JP2017207378A - トルク検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクを精度良く検出することが可能なトルク検出装置を提供する。【解決手段】出力軸32aからプライマリ軸32bに伝達されるトルクを検出するトルク検出装置1であって、出力軸32aの外周部に設けられた第1トルクカム部材11と、プライマリ軸32bの外周部に設けられた第2トルクカム部材12と、複数のカムボール13と、ばね15と、第2トルクカム部材12の外周面に形成された複数の歯からなるパルスギア14と、回転中のパルスギア14の歯を検出してパルス列を出力する回転パルス検出センサ16と、このパルス列からトルクを取得するトルク取得部51とを備え、歯は歯厚が軸方向の一方側から他方側に連続して大きくなるように又は小さくなるように形成され、回転パルス検出センサ16は第2トルクカム部材12の軸方向のスラスト移動量に応じて歯における歯厚の異なる箇所を検出する。【選択図】 図2

Description

本発明は、車両の無段変速機に入力されるトルクなどを検出するトルク検出装置に関する。
近年、車両の自動変速機として変速比を無段階に変更することができる無段変速機(CVT(Continuously Variable Transmission))が広く実用化されている。無段変速機は、入力軸(プライマリ軸)に設けられたプライマリプーリと、出力軸(セカンダリ軸)に設けられたセカンダリプーリと、これらのプーリに掛け渡されるチェーンなどを備え、それぞれのプーリの溝幅を変化させてチェーンの巻き付け径を変化させることで変速比を無段階に変化させる。無段変速機では、エンジンで発生したトルクがプライマリ軸に入力され、各プーリに油圧(クランプ圧)を供給することでチェーンをクランプしてトルクを伝達している。このクランプ圧は、無段変速機に入力されるトルクに基づいて設定される。
この無段変速機に入力されるトルクを取得する方法としては、例えば、エンジンの吸入空気量などを用いて推定する方法がある。また、特許文献1には、無段変速機の各プーリの軸をベアリングを介して軸支するベアリングリテーナに発生するラジアル方向の歪みを歪センサを用いて検出し、この検出値と予め記憶されている軸トルク情報から軸トルクを推定する方法が開示されている。
特開2006−29379号公報
しかしながら、上述したトルクを推定する方法では、トルクを吸入空気量などから推定するので、推定されるトルクは精度が低いおそれがある。また、特許文献1に開示される方法では、軸をベアリングを介して軸支するベアリングリテーナに軸トルクが加わった際のラジアル方向に発生する歪みを用いているので、このラジアル方向の歪みから得られる軸トルクは精度が低いおそれがある。
無段変速機に入力されるトルクの精度が低いほど、チェーンの滑りを防止してトルクを伝達するために、入力トルクに基づいて設定されるクランプ圧に対して大きなマージンを設け、このマージン分を上乗せした油圧を発生させる必要がある。そのため、この油圧の発生源であるオイルポンプでは、チェーンのクランプに必要な油圧よりも高い油圧を発生させることになる。これにより、オイルポンプの動力損失が多くなり、車両の燃費が低下する。そこで、オイルポンプの動力損失を低減して、燃費を向上させるために、トルクを精度良く検出することが望まれている。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、トルクを精度良く検出することが可能なトルク検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係るトルク検出装置は、回転軸に設けられ、前記回転軸に入力されるトルクに応じて前記回転軸の軸方向に移動するトルクカムと、トルクカムの外周面に形成された歯からなるパルスギアと、パルスギアに対向して配置され、回転中のパルスギアの歯を検出してパルス列を出力する回転パルス検出手段と、回転パルス検出手段で出力したパルス列からトルクを取得するトルク取得手段と、を備え、歯は、軸方向に延在し、歯厚が軸方向の一方側から他方側に連続して大きくなるように又は小さくなるように形成されることを特徴とする。
本発明に係るトルク検出装置では、トルクが入力される回転軸にトルクカムが設けられているので、この回転軸に入力されるトルクに応じてトルクカムに作用するスラスト力によりトルクカムが軸方向に移動する。このトルクカムのスラスト移動量が、スラスト力(ひいては、回転軸に入力されるトルク)に対応した量になる。また、本発明に係るトルク検出装置では、トルクカムの外周面にパルスギアが設けられ、このパルスギアの歯の歯厚が軸方向の一方側から他方側に連続して大きくなるように又は小さくなるように形成されている。そして、本発明に係るトルク検出装置では、パルスギアに対向して配置された回転パルス検出手段によりパルスギアの歯を検出して、パルス列を出力する。
