JP2018146527A - トルク検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストを抑えつつ、回転軸に入力されたトルクを精度良く検出することが可能なトルク検出装置を提供する。【解決手段】トルク検出装置1は、プライマリ軸32aの入力側に設けられ、他の歯10aと異なる第1トルク検出用歯10bを有する第1パルスギヤ10と、プライマリ軸32aの出力側に設けられ、他の歯11aと異なる第2トルク検出用歯11bを有する第2パルスギヤ11と、第1パルスギヤ10のパルス列を検出する第1パルス検出センサ12と、第2パルスギヤ11のパルス列を検出する第2パルス検出センサ13と、第1パルスギヤ10のパルス列から第1トルク検出用歯10bのパルスを抽出するとともに第2パルスギヤ11のパルス列から第2トルク検出用歯11bのパルスを抽出し、この抽出した2つのパルスの位相差に基づいてプライマリ軸32aに入力されたトルクを取得するトルク取得部14とを備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、回転軸に入力されたトルクを検出するトルク検出装置に関する。
近年、車両の自動変速機として変速比を無段階に変更することができる無段変速機(CVT(Continuously Variable Transmission))が実用化されている。無段変速機は、入力軸(プライマリ軸)に設けられたプライマリプーリと、出力軸(セカンダリ軸)に設けられたセカンダリプーリと、これらのプーリに掛け渡されるチェーンなどを備え、それぞれのプーリの溝幅を変化させてチェーンの巻き付け径を変化させることで変速比を無段階に変化させる。無段変速機では、エンジンで発生したトルクがプライマリ軸に入力され、プーリに油圧(クランプ圧)を供給することでチェーンをクランプしてトルクを伝達している。このクランプ圧は、無段変速機に入力されるトルクに基づいて設定される。
この無段変速機に入力されるトルクを取得する技術としては、例えば、エンジンの吸入空気量などを用いて推定する技術がある。しかしながら、トルクを吸入空気量などから推定する場合、推定されるトルクの精度が低いおそれがある。この無段変速機に入力されるトルクの精度が低いと、チェーンの滑りを防止してトルクを伝達するために、入力トルクに基づいて設定されるクランプ圧に対して大きなマージンを設け、このマージン分を上乗せした油圧を発生させる必要がある。そのため、この油圧の発生源であるオイルポンプでは、チェーンのクランプに実際に必要な油圧よりも高い油圧を発生させることになる。これにより、オイルポンプの動力損失が増大し、車両の燃費が低下する。そこで、オイルポンプの動力損失を低減して、燃費を向上させるために、トルクを精度良く取得することが望まれている。トルクを精度良く取得するために、実トルクを検出することが考えられる。
回転軸に入力される実トルクを検出する技術として、例えば、特許文献1には、トーションバーを介して入力軸と出力軸が連結され、入力軸に入力されたトルクをトーションバーに生じるねじれ角度によって検出するトルクセンサが開示されている。このトルクセンサは、入力軸に外嵌され、その外周面に偏心カム面を有する第1カム体と、出力軸に外嵌され、その外周面に偏心カム面を有する第2カム体と、第1カム体の偏心カム面までの距離を検出する第1距離検出器と、第2カム体の偏心カム面までの距離を検出する第2距離検出器とを備え、各距離検出器で検出された各距離(入力軸、出力軸の各回転角度に相当)に基づいてトルクを求める。
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、トーションバーのねじれ角度(入力軸の回転角度と出力軸の回転角度との角度差)からトルクを検出するために、偏心カム面を有するカム体とこのカム体のカム面までの距離を検出する距離検出器を用いている。このように、トルク検出専用の部品を入力側と出力側とにそれぞれ設けると、コストが増大する。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、コストを抑えつつ、回転軸に入力されたトルクを精度良く検出することが可能なトルク検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係るトルク検出装置は、回転軸の外周面に設けられ、回転軸の周方向に配置された複数個の歯と、当該歯と異なる第1トルク検出用歯を有する第1パルスギヤと、回転軸の軸方向において第1パルスギヤと間隔をあけて回転軸の外周面に設けられ、回転軸の周方向に配置された複数個の歯と、当該歯と異なる第2トルク検出用歯を有する第2パルスギヤと、第1パルスギヤの歯を検出し、パルス列を出力する第1検出手段と、第2パルスギヤの歯を検出し、パルス列を出力する第2検出手段と、第1検出手段から出力されたパルス列から第1トルク検出用歯のパルスを抽出するととともに第2検出手段から出力されたパルス列から第2トルク検出用歯のパルスを抽出し、第1トルク検出用歯のパルスと第2トルク検出用歯のパルスとの位相差を求め、当該位相差に基づいて回転軸に入力されたトルクを取得するトルク取得手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るトルク検出装置では、回転軸の軸方向において間隔をあけて第1パルスギヤと第2パルスギヤが設けられ、第1、第2検出手段によって第1、第2パルスギヤのパルス列をそれぞれ検出する。