JP2017210843A - サッシ取付ブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】見込み部が下地部材よりも広いサッシ枠を下地部材に適切に固定できるサッシ取付ブラケットを提供する。【解決手段】取付金具48は、基部50の基体50Aから一対の脚板54が突設されていると共に、支持板52が延設されている。取付金具48は、サッシ枠36の縦枠40と下地材34との間に配置され、一対の脚板54が下地材34のフランジ34Aの間に嵌合されて下地材34に係合固定される。支持板52は、下地材34から屋内側にはみ出した縦枠40に対向される。縦枠40の屋内側が支持板52に固定されることで、縦枠40の屋内側が取付金具48を介して下地材34に固定されるので、サッシ枠36は、縦枠40の奥行きDが下地材34の幅寸法Cより大きくても、下地材34に適切に固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、サッシ取付ブラケットに関する。
建物は、窓などの開口部にサッシが取り付けられている。特許文献1では、サッシユニットの所定位置に複数個の固定金具が固定されており、サッシユニットが開口フレームの開口内に配置されて固定金具を介して開口フレームに固定されている。
特許文献2のサッシの取付構造では、補助枠が中空形材を矩形に連結されて形成されており、補助枠がサッシ枠の外周の取付縁の屋外側の面に当接されている。また、サッシ枠には、補助枠及び取付縁の屋内側に設けられた取付金具がビスにより固着されており、取付金具が建物の開口部に設けられたサッシ枠固定部材に固定されることで、サッシ枠が開口部に固定されている。
特許文献3では、サッシ枠にサッシ締結用金具の支持部材が配設されており、支持部材にサッシ枠固定部材に圧接される可撓片が支持されている。サッシ枠は、サッシ枠固定部材との間の間隙がサッシ締結用金具により埋められて、サッシ枠からサッシ枠固定部材が貫通されて、サッシ枠固定部材に固定されている。
一方、特許文献4では、枠体取付け用金具の弾性変形を利用して、下地フレームの溝型鋼の溝内に枠体取付け用金具を嵌め込んで脱落不能として、この枠体取付け金具にサッシの枠体を取付けることで、サッシの枠体を下地フレームに固定している。
特開2001−90227号公報 特開2006−70606号公報 特開2006−97436号公報 特開2002−161669号公報
ところで、建物には、断熱性や遮音性などにおいて性能の高いサッシ(高性能なサッシ)が多用されつつある。高性能なサッシは、通常のサッシに比較して奥行き(見込み)が広くなっており、高性能なサッシのサッシ枠を通常のサッシのサッシ枠と同様に下地部材に固定しようとすると、サッシ枠が下地部材よりも屋内側にはみ出してしまう。サッシ枠は、屋外側及び屋内側の両側が下地部材に固定されることが好ましいが、奥行きが広いサッシ枠では、下地部材への固定位置が屋外側に寄ってしまう。
本発明は、上記事実を鑑みて成されたものであり、サッシ枠を下地部材に適切に固定できるサッシ取付ブラケットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1の態様は、サッシ枠が取り付けられる開口部周縁に設けられた下地部材と前記サッシ枠の見込み部との間に配置されて前記下地部材に係合固定される基部と、前記基部から延設され、前記見込み部の前記下地部材よりも屋内側に対して配置される枠支持部材と、を備えている。
サッシ枠は、屋外側周縁の見付け部から屋内側に見込み部が延設されている。下地部材は、サッシ枠が取り付けられる開口部周縁に配置されており、サッシ枠は、見付け部が下地部材の屋外側と対向されると共に、見込み部が下地部材の開口部内方側の面と対向されて下地部材に固定される。断熱性や遮音性の高い高性能なサッシにおいては、サッシ枠の見込み部に対向される下地部材の幅よりも見込み部の幅(奥行き)が大きいと、見込み部が下地部材の屋内側にはみ出してしまう。
第1の態様によれば、下地部材とサッシ枠の見込み部との間に配置されて、下地部材に係合固定される。また、枠支持部材は、基部から屋内側に延設されて、下地部材の屋内側にはみ出した見込み部と対向される。
