JP2016061324A - 自動変速機及び自動変速機の異常検出装置 - Google Patents

自動変速機及び自動変速機の異常検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】軸方向に油路が形成された中空の回転軸と、当該油路に作動油を供給する供給パイプとの間で軸心にずれが生じた場合にあっても、回転軸や供給パイプを適切に保護できる自動変速機を提供すると共に、重量やコストの増加を招くことなく、簡易な構成でその異常を適確に判定できるようにした自動変速機の異常検出装置を提供する。
【解決手段】軸方向に伸びる油路16aが形成される中空の回転軸16に作動油を供給する作動油供給パイプ70を備えた自動変速機において、前記作動油供給パイプ70は、回転軸16と軸中心が一致しているときは封止される一方、軸中心が一致しないときは変速機ケース52内に作動油をリークさせるリーク油孔74aを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は自動変速機及びその異常検出装置に関し、より具体的には軸内に作動油を供給する油路が形成された中空の回転軸を備えた自動変速機と、当該回転軸に異常が発生したことを検出する装置に関する。
従来から、軸内に作動油を供給する油路が形成された中空の回転軸を備えた自動変速機として、例えば特許文献1記載の技術が知られている。
特許文献1記載の技術にあっては 油路が形成された回転軸と変速機ケース(より正確には、変速機ケースに設けられた供給パイプ)との接続部において、回転軸の一端側外周に鍔を設けると共に、当該鍔と変速機ケースの間にコイル状のばねを介挿させることにより、回転軸の油路と作動油の供給パイプとの間に軸心のずれが生じた場合であっても、供給パイプに過度な曲げ応力が生じることや、供給パイプが軸方向に移動してしまうことを防止するようにしている。
また、自動変速機の回転軸に異常が発生したことを検出する装置に関する従来技術としては、例えば特許文献2記載の技術が挙げられる。
特許文献2記載の技術にあっては、軸受のレース部に孔を設け、非接触式のギャップセンサ等を埋め込み、軸受のボール表面とセンサとのギャップ量に基づいて軸受の異常を判定するようにしている。
実公平04−051246号公報 特開2009−074982号公報
特許文献1記載の技術にあっては、変速機ケースに設けられた供給パイプに過度な曲げ応力が生じないようにすると共に、供給パイプが軸方向に移動してしまうことを回避することができる一方、鍔の設けられている回転軸の端部側では曲げ応力が生じる虞がある。また、軸心のずれが生じた後も、当該ずれが生じる前と同様に作動油が供給されることから、回転軸などの部材の磨耗や劣化につながる虞が高い。
また、特許文献2記載の技術によって回転軸(より正確にはその軸受)の異常を判定することは可能である。しかし、特許文献2記載の技術では軸受の異常を判定するために各軸受に孔を設けてセンサを埋め込む必要があるため、構造が複雑になると共に装置の重量やコストの増加を招く虞がある。
従って、この発明の目的は上記した不都合を解消し、軸方向に油路が形成された中空の回転軸と、当該油路に作動油を供給する供給パイプとの間で軸心にずれが生じた場合にあっても、回転軸や供給パイプを適切に保護できる自動変速機を提供すると共に、重量やコストの増加を招くことなく、簡易な構成で当該回転軸の異常を適確に判定できるようにした自動変速機の異常検出装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、変速機ケース内に回転自在に支持されると共に軸方向に伸びる油路が形成される中空の回転軸と、前記変速機ケースから前記回転軸の油路に作動油を供給する作動油供給パイプと、前記回転軸上に設けられると共に前記回転軸の油路を介して前記作動油が供給される油圧作動室とを備えた自動変速機において、前記作動油供給パイプは、前記作動油供給パイプの軸中心と前記回転軸の軸中心とが一致しているときに封止される一方、前記作動油供給パイプの軸中心と前記回転軸の軸中心とが一致しないときに前記変速機ケース内に前記作動油をリークさせるリーク油孔を備える如く構成した。
請求項2に係る自動変速機にあっては、前記作動油供給パイプは、軸方向両端に球体部を有し、前記球体部の一方は、前記変速機ケースに設けられた球面凹部によって揺動自在に保持され、前記球体部の他方は、前記回転軸の油路に揺動自在に保持されると共に前記作動油を前記油路に供給する作動油供給油孔と、前記リーク油孔とが設けられる如く構成した。
