JP2017206739A - アルミニウム合金及びアルミニウム合金の製造方法 - Google Patents

アルミニウム合金及びアルミニウム合金の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高温で熱処理を行なっても引張り強さの低下が少ないアルミニウム合金を提供することを目的とする。【解決手段】Zr、Cu、Cr及びZnからなる群より選択されるいずれか一種以上の添加元素を0.010質量%以上、8.0質量%以下含み、更に、Cを0.01質量%以上、10.0質量%以下含む、アルミニウム合金。【選択図】なし

Description

本発明はアルミニウム合金とその製造方法に関する。
アルミニウムは導電性、耐腐食性、軽量、無毒性など多くの優れた特徴を有しており、金属製品等へのめっきに広く利用されている。しかしながらアルミニウムは強度が低いため、構造材料などの強度が必要とされる用途で用いる場合には、CuやMg、Mnなどの元素を添加して合金化する必要がある。
例えば、特開2009−019223号公報(特許文献1)には、Siを0.05〜1.0質量%、Feを0.05〜1.0質量%、Mnを0.5〜2.0質量%、Cuを0.05〜0.5質量%含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなるアルミニウム合金板が記載されている。そして、特許文献1に記載のアルミニウム合金板は、冷延されたままの状態であり、マトリックスのMn固溶量はMn含有量の40%以上で、200℃における耐力が130MPa以上、引張強さが140MPa以上であるものとされている。
また、特開2009−197318号公報(特許文献2)には、Al−Zr−Mn合金めっき浴について記載されている。特許文献2に記載のAl−Zr−Mn合金めっき浴によれば、平滑で緻密なAl−Zr−Mn合金めっき皮膜を得ることができることが記載されている。
特開2009−019223号公報 特開2009−197318号公報
上記のように種々のアルミニウム合金が知られているが、いずれのアルミニウム合金も添加した元素の影響により耐食性が低下してしまう。また、アルミニウム合金を高温で熱処理すると、金属間化合物が形成されるため強度が低下してしまうという問題もある。このためアルミニウム合金は高温域での使用が困難である。
アルミニウム合金は電気めっきによって作製することも可能である。しかしながら、溶融塩を用いた電気めっきで作製したアルミニウム合金は、熱処理に対する特性に関して不明な点が多い。そこで本発明者等は溶融塩を用いた電気めっきによってAl−Zr合金を作製し、熱処理に対する物性の変化を調査した。具体的には、AlCl−EMICイオン液体に、ZrClを0.001mol/L〜0.1mol/L添加し、電流密度が1mA/cm〜100mA/cmとなるようにしてAl−Zr合金を析出させた。そして、得られた合金箔について500℃以上の熱処理を行ったところ、引張強さや電気抵抗率といった物性が著しく低下することが判明した。
500℃以上で熱処理した電解Al−Zr合金箔を詳細に観察したところ、断面にボイドが発生しており、また表面酸化が急激に進行していることが見出された。これは、500℃以上でAlとZrの金属間化合物が析出する際、もともとアモルファスとして析出していたAl−Zr合金相の体積変化が大きく、ボイドとなり、その際に露出した金属間化合物相で酸化が進行しやすかったためと考えられる。このためアルミニウム合金電析膜も、高温耐性が低いのではないかと考えられる。
本発明は、上記の問題点に鑑みて、高温で熱処理を行なった後でも引張り強さの低下が少ないアルミニウム合金を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るアルミニウム合金は、
Zr、Cu、Cr及びZnからなる群より選択されるいずれか一種以上の添加元素を0.010質量%以上、8.0質量%以下含み、更に、Cを0.01質量%以上、10.0質量%以下含む、アルミニウム合金、である。
上記発明によれば、高温で熱処理を行なった後でも引張り強さの低下が少ないアルミニウム合金を提供することができる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係るアルミニウム合金は、Zr、Cu、Cr及びZnからなる群より選択されるいずれか一種以上の添加元素を0.010質量%以上、8.0質量%以下含み、更に、Cを0.01質量%以上、10.0質量%以下含む、アルミニウム合金、である。
上記(1)に記載の発明の態様によれば、高温で熱処理を行なっても引張り強さの低下が少ないアルミニウム合金を提供することができる。
