JP2017020161A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【課題】縦枠と下枠との対向面が段状となっている場合にも止水性を確保できる建具を提供する。【解決手段】戸先枠12の見付け面には、開口枠の内周に臨む見込み面12Baを有するように段部12Bを形成するとともに、段部12Bの見込み面12Baには戸先枠12の長手方向に沿って装着溝12Cを形成し、下枠14の端部には、戸先枠12の見込み面12Aに対向する第一対向部分14Aと、第一対向部分14Aよりも戸先枠12に向けて突出し、段部12Bの見込み面12Baに対向する第二対向部分14Bとを形成し、戸先枠12の装着溝12Cにおいて下枠14の第二対向部分14Bに対向する部位には、見込み方向に沿った移動を規制した状態で係合部材60を装着し、第二対向部分14Bを係合部材60に係合させた。【選択図】図5−2
Description
本発明は、下枠の端部を縦枠の内周側表面に対向させて下枠を縦枠に連結した開口枠を備える建具に関するものである。
建具の開口枠においては、縦枠の内周側表面に下枠の端部を対向させて下枠を縦枠に連結するようにしたものが一般的である。具体的には、縦枠の内周側表面に下枠の端部を当接させ、この状態から縦枠のビス挿通孔を介して下枠のビスホールにビスを螺合することにより下枠が縦枠に連結されている。この種の開口枠においては、仮に、縦枠の内部に水が浸入したとしても、縦枠の下端が開放した状態であるため、排水性の点で有利となる。
ところで、縦枠の内周側表面は、常に見込み方向に沿った全長が平坦であるとは限らない。例えば、特許文献1に記載された建具では、縦枠の見付け面において室外側となる部分に段部が設けられている。この縦枠では、開口枠の内周に臨む見込み面を有するように段部を構成しているため、下枠の端部に当接する縦枠の内周側表面も段状となっている。こうした建具によれば、面材の戸先に設けられた拝と称されるヒレ部を縦枠の段部よりも内周側に配置することで、ヒレ部の室外側への突出量を低減することができるようになる等の利点がある。
上述の建具では、縦枠の内周側表面に応じて下枠の端部を段状に形成する必要がある。すなわち、下枠において縦枠の段部に対応する部分に、段部の見付け寸法に応じた突出部を形成し、下枠を縦枠に連結した場合に、下枠と縦枠との間に隙間が生じないように構成することで、開口枠の意匠性を確保するばかりでなく、水の浸入防止性能(止水性)を確保する必要がある。
しかしながら、縦枠の見付け面と下枠の端部から突出する突出部との当接面は、下枠の長手方向に沿ったものであるため、下枠に生じる反り等の変形の影響を受け易い。しかも、下枠と縦枠との接触面には、弾性部材によって成形したシール材を介在させるのが一般的であるため、下枠の突出部に見込み方向に沿ってシール材の反発力が作用することになる。これらの結果、上述の建具では、下枠の突出部が縦枠の見付け面から離隔し、下枠と縦枠との対向部分に隙間が生じるおそれがある。
尚、縦枠の段部から突出部の先端面にもビスを螺合すれば、上述の問題を解決することは可能である。しかしながら、特に突出部の見込み寸法が小さい場合には、ビスを螺合する位置が開放枠の見付け面を構成する壁部分と至近となり、ビスを螺合するためのスペースやビスを螺合するための工具を挿入するためのスペースを確保することができず、具現化することが困難である。
本発明は、上記実情に鑑みて、縦枠と下枠との対向面が段状となっている場合にも開口枠の止水性を確保することのできる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、下枠の端部を縦枠の内周側表面に連結した開口枠を備える建具において、前記縦枠の見付け面には、前記開口枠の内周に臨む見込み面を有するように段部を形成するとともに、前記段部の見込み面には前記縦枠の長手方向に沿って装着溝を形成し、前記下枠の端部には、前記縦枠の見込み面に対向する第一対向部分と、前記第一対向部分よりも前記縦枠に向けて突出し、前記段部の見込み面に対向する第二対向部分とを形成し、前記縦枠の装着溝において前記下枠の第二対向部分に対向する部位に係合部材を装着し、前記第二対向部分を前記係合部材に係合させたことを特徴とする。
この発明によれば、装着溝に装着した係合部材を下枠の第二対向部分に係合させるようにしているため、ビスを螺合するスペースやビスを螺合するための工具を挿入するスペースを確保することができない場合にも下枠の第二対向部分が縦枠の見付け面から離隔するように変形する事態を防止できる。
