上のSDIケーブルで伝送する伝送フォーマットがある。そして、一部のケーブル(例えば1本のケーブル)だけを接続して、伝送された映像を簡易的に確認するユースケースがある。このようなユースケースに実施の形態3を適応した場合、好適な映像表示が行えない可能性がある。本実施の形態4では、1つの映像データを分割して2本以上のSDIケーブルで伝送する伝送フォーマットを用いて、一部のケーブルのみを接続して映像データを伝送する場合であっても、好適な映像表示を行うことを可能にする。
図11は、実施の形態4に係る表示システムの全体構成を示すブロック図である。図11において、図6と同一の構成要素ついては同一の符号を付し、その詳細な説明は繰り返さない。図11を参照して、図6と異なっている点は、撮像装置700のアンシラリデータ重畳部701が撮像装置500のアンシラリデータ重畳部501から置き変わっている点、デマルチプレクサ702が追加されている点である。また、表示装置800にマルチプレクサが追加され、表示装置800のアンシラリ検出部802が表示装置600のアンシラリ検出部601から置き換わっている点、出力端子105と入力端子208が追加されている点も異なる。以下、実施の形態3との差分について詳細に説明する。
撮像装置700と表示装置800が2本のSDIケーブルで接続され、1920×1080画素,フレームレート60fpsの映像データが2本のSDIケーブルで伝送される場合について説明。出力端子104と入力端子207に接続されたSDIケーブルでデータストリームDS1が伝送され、出力端子105と入力端子208に接続されたSDIケーブルでデータストリームDS2が伝送される。データストリームDS1でODDラインの映像データが伝送され、データストリームDS2でEVENラインの映像データが伝送されるものとする。
画像処理部102からアンシラリデータ重畳部701へ、撮像で得られた映像に補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データが入力される。また、補助画像重畳部103からからアンシラリデータ重畳部701へ、撮像で得られた映像に補助画像が重畳された重畳映像の映像データが入力される。
アンシラリデータ重畳部701は、補助画像が重畳されていない非重畳映像のODDラインの輝度データを図示しない内蔵メモリに書き込んでから、各分割領域に対応する映像の輝度値(最大輝度または平均輝度値)を輝度情報として取得する。そして、アンシラリデータ重畳部701は、重畳映像のODDラインの映像データのアンシラリ領域に、非重畳映像のODDラインの輝度データから取得した各分割領域に対応する映像の輝度値(最大輝度または平均輝度値)を輝度情報として重畳する。非重畳映像のODDラインの輝度データから取得した各分割領域に対応する映像の輝度値を輝度情報として重畳することで、重畳される1回当たりデータ量が少なくてすみ、有効映像領域よりも小さいアンシラリ領域に輝度情報を重畳することができる。なお、分割領域よりも小さい単位領域毎に、映像の輝度値を輝度情報として重畳してもよいし、分割領域よりも大きい単位領域毎に、映像の輝度値を輝度情報として重畳してもよい。EVENラインの映像データについても同様に処理する。アンシラリデータ重畳部701からデマルチプレクサ702へ、重畳映像の映像データであって、そのアンシラリ領域に非重畳映像の輝度データが重畳された映像データが出力される。
デマルチプレクサ702は、アンシラリデータ重畳部701からの映像データを受け、周波数を1/2にして、ODDラインの映像データとEVENラインの映像データとを分離する。そして、ODDラインの映像データをデータストリームDS1として出力端子104に出力する。また、EVENラインの映像データをデータストリームDS2として出力端子105に出力する。
撮像装置700の出力端子104と表示装置800の入力端子207とがSDIケーブルで接続されている場合、表示装置800の入力端子207からマルチプレクサ801に、ODDラインの映像データのデータストリームDS1が入力される。また、撮像装置700の出力端子105と表示装置800の入力端子208とがSDIケーブルで接続されている場合、表示装置800の入力端子208かデマルチプレクサ801に、EVENラインの映像データのデータストリームDS2が入力される。
マルチプレクサ801は、2本のSDIケーブルが接続されているか否かを判定し、判定結果に基づいて、入力された映像データの多重化を行う。具体的には、2本のSDIケーブルが接続されている場合、マルチプレクサ801は、ODDラインのデータストリームDS1と、EVENラインのデータストリームDS2とを多重化して、アンシラリ検出部802と選択部602へ出力する。また、いずれか1本のSDIケーブルしか接続されていない場合、マルチプレクサ801は、ODDラインのデータストリームDS1、又はEVENラインのデータストリームDS2を、多重化せずにそのままアンシラリ検出部802と選択部602へ出力する。