特に、この各パルスギヤは、他の歯と異なる第1、第2トルク検出用歯をそれぞれ有している。したがって、回転軸にトルクが入力され、回転軸がねじれると、ねじれに応じて第1トルク検出用歯と第2トルク検出用歯との回転軸の周方向における位置関係が変化する。また、各パルスギヤではトルク検出用歯が他の歯と異なっているので、各パルスギヤから検出されたパルス列に含まれるトルク検出用歯のパルスが他の歯のパルスと異なるパルスとなり、パルス列からトルク検出用歯のパルスを抽出することできる。そこで、本発明に係るトルク検出装置では、第1パルスギヤのパルス列から第1トルク検出用歯のパルスを抽出するととともに第2パルスギヤのパルス列から第2トルク検出用歯のパルスを抽出し、この第1パルス検出用歯のパルスと第2パルス検出用歯のパルスとの位相差を求め、この位相差に基づいて回転軸に入力されたトルクを求める。このように、本発明に係るトルク検出装置によれば、回転軸に入力されたトルクに応じた回転軸のねじれ量を第1パルス検出用歯のパルスと第2パルス検出用歯のパルスとの位相差として取得し、この位相差から実トルクを検出するので、回転軸に入力されたトルクを精度良く検出することができる。
また、本発明に係るトルク検出装置では、パルスギヤとこのパルスギヤのパルス列を検出する検出手段を用いてトルクを検出する。この検出されたパルス列を用いることで、回転軸の他のパラメータ(例えば、回転数)を検出できる。したがって、パルスギヤと検出手段を、トルク検出装置以外の他の検出装置と共用することができる。したがって、本発明に係るトルク検出装置によれば、コストを抑えることができる。
本発明に係るトルク検出装置は、第1パルスギヤは、回転軸におけるトルクの入力側に設けられ、第2パルスギヤは、回転軸におけるトルクの出力側に設けられることが好ましい。このように構成することで、第1パルスギヤと第2パルスギヤとの間隔を広くすることができるので、第1パルスギヤと第2パルスギヤとの間で回転軸のねじれ量が顕著に現れ、位相差が大きくなる。
本発明に係るトルク検出装置では、第1トルク検出用歯と第2トルク検出用歯とは、回転軸にトルクが入力されていない状態において回転軸の周方向における同じ位置に配置されることが好ましい。このように構成することで、第1トルク検出用歯と第2トルク検出用歯との回転軸の周方向における角度差がないので、第1パルス検出用歯のパルスと第2パルス検出用歯のパルスとの位相差からトルクを取得する際に第1トルク検出用歯と第2トルク検出用歯との角度差を考慮する必要がなく、トルク取得手段の処理負荷を軽減することができる。
本発明に係るトルク検出装置では、第1トルク検出用歯は、第1パルスギヤの他の歯と歯丈が異なり、第2トルク検出用歯は、第2パルスギヤの他の歯と歯丈が異なることが好ましい。このように構成することで、パルス列における各パルスの高さ(例えば、電圧)によってトルク検出用歯を抽出することができるので、パルス列からトルク検出用歯のパルスを容易に抽出することができる。
本発明に係るトルク検出装置では、第1パルスギヤ及び第1検出手段と第2パルスギヤ及び第2検出手段とのうちの少なくとも一方は、回転軸の回転数の検出に用いられることが好ましい。このように構成することで、少なくとも一方のパルスギヤと検出手段が回転軸の回転数検出装置と共用されるので、コストを低減することができる。
本発明に係るトルク検出装置では、回転軸は、車両のエンジンから出力されたトルクを車両の無段変速機に伝達する回転軸であることが好ましい。このように構成することで、無段変速機に入力されるトルクを精度良く検出することができるので、この高精度なトルクを用いることで、クランプ圧に加味するマージンを低減することができる。その結果、オイルポンプの動力損失を低減することができ、車両の燃費を向上させることができる。
本発明によれば、コストを抑えつつ、回転軸に入力されたトルクを精度良く検出することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
実施形態では、車両に搭載されるチェーン式の無段変速機(CVT)に入力されるトルクを検出するトルク検出装置1に適用する。このトルク検出装置1について説明する前に、図1を参照して、実施形態に係るエンジン2及び無段変速機3について説明する。図1は、実施形態に係るトルク検出装置1が設けられる無段変速機3の構成を示すブロック図である。