また本発明は、上述した建具において、前記開口枠に開閉可能に支持させた面材を備え、前記面材の戸先部分には、前記段部の見付け面を覆うヒレ部を設け、前記縦枠の装着溝において前記下枠よりも上方となる部位には、前記面材のヒレ部に接触する止水材を装着したことを特徴とする。
この発明によれば、縦枠の装着溝に装着した止水材によって面材の戸先との間の止水性を確保することができる。
また本発明は、上述した建具において、前記ヒレ部は、前記面材の戸先部分から表面に沿って直線状に延在し、前記段部よりも前記開口枠の内周側に配置したことを特徴とする。
この発明によれば、面材によって開口枠を閉じた場合にヒレ部を縦枠の見付け面に設けた段部に配置することができ、建具の見込み方向に沿った寸法を低減することができる。
また本発明は、上述した建具において、前記下枠には、前記係合部材に係合する係合リブを設けたことを特徴とする。
この発明によれば、係合部材と係合リブとの隙間を任意に設定することができ、下枠の第二対向部分が縦枠の見付け面から離隔する事態をより確実に防止することができる。
また本発明は、上述した建具において、前記係合部材には、前記縦枠に係合して前記装着溝からの脱落を阻止する係合突起を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、係合部材を装着溝に装着した後に縦枠から不用意に脱落するおそれがなくなり、下枠を連結する際の作業を容易化することができる。
また本発明は、上述した建具において、前記係合部材には、前記縦枠の装着溝に嵌合する止水部を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、縦枠の装着溝に水が浸入した場合にも止水部によって水の流れを遮断することができる。
本発明によれば、装着溝に装着した係合部材を下枠の第二対向部分に係合させるようにしているため、ビスを螺合するスペースやビスを螺合するための工具を挿入するスペースを確保することができない場合にも下枠の第二対向部分が縦枠の見付け面から離隔するように変形する事態を防止することができ、縦枠と下枠との対向面が段状となっている場合にも開口枠の止水性を確保することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施の形態である建具を示したものである。ここで例示する建具は、開口枠10と、開口枠10に開閉可能に支持させたドアパネル(面材)20とを備えた玄関ドアである。本実施の形態では、特に、室外側から見た場合に右側が吊り元となり、左側が戸先となる玄関ドアを例示している。開口枠10は、左右の縦枠11,12の間に上枠13及び下枠14を連結することによって矩形の開口を有するように構成したものである。開口枠10を構成するそれぞれの枠11,12,13,14は、アルミニウム合金によって成形した押し出し形材であり、全長にわたってほぼ一様な断面形状を有している。
ドアパネル20は、上骨材211、下骨材212及び左右の縦骨材213,214を四周枠組みして構成したドア枠21と、ドア枠21の表裏両面をそれぞれ覆う表面材22,23とを備えたものである。それぞれの骨材211,212,213,214は、鋼材によって成形したものであり、表面材22,23は、鋼板によって成形したものである。ドアパネル20の吊り元側見込み面にはヒンジ30が取り付けてあり、ドアパネル20の戸先側見込み面にはカバー部材40が取り付けてある。
ヒンジ30は、2枚の取付板31,31をヒンジ軸32によって互いに回転可能に連結したものである。このヒンジ30は、ヒンジ軸32が吊り元側にある縦骨材213の長手方向に沿い、かつ室外側に突出した状態で一方の取付板31が吊り元側の縦骨材213に固定してある一方、他方の取付板31が吊り元側の縦枠11に固定してある。ヒンジ30によって開口枠10に支持されたドアパネル20は、開口枠10に対して室外側に突出するように押し開くことが可能である。
カバー部材40は、平板状を成すヒレ部41と、ヒレ部41の一側縁から直角方向に延在した取付板部42とを備えたものである。このカバー部材40は、ヒレ部41がドアパネル20の室外側を覆う表面材22に沿って直線状に延在した状態で、取付板部42を介して戸先側の縦骨材214に固定してある。カバー部材40のヒレ部41は、開口枠10に対してドアパネル20を閉じた場合に、戸先側に位置する縦枠(以下、吊り元側の縦枠11と区別する場合に「戸先枠12」という)の室外に臨む見付け面に達する長さを有しており、ドアパネル20と戸先枠12との隙間を覆うことが可能である。
