JP2017210857A - 分割枠材及び建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの枠要素の間の止水性をより確実に確保する。【解決手段】個別に成形した2つの枠要素20A,20Bを備え、右方立枠要素20Aに装着した止水材22を左方立枠要素20Bに圧接させた状態で互いに接合することにより構成される分割方立枠20であって、止水材22は、断面が円形状を成し、右方立枠要素20Aに設けた収容部20Ah1,20Aj1に配設されており、左方立枠要素20Bは、収容部20Ah1,20Aj1の開口に対向する部位に湾曲状の凹表面20Bh1,20Bj1を有し、凹表面20Bh1,20Bj1を介して止水材22の周面に圧接されている。【選択図】図6

Description

本発明は、分割枠材及び建具に関するものである。
連窓に適用される方立枠や段窓に適用される無目枠には、2つの枠要素を互いに接合することによって構成されたものがある。この種の分割枠材によれば、予めガラス等の面材の縁部に分割した状態の枠要素に装着しておけば、施工現場においては枠要素を互いに接合することで連窓を構成することができ、大きな面材を適用した建具であってもその組立作業の容易化を図ることが可能である。
枠要素の相互間には、止水材が配設されており、躯体側への雨水等の水浸入を防止するようにしている。すなわち、第一の枠要素に止水材を配設するとともに、第二の枠要素において止水材に対向する部位に平面状の圧接面を形成し、2つの枠要素を互いに接合した際に圧接面を止水材の周面に圧接させることによって互いの間の止水性を確保するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−265636号公報
ところで、枠要素の多くは、アルミニウム合金の押し出し形材によって成形されたものであるが、押し出しの際の精度によっては反りや曲がりが生じる場合がある。特に、大型の建具にあっては、枠要素の長手寸法が大きくなるため、反りや曲がりの影響も大きなものとなり、上述した止水材と圧接面との間に位置ずれを来すおそれがある。従来の分割枠材では、止水材と圧接面との間にわずかでも位置ずれが生じた場合、互いの間の圧接状態が不十分となり、雨水等の水が躯体側へ浸入する原因となり得る。
本発明は、上記実情に鑑みて、2つの枠要素の間の止水性をより確実に確保することのできる分割枠材及び建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る分割枠材は、個別に成形した2つの枠要素を備え、第一の枠要素に装着した止水材を第二の枠要素に圧接させた状態で互いに接合することにより構成される分割枠材であって、前記止水材は、断面が円形状を成し、前記第一の枠要素に設けた収容部に配設されており、前記第二の枠要素は、前記収容部の開口に対向する部位に湾曲状の凹表面を有したことを特徴とする。
この発明によれば、止水材に圧接される凹表面を湾曲状に形成しているため、表面が平面状を成す場合に比べて片当たりするおそれがなく、より広い範囲で止水材に圧接させることが可能となる。従って、反りや曲がりの影響によって止水材と凹表面とに多少の位置ずれがあったとしても互いの圧接状態が維持され、2つの枠要素の間の止水性を確保することができるようになる。
また本発明は、上述した分割枠材において、前記2つの枠要素は、それぞれ互いに対向する表面に他方に向けて突出する対向ヒレ部を有し、前記第一の枠要素に設けた第一の対向ヒレ部に前記収容部が形成され、かつ前記第二の枠要素に設けた第二の対向ヒレ部に前記凹表面が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、第一の対向ヒレ部に装着した止水材に第二の対向ヒレ部に設けた凹表面を圧接させるようにしているため、2つの枠要素が開くように力を受けた場合にも止水材と凹表面とが直ちに離隔することはなく、止水性を確保する上で有利となる。
また本発明は、上述した分割枠材において、前記第一の枠要素には、前記第一の対向ヒレ部との間に前記第二の対向ヒレ部の先端部が挿入される係合部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、2つの枠要素を開くように力が作用した場合に第二の対向ヒレ部の先端部が係合部に当接することにより、2つの枠要素が開く事態を抑えることができる。
また本発明は、上述した分割枠材において、前記第一の対向ヒレ部及び前記第二の対向ヒレ部には、前記収容部に隣接し、かつ前記収容部よりも前記第二の枠要素に近接した部分に相互に当接する支持当接部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、2つの枠要素を広げるように力が作用した場合に第一の対向ヒレ部と第二の対向ヒレ部とが収容部に近接した支持当接部を介して互いに当接し、この支持当接部が支点となるため、第一対向ヒレ部と第二対向ヒレ部との開き量が小さく抑えられることになる。