アンシラリ検出部802は、入力された映像データのODDラインとEVENラインのアンシラリデータ領域に輝度データがあるかを検出する。そして、重畳映像のODDラインとEVENラインの両方またはいずれか一方の映像データのアンシラリ領域に重畳された非重畳映像の輝度情報に基づき、ODDラインとEVENラインの両方またはいずれか一方の疑似輝度データを生成する。
選択部803は、アンシラリ検出部802からのアンシラリ検出結果に基づき、入力端子207からの映像データの有効映像範囲の輝度データと、アンシラリ検出部802で生成された疑似輝度データのいずれか一方を選択して、輝度取得部402に出力する。具体的には、入力端子207から入力された映像データに補助画像を重畳したことを示す付加データが検出された場合には、アンシラリ検出部802により生成された疑似輝度データを選択して、輝度取得部402に出力する。また、入力端子207からの映像データに補助画像を重畳したことを示す付加データが検出されない場合には、入力端子207からの補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データ有効映像範囲の輝度データを選択して、輝度取得部402に出力する。
図12は、図11に示した表示システムの動作を説明するためのフローチャートである。図12において、図7と同一の動作ステップについては同一の符号を付し、その詳細な説明は繰り返さない。図12(A)を参照して、図7(A)と異なっている点は、ステップS500がステップS700,S701に置き換わっている点である。図12(B)を参照して、図7(B)と異なっている点は、ステップS800−S802が追加され、ステップS600がステップS803−S805に置き換わっている点である。以下、実施の形態3との差分について詳細に説明する。
ステップS700では、アンシラリデータ重畳部701は、補助画像が重畳されていない非重畳映像の有効映像範囲の輝度データから、各分割領域に対応する映像の輝度値を輝度情報を取得する。そして、アンシラリデータ重畳部701は、重畳映像のODDラインの映像データのアンシラリ領域に、非重畳映像のODDラインの輝度データから取得した各分割領域に対応する映像の輝度値(最大輝度または平均輝度値)を輝度情報として重畳する。アンシラリデータ重畳部701は、重畳映像のEVENラインの映像データのアンシラリ領域に、非重畳映像のEVENラインの輝度データから取得した各分割領域に対応する映像の輝度値(最大輝度または平均輝度値)を輝度情報として重畳する。アンシラリデータ重畳部701からデマルチプレクサ702へ、重畳映像の映像データであって、そのアンシラリ領域に非重畳映像の輝度情報が重畳された映像データが出力される。
図13は、補助画像が重畳されていない非重畳映像のmラインからnラインまでの映像データと、補助画像が重畳された重畳映像のmライン目とm+1ライン目の映像データを説明するための図である。アンシラリデータ重畳部701は、非重畳映像のmライン目からnライン目までの映像データを内蔵するメモリに記録して、各ラインの有効映像範囲をrサンプル毎の点線で囲んだp個のグループに分ける。そして、アンシラリデータ重畳部701は、p個の各グループの輝度値(最大輝度値又は平均輝度値)を算出する。そして、アンシラリデータ重畳部501は、重畳映像のmライン目のアンシラリ領域に、p個のグループに分けたODDラインの輝度情報であることを示すデータIDと、ODDラインから算出したp個のグループの輝度値を輝度情報として重畳する。また、重畳映像のm+1ライン目のアンシラリ領域に、p個のグループに分けたEVENラインの輝度情報であることを示すデータIDと、EVENラインから算出したp個のグループの輝度値を輝度情報として重畳する。重畳映像の映像データのm+2ラインからnラインまでのアンシラリ領域には何も重畳しない。nラインの次のラインn+1ラインからまた同様の処理を行う。
ステップS701では、デマルチプレクサ702は、アンシラリデータ重畳部701からの映像データを受け、周波数を1/2にして、ODDラインの映像データとEVENラインの映像データとを分離する。そして、ODDラインの映像データをデータストリームDS1として出力端子104に出力する。また、EVENラインの映像データをデータストリームDS2として出力端子105に出力する。
次に、ステップS800では、表示装置800のマルチプレクサ801は、2本のSDIケーブルが接続されているか否かを判定する。メカ機構により各ケーブルの接続検知を行ってもよいし、各ケーブルを介して映像データが入力された否かを検出することを接続検知を行ってもよい。そして、2本のSDIケーブルが接続されている場合は、ステップS800からS801に進み、2本のSDIケーブルが接続されていない場合は、ステップS800からS802に進む。
ステップS801では、マルチプレクサ801は、ODDラインの映像データのデータストリームDS1と、EVENラインの映像データのデータストリームDS2とを多重化して、アンシラリ検出部802と選択部602へ出力する。ステップS802では、マルチプレクサ801は、ODDラインのデータストリームDS1、又はEVENラインのデータストリームDS2のいずれか受信した方を、多重化せずにそのままアンシラリ検出部802と選択部602へ出力する。