図1〜図4からも明らかなように、戸先枠12は、内周側に平坦な見込み壁部121aを有した中空の戸先基部121と、見込み壁部121aに沿って連続するように室内側に突出した戸先ヒレ部122とを有したものである。戸先枠12の見込み面12Aは、見込み壁部121aの見込み面と戸先ヒレ部122の見込み面とによってほぼ平坦となるように構成してある。
この戸先枠12には、戸先基部121の室外に臨む見付け面に段部12Bが設けてある。段部12Bは、開口枠10の内周に臨む見込み面12Baを有するように形成したものである。段部12Bの見付け方向に沿った幅は、ドアパネル20を閉じた場合にヒレ部41を収容することのできる寸法に設定してある。この段部12Bには、見込み面12Baに開口するように装着溝12Cが形成してある。装着溝12Cは、開口の幅に対して内部空間の幅が大きくなるように構成したもので、戸先枠12の全長にわたって形成してある。
この装着溝12Cには、上枠13と下枠14との間となる部位に止水材50が装着してあるとともに、下枠14に対向する部分に嵌合開口12Dが形成してある。止水材50は、軟質の樹脂によって成形したもので、ドアパネル20を閉じた場合にヒレ部41に圧接し、相互間からの水の浸入を阻止するものである。嵌合開口12Dは、装着溝12Cの内部空間を外部に露出するように形成したほぼ正方形状の切欠である。装着溝12Cにおいて嵌合開口12Dを設けた部分には、係合部材60が装着してある。
係合部材60は、硬質の樹脂によって成形したもので、図6−1及び図7−2に示すように、広幅ブロック部(止水部)61及び細幅ブロック部62を有している。広幅ブロック部61は、戸先枠12に設けた装着溝12Cの内部空間とほぼ同じ幅を有したもので、ほぼ正方形の外形形状を有している。細幅ブロック部62は、装着溝12Cの開口に挿通可能となる幅を有したもので、広幅ブロック部61の一辺から突出している。広幅ブロック部61及び細幅ブロック部62は、いずれも装着溝12Cの深さとほぼ同じ寸法の板厚を有するように構成してある。
また、係合部材60は、広幅ブロック部61から細幅ブロック部62にわたる部位に係合ブロック部63を有しているとともに、係合ブロック部63に2つの係合突起64を有している。係合ブロック部63は、細幅ブロック部62と同じ幅を有した直方体状部分であり、広幅ブロック部61及び細幅ブロック部62の正面から突出するように設けてある。係合ブロック部63の突出端部には、先端に向けて漸次幅が小さくなるようにテーパ面63aが形成してある。係合突起64は、細幅ブロック部62の両側面から突出した三角柱状を成す突出部である。係合突起64において係合ブロック部63の先端側に位置する係合面64aは、細幅ブロック部62に対してほぼ直角となるように形成してあり、もう一方のガイド面64bは、係合ブロック部63の先端に向けて漸次突出するように傾斜している。
装着溝12Cに装着した係合部材60は、細幅ブロック部62に設けた係合突起64の係合面64aがそれぞれ装着溝12Cの開口縁部内面に対向した状態となり、装着溝12Cから脱落する方向の移動が阻止されている。また、広幅ブロック部61が嵌合開口12Dに嵌合し、かつ細幅ブロック部62が装着溝12Cに嵌合することにより、戸先枠12に対する上下方向に沿った移動及び見込み方向に沿った移動がそれぞれ規制された状態にある。さらに、幅広ブロック部61としては、装着溝12Cの幅及び深さとほぼ同じ寸法に成形したものを適用している。従って、係合部材60を装着溝12Cに装着した場合には、幅広ブロック部61が装着溝12Cの延在方向に沿った水の流れを遮断するように機能することになる。
図1、図4〜図5−2に示すように、戸先枠12の内周側表面12A,12Baに当接される下枠14は、基準壁部141、鉛直壁部142、額縁壁部143、見付け壁部144を有して構成してある。基準壁部141は、見込み方向に沿ってほぼ水平に延在する平板状部分である。鉛直壁部142は、基準壁部141の室内側に位置する縁部からほぼ鉛直方向に沿って上下に突出する平板状部分である。額縁壁部143は、鉛直壁部142の上端部から室内側に向けてほぼ水平に延在した平板状部分である。見付け壁部144は、基準壁部141の室外側に位置する縁部からほぼ鉛直方向に沿って下方に延在した後、室内側に向けて屈曲した部分である。基準壁部141及び額縁壁部143には、それぞれビスホール141a,143aが設けてある。ビスホール141a,143aは、下枠14の長手方向に沿って形成した略円筒状部分であり、端面からビスBを螺合することが可能である。