また本発明は、上述した分割枠材において、前記第一の枠要素には、見付け方向に沿った基準面に対して前記収容部が互いに対称の位置となるように前記第一の対向ヒレ部を2つ形成し、かつ前記第二の枠要素には、それぞれの前記第一の対向ヒレ部に対応して前記第二の対向ヒレ部を形成したことを特徴とする。
この発明によれば、止水材の反発力が互いに相殺されることになり、止水材の反発力が原因となって2つの枠要素が開く事態を招来することがない。
また本発明は、上述した分割枠材において、前記第一の枠要素及び前記第二の枠要素の少なくとも下端部には、前記第二の対向ヒレ部の先端部と前記第一の枠要素との間に補助止水材が介在され、かつ前記第一の枠要素及び前記第二の枠要素を互いに近接する方向に押圧するクリップ部材が装着されていることを特徴とする。
この発明によれば、クリップ部材により補助止水材を介して第二の対向ヒレ部の先端部と第一の枠要素との間が密接されるため、止水性を向上させることができる。
また本発明は、上述した分割枠材において、前記第二の枠要素には、前記第一の対向ヒレ部に係合する外方係合ヒレ部が設けられ、前記外方係合ヒレ部は、前記第二の対向ヒレ部との間に前記第一の対向ヒレ部が挿入される位置に設けられたものであり、前記クリップ部材は、基部と、前記基部の両端から互いに対向するように延在した一対の挟持片部とを有し、前記基部によって前記第二の対向ヒレ部を覆い、かつ前記一対の挟持片部が前記第一の対向ヒレ部と前記外方係合ヒレ部との係合位置を超えた部分において前記第一の枠要素及び前記第二の枠要素を互いに押圧するように装着されていることを特徴とする。
この発明によれば、クリップ部材の挟持片部が第一の対向ヒレ部と外方係合ヒレ部との係合位置を超えた部分において第一の枠要素及び第二の枠要素を互いに押圧するため、外力が加えられた場合にも第一の枠要素及び第二の枠要素が互いに開く事態を防止することができる。
また本発明に係る建具は、上述した分割枠材を備えて枠体を構成したことを特徴とする。
この発明によれば、止水材に圧接される凹表面を湾曲状に形成しているため、表面が平面に比べて片当たりなく、より広い範囲で止水材に圧接されることになる。従って、反りや曲がりの影響によって止水材と凹表面とに多少の位置ずれがあったとしても2つの枠要素の間の止水性を維持することができるようになる。
本発明によれば、止水材に圧接される凹表面を湾曲状に形成しているため、表面が平面に比べて片当たりなく、より広い範囲で止水材に圧接されることになる。従って、反りや曲がりの影響によって止水材と凹表面とに多少の位置ずれがあったとしても2つの枠要素の間の止水性を維持することができるようになる。
図1は、本発明の実施の形態1である分割枠材を適用した建具を室外側から見た図である。 図2は、図1に示した建具の縦断面図である。 図3は、図1に示した建具の横断面図である。 図4は、図1に示した建具に適用する分割枠材の横断面図である。 図5は、図1に示した建具に適用する分割枠材の分解斜視図である。 図6は、図4に示した分割枠材の分解図である。 図7は、図1に示した建具に適用する分割枠材を下端部分で切断した分解横断面図である。 図8は、図4に示した分割枠材の一方の枠要素を示す要部拡大横断面図である。 図9は、図1に示した建具に適用する排水路構成材の斜視図である。 図10は、図4に示した分割枠材の要部を示したもので、(a)は拡大図、(b)は2つの枠要素が互いに開いた場合の拡大図である。 図11は、図1に示した建具に適用する分割枠材を下端部分で切断した要部拡大横断面図である。 図12は、本発明の実施の形態2である分割枠材を適用した建具を室外側から見た図である。 図13は、図12に示した建具に適用する分割枠材の斜視図である。 図14は、図12に示した建具に適用する分割枠材の分解斜視図である。 図15は、図12に示した建具に適用する分割枠材の一方の枠要素を外表面側から見た図である。 図16は、図12に示した建具に適用する分割枠材の要部拡大横断面図である。 図17は、図12に示した建具に適用する分割枠材の要部を示すもので、(a)は一方の枠要素と他方の枠要素とを接合させる以前の拡大横断面図、(b)は一方の枠要素と他方の枠要素とを接合させた状態の拡大横断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る分割枠材及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1である分割枠材を適用した建具を示したものである。ここで例示する建具は、ビルのエントランス回りに適用される大型のもので、特に、図1に示すように、枠体10の内部に4枚のガラス板11を固定したFIX窓を例示している。