このため、下地部材から屋内側にはみ出した見込み部を枠支持部材に固定可能となり、見込み部の屋内側を枠支持部材に固定することで、下地部材よりも屋内側にはみ出した見込み部を下地部材に固定できる。これにより、見込み部の幅が下地部材の幅よりも大きくても、下地部材への固定位置が屋外側に偏ることなく、サッシ枠を下地部材に適切に固定できる。
第2の態様は、第1の態様において、前記下地部材は溝形鋼とされ、前記基部が前記溝形鋼に嵌合可能なコ字状に形成されており、前記枠支持部材が前記基部の中間部から延設されている。
第2の態様によれば、基部が下地部材としての溝形鋼に嵌合可能なコ字状とされており、コ字状の中間部から枠支持部材が屋内側に延設されている。これにより、プレス加工等により容易に形成できると共に、下地部材への取り付けが容易となる。
第3の態様は、第1の態様において、前記下地部材は溝形鋼とされ、前記基部が当該溝形鋼のフランジを挟持する挟持部を備えている。
第3の態様によれば、下地部材としての溝形鋼のフランジを挟持する挟持部を備えており、挟持部から枠支持部材が延設されている。これにより、溝形鋼のフランジを挟持部に嵌め込んでことで固定できるので、溝形鋼へ基部を固定する作業が容易となる。
第4の態様は、第1の態様から第3の態様の何れかにおいて、前記枠支持部材から突設されて、前記基部が係合固定される前記下地部材の屋内側の面に当接可能とされ、前記枠支持部材が前記見込み部から離れる方向への変位を制限する制限部を備えている。
第4の態様によれば、下地部材の屋内側の面に当接可能とされた制限部が枠支持部材に設けられている。制限部は、見込み部を枠支持部材に固定する際に、枠支持部材が弾性変形してサッシ枠の見込み部から離れる方向へ移動されると下地部材に当接して、枠支持部材の移動を制限する。これにより、見込み部が枠支持部材に固定される際、枠支持部材が弾性変形してしまうのを制限部により制限できる。
第1の態様によれば、下地部材に対してサッシ枠の見込み部の幅が広くとも、サッシ枠を下地部材に適切に固定できる、という効果を有する。
第2の態様によれば、加工が容易であると共に、下地部材への固定が容易となる、という効果を有する。また、第3の態様によれば、下地部材への固定が容易となる、という効果を有する。
第4の態様によれば、見込み部を枠支持部材に固定する際に、枠支持部材が見込み部から離れる方向に変位するのを制限できるので、見込み部を枠支持部材に適切に固定できる、という効果を有する。
第1の実施の形態に係る外壁部の主要部の断面図である。 第1の実施の形態に係る取付金具を示す斜視図である。 取付金具の他の一例を示す斜視図である。 (A)は第2の実施の形態に係る取付金具を示す斜視図であり、(B)は第2の実施の形態に係る外壁部の主要部の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1には、第1の実施の形態に係る建物10における外壁部12の主要部が上方視の断面図にて示されている。建物10は、ユニット住宅が適用されており、図示しない躯体の周囲が外壁部12によって囲われている。また、建物10には、外壁部12に複数の開口部14が形成されており、建物10は、開口部14にサッシ戸及びサッシ窓などのサッシ16が取り付けられて出入口や窓などが形成される。なお、以下では、サッシ16の幅方向の一側(屋外側から見て左側)を例に、建物10の開口部14へのサッシ16の取り付けを説明する。図1には、開口部14を屋外側から見て左側部分が示されている。
外壁部12には、屋外側に外壁材としての外壁パネル18が配置されると共に、屋内側に内装材としての内装パネル20が配置されており、外壁パネル18及び内装パネル20が直接又は他の部材を介して図示しない躯体に取り付けられている。また、建物10は、外壁パネル18と内装パネル20との間の空間に断熱部材(図示省略)が配設される。
外壁部12の開口部14の周縁には、外壁フレーム22及び内装フレーム24が形成さえている。外壁フレーム22には、溝型鋼(所謂チャンネル)の骨材26が用いられており、骨材26が開口部14を囲う矩形枠状に組まれている。骨材26は、ウエブが矩形枠の内方側に向けられて縦横に配置されて連結されており、開口部14の幅方向の両側の骨材26は、上下方向に延設された先端部が図示しない躯体に連結されて固定される。骨材26には、外壁パネル18の開口部14側の端部が接合固定されている。