エンジン2は、どのような形式のものでもよいが、例えば、水平対向型の4気筒ガソリンエンジンである。エンジン2のクランク軸2aには、無段変速機3が接続されている。エンジン2で発生したトルクは、このクランク軸2aを介して無段変速機3に出力される。
無段変速機3は、エンジン2からの駆動力を変換して出力する。無段変速機3は、トルクコンバータ30と、前後進切替機構31と、バリエータ32と、を備えている。トルクコンバータ30は、クラッチ機能とトルク増幅機能を有している。前後進切替機構31は、駆動輪の正転と逆転(車両の前進と後進)とを切り替える機能を有している。エンジン2のクランク軸2aから出力されたトルクは、このトルクコンバータ30及び前後進切替機構31を介して、バリエータ32に入力される。
バリエータ32は、変速比を無段階で変更する機能を有している。バリエータ32は、主として、プライマリ軸32a(特許請求の範囲に記載の回転軸に相当)と、セカンダリ軸32bと、プライマリプーリ32cと、セカンダリプーリ32dと、チェーン32eと、を備えている。プライマリ軸32aは、前後進切替機構31の出力部に接続されている。前後進切替機構31から出力されたトルク(動力)は、プライマリ軸32aによって伝達されて、バリエータ32に入力される。
プライマリ軸32aには、プライマリプーリ32cが設けられている。プライマリプーリ32cは、固定プーリ32fと、可動プーリ32gとを有している。固定プーリ32fは、プライマリ軸32aに接合されている。可動プーリ32gは、固定プーリ32fに対向し、プライマリ軸32aの軸方向に摺動自在かつ相対回転不能に装着されている。プライマリプーリ32cは、固定プーリ32fと可動プーリ32gとの間のコーン面間隔(すなわち、プーリ溝幅)を変更できるように構成されている。
セカンダリ軸32bは、プライマリ軸32aと平行に配設されている。セカンダリ軸32bには、セカンダリプーリ32dが設けられている。セカンダリプーリ32dは、固定プーリ32hと、可動プーリ32iとを有している。固定プーリ32hは、セカンダリ軸32bに接合されている。可動プーリ32iは、固定プーリ32hに対向し、セカンダリ軸32bの軸方向に摺動自在かつ相対回転不能に装着されている。セカンダリプーリ32dは、固定プーリ32hと可動プーリ32iとの間のプーリ溝幅を変更できるように構成されている。
チェーン32eは、プライマリプーリ32cとセカンダリプーリ32dとの間に掛け渡され、巻装されている。チェーン32eは、プライマリプーリ32cとセカンダリプーリ32dとの間でトルクを伝達する。
バリエータ32では、プライマリプーリ32cとセカンダリプーリ32dの各プーリ溝幅を変化させて、各プーリ32c,32dに対するチェーン32eの巻き付け径の比率(プーリ比)を変化させることで変速比を無段階で変更する。なお、チェーン32eのプライマリプーリ32cに対する巻き付け径をRpとし、セカンダリプーリ32dに対する巻き付け径をRsとすると、変速比iは、i=Rs/Rpで表される。
プライマリプーリ32cの可動プーリ32gには、プライマリ駆動油室(油圧シリンダ室)32jが形成されている。セカンダリプーリ32dの可動プーリ32iには、セカンダリ駆動油室(油圧シリンダ室)32kが形成されている。プライマリ駆動油室32jには、プーリ比(変速比)を変化させるための変速圧が供給される。セカンダリ駆動油室32kには、チェーン32eの滑りを防止するためのクランプ圧が供給される。
この変速圧およびクランプ圧は、バルブボディ40によって供給される。バルブボディ40には、コントロールバルブ機構(図示省略)が組み込まれている。このコントロールバルブ機構は、例えば、複数のスプールバルブ(図示省略)と当該スプールバルブを動かすソレノイドバルブ(図示省略)を用いてバルブボディ40内に形成された油路を開閉することで、オイルポンプ41から吐出された油圧(ライン圧)を調圧した各油圧を発生する。バルブボディ40は、調圧した変速圧をプライマリ駆動油室32jに供給するとともに、調圧したクランプ圧をセカンダリ駆動油室32kに供給する。また、バルブボディ40は、例えば、車両の前進/後進を切替える前後進切替機構31などにも調圧した油圧を供給する。
無段変速機3は、TCU(Transmission Control Unit)50によって制御される。TCU50は、無段変速機3を総合的に制御する制御装置である。TCU50は、演算を行うマイクロプロセッサ、マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラムなどを記憶するROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、12Vバッテリによってその記憶内容が維持されるバックアップRAM、および、入出力I/Fなどを有して構成されている。