請求項3に係る自動変速機にあっては、前記作動油供給パイプは、前記変速機ケースの壁面に沿って摺動可能であると共に、前記作動油供給パイプと前記変速機ケースの接続部に前記リーク油孔を設ける如く構成した。
請求項4に係る自動変速機にあっては、前記自動変速機がプーリを備える無段変速機からなると共に、前記油圧作動室が前記プーリのピストン室である如く構成した。
請求項5にあっては、前記油圧作動室内の油圧を検出可能な油圧検出手段と、前記検出された油圧に基づいて前記作動油が前記リーク油孔からリークしていると判断されるとき、前記自動変速機に異常が発生していると判定する異常判定手段とを備える如く構成した。
請求項1にあっては、変速機ケース内に回転自在に支持されると共に軸方向に伸びる油路が形成される中空の回転軸と、変速機ケースから当該油路に作動油を供給する作動油供給パイプとを備えた自動変速機において、作動油供給パイプは、回転軸と軸中心が一致しているときは封止される一方、軸中心が一致しないときは変速機ケース内に作動油をリークさせるリーク油孔を備えるように構成した。従って、自動変速機に異常が発生し、回転軸の軸中心がずれた場合であっても、回転軸や作動油供給パイプにかかる負荷を低減させて自動変速機を保護することができる。
請求項2に係る自動変速機にあっては、作動油供給パイプは、軸方向両端に球体部を有し、球体部の一方は、変速機ケースに設けられた球面凹部によって揺動自在に保持され、球体部の他方は、回転軸の油路に揺動自在に保持されると共に作動油を油路に供給する作動油供給油孔及びリーク油孔とが設けられるように構成したので、上記した効果に加え、自動変速機に異常が発生し、回転軸の軸中心がずれた場合において、回転軸や作動油供給パイプにかかる負荷を低減させて自動変速機をより一層適切に保護することができる。
即ち、作動油供給パイプが両端に球体部を有し、それぞれ揺動自在となるように構成したので、自動変速機に異常が発生して回転軸の軸中心がずれた場合であっても、当該ずれに対して精度良く追従することができるため、回転軸や作動油供給パイプにかかる負荷を低減させることができる。
請求項3に係る自動変速機にあっては、作動油供給パイプは、変速機ケースの壁面に沿って摺動可能であると共に、作動油供給パイプと変速機ケースの接続部に前記リーク油孔を設けるように構成したので、上記した効果に加え、自動変速機に異常が発生し、回転軸の軸中心がずれた場合において、回転軸や作動油供給パイプにかかる負荷を低減させて自動変速機をより一層適切に保護することができる。
また、作動油供給パイプが変速機ケースの壁面に沿って移動(摺動)可能な構成であることから、作動油供給パイプを容易に組み付けることも可能となる。
請求項4に係る自動変速機にあっては、自動変速機がプーリを備える無段変速機からなると共に、油圧作動室がプーリのピストン室であるように構成したので、上記した効果に加え、比較的高圧の作動油が供給される油路において異常が発生した場合であっても、回転軸や作動油供給パイプにかかる負荷を低減させ、自動変速機をより一層適切に保護することができる。特に、プーリのピストン室は容量も大きく、自動変速機の制御に対し非常に重要な役割を担うことから、プーリピストン室に接続される当該油路を上記の如く構成することにより、自動変速機をより一層適切に保護することができる。
請求項5に係る自動変速機の異常検出装置あっては、油圧作動室内の油圧を検出可能な油圧検出手段と、検出された油圧に基づいて作動油が前記リーク油孔からリークしていると判断されるとき、自動変速機に異常が発生していると判定する異常判定手段とを備えるように構成したので、上記した効果に加え、簡易な構成で回転軸の異常を適確に判定することができる。
この発明の第1実施形態に係る自動変速機を全体的に示す概略図である。 図1に示す回転軸付近の具体的な構造について説明するための概念図である。 図2同様、図1に示す回転軸付近の具体的な構造について説明するための概念図である。 この発明の第2実施形態に係る自動変速機の回転軸付近の具体的な構造について説明するための概念図である。 この発明の第3実施形態に係る自動変速機の異常検出装置を全体的に示す概略図である。 図4に示す自動変速機の異常検出装置の処理を示すフロー・チャートである。 図5フロー・チャートにおける異常判定処理について説明するための説明図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る変速機とその異常検出定装置を実施するための形態について説明する。
第1実施形態
図1はこの発明の第1実施形態に係る自動変速機を全体的に示す概略図である。