内装フレーム24は、外壁フレーム22の屋内側に配置されており、木材などが用いられた枠部材28が開口部14の周縁を囲う矩形枠状に組まれている。枠部材28には、内装パネル20の開口部14側の端部がネジ等により接合固定されている。また、内装フレーム24の開口内側には、縁枠部30が設けられている。縁枠部30は、縁枠30Aが矩形形状に組まれており、縁枠30Aに内装パネル20の開口枠端面が当接されている。これにより、縁枠部30は、屋内側から見て開口部14を囲う額縁状にされている。
開口部14の周縁部には、下地部材により形成される下地フレーム32が設けられており、下地フレーム32がサッシの取り付けに用いられる。下地フレーム32には、下地部材としての下地材34が設けられており、下地材34は、所定の幅寸法Cの溝型鋼とされている。下地材34は、フランジ34Aが外壁フレーム22の骨材26とは反対側へ向けられると共に、ウエブ34Bが骨材26のウエブに重ね合わせられており、下地材34は、ウエブ34B及び骨材26のウエブを貫通されたボルト34Cにナット34Dが螺合されて骨材26に締結されている。これにより、下地フレーム32は、下地材34が開口部14を囲うように配置されて外壁フレーム22に固定されている。
一方、サッシ16には、アルミニウムなどの金属製とされた矩形枠状のサッシ枠36が設けられており、サッシ枠36が下地材34に取り付けられる。また、サッシ枠36内は、障子としてのガラス(窓ガラス)戸38(図1では、1枚を図示)が移動可能に配置されており、サッシ16(サッシ窓)は、ガラス戸38が移動されること開閉される。
サッシ枠36には、略帯板状とされた見込み部としての縦枠40が幅方向の両側に設けられており、縦枠40は、長手方向が上下方向とされると共に、幅方向がサッシ枠36の奥行き方向とされている。サッシ枠36は、縦枠40の下部が下枠42により連結されていると共に、縦枠40の上部が図示しない上枠により連結されている。なお、サッシ枠36は、縦枠40、下枠42及び図示しない上枠により見込み部が形成される。
サッシ枠36は、縦枠40の幅寸法が奥行き寸法(見込み、以下、奥行きDとする)とされており、サッシ16は、サッシ枠36の奥行きDが、サッシ枠36に取り付けられるガラス戸38の枚数、ガラス戸38に設けられるガラスの枚数などにより定まる。サッシ16は、ガラス戸38がシングルガラスであるよりも二重ガラス(ペアガラス)の方が高性能(断熱性、遮音性などが高い)とされており、ガラス戸38が二重ガラスよりも三重ガラス(トリプルガラス)の方がさらに高性能とされている。また、サッシ16のサッシ枠36は、ガラス戸38がシングルガラスであるよりもペアガラスの方の奥行きDが大きく、ガラス戸38がペアガラスであるよりもトリプルガラスの方の奥行きDがさらに大きくなっている。
建物10の下地フレーム32は、下地材34の幅寸法Cが、一般的なシングルガラスのサッシ枠の奥行きに合わせられている。これに対して、第1の実施の形態では、サッシ16のガラス戸38がペアガラスとされており、縦枠40の奥行きDが下地材34の幅寸法Cよりも大きくされている。
縦枠40の屋外側の端部には、外縁部44が一体に設けられており、外縁部44は見付け部に対応されている。外縁部44は、縦枠40の屋外側端部からサッシ枠36の幅方向外方へ向けて延設され、延設先端が屋外側に向けられている。外縁部44の屋内側の面には、フィン44Aが一対突設されている。また、外縁部44の屋外側には、見付け部とされる外面カバー44Bが配置され、縦枠40の屋外側の先端と外縁部44の延設先端との間に外面カバー44Bが嵌め込まれる。
また、縦枠40の屋内側の端部には、略板状の内縁部46が一体に設けられている。内縁部46は、縦枠40の屋内側端部からサッシ枠36の開口幅方向内側に延設されており、延設先端に回り縁46Aが一体に形成されている。回り縁46Aは、内縁部46から屋内側に延設されており、サッシ枠36は、屋内側開口の全周にわたって回り縁46Aが延在されている。
サッシ枠36は、縦枠40が下地フレーム32の下地材34に対向されて開口部14に配置される。これにより、サッシ枠36は、外縁部44が下地材34の屋外側のフランジ34Aに対向されて、フィン44Aがフランジ34Aに当接される。また、サッシ枠36は、内縁部46及び回り縁46Aが、縁枠部30の縁枠30Aに当接される。さらに、サッシ枠36の縦枠40には、下地フレーム32の下地材34が対向される。また、縦枠40は、外縁部44が下地材34の屋外側の面に当接されていることで、内縁部46側が下地材34よりも屋内側へ突出される。