TCU50には、制御に必要な情報を取得するために、プライマリ軸回転数センサなどの各種センサが接続されている。プライマリ軸回転数センサは、プライマリ軸32a(プライマリプーリ32c)の回転数を検出する。
TCU50は、車両の運転状態に応じて自動で変速比を変速する制御を行う。この制御では、例えば、変速マップを用いて車両の運転状態に応じた所定の変速比を設定し、この所定の変速比となるようにプライマリ回転数(プライマリプーリ32c(プライマリ軸32a)の回転数)の目標値を設定し、実際のプライマリ回転数(プライマリ軸回転数センサで検出された回転数)が目標プライマリ回転数になるようにバルブボディ40のプライマリプーリ32c用のソレノイドバルブを制御することで変速圧を発生させ、変速比を変化させる。変速マップは、TCU50内のROMに格納されている。
また、TCU50は、プライマリ軸32aに入力されたトルクなどに基づいてチェーン32eをクランプする制御を行う。この制御では、例えば、クランプ圧マップを用いてプライマリ軸32aに入力されたトルクに応じたクランプ圧を設定し、バルブボディ40のセカンダリプーリ32d用のソレノイドバルブを制御することでクランプ圧を発生させる。このクランプ圧には、チェーン32eの滑りを防止して、入力トルクをプライマリプーリ32cからセカンダリプーリ32dに確実に伝達するためにマージン分の油圧が上乗せされる。クランプ圧マップは、TCU50内のROMに格納されている。
なお、プライマリ軸32aに入力されたトルクの検出精度が高いほど、クランプ圧のマージン分の油圧を小さくすることができる(マージン分の油圧が0の場合も含む)。そこで、本実施形態では、トルク検出装置1により、プライマリ軸32aに入力されたトルク(プライマリ軸32aで伝達されるトルク)を精度良く検出する。
図1に加えて図2および図3を参照して、トルク検出装置1の構成について説明する。図2は、実施形態に係るトルク検出装置1の第1パルスギヤ10と第2パルスギヤ11を模式的に示す斜視図である。図3は、実施形態に係るトルク検出装置1の第1パルスギヤ10の正面図である。
トルク検出装置1は、第1パルスギヤ10と、第2パルスギヤ11と、第1パルス検出センサ12(特許請求の範囲に記載の第1検出手段に相当)と、第2パルス検出センサ13(特許請求の範囲に記載の第2検出手段に相当)と、トルク取得部14と、を備えている。トルク取得部14は、TCU50においてROMに記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることで構成される。
第1パルスギヤ10は、プライマリ軸32aの外周面におけるトルクの入力側(前後進切替機構31側)に配設される。第1パルスギヤ10は、プライマリ軸32の周方向に沿って等間隔で配置された複数個の歯10aと1個の第1トルク検出用歯10bを有している。歯10aと第1トルク検出用歯10bとは、同様の形状(断面が台形状)であるが、歯丈(プライマリ軸32aの径方向の長さ)が異なる。例えば、図3に示すように、第1トルク検出用歯10bの歯丈は、他の歯10aの歯丈よりも高い。この第1トルク検出用歯10bの歯丈と他の歯10aの歯丈との差は、第1パルス検出センサ12によって検出される第1トルク検出用歯10bのパルスと他の歯10aのパルスとの高さの違いを判別できる程度に設定される。なお、第1トルク検出用歯10bの歯丈は、他の歯10aの歯丈よりも低くてもよい。
第2パルスギヤ11は、第1パルスギヤ10と比較すると、配設される箇所が異なる。第2パルスギヤ11は、プライマリ軸32aの外周面におけるトルクの出力側(バリエータ32のプライマリプーリ32c側)に配設される。したがって、第1パルスギヤ10と第2パルスギヤ11とは、プライマリ軸32aの軸方向において所定の間隔あけて配置される。第2パルスギヤ11は、第1パルスギヤ10と同様に、複数個の歯11aと1個の第2トルク検出用歯11bを有している。歯11aと第2トルク検出用歯11bとは、第1パルスギヤ10と同様に、歯丈が異なる。
第1パルスギヤ10の第1トルク検出用歯10bと第2パルスギヤ11の第2トルク検出用歯11bとは、プライマリ軸32aにトルクが入力されていない状態(プライマリ軸32aにねじれがない状態)において、プライマリ軸32aの周方向における同じ位置に配置されている。プライマリ軸32aにトルクが入力された場合、トルクの大きさに応じてプライマリ軸32aがねじれると、ねじれに応じて第1トルク検出用歯10bと第2トルク検出用歯11bとの周方向における位置関係が変化し、第1トルク検出用歯10bの周方向の位置と第2トルク検出用歯11bの周方向の位置とに差(角度差)が発生する。この角度差は、プライマリ軸32aのねじれ量(ねじれ角度)に比例して大きくなる。このねじれ量は、プライマリ軸32aに入力されたトルクの大きさに比例して大きくなる。したがって、第1トルク検出用歯10bの周方向の位置と第2トルク検出用歯11bの周方向の位置との差(角度差)は、プライマリ軸32aに入力されたトルクの大きさに比例して大きくなる。トルク検出装置1では、この角度差を後述する位相差(時間差)として抽出する。