枠体10は、左右の縦枠12の間に分割方立枠20を配置し、かつ分割方立枠20とそれぞれの縦枠12との間に上枠14、下枠16及び無目枠18を架け渡すことによって構成したものである。分割方立枠20は、左右の縦枠12に対してそれぞれ平行となるように配設してあり、無目枠18は、上枠14及び下枠16に対してそれぞれ平行となるように配設してある。図2及び図3に示すように、縦枠12、上枠14、下枠16、無目枠18及び分割方立枠20には、それぞれの内周側となる部分にガラス収容溝12a,14a,16a,18a,18b,20a,20bが構成してある。ガラス収容溝12a,14a,16a,18a,18b,20a,20bは、それぞれバックアップ材30及びシール材31を介してガラス板11の周縁部を収容した状態で固定支持するためのものである。図2からも明らかなように、上枠14のガラス収容溝14aは、上枠14と一体に成形してあり、無目枠18においてガラス板11の上縁部を収容するガラス収容溝18bは、無目枠18と一体に成形してある。これに対して無目枠18においてガラス板11の下縁部を収容するガラス収容溝18a、縦枠12のガラス収容溝12a、下枠16のガラス収容溝16a及び分割方立枠20のガラス収容溝20a,20bは、それぞれ室外側に位置する部分に別体の押縁32を装着することによって構成してある。
図4〜図8は、上述した建具に適用する分割方立枠20を示したものである。分割方立枠20は、個別に成形した左右2つの方立枠要素20A,20Bを互いに接続することによって構成したものである。それぞれの方立枠要素20A,20Bは、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材である。本実施の形態1では、それぞれが見込み方向に沿って配置される基板部20Aa,20Baを有し、一方に設けた連結片20Bbを介して互いに接合した状態に維持される方立枠要素20A,20Bを例示している。
ここで、見込み方向とは、図2及び図3中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った平面については、見込み面と称する場合がある。また、見付け方向とは、上枠14や下枠16、無目枠18等のように水平に沿って配置される部材の場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向であり、縦枠12や分割方立枠20等のように上下に沿って配置される部材の場合、見込み方向に直交した水平に沿う方向である。見付け方向に沿った平面については、見付け面と称する場合がある。
方立枠要素20A,20Bの基板部20Aa,20Baは、図4〜図7に示すように、それぞれ平板状を成し、互いに外表面20Aa1,20Ba1を介して対向配置されるものである。連結片20Bbは、一方の方立枠要素20Bの外表面20Ba1から他方の方立枠要素20Aに向けて突出した後、室外側に向けて屈曲したものである。本実施の形態1では、図中の左側に位置する方立枠要素(以下、区別する場合に「左方立枠要素20B」という)の基板部20Baに連結片20Bbが設けてある。これら2つの方立枠要素20A,20Bは、連結片20Bbの屈曲部分を図中の右側に位置する方立枠要素(以下、区別する場合に「右方立枠要素20A」という)の基板部20Aaに当接させ、この状態から右方立枠要素20Aの基板部20Aaを介して連結片20Bbに連結ネジ21を螺合させることによって互いに接合した状態に維持される。
2つの方立枠要素20A,20Bの基板部20Aa,20Baには、個々の内表面20Aa2,20Ba2に角筒部20Ac,20Bc及び押縁装着ヒレ対20Ad,20Bdが設けてある。角筒部20Ac,20Bcは、基板部20Aa,20Baにおいて見込み方向の中間となる部分から内表面20Aa2,20Ba2側に突出した2つの見付け板部20Ac1,20Ac2,20Bc1,20Bc2と、見付け板部20Ac1,20Ac2,20Bc1,20Bc2の突出縁部間を連結するように設けた見込み板部20Ac3,20Ac3とを有し、基板部20Aa,20Baとの間に矩形の中空部を構成するものである。室外側に位置する見付け板部20Ac1,20Bc1には、室外に臨む見付け面に、上述したガラス収容溝20a,20bのシール材31を保持するための保持溝20Ac4,20Ac4が設けてある。押縁装着ヒレ対20Ad,20Bdは、上述した押縁32を装着するためのもので、外方押縁ヒレ部20Ad1,20Bd1と内方押縁ヒレ部20Ad2,20Bd2とを有している。外方押縁ヒレ部20Ad1,20Bd1は、基板部20Aa,20Baの室外側に位置する縁部から内周側に向けて突出した後、室内側に向けて屈曲したものである。外方押縁ヒレ部20Ad1,20Bd1の内周側への突出寸法は、角筒部20Ac,20Bcよりも小さく設定してある。内方押縁ヒレ部20Ad2,20Bd2は、外方押縁ヒレ部20Ad1,20Bd1と角筒部20Ac,20Bcとの間となる部分から内周側に向けて突出した後、室外側に向けて屈曲したものである。内方押縁ヒレ部20Ad2,20Bd2の内周側への突出寸法は、外方押縁ヒレ部20Ad1,20Bd1よりも小さく設定してある。