トルクカムのスラスト移動量が変化すると、回転パルス検出手段で検出する歯の歯厚が変わるので、回転パルス検出手段から出力されるパルス列のパルスの幅が変化する。このパルス幅はトルクカムのスラスト移動量に対応しており、また、スラスト移動量(スラスト力)は回転軸に入力されるトルクに対応しているので、パルス列のパルス幅はトルクに対応している。これにより、本発明に係るトルク検出装置では、パルス列からトルクを取得することができる。このように、本発明に係るトルク検出装置によれば、回転軸に入力されるトルクに対応して変化するトルクカムのスラスト移動量をパルスギアと回転パルス検出手段を用いて検出して、そのトルクを取得しているので、トルクを精度良く検出することができる。
本発明に係るトルク検出装置では、回転軸は、第1回転軸と当該第1回転軸と同軸上に配置された第2回転軸とに分割され、第1回転軸から第2回転軸にトルクが伝達され、トルクカムは、第1回転軸と共に回転するように第1回転軸の外周部に設けられた第1トルクカム部材と、第2回転軸と共に回転しかつ第2回転軸の軸方向に移動するように第2回転軸の外周部に設けられた第2トルクカム部材と、第1トルクカム部材のカム面と第2トルクカム部材のカム面との間に配置された複数のカムボールと、を有し、第2トルクカム部材におけるカム面と反対側の面と所定の固定面との間に配置され、第1回転軸から伝達されるトルクによって第2トルクカム部材に作用しているスラスト力に応じて軸方向に伸縮する弾性部材を備え、パルスギアは、第2トルクカム部材の外周面に設けられることが好ましい。
本発明に係るトルク検出装置では、分割された第1回転軸及び第2回転軸にトルクカム(第1トルクカム部材、第2トルクカム部材、複数のカムボール)が設けられ、このトルクカムを介して第1回転軸から第2回転軸にトルクを伝達する構成としている。また、本発明に係るトルク検出装置では、第2トルクカム部材のカム面とは反対面側に弾性部材が設けられている。これにより、第1回転軸から伝達されるトルクによって第2トルクカム部材に作用しているスラスト力と弾性部材の弾性力とのバランスに応じて第2トルクカム部材が軸方向に移動し、この第2トルクカム部材のスラスト移動量がスラスト力(ひいては、第1回転軸から第2回転軸に伝達されるトルク)に対応した量になる。また、本発明に係るトルク検出装置では、第2トルクカム部材の外周面にパルスギアが設けられ、回転パルス検出手段によりこのパルスギアの歯を検出する。第2トルクカム部材のスラスト移動量が変化すると、回転パルス検出手段で検出する歯の歯厚が変わるので、パルス列のパルスの幅が変化する。このパルス幅は第2トルクカム部材のスラスト移動量に対応しており、また、スラスト移動量は第1回転軸から第2回転軸に伝達されるトルクに対応しているので、パルス列のパルス幅はそのトルクに対応している。これにより、本発明に係るトルク検出装置では、パルス列からトルクを取得することができる。このように、本発明に係るトルク検出装置によれば、第1回転軸から第2回転軸に伝達されるトルクに対応して変化する第2トルクカム部材のスラスト移動量をパルスギアと回転パルス検出手段を用いて検出して、第1回転軸から第2回転軸に伝達されるトルクを取得しているので、トルクを精度良く検出することができる。
本発明に係るトルク検出装置では、歯は、歯厚が軸方向の一方側から他方側に連続して線形に大きくなるように又は小さくなるように形成されていることが好ましい。このようにすることで、スラスト移動量に対応して回転パルス検出手段で検出する歯の歯厚が線形に変わるので、回転パルス検出手段から出力されるパルス列からトルクを精度良く取得することができる。
本発明に係るトルク検出装置では、トルク取得手段は、パルス列におけるパルスが占める時間の割合を演算し、当該割合からトルクを取得することが好ましい。このようにすることで、パルスギアの回転数を検出しなくても、トルクを取得することができる。
本発明に係るトルク検出装置では、第1回転軸は、車両のエンジンのトルクの出力軸であり、第2回転軸は、車両の無段変速機のトルクの入力軸であり、トルク取得手段は、無段変速機の制御装置に構成されることが好ましい。このように構成することで、無段変速機に入力されるトルクを精度良く検出することができるので、この高精度なトルクを用いることで、クランプ圧のマージンを低減することができる。その結果、オイルポンプの動力損失を低減することができ、車両の燃費を向上させることができる。