図1において符号10は自動変速機(以下、単に「変速機」という)を示す。変速機10は車両(図示せず)に搭載され、駆動源、より具体的には内燃機関(以下「エンジン」という。図1で図示せず)の出力を変速して左右の駆動輪(図示せず)に伝達する。
図示の如く、変速機10は、互いに平行に設けられた入力軸(回転軸)12とDR(ドライブ)プーリ軸(回転軸)14とDN(ドリブン)プーリ軸(回転軸)16とアイドル軸18を備え、エンジンの出力はロックアップクラッチ20aを有するトルクコンバータ20を介して入力軸12から入力される。
DRプーリ軸14とDNプーリ軸16の間には、無段変速機構(Continuously Variable Transmission。以下「CVT機構」という)26が設けられる。
CVT機構26は、DRプーリ軸14に配設されたDRプーリ30とDNプーリ軸16に配設されたDNプーリ32と、その間に巻き掛けられた無端可撓性部材(例えば金属製のVベルト)34からなる。
DRプーリ30は、DRプーリ軸14に相対回転不能で軸方向移動不能に設けられた固定DRプーリ半体30aと、DRプーリ軸14に相対回転不能で固定DRプーリ半体30aに対して軸方向移動自在に設けられた可動DRプーリ半体30bからなる。
DNプーリ32は、DNプーリ軸16に相対回転不能で軸方向移動不能に設けられた固定DNプーリ半体32aと、DNプーリ軸16に相対回転不能で固定DNプーリ半体32aに対して軸方向移動自在に設けられた可動DNプーリ半体32bからなる。
可動DRプーリ半体30bと可動DNプーリ半体32bにはピストン室(油圧作動室)30b1,32b1が設けられ、可動DR,DNプーリ半体30b,32bはピストン室30b1,32b1に供給された作動油の油圧(側圧)に応じて固定DR,DNプーリ半体30a,32aに接近あるいは離間する。
入力軸12上には車両の進行方向を切り換える前後進切換機構36が設けられる。前後進切換機構36は前進(FWD)走行ギヤ38と前進(FWD)クラッチ40、および後進(RVS)走行ギヤ42と後進(RVS)クラッチ44からなる。
入力軸12からトルクコンバータ20を介して入力されるエンジンの出力は、前進走行ギヤ38または後進走行ギヤ42を介してDRプーリ軸14に伝えられ、DRプーリ軸14を車両前進方向または後進方向に回転させる。
DNプーリ軸16にはディファレンシャル機構46が接続される。ディファレンシャル機構46には左右の車軸48が固定されると共に、その端部には駆動輪(図示せず)が取り付けられる。
CVT機構26にあっては、DRプーリ30とDNプーリ32の両プーリ側圧を増減させてプーリ幅を変化させ、無端可撓性部材34の両プーリ30,32に対する巻き掛け半径を変化させて巻き掛け半径の比(プーリ比)に応じた所望の変速比(レシオ)を無段階で得ることができる。
上記したトルクコンバータ20のロックアップクラッチ20aの係合量、DRプーリ30などのプーリ幅、前進クラッチ40あるいは後進クラッチ44の係合(インギヤ)・非係合(解放。アウトギヤ)などは、それらの背圧室やピストン室などに供給される油圧を制御することで行われるが、それについての詳細な説明は省略する。
図示の如く、変速機10はケース50に収容される。より具体的には、ケース50は、変速機10などの本体部分を収容するミッションケース(変速機ケース)52と、トルクコンバータ20などを収容するトルコンケース54とからなる。
また、変速機ケース52内部にはエンジンによって駆動される油圧ポンプ60が設けられ、リザーバから汲み上げた作動油をDR,DNプーリ30,32のピストン室30b1,32b1に圧送する。
具体的には、DR,DNプーリ軸14,16は中空形状を呈しており、DR,DNプーリ軸14,16内部の軸方向に、それぞれ各ピストン室30b1,32b1と連通する油路14a,16aが形成されると共に、変速機ケース52の壁内にも油路52aが形成されており、油圧ポンプ60がリザーバより汲み上げた作動油は、変速機ケース52の油路52a及びDR,DNプーリ軸14,16の油路14a,16aを介してDR,DNプーリ30,32のピストン室30b1,32b1に圧送(供給)される。
なお、油圧ポンプ60は、作動油を、図示しない油圧制御バルブや前進、後進クラッチ40,44のピストン室などにも圧送する。
次いで図2及び図3を参照しながら第1実施形態に係る回転軸付近の構造について詳説する。図2、図3は第1実施形態に係るDNプーリ軸16と変速機ケース52との接続部付近の具体的な構造について説明するための概念図である。なお、図2、図3においては、理解の便宜のためにいくつかの構造を一部誇張して示しており、従って各要素の寸法等は図2、図3において図示されるものに限定されるものではない。