また、右方立枠要素20Aの基板部(以下、区別する場合に「右方基板部20Aa」という)には、内方突起20Ae、右内方係合ヒレ部20Af及び右中間係合ヒレ部20Agが設けてあり、左方立枠要素20Bの基板部(以下、区別する場合に「左方基板部20Ba」という)には、内方突起受け20Be、左内方係合ヒレ部20Bf及び左中間係合ヒレ部20Bgが設けてある。
内方突起20Aeは、右方基板部20Aaの室内側に位置する縁部から左方基板部20Baに向けて突出した部分である。右内方係合ヒレ部20Af及び右中間係合ヒレ部20Agは、右方基板部20Aaの外表面20Aa1から左方基板部20Baに向けて突出した薄板状部分である。右内方係合ヒレ部20Af及び右中間係合ヒレ部20Agには、室内に臨む見付け面にそれぞれ係合突起20Af1,20Ag1が設けてある。右内方係合ヒレ部20Afは、内方突起20Aeよりも室外側となる部位に設けてあり、右中間係合ヒレ部20Agは、室内側の見付け板部20Ac1よりもわずかに室外側となる部位に設けてある。
内方突起受け20Beは、左方基板部20Baの室内側に位置する縁部から右方基板部20Aaに向けて突出した部分であり、突出端部に受凹部20Be1を有している。受凹部20Be1は、連結片20Bbを介して2つの方立枠要素20A,20Bを接合する際に右方基板部20Aaの内方突起20Aeを収容し、方立枠要素20A,20Bの見込み方向に沿った相対移動を規制するものである。左内方係合ヒレ部20Bf及び左中間係合ヒレ部20Bgは、左方基板部20Baの外表面20Ba1から右方基板部20Aaに向けて突出した薄板状部分である。左内方係合ヒレ部20Bf及び左中間係合ヒレ部20Bgには、室外に臨む見付け面にそれぞれ係合突起20Bf1,20Bg1が設けてある。左内方係合ヒレ部20Bfは、右内方係合ヒレ部20Afよりもわずかに室内側となる部位に設けてあり、左中間係合ヒレ部20Bgは、右中間係合ヒレ部20Agよりもわずかに室内側となる部位に設けてある。
さらに、右方基板部20Aa及び左方基板部20Baには、それぞれ2つの対向ヒレ部20Ah,20Aj,20Bh,20Bjが設けてあるとともに、右方基板部20Aaには係合部20Ak,20Amが設けてあり、左方基板部20Baには左外方係合ヒレ部20Bkが設けてある。
対向ヒレ部20Ah,20Aj,20Bh,20Bjは、それぞれの基板部20Aa,20Baの外表面20Aa1,20Ba1から他方に向けて突出したもので、個々の基板部20Aa,20Baにおいて角筒部20Ac,20Bcよりも室外側となる部位に設けてある。より具体的に説明すると、右方基板部20Aaの2つの対向ヒレ部(以下、区別する場合に「右方対向ヒレ部20Ah,20Aj」という)は、外方押縁ヒレ部20Ad1と内方押縁ヒレ部20Ad2との間に位置する部位に設けたもの(以下、特に区別する場合に「右外方対向ヒレ部20Ah」という)と、室外側の見付け板部20Ac1よりもわずかに室外側となる部位に設けたもの(以下、区別する場合に「右内方対向ヒレ部20Aj」という)とを有している。左方基板部20Baの2つの対向ヒレ部は(以下、区別する場合に「左方対向ヒレ部20Bh,20Bj」という)、右外方対向ヒレ部20Ahよりもわずかに室外側となる部位に設けたもの(以下、特に区別する場合に「左外方対向ヒレ部20Bh」という)と、右内方対向ヒレ部20Ajよりもわずかに室内側となる部位に設けたもの(以下、区別する場合に「左内方対向ヒレ部20Bj」という)とを有している。
右方対向ヒレ部20Ah,20Ajは、それぞれ先端部に対して基端部の板厚が大きくなるように構成してあり、個々の基端部に収容部20Ah1,20Aj1を有している。収容部20Ah1,20Aj1は、止水材22を装着するための空所である。本実施の形態1では、断面が円形の収容部20Ah1,20Aj1が設けてあり、個々の収容部20Ah1,20Aj1に断面が円形状を成す止水材22を装着することが可能である。止水材22は、弾性部材によって成形したもので、収容部20Ah1,20Aj1の内径よりもわずかに大きい外径を有するように構成してあり、撓めた状態で収容部20Ah1,20Aj1に装着してある。右外方対向ヒレ部20Ahに設けた収容部20Ah1は室外に臨む面に開口し、右内方対向ヒレ部20Ajに設けた収容部20Aj1は室内に臨む面に開口している。図8に示すように、右外方対向ヒレ部20Ahに設けた収容部20Ah1の開口する位置と、右内方対向ヒレ部20Ajに設けた収容部20Aj1の開口する位置とは、見付け方向に沿った仮想の基準面Xに対して互いに対称となるように構成してある。
さらに、右外方対向ヒレ部20Ahには、係合突起20Ah2が設けてある。係合突起20Ah2は、図8及び図10に示すように、右外方対向ヒレ部20Ahの室内に臨む見付け面に凹部20Ah3を設けることによって相対的に突出するように構成したものである。
係合部20Ak,20Amは、図4及び図8に示すように、右方基板部20Aaにおいて右外方対向ヒレ部20Ahよりも室外側となる部位及び右内方対向ヒレ部20Ajよりも室外側となる部位に設けた突出部である。本実施の形態1では、上述した係合突起20Ah2と同様、右方基板部20Aaの外表面20Aa1に凹部20Ak1,20Am1を設けることによって係合部20Ak,20Amが相対的に突出するように構成してある。凹部20Ak1,20Am1の寸法は、対応する左方対向ヒレ部20Bh,20Bjの先端部を収容することのできる大きさに設定してある。