本発明によれば、トルクを精度良く検出することが可能となる。
実施形態に係るトルク検出装置が適用される無段変速機の構成を示す図である。 実施形態に係るトルク検出装置の構成を模式的に示す図であり、(a)がトルクが入力されていない場合であり、(b)がトルクが入力されている場合である。 図2に示す第2トルクカム部材及びパルスギアの平面図である。 図3に示す第2トルクカム部材及びパルスギアの断面図であり、(a)がII−II線に沿った断面図であり、(b)がIII−III線に沿った断面図であり、(c)がIV−IV線に沿った断面図である。 図2に示す回転パルス検出センサで検出されたパルス列の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
実施形態では、チェーン式の無段変速機(CVT)に入力されるトルクを検出するトルク検出装置1に適用する。このトルク検出装置1について説明する前に、図1を参照して、実施形態に係るエンジン2及び無段変速機3について説明する。図1は、実施形態に係るトルク検出装置1が適用される無段変速機3の構成を示す図である。
まず、エンジン2について説明する。エンジン2は、どのような形式のものでもよいが、例えば、水平対向型の4気筒ガソリンエンジンである。エンジン2のクランク軸(出力軸)2aには、無段変速機3が接続されている。エンジン2で発生したトルクは、このクランク軸2aを介して無段変速機3に出力される。
次に、無段変速機3について説明する。無段変速機3は、エンジン2からの駆動力を変換して出力する。無段変速機3は、トルクコンバータ30と、前後進切替機構31と、を備えている。トルクコンバータ30は、クラッチ機能とトルク増幅機能を有している。前後進切替機構31は、駆動輪の正転と逆転(車両の前進と後進)とを切り替える機能を有している。このトルクコンバータ30及び前後進切替機構31を介して、エンジン2のクランク軸2aから出力されたトルクが無段変速機3のバリエータ(プライマリプーリ34、セカンダリプーリ35、チェーン36)に入力される。この入力トルクは、分割された2本の軸(前後進切替機構31の出力軸32a、プライマリ軸32b)を介してバリエータに伝達される。出力軸32aとプライマリ軸32bとは、同軸上に配置されている。無段変速機3は、このプライマリ軸32bと、プライマリ軸32bと平行に配設されたセカンダリ軸33と、を備えている。なお、本実施形態では、出力軸32aが特許請求の範囲に記載の第1回転軸に相当し、プライマリ軸32bが特許請求の範囲に記載の第2回転軸に相当する。
プライマリ軸32bには、プライマリプーリ34が設けられている。プライマリプーリ34は、固定プーリ34aと、可動プーリ34bとを有している。固定プーリ34aは、プライマリ軸32bに接合されている。可動プーリ34bは、固定プーリ34aに対向し、プライマリ軸32bの軸方向ADに摺動自在かつ相対回転不能に装着されている。プライマリプーリ34は、固定プーリ34aと可動プーリ34bとの間のコーン面間隔(すなわち、プーリ溝幅)を変更できるように構成されている。
セカンダリ軸33には、セカンダリプーリ35が設けられている。セカンダリプーリ35は、固定プーリ35aと、可動プーリ35bとを有している。固定プーリ35aは、セカンダリ軸33に接合されている。可動プーリ35bは、固定プーリ35aに対向し、セカンダリ軸33の軸方向に摺動自在かつ相対回転不能に装着されている。セカンダリプーリ35は、固定プーリ35aと可動プーリ35bとの間のプーリ溝幅を変更できるように構成されている。
プライマリプーリ34とセカンダリプーリ35との間には、駆動力を伝達するチェーン36が掛け渡されている。無段変速機3は、プライマリプーリ34とセカンダリプーリ35の各プーリ溝幅を変化させて、各プーリ34,35に対するチェーン36の巻き付け径の比率(プーリ比)を変化させることで変速比を無段階で変更する。なお、チェーン36のプライマリプーリ34に対する巻き付け径をRpとし、セカンダリプーリ35に対する巻き付け径をRsとすると、変速比iは、i=Rs/Rpで表される。
プライマリプーリ34の可動プーリ34bには、プライマリ駆動油室(油圧シリンダ室)34cが形成されている。セカンダリプーリ35の可動プーリ35bには、セカンダリ駆動油室(油圧シリンダ室)35cが形成されている。プライマリ駆動油室34cには、プーリ比(変速比)を変化させるための変速圧とチェーン36の滑りを防止するためのクランプ圧が導入される。セカンダリ駆動油室35cには、クランプ圧が導入される。