一方、サッシ枠36の縦枠40と下地材34との間には、サッシ取付ブラケットとしての取付金具48が設けられており、取付金具48は、複数が下地材34の上下方向に配置される。図2には、第1の実施の形態に係る取付金具48が斜視図にて示されている。取付金具48には、断面コ字状とされた基部50及び、枠支持部材としての矩形平板状の支持板52が設けられている。
基部50には、コ字状の中間部が矩形平板状の基体50Aとされており、基体50Aの一方向の両端部から脚板54が対で形成されている。取付金具48は、基体50Aに面一とされて支持板52が延設されている。取付金具48は、基体50Aと支持板52とを合わせた長さLがサッシ枠36の奥行きDに応じて長さとされている。
脚板54は、幅寸法が下地材34の一対のフランジ34Aの内法よりも短くされている。また、一対の脚板54には、先端部が互いに離間する方向へ曲げられて足板部56が形成されている。足板部56には、脚板54の幅方向の両端部に係合爪部58が対で設けられている。係合爪部58は、足板部56の端部を足板部56に対して鋭角となるように脚板54側(支持板52側)に曲げられて形成されている。
基部50は、係合爪部58の部分を除く長さである足板部56の長さが、下地材34の一対のフランジ34Aの内法よりも短くされていると共に、一対の係合爪部58の先端間の距離が下地材34の一対のフランジ34Aの内法よりも長くされている。
また、支持板52には、脚板54とは反対側の面に面粗し部60が設けられている。面粗し部60は、断面三角形状とされて溝方向が支持板52の幅方向とされた細溝60Aが、支持板52の長手方向に複数形成されている。なお、面粗し部60は、これに限らず、支持板52の表面の滑りを抑制する形状であれば良く、エンボス状などとされても良い。
図1に示されるように、取付金具48は、基部50に対して支持板52側が屋内側とされて、基部50の一対の脚板54が下地材34の一対のフランジ34Aの間に嵌め込まれる。この際、基部50は、足板部56に対で設けられた係合爪部58を互いの先端が接近する方向へ弾性変形されてフランジ34Aの間に挿入される。
これにより、一対の脚板54の足板部56が下地材34のウエブ34Bに当接されると共に、係合爪部58が弾性力によりフランジ34Aの内面を押圧して係合し、取付金具48が下地材34に係合固定される。また、取付金具48は、下地材34から屋内側に支持板52が突出され、下地材34から屋内側にはみ出した縦枠40に支持板52が対向される。
次に第1の実施の形態の作用として、サッシ16のサッシ枠36の取り付けを説明する。サッシ枠36は、開口部14内に配置されることで、外縁部44のフィン44Aが下地材34の屋外側のフランジ34Aに当接されると共に、内縁部46及び回り縁46Aが、縁枠部30の縁枠30Aに当接される。
ここで、サッシ枠36は、外縁部44から一対のフィン44Aの間を通して下地材34のフランジ34Aにネジ62Aを螺合することで、外縁部44が下地材34のフランジ34Aに固定される。また、サッシ枠36は、回り縁46Aから縁枠部30の縁枠30Aにネジ62Bを螺合することで、内縁部46が縁枠部30に係止される。なお、外縁部44は、縦枠40の屋外側の先端と外縁部44の延設先端との間に外面カバー44Bが嵌め込まれることで、ネジ62Aが外面カバー44Bにより覆われる。また、サッシ枠36は、外縁部44のフィン44Aの間に止水部材64Aが充填されると共に、外縁部44の延設先端と外壁パネル18の端面との間に止水部材64Bが充填されて止水処理される。
一方、サッシ枠36は、奥行きDが下地材34の幅寸法Cよりも大きくされており、サッシ枠36は、縦枠40が下地材34よりも屋内側にはみ出す。このために、サッシ枠36は、縦枠40の屋内側を下地材34に固定することが困難となっている。
ここで、サッシ枠36が取り付けられる下地フレーム32の下地材34には、複数の取付金具48が配置される。取付金具48は、基部50の脚板54が下地材34のフランジ34Aの間に嵌合されて下地材34に係合固定(嵌合固定)されている。また、取付金具48は、下地材34に固定された基部50から屋内側へ向けて支持板52が突出される。
これにより、開口部14に配置したサッシ枠36の縦枠40には、屋内側の端部の複数個所において取付金具48の支持板52が対向される。縦枠40は、屋内側において取付金具48の支持板52へ向けて固定ネジ66が螺合されることで、縦枠40の屋内側が支持板52に締結固定される。