(2)上記(1)に記載のアルミニウム合金は、熱処理を600℃、1時間の条件で行なった場合に、前記熱処理の前後で引張強さの低下率が20%以内であることが好ましい。
上記(2)に記載の発明の態様によれば、600℃程度の高温度で熱処理をした場合であっても、室温に戻した際の物性に殆ど変化がないアルミニウム合金を提供することができる。
(3)上記(1)又は上記(2)に記載のアルミニウム合金は、表面の算術平均粗さRaが0.20μm以下であることが好ましい。
上記(3)に記載の発明の態様によれば、表面が平滑なアルミニウム合金を提供することができる。
(4)上記(1)から上記(3)のいずれか一項に記載のアルミニウム合金は、厚さが3μm以上、40μm以下の箔状であることが好ましい。
上記(4)に記載の発明の態様によれば、600℃程度の高温度で熱処理をした場合であっても、その前後で引張強さの低下が少ないアルミニウム合金箔を提供することができる。
(5)上記(1)から上記(3)のいずれか一項に記載のアルミニウム合金は、三次元網目状構造を有することが好ましい。
上記(5)に記載の発明の態様によれば、600℃程度の高温度で熱処理をした場合であっても、その前後で引張強さの低下が少ない、三次元網目状構造を有するアルミニウム合金を提供することができる。
(6)本発明の一態様に係るアルミニウム合金の製造方法は、
上記(1)に記載のアルミニウム合金を製造する方法であって、
溶融塩に、アルミニウムハロゲン化物と、Zr、Cu、Cr及びZnからなる群より選択されるいずれか一種以上の添加元素を含む添加元素含有化合物と、平滑化剤と、を添加した溶融塩浴を用いて溶融塩電解を行なうことによって基材の表面にアルミニウム合金を電着させる電解工程を有し、
前記平滑化剤は、塩化1,10−フェナントロリン一水和物、1,10−フェナントロリン一水和物、及び1,10−フェナントロリンからなる群より選択されるいずれか一種以上であり、
前記溶融塩における前記平滑化剤の濃度は、前記アルミニウム合金におけるCの濃度が0.01質量%以上、10.0質量%以下となる濃度であるアルミニウム合金の製造方法、である。
上記(6)に記載の発明の態様によれば、高温で熱処理を行なってもその前後で引張り強さの低下が少ないアルミニウム合金を製造することが可能なアルミニウム合金の製造方法を提供することができる。
(7)上記(6)に記載のアルミニウム合金の製造方法は、前記基材の表面に電着したアルミニウム合金を、250℃以上、500℃以下の温度で熱処理をする熱処理工程、を更に有することが好ましい。
上記(7)に記載の発明の態様によれば、高温度での熱処理後に引張強さが向上したアルミニウム合金を提供することができる。
(8)上記(6)又は上記(7)に記載のアルミニウム合金の製造方法は、
前記溶融塩が、
アルキルイミダゾリウムハロゲン化物、アルキルピリジニウムハロゲン化物及び尿素化合物からなる群より選択されるいずれか1種以上の溶融塩形成化合物を含み、
前記アルミニウムハロゲン化物と前記溶融塩形成化合物との混合比は、モル比で1:1〜3:1の範囲にあることが好ましい。
上記(8)に記載の発明の態様によれば、比較的低温の溶融塩を用いて前記アルミニウム合金を製造することが可能である。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るアルミニウム合金及びその製造方法の具体例を、以下に説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
<アルミニウム合金>
本発明の実施形態に係るアルミニウム合金は、Zr、Cu、Cr及びZnからなる群より選択されるいずれか一種以上の添加元素を0.010質量%以上、8.0質量%以下含み、更に、Cを0.01質量%以上、10.0質量%以下含む、アルミニウム合金である。
前記アルミニウム合金は、Zr、Cu、Cr及びZnからなる群より選択されるいずれか一種以上の添加元素を含んでいるため、引張強さが単体のアルミニウムよりも向上している。アルミニウム合金における前記添加元素の含有率が0.010質量%未満であると引張強さの向上効果が得られない。また、前記添加元素の含有率が8.0質量%超であると、アルミニウム合金が脆くなってしまう。これらの観点から、アルミニウム合金における前記添加元素の含有率は、0.05質量%以上、5.0質量%以下であることがより好ましく、0.1質量%以上、4.0質量%以下であることが更に好ましい。