無段変速機3を変速させるための油圧(変速圧、クランプ圧)は、バルブボディ40によって供給される。バルブボディ40には、コントロールバルブ機構(図示省略)が組み込まれている。コントロールバルブ機構は、例えば、複数のスプールバルブ(図示省略)と当該スプールバルブを動かすソレノイドバルブ(図示省略)を用いてバルブボディ40内に形成された油路を開閉することで、オイルポンプ41から吐出された油圧(ライン圧)を調圧した各油圧(変速圧、クランプ圧)をプライマリ油圧室34c及びセカンダリ油圧室35cに供給する。また、コントロールバルブ機構は、例えば、車両の前進/後進を切替える前後進切替機構31などにも調圧した油圧を供給する。
無段変速機3は、TCU(Transmission Control Unit)50によって制御される。TCU50は、無段変速機3を総合的に制御する制御装置である。TCU50は、演算を行うマイクロプロセッサ、マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラムなどを記憶するROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、12Vバッテリによってその記憶内容が維持されるバックアップRAM及び入出力I/Fなどを有して構成されている。なお、本実施形態では、TCU50が特許請求の範囲に記載の制御装置に相当する。
TCU50は、変速マップに従い、車両の運転状態に応じて自動で変速比を変速する制御を行う。この制御では、例えば、所定の変速比となるようにプライマリ回転数(プライマリプーリ34の回転数)の目標値を設定し、実際のプライマリ回転数が目標プライマリ回転数になるようにバルブボディ40の各ソレノイドバルブを制御することで変速圧を発生させ、変速比を変化させる。変速マップは、TCU50内のROMに格納されている。
また、TCU50は、プライマリ軸32bに入力されるトルクに基づいてクランプ圧を設定し、クランプ圧によってチェーン36をクランプする制御を行う。この制御では、例えば、マップを用いて入力トルクに応じたクランプ圧を設定し、バルブボディ40の各ソレノイドバルブを制御することでクランプ圧を発生させる。このクランプ圧には、チェーン36の滑りを防止して、入力トルクをプライマリプーリ34からセカンダリプーリ35に確実に伝達するためにマージン分の油圧が上乗せされる。
無段変速機30に入力されるトルクの検出精度が高いほど、クランプ圧のマージン分の油圧を小さくすることができる(マージン分の油圧が0の場合も含む)。そこで、本実施形態では、トルク検出装置1により無段変速機30に入力されるトルクを精度良く検出する。
それでは、図1に加えて図2〜図5を参照して、トルク検出装置1について説明する。図2は、実施形態に係るトルク検出装置1の構成を模式的に示す図であり、(a)がトルクが入力されていない場合であり、(b)がトルクが入力されている場合である。図3は、図2に示す第2トルクカム部材12及びパルスギア14の平面図である。図4は、図3に示す第2トルクカム部材12及びパルスギア14の断面図であり、(a)がII−II線に沿った断面図であり、(b)がIII−III線に沿った断面図であり、(c)がIV−IV線に沿った断面図である。図5は、図2に示す回転パルス検出センサ16で検出されたパルス列の一例を示す図である。
トルク検出装置1は、トルクカム10(第1トルクカム部材11、第2トルクカム部材12、カムボール13)と、パルスギア14と、ばね15と、回転パルス検出センサ16と、トルク取得部51と、を備えている。トルク取得部51は、TCU50においてROMに記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることで構成される。なお、本実施形態では、トルクカム10が特許請求の範囲に記載のトルクカムに相当し、第1トルクカム部材11が特許請求の範囲に記載の第1トルクカム部材に相当し、第2トルクカム部材12が特許請求の範囲に記載の第2トルクカム部材に相当し、カムボール13が特許請求の範囲に記載のカムボールに相当し、パルスギア14が特許請求の範囲に記載のパルスギアに相当し、ばね15が特許請求の範囲に記載の弾性手段に相当し、回転パルス検出センサ16が特許請求の範囲に記載の回転パルス検出手段に相当し、トルク取得部51が特許請求の範囲に記載のトルク取得手段に相当する。