第1パルス検出センサ12は、第1パルスギヤ10の歯10a,10bを検出して、各歯10a,10bのパルスからなるパルス列を出力するセンサである。第1パルス検出センサ12は、第1パルスギヤ10の近傍の所定の箇所に配設される。第1パルス検出センサ12は、第1パルスギヤ10の歯10aと歯10bのうちの歯丈の高いほうの歯との間に僅かな隙間をあけて、第1パルスギヤ10の歯10a,10bに対向して配置される。
第2パルス検出センサ13は、第2パルスギヤ11の歯11a,11bを検出して、各歯11a,11bのパルスからなるパルス列を出力するセンサである。第2パルス検出センサ13は、第2パルスギヤ11の近傍の所定の箇所に配設される。第2パルス検出センサ13は、第2パルスギヤ11の歯11aと歯11bのうちの歯丈の高いほうの歯との間に僅かな隙間をあけて、第2パルスギヤ11の歯11a,11bに対向して配置される。
第1、第2パルス検出センサ12,13は、TCU50に接続されている。第1、第2パルス検出センサ12,13としては、例えば、電磁ピックアップ式のセンサが好適に用いられる。また、第1、第2パルス検出センサ12,13としては、MR素子を用いたセンサ、ホール素子を用いたセンサなども用いることができる。
第1、第2パルス検出センサ12,13は、第1、第2パルスギヤ10,11における歯ある部分とのギャップ(間隔)が歯のない部分とのギャップよりも小さくなるので、第1、第2パルスギヤ10,11の歯を検出しているときに歯を検出していないときよりも高い電圧を出力する。この高い電圧が出力されている期間と出力されていない期間とが繰り返されることで、パルス列となる。このパルス列において、高い電圧が出力されている期間がパルスとなる。パルス列におけるパルスの幅は、歯における歯厚(プライマリ軸32の周方向の長さ)に対応している。パルスの高さは、歯における歯丈(プライマリ軸32の径方向の長さ)に対応している。第1、第2パルス検出センサ12,13からの各パルス列(電圧の時間変化)は、TCU50(特に、トルク取得部14)にそれぞれ出力される。
第1パルスギヤ10の第1トルク検出用歯10bと他の歯10aとは歯丈が異なっているので、第1パルス検出センサ12と第1トルク検出用歯10bとの間のギャップと、第1パルス検出センサ12と他の歯10aとの間のギャップとが異なる。このギャップ差により、第1第1パルス検出センサ12から出力されるパルス列において第1トルク検出用歯10bに対応したパルスの電圧(パルスの高さ)と他の歯10aに対応したパルスの電圧とに、歯丈の差に応じて電圧差が生じる。このパルス間の電圧差を利用することで、第1パルス検出センサ12から出力されるパルス列の中から第1トルク検出用歯10bに対応したパルスを抽出することができる。同様に、第2パルスギヤ11の第2トルク検出用歯11bと他の歯11aとは歯丈が異なっているので、第2パルス検出センサ13から出力されるパルス列の中から第2トルク検出用歯11bに対応したパルスを抽出することができる。このパルスの抽出方法については後で詳細に説明する。
図4には、プライマリ軸32aにトルクが入力されていない場合のパルス列の一例を示す。図4では、横軸が時間であり、縦軸が電圧である。図4(a)には、第1パルス検出センサ12で検出されたパルス列の一例としてパルス列P1を示す。このパルス列P1では、他のパルスよりも電圧の高いパルスPT1が第1トルク検出用歯10bに対応するパルスである。図4(b)には、第2パルス検出センサ13で検出されたパルス列の一例としてパルス列P2を示す。このパルス列P2では、他のパルスよりも電圧の高いパルスPT2が第2トルク検出用歯11bに対応するパルスである。この場合、第1トルク検出用歯10bに対応するパルスPT1と第2トルク検出用歯11bに対応するパルスPT2とは、同じ位相であり、位相差(時間差)が0である。
図5には、プライマリ軸32aにトルクが入力されている場合のパルス列の一例を示す。図5では、横軸が時間であり、縦軸が電圧である。図5(a)には、第1パルス検出センサ12で検出されたパルス列の一例としてパルス列P3を示す。このパルス列P3では、他のパルスよりも電圧の高いパルスPT3が第1トルク検出用歯10bに対応するパルスである。図5(b)には、第2パルス検出センサ13で検出されたパルス列の一例としてパルス列P4を示す。このパルス列P4では、他のパルスよりも電圧の高いパルスPT4が第2トルク検出用歯11bに対応するパルスである。この場合、第1トルク検出用歯10bに対応するパルスPT3と第2トルク検出用歯11bに対応するパルスPT4とは、異なる位相であり、プライマリ軸32aに入力されたトルクの大きさに応じた位相差(時間差)dを有する。