また、前記アルミニウム合金は炭素(C)を含んでいるため、高温で熱処理をした前後において引張強さの低下が少ない。アルミニウム合金におけるCの含有率が0.01質量%未満であると、600℃程度の高温で熱処理をした後に引張強さの低下が著しくなってしまう。また、アルミニウム合金におけるCの含有率が10.0質量%超であると、被膜中にアモルファス部分が増加し、アルミニウム合金が脆くなってしまう。これらの観点から、アルミニウム合金におけるCの含有率は、0.05質量%以上、5.0質量%以下であることがより好ましく、0.2質量%以上、3.5質量%以下であることが更に好ましい。
なお、本発明の実施形態に係るアルミニウム合金において、炭素は単体として含まれていてもよいし、アルミニウムや前記添加元素との炭化物として含まれていてもよい。
アルミニウム合金において、Zrはアルミニウムと合金化することで、導電率を損なうことなく再結晶温度を上昇させることができる。Cuは、ジュラルミンとして知られるようにアルミニウムの強度を大幅に向上させることができる。Crはアルミニウムと合金化することで、耐摩耗性等の耐久性を向上させることができる。ZnはCuと同様にアルミニウムの強度を大幅に向上させることができる。
本発明の実施形態に係るアルミニウム合金はCを含有していることにより、例えば、350℃、3時間の熱処理を行なうと、熱処理前の状態よりも引張強さが向上する傾向にある。更に、600℃、1時間の条件で熱処理を行なった場合にも、前記熱処理の前後で引張強さの低下率が20%以内にすることができる。このため、本発明の実施形態に係るアルミニウム合金は、600℃程度の高温に曝されるような環境下においても利用が可能である。
前記アルミニウム多孔体を高温に曝される環境下において好ましく利用するという観点からは、600℃、1時間の条件で熱処理を行なった場合の引張強さの低下率は小さければ小さいほど好ましい。このためには、前記添加元素の種類とその含有率、およびCの含有率を適宜調整すればよい。
アルミニウム合金の引張強さは引張試験機によって測定することができる。試験片の形状は、幅を20mm、長さを100mmとし、掴み冶具で両端を掴んだ際のゲージ長(掴みしろを除いた長さ)を60mmとすればよい。
本発明の実施形態に係るアルミニウム合金は、表面の算術平均粗さRaが0.20μm以下であることが好ましい。平滑なアルミニウム合金を得るという観点からは、算術平均粗さRaは小さいほど好ましく、0.15μm以下であることがより好ましく、0.10μm以下であることが更に好ましい。
アルミニウム合金の算術平均粗さRaは、レーザー顕微鏡によって測定することができる。
本発明の実施形態に係るアルミニウム合金の形状は特に限定されるものではないが、例えば、厚さが3μm以上、40μm以下の箔状であることが好ましい。これにより、リチウムイオン電池用の集電体の乾燥工程のように高温度環境下に曝される用途においても引張強さの低下を抑制して好ましく用いることができる。
また、前記アルミニウム合金の形状は三次元網目状構造を有する多孔質形状であることも好ましい。この場合には、高温度環境下において用いられる燃料電池の電極や、フィルター、触媒担持体などの用途においても引張強さの低下を抑制して好ましく用いることができる。
本発明の実施形態に係るアルミニウム合金は、炭素を含まない従来のアルミニウム合金に比べて、耐酸化性も優れている。例えば、Zrを4.0質量%含むAl−Zr合金を600℃で1時間の条件で熱処理すると茶色く変色してしまうが、Zrを4.0質量%、Cを0.2質量%含むAl−Zr−C合金の場合には、同条件で熱処理を行なっても茶色く変色せずに金属光沢を保つことができる。炭素を含んでいることにより、熱処理による合金相形成時の体積変化を抑制できるだけでなく、最表面に合金相が露出しなくなり、高温耐性が向上する。
<アルミニウム合金の製造方法>
本発明の実施形態に係るアルミニウム合金の製造方法は、溶融塩にアルミニウムハロゲン化物と添加元素含有化合物と平滑化剤とを添加した溶融塩浴を用いて溶融塩電解を行なうことによって、基材の表面にアルミニウム合金を電着させる電解工程、を含むものである。また、前記アルミニウム合金の製造方法は、前記基材の表面に電着したアルミニウム合金を、250℃以上、500℃以下の温度で熱処理をする熱処理工程を更に有することが好ましい。以下に、各工程及び各構成を詳述する。
−電解工程−
電解工程は溶融塩浴を用いて溶融塩電解を行なうことによって基材の表面にアルミニウム合金を電着させる工程である。
溶融塩浴中で基材の表面にアルミニウム合金を電着させるためには、例えば、溶融塩浴中に基材とアルミニウムとを対向させて配置し、基材を整流器の陰極側に、アルミニウムを陽極側に接続して両極間に電圧を印加すればよい。基材の表面に効率よくアルミニウムを電着させるためには、対向する面の面積が基材よりも大きいアルミニウムを用いることが好ましい。