左方対向ヒレ部20Bh,20Bjは、連結片20Bbを介して2つの方立枠要素20A,20Bを接合した場合に対応する右方対向ヒレ部20Ah,20Ajの収容部20Ah1,20Aj1をそれぞれ覆い、かつ個々の先端部が右方基板部20Aaの凹部20Ak1,20Am1に収容されるように形成したものである。個々の左方対向ヒレ部20Bh,20Bjには、収容部20Ah1,20Aj1の開口に対向する部位に凹表面20Bh1,20Bj1が設けてある。凹表面20Bh1,20Bj1は、湾曲した凹状に構成したものである。さらに、図10に示すように、左外方対向ヒレ部20Bhには、右外方対向ヒレ部20Ahの収容部20Ah1よりも先端部側に位置する支持当接部20Ah4に対向するように支持当接部20Bh2が突出して設けてある。
左外方係合ヒレ部20Bkは、左外方対向ヒレ部20Bhとの間に右外方対向ヒレ部20Ahを挿入することのできる位置から突出した薄板状部分であり、室外に臨む見付け面に係合突起20Bk1を有している。
図5〜図8に示すように、2つの方立枠要素20A,20Bの下端部には、それぞれの外表面20Aa1,20Ba1に排水路構成材40A,40Bが配設してある。排水路構成材40A,40Bは、シリコン製の発泡スポンジ等々、水密性に富む部材によって成形した厚板状部材であり、下方基部40A1,40B1、排出用突起40A2,40B2、水路構成傾斜部40A3,40B3及び上方延在部40A4,40B4を有している。下方基部40A1,40B1は、室外側に位置する外方対向ヒレ部20Ah,20Bhと中間係合ヒレ部20Ag,20Bgとの間に装着される部分である。排出用突起40A2,40B2は、下方基部40A1,40B1の室外側に位置する上端部から室外側に向けて突出した部分である。水路構成傾斜部40A3,40B3は、排出用突起40A2,40B2の上端から室内側に向けて漸次上方に傾斜するように延在した部分である。上方延在部40A4,40B4は、水路構成傾斜部40A3,40B3から上方に延在し、室内側に位置する内方対向ヒレ部20Aj,20Bjと中間係合ヒレ部20Ag,20Bgとの間に装着される部分である。
図5に示すように、右方立枠要素20Aにおいては、右内方対向ヒレ部20Ajの下端部を切除することによって右外方対向ヒレ部20Ahと右中間係合ヒレ部20Agとの間に空間が確保してある。排水路構成材40Aは、この空間に下方基部40A1を配置するとともに、上方延在部40A4を右内方対向ヒレ部20Ajと右中間係合ヒレ部20Agとの間に配置した状態で右方立枠要素20Aに装着してある。右外方対向ヒレ部20Ahにおいて排出用突起40A2に対応する部位には、排出用開口20Ah5が設けてある。排出用開口20Ah5は、右外方対向ヒレ部20Ahと右中間係合ヒレ部20Agとの間に下方基部40A1を装着した場合に、排出用突起40A2の突出端部が外部に突出するとともに、排出用突起40A2の上面との間に隙間が確保されるように構成してある。
排出用開口20Ah5を設けることによって分断された収容部20Ah1の下部には、下方止水材23を装着するようにしている。下方止水材23は、上方の収容部20Ah1に装着した止水材22と同様、弾性部材によって成形したもので、収容部20Ah1の内径よりもわずかに大きい外形を有する本体部23aと、本体部23aの周面から周囲に向けて延在した止水ヒレ部23bとを有している。この下方止水材23は、止水ヒレ部23bが凹部20Ak1を覆う状態で、本体部23aを撓めて収容部20Ah1に装着してある。
左方立枠要素20Bにおいては、左内方対向ヒレ部20Bjの下端部を切除することによって左外方対向ヒレ部20Bhと左中間係合ヒレ部20Bgとの間に空間が確保してある。排水路構成材40Bは、この空間に下方基部40B1を配置するとともに、上方延在部40B4を左内方対向ヒレ部20Bjと左中間係合ヒレ部20Bgとの間に配置した状態で左方立枠要素20Bに装着してある。左外方対向ヒレ部20Bhにおいて排出用突起40B2に対応する部位には、排出用開口20Bh3が設けてある。排出用開口20Bh3は、左外方対向ヒレ部20Bhと左中間係合ヒレ部20Bgとの間に下方基部40B1を装着した場合に、排出用突起40B2の突出端部が外部に突出するとともに、排出用突起40B2の上面との間に隙間が確保されるように構成してある。
上記のように構成した分割方立枠20では、2つの方立枠要素20A,20Bを互いに接合し、右方立枠要素20Aの内方突起20Aeを左方立枠要素20Bの内方突起受け20Beに収容させると、図4に示すように、右方立枠要素20Aの右内方係合ヒレ部20Af及び右中間係合ヒレ部20Agがそれぞれ係合突起20Af1,20Ag1,20Bf1,20Bg1を介して左方立枠要素20Bの左内方係合ヒレ部20Bf及び左中間係合ヒレ部20Bgに係合されるとともに、右外方対向ヒレ部20Ahが係合突起20Ah2,20Bk1を介して左外方係合ヒレ部20Bkに係合され、互いに離反する方向の移動が阻止される。