第1トルクカム部材11について説明する。第1トルクカム部材11は、トルクカム10を構成する部材の一つである。第1トルクカム部材11は、略円環形状である。第1トルクカム部材11は、前後進切替機構32の出力軸32aの端部に設けられている。特に、第1トルクカム部材11は、出力軸32aの軸方向ADに摺動不能かつ出力軸32aと共に回転(出力軸32aに対して相対回転不能)するように出力軸32aの外周部に設けられている。第1トルクカム部材11は、例えば、スプライン嵌合により出力軸32aに連結されて、固定されている。
第1トルクカム部材11のカム面11aは、第2トルクカム部材12のカム面12aと対向している。このカム面11aには、第2トルクカム部材12の各カム溝12bにそれぞれ対向した各位置にカム溝11bが形成されている。カム溝11bは、カムボール13の一部を収容し、カムボール13が移動可能な溝であり、例えば、深さが連続して変化している溝である。
第2トルクカム部材12について説明する。第2トルクカム部材12は、トルクカム10を構成する部材の一つである。第2トルクカム部材12は、第1トルクカム部材11と同径の略円環形状である。第2トルクカム部材11は、プライマリ軸32bの端部に設けられている。特に、第2トルクカム部材12は、プライマリ軸32bの軸方向AD(スラスト方向)に摺動自在かつプライマリ軸32bと共に回転(プライマリ軸32bに対して相対回転不能)するようにプライマリ軸32bの外周部に設けられている。第2トルクカム部材12は、例えば、スプライン嵌合によりプライマリ軸32bに連結されている。
第2トルクカム部材12のカム面12aは、第1トルクカム部材11のカム面11aと対向している。このカム面12aには、第1トルクカム部材11のカム面11aと同様に、カム溝12bが複数形成されている。カム溝12bは、カム溝11bと同様の形状の溝である。
カムボール13について説明する。カムボール13は、トルクカム10を構成する部材の一つである。カムボール13は、第1トルクカム部材11のカム溝11bと第2トルクカム部材12のカム溝12bとの間に配置されており、このカム溝11bとカム溝12bとの間で移動自在である。
トルクカム10では、出力軸32aの回転に伴って第1トルクカム部材11が回転する。そして、トルクカム10では、第1トルクカム部材11の回転に伴って複数のカムボール13を介して第2トルクカム部材12が相対回転し、第1トルクカム部材11のトルク(出力軸32aのトルク)を複数のカムボール13を介して第2トルクカム部材12(プライマリ軸32b)に伝達する。トルクカム10では、出力軸32aのトルクの大きさに応じて、カムボール13が移動し、第2トルクカム部材12にスラスト力が発生する。なお、プライマリ軸32b(プライマリプーリ34)に伝達されたトルクは、クランプ圧によってクランプされたチェーン36を介してセカンダリプーリ35に伝達される。
パルスギア14について説明する。パルスギア14は、第2トルクカム部材12の外周面12cに形成されている。パルスギア14は、第2トルクギア部材12の周方向に沿って等間隔で配置された複数の歯14aからなる。歯14aは、プライマリ軸32bの軸方向ADに延在し、図3に示すように歯厚(歯14aの周方向の長さ)が第1トルクカム部材11側からプライマリプーリ34(固定プーリ34a)側に連続して線形に小さくなるように形成されている。パルスギア14の歯数、歯幅(歯14aの軸方向ADの長さ)、歯厚の最大値、最小値、変化度合いなどは、適合で決められる。
図4には、軸方向ADにおける異なる3箇所でのパルスギア14の各断面を示している。図4(a)は第1トルクカム部材11に近い箇所での断面であり、この箇所での歯14aの歯厚を符号T1で示している。図4(b)は中間の箇所での断面であり、この箇所での歯14aの歯厚を符号T2で示している。図4(c)は固定プーリ34aに近い箇所での断面であり、この箇所での歯14aの歯厚を符号T3で示している。この3箇所での歯厚を比較すると、歯厚T1>歯厚T2>歯厚T3である。なお、図4の断面図では、カムボール13、カム溝12bの図示を省略している。
ばね15について説明する。ばね15は、第2トルクカム部材12を第1トルクカム部材11側に付勢するばねである。ばね15は、第2トルクカム部材12のカム面12aと反対側の面12dと固定プーリ34aの一端面34d(特許請求の範囲に記載の所定の固定面に相当)との間に配置されている。ばね15の中心部には、プライマリ軸32bが配置されている。ばね15は、プライマリ軸32bの軸方向ADに沿って伸縮する。