溶融塩浴は、溶融塩に、アルミニウムハロゲン化物と、添加元素含有化合物と、平滑化剤とを添加したものであればよい。なお、溶融塩浴中には、不可避的不純物として他の成分を含んでいても構わないし、本発明の実施形態に係るアルミニウム合金の製造方法の効果を損なわない範囲において、意図的に他の成分を含有していても構わない。
電解工程は電流密度が10mA/cm2以上、60mA/cm2以下となるようにして行なうことが好ましい。電流密度が前記範囲内にあることにより、より平滑性に優れたアルミニウム合金を得ることができる。前記電流密度は、20mA/cm2以上、50mA/cm2以下であることがより好ましく、30mA/cm2以上、40mA/cm2以下であることが更に好ましい。
また、電解工程において溶融塩浴の温度は使用する溶融塩浴の種類に応じて適宜調整すればよい。例えば、溶融塩浴として、アルキルイミダゾリウムハロゲン化物、アルキルピリジニウムハロゲン化物及び尿素化合物からなる群より選択されるいずれか1種以上の溶融塩形成化合物を使用する場合には、前記溶融塩浴の温度が15℃以上、110℃以下となるように調整しながら電解工程を行うことが好ましい。溶融塩浴の温度を15℃以上にすることにより、溶融塩浴の粘度を充分に低くすることができ、アルミニウム合金の電着効率を向上させることができる。また、溶融塩浴の温度を110℃以下にすることで、アルミニウムハロゲン化物の揮発を抑制することができる。前記溶融塩浴の温度は30℃以上、80℃以下であることがより好ましく、40℃以上、70℃以下であることが更に好ましい。
なお、電解工程においては、前記溶融塩浴は攪拌しても良いし、攪拌しなくても構わない。
(溶融塩)
溶融塩は、アルミニウムを溶融塩電解することが可能な公知の溶融塩を用いることができる。
例えば、塩化物系やフッ化物系の溶融塩を用いることができる。塩化物系の溶融塩としては、例えばKCl、NaCl、CaCl、LiCl、RbCl、CsCl、SrCl、BaCl、MgClや、これらの共晶塩などを用いることができる。またフッ化物系の溶融塩としては、例えばLiF、NaF、KF、RbF、CsF、MgF、CaF、SrF、BaFや、これらの共晶塩などを用いることができる。
上記の溶融塩のなかでも、安価で入手が容易という点からは、KCl、NaCl、CaClを用いることが好ましい。
また、融点を低くするという観点からは、前記溶融塩は、アルキルイミダゾリウムハロゲン化物、アルキルピリジニウムハロゲン化物及び尿素化合物からなる群より選択されるいずれか1種以上の溶融塩形成化合物を含むものであることが好ましい。前記溶融塩形成化合物としては、アルミニウムハロゲン化物と混合した場合に110℃程度以下で溶融塩を形成するものを良好に用いることができる。
アルキルイミダゾリウムハロゲン化物としては、例えば、1,3位にアルキル基(炭素原子数1〜5)を持つイミダゾリウムクロリド、1,2,3位にアルキル基(炭素原子数1〜5)を持つイミダゾリウムクロリド、1,3位にアルキル基(炭素原子数1〜5)を持つイミダゾリウムヨーシド等が挙げられる。
より具体的には、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムクロリド(EMIC)、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムクロリド(BMIC)、1−メチル−3−プロピルイミダゾリウムクロリド(MPIC)等が挙げられるが、これらの中でも1−エチル−3−メチルイミダゾリウムクロリド(EMIC)を最も好ましく用いることができる。
アルキルピリジニウムハロゲン化物としては、例えば、1−ブチルピリジニウムクロリド(BPC)、1−エチルピリジニウムクロリド(EPC)、1−ブチル−3−メチルピリジニウムクロリド(BMPC)等が挙げられるが、これらの中でも1−ブチルピリジニウムクロリドが最も好ましい。
尿素化合物は、尿素及びその誘導体を意味するものであり、例えば、下記式(1)で表される化合物を好ましく用いることができる。
Figure 2017206739
但し、式(1)においてRは、水素原子、炭素原子数が1個〜6個のアルキル基、又はフェニル基であり、互いに同一であっても、異なっていてもよい。
前記尿素化合物は上記の中でも、尿素、ジメチル尿素を特に好ましく用いることができる。
前記溶融塩形成化合物を用いる場合には、アルミニウムハロゲン化物と溶融塩形成化合物との混合比が、モル比で1:1〜3:1の範囲になるようにすることで、前記基材の表面にアルミニウム合金を電着させるのに適した溶融塩浴となる。
(アルミニウムハロゲン化物)
前記アルミニウムハロゲン化物は、例えば、塩化アルミニウム(AlCl)、臭化アルミニウム(AlBr)、ヨウ化アルミニウム(AlI)等が挙げられるが、これらの中でも塩化アルミニウムが最も好ましい。