下枠14において戸先枠12に対向する端部には、第一対向部分14A及び第二対向部分14Bが設けてある。第一対向部分14Aは、戸先枠12の見込み面12Aに対向するもので、端面が見込み方向に沿ってほぼ平坦となるように構成してある。第二対向部分14Bは、段部12Bの見込み面12Baに対向するもので、第一対向部分14Aよりも戸先枠12に向けて突出している。第二対向部分14Bの寸法は、第一対向部分14Aを戸先枠12の見込み面12Aに当接させた場合に段部12Bの見込み面12Baに当接することのできるように設定してある。
また、下枠14の第二対向部分14Bには、係合リブ145が設けてある。係合リブ145は、基準壁部141の下面から下方に向けて突出した平板状部分である。係合リブ145を設ける位置は、下枠14の第二対向部分14Bを段部12Bの見込み面12Baに対向させた場合に、装着溝12Cの室内側に位置する開口縁よりもわずかに室内側に位置する部分である。
以下、図8−1〜図8−4を適宜参照しながら、上述した建具の開口枠10において戸先枠12に下枠14を連結する手順について順次説明を行う。
まず、図8−1及び図8−2に示すように、広幅ブロック部61の下方に細幅ブロック部62が突出する姿勢で、戸先枠12の装着溝12C及び嵌合開口12Dに係合部材60を装着する。細幅ブロック部62においては、装着溝12Cの開口に押し込めば、係合突起64が傾斜するガイド面64bの作用によって適宜弾性変形するため、容易に装着することが可能である(スナップ・イン)。
次いで、図4、図8−2及び図8−3に示すように、戸先枠12の内周側表面12A,12Baにおいて下枠14が当接する領域よりも一回り大きい外形寸法を有したシール材70を貼り付ける。シール材70の段部12Bに対応する部位については、図4に示すように、段部12Bの見付け面12Bb及び段部12Bの見込み面12Baを覆うことができるように適宜折り曲げて貼り付けてある。また、図8−3に示すように、シール材70において係合部材60の係合ブロック部63に対応する部位については、予め係合ブロック部63を挿通することのできる窓孔71が設けてあり、係合ブロック部63が外部に露出された状態となる。
この状態から図4、図8−3及び図8−4に示すように、下枠14の第一対向部分14Aを戸先枠12の見込み面12Aに対向させるとともに、第二対向部分14Bを段部12Bの見込み面12Baに対向させた状態で下枠14の端部を戸先枠12の内周側表面12A,12Baに当接させ、戸先基部121の見込み壁部121a及び戸先ヒレ部122を介して下枠14のビスホール141a,143aにそれぞれビスBを螺合させることにより、下枠14が戸先枠12に連結される。
上記のように構成した開口枠10においては、下枠14の端部と戸先枠12の内周側表面12A,12Ba及び段部12Bの見付け面12Bbとの間にシール材70が介在した状態で接触することになるため、これらの隙間から水が浸入するおそれはない。また、ドアパネル20の戸先側見込み面にカバー部材40が設けてあるとともに、戸先枠12の装着溝12Cに装着した止水材50がカバー部材40のヒレ部41に圧接する。従って、ドアパネル20と戸先枠12との隙間から室内側に水が浸入する事態を防止することができる。しかも、カバー部材40のヒレ部41は、ドアパネル20の室外側を覆う表面材22に沿って直線状に延在したものであり、ドアパネル20を閉じた場合に戸先枠12の段部12Bに収容されるように構成してある。従って、この建具によれば、見込み方向に沿った寸法の薄型化を図ることが可能である。
また、上述したように係合部材60の幅広ブロック部61が装着溝12Cの延在方向に沿った水の流れを遮断するように機能するため、仮に、ドアパネル20の戸先側見込み面と戸先枠12との隙間から浸入した水が装着溝12Cに到達したとしても、幅広ブロック部61よりも下方に至ることがなく、幅広ブロック部61の上面から下枠14の見込み面を経て室外に排出されることになる。従って、戸先枠12の段部12Bに装着溝12Cを設けた場合にも、建具の止水性が損なわれることは無く、室内側への水の浸入を招来するおそれがない。