第2トルクカム部材12には、上述したように出力軸32aのトルクの大きさに応じてスラスト力が発生する。このスラスト力とばね15のばね力(弾性力)とのバランスに応じて、第2トルクカム部材12は軸方向ADの固定プーリ34a側に移動する。この移動量を「スラスト移動量」と呼ぶ。図2(a)に示す状態は、出力軸32aからトルクが出力されていないときであり、スラスト力が発生していない。この状態では、第2トルクカム部材12は第1トルクカム部材11に最も接近した位置である(スラスト移動量=0)。図2(b)に示す状態は、出力軸32aからトルクが出力されているときであり、このトルクの大きさに応じて第2トルクカム部材12にスラスト力が発生している。この状態では、スラスト力の大きさ(ひいては、出力軸32aのトルクの大きさ)に応じてばね15が縮み、第2トルクカム部材12は固定プーリ34aに接近する側にスラスト移動量分移動した位置である。
回転パルス検出センサ16について説明する。回転パルス検出センサ16は、回転中のパルスギア14の歯14aを検出して、パルス列を出力するセンサである。回転パルス検出センサ16は、第2トルクカム部材12(パルスギア14)の近傍の所定の箇所に配設され、歯14aとの間に僅かな隙間をあけてパルスギア14に対向して配置されている。特に、回転パルス検出センサ16は、図2(a)に示すように、第2トルクカム部材12が第1トルクカム部材11に最も接近した位置のときに(出力軸32aからトルクが出力されていないときに)、歯14aにおける歯厚が略最小の箇所(パルスギア14の固定プーリ34a側の端部)を検出する位置に配置されている。したがって、回転パルス検出センサ16は、第2トルクカム部材12のスラスト移動量が大きくなるほど(第2トルクカム部材12が固定プーリ34a側に接近するほど)、歯14aにおける歯厚が大きき箇所を検出する。特に、第2トルクカム部材12のスラスト移動量に応じて回転パルス検出センサ16で検出する歯14aの歯厚が線形に変化する。回転パルス検出センサ16は、例えば、電磁ピックアップ式のセンサ、MR素子を用いたセンサ、ホール素子を用いたセンサである。
回転パルス検出センサ16は、パルスギア14の歯14aを検出しているときに歯14aを検出していないときよりも高い所定の電圧を出力する。この高い所定の電圧が出力されている期間と出力されていない期間とが繰り返されることで、パルス列となる。このパルス列において、高い所定の電圧が出力されている期間がパルス(オン)となる。パルス列におけるパルスの幅(オン時間)は、歯14aにおける歯厚に対応している。第2トルクカム部材12のスラスト移動量が変わると、回転パルス検出センサ16が検出している歯14aの歯厚が変わるので、パルス列における各パルスの幅が変化し、オン時間(オフ時間)が変化する。回転パルス検出センサ16からのパルス列は、トルク取得部51に出力される。
図5には、回転パルス検出センサ16から出力されたパルス列の例を示している。図5(a)には、図4(a)に示す歯14aにおける歯厚T1の箇所を検出しているとき(第2トルクギア部材12のスラスト移動量が大きいとき)のパルス列P1を示しており、オン時間(パルスの幅)を符号ON1、オフ時間を符号OFF1で示している。図5(b)には、図4(b)に示す歯14aにおける歯厚T2の箇所を検出しているとき(第2トルクギア部材12のスラスト移動量が中程度のとき)のパルス列P2を示しており、オン時間を符号ON2、オフ時間を符号OFF2で示している。図5(c)には、図4(c)に示す歯14aにおける歯厚T3の箇所を検出しているとき(第2トルクギア部材12のスラスト移動量が小さいとき)のパルス列P3を示しており、オン時間を符号ON3、オフ時間を符号OFF3で示している。この3つのパルス列P1,P2,P3を比較すると、オン時間ON1>オン時間ON2>オン時間ON3(オフ時間OFF1<オフ時間OFF2<オフ時間OFF3)である。
この回転パルス検出センサ16のパルス列におけるオン時間(パルスが占める時間)の割合は、第2トルクカム部材12のスラスト移動量(スラスト力)に対応しており、スラスト移動量が大きくなるほど大きくなる。この第2トルクカム部材12のスラスト移動量(スラスト力)は、出力軸32aから伝達されるトルクの大きさに対応しており、トルクが大きいほど大きくなる。したがって、オン時間の割合は、出力軸32aから伝達されるトルクの大きさに対応しており、トルクが大きいほど大きくなる。この関係から、このパルス列におけるオン時間の割合により、出力軸32aからプライマリ軸32bに伝達されたトルクを取得できる。なお、トルクを取得するためには、パルス列におけるオン時間の割合以外にも、パルス列におけるオフ時間の割合などを用いてよい。