また、右方対向ヒレ部20Ah,20Ajに装着した止水材22及び下方止水材23に対して左方対向ヒレ部20Bh,20Bjが圧接された状態となり、2つの方立枠要素20A,20Bの間の止水性が確保される。ここで、この分割方立枠20では、見付け方向に沿った基準面Xに対して対称となるように右方対向ヒレ部20Ah,20Ajに止水材22,23を配設するようにしている。従って、それぞれの方立枠要素20A,20Bに作用する止水材22,23の反発力が相殺されることになり、止水材22,23の反発力が原因となって2つの方立枠要素20A,20Bが互いに開く事態を招来することがない。しかも、図10に示すように、止水材22,23に圧接される凹表面20Bh1,20Bj1を湾曲の凹状に形成しているため、表面が平面状を成す場合に比べて片当たりするおそれがなく、より広い範囲で止水材22,23の周面に圧接させることが可能となる。従って、反りや曲がりの影響によって止水材22,23と凹表面20Bh1,20Bj1と間に多少の位置ずれがあったとしても、凹表面20Bh1,20Bj1と止水材22,23との圧接状態が維持され、2つの方立枠要素20A,20Bの間の止水性を確保することができるようになる。
ところで、上述した分割方立枠20にあっては、ガラス板11に風圧が加わると、2つの方立枠要素20A,20Bの室外側に位置する部分が互いに開くように力を受けることになる。しかしながら、この分割方立枠20によれば、図10の(a)に示すように、2つの方立枠要素20A,20Bを接合した際に、右方立枠要素20Aに設けた係合部20Ak,20Amと右方対向ヒレ部20Ah,20Ajとの間に、左方対向ヒレ部20Bh,20Bjの先端部が挿入された状態となる。従って、この状態から図10の(b)に示すように、2つの方立枠要素20A,20Bの室外側に位置する部分が互いに開くように力を受けた場合にも、左方対向ヒレ部20Bh,20Bjの先端部が係合部20Ak,20Amに当接することになる。これにより、2つの方立枠要素20A,20Bが互いに開く事態を抑えることができるようになる。
しかも、上述の分割方立枠20では、それぞれの方立枠要素20A,20Bに対向ヒレ部20Ah,20Aj,20Bh,20Bjを設け、右方対向ヒレ部20Ah,20Ajに装着した止水材22,23に左方対向ヒレ部20Bh,20Bjに設けた凹表面20Bh1,20Bj1を圧接させるようにしている。従って、仮に2つの方立枠要素20A,20Bの室外側に位置する部分が開いたとしても、止水材22,23と凹表面20Bh1,20Bj1とが直ちに離隔することはなく、止水性を確保する上で有利となる。
さらに、上述の分割方立枠20では、室外側に設けた右外方対向ヒレ部20Ahと左外方対向ヒレ部20Bhとの間に支持当接部20Ah4及び支持当接部20Bh2を設けるようにしている。これらの支持当接部20Ah4,20Bh2は、2つの方立枠要素20A,20Bの室外側に位置する部分が互いに開いた場合に右外方対向ヒレ部20Ahの収容部20Ah1よりも先端部側に位置する部分において互いに当接するものである。従って、仮に2つの方立枠要素20A,20Bの室外側に位置する部分が開いたとしても、右外方対向ヒレ部20Ahと左外方対向ヒレ部20Bhとの開き量が小さく抑えられることになり、凹表面20Bh1と止水材22,23との圧接状態が維持されるため、止水性に大きな影響を与えるおそれがない。
またさらに、分割方立枠20の下端部においては、それぞれの外表面20Aa1,20Ba1に装着した排水路構成材40A,40Bが互いに圧接されることになるため、外方対向ヒレ部20Ah,20Bhと中間係合ヒレ部20Ag,20Bgとの間に排出用開口20Ah5,20Bh3が下端となる排水通路が構成されることになる。従って、仮に外方対向ヒレ部20Ah,20Bhの間から室内側に雨水等の水が浸入したとしても、浸入した水は、排水通路によって下方に案内され、排出用開口20Ah5,20Bh3を介して室外に排出されることになる。しかも、排出用開口20Ah5,20Bh3よりも下方においては、収容部20Ah1に止水ヒレ部23bを有した下方止水材23を配設している。下方止水材23の止水ヒレ部23bは、凹部20Ak1を覆う状態で収容部20Ah1に装着されたものであるため、図11に示すように、左右の方立枠要素20A,20Bを接合した場合に、左方立枠要素20Bの左外方対向ヒレ部20Bhを介して凹部20Ak1の表面に圧接された状態となり、排出用開口20Ah5,20Bh3から排出された水が再び室内側に浸入する事態をより確実に防止することができる。