次に、ステップS200では、アンシラリ検出部802は、入力端子207から入力された映像データのアンシラリ領域の付加データを検出する。そして、入力端子207から入力された映像データのアンシラリ領域の付加データのデータビット値が1の場合(補助画像が重畳されている場合)は、ステップS200からステップS803に進む。また、データビット値が0の場合(補助画像が重畳されていない場合)は、ステップS200からステップS602に進む。
ステップS803では、アンシラリ検出部802は、入力された映像データのODDラインとEVENラインの両方のアンシラリデータ領域に輝度データがあるかを検出する。そして、入力された映像データのODDラインとEVENラインの両方のアンシラリデータ領域に輝度データがある場合は、ステップS803からステップS804に進む。また、入力された映像データのODDラインとEVENラインのいずれか一方のアンシラリデータ領域にだけ輝度データがある場合は、ステップS803からステップS805に進む。
ステップS804では、アンシラリ検出部802は、重畳映像のODDラインとEVENラインの映像データのアンシラリ領域に重畳された非重畳映像の輝度情報に基づき、ODDラインとEVENラインの疑似輝度データを生成する。
図14は、重畳映像のODDラインとEVENラインの映像データのアンシラリ領域に重畳された非重畳映像の輝度情報(最大輝度値又は平均輝度値)に基づき、ODDラインとEVENラインの疑似輝度データを生成する処理について説明するための図である。アンシラリ検出部802は、重畳映像のmライン目のODDラインの映像データのアンシラリ領域に重畳された、非重畳映像のp個の各グループの輝度値を、m+2ライン目から1ラインおきにn−1ライン目までコピーする。このようにして、ODDラインの疑似輝度データが生成される。また、重畳映像のm+1ライン目のEVENラインの映像データのアンシラリ領域に重畳された、非重畳映像のp個の各グループの輝度値を、m+3ライン目から1ラインおきにnライン目までコピーする。このようにして、EVENラインの疑似輝度データが生成される。アンシラリ検出部802で生成されたODDラインとEVENラインの疑似輝度データは、選択部803に送られる。
ステップS805では、アンシラリ検出部802は、重畳映像のODDラインとEVENラインのいずれか一方のアンシラリ領域に重畳された、非重畳映像の輝度情報に基づき、ODDラインとEVENラインのいずれか一方の疑似輝度データを生成する。
次に、ステップS601では、選択部803は、アンシラリ検出部802により非重畳映像の輝度情報に基づき生成された疑似輝度データを選択して、輝度取得部402に出力する。
ステップS602では、選択部803は、入力端子207から入力された補助画像が重畳されていない非重畳映像の映像データの有効映像範囲の輝度データを選択して、輝度取得部402に出力する。
本実施の形態4によれば、1つの映像データを分割して2本以上のSDIケーブルで伝送する伝送フォーマットを用いて、一部のケーブルのみを接続して映像データを伝送する場合であっても、好適な映像表示を行うことができる。具体的には、例えば、ODDラインのみのインターレースの映像データが入力された場合には、ODDラインのみ映像を表示してODDラインの輝度データから生成された輝度情報に基づきバックライトの発光量を制御することができる。なお、ここでは、ODDライン,EVENラインで伝送経路を分ける場合について説明したが、ODDフレーム,EVENフレームで伝送経路を分けて、ケーブル1本で半分のフレームレートの映像データを伝送してもよい。また、4K等の高解像度の映像データを、画面表示エリア毎に分割(例えば右半分と左半分に分割)して伝送経路を分ける場合にも本発明を適用できる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。上記コンピュータは、例えば、CPUやMPU等のプロセッサーで構成される。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。上述の実施形態の1以上の機能を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
100 撮像装置
101 撮像部
102 画像処理部
103 補助画像重畳部
104,105 出力端子
200 表示装置
201 アンシラリ検出部
202 選択部
203 輝度取得部
204 バックライト制御部
205 表示パネル部205
206 バックライト
207,208 入力端子

Claims (14)

  1. 撮像装置に接続された表示装置であって、
    前記撮像装置により補助画像が重畳された重畳映像の第1映像データと、前記撮像装置により補助画像が重畳されていない非重畳映像の第2映像データとを、前記撮像装置から入力する入力手段と、
    前記第1映像データに基づき、重畳映像を表示する表示手段と、
    前記第2映像データに基づき、前記表示手段に光を照射する光源の発光量を制御する制御手段と、を備える表示装置。
  2. 前記第1映像データを、前記撮像装置から入力する第1入力端子と、