トルク取得部51について説明する。トルク取得部51は、回転パルス検出センサ16のパルス列を用いて、出力軸32aからプライマリ軸32bに伝達されたトルクを取得する処理部である。具体的には、トルク取得部51は、パルス列からオン時間とオフ時間を順次計測し、このオン時間とオフ時間からパルス列におけるオン時間の割合を演算する。この割合の演算方法としては、例えば、1個分のパルスのオン時間とオフ時間を加算し、オン時間をその加算値で除算して割合を求める方法、所定個数分のパルスのオン時間とオフ時間を積算し、所定個数分のオン時間をその積算値で除算して割合を求める方法がある。そして、トルク取得部51では、このオン時間の割合からトルクを取得する。この取得方法としては、例えば、オン時間の割合とトルクとの関係を示したマップを用意しておき、マップを参照してオン時間の割合からトルクを取得する。
以上の構成のトルク検出装置1の作用について説明する。前後進切替機構32の出力軸32aにトルクが出力されていない場合(エンジン2が停止中)、トルクカム10ではスラスト力が発生しない。この場合、第2トルクカム部材12は、固定プーリ34a側に移動せず、第1トルクカム部材11側に最も接近した位置である。
前後進切替機構32の出力軸32aから任意の大きさのトルクが出力されている場合(エンジン2が作動中)、トルクカム10では、複数のカムボール13を介して、出力軸32aに連結された第1トルクカム部材11から第2トルクカム部材12(プライマリ軸32b)にトルクを伝達する。このとき、トルクカム10ではトルクの大きさに応じてスラスト力が発生し、第2トルクカム部材12にスラスト力が作用している。このスラスト力の大きさに応じて、第2トルクカム部材12は、スラスト力とばね15のばね力のバランスにより固定プーリ34a側に移動する。
回転パルス検出センサ16では、このスラスト移動量に応じて変化するパルスギア14の歯14aにおける任意の歯厚の箇所を検出し、パルス列を出力する。このパルス列のパルスの幅(オン時間)は、第2トルクカム部材12のスラスト移動量(ひいては、トルクの大きさ)に対応している。TCU50(トルク取得部51)では、このパルス列を用いてプライマリ軸32bに伝達されたトルク(プライマリプーリ34に入力されたトルク)を取得する。さらに、TCU50では、このトルクに基づいてクランプ圧を求め、このクランプ圧が発生するようにバルブボディ40を制御する。
実施形態に係るトルク検出装置1によれば、出力軸32aからプライマリ軸32bに伝達されるトルクに対応して変化する第2トルクカム部材12のスラスト移動量をパルスギア14と回転パルス検出センサ16を用いて直接検出して、出力軸32aからプライマリ軸32bに伝達されるトルクを取得しているので、トルクを精度良く検出することができる。また、実施形態に係るトルク検出装置1によれば、回転パルス検出センサ16をパルスギア14に対向させて非接触で組み付ければよいので、組み付け性に優れる。また、実施形態に係るトルク検出装置1によれば、第2トルクカム部材12のスラスト移動量の変化に応じてパルスギア14の歯14aの歯厚が変化するように構成しているので、1個の回転パルス検出センサ16でトルクを検出することができる。
実施形態に係るトルク検出装置1によれば、パルス列におけるパルスが占める時間(オン時間)の割合を演算し、その割合からトルクを取得することで、パルスギア14(第2トルクカム部材12、プライマリ軸32b)の単位時間当たりの回転数を検出しなくても、トルクを取得することができる。また、実施形態に係るトルク検出装置1によれば、パルスギア14の歯14aの歯厚が連続して線形に小さくなるように形成されているので、第2トルクカム部材12のスラスト移動量に応じて回転パルス検出センサ16で検出する歯14aの歯厚が線形に変わるので(比例関係)、回転パルス検出センサ16から出力されるパルス列からトルクを精度良く取得することができる。
実施形態に係るトルク検出装置1によれば、プライマリプーリ34に入力されるトルクを精度良く検出することができる。そのため、この高精度な入力トルクを用いることで、クランプ圧に上乗せするマージンを低減することができる(マージンが0の場合も含む)。その結果、オイルポンプ41の動力損失を低減することができ、車両の燃費を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では車両の無段変速機3に入力されるトルクを検出するトルク検出装置1に適用したが、回転軸で伝達されるトルクを検出する他のトルク検出装置にも適用可能である。