なお、分割枠材の下端部に排水通路を設ける場合に上述した実施の形態1では、排出用開口20Ah5,20Bh3よりも下方となる部位に止水ヒレ部23bを有した下方止水材23を装着するようにしているが、止水ヒレ部を有していない止水材を適用しても良い。止水ヒレ部23bを有した下方止水材23を適用する場合に、止水ヒレ部23bが本体部23aと一体に成形されたものを適用しているが、必ずしもこれに限定されず、本体部と別体に成形した止水ヒレ部を凹部20Ak1に接着するようにしても良い。
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2である分割枠材を適用した建具を示したものである。ここで例示する建具は、実施の形態1と同様、ビルのエントランス回りに適用される大型のFIX窓であり、実施の形態1とは分割方立枠の詳細構成のみが異なっている。以下、実施の形態1と異なる構成について詳述し、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してそれぞれ説明を省略する。
図12〜図15に示すように、この建具に適用される分割方立枠20は、縦枠12との間の下端に配置される巾木19の下端よりも下方に突出する長さを有している。分割方立枠20において巾木19よりも下方に突出した部分は、建具が設置された場合、地中に埋設されることになる。
また、実施の形態2の2つの方立枠要素20A,20Bでは、外方押縁ヒレ部20Ad1,20Bd1の下端部が切除してあるとともに、さらにその下半部においては基板部20Aa,20Baにおいて外方対向ヒレ部20Ah,20Bhよりも室外側となる部分の下端部が切除してある。図17の(a)に示すように、左方立枠要素20Bにおいては、係合部20Akを形成する場合に設けた凹部20Ak1を残した状態で基板部20Baが切除してある。また、排水路構成材40A,40Bの下方基部40A1,40B1において排出用突起40A2,40B2よりも下方となる部位が切除してある。なお、実施の形態2においては、排出用開口20Ah5を設けることによって分断された収容部20Ah1の下部にも、上部と同じ止水材22を装着するようにしている。
上記のように構成した分割方立枠20においては、2つの方立枠要素20A,20Bを互いに接合させる以前に、図17の(a)に示すように、外方押縁ヒレ部20Bd1及び基板部20Baを切除した左方立枠要素20Bの左外方対向ヒレ部20Bhに対して止水テープ(補助止水材)50を貼り付けておく。止水テープ50を貼り付ける位置は、左外方対向ヒレ部20Bhの室外に臨む見付け面から先端部においてわずかに室内に臨む部分を含んだ部位である。
この状態から2つの方立枠要素20A,20Bを互いに接合させると、図13に示すように、右方立枠要素20Aの右内方係合ヒレ部20Af及び右中間係合ヒレ部20Agがそれぞれ左方立枠要素20Bの左内方係合ヒレ部20Bf及び左中間係合ヒレ部20Bgに係合されるとともに、右外方対向ヒレ部20Ahが左外方係合ヒレ部20Bkに係合され、互いに離反する方向の移動が阻止される。このとき、右方対向ヒレ部20Ah,20Ajに装着した止水材22に対して左方対向ヒレ部20Bh,20Bjが圧接された状態となり、2つの方立枠要素20A,20Bの間の止水性が確保される。
また、図17の(b)に示すように、左外方対向ヒレ部20Bhの先端部に貼り付けた止水テープ50が右方立枠要素20Aの凹部20Ak1との間に圧接された状態となり、互いの間の止水性が確保される。なお、左外方対向ヒレ部20Bhの室外に臨む見付け面に貼り付けた止水テープ50は、凹部20Ak1との間に圧接された部分を除いて切除しておくことが好ましい。
さらに、実施の形態2では、図13、図15及び図16に示すように、2つの方立枠要素20A,20Bの下端部にクリップ部材60を装着し、これら2つの方立枠要素20A,20Bの下端部を互いに近接する方向に押圧した状態に保持させるようにしている。クリップ部材60は、ステンレス鋼材等の金属によって成形したもので、基部60a及び一対の挟持片部60bとを有している。基部60aは、平板状を成す部分である。一対の挟持片部60bは、基部60aの両端部から互いに同一の方向に向けて湾曲した後、互いに離隔する方向に向けて屈曲したものである。基部60aから挟持片部60bの屈曲部分60cまでの寸法は、基部60aを左外方対向ヒレ部20Bhの見付け面に当接させた場合に、右方立枠要素20Aの右外方対向ヒレ部20Ahと左方立枠要素20Bの左外方係合ヒレ部20Bkとの係合位置を超えた部分においてそれぞれの基板部20Aa,20Baの内表面20Aa2,20Ba2に当接するように設定してある。
上記のようにして接合された分割方立枠20においても、実施の形態1で記載した作用効果を奏することができるのはいうまでもない。しかも、上述したように、2つの方立枠要素20A,20Bの下端部にクリップ部材60を装着し、これら2つの方立枠要素20A,20Bを互いに近接する方向に押圧した状態に保持させるようにしている。従って、分割方立枠20の下端部の止水性がより確実なものとなり、例えば、排出用開口20Ah5,20Bh3から排出された水が再び室内側に浸入する事態をより一層確実に防止することができる。