(添加元素含有化合物)
添加元素含有化合物は、目的となるアルミニウム合金に含まれる元素を含有する化合物であればよい。例えば、Al−Zr合金を製造する場合にはZrCl等を、Al−Cu合金を製造する場合にはCuCl等を、Al−Cr合金を製造する場合にはCrCl等を、Al−Zn合金を製造する場合にはZnCl等を用いることができる。
溶融塩への添加元素含有化合物の添加量は、アルミニウム合金が添加元素をどの程度含むようにするかに応じて適宜調整すればよい。例えば、溶融塩浴中における濃度が0.001mol/L以上、0.1mol/L以下程度となるように溶融塩に添加元素含有化合物を添加すればよい。
(平滑化剤)
前記平滑化剤は、塩化1,10−フェナントロリン一水和物、1,10−フェナントロリン一水和物、及び1,10−フェナントロリンからなる群より選択されるいずれか一種以上であればよい。これらの平滑化剤は、基材の表面に電着するアルミニウム合金中に取り込まれることで、本発明の実施形態に係るアルミニウム合金が含有する炭素源となる。また、基材の表面に電着するアルミニウム合金中に平滑化剤が取り込まれることにより、平滑で鏡面状のアルミニウム合金が得られる。
溶融塩浴における平滑化剤の濃度は、基材の表面に電着するアルミニウム合金におけるCの濃度が0.01質量%以上、10.0質量%以下となる濃度にすればよく、用いる平滑化剤の種類に応じて適宜変更すればよい。
塩化1,10−フェナントロリン一水和物を平滑化剤として用いる場合には、溶融塩浴中の濃度を0.03g/L以上、7.5g/L以下とすることが好ましく、0.1g/L以上、5.0g/L以下にすることがより好ましく、0.3g/L以上、1.5g/L以下にすることが更に好ましい。
1,10−フェナントロリン一水和物を平滑化剤として用いる場合には、溶融塩浴中の濃度を0.05g/L以上、7.5g/L以下とすることが好ましく、0.1g/L以上、2.0g/L以下にすることがより好ましく、0.3g/L以上、1.0g/L以下にすることが更に好ましい。
1,10−フェナントロリンを平滑化剤として用いる場合には、溶融塩浴中の濃度を0.1g/L以上、10g/L以下とすることが好ましく、0.25g/L以上、7g/L以下とすることがより好ましく、2.5g/L以上、5g/L以下とすることが更に好ましい。
(基材)
前記基材は表面にアルミニウム合金を形成する用途があるものであれば特に限定されるものではない。基材としては、例えば、銅板、鋼帯、銅線、鋼線、導電化処理を施した樹脂等を利用することができる。前記導電化処理を施した樹脂としては、例えば、ポリウレタン、メラミン樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等に導電化処理を施したものを利用することができる。
また、前記基材としての樹脂の形状はどのようなものでも構わないが、三次元網目状構造を有する樹脂成形体を用いることにより、最終的に、各種フィルター、触媒担体、電池用電極などの用途に優れた特性を発揮する三次元網目状構造を有するアルミニウム合金を作製することができる。また、不織布形状を有する樹脂を用いることによっても最終的に多孔質構造を有するアルミニウム合金を作製することができ、このようにして作製された不織布形状を有するアルミニウム合金も、各種フィルター、触媒担体、電池用電極などの用途に好ましく用いることができる。
−熱処理工程−
熱処理工程は、前記基材の表面に電着したアルミニウム合金を250℃以上、500℃以下の温度で熱処理をする工程である。
電解工程において基材の表面に電着したアルミニウム合金は平滑化剤由来のCを含むため、600℃程度の条件で熱処理を行なっても引張強さの低下が少ないアルミニウム合金である。また、250℃以上、500℃以下程度の環境下の場合には、寧ろ引張強さが向上する傾向にある。
本発明の実施形態に係るアルミニウム合金の製造方法によれば、溶融塩電解における電流密度や温度を調整することで組織制御が可能であり、溶射アルミニウム合金に比べて緻密で微細な組織のアルミニウム合金を製造することができる。更に、600℃程度の熱処理を行なっても金属光沢が失われない程に耐酸化性が向上したアルミニウム合金を得ることができる。
以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、これらの実施例は例示であって、本発明のアルミニウム合金及びその製造方法はこれらに限定されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲の範囲によって示され、特許請求の範囲の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