上記実施形態ではプライマリプーリ34に入力されるトルクが伝達される回転軸を出力軸32aとプライマリ軸32bとに分割して、この出力軸32aとプライマリ軸32bに第1トルクカム部材11と、第2トルクカム部材12と、複数のカムボール13とからなるトルクカム10を設ける構成とした、トルクカムとしては他の構成のトルクカムを適用してもよいし、また、回転軸を分割せずに、1本の回転軸にトルクカムを設ける構成としてもよい。
上記実施形態ではパルスギア14が複数個の歯14aを有する構成としたが、パルスギア14の歯14aは1個でもよい。
上記実施形態では回転パルス検出センサ16から出力されるパルス列におけるオン時間の割合を用いてトルクを取得する構成としたが、パルス列を用いて他の方法でトルクを取得してもよく、例えば、オン時間とプライマリ軸34bの単位時間当たりの回転数を用いてトルクを取得してもよい。
上記実施形態ではパルスギア14の歯14aの歯厚が第1トルクカム部材11側から固定プーリ34a側に連続して線形に小さくなる構成としたが、歯厚が第1トルクカム部材11側から固定プーリ34a側に連続して大きくなる構成としてもよいし、歯厚が連続して非線形に小さくなるあるいは大きくなる構成としてもよい。
1 トルク検出装置
2 エンジン
3 無段変速機
10 トルクカム
11 第1トルクカム部材
11a カム面
11b カム溝
12 第2トルクカム部材
12a カム面
12b カム溝
12c 外周面
12d 反対側の面
13 カムボール
14 パルスギア
14a 歯
15 ばね(弾性手段)
16 回転パルス検出センサ(回転パルス検出手段)
32a 出力軸(第1回転軸)
32b プライマリ軸(第2回転軸、入力軸)
34 プライマリプーリ
34a 固定プーリ
34d 一端面(固定面)
50 TCU(制御装置)
51 トルク取得部(トルク取得手段)

Claims (5)

  1. 回転軸に設けられ、前記回転軸に入力されるトルクに応じて前記回転軸の軸方向に移動するトルクカムと、
    前記トルクカムの外周面に形成された歯からなるパルスギアと、
    前記パルスギアに対向して配置され、回転中の前記パルスギアの前記歯を検出してパルス列を出力する回転パルス検出手段と、
    前記回転パルス検出手段で出力した前記パルス列から前記トルクを取得するトルク取得手段と、
    を備え、
    前記歯は、前記軸方向に延在し、歯厚が前記軸方向の一方側から他方側に連続して大きくなるように又は小さくなるように形成されることを特徴とするトルク検出装置。
  2. 前記回転軸は、第1回転軸と当該第1回転軸と同軸上に配置された第2回転軸とに分割され、前記第1回転軸から前記第2回転軸にトルクが伝達され、
    前記トルクカムは、前記第1回転軸と共に回転するように前記第1回転軸の外周部に設けられた第1トルクカム部材と、前記第2回転軸と共に回転しかつ前記第2回転軸の軸方向に移動するように前記第2回転軸の外周部に設けられた第2トルクカム部材と、前記第1トルクカム部材のカム面と前記第2トルクカム部材のカム面との間に配置された複数のカムボールと、を有し、
    前記第2トルクカム部材における前記カム面と反対側の面と所定の固定面との間に配置され、前記第1回転軸から伝達されるトルクによって前記第2トルクカム部材に作用しているスラスト力に応じて前記軸方向に伸縮する弾性部材を備え、
    前記パルスギアは、前記第2トルクカム部材の外周面に設けられることを特徴とする請求項1に記載のトルク検出装置。
  3. 前記歯は、歯厚が前記軸方向の一方側から他方側に連続して線形に大きくなるように又は小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトルク検出装置。
  4. 前記トルク取得手段は、前記パルス列におけるパルスが占める時間の割合を演算し、当該割合から前記トルクを取得することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のトルク検出装置。
  5. 前記第1回転軸は、車両のエンジンのトルクの出力軸であり、
    前記第2回転軸は、前記車両の無段変速機のトルクの入力軸であり、
    前記トルク取得手段は、前記無段変速機の制御装置に構成されることを特徴とする請求項2〜請求項4の何れか一項に記載のトルク検出装置。
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