しかも、クリップ部材の挟持片部は、右方立枠要素20Aの右外方対向ヒレ部20Ahと左方立枠要素20Bの左外方係合ヒレ部20Bkとの係合位置を超えた部分においてそれぞれの基板部20Aa,20Baの内表面20Aa2,20Ba2に当接するものであるため、外力が加えられた場合にも2つの方立枠要素20A,20Bが互いに開く事態を防止することができる。さらに、上述したように、クリップ部材60が装着される部分は、設置状態において地中となる部分である。従って、建具の外観品質が損なわれるおそれもない。
なお、上述した実施の形態2では、左外方対向ヒレ部20Bhに止水テープ50を貼り付けるようにしているが、実施の形態1で適用した止水ヒレ部23bを有する下方止水材23を右方立枠要素20Aの収容部20Ah1に装着し、止水ヒレ部23Bを左外方対向ヒレ部20Bhの先端部と右方立枠要素20Aの凹部20Ak1との間に圧接させた上でクリップ部材60を装着するようにしても良い。
また、上述した実施の形態1及び実施の形態2では、枠体の内部に4枚の固定ガラス板を備えた建具を例示しているが、分割枠材を備えた建具であれば、ガラス板が4枚である必要はなく、またその他の枠を備えたものであっても適用することが可能である。この場合、分割枠材は必ずしも方立枠である必要はなく、無目枠として適用しても良い。さらに、分割枠材の下端部に排水通路を構成するようにしているが、必ずしも排水通路を設ける必要はない。
10 枠体、20 分割方立枠、20A 右方立枠要素(第一の枠要素)、20Ah,20Aj 右方対向ヒレ部(第一の対向ヒレ部)、20Ah1,20Aj1 収容部、20Ah4,20Bh2 支持当接部、20Ak,20Am 係合部、20B 左方立枠要素(第二の枠要素)、20Bh,20Bj 左方対向ヒレ部(第二の対向ヒレ部)、20Bh1,20Bj1 凹表面、20Bk 左外方係合ヒレ部、22 止水材、50 止水テープ、60 クリップ部材、60a 基部、60b 挟持片部、X 基準面

Claims (8)

  1. 個別に成形した2つの枠要素を備え、第一の枠要素に装着した止水材を第二の枠要素に圧接させた状態で互いに接合することにより構成される分割枠材であって、
    前記止水材は、断面が円形状を成し、前記第一の枠要素に設けた収容部に配設されており、
    前記第二の枠要素は、前記収容部の開口に対向する部位に湾曲状の凹表面を有したことを特徴とする分割枠材。
  2. 前記2つの枠要素は、それぞれ互いに対向する表面に他方に向けて突出する対向ヒレ部を有し、
    前記第一の枠要素に設けた第一の対向ヒレ部に前記収容部が形成され、かつ前記第二の枠要素に設けた第二の対向ヒレ部に前記凹表面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の分割枠材。
  3. 前記第一の枠要素には、前記第一の対向ヒレ部との間に前記第二の対向ヒレ部の先端部が挿入される係合部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の分割枠材。
  4. 前記第一の対向ヒレ部及び前記第二の対向ヒレ部には、前記収容部に隣接し、かつ前記収容部よりも前記第二の枠要素に近接した部分に相互に当接する支持当接部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の分割枠材。
  5. 前記第一の枠要素には、見付け方向に沿った基準面に対して前記収容部が互いに対称の位置となるように前記第一の対向ヒレ部を2つ形成し、かつ前記第二の枠要素には、それぞれの前記第一の対向ヒレ部に対応して前記第二の対向ヒレ部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の分割枠材。
  6. 前記第一の枠要素及び前記第二の枠要素の少なくとも下端部には、
    前記第二の対向ヒレ部の先端部と前記第一の枠要素との間に補助止水材が介在され、かつ前記第一の枠要素及び前記第二の枠要素を互いに近接する方向に押圧するクリップ部材が装着されていることを特徴とする請求項3に記載の分割枠材。
  7. 前記第二の枠要素には、前記第一の対向ヒレ部に係合する外方係合ヒレ部が設けられ、前記外方係合ヒレ部は、前記第二の対向ヒレ部との間に前記第一の対向ヒレ部が挿入される位置に設けられたものであり、
    前記クリップ部材は、基部と、前記基部の両端から互いに対向するように延在した一対の挟持片部とを有し、前記基部によって前記第二の対向ヒレ部を覆い、かつ前記一対の挟持片部が前記第一の対向ヒレ部と前記外方係合ヒレ部との係合位置を超えた部分において前記第一の枠要素及び前記第二の枠要素を互いに押圧するように装着されていることを特徴とする請求項6に記載の分割枠材。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかひとつに記載した分割枠材を備えて枠体を構成したことを特徴とする建具。
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