    前記第2映像データを、前記撮像装置から入力する第2入力端子と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1映像データのアンシラリ領域の付加データを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された付加データに基づいて、前記第1映像データと前記第2映像データのうち、前記第2映像データを選択する選択手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記第1映像データと前記第2映像データは、SDIのフォーマットを有することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 撮像装置に接続された表示装置であって、
    前記撮像装置により補助画像が重畳された重畳映像の映像データであって、補助画像が重畳されていない非重畳映像の輝度データが付加された映像データを、前記撮像装置から入力する入力手段と、
    前記映像データに基づき、重畳映像を表示する表示手段と、
    前記輝度データに基づき、前記表示手段に光を照射する光源の発光量を制御する制御手段と、を備える表示装置。
  6. 前記映像データを、前記撮像装置から入力する入力端子を備えることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記映像データのアンシラリ領域の付加データを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された付加データに基づいて、前記重畳映像の輝度データと前記非重畳映像の輝度データのうち、前記非重畳映像の輝度データを選択する選択手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項5または6に記載の表示装置。
  8. 前記映像データは、SDIのフォーマットを有することを特徴とする請求項5から7までのいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記非重畳映像の輝度データは、αチャンネルに付加されることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記非重畳映像の輝度データは、アンシラリ領域に重畳されることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  11. 撮像装置と、前記撮像装置に接続された表示装置とを含む表示システムであって、
    前記撮像装置は、
    前記撮像装置により補助画像が重畳された重畳映像の第1映像データと、前記撮像装置により補助画像が重畳されていない非重畳映像の第2映像データとを出力する出力手段を備え、
    前記表示装置は、
    前記第1映像データと、前記第2映像データとを、前記撮像装置から入力する入力手段と、
    前記第1映像データに基づき、重畳映像を表示する表示手段と、
    前記第2映像データに基づき、前記表示手段に光を照射する光源の発光量を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする表示システム。
  12. 撮像装置と、前記撮像装置に接続された表示装置とを含む表示システムであって、
    前記撮像装置は、
    補助画像を重畳した重畳映像の映像データであって、補助画像が重畳されていない非重畳映像の輝度データを付加した映像データを出力する出力手段を備え、
    前記表示装置は、
    前記映像データを、前記撮像装置から入力する入力手段と、
    前記映像データに基づき、重畳映像を表示する表示手段と、
    前記輝度データに基づき、前記表示手段に光を照射する光源の発光量を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする表示システム。
  13. 撮像装置に接続された表示装置の制御方法であって、
    前記撮像装置により補助画像が重畳された重畳映像の第1映像データと、前記撮像装置により補助画像が重畳されていない非重畳映像の第2映像データとを、前記撮像装置から入力する入力ステップと、
    前記第1映像データに基づき、重畳映像を表示手段に表示する表示ステップと、
    前記第2映像データに基づき、前記表示手段に光を照射する光源の発光量を制御する制御ステップと、を有する表示装置の制御方法。
  14. 撮像装置に接続された表示装置の制御方法であって、
    前記撮像装置により補助画像が重畳された重畳映像の映像データであって、補助画像が重畳されていない非重畳映像の輝度データが付加された映像データを、前記撮像装置から入力する入力ステップと、
    前記映像データに基づき、重畳映像を表示手段に表示する表示ステップと、
    前記輝度データに基づき、前記表示手段に光を照射する光源の発光量を制御する制御ステップと、を有する表示装置の制御方法。
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