トルク取得部14は、第1パルス検出センサ12で検出されたパルス列と第2パルス検出センサ13で検出されたパルス列を用いて、プライマリ軸32aに入力されたトルクを取得する処理部である。具体的には、トルク取得部14は、第1パルス検出センサ12のパルス列から第1トルク検出用歯10bに対応するパルスを抽出する。また、トルク取得部14は、第2パルス検出センサ13のパルス列から第2トルク検出用歯11bに対応するパルスを抽出する。この抽出方法としては、例えば、トルク検出用歯10b,11bに対応するパルスの電圧が他の歯10a,11aのパルスの電圧よりも高い場合、パルス列(電圧の時間変化)の各パルスの電圧が閾値以上か否かを判定し、閾値以上の電圧を有するパルスを抽出する方法がある。この方法以外にも、例えば、パルス列の各パルスの電圧を比較し、他のパルスの電圧よりも所定電圧以上高い電圧を有するパルスを抽出する方法がある。また、基準電圧が異なる2つのコンパレータを用いて、一方のコンパレータよりも基準電圧の高い他方のコンパレータで検出された電圧のパルスを抽出する方法がある。
そして、トルク取得部14は、その第1パルス検出センサ12のパルス列から抽出した第1トルク検出用歯10bに対応するパルスと、第2パルス検出センサ13のパルス列から抽出した第2トルク検出用歯11bに対応するパルスとの位相差(第1トルク検出用歯10bの周方向の位置と第2トルク検出用歯11bの周方向の位置との角度差に相当)を算出する。トルク取得部14は、この位相差からトルクを取得する。このトルクの取得方法としては、例えば、位相差とトルクとの関係を示すマップを実験などによって予め用意し、このマップをTCU50のROM内に格納しておき、このマップを参照して位相差に対応したトルクを取得する方法がある。
図6には、位相差とトルクとの関係を示すマップの一例としてマップMを示す。図6では、横軸が位相差であり、縦軸がトルクである。このマップMで示すように、例えば、位相差とプライマリ軸32aに入力されたトルクとが線形関係となる。例えば、図5に示す位相差dが得られた場合、マップMから、位相差dに対応したトルクtを取得する。
なお、第1、第2パルス検出センサ12,13として電磁ピックアップ式のセンサを用いた場合、プライマリ軸32aの回転数(回転速度)が高くなると、第1、第2パルス検出センサ12,13から出力されるパルスの電圧が高くなる。そこで、プライマリ軸32aの回転数を考慮して、各パルス列から第1、第2トルク検出用歯10b,11bに対応する各パルスを抽出することが好ましい。例えば、パルス列の各パルスの電圧が閾値以上か否かを判定して抽出する方法の場合、閾値を回転数が高くなるほど大きくする。また、例えば、プライマリ軸32aの回転数によって変化する電圧の変化範囲を考慮して、第1、第2トルク検出用歯10b,11bと他の歯10a,11aとの歯丈の差を大きくする。
次に、トルク検出装置1の作用について説明する。前後進切替機構31からプライマリ軸32aに任意の大きさのトルクが入力されている場合(エンジン2の稼動中)、トルクの大きさに応じてプライマリ軸32aがねじれる。第1パルス検出センサ12では、回転中のプライマリ軸32aの入力側の第1パルスギヤ10の歯10a,10bを検出し、パルス列を出力する。また、第2パルス検出センサ13では、回転中のプライマリ軸32aの出力側の第2パルスギヤ11の歯11a,11bを検出し、パルス列を出力する。この第1パルス検出センサ12のパルス列と第2パルス検出センサ13のパルス列とは、プライマリ軸32aのねじれ量(ひいては、トルクの大きさ)に応じて、位相がずれている(図5参照)。
TCU50(トルク取得部14)では、第1パルス検出センサ12のパルス列から第1トルク検出用歯10bに対応するパルスを抽出するとともに、第2パルス検出センサ13のパルス列から第2トルク検出用歯11に対応するパルスを抽出する。そして、TCU50では、この抽出した2つのパルスの位相差(第1トルク検出用歯10bと第2トルク検出用歯11bとの角度差に相当)を算出し、この位相差からプライマリ軸32aに入力されたトルクを求める。さらに、TCU50では、このトルクに基づいてクランプ圧を設定し、このクランプ圧が発生するようにバルブボディ40を制御する。
なお、トルク検出装置1では、プライマリ軸32aのトルクの入力側に第1パルスギヤ10を設け、出力側に第2パルスギヤ11を設けて、入力トルクに応じたプライマリ軸32aのねじれ量を位相差として取得する。このねじれ量が顕著に現れ、ねじれ量に応じた位相差が大きくなるように、第1パルスギヤ10と第2パルスギヤ11との間隔を出来るだけ広くすることが好ましい。この間隔を広くするために、トルク検出装置1の検出対象の回転軸(プライマリ軸32a)が長いことが好ましい。