[実施例1]
−電解工程−
(溶融塩浴)
塩化アルミニウム(AlCl)と、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムクロリド(EMIC)との混合比がモル比で2:1となるように混合して45℃に加熱した。そして、ZrClを0.002mol/L、塩化1,10−フェナントロリン一水和物を0.3g/Lをとなるように添加して溶融塩浴1を作製した。
(基材)
基材として5.0cm×12.0cm×0.3mmtのSUS箔を用意した。
(溶融塩電解)
上記で用意した溶融塩浴1を用いて、基材の表面にアルミニウムを電着させた。基材は整流器の陰極側に接続し、対極のアルミニウム板(純度99.99%)を陽極側に接続した。溶融塩浴1の温度は45℃となるようにし、また、電流密度は30mA/cmとなるように制御した。
これにより基材の表面に、Zr及びCを含有するアルミニウム合金が電着した。
(剥離)
基材の表面に電着したアルミニウム合金を剥離することによって、厚さが15μmのアルミニウム合金1を得た。
[実施例2]
ZrClの濃度を0.005mol/Lとした以外は溶融塩浴1と同様にして溶融塩浴2を作製した。
そして、溶融塩浴2を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金2を得た。
[実施例3]
ZrClの濃度を0.012mol/Lとした以外は溶融塩浴1と同様にして溶融塩浴3を作製した。
そして、溶融塩浴3を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金3を得た。
[実施例4]
ZrClの替わりにCuClを濃度が0.002mol/Lとなるようにして用いた以外は溶融塩浴1と同様にして溶融塩浴4を作製した。
そして、溶融塩浴4を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金4を得た。
[実施例5]
CuClの濃度を0.005mol/Lとした以外は溶融塩浴4と同様にして溶融塩浴5を作製した。
そして、溶融塩浴5を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金5を得た。
[実施例6]
CuClの濃度を0.012mol/Lとした以外は溶融塩浴4と同様にして溶融塩浴6を作製した。
そして、溶融塩浴6を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金6を得た。
[実施例7]
塩化1,10−フェナントロリン一水和物の濃度を0.05g/Lとした以外は溶融塩浴2と同様にして溶融塩浴7を作製した。
そして、溶融塩浴7を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金7を得た。
[実施例8]
塩化1,10−フェナントロリン一水和物の濃度を1.5g/Lとした以外は溶融塩浴2と同様にして溶融塩浴8を作製した。
そして、溶融塩浴8を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金8を得た。
[比較例1]
ZrClの濃度を0.0005mol/Lとした以外は溶融塩浴1と同様にして溶融塩浴9を作製した。
そして、溶融塩浴9を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金9を得た。
[比較例2]
ZrClの濃度を0.021mol/Lとした以外は溶融塩浴1と同様にして溶融塩浴10を作製した。
そして、溶融塩浴10を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金10を得た。
[比較例3]
塩化1,10−フェナントロリン一水和物の濃度を0.01g/Lとした以外は溶融塩浴2と同様にして溶融塩浴11を作製した。
そして、溶融塩浴11を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金11を得た。
[比較例4]
塩化1,10−フェナントロリン一水和物の濃度を2.5g/Lとした以外は溶融塩浴2と同様にして溶融塩浴12を作製した。
そして、溶融塩浴12を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金12を得た。
[比較例5]
塩化1,10−フェナントロリン一水和物を添加しなかった以外は溶融塩浴2と同様にして溶融塩浴13を作製した。
そして、溶融塩浴13を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金13を得た。