図2に示す如く、第1実施形態にあっては、変速機ケース52の壁内に形成された油路52aと、DNプーリ軸16の軸内において軸方向に伸びる油路16aの間に、DNプーリ軸16と同心に中空管形状のフィードパイプ(作動油供給パイプ)70が配置される。
フィードパイプ70は、軸方向両端側にそれぞれ球体形状を呈する先端部(球体部)70a及び根元部(球体部)70bを有する。フィードパイプ先端部70aとDNプーリ軸16の油路16aとはキャップ72で接続されており、より詳しくは、キャップ72と油路16aとがOリング73によって液密に封止されると共に、キャップ72内側とフィードパイプ先端部70aの外周面との間も液密に封止される。キャップ72には、油路16aと同心となる貫通孔72aが穿設される。なお、フィードパイプ先端部70aはキャップ72に対して揺動自在に保持される。
フィードパイプ先端部70aには、油路16aと常時連通して油圧ポンプ60から圧送される作動油をDNプーリ32のピストン室32b1に供給する開放油孔70a1が、油路16a及び貫通孔72aと同心に設けられる。また、フィードパイプ先端部70aの外周面には、フィードパイプ70の軸方向と直行する方向にリーク油孔70a2(後述)が複数個穿設される。
一方、フィードパイプ根元部70bと変速機ケース52とは、変速機ケース52の壁面に設けられた球面凹部によって揺動自在に保持されており、フィードパイプ根元部70bには、変速機ケース52壁内に形成される油路52aと連通する作動油供給油孔70b1が、油路52aと同一方向(フィードパイプ70の軸方向と直交する方向)に複数個穿設される。
また、キャップ72にはリーク油路74が形成される。より具体的には、リーク油路74は、キャップ72の内周面に沿って形成される環状溝74aと、当該環状溝74aと連通してキャップ72の壁面を通る連通路74bとからなり、連通路74bの先端は変速機ケース52の内部に開放される。
フィードパイプ先端部70a外周面に設けられるリーク油孔70a2は、半円形状からなり、当該半円形状の両端を結ぶ直線部がフィードパイプ70の軸方向と直交する方向に並ぶように形成される。即ち、図2に示す状態において上記したリーク油路74の環状溝74aとリーク油孔70a2の直線部とは互いに近接した位置で平行に並ぶ。但し、かかる状態にあっては環状溝74aとリーク油孔70a2とは連通せず、従って、リーク油孔70a2はキャップ72の内側によって液密に封止されることとなる。
ここで、DNプーリ軸16に何らかの異常(例えば、DNプーリ軸16を変速機ケース52に回転可能に支持するベアリング(図示せず)のボール表面の剥離やレース部の磨耗)が発生し、その結果DNプーリ軸16とフィードパイプ70の軸心にずれが生じると、DNプーリ軸16、フィードパイプ70及び変速機ケース52は、図3に例示するような位置関係に変位する。
その結果、フィードパイプ先端部70aのリーク油孔70a2とリーク油路74の環状溝74aとが連通するため、油圧ポンプ60によって圧送されて変速機ケース52の油路52a、フィードパイプ70、DNプーリ軸16の油路16aを介してDNプーリ32のピストン室32b1に供給されるべき作動油の一部が、リーク油孔70a1からリーク油路74を介して変速機ケース52の内部にリークすることとなる。
即ち、DNプーリ軸16に何らかの異常が生じた場合にフィードパイプ70や油路16aを通る作動油の油圧を低下させることができ、DNプーリ軸16やフィードパイプ70等にかかる負荷を低減させて変速機10の保護を図ることが可能となる。
なお、第1実施形態では回転軸としてDNプーリ軸16付近を示して説明したが、あくまでも例示に過ぎず、第1実施形態に係る発明は、DRプーリ軸14の他、前進クラッチ40や後進クラッチ44を支持する入力軸12付近においても適用可能である。即ち、DRプーリ軸14の場合であれば、DRプーリ30のピストン室30b1に作動油を供給する油路において、入力軸12の場合であれば、クラッチのピストン室(図示せず)に作動油を供給する油路において、第1実施形態に係る発明の構造を適用することが可能である。