さらに、この建具によれば、下枠14の第一対向部分14Aを戸先枠12の見込み面12Aに当接させた際に、係合部材60の係合ブロック部63が第二対向部分14Bにおいて見付け壁部144と係合リブ145との間に挿入された状態となる。従って、段部12Bの見付け面12Bbに貼り付けたシール材70の反発力が第二対向部分14Bに作用したり、下枠14に反り等の変形が生じたとしても、係合リブ145が係合部材60の係合ブロック部63に当接することになる。これにより、上記の建具によれば、第二対向部分14Bが戸先枠12の見付け面から離隔する方向に変形するおそれがなく、上述した戸先枠12との止水性を確保することができる。
しかも、係合部材60は、戸先枠12の段部12Bに設けた装着溝12Cに装着するものであり、段部12Bの見込み寸法が小さい場合であっても装着溝12Cへの装着作業が煩雑になることもない。また、係合部材60の細幅ブロック部62には係合突起64が設けてある。従って、戸先枠12の装着溝12Cに係合部材60を装着した状態で下枠14の端部を戸先枠12の内周側表面12A,12Baに当接させる際に、仮に下枠14が係合部材60に接触したとしても不用意に脱落する事態を招来するおそれがなく、下枠14の取り付け作業を容易に行うことができる。
尚、上述した実施の形態では、下枠14と戸先枠12との間を連結する例を示しているが、上枠13と戸先枠12との間にも適用することが可能である。また、玄関ドアを例示しているが、開き窓等、その他の建具にも適用することが可能である。
10 開口枠、12 戸先枠、12A 戸先枠の見込み面、12A,12Ba 内周側表面、12B 段部、12Ba 段部の見込み面、12Bb 見付け面、12C 装着溝、14 下枠、14A 第一対向部分、14B 第二対向部分、20 ドアパネル、41 ヒレ部、50 止水材、60 係合部材、64 係合突起、145 係合リブ
Claims (6)
- 下枠の端部を縦枠の内周側表面に連結した開口枠を備える建具において、
前記縦枠の見付け面には、前記開口枠の内周に臨む見込み面を有するように段部を形成するとともに、前記段部の見込み面には前記縦枠の長手方向に沿って装着溝を形成し、
前記下枠の端部には、前記縦枠の見込み面に対向する第一対向部分と、前記第一対向部分よりも前記縦枠に向けて突出し、前記段部の見込み面に対向する第二対向部分とを形成し、
前記縦枠の装着溝において前記下枠の第二対向部分に対向する部位に係合部材を装着し、
前記第二対向部分を前記係合部材に係合させた
ことを特徴とする建具。 - 前記開口枠に開閉可能に支持させた面材を備え、
前記面材の戸先部分には、前記段部の見付け面を覆うヒレ部を設け、
前記縦枠の装着溝において前記下枠よりも上方となる部位には、前記面材のヒレ部に接触する止水材を装着した
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。 - 前記ヒレ部は、前記面材の戸先部分から表面に沿って直線状に延在し、前記段部よりも前記開口枠の内周側に配置したことを特徴とする請求項2に記載の建具。
- 前記下枠には、前記係合部材に係合する係合リブを設けたことを特徴とする請求項1に記載の建具。
- 前記係合部材には、前記縦枠に係合して前記装着溝からの脱落を阻止する係合突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建具。
- 前記係合部材には、前記縦枠の装着溝に嵌合する止水部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建具。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019173388A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 旭化成ホームズ株式会社 | サッシ枠及び開口部構造 |
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2015
- 2015-07-07 JP JP2015135843A patent/JP2017020161A/ja active Pending
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JP2019173388A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 旭化成ホームズ株式会社 | サッシ枠及び開口部構造 |
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