[比較例6]
塩化1,10−フェナントロリン一水和物を添加しなかった以外は溶融塩浴5と同様にして溶融塩浴14を作製した。
そして、溶融塩浴14を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウム合金14を得た。
[比較例7]
ZrClを添加しなかった以外は溶融塩浴1と同様にして溶融塩浴15を作製した。
そして、溶融塩浴15を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウムAを得た。
[比較例8]
ZrCl及び塩化1,10−フェナントロリン一水和物を添加しなかった以外は溶融塩浴1と同様にして溶融塩浴16を作製した。
そして、溶融塩浴16を用いた以外は実施例1と同様にしてアルミニウムBを得た。
−評価−
(含有元素の確認)
アルミニウム合金1〜14及びアルミニウムA、Bの組成をICP発光分光分析法によって確認した。結果を表1に示す。
(熱処理による外観の変化)
アルミニウム合金1〜14及びアルミニウムA、Bについて、600℃、1時間の熱処理を行い、その前後における外観の変化を目視により調べた。その結果を表1に示す。
(算術平均粗さRaの測定)
アルミニウム合金1〜14及びアルミニウムA、Bの表面について、レーザー顕微鏡により算術平均粗さRaを測定した。その結果を表1に示す。
(引張強さ)
アルミニウム合金1〜14及びアルミニウムA、Bを基材から剥離し引張試験により引張強さを測定した。試験片の形状は、幅20mm、長さ100mm、ゲージ長60mmとなるようにした。
また、基材から剥離したアルミニウム合金1〜14及びアルミニウムA、Bについて、600℃、1時間の熱処理を行ない、室温まで冷却してから同様に引張試験を行なうことにより引張強さを測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2017206739
(酸化膜の厚さの測定)
アルミニウム合金1、アルミニウムBについて、X線光電子分光を行なうことにより、酸化膜の厚さを測定した。その結果、アルミニウム合金1の酸化膜は8nmであり、アルミニウムBの酸化膜よりも10nm程度薄いことが確認できた。

Claims (8)

  1. Zr、Cu、Cr及びZnからなる群より選択されるいずれか一種以上の添加元素を0.010質量%以上、8.0質量%以下含み、更に、Cを0.01質量%以上、10.0質量%以下含む、アルミニウム合金。
  2. 熱処理を600℃、1時間の条件で行なった場合に、前記熱処理の前後で引張強さの低下率が20%以内である、請求項1に記載のアルミニウム合金。
  3. 表面の算術平均粗さRaが0.20μm以下である、請求項1又は請求項2に記載のアルミニウム合金。
  4. 厚さが3μm以上、40μm以下の箔状である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアルミニウム合金。
  5. 三次元網目状構造を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアルミニウム合金。
  6. 請求項1に記載のアルミニウム合金を製造する方法であって、
    溶融塩に、アルミニウムハロゲン化物と、Zr、Cu、Cr及びZnからなる群より選択されるいずれか一種以上の添加元素を含む添加元素含有化合物と、平滑化剤と、を添加した溶融塩浴を用いて溶融塩電解を行なうことによって基材の表面にアルミニウム合金を電着させる電解工程を有し、
    前記平滑化剤は、塩化1,10−フェナントロリン一水和物、1,10−フェナントロリン一水和物、及び1,10−フェナントロリンからなる群より選択されるいずれか一種以上であり、
    前記溶融塩における前記平滑化剤の濃度は、前記アルミニウム合金におけるCの濃度が0.01質量%以上、10.0質量%以下となる濃度、である、
    アルミニウム合金の製造方法。
  7. 前記基材の表面に電着したアルミニウム合金を、250℃以上、500℃以下の温度で熱処理をする熱処理工程、を更に有する請求項6に記載のアルミニウム合金の製造方法。
  8. 前記溶融塩は、
    アルキルイミダゾリウムハロゲン化物、アルキルピリジニウムハロゲン化物及び尿素化合物からなる群より選択されるいずれか1種以上の溶融塩形成化合物を含み、
    前記アルミニウムハロゲン化物と前記溶融塩形成化合物との混合比は、モル比で1:1〜3:1の範囲にある、請求項6又は請求項7に記載のアルミニウム合金の製造方法。
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