実施形態に係るトルク検出装置1によれば、プライマリ軸32aに入力されたトルクに応じたプライマリ軸32aのねじれ量を第1パルス検出用歯10bのパルスと第2パルス検出用歯11bのパルスとの位相差として取得し、この位相差から実トルクを検出するので、プライマリ軸32aに入力されたトルクを精度良く検出することができる。特に、トルクが過渡的に変化するときに(例えば、運転者がアクセルペダルを踏み込んだときに)、推定トルクよりもトルクの精度が向上する。このように、バリエータ32に入力されるトルクを精度良く検出することができるので、この高精度な入力トルクを用いてクランプ圧を設定することで、クランプ圧に上乗せするマージンを低減することができる(マージンが0の場合も含む)。その結果、オイルポンプ41の動力損失を低減することができ、車両の燃費を向上させることができる。
実施形態に係るトルク検出装置1では、トルク検出用の部品としてパルスギヤ10,11を用いているので、この第1パルスギヤ10及び第1パルス検出センサ12と第2パルスギヤ11及び第2パルス検出センサ13とのうちの少なくとも一方をプライマリ軸回転数センサと共用することができる。プライマリ軸回転数センサでは、例えば、第2パルスセンサ13で検出されたパルス列から単位時間当たりのパルス数を計測し、この単位時間当たりのパルス数からプライマリ軸32aの回転数(回転速度)を検出する。したがって、実施形態に係るトルク検出装置1によれば、コストを抑えることができる。
実施形態に係るトルク検出装置1によれば、各パルスギヤ10,11において各トルク検出用歯10b,11bを他の歯10a,11aと異なる歯丈とすることにより、パルス列の各パルスの電圧によってトルク検出用歯10b,11bを抽出することができるので、パルス列からトルク検出用歯10b,11bのパルスを容易に抽出することができる。また、実施形態に係るトルク検出装置1によれば、第1トルク検出用歯10bと第2トルク検出用歯11bとがプライマリ軸3aにトルクが入力されていない状態においてプライマリ軸32aの周方向における同じ位置に配置されているので(つまり、第1トルク検出用歯10bと第2トルク検出用歯11bとの角度差がないので)、第1パルス検出用歯10bのパルスと第2パルス検出用歯11bのパルスとの位相差からトルクを取得する際に第1トルク検出用歯10bと第2トルク検出用歯11bとの角度差を考慮する必要がなく、処理負荷を軽減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では車両の無段変速機3のバリエータ32のプライマリ軸32aに入力されたトルクを検出するトルク検出装置1に適用したが、車両の他の軸に入力されたトルク、あるいは、車両以外で用いられる回転軸に入力されたトルクを検出する他のトルク検出装置にも適用可能である。
上記実施形態では第1、第2パルスギヤ10,11の第1、第2トルク検出用歯10b,11bと他の歯10a,11aとの歯丈が異なる構成としたが、トルク検出用歯と他の歯との歯厚などの歯の他の寸法が異なる構成としてもよい。例えば、歯厚が異なる場合、パルス列においてトルク検出用歯のパルスの幅と他の歯のパルスの幅が異なるので、パルスの幅(時間)によってパルス列からトルク検出用歯を抽出することができる。但し、歯厚を用いた場合、回転軸の回転数(回転速度)に応じてパルスの幅が変化するので、回転数を考慮してパルスの幅からトルク検出用歯を抽出する必要がある。
上記実施形態では第1、第2パルスギヤ10,11の第1、第2トルク検出用歯10b,11bを他の歯10a,11aと略同形状(断面形状が台形状)としたが、トルク検出用歯を他の歯と異なる形状としてもよい。例えば、トルク検出用歯の上面を傾斜させ(上面における周方向の一方側が他方側よりも高い)、テーパー状の面とする。このようにトルク検出用歯を他の歯と形状を異ならせることでも、パルス列からトルク検出用歯を抽出することができる。また、トルク検出用歯と他の歯との歯丈などを異ならせつつ、トルク検出用歯と他の歯との形状を異ならせてもよい。
上記実施形態では第1、第2パルスギヤ10,11に第1、第2トルク検出用歯10b,11bを1個設ける構成としたが、第1、第2パルスギヤに第1、第2トルク検出用歯を2個以上設ける構成としてもよい。例えば、第1、第2パルスギヤに第1、第2トルク検出用歯を2個設けた場合、一方の対応する第1トルク検出用歯のパルスと第2トルク検出用歯のパルスとの位相差と、他方の対応する第1トルク検出用歯のパルスと第2トルク検出用歯のパルスとの位相差との平均値を求め、この位相差の平均値からトルクを求める。
上記実施形態では第1パルスギヤ10の第1トルク検出用歯10bと第2パルスギヤ11の第2トルク検出用歯11bとをプライマリ軸32aの周方向における同じ位置に配置する構成としたが、周方向における異なる位置に配置する構成としてもよい。
1 トルク検出装置
2 エンジン
3 無段変速機
10 第1パルスギヤ
10a 歯
10b 第1トルク検出用歯
11 第2パルスギヤ
11a 歯
11b 第2トルク検出用歯
12 第1パルスセンサ
13 第2パルスセンサ
14 トルク取得部