以上説明したように、この発明の第1実施形態にあっては、変速機ケース52内に回転自在に支持されると共に軸方向に伸びる油路16aが形成される中空の回転軸(例えば、DNプーリ軸16)と、前記変速機ケース52から前記DNプーリ軸16の油路16aに作動油を供給する作動油供給パイプ(フィードパイプ)70と、前記DNプーリ軸16上に設けられると共に前記DNプーリ軸16の油路16aを介して前記作動油が供給される油圧作動室(ピストン室32b1)とを備えた自動変速機10において、前記フィードパイプ70は、前記フィードパイプ70の軸中心と前記DNプーリ軸16の軸中心とが一致しているときに封止される一方、前記フィードパイプ70の軸中心と前記DNプーリ軸の軸中心とが一致しないときに前記変速機ケース52内に前記作動油をリークさせるリーク油孔70a2を備えるように構成した。従って、自動変速機10に異常(例えば、DNプーリ軸16を変速機ケース52に回転可能に支持するベアリング(図示せず)のボール表面の剥離やレース部の磨耗)が発生し、DNプーリ軸16の軸中心がずれた場合であっても、DNプーリ軸16やフィードパイプ70にかかる負荷を低減させて自動変速機10を保護することができる。
また、前記フィードパイプ70は、軸方向両端に球体部(フィードパイプ先端部70a、フィードパイプ根元部70b)を有し、前記球体部の一方(フィードパイプ根元部70b)は、前記変速機ケース52に設けられた球面凹部によって揺動自在に保持され、前記球体部の他方(フィードパイプ先端部70a)は、前記DNプーリ軸16の油路16aに揺動自在に保持されると共に前記作動油を前記油路16aに供給する作動油供給油孔(開放油孔)70a1と、前記リーク油孔70a2とが設けられるように構成したので、上記した効果に加え、自動変速機10に異常が発生し、DNプーリ軸16の軸中心がずれた場合において、DNプーリ軸16やフィードパイプ70にかかる負荷を低減させて自動変速機10をより一層適切に保護することができる。
即ち、フィードパイプ70が両端に球体部(フィードパイプ先端部70a、フィードパイプ根元部70b)を有し、それぞれ揺動自在となるように構成したので、自動変速機10に異常が発生してDNプーリ軸16の軸中心がずれた場合であっても、当該ずれに対して精度良く追従することができる(当該ずれに応じて位置を変化させることができる)ため、DNプーリ軸16やフィードパイプ70にかかる負荷を低減させることができる。
また、前記自動変速機10がプーリを備える無段変速機からなると共に、前記油圧作動室が前記プーリ(DNプーリ32)のピストン室32b1であるように構成したので、上記した効果に加え、比較的高圧の作動油が供給される油路16aにおいて異常が発生した場合であっても、DNプーリ軸16やフィードパイプ70にかかる負荷を低減させ、自動変速機10をより一層適切に保護することができる。特に、DNプーリ32のピストン室32b1は容量も大きく、自動変速機10の制御に対し非常に重要な役割を担うことから、DNプーリピストン室32b1に接続される当該油路16aを上記の如く構成することにより、自動変速機10をより一層適切に保護することができる。
第2実施形態
次いで図4を参照しながら、この発明の第2実施形態に係る自動変速機10について説明する。図4は第2実施形態に係る自動変速機10のDNプーリ軸16付近の具体的な構造について説明するための概略図である。
図示するように、この発明の第2実施形態にあっては、変速機ケース52とDNプーリ軸16との間において、中空管の一端、具体的にはフィードパイプ根元部70b’がフランジからなるフィードパイプ70’が設けられる。
第1実施形態同様、フィードパイプ先端部70a’は球体形状を呈し、フィードパイプ先端部70a’とDNプーリ軸16の油路16aとはキャップ72’で接続される。より詳しくは、キャップ72’と油路16aとがOリング73によって液密に封止されると共に、キャップ72’内側とフィードパイプ先端部70a’の外周面との間も液密に封止される。また、キャップ72’には、油路16aと同心となる貫通孔72aが穿設され、フィードパイプ先端部70a’はキャップ72’に対して揺動自在に保持される。
但し、第1実施形態と異なり、キャップ72’はリーク油路を有さず、フィードパイプ先端部70a’にリーク油孔は設けられない。
他方、フィードパイプ根元部(フランジ部)70b’は、変速機ケース52に形成された油路52aの内部に収容され、ホルダー100によって保持される。なお、フィードパイプ根元部70b’が変速機ケース52の壁面に沿って摺動自在となるように、ホルダー100とフィードパイプ根元部70b’の間には適当な間隙102が設けられる。
また、フィードパイプ根元部70b’と変速機ケース52との接続部にはリーク油孔70b2が穿設される。具体的には、図4に良く示すように、フィードパイプ根元部70b’に複数個のリーク油孔70b2が穿設されると共に、変速機ケース52の壁面(より正確には、変速機ケース52の壁面のうち、フィードパイプ根元部70b’と当接する側の壁面)において、フィードパイプ根元部70b’に設けられたリーク油孔70b2よりも内側にリーク油路74b’が穿設される。