これにより、サッシ枠36は、屋外側において外縁部44が下地材34のフランジ34Aに固定されると共に、屋内側において縦枠40が取付金具48の支持板52を介して下地材34に固定される。従って、サッシ枠36は、下地材34への固定位置が屋外側に偏ることなく、屋外側及び屋内側の各々において下地フレーム32に適切に固定される。しかも、固定ネジ66が螺合される支持板52には、面粗し部60が設けられていることで、固定ネジ66が支持板52に螺合される際、固定ネジ66の先端が滑るのを抑制されている。
また、取付金具48は、基部50に形成された一対の脚板54を下地材34のフランジ34Aの間へ押し込むことで、下地材34に係合固定されるので、取付金具48は、下地材34への取り付けが容易となっている。また、取付金具48は、コ字状の基部50から支持板52を延設された形状となっているので、プレス加工等により容易に形成できる。
なお、第1の実施の形態では、取付金具48を例に説明したが、サッシ取付ブラケットの構成は、これに限るものではない。図3には、サッシ取付ブラケットの他の一例とする取付金具70が斜視図にて示されている。
取付金具70には、枠支持部材としての矩形平板状の支持板72が設けられている。支持板72には、長手方向又は縦方向の一端部に基部及び挟持部としての挟持部74が設けられている。挟持部74は、略矩形平板状とされた係合板76、78が対で突設されている。
係合板76、78の互いに対向する面の間隔は、取付金具70が固定される下地材34のフランジ34Aの厚みよりも僅かに大きくされており、係合板76、78の間には、下地材34のフランジ34Aが挿入可能とされている。また、係合板76、78の一方(ここでは、支持板72とは反対側の係合板76)は、突出方向の中間部において係合板78へ向けて曲げられた押圧部76Aが形成されており、係合板76、78の互いに対向する面の間隔は、押圧部76A部分において下地材34のフランジ34Aの厚さよりも狭められている。
取付金具70は、一対の係合板76、78が弾性変形されて、係合板76、78の間に下地材34の屋内側のフランジ34Aが挿入される。これにより、係合板76が弾性変形されて押圧部76Aがフランジ34Aを押圧して、挟持部74が下地材34の屋内側のフランジ34Aを挟持して、取付金具70が下地材34に係合固定される。このように、取付金具70は、係合板76、78に下地材34のフランジ34Aを挿入することで、簡単に下地材34に係合固定できる。
また、取付金具70は、支持板72が下地材34の屋内側へ向けて突設され、サッシ枠36の縦枠40の屋内側部分に対向される。この取付金具70の支持板72にサッシ枠36の縦枠40の屋内側が固定ネジ66により締結されることで、サッシ枠36は、縦枠40の屋内側が取付金具70を介して下地材34に固定される。これにより、取付金具70を用いた場合でも、下地材34の屋内側にはみ出したサッシ枠36の縦枠40を、適切に下地材34に固定できる。
〔第2の実施の形態〕
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態において第1の実施の形態と同様の機能部品については。第1の実施の形態と同様の符号を付与して詳細な説明を省略する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の取付金具48に代えて、サッシ取付ブラケットとしての取付金具80を用いている。図4(A)には、取付金具80が斜視図にて示されており、図4(B)には、取付金具80が設けられる外壁部12の主要部が上方視の断面図にて示されている。
取付金具80には、枠支持部材としての支持板52に替えて支持板82が設けられており、支持板82が基部50の基体50Aから延設されている。また、取付金具80の支持板82には、制限部としての制限板84が対で設けられており、制限板84は、支持板82の脚板54側の面において、脚板54よりも屋内側となる部分に設けられている。制限板84は、支持板82の幅方向の両端部から突設されており、脚板54側の角部が略直角とされた略三角形平板状とされている。
制限板84と脚板54との間には、脚板54を下地材34のフランジ34Aに嵌合させたときに、屋内側のフランジ34Aが挿入される。この際、制限板84は、脚板54側の端面84Aが、下地材34のフランジ34Aに当接可能に対向される。