30 トルクコンバータ
31 前後進切替機構
32 バリエータ
32a プライマリ軸
40 バルブボディ
41 オイルポンプ
50 TCU
2 エンジン
3 無段変速機
10 第1パルスギヤ
10a 歯
10b 第1トルク検出用歯
11 第2パルスギヤ
11a 歯
11b 第2トルク検出用歯
12 第1パルスセンサ
13 第2パルスセンサ
14 トルク取得部
30 トルクコンバータ
31 前後進切替機構
32 バリエータ
32a プライマリ軸
40 バルブボディ
41 オイルポンプ
50 TCU
Claims (6)
- 回転軸の外周面に設けられ、前記回転軸の周方向に配置された複数個の歯と、当該歯と異なる第1トルク検出用歯を有する第1パルスギヤと、
前記回転軸の軸方向において前記第1パルスギヤと間隔をあけて前記回転軸の外周面に設けられ、前記回転軸の周方向に配置された複数個の歯と、当該歯と異なる第2トルク検出用歯を有する第2パルスギヤと、
前記第1パルスギヤの歯を検出し、パルス列を出力する第1検出手段と、
前記第2パルスギヤの歯を検出し、パルス列を出力する第2検出手段と、
前記第1検出手段から出力されたパルス列から前記第1トルク検出用歯のパルスを抽出するととともに前記第2検出手段から出力されたパルス列から前記第2トルク検出用歯のパルスを抽出し、前記第1トルク検出用歯のパルスと前記第2トルク検出用歯のパルスとの位相差を求め、当該位相差に基づいて前記回転軸に入力されたトルクを取得するトルク取得手段と、
を備えることを特徴とするトルク検出装置。 - 前記第1パルスギヤは、前記回転軸におけるトルクの入力側に設けられ、
前記第2パルスギヤは、前記回転軸におけるトルクの出力側に設けられることを特徴とする請求項1に記載のトルク検出装置。 - 前記第1トルク検出用歯と前記第2トルク検出用歯とは、前記回転軸にトルクが入力されていない状態において前記回転軸の周方向における同じ位置に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトルク検出装置。
- 前記第1トルク検出用歯は、前記第1パルスギヤの他の歯と歯丈が異なり、
前記第2トルク検出用歯は、前記第2パルスギヤの他の歯と歯丈が異なることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のトルク検出装置。 - 前記第1パルスギヤ及び前記第1検出手段と前記第2パルスギヤ及び前記第2検出手段とのうちの少なくとも一方は、前記回転軸の回転数の検出に用いられることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のトルク検出装置。
- 前記回転軸は、車両のエンジンから出力されたトルクを前記車両の無段変速機に伝達する回転軸であることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のトルク検出装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017044464A JP2018146527A (ja) | 2017-03-09 | 2017-03-09 | トルク検出装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2018146527A true JP2018146527A (ja) | 2018-09-20 |
Family
ID=63591229
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2018146527A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4038413A1 (de) * | 1990-12-01 | 1992-06-04 | Bosch Gmbh Robert | Einrichtung zur bestimmung des von einem motor auf eine welle ausgeuebten drehmoments |
JP2003130683A (ja) * | 2001-10-22 | 2003-05-08 | Okuma Corp | 位置検出装置 |
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JP2008309592A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Toyota Motor Corp | 軸トルク検出装置および異常検出装置 |
-
2017
- 2017-03-09 JP JP2017044464A patent/JP2018146527A/ja active Pending
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