なお、図4に示す如く、DNプーリ軸16とフィードパイプ70’の軸とが同心上にある場合、フィードパイプ根元部70b’に設けられたリーク油孔70b2は変速機ケース52の壁面との間で液密に封止される。
他方、DNプーリ軸16に何らかの異常が発生し、その結果DNプーリ軸16とフィードパイプ70’の軸心にずれが生じた場合、フィードパイプ根元部70b’が変速機ケース52の壁面で摺動することから、油圧ポンプ60によって圧送されて油路52aに供給されてきた作動油の一部がリーク油孔70b2、リーク油路74b’を介して変速機ケース52の内部にリークすることとなる。
従って、第1実施形態の場合と同様、DNプーリ軸16に何らかの異常が生じた場合はフィードパイプ70’や油路16aを通る作動油の油圧を低下させることができ、DNプーリ軸16やフィードパイプ70’等にかかる負荷を低減させて変速機10の保護を図ることが可能となる。
なお、残余の構成と効果は第1実施形態の場合と変わらない。また、図4に示す例においては、フィードパイプ70’に穿設されたリーク油孔70b2と変速機ケース52の壁面に穿設されたリーク油路74b’との位置関係について、フィードパイプ70’のリーク油孔70b2の内側に変速機ケース52のリーク油路74b’が設けられることを説明したが、リーク油孔70b2とリーク油路74b’の位置関係はこれに限定されるものではなく、内側と外側とが逆になっても良いことはいうまでもない。
以上説明したように、この発明の第2実施形態にあっては、前記フィードパイプ70’は、前記変速機ケース52の壁面に沿って摺動可能であると共に、前記フィードパイプ70’と前記変速機ケース52の接続部に前記リーク油孔70b2を設けるように構成したので、自動変速機10に異常が発生し、回転軸(例えば、DNプーリ軸16)の軸中心がずれた場合において、DNプーリ軸16やフィードパイプ70’にかかる負荷を低減させて自動変速機10をより一層適切に保護することができる。
また、フィードパイプ70’が変速機ケース52の壁面に沿って移動(摺動)可能な構成である(より具体的には、第1実施形態のような球体形状ではなく、フィードパイプ根元部70b’がフランジからなる)ことから、フィードパイプ70’を容易に組み付けることも可能となる。
第3実施形態
次いで図5から図7を参照しながら、この発明の第3実施形態に係る自動変速機の異常検出装置について説明する。図4は第1実施形態に係る自動変速機の異常検出装置を全体的に示す概略図である。なお、第3実施形態に係る自動変速機10における回転軸(DR,DNプーリ軸14,16など)の具体的な構造としては、上記した実施形態1または実施形態2のいずれかの構造を採用するものとする。
図5に示す如く、この発明の第3実施形態に係る自動変速機の異常検出装置は油圧供給機構80を備え、エンジン(図5で「ENG」と示す)によって駆動される油圧ポンプ60(図5に図示せず)と、油路に配置される種々の制御バルブと電磁バルブを適宜制御することによって、油圧ポンプ60によって吐出された作動油の圧力を調整して得た油圧をトルクコンバータ20のロックアップクラッチ20a、前進後進切換機構36の前進、後進クラッチ40,44のピストン室、CVT機構26のDR,DNプーリ30,32のピストン室30b1,32b1などに供給する。
DRプーリ30の付近の適宜位置にはNDRセンサ(回転数センサ)82が設けられてDRプーリ32の回転数NDR、換言すればDRプーリ軸14の回転数を示すパルス信号を出力する。また、DNプーリ32の付近の適宜位置にはNDNセンサ(回転数センサ)84が設けられてDNプーリ32の回転数NDN、換言すればDNプーリ軸16の回転数を示すパルス信号を出力する。
また、出力軸48の付近の適宜位置には車速センサ(回転数センサ)86が設けられて出力軸の回転数と回転方向、換言すれば車速Vと車両の進行方向を示すパルス信号を出力する。
油圧供給機構80の油路にはPDNセンサ(油圧センサ)88が配置されてDNプーリ32に供給される(より具体的には、DNプーリ32のピストン室32b1に供給される)DNプーリ油圧PDNに応じた信号を出力する。
上記したNDRセンサ82などの出力は、CPU,ROM,RAM,I/Oなどからなるマイクロコンピュータを備えたシフトコントローラ90に送られる。なお、シフトコントローラ90が第3実施形態に係る自動変速機の異常検出装置に相当する。