図4(B)に示されるように、取付金具80は、脚板54が下地材34のフランジ34Aの間に嵌合されて下地材34に固定される。取付金具80の制限板84は、下地材34の屋内側に配置されて、端面84Aが下地材34のフランジ34Aの屋外側の面と対向される。
取付金具80の支持板82は、サッシ枠36の縦枠40から固定ネジ66が螺合される際、固定ネジ66の先端により下地材34の屋内側のフランジ34Aの先端を支点として支持板82から離れる方向へ変位(弾性変形による変位)する方向に押圧される。
ここで、取付金具80では、支持板82の屋内側が固定ネジ66により押圧されて支持板82が弾性変形しようとする、制限板84の端面84Aが下地材34のフランジ34Aに当接される。これにより、制限板84が支持板82の弾性変形による変位を制限する。従って、取付金具80では、支持板82の弾性変形による変位が制限されるので、固定ネジ66が支持板82に対して傾いて螺合されることがない。しかも、取付金具80は、脚板54と制限板84との間で下地材34のフランジ34Aを挟んでいるので、サッシ枠36の縦枠40を下地材34に安定させた状態で固定できる。
また、支持板82側が押圧されることで、基部50が浮き上がるように取付金具80が変位してしまうことが考えられる。この場合も、支持板82の制限板84の端面84Aが下地材34のフランジ34Aに当接することで、取付金具80は、基部50が下地材34から浮き上がるように変位するのが制限される。
なお、第2の実施の形態では、取付金具48に制限部としての制限板84を設けた取付金具80を例に説明したが、制限部は、取付金具70に設けた構成であっても良い。この場合、挟持部74が下地材34の屋外側のフランジ34Aを挟持する構成として、支持板72が下地材34の屋内側のフランジ34Aから屋内側に突出されるようにする。制限板84は、下地材34から屋内側に突出された部分の支持板72に設ければ良い。これにより、取付金具70においても、縦枠40を固定するための固定ネジ66により支持板72が弾性変形などにより変位するのを制限できる。
また、制限部として略三角形平板状の制限板84を例に説明したが、制限部は、これに限るものではない。制限部は、下地材34のフランジ34Aの屋内側の面に当接可能な形状の突部が設けられた任意の形状を適用できる。
また、以上説明した第1及び第2の実施の形態では、下地フレーム32の下地材34として溝型鋼を用いたが、下地部材は、溝型鋼に限らず、山型鋼(L型鋼)、H型鋼、リップ溝型鋼などの任意の形状の鋼材を適用することができ、適用する鋼材の形状に応じて基部が形成されれば良い。また、下地部材は、鋼材に限らず、木材等の他の部材であっても良い。
10 建物
12 外壁部
14 開口部
16 サッシ
32 下地フレーム
34 下地材(下地部材)
34A フランジ
36 サッシ枠
38 ガラス戸
40 縦枠(見込み部)
44 外縁部
48、70、80 取付金具(サッシ取付ブラケット)
50 基部
52、72、82 支持板(枠取付部材)
54 脚板(基部)
74 挟持板(基部、挟持部)
84 制限板(制限部)

Claims (4)

  1. サッシ枠が取り付けられる開口部周縁に設けられた下地部材と前記サッシ枠の見込み部との間に配置されて前記下地部材に係合固定される基部と、
    前記基部から延設され、前記見込み部の前記下地部材よりも屋内側に対して配置される枠支持部材と、
    を備えたサッシ取付ブラケット。
  2. 前記下地部材は溝形鋼とされ、
    前記基部が前記溝形鋼に嵌合可能なコ字状に形成されており、
    前記枠支持部材が前記基部の中間部から延設されている請求項1に記載のサッシ取付ブラケット。
  3. 前記下地部材は溝形鋼とされ、
    前記基部が前記下地部材のフランジを挟持する挟持部を備えている請求項1に記載のサッシ取付ブラケット。
  4. 前記枠支持部材から突設されて、前記基部が係合固定される前記下地部材の屋内側の面に当接可能とされ、前記枠支持部材が前記見込み部から離れる方向への変位を制限する制限部を備えている請求項1から請求項3の何れか1項に記載のサッシ取付ブラケット。
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