シフトコントローラ90は、センサから送られてくる検出値に基づき、油圧供給機構80の電磁バルブを励磁・非励磁して前後進切換機構36とCVT機構26とトルクコンバータ20を制御する。また、後述するように、検出された回転数NDR,NDNや油圧に基づいて回転軸(例えばDNプーリ軸16)の異常、具体的には回転軸を支持するベアリングのボール表面の剥離やレース部の磨耗といった異常の発生を判定する。
図6は、シフトコントローラ90によって実行される回転軸(例えばDNプーリ軸16)の異常判定処理を示すフロー・チャートである。
以下説明すると、シフトコントローラ90は、S10においてNDNセンサ84及びPDNセンサ88の出力からDNプーリ回転数NDNとDNプーリ油圧PDNを得る(S:処理ステップ)。
次いでプログラムはS12に進み、S10で得たDNプーリ油圧PDNについてFFT分析を行ってその周波数特性を得た後、S14に進み、S12で得られたDNプーリ油圧PDNの周波数特性と、DNプーリ回転数NDNの周波数特性を比較する。
より具体的には、図7に示す如く、S12で得られたDNプーリ油圧PDNの周波数特性のうちからDNプーリ回転数NDNの周波数成分に一致する成分を抜き出し、当該抜き出した周波数成分がしきい値を超えるか否か判断する。
S14の判断が否定される場合はDNプーリ軸16に異常は発生していないと判断してプログラムを終了する一方、S14の判断が肯定される場合はS16に進み、DNプーリ軸16に異常が発生、例えばDNプーリ軸16を変速機ケース52に支持するベアリングのボール表面の剥離や、ベアリングレース部の磨耗などの異常が発生し、DNプーリ軸16の軸中心がずれていると判定する。
即ち、この発明の第3実施形態のDNプーリ軸16の構造は、図2や図4を示して説明した第1、第2実施形態のいずれかからなるため、DNプーリ軸16に異常が発生した場合、DNプーリ軸16を介してそのピストン室32b1に供給されるべき作動油の一部がリーク油孔72a2,70b2、リーク油路74b,74b’を介して変速機ケース52の内部にリークすることにより、DNプーリ油圧PDNの値(油圧)が変動を起こす。
また、かかる油圧の変動は、リーク油孔72a2,70b2が穿設されるフィードパイプ70,70’の回転、即ちDNプーリ軸16の回転と相関関係に立つ。従って、DNプーリ軸16の回転数の周波数成分とDNプーリ油圧PDNの周波数成分を比較対照することによってDNプーリ軸16に異常が発生しているか否かを早期かつ適切に判断することができる。
なお、上記した説明においてはDNプーリ軸16を例にとって説明したが、これに限られるものではない。即ち、DRプーリ軸14を対象とし、DRプーリ30のピストン室30b1に供給される作動油の油圧(DRプーリ油圧PDR)を検出する油圧センサを設けるようにし、DRプーリ30の回転数NDRとの比較によってDRプーリ軸14に発生した異常を判定することも当然可能である。
以上説明したように、この発明の第3実施形態にあっては、前記油圧作動室(例えば、DNプーリ32のピストン室)32b1内の油圧PDNを検出可能な油圧検出手段(油圧センサ)88と、前記検出された油圧PDNに基づいて前記作動油が前記リーク油孔70a2,70b2からリークしていると判断されるとき、前記自動変速機10に異常が発生していると判定する異常判定手段(シフトコントローラ90。S10からS16)とを備えるように構成したので、簡易な構成で回転軸(例えば、DNプーリ軸16)の異常を適確に判定することができる。
なお、残余の構成と効果は第1、第2実施形態の場合と変わらない。
上記した如く、この発明の第1から第3実施形態にあっては、変速機ケース52内に回転自在に支持されると共に軸方向に伸びる油路14a,16aが形成される中空の回転軸(DRプーリ軸14、DNプーリ軸16)と、前記変速機ケース52から前記DR,DNプーリ軸14,16の油路14a,16aに作動油を供給する作動油供給パイプ(フィードパイプ)70,70’と、前記DR,DNプーリ軸14,16上に設けられると共に前記DR,DNプーリ軸14,16の油路14a,16aを介して前記作動油が供給される油圧作動室(ピストン室)30b1,32b1とを備えた自動変速機10において、前記フィードパイプ70,70’は、前記フィードパイプ70,70’の軸中心と前記DR,DNプーリ軸14,16の軸中心とが一致しているときに封止される一方、前記フィードパイプ70,70’の軸中心と前記DR,DNプーリ軸14,16の軸中心とが一致しないときに前記変速機ケース52内に前記作動油をリークさせるリーク油孔70a2,70b2を備えるように構成した。
また、前記自動変速機10がプーリ(DRプーリ30,DNプーリ32)を備える無段変速機(CVT機構26)からなると共に、前記油圧作動室が前記DR,DNプーリ30,32のピストン室30b1,32b1であるように構成した。
また、この発明の第1、第3実施形態にあっては、前記フィードパイプ70は、軸方向両端に球体部(フィードパイプ先端部70a,フィードパイプ根元部70b)を有し、前記球体部の一方(フィードパイプ根元部70b)は、前記変速機ケース52に設けられた球面凹部によって揺動自在に保持され、前記球体部の他方(フィードパイプ先端部70a)は、前記DR,DNプーリ軸14,16の油路14a,16aに揺動自在に保持されると共に前記作動油を前記油路14a,16aに供給する作動油供給油孔(開放油孔)70a1と、前記リーク油孔70a2とが設けられるように構成した。
また、この発明の第2、第3実施形態にあっては、前記フィードパイプ70’は、前記変速機ケース52の壁面に沿って摺動可能であると共に、前記フィードパイプ70’と前記変速機ケース52の接続部に前記リーク油孔70b2を設けるように構成した。
また、この発明の第3実施形態にあっては、前記ピストン室30b1,32b1内の油圧PDR,PDNを検出可能な油圧検出手段(油圧センサ)88と、前記検出された油圧PDR,PDNに基づいて前記作動油が前記リーク油孔70a2,70b2からリークしていると判断されるとき、前記自動変速機10に異常が発生していると判定する異常判定手段(シフトコントローラ90。S10からS16)とを備えるように構成した。
10 自動変速機、12 入力軸(回転軸)、14 DRプーリ軸(回転軸)、14a油路、16 DNプーリ軸(回転軸)、16a 油路、20 トルクコンバータ、26 CVT機構、30 DRプーリ、30b1 ピストン室(油圧作動室)、32 DNプーリ、32b1 ピストン室(油圧作動室)、36 前後進切換機構、52 変速機ケース、52a 油路、60 油圧ポンプ、70,70’ フィードパイプ、70a,70a’ フィードパイプ先端部、70a2 リーク油孔、70b,70b’ フィードパイプ根元部、70b2 リーク油孔、72 キャップ、74(74a,74b,74b’) リーク油路、82 NDRセンサ(回転数センサ)、84 NDNセンサ(回転数センサ)、88 PDNセンサ(油圧センサ)、90 シフトコントローラ(異常検出装置)、100 ホルダー

Claims (5)

  1. 変速機ケース内に回転自在に支持されると共に軸方向に伸びる油路が形成される中空の回転軸と、前記変速機ケースから前記回転軸の油路に作動油を供給する作動油供給パイプと、前記回転軸上に設けられると共に前記回転軸の油路を介して前記作動油が供給される油圧作動室とを備えた自動変速機において、
    前記作動油供給パイプは、前記作動油供給パイプの軸中心と前記回転軸の軸中心とが一致しているときに封止される一方、前記作動油供給パイプの軸中心と前記回転軸の軸中心とが一致しないときに前記変速機ケース内に前記作動油をリークさせるリーク油孔を備えることを特徴とする自動変速機。
  2. 前記作動油供給パイプは、軸方向両端に球体部を有し、
    前記球体部の一方は、前記変速機ケースに設けられた球面凹部によって揺動自在に保持され、
    前記球体部の他方は、前記回転軸の油路に揺動自在に保持されると共に前記作動油を前記油路に供給する作動油供給油孔と、前記リーク油孔とが設けられることを特徴とする請求項1記載の自動変速機。
  3. 前記作動油供給パイプは、前記変速機ケースの壁面に沿って摺動可能であると共に、
    前記作動油供給パイプと前記変速機ケースの接続部に前記リーク油孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動変速機。
  4. 前記自動変速機がプーリを備える無段変速機からなると共に、
    前記油圧作動室が前記プーリのピストン室であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自動変速機。
  5. 前記油圧作動室内の油圧を検出可能な油圧検出手段と、
    前記検出された油圧に基づいて前記作動油が前記リーク油孔からリークしていると判断されるとき、前記自動変速機に異常が発生していると判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の自動変速機の異常検出装置。
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